昭和59年築の団地をリノベ。開放感の決め手は「隠す収納」【リライフプラス】
ランドリールームと隣接するキッチンをつなげて、通り抜けられるようにする案もありましたが、採用しなかったのは、収納スペースを少しでも多く確保するためだったそうです。
各所の収納内部には、棚を多めに取り付けているのも特徴的です。
こうすることで、どこに何があるのかが分かりやすく、出し入れもしやすくなるからです。
「収納は苦手だったのですが、ストック食品などはカゴに入れるだけで絵になるから、雑多な入れ方でも夫にほめられます(笑)」と妻。
また、ダイニングからパントリー内部や冷蔵庫が見えないように設計されているのもポイントです。
寝室は、パープルの塗装壁で安らぎのある空間になっています。
隣接するWICにはあえて建具をつけず、出入りしやすいつくりにしています。
WICの中もやはり、可動棚やハンガーバーで使いやすくカスタマイズされています。
スペースがゆったりしていて、出かけるとき、帰ってきたときの心のオンとオフを切り替える場所にもなっているそうです。
最上階なので、グルニエ(小屋裏収納)も付いています。
グルニエは12畳もの広さがあり、季節外のものや布団などを収納しても、まだまだ余裕があるほどです。