片付けがはかどる「魔法の言葉」って?【前編】心理学を応用した片付け習慣・その20
12月に入り、年末の大掃除のことが気になる時期になりました。
窓や換気扇など、普段はなかなか掃除できないところにも手を伸ばす大掃除。
このタイミングで、「いらない物を処分しよう!」と考える方も多いのではないでしょうか。
でも、いざ捨てるとなるとなかなか思い切れない。「いや、これはまだ使うかも」「うーん、旅行のお土産だし……」と、結局あまり整理できず。
そんな方のために、今回は心理学的に見た「片付けがはかどる魔法の言葉」をお伝えします。
ノーベル経済学賞も受賞した心理学者、ダニエル・カーネマンによるプロスペクト理論を参照しながら参りましょう。
■ 直感は正しい?間違い?議論を呼んだ有名な実験!
行動心理学の第一人者であるダニエル・カーネマンは「人の直感」に関するこんな実験を行いました。
あなたも被験者になったつもりで、直感的に考えてみてください。
スイマー / PIXTA(ピクスタ)
「あなたは、3つの工場と6,000人の従業員を雇用する経営者です。今回、不景気の煽りを受けて工場を閉鎖することになりました。しかし、まだ選択肢があります。以下のA・Bのどちらのプランを選びますか?」