認知症の約20%も!「脳梗塞」「脳出血」で発症するって知ってた?
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ただ、判断力や記憶力は比較的保たれています。
また、手足に麻痺や感覚の障害、言語障害などの症状が現れることもあります。
日中に活動する意欲が少ないため、不眠や昼夜逆転につながり、その対応に振り回される家族も睡眠不足や大きなストレスを抱えてしまいます。■ 「介護施設」に入所して落ち着きを取り戻した父
その後、Aさんの父は「脳血管性認知症」を発症してしまいます。
夜中に窓を割って出て行こうとしたり、家の中を歩き回るようになりました。
Aさんは毎晩のように繰り返す父の対応に追われ、ついに疲労で倒れ入院してしまいます。
それを見かねたAさんのご主人は、父親をグループホーム(認知症の人を対象とした介護施設)に入所させることにしました。
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施設では父親に応じた介護プランが作られ、介護士が日々のケアを行います。
異常行動を繰り返していた父もよやく落ち着きを取り戻し、面会に訪れるAさんとも笑顔で会話できるようになりました。
Aさんの父親の場合、最初からデイサービスか施設か、という選択ではなく、自然の流れで最終的に施設に入所したケースです。