「成長別」子育てしやすい間取りをママさん一級建築士が提案・後編
住宅を購入する場合、10年後、20年後までの生活を考えて選んでいますか?
住まいは、子どもの成長や家族の変化に合わせ、間取りを工夫していくことが大切です。
前回は、子育てしやすい間取りの工夫について、お話しいたしました。
今回は一般的な「3LDKマンションの間取り」をもとに、子育てしやすい間取りを具体的にお話ししたいと思います。
■ 1.「マンション購入時」
新築マンションを購入したと仮定します。物件概要と購入者の設定は、以下のようになります。
- 3LDK71.30平米新築マンション
- 夫33歳妻31歳長女3歳長男1歳
洋室1は、夫婦の主寝室として、ずっと使います。
使い方が変わっていくのは、洋室2と和室になります。
子どもが乳児から幼児の時期は、とくにスキンシップの大切な時期です。
また、上の子、下の子それぞれに一部屋といった年齢ではないので、生活の主体はLDKと寝室になってきます。
赤ちゃんの様子を、いつも確認できるように、LDKにベビーベッドを置きます。
またLDK横の和室に布団を敷いて、長女と夫婦、親子3人で就寝します。
ぐっすり休みたいときは、夫婦のどちらかが主寝室(洋室1)