高齢者の生活動線のあり方~リハビリや脳の活性化にも効果的!
高齢になると筋力も弱まって転倒しやすくなり、あまり外出もしなくなりがちです。
家の中では何時間も座ったままということもよくあります。
住まいの中で体を動かすことが減少すれば筋力や体力はますます落ちていくでしょう。
こうしたことから、できるだけ日常的に家の中で歩くことをオススメします。
Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)
■ 廊下や段差を利用してリハビリや脳の活性化に
そのためには、家の中の動線をあまり短くしないほうが良いように思われます。
まだまだ自立歩行できる人は、自然に体を動かすことができるよう、長めの廊下や段差があってもいいように思います。
Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)
適度な運動の積み重ねは、筋力をはじめ脳の活性化にも役立ちます。リハビリが必要な人は家の廊下を歩いたり、段差や階段を上り下りしたりすることで、毎日少しずつ機能回復することができます。
つまり家に住んでいるだけで自然に歩くことになり、結果として最期まで自分で歩いてトイレにも行けるようになる、という効果が期待できます。
■ たくさん歩ける動線計画も考えてみる
必要以上に便利にして歩く距離を短くしたり、バリアフリーにしたりすると、身体能力の低下を進めてしまうことになりかねません。