確実に“出る”事故物件に住みたい!松原タニシさん【すまいの話、しませんか】no.9
様々なジャンルで活躍する方をゲストに迎えて、“すまい”にまつわるお話を伺うこのシリーズ。
それぞれのライフスタイルの中で、「家に求めるもの」や「大切にしているもの」を深掘りしていきます。
第9回目は、「事故物件住みます芸人」として東京、千葉などで7軒の事故物件に住み続けている、松原タニシさんが登場。
松原さんが考える住まいとは、どんな空間なのだろうか?
■ 人が死んだ賃貸住宅のイメージの強い「事故物件」の実態とは?
「初めての“事故物件”暮らしでは、怖いのを紛らわせるのに、スマホの美少女ゲームばかりやってましたね(笑)」。
そう振り返る松原さん。
事故物件というと人が死んだ賃貸住宅のイメージが強いが、松原さんによると実はそうではないらしい。
「不動産屋で『心理的瑕疵有』『告知事項有』などと表記される事故物件ですが、必ずしも人がそこで死んだわけではありません。
心理的瑕疵物件とは、例えば、隣りが暴力団の事務所や墓地といった精神的にイヤなことがある物件のこと。
ひとりでも入居があれば、事故物件ではなくなる……と思われがちですが、これはあくまでも業界ルールのようなもので、法で定められたものじゃない。