教育係は入社2年目に!新人に仕事を教える時に必要な「心構え」
会社組織のなかで重要なのは、毎年のように人が入れ替わるなかで、ノウハウや技術などを伝承し続けることにほかなりません。
そうでなければ組織の意味がないわけなので、そこに費やすエネルギーを惜しんではいけないわけです。
(2)教える循環をつくること
ただし、特定の誰かが教育の全責任を負う必要はなく、大切なのは全員が役割を分担し、「教える循環をつくる」ことだといいます。つまり、これがふたつ目の“心構え”。
たとえば学校の部活には、3年生が2年生に教え、2年生が1年生に教えるという循環があるものです。
会社でも同じように、入社2年目の時点で新入社員の教育係を務められるようになれば、3年目以上の社員の負担はかなり軽減されるはず。
このように「教える」という行為を血液のように循環させることが、組織にとっての生命線になるという考え方です。*
経験に基づく著者の言葉には、強い説得力があります。
そんなこともあり、教え方で悩んでいる人にとっては、大きく役立つ内容だといえそうです。
(文/書評家・印南敦史)
【参考】
※齋藤孝(2015)『たった1日でできる人が育つ! 「教え方」の技術』PHP研究所
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