知ればパワーをもらえる!80歳で開業したおばあちゃんの生き方
授業が終わったら学校内にあるテーブルを借りてその日に習ったことを復習し、家に戻ったらもう一度テキストを音読する、という徹底ぶり。
「教科書の習った部分を、次の授業までの3回は繰り返し勉強するように」といわれていたので、クラスメートの4倍の年齢やらなければと思ったそう。若い人が3回やるなら、自分は12回というわけです。
しかもどんどん学ぶ内容が増えるので、自分の時間のすべてを費やさなければ間に合わないと考えたといいます。
次第に楽しくなって勉強にのめりこんだそうですが、そこまで自分を追い込んで努力できたことはすごいとしかいえません。
■「働く場所がないから起業」80歳で不動産屋開業
晴れて宅建に合格した著者でしたが、それまでは専業主婦しかしたことがなかったのだとか。80歳で社会人一年生、実務経験ゼロ。もちろん雇ってくれるような会社はありません。
でも、「せっかく猛勉強して資格を取得したのだから、なんとか社会のなかで生かしてみたい」と起業を決意。不動産を取り扱う者として必要な火災保険と損害保険の募集人資格もすべて取得し、「起業に向けて精いっぱいやってみよう!」と気持ちを固めたといいます。