10分間で集中力が取り戻せる!心を穏やかにするシンプルな演習
■1:内的対話を鎮める
これは、意識の源である静止と静寂の場に接するシンプルな方法。心に、元来の自然な状態である静けさと、無理なく集中できることを再発見させるための演習だそうです。
(1)目を閉じて、静かに座る。
(2)呼吸を落ち着かせる。
(3)胸の中心に注意を集中させる。
(4)息を吸うとき、「ソー」という音節に意識を置き、吐くときは「ハム」という音節に意識を置く。
(5)空気が自分の体に入ってくるのを感じ、音がやさしく巡るのを感じる。
(6)空気が自分の体から出ていくのを落ち着いて感じる。
「ソーハム」「ソーハム」
これは古代インドのマントラで、「アイアム」や「アーメン」「オーム」といった音に置き換えても同じ効果がもたらされるのだとか。
これを10分から20分間続けるといいそうですが、このシンプルな瞑想は、絶え間ないおしゃべりから心を解放してくれるのだといいます。
著者によると、気を散らす原因は3つあり、それは(1)外部の騒音、(2)体内の感覚、そして(3)思考。だからこそ、いずれかに気づいたら、「ソーハム」という音に合わせた呼吸に楽な気持ちで戻るといいのだそうです。