福岡の明太子メーカーが利益の20%を寄付してもNo.1な理由
とも名乗っていないのだそうです。
それどころか、明太子の製法特許や商標登録さえとっていないというのですから、ただただ驚くしかありません。
「いろいろな会社があったほうがお客様が喜ぶから」ということがその理由。心が広いとしかいえないこの会社の原点は、「社会貢献」「地域貢献」にあるのだそうです。
現在、「ふくや」を引き継いでいるのは創業者の2人の息子。しかし、創業者が築いた精神はしっかりと受け継がれているのだといいます。
製造のすべてを自社で行なっているのはもちろんのこと、お客さまアンケートを実施し、日に200件、年間6万件におよぶアンケートに全社員が目を通したり、全社員に販売士の資格を取らせたりするなど、顧客サービスや商品開発を徹底しているというのです。
■利益の20%にあたる1.5億円を寄付!
しかも「ふくや」の姿勢について、著者にはそれら以上に感銘を受ける部分があるのだといいます。
それは、社会貢献にかける“尋常ならざる姿勢”。なにしろ、現在「ふくや」は、イベントやスポーツ支援、文化支援など大小合わせて150もの事業に対して寄付活動を行なっているというのです。
それだけのことをしていれば、当然のことながら寄付に使うお金も膨大。