くらし情報『本には感情をとかす力がある!震災から1ヶ月の心のケアに物語を』

2016年5月18日 20:00

本には感情をとかす力がある!震災から1ヶ月の心のケアに物語を

詩人のまど・みちおさんや児童書作家の岡田淳さん、上橋菜穂子さんといった児童文学の担い手へのインタビュー、ブックスタート活動や読み聞かせの現場を取材した記事などに加えて、東日本大震災以降に同紙に掲載された、被災地での活動を伝えた記事も採録されています。

被災地に絵本を届ける「3.11絵本プロジェクトいわて」の記事は、その一環で2011年4月27日に紙面に掲載されたもの。震災からひと月あまりが経った4月16日、プロジェクトのメンバーが岩手県大船渡市内の保育所を訪れたときの様子が記されています。

当時、道の両脇には打ち上げられた漁船やがれきの山。風が吹けば車の破片や家の断熱材が飛び散る恐れもあり、外で遊ぶことができない園児たち、そして親たちにもストレスがたまっていました。

この日、保育所に運び込まれた絵本は400冊。同プロジェクトの「被災地の子どもたちに絵本を」との呼びかけに応えて全国から寄せられたものでした。

絵本『はらぺこあおむし』の読み聞かせに身を乗り出して聞き入り、にぎやかに声を上げて楽しんだ園児たち。


「好きな本を選んでいいですよ」と声をかけられ、うれしそうに絵本に一斉に駆け寄りました。

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