逆に労働時間が増える可能性も!朝型勤務の「意外なデメリット」
それでは休日にリフレッシュするのも難しくなります。
(3)朝型勤務は家族にも影響する
働く人に合わせて、家族の生活も変化します。
先ほどの『PRESIDENT Online』の記事では、「朝型勤務の夫に合わせて早起きしなければならない」と愚痴をこぼす奥さんの話や、長距離通勤のため家族と一緒に朝食をとれない方の事例が紹介されています。
また、子育て中の女性の場合、保育園や幼稚園が開いていない時刻に出勤する必要があるため、託児所やベビーシッターに預ける必要があるという問題もあるそうです。
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朝型勤務はたしかに多くのメリットがありますが、なかにはさまざまな事情で生活の変化に対応できない人がいるのも事実。本当に必要なのは、朝早く起きて仕事をし、早く帰宅することではなく、自分のライフスタイルや職業にあった生活リズムを自由に選択して働ける社会を皆でつくっていくことではないでしょうか?
(文/堀江くらは)
【参考】
※「労働時間管理と効率的な働き方に関する調査」(企業調査)結果-独立行政法人労働政策研究・研修機構
※「朝型勤務」制度の導入-伊藤忠商事株式会社
※営業部はNO! 「朝型勤務」