2016年8月31日 23:02
簿記は意外と簡単!ノートの左側に「パン100円」と書けばOK
と記入すればいいわけです。
これが簿記の基本だというわけで、なるほど、身近な話題に当てはめて考えれば、とてもシンプルだということがわかります。
■簿記を身に付けて得られるメリット
では、実際に簿記を身につけたとき、具体的になにができるようになるのでしょうか?
ビジネスパーソンとしての最大のポイントは、会社の「経営状況」と「儲け」を知ることができることだといいます。
たとえばA社の金庫には現金500万円が入っていて、B社の金庫には1000万円が入っている場合、どちらの経営状態がいいかといえば、単純に考えればB社です。
しかし、もしB社には借金が800万円あり、A社は借金ゼロだったとしたら?
この場合、答えは金庫を見てもわかりませんが、帳簿を見ればわかるわけです。B社の帳簿には、「借金(負債)800万円」ときちんと書いてあるから。
つまり正確には、A社のほうが経営状態がいいということ。
帳簿を全く知らない人はB社のほうが儲かっていると考えてしまうけれども、簿記を理解している人は、A社のほうが経営状態がよいことにすぐ気づけるのです。
なるほど、そう考えると、簿記の重要性が分かる気がします。