2023年9月25日 05:40
筋トレでついた余計な筋肉は腰痛の原因に!?老けない体をつくるには家事がおすすめなワケ【医師解説】
この先も続く長い人生を、誰もがいつまでも元気に若々しく過ごしたいと願っています。老化に負けずに健康な体と心を保つにはどうすれば良いのでしょうか。『「一生老けない」にいいこと超大全』の著者で、テレビ番組などでもおなじみの白澤卓二先生に老けないための体作りと心構えについてうかがいました。
教えてくれたのは…
白澤卓二先生(お茶の水健康長寿クリニック院長)
1958年神奈川県生まれ。医学博士。専門は寿命制御遺伝子の分子遺伝子学、アルツハイマー病の分子生物学、アスリートの遺伝子研究。『100歳までボケない101の方法』、『老いに克つ百寿の生き方』など著書は200冊以上。テレビ番組にも多数出演し、わかりやすい医学解説が好評を博している。
家事をしっかりおこなうことが運動になる
――健康維持には体を動かすことが大切だといわれています。老けない体をつくるには、どのような運動をするのが良いのでしょうか?
白澤先生運動は日常生活の中でおこなう動きをスムーズにするために必要なことです。
運動と聞くと腕立て伏せや腹筋のような動作をイメージしがちですが、例えば主婦の方が料理や掃除をするときに、腕立て伏せや腹筋をするときのような筋肉の使い方は必要ないですよね? 腕立て伏せや腹筋ではなく、雑巾がけをする、布団の上げ下げをする、洗濯物を物干し竿に干す、といった家事をしっかりとおこなうことが運動になる、と考えるのが良いと思います。