くらし情報『え?閉経後は内臓脂肪が2倍の速さで増えていく!?更年期世代の太るメカニズムとは【医師解説】』

2023年12月20日 01:40

え?閉経後は内臓脂肪が2倍の速さで増えていく!?更年期世代の太るメカニズムとは【医師解説】

女性の場合、39歳ごろまでは女性ホルモン「エストロゲン」の働きで皮下脂肪がつきやすく、内臓脂肪がつきにくい状態が続きます。なぜかというと、妊娠や出産に関わる骨盤内の臓器を保護するために、エストロゲンが腰周りを中心に皮下脂肪をつける働きをするからです。しかし、エストロゲンの分泌量は30代後半から減少します。

――その結果、体にはどんな変化が生じるのでしょうか?

栗原先生エストロゲンの分泌量が減ると皮下脂肪がたまりにくくなり、内臓脂肪がたまりやすくなります。一説では、45歳~55歳で閉経すると、その後は以前の2倍の速さで内臓脂肪が増えていくといわれています。

セルフチェックで内臓脂肪の状態を知る

紙とペンイメージ
――ウーマンカレンダー世代はまさに更年期の年代なのですが、知らぬ間に内臓脂肪が増えている可能性がある、ということでしょうか?

栗原先生ぽっこりお腹が気になっても、内臓脂肪がどれくらいあるのかは健康診断を受けないとわからないものなんです。まずは、下記のセルフチェックをしてみてください。

【1】朝食を食べないことが多い
【2】夜遅い時間に夕食をとることが多い
【3】食事にかける時間が15分以下
【4】食事中ずっと手に箸を持っている
【5】カレーやどんぶり物、麺類が大好き
【6】濃い味のおかずでご飯を食べるのが好き
【7】肉や魚はあまり食べないほうである
【8】おやつにお菓子や果物を必ず食べる
【9】野菜はあまり食べないほうである
【10】お酒が好きで週5日以上飲んでいる
【11】体重計に乗ることがほとんどない
【12】仕事はリモートワークが中心
【13】休日は自宅で過ごすことが多い
【14】他の人より歩くのが明らかに遅い
【15】階段を一気に上ることができない
【16】徒歩15分ほどの距離でもバスかタクシーで
【17】通勤や仕事、買い物に車を使っている
【18】歯磨きにかける時間は5分以下
【19】睡眠時間は平均して6時間以下
【20】仕事や家庭でストレスを抱えている

→チェック項目が1~5はちょっとリスクあり
まだそれほど心配する必要はありませんが、チェック項目が食事(1~10)

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