2021年5月10日 23:00
「関節が痛い…」関節痛は加齢が原因?それとも病気?【医師監修】
毎日忙しい40代、50代にとって体の痛みは切実なもの。年を重ねるごとに“体の節々が痛い”と感じる人は多いようです。ただの加齢によるものなのか、女性ホルモンが減る更年期の影響によるものなのか、それとも病気なのか、原因をハッキリ知りたいという人は多いのではないでしょうか。そこで、産婦人科医の駒形依子先生に40代、50代女性の関節痛と更年期の関係について聞きました。
関節痛の原因特定は難しい
関節痛に悩まされるときは、まずは整形外科を受診する人が多いでしょう。しかし、そこでは原因が特定できずイマイチ納得できない人が多いのでは、と先生は言います。
「関節リウマチや変形性関節症などの検査をして、問題ない場合は湿布や痛み止めを処方されて、痛みが治まるまで電気をかけるということになるでしょう。まれではありますが、関節リウマチ以外の膠原病(こうげんびょう/皮膚や骨、血管、関節などに炎症が見られる病気の総称)の可能性もあります。ただ膠原病を見るのは内科になりますので、なかなかここまで行き着かないというのが現状です。
関節痛は、原因を探るのが難しい症状です。体重や体のゆがみが影響していることもあります。