2022年6月9日 09:40
四十肩の「やりがちNG」とは?肩が動かなくなることもある四十肩予防のために大切なこと【医師監修】
治療は、薬で炎症と痛みを抑え、肩関節を動かす体操をおこなうことなどが基本になります。ほかの病気(腱板炎、腱板断裂など)の可能性もあるので、肩が痛んで動かせない症状がある場合は整形外科を受診して検査しましょう」(中村先生)
四十肩・五十肩は放っておいて治るのを待った人もいるかと思いますが、放っておくと危険なことも…。
「すべての関節は動かさないと退化してしまいます。四十肩・五十肩を放っておいて半年がたち、痛みは引いたけれど腕が少ししか上がらない、悪化すると肩がまったく動かせない、いわゆる凍結肩(フローズンショルダー)になることも。これを避けるためにも、症状が出たらすぐに受診するのがベスト。放っておかないで」(中村先生)
予防するためにできることは?
基本的な生活習慣の見直し・改善を
「四十肩・五十肩は突然、何の前触れもなく起こるようなことが言われていますが、そんなことはありません。特に変わったことはしていないという患者さんが多いですが、よくよく聞けば日常生活の中できっかけになることが起こっています。
例えばゴルフの打ちっぱなしに行った、などです。
日々、筋肉や動きの質は落ちてきているのですから、あるときに耐えきれなくなって、【いつもおこなっていること】をきっかけに発症することがあります」