2023年2月17日 12:10
「歯がしみる…」つらい知覚過敏はなぜ起こる? 知覚過敏を引き起こすNG行動は?【医師解説】
これらにより、加齢とともに知覚過敏が起きやすくなります。
知覚過敏はひどくなると、象牙質露出により、冷たい物、温かい物、甘い物のほか、冷たい空気を吸ったときや歯ブラシを当てたときなどすべての刺激を痛みとして感じ、さらに悪化するとくさび状欠損(歯と歯肉の境目にあるエナメル質が削られている状態)と歯の根元がえぐれるようになります。この場合、根元にプラスチックの詰め物をすることになります。
また、歯が削れる原因になるので、できるだけ研磨剤が入っている歯磨き粉を使わないことも私はおすすめしています。
まとめ
知覚過敏は強い力で歯を磨くこと、無意識の食いしばり、年齢を重ねるとともに進行する歯肉退縮などで起こりやすくなります。知覚過敏になってしまったら歯ブラシは力をかけ過ぎない、上下の歯が接触していたら歯を離す、マウスピースを装着するという対処をおこないます。また、知覚過敏用の歯磨き粉を使用するのも良いでしょう。歯がしみるほか、気になる症状があれば早めに歯科医院を受診してくださいね。
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