2023年2月17日 12:10
「歯がしみる…」つらい知覚過敏はなぜ起こる? 知覚過敏を引き起こすNG行動は?【医師解説】
マウスピースは、歯科医院で作成すれば保険適用となるので費用はだいたい5000円程度となります。一般的にマウスピースは上の歯に装着することが多いです。これは下顎は動くけれど上顎は動かないので、動かないほうの上の歯に装着し、下顎は動きやすくしておくためです。ただ、昼に装着する場合、上の歯につけると話しづらいので下の歯にする場合もあります。実際、私も昼用は下の歯に装着しています。
もし上下の歯が接触していると気付いたときは、上下の歯を離す、口を開ける、大きく深呼吸する、天井を見る(顎を上げる)なども意識しておこないましょう。普段よく目にするパソコンやテレビなどに「歯を接触させない」「食いしばらない」などと紙に書いて貼っておくのもおすすめです。
悪化すると歯の根元に詰め物が必要に
このように人は年齢を重ねるごとに歯を必要以上に酷使しています。
さらに1年で0.02mm歯肉退縮(歯茎が下がること)が起こります。1年で0.02mmというととても小さなことと思うかもしれませんが、25年で0.5mm、50年で1mmにもなります。歯肉退縮は適度な力による正しいブラッシングで改善することもありますが、なかなか難しいのが現状です。