くらし情報『40代では2人に1人にある!? 「子宮筋腫」ってどんな病気? 原因は? 受診の目安は?【医師監修】』

2023年5月21日 10:10

40代では2人に1人にある!? 「子宮筋腫」ってどんな病気? 原因は? 受診の目安は?【医師監修】

「子宮を構成する平滑筋という筋肉が増殖してできる良性の腫瘍です。小さなものを含めればほとんどの女性にあると言ってよく、40代では2人に1人にはあるとされています。

40代で多いのは、小さいために健診で指摘されることもなく、症状もないことで治療をしてこなかったからです。子宮筋腫はできる箇所によって3種類あります」(駒形先生)。

  • 筋層内筋腫(最も多く、多発しやすいが症状が出にくい)
  • 粘膜下筋腫(小さくても症状が強い)
  • 漿膜下筋腫(大きくなるまで無症状が多い)
  • 【主な症状】
    • 経血にレバーのような血の塊が混じる
    • 経血の量が多くなる
    • 月経期間が長引く
    • 月経期間中に下腹部が張る
    • 不正出血がある
    • 下腹部に硬いしこりを感じる
    • 貧血の症状がある
    • 頻尿や便秘がある
    • 腰痛や下腹部痛がある
    上記にあるような症状がつらい場合は婦人科を受診すると良いでしょう。特にない場合は経過観察で大丈夫です。治療には薬物療法と手術療法があります。出産を希望しない場合は子宮全摘出手術を選ぶ人もいます」(駒形先生)。


    子宮筋腫はどうしてできる?

    下腹部を押さえる女性

    女性ホルモンにより筋腫が成長する
    それでは、症状が強くない限り、子宮筋腫と指摘されてもあまり気にしなくて良いということでしょうか。

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