2023年6月23日 09:10
え? 肥満だけでなく、老化を促進する!? 肉料理に潜む「老化の素」を抑える神ワザとは【専門医監修】
山岸先生は、AGEが体内にたまる仕組みは2通りあると言います。
「一つは、体内で作られる“ 内因性AGE ”。主食や甘い物などをとったときの血糖値の上昇は、糖化を促進させます。この状態が長く続くことでAGEはどんどん作られ、たまっていきます。
もう一つは食べ物から体内に入る “ 外因性AGE ” 。
食事に含まれているAGEを過剰にとることで体内にたまっていきます。食事に含まれるAGEのうち約7%が体内に吸収され、生体内に存在するAGEの約1/3がこの外因性AGEといわれています」。
長時間高温調理のメニューが老化を早める
それでは、どのような食事にAGEが多いのでしょうか。
山岸先生は
「食材を焼いたり、揚げたり、高温で調理する過程でAGEが多く発生します。
せっかくスタミナ補給のためにとった食事が、逆に老化物質(AGE)を体の中に取り込むことになり、老化を進めてしまいます」と話します。
そして、食品中に含まれているAGE値はexAGE(イーエックスエージーイー)という数値で表されると言います。
「以下は、文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会報告『日本食品標準成分表2010』を参考に食材の成分と加工、調理方法を考慮して算出したものです。