くらし情報『教育資金づくりの定番は、学資保険だけじゃない!家計に合った保険商品の選び方』

教育資金づくりの定番は、学資保険だけじゃない!家計に合った保険商品の選び方

「子どもが生まれたら学資保険に入りなさい」親からそう言われて教育資金づくりを意識するようになった人は多いのではないでしょうか。でも、教育資金を準備できるものは学資保険だけではありません。本コラムでは学資保険以外の保険を活用して教育資金を準備する方法をわかりやすく解説します。また、昨年(2014年)国会で可決された保険業法の一部改正により、保険加入の際に受けるアドバイスに変化の兆しがみえています。保険選びがどのように変わっていくのか。その方向性についてもお話しします。

目次

・教育資金を効率よく貯めるために必要な4つの要素
・保険料の払込期間と解約返戻金をチェックする
・保険募集時に義務付けられた「意向把握」と「情報提供」。保険業法改正で保険提案はこう変わる!

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教育資金を効率よく貯めるために必要な4つの要素

皆さまはデヴィッド・バックという人をご存じですか?アメリカで活躍している資産コンサルタントです。彼の著書「自動的に大金持ちになる方法[オートマチック・ミリオネア]」には、資産形成を成功させるには次の要素を満たす必要があると書かれています。


  1. 日常のちょっとした無駄(コーヒーやたばこなどの「ラテマネー(注:著書に出てくる言葉)を節約する
  2. 毎月の給与から一定割合を積み立てる
  3. 積み立ての一部を投資にまわす
  4. 長く続ける
教育資金という資産形成をする場合、必要となる時期・金額がほぼ明確です。学費を払うタイミングで資金が足りないのは困るので、そうならないようにゴール設定を明確にして、積み立てを行うことになります。また、貯金が苦手な人は「続ける」ことが苦手なことが多いので、上記の要素を教育資金づくり向けに、次の言葉に置き換えてみました。

  1. 小さな無駄を節約して、積み立てにまわすお金を捻出する
  2. 毎月の給与から一定額を積み立てる
  3. 必要な時期に資金が用意できるものを選ぶ
  4. 解約しにくい金融商品を選ぶ
教育資金づくりのための金融商品を選ぶときは、まず、4.解約しにくい商品を選ぶこと。特に貯金が苦手な人はこの要素が外せません。学資保険や貯蓄性のある生命保険の場合、短期間で解約すると解約控除(解約の手数料のこと)がかかる仕組みになっているので、解約しにくい(=続けやすい)ところがいいですね。

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