くらし情報『5分でわかる!家計簿相談室 『あと10年で教育資金と老後資金を準備したい。貯蓄目標額はどう考えたらよい?』』

5分でわかる!家計簿相談室 『あと10年で教育資金と老後資金を準備したい。貯蓄目標額はどう考えたらよい?』

■教育資金は進路によって大きく変わります
まずはじめに、お子さまの教育資金についてです。必要な教育費はどのような進学プランを選ぶかによって大きく変わります。

’表1

表1によると、小学校から高校まですべて公立を選択した場合、かかる費用の目安は約461万円です。
単純に12年間で割ると、年間約38万円、月当たり約3万2千円です。
お住まいの地域や習い事などにかかる費用によっても変わってきますが、基本的には日々の家計費のなかで賄うようにしましょう。

一方、大学進学のための費用は、入学手続き時や進級時にまとまった額の支払いが必要になります。これらの学納金については、家計費の中から捻出するのではなく、「大学進学資金」として別に確保しておきましょう。

仮に、私立理系を選択したとすると、かかる費用は4年間で約522万円です。
現在の貯蓄額1,000万円から、大学進学資金として約500万円をあらかじめ確保しておけば、教育資金の準備については、ひとまず安心といえるでしょう。

学資保険代わりに加入されているという低解約返戻金型終身保険は、解約せずに据え置くことで、年々返戻率を上げられるというメリットがあります。払い込みが完了するのはお子さまが中学生になる頃。中学、高校から私立へ進学したり、大学で下宿生活になったりすると費用はふくらみます。費用が増えた場合に備えて解約せず、継続しておくとよいですね。


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