【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第15回目 40代は保障の見直しどき 子どもの成長などに合わせてスリムに
論語「四十にして惑わず」の通り、ものの考え方やライフスタイルが固まってくる40代。自分やパートナーのキャリア、子どもの進路など、将来進む道が見えてくる時期でもあります。今の暮らしにあった備えになっているか、保険の棚卸を行いましょう。無駄な保障があなたの家計を苦しめているかもしれません。
【1】死亡保障は子どもの成長に応じて減らしていく
生命保険(死亡保険)は、主に万一のとき家族の暮らしを支えるために加入するものですが、ずっと同じ保障を備えておく必要はありません。残された家族がひとり立ちするまでの備えがあればいいので、死亡保障のピークはいちばん下の子どもが生まれたとき。その後、家族の成長とともに死亡保障額は少しずつ減っていきます。
20~30代で結婚・出産し、それを機に保険に入り、そのままになっている人は死亡保障をかけすぎているかもしれません。
適切な死亡保障額を計算し直してみてください。
では、イメージをつかんでもらうために、今後かかる教育費をもとに死亡保障をプランニングしてみましょう。下記はそれぞれの段階でかかる教育費の例です。空欄になっている右側の図を埋めて、あなたの家計の教育費を考えてみましょう。
(※保育料は自治体によって異なるため、神奈川県横浜市の例をあげています)
※出典:文部科学省「子どもの学習費調査(平成22年度)」より
※統計値は神奈川県横浜市の平成24年度保育料(第1子)親の年収500万円の場合(配偶者控除等なし、社会保険料控除33万円、生命保険料控除5万円)
※兄弟姉妹で認可保育所、幼稚園、認定こども園に通っている場合、2人目の保育料は割引に、3人目以降の保育料は無料になります(神奈川県横浜市の場合)
※出典:文部科学省「子どもの学習費調査(平成22年度)」より
※出典:文部科学省「平成23年度私立大学入学者にかかる初年度学生納付金平均額」、国公立学費データ(平成24年度)より
※百円単位は四捨五入しています