重視する保障性別・年齢により違い
次に性別・年齢別の傾向をみていきます。
子育て世代にあたる男性の30歳代の41.2%と、40歳代の41.4%の方が突出して「死亡保障」を重視しています。一家の大黒柱として家族への保障を一番に考えていることがわかります。逆に「医療保障」は、30歳代が27.2%、40歳代が21.2%と20歳代の32.5%に比べ関心度は急落しています。
女性は男性に比べると万一の保障よりも、年齢とともに、医療の関心度は下がるものの医療や老後、介護といった「生きるための保障」を重視して生命保険を考えていることがわかります。
特に「介護保障」に関しては、30歳代以降について性別で比べてみますと、20歳代(男性4.7%:女性1.6%)、30歳代(男性3.0%:女性7.6%)、40歳代(男性4.2%:女性9.8%)、50歳代(男性9.1%:女性17.3%)、60歳代(男性10.3%:女性20.5%)と20歳代以外では、女性が男性を大きく上回り、女性の方が年齢とともに「長生きリスク」を重視する傾向が強まっていることわかります。
図2最も力を入れたい保障準備(性・年齢別)【単位:%】
資料:(公財)生命保険文化センター「平成25年度生活保障に関する調査」をもとに作成
まとめ
以上みてきましたように、生命保険への加入目的として、性別や年代によって「重視する保障」が変化することがわかります。その点から、生命保険は加入者ご自身の状況を考えて、「重視する保障」に関して定期的な見直しが必要になるでしょう。
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