愛知県豊橋市立八町小学校の英語イマージョン授業を視察した原田教授(早稲田大学)&林博士(UCLA)の対談記事を公開
アメリカの日本語イマージョン・プログラムは、Two-wayイマージョンを含めて40校以上だと思いますが、徐々に増えてきています。
林:
Two-wayイマージョンは、子どもたちが目標言語(八町小であれば英語)を使ってもっと自発的に話せるようになることが良いですよね。
原田:
そうですよね。もし英語のTwo-wayイマージョンであれば、半分が日本語話者(英語が第二言語)で、もう半分は英語話者(英語が第一言語)、というクラス構成になります。英語話者というのは、必ずしもネイティブ・スピーカーである必要はなく、日本語よりも英語を多く使う生徒、というイメージです。その生徒たちが同じクラスで日本語または英語で教科を学ぶ、同じクラスやグループに日本語話者もいるし英語話者もいる、という状況は、子ども同士のやりとりで目標言語を使うことを促すうえでとても良いですよね。八町小のイマージョン学級には、海外から帰国した児童や外国籍の児童などが特別枠として6名まで入級できるようになっていますが、その中には、英語のほうが強くて日本語を学びたい子どももいるわけです。
これはTwo-wayイマージョンの考え方に近いですし、このような子どもの割合が増えれば、「日本語を話す子どもたちの英語教育」