我が家のムーちゃん誕生2007年、我が家に第一子が生まれました。「元気な女の子ですよ」助産師さんがそう言いながら胸に抱かせてくれた、その体の小ささと、少し冷えた肌の感触を今でも良く覚えています。作中にも描きましたが「この子を一生大切にしよう」心の中でそう誓ったあの日。まさかその可愛い可愛い我が子が自閉症だなんて…夢にも思いませんでした。Upload By みなと鈴作品に出てくる伊藤 睦(むつみ)こと『ムーちゃん』のモデルになったその子は睦という名前ではありませんが私たち夫婦は「ムーちゃん」とよく呼びます。療育手帳A判定、重度の自閉症児です。早いもので今年の春には小学6年生。ですが、まだ発する言葉のほとんどがオウム返しで会話は成立しません。排泄に関しても、昨年1月小学4年生でやっとトイレで大便が出来るようになりましたが、まだ小便は漏れてしまうことが多いので未だトイレトレーニング中です。また、他害行動があるため5歳になる次女は顔に傷が絶えません…。そんな2児を育てる日々のなか、私が漫画家復帰を決意してからもう1年以上が経ちました。「もう一度漫画家として生きたい」Upload By みなと鈴毎日毎日、家事と子育てに追われ、漫画を描くなんてもう無理!と一度は漫画家を引退したものの、もう一度、漫画家として生きることを諦められなかった私。そりゃそうです。10才の時から漫画家を目指し、就職活動もしないで学生の身でプロの世界に飛び込み、「漫画を描くこと=生きること」だったのですから、描かないことは私にとっては自分が半分死んでいるようなものでした。自分の子育ての体験を漫画にするということそんな私がどうしても描かなければならないと、使命にも似たような気持ちで復帰を決め、描いているのがこの『ムーちゃんと手をつないで~自閉症の娘(キミ)が教えてくれたこと~』。でも決して「こうしたらいいよ」とか「こう考えたらいいよ」なんてアドバイスのつもりで描いているのではありません。形にしてこの世に出したいもの、残したいもの、それは…私がムーちゃんを育ててきた月日の中で感じた、いち母親としての思いのすべて。それだけです。娘が自閉症だと知り、どれほどショックだったか、どれだけ泣いてどんな時に笑ってどんなことで家族と喧嘩して、何があって可愛い我が子に手を上げてしまうことがあったのか、「普通」に産んであげられなくてどれほど自分を責めて苦しんだか…そしてどれほど子どもに親としての幸せをもらっていたのか、いかに人に支えてもらって今があるのか…それを一回一回の話の中で、ストーリーに乗せて漫画に仕上げて世に出すことで、同じように困難な育児をされている方に「あなたの気持ちの欠片くらいは解る人間がここにいるよ」と伝えることが出来たら…学校の先生や福祉関係の方などに親の気持ちの断片でもビジュアルとともに疑似体験してもらえたら…障害のある人々が暮らす世界を見たり聞いたりする機会がない方々にも知ってもらい、ほんの少しでも理解していただけたら…発達障害のお子さんを育ててらっしゃる親御さんやお子さんご本人にとって住み良い社会…いや、より多様性を認め合って暮らしていける、すべての人にとって住み良い社会に近づけるのではないか…私の力など微々たるものだけれど、そういった社会の実現に向けて少しでも寄与したい。私がムーちゃんと過ごした月日を最大限、意味のあるものにしたい。泣いたり笑ったりの繰り返しだった10年間を誰かを励ます作品にしたい。そんな風に思うのです。苦しかったとき、救ってくれたのは自分と同じ“お母さん”生きていれば、もう死んでしまいたいと思うほどの困難に見舞われることは誰の身にも起こり得ることであろうと思います。そんな辛く苦しい時期が私にもありました。私が死んだらこの子はどうやって生きていけばいいのだろう?社会から厄介者扱いされながら生きていかねばならないのだろうか?こんな毎日いったいいつ終わるのだろう…もういっそのこと二人で死んでしまいたい。海までドライブして、離れ離れにならないように抱っこ紐でくくりつけて、それからひと思いにアクセルを踏んで車ごと海に落ちてしまえば解決だ…Upload By みなと鈴精神的に追い詰められている一人眠れぬ夜には、もう残される夫のことを考える余裕はありません。ただそういうギリギリのところでいつも実行に移せなかったのです。もうそんな大それたことを実行するだけの気力も体力もないからこそ、屍のようになっているのだから。我が家のムーちゃんは今でも眠るための薬を毎晩服用しておりますが、当時は0~3才。薬はまだ処方されておらず、毎晩激しく泣いては起きるのです。人に相談すると「昼間の運動量が足りないから夜寝ないんだ」と、まるで昼間の育児をサボっているように言われたりしましたが、午前も午後も外へ連れ出してもムーちゃんの興奮状態は続き、ベビーカーでのうたた寝程度の昼寝を加えても、一日トータルで6時間程度しか眠らない子でした。夜間も何度も起きては泣く細切れ睡眠。泣かれては起きて抱っこで家の中をウロウロ歩き寝かしつけ、やっと寝たと思っても20分後には再び泣き出す…。私は次第にいつが昼でいつが夜だか分からないような感覚になってゆき、精神的におかしくなっていったのです。そんな自分を救ってくれたのは、ネット上に綴られた顔も知らないよそのお母さんの言葉。ネットを開けば、障害者やその親に対する心無い言葉に出会うこともしばしばあり、当時明らかに様子がおかしかった私は夫にネットを禁止されていました。しかし、それでも藁をもつかむ思いで私は自分の苦しみを解ってくれる「誰か」の言葉を探しに、時々ネットを開きました。どこかで自分と同じように苦しみ、ときに喜び、そして後へ続く者に励ましの言葉を投げかけてくれる見知らぬお母さんたち。いつか私もそうありたい。暗闇で孤独に戦っている人に光を届けたい。そう思って過ごした10年分の思いを、人としても漫画家としても、そして母親としてもまだまだ未熟者ではあるけれど、持てる力の限りを尽くして作品に込めたい。今、あれだけ苦しいと思って過ごした日々は私の糧となり、課題山積みの毎日に変わりはないけれど、自閉症者である娘に人としての未熟さを教えてもらえたことに感謝している自分がいます。色んなことがあったけれど、そのどれもが今に至るために必要な経験で、きっと神様が私たち夫婦に何かを学ばせたかったからに違いないと思っています。そしてその学びはこれから先もずっと続くのです。子どもたちが巣立つまで、長い長い道のりを少しでも楽しく歩くためにUpload By みなと鈴最後に、2児の母となった今思うことは、育児は発達障害があっても、定型発達でもやはり一大難事業。子どもたちが巣立つまでのその気の遠くなるような長い長い道のりを少しでも楽しく歩くためには、人と人とが支えあい、認めあい、喜びあえる社会であってほしい。私の子育てはまだまだ始まったばかり。これから先も色んなことがあるでしょう。だからこそ言わせてください。苦しさの中に喜びの芽を見つけて一緒に育てていきましょう。私は今日もそう思いながら机に向かっています。*souffleのページに遷移します
2019年02月21日こんなときどうする?がわかる本『最新版アスペルガー・ADHD発達障害シーン別解決ブック』発達障害といっても、その特徴やお困りごとは一人ひとり異なり、成長とともに悩みの内容も変わってきます。発達が気になるお子さんを育てるにあたって、対処に悩むシーンも出てくることもあるでしょう。この本では「アスペルガー症候群」や「ADHD」の特徴の基本的な説明に加えて、幼少期から思春期までの成長の段階に応じて、遭遇しやすい困りごとのシチュエーション別に対策が紹介されています。発達障害があるお子さんや女性を数多く診ている精神科医の司馬理英子先生が手がけたこともあり、専門的な知識だけでなく、毎日の生活の中で実践できそうな、具体的な対処法までが載った一冊です。詳しく特徴が知りたい!実際の子育てに活かしたい!と考える親御さんにもぴったりです。待望の新作!発達凹凸の子どもとのリアルな話『生きづらいと思ったら親子で発達障害でした入学準備編』発達ナビでの連載も人気だった漫画家・モンズースーさんの新作が出版されました!発達に凹凸がある二人の息子との日々を、リアルに描くモンズースーさんのコミックエッセイも、今回で第3作目。お兄ちゃんのそうすけくんの小学校入学を前に、進路選択という大きな壁に立ち向かい、乗り越えていく様子が描かれています。勉強が始まる小学校への入学は、発達が気になる子どもたちの保護者にとって、「どうしたら、この子のために最善の道なんだろう」と悩む時期でもあります。モンズースーさんも同様に、さまざまなことに悩み、ぶつかりながら、子どもの進路を決めていきます。いろいろな条件を考慮しながら、わが子の特性をにあった一校を選び出していきます。そのプレッシャーや悩み、アドバイスや支えてくれる周囲の人たちとのやり取りなど、この本には密度の濃い一年間の様子が詰まっています。また、2人の息子たちの成長を感じる場面も描かれ、できるようになったことへの喜びもまた感じることができます。次のステップへと歩んでいく親子のチャレンジを辿り、前向きな気持ちになれる一冊です。子どもの発達を見える化!『子どもの発達を支えるアセスメントツール』発達が気になるお子さんを育てる親御さんにっとって、その不安の多くは「どのようにしてあげたらよいかがわからない」ことにあるのではないでしょうか。どのように接すればいいのか、どんな支援が必要なのかといった見通しが立たないと、必要以上に不安やとまどいを感じてしまいがちです。逆に、発達の段階とそれぞれの課題が把握できると、今できることに目が向けられるようになるものです。この本には、特別支援教育の専門家の視点が沢山組み込まれ、保護者から先生まで実際の支援で活用できるアセスメントツールが詰め込まれています。15年にもわたる試行錯誤を経て完成したこの本は、困っていること確認シート、発達段階アセスメントシートといった発達凹凸の子どもと向き合う際に必要なツールが掲載されています。こうしたツールを活用することで、お子さんの発達の段階に合わせた、適切なサポートができるよう考えられています。使い方も丁寧に解説され、初めてでも使いやすく工夫されています。
2019年02月20日むっくんの「朝のお仕度」保育園の門をくぐるとそこは開放感あふれる園庭です。走りたいし、早く遊びたいよね!でも、園庭を駆け回って遊ぶ前に、むっくんには、やらなくてはいけない3つの「朝のお仕度」があるのです。Upload By ウチノコUpload By ウチノコですが、あいさつなんて忘却の彼方。先生の前を勢いよく駆け抜けてしまいます。Upload By ウチノコ走ることに満足すると、私のところにやってくるので、そこから私の声かけで「そうだった!」とあいさつを済ませると次のお支度。Upload By ウチノコUpload By ウチノコこのコントのような忘れっぷりが、毎朝繰り返されます。ひとつ動くとひとつ忘れる。おそらく「やること」の理解はできているのですが、朝は友達もいて、賑やかで、刺激が多いので注意がそれやすく、やらなくてはいけないことへの意識が抜けてしまう様子。ADHDの特性でもあり仕方がないと思うのですが、毎朝続くので私もうんざりしていました。代わり映えのない朝に、一筋の光が?朝がストレス!笑顔で送り出したいのに!もう嫌だ、少しは成長してくれ!そんなことを思っていた矢先…Upload By ウチノコついに気がついたーーー!!!どうにかしようと私が奮闘しても、むっくん自身が「自分は忘れっぽいんだ」と気がつかないと、どうにもなりません。むっくんは大きな一歩を踏み出したんだ!気づくから人は変わる!気づけば工夫しようと思うかもしれない!自分の行いを省みたむっくんの変化に、私は成長を感じ希望を抱きました。希望は打ち砕かれ、私は賭けに出る!しかし、私の考えは甘かった!その後も、「朝のお支度」地獄は数か月も続き、私のイライラも続きました…。Upload By ウチノコUpload By ウチノコ私もいろいろ頑張りました!…そもそも何故こんなにも朝の支度をさせたいのだろう?自問自答してみます。Upload By ウチノコそれは困ってほしくないという親心。でも人は困らなければ変わろうと思わないのかもしれない。いや、困れば変わるかもしれない!そうだ。困ってしまえ!そしてお母さんのありがたさを感じるが良い!私は奇策に走りました。思いもよらない結末翌日から、私は声をかけることをやめました。当然のように廊下にカバンを放置し、園庭に駆け出すむっくん。Upload By ウチノコところが…!Upload By ウチノコ困らないんかーい!放置されたカバンは必ず戻ってきます。なんという強運の持ち主!なんという強運なカバン!!Upload By ウチノコむっくんはカバンを放置しても困らないのです。私は確かめもせずにカバンの放置は困るに違いないと決めつけていたことになります。むしろ困るどころか何とかなってる。なら私の今までのガミガミは余計なお節介だったのかもしれない…!?手助けすることと奪うことは紙一重口出しをやめてみたことで、私の勝手な先回りはむっくんの困るチャンス、考えるチャンスを奪っていたのかもしれないと考え至りました。更に、カバンを拾ってくれたお友達にありがとうと伝えるチャンス、助けてもらったから、今度は自分が誰かの助けになろうと思うチャンス、カバンをきっかけにクラスのお友達と会話して仲良くなるチャンスも奪っていたのかもしれません。私は子どもと自分を同化して、自分が困ることは子どもも困るだろうと勝手に決めつけていました。その「勝手な決めつけ」をむっくんに押しつけ、思い通りに動かないむっくんに対して自分勝手にイライラガミガミしていました。反省です。世界は私の感じ方が変わるだけで変化するこの経験を機に私は考え方を変えました。保育園の子どもたちは落とし物を拾って届け、誇らしそうな笑顔を見せてくれます。この園では、名前が書いてあれば、むっくんの忘れ物は本人のもとに返ってくる。ならば、私の手伝いは名前書きだけでいい。あとは何とかなるでしょう。そう心から思えるようになった時、毎朝のイライラはきれいに消え去ったのです。Upload By ウチノコむっくんも、代わり映えしない朝の風景も相変わらずですが、でも今はもうイライラしません。朝の支度が終わるまで見守ることも、やるまで口を出すこともやめました。そして、望んでいたような、笑顔での「いってらっしゃい」ができるようになりました。自分の心のありかた一つ、考え方一つで世界の見え方は変わる。むっくんに「朝のお仕度」ができる子に成長してくれ!と願っていたけれど、成長が必要なのは私だったのだと、今は思っています。
2019年02月19日「漢字のテスト」が苦手だった息子息子リュウ太は、小学校低学年の頃から漢字のテストが大の苦手です。Upload By かなしろにゃんこ。前日に書き取りをした漢字でも、テストになるとなかなか思い出せず、「自分はどうして漢字を覚えていられないんだろう?」「みんなのように記憶できないのはなんでだろう?」と、悩んでいるようでした。中学生になってから「漢字が苦手な理由」が判明!そんな息子が、中学3年生になった時のこと。受験勉強をしていても国語と英語がアウトな感じで、「暗記ものはダメだ…」とあきらめていました。そんな中、息子が「漢字の勉強についての思い」を打ち明けてくれたのです。Upload By かなしろにゃんこ。「自分は小学生の時から、漢字を正しく記憶することが難しかった。漢字を間違えて覚えてしまったり、熟語の問題では漢字の形やイメージがちっとも浮かばなかったりした」という息子。そして、こりゃダメだ!と思い、国語がキライになっていたというのです。そういえば、当時…Upload By かなしろにゃんこ。息子のノートやドリルは、9分の1が真っ白でした。漢字が苦手でできないとなると、ヤル気も起こらず…。「どうせ覚えられないなら、努力してもムダだ」と思ったり、「ボクは字がうまく書けないから、書くことが苦痛だ」と思ったりして、落ち込んでしまうんだそうです。1年間でノート1冊を使い切らないくらいのやらなさでした。トホホ~(涙)だけど…数字のイメージはすぐに浮かんでくる!息子は国語はまるっきしダメでしたが、計算は得意でした。それは、数字がくっついたり、減ったり、増えたりするという「数のイメージ」ができるからなのだそうです。Upload By かなしろにゃんこ。どんなイメージなのか私には分かりませんが、毎朝テレビの時計表示の数字を見ると、勝手に計算してしまうのだそうです。それは自分でも止められなくて、ご飯を食べながら箸休め的に画面を見ただけでも、そこに数字があると計算を始めてしまうんだとか。看板やチラシなどを見た時も、目に入ったものの中に数字が並んでいるとつい足し算や掛け算をやってしまうので、たまにやりすぎて疲れることもあるそうです。計算は得意なのに、暗記が苦手なのはどうしてだろう?しかし、計算だけで高校受験がうまくいくこともないため、息子は暗記ものの勉強ができないことに悩んでいました。発達障害の告知をしていたので、息子自身「これもADHDの特性なんだろうか?」と思っていたようです。でも…息子は「発達障害だからという理由だけで、暗記が苦手」なのでしょうか?もちろん、発達障害の特性ゆえできないこともあったでしょう。でも、きっとそれだけではない…。特性によって、いろんな困りごとや、できないことが積み重なり、いつか息子は「きっとできない」と自信を失ってしまっていた。そしてそれゆえ、努力することもせずあきらめてしまっていた。だから、覚えることができないのではないか…。私には、そう思えたのです。息子には、早く結果を出したくて、功を焦ってしまう特性があります。うまくいかないことがあると「はい、次!」となってしまい、あきらめるのが早い。うまくスタートできるものにだけ集中してエネルギーを使うので、この特性が「本当は、頑張れば暗記できる」という可能性を遠ざけてしまっていたように思います。「みんなも勉強している!」息子がようやく気付いたことそこで、私は息子にこんなことを伝えてみました。Upload By かなしろにゃんこ。熟語も本当にいっぱいあって覚えるのは一苦労だけれど、予習復習やくり返し学習の積み重ねによって習得していくもの。だから簡単に覚える人なんていないし、みんなくり返し学習をして、何度も確認しながら進んでいるんだよという話をしました。すると息子は「え?みんなそんなに勉強してるの?」と驚いていました。どうも、自分以外の人は記憶力がいいから、書き取りを1日やった程度で覚えられているんだと思っていたようです。そして「みんなもそれなりに大変な思いをして暗記してるのか!オレもやればできるかな?」と気が付いたようでした。今年、息子は国家試験に挑戦中!Upload By かなしろにゃんこ。万年怠け者の息子は、どの程度やれば「努力」になるのかが分からないようでしたが、その後「本当に努力が必要な場面」に遭遇しました。高校時代の赤点回避のための勉強と、今年受ける整備士の国家試験です。今まさに国家試験の受験勉強中な息子は、二十歳になった今も「みんなみたいにスラスラ覚えられないんだよ!クソー!」と弱音を吐いています。グチグチ言う性格は相変わらず…(笑)。それでも、試験対策の特別授業を受けながら毎日少しずつ勉強して、点数が上がってきているようです。「暗記が苦手な子は時間をかけて進めていくか、コツコツが苦手だから一気に詰め込みで試験に挑むか…しかないよね」と、私も励ましています。これ、一応私なりの応援なんです(笑)。期待しすぎてプレッシャーにならないように、少し突き放して影で応援することにしています。
2019年02月18日発達が気になる子どもにかかわる仕事って?知識や経験がなくても、必要な資格や実際の仕事内容がわかる「子どもの成長にかかわる仕事に興味がある…」「学生時代、教育・福祉を学んでいて、いずれ子どもとかかわる業界で働きたかった」「保育士/教員資格を活かして働きたい」「大変な仕事のイメージ…実際はどうなんだろう?」このような思いを持つ方はいらっしゃいませんか?ADHDや自閉症スペクトラム(ASD)など、発達障害のあるお子さんを支援する、「児童指導員」「児童発達支援管理責任者」という仕事があります。子どもに丁寧に寄り添い、一人ひとりに合わせた支援をし、成長を感じられることが何よりの魅力です。お子さんやご家族の方からの発達支援のニーズは高まっており、保育園や幼稚園、学校・学童の現場や、他の福祉業界から、新しく子どもの支援の仕事にかかわる方々も増えています。今回のイベントでは、そんな発達支援の仕事の分かりやすい解説や、キャリアの歩み方について聞くことができたり、発達支援の教室を運営する大手法人に話を聞いたりできます!未経験の方も、ぜひお気軽にお越しください。発達が気になる子どもにかかわる仕事をしている人も!他の事業所の雰囲気を知ったり、専門家にキャリアの相談ができる「キャリアアップをするためには、どうしたらいいのだろう?」「子どもが生まれた後も働き続けられるかな?」「現在も発達が気になる子に関わる仕事をしているけれど、もっと違う方法で支援できないかな?」「他の事業所はどんな支援、雰囲気なんだろう?」いま発達支援の仕事をしている方で、このような思いを持つ方はいらっしゃいませんか?事業所によって、支援のやり方や職場環境はさまざま。もっとあなたがいきいきと働くことのできる場所で、働いてみませんか?「しごとフェスタ」では、次のようなコンテンツを用意しています。■事業所ブース発達が気になる子どもの支援事業(児童発達支援・放課後等デイサービス)を運営する大手約15法人が、支援の特長や、職場環境等について、説明します■ミニセミナー:「児童福祉業界のキャリアの歩み方」児童指導員・児童発達支援管理責任者のキャリアの歩み方や考え方について、さまざまなキャリア例をもとに解説します(事前予約制)■相談コーナー福祉の仕事全般に関する疑問点、転職の不安・悩み等、さまざまなことを専門家に相談できます現在児童福祉業界で活躍されている方にとっても充実した内容のイベントで、これからの働き方を改めて考えることができる機会です。出典 : 「LITALICOキャリア×発達ナビしごとフェスタ」の見どころ紹介発達が気になる子どもの支援事業(児童発達支援・放課後等デイサービス)を運営する大手約15法人が、支援の内容や、職場環境等について、説明します。アットホームな雰囲気の中、フランクにお話しいただけます。【プログラム】■Aプログラム:気になる子どもの支援の仕事まるわかりセミナー児童福祉業界について、知識・経験がない方も安心!・発達が気になる子どもの支援の仕事とは・「児童発達支援」「放課後等デイサービス」とは・児童指導員・児童発達支援管理責任者のなり方・保育園や幼稚園、学校での仕事との違いなど、わかりやすく解説するプログラムです。■Bプログラム:児童福祉業界のキャリアの歩み方「いま子どもの支援の仕事をしているけれど、このままでいいのかな…」そんな方はいらっしゃいませんか?児童指導員・児童発達支援管理責任者のキャリアの歩み方や考え方について、さまざまなキャリア例をもとに、解説するプログラムです。【スケジュール】①12:30~13:00 /【A】気になる子どもの支援の仕事まるわかりセミナー②13:10~13:40 /【B】児童福祉業界のキャリアの歩み方③14:30~15:00 /【A】気になる子どもの支援の仕事まるわかりセミナー④15:10~15:40 /【B】児童福祉業界のキャリアの歩み方⑤16:30~17:00 /【A】気になる子どもの支援の仕事まるわかりセミナー※各回定員30名の事前予約制となります。申し込みフォーム内でご予約ください。福祉の仕事全般に関する疑問点、転職の不安・悩み等、ぜひ何でもご相談ください。専門のキャリアアドバイザーがあなたの悩み・不安・疑問点を一緒に解消します。また、当イベントとは別に、キャリア面談も随時開催しておりますので、ご興味があればぜひお申込み下さい。【キャリア面談】の詳細・お申し込みはこちら「LITALICOキャリア×発達ナビしごとフェスタ」開催概要【日程】3月10日(日)13:00~17:00(開場12:15)※途中参加・途中退場可【会場】fabbit Global Gateway “Otemachi”東京都千代田区大手町2-6-1 朝日生命大手町ビル2階(東京駅・大手町駅直結)明るくお洒落なスペースを貸し切っての開催となります!【参加費】無料☆参加者全員にQUOカード1000円プレゼント!【本イベントに関する問い合わせ先】LITALICOキャリア事務局info_event@litalico-c.jp
2019年02月15日言葉の発達がのんびりだった娘。大変だった体調管理インフルエンザ…溶連菌…なにかとウィルスが蔓延するこの時期。わが家の子たちも、大きな病気の感染はないものの、小さな風邪を繰り返して、何かと病院にお世話になっております。小学2年生の今となっては、どこが痛いか、大丈夫か、大丈夫じゃないかなどを自分で言えるようになった娘ですが、言葉が全く出ない3歳前までは、とても苦労しました。Upload By SAKURA元気なの?具合が悪いの?さっぱり見分けがつかない娘2歳までの娘は、テンションの上がり下がりがあまりなく、元気なのか具合が悪いのか、周りが察することもかなり難しい子でした。さらに小食で、食欲のありなしは体調不良かどうかの判断にならず…あの頃の私には、熱があるかどうかのみが娘の体調の判断基準でした。Upload By SAKURA娘に聞いてもオウム返しで病状がわからない…Upload By SAKURA3歳を過ぎ、少しずつ単語が言えるようになってからも、会話はまだまだ成立せず…オウム返ししかできない娘は、「痛い?」と聞けば「いたい」と言い、「大丈夫?」と聞けば「大丈夫」と言う状態。どういう風に悪いのか…お医者さんに病状を説明する前に、私が症状を理解できませんでした。当時は、頻繁におでこや首を触ったり、体をこまめにチェックして、母親のカンをフル回転させて対応していました。会話ができるようになってきた娘、「痛い」と教えてくれるようにそんな娘も、4歳…5歳…と少しずつ会話が出来るようになり、少しずつ体調が悪い時には伝えられるようになっていきました。Upload By SAKURAしかし、抽象的な表現が苦手な娘は、「どんなふうに痛いのか」と聞かれると、一瞬で固まってしまっていました。それでも、昔に比べたら私の負担は減っていたので、当時はこれでいいと思っていました。小学生になった頃、歯医者さんの問診でそして、7歳になった頃…娘は歯茎が腫れ、私に痛みを訴えてきました。そこで歯科に行くことにしました。Upload By SAKURA歯科医に症状を聞かれ、私が説明しようとすると…Upload By SAKURA娘は、私が話し出す前に、一生懸命歯科の先生に症状を伝え始めたのです。それは、小学2年生にしては幼い口調でしたが、自分なりの言い方で、持てる語彙を駆使して説明していました。歯科の先生はその説明をゆっくり聞いてくれ、娘を褒めてくれました。私はその姿を見て、驚きました。思いがけない娘の成長に気づいた私が思っていた以上に、自分で伝えようとする力を身につけていた娘。その成長をとても嬉しく感じました。会話やコミュニケーションは、私たち家族だけで全て教えることはできません。学校や習い事…私たちの知らないところでいろんな人と関わってきた娘は、私たちの知らない間に、私たちの知らない成長をしていました。1年後は?2年後は?…そう考えると、さらに娘の成長が楽しみになりました。Upload By SAKURA
2019年02月13日埼玉県放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報BUTTERFLY EFFECTでは、お子さまの好きをとことん伸ばします。そして自主的に考え、発想し、行動できる環境をつくっています。ディレクター自身にADHDがあり、当事者の視点からプログラミング、英語、デザイン、ダンス、楽器など、子どもたちが好きそうなものを揃えています。当事者がスタッフで関わることにより、お子さまの気持ちをより深く知る事ができます。そして、特性をどう活かしたらいいのかを伝えることができます。私たちは、今主流になっている「SST」をしません。 SSTによって、まわりと同じレベルに辿り着いたら、すぐに競争社会がやってくる。ならば、好きを伸ばし、武器を身に着け、自信をもって社会に羽ばたくのが真のSSTではないか。「将来何になりたいか。どんなことが好きか。それを伸ばせば将来につながると信じています」。埼玉県の放課後等デイサービスをもっと見る京都府放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報「手と手つないで」は、お子さまだけでなく、ご家族のみなさまにも寄り添い、互いに手をたずさえながら、一人ひとりの子どもたちの成長を目指す放課後等デイサービスです。・子供たちが学校以外の放課後に、安心して楽しく過ごせる居場所がほしい・いざ社会に出るとなったときに自立して生活していけるかどうか、自身が抱える不安や悩みを相談できる場所や人がほしいこうしたニーズにこたえたいと、さまざまな取り組みを行っています。具体的には、専門スタッフのもと、いろいろな経験を積むことによって、お子さまの成長を実感できる支援プログラムを実施。学校の宿題をはじめとした学習支援を行ったり、土日や長期休暇にはキャンプ活動・課外活動・イベント参加なども行います。また、高校生を対象に、就労に必要なスキルの取得と、将来について考える就労特化コースも充実しています。京都府の放課後等デイサービスをもっと見るいかがでしたか?気になる施設がありましたら、「~のページをもっと見る」のボタンを押すと、より詳しく施設の情報をみることができます!「もっと施設の情報を詳しく知りたい!」「見学をしてみたい!」と思ったら、WEBからもお問い合わせができます。施設情報ページでは、掲載されている施設の情報を地域ごとに検索して見ることができるので、ぜひお住まいの地域のページをチェックしてみてください。
2019年02月13日次男の三歳児健診。周りは心配しすぎというけれど…初めまして、ちちゃこです。ADHDと軽度の自閉症スペクトラムと診断されたのぼる(7)と、自閉症スペクトラム中度と診断されたひとし(4)を育てています。2018年の春頃からTwitterやnoteなどで、子どもたちの漫画を描いて載せています。長男ののぼるの3歳児健診の時、発達障害の疑いがあると言われて、家族や周囲にいろいろ相談していました。ですがのぼるは周りと順応し、幼稚園ではいろんな大役を務めるまで成長しました。そして次男のひとしにも3歳児健診の時期がきました。ちょっとした失敗や痛みに敏感で、すぐにカエルさんのようにうずくまってしまったり、遊びにも自主性があまり見られなかったり…そんなひとしの様子に私は少し違和感を感じていました。Upload By ちちゃこUpload By ちちゃこでも…今度も気にしすぎだと家族や周囲は真剣にとりあってくれませんでした。発達障害をしつこく相談しても迷惑になるので、結局誰にも相談できなくなっていきました。「気にしすぎ、大丈夫」と言われ続けて、気にしすぎじゃないんです、大丈夫じゃないんです、と理解してもらうために当初は漫画を描き始めたのです。誰かとせめてこの思いを共感できたらと思って漫画をTwitterにあげていくと、次第にいろんな方とつながることができ、そして共感していただき、家族の理解へと更に繋がっていきました。まだまだ勉強中の身ですが、今はいろんな方とつながることで、そこから勉強になったことを漫画で描いて、ささやかですが情報を共有できればと思うようになりました。これから、ひとしの3歳児健診でのエピソードを3回にわたってご紹介します。健診当日、大泣きするひとしの姿に戸惑い3歳児健診前のひとしは言葉をほとんど話さず、必ず大人の手をひいて物を取らせたり、まったく自分のことを何もしない子どもでした。一方で信じ込む力の強さは、かなり強いとずっと感じていました。Upload By ちちゃこUpload By ちちゃこUpload By ちちゃこ不安はあったけれど、もっとスムーズだと思ってた思い返せば長男ののぼるの3歳児健診は、あまり泣かずに興味のあるおもちゃにすぐ食いついて、ウロチョロしながらも遊んでいました。ひとしも家の中では大人しくテレビを観たり、癇癪なども滅多にださない静かな子どもだったので、3歳児健診もスムーズに終わるかと思っていました。でも、健診中ひとしはずっと大泣きで意思の疎通が全くできませんでした。初めて見るひとしの姿に、私は戸惑うばかり…。そして、そのことがきっかけで、話しながら、改めて私はひとしの特性に気づいたのでした。次回に続きます。
2019年02月08日スパルタ特訓時代『発達障害に生まれて』(松永正訓著/中央公論新社)ノンフィクションのモデルとなった立石美津子です。わが子がしゃべらない…、言葉が少ない…、変な言葉遣いをすると、周りの子が上手にしゃべっているのを見て焦ったり、比べてしまったり。つい「言葉」だけにスポットを当ててしまい、「わが子の言葉を増やそう!」と必死になってしまうのではないでしょうか?かつての私もそうでした。でも、言葉を増やそうとすればするほど、やたら“オウム返し”が増えるだけでした。母「これは葉っぱよ、葉っぱ」子「これは葉っぱよ。葉っぱ」母(怖い顔になり)「そうじゃなくて、葉っぱ!」子「そうじゃなくて、葉っぱ」母(更に怖い顔になり)「葉っぱ!」子「葉っぱ」母は「やっとできるようになった」とホッとします。しかし!この訓練により、オウム返しが定着してしまい…。母「お名前はなんですか」子「お名前はなんですか」母「お名前はなんですか。立石勇太でしょ!」子「お名前はなんですか。立石勇太」(質問者の言葉までセットで言ってしまう)となってしまい、ガッカリ。そんな経験ありませんか?母「お名前を教えてください」子「…(無言)」という風に、質問の仕方を少し変えるだけで、途端に固まってこともあります。以前、息子とタクシーに乗ったときのことです。運転手さんに、「僕のお名前は?」と聞かれた息子は、「山田太郎※」とタクシーの運転手のネームプレートを読み上げました。オウム返しが減ってからも、会話がなかなか噛み合いません。※ここでは仮名にしています言葉を話す意味よく考えてみると、言葉って単語が増えるだけではダメで、「相手と関わりたい」という強い動機があって発達していくもの。電車の型番、国の名称、リンゴの銘柄を「王林、ジョナゴール、シナノスイート、世界一、富士…」と唱えていても…「ママ、今日は電車に乗ってお出かけしたい」とか「「お母さん、このリンゴ美味しそうだね。買って~買って~」とはなかなか言ってくれないものです。英語だって英単語を山ほど知っていても、「外国人と話したい」という動機がなければ、英会話は上達はしません。これと少し似ているのではないかと思います。息子がしゃべりはじめたきっかけUpload By 立石美津子息子が5歳、うどん屋に行ったときのことです。私と息子は、うどん屋さんで昼食をとっていました。そのとき、あと一本、うどんの切れ端が残っている器を、店員さんが下げようとしました。息子は”まだ、この一本を食べたいのだ!器を下げないでくれ!”という状況に追い込まれました。そして「まだ、食べる!」と叫んだのです。店員さんは慌てて器を戻しました。この経験をきっかけに「要求を叶えるためには言葉という便利なものがあるんだ」と理解したのか、徐々に、例えば「カレーライス食べたい」としゃべるようになってきました。オウム返しでも、心がこもっているUpload By 立石美津子オウムに「おはよう」と声をかけると「おはよう」と答えてくれます。でも、そこに心はこもっていないでしょう。人間が「おはよう」と言っても、オウムは「おはよう。今日の予定は?」「昨晩は良く眠れた?」と言う風には反応はしてくれないので、会話が続きません。息子は現在、18歳。今でもオウム返しをします。母「行ってらっしゃい」と見送ると息子「行ってらっしゃい」と元気に手を振りながら玄関から出ていきます。でもオウムとの決定的な違いは、言葉はオウム返しでも心がこもっていることです。オウム返しの「行ってらっしゃい」でも、ちゃんと意思表明してくれます。そこに心があるのが感じられます。こんな息子を毎朝、笑顔で「行ってらっしゃい~」と見送っている、親バカな私です。親が望む言葉に囚われないで私の身近に18歳になっても言葉がない子がいます。その子は自閉症ではありません。でも、その身振り手振り、表情でしっかりコミュニケーションが取れる子です。「これも言葉の一つなんだな」と感じています。ある自閉症のお子さんは、いつもは“要求語”しか発しないのに、先日はじめて、美しい満月を見あげながら「つき…」と言ったそうです。満月をきれいだと思った感性や、それを伝えようとしたこと(共感)を感じて、お母さんはすごくうれしかったそうです。息子は、要求があるときはたくさんしゃべりますが、会話のやりとりを続けることはまだなかなか難しい状況です。でも、あまり「言葉!言葉!」と焦らないで、その人にとってのそれぞれの言葉、親として見守ってやりたいと思っています。日本語って、難しい?息子のオウム返しがのり移ってしまい、息子が帰宅した時、つい私のほうから母「ただいま」と声をかけてしまい…息子「ただいま」オウム返しを予測して、息子が言うべき言葉を私が先回りして言ってしまうことも多く、なかなか学習できない息子です。でも、よく考えると「おはよう」「おはよう」「こんにちは」「こんにちは」「おやすみなさい」「おやすみなさい」なのに、「行ってらっしゃい」と言われたときは「行ってきます」、「おかえり」と言われたときは「ただいま」と、置かれた状況により言い回しを変えなくてはならない日本語って、実はすごーーーーーーーく難しいのかもしれませんね。2018年9月10日、医師・松永正訓氏が立石親子を取材、書き上げた新刊が発売に。発達障害がある子と母の、幼児期から今までに渡る育児について綴られています。
2019年02月07日当事者と専門家の声をもとに、吃音の克服を目指すVRアプリ「VRbal」の開発へ「VRbal」は、吃音によって社交不安障害を併発した人を対象にした、VR(バーチャルリアリティ)アプリです。このアプリは、苦手な場面をVRで疑似体験し、経験を積むことで、吃音の症状を軽減・克服することを目的に開発されています。アプリの開発にあたって、吃音当事者たちに行ったインタビューでは、これまでで、もっとも苦痛を感じた瞬間として、「雇用」や「就職」が挙げられました。また、言語聴覚士にもインタビューを行い、実際に吃音の症状を軽くするために取り組むセラピーとして用いられている暴露療法と※系統的脱感作法をVRに取り入れることにしました。※系統的脱感作法:本人が不安を感じる場面を不安の強さ別に階層にわけ、不安を感じてこわばった体を十分にリラックスさせた状態で、階層の低い対象から徐々に暴露していく療法。Upload By 発達ナビニュース面接やプレゼンといった「緊張」の場面と、人工知能と会話しながら緊張を和らげる「緩和」の場面を交互に繰り返す方法を採用し、それらをVRで疑似体験できるようにしました。現実の社交場面における不安の対処方法を、疑似体験を通してスモールステップで身につけられるようにするのです。アメリカでは、吃音症の人に対して、実際に体験してもらうユーザーテストも行われています。現在は、レベルでいうと、10段階中2段階目までの開発が完了しているそうです。最終的には、吃音の二次障害として併発する社交不安障害を改善させ、吃音の症状を軽くしていくことがゴールになります。2段階目の現在は、当事者の「軽微な社会不安を軽減」させられたという段階です。実際に体験した当事者からは、「面接を練習するシーンでは、360°動画の中で椅子に座っている人達がこちらを眺めているので、ひどく緊張して赤面した。そのため、リアルな緊張を引き起こしながら、自己紹介するのを練習することができた」「AIがリラクゼーションを促す場面では、深呼吸する等、瞑想に近い体験ができて本当にリラックスすることができた」といった声も寄せられたそうです。こちらから、VRbalを使っている人が見ている画面などの動画を見ることができます。吃音に対する治療法はまだ確立されていません。症状を軽くするために、言語聴覚士によるセラピーを利用する人は少なくありませんが、治療費が高額であったり、言語聴覚士の知識や技術が一定でないことから、かえってマイナスの影響を受けてしまうこともあるといった問題があるそうです。ほかにも、地方に住んでいる当事者にとっては、そもそも治療を受けられる機会や場所がないというケースもあるでしょう。そこで、「このVRbakでバーチャルリアリティのアプリケーションを用いて、いつでも、どこでも誰でも受けられるようにしたいと考えた」からだと、福岡さんは言います。吃音のケアに新しい可能性を切り開いた、当事者としての経験実は、福岡さんも8歳のときから吃音の症状があります。当時は、なぜ自分が普通に話すことができないのかがわかりませんでした。周囲の理解も得られない中、流暢に話せない自分を責め、自己肯定感も下がり続けていった経験がありました。大学でデザインを学んだ福岡さんは、デザインにテクノロジーを掛け合わせて、新しい側面から吃音のケアに対して何か貢献できないか、と考えるようになったそうです。そして、その思いに共感した人たちが集まり、研究や開発が本格化していったのです。Upload By 発達ナビニュース福岡さんによると、近年、アメリカではARやVRなどのXR産業が非常に注目されているそうです。そんな中、VRbalは、福岡さんの大学院時代の論文から生まれました。福岡さんのアイデアに共感し、コロンビア大学、ニューヨーク大学、パーソンズスクールオブデザインなどさまざまな学校から異なる背景を持ったメンバーが集まり、現在の「VRbal」開発チームができたのだといいます。Upload By 発達ナビニュース福岡さんはまた、VRbalに先駆けて、日本で吃音に悩む人たちへの理解を広げるために吃音の疑似体験ができる「STACHA」も開発しています。「STACHA」では、微弱な電気を喉に流すことで、筋肉を収縮させ、発声しづらくなる状態をつくります。これは、難発、連発、伸発といった吃音の症状のうち、難発性吃音を疑似体験できるものです。自分の意思でコントロールすることが難しい吃音について、こうしたツールを使って体験することで、当事者が感じている困難さを理解してほしい、福岡さんはそう願って開発したそうです。「STACHA」について、福岡さんは、「SXSWのInteractive Festival」で展示やプレゼンなども行ったそうです。デバイスを体験できるようにしたので、会場ではさまざまなバックグラウンドを持つ多くの人に、吃音症の疑似体験をしてもらえる機会となったそう。参考:YOU ARE VIEWING EVENTS FROM 2017 | SXSW.com参考:STACHAテクノロジーが変えていく、当事者がより生きやすい社会って?VRbalは今後、まずはアメリカで製品として市場に出される計画です。現在アプリで採用されている言語は英語ですが、プロダクトが完成した後に日本語に対応させていく予定もあるとのこと。日本でVRbalのセラピーを受けられる日も、そう遠くないのかもしれません。出典 : 福岡さんは「これからの未来は、テクノロジーによって人間の能力を拡張し、問題とされてきたことの解決が可能になっていく」と語ります。そのためには、デザイナーとしての想像力や表現力、また洞察力や物事の本質を見極めて解決していくことが重要になると考えています。その上で、自身がデザイナーであることと当事者としても誰よりも吃音者の悩みのタネを理解し、共感できることが強みであるとも感じていました。「私は自分自身が吃音症で苦しんできた経験を糧にして、誰よりも当事者に寄り添いながら、自分自身のアウトプット能力を活かせるデザイナーとして、当事者の人たちがより生きやすい社会システムをつくっていきたいです」。吃音症へのアプローチとして、デザインとテクノロジーという新しい道が開かれたことで、これからの未来は大きく変わっていくかもしれませんね。多摩美術大学で情報デザインとサービスデザインを学び、デザイナーとしてYahoo! JAPANへ就職。同時に東京大学情報学環に研究生として入学し、夜間授業に通い、”見えない障害”をテーマにしたドキュメンタリーの制作などを経験。その後、School of Visual ArtsというニューヨークにあるアートスクールのDesign for Social InnovationというMasterプログラムに入学。2018年5月に修了。現在はアメリカを拠点にデザイナーとして活躍している。
2019年02月06日デジャブ!?療育友達の家で見つけたものUpload By 荒木まち子Upload By 荒木まち子発達障害の娘は二歳の頃から親子教室に通っていました。何度か通ううちに親同志のつながりもでき、お互いの家に遊びに行く事も度々ありました。ある日、娘と同じ年の女の子の家に遊びに行くと、机の上に塗りかけの塗り絵がありました。あまりにもきれいに塗れていたので、どうしてこんなに上手なのかとたずねると…Upload By 荒木まち子あるある談義に花が咲いたのでした。あるある!涙ぐましい努力にも共感Upload By 荒木まち子障害の種類や程度に多少の違いはあれど、未就園児で行くところもなく、同世代の子とうまく遊ぶことができない子どもを育てている。そんな同じ境遇の親同士だったからか、辛いことも笑い話にできました。問題解決に至らなくてもいい。話すだけで楽になれた「うちの子、赤ちゃんを見ると触りたがるから、相手の親御さんにビックリされちゃうの」「男の人が苦手で、男の先生がいると療育にならないんだ」「ルールを守らない子が気になりすぎて、自分もルールが守れなくなる」「暗くなっても公園から帰ろうとしない」これといった解決方法が見つからなくても、お互い口にするだけでよかったのです。おすすめの公園の話、○○式学習法を試した感想、親向けのセミナーで得た情報など、話は尽きることがありませんでした。話をしている最中に子どもが急に大声を上げたり騒ぎだしたりしても、お互い察することができるので「あぁ、何か気にいらないことがあったのね」「これかな?」「あぁ、はいはい、これね」と気兼ねなく対応できます。当たり前じゃないことが当たり前。困ってるけど、どうしようもない。それでも少しでも辛さを減らすための工夫を考える。あの頃の私達にとって、そんな時間を共有することは無くてはならないものでした。後ろめたさを共有すると、心が軽くなったUpload By 荒木まち子幼稚園の慣らし保育プログラムでは朝、連絡帳に朝食の内容を記入して提出するのですが、毎回しっかりと朝食をとることが難しかった娘。「果物だけじゃ恰好がつかないよなあ」と思い、”牛乳”や”パン”など、朝食のメニューを盛って書くことがちょくちょくありました。他のお母さん達の「うちも盛ってる!」「リンゴジュースだけだった時、”朝食:果物(りんご)”って書いたことがあるよ(笑)」「朝起きて、ここに来れてるだけでも凄いことだよ!」などホッとする(?)言葉に、後ろめたさがぐっと減ったことを覚えています。必死だった時間を共有した戦友とのつながり未就園、未就学の頃は将来の不安など感じる余裕もなく、ただ毎日を必死に過ごしていました。娘が小学生になった時、主人の転勤で引越しをしたわが家。住んでいるところは離れてしまったけれど、今でも彼女とは、手紙や年賀状で、お互いの子どもの様子を伝えあっています。それぞれ、さまざまな危機も乗り越え、なんとか無事に(?)過ごした19年。あっという間だったような気もしますが、いろんなことがありすぎて覚えていないというのが正直なところかもしれません。そんな子ども達も来年は成人式を迎えます。常に「いい親」でいるのは、とても大変です。しんどくなったら愚痴や弱音を吐いてガス抜きをすることも大切です。そしてたくさん話をして最後に少しでも笑えたら、私達はまた前に進むことができるのだと思います。子どもの人生はこれからの方がずっと長いはず。苦労と笑いを分かち合った「戦友」とのつながりはこれからもずっと続くことでしょう。
2019年02月05日毎日の宿題がつらすぎる。ひょっとして「学習障害」もあるの?自閉症スペクトラム障害のある小学3年生の長男は、自分の興味のない事にはなかなかとりくめず、小学校入学当初はよく癇癪をおこしていました。とくに漢字の宿題が苦手で、ドリルからノートに写すことをやりたがらず、漢字をマスにおさめるのも難しい…。文字の誤りを指摘すると机をたたきはじめ、冷静ではいられませんでした。でも、やる気になれば、ノートを写すことはできます。おちついていれば、文字をマスにおさめて書くこともできます。だから私には、怠けているようにも見えて、イライラと怒ってしまう。そんな毎日が耐えられないと感じていました。「でもどうして、低学年の宿題で毎回こんなに怒らなきゃいけないんだろう?」「どうして、こんな大きなマスに字をおさめられないんだろう?」「宿題をやっているのに、単元テストで漢字の点が全然とれないのはなぜなんだろう?」「鏡文字がなかなか無くならないのは、なんでだろう?」毎日の宿題のあまりの大変さに、「ひょっとして学習障害があるの?」と、学習障害という言葉が頭をよぎりました。そこで、専門家に相談してみました。すると「癇癪を起こすのは子どもが苦しんでいることを表しているんですよ。癇癪をおこさずにできるところまで、手助けをしてあげた方がいい」とアドバイスされました。あまりに癇癪がひとく、漢字の勉強も難しかったため、2学期からは通級で漢字学習に取り組んでもらうようになりました。また、「長男は怠けているのでなく、苦しんでいるのかもしれない…」そう気づいたところから、長男の特性に合った家庭での支援も始めました。今回のコラムでは、現在わが家で行っている「国語の漢字の支援方法」を紹介します。診断をまたず、すぐに対応をはじめた医療機関での診断がついてから、支援を始めるご家庭も多いかもしれません。でも診断がついたころには、子どもは努力しても報われないことを経験し、怠けていると勘違いされて傷つき、学習そのものへの意欲を失っている状態になってしまうかもしれません。ある療育病院でひらかれた勉強会に参加したとき、「診断をまたずに考えられる支援を始める事が大切」だと言う臨床心理士さんの言葉に出あいました。その言葉を聞いて、改めて「診断を待たずにすぐ動く」のは間違っていなかったと思いました。長男もまだ診断はついていません。でも、宿題や授業中に困り感があると感じたので、診断を待たずに学校の先生と相談して支援を始めることにしたからです。どこに相談したらいい?わが家の場合、まず、担任と通級指導教室に相談しました。小学校1年生の2学期のことです。漢字学習につまづきがあることを認めてもらえたので、1年生の時は通級の個別学習の授業数を増やし、通級で漢字学習に取り組める環境を用意してもらえました。スクールカウンセラーの先生にも「所属している通常学級でも、通級で受けているような学習支援をお願いしたい」と相談できたことで、通級の先生と連携いただき、学級でも通級での支援を踏まえた学習環境が整いました。学内・学外の第三者から、担任の先生に支援の方法を伝えてもらえる方が、どのように支援すればいいかも伝わりやすく、連携した対応をとっていただけるように感じました。家庭でできること先生に配慮をお願いするばかりでなく、保護者も自宅での取り組みを工夫したり、その様子を伝えるなどすることが、先生の協力を得るためには大切だと考え、わが家では、次のような工夫・支援を行いました。Upload By しろくま母さん漢字の宿題は、みんなと同じ漢字ノートを使いながら、以下のような補助をしました。・漢字ドリルからノートへ親が色鉛筆で下書きする→ドリルから転記する辛さをなくし、なぞるだけでいいようにする・漢字の部品を赤と青で色分けする→部品を理解しやすくする・漢字を部品に分解して示す→部品を理解しやすくする・単純な繰り返しは3回まで→繰り返しの苦痛を軽減する・漢字のはらい、とめ、はねなど細かい部分の指摘をしないよう先生に依頼→できているところだけ〇をしてもらうことで学習意欲をそがない部品に分けたり、繰り返し書くのを減らしたのは、小学校2年生の2学期頃からです。この頃からは、だいぶ落ち着いて漢字学習に取り組めるようになってきました。Upload By しろくま母さん学年があがるにつれて、漢字テストの内容も難しく問題数も多くなり、間違えることへの拒否感が強く、登校しぶりをしたり、テストをうけなくなったりしたので、小学校2年生の3学期以降、担任の先生に合理的配慮をお願いし、読みだけのテストに切りかえてもらいました。事前に漢字テストをもらい、答えを記入し、読みがなを()に記入できるようにつくり変えて、当日はそれを解かせるように先生にお願いしました。どんな工夫をしても、仕方なく取り組む雰囲気はかわりませんが、週末、このドリルを使って勉強するときが一番楽しめています。このドリルには、小学校2年生の3学期から取り入れ始めました。全例文に「うんこ」が掲載されており、小学生低学年の男子受けは抜群です。このドリルを使うことで、子どもが例文を外で連呼したらどうしよう、という不安がちょっとありましたが、息子は連呼することなく、その場で楽しんで終わりました。ここでも部品を赤と青で色分けして記入したり、頑張りをみとめるコメントを赤字で書き込みました。息子もコメントは嬉しいようで、書いていない時は「ひとことは?」と聞かれました。Upload By しろくま母さん子どもの成長につながる学習とは?毎日の憂鬱とイライラの原因となっていた漢字の宿題。「学校の授業についていけなくなることが不安。せめて宿題だけはどうしてもしてほしい」。長男が小学校へ入学したばかりの頃は、なかなか宿題が進まない長男の様子を見てさぼっていると思い、クラスメートから遅れないためにもと、叱ってでも、出された宿題は必ずさせていました。でも、「分からない、できない、さぼってみられる、叱られる」の連続の先に、子どもの成長は見えてきませんでした。勉強がよく分からないことを理解してもらえずに傷ついて、息子は意欲も自信も失っていってしまったのです。難しく分からない宿題の前にすわり続けている状態より、本人のペースに合わせて「分かる、理解できる」ような環境を整えて取り組むことが子どもの成長につながるのではないか。療育病院での勉強会で、臨床心理士さんもそう言っていました。それを聞いて、本人が分かる・できるように、難易度や取り組む課題の量を調節することが、家庭でできることだと思い、苦手な漢字学習への取り組み方を工夫してきました。もし、お子さんが宿題で癇癪をおこしているなら、それは「難しい、助けてほしい」とサインなのかもしれません。そんなときは、その子に合った支援を見つけて、環境を整えてほしい。そして、「分からない事も自分で調べたい、学びたい」と子ども達に感じてほしい。わが家での取り組みが、少しでもそんなご家庭の役にたったら、とてもうれしいです。
2019年02月04日【ニュース】2019年10月から、就学前の障害児の発達支援を無償化へ!出典 : 年10月から就学前の障害児の発達支援が無償化されます。就学前の障害児の発達支援を含む、幼児教育の無償化については、2017年から検討を進められてきました。2018年12月には関係閣僚会合で制度の具体化に向けて「幼児教育・高等教育無償化の制度の具体化に向けた方針」がまとめられました。対象は、満3歳になった後の最初の4月から小学校入学までの3年間。具体的には、・児童発達支援事業所・医療型児童発達支援事業所・居宅訪問型児童発達支援事業所・保育所等訪問支援事業所・福祉型障害児入所施設・医療型障害児入所施設の利用料が無償化されます。また、幼稚園や保育所、認定こども園をこれらの発達支援と一緒に利用する場合は、ともに無償化の対象となります。認可外保育施設等の場合は上限額があります。就学前の障害児の発達支援には、現行の障害児福祉サービスの制度と同じく、一般財源があてられます。自治体によっては、すでに独自の制度として一部で無償化しているところもありますが、全国的な動きとして、地域間の差がなくなっていくことで、どこで暮らしていても子育てしやすい環境が整えられていくといいですね。幼児教育・高等教育無償化の制度の具体化に向けた方針 | 文部科学省【ニュース】厚労省が「ゲーム依存」の実態調査を実施中!結果から予防や対策を検討出典 : 年1月17日から「ネット・ゲーム使用と生活習慣」についてのアンケートが実施されています!この調査は、2018年6月に世界保健機構(WHO)が、ゲームのやり過ぎで日常生活に支障をきたす依存症を「ゲーム症・障害」という疾患として認め、2019年5月の総会で正式承認する見通しとなったことを受けて計画されました。WHOは、■ゲームをする衝動を止められず、コントロールできない■ゲームを最優先する■日常生活に支障が出てもゲームを続けるといった症状が、12か月以上に渡って続くことを「ゲーム症・障害」という疾患とみなすとしています。2019年度にはネット使用、ネット依存、ゲーム依存等に関するさらに大規模な調査が行われる予定で、今回はその予備的調査の位置づけとされています。今回の実態調査は、厚生労働省依存症対策全国センター調査研究事業の一環で、久里浜医療センターが実施。無作為に選ばれた全国の6,000人が対象です。事前に依頼ハガキが送付され、調査員が直接訪問して行われます。対象となった人は、調査票に記入後、調査員に手渡すか、郵送、またはオンラインで回答することもできます。調査結果は、厚生労働省の政策企画・立案の基礎資料として活用され、予防や治療対策に役立てられます。【期間】2019年1月17日(木)〜2月中旬ごろ【対象】全国の10〜29歳の6,000人「ネット・ゲーム使用と生活習慣についてのアンケート調査」を実施いたします | 久里浜医療センター【ニュース】専門家に相談できる!オンラインの「育児発達相談窓口」を 経済産業省が福利厚生制度として導入Upload By 発達ナビニュース2019年1月から、株式会社WOODYが提供するオンライン育児サービス「育児発達相談窓口」を経済産業省が従業員向けの福利厚生制度として導入しました。「育児と仕事の両立の難しさ」を抱える従業員をサポートし、退職減に取り組むもので、WOODYでは、福利厚生制度として、年内に30社での導入を目指していくとしています。このサービスでは、従業員が周囲に相談しづらい育児の悩みをオンラインで気軽に相談できる機会を提供。臨床発達心理士、作業療法士、言語聴覚士、療育士、子ども向けワークショッププロデューサーといった専門家のカウンセリングを受けられます。WOODYは、発達障害のある子どもが興味を持っている分野の学生や専門家などをマッチングさせ、対面やオンラインでカウンセリングなどを行い、一人ひとりの可能性を伸ばすWEBサービス「Branch」を運営。これまでの経験をいかして、育児や子どもの発達に悩む従業員を対象に、この「育児発達相談窓口」を開設しました。株式会社WOODYの中里祐次代表取締役のコメント「育児に関してすべて相談できる場所というのは中々なく、一人で悩んでいる方が多いです。このサービスを始めたきっかけは、私個人宛に様々な方から育児や発達に関する相談をもらっていたからです。家庭の中の内容なため勤めている場所には相談しづらく、何も伝えないまま転職してしまったり辞めてしまったりということがこれまで多かったです。そういった一人ひとりの悩みをお聞きして、従業員の方を大切にしたい法人様の課題解決の一助となれば幸いです。」【お問い合わせ】Email: contact@thewoody.jp サービスサイト【イベント】自閉スペクトラム症の知覚をVRで体験できるワークショップが開催出典 : 年3月2日(土)と3月3日(日)に、自閉スペクトラム症(ASD)知覚体験ワークショップが開催されます。ワークショップでは、自閉スペクトラム症(ASD)当事者の知覚を、VR装置を用いて疑似体験できます。また、ASD当事者における知覚過敏・鈍麻のメカニズムについての講義や当事者の体験等に関する映像紹介、座談会を通じて、当事者への理解を深めていくプログラムが組まれています。【日時】3月2日(土)13:00~17:30(12時40分受付開始)3月3日(日)12:00~16:30(11時40分受付開始)※いずれの日程も同一内容です。※いずれか1日のみご参加いただけます。※過去に同一内容のワークショップにご参加いただいた方は、お申込みいただけません。ご了承ください。【場所】大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター)5F大会議室2京阪「天満橋」駅、Osaka Metro(旧大阪市営地下鉄)谷町線「天満橋」駅 ①番出入口から東へ約350mJR東西線「大阪城北詰」駅下車。②号出口より土佐堀通り沿いに西へ約550m大阪シティバス「京阪東口」からすぐ()【内容】1.講義「自閉スペクトラム症の視覚世界を体験~なぜ対人コミュニケーションが難しいのかを考える~」(情報通信研究機構長井志江 主任研究員)2.ASD視覚シミュレータの体験3.ASD当事者の体験および海外の支援設計事例についての映像紹介4.座談会:学びや気付きの共有、議論【対象】ASD当事者のご家族や支援者、障害者雇用を担当されている方など【参加費】無料【定員】両日ともに60名(抽選)【応募締切】2019年2月11日(月)※当選者の方にのみ、応募期間終了後1週間以内(2月18日(月)まで)にご連絡いたします。【主催】JST CREST「認知ミラーリング」情報通信研究機構脳情報通信融合研究センター東京大学先端科学技術研究センター当事者研究分野株式会社LITALICO【応募方法】下記のフォームよりお申し込みください。参考:CREST特設ページ【イベント】「世界ダウン症の日」「ダウン症啓発月間」直前!キックオフイベントへ参加しよう!(東京都)Upload By 発達ナビニュース3月21日は国連の定めた「世界ダウン症の日」、また3月は日本ダウン症協会(JDS)が定めた「ダウン症啓発月間」です!日本中でさまざまな啓発イベントが開かれるのに先立って、キックオフイベントが開かれます!ステージパフォーマンスやトークセッション、チャリティTシャツのお披露目ファッションショー、さらに関係団体による体験ブースなどなどさまざまなプログラムが予定されています。総合司会は、朝のテレビ番組でおなじみの笠井信輔アナウンサーと、ダウン症のイケメンタレントあべけん太さんが務めます。生き生きと活動するダウン症の人たちに触れながら3月の本番に向けて理解を広げるために、会場へ足を運んでみませんか?【日時】2019年2月11日(月)13:00〜16:00【場所】東京都新宿区立四谷区民ホール(東京都新宿区内藤町87)【対象】どなたでも参加可能【参加費】 1,500円 ※未就学児で大人の膝の上に乗せられるお子さんは無料【内容】・ステージ「TEAM RAMI DREAM TEAM( ゴールデンホークス)」によるチアダンスパフォーマンス玉井邦夫JDS代表理事がダウン症のある人とトークセッションパリコレモデル髙木真理子先生(スマイルウォーキング倶楽部代表)ディレクションのチャリティTシャツお披露目ファッションショー世界ダウン症の日、ダウン症啓発ポスター発表JDSからのアピール文採択・ブースNPO法人アクセプションズハンドスタンプアートプロジェクトによるハンドスタンプ体験東京都自閉症協会による自閉症啓発ブース新宿区手をつなぐ親の会知的障害疑似体験キャラバン「Winds」JDSによる書籍販売、子育て手帳「+Happyしあわせのたね」配布世界ダウン症の日 | 公益財団法人日本ダウン症協会【イベント】障害のある人たちが生み出す作品の"記録"と"伝えること"をゲストと語る座談会「かすかなしるしに耳をすます 」(東京都)Upload By 発達ナビニュースみずのき美術館(京都)、鞆の津ミュージアム(広島)、はじまりの美術館(福島)の合同プロジェクトによる障害のある人の創作物を記録し伝えることについて考える座談会です!各美術館は、障害者支援施設が運営母体となっています。このプロジェクトでは昨年度から、施設利用者の方をはじめ、各地域で生活されている障害のある方や人知れず表現活動を続ける方によって生み出された作品・創作物の調査を三館合同で行ってきました。そして作品をデジタル・アーカイブとして記録・保存・公開しています。これまで三者三様の「アーカイブ」を探りながら合同でプロジェクトを進めてきましたが、よりオープンな議論ができる場として、今回の座談会を開催。ゲストは医学書院で「ケアをひらく」シリーズを編集する白石正明さん。あらゆる領域で「ケア」に向き合ってきた人たちの技法や知を書籍として編み上げ注目されている編集者です。また、プロジェクト設計者である須之内元洋さんがモデレーターを務め、「生きること」の多様さや複雑さを記録し伝えていくための方法や可能性について語ります。【日時】2019年2月16日(土) 14:00〜16:30【場所】日本財団ビル8階(東京都港区赤坂1-2-2)【内容】ゲストスピーカー: 白石正明(医学書院『ケアをひらく』シリーズ 編集者)スピーカー: 奥山理子(みずのき美術館)、津口在五(鞆の津ミュージアム)、 大政愛(はじまりの美術館)モデレーター: 須之内元洋(プロジェクト設計者)【参加費】無料【定員】100 名※要申し込み。定員になり次第締め切り※文字支援のアクセシビリティサービスあり各美術館のアーカイブスは次の通りです。※みずのき美術館は美術館内で「みずのきアーカイブ」として公開福六アーカイブズ | 鞆の津ミュージアムはじまりアーカイブスunico file | はじまりの美術館*みずのき美術館のページに遷移します【ニュース】専門家の講演内容も見られる「サイエンスアゴラ2018公開シンポジウム」開催報告ページを開設!Upload By 発達ナビニュース2018年11月に東京都で開かれた、サイエンスアゴラ2018 公開シンポジウム「地域での発達障害支援を考えよう〜うちの子、少し違うかも...Final」。当日の様子を報告するウェブページが開設されました!当日、会場に行けなかった人も、いつでも専門家の講演やパネルディスカッションの内容を見ることができます!開催報告ページでは、発達障害支援について医療・療育・教育などの様々な視点で、研究者や現場支援者から、エビデンスに基づいた地域支援の実践例が紹介されました。当日の内容を見ながら、さまざまな分野の専門的支援と地域住民の生活支援が、『地域』の中で提供されるための方法について一緒に考えてみませんか。【内容】・講演資料(PDF及び動画)・パネルディスカッション映像及び主な議論・イラストを利用したまとめ(グラフィックレコーディング)・関連情報など*社会技術研究開発センターのページに遷移します【イベント】不登校ライブフェスが開催出典 : 年2月15日(金)、4月の新学期に向けて、「不登校」をキーワードにしたフェスが開催されます。新しい環境で新しい自分に出会うきっかけを、音楽を通して感じてほしいと企画されたイベント。「不登校だったことが、よかった」と思える居場所を見つけた、国立音楽院の生徒たちによる渾身のステージも。生きづらい系シンガーソングライター・風見 穏香さんや、子どものSOSシンガーソングライター・悠々ホルンさんのステージも予定されています。【日時】2019年2月15日(金)15:00開場、 15:30開始【会場】KMAパラダイスホール(〒154-0001東京都世田谷区池尻3-28-8 国立音楽院B1F)【参加費】500円【内容】15:00 開場15:30 弾き語りライブ生きづらい系シンガーソングライター・風見 穏香さん16:05 トーク + ライブ国立音楽院 中等部在校生の本人&お母様16:45 トーク + バンドライブ 不登校経験者としての悠々ホルンさん17:40 参加者全員にプレゼント抽選会 + テーマ曲を合唱【主催】国立音楽院
2019年02月01日うすうす感じていた異変が確信に。病院へ行ったあの日のことUpload By ひらたともみ私が病院に行くきっかけになったのは、約10年前のある日のこと。突然目の前が真っ暗になり、その場にしゃがみ込んでしまったという出来事でした。それまでも、なんとなく不眠があったりめまいがあったりはしましたが、大ごとだとは思わず…。でもこの日、今までとは明らかに違う体の異変に不安を感じました。子どもたちのことが頭をよぎり、放置せずきちんと専門の先生にみてもらおうと、病院に足を運びました。Upload By ひらたともみこのとき、「病気」と言われてホッとしました。病気なら治るんだ、と安心したからです。Upload By ひらたともみUpload By ひらたともみうつ病やパニック障害は、なにかしらの大きなストレスが原因となることがあると言います。もともとの私は、空気の読める社交派だと自任しています。ざっくばらんにくだけた会話もできますが、会話と同時に考えを整理しながら話すので、常に脳内はおしくらまんじゅう。ちょっとした会話でも心身ともにエネルギーを消費します。また、自分も誰かに相談したいことがいつもあるのに、友人知人から相談される立場になることが多くて、他の人の分も悩みを抱え込んでしまいます。せめて夫には頼りたかったのですが、少しでも愚痴をこぼせば、罵倒の嵐でした。現在は、次男(高1)が思春期真っ只中で、私の心の負担は、さらに重くなっている状態です。精神科の専門医に聞いてみた!最近ではパニック障害は落ち着いてきたように思いますが、たまに、強い不安に襲われることはあり、薬を手放せずにいる日々。「自分はちゃんと回復に向かっているの?」という思いがよぎります。堂々巡りしている今の自分をもっと客観的に見るために、ある人のところを訪れました。Upload By ひらたともみお会いしたのは慶應義塾大学精神・神経科学教室の特任助教などを務めている、増田史先生。精神科医の専門的立場からお話を伺いました!Upload By ひらたともみUpload By ひらたともみUpload By ひらたともみUpload By ひらたともみUpload By ひらたともみ薬を飲み続けて10年余。原因となる環境を変えるのは簡単ではありません。今までの私は、この先もずっとうつ病の薬を飲み続けることになるのかな?という不安がありました。そして薬に頼っているのはよくない状態なんじゃないかと、どこかで思っていました。そんな私にとって増田先生のお話は、まさに目から鱗だったのです。うつ病を友人にカミングアウトすると、とても驚かれてほぼほぼ信じてもらえない私。人前でふさぎ込んだり、泣き伏したりしたことなどありませんし、それどころか、人の悩みを受け止める役ばかりこなしてきました。自分自身の辛い気持ちを相談することもできず一人で悩んでいると、気持ちがどんどん重くなっていきます。でも今回、専門家である増田先生にありのままの気持ちを話し、お話を伺ったら、ふっと心が楽になったのです。そして、私はここでうつ病をカミングアウトして、自分にもう一度自信を取り戻したい。頑張っている世の中のお母さんたちとともに前向きに生きていきたいと考えるようになりました。少し前の私のように、人知れず悩んでいる人は、きっといっぱいいるんじゃないかと思ったから…。先生に伺ったお話を、これから全3回のコラムで書いていきます。そしてまた、今、一人で悩んでいる人たちのお話も伺って、一緒に「どうしたらいいのかな?」を考えていきたいなとも思っています。
2019年01月31日発達障害育児はちょっぴり孤独…?発達障害がある娘を育てていて、だいぶ精神的に強くなって気がしている私ですが…周りの子と比べなくなっても、娘の個性を受け入れていても、どうしても若干の「孤独感」はあります。通常学級に通う子どもを育てるお母さんの悩みと、私の悩みは内容がやっぱり違うから…。Upload By SAKURA娘の学校で、保護者の方と立ち話をしていても、相槌を打ちながらも「そうか…小学二年生の子の親は、そういう悩みを持つんだ…」と思い、わが子のできることとのレベルの違いを感じることもあります。悲観的ではありませんが、相手に気をつかって、本当の悩みは言えなかったりします。発達ナビのタイムラインに投稿してみた娘は宿題の時、パニック状態になることが多くあります。連日続くパニックに疲れた私は、自分の頭を冷静にするために、その状況を一コマ絵に描き、なんとなくLITALICO発達ナビのタイムラインに投稿しました。Upload By SAKURA反応がほしかったわけではなく、自分の中で自己完結させる気持ちでした。しかし、投稿後、予想外にいいねの数は増えていき、同じような状況の人から、たくさんコメントを頂きました。タイムラインを見ていると「あ、うちだけじゃないんだ…みんなそうなんだ…」と思うと、気持ちが軽くなっていきました。そして…Upload By SAKURAというコメントを見た時…「私が投稿していることで、他の誰かも…気持ちが軽くなることがあるんだ。」と心が温かくなりました。同じ悩みを持つユーザー同士だから繋がれるタイムラインを見ていて思うのは、同じように悩む人がいる…でもみんな子どもを愛してて…我が子の「小さなできた」を一つひとつ喜んでいるということ。Upload By SAKURA学校の保護者の方とは違う、繋がり…会ったことはないけれど、心の中での繋がりのようなものを感じました。発達障害のある子の「あるある話」を遠慮なく話せるのは、そういう所から来るのかなと思います。私がコラムを書く理由は…LITALICO発達ナビのコラムを書く時、私は「発達障害を理解してほしい」というよりも、「同じように悩む人の参考になったり、気持ちが楽になったりしたら嬉しい」という気持ちで書いています。それは、私が昔、娘のことで悩んだ時に「同じような人はいないの!?」「医療・支援者側の意見じゃなくて、その状況真っただ中の人の話を聞きたい!」という気持ちになった経験があったからです。道しるべになるような、前を見ている人の存在を知りたかったのです。Upload By SAKURA私自身もこの場所(発達ナビ)で、皆さんのコメントを見て、勇気をもらえ、救われています。娘の特性ならではのこだわりや、壁に激突するたびに、書いて…冷静になって…客観的に見ることができています。皆さんにとっても、ここが癒しの場所…悩みをさらけ出せる場所になるように、微力ながら私もお手伝いさせていただければと思います。Upload By SAKURA
2019年01月30日わが家の長男・むっくんは、ADHDと自閉スペクトラム症身体発達も言語発達も早かったわが家の長男・むっくんですが、歩き始めた10か月ごろから目立ち始めた多動を皮切りに、他害、癇癪、パニック、偏食、睡眠障害、強いこだわりなど、「育てにくさ」と言われるものが現れるようになりました。その対応に悩み追いつめられた私は、少しでも楽になりたいと専門施設を受診し、3歳5か月のときにADHDと自閉スペクトラム症の診断を受けることになりました。診断を機に私は、「とにかく知識をつけよう」と、発達障害の本を読み漁りました。発達障害の世界を学ぶうちに、むっくんは「育てにくい子ども」だったのではなく、私の中の「子どもはこうあるべき!親とはこうあるべき!」という勝手な思い込みが、むっくんを「育てにくい子ども」にしてしまっていたのだと気づくことができました。思い込みを捨てて向き合ってみると、むっくんは今まで私が出会った誰よりも魅力的でユニークな人でした。私にないものをたくさん持っていて、私の価値観を変えて、世界をどんどん広げていってくれます。尊敬することも盛りだくさんで、今では私がむっくんを育てているのではなく、学ばせてもらうことばかりの毎日。大変なこともあるけれど、泣き暮らした日々が嘘のように今はむっくんとの時間を楽しめています。むっくんは、「左右が違うペアで靴下をはくこと」にこだわりを持っています。Upload By ウチノコUpload By ウチノコUpload By ウチノコ失くしちゃうから片方しかないんだろうって?もちろん、よーく失くしますとも。しかし!奇跡的にペアで揃っている靴下もわざわざ違う組み合わせではくのです。ウッカリ間違えているのかなー?と思って、2回くらい「ソレ、相方が違うんじゃない?」と声をかけたのですが。「これがいいんだよ。」と言うのです。靴下だけでは飽き足らず、靴も左右色違いのサイズ違いではくこともあるむっくん。よくよく理由を聞くと…「足元が両足とも同じ色だと、なんだか寂しくなるから…」言われてみるとむっくんは「色んな色がそろっていること」に、小さなころからこだわっていました。カラフルだとワクワクするのかな?足元がカラフルだと、気分が上がる↑のかもしれない。いいじゃないか!カラフルな足元!!Upload By ウチノコカラフルな足元が当たり前になってみると、私にもありがたい効果がありました。靴下は片方だけあればいいので「片方だけ紛失」にイラッとすることがなくなったからです。さらに片方に穴が開いても平気!残りの靴下がすり切れるまではけるから、とっても経済的です!「思い込み」という、私の中の不自由さに気づいてUpload By ウチノコなんていいことづくしなのでしょう!でも実は私、恥ずかしながらこの年になるまで「靴下を販売時のペア以外ではく」なんて考えたこともありませんでした。そもそも「何故揃えてはくのか」と考えてみても、理由すらありません。ただなんとなく「片方穴が開いたらもうはけない」と思い込んで捨てていたのです。なんてもったいない。人生損した気分…。むっくんのこだわりの理由を聞いてから、私は自分の考え方一つひとつに「なんでそう思うの?」と問うてみました。すると、「思い込み」や「なんとなく」と自分で選んだわけではない考えがたくさんあることに気がつきました。自分の中に自分でない価値観がある不思議、それに縛られて生きている不思議に、私はむっくんのおかげで気づくことができるようになりました。好きにはいていい。自由にはいていい。今日は右は何にする?左はどうする?大好きな色を足元に詰め込んで、むっくんは自分が幸せでいられるもの・ことを、自分自身の価値観で自由に選び取っていく。むっくんはとても自由で、目に見えない「何か」に縛られていません。それが私には眩しく、愛おしく感じます。Upload By ウチノコ
2019年01月29日「訪れるどんな子どもにも、楽しんでもらえるように」。仕事体験テーマパーク・カンドゥーでのスタッフ研修Upload By 発達ナビ編集部仕事体験テーマパーク「カンドゥー」は、3歳から15歳のお子さんが、モデルや警察官、パイロットをはじめ、約30種類の仕事を体験できる施設。日々、たくさんのお子さんが遊びに来ますが、その中には障害や病気のある子もいます。また特別支援学校や特別支援学級の校外学習の場として利用されることもあります。こうした中、「訪れる子どもたちに楽しんでもらいたい」と考えながらも、障害特性ゆえの困りごとに対して、どんな関わり・サポートをすればよいのかわからずに悩むスタッフも少なくありませんでした。そこで、発達障害をより深く理解し、多様な子どもたちが安心・安全に楽しめるような関わり方を身につけられるよう、スタッフ向けの研修を実施しました。研修には、現場で実際にお子さんたちと接するスタッフを中心に約50名が参加。講義だけでなく、グループワークやロールプレイを通して、「こんなとき、どんな風に関わったらいいのか」を体感していきました。2018年7月に研修が行われてから約半年後となる12月下旬、編集部は再びカンドゥーを訪れ、カンドゥーの安武覚さん(イオンモールキッズドリーム合同会社職務執行者副社長)と研修を受けたスタッフを取材しました。Upload By 発達ナビ編集部「私自身にとって、発達障害はとても身近に存在しています。1年数か月前にカンドゥーに着任したとき、“どんな子どもたちも無理なく楽しめる場にしたい”と強く思い、研修を企画しました」と語る、安武さん。カンドゥーでは、複数の子どもたちがグループとなり、一緒にお仕事を体験します。ですが、発達障害がある子にとって一斉指示を聞いて行動することの難しさや、パニックになってしまった場合に、「もっとソフト面で対応できることがあるのではないか」と考えたのがきっかけでした。Upload By 発達ナビ編集部では、実際に研修を行って、スタッフはどんなふうに受け止め、意識やサービスはどのように変わったのでしょうか?そこで、研修に参加したスタッフに話を伺いました。「研修を受ける前までは、“ハンディ”があるお子さんにどう対応したらいいのか戸惑うこともありました。でも研修で、“ハンディではなく特性”があるんだ、と考えられるようになりました」という添野さん。「暗いところが苦手、初めての場所が苦手など、お子さんによって感じ方や苦手なことは違います。研修をきっかけに、お子さん一人ひとりの状況を見て『なにか苦手なことがありますか?』など、お子さんや保護者の方に確認することが増えました。以前は、マニュアルにないことをやってもいいのかな?と迷う場合もありましたが、そういう迷いがなくなりました。たとえば、ファッションショーのお仕事ではお子さんに衣装を選んでもらいますが、お話するのが得意ではないお子さんの場合、着たい衣装を口では伝えるのが難しかったので、指差しで選択しやすいような環境をつくり、希望を伝えてもらうなどしました」大家さんも、研修を受けて、自信をもって対応ができるようになったと言います。「私は、ラジオ局のスタッフをすることも多いのですが、ラジオ番組の台本は文章量も多く、言葉遣いも丁寧です。文字を読んだり、音読するのが難しいお子さんの場合は、無理に台本通りに読んでもらわず、簡単なセリフにアレンジしたり、(スタッフが台本の)文字を指さしながら、ゆっくり読んでもらったりします。一言でもセリフが言えると、ラジオ番組の様子を録音したCDに声が残るので、記念にもなりますから」また、お話が苦手なお子さんへ、スタッフがどのように声かけするかによって、一緒に参加しているほかのお子さんの受け止め方も変わるとも感じているそう。「みんなが大らかに楽しめるよう、引っ張っていけるスタッフでありたいと思います」安武さんはこのようなスタッフの様子に、驚いたそう。「スタッフは、決められたタイムスケジュールの中で進行し、各企業の理念や魅力も伝えるというミッションがあります。その中で、一人ひとりに寄り添おうと自発的に考えられる柔軟性を持っていることに改めて気づかされました。研修を受ける前から持っていた寄り添う姿勢を、 “自発的に動いていいんだ”“お子さんそれぞれのちがいに寄り添っていいんだ”と、研修を受けたことで背中を押すことができたのではないかと感じました」ただ、スタッフ全員が研修を受けられたわけではないし、個人差もあるという安武さん。研修の内容を他のスタッフにシェアしたり、こんなときはどうすればいいの?とスタッフの間で聞く機会が増えたりという変化が生まれ、少しずつ変わってきているという実感があるそうです。2019年度も、研修などの機会をつくり、ソフト面での配慮をより充実させていきたいと、語ってくださいました。一人ひとり違う個性を、認め合える企業へ。ミュゼプラチナムの社員研修Upload By 発達ナビ編集部2018年度、ミュゼプラチナムにおいて、社員向け研修を複数回実施しました。研修の対象は、ブロック長やマネージャー、店長など、現場をまとめるリーダー的な社員。研修では、発達障害についての知識を深めるだけでなく、障害の有無に関わらず、相手の立場に立って考えることの大切さを感じられるワークなども行いました。そして、さまざまなお客さまへの関わりかたや、スタッフ同士のコミュニケーション、チームワークについて考え、学ぶ機会として研修を活用いただきました。Upload By 発達ナビ編集部ミュゼプラチナムは全国で177店舗の美容脱毛専門サロンを展開、社員数は4,200人以上。障害者雇用にも積極的で、さまざまな障害がある90人以上のスタッフが全国の店舗で働いています。研修を企画した柳沼さんは、「障害の有無に関わらず、人は一人ひとり違うのだということを意識し、『なんでできないの?』と相手に矢印を向けるのではなく、『相手に伝わるためには自分はどういう風に話したり伝えたりすればいいのか』と自分に矢印を向けてほしいと考え、研修を導入した」と言います。Upload By 発達ナビ編集部渋谷店の店長をつとめていたときに研修を受けたという杉村さん(現在は本社勤務)は、「お客さまへのお話の仕方、接し方などを指導するときに、こうしなさいと一方的に伝えるのではなく、『自分がお客さまだったらどう思う?』とスタッフ自身に考えてもらえるようにしました。信頼関係が築けるようになると、私の伝えたいことを理解してもらえるようになり、スタッフが結果を出せるようになってきました。もともとスタッフ自身に吸収力があったので、自信がついてどんどん伸びていけたのだと思います。それを見て、店舗の他のスタッフも『すごいね、どう伝えたの?』と関心を持ってくれたり、意識してくれるようになりました。その相乗効果で、店舗のチームワークがぐっとアップしたと感じました」。チームワークが上がった店舗では、スタッフ同士でも相手をねぎらう言葉が飛び交うようになったのだそう。スタッフはインカムをつけて業務を行っていますが、インカム越しに頻繁に「ありがとう」を言うようになり、店舗のよい雰囲気はお客さまにも自然と伝わっていったそうで、お褒めの言葉をいただくことも増えました。お客さまやスタッフに対しても、「一方的に自分の思いや考えを押しつけるのではなく、相手の立場に立って考える」。これは、ミュゼプラチナムが創業当時から大切にしてきたことです。社員数も増えていく中、その信念に改めて立ち戻ろうと導入した研修は、その狙い通りに参加した社員一人ひとりの中に浸透したようです。どんな人も、「ちがい」を認め合い、相手の立場を考えて行動できるようになったら、社会の中にある障害は、きっとなくなっていく――こうした取り組みがあちこちで行われるようになったら、どんな人も、より暮らしやすい社会につながっていくのではないかと感じられました。Upload By 発達ナビ編集部ミュゼプラチナムは、多くの女性に支えられている企業だからこそ、もっと女性が活躍できる社会にするための活動を行っています。ピンクリボン活動や、女性特有疾病の理解・予防を促すセミナーの開催などを、ミュゼハッピープロジェクト(MUSEE Happy Project)」として実施しています。その一環として行っている「乳がん啓発」では、各地で啓発イベントを行うほか、全国の店舗で乳がん検診体験を実施しています(毎月1回、店舗を巡回して実施)。通いなれた店舗で超音波検診を体験することで検診へのハードルも下がり、早期発見にもつながります。また、子宮頸がん啓発のための冊子も作成し、無料配布しているそうです。2019年よりテスト的にスタートする洋服のリサイクルは、店舗にリサイクルボックスを設置。実施店舗を順次増やしていく予定だそう。障害者雇用においても、働きやすい職場環境づくりなどこれまでの取り組みが評価され、東京都産業労働局が主催する「平成30年度障害者雇用エクセレントカンパニー賞」を受賞したそうです。社会に必要なこと・大切なことを積極的に取り組んでいこうという会社の姿勢があるからこそ、社員研修でのスタッフへの浸透も早く、チームワーク向上にも役立ったのではないかと、改めて感じました。参考:ミュゼプラチナムのCSR | ミュゼプラチナム2019年、障害のない社会を目指しての取り組みを、もっと進化させていきますLITALICOは、「障害は社会にある」と考え、どんな人も暮らしやすい社会となるよう、さまざまな企業の皆さまとともに取り組みを行っています。これからも研修や商品・サービス開発、イベント実施など、より幅広い企業の皆さまとのさまざまな取り組みを通して、一人ひとりのちがいを認め合い、支え合える「障害のない社会」を実現していきたいと考えています。2019年3月26日(火)には、「子育てフェスタ」も開催。専門家による講演やワークショップのほか、発達が気になるお子さんの生活に役立つ商品やサービスに取り組む企業の皆さまのブースなども予定しています。仕事体験テーマパーク「カンドゥー」の体験プログラムも「子育てフェスタ」に出張予定です!発達の気になるお子さんたちにも分かりやすく参加しやすい体験プログラムを特別にご用意いただくことになりました。ぜひご来場ください!撮影/近藤 誠、鈴木江美子
2019年01月28日広がる発達障害への認知、より求められる個別のサポート出典 : テレビや新聞などで取り上げられる機会もグッと増え、世の中全体の、「発達障害」に対する認知はずいぶんと高まったように思います。社会全体の認知が広がる一方、発達が気になるお子さんのいるご家庭からは、自分たちの具体的な悩みや困りごとに対して、「じゃあどうすれば良いのか?」というお声も数多くいただきます。ここ数年で開設数も激増した放課後等デイサービスや児童発達支援。「支援の質や、自分の子どもに合う合わないはどうやって見極めれば良いの?」学校や地域でともに過ごす人たちとのコミュニケーション。「自分の子どものことを、どのように説明すれば良いの?」学年が上がるにつれて考えざるを得ない、子どもの将来のこと。「進学や就職の選択肢は?子どもの自立に向けた見通しがほしい」みんなでつくる発達障害ポータルサイトとして2016年1月26日にスタートしたLITALICO発達ナビ。3年目となったこの1年間は、そういった保護者の方々の個別具体的なニーズに応え、発達が気になるお子さんやご家族の育ちを支えるための社会全体の環境を整える挑戦でした。子どもの育ちを支える、全国の発達支援施設のネットワークをつくる全国約18,000の児童発達支援・放課後等デイサービスの情報を検索・問い合わせできる「施設情報」コーナーでは、1600以上の施設がLITALICO発達ナビのパートナー施設として、支援のコンセプトやプログラムの内容について、詳しい情報を発信してくださっています。Upload By 鈴木悠平(発達ナビ編集長)新たにスタートした「施設ブログ」コーナーでは、それぞれの施設の「日常」の様子を、より詳しく覗いていただくことができるようになりました。また、編集部による「施設インタビュー」特集では、素晴らしい支援を行っている全国のさまざまな施設を取材しました。放課後等デイサービスと就労移行支援を併設することで、ワンストップで子どもの自立をサポートしている施設。地域や学校との連携に力を入れ、地域に関わる人みんなで子どもを見守り支えるネットワークをつくっている施設。それぞれにさまざな特色やこだわりがあり、同じ児童発達支援や放課後等デイサービスという制度の中でも、さまざまな可能性があるのだということを教えていただきました。※全てのインタビュー記事はこちらのコーナーからご覧になれます。施設インタビュー保護者の方々の施設探しのサポートだけでなく、支援施設を運営する方々や、施設で働く方々を支えるサービスもスタートしました。日々忙しく働いているなか、なかなか人材採用や教材開発に時間をつくることができない…もっと良い人材を集めて、プログラムを充実させて子どもたちにより良い支援を提供したいのに、今の状況ではなかなか難しい…施設を運営する方々からはそんなお声もお聞きしてきました。支援の現場の困りごとに対し、LITALICO発達ナビがサポートすることで、より良い人材が集まり、働く人たちが成長し続けられる環境を一緒につくっていきたい。そんな思いから、施設運営者やスタッフの方々向けに、求人検索サービスと研修・教材サービスも提供しています。・支援施設を運営する方々と、児童福祉現場で働きたいと思っている求職者との出会いをつくる「求人検索サービス」・施設で働くスタッフが日常のプログラムで使用できる教材や、支援に必要な視点やノウハウを得る「研修・教材サービス」プレスリリース: 「LITALICO発達ナビ」の福祉施設向け業務支援サービスに新機能 業界全体の支援力向上へ、「研修・教材サービス」を提供開始全国各地の児童発達支援・放課後等デイサービスへのサポートを通しても、子どもたちの育ちに貢献していきたいと思っています。「子どものために何かをしたい」保護者の声を社会に届けていくために「子どものために、今、自分に何ができるか知りたいんです」発達ナビを利用される保護者の方々からは、子どものために何か自分でアクションを起こしたいというお声も多くいただきました。「ペアレントメンター」として、自分と同じように子育てに悩む保護者の方々をサポートする活動を始められた方、自分の子どもだけでなく、後に続く親子のためにと、学校の先生との対話に臨まれた方、連載ライターさんのコラムの中でもさまざまなエピソードを寄せていただきました。きっと全国にいる発達ナビ会員の皆さんの中にも、それぞれの地域で、学校で、「自分にできることを」とアクションを起こされている方も多くおられるのだと思います。そうした保護者の方々の声や経験を、社会全体へと繋げていくべく、発達ナビではさまざまな企業の方々とのコラボも実施しています。昨年は、発達が気になる子どもと家族のために、企業に何ができるのかを考えるワークショップを定期開催。参加者の中には、自身も発達ナビ会員であり、子どもに発達障害がある、と話される方も少なくありませんでした。お子さんや保護者の声を生かし、発達が気になる子どもをサポートする新しい商品やサービスを開発したり、イベントやツアーを企画したり、さまざまな取り組みが生まれてきています。学習やコミュニケーション、食事や健康、お出かけや旅行など、生活場面全体を見据えて、サポートを広げていければと思います。一人ひとり違う子どもの発達。それぞれのご家庭にピッタリのサービスを目指してUpload By 鈴木悠平(発達ナビ編集長)4年目を迎えるLITALICO発達ナビ。目指すのは、一人ひとりの会員さんにとって、「わたし」にピッタリだと思えるサービス。お子さんの発達の仕方にも一人ひとりの個性があり、それぞれのご家庭、地域環境もさまざまだからこそ、どんな境遇・どんなお悩みに方が発達ナビを訪れても、「今、できること」が見つかるように。また、長く使えば使うほど、そのご家族の歩みが蓄積され、振り返ることができるように。次の一年でも、新たなサービス開発や機能の改善に取り組んでいきたいと思います。近日、発達ナビ会員の方々に向けた、年に一度のユーザーアンケート・ユーザーインタビューも実施予定です。ぜひこの機会にみなさんのお声をお寄せください。3月26日には、春休みのイベント企画「LITALICO発達ナビ子育てフェスタ2019」も開催決定。ぜひお越しくださいね。4年目のLITALICO発達ナビも、どうぞよろしくお願いいたします。
2019年01月25日3周年を迎えたLITALICO発達ナビ!ユーザーのみなさんにアンケートを行いました!Upload By 発達ナビ編集部LITALICO発達ナビは2016年1月26日、発達障害ポータルサイトとしてオープン!2019年1月26日で3周年を迎えます。会員数も2019年1月25日現在、12万人を超え、多くのユーザーのみなさまにご利用いただいています。発達ナビで利用できるさまざまなサービスを、改めて解説します!■タイムラインユーザーさんが自分の気持ちや日々の出来事をつぶやき、他のユーザーさんと交流できます■みんなのアンケート発達ナビからのさまざまなテーマのアンケートに参加。他の回答も見られるコーナーです■Q&Aユーザーさんが自分の聞きたいことや悩みを質問できます。投稿に対して他のユーザーさんから回答が集まります■コラム当事者ママの体験談や専門家のコラム、発達障害についての概説コラムやニュース記事が読めます■コミュニティユーザーさん同士が交流できるコミュニティがたくさんあります■親子のヒント子どもの困りごとに関して、臨床心理士や作業療法士の専門家がヒントを紹介!イラストつきで対処法が分かります■施設情報発達が気になる子どもたちが利用できる全国の施設が検索できますこの1年間で、新たに会員登録してくださったユーザーさんもたくさんいます。他の方がどんなふうに発達ナビを使っているのか、どこが気に入っているのか、気になっている人もいるのではないでしょうか?Upload By 発達ナビ編集部みんなのアンケート | LITALICO発達ナビ自分を支えてくれるつながりが生まれる!リアルとはちょっと違う居場所。「コミュニティ」や「タイムライン」出典 : コミュニティやタイムラインは、「ここでは本音で話せる」「自分だけじゃないって思える」など、ユーザーさん同士の交流を通して、エネルギーをもらっているような方がたくさんいました。こうして集まった意見からは、ユーザーのみなさんが一緒になって発達ナビをつくってくださっているということが改めて感じられます!タイムラインとコミュニティで雑談してる時が幸せです。私がおもに利用させてもらってるのはタイムラインですリアルでは理解されないあるあるネタや、今後の息子はどうなるのかなぁと、少し上のお兄さんたちの様子を知り、想像してみたり、とても参考になりますタイムラインの書き込みは嬉しいことは、自分のことのように嬉しく苦しかったり辛いことは、我がことのように心が痛かったり自分の過去を客観的に振り返ることもできたりしています。当事者の立場ではありますが、ここでの全てが、自分にとってプラスになっています。誰か教えて!知りたいことを気軽に質問「Q&A」出典 : 「身近に聞ける人がいない…」「相談に行く前にちょっと知りたい」そんなときに、気軽にユーザーのみなさんに質問できるコーナー。同じような悩みを経験したことがあるユーザーさんなどから回答やアドバイスをもらえるので、参考になることも多そうです。また、自分では質問や回答をしたことがなくても、他の人のやりとりに学びがあるという人もいます。息子が小学校に入学し(支援級を希望していたのに入れず)、問題ばかり起こし途方に暮れている時に主人にココを教えてもらいました。その時、初めてQ&Aに投稿させてもらいました。その時のアドバイスに救われた事今でも忘れません(*´ω`*)ハートやフォローをしてもらえるという事に凄く元気を貰えました!!実は、私は、一度も質問をしたことがないのです。でも、質問なさっているユーザーの方々が、発達障害のお子さんの子育てに、悩んでいたり、また、その当事者の方々の、こころの声を聞いて、私自身、とても学ばせて頂いています。誰に聞いてよいかわからない方々も、多いかと思いますので、『Q&A』のコーナーは、ここリタリコの『目安箱』として、必要なコーナーだと思います。共感や学び、新しい視点をもらえるヒントがいっぱい。「親子のヒント」「コラム」出典 : 発達障害のある子を育てるライターさんや専門家による解説、ニュースなどが読めるコラム、子育ての「困った」のヒントがいっぱいの「親子のヒント」を参考にされている方もいらっしゃいます。いろいろな場面で、役に立つ情報が見つかるかもしれません。コラムが好きです(*´ω`*)「実際自分もそういう行動になるな~」「あーわかる」って感じる内容ばかりなので、読んでまた頑張ってみよう‼って思いになれます。まだまだ苦手なことが多いですが、独りじゃないと気づけるきっかけでちょくちょく読んでます。コラムは基礎の基礎から読みたい時に読めますし、最新の情報を提供していただけていると思って他のお母さんにも何度か紹介しました。私は、親子のヒントとコミュニティが好きです。子育ての行き詰まりは、親子のヒントを参考にすることが多く、コミュニティは精神的に疲れた時に、立ち寄っては元気をチャージしています。親子のヒントです。誠実に子供に向き合う姿に次に開けるヒントに、勉強に成ります。貴重な情報発信を感謝してます。お気に入りのサービスが絞りきれない!?「登録してから、こんなふうに活用してます!」の移り変わりユーザーさんの中で、「こんな気分のときはこれ」「知りたいことがあったらここ」とお気に入りのサービスをたくさん挙げてくださっている方もいました。また、発達ナビに登録してから時間が経過していくにつれて、「自分なりに使い方を掴んでいけた」という声も!どのサービスをどんなふうに利用したらいいのか迷っている方には参考になるかもしれません。お気に入りサービスは、コミュとタイムライン、コラムです自分のストレス解消に愚痴、呟き。子育て、発達のお勉強。趣味、日常の何気ない事。子供の成長。皆さんとのやりとりで元気をもらっています。ありがとうございます☺✨一昨年?初めて登録したときは、Q&Aで分からないこと、困ったことを何度か質問していました。するとものすごいスピードで親身な回答をもらえて感激したのを覚えています。そして、その後、どう皆様と仲良くなればいいのかよくわからず1年経過…TLにいろいろ書き始め、皆様とたくさんおしゃべりし、今はコミュニティでのおしゃべりが楽しいです❤️初めはもうすでに仲良しの皆様の中にどう溶け込んでいいか分からなかったし、ノリも分からなかったです周年の時は『タイムラインにその日の出来事や思いを書くのがブログ更新みたいになってます私の居場所で有り習慣になっていて皆んなとのコメントの遣り取りが楽しい』と書きました。その前は、毎日Q&Aに悩みや困り事を相談する人が他人事ではなくて発達障害だと診断を受けたばかりで入院してる息子の為にも必死で向き合わせて頂きお勉強させて貰いました。その頃Q&Aで出逢った人達と今も繋がってて、とっても嬉しくて私の宝物です❣️登録、Q&A、タイムライン、コミュニティと居場所を変えながらも沢山の出逢いに恵まれて感謝してます。さまざまなSNSアカウントでも情報発信中!発達ナビでは、FacebookやTwitterのほか、InstagramやPinterest、LINE@などのSNSでも情報を発信しています。ぜひ、活用してくださいね。「Facebookで発達ナビを初めて知って登録しました」「LINE@で施設検索やってみました」など、それぞれのSNSにまつわるエピソードなどもあれば、ぜひ教えてください。りたりこ)発達ナビFacebook発達ナビInstagram発達ナビLINE@発達ナビPinterestりたりこ)発達ナビTwitter各SNSのアカウント情報の詳細については、こちら↓のコラムでもご紹介しています!【2019年】あけましておめでとうございます!LITALICO発達ナビの最新情報をお届けします | LITALICO発達ナビより使いやすいサイトに!ぜひ意見をお聞かせください出典 : 今回のアンケートでは、サービスへの感想だけでなく、使い心地の面や機能面でリクエストもいただきました!実際にご意見を参考にさせていただき、改善した部分もあります!タイムラインにお世話になっています。皆さんの投稿を読んだり自分の思いを書き込んだりと、心の支えとして大変ありがたく思っております。ちなみに、100%スマホからアクセスしているのですが…既にコメントのある投稿に対してさらにコメントしたい時、コメント欄に書き終えていざ「投稿」ボタンを押そうとすると、投稿ボタンのすぐ上に、「ハート」ボタンと「ハートを押した人数」とが隣接していて…うっかり触ってしまうと全消えの憂き目に遭うことしばしば。1行分空いてるといいなー!ハートと人数も、あと半角分空いてるといいなーーー!欲張りな、願望ですアンケートでは、まだまだみなさんのご意見を募集します!ユーザーのみなさんのお役に立てるサイトを目指して、発達ナビではこれからもたくさんの情報やサービスをお届けしたいと思います。また、イベントの開催、企業様と連携した商品開発など、外へ飛び出したさまざまな取り組みにも挑戦していきます!4年目に突入する発達ナビを、どうぞよろしくお願いします!
2019年01月25日デイサービスって知ってる?利用し始めたきっかけ「うち、デイサービスを利用してるよ」。そう教えてくれたのは、長男が6歳まで通っていた療育施設のママ友でした。Upload By シュウママ自閉症の長男と過ごす日々は楽しいこともありますが正直辛いことも多いです。イライラして物を投げたりする長男と接するとき、親である私も冷静ではいられません。そんなこともあり、小学校入学を控えた3月ごろに私はママ友が紹介してくれたデイサービスに藁をもすがる思いで向かったのです。週3回の利用。それは大きな変化でした対応してくださった先生はとても優しく、てきぱきと話を進めてくださり、4月から早速入所することが決まりました。Upload By シュウママちょうど小学校に通い始めるタイミングです。平日週2回の利用から始まり、少しずつ週3回の利用を増やしながら、定着していけるように移行していきました。デイサービスの連絡帳を見ると、子どもたちはみんなでダンスをしたり、竹馬をしたり、晴れた日は公園に行ったりととても充実した時間を過ごしているようでした。そのころ、単語が少しずつ増えていた長男は「〇〇ちゃん」と一緒に遊んだお友達の名前を教えてくれ、とても楽しそうにしていました。また、息子がデイサービスを利用する日は、午後6時に帰宅するので、私自身も時間に余裕が生まれて、ゆっくりと夕食の支度をすることができるようになりました。Upload By シュウママ心のゆとりもできて、まさにデイサービスの存在は「救世主」。本当にありがたかったです。デイサービスの先生がかけてくれた言葉次第に私は、できれば週5回、利用をお願いできないかと思うようになっていきました。けれど、やはりどこかで長男に対して申し訳ない気持ちもありました。「ちょっとラクしすぎではないだろうか…」「親としてもっと子どもと過ごす時間を持つべきではないだろうか…」。けれどそんなとき、デイサービスの先生から声をかけていただいたのです。「シュウくん、もしよかったら週5回、ときどきは土曜日もデイを利用しませんか?」私が驚いた顔をしていたからでしょう。先生は続けてUpload By シュウママ「お友達とも関わりが持てるようになって集団遊びも身についてきています。学校からデイという1日の過ごし方の流れを組み込んであげた方が、シュウくんにはプラスだと思うんです」。他人に頼ることも、ときには必要こちらからお願いしようかという気持ちもあったので、ありがたいお話でした。しかし、まだ迷いもありました。「なんだか、先生たちに頼ってばかりで申し訳ないです」と話すと、先生はくすっと笑いました。「お母さん、シュウくんのためですよ。今デイサービスにはたくさんの子どもたちがいます。これから先、シュウくんはいろいろな人と関わって生きていきます。そのために今から人と触れ合い、協調する心を育むことは大切です。そのための練習になるんですよ」Upload By シュウママそう言って、優しい笑顔を向けてくださいました。お母さん、私たちがシュウくんを見ている間ゆっくり休むんですよ─―。先生は言葉にはしなかったけれど、私の負担を取り除こうとしてくれているようにも感じられ、なんだか温かい気持ちになったことを覚えています。そして、長男はデイサービスに通っている間、私の目の届かないところでたくさんの経験をして、確かに成長してきています。離れている時間ができたことで、親の私にとっても、家族以外の人と自宅や学校とは違う場所で過ごすことの大切さを感じられるようになりました。もし私と同じように利用することに躊躇している方がいらしたら、一言。デイサービスは、子どもにとって、いろいろな成長ができる場所だと思います。そして、お母さん自身が自分の時間に余裕ができると、心にゆとりを持ってわが子に接してあげられるようになるかもしれません。後ろめたく思いすぎず、お子さんにとってもいいという視点で考えてあげてくださいね。
2019年01月25日発達障害の診断は、結婚の妨げになるのか?出典 : そもそも私が発達障害の診断を受けようと思ったのは、数年前に当時まだ交際中だった妻がADD(注意欠陥障害)の診断を受けたことがきっかけでした。妻は以前から、どれだけ準備しても忘れ物やうっかりが多かったり、ギリギリになるまでなかなか着手できなかったりで、私から見ても「努力ではどうにもならないさまざまな困難があるんだな」と感じていました。そのため、妻からADDという診断を受けたと聞いたときも、驚きはなく、「しんどいところがあったら、自分が代わりにやるなり、やり方を工夫する相談に乗ったりするから言ってねー」と伝えたくらいでした。その後、私もADHD(注意欠陥・多動性障害)とASD(自閉症スペクトラム障害)という診断を受けました。妻にそれを話したところ、冷静に「やっぱりそうなんだ。感覚過敏とかあったりするの?」という話になりました。つき合いが長かったこともありますが、日々、いろいろなことを話し合っていた私たちにとって、「診断」は関係を揺るがすようなものにはなりませんでした。実際、結婚するにあたって、改めて話し合うことも特にありませんでした。ただ、診断を受けたことは、お互いのことをより考えるきっかけにはなりました。私が他の人も同じように感じているのだろうと思っていたことは、特性ゆえに感じていた困難だったことがわかったり、お互いが得意なことと苦手なことを知ったりすることができたのです。異なる発達障害のある夫婦の日常生活は…?出典 : そんなこんなで結婚した私たち夫婦の日常生活を人に話すと、笑ってもらったり驚かれることがよくあります。ASD要素が強い私とADDの妻という私たちが日常生活でどんな生活をしているのかちょっとご紹介しようと思います。肩の力を抜いて読んでいただければ幸いです。足の裏が気になる私とまったく気にしない妻出典 : 私は家の中を裸足で歩いていて、足の裏に砂粒や何かがつくと、とても気になってしまいます。そのくせ家の中では絶対に靴下をはきたくないので、裸足で過ごすことはやめられません。足の裏に何かくっついたときには、違和感を感じた方の足が床につかないように、片足で跳ねながらゴミ箱のある場所まで移動してゴミをはらいます。家の中をケンケンして移動する私を見ると妻は笑いを堪えられない様子で「何やってるの?」と聞いてきます。私は足の裏の違和感を説明しながら、せっせと通って来たところを掃除をするのがいつもの流れです。妻は私と違い、そんなことはまったく気にしないタイプ。ケンケンしているところを目撃されるたびに、笑われています。ほんとにちょっとしたことなのですが、自分は他の人とここまで感じ方が違うものなのかと思い知らされました。次々とものを捨ててしまう私とものをとっておきたい妻出典 : この間の年末に、実家に帰省する準備をしていたときのことです。妻が困った様子で家の中をうろうろしていました。どうしたのか聞くと、「外泊用にとっておいた化粧品の試供品が全然見つからない!」と慌てていました。私にはその試供品に心当たりがありました。というより、私がそれを捨てた張本人でした。何ヶ月も使われずにそのままだったので、使う予定がないと思ってしまったのです。悪気はなかったのですが、「あれは先月捨てたよ」と話すと、ちょっと気まずい雰囲気に…。ものが多いということは、私にとってはそれだけで情報が増えて疲れてきてしまいます。そのため、必要なもの以外はこまめに捨てています。以前からの習慣だったので、つい妻のものも「使われていないものは不要なもの」と思って捨ててしまったのでした。まさか、妻にとっては必要なものだったとは。「言わなくてもわかるだろう」という思いがお互いのどこかにあったのか、結果、うまくかみ合いませんでした。それからは私も反省し、家の中を整理するときは、必ず妻に確認するようにして、むやみにものを捨ててしまわないよう気をつけています。お互いが困らないためのちょっとした意識づけです。家から出ない私と外出が好きな妻出典 : 私は視覚・聴覚の過敏があるせいか、かなりのインドア派です。なので休日も、必要がなければずっと家の中にいます。一方妻は、外で活動するのが好きなタイプなので、ことあるごとに私と外出しようと誘ってくれます。日によっては外に出たくないので断ることもあるのですが、妻が誘ってくれたからこそ、私ひとりでは行くことはなかったであろうイベントや興味深いお店を知ることができました。特に、定期的に大きい展示場で開催されるアクセサリーやハンドメイドの即売会などは、初めて行ったときの衝撃が忘れられません。精巧につくられたアクセサリーや完全に自分の趣味でつくったと思われるマニアックな作品など、とてもディープな世界が広がっていて、興味深い体験になりました。正直、誘われたときには、あまり乗り気ではありませんでした。どんなに楽しくても、しんどさはあります。会場は人もものも多いし、いろいろなところから音はするしで、いるだけでものすごく疲れてしまいます。でも、こうして引っ張り出してくれたことで、自分の世界を広げてもらえたのは感謝しています。一人ひとり違う人間、本来それは当たり前のこと。違うから、補い合える出典 : こんな風に、全くタイプが違う私たち夫婦ですが、だからこそ一緒にいてとても楽しいと感じます。この間は、カーテンの柄を選ぶときに、妻が気に入ったものでも「柄が細かいからチラチラしてやだ」などと言って、悩ませてしまいましたが…。素直に自分のことを言葉で伝え合い、お互いに助け合って生活することができています。結婚しない人生を選んでいたとしても、私ひとりでは生きづらさを取り除くことは難しかったかもしれません。妻も妻で苦手なことがあります。そんなふたりでも、協力していけば、お互いの生きづらさをうまくフォローして、もっと生きやすくなると結婚後の生活から感じています。
2019年01月24日過去最多1万人以上来場予定!日本最大級の子どものプログラミング体験イベント!2019年2月9日(土)と10日(日)の2日間、日本科学未来館で開催される「ワンダーメイクフェス」は、プログラミングやロボット、デジタルファブリケーションといったテクノロジーを活用したIT×ものづくり教室「LITALICOワンダー」が主催するイベント。子どもたちと社会との接点を増やすことを目的に、通塾生の作品発表会として毎年、開催しています。体験型プログラムも盛りだくさんで、通塾生に限らずたくさんの子どもたちに親しまれています。当日は、■ITやものづくり系企業やスクールによるワークショップ・展示■子どもたちによるゲームやロボットのプレゼン発表■プログラミングのプチ体験&相談コーナーなど、遊べるコンテンツが盛りだくさんです♪2015年の初めての開催から回を重ねるごとに、内容・規模ともに大きく進化しており、今年で5回目となる今回は来場者1万人以上、発表者1,000名以上を見込んでいます。子どもの個性を見て、その子らしい成長機会をつくるLITALICOワンダーUpload By LITALICOニュースLITALICOワンダーは、幼児から高校生を対象として、試行錯誤することを通じて「創造力」を育むことを目的に、2014年4月、渋谷に開校しました。IT×ものづくりの機会を通して、子どもたちが創造力を解放してその子らしい世界を拡げられる社会をつくることを目指しています。発達障害のある子どもたちも多く通塾していますが、教室では年齢や特性などによるクラス分けはなく、どの子もフラットに通っています。好きなものを通じて、できることが増え、自信や自己肯定感が高まる子どもたちもたくさんいます。テクノロジーを見て、聞いて、触れるイベント!今年のワンダーメイクフェスは、これまでよりさらにスケールアップして2日間にわたって開催!見どころを紹介します。Upload By LITALICOニュース年長・小学生~高校生の子どもたちによるプログラミングやロボット製作などのプレゼンテーションや展示が、ワンダーメイクフェスの目玉プログラムです。ITやものづくり系のクリエイターの方からの作品へのフィードバックもあり、プログラミングを学ぶ子どもたちにとっての社会への発表の場となっています。Upload By LITALICOニュースITやものづくり関連の企業や専門学校などによる、テクノロジーツールの展示や体験もあります。子ども向けのIT教材やツールの最新事情をいち早く体験することができます。専門学校や通信制スクールによるカリキュラム紹介・進学相談コーナーなども行われるので、将来の進学先を考えるきっかけにもなりそうです。<協賛企業・学校>ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社/株式会社デジカ/株式会社イーケイジャパン(エレキット)/株式会社キッズスター/XYZプリンティングジャパン株式会社/クラーク記念国際高等学校/学校法人角川ドワンゴ学園 N中等部etcUpload By LITALICOニュースLITALICOワンダーによる遊べるコンテンツが盛りだくさんのコーナーです。プログラミングのプチ体験など、はじめてプログラミングに触れるという子どもたちでも楽しめるコンテンツを多数用意しています。■サインラリー発表会場内を巡ってサインを集めよう!■友だちと協力バトル※通塾生による紹介が必要ですScratch(スクラッチ)のゲーム制作プチ体験&プレイ!■ワンダー説明&相談コーナー(プログラミングのプチ体験コーナーあり)「プログラミングとは?」「子どもの将来にどう繋がるの?」そんな疑問に答えながら、LITALICOワンダーの特長をご紹介!そのほか、子どもたちがデザインした作品を展示・オンライン購入できるブースやU-18限定のプログラミングコンテストなど、子どもたちが「IT×ものづくり」を1日しっかり楽しめるコンテンツを多数用意しています。保護者の方にとっても、具体的にイメージしづらいプログラミング教育やICT教育やその事例に触れることができます。また、ワンダー説明&相談コーナーでは、プログラミングやロボットの習い事を検討している方のご相談も受けつけています。『ワンダーメイクフェス5』開催概要◇開催日時2019年2月9日(土) ~ 10日(日)10:00~17:30(9:30 開場)入退場自由◇開催場所日本科学未来館(東京都江東区青海2-3-6)新交通ゆりかもめ「テレコムセンター駅」下車、徒歩約4分◇参加費無料※日本科学未来館の常設展・企画展をご覧になる場合は別途入場料が必要です。◇参加・申し込み方法下記の特設サイトより入場申し込みをお願いします。当日は混雑が予想されるため、事前に入場申し込みをするとスムーズに入場できます。※当日参加も可能です。
2019年01月23日3月26日(火)に、「LITALICO発達ナビ子育てフェスタ2019」を開催します!Upload By 発達ナビ編集部2019年1月で3周年を迎えるLITALICO発達ナビは、12万人を超える会員さまにご利用いただけるサイトに成長しました。今回は、ユーザーの皆さまの「リアルで交流できる場がほしい」という声にお応えし、2019年3月26日(火)に初のユーザー参加の大型イベント「LITALICO発達ナビ子育てフェスタ2019」を東京都大田区で開催します!今回のフェスタのテーマは「子どもの将来」。お子さまとの日常生活や学校生活など、不安や悩みが多いユーザーにとって、将来を前向きに考えられるような1日になるよう、さまざまなコンテンツをご用意します。■子どもの発達やその支援についての理解や知識を分かりやすく得られる「講演会」■発達ナビユーザーにぴったりの商品・サービスを提供する企業・団体の「ブース」■子育てに役立つさまざまな「ワークショップ」 などお子さまと一緒に楽しめるコンテンツもありますので、春休み中のお子さまと一緒にご参加いただくこともできます。これから開催までの間、全3回に分けてイベント情報をご提供。第1回の今回は、イベントの内容「講演会」「ブース」「ワークショップ」それぞれの内容の一部ずつを紹介していきます。参加を希望される方は、申込みフォームのご記入をお願いいたします。「講演会」子どもの発達やその支援についての理解や知識を分かりやすく得よう!発達ナビの講演会は、保護者が知りたいテーマを分かりやすく、専門家の方に聞けるチャンスです。これまでも多くの方々にお申込みいただいていた人気企画です。当日は、3パートに分けてお届けします。今回はパネルトークについてご紹介します。パネルトークのテーマは「発達が気になる子どもの学級選びと進路・小中学生編」。学校生活は、お子さまの日常や将来に大きく関わることなので、多くの保護者さまが真剣に悩んでいるのではないでしょうか?ここでは、学級選びや中学・高校への進学について考えていきます。トークゲストは、学校での合理的配慮などについて多数著書をお持ちの阿部利彦先生、現在発達凸凹のある小学生を育てる保護者2名にお越しいただきます。モデレーターは、発達ナビのコラムを多数監修いただいている鳥取大学の井上雅彦先生です。【パネルトーク概要】■テーマ発達が気になる子どもの学級選びと進路・小中学生編■ゲスト・阿部利彦先生(星槎大学大学院 教育実践研究科 准教授)・白砂ゆき子さん(長男(小1、ADHD)を育てる保護者)・古山真紀子さん(長女(中1、ASD・ADHD・LD)、長男(小4、ASD・ADHD・LD)、次男(3歳、グレーゾーン)を育てる保護者)■モデレーター・井上雅彦先生(鳥取大学大学院 医学系研究科 臨床心理学講座教授)参考:阿部利彦先生参考:白砂ゆき子さん参考:古山真紀子さん参考:井上雅彦先生「ブース」発達ナビユーザーにぴったりの商品・サービスを提供する企業が出展ブースエリアでは、発達が気になるお子さまと、その保護者にとって嬉しい商品・サービスの展示や販売を行います。その一部をご紹介します!産直商品など安心でおいしい食品を個人宅へ宅配しているコープみらい。お子さまを連れてのお買いものが何かと大変な方や、安心な食品や食材を購入したい方に、おすすめのサービスです。人気商品の試食や、個数限定で無料でお持ち帰りできる商品もあります!参考:コープみらい老舗ランドセルメーカーの協和は、一般向けのランドセルだけでなく、障害があるお子さま向けのランドセルもつくり続けています。今回は、軽くて背負いやすい「ふわりぃランドセル」や、障害のあるお子さまでも使いやすいランドセル「ふわりぃ障がい児用Uランドセル」をご用意。可愛いバックペーパーを背景に、ランドセルを背負って、モデル気分で!?写真撮影ができます。参考:ふわりぃ「障がい児用オーダーメイドUランドセル」「ワークショップ」子育てに役立つ企画をご用意ワークショップエリアでは、アットホームな雰囲気でさまざまなテーマのワークショップを行います。お子さま連れの方向けの内容から、保護者にとって子育ての学びになる内容まで、いろいろなワークショップを準備しています。その一部をご紹介します。まずは、お子さまも一緒に楽しめる嬉しいコンテンツをご紹介します。睡眠障害、情緒の不安定、感覚過敏(鈍麻)などによる困難の改善方法の一つとして、アロマが役立つと言われています。ここでは、アロマを使った遊びを体験できます。たとえば、アロマをねんどに混ぜることで、触覚過敏で砂遊びやねんど遊びを嫌がる子も、いい香りがするので触ることへの緊張が緩和されるそうです!療育グッズを取り扱う通販サイト「tobiraco(トビラコ)」が、統合医療の医師を含む専門家らによって開発されたアロマを使用します!参考:トビラコの療育アロマ | トビラコ「カンドゥー」はモデルや警察官、パイロットをはじめ、30種類以上の仕事が体験できるテーマパーク。今回は、カンドゥーの体験プログラムが子育てフェスタに出張!発達の気になるお子さまにとっての分かりやすさを心がけた内容を、特別にご用意いただくことになりました!参考:カンドゥー子育ての学びになる保護者向けのコンテンツを実施するブースもご用意しています!教育や支援はもちろん、保護者が亡くなった後も続く子どもの人生をサポートするお金の準備が必要です。「障害のある子の家族が知っておきたい『親なきあと』」の著者・渡部伸先生と、三菱UFJ信託銀行トラストファイナンシャルプランナー小谷亨一氏による「親なきあとのお金」セミナーを提供します。参考:親なきあと、障害のある子はどう暮らす?お金は足りる?行政書士・渡部伸先生×立石美津子さん対談【前編】療育アロマを開発した先生によるアロマオイルのセミナーを実施します。tobiracoのアロマオイルを使い、アロマの効用やハンドマッサージのやり方を体験しながら学べます。お子さまや、参加する保護者同士でマッサージしあって、リラックスタイムに。参考:トビラコの療育アロマ | トビラコ自閉スペクトラム症(ASD)の特徴の一つとして、知覚過敏や知覚鈍麻といった非定型な知覚があることが分かっています。ASD当事者の方がどのように世界を見て、どのような困難を感じているか理解を深めることができる「ASD知覚体験ワークショップ」。VR装置を用いてASD当事者の知覚パターンを疑似体験することができます。参考:自閉症スペクトラム症の知覚をVRで疑似体験そのほかにも、盛りだくさんなコンテンツをご用意ほかにも、発達ナビユーザーが楽しい・うれしいコンテンツをご用意しています!会場では、発達凸凹のお子さまあるあるエピソードを募集します。皆さんから集めたエピソードからスタッフが選定したものを、発達ナビコミック連載ライターのかなしろにゃんこ。さん・ひらたともみさんによるイラスト付きコラムにて後日公開します!かなしろにゃんこ。さんの記事一覧ひらたともみさんの記事一覧発達ナビ子育てフェスタは盛りだくさんのコンテンツで皆さまをお待ちしております!今回ご紹介しきれていないことは第2回でご紹介します。お楽しみに!お得な早割チケットもあるので、お申込みはお早めに!開催概要/お申込みUpload By 発達ナビ編集部【日程】2019年3月26日(火)10:00-17:00【対象】発達の気になるお子さまの保護者(お子さま連れOK)【定員】300名程度【会場】大田区産業プラザPiO(京急蒲田駅より徒歩3分)東京都大田区南蒲田1-20-20大田区産業プラザPiO【内容】■講演会(10:00-13:00)第1部基調講演井上雅彦先生鳥取大学大学院 医学系研究科 臨床心理学講座教授第2部パネルトーク~発達が気になるお子さまの学習について~(仮題)株式会社すららネット佐々木章太氏ほか第3部パネルトーク~発達が気になる子どもの学級選びと進路・小中学生編~・阿部利彦先生(星槎大学大学院 教育実践研究科 准教授)・白砂ゆき子さん(長男(小1、ADHD)を育てる保護者)・古山真紀子さん(長女(中1、ASD・ADHD・LD)、長男(小4、ASD・ADHD・LD)、次男(3歳、グレーゾーン)を育てる保護者)・モデレーター:井上雅彦先生■展示・販売ブース(10:30-17:00)発達障害のあるお子さまや、その保護者にぴったりの商品・サービスの展示や販売をするブースです■ワークショップ(10:30-17:00)お子さまが楽しめる内容から、保護者にとって子育ての学びになる内容までさまざまなワークショップを実施します(以下一部)・アロマでリラックスして遊ぼう(提供:tobiraco(トビラコ))・出張カンドゥー(提供:イオンモールキッズドリーム)・発達が気になるお子さまのための「親なきあとのお金」セミナー(講師:渡部伸先生/三菱UFJ信託銀行)・療育アロマを使ったハンドマッサージ講座(提供:tobiraco(トビラコ))・VRを使ったASD知覚体験ワークショップ(提供:LITALICO研究所)※ワークショップの一部コンテンツは、事前予約制とさせていただきます。詳細は後日ご案内します【参加費】早割チケット:1,000円通常チケット:1,500円※中学生以下のお子さま無料※早割チケットは2/10(日)までの販売以下のボタンより、チケットをご購入ください。
2019年01月22日10年後の告白。実は、1年間裸足で過ごしていた…!?Upload By かなしろにゃんこ。小学校入学前の数年間、裸足保育の保育園で過ごしていた息子リュウ太。その影響もあってか?小学校入学したときから、上履きや靴下が窮屈で好きではなかったといいます。「実は小4のときに、素足ブームが来てさ。トイレと移動教室以外、ずーっと裸足で過ごしていたんだ」と、つい先日、20歳になる息子に告白されました…!「な…なんだとうっ!!」たまにPTAの用事で学校に行く際に息子の様子を見に教室までいくと素足に上履きを申し訳ない程度にひっかけている姿を何度か見たことはあったものの、まさか毎日裸足だったとはつゆ知らず……。その汚い足で、家でも過ごしていたのか…リュウ太め!「上履きって別に履かなくてもいいじゃないか!」とヒラメいてUpload By かなしろにゃんこ。「靴の窮屈な感じがイヤで、ずっと我慢してたから、裸足の解放感はたまらなかったよ!気持ちがよかったんだよ!」と、20歳になったリュウ太は言います。「上履きって別に履かなくてもいいじゃないか!」というヒラメキが天から降ってきて(笑)「よっしゃ!オレ裸足になる!」と決めたというのです。何かの実験なんでしょうか?裸足で過ごす心地よさを検証したいんでしょうか?一度やってみたいと思うと貫きたくなる性質の息子です。冬の時期は寒いので厳しいらしいのですが解放感の方が上回るため真冬も裸足を貫いたのだそうで…。Upload By かなしろにゃんこ。「2~3か月経つと足の裏の皮膚が固くなって、そこそこ固いものを踏んでも痛くないんだよ、それに画鋲を一度しか踏まなかったんだよ!踏んでもそんなに痛くないくらい足の裏が丈夫になっていくんだよ!スゴクない!?」とまさかの裸足自慢(笑)自由奔放な考え方と即座に実行した話に、思わず爆笑。お前は野生児か!まさかの裸足自慢を繰り出すUpload By かなしろにゃんこ。小学4年生のときに「裸足での生活」に目覚めた息子。小学5年生になってからもしばらく、裸足で過ごしていたようです。そんなある日、クラスメートに注意されてしまいました。「お前、もう小5だぞ!いい加減に上履きを履け!」いつもは周りの意見に耳を傾けない息子ですが、このときは何故か「そうか、小5にもなったし、裸足でいるのって恥ずかしいのかもな~?」と、はじめて感じたのだと言います。自分が裸足で過ごしていることなんて、誰も気にしていないだろうと思っていたのに、意外だったようです。そして、改めて自分の足の裏を見てみたらーーーー!!!足裏の状態に、はじめて気づいた!Upload By かなしろにゃんこ。「うっわ!ものすごっ汚っ!!」シールがくっついていたり細かいゴミが指の間に入っていたり…真っ黒な足裏の状態をはじめて見て、ショックを受けたリュウ太。「裸足はもうやめよう」と上履きを履くことにしたといいます。10年後のわが家Upload By かなしろにゃんこ。もし、小学生当時にこの話を聞いていたら、「足が汚い!裸足なんてみっともない!」とカンカンに怒ってしまったはず。でも、もう10年も前のこと。私も母親歴20年となり、図太くなりました(笑)今なら「そんな小学生がいてもええじゃないか、ほほほほ~」と、リュウ太の話を微笑ましく聞くことができましたよ。それに、周りから注意を受けると反発してきた息子が、小学5年生になってからは少し客観的に自分のことを考えることができたり、他人の言葉を受け入れようと考えはじめていたことを知って嬉しかったです。小学5年生のときに「上履き履けよ!」と注意してくれたクラスメートと、先日成人式に一緒に参加しました。いつでも息子に正面からハッキリ注意してくれる、大切な友達です。
2019年01月21日神奈川県児童発達支援事業所Upload By 発達ナビ施設情報2019年1月4日にオープンした綺麗で気持ちの良い教室です。幼児教育コペルの豊富なオリジナル教材、フラッシュカードなどを使用して、お子さまの特性に合わせた療育を行っています。保育士幼稚園教諭をはじめ、コペルで認定を受けた指導員が在籍しています。リトミックによる音楽教育(拍子・呼吸・リズム・即時反応)や人間教育(創造力・集中力)、また、感覚統合を取り入れた遊びにより、心とからだを育てます。また、認知課題に対しては、楽しく歌を歌ったり、高速でめくられるフラッシュカードを見ることで集中力や脳の活性化を促します。神奈川県の児童発達支援事業所をもっと見る埼玉県児童発達支援事業所Upload By 発達ナビ施設情報ハッピーテラスキッズ上尾駅前通りルームは2018年11月1日にオープンしました。お子さま一人ひとりの発達段階に合わせてプログラムを考案する個別サポートコースでは、平均台やはしごなどを使ったサーキット、鉛筆の持ち方の練習、発音やひらがなの習得などお子さまが楽しく通えるような工夫をしています。発語の遅れや、滑舌に課題のあるお子さまには、息を吹いて遊びながらトレーニングを行える工作などを提案しております。教室内には保護者さまもくつろげるカフェのような待合室があり、マジックミラーからお子さまの様子をご覧いただけます。埼玉県の児童発達支援事業所をもっと見る栃木県放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報厚生労働省が推奨しているヴァインランドⅡを元に、運動、学習、外出、工作など、さまざまな活動を行ってます。桜通り店ではいろいろな外出を行っており、子どもたちで外出先を決めて自主性を高めたり、当日まで行き先がわからないミステリーツアー形式にしてレクリエーションを設定したりと、お子さまが楽しめるよう工夫しています。スタッフは保育士や児童指導員を中心に編成されてます。社内での研修や勉強会のほか、外部研修への参加、資格やスキルアップサポートなどを通して、お子さまの療育の質の向上に励んでいます。栃木県の放課後等デイサービスをもっと見る栃木県児童発達支援事業所Upload By 発達ナビ施設情報月に一度配布されるレクリエーションカレンダーをベースに運動・外出・工作などさまざまな活動を行っています。厚生労働省が推奨しているヴァインランドⅡを元にお子さまの療育を行っており、適応行動の水準を客観的に数値化できるのが大きな特徴です。また、気取らずぶらりと外出に行くことも多く、子どもたちにとってリラックスして楽しめる内容になっているようです。グローバルキッズメソッドに通うお兄さんお姉さんたちと合同でレクリエーションやおでかけをすることもあります。栃木県の児童発達支援事業所をもっと見る大阪府放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報りんりんでは、お子さまが楽しく安心して過ごしていただけるような時間と居場所づくりに取り組み、人を思いやる気持ち、人に優しくする気持ちなど、さまざまな成長が十人十色でみられています。運動・学習・社会性の3つの療育をバランスよく取り入れることにより「子どもたちの生きる力=自立心の向上」を目的とし、「できない」という自己否定を「できる」という自己肯定感に変えていけるような支援を行っています。また、季節に合わせたイベントやボーリング大会、お食事会など一年を通して四季を感じながら楽しめる行事も行っています。大阪府の放課後等デイサービスをもっと見るいかがでしたか?気になる施設がありましたら、「~のページをもっと見る」のボタンを押すと、より詳しく施設の情報をみることができます!「もっと施設の情報を詳しく知りたい!」「見学をしてみたい!」と思ったら、WEBからもお問い合わせができます。施設情報ページでは、掲載されている施設の情報を地域ごとに検索して見ることができるので、ぜひお住まいの地域のページをチェックしてみてください。
2019年01月18日女性ならではの困りごとや、実生活に生かしたい対策を解説!『よくわかる女性のアスペルガー症候群』女性のアスペルガー症候群の人は、男性よりも症状が目立ちにくいといわれています。どのように振る舞えばいいのか考え、対応しようとすることも多く、本人が困っていても気づかれにくい傾向があるためです。医療機関を受診しても診断されない場合もあるかもしれません。著者は、これまでもさまざまな女性の発達障害についての本を手がけられてきた司馬理英子先生。精神科医として、専門的な立場から女性ならではのアスペルガー症候群の特徴や困りごとのケースを紹介しているほか、仕事やプライベートの人付き合いの場で役立つ情報がイラストとともにまとめられています!アスペルガー症候群の女性だけでなく、周囲の人にとっても、本人の困りごとやサポートについて知ることができるかもしれません。(発行: 2019年1月10日)一人ひとりに寄り添った対応の具体策は?『イラストでわかる子どもの場面緘黙サポートガイド アセスメントと早期対応のための50の指針』年間200件以上、場面緘黙の相談を受けている長野大学社会福祉学部准教授の高木潤野先生と、場面緘黙の子どもたちの治療に携わってきた小児科医の金原洋治先生の著書。場面緘黙症の子どもたちは、全く話すことができないわけではないので、支援の対象となりづらいケースがあったり、やる気がないなど勘違いされたりすることも。また、自分から困っていることを発信できないことから、教育・医療・福祉分野の人の中でも適切な支援などについて認知が進んでいない状況があります。長年の臨床からさまざまなケースを紹介しながら、主に学校現場における環境調整や関わり方、特別支援教育制度の活用についてまで幅広く指針が示されています。場面緘黙のある子どもたちに関わる人に読んでもらいたい本です。(発行: 2018年12月15日)成長段階にそった症例から発達障害を解説!『発達障害 精神科医が語る病とともに生きる法』就学前、小学生、中学生、高校生、大学生と、初診時の年代をそれぞれ想定した症例を紹介しています。具体的な生い立ちなどが物語のように語られています。そして、一つひとつの症例に対して、「サングラスの使用はどのような効果があったのですか」「10歳から始まった『イライラ』は、どこからきているのでしょうか」といった質問が並び、著者で精神科医の崎濱盛三先生が回答。この本では、「一般的な症状」を個人に当てはめて語るのではなく、個々のケースを丁寧に読み解くことで、裏付けを浮かび上がらせていきます。子どもの成長の過程に合わせて、行動の裏にある理由や本人の心の変化などがわかりやすくまとめられています。発達障害のある子どもの思春期に向き合うために参考にしたい一冊です。(発行: 2019年1月15日)父がみた息子を取り巻く本当の問題と心の変化。『漢じがすくなくてすいません 中東のある国で息子のディスレクシアがわかった』異国の地で父子2人暮らしする中で、息子さんのディスレクシアがわかったという父親の武井直紀さんによる手記です。特に、読み書きができないことに対する同級生からのいじめ、理解のない教員の対応などが息子さんの心に影響を与えたことなどを取り上げています。文字を読めない・書けないといった状態そのものよりも、周囲の無理解さから生まれる心の苦しさが本人にあるということについて考えさせられます。さまざまな問題に向き合っていく中で、息子さんの心はどう変化してどんな道を選んだのか。衝突を繰り返しながらもその変化をつぶさに見つめた等身大の家族の姿が書き出されています。
2019年01月17日久々に発達障害の娘との家族旅行を計画!広汎性発達障害の娘は、現在小学2年生。娘が小さい頃、私たちはよく旅行をしていました。発語がない期間が長かった娘は、旅行中も騒ぐことなく、まったくと言っていいほど手がかかりませんでした。Upload By SAKURA娘が3歳の時、沖縄に引っ越して来た私たち。県を出るのは飛行機が必須で、旅行のハードルが上がってしまい、なかなか行けずにいました。息子を妊娠してからは、さらに旅行に行きにくくなり、一切沖縄から出ていませんでした。しかし、息子も2歳になり、そろそろ行けるんじゃないか?というとこで、去年の年末から、今年の年始にかけて、4人家族になって初めての旅行に行くことになりました。イヤイヤ期の息子を連れて、頼りにしてますお姉ちゃん正直、今回の旅行で、私たちが最も手がかかるであろうと思っていたのは、イヤイヤ期真っ盛りの息子でした。今までの旅行で全く手のかからなかった娘も、小学生になり、姉として弟の面倒も見れるようになってきたこともあって、今回の旅行では戦力になると思い、内心頼りにしていました。Upload By SAKURAパニック対策で、娘にはギリギリまで伝えないことに行き先は、東京に決定!前々から関東のテーマパークに行きたがっていた娘のための計画です。でも、娘には、事前に伝えないようにしました。それは、こだわりが強く、予定変更が苦手な娘がパニックになることを避けるためでもありました。Upload By SAKURA当日の朝、旅行を娘に伝えると、娘はとても喜び、ハイテンションになりました。いつもはなかなか起きてこないのに、「東京」という言葉を聞いただけで飛び起き、着替えもあっという間に完了!それを見ていて、私たちはとても嬉しい気持ちになりました。いざ出発すると、予想外だったのは…しかし、いざ出発してみると、楽しみな気持ちが空回りしてしまったのでしょうか、娘は初日から普段やらかさない失敗を繰り返しました。Upload By SAKURA息子に振り回されると予想していたのですが、実際は、娘の情緒不安定さに振り回されることになりました。「いつもと違う」旅行に興奮状態の娘一方、警戒していた息子は、状況をよく見ていて、話もちゃんと聞いてくれたので、順応も早く、よく食べ、よく歩き、良く寝ていました(笑)しかし娘は、普段はちゃんと聞ける説得や話も、上の空。Upload By SAKURA耳からの情報収集より、目で見たものを優先する娘。視覚優先の娘ならではのパニック状態なのだと、私たちは思いました。初めての地…そして嬉しすぎる場所…視覚情報の多さと興奮が重なり、いつもの状態を保てなかったのだと思います。やってみないとわからない。家族旅行から学んだこと今回の旅行で、私たちはまた娘の特性を学びました。そして、『もう小学生だから大丈夫』と勝手に決めつけてしまっていたことも、反省しました。しかし、同時にこれも、娘にとっても私たちにとっても経験。大変な家族旅行ではありましたが、娘が行きたかった所に行けたこと、娘や息子の楽しそうな顔を見れたことは、とてもいい思い出になりました。娘が旅行で起こりうるパニックを学ぶことができたので、次回に活かせるようにしていきたいと思いました。Upload By SAKURA
2019年01月16日節電とは無縁の生活冬や夏といえば光熱費がかかるシーズン、頑張って節電に取り組んでおられるご家庭も多いのではないでしょうか?わが家は、娘が学校へ行かず引きこもるようになってから、節電という言葉とは無縁な地球にやさしくない生活をしています。マンションに1台しかないエアコンはよほど快適なシーズン以外は24時間稼働しっぱなし。電力自由化までは、真夏や真冬には2万を超える電気代を払っていました。引きこもりと空調の問題出典 : 不登校や引きこもりに関する講演で聞く話ですが、当事者である子どもたちは親が思っている以上に、引きこもっている自分の存在を否定し親に申し訳ないと感じているのではないかと思います。そんな子どもたちにとって大切なのは「あなたはここにいていいんだよ」と態度で示してあげること。空調もその一つで「寒かったらエアコンをつけてね」と一言かけるだけで子どもの気持ちも変わります。「自分のせいで電気代がかかって申し訳ない」って思っていますので…。娘も最初は「クーラーつけてもいい?」と毎日遠慮がちに聞いてきていました。感覚過敏で洋服での調整が難しい娘は感覚過敏が強く、それは小学校3年生のときに完全に学校に行けなくなってから一気にひどくなりました。肌の感覚が鋭くなり、今まで身につけることができた靴下や靴、長袖・長ズボンをまったく受けつけないようになりました。室内では一年中、ヨレヨレになったTシャツとパイル地の短パンしか身につけません。それでいて、ちょっと寒かったり暑かったりしたらエアコンをつけたがるし、湿度にも敏感になって加湿器を出して欲しいと言うし、正直に言うと腹が立つこともありました。その頃はまだ、娘に発達障害があるとはゆめにも思っていなかったからです。親からしてみれば、「まだそれほど暖かくもないのに、そんな恰好をしていたら寒いに決まっているじゃないか。暖房をつけるくらいなら上に何か着てほしい」と言いたいところですが、発達障害と診断され、娘には感覚過敏という特性もあることを理解してからはイライラすることもなくなりました。娘はわが家のエアコン奉行現在、わが家の空調は娘に合わせて完璧になるよう、「娘が」管理しています。基本的にシーズン中は24時間稼働、マメな調整も欠かしません。エアコンが止まるのは外気が20℃前後、湿度40~55%程度になる快適なシーズンだけです。ちなみに湿度にも敏感で「空気が乾いているから加湿器をつけるね」と素早く調整します。去年の真夏にエアコンが故障したのですが、そのときはすぐに実家に避難したにもかかわらず、環境が変わったのがストレスになったのか体調を崩して病院行きに…。加湿器も故障したので、エアコンと一緒に、できるだけ電気代が安くつき、自分で設定がカスタマイズできるものを選んで購入しました。加湿器の説明書を熟読した娘は、月に一度のフィルターのクエン酸洗浄もやってくれるように。本当に働き者のエアコン奉行です!意外な人たちにも喜ばれた出典 : うちにはヘルパーさんが週3回来てくれているのですが、いつも部屋に入ったとたん喜びます。「ヨーコさんの家は一年中快適やわ~」って。お年寄りの家は夏場は暑いし、冬場は使ってない部屋は寒いしで大変なんですって。しかも、普段ヘルパーさんが来ているときは、加湿器が置いてある寝室のふすまを閉めて閉じこもっている娘も、ヘルパーさんが風邪をひいて咳をしていると、ふすまを開け放して湿度を調整してくれます。自分が喘息で苦しんだ経験があるから優しいんですよね。意外な人にも喜んでもらえて何よりです。
2019年01月11日発達が気になる子どもにかかわる仕事って?必要な資格や仕事内容、働く人の本音まで知ることができる!2019年1月27日(日)に、発達が気になる子どもにかかわる仕事について「資格要件・仕事内容などの基礎を学べる」「保育士から発達支援にキャリアチェンジした人の本音トークが聞ける」「大手法人と、仕事内容やキャリアに関してフランクに話せる」という、魅力たっぷりのイベント「LITALICO発達ナビしごとフェスタ」を開催します。出典 : イベントでは、関東近郊で児童福祉の事業所を運営する大手法人が個別ブースを出展。気になる法人と仕事内容・働き方・キャリアに関してフランクに話をすることができます。同時に「業界に関する知識がなくて不安」「未経験でも大丈夫?」という声にこたえ、児童福祉分野で働くうえでの基礎知識がわかる「児童福祉の仕事まるわかりセミナー」や、「保育の現場から児童発達支援へ転職した方のトークセッション」といった、どんな方にもきっと役立つプログラムも実施!会場には児童福祉分野に詳しいキャリアアドバイザーによる無料相談コーナーを設けるほか、児童福祉業界での働き方に関心がある方と気軽につながることができる交流会も開催します。現在児童福祉業界(児童発達支援・放課後等デイサービス)で働いている方、保育や教育・福祉の経験を発達支援に活かしてみたい方、児童福祉業界での働き方を知りたい方はぜひこの機会に、話を聞いたり、相談してみたりしてはいかがでしょうか。参加希望の方は、以下の概要を確認のうえ、申し込みフォームからお申し込みください。「LITALICO発達ナビしごとフェスタ」開催概要【日程】1月27日(日)13:00~18:00(開場12:45)※途中参加・途中退場可【会場】fabbit Global Gateway “Otemachi”東京都千代田区大手町2-6-1 朝日生命大手町ビル2階(東京駅・大手町駅直結)明るくお洒落なスペースを貸し切っての開催となります!【参加費】無料参加者全員にQUOカード1000円プレゼント!「LITALICO発達ナビしごとフェスタ」の見どころ紹介発達が気になる子どもの支援事業(児童発達支援・放課後等デイサービス)を運営する大手法人が、支援の特徴や、仕事内容、職場環境等について、説明いたします。アットホームな雰囲気の中、法人の担当者の方とフランクに話すことができます。参加法人(一部抜粋)・有限会社エスエヌ企画(ライズ児童デイサービス)・アース・キッズ株式会社(スタジオそら)・株式会社SKY(みなそら園)・ハッピーテラス株式会社・株式会社LITALICO(LITALICOジュニア)ほかみなさまの知りたいことに合わせた約30分のセミナーを開催いたします。【1】福祉の仕事まるわかりセミナー(13:00~13:30)児童福祉業界について、知識・経験がない方もご安心ください。・発達が気になる子の支援の仕事とは・「児童発達支援」「放課後等デイサービス」とは・指導員のなり方など、わかりやすく解説します。【2】保育の経験を活かして発達支援へ(14:00~14:30)元保育士で、児童福祉業界に転職した方をゲストに迎え、転職理由や、転職前後のギャップ、転職してよかったことなどを話していただきます。「保育・教育の資格や経験を発達支援に活かしたいが、実際のイメージがわかない」「発達障害の子どもへの支援ができるか不安」そんな方必見のトークセッションです。※各回定員30名(先着順)となります。※内容は変更になる可能性がございます。福祉の仕事全般に関する疑問点、転職の不安・悩み等、ぜひ何でもご相談ください。「私でも発達支援の仕事ってできるのかな?」「これまでの経験を活かしてキャリアアップしたいけどどうしたらいいかわからない」そんなあなたの悩み・不安・疑問をスタッフが一緒に解消します。軽食をとりながら、参加事業所の職員の方々とざっくばらんに話したり、他の参加者の皆さまと情報交換したりできます!事業所ブースをまわる中で特に気になった事業所の職員の方に、発達支援の仕事のリアルを聞いてみたり、児童福祉分野に興味のある参加者同士で情報交換してみてはいかがでしょうか。【同時開催】障害のある方の「働く」を支援する仕事についても知ることができる!Upload By 支援のひろば本イベントでは、お子さまへの支援だけでなく、”障害のある方の「働く」を支援する仕事”についても知ることができます。関東近郊で就労支援の課題解決に取り組む大手法人から、具体的な取り組みや働き方について詳しく聞けるブースの設置や、大手企業(GREE(グリー)株式会社)の障害者雇用担当者による「就労支援」の現状や期待を本音で語るトークセッションなども、同じ会場で実施予定。障害がある大人を支援する仕事について興味がある方も、ぜひご参加ください。※障害のある方の「働く」を支援する仕事に関して、どんなことがわかるの?という方は以下ページをご覧ください。以下ページからもイベントのお申し込みが可能です。障害のある方の「働く」を支援する仕事について、LITALICOしごとフェスタでわかること「LITALICO発達ナビしごとフェスタ」は、発達が気になるお子さまへの支援にかかわる仕事はもちろん、障害がある方の「働く」を支援する仕事についても知ることができるイベントです。ぜひご来場ください!【本イベントに関する問い合わせ先】LITALICOキャリア事務局(児童福祉・障害福祉分野に特化した就職支援サービス)info_event@litalico-c.jp
2019年01月10日【幼年期】初めての“支援者”との出会い私が初めて“支援者”の方と出会ったのは娘が2歳の時です。乳幼児健診のときには特に指摘を受けなかった娘ですが、私は同世代の子どもとの違いや育て辛さを感じ、自治体の子育て相談センターに相談をしました。そこで教えてもらった児童発達支援センター(療育センター)に娘を連れて面接に行ったときのこと。相談員の方に娘の成育歴を聞かれた私は、気がつくと2時間近くも話をしていました。これには自分でも驚きました。そして自分の母親ほどの年齢の“支援者”の方に「お母さん、今まで頑張ってきたのね」と言われたとき、思いもかけず涙が出たことを今でも鮮明に覚えています。「どこへ行っても肩身の狭い思いをしていたこと」や「障害児を育てる孤独や不安」を“理解してくれる人”に、初めて出会えて嬉しかったのだと思います。当時の私の日記には「気がついたら2時間もしゃべっていた。こんなに話したいことがあったんだと自分でもビックリ。今まで子育てでほめられることがなかったから嬉しかった。そうか、私はほめられたかったんだ」と書いてあります。私たち親子は、その支援センターでその後6カ月間、月2回のペースで親子グループ保育に通いました。親子で一緒に体を動かしたり、同じ悩みを持つ保護者同士で話をしたり、支援者の方にちょっとした生活上の工夫を教えてもらったりしながら、穏やかで楽しい時間を過ごすことができたのです。【小学校時代】支援の狭間で悩む日々主人の仕事の関係で私たちは幼稚園卒業と同時に引っ越しをしました。引っ越した先でも療育センターに通いました。下の子の出産もあり、しばらく通えない時期はあったものの、小学校高学年になるにつれ、勉強面や友人関係が難しくなり、相談に通う回数は増えていきました。しかし療育センターの面談では…Upload By 荒木まち子「自閉傾向」「グレーゾーン」といわれていた娘。この頃は支援の狭間に陥っていて、もどかしさを感じることが多い時期でした。このまま何もしなかったら状況はどんどん悪化してしまうと感じた私は、自らも障害に対する勉強をし、積極的に地域資源を活用して公の相談機関以外にも娘に合った支援先を探そうと思い始めました。【中学校時代】ともかく情報を求めていた時期Upload By 荒木まち子小学校の半分の期間しかない中学校時代、私は娘が3年間をドロップアウトせずに過ごすことと、娘に合った進路先を探すことに必死でした。【高校時代】自らヘルプを出すスキルを高校生ともなると親と過ごす時間よりも学校や部活など、家庭以外で過ごす時間が増えます。それに伴って子どもの悩みの内容も家庭では解決できないものが増えていきます。私は娘の成人後も見据えて、それまでの娘が親に悩みを相談↓親が娘の悩みを支援者に伝える↓環境改善という構図を徐々に「娘が自分で相談先を選び、自らが支援者に相談」に変えていきたいと考えていました。しかし、受動型の娘にはそれが難しく、苦労をしました。【社会人】小学校時代まで遡り、過去の支援者行脚をした娘学生から社会人になることは、それまでのどんなものとも比べものにならないほど大きな環境の変化です。慣れない環境や仕事、人間関係、見通しが立たない不安もあり娘は体調を崩しました。ジョブコーチの勧めで会社を休んだ娘は、休みの間に過去にお世話になった支援者に会いに行きました。小学校の頃から支えてくれた家庭教師の先生。中学校の特別支援コーディネーターの先生。中学・高校時代の居場所となったNPO法人の先生。高校時代の地域コーディネーターの先生や地域活動ホームの相談員さん。障害のある子は「自分を本当に支えてくれる人」や「自分に好意的に接してくれる人」が本能的にわかるようで、娘が会いに行った支援者の方々は娘を受け入れ、寄り添って下さいました。過去を振り返り、変わらず見守ってくれている支援者の方から安心と知恵とパワーをもらい娘は再び前を向くことができたようでした。【そして今】一番身近な相談先とはジョブコーチは娘が入社当初から支援機関との連携に積極的で、娘の体調や気持ちの変化をしっかりと見極め絶妙な距離感で彼女を支えて下さっています。地域の相談員さんはジョブコーチや過去の支援者を交えたカンファレンスを開いて下さいました。今娘は“支援者”に『親に対する不満』を言うようにもなり、高校時代の課題も徐々にクリアーしつつあるようです。“親の支援”より“子ども自身の支援”をメインに今私が望むのは、子どもが幼年期のときのような“親に寄り添ってくれる支援者”ではなく、“子ども本人の意思を尊重し支えてくれる支援者”です。娘を支援者に丸投げにするわけではなく、連携をとりながら共通の目標に向かって共に歩んでいけたらと思っています。「子どもの幸せ」こそが親の一番の願いなのですから。
2019年01月09日