ウーマンエキサイトがお届けする子育ての新着記事一覧 (334/341)
ウーマンエキサイトが子どもを持つ親を対象に「子どもに将来進学させる場合、勧めたい大学はありますか?」という質問を388人にしたところ、38%が具体的な大学名を記載、残りの62%が「特にない」と回答しました。また、「お子さまに将来就いてもらいたい職業はありますか?」という質問に対しては、62%が具体的な職業名をあげたのに対し、38%が「特にない」「本人の希望に任せる」と回答しました。この結果から、親は子どもに進学させたい大学よりも、将来就いてほしい職業をあげている方が24%も多いことが分かりました。子どもの将来に安定した職業を望む親がほとんど実際に職業をあげた62%の人たちの回答を見てみると、「安定しているから」という理由で、公務員、教師、公認会計士、税理士などが多く上がりました。また、「手に職を付けてほしい」「テクノ失業にならないように、プログラマーになってほしい」「海外でも通用する通訳の仕事」など、将来子どもが困らない職業についてほしいという声も。そのほかにも「人の為になる仕事だから消防隊員や研究者になってほしい」「人の痛みや気持ちをわかてもらいたいので介護職に就いてほしい」という、いつまでも子どもの成長を願う親心が現れている回答も見られました。また、具体的な職業名をあげなかった38%の人たちは、「本人が決めることだから特にない」「自分の好きな職業ならばなんでもいい」「自らやりたいことを見つけてほしい」という意見が寄せられました。金銭的な理由から国立大を希望する声もまた、進学させたい大学名をあげた38%の回答には、就職に有利という理由から東京六大学の名前が多く、「国家資格が取れる大学ならばどこでもいい」「大学の名前や偏差値よりも就職活動をしっかり指導してくれる大学にしてほしい」など、ここでも就職先を気にしていることが分かりました。また、それとは別に「一人暮らしは金銭面的にさせられないから地元の大学にしてほしい」「学費が安いので国立大学にしてほしい」など、金銭面を考慮した理由から大学名をあげている意見も。不景気が続く今、「子どもには大変な思いをさせたくない」という親世代の思いが教育事情にも現れている結果となりました。
2016年07月04日薄着の季節を迎えているからか、最近、雑誌でもネットでもダイエットについての記事が多くなってきたように思います。私も健康やダイエットには興味があり、そのような記事が目につくとすぐに読みふけってしまうのですが、たまに正反対のダイエット方法がすすめられていたりして、どちらがいいのかなと迷うことがありますよね。私が仕事でお受けする育児についてのご相談でも、そのような悩みをお聞きすることが多いです。たとえば、「子どもは3歳まで母親がそばにいて育てないといけない」「子どもは安心できる環境があればいいので、母親でなくても、そばに居てあげられる人がいれば大丈夫」ですとか、「自立心を育てるために、早く1人で寝る習慣をつけるべき」「子どもが自ら1人で寝たいと言うまでは、親子一緒に寝たほうが情緒が安定する」など、正反対の意見のどちらを信じればいいのかわからないといったことをよくお聞きします。■“すべての子どもにプラスになる”育児法や知育法はない私も自分の子育ての参考も兼ねて、児童の発達心理学を学んでいたときに大量の育児書を読みましたが、思い返してみると、「あおむけ寝がいいかうつぶせ寝がいいか」からはじまり、さまざまな相反する育児法が推奨されていました。とくに、早期教育など子どもの知育面については多かったように思います。いまは0歳児からの教材も豊富ですし、早く何かをやらせないと、勉強面で大きく後れをとってしまうのではと不安に思ってしまうお母さまも多いでしょう。いま自分の子どもも大きくなり、同時にさまざまなお子さまについてのご相談を伺っていて感じるのは「これをやれば、どんな子どもにとってもプラスになる育児法や知育法」というものはないということです。ただ、子どもの持つ能力を最大限に伸ばすために大切なこと…それは子どもを「何ができるか、できないか」で判断するのではなく、「見る」ことだと思っています。■子どもが「いま知りたいこと」は何か子どもは「生きのびようとする動物的な本能」として、周りのことを「知りたい」という思いを必ず持っています。子どもをじっくり見て、いま「知りたい」と思っているものに夢中にさせてあげることで、何をするにも必要となる「集中力」を養うことができます。子どもに規則正しい生活をおくらせることはいいことですが、何かに集中しているときにそれを中断させてまでごはんやお風呂などをせかすよりは、少し様子を見ていて、ふと集中が途切れたときに声をかけたほうがいいと思います。(ゲームなどでなく、あくまで「知りたい」と思って何かをしているときですが…)そして、さらに子どもが夢中になっている様子を見ていると、集中のパターンがわかります。ひとつのことにじっくり長く取りくむのか、いろいろなものに少しずつ時間をかけるのか、未知のものごとに積極的にチャレンジするのか、わかっているものから徐々に慎重に手を出すのか…。そのパターンがわかれば、その子に一番合った教材や勉強方法を与えることができるでしょう。たとえば、学習塾でも、予習をさせてきて授業で理解度を確認する教え方のところもあれば、あらかじめ教材は渡さず、授業で初見の問題に取りくませ、家で復習し疑問点を明確にさせるやり方をとるところもあります。少人数の塾も、大人数で競争を促す塾もあります。どの塾のやり方も正解なのですから、ウワサや進学実績などにとらわれず、子どもの集中の仕方や物事への取りくみ方に合致するところを選ぶのが、一番効果があると思います。「こうでなければ」「こうしなければ」と考えず、目の前の子どもがあなたにとっての「育児の正解」を教えてくれます。どうぞゆっくりお子さんを見てあげてくださいね。
2016年07月03日子どものオモチャには高価なものも多いですが、安価で入手できればそれに越したことはないですよね。実は100円ショップにも、3~6歳前後の小さな子ども向けのオモチャや遊び道具はいっぱいあります。中でも特にコスパの高いおすすめのアイテムを紹介します。■おままごとグッズ最近の100円ショップのオモチャコーナーでは、野菜、果物、包丁、フライパン、食器などのおままごと用グッズを多数見かけます。野菜や果物などの食材は、たいてい真ん中にマジックテープが付いていて、オモチャの包丁で半分にカットすることもできます。デパートや専門店で売られているままごとセットはかなり値が張りますが、100円ならたくさんのアイテムをそろえて、壮大なおままごと遊びが楽しめます。■ブロックプラスチックのカラフルなブロックは、数種類のサイズを1袋に詰め合わせたものが売られています。シンプルな造りで、あまり複雑な形のものは作れないのですが、小さな子どもにとってはかえって遊びやすいようです。もうすぐ4歳になる私の息子は、1万円以上するレゴブロックのセットも持っているのにちっとも使わず、100円ブロックを愛用しています。まずは1袋買ってみて、子どもの反応がよければ、4~5袋まとめ買いして豪勢に遊ばせてあげましょう。■紙粘土3歳を過ぎて手先が器用になってきたら、紙粘土もおすすめです。遊ぶときの台になる粘土板もセットで購入するといいでしょう。たださわったりこねたりして感触を楽しむだけでも、小さな子どもにとってはダイナミックな遊びです。慣れてきたら、おだんごやパン、動物など好きな形を作って遊べるようになるので、想像力も広がりそうです。 ■シャボン玉小さな子どもはとにかくシャボン玉が大好き。100円ショップで1セット買えば、数回にわたってたっぷり楽しめます。一般的に、シャボン玉を自分で吹いて遊べるようになるのは3歳頃から。子どもにシャボン玉をさせるときは、誤飲しないよう注意しながら、必ず大人といっしょに遊ぶようにしましょう。■お絵かきボード描いて消せるミニサイズのお絵かきボードは、手を汚さず、ゴミも出さずに繰り返し使える優秀アイテム。お出かけのときに持ち歩くのにもピッタリです。外出時、レストランでの待ち時間などに、さっと出して遊ばせると、お絵かき好きな子なら、しばらくおとなしくしていてくれます。100円ショップには、上記のほかにも、ミニカーや魚釣りゲーム、水鉄砲など、子どもが目を輝かせてほしがりそうなものがたくさんあります。しかし、これらの複雑な造りのオモチャ類は、使い方によっては壊れやすいかもしれません。もちろん「100円なんだから壊れても惜しくない」という考え方もアリですが、我が家では、壊れた100円オモチャを息子が捨てさせてくれず、後でジャマになって困りました。個人的には、壊れにくいシンプルな造りのオモチャと、シャボン玉、お絵かき帳、シールのような消耗品は100円ショップで、それ以外はオモチャ屋さんで買うことをおすすめします。
2016年07月02日「東京おかっぱちゃんハウスで、カフェを始める」。そう決めた夫は、それからというものの、お料理のレシピ本を買ってきて、毎日のように料理に励むようになった。決して得意とは言えないことを、自らやり始めた事にわたしは驚きを隠せなかった。包丁の研ぎ方も、人参の皮の剥き方もおぼつかない手つきだった人が、毎日作業に励む事でうまくなっていく。そして、仕上ったお料理はどれも美味しいではないか。これならお客さまにお出ししても喜ばれそう。献立のバリエーションも増えていった。料理家の友人にアドバイスをもらいつつ、夫は確実に腕を上げていったのだ。失礼な話だが、正直、わたしは人はなかなか変われないものだと思っていたし、夫はずっと会社員のまま、好きなことを仕事にできない人だと思っていた。しかしながら、目の前で夫が変わっていく姿を見ていると、努力次第で人は変われるものなのだなぁ、と深く反省し、わたしはふと、自分のことを振り返った。「あぁ、そうだ。わたしも師匠がいるわけでもないし、美術大学に通った訳でもない。ただただ絵を描く事が好きだから、仕事にしようと思ったんだ」。これまでの私は、自己流でどうにかなった。がむしゃらに動き続けた結果、良い方向に進んだ。こうじゃなきゃいけないことなんて、そもそもないんだった。夫の仕事がこれから先、どうなるかなんて誰にも分からない。不安だって大きい。こどもがいる状況で、30代から未経験の仕事を始めるなんて、世間的に言ったら信じられない事かもしれない。だけど、やってみないことには結果なんて出ないのだから、ダメもとでなんでもトライしたらいいと思う。努力したのに、うまくいかなかったら仕方ない。また違う道を歩めば良い。それは学生でなくても、親になったわたしたちにだって言える事。そういう挑戦する気持ちはいくつになっても持っていたいものだ。親になったからって諦める必要はないんだ。夫の夢が叶ったら、家族にとってもそれは喜ばしい事だ。大人になると、どんどん、どんどん落ち着いてきてしまう。暮らしの安定を求めてしまう。本当はこうしたいのに、こどもがいるからわたしには出来ない。そんなことを思いがち。世間体が気になって、チャンスを逃してしまいがち。お母さんになっても、お父さんになっても、本当はできることが沢山あるように思う。わたしたちはその後、カフェを始める上で何度も意見交換をして、ああでもない、こうでもないと、時に大げんかをしながら少しずつ準備を進めていった。飲食業を始めるには色々と道具も必要だし、工事も必要。先行投資もある程度かかった。もうここまできたら、夫婦揃って走り抜けるしかない!夜泣きで寝不足の状態に、息子を寝かしつけてから夜なべで作業をする日々。育児をしながらの準備は想像以上に大変だった。オープンは2ヶ月後、新緑の季節。息子の誕生日と同じ月に設定した。カフェがオープンするころ、息子は1歳になる。これも何かの縁なのか、わたしたちは仕事を共にし、育児も協力して行うようになった。息子の誕生がわたしたちの人生を大きく変えた。息子がくれたお父さんへのプレゼント、それは人生の転機だったのかもしれない。わたしも、夫もワクワクしていた。夫婦、手を取り合って、新しい道を切り開いていく。わたしは、息子の健やかな成長と共に、夫の仕事の成功を切に願うのだった。「東京おかっぱちゃんハウス」練馬区上石神井にある、Boojil主宰の古民家を利用したアトリエ、シェアオフィス、イベントスペース、カフェ、BAR、ショップを併設した文化交流複合施設。広々とした畳が広がり子連れで訪れる人もたくさん。
2016年07月01日子どもがまだ赤ちゃんのうちはママ友が少なく、悩みを相談できる相手がいないかもしれません。親世代とは育児環境が異なるし、病院の検診前に聞きたいこともあるでしょう。インターネットの掲示板で相談することもできますが、利用するのが不安だったり、解決しないことも…。そんなときは、乳幼児用品を扱うサイトがおすすめ。無料の電話相談を行っていることもあり、悩みを解決できるかもしれません。■エンゼル110番(森永乳業)赤ちゃんから小学校入学前までの子どもがいるママとパパが対象。妊娠や育児などに関する相談を無料で受け付けています。●エンゼル110番0800-5555-110(フリーダイヤル)月曜~土曜 10:00~14:00(日曜祝日・年末年始を除く) サイトには、これまで寄せられた相談がまとめられているので、プレママもチェックしておくと育児の参考になるはず。出産直後のママに役立つ「アドバイスブック」もPDF形式で公開しています。■明治赤ちゃん相談室(明治)管理栄養士や栄養士に、栄養や離乳食にまつわる相談ができます。登録すれば相談内容を記録してくれるので、次に問い合わせたときには、子どもの状態や成長に合わせたアドバイスをしてくれるそう。ママの栄養相談にも対応可能です。●明治赤ちゃん相談室0570-025-192(ナビダイヤル)月曜~金曜 10:00~15:00(毎月第3火曜と特別休日を除く)■ジョンソンベビー(ジョンソン・エンド・ジョンソン)赤ちゃんのスキンケアに関する情報を網羅。新生児の肌の状態やへその緒のケアなど、さまざまな情報を得ることができます。出産準備や授乳方法、お風呂の入れ方なども紹介しているので、新米ママにはうれしいところです。●ジョンソンベビー ■花王 メリーズ 赤ちゃんとママのための情報(花王)「赤ちゃん相談室」では、新生児の育児や赤ちゃんの病気の話、産後ママのケアなど、ママが抱えがちな悩みや疑問に対し、小児科医が回答しています。「月齢別おすすめ」では、こころ・からだ・おしっこ・うんちの特徴や、同じ月齢の子を持つママから寄せられたQ&Aも紹介。成長に合わせて情報がまとめられているので便利です。●花王 メリーズ 赤ちゃんとママのための情報 電話相談や育児にまつわるQ&Aは、ママの不安を解消するのに役立ちます。しかし、急に熱を出したり、ひきつけを起こしたりする緊急事態には、サイトをチェックする前に病院へ!これらのサービスは、病院へ行くほどではないけれど気になることや、育児の悩みを解消するために利用するのがいいでしょう。
2016年06月30日こんにちは、栗生です。日頃、病院に行くのはもっぱら子どもの通院です。子どもの病院といえば、まず1ヶ月検診。その次に生後2ヶ月で初めて予防接種を受けに行ったという人も多いのではないでしょうか。この0歳児の予防接種、経験してみると、けっこう大変なんですよね。わが家は早めに集団生活(保育園入園)をさせる予定だったこともあり、定期接種・任意接種すべてをコンプリートすることにしました。でも、調べてみてびっくり。予防接種って種類が多い上に、同じ種類を「しばらく経ってから、もう一度追加接種してね〜」というのもあるじゃないですか。自分の仕事のスケジュール管理だって苦手なのに、それより多忙な赤子の予防接種スケジュールが私にコントロールできるのか?…と当初はあきらめ気味だったのですが、ありがたいことにかかりつけ医のほうでスケジュールを組んでくれることが判明。赤子の体調によっては予防接種ができない日もあり、スケジュール通りにいかないこともありましたが、なんとか無事に0歳のワクチンマラソンを終えることができました。これで少しは赤子のマネージャー業に自信がついたかな?…と息をつく間もなく、赤子は幼児へとステップアップし、また新たな業務がたっぷり発生するのでありました…。今日のカルタ「予防接種はもはや競技」
2016年06月29日息子が生後2ヶ月の時、夫が無職になった。大学卒業からずっと勤めていた銀行の営業職を辞め、安定から不安定の道を爆走中。“夫が無職”と言う、この状況を耐えるには、母であるわたしにとってたやすい事ではなかった。退職金や、失業保険で数ヶ月分はカバーできても、次の仕事は決まっていない。夫もこの状況から脱するべく、毎日のように頭を抱える日々。妻のわたしが仕事を続けているとはいえ、この状況は辛すぎる。夫がハローワークに出かけている間、わたしは乳飲み子を背負いながら、パソコンに向かって仕事していた。「お父さん、どうなるかねえ」。眠る息子に声をかけるも返事はない。夫は、次の仕事に就く時は「好きなことを仕事にする」と、心に決めていて、わたしがいろいろと就職先を薦めてみても「うーん、見てみるよ」と適当な返事をするばかり。アートや音楽、映画などの文化関係の趣味を持っていた事もあり、美術館などの文化施設に就職することも考えてはみたものの、給与が少なかったり、学芸員の資格が必要で条件が合わない。文化に触れられる、何か良い仕事はないものか? それに加えて、育児も手伝ってもらえるように、就業時間が早い会社はないものか? 早く次の仕事に就くには、まずは夫の頭の中を整理しなくてはいけない。それにはどうしたらよいか…。わたしは夫にこう言い放った。「ひとり旅、してきたら?」産前わたしは毎年のようにひとりで海外に出かけていて、旅先ではよく将来の夢を具体化するために人生設計をしたものだ。夫がこれから何をしたいのか明確にするには、きっとひとりの時間が必要だろう。それに就職してからずっと長期の旅行にはなかなか行けなかったし、子育てが始まってひとり旅なんてこの先行けるか分からない。真面目にサラリーマンを続けた夫へのご褒美だ。夫から出た言葉はこうだった。「俺、NYに行くわ」。え!? 国内じゃないの? 海外でもいいっちゃいいけど、お金もかかるし、アジアくらいにしてくれればいいのに…。と内心思いながらも、NYは確かに世界中からアーティストが集まる場所だし、発表の場もある。勉強になるのは確かだな……。ここは夫の将来が明るいものになれば良いと、わたしは置いてけぼりという立場から、少々ふてくされつつも、最後の最後には気持ちよくNY行きを承諾したのだった。NY10日間の旅。予算は大事に取っておいたボーナス30万円。旅のテーマは「仕事について考える」。この条件の中、夫はひとりNYに旅立ったのだった。夫が旅行期間中、わたしは息子とふたりで過ごした。育児に追われていると、時間の経過は恐ろしいほど早くなる。あっという間に10日間が経過し、夫が帰国。日本に帰ってから、夫は毎晩のように思いついたアイデアをノートに書き出して、NYで得た刺激をもとに試行錯誤しながらも、自分が何を仕事にするべきか考えていたようだった。会社を辞めてから半年が経ち、息子が生後10ヶ月になるころ、ようやく夫の考えがまとまった。「おれ、仕事決めたよ。夫婦で仕事をして、育児もする。東京おかっぱちゃんハウスで文化関係のイベントの企画と運営をしていく。人が集う場所になるように、同時にカフェ営業もしようと思うんだ。良い考えだと思わない?」。わたしはイラストレーターの仕事を10代から始めて、すでに12年が経過。副業として始めた、文化交流複合施設「東京おかっぱちゃんハウス」も不定期でイベントを開催していた程度だし、夫が加わる事で本当にうまくいくのだろうか。夫は自営業暦0年。わたしでも軌道に乗るまで5年程かかっているし、子どもがいる状況で、この不安といったらない。カフェ営業? 飲食経験といったら大学時代、飲食店でアルバイトをしていたことくらいじゃないか。しかし、夫は頑に「アルバイトも、転職もしない。自分でやる」の一点張り。心の優しい人だけれど、こんなにも頑固だったとは。どこかで修行をせずに、ほぼ未経験から自分の道を作っていく。根が真面目な夫とは言え、そんなことができるのだろうか?つづく※「東京おかっぱちゃんハウス」とは、練馬区上石神井にある、Boojilが主宰の古民家を利用したアトリエ、シェアオフィス、イベントスペース、カフェ、BAR、ショップを併設した文化交流複合施設です。次回は「 どうなる?無職のお父さん~後編」をお送りします。
2016年06月27日スイミング、ピアノ、英語、バレエ… いろんな習い事があるものの、始めるタイミングや選び方に悩むママは多いもの。特に仕事をしながらとなると、週末しか通わせることはできず、家族で過ごす時間との兼ね合いも熟慮が必要です。そこで、子どもの習い事について、いつから何を選べばいいかを考えてみました。■習い事の目的を明確に「オムツもとれたし、とりあえずスイミングでも習わせようかな」「幼稚園のお友達がみんな習っているからピアノかな」という理由で習い事を始める人も多いと思います。けれど、せっかくならちゃんと目的や指針を持って取り組みたいものですよね。例えば、・基礎体力と体づくりに → 水泳・知的好奇心を刺激するため → 幼児教室・情操教育につながる経験を → リトミック・大人になっても楽しめる趣味を見つけるため → 楽器・チームワークや礼儀を学んでほしい → 団体スポーツ…といったように、目的がはっきりしていれば、おのずと選択肢は絞られてきます。また、・まずは浅く広くでいいからいろんな経験をさせてあげたい・何か一つのことをやり遂げてほしい…などの方向性によって、複数の習い事をするかどうか、なども決めやすくなってきます。 ■本人のやる気と親の覚悟幼児のうちは親の志向で決められますが、小学生などある程度の年齢になると本人の意思を尊重したいですよね。途中、やめたくなるほど辛いことがあるかもしれませんが、頑張った先にある景色を見せてあげるのも親の役目。モチベーションを刺激しながらサポートしていく覚悟も必要です。また、本人が夢中になったり、思いのほか才能が開花したりして、「プロを目指したい」「もっと専門的に習って、技術や技を磨きたい」となったときには時間とお金のサポートも必要になります。習い事をはじめたら先生にお任せ! ではなく、その経過と子どもの心の変化から目を離さないことが重要です。■習い事を始めるタイミングは?進級時や新学期など、環境がガラッと変わるタイミングで始める子どもが多いようです。けれど、子どもの成長は早く、突然興味を持ちだしたり、できることが増える場合もあるので、年度途中でも問題はないでしょう。また、「まだ年齢的に早いかな…」ということでも、先に挙げた目的や指針にマッチすることなら、躊躇せず教室や先生に相談してみましょう。ちなみにひどい運動オンチで黒歴史を持つ私は、わが子が幼い頃からその傾向がないか、かなり注意深く観察していました。結果、残念ながら私の遺伝子をそっくりそのまま受け継ぐわが子…。これはどうも同じ苦労をしそうだと悟り、保育園児のうちに水泳と体操(バランス運動)を習わせることに決めました。・どちらも一度会得すれば体が覚えて忘れないであろう・どちらも苦手意識が根づく前に克服すれば、コンプレックスを防げるだろう…という2点が決め手となり、「今習うことに意義がある」ということでスタートしました。本人も想像以上に楽しんでおり、できなかったことができるようになる喜びを経験できているようです。週末がつぶれるのはどうかな…という点も心配でしたが、これも午前中のクラスを選ぶなどすれば、思ったほど問題はありませんでした。ひとまずは卒園まで続けてみて、小学生になったら本人に継続かほかに習いたいことはないかの意思確認をするつもりです。いかがでしたか? お子さんの成長を一緒に感じられる、習い事選びの参考になればと思います。
2016年06月26日フランスの子どもの一般的な習い事の中に、テアートル(演劇教室)があります。「演劇教室」というと、日本では芸能界デビューを目指す子どもが行くところ…という印象を抱きがちですが、そうではありません。フランスのテアートルでは、人前で堂々としゃべったり、自己表現力をつけたりすることを目的としています。3歳から受け入れている教室もあり、小さいうちはまだセリフの入った劇をするわけではありません。それでは、実際にどんなことをやっているのでしょうか。■習い事の内容はシークレットフランスのテアートルの登録料金は、モダンダンス、音楽、テニスなどの一般的な習い事とそれほど変わらない料金で、地域や団体によって異なるものの、1年間約180ユーロ~300ユーロ(週1回、1時間)の価格帯です。5歳の娘はテアートルを習い始める前、「人前だと恥ずかしがって、なかなか発言できないところがある」と幼稚園の先生から言われていました。家では一度口を開いたら「もういいから…」と言いたくなるほどしゃべり続けているというのに、これには耳を疑いました。テアートルに登録する前、娘に何をするところかと聞かれ、「動物の真似とかもするから面白いよ。それに踊ったりもするんじゃないかな」と言うと、喜んで頷いてくれました。では実際に、どんなことをしているのか。実はこれがなかなかわかりませんでした。というのも、毎回子どもを教室に送り届けると、親は防音の思い扉のある教室の外で待っているように言われます。日本の多くの習い事と違い、子どもが何をしているのかを見ることができないのです。「今日は何をしたの?」と娘に聞いても、「秘密。発表会の日まで内緒という約束なの」と言われてしまいます。結局、「どうやら教室に入るとすぐに靴を脱いでいるようだ」(フランスでは常に土足のところがほとんどです)ということ以外、発表会の日までその謎は深まる一方なのでした。これは先生が親にサプライズを送ろうというアイデアから始まったようで、やがて5ヶ月が経った頃、発表会で初めて教室内に入れることになりました。■習い始めて5ヶ月、ようやく入れた教室で見たものは発表会では、まずはウォーミングアップということで、親も参加する場が持たれました。子どもとその両親全員が小さな舞台にのぼって輪になり、1人1人名前を言いながら輪の真ん中に進み出て、終えたら元の位置まで下がるということを繰り返していきます。ニコニコしながら名前を言うのも良し、厳しい面持ちで言っても良し、落ち着いた様子で言っても良し。自分の感情を表現しながら堂々とふるまい、発話することが目的なのです。子どもも大人も含め25人くらいが様子を見守る中、自分の番はたった5秒程度のことなのに、それでも「人前で何とかうまくできた」という達成感の大きさに驚きました。続いて、教師のストップの合図があるまで輪を描きながら皆で歩き、指示を受けてから一斉に動きを止めるという練習をしました。指示の内容は、「怒りながら隣りに止まった人をにらむ」、「優しく隣りの人の肩に右手をかける」、「悲しい顔をしながら隣りの人の顔を覗き込む」といった具合に、毎回変わります。ここでは、感情を表現しながらどんな風に人と接するのか、という自分なりの姿勢について考えさせられました。そこからは子どもたちだけで輪になり、先生の太鼓のリズムにのって歩きながら合図とともに立ち止まり、キリン、ウマ、ヘビ、ゾウなどを、体全体を使って思い思いに表現して見せてくれます。十人十色とはまさにこのことで、誰ひとりとして同じ表現をする子どもがいないことを実感しました。続いて、「水の中にいるものは?」という先生の問いかけを受けて、1人ずつ前に出て表現するということをしました。人魚、ワニ、魚、滑り台など問いかけに対するさまざまな答えを、子どもたちが表現していくのです。 ■自己表現することで自分を受け入れ、信頼できるようになっていく最後に少し長めの「1人だけの見せ場」として、舞台に置かれたひとつの風船を取りにいき、風船と一緒に飛んだり動いたりするというお題を与えられます。舞台の裾からすでに走ってくる子もいれば、のそのそと出てくる子もいます。また、風船に引っぱられてどんどん速く走って去っていくさまを表現する子がいれば、笑いながら空を風船で飛ぶ様子を表現する子もいます。つまり、フランスの演劇教室とは、演技力を身につけるのではなく、ほかの人の表現を見ながら、「自分はこうしよう」という自己主張を身につける場所なのです。娘と一緒に発表をしていた子どもたちは皆、4歳~5歳の子どもたちでしたが、誰ひとりとして恥ずかしがらないところがとても立派だと思いました。人前に立って話し、表現をすることは大人でも恥ずかしく、子どもならばなおさら勇気のいることです。そのプレッシャーを跳ねきって自己表現することに慣れていく過程では、自然と自分を受け入れ、自分を信頼できるようになるものです。また、それを見る他人に自分を委ねる以上、他人との信頼関係も築かれやすいのではないかと感じました。 5ヶ月間、わが子がテアートルで何をやっているのか誰も知らない、という謎は大きかったものの、先生のサプライズは結果的に子どもの成長の大きさを見せつけ、親たちにたくさんの感動をもたらしてくれました。幼稚園の先生からも「恥ずかしがらずに、本当に自己主張ができるようになった」と言われたのは、言うまでもありません。今後テアートルでは、年齢と共にセリフをつけながら表現する段階に入っていくようです。フランスでは、役者を目指すわけでなくても大人向けのテアートルが一般的に存在します。いわば演劇を学ぶことは大衆文化。それほど自分の表現力を磨き、表現しきることに喜びを感じる人が多いということがわかりますね。
2016年06月25日妊娠中に、姑や実母から腹帯(はらおび)をプレゼントされたり、「つけてる? つけないとダメ!」とうるさく言われたりすることがあります。腹帯は、病産院でも販売されていることがあるため、絶対に必要なアイテムだと思うママも多いようですが、実はそんなことはありません。腹帯と安産祈願に関する基礎知識を紹介します。■腹帯をつけるのは風習のひとつ日本には古くから、妊娠5カ月目の最初の戌(いぬ)の日に、妊婦のお腹にさらしの帯を巻いて安産を祈願する習わしがあります。このときに巻く帯が「腹帯」です。戌の日は、日付や月、年を表すのに使われていた十二支の11番目にあたる日で、12日に一度巡ってきます。犬が多産でお産が軽いことにちなんで、この日に安産祈願をするようになったのだとか。■医学的な根拠はない!?このような習わしのある日本では、長い間、腹帯を巻くと、赤ちゃんが大きくなりすぎず安産になると信じられてきました。しかし医学的には、腹帯が安産につながる根拠は特にないそう。ちなみに、海外には腹帯の習慣がある国はなく、日本独自の風習だと言われています。最近では、締めつけすぎることで子宮内の血流が悪くなって、高血圧やむくみを起こす可能性があるとして、腹帯をすすめない医師や病産院も増えているようです。ただ、一方で腹帯には、冷えや何かにぶつけたときの衝撃からお腹を守る役目や、腰への負担を軽減して腰痛を予防する役目が期待できる面もあると言われています。いずれにせよ、赤ちゃんやママのために「どうしても必要」なものではないので、ママ自身が、腹帯をつけていた方が、お腹が冷えない、姿勢が安定して歩きやすいなどのメリットを感じるのであれば、締めつけすぎに気をつけて使ってみるといいかもしれません。しかし逆に、たとえば夏場で、暑苦しくてお腹の皮膚がむれる、お腹が張りやすくなるなど、デメリットや体調面での不安を感じるようであれば、腹帯をつけるのは控えた方がいいでしょう。 ■最近の腹帯は種類豊富腹帯には、「岩田帯」とも呼ばれる昔ながらのグルグル巻くタイプのさらし(木綿などの布を漂白したもの)の帯をはじめ、腹巻きのような形状のもの、ガードルタイプ、ベルトタイプなど、さまざまな種類があります。さらしの帯は、神社で初穂料をおさめて安産祈願をお願いすると、授与品としてもらえることも。ただ、巻くのに時間とコツが必要なので、日常的に使うのに適しているとは言えません。すでに手元にさらしの帯がある場合は、せっかくなので儀式のときだけ使って、普段はマタニティメーカーのなどが販売している腹巻きやガードルタイプの腹帯を使うといいのではないでしょうか。これらの市販の腹帯は、一般的に、ママが着用しやすいよう工夫して作られています。腹帯を購入するときは、冷えを予防したいなら筒型の腹巻、お腹まわりをがっちりサポートしたいならガードル、手軽に着用したいならベルトタイプというように、使いたい理由・目的に合わせて選びましょう。
2016年06月23日参議院選挙が始まりました。6月22日の公示日から7月10日の投開票日まで18日間、候補者や政党の訴えが街のあちらこちらで聞こえます。今回の選挙から、選挙権が18歳以上となり、新たに240万人の有権者が誕生。高校生の中にも投票できる人がいるということで、教育現場では「主権者教育」に力を入れています。また自治体の判断によっては、期日前投票の時間延長や、指定された投票所以外でも駅やショッピングセンターなど、人が多く集まる場所に投票所を設けることができる(共通投票所)など、より投票しやすい環境ができるもの、今回の大きな特徴です。その目的は、投票率のアップ。特に20代、30代の若い世代の投票率のアップに期待がかかります。60代と20代の投票率は35%以上の開きが選挙は年代が上がるほど投票率が高く、2014年12月の衆院選では、60代の投票率は68.28%。それに対して、20代は半分未満の32.58%でした。若い人たちが政治に関心を持つことは大きな課題ですね。ただ、若い人たちだけではなく、全体で見ても投票率はとても低いのです。特に参院選は、衆院選と比べても平均で5%くらい低く、55%前後が続いています(衆院は60%前後)。ウーマンエキサイト読者のみなさんも、「選挙? うーん……」となかなか投票所に足が向かなかった経験があるのでは? 日曜日は出かける用事があるし、かといって、期日前投票もしそびれてしまったなどと、悪気はないのだけど、正直、選挙にはなかなか行かない、あるいは、他の用事との兼ね合いの中で、優先度が低いなんて言う人も珍しくないでしょう。そもそも、誰に入れたいいのかも分からないから、行かないというのが本音かもしれません。しかし、今回の参院選はちょっと頑張って投票所に足を運んでください。選挙は民主主義の基本中の基本。政治は、私たちの社会のルールを決め、国の進むべき道を決めるところであり、私たちは選挙によって、その代表者たる議員を選ぶのです。「主権が国民にある」とはそういうことですね。みなさんの一票が子どもたちの未来にも影響してくるのです。 ママの一票が子どもの未来を切り開く私たちの一票によって、国の方向性が決まり、また社会のルールが決められるということでもあります。民主主義とは主権者たる国民が政治に責任もつこととも言えます。そして主権者としての国民が、唯一政治に参加できる機会が選挙なのです。テレビやネットなどで、情報収集はできるし、時には政治を話題にする機会もあるかもしれませんが、とにかく一票を投じなければ、意思表示をしたことにはならなし、政治に対する不満や期待も、一票を投じることによって、解決や実現へ近づくのです。候補者のどこを見て選べばいい?ぜひとも、選挙に行ってほしいと思いますが、「どうやって判断したらいいのかわからない」という方のために、今回の選挙のポイント、いくつかお知らせしましょう。判断材料となる公約は、最近ではマニフェストと呼ばれることも多いですが、できれば一度はさらっとでもいいので読んでほしいと思います。各政党のホームページにも掲載されているし、選挙期間中には新聞の折り込みで配布されます。また新聞の記事としても掲載されます。今回の大事な政策は、「消費税再増税の再延期の是非と景気回復策」でありますが、それだけでなく、自分の興味あるテーマについて、政党を横断的に読み比べてみると良いと思います。例えば、少子化対策については、各党どんな政策メニューを並べているのか、年金や介護に関わる政策はどうか、エネルギーは? 教育は? と、各党の政策を「横に見る」と違いが見えてきます。政権である自民・公明等は、これまでの政策の評価という意味もあるし、民進党を中心とする野党は、政権を批判し、それとは相反する政策を並べるのが常です。今回は特に、民進党、共産党、社民党、生活の党の野党4党で統一候補を出しています。野党の政策を判断するときは、この4党の政策を合わせてみることも重要です。政策実行の裏付けとなる財源も大事。できる範囲でしっかりと公約を読んで、投票に行ってくださいね。
2016年06月23日今日は離乳食の話をしたいと思う。わたしは正直、料理が得意な方ではない。色々と好きな料理はあるけれど、作れる料理のレパートリーが決しては多くないし、手料理と言えば、ついつい自分が好きなインドカレーかハンバーグを作ってしまう。こどもが産まれる前、夫が会社勤めだったころは、色々と工夫して毎食なんだかんだ手料理で迎えたものだけれど、息子が産まれてからというもの、仕事と平行しての育児は、あまりにも時間に余裕がなくなってしまい、夕飯以外、料理はそこそこ手を抜いていた。時には食パンにマヨネーズ、納豆をかけてトースターで焼いて食べる非常にシンプルな朝食から、ごはんに納豆と生たまごをかけただけの更にシンプルな昼食などなど……。授乳中の身としては反省しなくてはならいほど適当な食事をとっていた日もあった。食べる事が大好きな夫はさぞかし寂しい想いをしていただろう。産後も変わらずわたしの仕事が忙しかったこともあり、息子の離乳食スタートは生後7ヶ月になる少し前から始めることとなった。ようやく始まった離乳食。まずは10倍粥からスタート。それから、ブロッコリーに人参、じゃがいも、かぼちゃ、大根など。じっくりコトコト煮込んだ野菜をピューレ状にして、食べさせる。息子はその小さな口を開けて、もぐもぐと口を動かす。その仕草はまるで小鳥がえさをついばんでいるかののように愛らしく、わたしはかわいさのあまり絶叫した。「か・か・か・かわいいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃ!」こんなにかわいいのならば、離乳食なんて楽勝だ。そんな気持ちでスタートしたのはいいが、1週間も過ぎるとこの光景にも慣れてきて、あっという間に「大変だ~」と、弱音を吐く始末。始まったら最後、エンドレスで離乳食を作り続けなくてはならない。「あぁ、母乳のころは楽でよかったなあ~」。そんな息子の離乳食ライフも、しばらくは週明けに一気に作り貯めをして冷凍庫へ保管。忙しい時は、ストックしておいた離乳食を解凍して使った。面倒くさがりやのわたしは、同じ野菜のサイクルで1週間をまわしていたので、息子もよく飽きずに食べてくれたものだと思う。どこかのマメなママさんブログを読めば、しっかりと毎食違う献立でやっている人もいるのだから感心してしまう。スタートしてから2ヶ月が経ち、1日1回食からスタートした離乳食も、1日2回食へ進むと更に手間も増え、ゆったりとした時間は比例してなくなっていく。それもそのはず、夫と私の分の食事とは別に、息子用の食事を1回ずつ作り分けるのだから、忙しいのは言うまでもない。これが、もう少ししたら1日3回食になるのか…。想像を絶する忙しさなんだろうな…。この世のお母さんはみんなこの作業を毎日してきたなんて、信じられない。離乳食を始めてから2ヶ月が経ち、息子ももうすぐ生後9ヶ月に突入する。ずり這いも上手になってきて、移動できる場所も広範囲に!もうすぐハイハイもできそうだ。新しい事ができた瞬間、きゃっきゃと声に出して、息子はニコリと笑う。毎日毎日、できることが少しずつ増えていく息子を眺めていると、どの瞬間も見逃したくないなあ。と、わたしは思う。忙しくったって、ゆっくりする間もなくったって、息子の笑顔を見れば、「あぁ、また明日頑張ろう」と勇気がわいてくるのだから、人間よくできているものだなぁ、と思う。つづく次回は「どうなる? 無職のお父さん~前編」をお届けします。
2016年06月23日親の言うことを聞かない、何でも自分でやりたがる…。自己主張が強くなる“魔の2歳児”に「食事をさせるのもひと苦労」なんてママも多いのでは? 体力が奪われる夏場だからこそ、しっかりと栄養のあるものを食べさせたいですよね。そこで今回は、エキサイトお悩み相談室の 長野美奈子(ながのみなこ)先生 に、どうしたらすんなり食べてくれるようになるのか、具体的な方法を聞いてみました。■夏バテorわがまま? 子どもの「食べない!」を解決する5つの方法1.食事時間をずらして喉ごしの良いものを水分を多くとったら、食事時間を少しずらして涼しいところで喉ごしの良いものを出してみましょう。夏場は水分を多くとることが重要ですが、その反面、水分によって食べられないことがあります。様子を見て、麺類などを少量ずつ食べさせてあげましょう。2.ごはんが楽しみになる仕掛けをつくるたとえば、ニンジンが嫌いなお子さんの場合、ハンバーグの奥に好きな食べ物を入れて、食べながら宝探しができるような仕掛けをつくってみましょう。宝探しをしている間に、細かく刻んだニンジンなどをいつの間にか食べている状況をつくりだします。グチャグチャにしないように、ルールを決めてあげてくださいね。嫌いな食材に気づかれないように、好きな食材に目を向けられる環境をつくってあげることが大切です。3.自己主張の強い時期を利用して、自分でさせてみるサンドイッチや冷やし中華など、色とりどりの食材を使った料理の盛りつけを子どもにやらせてみましょう。「自分でやりたい」という気持ちと、「自分でつくった食事」は、子どもの好奇心と達成感を満たしてくれます。その具材のなかに、見た目や味つけを工夫したものを少量混ぜこんでみると、より効果的です。4.食べ物のお話しをつくる子どもは、絵本の読み聞かせのように、夜寝る前や二人でいるときにママが話してくれる物語が大好きです。食べ物のお話しをママがつくり、食事に楽しみを持たせてあげましょう。たとえば、嫌いな食べ物がニンジンだった場合、「ニンジンさんは、たまねぎさんやお肉さんと仲良し。だから、一緒に食べると体のなかで、みんなで○○ちゃんを元気にするお手伝いをしてくれるんだよ。『ニンジンさんだけひとりでお皿にいたらかわいそうだから、呼んであげて』ってほかの食べ物が言ってるよ」と、脅しではなく擬人化しながら、思いやりも一緒に育んであげましょう。5.親ががんばりすぎない。できないときは無理強いしないどんな方法をとっても、食べない場合もあります。それは、子どもにも、そのときの気分や体調があるからです。自己主張の強い時期はなおさら、それらのことが顕著に出てきます。親が「なんとかして食べさせないと」と思っていると、うまくいかないとき、自分も子どももイライラしてしまいがちです。多少食べられないことがあっても、無理して食べさせることによって食事が嫌いになってしまったり、お互いにストレスになってしまう場合も。うまくいかなくても、自分自身も子どものことも責めないことが大切です。この時期に特有のことですから、「心配しすぎず、がんばりすぎない」でくださいね。心配していた先輩ママたちのお子さんも、ちゃんと元気に育っているのですから。大人でさえ、暑いときは食欲が落ちてくるもの。「食べさせなければいけない」のではなく、「一緒に食事を楽しむ」工夫が必要なのですね。“魔の2歳児”との暑い夏、少しでも心の負担を感じたら気軽に相談! が一番の近道。ひとりで抱えこまないようにしてくださいね。●取材協力:エキサイトお悩み相談室 長野美奈子(ながのみなこ)先生
2016年06月23日ローカルフードに親しむ、食の革命で注目されるアメリカ・オレゴン州のポートランド。そこで活躍する日本人女性シェフ、田村なを子さんは、食通の間でも人気のカリスマ的存在。とくに日本の和食文化を伝える「Bento」は人気です。先日、横浜で開催されたポートランドフェスタに来日した田村さんに、ポートランドの食事情、子どもたちに伝えたい食について、伺いました。「未来の子どもたちに、安全な食べものを引き継ぎたいんです」ポートランドでレストラン「Chef Naoko」を経営する田村なを子さんが、レストランをオープンさせたのは2007年。以来、地産地消の素材を使った和食を中心にしたナチュラル・オーガニック・キュイジーヌを展開してきました。デルタ航空の機内食も手掛け米国でも人気のシェフです。そんな田村さんが食にこだわるようになったきっかけは、自身がアレルギー体質だったことでした。安心、安全なオーガニック素材を食べることで体質も改善。自分の身体を通して、食をきちんと選ぶことの大切さを知ったことから、食へのこだわりが育っていきました、「ポートランドに住もうと思ったのも、娘の言葉がきっかけでした。当時9歳だった娘が一緒にポートランドに行った時、ここに住みたい!と言ったんです。それくらい、とても気持ちのいい場所に感じられました」親子でスタートしたポートランド生活。そこでまず始めたのは、生産者とのコミュニケーションでした。食通の街、ポートランドでキーワードとなっているのは、“ローカルフード”。つまり地産地消です。先日開催された「ポートランドフェスタ」の仕掛け人でもある、商い創造研究所の松本大地氏は、この街の食の背景について教えてくださいました。「世界でもレストランの多い都市として知られるポートランド。米国には世界中から食材が集まるニューヨークやサンフランシスコのような美食の街がありますが、なかでもポートランドはローカルフードが人気です。地域みんなで地元農家を支える仕組み、CSA(Community Support Agriculture)が根付いているのです」そんな都市で、田村さんが生産者とともにレストランのあり方を考えるようになったのは自然の流れといえるでしょう。田村さんは、地元の生産者のところに通って「どうやって自分の野菜を作ってもらうか?」を考えるところから始めたそうです。「協力していただいている生産者の一人、Ayers Creekのアンソニー・キャロルは、おいしい野菜を作るだけでなく、この街をどんなふうに創っていこうか? というところまで考えています。ですから私も食を通して、どのように和食文化を伝えようか、そんなことを考えながら生産者と一緒に素材作りをしてきました」 生きた食べものをとろうそしてもうひとつ、田村さんがこだわったのは「生きた食べものを届けたい」ということでした。「いきいきと新鮮な食べものは、食べたときに身体にプラスになるエネルギーを持っていると思うんです。食べるということは、生きた植物や動物の命を頂くことですから、目の前の食材に感謝する気持ちも生まれてきます。地元のとれたての野菜や、自然な環境で育てられた鶏、牛、豚。それらは自然食がもつ、食べもの本来の美味しさを持っていますよね。そういう食べものを、できれば子どもたちにも届けたいと思うんです。とくに子どもたちにとってアレルギーの原因となりがちな卵は、自然なものを選ぶようにしています。鶏がどんな餌を食べているか? 餌や育つ環境によって身体への影響も違ってきます」子どもたちのココロを育む、Bento文化を見直そう田村なを子さんがレストラン「Chef Naoko」で提供しているのは、素材にこだわり、手間ひまかけた和食キュイジーヌ。Bentoと呼ばれるお弁当ランチには、色とりどりの野菜やおかずが詰められて、ポートランドっ子にも人気です。そこには子どもを持つママたちにもヒントとなる美味しさがあります。「調理でこだわっているのは、手間ひまかけることを惜しまないということ。だしをとる、というのは和食の基本ですが、例えば野菜の煮物、卵焼きにも、だしを使って作ることで作り手の気持ちが伝わります。日本のお母さんたちも、昔からそうやって子どものお弁当に手間をかけることで、気持ちを伝え、子どものココロを育んできたのではないでしょうか。とくに子どもたちは身体が繊細ですから、言葉にしなくても五感で感じるものがあるはずです」と田村さん。 もちろん忙しいママにとって、お弁当に手間ひまかけるのは大変! かもしれませんが、ちょっと工夫すれば、だし取りは簡単です。前日の夕飯時にちょっと多めにだしを取り冷蔵保存しておけば、翌朝のお弁当にも活用できて便利ですよね。そして何より、色とりどりのおかずをバランスよく詰め込んだお弁当は、日本ならではの食文化。ママたちも、シェフのようなこだわりをもって、お弁当アートを楽しんでみてはどうでしょう。懐石弁当にインスパイアされた、ポートランド発のBentoは目にもおいしい。「料理は作る人から食べる人へのメッセージ。子どもたちの口福と健康を願って、お弁当作りを楽しんでみては」
2016年06月20日新生児のころから子どもの寝つきが悪く、慢性的な寝不足に悩まされていました。そこで、子どもが寝返りできるようになったころ(5ヶ月ごろ)から、ゆるく「ねんねトレーニング」をはじめました。トレーニングといっても、主に実施したのは「生活習慣を整える」こと。現在2歳4ヶ月の息子は、そのときに実践していた生活習慣が身についているため、お昼寝や夜のねんねがとてもスムーズです。今回は、インターネットや書籍の情報を元に、自分でできる範囲で考えた自己流のねんねトレーニングを紹介します。■「生活習慣を整える」とは?赤ちゃんは、朝と夜の区別がつかないため、時間に関係なく泣いたり、おなかを空かせたり、眠ったりします。一般的に「3ヶ月ごろになると自然と生活習慣が整ってくる」と言いますが、“自然と”生活習慣が整うことはありません。朝起きる時間、遊ぶ時間、お昼寝の時間、食事の時間、お風呂の時間など、それぞれ親が整えてあげる必要があります。私の考えたねんねトレーニングのルールは4つです。朝は7時にカーテンを開けて起こすお昼寝は午前と午後の2回させる(1歳から午後のお昼寝のみ)お風呂は17時~18時に入れる夜寝る前は、寝室を薄暗くして過ごす最初は、夜寝かせるためにお昼寝を減らそうとしたのですが、これが逆効果。1日中機嫌が悪く、余計寝つきが悪くなってしまったので、午前と午後にしっかりとお昼寝をさせることにしました。<生後5ヶ月ごろの1日>7時 カーテンを開けて起こす 授乳してリビングへ移動8時 離乳食、授乳9時 お昼寝10時 子育て支援センターで遊ぶ、またはお散歩12時 帰宅、離乳食、授乳12時半 お昼寝15時 起床、授乳、室内遊び17時 お風呂、授乳18時 離乳食、授乳19時~20時 授乳、就寝いまは保育園に通っているので、お風呂の時間が18時~19時になっています。午前のお昼寝もしなくなりましたが、朝起きる時間と寝る時間、午後のお昼寝の時間はこのころとだいたい同じです。遊びやお昼寝に関しては、子どもの体力によってタイミングが異なると思います。子どもが機嫌良く過ごせるタイムスケジュールを探ってみるのがよさそうです。■「まだ寝ない!」というときのお布団への誘い方じょじょに遊びの楽しさを知ってくると、「もっと遊ぶ! まだ、寝ない!」という主張が強くなってきます。そんなときのためにしていることは、2つです。ひとつ目は、昼間に外で遊ばせること。保育園がお休みの土日は、必ず外出するようにしています。公園で遊ばせたり、スーパーでお買い物をしたり、電車を見に行くことも。できる限り自分で歩かせることを心がけています。午前中にクタクタになるまで遊ばせれば、お昼寝は楽ちん。お昼ごはんを食べながら寝てしまいます。ふたつ目は、おもちゃや絵本を「ひとつだけ」寝室に持っていくこと。夜寝る前に、「もっと遊びたい」と言いだしたときは、「ひとつだけお布団に持っていこうね」と言います。そうすると、自分の主張を半分聞きいれてもらえたからか、意外なほどすんなりと布団に入ってくれます。寝室は暗くした状態なので、布団のなかで遊びだしても、30分もすれば眠くなって寝てしまいますよ。たくさんのママの悩みの種でもある「ねんね」。私も子どもが寝てくれないために寝不足が続き、とても悩んだものです。このゆるい「ねんねトレーニング」をはじめてからは、お昼寝や夜の寝かしつけが少しずつスムーズにいくようになり、子育て自体がグッと楽になりました。なかなか寝てくれない夜があっても「まぁ、こういう日もあるよね~」と受けとめられるような気持ちの余裕もできました。母子ともに機嫌良く、余裕を持って過ごせる生活習慣は、ママの負担を軽くしてくれるもの。いい方法を見つけられるといいですね。
2016年06月20日赤ちゃんの寝かしつけに困っているママは多いのではないでしょうか。私もそんなママのひとりでした。子どもが新生児のころは、とくに昼夜逆転の生活で夜空が明るくなるのをボーっとながめている日々。慣れない子育てや抱っこで腱鞘炎になり、肩こりも悪化、寝不足も相まって本当にクタクタでした。そんな毎日を打開すべく、夫といろいろな方法を駆使して寝かしつけをしていました。生後3ヶ月ごろまでに実践していた「寝かしつけの工夫」を紹介します。■「おひなまき」で胎内環境を再現!?おひなまきは、胎内にいたときと似た姿勢をつくってあげられる「おくるみの巻き方」を言います。私は、正方形のバスタオルやメッシュ素材のおくるみを使っていましたが、おひなまき専用のおくるみや、簡単におひなまきのように包める「スワドルミー」という商品もあります。おひなまきの方法は、産院で助産師さんに教わりました。出産した病院でも、授乳中とねんねの時間以外はずーっと泣いていた我が子。私がシャワーを浴びている間など、助産師さんに子どもを預けた際、迎えに行くと「おひなまき」をされてスヤスヤと気持ちよさそうに眠っていました。赤ちゃんは、胎内で10ヶ月もの間丸くなった姿勢で過ごしているため、背中を丸くしてあげるととても安心するのだとか。生後3ヶ月ごろまでの赤ちゃんは、背中がCカーブになった胎児姿勢が理想的なのだそうです。また、生後4ヶ月ごろまでの赤ちゃんは、眠っているときに手足をビクッとさせることがあります。これを「モロ―反射」と言い、自分の動きにびっくりして起きてしまうケースも。おひなまきで手足をくるまれているとモロ―反射がおさえられるため、目をさましにくいという利点もあります。すべての赤ちゃんが寝てくれるとは言いませんが、うちの子にはとても合っていたようです。赤ちゃんの体調を優先して、様子を見ながら試してみてください。■昼夜の環境をわけて「生活リズム」を整えるもうひとつ、意識して実践していたのは、昼夜の睡眠の環境をわけることです。昼間はリビングでお昼寝をさせ、夜のねんねは寝室でさせていました。赤ちゃんは毎日、寝ているか泣いているかの生活なので、意識しなければ、ついつい夜もテレビや電気が付けっぱなしの部屋で寝かせてしまいます。なので、昼間は少しにぎやかなリビングでお昼寝させ、夜は電気を消して静かな部屋で寝かしつけるようにしていました。夜も頻繁に起きて泣く子どもだったため、しばらくは抱っこをして夜を明かしていましたが、徐々に生活習慣が整ってくると夜のねんねが昼間よりも長くなっていきました。そして、朝になるとカーテンと窓を開けて、「朝が来たよー」と伝えるようにしていました。電気やテレビで、1日中にぎやかになりがちな家のなか。毎晩、静かな環境をつくるのは、意外と大変なことです。これには、家族の協力が不可欠だったと思います。生まれたばかりの赤ちゃんは、自分で眠ることすら上手にできません。環境になれるまで、ママが上手に眠りに導いてあげられるといいですね。
2016年06月19日思春期のゴールは子離れのスタート(前編) の続きです。■子どもが親離れを始めたら、親はこう考えよう!親離れを何とも思わない子どもに対して、親はどうなるかというと、かなりの心の痛みを感じるはずです。だって、ついこの間まで自分がいなければ生きていけないほどだったのに、あるとき急に自分に対して反抗を始め、親子の間には、目には見えない距離ができていきます。次第に子どもとの距離は長くなっていき、そしてまた急に、子どもが目の前からいなくなってしまう。こうなってしまったときの親の寂しさは計り切れません。子どもと一緒に過ごした幸せな日々は、もう二度と来ないと気づき、心にぽっかりと穴が開いたような気持ちになることでしょう。子どもと違って、親には「子どもが成長したら自分から離さなければならない」というような本能はありません。ですから寂しい気持ちになるのは仕方のないことです。でも、つらい気持ちは何とか克服したいですね。そんなときは理性の力を借りて、子離れを理解しようと努めるしかありません。自分自身のつらさや寂しさを理由に、子どもをいつまでも自分につなぎとめていてはなりません。わが子はもう、立派な1人の大人となったのです。考えてみてください。どこから見ても大人の人に対して、子どものような扱いをしたら、それは失礼なことですよね。わが子に対してもそんな失礼なことをしてはいけません。子どもが大人になったからと言って、もう親子でなくなるなんてことはありません。成長しても親子は親子です。でも、その関係がちょっと変わるだけです。わが子を1人の人間として認め、接していく関係に切り替わったということです。「子どもが親離れをしたら、わが子との新しい関係が始まるのだ」と考えましょう。■子育てよりも長い、夫婦だけの時間さて、わが子との関係は今まで述べたとおりですが、夫婦という関係も忘れてはなりません。子どもが親離れしたら、そこからは夫婦の時間がほとんどになります。考えてみれば人生の道のりの中で、子育てをしている時期なんて、たったの数十年間です。平均寿命から考えても、子育ての期間よりももっと長い時間が、これから先も続きます。そして、その時間を共にするのは、誰あろう自分の伴侶です。子育てが終わり、子どもは立派に成長しましたが、それでもまだまだ人生の途中です。子育てと同じように、ときにはほめ、ときには厳しく接して、夫婦でお互いに高め合っていきましょう。子育てはいつか終わってしまうものですが、人生はずっと続きます。子育ての後は、自分自身を育てる楽しみをじっくりと味わっていきましょう。
2016年06月19日1歳半検診のときに「言葉は何語くらい話しますか」と質問される自治体が多いのではないかと思います。私の住んでいる地域では、「何語話すか」と「指差しの確認」をされました。そしてその時期、私の息子は「まんま」しか話せませんでした。もちろん、指差しもできず…。しかし、その後一気に言葉が増えて、今(2歳4カ月)では普通に会話が成り立つほどに成長。その間に、家で実践した「これがきっかけで言葉が増えたのかも?」と感じることを紹介します。■大好きな物から学ぶ! 「のりもの図鑑」息子は、大の乗り物好きです。男の子には人気の乗り物ですが、好きなもので言葉を覚えさせようと「のりもの図鑑」を購入。「1歳半の子どもには、少し難しいかな」とも思いましたが、イラストではなく写真で多くの乗り物が紹介されている図鑑を選びました。90ページと子どもの本にしてはページ数が多く、元交通博物館の副館長である松澤正二さんと、交通ジャーナリストの井上廣和さんが監修している、割と本格的な図鑑です。息子は驚くほど気に入ってくれ、毎日、夢中になって図鑑を見ていました。読んであげるのはとても疲れるのですが(ページ数も多く、重さもあるので)、できる限り付き合ってあげると、毎日おもしろいくらいに多くの乗り物を覚えていきます。好きなものから学ぶことは、大人も子どもも効果的なようです。電車や車、新幹線、船、飛行機、トラック、消防車、救急車、ゴミ収集車など、たくさんの乗り物の名前を言えるようになり、車で出かけるたびに「トラックいるよ~」「バス大きいよ~」など、楽しそうに話しています。また、家にいるときでもエンジン音や走行音を聞き分け、「電車来た」「トラック来た」「バイク来た」など、教えに来てくれるようになりました。図鑑を購入したことで、好きな物の名前を覚える→知っている単語を話したい→話をする機会が増える→他の言葉も増える、と好循環になったと感じます。【購入した書籍】『チャイルドブックこども百科 新版 のりものいっぱい図鑑 いろいろ501/チャイルド本社』(監修/元交通博物館副館長・松澤正二/交通ジャーナリスト・井上廣和)■部屋に「友達と写っている写真」を貼る額に入れて飾った保育園の集合写真。これは、言葉を覚えさせるためではなかったのですが、結果的にはとても良かったと思います。保育園のお迎えの際に、ほかの同月齢の子どもたちが息子の名前を呼んで「◯◯くん、バイバイ~」と言うのを聞いて、とても驚いていました。息子は、友達の名前はおろか、自分の名前も口にしなかったので、「お友達の名前を覚えるのはまだ難しいのかな」と思っていたのです。しかし、写真を飾り始めた途端、写真を指さして「◯◯ちゃん」「◯◯くん」と言うようになりました。最初はほとんど聞き取れず、私が知っている名前の子だけ「本当だ。◯◯ちゃんだね」と返していたのですが、すぐに発音が上達。保育園でも「◯◯ちゃん」とお友達の名前を呼ぶようになり、帰り道で「今日は誰と遊んだの?」と聞くと「◯◯くん」と答えが返ってくるようになりました。自分の名前は、少し発音が難しいようで(息子は「ら行」が苦手)下手なのですが、「お名前は?」と聞くと答えてくれるようになりました。写真を貼ったことで「仲の良いお友達を教えたい」という欲求が出てきたのか、家で私と主人に友達の話をするようにもなり、保育園での様子をなんとなく感じることができるようになったのも、良かったと思います。言葉が増えた理由は、実際にはわかりません。しかし、好きな乗り物の名前を教えたことや、お友達の写真を飾ったことは、家庭で子どもとの会話を引き出すきっかけになってくれました。会話が増えたことで、言葉が増えるのはとても自然なことです。上手に話せない子どもの言葉に、じっくり耳を傾け続けたことも、言葉を増やした理由のひとつだったのかもしれません。
2016年06月18日子どもは不登校になると、1日中ダラダラしたり、無気力になったりします。親はそれを見て、勉強が遅れたらどうしよう、大人になって人間関係が築けなくなるのでは? と不安を抱くものです。しかし、頭ごなしに叱りつけたり、原因を追究したりするのは逆効果です。不登校の子どもへのNGな声かけとその理由、親としての心構えについて体験を交えてお伝えします。■不登校の子どもにかけてはいけない言葉不登校になった子どもは、ダラダラとゲームをしたり朝起きられなくなったりします。親は不安になってさまざまな本を読み、インターネットで調べて解決策について勉強します。そして、責めたり無理強いしたりしてはいけないことを知ります。子どもにかけてはいけない言葉の代表例は、学校へ行きなさいどうして起きられないの?勉強が遅れるわよゲームばかりしてわかってはいるものの、学校へ行ってほしいのが本心です。その結果、「無理して学校へ行かなくていいのよ」と言う一方で、「1ヶ月だけ休んで、来月から行ってみようか?」。「そのままでいいのよ」と言いながら、「勉強は遅れないほうがいいわよね」と矛盾したことを無意識に口にしてしまいます。子どもは親の気持ちを敏感に感じとります。そして、「本当は早く学校へ行かせたいんだな」と見透かします。■子どもは自信を失い、不安でいっぱい子どもも本当は学校へ行きたいと思ってはいるものの、同時に行きたくない気持ちもあって葛藤しています。自分の気持ちが分離してわからない状態です。そんな自分をふがいなく思い、自信をなくしています。勉強の遅れを心配し、「友だちからどう思われているのだろう」という不安もあります。「どうせ自分はダメな人間なんだ」「みんなが普通にできることが自分にはできない」と卑下する気持ちもあります。そんなところへ親が勉強の遅れを心配したり、登校をうながしたりしたら、「やっぱりお母さんは自分の気持ちなんてわかってない!」という反発心ややるせなさ、悲しさ、怒りがわいてくるのです。■親が考え方を変えれば子どもは前に進める私はあるときから、子どもは学校へ行かなくても大丈夫だと思うようになりました。私自身がフリーランスになってから、高校を卒業していなくても社長として成功している人や、フリーランスとして才能を生かして生活している人に何人もめぐり会ったからです。もちろん学校でしか経験できないこともありますが、大人になってからちがう形で経験できることもあります。学校には行ったほうがいいけれど、私が一番に願うのは、子どもが将来ひとりで働いて食べていけること、精神的に安定して成長することです。まず親が「この子は学校へ行かなくても大丈夫」と心から信じること。そうしなければ、子どもにも伝わりません。子どもは自分の不登校を認め、現状を受けいれることで「いま何をするべきか」が見えてきます。目標を「学校へ行く」ことから、生活を改善することや好きなことを伸ばすなど、自分ができることへ変えましょう。達成するたびに自信が積みかさなり、やがて大きな目標達成にもつながります。「学校へ行けない」ことにこだわるのではなく、親子でできることを探してゆっくり成長することが一番大切だと私は思っています。子どもの不登校に悩んでいる方も、あせらず、見守ってください。
2016年06月18日思春期は子どもとぶつかることが多く、とても大変な時期。それゆえ、とかく目の前の反抗的な子どもをどうしたらよいかとばかり考えがちです。でも、私たちは、反抗期のその先の子どもの姿についても知っておかなければなりません。思春期が終わると同時に、親にとってはもっとつらく感じる「子離れ」の時期が待っているのですから。■子育て期=母親の人生でもっとも素晴らしい時間何かにつけ反抗してばかりの思春期。早くこの時期が過ぎてほしい…と願うのは、どの親も同じでしょう。でも、子どもたちは思春期が終わったら、どのように変化していくのでしょう。思春期を越えた子どもたちは、もう「1人の大人」という立場で、親と接しようとします。そんなわが子を見て、あなたはきっと「ここまで成長したか」と感慨深く、そしてうれしく思うことでしょう。でもその一方で、つらい気持ちも感じるはずです。子どもを育てることは実に苦労が多く、無償の愛で続けていかなければならない大変な仕事です。でも、子どもが与えてくれる親としての幸せは、ほかのどんなものにもかないません。子育て期というのはいわば、母親の人生でもっとも素晴らしい時間と言えるはずです。しかし、そんな素晴らしい時間は永遠には続きません。子どもは成長していき、思春期を迎え、そしてある時急に、親から離れていく日が来るのです。■親から離れていく思春期後の子どもたち親子の別れは、人間にだけあるのではありませんね。むしろ、人間以外の動物の離れ方のほうがはっきりしています。そして決定的に違うのは、あるとき急に離れていくのは、子どもではなく親のほうであるということです。「もうこの子はちゃんと自分の力で餌をとったり、自分を守ったりして過ごしていける」というところにまでわが子が成長したとき、親はきっぱりとした態度で子どもを自分のそばから追い出そうとします。子どもにとっては突然のことで、何が何だかわかりません。ですから、親がどんなに自分を追い払おうとしても、必死に近づいて行こうとします。それが何回も続いて初めて、自分はもう親と一緒に過ごせないのだと悟り、名残惜しそうに親を見つめながら、新たな自分の住処を探しに出ていくのです。人間以外の動物の世界では、親子の間でこのようなことが行われています。これに対して人間の場合、最初に離れようとするのは子どものほうです。ここでちょっと、自分が思春期を終えようとした頃を振り返ってみてください。親から離れていくとき、人間以外の動物の子どものように、「離れたくない」という気持ちが起こったでしょうか。たいていは、大したことではなかったとか、特に心に感じるものはなかったと思い出せるでしょう。これは、人間の本能に関係しています。人間には本能的に「成長したら親から離れていくもの」ということが、脳に刻み込まれているのです。したがって、思春期を終えた子どもたちが親から離れていくことは、必然的なことと言えるのです。<後編に続く>
2016年06月18日子どもが学校へ行かないと親は不安になるものです。つい、あれこれ聞きだそうとしたり、アドバイスしたり、なんとか登校させようとしてしまいます。しかし、親があせるほど子どもは殻に閉じこもり、口を閉ざしてしまうもの。私が実際に心療内科の先生からいただいたアドバイスをヒントに、不登校の子どもにどう寄りそい、コミュニケーションをとればいいのかをお話しします。■子どもは親にただ理解してもらいたい「学校で何か嫌なことがあるの?」「どうして学校へ行かないの?」子どもの気持ちが知りたくて、ついそんな質問をしてしまいがちです。しかし、子どもは「責められている」としか受けとれないようです。子どもが親に求めているのは、いまの自分を受けとめて理解してもらうこと。子どもは自分が学校へ行けないことへの罪悪感や不安感を抱いています。心療内科の先生によると、理由を詮索するより、まずは子どもを安心させてあげることが先決だそうです。■子どもの気持ちを理解する方法まずは、お母さんが笑顔になることです。子どもに安心してもらうのが先で、気持ちを理解するのは次の段階です。お母さんがニコニコしていれば、それだけで子どもの気持ちは安らぎます。いくら「大丈夫よ」と言っても、こわい顔をしていたら、子どもは「怒られている」と受けとめてしまいます。私は鏡を見て笑顔をつくってから子どもと接するようにしました。そして、理由を詮索するのをやめて、「学校に行きなさい」と言わないようにしました。家は安心できる場所で、自分の居場所がここにあると思ってもらうためです。■共有するということ次に、子どもと一緒にいる時間を増やして、たくさん会話をするようにしました。私は家で仕事をしていましたが、仕事中は一人で部屋にこもるため、なかなか子どもと話す時間を持てませんでした。夕方6時以降はいっさい仕事をせずに、必ずリビングかキッチンにいるようにしました。子どもと100%向きあい、話を聞くためです。共有スペースで子どもと同じテレビを見て、たわいない会話をして、子どもが話しやすい雰囲気づくりを心がけました。すると、テレビの話題だけでなく、少しずつ不安やグチなども話してくれるようになったのです。安心できる場所としての基盤をつくり、親に十分受けいれられていると感じる体験を重ねることで、「自分は親に理解してもらっている」という改善への糸口をつくることができました。安心感を与えること、時間を共有することが大事。心療内科の先生に言われたとき、「そんなことわかっている」と思いましたが、頭でわかっていても全然できていませんでした。お母さんが笑顔で接し、無条件で受けとめ、ささいなことでも共感することがとても大事です。インターネット上で友だちができたことを打ちあけてくれたとき、「それはよかったね」と肯定したひとことで、子どもの顔がうれしそうに輝いたことを覚えています。これからも、心療内科の先生の言葉を忘れずに、子どもに寄りそいたいと思います。
2016年06月17日どうもこんにちは、栗生です。皆さんのお子さん、夜はどんな感じで寝ていますか?わが家の上の子は1~2歳の頃まで抱っこして歩いたり揺れたりしないと寝なかったのですが、4歳の今では何もしなくてもすっと眠れるようになりました。たまに眠れないときは「トントンして」と言ってきます。トントンする部位はどこでもよく、一定のリズムで刺激を受けるのがポイントのよう。一方、下の赤子の寝かしつけは、だいたい添い乳か抱っこで歩くスタイル。眠そうにしているとき、布団に寝かせてトントンすると、ものすごく嫌そうに手を振り払ってきます。そういえば私も法事でお坊さんの読経と木魚のリズムに聞き入りすぎてふっと意識が飛んだことが何度かありますが、一定のリズムで刺激を与えられると眠くなるというのは、大人も同様なのでしょうか。暗い室内で、一定のリズムでの揺れを意識しながら赤子を抱っこして歩いていると、自分のほうがガクッと落ちそうになってヒヤヒヤする時があります。日頃、子どもとの寝落ちに甘んじている私ですが、せめて布団の上で横になるまでこらえる力は残しておきたいですね…。今日のカルタ「揺れれば寝ます」
2016年06月17日生後8ヶ月ごろから、上下共に歯が生え始めた息子。可愛らしい小指の爪の先のような、小さな小さな歯が出ている。歯が生えたということは、これから離乳食も固形のものをどんどん食べられるようになるのかしら。と、息子の成長をわたしは喜んでいた。しかしながら、友達に「うちの息子、歯が生え始めたよ~」と、話すと、「わ、大変だね~!おっぱい痛くない?」と、全員からこのようなリアクションが返ってくる。そうか、子の成長を喜んでいるのもつかの間。噂には聞いていたが、歯が生え始めた時の授乳はどうやら過酷なものらしい。話を聞けば、いろんな答えが返ってくる。ある人は、「授乳時に毎回噛まれて出血し、毎晩軟膏を塗っている」と言う。またある人は「乳首の原形もなくなって、もう乳首ごとポロリと取れてしまった」と言う…。そのどれもが、まるでホラー映画の1シーンのような展開で、ねえ、それって本当なの? と問いたくなるくらい、恐ろしい状況である。もう恐ろしさを越えて、一周し、笑いがこみ上げてくるほどだ。乳首が取れるってどういうこと? その痛みってどれくらい痛いのだろう…。恐怖でぶるぶる震えつつ、いやいや出産の痛みよりマシだろう。そう自分を励ましたところで、すでに生後8ヶ月が経過してしまうと、あの時の痛みをもう思い出せなくなっている自分がいる。わたしは息子の歯が生えてきた喜びを感じつつも、自分の襲いかかるかもしれないホラーシーンを想像して、授乳の時間をいささか恐れるようになってしまった。「わたしの乳首も、いずれ無くなってしまうのね…」と、お風呂に入るたび自分の乳首を眺めて悲しみに暮れていた。しかしながら、そんな母の心配を余所に、一向に息子は乳首を噛む事がなかった。「はて? おかしいな」。出産の痛みの次は、ちくびの痛みが確実にやってくるものだと思っていたので、拍子抜けしつつも息子に「親孝行だの~!」と誉めてやった。友達にそのことを話すと、「息子くん、将来女性の扱いうまくなるんじゃない~?」と言われ、母はぼんやりと息子の将来を想像し、複雑な気持ちになるのだった……。次回vol.30は、「料理は苦手~ズボラな母の離乳食」をお届けします。
2016年06月17日なぜ「赤ちゃんには積極的にハイハイをさせよう」と言われるのか?(前編) の続きです。■ハイハイを始める前にしておきたい、寝返りトレーニング赤ちゃんがハイハイをするためには、まず寝返りが上手にできなければなりません。生後7ヶ月になってもまだ寝返りをしようとしない場合、赤ちゃんを促して、まず寝返りができるようにトレーニングをしてあげるのも1つの方法です。寝返りをうまく打てるようにするためには、赤ちゃんの足首を支えて、体をやさしく返してあげるようにします。その動きに赤ちゃんの体がついてくるようになり横向きにまでは自分でなれるようになったなら、そこでお尻に手を当てて軽く押してあげることで寝返りをすることができます。何度か繰り返しサポートしてあげることで、寝返りを上手にできるように赤ちゃんのトレーニングをしてあげましょう。ハイハイができるようになっても、赤ちゃんによっては、最初のうち足の力よりも腕の力が強く、前に進もうとするのに後ずさってしまう場合があります。あるいは、まっすぐに進めず、円を描くように同じ場所でぐるぐる回るような進み方しかできない場合もあります。こういった場合は足のキック力が不足しているか、うまく踏ん張れていないかのどちらかですので、足の裏に手のひらをあてがってあげたり軽く押してあげたりすることで、足で踏ん張るコツをつかませてあげましょう。そうすれば、みるみるうちに前に進めるようになるはずです。■赤ちゃんがハイハイをし出したらチェックしたい危険箇所本格的に赤ちゃんがハイハイしだしたら、周囲にある危険なものをチェックして取り除きましょう。たとえばヘアピン、針、ボタン、電池など、赤ちゃんが興味を示しそうで、かつ飲み込んでしまいそうな小物は落ちていないでしょうか。また、赤ちゃんがつかまり立ちして届きそうなところに、熱湯の入ったやかんやポット、バランスの悪い重いものなどが置かれていないでしょうか。意外なところで危険なのがコンセントやタップです。赤ちゃんの指は細いですし、よく指をなめているので濡れていることがあります。このままコンセント口に触れてしまったら感電してしまいかねません。もしくはコンセント自体に興味を持ってなめてしまうかもしれません。感電すると火傷を負って傷跡になることもありますし、そうならないようにコンセントにフタをするか、ガムテープなどで養生するようにしてください。最後に、赤ちゃんがハイハイし始めた後、ドアなどを開け放しておくと、ちょっと目を離したすきに赤ちゃんが意外なところまで移動してしまい、ときに危険な目に遭うことがあります。そうならないよう、部屋から出る際はドアや窓をきちんと戸締まりして遊ばせるようにしてください。
2016年06月16日スーパーやコンビニに行けば、お菓子はすぐに買えます。でも、子どもとのスキンシップや健康を考えると、ときには一緒におやつを手づくりするのもいいものです。子どもにとっては新鮮な経験になり、ママも気分転換になるかも。親子で簡単にできるおやつのレシピを3つ紹介します。■おやつを手づくりするメリット市販のお菓子には、塩分や糖分、脂肪分などが多く含まれているものもあります。手づくりなら砂糖を控えめにしたり、体にやさしい油で揚げ菓子をつくったり、自分で味を調整できます。お財布にやさしいのもうれしいところ。子どもとスキンシップしながらお菓子をつくれば、すてきな思い出になるはず。■簡単でおいしい手づくりおやつのレシピ1.こねて成型するだけの超シンプルクッキー<材料(約20枚分)>小麦粉150gサラダ油100ml砂糖50g材料をすべてボウルに入れて、手で混ぜてまとまってきたら生地は完成。かわいいクッキー型を使うなどして、楽しく成型してください。あとは180度に温めたオーブンで15~20分焼くだけです。2.カットするだけ! 15分でできるフルーツポンチ子どもが大好きなフルーツを使ったおやつもおすすめです。材料は好きな果物とサイダーの2つ。イチゴやスイカ、ブドウなど果物を食べやすい大きさに切りましょう。包丁を使う練習として子どもにやらせてみてもいいですね。フルーツをグラスに入れてサイダーを注げばできあがり。子どもと相談しながら盛りつけると楽しいですよ。3.包丁も火も使わない! デコレーションチョコレート用意するのは、チョコレートと好きなデコレーション材料だけ。まず、板チョコを細かく砕き、平たいお皿に敷きつめます。レンジに入れて500Wで1分半加熱。まだ形が残っていても混ぜればトロッと溶けます。温め方が足りないようであれば、10秒ずつ加熱して様子を見るといいでしょう。温めたチョコレートを型に流しこんだらデコレーションタイム! キラキラしたこんぺいとうやマーブルチョコレートでカラフルに。チョコレートを冷やし固めてからチョコペンでお絵かきするのもアリですよ。好きなようにデコレーションしてみて。■赤ちゃんにやさしいたまごボーロ離乳食がはじまったら、ぜひつくってあげてほしいのが、たまごボーロです。<材料>卵黄1コ(豆乳大さじ3・ベーキングパウダー小さじ1/2でも代用可能)片栗粉65g砂糖15g材料をすべてボウル入れて混ぜて、食べやすい大きさに丸めたり、持って食べられるよう細長くしたり、形を工夫してみてください。160度に予熱したオーブンで20分焼けば完成です。メリットたくさんの手づくりおやつで子どもとの絆を深めてみませんか? おやつづくりを通して、すてきな親子の時間を共有してくださいね。(marimari<フォークラス>)
2016年06月15日全国には児童館や子育て支援センターといった、「地域子育て支援拠点」があります。保育士などの専門家に育児にまつわる相談や、ママ友づくりができるのはもちろん、子どもを遊ばせることもできるのも魅力です。子どもが生まれてから初めて施設を利用するママは多いかもしれませんね。おもに、保育園や幼稚園に入る前の子どもとともに利用するママが多いようですが、施設内でのトラブルもよく聞きます。■子どもから目を離さないで!子育て支援センターや児童館では、子どもを遊ばせることができる場所を設けているところが多いです。庭に遊具を置いて公園のような環境を作っているところもあれば、和室やマットを敷いた室内にスペースを設けているところも。子ども同士で遊んでいる間、ママたちが育児トークに花を咲かせていることは珍しくありません。しかし、話が盛り上がりすぎて子どもから目を離すのは危険です。職員が様子を見てくれてはいますが、利用者が多いとすべての子どもを見続けることは難しいでしょう。危険な行動を取ろうとしていても、離れた場所にいてすぐには止められないこともあります。子どもは予期せぬ行動を取るものです。ママ友とおしゃべりしつつも、わが子から目を離さないようにしましょう。■子ども同士のケンカに注意センターには、さまざまな年齢の子どもが集まります。年の違う子と遊ぶことはいい刺激になり、教育面でもいい影響があるようです。しかし、体力差のある年上の子とのトラブルから、ケガをしてしまうこともあるので注意しましょう。とくにオモチャの取り合いからケンカに発展することが多いのだとか。赤ちゃんはまだ「譲り合い」を知らないので、年上の子が使っているオモチャで遊びたいときには横取りしようとすることもあります。幼稚園生くらいになると譲ってくれることもあるのですが、2~3歳ではまだそれができないことも。すると、力ずくで奪い返そうとするのですが、まだ力加減ができないので、オモチャを思い切り引っ張ってしまいがち。感情をコントロールできずに全力で叩いたりすることもあるのです。こうした子ども同士のトラブルは、相手のママと揉める原因になりやすいですし、何よりも子どもに怖い思いをさせてしまいます。年の離れた子と遊び出したら、近くで様子を見ていたほうがいいですね。■プレママ期に見学へ行こう子どもだけでなく、ママたちのトラブルも多いようです。トラブルメーカーがいることもあれば、ママ友同士の派閥ができていて、利用しにくいムードができている場合もあります。たとえ子どもが楽しんでいるとしても、ママが気疲れするようでは考えものです。どのような環境か知るためにも、妊娠中に複数の施設を見学しておくといいかもしれませんね。近所に先輩ママがいれば、話を聞いてみるのもいいでしょう。人が多く集まるところでは何かとトラブルが起きやすくなりますが、そのことを覚えておけば予防することは可能です。絵本の読み聞かせやベビーマッサージなどの講座を行っているところもあるので、まずはそうしたサービスを利用して、徐々に慣れていくのがいいかもしれませんね。
2016年06月15日イタリアの人々は「子供は社会全体で育てるもの」という意識が強いように思います。公共の場で子供が騒げば、よそのおじちゃんおばちゃんが注意するシーンなどをよく見かけ、積極的に他人とコミュニケーションをとるイタリア人ならではだな、と思うことしばしばです。しかし、周りが積極的に育児協力してくれる環境とはいえ、マタニティブルーになるママも一定数います。実両親・義実家ともに遠距離で、夫と二人で子育てした経験のある知人女性は「慣れない子育てでストレスMAXになり、夫とケンカの毎日だった」と振り返っていたくらいです。ここでは、そんなイタリアのママたちが実践した「マタニティブルーを乗りこえるためのコツ」をご紹介します。 ■週1度「パパの日」を作る無痛分娩を経験した知人女性は、産後もわりと体力が残っていました。最初思っていたよりは子育てに苦労しなかったといいますが、2ヶ月ほど経ってからじわじわとメンタルが変化していくのを感じ、つらい時期があったそう。旦那さんがときどき「僕にできることがあればなんでも協力するよ」と声をかけてくれたそうなのですが、激務の旦那さんに子育てを手伝ってほしいとは言いにくく、自分の殻に閉じこもることが増えたといいます。ある週末「笑うことがめっきり減った」と旦那さんから叱られたのがきっかけで、二人は週に1回「パパの日」を作ることにしました。週に1度、最低半日は旦那さんが子供の面倒をすべて見て、彼女は好きなことをして過ごすのがルール。家事でもショッピングでも、思いついたものを自由にやれる解放感から「子育てのストレスが和らいだ」と効果てきめんだったそうで、マタニティブルーにどっぷり漬かることを避けられたとか。 ■魔法の言葉「まあいいか」をフル活用几帳面なタイプでわりと神経質な知人女性は、妊娠したときに事細かな「出産までのスケジュール」を立てて準備に余念がなかったそうです。しかし、体調の変化に伴ってスケジュールを変更することがしょっちゅうあり、妊娠4ヶ月目で早くもマタニティブルーに。「できることが減ってきて、立てた予定も大幅にくるっていく。夫に八つ当たりして“こんなはずじゃなかったのに”と思うたびに落ちこんだ」と、つわりも影響したストレスで3キロほどやせてしまったといいます。そんな彼女を救ったのは、先に出産していた妹の言葉でした。「出産してからのほうが大変よ。子供は何をしでかすかわからないから、毎日ピリピリしがち。今は何か起こっても『まあいいか』と受け止められるよう方向転換できたから、前より楽」と話す妹を見習って、彼女も「まあいいか」の一言を使うようになりました。「家事が滞ったりして、思った通りに生活できなくても、“まあいいか”の一言で現実を受け入れられる。だらしなくなりすぎないように気をつけることは必要だけど、以前より気持ちが軽くなった」と出産後もおおらかに構えることができ、子育てのストレスは少ないそうです。 「ホルモンバランスの乱れが原因とは言うけど、身体の調子が整うまで悠長に待ってはいられない。できることがあるならなんでもやってみたほうが、気分転換になってうまくいく」とマタニティブルーを語る人もいました。ついネガティブな方向に行きがちなマタニティブルーの時期、あえてポジティブな解決方法を見つけることこそ、赤ちゃんとママにとって一番良いようですね。
2016年06月15日赤ちゃんのハイハイは足腰のほかに、脳の機能をも高めてくれる大事な成長段階の1つです。赤ちゃんのハイハイをしやすくするための注意点について、見ていきましょう。■ハイハイは赤ちゃんの発育の大事な通過点赤ちゃんは、早い場合で生後8ヶ月になるとハイハイをして自分で動き回り始めます。人間はまだ動物であった頃に4足歩行をしていたわけですが、赤ちゃんの頃にそれと同じような移動過程を経るわけです。このハイハイは、赤ちゃんにとっては発育のための大事な通過点となります。赤ちゃんのハイハイは、足腰を鍛え、また背筋を鍛えるために役に立ちます。こうしてつけた筋肉を使って、赤ちゃんはいずれ2本足で歩き始めることになります。ハイハイをあまりせずに歩き出してしまった赤ちゃんを持つお母さんが、ときおり得意げにそのことを自慢しているのに出くわすことがありますが、そういう点から見ると、あまりいいこととは言えない場合もあります。赤ちゃんは、狭いお部屋にいろいろな家具などがいっぱいなせいで、十分な空間がなかったため、ハイハイをする前に近くにあるものにつかまり立ちするしかなかったのかもしれないのです。また、ハイハイは脳の機能を高めるための大事なステップでもあります。赤ちゃんが自分で移動して、自分の周囲の環境に入っていくために必要となる自分の位置が、空間の中でどのようなところに位置しているか、という感覚を覚えるためのステップになるのです。こうした位置の感覚をつかむことで、赤ちゃんは自分が行きたい場所にいくことができるようになり、欲しいものをつかみに行くことができるようになります。お母さんお父さんの膝までの距離はどのぐらいか、おもちゃまではどれぐらい手を伸ばせば届くのか、といったことを判断する基準になるものなのです。 ■赤ちゃんがハイハイをしやすいように、場所を確保しよう赤ちゃんが寝返りをうつようになってきたら、いつハイハイが始まってもいいように、1畳ぐらいの空間を赤ちゃんのハイハイする場所として確保してあげるようにしましょう。こうした空間がないと、赤ちゃんは周囲の家具などにつかまり立ちをしてしまい、ハイハイをろくにしないうちに伝い歩きを始めてしまうこともあります。なかには、それが原因で足腰の筋肉や背筋が鍛えられなかったり、位置感覚の発達に影響が出たりすることもあるでしょう。そうした状況は赤ちゃんのためにもよくありませんので、思う存分ハイハイできるようにしてあげたいものです。赤ちゃんはハイハイを始めて1ヶ月もすると、かなりの早さで移動することができるようになります。これにより、行きたいところ、欲しいもののところに早くたどり着きたい、という欲求が芽生え、それに伴い「物事について知りたい」という学習欲求が出てくるようになります。ハイハイをすることで、興味を持ったもののところまで自分で移動し、それを手で触れたり口に持って行ったりすることで、いままでよりも脳に加わる刺激の量がぐんと増えることになるからです。赤ちゃんがハイハイをしだしたら、1m~2mほど離れたところから赤ちゃんを呼んでみたり、お気に入りのおもちゃを振ってみたりして赤ちゃんがハイハイを早くできるようになるように促してあげてください。ハイハイがうまくなってきたら、天気の良い日などに外に連れ出し、公園などの芝生の上などの開けた場所で思いきりハイハイさせてみてはいかがでしょうか。<後編に続く>
2016年06月15日どうもこんにちは、栗生です。突然ですが、赤ちゃんって関節が柔らかいですよね。わが家の子どもたちは揃って柔軟性に富んでいるようで、開脚して上半身を前傾すると胸がぺったり床に着くし、ビールマンスピンみたいな格好で寝ていることもあります。という話をすると、たまに「それ、体が柔らかすぎない?」と言われることがありました。赤ちゃんは一般的に大人よりは関節が柔らかいと思われていますが、やはり個人差があるようです。わが家の子ども2人は、どちらもたしかに、保育士さんや外部の方に「〇〇ちゃんって体、柔らかいですね~」と驚かれるほうでした。特にお座り・ズリバイの頃が顕著で、床をにじり進み、箱やカゴも「ぬるっ…」といった感じで出入りするほか、布団の上では足を自在に広げながら体操競技(床)とブレイクダンスを足して3くらいで割ったような動きでゴロゴロ。海底をなめらかに移動する軟体動物のようでした。時は過ぎ、歩行できるようになった幼子たちが、その柔軟性を見せてくれることはだんだん少なくなってきました。しかし、寝ているときに限っては柔軟にしなりながらゴロゴロと移動するので、不意のかかと落としや体当たりをもらいそうになることもしばしば。それらを避けつつ「ああ、軟体動物…」と思う夜なのであります。今日のカルタ「やわらかすぎる体」
2016年06月15日断乳に際しては、子どもの気持ちや体調も大切ですが、母乳のケアも欠かせません。今回は、私が実践した断乳中と断乳後のケアについてまとめます。母乳マッサージやママへの食事指導を行っている「桶谷式」の断乳方法を参考に、自分なりのやり方を織りまぜています。■断乳1~2日目の状態とケア方法断乳をすると、いままで赤ちゃんが飲んでいた分の母乳がたまっていきます。私の場合は、1日目の夕方ごろからしこりができはじめ、2日目の朝にはカチコチになっていました。しかし、母乳を絞りすぎてしまうと、また新しい母乳がつくられてしまうため、1日目と2日目はぐっと我慢。冷えピタや保冷剤で胸を冷やしてやり過ごし、どうしても我慢ができないときは、圧抜き程度に搾乳をしました。体を温めてしまうと母乳の出が良くななってしまうため、お風呂にもつからず、2日間はシャワーだけで過ごします。<基本的な搾乳・マッサージの方法>こちらは、入院中に助産師さんに教えてもらった搾乳方法です。断乳時期に関わらず、胸が張ったときは、この方法で搾乳をしていました。両方の手のひらでおっぱいを包みこみ、上下左右にゆっくりほぐす(左右1~2回)。わきの下からおっぱいの付け根あたりを優しくマッサージ。親指と人差し指、中指の腹を使って、乳輪から乳首の先に向かって絞るようにマッサージ。3のとき、マッサージしていない方の手はおっぱいを持ちあげるようにして支え、硬くなっている部分やしこりのある部分を軽く押すようにする。上記のやり方を繰りかえすようにします。乳腺が詰まったときは、3を繰りかえしやると、スポンっと詰まりが取れました。■断乳3日目~1週間後の母乳ケア断乳3日目の午前中に、約1時間かけてたまった母乳をたっぷり搾乳しました。それでも全部は絞りきれず、夜にお風呂でさらに搾乳。おっぱいが柔らかくなるまで、しっかり時間をかけて搾乳しました。3日目に搾乳をしてからは、胸が張ることもなく、しこりができることもありませんでした。その後は、断乳から1週間後に自宅近くの「桶谷式母乳相談室」を予約して訪問。改めておっぱいのケアをしてもらいました。自分では、胸の張りもまったく感じていなかったのですが、ベッドに横になって施術を受けていると、天井に向かって噴水のように母乳が飛びでていて、本当にびっくりしました。詰まっている部分もあったようで、母乳が固まったような白いカスもいっぱい取ってもらいました。■1ヶ月後に桶谷式を再訪1週間後に桶谷式を訪問してから、さらに1ヶ月後、再度母乳ケアを受けました。桶谷式では、断乳3日後、1週間後、1ヶ月後におっぱいのケアをするそうです。また、1ヶ月後のケアの際に、まだ白い母乳が出る場合は、さらにその1ヶ月後に搾乳。母乳が出きって、透明の液体が出るようになるまでケアを続けることになっています。私は、1ヶ月後のケアの際にまだ白い母乳が出ていたので、さらにその1ヶ月後に自分で搾乳ケアを行いました(すでに仕事をはじめていて相談室を訪問できなかったので…)。断乳して約1年が経過しましたが、その後、胸に痛みやしこりはありません。また、今後2人目を妊娠した場合は、臨月に入ったころに再度母乳ケアすることをオススメされました。「二人目の赤ちゃんが古い母乳を飲んでしまうことを避けられるよ」とのこと。私は、断乳後に初めて桶谷式を訪問しましたが、事前に断乳スケジュールについて相談することもでき、ママの状態だけでなく、子どもの成長に合わせて断乳の予定を立ててもらえるようです。私の行った桶谷式母乳育児相談室は、子連れでも訪問できました。ママにも子どもにも無理のない断乳や卒乳ができるといいですね。
2016年06月11日育児に遅れと混乱が生じてる !!
距離感ゼロの義母
PUKUTY(プクティ)只今育児奮闘中!