展覧会「北斎アニマルズ」が、2019年2月5日(火)から4月7日(日)までの期間、すみだ北斎美術館にて開催される。動物園にいるような哺乳類や鳥、虫、魚など、生き物の作品をたくさん残した葛飾北斎。本展では、今にも動き出しそうなリアリティのある動物から、ユーモア溢れる独特の作品まで、筆一本で描いてきた葛飾北斎の画技を間近で観ることができる。会場は3つの展示から構成される。第1章では、鳥や猫、爬虫類、両生類と多様な生きものたちの動きまで感じられる作品を展示。生き物たちが愛嬌のある姿になる、画道を追求し続けた葛飾北斎の眼の描写に注目してみてほしい。第2章では、葛飾北斎や、門人が残した作品の中でも、特に可愛らしい動物の絵を紹介。定規とコンパスで描いた猿や、摺物の門人による精到な犬など、ほのぼのとした愛らしい作品が揃う。動物園では見ることのできない動物作品を展示する第3章は、実在しないものや伝説の中の生き物など、絵画ならではの動物たちを観ることができる。当時は実在すると思われていた河童やかまいたち、動物の化け物など、葛飾北斎が創造力を働かせて描いた独創的な作品が並ぶ。【詳細】北斎アニマルズ会期:2019年2月5日(火)~4月7日(日)前期/2月5日(火)~3月3日(日)、後期/3月5日(火)~4月7日(日)※前後期で一部展示替えを実施場所:すみだ北斎美術館住所:東京都墨田区亀沢2-7-2休館日:毎週月曜日※2月11日(月・祝)開館、2月12日(火)休館観覧料:一般 1,000円(800円)、 高校生・大学生 700円(560円)、中学生 300円(240円)、65歳以上 700円(560円)、障がい者 300円(240円)※()は団体料金、団体は20名以上※小学生以下は無料※中・高・大学生(高専、専門学校、専修学校生含む)は生徒手帳または学生証を提示※65歳以上の人は年齢を証明できるものを提示※身体障がい者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳、被爆者健康手帳などを持参の人及びその付添の1人まで障がい者料金で入館可能(入館の際は、身体障がい者手帳などを提示)※本展のチケットは会期中観覧日当日に限り、AURORA(常設展示室)をはじめ全ての展示が観覧可能となる
2019年01月18日2017年の東京・すみだ北斎美術館での朗読劇からスタートして、ロンドン・大英博物館でのリーディング公演、東京・曳舟文化センターでの凱旋公演と、着実に進化を遂げてきた『画狂人 北斎』。そのストレートプレイ版が、本日1月10日(木)、いよいよ開幕する。演出は、葛飾北斎の大ファンを自認する宮本亜門。ミュージカル、ストレートプレイ、オペラ、歌舞伎などジャンルを超えて活躍してきた宮本が、池谷雅夫のオリジナル脚本を得て、稀代の天才絵師を現代によみがえらせる。『冨嶽三十六景』や『北斎漫画』など約3万点もの名作を遺しながら、“30回もの改名”“93回の引っ越し”などの奇行でも知られる北斎。本作では、その晩年の生活に焦点を絞り、人間・北斎の実像に迫ってゆく。主人公の北斎を演じるのは、これが4年ぶりの舞台出演となる升毅。また父から画才を受け継ぎ、晩年の北斎と暮らした娘・お栄には、清廉なたたずまいが魅力の黒谷友香が配された。現代と江戸時代を行き来して展開するストーリーゆえに、その他の登場人物も多彩だ。北斎と交友のあった儒学者で浮世絵師の高井鴻山には、2.5次元ミュージカルなどで人気の玉城裕規。現代の北斎研究家・長谷川南斗には、劇団モダンスイマーズ所属で、名バイプレーヤーとしても活躍中の津村知与支が扮する。また長谷川の助手・峰岸凛汰役には、舞台活動のほか写真集の発売でも話題の和田雅成。さらに北斎の友人で戯作者の柳亭種彦役には、東京キッドブラザーズ出身の水谷あつしが扮し、舞台を引き締める。ゴッホなど後世の著名な画家に影響を与えながらも、北斎は死の間際に“あと5年命があれば、本物の画工になれたのに”と言ったという。その魂のありようが、本作でどのように描かれるのか注目だ。新国立劇場 小劇場にて1月20日(日)まで上演。文:佐藤さくら
2019年01月10日日本でも子どもが楽しめるイベントを企画する美術館が増え、最近は “親子で美術館” の敷居も低くなってきました。その先駆けとも言えるのが「横浜美術館」です。オープン当時からの取り組みは、来年でなんと30年を迎えます。そのため、アートを体験した子どもが、そのときの楽しさを留めたまま成長して親になり、今度は自分の子どもと再訪しているというケースも!長く続く横浜美術館の魅力的な取り組みについてご紹介します。“子どものための施設” を意識した設計横浜美術館は、1989年11月に横浜・みなとみらいにオープンしました。石造りの堂々たる建物は、日本を代表する建築家・丹下健三氏の設計です。国内有数の規模の広さで、左右180メートルの悠々たるファサード、約20メートルの高さの吹き抜けを持つエントランスなど、内部もゆったりと贅沢に作られており、建築そのものも見応えがあります。約1万2千点の所蔵品を有する横浜美術館の理念は、「みる」「つくる」「まなぶ」。そのために、7つの展示室のほかに、2つのアトリエ、美術情報センター、レクチャーホールも併設されています。その中の「子どものアトリエ」となるスペースは設計当初から確保されており、“子どものための施設” を意識した設計は美術館としては珍しいことなのだそう。子どものアート教育への熱意を感じますね。自分の目で見て、自分の手で触れ、自分でする「子どものアトリエ」は、小学校6年生(12歳)までの子どもが対象の、様々な遊びを通した造形体験を提供する場です。その運営は次のような理念のもとに行われています。日本では、明治初頭より、子どもの美術教育は学校で指導するという長い歴史が続いていますが、その目的は、義務教育全体の目的である「自立に必要な基礎的な能力の育成」にあります。子どものアトリエが行う描きつくり鑑賞する活動も、「芸術家の育成」ではなく、「自分の目で見て、自分の手で触れ、自分でする」という自意識の獲得に目的があり、それを楽しい活動として提供するのが私たちの仕事です。ゆえに子どものアトリエでは、美術的な教養として、子どもたちにいろいろな作品の作り方や作家を知ることを性急に求めることはしていません。むしろ、子どもたちの意志的な問題として、見たくなるような、知りたくなるような、コンデションづくりが大切であると考えています。 生涯を通した中で美術館との関わりを考えると、子どもたちはその入り口に立ったばかりです。子どものアトリエはその入り口の案内役として、子どもたちにとって美術館が楽しくかつ親しみのある場になるように、事業運営を心掛けなければならないと考えています。(引用元:横浜美術館|子どものアトリエ 運営理念)※太字は編集部で施したアートを通した人としての成長を促す場として実績を積み重ねた約30年。一貫した活動は本当に素晴らしいものですね。「子どものアトリエ」の活動アトリエだけで約631㎡の広大なスペースの中に、プレイルーム、クラフトルーム、光と音のスタジオ、中庭を有しています。この贅沢な空間の中で毎週行われている様々な活動をご紹介しましょう。【親子のフリーゾーン】毎月3回程度の日曜日に行われている大人気プログラムです。事前申し込みが必要で、先着500名(子どもと家族含む)が定員。小学生以下の子どもは無料、保護者と中学生以上の子どもは一人100円の参加費が必要です。特に決められたプログラムはなく、「ねんどコーナー」「えのぐコーナー」「かみコーナー」があり、用意されたもので自由にどこででも好きなだけ遊ぶことができます。これだけ大人数の親子が一斉に “アートする” 光景は圧巻です!家では汚れが気になってここまで自由には遊べませんから、この開放感はきっと病みつきになるに違いありません。服装はもちろん汚れてもいい格好で。大人になっても忘れられない楽しい思い出だからでしょう、子ども時代に体験した親が自分の子どもを連れてやってくる姿も見られるそう。長年続くのも納得のイベントです。開催日程などの詳細はこちらでチェックしてみてくださいね。■子どものアトリエプログラム 親子のフリーゾーンガイド【ワークショップ】造形プログラムの一環として、年間を通して定期的に講座が開催されています。「幼稚園・保育園の年長児」「小学1・2・3年」「小学4・5・6年」の3つのグループごとに、「わくわく1日造形講座」「わくわく日曜造形講座(3回)」「わくわく1日鑑賞講座」「わくわく日曜鑑賞講座」「夏休み造形講座」「長期日曜造形講座(6回・高学年のみ)」が企画されています。各講座は事前申し込み制の有料で、複数回講座の場合は全日程の出席が必要となります。2018年度の申し込み可能な講座のみ以下にご紹介します。<幼稚園・保育園の年長児>■わくわく日曜造形講座(各3回)2019年2月3、10、17日(親子講座・親子アートクラブ)※申込締切 2019年1月8日<小学生>■わくわく1日造形講座2019年1月19日 親子講座 「音をつなげる、音をひっかく」※申込締切 2018年12月20日■わくわく日曜造形講座(各3回)2019年3月3、10、17日(紙粘土で見て作ろう)※申込締切2019年2月5日各講座定員がありますので、年間スケジュールが出たときにチェックしておいて、興味があるものは忘れないように申し込みましょう。以前の幼稚園年長児対象 “わくわく造形講座”「クリスマス飾りをつくろう」の様子を美術館のサイトで見ると、説明を熱心に聞く姿、集中して作品を作る子どもたちの姿などがアップされています。発泡スチロールでツリー本体部分を作るところまで作り方を指導し、その後の色付けや飾り付けは自由。ツリーだから緑でなければならないという概念や決まりは何もなしです。子どもたちは「サンタさんが見つけやすいようにカラフルにしたよ」「雪だるまが住むツリーだよ」など、自分の思い描くストーリーでオリジナルのツリーを作り上げました。公開されている作品はバラエティ豊か!几帳面に飾りを配置している子、レインボーカラーで彩った子、モールをぐるぐる巻きにしてなんともアートなツリーを作り上げた子などなど、見るのも楽しい作品たちです。学校の授業ではないからこそより自由に感性を発揮できる場として、何より遊びの延長でアートを身近に体験できる場として、とても魅力的な講座となっているのがわかります。【学校のためのプログラム】横浜市内の学校向けの教育プログラムにも力を入れています。個人向けの講座との大きな違いは、“教育現場で活かされる造形活動の試み” を念頭にプログラムが組まれているところです。学校と事前に打ち合わせを行ったテーマで「造形」と「鑑賞」の2つのプログラムが組まれますが、どちらも “アート作品を作る、理解する” というよりは、「造形の仕組みや素材を知ること」を通じて、アートを身近に感じ、実感を持って捉えてもらうための教育なのだそうです。子どもとアートを「親子」「子ども個人」「学校」と、それぞれ違うアプローチから捉え、実際に活動に活かされているところが素晴らしいですね。***3年一度開催される現代アートの国際展「横浜トリエンナーレ」(次回開催は2020年7月)など、芸術文化活動に熱心な横浜市の中心を担う横浜美術館。約30年もの長きにわたり、途絶えることなく子どもとアートをつなぐ架け橋となってきたことに感銘を受けます。横浜美術館の企画展との連携で、参加アーティストとコラボしたプログラムが組まれ、本物に触れるチャンスがあることも魅力のひとつ。親子で感性を解放しに訪れてみてはいかがでしょうか。(参考)横浜美術館|子どものアトリエ創造都市横浜|子どもと芸術文化〜Vol.1 横浜美術館の取り組み横浜トリエンナーレ公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団
2018年12月18日ユニクロ(UNIQLO)の「UT」から、“すみっこ好き”な気持ちを表現したキャラクター「すみっコぐらし」のキッズ用スウェットセットが登場。2018年12月21(日)(金)よりユニクロ一部店舗およびオンラインストアにて発売する。とにかく“すみっこ”を確保したい、“すみっこ”が落ち着く。そんな経験を抱いたことのある人は少なくないはず。「すみっコぐらし」は、そんな気持ちを抱いた、さむがりの“しろくま”や、自信がない“ぺんぎん?”、はずかしがりやの“ねこ”たちなどのキャラクター。個性的な“すみっコ”たちが織りなす癒しの世界観で人気を博している。「すみっコぐらし」のスウェットセットは、全3柄を揃える。“すみっこ”仲間を描いた総柄のもの、ワンポイントを描いたシンプルなもの、そしてフロントプリントなのに“すみっこ”なもの。いずれも柔らかなパステルカラーでの展開だ。サイズは100から160なので、大きなサイズであれば大人でも着られるのが嬉しい。また、「すみっコぐらし」のスウェットセットを1セット購入すると、先着でノベルティグッズとして、ユニクロオリジナルの「てのりぬいぐるみ」をプレゼント。「てのりぬいぐるみ」は「しろくま」、「とかげ」、「えびふらいのしっぽ」の全3種類を用意する。なお、ユニクロ吉祥寺店では発売を記念し、すみっコぐらしたちの「こんなおうちにすみたいな・・・」をテーマに、4階フロアのキッズスペースをリニューアルオープン。発売翌日には、「しろくま」、「とかげ」、「とんかつ」が登場するイベントも実施する。【詳細】UT「すみっコぐらし」スウェットセット発売日: 2018年12月21日(金) 展開店舗: ユニクロ一部店舗およびオンラインストア展開アイテム:全3柄 / キッズ(ガールズ)のみ 展開サイズ:100~160 (160はオンラインストアのみでの展開) 価格:1,990円+消費税 ノベルティグッズ:「すみっコぐらし」のスウェットセットを1セット購入者に先着で、ノベルティグッズとして、ユニクロオリジナルの「てのりぬいぐるみ」をプレゼント。※ 数に限りあり。無くなり次第終了。 ※ 店舗状況により、整理券を配布する場合あり。 ※ 店舗で購入の場合、サービスカウンターで3種類の「てのりぬいぐるみ」から1種類選択可能。先着順のた め、希望の種類を選べない場合あり。 ※ オンラインストアでご購入の場合、「てのりぬいぐるみ」の種類は選択不可。■ユニクロ吉祥寺店イベント日程:2018年12月22日(土) 11:00~11:30 / 14:00~14:30 / 16:00~16:30場所:ユニクロ 吉祥寺店 1階店頭および4階キッズフロア 内容:「すみっコぐらし」より、「しろくま」、「とかげ」、「とんかつ」が登場。
2018年12月17日2017年の東京・すみだ北斎美術館における朗読劇に続き、ロンドン・大英博物館でのリーディング公演も好評だった宮本亜門演出の『画狂人 北斎』。その後、東京・曳舟文化センターでの凱旋公演を経て、いよいよストレートプレイ版が、新国立劇場 小劇場で上演される。12月5日、宮本と葛飾北斎役の升毅らキャストを迎え、スタート地である、すみだ北斎美術館にて制作発表が行われた。《冨嶽三十六景》など約3万点もの作品を遺し、ゴッホら海外の画家にも影響を与えた北斎。一方で、「30回もの改名」「93回の引っ越し」など“奇行の人”としても知られる。会見では、まず宮本が「世界中で人気の絵師なのに、なぜ北斎がそんな奇行をしたのかについては、あまり知られていないんですよね。人間・北斎は何を考えていたんだろうというのを、(初演からの上演を通して)探っているところです」と熱を込めてあいさつ。主演の升は、「北斎を調べていくと、本当に面白い生き様の人だったんだなというのが分かります。今回は、(88歳で死んだ)北斎の70歳からの物語ということで、さて、どう“生きようか”と。魂を込めて演じたいですね」と、4年ぶりの舞台出演に手ごたえを感じている様子。宮本も「北斎の内面を描くにあたって、今回は雄弁にセリフを語るようなことはしません。升さんなら、葛藤をグッと内に溜め込んで、観る人に“この人は葛藤し続けたことで、こういう言葉が出てきたんだな”と感じさせる北斎になるのでは」と期待を寄せた。物語は、現代と江戸時代を行き来しながら展開。キャストは北斎の娘・お栄に黒谷友香のほか、北斎の孫・柳川時太郎に玉城裕規、現代の北斎研究家・長谷川南斗に津村知与支、長谷川の助手・峰岸凛汰役に和田雅成。さらに北斎の友人で戯作者の柳亭種彦を、水谷あつしが演じる。「幕府の圧力のもと反抗心をもって描き続けた北斎に比べて、現代の日本人は、僕も含めて“小さくなったな”と感じるんですよ。モノを表現する人間として、役者さんたちもきっと、北斎に感化されながらの稽古場になると思います」という宮本の言葉が印象に残った。『画狂人 北斎』は、1月10日(木)から20日(日) まで新国立劇場 小劇場にて上演。取材・文:佐藤さくら
2018年12月06日今度の休みは、美術館というアートな空間で非日常なデートを楽しみませんか。普段とは違った彼の一面が見られるかもしれませんよ。知的でスマート、でもそれだけではない美術館デートのメリットをお伝えします。全天候型であること急な雨でデートプランの変更を迫られると焦りますね!一般的に室内での展示、鑑賞を前提としている美術館ならそんな心配は無用です。作品保護の観点からも一年を通して、気温や湿度が管理されているケースが多いので、快適な時間を過ごすことが出来ますよ。真夏は屋外との気温差で少々肌寒く感じられることもあるので、ストールやカーディガンなど一枚羽織るものを持っていると安心です。楽しみ方いろいろ美術館での過ごし方に正解はありません。基本的なマナーを守ることは大前提ですが、あまり堅苦しく考えず、目の前の作品や空間に親しんでみましょう。作品の背景を深く知りたいと思ったら、「音声ガイド」を利用するのも有効です。多くの施設で利用できるサービスなのでチェックしてみてください。デートですから、お互いの鑑賞ペースも気になるところですが、両者が納得していれば二人でまわるという事に固執する必要もありません。スマホの使用は控えるべき場面があることも想定されるので、別行動をとる場合は待ち合わせ場所を決めておくとスムーズに合流できそうですね。鑑賞タイムの後は是非ミュージアムショップものぞいてみましょう。素敵なデザイングッズや展示に合わせた限定商品が見つかるかも。お土産選びも楽しんでくださいね。彼の価値観を知るチャンスゆったりアートと向き合った後は、併設のカフェなどに移動して、感想を話し合うのもいいですね。映画や本などにも言えることですが、同じ作品をみても感じ方は人それぞれ。興味を持った点や好きだと感じた事について、逆に良いと思えなかったという意見でもいいので話題にしてみてください。好みが合えば盛り上がること間違いなし!次のデートの指針にもなりますし、彼の知的でアカデミックな一面を発見して、惚れ直すなんてこともあるかもしれません。そうでなくとも、例えば彼は自分とは違う意見に対してどんな反応を示すのか。相手を否定せず、違う価値観を認めるだけの度量の持ち主か。そんなことも分かりますよ。美術館デートはお互いの「価値観」、「感性」を知り合う良い機会となるでしょう。
2018年11月23日東京・すみだ北斎美術館にて、企画展「大江戸グルメと北斎」が開催される。前期が2018年11月20日(火)から12月16日(日)まで、後期が12月18日(火)から2019年1月20日(日)まで。前期・後期で一部展示替えを実施する。和食文化が開花した江戸のグルメを紹介ユネスコ無形文化遺産登録5周年を迎える"和食"。和食文化が開花した江戸時代は、経済が発展し、社会が成熟し、人々が食を楽しむ余裕が生まれた時代でもあった。企画展「大江戸グルメと北斎」では、そんな時代の食を描いた北斎一門の浮世絵を中心に、当時のレシピや、料理のレプリカなども交えた展示を行うことで、江戸時代の食のあり方を紹介していく。1章 江戸グルメ繁栄の背景展覧会は、全4章で構成。「1章 江戸グルメ繁栄の背景」では、江戸グルメ繁栄の背景にある食の生産にまつわる江戸の人々の営みにフォーカス。稲の脱穀の様子を描いた『北斎漫画』三編などを展示し、農業や漁業といった、食を支える産業の発展を紹介する。2章 江戸の食材「2章 江戸の食材」では、北斎一門が残した、魚や野菜といった食材の精緻な浮世絵を展示。展覧会のメイン作品の1つである、リアルな描写の葛飾北斎「鮟鱇図」などを並べ、江戸の様々な食材を紹介する。3章 江戸の料理帖調理をする人が描かれた作品や、江戸の料理本とそれに基づく江戸料理の再現レプリカから、当時の調理の雰囲気を知ることができるのは「3章 江戸の料理帖」。人参と豆腐で卵を表現した「鶏卵様(たまごとうふ)」など、当時の料理がレプリカとして現代に蘇る。4章 江戸の人気料理寿司や蕎麦といった和食や、あこがれの高級料理店、せっかちな江戸っ子にぴったりのファストフードも誕生した江戸時代。「4章 江戸の人気料理」では、歌川国芳「縞揃女弁慶 安宅の松」などから、そんな当時の人気グルメをうかがい知ることができる。江戸の料理が味わえるコラボカフェまた、「大江戸グルメと北斎」で紹介した江戸の再現料理を味わうことができるコラボレーションカフェ企画を、すみだ北斎美術館近隣のカフェ6店舗にて実施する。「ORI TOKYO」では、江戸のレシピを基に専門家が監修したランチプレートを用意。「松崎珈琲」では小麦、くるみ、黒ゴマ、砂糖、しょうゆでできた江戸の焼き菓子にアレンジを加えたパウンドケーキ型けんぴんが提供される。【詳細】「大江戸グルメと北斎」会期:2018年11月20日(火)~2019年1月20日(日)※前期:11月20日(火)~12月16日(日)、後期:12月18日(火)~2019年1月20日(日)※前後期で一部展示替えを実施休館日:毎週月曜日、12月29日(土)~12月31日(月)、2019年1月1日(火)※12月25日(火)、2019年1月15日(火)休館、12月24日(月)、2019年1月14日(月)開館住所:東京都墨田区亀沢2-7-2観覧料:一般 1,000円(800円)、高校生・大学生 700円(560円)、中学生 300円(240円)、 65歳以上 700円(560円)、障がい者 300円(240円) ※小学生以下は無料。※( )内は団体料金、団体は有料の20名以上。※中学生・高校生・大学生(高専、専門学校、専修学校生含む)は生徒手帳または学生証を提示。65歳以上は年齢を証明できるものを提示。身体障がい者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳、被爆者健康手帳などの持参者、その付添1名まで障がい者料金適応。入館の際は身体障がい者手帳などを提示。※本展チケットは、会期中観覧日当日に限り、AURORA(常設展示室)も観覧可能。■コラボレーションカフェ企画期間:開催店舗/提供予定メニュー:・ORI TOKYO/再現料理のランチプレート・CRAZY CAFE「 」(BLANK)/現代風柿衣・マキネスティコーヒー/柿衣をイメージした焼き菓子・松崎珈琲/パウンドケーキ型けんぴん・CHILLOUT COFFEE&...RECORDS/けんぴんアイス・喫茶ランドリー/こおり豆腐※メニュー詳細はすみだ北斎美術館SNSなどで発表。※メニューは変更になる場合あり。【問い合わせ先】すみだ北斎美術館TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2018年11月04日「新・北斎展 HOKUSAI UPDATED」が、2019年1月17日(木)~3月24日(日)までの期間、東京・六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーにて開催される。初公開作品など、葛飾北斎の真の魅力に迫る展覧会葛飾北斎は、江戸時代の浮世絵師。グレート・ウェーブとして世界的に知られる「神奈川沖浪裏」や「凱風快晴」などの風景画を収めた代表作「冨嶽三十六景」や「北斎漫画」は、今なお世界的に高い評価を得ている。また、ビンセント・ヴァン・ゴッホや、エドガー・ドガなど、名立たる巨匠画家たちにも影響を与えた人物としても知られている。「新・北斎展 HOKUSAI UPDATED」では、約70年に及ぶ葛飾北斎の画業の最初期から晩年のものまで、幅広い作品を展示。国内外の名品や、近年発見されたもの、初公開となる作品を通して、誰もが知る葛飾北斎の絵のイメージとは違う、知られざる作品に出会うことができる。壮大な画業を一通り紹介、多彩な作品が集結最初期に始まり、勝川派の絵師として活動した春朗期、勝川派を離れて浮世絵画派とは一線を画した作画活動を行った宗理期など、葛飾北斎の軌跡を作品とともに辿っていく。また、46歳から50歳頃の葛飾北斎期では、読本挿絵に注力。その後、51歳から60歳にかけての戴斗期には多彩な絵手本を手掛けるようになる。錦絵の揃物を多数制作した61歳からの為一期、自由な発想と表現による肉筆画に没頭した画狂老人卍期と、時を辿るにつれ制作した作品の内容も随時変化していたことがわかる。多岐にわたる葛飾北斎の作品を一度に楽しめる、貴重なチャンスとなっている。【詳細】新・北斎展 HOKUSAI UPDATED会期:2019年1月17日(木)~3月24日(日) ※会期中展示替えあり会場:森アーツセンターギャラリー住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 52階休館日:2019年1月29日(火)、2月19日(火)、2月20日(水)、3月5日(火)開館時間:10:00~20:00、火曜日のみ17:00まで(最終入館は閉館の30分前まで)【問い合わせ先】ハローダイヤルTEL:03-5777-8600
2018年09月28日世界でいちばん入館者数の多い美術館はどこかご存知ですか?その通り、パリのルーブル美術館です。1日に4万人が入館することもあるそうで、年間入館者数は740万人を超えるとか。そのルーブル美術館の一角で、正確には隣接するカルーゼル・デュ・ルーブル内「SHIP’S CAT」展示会場にて、私メ、なんと、先ほど歌わせていただきました。息子とはじめたYouTube「2Gチャンネル」の撮影で、しかもECHOES時代のナンバー「アローン」をルーブルの施設内で熱唱。これは実にすごい経験じゃないですか?その展示会場だけで1日数千人が来場しています。撮影中も大勢の来場者さんで賑わっていましたが、警備員さんが一旦ドアを閉めてくれました。何せ、“アローン”ですからね、たった1人で歌ったわけです。実は今から40年ほど前、生まれて初めてパリを訪れた時にも、私は真っ先にルーブル美術館を訪れました。パリに来る人でルーブルを目指さない人がいるのかというくらい、パリ=ルーブル美術館というイメージが出来上がっていますよね。世界中から観光客が集まってくるわけですから、入館することすら一苦労です。どこもかしこも人、人、人……。美術館でゆっくりと絵画を鑑賞しましょう、というような空気ではありません。入り口という入り口に屈強な警備員さんが立っています。私はリボリ通り側から入館して地下街へとおりました。そこにはまさかのショッピングモールが。巨大なフードコートまであります。まるでハワイのアラモアナショッピングセンターみたいな感じ。ルーブルに行くにはそこを突き抜けることになります。しかも、ルーブル美術館は想像をはるかに超える広大さ!どこに何があるのかさっぱりわからない複雑な迷路、芸術のテーマパーク、一大商業施設です。ともかくすべての人々がモナ・リザを目指すわけです。ルーブルに行くというのがフランスを訪れる世界中の観光客たちの夢。そんな美術館は、世界広しといえどもここだけでしょう。そして、私がルーブルで歌った映像は9月の初旬ごろまでにアップロードさせていただきますので、ぜひ、ぜひ、2Gチャンネルでご覧ください。さて今週は、芸術の秋にぴったりな「辻家のしょうが焼き丼」をご紹介します。材料4人分:お米1.5合、塩少々、ごま油少々、昆布茶の粉末小さじ1、しょうが粉末小さじ2分の1、豚の塊肉400g(なければ薄切り肉で代用可)、玉ねぎ1個、しょうが40g、ねぎ適量。つけ汁材料:醤油大さじ1、酒大さじ2、はちみつ大さじ1、砂糖小さじ2分の1。まず、1.5合のお米を研ぎ、炊飯器に塩、ごま油、昆布茶、しょうが粉末と水適量(300㏄程度、分量外)を入れて普通炊きします。次に豚肉を食べやすいサイズのサイコロ状にカットし、1つずつラップをかけてから麺棒か肉叩き棒で叩いて平たく伸ばします。下準備した豚肉を、調味料をすべて合わせたつけ汁に30分ほどつけておきましょう。ご飯が炊きあがったら、フライパンに油(分量外)を引き、つけ汁が馴染んだ肉を焼いていきます。焦げやすくなるので、汁はできるだけ切ってからフライパンにのせてください。片面がしっかり焼けたら肉をひっくり返し、くし切りにした玉ねぎと千切りにしたしょうがも加えて両面を焼きます。最後に残ったつけ汁をさっと回しかけてひと煮立ちさせましょう。器にご飯を盛り、その上にしょうが焼きをのせ、最後に小口切りにしたねぎをトッピングすれば完成です。ご飯もしょうが風味ですから、しょうが焼きがのれば、さらに味わいが広がって抜群ですぞ。お試しください。ボナペティ!【お知らせ】この秋から、辻仁成さんによる新連載の人生相談「悩めるマダムたちへ――JINSEIのスパイス!」がスタートします。人生経験豊富な辻さんが、恋愛から家事・育児、夫への愚痴まで、みなさんの日頃の悩みにお答えします!お悩みは、メール(jinseinospice@gmail.com)、Twitter(女性自身連載「JINSEIのスパイス!」お悩み募集係【公式】@jinseinospice)、またはお便り(〒112-8011 東京都文京区音羽1-16-6『女性自身』編集部宛)にて絶賛募集中。性別と年齢、居住地を明記の上、お送りください。※「ムスコ飯」エッセイは最終回を迎えますが、レシピのみWEB女性自身では引き続き掲載予定です。
2018年09月11日「北斎の橋 すみだの橋」が、すみだ北斎美術館にて開催される。期間は、2018年9月11日(火)から10月8日(月・祝)までの前期と、10月10日(水)から11月4日(日)までの後期で構成され、前後期で展示替えが実施される。その圧倒的な表現力で観ている人の心に訴えかける葛飾北斎の浮世絵。本展は、そんな彼の描く浮世絵のなかでも“橋”に着目する展覧会だ。北斎の描く橋を通して、北斎が生涯の多くをすごしたすみだ地域にも焦点を当て多くの橋を紹介。インフラという本来の意義を超越し、すみだ地域の橋の歴史やその構造、そして文化的側面を考察する。北斎や門人が描いた橋が集結展覧会は第1章と第2章に分けて構成。第1章では、北斎や門人が描いた橋が集結する。特に「諸国名橋奇覧」はみどころのひとつで、緊張感漂う一直線のつり橋、大きく弧を描くのどかな太鼓橋など、北斎なりの視点で捉えた風景画全11点を展示する。夢の中で見た橋を一図にした「百橋一覧」では一図の中に様々な構造の橋が詰め込まれており、その多種多様さには圧倒される。また、名作「冨嶽三十六景」シリーズからは、「御厩河岸より両国橋夕陽見」も登場する。橋の歴史を紐解いていく現存する北斎の描いた橋たちの知られざる歴史を紐解く第2章。北斎が暮らしたすみだ地域は、江戸時代、大河である隅田川に加え、江戸市中の拡大に伴って整備された川や、農業用水として引かれた川など大小様々な川があったという。そこには各時代における政治的、あるいは技術的な制約のなかで、橋がかけられ、そのたびに物語が生まれてきた。本章では、すみだの橋を取り上げることで、北斎が生きた時代の橋以降の変遷を、錦絵に描かれた橋だけでなく、絵葉書や図面、立体物など様々な関連資料から多角的に紐解いていく。【詳細】「北斎の橋 すみだの橋」会期:2018年9月11日(火)~11月4日(日)前期:9月11日(火)~10月8日(月・祝)後期:10月10日(水)~11月4日(日)※前後期で展示替えを実施。休館日:毎週月曜日※9月17日(月)、24日(月)、10月8日(月)開館。9月18日(火)、25日(火)、10月9日(火)休観覧料:一般 1,200円(960円)、高校生・大学生 900円(720円)、中学生 400円(320円)、 65歳以上 900円(720円)、障がい者 400円(320円)※( )は団体料金。※団体は有料客20名以上。※小学生以下は無料。※中学生・高校生・大学生(高専、専門学校、専修学校生含む)は生徒手帳または学生証提示要。※65歳以上の者は年齢を証明できるものを提示。※身体障がい者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳、被爆者健康手帳などを提示すると、本人及びその付添1名まで障がい者料金。(入館の際は、身体障がい者手帳など提示要)※本展のチケットは、会期中観覧日当日に限り、AURORA(常設展示室)も閲覧可。
2018年09月07日ヴェネチアビエンナーレで脚光を浴び、 アジアのアートシーンを牽引する注目の作家リー・キット(李傑 / Lee Kit)が、原美術館にて個展「僕らはもっと繊細だった。」を9月16日から12月24日まで開催する。日本の美術館での個展は、リー・キットにとって今回が初。ⓒLee Kit, courtesy the artist and ShugoArts現在は台北を活動拠点にするリー・キットだが、アーティスト活動のスタートは中国への返還(1997年)を経て変貌していく故郷・香港だった。初期作品のうち、布に絵具で格子柄などを描いた絵画シリーズは、色と柄のある“抽象”絵画でもあれば、日用品としての機能をもった布(=テーブルクロスやカーテン等)という姿・形を備えた“具象”であるともいえ、絵画の概念を広げる革新的な作品群だった。そして2013年、ヴェネチアビエンナーレ香港館の屋内外に展開した自在なインスタレーションは、ウォール ストリート ジャーナル紙が「必見の展示ベスト5」に挙げるなど、国際的な注目を集めてきた。近年は、絵画やドローイング、プロジェクターの光や映像、さらには家具や日用品等を配置し、展示空間全体を淡い色調の絵画のように仕上げたインスタレーションに力を入れ、欧米アジア各地で発表を続けている。独特の歴史的背景を持って揺れ動く街・香港を出自とするリー・キットは、アートという開かれた表現を通して自身のあり方を問い、自分が今を生きる世界と向かい合おうとしている。展覧会を開催する場合、その街、その場所の空気や感情に静かに寄り添い、サイトスペシフィックな作品(=特定の場所に存在するために制作すること)を創り上げるのもリー・キットが持つ大きな特徴。近年の東京での個展(資生堂ギャラリー、シュウゴアーツ)で発表した作品も、東京の空気や人々から感じ取ったものが根底にある。したがって、元は原家の私邸であり、第二次世界大戦を乗り越え、GHQから返還された後に美術館として40年の時を経ようとしている原美術館は、リーにとってこれ以上ない時空間。リーがここで何を感じ、どのような“絵画”を描くのか、日本初の個展はリーの魅力が遺憾なく発揮される機会となる。【イベント情報】リー・キット個展「僕らはもっと繊細だった。」会期:9月16日~12月24日会場:原美術館住所:東京都品川区北品川4-7-25時間:11:00~17:00(祝日を除き水曜日は20時まで / 入館は閉館時刻30分前まで)料金:一般1,100円、大高生700円、小中生500円、原美術館メンバーは無料 ※学期中の土曜日は小中高生の入館無料 / 20名以上の団体は一人100円引休館日:月曜(祝日は開館)、9月18日、9月25日、10月9日
2018年08月07日7月14日より、横浜美術館で『モネ それからの100年』が開催中。同美術館にとっては初めてのクロード・モネ展であり、“モネの作品と現代アートを結びつける”をテーマに、クロード・モネの作品25点と、現代美術家26名66点の作品を関連づけた意欲的な展示となっている。【チケット情報はこちら】日本でも特に人気の高いモネは、3年に1度は国内での回顧展が開催されている。今回は日本初公開となるモネの絵画『バラの小道の家』『ヴィレの風景』も見ることができ、モネ好きにはたまらない。展示は全四章に分かれ、モネの作品と対比するように、現代美術家の作品が並ぶ。ジャンルは絵画に止まらず、版画、写真、映像など。そうそうたる作家の顔ぶれは、アンディ・ウォーホル、マーク・ロスコ、丸山直文、松本陽子ら多彩だ。第一章では、モネの30代前後の作品が中心。モネが色彩と筆触へのこだわりを強めていく様子が感じられる。向かいの壁には現代作家の作品を展示。向かい合うことで、150年前を生きるモネの先駆性が強調される。第二章では、モネ独特の「色調」と「光」の表現に注目。額縁の外にまで滲み出すようなモネの作品を追った。同時に、モネの空間表現や光のイリュージョンを感じさせる現代作家の作品を並べる。第三章は、モネへのオマージュ。モネの作品に影響を受けながらも、まったく異なる手法の美術作品が並ぶ。来場者たちは有名なモネの『睡蓮』などにじっくりと見入りながら、その面影を現代美術作品の中に探していく。すると、題材も時代も異なるのに、現代の作品の中にモネを見つけることができる。第四章は後期の作品が中心。前章までとは違い、ここではモネの作品と現代作家の作品が交互に並べられる。まさに100年の時を超えてモネと現代が混じり合うよう。「モネの作品を見るように現代アートを見られるように」と、展示担当者・松永真太郎氏(横浜美術館 主任学芸員)の思いが込められている。モネの代表作である睡蓮の連作をオマージュし、福田美蘭氏がうつろう夜明けのビル夜景を描いた『睡蓮の池』の前には、ひとだかりができている。その横には、横浜美術館の展示にのみ限定出品された新作『睡蓮の池 朝』。朝焼けの蜃気楼に揺れるビル群の、光と色の表現は“現代の睡蓮”と呼びたくなる。『モネ それからの100年』は9月24日(月)まで。館内ではゆっくりとモネの「光」と「色彩」の合間を歩きながら、100年の時を越えた現代美術への旅が楽しめる。文・取材・撮影:河野桃子
2018年07月30日すみだ水族館では、2018年7月20日(金)より全国で公開される映画『未来のミライ』とコラボレーションした企画展「未来のミライ×すみだ水族館小さな世界の、大いなる命の物語。」を開催。会期は、2018年7月13日(金)から9月17日(月・祝)まで。企画展の目玉は、無数のカージナルテトラの群れが泳ぐ美しい劇中のシーンを再現した「自然水槽」だ。映画を監督した細田守は、すみだ水族館の「自然水槽」にインスピレーションを受けてこのシーンを制作したという。企画展では、幅7メートルの大型の水槽に、2000匹のカージナルテトラを新たに加えた。赤と青に光輝く鮮やかな魚が水槽を泳ぎまわり、まるで映画の世界に迷い込んだような幻想的な空間を生み出す。また、「自然水槽」も手掛けるアクアデザインアマノが、今回の企画展のために、作品のモチーフをちりばめた特設水槽を限定で設置。さらに、水槽のそばには、美しい水景を思わせる背景美術が描かれた映画の貴重な原画や絵コンテを展示する。その他にも、作品の世界が楽しめる企画が目白押しだ。館内の高さ約7メートルの吹き抜け空間の壁面には、細田守監督のアニメーション映画制作会社「スタジオ地図」が本企画展のために特別編集した『未来のミライ』特別映像を投影。また、限定のコラボドリンクやコラボグッズも販売している。【詳細】「未来のミライ×すみだ水族館 小さな世界の、大いなる命の物語。」会期:2018年7月13日(金)〜9月17日(月・祝)会場:すみだ水族館住所:東京都墨田区押上1-1-2 東京スカイツリータウン・ソラマチ5F・6F営業時間:9:00〜21:00※入場受付は閉館の1時間前まで。※季節による変更あり。休館日:なし料金:大人 2,050円(1,850円) / 高校生 1,500円(1,350円) / 中・小学生 1,000円(900円) / 幼児(3歳以上) 600円(540円)※( )内は一般団体料金。※中学生、高校生は、チケット売り場で生徒手帳の提示が必要。※障がい者手帳の提示で、同伴者1名を含め、一般料金の半額。
2018年07月12日「蓼科(たてしな)テディベア美術館」は、信州・白樺湖畔に位置する世界最大規模のテディベア美術館。敷地面積3,000平方メートルを持つ広大な美術館には、約11,000体のテディベアを15の国と18のテーマにわけて展示。各国の風景を背景にした館内には、まるで絵本の中に迷い込んだかのような、癒し空間が広がっている。2018年7月現在では、ギネス認定されている世界最小0.8mmの貴重なテディベアを展示。さらに近年のリニューアルによって、キリンや象など等身大サイズのぬいぐるみに触って撮影ができるフォトコーナー「蓼科の森動物園~テディベアとその仲間たち~」や、ガラスショーケースを100台ほど追加した2階ホールが新設されるなど、ますますパワーアップしたテディベアワールドが広がっている。また「蓼科テディベア美術館」では、季節ごとに楽しめるイベントを用意。2018年7月11日(水)から8月31日(金)までは、厳選作品を集めた企画展「夏の特選展2018」を開催。26名の作家による個性豊かな作品が展示されるほか、販売作品なども多く取り揃えている。さらに同期間では、2,000種類以上のテディベアグッズを販売する「テディベアプラザ」にて、サマーセールを実施。愛らしいぬいぐるみや雑貨をたっぷりと詰め込んだ「夏のお楽しみ袋」も発売される。【施設概要】施設名:白樺湖畔 蓼科テディベア美術館所在地:長野県北佐久郡立科町芦田八ヶ野1522営業時間:4月~10月 9:00~18:00(入館最終受付17:30)、11月~3月 9:30~17:00(入館最終受付16:30)休館日:11月~3月の火曜日 ※12月初旬(今期は12月3日~12月7日/予定)にメンテナンス休館ありTEL:0267-55-7755チケット料金:大人(高校生以上)1,400円、子ども(小・中学生)800円、幼児(3才以上)300円、3才未満 入館無料※障害者手帳持参の場合、本人と付き添い1名の入館料が半額■「夏の特選展2018」会期:2018年7月11日(水)~8月31日(金)■テディベアプラザ「サマーセール」会期:2018年7月11日(水)~8月31日(金)
2018年07月08日ホタルの特別展示イベント「なつとほたるとすいぞくかん」が東京・すみだ水族館で開催。期間は2018年8月8日(水)から8月12日(日)まで。すみだ水族館と東武動物公園のコラボレーションで実施される「なつとほたるとすいぞくかん」は、東武動物公園の「ほたリウム」で飼育するホタルをすみだ水族館で特別展示するイベント。期間中は、各日18時から照明が通常より暗くされ、館内「すみだステージ」で小さなボトルに入ったヘイケボタルが展示される。また、「すみだステージ」にはラグが設置されゆったりと柔らかな光を放つホタルを鑑賞できるほか、館内ではLEDランタンの貸し出しも実施。夜の水族館をランタンの光とともに回遊するという、ここでしか出来ない体験を味わうことが出来る。他にも、ミラーボックスに光をかざすと、ホタルの生態や特徴を詩にしたメッセージが浮かびあがる体験プログラム「ほたる語り」や、イベント連動メニューとして、夕暮れの清流で光るホタルをイメージした「ほたるのひかりカクテル」の販売など、スペシャルなコンテンツを用意。さらに、「夏の年パスわくわくキャンペーン」と題し、6月30日(土)から9月30日(日)まで、すみだ水族館の年間パスポートを持っている人は東武動物公園へ、東武動物公園の年間パスポートを持っている人ははすみだ水族館へ無料で入場可能。なお、同名イベントは京都水族館でも7月14日(土)から7月16日(月・祝)の期間で開催されるので、当会場が遠い人はそちらもチェックしてみて。【詳細】すみだ水族館「なつとほたるとすいぞくかん」開催期間:2018年8月8日(水)~12日(日)会場:すみだ水族館住所:東京都墨田区押上1丁目1番2号 東京スカイツリータウン・ソラマチ5F、6F時間:各日18:00~21:00料金:大人 2,050円、大学・高校生 1,500円、中・小学生 1,000円、幼児3歳以上 600円<プログラム概要>・特別展示「ほたるあそび」場所:すみだステージ展示生物:ヘイケボタル・体験プログラム「ほたる語り」場所:6階 テラス参加方法:無料で貸し出すLEDランタンを使用。・限定メニュー「ほたるのひかりカクテル」提供場所:5階「ペンギンカフェ」価格:650円(税込)※アルコールの入っていない「ほたるのひかりジュース」も600円(税込)で販売。
2018年07月02日コンラッド東京 × ルーヴル美術館展東京・汐留にある「コンラッド東京」では、東京・六本木「国立新美術館」にて「ルーヴル美術館展 肖像芸術 ー 人は人をどう表現してきたか」が開催されることを記念したスイーツブッフェが2018年6月2日(土)~9月2日(日)の土・日・祝限定で開催されています。“夏のパリ”を感じるフレンチスイーツを堪能200年以上の歴史ある美術館「ルーヴル美術館」があるフランス・パリの街は、スイーツの街としても知られています。「コンラッド東京」人気オールデイダイニング「セリーズ」では“夏のパリ”をテーマにした、繊細なフレンチスイーツを思う存分楽しめる「ルーヴル スイーツブッフェ」を開催。フランスの伝統菓子「ピティビエ」をはじめ、爽やかなレモンタルトや、カヌレ、マカロンなどのスイーツとセイボリーを堪能することができます。「ルーヴル スイーツブッフェ」詳細【開催期間】2018年6月2日(土)~9月2日(日)※土・日・祝のみ【会場】オールデイダイニング「セリーズ」【時間】15:00~17:00 ※スタート時間 15:00~、15:30~(90分制)【料金】大人 4,500円/子ども(6~12歳)2,500円 ※6歳未満無料・ソムリエセレクトのシャンパーニュ付き 5,000円ブッフェ内容【スイーツ 10種】ピティビエ/カヌレ/レモンタルト/エクレア/パッションフルーツのジュレ/ショコラフランボワーズ/フレーズ・デ・ボワのヨーグルトムース/アプリコットタルト/マカロン/ベイクドチーズケーキ【セイボリー 3種】苺ブリオッシュのオープンサンド スモークサーモンのリエット/ ライ麦パンのパリスタイル・サンドイッチ ハムとブリーチーズ/“パリジェンヌ”ポーチドエッグ・プレーンスコーン クロテッドクリームとりんごジャムを添えて・紅茶(イングリッシュブレックファースト/アールグレイ/ダージリン/カモミール) ※子どもは紅茶を1ソフトドリンクに変更可能※表示料金は、別途消費税およびサービス料15%を頂戴します。※表示の内容および料金は仕入れ状況によって予告なく変更になる場合があります。珠玉のセレクション「コンラッドアフタヌーンティー」「コンラッド東京」では、世界でも注目される一流シェフやパティシエが手掛ける絶品スイーツや各国の高級茶葉で淹れたお茶を味わうアフタヌーンティーを、各レストランにて楽しむことができます。ペストリーシェフ・岡崎正輝1979年、広島県出身。高度な技術と高い感性を持ち、国内外さまざまな製菓コンクールで権威ある賞を獲得。国際的に有名なコンクールでの優勝経験もあります。2017年7月1日、「コンラッド東京」ペストリーシェフに就任し、長年のホテルでの経験と高い技術力を活かし、アフタヌーンティーをはじめとした、館内にて販売するスイーツの監修を行っています。珠玉のセレクションを楽しんで「コンラッドアフタヌーンティー」では、季節に合わせた旬の果物を使ったスイーツブッフェやセイボリーを提供しています。「セリーズ」では、2018年5月1日~5月31日まで、春の訪れを楽しむいちごブッフェ「オトナ苺スイーツブッフェ」が開催されていました。バー&ラウンジ「トゥエンティエイト」では、2018年5月1日(火)~6月30日(土)まで「ロイヤル・アッシャー」とのコラボブッフェ「苺・ロイヤルウエディング アフタヌーンティー」が、2018年7月1日(日)~8月31日(金)までは夏にぴったりなひんやりスイーツが楽しめる「プレイウィズサマーアフタヌーンティー」が開催されます。格式高い和モダンなホテル「コンラッド東京」東京のウォーターフロントに位置する「コンラッド東京」は、東京ベイエリアと浜離宮恩賜(はまりきゅうおんし)庭園を見渡す絶景ロケーションのホテル。都内全域へのアクセスも良く、ビジネスにも最適です。フォーブス・トラベルアワード4スター、トリップアドバイザー・トラベラーズ・チョイス・アワード、トリップアドバイザー「外国人に人気の日本のホテルと旅館」第1位など、さまざまな賞を獲得しており、洗練された充実のサービスも魅力的。都内最大級の広さを誇る客室も自慢です。ホテルの格式と和モダンデザインの融合がコンセプトのホテル「コンラッド東京」で非日常を楽しんでみませんか。上質な空間で珠玉のスイーツブッフェを楽しんで企画展「ルーヴル美術館展 肖像芸術 ー 人は人をどう表現してきたか」の世界を、スイーツとセイボリーで楽しめる「ルーヴル スイーツブッフェ」で、夏のパリを体感しましょう。「コンラッド東京」では、ほかにも一流のシェフが手掛ける癒やしのスイーツを楽しむアフタヌーンティーが開催されています。都営大江戸線・ゆりかもめ線「汐留駅」から徒歩1分ほど。ホテルが贈る非日常のラグジュアリー空間で、珠玉のスイーツブッフェをぜひお楽しみください。イベント情報イベント名:ルーヴル スイーツブッフェ催行期間:2018年06月02日 〜 2018年09月02日住所:東京都港区東新橋1-9-1 コンラッド東京 オールデイダイニング「セリーズ」電話番号:03-6388-8745
2018年06月29日ますむらひろしの漫画『アタゴオル』シリーズのキャラクターと葛飾北斎の浮世絵が合体した「アタゴオル×北斎」作品を、北斎の浮世絵とともに紹介する『ますむらひろしの北斎展 ATAGOAL×HOKUSAI』が、すみだ北斎美術館にて開催されている。ますむらひろしは、宮沢賢治の童話作品の漫画化や、アニメーション『銀河鉄道の夜』の漫画原作者として知られる漫画家。彼の代表作『アタゴオル』は、アタゴオルと呼ばれる猫と人が同等に暮らす架空世界を舞台に、猫のヒデヨシが起こす数々の騒動を描いた物語で、現在までに『アタゴオル物語』『アタゴオル玉手箱』『アタゴオル』『アタゴオルは猫の森』の4シリーズが発表されている。そんなアタゴオルのキャラクターたちが葛飾北斎の浮世絵に入り込んだ異色のイラスト作品が「アタゴオル×北斎」だ。葛飾北斎が切り取った日本の美しい風景にヒデヨシたちが違和感なく溶け込み、独特のユーモラスな景観が生み出される作品には、ますむら氏が北斎の浮世絵を模写し、アタゴオルの要素を加える際の考えやプロセス、そして北斎の画業に対する自身の見解などを語った文が付けられている。同展では、待望の新作《漁師図》を含めた「アタゴオル×北斎」シリーズとともに、葛飾北斎の「冨嶽三十六景」シリーズをはじめとした浮世絵(オリジナルと復刻版画やパネル)、そして『アタゴオル』シリーズの漫画原稿やイラスト作品など貴重な資料合わせて約140点を、前後期一部展示替えをしながら展示。葛飾北斎とますむらひろし、両者の世界観を比較しながら深く味わえる展覧会となりそうだ。【開催情報】『ますむらひろしの北斎展 ATAGOAL×HOKUSAI』8月26日(日)まで、すみだ北斎美術館にて開催【関連リンク】ますむらひろしの北斎展()
2018年06月29日神戸が誇るランドマークホテル「ホテルオークラ神戸」(神戸市中央区)が、2018年6月13日(水曜日)から兵庫県立美術館「プラド美術館展」開催を記念した「プラド美術館展フェア」を実施しています。「元町」駅から徒歩10分の「ホテルオークラ神戸」は、神戸のウォーターフロントであるメリケンパークに立つランドマークホテル。神戸ポートタワーや六甲の山並みなど、客室の位置によって異なる風景を楽しむことが可能です。「三宮」駅からのシャトルバスも運行しています。チケット提示でレストランをおトクに利用可能「プラド美術館展フェア」は、「プラド美術館展」の最終日である2018年10月14日(日曜日)まで実施。会期中ホテル内の対象店舗で「プラド美術館展」のチケットもしくは半券を提示すると料金が10パーセントオフとなります。対象店舗は「レストラン エメラルド」(フランス料理)、「桃花林」(中国料理)、「カメリア」(カフェレストラン)、「山里」(和食堂)、「さざんか」(鉄板焼)、「メインバーエメラルド」の6店舗となります。「メインフロアデラックスルーム」(6階から15階)の宿泊に「プラド美術館展」のチケットと音声ガイドのレンタルをあわせた「展覧会チケット付ステイプラン」も販売されます。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社オークラニッコーホテルマネジメントのプレスリリース/PR TIMES※ホテルオークラ神戸※兵庫県立美術館
2018年06月16日体験型の展覧会「魔法の美術館:リミックス」が、長崎県美術館にて2018年7月21日(土)から9月2日(日)まで開催される。「魔法の美術館:リミックス」は、デジタルとアートが融合した作品世界を“見て、触って、参加する”ことで体感できる展覧会。子供から大人まで世代を超えて楽しめる、長崎初登場の17作品が集結し、まるで“イリュージョン”のようなアート空間を見せる。また、場内は自由に写真撮影ができる点もポイントだ。車のおもちゃをテーブル上に走らせると、車を辿るように道が表れ、風景が出来上がっていく坪倉輝明の《空想ジオラマ》は、子供の「くるまあそび」の世界を空想から可視化した作品だ。また、3DCGの立体物を構成する三角形の“頂点”に着目した《Vertexceed》では、複数の「頂点」に触れると映し出される映像が反応。“頂点”を通じて、現実空間を超えてデジタル空間へと介入する体験ができる。その他、藤本直明の《衝突と散乱》や森脇裕之の《センスピラー》など、人の動作に合わせて映像や光が変化する、幻想的で近未来的な作品が勢揃いする。【詳細】魔法の美術館:リミックス会期:2018年7月21日(土)~9月2日(日)開館時間:10:00~20:00(最終入場 19:30)休館日:7月23日(月)、8月27日(月)場所:長崎県美術館 企画展示室住所:長崎県長崎市出島町2-1観覧料:一般 1,200(1,000)円、中学・高校生 800(600)円、3歳~小学生 600(400)円※家族ペア券(一般+3歳~小学生) 1,400円(美術館の当日券売場でのみ販売)※()内は前売、15名以上の団体、障害者手帳保持者及び介護者1名までの料金※前売券の販売は7月31日(火)まで
2018年06月07日カラフルな“ネオ北斎”フェアが開催中!フリーペーパーやPV制作など、幅広いジャンルで活躍するクリエイティブユニット「Enlightenment(エンライトメント)」と銀座 蔦屋書店がコラボした、アートグッズ「NEO HOKUSAI by Enlightenment(ネオ ホクサイ・バイ・エンライトメント)」が、2018年4月10日(火)~12月31日(月)の期間、発売されます。『冨嶽三十六景』などを代表作に持つ、日本が世界に誇る浮世絵師「葛飾北斎」の新しい魅力を現代アート視点で発信する「HOKUSAI*ARTexhibition(ホクサイ・アートエキシビション)」プロジェクトの第2弾となる本イベントは、ジオメトリック(直線や曲線を使って規則的に描かれた柄)を組み合わせ、サイケデリックな“ネオ北斎”を表現。あまり馴染みのない浮世絵作品をより身近に感じられ、作品の魅力と斬新さを楽しめる内容となっています。見ても使っても楽しめる作品たちをご紹介北斎×エンライトメント ボード『冨嶽三十六景』から、押し寄せる波をダイナミックに描いた「神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)」や、快晴の空に山肌が赤く染まった富士山を描き「赤冨士」と呼ばれる「凱風快晴(がいふうかいせい)」をスケートボードのボディにプリントした「北斎×エンライトメント ボード(税込 17,280円)」。ポップなデザインながらも奥ゆかしさも兼ね備えたスケートボードは、ストリートパフォーマンスでも他のデザインとは一線を引く、迫力のある仕上がり。ボードはもちろん、インテリアとしても使えます。北斎×エンライトメント トートバッグNEO HOKUSAIの世界観を全面で表現した「北斎×エンライトメント トートバッグ(税込 4,104円)」は、A4サイズの書類もたっぷり入る大ぶりなサイズのバッグなので収納面も安心です。ラフでカジュアルに使えるトートバッグは荷物もサッと取り出しやすく、利便性もばっちり。ファッションと上手く組み合わせればバッグの魅力もより一層アップします。北斎×エンライトメント 扇子日本の象徴である富士山と現代アートを融合させた、ディテールにこだわったデザインを日本の夏の風物詩でもある扇子に落とし込んだ「北斎×エンライトメント 扇子(税込 1,944円)」は、夏を迎えるこれからの時期にひとつは持っておきたいアイテム。小さく折りたたんで持ち歩くことができる扇子はバッグの中でも場所を取りません。波と富士山が描かれた扇子は納涼感もあり、扇げば涼やかな気分になりますよ。独特なセンスで新しい葛飾北斎の魅力を楽しむ「NEO HOKUSAI by Enlightenment」で、ここにしかないアイテムを手に入れてみませんか。開催概要期間:2018年4月10日(火)~12月31日(月)時間:10:00~22:30(営業時間)会場:銀座 蔦屋書店 日本文化TEL:03-3575-7755“店舗サイト”出典:“オンラインショッピング”出典:イベント情報イベント名:NEO HOKUSAI by Enlightenment催行期間:2018年04月10日 〜 2018年12月31日住所:東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 6F「銀座 蔦屋書店」電話番号:03-3575-7755
2018年06月05日「魔法の美術館 光と遊ぶ、真夏のワンダーランド」展が、山梨県立美術館にて開催される。期間は2018年6月30日(土)から8月26日(日)まで。山梨県立美術館開館40周年記念「魔法の美術館 光と遊ぶ、真夏のワンダーランド」は、まるで魔法にかけられたように光ったり、動いたりと、映像や音が変化する体験型アートを集めた展覧会。体を動かすことで音や光を操ることができる作品や、絵本の世界に迷い込んだような幻想的な作品など、大人も子どもも直感的に楽しめる体験型アートの数々が展示される。また、場内の作品は全て撮影可能で、SNSにシェアすることもできる。坪倉輝明の《七色小道》は、人が通ると色や光が地面にあふれ、まるで七色に輝く小道を散歩しているかのような体験ができるアート作品。自分が歩くことによって生まれる色と、他の人が出す色が混ざり合うことで、"歩く"という行為が無意識のうちに互いに影響を与え合う様子を体感することができる。的場やすし、山野真吾、徳井太郎による《SplashDisplay》には、動き回る的にボールを命中させると、色鮮やかな光の粒が噴水のように舞い上がる。重田佑介+Zennyanの《よるにおもう》は、白い本を手にとって空間を歩き回ることにより、夜空を舞台に様々な星座のキャラクターが姿を現すアニメーションを楽しむことができ、まるで星空を旅しているような不思議な感覚を味わうことができる。【詳細】「魔法の美術館 光と遊ぶ、真夏のワンダーランド」会場:山梨県立美術館 特別展示室住所:山梨県甲府市貢川1-4-27会期:2018年6月30日(土)〜8月26日(日)休館日:7月2日(月)・9日(月)・17日(火)・23日(月)・30日(月)・8月6日(月)・20日(月)開館時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)観覧料:一般1,000円(840円)、大学生500円(420円)※( )内は20名以上の団体料金、前売料金、県内宿泊者割引料金。高校生以下の児童・生徒は無料(高校生は生徒手帳等持参)。県内65歳以上の人は無料(健康保険証等持参)。障害者手帳持参者、およびその介護者は無料。前売券は山梨県立美術館にて 5月30日(水)〜6月29日(金)まで販売。【問合せ先】山梨県立美術館TEL:055-228-3322
2018年06月01日「ネオ北斎 バイ エンライトメント(NEO HOKUSAI by Enlightenment)」が、2018年12月31日(月)まで銀座 蔦屋書店にて開催。「ネオ北斎 バイ エンライトメント」では、江戸時代後期の浮世絵師・葛飾北斎の作品をクリエイティブユニット「エンライトメント」が現代アートへと変身させ、北斎作品の新たな魅力を発信する。浮世絵シリーズ『富嶽三十六景』の中から代表的な「神奈川沖浪裏」と「赤冨士」をサイケデリックにアレンジした「ネオ北斎」。波や雲の部分に、ポップなカラーの幾何学模様を組み合わせ、浮世絵独特のタッチと見事に融合させた。また、期間中は「ネオ北斎」のオリジナルアイテムが販売される。トートバッグや扇子、さらにはスケートボードまで、日常に彩りと刺激を与えてくれそうなデザインとなっている。【詳細】NEO HOKUSAI by Enlightenment開催期間:2018年12月31日(月)まで開催場所:銀座 蔦屋書店住所:東京都中央区銀座6丁目10-1 GINZA SIX 6F営業時間:10:00~22:30アイテム例:・北斎×エンライトメント トートバッグ(浪/富士) 各4,104円(税込)・北斎×エンライトメント A4ファイル(浪/富士) 各432円(税込)・北斎×エンライトメント 扇子(浪/富士) 各1,944円(税込)・北斎×エンライトメント ボード(浪/富士) 各17,280円(税込)【問い合わせ先】TEL:03-3575-7755
2018年05月20日『プーシキン美術館展―旅するフランス風景画』とは?【女子的アートナビ】vol. 108この展覧会では、ロシアを代表する美術館のひとつ、プーシキン美術館のコレクションから選び抜かれたフランスの風景画65点を紹介。モネやセザンヌ、ルソー、さらに美術史に名を遺すクロード・ロランなど17世紀から20世紀までの傑作が勢ぞろい。神話の物語や美しいパリの街並みなどの名画を見ながらフランスを旅するように楽しむことができます。スペシャルサポーターは水谷豊さん!同展のスペシャルサポーターは、俳優の水谷豊さん。音声ガイドのナビゲーターも担当された水谷さんがプレス内覧会に出席され、展覧会の見どころなどを語りました。まず、展覧会を見ての感想を問われると、「今回はテーマがフランス風景画ということで、どの絵も本当にすばらしく絵の中に引き込まれていくようで、旅しているような気分を味わえました」と回答。続いて、2つの作品についてコメントされました。クロード・モネの初来日作品《草上の昼食》、実物はいかがでしたか?水谷さん写真で見るのとは全然違いましたね。学芸員の方から知識を教えていただき絵の見方も変わったのですが、これがモネの青春時代の作品ということで、若い時から才能が花開いていたことがわかります。すばらしいです。《草上の昼食》は画家が26歳のときに描いた作品。学芸員の大橋さんのお話では、当時モネはまだたくさんのモデルを雇うことができなかったので、恋人のカミーユにいろいろな服を着せてポーズをとってもらい、いくつかスケッチを描いてから組み合わせて作品を制作したとのこと。この絵に登場する女性はすべてカミーユではないかと考えられているそうです。特にお気に入りの作品は?水谷さんいろいろありましたが、おもしろかったのはアンリ・ルソーの《馬を襲うジャガー》です。ルソーはパリにいて、植物園で熱帯植物を観察しながらジャングルに思いをはせてこの絵を描いたのですが、想像でここまで描けるのかというほどすばらしい作品です。われわれも(俳優というのは)妄想するのが仕事ですが(笑)、不思議なオーラがある作品です。ルソーは税関職員として働きながら絵を描いていた日曜画家。専門的な美術教育を受けていない彼の作品は批判されることもありましたが、ピカソやアポリネールなどからは高く評価されていました。特に南国のジャングルを描いた絵を多く残しています。最後に、水谷さんからメッセージ水谷さん名作と呼ぶのにふさわしい、たくさんの作品が東京都美術館にそろいました。訪れた人を世界の旅に連れて行ってくれる作品が集まっていると思います。僕は旅の案内人として関わらせていただき光栄です。たくさんの人にこの感動を味わっていただきたいです。ちなみに、水谷さんがナビゲーターとして出演されている音声ガイドも聞いてみたのですが、作品の背景や画家についての説明などもわかりやすく、展覧会の感動がより深くなる内容でした。そして、『相棒』ファンが喜ぶあの名セリフも入っています。ガイドは最後の最後までぜひ聞いてみてください。また、会場には作品と一緒にパリの地図なども掛けられ、どのあたりを描いた絵なのかがわかるようになっています。パリを訪れたことがある人はもちろん、行ったことがなくてもイメージすることができ、作品鑑賞がより楽しくなりますよ。フランスを旅する気分を味わえる展覧会は7月8日まで。Information会期:~7月8日(日)休室日:月曜日時間:9:30~17:30※金曜日は20時まで※入室は閉室の30分前まで会場:東京都美術館料金:一般 1600円/大学生・専門学校生1300円/高校生800円/中学生以下無料公式サイト:上野の東京都美術館で開催中の『プーシキン美術館展』に行ってきました。フランス風景画の名作が集まるこの展覧会では、俳優の水谷豊さんが音声ガイドを担当。プレス内覧会にも出席され、見どころを語ってくれました。
2018年04月28日浮世絵師・葛飾北斎の作品展「北斎展」が、2018年5月30日(水)から7月2日(月)まで、名古屋栄三越にて開催される。30数回の改号、93回もの引っ越し、そして常に借金に追われる波瀾万丈な90年の生涯で、膨大な数の作品を遺した巨匠・葛飾北斎。「冨嶽三十六景」に代表されるような、大胆な構図を、巧みな線と象徴的な色使いで仕上げる独創的な画風で、多くの絵師たちに大きな影響を与えた浮世絵の代名詞的存在だ。本展では、葛飾北斎の代表作である「冨嶽三十六景」をはじめ、「忠臣蔵」「東海道五十三次」といったシリーズものから、役者絵、妖怪絵、西洋の技術である銅版画に感銘を受けて生まれた洋風画まで、約150点の作品とともに北斎芸術の全貌を紹介する。また、「なぜ北斎が海外で高く評価されたのか?」を検証するため、海外、特にヨーロッパで北斎が知られるきっかけとなった『北斎漫画』、北斎の影響を強く受けたと言われるフランス人画家アンリ・リヴィエールの「エッフェル塔三十六景」も展示し、北斎人気の秘密に迫る。【開催概要】「北斎展」開催期間:2018年5月30日(水)〜7月2日(月) 会期中無休時間:10:00〜19:30(最終入場 19:00)※最終日は18:30まで(最終入場 18:00)入場料:<一般>前売券600円、当日券800円 <小・中学生>前売券 300円、当日券 400円※すべて税込、未就学児童無料※障害者手帳各種(身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳)提示で、本人とその同伴者1名まで無料で入場可能プレイガイド:チケットぴあ、ローソンチケット、イープラス、セブンチケットにて販売予定【問い合わせ先】・東海テレビ放送事業局TEL:052-954-1107(平日 10:00〜18:00)・名古屋栄三越TEL:052-252-1111(午前 10:00〜19:30)
2018年04月15日フランスの風景画のコレクションが一堂に来日17世紀から20世紀の風景画が来日します。神話の物語や古代への憧憬、あるいは身近な自然や大都市パリの喧騒、果ては想像の世界に至るまで、描かれた時代と場所を軸にフランス近代風景画の流れをご紹介します。様々な情景を舞台にした風景画は、その土地のにおいや太陽の煌めき、風にそよぐ木々や街のさざめきをも感じさせてくれます。クロード・モネ《草上の昼食》1866年© The Pushkin State Museum of Fine Arts, Moscow.なかでも、注目は初来日となるモネの『草上の昼食』。同時代の人物たちとみずみずしい自然の風景が見事に調和しています。印象派の誕生前夜、26歳となる若きモネの魅力溢れる作品です。ほかにもロラン、ブーシェ、コロー、ルノワール、セザンヌ、ゴーガン、ルソーらの作品が集います。初夏の上野で、巨匠たちが愛した光と色彩が躍る美しい風景を巡る「旅」を体感できます。展示構成第1部「風景画の展開クロード・ロランからバルビゾン派まで」1章近代風景画の源流/2章自然への賛美第2部「印象は以後の風景画」3章大都市パリの風景/4章パリ近郊--身近な自然へのまなざし5章南へ—新たな光と風景/6章海を渡って/想像の世界宗教画の背景として描かれていた風景でしたが、17世紀のオランダにおいて「風景画」として独立したカテゴリーになります。フランスの画家たちも次第に関心をしめし、イタリアで目にした古代の移籍や旅先の風景を描くようになります。19世紀に入ると、身近な自然を愛したバルビゾン派の画家たちが人気になります。そして19世紀半ばからは「パリ大改造」が行われ、街並みが大きく変わりました。印象派の画家たちは生まれ語ったパリを歩き、都市の情景を数多く描きます。さらに鉄道網の発達にともない、郊外や南仏の風景を描き、さらには海を渡って、想像の世界へと広がりました。『庭にて、ムーラン・ド・ラ・ギャレットの木陰』ムーラン・ド・ラ・ギャレットはパリのモンマルトルにあったダンスホール。喧騒から少し離れた木陰で楽し気に語らう男女5人が描かれています。後ろ姿の女性はルノワールのお気に入りのモデル・ニ二。その後ろから顔をのぞかせているのは画家のモネです。ピエール=オーギュスト・ルノワール《庭にて、ムーラン・ド・ラ・ギャレットの木陰》1876年© The Pushkin State Museum of Fine Arts, Moscow.『サント・ヴィクトワール山、レ・ローヴからの眺め』エクス・アン・プロヴァンスの近くにあったセザンヌの家の近くから見ることができた。この山はセザンヌが主題にしたモチーフのひとつで、30点以上の油絵と多数の水彩画にしています。ポール・セザンヌ《サント=ヴィクトワール山、レ・ローヴからの眺め》1905-06年© The Pushkin State Museum of Fine Arts, Moscow.『マタモエ、孔雀のいる風景』1891年、ゴーガンはタヒチ島へ赴きます。タヒチ語のマタモエの意味は議論されてきましたが、ゴーガンはフランス語では「死」というタイトルをつけました。文明化されたヨーロッパ人としての自身の死を示していたと考えられています。ポール・ゴーガン《マタモエ、孔雀のいる風景》1892年© The Pushkin State Museum of Fine Arts, Moscow.『馬を襲うジャガー』アンリ・ルソーの作品は熱帯のジャングルを舞台にしたものが多数あるが、実際に南国に行ったことはなく、パリの植物園でスケッチしたさまざまな植物を組み合わせて、幻想的な風景を作りあげました。アンリ・ルソー《馬を襲うジャガー》1910年© The Pushkin State Museum of Fine Arts, Moscow.展覧会概要会期:2018年4月14日(土)~7月8日(日)会場:東京都美術館企画展示室(東京・上野公園)休室日:月曜日※ただし、4月30(月)は開室開室時間:9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで)夜間開室:金曜日は9:30~20:00(入室は閉室の30分前まで)主催:東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、朝日新聞社、テレビ朝日、BS朝日、プーシキン美術館、ロシア連邦文化省お問い合わせ先:TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)大阪会場会場:国立国際美術館(大阪・中之島)会期:2018年7月21日(土)~10月14日(日)主催:国立国際美術館、朝日新聞社、BS朝日、プーシキン美術館、ロシア連邦文化省
2018年04月12日男女の別れというのはある意味不公平で、例え女性に別れるつもりがなくても男性の別れる意思が強ければ、大抵別れる結果になってしまいます。だとすると、男性に別れ話を切り出された時点でもう2人の恋は終わりになるのでしょうか?…そんなことはありません。別れ話をされた側…つまり女性にも自分の意見を言う権利がありますし、その時の対応次第では彼の気持ちを変え、別れを回避することが可能です。冷却期間の提案別れ話をしている以上、この時点で男性の気持ちを変えるのは困難です。しかし、時間を置けば男性が考え直してくれるかもしれないため、ここは冷却期間を提案して改めて別れることについて考えてほしいと伝えましょう。最も、ストレートに「冷却期間が欲しい」と伝えても男性がOKしてくれる可能性は低いです。このため「突然だから今すぐには気持ちの整理がつかない」など、遠回しの表現を使って結果的に冷却期間を得られるようにもっていきましょう。男性の話を冷静に聞く別れ話に対して真っ向から反論しても効果はありません。そもそも男性も女性が反論することは想定していますから、反論に対する反論をあらかじめ用意してあるのです。そこでここでは敢えて男性の話を冷静に聞くようにしましょう。別れ話をする以上、男性には別れたいと思う理由や原因があります。しかし、冷静になって聞くことで意外と簡単に解決策が見つかることがありますし、お互いが冷静になり本音を伝えあうことで、気持ちの行き違いがなくなり仲直りできる可能性があります。自分の非は素直に謝る別れたいと思う原因が女性の非にあるとすれば、別れ話をする際に男性は必ずそれを指摘します。ここでやってはいけないことが、その指摘に対して言い訳することです。「でも」や「だって」で返すのは厳禁。ひとまず指摘された自分の非に対してそれが事実なら素直に謝りましょう。謝ることで反省している気持ちがあることが男性に伝わるため、場合によってはその場で許してくれる可能性もあります。別れ話をする以上、その時点では男性の別れる決意は固いでしょう。だからこそその場で説得してもムダですから、間を取る意味で冷却期間を作ることを提案します。また男性の言い分に対する反論も効果がなく、反論によって男性の気持ちを変えることはできません。このため一切反論せずに男性の話を聞き、冷静になってじっくり考えた上で解決策を考えましょう。また、男性に女性の非を指摘された際には素直に謝りましょう。なぜなら、女性のその反省の態度が男性の気持ちを変える可能性があるからです。これらのことを意識した対応をとれば、別れずにすむ確率がグッと高まります。written by Ryuka
2018年03月10日「大江戸展」が、長崎県美術館 企画展示室にて開催される。会期は2018年3月24日(土)から5月27日(日)まで。「大江戸展」には、教科書で誰もが目にしたことがあるような江戸時代を代表する名作の数々が集結。東京富士美術館が所蔵する屏風、襖絵、浮世絵、工芸品など約110点を、前期約70点・後期約80点に分けて公開する。見どころは、琳派の傑作「風神雷神図」。「風神雷神図」は、俵屋宗達や尾形光琳、酒井抱一と琳派の巨匠たちが描き続けてきた重要なテーマの1つだ。今回は、九州で初公開となる鈴木其一の襖絵が、前期のみ特別に展示される。さらに、浮世絵師の葛飾北斎や歌川広重、奇想派の伊藤若冲など、各巨匠の作品を目にすることができ、江戸時代に花開いた日本特有の美意識に触れることができる。【概要】「大江戸展」会期:2018年3月24日(土)~5月27日(日)※前期 3月24日(土)~5月6日(日)/後期 5月9日(水)~5月27日(日)休館日:4月9日(月)、5月14日(月) ※5月7日(月)・8日(火)は展示替えのため大江戸展のみ休場。開館時間:10:00~20:00(最終入場19:30)TEL:095-833-2110会場:長崎県美術館 企画展示室(長崎県長崎市出島町2番1号)観覧料:大人 1,400円(前売1,100円)、学生(小学~大学) 800円(前売500円)、小学生未満無料※15名以上の団体、障害者手帳保持者及び介護者1名までは前売料金。※会期中、本券でコレクション展にも入場可。※前売券は 2月25日(日)~5月6日(日)まで、各種プレイガイドにて販売。詳細は公式サイトにて。
2018年03月04日世界各地の美術館から作品を集結企画展「ルドン―秘密の花園」を開催中の「三菱一号館美術館」(東京都千代田区)内にあるミュージアムショップ「Store 1894」では、会期中ヨーロッパで見つけたこだわりのチョコレートを販売しています。2018年2月8日(木曜日)にスタートした「ルドン―秘密の花園」は、幻想的な内面世界に目を向けた特異な画業で現在も世界中の人の心を魅了するオディロン・ルドンの作品およそ90点を展示する企画展。ルドンが描いた花や植物に焦点を当てた前例のない展覧会となっており、オルセー美術館やニューヨーク近代美術館といった世界各地の美術館に収蔵されている作品を鑑賞できます。ショップのみの利用も可能「Store 1894」で販売されているチョコレートはダイアナ妃も愛したチョコレートの名店「PRESTAT(プレスタ)」のトリュフチョコ(3402円)、美しい自然に囲まれたフランス中部の小さな農家で手作りされている「CHOC’FLEUR(ショックフルール)」(756円から2592円)など。チョコレート以外にも展覧会グッズや三菱一号館美術館のオリジナルグッズを中心に、世界中から集めた上質な商品をとりそろえています。営業時間は10時から18時。美術館の鑑賞券がなくても利用可能です。企画展「ルドン―秘密の花園」ならびにチョコレートの販売は2018年5月20日(日曜日)まで。毎月第2水曜日の17時以降「アフター5女子割」で当日入館料が一律1000円となります(女性限定)。(画像はプレスリリースより)【参考】※三菱地所株式会社のプレスリリース/PR TIMES※三菱一号館美術館
2018年02月16日浮世絵師・葛飾北斎に迫るドキュメンタリー映画『大英博物館プレゼンツ 北斎』が、2018年3月24日(土)より、 YEBISU GARDEN CINEMAほか全国の劇場にて順次公開される。北斎初の長編ドキュメンタリー本作は、2017年5月から8月にかけて、イギリスの大英博物館で開催された展覧会「Hokusai: Beyond the Great Wave」をフィーチャーした、北斎に関する映画としては初の長編ドキュメンタリー作品。制作にあたっては、イギリス人芸術家のデイヴィッド・ホックニーや、ニューヨーク在住の新進気鋭の日本画家・出口雄樹など、北斎という偉大な巨匠の研究に情熱を燃やし、影響を受けてきたアーティストや学者たちが協力。展覧会の舞台裏や北斎の作品を通して、江戸時代の世界的天才絵師の魅力を紐解いてゆく。作品情報ドキュメンタリー映画『大英博物館プレゼンツ 北斎』公開日:3月24日よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開監督:パトリシア・ウィートレイ協力:大英博物館ナレーション:アンディ・サーキス出演:デイヴィッド・ホックニー、ティム・クラーク他2017/イギリス/87分/英語・日本語/原題 British Museum presents: Hokusai配給:東北新社 / 配給協力:DBI INCか原題:British Museum presents: HokusaiDocumentary film and guide to exhibition film © British MuseumBIG COMIC Manga images in documentary © Shogakukan
2018年02月11日東京・墨田区のすみだ北斎美術館にて、「Hokusai Beauty~華やぐ江戸の女たち~」が開催される。期間は2018年2月14日(水)から4月8日(日)まで。なお、期間中は、2月14日(水)から3月11日(日)までの前期と、3月13日(火)から4月8日(日)までの後期に分かれて開催される。葛飾北斎は、代表作品「冨嶽三十六景」などの風景画を描いた人物として知られているが、その70年に及ぶ多彩な製作活動の中で、特徴的な江戸美人画のスタイルを確立した人物でもある。「Hokusai Beauty~華やぐ江戸の女たち~」では、そんな北斎やその弟子たち一門が手掛けた130点ほどの作品を一堂に展示。本展は、全3章に分かれ、各章異なるテーマで、北斎が描く美人画の魅力を発信する。第1章「北斎美人七変化―美人様式のうつりかわり」では、北斎が描いた美人画の作品を一挙に公開。初期の宗理時代に描かれた柔らかな雰囲気の美人画から、画風を確立した晩年の作品まで、時代と共に移り変わる美人画の特徴を鑑賞することができる。第2章「華麗なるファッション・ヘアスタイルの世界」は、当時の流行の化粧や代表的なヘアスタイルなどを北斎の作品などを通じて紹介する。「枕草子を読む娘」では、作品中に当時のトレンドメイク"笹色紅"を唇に纏った女性が描かれ、光の加減によって玉虫色に見えるこまやかな口元の描写までが再現されている。そして、第3章「北斎スクールの美人たち」では、北斎の元で学んだ門人たちの美人画が展示される。200人を超えたと云われる門人たちは、北斎の画風を強制されることなく育成された為、それぞれの個性が光る画風の美人画を残すことができた。葛飾北斎の娘で門人のひとり、葛飾応為の「女重宝記」では、華やかな着物をまとった複数の江戸美人が大胆な色彩で描かれている。他にも、期間中は、北斎に関する講演会や、伝統工芸品の作成体験などバリエーションに富んだ企画が開催される。【詳細】すみだ北斎美術館「Hokusai Beauty~華やぐ江戸の女たち~」会期:2018年2月14日(水)~4月8日(日)※前期 2月14日(水)~3月11日(日)、後期 3月13日(火)~4月8日(日)場所:すみだ北斎美術館住所:東京都墨田区亀沢2丁目7−2開館時間:9:30~17:30(入館は17:00まで)休館日:毎週月曜日観覧料:一般 1000円(800円)、高校生・大学生 700円(560円)、65歳以上 700円(560円)、障がい者 300円(240円)※( )は20名以上の団体料金。期間中、着物で来館した人は当日の観覧料は団体割引を適用。※小学生以下は無料。※学生は要生徒手帳または学生証。※65歳以上は年齢証明が出来るものの提示が必要。※障がい者手帳保持者の付添1名まで障がい者料金適用可能。※本展のチケットは、会期中観覧日当日に限り、AURORA(常設展示室)も閲覧可。【問い合わせ先】すみだ北斎美術館TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2018年01月30日