キャラクターを模った和菓子シリーズ「食べマス」から、「すみっコぐらし」の“しろくま”と“ぺんぎん?”モチーフの「食べマス すみっコぐらし」が再登場。2020年5月3日(日)より本州、四国、北海道にあるイオン・イオンスタイル店舗の和菓子コーナーにて販売される。“すみっこが好き”という、ちょっぴりネガティブな一面を持ちながらも、その愛くるしい姿で人気を集めるキャラクター「すみっコぐらし」。今回はそんな「すみっコぐらし」の中から、寒がりで人見知りの“しろくま”と、自分がペンギンなのか自信がない“ぺんぎん?”のふたりが和菓子になって登場。ちょこんとした姿が可愛らしい2匹は、実際にお皿の上で立たせることもできる。またキャラクターの特徴である耳やクチバシなどは、“練り切り”を使用して丁寧に再現。中の餡の味は、和菓子ならではの繊細な味わいを残しつつも、“しろくま”はみるく味、“ぺんぎん?”はりんご味と、ユニークなアレンジを加えている。【詳細】「食べマス すみっコぐらし」発売日:2020年5月3日(日)販売:本州、四国、北海道のイオン、イオンスタイルの店舗の和菓子コーナーにて順次発売予定希望小売価格:380円+税フレーバー詳細:しろくま(みるく味)/ぺんぎん?(りんご味)※数量限定のため、なくなり次第販売終了※店舗での商品の取扱日は、店舗によって異なる場合あり※一部店舗では取扱のない場合あり※画像はイメージ、実際の商品とは多少異なる場合がある【問い合わせ先】バンダイお客様相談センターTEL:0570-014-315受付時間 10:00~17:00(祝日・夏季・冬季休業日のぞく)
2019年11月09日日本が世界に誇るアーティスト・葛飾北斎の知られざる生涯を初めて描く映画『HOKUSAI』。このほど、柳楽優弥が演じる青年期の北斎が筆を構える姿を捉えた超ティザービジュアルが初公開。さらに、北斎の“ここがスゴイ!”をポップに凝縮し、柳楽さんと田中泯が演じるW北斎の姿が初めて収録された特別映像が世界同時解禁された。本作は、圧倒的な人気を誇りながらも、その人生は多くの謎に包まれていた北斎の<画狂人生>をはじめて映画化。今回解禁された超ティザービジュアルでは、葛飾北斎の代表作として知られ、海外では“THE GREAT WAVE”の呼称で愛される代表作「富嶽三十六景」の一図、「神奈川沖浪裏」が描かれた襖と、その間から絵と重なる位置に覗く富士山を背景に筆を構える、柳楽さん演じる青年期の北斎の姿が!柳楽さんらしい情熱に満ちた鋭いまなざしが印象的だ。さらには、売れない絵師として葛藤の中で筆をとり続けた日々を経て晩年に大成し、芸術家としての情熱を失うことなく孤独に自らの画才を磨き続けた、北斎の波乱万丈な画狂人生を象徴するかのように「その筆に宿る、狂気。」という刺激的なコピーが添えられている。また、特別映像では、19世紀にヨーロッパでジャポニズムブームを巻き起こし、ゴッホ、モネ、ドガなど数々のアーティストに影響を与え、米LIFE誌「この1000年で偉大な業績を残した100人」に唯一の日本人として選ばれた、“世界で最も有名な日本人”葛飾北斎のスゴさをポップなテイストでギュッと1分に凝縮!なんと本映像は英語、フランス語、中国語に翻訳され、世界に向けて同時解禁される。映像には、平均寿命が40歳といわれた時代に、70歳を超えてから人生のピークを迎え、享年90歳という長寿を全うしたことや、娯楽が庶民を堕落させるものとみなされた時代に生涯を通して3万点以上の作品を描いたと言われていることなど、北斎に関するエピソードが散りばめられている。また、映像の最後には、柳楽さんと田中さんが演じる2つの時代の北斎が作品に向き合う様子が初お披露目となり、なかでも老年期を演じる田中さんは北斎の自画像を参考に容姿を似せるために頭を剃るなど、徹底した役作りを見せる。現存する「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」の版画が、2017年のニューヨークでのオークションにて1億円以上で落札されたほか、世界各地で「北斎展」が開催されるたびに観客が殺到するなど、世界中でいまなお愛され続けている葛飾北斎。生誕260周年を迎える2020年は、マンガやアニメなど日本オリジナルのコンテンツの原点である北斎の知られざる人生を伝えるべく、<HOKUSAI2020プロジェクト>として海外映画祭への参加や海外配給を視野に入れたプロモーションを展開していく。『HOKUSAI』は2020年初夏、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:HOKUSAI 2020年初夏、全国にて公開予定(C)2020 HOKUSAI MOVIE
2019年11月08日19世紀にヨーロッパでジャポニズムブームを巻き起こした、世界でも著名な日本人アーティスト、葛飾北斎。その知られざる生涯を初めて描き、柳楽優弥と田中泯がふたつの時代の北斎を演じる映画『HOKUSAI』が、“葛飾北斎生誕260周年”となる2020年初夏に全国ロードショーされる。この度、柳楽が演じる青年期の北斎が筆を構える姿をとらえたビジュアル、そして葛飾北斎のスゴさを紹介する特別映像が公開された。今回、公開されたビジュアルでは、葛飾北斎の代表作として知られる代表作『冨嶽三十六景』の一図、『神奈川沖浪裏』が描かれた襖と、富士山を背景に筆を構える、質素な着流し姿の柳楽演じる、青年期の北斎の姿をとらえている。さらには、北斎の波乱万丈な画狂人生を象徴するかのように「その筆に宿る、狂気。」というコピーが添えられた。あわせて公開された特別映像は、世界的アーティスト葛飾北斎のスゴさをポップなテイストでギュッと1分に凝縮。この映像は、英語、フランス語、中国語に翻訳され、世界同時公開される。映像の中では、平均寿命が40歳と言われた時代に、70歳を超えてから人生のピークを迎え、享年90歳という長寿を全うしたことや、世界中のアーティストや美術史への多大な影響など、葛飾北斎に関するエピソードが散りばめられている。また、映像の最後には柳楽と田中が演じるふたつの時代の北斎が作品に向き合う様子が初お披露目となり、なかでも老年期を演じる田中は、北斎の自画像を参考に容姿を似せるために頭を剃るなど、徹底した役作りを見せている。『HOKUSAI』2020年初夏全国ロードショー
2019年11月08日「ストラスブール美術館展 印象派からモダンアートへの眺望」が、兵庫・姫路市立美術館 企画展示室にて2019年11月12日(火)から2020年1月26日(日)まで開催される。フランス最大規模のコレクションを誇るストラスブール近現代美術館フランス北東部アルザス地域圏の中心都市ストラスブールは、ドイツ国境に近く、仏・独の文化が融合した独自の文化が発展してきた地域。その街並みはユネスコの世界遺産に認定されている。ストラスブール近現代美術館はフランスでも最大規模のコレクションを誇り、約18,000点の近現代美術作品を所蔵。「ストラスブール美術館展 印象派からモダンアートへの眺望」では、その中から絵画作品を中心に近現代の名品約100点を紹介する。モネやシスレーなど印象派からピカソのキュビスムまで会場には、モネ、シスレーといった印象派の画家が描いた風景画から、20世紀のモダンアートを代表するピカソのキュビスム、カンディンスキーの抽象絵画、マルグリットのシュルレアリスムまで、印象派から現代美術に至るまでの潮流を感じられる多彩な作品が集結。さらに、アルザス出身でダダイストとして名を馳せたジャン・アルプやマルセル・カーン、アルザスの写実主義の画家たちなど、ストラスブールゆかりの画家の作品も展示される。姫路市立美術館所蔵のルノワールやマティスもまた、姫路市立美術館では、國富奎三コレクション寄贈25周年を記念し、印象派の巨匠・ルノワールの《母性》や、モダンアートの旗手・マティスの連作版画本『ジャズ』の全点を公開するコーナーを特別に設置。関西で唯一の開催会場となる、姫路市立美術館ならではのラインナップを楽しめる。【詳細】ストラスブール美術館展 印象派からモダンアートへの眺望会期:2019年11月12日(火)~2020年1月26日(日) ※年末年始も月曜日以外は休まず開館開館時間:10:00~17:00(入場は16:30まで)休館日:月曜日(ただし1月13日は開館)、1月14日(火)※年末年始も月曜日以外は休まず開館。会場:姫路市立美術館 企画展示室住所:兵庫県姫路市本町 68-25TEL:079-222-2288料金:一般 1,200(900)円、大学・高校生 600(400)円、中・小学生 200(100)円※( )内は20名以上の団体・前売料金※未就学児は無料※インターネット割引:それぞれの料金から100円引き(11月12日より割引券を姫路市立美術館公式ホームページに掲載)■前売券 ※販売期間 ~2019年11月11日(水)取扱い場所:姫路市立美術館友の会、兵庫県立歴史博物館、中井三成堂※前売券および当日券は、会場窓口以外ではABC ぴあ、チケットぴあ(P コード 769-951 0570-02-9999)、ローソンチケット(L コード 52732 0570-084-005)、CN プレイガイド(0570-08-9999)、イープラス、セブンチケット、阪神プレイガイド梅田店
2019年11月03日岡田美術館から、葛飾北斎の代表作「冨嶽三十六景」をモチーフにした新作チョコレート「Okada Museum Chocolate 『波と富士』」が登場。2020年4月5日(日)より、箱根の岡田美術館ミュージアムショップにて発売される。なお、日本橋三越本店で開催される「スイーツコレクション」、および初出店となる伊勢丹新宿店「スイーツコレクション2020」で販売を行う。「Okada Museum Chocolate」は、喜多川歌麿「深川の雪」や伊藤若冲「孔雀鳳凰図」といった収蔵作品をモチーフにした岡田美術館の人気チョコレートブランド。新作は2020年4月5日(日)より開催される特別展『生誕260年記念 北斎の肉筆画 ―版画・春画の名作とともに―』に合わせて、葛飾北斎の代表作「冨嶽三十六景」の中から、岡田美術館収蔵の「神奈川沖浪裏」と「凱風快晴」を表現したショコラだ。世界的にも有名な「神奈川沖浪裏」の細かな波涛や大胆な構図、「凱風快晴」の朝日に赤く染まる富士の姿を、スイーツで繊細に再現している。フレーバーは「神奈川沖浪裏」を描いた上段に、和栗にハーブを効かせた「和栗×タイム」や、巨峰とチーズの芳醇な味わいが広がる「ブドウ×ゴルゴンゾーラチーズ」をセット。「凱風快晴」をモチーフにした下段に、まろやかな甘みのバナナに爽やかなローズマリーをプラスした「バナナ×ローズマリー」や、桃の香りをアプリコットが引き立てる「ピーチアプリコット×ベルベンヌ」を並べた。フルーツにハーブやスパイスをコンビネーションさせた新感覚の8粒となっている。【詳細】岡田美術館「Okada Museum Chocolate 『波と富士』」4,801円(税込)発売日:2020年4月5日(日)販売場所:岡田美術館ミュージアムショップ住所:神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷493-1TEL:0460-87-3931フレーバー:上段 和栗×タイム、カシス×ブラッドオレンジ、ブドウ×ゴルゴンゾーラチーズ、胡桃×メープルシュガー下段 ハイビスカスベリー×ココナッツ、バナナ×ローズマリー、ベルガモット×アールグレイ、ピーチアプリコット×ベルベンヌ■日本橋三越本店「スイーツコレクション」期間:2020年1月29日(水)〜2月14日(金)場所:日本橋三越本店本館 7階住所:東京都中央区日本橋室町1-4-1※なお、1月6日(月)〜2月2日(日)の期間でウェブ販売あり■伊勢丹新宿店「スイーツコレクション2020」〈初出店〉期間:2020年2月5日(水)〜14日(金)場所:伊勢丹新宿店 本館6階住所:東京都新宿区新宿3-14-1
2019年11月01日北斎没後 170年記念「北斎 視覚のマジック 小布施・北斎館名品展」が、すみだ北斎美術館にて2019年11月19日(火)から2020年1月19日(日)まで開催される。貴重な肉筆画や錦絵など名品約130点「北斎 視覚のマジック 小布施・北斎館名品展」では、通常長野県・小布施にある北斎館でしか閲覧できない北斎の名品約130点が、前後期合わせて集結。初期から晩年に至る肉筆画をはじめ、代表作の錦絵「冨嶽三十六景」などを通して、構図や形に不自然な構築的要素を加えているにも関わらず、自然な表現に完成させた北斎作品の魅力に迫る。迫力満点の祭屋台天井絵中でも注目は、圧倒的なスケールの祭屋台天井絵。小布施の北斎館では、実際に東町祭屋台と上町祭屋台の2つが展示されており、それぞれ「龍」「鳳凰」、「男浪」「女浪」といった2面の絵が描かれている。「北斎 視覚のマジック 小布施・北斎館名品展」では、その中から「鳳凰」と「男浪」を展示。眼光鋭くこちらを見つめる鳳凰の姿や、北斎が晩年に描いた荒々しい大波の迫力に溢れた表現を堪能できる。北斎が毎日描いた肉筆画などまた、貴重な肉筆画も登場。北斎が放蕩の孫の悪魔祓いとして毎日描いた獅子の絵「日新除魔」は、作画の経緯を見て取ることができ、北斎のリアルな息遣いを感じられる作品群だ。前後期に分けて、4点ずつ展示される。さらに、全国で3件のみしか揃っていることが確認されていない『肉筆画帖』のうち、北斎館所蔵の『肉筆画帖』を全て展示。目を引くユニークな題材の「塩鮭と白鼠」などが描かれている。また、富士山越しに龍がのぼっていく様子を描いた「富士越龍」や美人画など北斎の肉筆画作品の見どころを揃える。【詳細】「北斎没後 170年記念 北斎 視覚のマジック 小布施・北斎館名品展」会期:2019年11月19日(火)〜2020年1月19日(日)前期 11月19日(火)~12月15日(日)、後期 12月17日(火)~2020年1月19日(日)※前後期で一部展示替えあり休館日:毎週月曜日、年末年始 12月29日(日)~1月1日(水)※ただし、2020年1月13日(月・祝)は開館、2020年1月14日(火)は休館。開館時間:9:30~17:30(入館は17:00まで)会場:すみだ北斎美術館住所:東京都墨田区亀沢2-7-2TEL:03-6658-8936(9:30~17:30 ※休館日を除く)観覧料:一般 1,200(960)円、高校生・大学生 900(720)円、65歳以上 900(720)円、中学生 400(320)円、障がい者 400(320)円、小学生以下無料※( )内は、有料適用の20名以上の団体もしくは、前売料金。※本展のチケットで、会期中観覧日当日に限り、AURORA(常設展示室)も観覧可能。※前売券は、11月17日(日)まですみだ北斎美術館受付、ローソンチケット(Lコード:35481)
2019年10月26日すみだ水族館でインタラクティブアート「雪とクラゲ」が、2019年11月16日(土)から2020年2月27日(木)まで開催される。“クラゲ×都会の雪景色”が作る幻想空間すみだ水族館の「万華鏡トンネル」を舞台にした「雪とクラゲ」は、都会の雪景色の中にクラゲが浮かんでいるよう演出した冬の特別展示だ。青い照明で包まれた会場に設置する8つのクラゲ水槽の背面には、都会の夜景や雪景色を投影。美しい都会の中を雪と共にふわふわ漂う幻想的なクラゲの姿を見ることが出来る。展示されるクラゲたちは、水槽の中の水流に身を任せて回遊する。不規則にゆらゆらと漂う姿と、ロマンチックな映像は、2度と同じ瞬間がないまるでアートの様な美しさを描き出す。ゲストの動きと連動するインタラクティブコンテンツまた、床面には、歩くと足跡がついたり波紋が広がったりと、動きに合わせて変化する雪や水の映像を投影。室内でありながら、外の冬の世界を体感できる空間が広がる。さらに、トンネル内は、真っ白な雪をイメージしたオリジナルアロマや、クラゲの拍動のゆったりとした音楽で演出。映像、音楽、香りで演出された空間に漂う幻想的なクラゲの姿に癒されてみてはいかが。限定ドリンクメニューもさらに、館内5階ペンギンカフェでは、本イベント期間中、雪景色の中を漂うクラゲの姿をイメージした限定ドリンク「雪とクラゲソーダ」を販売。ほんのり白いサイダーの中に、青く光るクラゲ型のLEDキューブを浮かべたロマンチックな一杯となっている。【詳細】雪とクラゲ開催期間:2019年11月16日(土)~2020年2月27日(木)休館日:なし ※水族館のメンテナンスやイベント等による臨時休業あり。場所:すみだ水族館「万華鏡トンネル」住所:東京都墨田区押上1-1-2 東京スカイツリータウン・ソラマチ5F・6F営業時間:9:00~21:00展示生物:ミズクラゲ、アカクラゲなど入場料:一般料金 大人2,050円(1,850円)、高校生1,500円(1,350円)、中・小学生1,000円(900円)、幼児(3歳以上)600円(540円)※中学生、高校生の人はチケット売り場で生徒手帳の提示が必要。※障がい者手帳を提示の人と同伴者1人は一般料金の半額。※( )内は団体料金。<限定ドリンクメニュー>雪とクラゲソーダ販売期間:2019年11月16日(土)~2020年2月27日(木)販売場所:館内5階 ペンギンカフェ価格:620円(税込)
2019年10月21日人気キャラクター“すみっコぐらし”をモチーフにしたチルドデザート「すみっコぐらしハロウィンタルト」が登場。2019年10月16日(水)より、本州・四国のイオン・イオンスタイルにて発売される。“すみっこが好き”という、ちょっぴりネガティブな一面を持ちながらも、その愛くるしい姿で人気を誇る“すみっコぐらし”。そんな彼らを主役にしたハロウィンタルトは、しろくま、ぺんぎん?、とんかつ、ねこ、とかげなど全6種類の絵柄入りフィルムを乗せたキュートな見た目が特徴。魔法使いのハットやコウモリの羽根、カボチャ型帽子など、この時期ならではの仮装を楽しむキャラクター達の姿が描かれている。またサクサクのタルト生地は、パンプキン風ベイクド&ミルクムースをのせた2層仕様。秋にぴったりな、こっくりとした味わいに仕上がっている。【詳細】「すみっコぐらしハロウィンタルト」オープン価格発売日:2019年10月16日(水)順次発売取扱:本州・四国のイオン・イオンスタイルのチルドデザート売場※一部取り扱いの無い店舗有り。※数量限定のため、なくなり次第販売終了。※時期により販売が終了している場合あり。※店舗により販売開始時間は異なる。【問い合わせ先】株式会社プレシア お客様相談室TEL:0120-082-994(受付時間 9:00~17:00※土・日・祝日・年末年始を除く)
2019年10月18日横浜美術館開館30周年を記念して、オランジュリー美術館所蔵品による『オランジュリー美術館コレクションルノワールとパリに恋した12人の画家たち』 が開幕。2020年1月13日(月・祝)まで開催されている。フランス・パリのセーヌ川岸に建つオランジュリー美術館。その印象派とエコール・ド・パリの作品群は、ヨーロッパ屈指のコレクションのひとつに数えられる。そんなオランジュリー美術館が所蔵する146点の絵画群のうち、ルノワールの傑作《ピアノを弾く少女たち》をはじめ、セザンヌ、マティス、ピカソ、モディリアーニなど、13人の画家による約70点が来日。コレクションに秘められた物語とともに、世界中の人々に愛され続ける名品の数々がお目見えする。19世紀後半、急速に近代化が進んだパリでは、それまでの伝統的なアカデミスム絵画に対抗し、光の一瞬の美しさを素早い筆致で捉えようと試みた印象派が誕生。20世紀に入ると、若い画家たちはさらなる革新性を求め、フォービスムやキュビズムなどの動きが生まれ、さらに、第一次世界大戦後には多くの外国人芸術家が集まり、哀愁を帯びたパリの街並みやそこで生きる人々の姿を個性豊かな表現で描き、エコール・ド・パリと呼ばれた。同展では、そんなフランス近代美術が最も輝いていた時代のパリに生きた13人の画家たちーーシスレー、モネ、ルノワール、セザンヌ、ルソー、マティス、ピカソ、モディリアーニ、ヴァン・ドンゲン、ドラン、ローランサン、ユトリロ、スーティンに焦点を当てる。さらに、これらのコレクションの基礎を築いた画商、ポール・ギヨームについての資料も展示。新しい画家を発掘し、援助し、作品を収集し、美術館で多くの人に享受されることを目指した希代のコレクターの、美術館設立への夢や、画家たちとの友情の物語にも注目する。オランジュリー美術館の所蔵作品のほとんどは常設展示されていて、館外にまとめて貸し出されることは極めて稀だという。日本では21年ぶりとなる珠玉のコレクションを、見逃すわけにはいかない。【開催情報】『オランジュリー美術館コレクションルノワールとパリに恋した12人の画家たち』2020年1月13日(月・祝)まで横浜美術館にて開催【関連リンク】ルノワールとパリに恋した12人の画家たち( )アルフレッド・シスレー《モンビュイソンからルヴシエンヌへの道》1875年クロード・モネ《アルジャントゥイユ》1875年ポール・セザンヌ《りんごとビスケット》1879-80年頃アンリ・ルソー《婚礼》1905年頃アメデオ・モディリアーニ《アントニア》1915年頃キース・ヴァン・ドンゲン《ポール・ギヨームの肖像》1930年頃アンドレ・ドラン《アルルカンとピエロ》1924年頃マリー・ローランサン《マドモアゼル・シャネルの肖像》1923年モーリス・ユトリロ《サン=ピエール教会》1914年
2019年09月26日特別展「生誕260年記念 北斎の肉筆画 ―版画・春画の名作とともに―」が、神奈川・箱根の岡田美術館にて、2020年4月5日(日)から9月27日(日)まで開催される。浮世絵師・葛飾北斎の肉筆画や版画など集結「生誕260年記念 北斎の肉筆画 ―版画・春画の名作とともに―」は、江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎の生誕260年の節目を記念した展覧会。北斎の70年にわたる画業のうち、40歳代から最晩年までの各時代を代表する珠玉の肉筆画11点を中心に据え、版画・版本、春画を含む全17点の北斎作品を展示する。岡田美術館で収蔵する北斎作品全てを同時に公開するのは、本展が初となる。夏の美人画2大傑作注目したいポイントは、50歳前後に描かれた肉筆美人画の2大傑作「夏の朝」と「美人夏姿図」(個人蔵)の同館初競演。2枚の絵を見比べながら楽しむことができる。さらに、代表作「冨嶽三十六景」や『北斎漫画』、北斎に影響を受けたフランスのガラス作家、エミール・ガレの作品なども登場。様々な角度から、北斎の魅力を紹介する。【詳細】特別展「生誕260年記念 北斎の肉筆画 ―版画・春画の名作とともに―」会期:2020年4月5日(日)~9月27日(日)開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)場所:岡田美術館住所:神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷493-1入館料:一般・大学生 2,800円(2,550円)、小中高生 1,800円(1,550円)※( )内は前売り料金。前売券(JTBレジャーチケット、チケットぴあ)は、主要コンビニエンスストアならびにチケットぴあにて販売。
2019年09月20日高野山金剛峯寺 襖絵完成記念「千住博展」が、2019年9月14日(土)から11月4日(月・振休)まで、神戸ゆかりの美術館、神戸ファッション美術館で同時開催される。高野山金剛峯寺 襖絵完成記念「千住博展」は、千住博が手掛けてきたこれまでの主要作品や初期作品など約30点を一堂に集めた展覧会。神戸ゆかりの美術館、神戸ファッション美術館による初の合同展となる。展示のメインとなるのは、世界遺産・高野山金剛峯寺の依頼を受けて、千住博が描き上げた新作の障壁画「断崖図」と「瀧図」。奉納に先駆けて公開される「断崖図」と「瀧図」は、2作品を合わせると襖約40面、総延長は40メートル以上にも及ぶ大作だ。千住博自身も、画業40余年の集大成と位置付けている。また、ブラックライトの光によって表情を変える「龍神Ⅰ・Ⅱ」など、ユニークな演出を加えた作品にも注目したい。高野山金剛峯寺 襖絵完成記念「千住博展」の開催を記念したプレイベントとして、ヒロコ コシノ(HIROKO KOSHINO)のデザイナーであり、神戸ファッション美術館名誉館長でもあるコシノヒロコと、千住博による対談イベントを、9月13日(金)に実施。対談終了後は、開幕に先駆けて展示を観賞することもできる。【詳細】高野山金剛峯寺 襖絵完成記念「千住博展」会期:2019年9月14日(土)~11月4日(月・振休)開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)休館日:月曜日(ただし9月16日、9月23日、10月14日、11月4日は開館)、9月17日(火)、9月24日(火)、10月15日(火)会場:・第1会場 神戸ゆかりの美術館・第2会場 神戸ファッション美術館住所:いずれも神戸市東灘区向洋町中2-9-1入館料:第1会場、第2会場の共通券一般1,300円(1,100円)、大学生650円(500円)、高校生以下無料※( )内は20名以上の団体料金 ※65歳以上の方は当日一般料金の半額※小磯記念美術館の当日入館券(半券)を持参者は割引を受けられる。■イベント(事前申し込みが必要)1.千住博氏×コシノヒロコ氏 スペシャル対談(開幕プレイベント)日時:9月13日(金)14:00~15:30会場:神戸ファッション美術館 オルビスホール(建物5階)定員:250人参加料:2000円2.千住博氏スペシャルトーク日時:9月14日(土)14:00~15:30会場:神戸ファッション美術館 オルビスホール(建物5階)定員:250人参加料:無料 ※展覧会入館券(入館済半券も可)が必要申込方法:1.イベント名 2.参加者全員の名前(ふりがな) 3.年齢 4.住所 5.電話番号 を記入し、往復はがき、または神戸ファッション美術館メールアドレスに送付宛先:〒658-0032 神戸市東灘区向洋町中2-9-1 神戸ファッション美術館メールアドレス:workshop@fashionmuseum.or.jp申込締切:先着順。定員に達し次第、締め切り。【問い合わせ先】神戸ゆかりの美術館TEL:078-858-1520神戸ファッション美術館TEL:078-858-0050
2019年09月13日東京都美術館にて開催中の『コートールド美術館展魅惑の印象派』では、イギリス・ロンドンにあるコートールド美術館のコレクションを中心に、印象派・ポスト印象派の絵画・彫刻約60点を紹介。12月15日(日)まで開催されている。ロンドンの中心部を流れるテムズ川のほとり、サマセット・ハウスの一角にあるコートールド美術館は、イギリスが世界に誇る印象派・ポスト印象派の殿堂だ。フランスで花開いた印象派・ポスト印象派の作品に魅了された実業家のサミュエル・コートールドが、母国イギリスの人々にその魅力を紹介するために収集したコレクションを中核として1932年に設立。マネ、ルノワール、ドガ、セザンヌ、ゴーガンら、巨匠たちの傑作がずらりと並ぶ。コートールド美術館展魅惑の印象派()クロード・モネ《アンティーブ》 1888年 コートールド美術館 (c)Courtauld Gallery(The Samuel Courtauld Trust)ポール・セザンヌ《大きな松のあるサント=ビクトワール山》 1887年頃 コートールド美術館 (c)Courtauld Gallery(The Samuel Courtauld Trust)エドゥアール・マネ《草上の昼食》 1863年コートールド美術館 (c)Courtauld Gallery(The Samuel Courtauld Trust)右:アメデオ・モディリアーニ《裸婦》 1916年頃 コートールド美術館 (c)Courtauld Gallery(The Samuel Courtauld Trust)中央:オーギュスト・ロダン《ムーヴマンA(拡大策)》 1911年頃 コートールド美術館 (c)Courtauld Gallery(The Samuel Courtauld Trust)
2019年09月10日「すみっコぐらし」7周年を記念した「おっきなすみっコぐらし展~みんなですみっコバスツアー~」が、あべのハルカス近鉄本店にて開催される。期間は、2019年8月21日(水)から9月2日(月)まで。できるだけすみっこにいたい、すみっこが落ち着く、そんな気持ちを抱くキャラクターが揃う「すみっコぐらし」。7周年を記念した展覧会「おっきなすみっコぐらし展~みんなですみっコバスツアー~」には、すみっコぐらしの世界を満喫できるフォトスポットや展示などのコーナーが用意されている。エントランスコーナーで、バスに乗ったすみっコたちが入場客を出迎える。個性豊かなキャラクターを紹介する「すみっコ博物館」やすみっコたちと写真が撮れる水族館など、会場のすみずみまで「すみっコぐらし」の世界観を演出している。「すみっコ美術館」には、歴代のすみっコぐらしのアートや絵本の原画など、ここでしか見ることのできない貴重な資料も展示される。また、グッズコーナー「すみの駅」では、クリアファイルやマシュマロ入り巾着といった7周年記念の限定グッズなどが販売される。【詳細】「おっきなすみっコぐらし展~みんなですみっコバスツアー~」期間:2019年8月21日(水)~9月2日(月)場所:あべのハルカス近鉄本店 ウイング館4階第2催会場住所:大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43時間:10:00~20:00 ※最終日は17:00で閉場入場料:一般 500円、大学・高校生 300円(税込)、中学生以下無料グッズ価格例:・クリアファイル(7周年ケーキ) 378円 ※1人5枚まで・マシュマロ入り巾着(7周年ケーキ) 972円 ※1人5個まで・ミニアートフレーム(全35種) 各486円 ※1人1種5個まで・おっきなハンカチ(ピンク、ブルー) 各1,188円 ※1人1種5枚まで・スクエアクッション 1,728円 ※1人5個まで・缶バッジコレクション 各200円 ※カプセルトイでのランダム販売 ※1人1回の並びで5回まで※価格はすべて税込■7周年記念衣装を着た「すみっコたちがやってくる!記念撮影会」期日:2019年8月24日(土)「ねこ」、31日(土)「とかげ」時間:午前11時~/午後1時~/午後3時~※各日、午前9時から9時半の間に、2階ウェルカムガレリアにて整理券配布。定員を超え次第抽選。
2019年08月24日映画『HOKUSAI』が、2021年5月28日(金)に全国公開される。初映画化となる北斎の知られざる素顔ゴッホ、モネ、ドガなど、数々のアーティストに影響を与え西洋近代絵画の源流となった、世界で最も有名な日本人・葛飾北斎。平均寿命が40歳の時代に、享年91歳という長寿人生を送った事でも知られている彼は、代表作「富嶽三十六景」を72歳の時に制作。またその長い生涯を通して、3万点以上の作品を描き残したといわれている。そんな数々の名作をこの世に送り出してきた北斎だが、彼の<人生>に関する資料は少なく、故に様々な逸話が生み出されてしまったことも事実だ。そこで映画『HOKUSAI』は、数少ない忠実を基に、そのベールに包まれた北斎の人生を独自の視点と解釈によって紐解いていく。風紀の乱れを正すべく幕府によって風俗が厳しく取り締まられていた江戸時代後期におい て、町人文化を彩った浮世絵もまた規制の対象とされていた。そんな中でも、「俺は俺の好きに描く」と北斎はひとり北極星のごとくブレることなく画狂人生をまい進。表現者としての自由を求めて、筆ひとつで激動の時代に挑み続けた。『HOKUSAI』では、青年期・老年期に北斎の人生に大きな影響をもたらした2人の人物のエピソードから映し出す「人間・北斎」、そして北斎の手掛けた作品「三つの波の秘密」の誕生秘話が明かされる。柳楽優弥&田中泯W主演葛飾北斎(青年期)役:柳楽優弥北斎に挑むのは、海外からも高い評価を受ける2人の日本人俳優。映画『誰も知らない』で、第57回カンヌ国際映画祭において最優秀主演男優賞を日本人初、史上最年少で受賞した柳楽優弥が、才能は認められながらも売れない絵師として葛藤の中で筆をとり続けた青年期を演じる。葛飾北斎(老年期)役:田中泯また、俳優としてだけでなく舞踊家として世界を舞台に活躍する田中泯が、芸術家としての情熱を失うことなく孤独に自らの画才を磨き続けた老年期の北斎を務める。本作で田中は、北斎の自画像を参考に容姿を似せるため、頭を剃るなど、徹底した役作りを見せている。主役級の豪華キャスト陣2人の脇を固めるのは、日本を代表する主役級の豪華キャスト陣だ。蔦屋重三郎役:阿部寛青年期の北斎を見出した名プロデューサー・蔦屋重三郎は、『のみとり侍』主演の阿部寛が演じる。柳亭種彦役:永山瑛太老年期の北斎とパートナーを組む人気戯作者・柳亭種彦には、『ミックス。』で主演を演じた永山瑛太。喜多川歌麿役:玉木宏さらに、青年期の北斎がライバル意識を向ける美人画の大家・喜多川歌麿を『悪と仮面のルール』の玉木宏が演じる。なお、監督は、『探偵はBARにいる』シリーズや『相棒』シリーズを手掛けた橋本一が務める。ストーリー腕はいいが、食うことすらままならない生活を送っていた北斎に、ある日、人気浮世絵版元(プロデューサー)蔦屋重三郎が目を付ける。しかし絵を描くことの本質を捉えられていない北斎はなかなか重三郎から認められない。さらには歌麿や写楽などライバル達にも完璧に打ちのめされ、先を越されてしまう。“俺はなぜ絵を描いているんだ?何を描きたいんだ?”もがき苦しみ、生死の境まで行き着き、大自然の中で気づいた本当の自分らしさ。北斎は重三郎の後押しによって、遂に唯一無二の独創性を手にするのであった。ある日、北斎は戯作者・柳亭種彦に運命的な出会いを果たす。武士でありながらご禁制の戯作を生み出し続ける種彦に共鳴し、二人は良きパートナーとなっていく。70歳を迎えたある日、北斎は脳卒中で倒れ、命は助かったものの肝心の右手に痺れが残る。それでも、北斎は立ち止まらず、旅に出て冨嶽三十六景を描き上げるのだった。そんな北斎の元に、種彦が幕府に処分されたという訃報が入る。信念を貫き散った友のため、怒りに打ち震える北斎だったが、「こんな日だから、絵を描く」と筆をとり、その後も生涯、ひたすら絵を描き続ける。描き続けた人生の先に、北斎が見つけた本当に大切なものとは…?【詳細】映画『HOKUSAI』公開日:2021年5月28日(金)※当初は2020年5月29日(金)公開を予定していたが、延期。既に購入済みの前売り券は、延期後も使用可能。監督:橋本一企画・脚本:河原れん出演:柳楽優弥、田中泯、玉木宏、瀧本美織、津田寛治、青木崇高、辻本祐樹、浦上晟周、芋生悠、河原れん、城桧吏、永山瑛太、阿部寛ほか■葛飾北斎を知る・体験する入門書『HOKUSAI NOTE』発売日:2020年2月27日(木)監修:安村敏信価格:1,364円+税ISBN:978-4-906953-85-1発行:STARDUST HD./発売:SDP葛飾北斎の人物像に迫る書籍『HOKUSAI NOTE』葛飾北斎の「人物像」を追った書籍『HOKUSAI NOTE』も発売。北斎の残した作品や時代背景に迫るほか、生涯 90回以上も引っ越しをしたという逸話から、北斎ゆかりの地も紹介。葛飾北斎の作品を楽しめる美術館や浮世絵ができるまでの制作レポート、北斎をリスペクトする現代アーティストのインタビューページなどが掲載されている。
2019年08月10日東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館が移転・リニューアルし、SOMPO美術館として東京・新宿に開館。なお、当初2020年5月28日(木)の開館を予定していたが、未定となった。1976年に開館し、アジアで唯一ゴッホの《ひまわり》を見ることができる美術館として親しまれてきた東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館。館内には、ゴッホのほか、ゴーギャンやセザンヌ、アメリカ素朴派画家グランマ・モーゼスの作品などを常設で展示している。新たに誕生するSOMPO美術館では、西洋絵画や、所蔵する東郷青児などの作品と同時代の近代・現代の美術作品を紹介。オープン時には、常設展示としてゴッホの《ひまわり》を紹介するほか、開館記念展を2期に分けて開催する。開館記念展I:珠玉のコレクション一いのちの輝き・つくる喜び“ 珠玉のコレクション一いのちの輝き・つくる喜び ”と題した「開館記念展I」では、見る人に非日常的な感性への気づきを促す約70点の作品を展示する。中でも注目は、約10年振りの公開となる自然を愛した日本画の大家・山口華楊の初期の大作《葉桜》。絵画表面の古い腰を除去する洗浄作業など、作品の修復過程を紹介する。また、 画面の表面に塗布されていた古いニスを除去する洗浄作業を行ったルノワールの《浴女》《帽子の娘》も公開する。開館記念展II:秘蔵の東郷青児-多才な画家の創作活動に迫る「開館記念展II」では、SOMPO美術館が収蔵する「東郷青児コレクション」の中から、東郷の代表的な絵画や彫刻などの作品約50点、関連作家の作品約50点、そして絵筆やイーゼル等の画材や出版印刷物など、未公開品を含む資料約100点を紹介する。会場では、優美な女性を描いた東郷の絵画群「青児美人」の代表作が3年ぶりの大規模展示として公開。また、縦2メートルを超える油彩画の大作《リオ・デ・ジャネイロ》を、 大小の下絵、実物大の下絵を転写したキャンバスと並べて展示。その中から、変更や修正などの制作過程を間近で体感できる。【詳細】SOMPO美術館オープン日:未定※2020年5月28日(木)を予定していたが延期となった。住所:東京都新宿区西新宿1丁目26-1階数:地上6階地下1階■開館記念展I、II期間:・開館記念展I 会期未定・開館記念展II 2020年7月18日(土)~9月4日(金)休館日:月曜日(8月10日(月)は開館、 7月6日(月)~7月17日(金)は展示替期間)料金:一般1,000円、大学生700円、高校生以下無料
2019年08月02日人気キャラクター“すみっコぐらし”の展覧会「おっきなすみっコぐらし展~みんなですみっコバスツアー~」が、東京・新宿高島屋 11階特設会場にて開催される。期間は2019年7月30日(火)から8月5日(月)まで。“すみっコぐらし”は、「電車に乗ったり、カフェに行ったりした時、すみっこの席を確保したい...」というように、“すみっこにいるとなぜか落ち着く”という気持ちをテーマにしたキャラクター。2019年にキャラクター誕生から7周年を迎える。「おっきなすみっコぐらし展~みんなですみっコバスツアー~」は、会場内に音声ガイドを6箇所設置し、コーナー別にバス停を置くなどして、“バスツアー”の雰囲気を楽しめる展覧会となっている。コーナーはテーマ別に分けられており、個性豊かなすみっコたちを紹介する「すみっコ博物館」、すみっコやうみっコたちと一緒に、うみの世界を体験できるフォトスポット「すみっコ水族館」、パン店長とパンづくりを楽しむすみっコたちと写真撮影ができる「パン屋すみっコ」などを展開。「すみっコ美術館」コーナーでは、歴代のすみっコぐらしのアートや、絵本の原画を展示。この展覧会でしか見ることができない、貴重な資料を並べる。また、7色のたぴおかとすみっコたちが、誕生7周年を祝う「7周年パーティー会場」コーナーも登場する。会場では、イベント限定グッズも販売。すみっコたちを描いたハンカチやランチトートバッグ、クリアファイル、缶バッジコレクションのほか、すみっコぐらしとサクマドロップのコラボレーションによる缶入りキャンディも発売される。【詳細】「おっきなすみっコぐらし展~みんなですみっコバスツアー~」開催期間:2019年7月30日(火)~8月5日(月)場所:新宿高島屋 11階特設会場住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-2入場時間:10:00~19:30(20:00閉場)※ただし8月2日(金)・3日(土)は20:00まで(20:30閉場)※入場料:一般500円、大学・高校生300円、中学生以下無料限定グッズ例:・おっきなハンカチ(全2種) 各1,188円(税込) 1人1種につき5個まで・ランチトートバッグ 1,512円(税込) 1人5個まで・すみっコぐらし×サクマドロップ 540円(税込) 1人5個まで【問い合わせ先】TEL:03-5361-1111(新宿高島屋代表)
2019年07月25日展覧会「ボストン美術館展 芸術×力」が、2020年4月16日(木)から7月5日(日)まで、東京都美術館にて開催される。「ボストン美術館展 芸術×力」は、古代エジプトからアジア・ヨーロッパ・アメリカの美術をはじめ、古代から現代までを収集し、百科事典的な幅の広さと質の高さで知られるアメリカ・ボストン美術館の収蔵作品が並ぶ展覧会。会場には、古今東西の権力者たちが自らの力の大きさを示すために利用したとされる威厳に満ちた肖像画や、宮廷を彩った美しい工芸品など、エジプトやヨーロッパ・インド・中国・日本といったさまざまな地域の作品が約60点並ぶ。また、日本にあれば国宝とも言われる「吉備大臣入唐絵巻」「平治物語絵巻 三条殿夜討巻」が揃って出展。さらに、江戸時代 伊勢・長島藩の藩主だった増山雪斎の作品を本展のために修復し展示。貴重な作品を通して、力とともにあった芸術の歴史を振り返ってみてはいかがだろうか。【詳細】「ボストン美術館展 芸術×力」会期:2020年4月16日(木)~7月5日(日)場所:東京都美術館住所:東京都台東区上野公園8−36※開室時間、休室日、チケットの発売等詳細については、決まり次第公式サイトに掲載。【問い合わせ先】TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2019年07月19日企画展「レスコヴィッチコレクション 広重・北斎とめぐるNIPPON」が京都の細見美術館にて開催される。会期は2019年8月27日(火)から10月20日(日)まで。19世紀欧米のアートシーンに多大な影響を与えた過去を背景に、海外にも愛好者の多い浮世絵。「レスコヴィッチコレクション 広重・北斎とめぐるNIPPON」では、パリ在住のポーランド人コレクター、ジョルジュ・レスコヴィッチの浮世絵コレクションが紹介される。みどころは、渓斎英泉と歌川広重が分担して、江戸と京をむすぶ中山道(木曾街道)を主題に描いた《木曾街道六拾九次》だ。シリーズの全版画が揃っているばかりでなく、そのすべてが初摺である作品を目にする貴重な機会となる。本展ではさらに、日本でも人気の高い歌川広重の《六十余州名所図会》、《京都名所》、葛飾北斎の《富嶽三十六景》、《諸国名橋奇覧》などの風景画が紹介される。加えて鈴木春信や喜多川歌麿の美人画、東洲斎写楽の役者絵などを通して、江戸の粋な町人文化に触れられる構成となっている。浮世絵の織りなす色鮮やかな世界へと誘われてみては。【詳細】レスコヴィッチコレクション 広重・北斎とめぐるNIPPON会期:2019年8月27日(火)~10月20日(日) ※期間中展示替あり。休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌火曜日)開館時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)会場:細見美術館住所:京都市左京区岡崎最勝寺町6-3観覧料:一般 1,500円(1,400円)、学生 1,000円(900円)、中学生・小学生は無料※( )内は20名以上の団体料金【問い合わせ先】TEL:075-752-5555
2019年07月19日人気キャラクター“すみっコぐらし”がスイーツパラダイス4店舗&渋谷のモディ・コンセプトカフェとコラボレーション。「すみっコぐらしブックカフェ」として、2019年7月13日(土)より順次、スイーツパラダイス上野ABAB店・丸井大宮店・天王寺店・広島パルコ店で、8月1日(木)よりコンセプトカフェで開催される。“すみっコぐらし”とは?“すみっコぐらし”とは、「すみっこが好き」というちょっぴりネガティブな一面を持ち合わせているユニークなキャラクター。常に身を寄せ合うように暮らしている彼らの愛らしい姿には、小学生だけでなく、20~30代を中心とする女性たちも虜に。近年は、ユニクロ(UNIQLO)のUTに登場したり、アニメーション映画化が実現するなど、様々なジャンルで話題を集めている。キャラクターモチーフのフードメニュー今回開催される「すみっコぐらしブックカフェ」は、そんな“すみっコぐらし”をモチーフにしたメニューを提供。キュートなキャラクターを飾ったタコライスやハンバーガー、サンドイッチといったフードメニューをはじめ、「とかげとおかあさんのロールケーキ」「きょうりゅうのぷっちんたまごプリン」といったスイーツを用意する。スイパラ限定ドリンクまたスイーツパラダイス限定で、コラボレーションドリンクも登場。キャラクターのカラーと合わせたアイスドリンクや、全13種類の絵柄を用意したホットドリンクなど、“すみっコぐらし”の世界観を楽しめるラインナップを揃えている。異なる提供方法なお両店ではそれぞれ提供方法が異なる。スイーツパラダイスでは、通常の食べ放題にプラスして、各メニューの追加注文が可能。一方コンセプトカフェでは、単品からコラボメニューを注文することが出来る。それぞれの店舗では、コラボメニューの注文で、オリジナルステッカーやコースターといったプレゼントも用意している。【詳細】「すみっコぐらしブックカフェ」■スイーツパラダイス価格:スイーツパラダイス食べ放題大人1500円~+コラボフード及びデザート600円/コラボドリンク500円ノベルティ:入店時にオリジナルペーパーランチョンマット、コラボメニュー注文で13種類のオリジナルコースターを1枚ランダムでプレゼント<開催店舗/期間>・スイーツパラダイス上野ABAB店期間:2019年7月13日(土)~8月23日(金)住所:東京都台東区上野4-8-4 上野ABAB7FTEL:03-3831-7522・スイーツパラダイス丸井大宮店期間:2019年7月13日(土)~8月9日(金)住所:埼玉県さいたま市大宮区桜木町2-3 7FTEL:048-648-5552・スイーツパラダイス天王寺店期間:2019年7月13日(土)~8月9日(金)住所:大阪市天王寺区悲田院町10-39 天王寺ミオ11FTEL:06-6775-4180・スイーツパラダイス広島パルコ店期間:2019年7月13日(土)~8月2日(金)住所:広島市中区本通10-1 広島パルコ本館B1TEL:082-249-0141■コンセプトカフェ期間:2019年8月1日(木)~8月29日(木)価格:1品500円~注文可。※食べ放題ではないノベルティ:入店時にオリジナルペーパーランチョンマットを、コラボメニュー注文で13種類のオリジナルステッカーを1枚ランダムでプレゼント。<店舗情報>住所:東京都渋谷区神南1-21-3 渋谷modi 7FTEL:03-6712-7313営業時間:11:00~22:00(ラストオーダー 21:00)
2019年07月14日劇場版アニメーション『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』が、2019年11月8日(金)に公開される。「すみっコぐらし」とは?“すみっコぐらし”は、2012年に誕生したサンエックスの人気キャラクター。さむがりの“しろくま”や、自信がない“ぺんぎん?”、はずかしがりやの“ねこ”など、個性豊かなキャラクター達に共通しているのは、全員“すみっこが好き”という事。そんなちょっぴりネガティブな一面を持ちながらも、互いに身を寄せ合うよう暮らす彼らの愛くるしい姿は、小学生のみならず、20代~30代を中心とする女性たちの心を掴み、公式ツイッターのフォロワーは22万人を達成。また「日本キャラクター大賞 2019」ではグランプリに輝いた。“すみっコ”たちが繰り広げる新たなストーリー『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』では、“すみっコぐらしチーム完全監修”のもと、そんな“すみっコ”たちの大冒険を描く。物語の始まりは、喫茶店の地下室に隠された“不思議な絵本”との出会い。絵本を開けると、すみっコたちはそのページの中へと吸い込まれてしまうー。絵本の中ですみっコたちが出会うのが、オリジナル新キャラクターとなる「ひよこ?」。迷子のひよこ?の仲間を探すために旅に出ることになったすみっコだが、そのせいで絵本の物語は大混乱。果たしてひよこ?は無事に帰れるのか?そしてすみっコの運命はいかにー?!ナレーションに、井ノ原快彦×本上まなみ劇中でナレーションを務めるのは、アニメ映画のナレーション初挑戦と なる井ノ原快彦(V6)と、女優として活躍する本上まなみ。井ノ原は、「今回アニメ映画のナレーションは初めてだったんですが、楽しい収 録でした。まんきゅう監督とも息が合って、普段自分では使わな いような声を引き出していただきました。 気になるキャラクターは、えびふらいのしっぽです。僕はいつも残さ ず食べるので、最後まで食べてほしいっていう願いを叶えてあげら れるかなと思いました。」とコメント。一方これまでも数々のナレーター経験を持つ本上は、「今回は絵本の語りを担当しました。みなさんも読んだことのあるお 話がきっとあるはず。すみっコたちは映画のなかでもすみっこにいるのかな?ひみつのコって誰だろう?ご家族やお友だちと一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。」と語っている。製作チームなおメガホンを握るのは、「磯部磯兵衛物語」「アイドルマスター シンデレラガールズ劇場」のまんきゅう監督。脚本は「銀河銭湯パンタくん」「タクシードライバー祗園太郎」の角田貴志が担当する。【あらすじ】いつもの喫茶店、いつものすみっこ。その地下室に隠された、ふしぎな絵本とは・・・?ある日の午後、お気に入りの喫茶店「喫茶すみっコ」へとやってきたすみっコたち。おなかをすかせて注文した料理を待っていると、突然、地下室から物音が。「地下室のすみっこに誰かいる・・・?」みんなで中に入って行くと、そこには一冊のとびだす絵本。ひどくボロボロで、ページの大事なところがなくなっている。桃太郎のお話のページには背景があるだけで、おじいさんもおばあさんもいない。すると突然、大きな影が現れて、えびふらいのしっぽが絵本にすいこまれてしまう!すみっコたちがおっこちた物語の世界にいたのは・・・新しいすみっコ?【詳細】『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』公開日:2019年11月8日(金)全国ロードショー原作:サンエックス監督:まんきゅう脚本:角田貴志(ヨーロッパ企画)美術監督:日野香諸里アニメーション制作:ファンワークス配給:アスミック・エース■ムビチケ情報9月20日(金)より特典付前売り券(ムビチケ)第2弾全国の劇場にて発売※数量限定、「映画すみっコぐらしパズル キーホルダー【第2弾】ものがたりVer.」 付属。
2019年07月13日2015年5月以来休館中であった東京・京橋にあるブリヂストン美術館が7月1日、館名を「アーティゾン美術館(ARTIZON MUSEUM)」へ変更。先駆けて旧ブリヂストン美術館が入居していたブリヂストンビルは、2016年6月から始まった建て替え工事を経て、7月5日に「ミュージアムタワー京橋」として完成。アーティゾン美術館の開館は、2020年1月の開館を予定している。1952年1月の開館以来、60年以上にわたり、東西の名画にふれあう機会を提供してきたブリヂストン美術館。新たな「アーティゾン美術館」のアーティゾンとは、「ART」と「HORIZON」からの造語。“創造の体感”という新コンセプトのもと、古美術、日本近代洋画、印象派、20世紀美術、現代美術まで楽しめる美術館として生まれ変わる。「アーティゾン美術館」は、2020年1月に開館を予定しており、「ミュージアムタワー京橋」の低層部に立地する。入口は、従来の八重洲通り沿いから、銀座中央通り沿いへと移動。また展示室を従来の展示面積の約2倍に拡張し、旧美術館では実現できなかった大規模な企画展と、コレクション展の同時開催を叶える。「京橋彩区」左)ミュージアムタワー京橋と、右)(仮称)新TODAビル 文化貢献施設東京駅八重洲口から歩いて5分、美術館、ギャラリー、古美術商などが集積するこの東京都中央区京橋一丁目7番地の街区は、“まちに開かれた芸術・文化拠点”を形成することを目指し、2024年に向けて新たに「京橋彩区」として、文化貢献施設の建設を推進中。先述の2020年1月開館予定の「ミュージアムタワー京橋」を含む「京橋彩区」は、大きく3つで構成される。あとの2つは2024年のグランドオープンに向けて、アーティストやクリエイターを支援するコワーキングスペース、イベントホール、ショップなどが入居する「(仮称)新TODAビル 文化貢献施設」と、多様な芸術・文化イベントを催す中央通り沿いの広場「(仮称)アートスクエア」を建設中。なお、「(仮称)アートスクエア」は先行して一部、2019年7月にオープンを予定している。
2019年07月05日東京・上野の駅前に建つ国立西洋美術館が1959年に開館してから、今年で60年。日本を代表する公共美術館として知られる同館だが、その礎となったのが、実業家・松方幸次郎(1866-1950)による「松方コレクション」だ。明治の元勲・松方正義の三男として生まれた幸次郎は、エール大学などで学んだ後、神戸の川崎造船所の初代社長となる。財界で活躍する一方、日本に本格的な美術館がないことに気づいた幸次郎は、やがて美術館設立の構想を抱くように。さっそくロンドンやパリで自ら買い付けた美術品は、その数なんと3000点以上!絵画から彫刻、素描、版画など、大作から小品まで多岐にわたる作品群には、モネやゴーガン、ゴッホ、ロダンなど超一流の作品も多数。今回はその「松方コレクション」が流転の運命を経て再び西洋美術館の礎となるまでを、時代背景と共にたどる展覧会だ。6月10日、同美術館で行われた報道内覧会に足を運んだ。【チケット情報はこちら】内覧会ではまず主任研究員の陳岡めぐみ氏が、「『松方コレクション』のこれほど大規模な展覧会は初めての開催。松方幸次郎が収集を始めた1916年から現在まで約100年の中で、コレクションの形成から散逸、一部が国立西洋美術館に所蔵されるまでの歴史をたどる構成となっています」と解説。また「特にここ数年で調査研究が進み、行方の知れなかった美術品の発見など、新たな成果も展示。西洋美術館をよく知る方も、新しい楽しみ方ができるはず」と自信をのぞかせた。内覧会の後半では研究員の邊牟木尚美氏が、2016年にパリで発見され、同館に寄贈されたことで話題を集めたモネの大作『睡蓮、柳の反映』の前でレクチャー。幸次郎がモネから直接購入したことでも知られるが、発見時には上半分が失われ、残った部分も損傷が激しい状態。今回は1年をかけて細かい修復を繰り返し、現存部分が復元されたことが紹介された。実際に観てみると、たしかに欠けた上半分は痛々しいものの、修復された残りの部分はモネならではの美しさ。中ほどにちょこんと描かれたピンクの花が、まるで本物の花のように浮き上がって見えることに驚かされる。展示はルノワール『アルジェリア風のパリの女たち(ハーレム)』、ミレイ『あひるの子』、ロダン『考える人』など同館おなじみの作品に加え、戦前に散逸して以来、初めて「松方コレクション」として公開される作品も多数。今ではオルセー美術館に所蔵されているゴーガン『扇のある静物』やゴッホ『アルルの寝室』、バーゼル美術館所蔵のマティス『長椅子に座る女』などの作品が登場。貴重な“再会”を果たしているのも見どころとなっている。松方コレクション展は9月23日(月・祝)まで、東京・国立西洋美術館にて。取材・文/佐藤さくら
2019年06月19日「綴プロジェクト ─高精細複製画で綴る─スミソニアン協会フリーア美術館の北斎展」が、2019年6月25日(火)から8月25日(日)までの期間、すみだ北斎美術館で開催される。日本美術の宝庫「フリーア美術館」とは?日本美術の宝庫として知られるアメリカの国立スミソニアン協会フリーア美術館。スミソニアン博物館群の一つで、実業家チャールズ・ラング・フリーアが収集した美術品が収蔵されている。館内には、隣接する施設の作品も含め約1万2,700点もの日本美術を収蔵。中でも葛飾北斎の肉筆画は世界屈指のコレクションを誇る。また、フリーアの遺言により所蔵品はすべて門外不出となっており、現在でもその方針が守られている。“門外不出”作品の高精細複製画が日本初公開「綴プロジェクト ─高精細複製画で綴る─スミソニアン協会フリーア美術館の北斎展」は、国立スミソニアン協会フリーア美術館の協力のもと開催される展覧会。同館が誇る世界最大級の北斎肉筆画コレクションの中から13点の高精細複製画を製作し、すみだ北斎美術館が所蔵する約130点の関連作品と共に日本で初公開される。版画「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」と肉筆画「波濤図」の“波”を比較展示見どころは、北斎が繰り返し描いた自然のモチーフに焦点を当てた比較展示だ。中でも、すみだ北斎美術館が所蔵する北斎の冨嶽三十六景において代表的な版画「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」と、フリーア美術館所蔵の肉筆画「波濤図」(展示は高精細複製画)に注目。版画「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」の“鉤爪”のような波頭の描き方が、肉筆画「波濤図」からも見てとれる。六曲一双の大作「玉川六景図」の新たな発見また、六曲一双の屏風「玉川六景図」に関する詳細な研究結果にも注目。フリーア美術館収蔵の六曲一双の屏風「玉川六景図」は、右隻に人物、左隻に風景となっている。しかし、新たな研究により、後年にその配列が再構成されていた可能性が高いことが明らかになった。そんな「玉川六景図」だからこそ、元の配列での展示を実施。研究による新たな発見を間近で見ることができる。また、すみだ北斎美術館所蔵の「千鳥の玉川図」との比較も見どころだ。動植物作品や美人画もまた、類まれな観察眼と描写力によって描かれた「十二ヶ月花鳥図」(展示は高精細複製画)など、北斎の画業を語るうえで欠かすことのできない動植物作品や、「年始まわりの遊女図」(展示は高精細複製画)といった美人画も展示。フリーア美術館作品の数々を体感できる貴重な機会となっている。「綴プロジェクト」─高精細複製画で綴る─スミソニアン協会フリーア美術館の北斎展会期:2019年6月25日(火)~8月25日(日)・前期6月25日(火)~7月28日(日)・後期7月30日(火)~8月25日(日)※前後期で一部展示替えを実施場所:すみだ北斎美術館住所:東京都墨田区亀沢2-7-2開館時間:9:30~17:30(入館は17:00まで)休館日:毎週月曜日(祝日または振替休日の場合は、翌平日)観覧料:一般1,000円(800円)、高校生・大学生700円(560円)、中学生300円(240円)、65歳以上700円(560円)、障がい者300円(240円)※()は団体料金。※団体は有料の人20人以上。※小学生以下は無料。※中学生・高校生・大学生(高専、専門学校、専修学校生含む)は生徒手帳または学生証を提示。※65歳以上の人は年齢を証明できるものを提示。※身体障がい者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳、被爆者健康手帳などの持参者及びその付添の1名まで障がい者料金で観覧可能。(入館の際は、身体障がい者手帳などを提示)◎本展のチケットは、会期中観覧日当日に限り、AURORA(常設展示室)も観覧可能。【問い合わせ先】すみだ北斎美術館TEL:03-6658-8936
2019年06月16日体感型展覧会「光と遊ぶ超体感型ミュージアム 帰ってきた!魔法の美術館」が、新潟市新津美術館にて2019年6月15日(土)から9月1日(日)まで開催される。「光と遊ぶ超体感型ミュージアム 帰ってきた!魔法の美術館」は、鑑賞者の動きに反応するインタラクティブなアート作品を楽しめる、体感型展覧会。色とりどりの光や音、映像を用いた作品が、鑑賞者の動きに合わせて様々に変化する。展示作品は全て実際に触ることができ、写真撮影やSNSへの投稿も可能だ。「魔法の美術館」は日本各地を巡回しており、新潟市新津美術館での開催は2015年以来2回目。新たなラインナップの作品を揃え、まるで魔法のような、光に溢れた世界観を演出する。例えば、藤本直明の《色のある夢》は、鑑賞者の影が7色に変化し、カラフルな光のショーを楽しめる作品。また、流れる五線譜に星のシルエットを並べると、きらきらと輝きながらメロディを奏でる宮本昌典/小岩原直志の《ensemble silhouette》、カードに描かれたロボットたちを、テーブルの上にかざすと動き出す緒方壽人(Takram)の《ON THE FLY PAPER》など、観客の動作と連動して変化していく、遊び心に溢れた作品が揃う。【詳細】光と遊ぶ超体感型ミュージアム 帰ってきた!魔法の美術館会期:2019年6月15日(土)~9月1日(日)休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館。ただし6月24日、7月29日、8月5日・19日は開館)開館時間:10:00~17:00(鑑賞券販売は16:30まで)会場:新潟市新津美術館展示室1・2・3住所:新潟市秋葉区蒲ケ沢109番地1(花と遺跡のふるさと公園内、新潟県立植物園のとなり)TEL:0250-25-1300観覧料:・当日券 一般 1,000円、大学・高校生 500円、中学生以下無料※有料20名以上は団体料金で2割引※新潟県立植物園および新潟市鉄道資料館の入館券、SLばんえつクーポンを持参の方は2割引※障がい者手帳・療育手帳持参者は無料(手帳の提示が必要)※チラシ持参で100円割引
2019年06月13日印象派・ポスト印象派の殿堂として知られる、イギリス・ロンドンのコートールド美術館の名品約60点を紹介する「コートールド美術館展魅惑の印象派」が東京都美術館で9月10日(火)から12月15日(日)まで開催。同美術展の報道発表会が行われた。【チケット情報はこちら】コートールド美術館は、イギリスの実業家サミュエル・コートールドが収集したコレクションを核に、ロンドン大学付属のコートールド美術研究所の展示施設として1932年に開館。通常めったに貸し出されることのない数々の名品たちが、同館の改修工事(2018年9月~2021年)に伴い、約20年ぶりとなる来日が実現。今回の展覧会では、コートールド美術研究所が美術史や保存修復の世界有数の研究機関であることにも注目。展示は「画家の言葉から読み解く」「映された時代から読み解く」「素材・技法から読み解く」の3章で構成される。注目すべき作品は、メイン・ヴィジュアルにも使用されているエドゥアール・マネ(1832-1883)最晩年の傑作《フォリー=ベルジェールのバー》(1882)。「フォリー=ベルジェール」は当時のパリで、歌や踊り、曲芸など多彩な出し物で人気を博したミュージックホールだ。喧騒に包まれた同ホールを描いた本作は、表情が読み取りにくいバーメイドや画面の大半を占める鏡、その鏡に映る不自然に右に大きくずれた後ろ姿など、発表以来様々な議論を呼んでいる。報道発表会には特別ゲストとして、作家・ドイツ文学者の中野京子氏が登場。「フォリー=ベルジェールはあらゆる階層の人が楽しめた歓楽施設。食事やお酒、おしゃべりも楽しめる、一種の社交場でもあった」と言い、同作の構図については「すべてがイリュージョン。鏡を使ったたくらみに満ちた画面」と語った。《フォリー=ベルジェールのバー》のほかにもルノワールの《桟敷席》(1874)、ゴーガンの《ネヴァーモア》(1897)、モディリアーニの《裸婦》(1916頃)、セザンヌの油彩10点など選りすぐりの作品が展示される。同展は東京都美術館のほか、2020年1月3日(金)~3月15日(日)に愛知県美術館、3月28日(土)~6月21日(日)に神戸市立博物館に巡回。チケットぴあでは、大ベストセラーシリーズ「怖い絵」の著者でもある作家・ドイツ文学者、中野京子氏の特別講演会と、同展の公式図録と音声ガイドがセットになったチケットを独占販売中。
2019年05月27日六本木ヒルズ森タワー52階の森アーツセンターギャラリーで『新・北斎展 HOKUSAI UPDATED』が開かれています。展示替えをしながら約480件もの作品を展示する大規模展覧会は超必見。お江戸アートを満喫できるカフェもご紹介!新しい北斎に会える!【女子的アートナビ】vol. 140『新・北斎展 HOKUSAI UPDATED』では、江戸時代後期に活躍した絵師、葛飾北斎(1760-1849)の作品、約480件(会期中展示替えあり)を紹介。20歳から90歳までの約70年におよぶ画業を6章にわけて展示しています。誰もが知る傑作や名品はもちろん、アメリカ・シンシナティ美術館が所蔵する肉筆画や、近年国内で発見された貴重な作品などの初公開作品も登場。新しい北斎に出会える展覧会です。最初はうまくなかった…?世界で最も有名な日本のアーティストのひとりである北斎が浮世絵界にデビューしたのは20歳のとき。はじめは勝川春朗と名乗り、当時人気のあった歌舞伎役者の絵をはじめ、美人画や子どもの絵、名所絵、さらには絵本の挿絵など、さまざまなジャンルの作品を手がけていました。展覧会を監修された浮世絵研究家の根岸美佳さんによると、巨匠北斎でも「デビュー当時は絵が拙い部分もあった」とのこと。そこから努力を重ね、最後には世界的にも有名な富士山や波の絵を生み出せるようになっていったそうです。初公開作品は必見!また、『新・北斎展』というタイトルには、新発見・初公開という意味もこめられているそうで、会場には多くの初公開作品が展示されています。なかでも必見は、全118点もある《津和野藩伝来摺物》。保存状態がよかったため、美しい色彩も楽しむことができます。ちなみに、摺物(すりもの)というのは一般の出版物とは異なり、「お金持ちがお金を出し合って作るプライベートの出版物なので、贅沢な絵の具などを使っている」(根岸さん)とのこと。細密に描かれているため、細かい部分まで見てみるといいそうです。この展覧会は、北斎研究の第一人者である永田生慈さんが企画・監修したもので、展示作品件数の約7割は彼のコレクションからなります。半世紀にわたり北斎の研究や作品の発掘、収集を続け、『新・北斎展』の準備も進めていたそうですが、永田さんは2018年2月に他界されました。これまでに収集された北斎作品は2000件を超え、それらは故郷の島根県に寄贈。今展に出品されたあとは、故人の遺志により、島根県のみで公開されることになっています。カフェでもお江戸気分に♪また、会場の森アーツセンターギャラリーと同フロアにある『Cafe THE SUN』では、期間限定で北斎作品から着想を得たオリジナルメニューを楽しめます。特に北斎の「冨嶽三十六景凱風快晴」をイメージした『赤富士カレー』(税込¥1,566)は写真映えすること間違いなし!ほかにも、「冨嶽三十六景神奈川沖浪裏」をイメージした『浪裏デザートプレート』(税込¥1,706)や、わらび餅、白玉、抹茶ムースなど和スイーツを盛り込んだ『北斎漫画パフェ』(税込¥1,404)などスイーツも充実しています。お得なチケットセットも…また、現在上野の東京都美術館で開催中の『奇想の系譜展江戸絵画ミラクルワールド』と『新・北斎展』を会期中に1回ずつ見られるお得なセット券(税込¥2800)も販売中です。美術史家・辻惟雄氏(1932~)が、1970年に出版した『奇想の系譜』で取り上げた画家たちの名品を紹介するこの展覧会でも、伊藤若冲など江戸時代のアートをたっぷり楽しめます。ぜひ両展あわせて、足を運んでみてくださいね!Information展覧会名:『新・北斎展 HOKUSAI UPDATED』期間:~3月24日(日) ※会期中展示替えあり開館時間:10:00~20:00、火曜日のみ17:00まで(最終入館は閉館の30分前まで)休館日:2月19日(火)、2月20日(水)、3月5日(火)会場:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー 52階)観覧料:一般 ¥1,600/高大生¥1,300/小中学生 600円
2019年02月16日葛飾北斎の約70年にも及ぶ画業の遍歴を、一挙にまとめて紹介する『新・北斎展 HOKUSAI UPDATED』が、3月24日(日)まで、東京・森アーツセンターギャラリーにて開催されている。本展は北斎研究の第一人者である、故・永田生慈氏のコレクションが中心となっており、その展示数は約480件(会期中展示替えあり)にものぼる。【チケット情報はこちら】画号の変化とともに、その作風も大きく変えていった北斎。会場は春朗期(20~35歳ごろ)、宗理期(36~46歳ごろ)、葛飾北斎期(46~50歳ごろ)、戴斗期(51~60歳ごろ)、為一期(61~75歳ごろ)、画狂老人卍期(75~90歳ごろ)の6期に分けられ、若年期から老年期までを順に辿ることが出来る。勝川春章に入門し、勝川春朗の号でデビューした北斎。役者絵や名所絵、黄表紙といった本の挿絵など、さまざまな題材を描くことで絵師としての基礎を築いていく。この春朗期では、全長約9メートルという大作(通期展示、場面替えあり)を本邦初公開。また「鍾馗図」(~1月28日(月)までの展示)は、春朗期の落款のある唯一の肉筆画となる。勝川派から離れ、新たなスタイルを摸索し始めた北斎。その宗理期に初めて手がけたと言われる摺物が、(通期展示、118枚を4期に分けて展示)だ。摺物とはいわゆる私家版で、贅沢な絵の具や刷りが用いられており、さらに本作は保存状態も非常によかったため、当時のままの鮮やかな色彩を楽しむことが出来る。葛飾北斎期で注目は、シンシナティ美術館所蔵の(通期展示)。また戴斗期の「冨嶽三十六景 凱風快晴」(~2月18日(月)までの展示)や「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」(2月21日(木)~3月24日(日)まで展示、~2月18日(月)までは所蔵先が異なります)、3900ものスケッチからなる『北斎漫画』、さらに為一期では「百物語」を題材にした不気味な怪奇ものなど、これぞ北斎!と言われる名作が続く。そして画狂老人卍期で待ち構えるのが、長らく行方不明になっていたが、永田氏の調査によって、西新井大師總持寺で発見された(通期展示)。北斎最大級の肉筆画にして、作品が放つその圧倒的なパワーと細密な描写は、齢90にして北斎がたどり着いた驚愕の境地と言える。会場では北斎らしい、粋でユーモアの光るオリジナルグッズを多数販売。また同フロアのカフェ・THE SUN 茶寮 featuring 北斎では、赤富士カレー(1566円)や北斎漫画パフェ(1404円)など、作品にちなんだメニューも提供されている。目も口も心も楽しい、北斎尽くしの1日を満喫出来るはずだ。新・北斎×奇想の系譜セット券2,800円も好評発売中!取材・文:野上瑠美子
2019年01月22日東京国立近代美術館では、2019年3月19日(火)から4月7日(日)までの期間、東京国立近代美術館本館および工芸館にて「美術館の春まつり」が開催される。桜の開花シーズンに開催される「美術館の春まつり」では、桜をはじめとする花を描いた作品の特集展示や、お花見弁当など飲食販売など、様々な催しが行われる。中でも注目は、本館にて開催される所蔵作品展「MOMAT コレクション」だ。会場内の1室には、花を描いた作品が集結する。年に一度、この時期のみ公開される桜を描いた川合玉堂の重要文化財作品「行く春」の他、しだれ桜やおおしま桜といった40種類を超える希少な桜が描かれた跡見玉枝の「桜花図巻」も展示。また、加山又造の「春秋波濤」、船田玉樹「花の夕」など、花を描いた名画全16点が並べられる。会場全体では、初の試みとして初代宮川香山の「鳩桜花図高浮彫花瓶」、木村雨山の「縮緬地友禅あおい文振袖」といった工芸作品も展示される。本館では、その他「福沢一郎展 このどうしようもない世界を笑いとばせ」「イメージコレクター・杉浦非水展」や、ガイドスタッフと参加者が対話しながら、まるで作品の謎解きをするような「所蔵品ガイド」を開催。さらに、2019年4月7日(日)の無料観覧日(所蔵作品展、杉浦非水展のみ)には、「春まつりトークラリー」も開催される。また、本館前庭には床几台によるお休み処を用意し、特製お花見弁当や桜色のスパークリングワイン、甘酒といったフードやドリンクの販売も行われる。桜の名所エリアに位置する東京国立近代美術館の花の名画と共に、春の訪れを感じてみてはいかが。【詳細】東京国立近代美術館「美術館の春まつり」期間:2019年3月19日(火)~4月7日(日)会場:東京国立近代美術館住所:本館 東京都千代田区北の丸公園3-1、工芸館 東京都千代田区北の丸公園1-1休館日:月曜日 ※ただし、3月25日(月)、4月1日(月)は開館開館時間:10:00~17:00(本館のみ金曜・土曜は20:00まで) ※入館は閉館30分前まで■本館・所蔵作品展「MOMATコレクション」会期:2019年3月19日(火)~5月26日(日)観覧料:一般 500円/大学生 250円(金曜・土曜の17:00以降は一般 300円/大学生150円)※高校生以下および18歳未満、65歳以上、障害者手帳を持参の方とその付添者(1人)は無料※当日に限り、本展観覧料で「イメージコレクター・杉浦非水展」も観覧可能・「福沢一郎展 このどうしようもない世界を笑いとばせ」期間:2019年3月12日(火)~5月26日(日)(1F)・「イメージコレクター・杉浦非水展」(2F ギャラリー4)期間:前期/2019年2月9日(土)~4月7日(日)、後期/4月10日(水)~5月26日(日)■工芸館・「The 備前 -土と炎から生まれる造形美-」期間:2019年2月22日(金)~5月6日(月)【問い合わせ】東京国立近代美術館 ハローダイヤルTEL:03-5777-8600
2019年01月20日「新・北斎展 HOKUSAI UPDATED」が1月17日から3月24日まで、東京・六本木の森アーツセンターギャラリーで開催されている。十数年ぶりに東京で開催される、大規模で網羅的な北斎展となるもの。開幕に先立ち、16日に内覧会が行われ、内容が公開された。20歳のデビュー作から90歳の絶筆まで、北斎の70年間におよぶ絵師人生を作風の変遷と代表的な画号によって、春朗期(20~35歳頃)、宗理期(36~44歳頃)、葛飾北斎期(46~50歳頃)、戴斗期(51~60歳頃)、為一期(61~74歳頃)、画狂老人卍期(75~90歳頃)の6章に分けて紹介する構成となっている今回の「新・北斎展 HOKUSAI UPDATED」。会場では、「弘法大師修法図」や「北斎漫画」など、約480件(会期中展示替えあり)の作品を展示。北斎の仕事を通覧することによって、北斎がスタイルや画法を変え、常にアップデートしてきたことを理解することができるようになっているという。また、「向日葵図」(肉筆画)や「かな手本忠臣蔵」をはじめ、「円窓の美人図」、春朗期から宗理期に変わるときの過渡期の作品「鎌倉勝景図巻」など、国内外から集められた名品や初公開の作品も多数展示。さらに、118枚ある「津和野藩伝来摺物」を4期に分けてすべて展示するほか、初期の肉筆画「鍾馗図(しょうきず)」を前半のみ展示、特別出品として「隅田川両岸景色図巻」も期間限定で展示するなど、会期中に展示替えも行われるため、何回見ても楽しめるものになっている。そのほか、映像コーナーもあり、北斎研究の第一人者である故・永田生慈氏のインタビューなどを見ることもできる。同展のキュレーターで浮世絵研究家の根岸美佳は、「一般的には波の絵や赤い富士山(「冨嶽三十六景」シリーズ)で知られている北斎ですが、デビュー当時の作品から『冨嶽三十六景』に到達するまで、北斎がどれだけ努力してきたのかなども感じることができるようになっています。今までしらなった作品を見ることで新たな北斎像を感じていただければ」と語った。【展覧会概要】「新・北斎展 HOKUSAI UPDATED」会場:森アーツセンターギャラリー住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 52階会期:2019年1月17日~3月24日休館日:1月29日、2月19日、2月20日、3月5日開館時間:10:00~20:00、火曜日のみ17:00まで(最終入館は閉館の30分前まで)主催:日本経済新聞社、NHK、NHKプロモーション、森アーツセンター
2019年01月19日展覧会「北斎アニマルズ」が、2019年2月5日(火)から4月7日(日)までの期間、すみだ北斎美術館にて開催される。動物園にいるような哺乳類や鳥、虫、魚など、生き物の作品をたくさん残した葛飾北斎。本展では、今にも動き出しそうなリアリティのある動物から、ユーモア溢れる独特の作品まで、筆一本で描いてきた葛飾北斎の画技を間近で観ることができる。会場は3つの展示から構成される。第1章では、鳥や猫、爬虫類、両生類と多様な生きものたちの動きまで感じられる作品を展示。生き物たちが愛嬌のある姿になる、画道を追求し続けた葛飾北斎の眼の描写に注目してみてほしい。第2章では、葛飾北斎や、門人が残した作品の中でも、特に可愛らしい動物の絵を紹介。定規とコンパスで描いた猿や、摺物の門人による精到な犬など、ほのぼのとした愛らしい作品が揃う。動物園では見ることのできない動物作品を展示する第3章は、実在しないものや伝説の中の生き物など、絵画ならではの動物たちを観ることができる。当時は実在すると思われていた河童やかまいたち、動物の化け物など、葛飾北斎が創造力を働かせて描いた独創的な作品が並ぶ。【詳細】北斎アニマルズ会期:2019年2月5日(火)~4月7日(日)前期/2月5日(火)~3月3日(日)、後期/3月5日(火)~4月7日(日)※前後期で一部展示替えを実施場所:すみだ北斎美術館住所:東京都墨田区亀沢2-7-2休館日:毎週月曜日※2月11日(月・祝)開館、2月12日(火)休館観覧料:一般 1,000円(800円)、 高校生・大学生 700円(560円)、中学生 300円(240円)、65歳以上 700円(560円)、障がい者 300円(240円)※()は団体料金、団体は20名以上※小学生以下は無料※中・高・大学生(高専、専門学校、専修学校生含む)は生徒手帳または学生証を提示※65歳以上の人は年齢を証明できるものを提示※身体障がい者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳、被爆者健康手帳などを持参の人及びその付添の1人まで障がい者料金で入館可能(入館の際は、身体障がい者手帳などを提示)※本展のチケットは会期中観覧日当日に限り、AURORA(常設展示室)をはじめ全ての展示が観覧可能となる
2019年01月18日