エルメス(HERMÈS)のハイジュエリー「アンシェヌモン・リーブル」が発表された。2019年7月28日(日)まで東京・エルメス銀座店で一般公開される。エルメスにとって「鎖」とは…エルメス「アンシェヌモン・リーブル」は、メゾンの大切なコード“鎖”にフォーカスを当てたハイジュエリーコレクションだ。馬具工房として創業したエルメスにとって“鎖”は原点ともいえるモチーフ。馬具に使われてきた“鎖”や、アンカーチェーンから着想を得たシルバーブレスレット≪シェーヌ・ダンクル≫は、メゾンのその長い歴史の中で、何度も取り上げられ、スカーフのモチーフや洋服のディテール、ファインジュエリーやファッションアクセサリーのインスピレーションなど、何度も形を変えて登場してきた。“鎖”モチーフのハイジュエリーこの伝統とメゾンのノウハウへの敬意を示して、ジュエリー部門のクリエイティブ・ディレクター ピエール・アルディは“鎖”の造形美にフォーカスを当てた、ハイジュエリー「アンシェヌモン・リーブル」をデザインした。「アンシェヌモン・リーブル」からは、大きく分けて6つのコレクションが展開される。素材は、ダイヤモンドやブラウンダイヤモンド、ピンクオパールなどの希少な貴石を厳選している。立体感&動きのあるジュエリーで造形美を楽しむポイントとなるのは、フォルム。ジュエリー作りにおいて、まずピエール・アルディが決めるのはフォルム。そこから派生するように金属の色を決め、貴石を選び、職人とともに繊細なジュエリーを制作している。シューズのデザインのように絶対的な尺度がないジュエリーは、自由。アンバランスで左右非対称なもの、揺らめき動きのあるもの、芸術作品のように立体的なものなど、様々だ。ユニークなフォルムでありながら、どのピースも身につけると身体にしなやかにフィットするほか、軽やかだ。パブェダイヤモンドが密に並んだネックレスも400g以下に設定されており、そこからもピエール・アルディのこだわりを感じられる。エルメス「アンシェヌモン・リーブル」みどころ1)まずはネックレスから鑑賞各コレクションはネックレス、ピアス、リング、ブレスレットなど、様々なアイテムで構成される。まず初めにチェックして欲しいのがネックレスだ。「ネックレスからコレクションデザインをはじめる」とピエール自身がコメントしているように、各コレクションのシンボル的なピースだからだ。2)“鎖”モチーフのデザイン変化全6コレクションはすべて“鎖”をモチーフにしていながらも、表情が一つひとつ異なる。“鎖”が大きくなったり、小さくなったり、その大きさの変化はもちろんだが、石選びや組み合わせで変化する雰囲気や、“鎖”モチーフの取り入れ方の変化も感じとってみて欲しい。3)エモーショナルなライティングついついハイジュエリーに目をとらわれてしまうが、ライティング演出も注目。作品のテーマに合わせて、調光で、明るさの演出も加えられているので、空間全体で「アンシェヌモン・リーブル」の世界観を体感して欲しい。≪アダージュ≫エルメス「アンシェヌモン・リーブル」コレクションの中でも、存在感を放っていた≪アダージュ≫は、彫刻のように表現された鎖が特徴的。ブリリアントカットのダイヤモンドをパヴェ状に石留めしているため、華やかな輝きが楽しめる。ネックレスには、総数2140個以上ものダイヤモンドを使用。バケットカットやラウンドカットなど、異なるシルエットのダイヤモンドを異なる大きさで組み合わせた。また、思い切ったプロポーションの各パーツは、人間工学のアイデアから目に見えない複雑な仕掛けによって繋がっている。これにより、エレガントな動きを引き出し、さらにハイジュエリー「アンシェヌモン・リーブル」の大切なキーワードである着用できる軽さを残した。≪フュージョン≫カーブリングをはじめ、様々な形を組み合わせた≪フュージョン≫。そのユニークなフォルムはもちろんだが、ここで特筆すべきはチタンの使用だ。非常に硬く、融解や石留めが難しいとされるこの素材をエルメスは大胆にもメイン素材として起用。石留め職人の高度な技術を用いて、チタンとブラウンダイヤモンド、ピンクゴールドを組み合わせて、流動的な動きのあるネックレスを完成させた。≪グラン・ジュテ≫クラシックバレエの動きを語源とした≪グラン・ジュテ≫は、遊び心あふれるアシンメトリーなシルエットと色とりどりのカラーストーンが特徴。円形・長方形・正方形など様々なフォルムの鎖のパーツを組み合わせた。ネックレスには100以上の異なるパーツを取り付けている。形だけでなくカラーも様々。同じ色を見つけるのが難しいとされるピンクオパールをはじめ、ペルー産のブラックジェイド、タヒチパールなどをコンビネーションしている。リングではダブルでもフォーフィンガーでも着用できるような“動きのある”ディテールで、フレキシブルなデザインを作り出している。【詳細】エルメス(HERMÈS)のハイジュエリー「アンシェヌモン・リーブル」会期: 2019年7月21日(日)~7月28日(日)会場: エルメス銀座店 1階住所: 東京都中央区銀座5-4-1電話: 03-3569-3300営業時間: 11:00 ~20:00 (日曜日は19:00まで)
2019年07月27日エルメス(HERMÈS)の2019-20年秋冬ウィメンズコレクションが、2019年3月2日(土)に発表された。「星空」をイメージランウェイの向こうには、キラキラ、チカチカと輝く無数の光があった。星降る夜を想起させるロマンチックな空間で発表されたのは、星の瞬く夜空の似合う女性をイメージした新コレクションだ。星の輝きをファッションに落とし込んだら…そんなピュアなアイデアから生まれたのが、スタッズシリーズ。クルー・ド・セル、ラウンド型、ピラミッド型と3種類のスタッズを大小様々なサイズで並べることで、夜の空を詩的に表現する。ペンシルスカートでエレガントにスタッズがのるのは、もちろんエルメスが誇るレザーだ。ロング&リーンの進化系として生まれた、少し短め丈のスリムなシルエット。今季のアイコニックなフォルムを作り上げた、レザーのペンシルスカートは印象的。メダルのリボン装飾から着想したジャバラリボンをあしらったブラウスや、ジョッキーのユニフォームからヒントを得たシャープなシャツなどと組み合わせ、光沢のあるラッカーヒールのブーツをコーディネートして、上品なスタイルを作り上げる。レザーのダウン&ショートパンツでフレッシュに今季、ナデージュはこのペンシルスカートを始め、レザーに注力したという。レザーを薄くし軽量さを追い求めたダウンジャケット、エルメスには珍しいショートパンツ、刺子をして波打つ動きを加えたスカートなど、新しいアイデアが宿るピースは、レザー製だ。「馬着」モチーフのシルクスカーフから生まれたピースメゾンのアイコニックなシルクスカーフからは、「馬着」をモチーフにした柄をピックアップ。シルクに銀糸を交えて光沢を与えたブラウスや、「馬着」柄をデフォルメさせたシルクトップス、またその柄の中から3本ラインなどのディテールを取り出しプリントで表現したレザーコートなどが登場している。
2019年03月10日エルメス(HERMÈS)から新フレグランス「ラグーナの庭」がローンチ。エルメスブティックにて3月16日より、オードトワレ ナチュラルスプレーが発売となる。《ラグーナの庭》 オードトワレ ナチュラルスプレー(100ml/1万6,300円)© HERMÈS「ラグーナの庭」は、メゾンの年間テーマに着想を得て紡がれる「庭園のフレグランス」シリーズから登場する第6作目の香り。2019年、エルメスが掲げた年間テーマは「夢を追いかけて」。過去5作を手掛けたジャン=クロード・エレナに代わり、メゾンの香水クリエーション・ディレクターであるクリスティーヌ・ナジェルが今回初めて、同シリーズの香りを手掛けている。イメージしたのは、世界で最も透明感にあふれる水の都・ベネチア。街の中心にひっそりと息づく庭園が奏でる香りのハーモニーがクリスティーヌ・ナジェルの心を捉え、時が止まったように素朴で美しいその風景をポエティックに表現した。空と花々と海の記憶の層に浮かぶ芳香は、海からの風に向かい頭を垂れるアッケシソウや、海岸沿いに佇む爽やかで甘いトベラを始め、フェミニンに香り立つマドンナリリー、華やかで上品なモクレンなどを贅沢に調合。懐かしさや再生、永遠への思いを忍ばせた柔らかで優雅な香りに仕上げられた。《ラグーナの庭》 オードトワレ ナチュラルスプレーのパッケージ© HERMÈS静寂に包まれた夜明けのベネチアの街を思わせるその香りは、肌に纏えばラグーンのほとりの穏やかで優しい樹木の息づかいが感じられ、まるで旅をしたように幸せな気分へと導いてくれる。
2019年03月08日エルメス(HERMÈS)の新フレグランス「ラグーナの庭」が、2019年3月16日(土)よりエルメスブティックにて発売される。エルメスが設けた年間テーマから着想を得て生まれる「庭園のフレグランス」は、メゾンを代表する人気のシリーズだ。第6弾となる新フレグランス「ラグーナの庭」は、2019年のテーマである「夢を追いかけて」のアイデアから生まれた。クリスティーヌ・ナジェルを調香師に迎えて、ドラマティックな香りを作り出した。新フレグランスを手掛けるにあたり、クリスティーヌ・ナジェルがイマジネーションを膨らませたのは、水の都ベネチア。世界中から多くの観光客が足を運ぶ、魅惑的な街の様子を香りで詩的に表現する。イメージしたのは、空と花々と海の記憶の層に浮かぶ香り。サンゴのような見た目の植物アッケシソウや、クリーム色の香り高い花を咲かせるトベラ、ユリ科のマドンナリリー、そして優美な香りをもたらすモクレンをピックアップ。4つの植物のエッセンスを贅沢に交えることで“この世のものとは思えぬ”エレガントな香りを完成させた。肌にのせると思い浮かぶのは、静寂に包まれた夜明けのベネチアの街。香りで旅をさせてくれるような、ロマンティックな香りに仕上がっている。【詳細】エルメスの新フレグランス「ラグーナの庭」オードトワレ ナチュラルスプレー 100ml 16,300円+税発売日:2019年3月16日(土)取り扱い店舗:エルメスブティック【問い合わせ先】エルメスジャポンTEL:03-3569-3300
2019年02月22日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介します。■『Hermès Pop-up! 』エルメス(HERMÈS)を代表するスカーフ「カレ」の歴代のデザインから14種類を選び、繊細な紙の構造を用いて立体的に表現しポップアップブック(飛び出す絵本)に仕立てた遊び心溢れる一冊。ブランドの創立150周年を迎えた1987年を機に、毎年翌年のクリエイティブな方向性を示す新しいテーマを選ぶという伝統を継承してきたエルメスの2018年のテーマ「Let’s Play」を記念した、デラックスなポップアップブック。【書籍情報】『Hermès Pop-up! 』出版社:Actes Sud言語:英語ハードカバー/28ページ/210×210mm発刊:2018年価格:5,650円(為替により変動)■Shelfオフィシャルサイトで『Hermès Pop-up! 』を購入する
2018年12月22日エルメス(HERMÈS)は、大人も子供も楽しめるプレイグラウンドを2018年12月7日(金)から25日(火)まで、東京・銀座ソニーパーク(Ginza Sony Park)にオープンする。会場には、エルメスのアイコンの一つ「ケリー」バッグのオブジェがデコレーションされ、橇を引く馬も登場。幸福感に満ちたポップな空間では、ケリーバッグのオブジェと写真撮影をして楽しめる。また、特設ステージには、2人1組で体験できるインタラクティブなゲームも用意する。銀座メゾンエルメスのガラスブロックが大きなゲームスクリーンへと様変わり。プロジェクションマッピングを取り入れ、映し出されるボックスをオレンジの雪玉でつかまえるユニークなゲームを体感できる。【詳細】Hermès Jingle Games!期間:2018年12月7日(金)~25日(火)時間:18:00~22:00(日・祝は21:00まで)場所:銀座ソニーパーク地上フロア住所:東京都中央区銀座5-3-1※プロジェクションマッピングは、天候により中止する可能性あり。※プレイグラウンドは、銀座ソニーパーク開園時間(5:00~24:30)に準じてオープン。【問い合わせ先】エルメスジャポンTEL:03-3569-3300
2018年12月09日エルメス(HERMÈS)は、遊び心くすぐるグリーティングコンテンツが楽しめるスペシャルサイト「エルメスのジングルゲーム(HERMÈS JINGLE GAMES!)」を、11月28日より期間限定で公開。12月7日から25日の期間には、銀座ソニーパーク(Ginza Sony Park)に大人も子どもも楽しめるプレイグラウンドをオープンする。© Hermès年間テーマ“LET’S PLAY!”にちなんで公開されるスペシャルサイト()では、ゲームも楽しめるデジタルクリスマスカードを大切な人へ贈ることができる。エルメスのオブジェを象ったクリスマスらしい絵文字で飾り付けをしたオリジナルメッセージは、完成すると、ひと文字ひと文字がケリーバッグの絵文字に変身。ケリーバッグとなったメッセージはオレンジボックスに包まれて、SNSやメールで相手のもとに届く。受け取った相手はボックスの中から現れたケリーバッグをオレンジの雪玉でつかまえることで、隠されたメッセージを読み解くことができる。あなたから大切なあのひとへ、あのひとからそのお友達に…と、メッセージとともにゲームを楽しむ人の輪も広がる。また、11月28日から12月25日まで、エルメスのLINE公式アカウントを“友だち追加”すると、LINEで使えるGIFアニメーションのオリジナルキャラクターがダウンロードが可能。© Hermèsそして12月7日から25日の期間には、銀座ソニーパークとともに、クリスマスに彩られた銀座の街に大人も子どもも楽しめるプレイグラウンドをオープン。期間中、会場には橇を引く馬とともに大小さまざまなケリーバッグの楽しいオブジェが出現。ユーモラスな表情のケリーバッグのオブジェとの記念撮影が楽しめる。会場内特設ステージでは2人1組で体験できるインタラクティブなゲームも登場。ゲームは、大きなゲームスクリーンとなった銀座メゾンエルメスのガラスブロックにプロジェクションマッピングで映し出されたオブジェを、オレンジの雪玉でつかまえるというもの。ゲームの合間には数種類のオリジナルショートムービーも見ることができる。誰もが笑顔になる、エルメスのグリーティングコンテンツとプレイグラウンドを楽しんでみては。【イベント情報】HERMÈS JINGLE GAMES!会期:12月7日〜12月25日会場:銀座ソニーパーク 地上フロア住所:東京都中央区銀座5-3-1時間:プレイグラウンドは銀座ソニーパークの開園時間(5:00〜24:30)に準じてオープン、プロジェクションマッピングは18:00〜22:00(日・祝は21:00まで)※プロジェクションマッピングは天候により中止する可能性あり
2018年11月29日ヴィンテージジュエリーショップのアトリエ ニノン(Atelier Ninon)では、貴重なエルメス(HERMÈS)のヴィンテージが集まる「Vintage Hermès Fair」を12月1日から24日まで開催する。多くの魅力的な女優が登場し、ヌーベルバーグが花咲いた1960年代のフランス。その中でもカトリーヌ・ドヌーブ(Catherine Deneuve)とフランソワーズ・ドルレアック(Françoise Dorléac)姉妹は群を抜いた存在であり、ファッションアイコンとしても多くのパリジェンヌの憧れだった。空港で撮られたプライベート写真では、カトリーヌは60年代らしいミニスカートにアーガイル柄のハイソックス、フランソワーズはタートルネックセーターにファーのジャケットを羽織り、2人ともカレを巻いたケリーバッグを無造作に持っている。そんなカトリーヌとフランソワーズ姉妹にオマージュを捧げ、姉妹が愛してやまなかったエルメスのヴィンテージの数々が並ぶ同イベント。今回は、Eureka、江口洋服店、jotok、univers Yなどのヴィンテージディーラーとコラボレーションし、各ディーラーの素晴らしいバッグ、トランク、スカーフ、洋服などのコレクションが一堂に集まる。お気に入りの一点を探しに足を運んでみて。【イベント情報】Vintage Hermès Fair会期:12月1日〜12月24日会場:アトリエ ニノン(Atelier Ninon)住所:東京都渋谷区神宮前3-27-22 ル コタージュビルディング1階時間:11:00〜19:00
2018年11月21日エルメス(HERMÈS)は10月13日、クリスマスシーズンに向けた4種のフレグランスギフト「フェット アン エルメス ギフトセット 2018」を発売する。© Hermèsエルメスの幅広いセレクションの中から厳選されたオードトワレのナチュラルスプレーやボディーローションなど、3つのアイテムを組み合わせた「フェット アン エルメス ギフトセット 2018」は、メゾンと縁の深いアンリ・ドリニー(Henri d’Origny)がデザインしたシルクバンダナ 「エプロン・ドール」の柄が描かれた赤いギフトボックスで展開される。「ツイリー ドゥ エルメス」(1万7,500円)は、ジンジャー、チュベローズ、サンダルウッドが織りなす情熱的でスパイシーな香り。オードパルファムのボトルネックにはシルクのリボンがあしらわれ、見た目にも華やか。オードパルファム ナチュラルスプレー(85ml)、デラックス レプリカ(7.5ml)、ボディーローション(80ml)がセットに。「ツイリー ドゥ エルメス」(1万7,500円/オードパルファム ナチュラルスプレー 85ml、デラックス レプリカ 7.5ml、ボディーローション 80ml)© Hermès「ナイルの庭」(1万5,500円)は、ナイル川に浮かぶ島での散歩をイメージしたユニセックスな香り。グリーンマンゴーやロータスなどの爽やかな芳香は、男性の愛用者も多い。オードトワレ ナチュラルスプレー(100ml)、デラックス レプリカ(7.5ml)、ボディーローション(80ml)をセット。「ナイルの庭」(1万5,500円/オードトワレ ナチュラルスプレー 100ml、デラックス レプリカ 7.5ml、ボディーローション 80ml)© Hermès「李氏の庭」(1万5,500円)は、エキゾチックな中国の庭園がインスピレーション。上品なジャスミン、スモモ、金柑、そして竹林のフレッシュなグリーンノートが重なり合う穏やかな香りで、安らぎのひとときへと誘う。オードトワレ ナチュラルスプレー(100ml)、デラックス レプリカ(7.5ml)、ボディーローション(80ml)を組み合わせた。「李氏の庭」(1万5,500円/オードトワレ ナチュラルスプレー 100ml、デラックス レプリカ 7.5ml、ボディーローション 80ml)© Hermès「テール ドゥ エルメス」(1万4,000円)は、大地からほとばしる水をテーマに誕生したメンズフレグランス。ビターオレンジのみずみずしさと苦味、ウッディノートの温かく包み込むような力強さが特徴。オードトワレ ナチュラルスプレー(100ml)、オードトワレ ナチュラルスプレー(12.5ml)、アフターシェーブローション(40ml)がセットになる。「テール ドゥ エルメス」(1万4,000円/オードトワレ ナチュラルスプレー 100ml、オードトワレ ナチュラルスプレー 12.5ml、アフターシェーブローション 40ml)© Hermèsまた、エルメスのオフィシャルサイト(www.hermes.com)では10月13日より、クリスマスシーズンを祝うスペシャル動画が公開される。凍てついた北の世界を舞台にしたユニークな西部劇。こちらもあわせてチェックを。
2018年10月13日マルタン・マルジェラが手掛けたエルメス(HERMÈS)のアーカイブなどを揃える展覧会「HERMES by Martin Margiela from 1998 to 2003」が、東京の「Archive Store」にて2018年10月6日(土)から10月14日(日)まで開催される。1998年から2003年まで、エルメスのクリエイティブディレクターを務めていたマルタン・マルジェラ。メゾン マルタン マルジェラに見られるアヴァンギャルドなデザインとは対照的に、エルメスでのクリエーションはミニマルな表現が見て取れた。ホワイト、ベージュ、グレーといったナチュラルカラーの生地に、流れるようなドレープ感が美しい洋服たちは、エレガントな雰囲気を演出する。2017年に、ベルギーのアントワープ州立モード美術館で開催された展覧会「MARGIELA THE HERMES YEAR」も話題を呼び、マルタン・マルジェラの手掛けたエルメスのアイテムには、より一層注目が集まっている。今回の展覧会「HERMES by Martin Margiela from 1998 to 2003」では、深いVネックが特徴の「ヴァルーズ」のシャツやニットをはじめ、上質なレザーやファーを使用したジャケット、コートなどが勢揃い。また、エルメスのピースの他、当時のメゾン マルタン マルジェラのアーカイブも展示する。1人のデザイナーによる、全く異なる2つのクリエーションを一度に楽しめる機会となっている。【詳細】展覧会「HERMES by Martin Margiela from 1998 to 2003」会期:2018年10月6日(土)~10月14日(日)場所:Archive Store住所:東京都渋谷区神南1-12-16 和光ビルB1
2018年10月04日エルメス(HERMÈS)が、クリスマスの香水のギフトセット「フェット アン エルメス ギフトセット 2018」を2018年10月13日(土)より発売する。「フェット アン エルメス ギフトセット 2018」は、オードトワレのナチュラルスプレーやローションなど3つの香りのアイテムが入ったセットを、4種類の異なる香りで展開する。エルメスで数々のスカーフのデザインを手がける、アンリ・ドリニーによる真っ赤なギフトボックスは、クリスマスのギフトにとっておきだ。「ツイリー ドゥ エルメス」は、ジンジャー、チュベローズなどが織りなすスパイシーで情熱的な香りで、大胆で自由な女性を表現したフレグランス。香水瓶に巻かれた色鮮やかなシルクリボンやハットのような形のボトルキャップがキュートだ。「ナイルの庭」は、グリーンマンゴーやロータスの香りが、まるでナイル川に浮かぶ島を散歩しているように、エキゾチックでみずみずしい気分にさせてくれる。中国の数々の庭園からインスパイアされた「李氏の庭」は、ジャスミンの花やスモモや金柑の木に包まれているように、心にやすらぎをもたらしてくれる。そして、「テール ドゥ エルメス」は広大な大地に湧き出る水をイメージした香り。ビターオレンジやウッディノートで、壮大でみずみずしいハーモニーを作り出している。【詳細】エルメス「フェット アン エルメス ギフトセット 2018」発売日:2018年10月13日(土) 予定■価格・ツイリー ドゥ エルメス 17,500円内容:オードパルファム ナチュラルスプレー 85ml /デラックス レプリカ 7.5ml/ボディーローション 80ml・ ナイルの庭 15,500円内容:オードトワレ ナチュラルスプレー 100ml/デラックス レプリカ 7.5ml/ボディーローション 80ml・李氏の庭 15,500円内容:オードトワレ ナチュラルスプレー 100ml/デラックス レプリカ 7.5ml/ボディーローション 80ml・テール ドゥ エルメス 14,000円内容:オードトワレ ナチュラルスプレー 100ml/オードトワレ ナチュラルスプレー 12.5ml/アフターシェーブローション 40ml【問い合わせ先】エルメスジャポンTEL:03-3569-3300
2018年10月04日© Jean-François José ナデージュ・ヴァンヘ=シビュルスキー(Nadège Vanhée-Cybulski)によるエルメス(HERMÈS)は、改築後10月の再オープンを目前に控えたロンシャン競馬場でショーを開催した。ランウェイには砂が敷き詰められ、客席の前には大きな鏡。鏡には空が写り込み、空と海もしくは地平線と水平線が曖昧になる演出に。これは、乗馬をする女性“サドラー”が、“セーラー”(水兵)になったらどうなるのか、という空想の物語からスタートしたコレクションに合わせたもの。セーラースタイルや、フィッシャーマンスタイルを取り入れながら、エルメスらしい乗馬の世界も盛り込み、いつもながら重厚なアイデアに富む内容となっていた。リベットとコードを配したドローワークのレザーのワンピースにはフードが付き、セーラーとフィッシャーマンの装いを組み合わせたかのよう。キーカラーであるネオンオレンジのジップアップワンピースには、レザー製の格子状のドレスをコーディネート。職人が手仕事で丹念に仕上げたもので、今季は格子のアイデアが多用されている。またストライプのモチーフも様々なルックで見られ、ワークウエア風のブライトレッドのジャンプスーツにも、間近で見るとピンクのラインがジャカードで織り込まれている。後半に登場したブレザーやブルゾンには、セラミックアーティストのローレンス・オーウェン(Laurence Owen)の手による舵を象ったメタルボタンがあしらわれ、ルックによってはボタンに錆びたような効果を出すペイントを施し、海を強烈にイメージさせる。各ルックは非常にシンプルなフォルムであるものの、凝ったディテールと素材により、さらに奥深いストーリー性を感じさせる内容に仕上がっていた。
2018年10月03日朝吹真理子さん7年ぶりの新刊だ。「『きことわ』を書き終わって、次回作の打ち合わせをするときには、『TIMELESS』という言葉はもう浮かんでいました。同時に、酒井抱一の『秋草鶉図』の中に不思議な距離感で並んでいる男女のイメージもあったのですが。そこがどこなのか、いつのことなのかがわからない。自分で紡いだ言葉を何度も読むことにより、次の1行が押し出されていく感覚で小説を書いているので、3~4行書いては戻って書き直すの繰り返し。6年そんな感じでした」誰かを愛しいと思ったことのない女性〈うみ〉は、高校の元同級生で被爆者の子孫であることを恐れている〈アミ〉と、恋愛感情も性的な関係もないままに結婚する。やがてふたりは交配し、生まれてきた子どもをアオと名付けた。その後アミは姿を消す。アオは、うみや祖母の芽衣子、血のつながらない姉のこよみ、うみや芽衣子の仕事関係の知り合いで奈良に住む桃さんや初子さんらと交流しながら17歳になっていた。江戸時代に江姫が火葬された場所から、南海トラフ地震が起きた2035年まで、浮かび上がっては沈んでいく、たくさんの人生と記憶と出来事。その物語構造は、朝吹さんが好きだという俵屋宗達の水墨画「蓮池水禽図」のイメージと重なる。「蓮の花が咲いて枯れるまでの時間の流れ、つまり違う時間に起きた場面を、同じ絵の空間の中に配置する“異時同図法”という手法で描かれているんです」2部構成をとる本書は、前半はうみの、後半はアオの語りで進む。風変わりな家族のサーガのようでいて、むしろ実に人間的な、温かな寄り添い合いにも見えるのだ。「うみは現代社会のルールでは薄情に映るかもしれませんが、人間の縁を血縁だとかでは縛らない人。生まれ変わるならクラゲになりたいと言ううみの心情を私なりに察すると(笑)、こんな家族のかたちも自然な流れだったように思うんです。クラゲは自分の力で泳ぐのではなく大きい海流に乗って漂うだけ。なんとなく吹き寄せられて集まり、また離れてもいい。その流れの中で交配の時期なら生殖し、個体としてはいずれ死ぬ。それはクラゲに限らず、やわらかな肉体をもった生き物の“ほがらかな宿命”という気がするんです」『TIMELESS』小説は、自分の中から湧き上がる感情やテーマを探すというより「これまで作られてきた芸術作品への応答のような気持ち」で書く、と朝吹さん。新潮社1500円あさぶき・まりこ作家。2011年「きことわ」で芥川賞受賞。エルメスの展覧会と連動し、物語「彼女と」を書き下ろす。ご希望の方は全国のエルメスブティックへ。なくなり次第終了。※『anan』2018年8月15・22日号より。写真・土佐麻理子(朝吹さん)大嶋千尋(本)インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2018年08月17日Photo : Tadzio, 2015 © Fondation d’entreprise Hermèsエルメス(HERMÈS)が9月13日より、銀座メゾンエルメス フォーラムにて「『眠らない手』エルメスのアーティスト・レジデンシー展」を開催する。本展は、エルメス財団主催のプログラム「アーティスト・レジデンシー」に参加したアーティストの作品と制作プロセスを紹介するもの。日本での開催は2014年の「コンダンサシオン」展(2010年から2013年度に滞在した16名の作家を紹介)に続く2回目となる。「アーティスト・レジデンシー」は、世代を超えて伝承される技をもつ職人と創造性豊かな現代アーティストが出会い、共有と協働を行うことを目的に、2010年にスタートしたプログラム。アーティストは主にフランスを拠点とするエルメスのさまざまな工房に滞在し、卓越した職人技に触れるとともに、シルク、皮革、銀、クリスタルといった普段は手の届きにくい素材を扱うチャンスを得る。そして、それぞれが職人たちと試行錯誤を重ね、唯一無二の新しい作品を生み出していく。今回の展覧会では、2014年から2017年の間に同プログラムに参加した9名のアーティストを紹介。「眠らない手」と題して、職人とアーティストの“動き”や“しぐさ”に注目する。熟練の技と意思、感情という強いメッセージが秘められた職人たちの手と、素材を“為すに任せる”大胆さで扱い、自由な形やプロセスを誘い出すアーティストの手。高度な技で洗練を導き出す反復的な無意識の動作の中に、抽象的な思考や偶然の身振りといった、もう一つの無意識が加わることで、素材が変容していく過程に迫る。Io BurgardPhoto : Tadzio, 2016 © Fondation d’entreprise Hermèsなお、会期は第1期が9月13日から11月4日まで、第2期が11月15日から2019年1月13日まで。会期中はパフォーマンスやアーティストトークを開催する他、レジデンシー・プログラム期間中に制作された作品と、各作家の過去作品をあわせて展示することにより、若きアーティストたちの想像力とエルメスの素材や技との出会いをより多角的に紹介する。【展覧会情報】「眠らない手」エルメスのアーティスト・レジデンシー展会期:Vol.1:9月13日〜11月4日、Vol.2:11月15日~2019年1月13日アーティスト:Vol.1:クラリッサ・ボウマン、ルシア・ブル、セリア・ゴンドル、DH・マクナブVol.2:ビアンカ・アルギモン、ジェニファー・ヴィネガー・エイヴリー、イオ・ブルガール、アナスタシア・ドゥカ、ルーシー・ピカンデ会場:銀座メゾンエルメス フォーラム住所:東京都中央区銀座 5-4-1 8F時間:月〜土曜 11:00〜20:00(最終入場19:30)、日曜 11:00〜19:00 (最終入場18:30)不定休 ※エルメス銀座店の営業時間に準ずる入場無料
2018年08月04日エルメス(HERMÈS)は、銀座メゾンエルメス フォーラムで、「『眠らない手』エルメスのアーティスト・レジデンシー展」を開催する。会期は第1弾が2018年9月13日(木)から11月4日(日)まで、第2弾が11月15日(木)から2019年1月13日(日)まで。「『眠らない手』エルメスのアーティスト・レジデンシー展」は、エルメス財団が主催するプログラム「アーティスト・レジデンシー」に、2014年から2017年の間に参加したアーティスト9名の作品、および制作プロセスを紹介するもの。2010年より始まった「アーティスト・レジデンシー」は、意欲ある現代アーティストに、フランスに主な拠点を置くエルメスの工房での滞在制作の機会を与えるプログラムだ。アーティストは職人が有する高い技術に触れつつ、シルク、皮革、銀、クリスタルといった貴重な素材を用いて作品を制作することができる。展覧会は「眠らない手」と題し、完成したアート作品だけでなく、制作中の職人やアーティストの"動き"や"しぐさ"に注目。熟練の技と意思が秘められた職人たちの手、大胆で自由なアーティストたちの手、この2つが交わることによって素材が変容し、斬新な作品が生み出されていく様子に迫る。また、このプログラム期間中に制作された作品と合わせて、各アーティストの過去の作品も展示。さらに、パフォーマンスやアーティストトークも開催され、若きアーティストたちの想像力と、エルメスの素材や技との出会いを、より多角的な視点で紹介する。なお、エルメスが日本で「アーティスト・レジデンシー」に関する展覧会を開催するのは、2014年の「コンダンサシオン」に次ぐ2回目となる。【詳細】「眠らない手」エルメスのアーティスト・レジデンシー展(Les mains sans sommeil)会期:Vol.1 2018年9月13日(木)~11月4日(日)/Vol.2 11月15日(木)~2019年1月13日(日)※不定休(エルメス銀座店の営業時間に準ずる)時間:月~土曜 11:00~20:00(最終入場 19:30)/日曜 11:00~19:00(最終入場 18:30)会場:銀座メゾンエルメス フォーラム(東京都中央区銀座5-4-1 8階)TEL:03-3569-3300入場料:無料キュレーター:ガエル・シャルボーアーティスト:Vol.1 クラリッサ・ボウマン、ルシア・ブル、セリア・ゴンドル、DH・マクナブVol.2 ビアンカ・アルギモン、ジェニファー・ヴィネガー・エイヴリー、イオ・ブルガール、アナスタシア・ドゥカ、ルーシー・ピカンデ
2018年07月27日エルメス(HERMÈS)と、国立新美術館による約3週間にわたるエキシビション「彼女と。」が、7月11日よりスタートした。常に時代の先端に立つ女性に寄り添い、新しいクリエーションを行い続けるエルメス。世界で初開催される本展は、大掛かりな映画スタジオへと変貌した国立新美術館の会場を舞台に、メゾンが提案する現代的女性像の考察をテーマにしたシネマ的な設定のもとアクターとエキストラによって繰り広げられる、今までに無い観客参加型のエキシビション。演出を手掛ける映像作家でありながらキュレーターとしても活躍するロール・フラマリオン(Laure Flammarion)、エルメスのレディス部門アーティスティック・ディレクターであるバリ・バレ(Bali Barret)と、レディスプレタポルテのアーティスティック・ディレクター ナデージュ・ヴァンヘ=シビュルスキー(Nadège Vanhée-Cybulski)の監修のもと、エルメスが贈る唯一無二の体験が私たちを待つ。©Nacása & Partners Inc. / Courtesy of Hermès Japon観客である私たちの未知の体験は、シアターへと足を踏み入れることから始まる。そこで上映されるフィルムの中の一人の女性人物=「彼女」は、自由でしなやかでミステリアス、それでいて情熱的で力強いアリュールをまとう。そのフィルムは彼女に魅了された、とある作家が描き出したイメージ。そして作家は彼女に近付くことを決める。「心に残るストーリーは映画館から始まる――」。不思議なエキシビションの物語はここから幕を開ける。案内人に誘われるまま会場を進むと映画の撮影スタジオが現れる。私たちは撮影に交わりながら、彼女にまつわる様々なエピソードが散りばめられた会場内を作家と共に巡り、彼女の姿を追い求めていく。彼女をよく知る3人の人物たちとの出会いや、彼女を断片的に捉えたフィルム、彼女が愛用しているエルメスのオブジェを介して。©Nacása & Partners Inc. / Courtesy of Hermès Japonラストに近付くにつれて徐々に明らかとなっていく「彼女」の姿。ある冬の夜、恋人を連れて不意に映画館を抜け出す。裏の駐車場には、その年初めての雪が舞う。運転席に乗り込む彼女がまとうのはエルメスの秋冬新作ドレス。彼女とはつまり、エルメスが提案する現代を生きる女性像。体験者のみぞ知る、ある一人の作家と彼女を巡って語られるエルメスの物語。果たして私たちは最後に、「彼女」と出会うことができるのだろうか?本展の第3期(7月25日〜30日)への来場は、7月18日11時より受付を開始する。第1期(7月11日〜16日)、第2期(7月18日〜23日)については、平日の回であればまだ空席あり(7月11日時点)。予約は急いで。©Nacása & Partners Inc. / Courtesy of Hermès Japon【展覧会情報】「彼女と。」会期:7月11日〜7月30日会場:国立新美術館 企画展示室 2E住所:東京都港区六本木7-22-2時間:10:00〜18:00(金・土曜は21:00まで)入場:無料、予約制(※第3期7月25日〜30日の予約は7月18日11:00より開始)主催:エルメス、国立新美術館URL:hermesavecelle.com休館日:毎週火曜日ハッシュタグ:「#エルメス彼女と」「#HERMESAVECELLE」
2018年07月14日エルメス(HERMÈS)のフレグランスシリーズ「エルメッセンス」コレクションに、5つの新しい香りが仲間入り。発売日は2018年6月23日(土)だ。「エルメッセンス」コレクションに加わるのは、2種類のエッセンス ドゥ パルファムと3種類のオードトワレ。香水クリエーション・ディレクターのクリスティーヌ・ナジェルは、ムスク、ミルラ、アガール、シダーという古代より珍重されてきた素材に着目した。エッセンス ドゥ パルファムは香油のように濃厚なフレグランス。肌に直接つけられるので、単品で使うのはもちろん、オードトワレと重ねてオリジナルの香りを作り出すこともできるアイテムだ。新作はムスクにフォーカス。「カルダムスク」は、世界で最も古いスパイスの一つとされるカルモダンをムスクと掛け合わせて、情熱的に仕上げた。一方、アイリスとムスクを融合させた「ムスク パリダ」は、しなやかで優しい香りを解き放つ。新作のオードトワレは3種類。「ミルラ エグランティーヌ」は、古くから香として焚かれ、黄金よりも希少とされてきたミルラ(没薬)を主人公にした。強い香りを持つミルラ(没薬)に、刺激的でミステリアスなノバラをミックスさせ、ドラマチックな香りに仕上げた。古い旅行鞄を想起させるアガール(沈香)はウッド調のノート。「アガール エベンヌ」は、このアガールに、同じくウッド調のバルサムモミを合わせて、暖かみのある香りに仕上げたオードトワレ。「シダー サンバック」は、古代ギリシア人や古代ローマ人が大切にしていたといわれるシダーをメインに、しなやかなジャスミンを寄り添わせて、神秘的な香りに仕上げている。【詳細】エルメス「エルメッセンス」コレクション新作発売日:2018年6月23日(土)・エッセンス ドゥ パルファム 20ml 46,800円+税香り:カルダムスク、ムスク パリダ・オードトワレ ナチュラルスプレー 100ml 31,000円+税【問い合わせ先】エルメスジャポンTEL:03-3569-3300
2018年06月16日エルメス(HERMÈS)はシネマ的設定の観客参加型の展覧会「彼女と。」を、東京・国立新美術館にて開催する。期間は2018年7月11日(水)から7月30日(月)まで。入場は無料だ。ある1人の女性="彼女"を追い求めて展覧会「彼女と。」では、ある1人の女性="彼女"に魅了されたひとりの“作家”とともにその姿を追いかけ、エルメスが提案する女性像をそれぞれに考察することが出来る展覧会だ。映画スタジオを彷彿とさせる会場内では、まるで撮影現場に迷い込んだかのような世界観をインタラクティブに体感できるのが特徴だ。ある"作家"が、映画館のスクリーンに映る"彼女"の存在を追いかけるという物語が始まる。鑑賞者は"作家"の視点とともに、"彼女"をよく知る人物たちとの出会いや、"彼女"を断片的に捉えた映像、"彼女"が愛用するエルメスのオブジェなどを介して、"彼女"の人物像に迫っていく。時には"作家"としてではなく、映画監督や撮影スタッフ、出演者の視点でこの物語をとらえることもあるであろう。バックステージを通り抜けて楽屋を覗いたり、セットにしのび込んだり。エキストラとしてアドリブで演技をしたり、美しい衣装に目を奪われることもあるかもしれない。なお、展覧会「彼女と。」は、エルメスのレディス部門アーティスティック・ディレクターであるバリ・バレと、レディスプレタポルテのアーティスティック・ディレクター ナデージュ・ヴァンヘ=シビュルスキーによる監修のもと製作。物語に華を添える、彼女たちによる最新コレクションにも“彼女”の存在を感じとれるはず。【詳細】彼女と。会期:2018年7月11日(水)~7月30日(月)開館時間:10:00~18:00 ※毎週金・土曜日は21:00まで休館日:毎週火曜日会場:国立新美術館 企画展示室2E(東京都港区六本木7-22-2)入場:予約制、無料※予約は展覧会サイト(hermesavecelle.com)にて6月20日(水)11:00より受付開始。【問い合わせ先】エルメスジャポンTEL:0120-202-830
2018年06月16日エルメス(HERMÈS)から、新作テーブルウエア「ウォーク イン ザ ガーデン(A WALK IN THE GARDEN)」が登場。2018年5月25日(金)よりエルメス 銀座店、6月1日(金)よりエルメスオンラインブティックにて先行発売、その後6月15日(金)よりその他のエルメスブティックにて発売となる。「ウォーク イン ザ ガーデン」は、多種多様な花が咲き誇り、さまざまなフォルムの植物が生きる場所、イングリッシュガーデンにインスピレーションを得たテーブルウエア・コレクション。デザインを手がけたアーティストのナイジェル・ピークは、「庭はかたちや色が生まれる場所。イマジネーションが自由に羽ばたく場所です。一見無造作に見えながらも、デザインの美がそこにはあるのです」と語る。ラインナップには、コーヒーカップ&ソーサー、マグカップ、ボウル、パンプレート、デザートプレート、ポットなど20点が揃う。その豊富なアイテムの数々は、彼の言葉の通り自由に溢れ、伸びやかに描かれた小枝や葉っぱに、格子、市松模様、ヘリンボーンが重ねられている。重なり方や組み合わせ方によって同じものでも別の構図が生まれるデザインには、確かに巧みな設計があるのだが、まったくそれを感じさせない。まさにイングリッシュガーデンそのものだ。遊び心あふれるコレクションはテーブルに並べるだけで、食卓をより彩りある楽しい場所へと変えてくれることだろう。【詳細】ウォーク イン ザ ガーデン販売場所/発売日:エルメス 銀座店 2018年5月25日(金)エルメスオンラインブティック 2018年6月1日(金)その他のエルメスブティック 2018年6月15日(金)【問い合わせ先】エルメスジャポンTEL:03-3569-3300
2018年05月28日エルメス(HERMÈS)より、新作テーブルウエアコレクション「ウォーク イン ザ ガーデン(A WALK IN THE GARDEN)」が登場。「ウォーク イン ザ ガーデン」は、多種多様な花が咲き誇り、さまざまな植物が生きるイングリッシュガーデンにインスピレーションを得て誕生。伸びやかな小枝や葉っぱに、格子や市松模様、ヘリンボーンを重ね合わせたパターンは、同じモチーフであっても組み合わせによって別の構図が生まれるようにデザインされており、その巧みな設計を感じさせない姿は、まさにイングリッシュガーデンそのもの。遊び心あふれるコレクションをテーブルに並べると、色鮮やかな庭園が目の前に広がるように、メゾンのエスプリが軽やかに薫り始める。デザインを手掛けたアイルランド出身のアーティスト、ナイジェル・ピーク(Nigel Peake)は、「庭はかたちや色が生まれる場所。イマジネーションが自由に羽ばたく場所です。一見無造作に見えながらも、デザインの美がそこにはあるのです」と話す。コレクションのラインアップは、コーヒーカップ&ソーサー(90ml/1万8,500円)やティーカップ&ソーサー(160ml/2万2,000円)を始め、マグカップ(300ml/1万6,500円)、ボウル(500ml/2万1,000円)、パンプレート(14cm/9,800円)、デザートプレート(21cm/1万3,000円)、ディナープレート(27cm/1万7,000円)、ポット(1L/10万3,000円)など、全20点。同コレクションは、5月25日よりエルメス銀座店、6月1日よりエルメスオンラインブティックにて先行発売、6月15日よりその他のエルメスブティックにて一斉発売となる。
2018年05月28日エルメス(HERMÈS)のフレグランスコレクション「コロン エルメス(COLOGNE HERMÈS)」 に5月25日、新しい香り「オー ドゥ シトロン ノワール(Eau de citron noir)」が仲間入り。オー ドゥ シトロン ノワール オーデコロン ナチュラルスプレー 100ml/1万4,000円 / Photo: Hermèsメゾンの香水クリエーション・ディレクター、クリスティーヌ・ナジェルが新作のキーノートに選んだのは、スモーキーで純度の高いシトロン ノワール(乾燥レモン)。甘酸っぱい小さなレモンを塩水で茹でた後、数週間にわたり日干しを繰り返すことで生まれるシトロン ノワールは、時間の経過とともに黒(ノワール)に近いこげ茶色に変化し、まろやかな香りを放つスモーキーノートへと昇華。果実のフレッシュさとスパイスの芳醇さを併せ持ち、手のひらに乗せると空気のように軽く、メタリックな香りを放つ。その特徴を生かした「オー ドゥ シトロン ノワール」は、爽やかですっきりとした清涼感がありながら、唯一無二のミステリアスな残像を残す独創的な香り。さらに、驚くほどの持続性があり、真昼から真夜中まで長時間香りを楽しむことができる。スプレータイプの「オーデコロン ナチュラルスプレー」(100ml/1万4,000円)の光と闇のコントラストを表現したダークブルーのボトルは、性別や年代を問わず、ギフトとしても喜ばれそう。また、この香りはバスコレクション「ル バン エルメス(LE BAIN HERMÈS)」にも加わる。さっぱりと洗い上げる「ヘア&ボディー シャワージェル」(200ml/5,100円)、クリーミーな泡立ちの「ハンド&ボディー クレンジングジェル」(300ml/7,200円)、肌にうるおいをもたらす「モイスチャライジング バーム フェイス&ボディー」(200ml/7,800円)、3個セットのソープ「パフュームド ソープ」(3×100g/8,100円)など、豊かなテクスチャーと香りが楽しめるアイテムがそろう。左上から時計回り) オー ドゥ シトロン ヘア&ボディー シャワージェル 200ml/5,100円オー ドゥ シトロン ハンド&ボディー クレンジングジェル 300ml/7,200円オー ドゥ シトロン モイスチャライジング バーム フェイス&ボディー 200ml/7,800円オー ドゥ シトロン パフュームド ソープ 3×100g/8,100円/ Photo: Hermès
2018年05月19日エルメス(HERMÈS)のフレグランスシリーズ「コロン エルメス(COLOGNE HERMÈS)」から、新作「オー ドゥ シトロン ノワール(Eau de citron noir)」が登場。2018年5月下旬より発売予定だ。新しいフレグランスを作るにあたり、香水クリエーション・ディレクター クリスティーヌ・ナジェルがキーノートに選んだのは、乾燥レモン"シトロン ノワール"。新しく誕生した「オー ドゥ シトロン ノワール」は、柑橘系の果実が持つ爽やかな魅力だけでなく、スパイシーな表情をも持ち合わせている。独創的なアロマを生む秘密は、"シトロン ノワール"の製造方法にある。小さなレモンを塩水で茹で、数週間にわたり日干しを繰り返すことで生まれる"シトロン ノワール"は、本来のフレッシュなグリーンの色味から、黒に近いこげ茶色の姿へと変化を遂げる。この色の変容と共に、爽快な香りはまろやかになり、スモーキーなノートが生み出されるのだ。新しいフレグランスは、清涼感がありながら、持続性が高いことも特徴の一つ。1度身に纏えば、真昼から真夜中までその香りを楽しむことができる。ボトルデザインは、光と闇のコントラストをあらわす、洗練されたダークブルーに仕上げた。さらに、この新しい香りはバスコレクション「ル バン エルメス(LE BAIN HERMÈS)」にも加わる。クリーミーな泡立ちのハンド&ボディー クレンジングジェル、さっぱりとした洗い上がりのヘア&ボディー シャワージェル、肌に潤いをもたらすモイスチャライジング バーム フェイス&ボディー、優しい洗い心地のパフュームド ソープが用意された。【詳細】エルメス 新フレグランス「オー ドゥ シトロン ノワール」発売時期:2018年5月下旬※予定価格:オーデコロン ナチュラルスプレー 100ml 14,000円+税■ル バン エルメス シリーズ・ヘア&ボディー シャワージェル 200ml 5,100円+税・ハンド&ボディー クレンジングジェル 300ml 7,200円+税・モイスチャライジング バーム フェイス&ボディー 200ml 7,800円+税・パフュームド ソープ(3個セット) 3x100g 8,100円+税【問い合わせ先】エルメス ジャポンTEL:03-3569-3300 (代表) (11:00〜19:00)
2018年05月10日エルメス(HERMÈS)のフレグランス「ツイリー ドゥ エルメス」から、バスコレクションが登場。2018年4月20日(金)より発売を予定している。”リボンを巻いた”キュートなルックスで2017年8月にデビューした、香水「ツイリー ドゥ エルメス」。きりりとしたジンジャー、魅惑的なチュベローズ、センシュアルなサンダルウッドの3つの素材を新たな解釈のもと調合し、大胆で魅惑的な香りを完成させた。そんな「ツイリー ドゥ エルメス」に、バスルームに彩りを添えてくれるバスコレクションが仲間入りする。ラインナップは全4種類。なめらかなテクスチャーで肌を洗い上げる「ボディー シャワークリーム」、潤いをもたらし肌をケアする「モイスチャライジング ボディーローション」と「モイスチャライジング ボディーバーム」、そして優しい香りとともに肌を優しく洗い上げる「パフュームド ソープ」が揃う。パッケージは、暖かみのあるフレグランスボトルを想起させるピンクや、首元にしっかり巻きつけたカラフルなリボンを想起させる、プレイフルな仕上がりに。自分へのご褒美にも、大切な人への贈り物にもぴったりなアイテムとなっている。【詳細】エルメス「ツイリー ドゥ エルメス」バスコレクション発売日:2018年4月20日(金)※予定・ボディー シャワークリーム 200ml 6,600円+税・モイスチャライジング ボディーローション 200ml 7,200円+税・モイスチャライジング ボディーバーム 40ml 5,100円+税・パフュームド ソープ 100g 3,600円+税
2018年04月15日■バスタイムは魂と肉体のデトックスに皆さんは毎日湯船に浸かっていますか?シャワー派の人もたまに浸かる人もいるかと思いますが、私は365日湯船に浸かるようにしています。女優やモデルなど、美しさを維持するのが不可欠といえる職業の人たちが、必ずと言っていいほど毎日湯船に浸かるのには理由があるからです。そこで今回は、入浴がもたらす肉体と精神への素晴らしい効果をご紹介します。■入浴がもたらす抜群の美容効果一般的に、女性は男性よりも筋肉量が少ない傾向にあり、血行不良に悩まされている人も少なくありません。夕方になるとむくみやすくなったり、肩や腰が凝ってきたりするのは、長時間同じ体勢を続けることによって、血の流れが悪くなるのが原因です。もちろん、合わせてリンパの流れも悪くなるので、いち早くケアするのが美容的にもカギとなります。血流やリンパの流れが悪くなると、筋肉の動きも悪くなり、脂肪がつきやすくなったり、肌にも悪い影響が出たりすることも。ダイエット面・スキンケア面ともに、血流やリンパの流れは強く意識しておきたい重要事項です。それらの“流れ”にアプローチするケアが「入浴」です。・肌のくすみ・肩こり、腰の痛み・足のむくみ・冷え性これらが特に気になる方は、毎日湯船に浸かることをおすすめします。お湯に浸かり、体を温める・水圧により血流が良くなることで、上記の悩みが改善に近づきます。特に脚痩せや顔痩せが気になる方は、湯船に浸かることを毎日のルーティーンに取り入れてほしいところ。顔痩せするには、首や肩の血流が良いことが不可欠。脚痩せも同じです。現代人はデスクワークが多く、血流が滞りやすい脚は、ケアをしないとどんどん太くなっていきます。■入浴中に泣けば、涙を流した証拠は残らない私の場合、30代に突入した頃から、「泣く」という機会をどんどん失っていることに気づきました。歳を重ねるにつれてプライドはもちろん、立場も邪魔して、心がどんどん固まっていき、感受性の柔らかった娘時代のように、簡単に涙を流すことができない――。私の好きな歌人の著書で、「大人の女性は男の前で泣かない。湯船のお湯に頭をつけて、涙を流した証拠を残さないの」と書いてる節がありとても共感したのを覚えています。それを読んでから、私も「泣いた証拠」を残さないよう、湯船に顔をつけて泣きます。仕事でどうしても辛いことがあったとき、どうしようもなく不安になったとき、泣けないけど泣きたい――そんなとき、私は入浴中に泣くのです。お湯に顔をつけて泣けば、それが涙なのか、お湯なのかわからない。私が、経営者として、そして30代の女性としてやっている魂のデトックスです。大人の女性が、泣く場所はお風呂場。泣けなくなって心が固まった自分に、泣ける場所を与えてあげてください。■女優もやっている日本酒入浴で滝汗を流すスタイルも肌も抜群に美しい女優さんが雑誌のインタビューで、毎日「日本酒」を浴槽に入れて入浴しているとおっしゃっていました。私がまだ10代の頃だったと思います。試しにスーパーで大容量の安い日本酒を買い、湯船に入れたところ、お湯に浸かり始めて5分くらいで汗がじんわり。15分経つ頃には滝汗!今までにないくらいのスピードと汗の量に驚きました。その後、妹や母も同じく、「汗が止まらない!」と絶賛し、我が家ではすっかり毎日の日課に。入浴後も二次発汗が止まらずずっとポカポカ。冷え性もだいぶ改善されますし、日本酒の保温効果と、麹のおかげか、肌もすべすべ乾燥知らず。私はスーパーで安価で手に入る「白鶴 まる」をずっと愛用しています。入浴前にまるをコップ1杯分湯船に入れるだけ。お湯の量が多いときや、今日はとことんデトックスする!と気合いが入ってるときなどはコップ2杯分に調整。まると一緒に計量カップをお風呂場に置いて置くと便利です。熱めのお湯にするとのぼせてしまうため、温度は38〜39度くらいがちょうど良いと思います。私はのぼせない体質なので、42度の熱めのお湯に5分入る、出て1分休憩といった流れを5セットくらい繰り返して入っています。お風呂のお供として、必ず漫画か書籍を持ち込んで。手を乾燥させたくないので、できるだけ湯船に手はつけないようにしてます。驚くほど体がスッキリし、軽くなる感覚があるので、興味のある方は試してみてください。コップ1杯の水を持ち込み、水分補給しながら入浴すると良いと思います。就寝直前に長湯をすると、神経が高ぶって眠りに入りづらくなるため、寝る予定時間の1時間半前に済ませた方が良いです(できれば2時間前)。■バスルームで美を磨く美容にも、精神にも良い入浴。私がずっと一線で活躍するために続けている方法です。美はお風呂場で作られる!と言っても過言ではありません。身も心もデトックスする習慣、おすすめです。お風呂場に涙と日本酒を持ち込んで、明日も美しく1日を始めましょう。
2018年03月29日永遠を誓うブライダルリング。2人だけの愛の証だからこそ、ゆっくり時間をかけて一番気に入ったものを選びたい――。エルメス(HERMÈS)が提案するのは、そんな要望にも応えてくれる、5つのラインで構成されたウエディングリングコレクションだ。メゾンの歴史とエスプリを感じさせるデザインの中から、大切な人と2人だけの特別なリングを見つけて。エヴァー・ケリー(EVER KELLY)1930年代に誕生したエルメスを代表するバッグに《ケリー》の名が与えられたのは1956年。 そして、その名称とともに《ケリー》を特別なものと印象付けたのは、フラップ部分を留めるクラスプだった。そのクラスプから着想を得た《エヴァー・ケリー》は、プラチナの両端が左右から近づきあい、ひとつの円になるデザイン。2本のラインが1本になる様は、まるで2人をつなぐ証となる。エヴァー・シェーヌ・ダンクル(EVER CHAÎNE D’ANCRE)1938年、船と海底をつなぐアンカーチェーンをヒントに誕生したシルバーブレスレット《シェーヌ・ダンクル》は、《ケリー》同様に、エルメスの歴史を語る上で欠かせない存在だ。その最も特徴的なチェーンのデザインを採用した《エヴァー・シェーヌ・ダンクル》。“結合”のシンボルであるチェーンの一つひとつの環を用いることで、容易には共通点を見出しえないと思われる2人の世界を結び付けたいという願いと、結びつけようという意志を込めた。エヴァー・セリエ(EVER SELLIER)馬具工房をはじまりとするエルメス。創業当初より、馬具に用いるチェーンの環をつくるうえで、馬車を牽く馬たちのエネルギー、動き、速さをそぐことがないよう軽量で堅牢なことは、何よりも重要としていることだった。《エヴァー・セリエ》には、このチェーンと環の歴史、そしてそれらの生き生きとした躍動が受け継がれている。リングには、捻りを加えた環が組み込まれ、流動性、しなやかさ、そして自由を暗示している。アリアンヌ(ARIANE)《アリアンヌ》の名の由来は、ギリシア神話に登場する女神・アリアドネ(アリアンヌ)の物語。彼女の愛するテセウスを迷宮から救った導きの糸が隠されているような予感を感じさせると同時に、どこへ行こうと見えない糸が、最後には心と薬指をつないでくれるのではないかと想わせる。2つのラインで構成された《アリアンヌ》の形は、その物語を象徴している。ふと気づけば、2つのラインとそれを繋ぐ線によって、エルメスの頭文字「H」が浮かび上がる。ヘラクレス/エヴァー・ヘラクレス(HÉRAKLÈS & EVER HÉRAKLÈS)強さと繊細さ、力と巧みさ。いつの時代の英雄も、その二重性を備えている。そして英雄ヘラクレスの名を冠したこの指輪もまた、同じ要素を併せもつ。《エヴァー・ヘラクレス》では、エルメスの、そしてヘラクレスの頭文字でもある「H」の文字が2つ、中央に優しく寄り添い、ゴールドやダイヤモンドがまばゆく輝く。「H」の文字とリングが一体となり、どんな障害にも邪魔されることなく溶け合う2つの心を示し出す。エルメスが贈る“幸せに満ちた”ブライダル、銀座店でフェア開催エルメス銀座店の3階 ウォッチ&ジュエリーフロアでは、2018年3月31日(土)から4月9日(月)までの期間、ブライダルフェアを開催。ここでは、3月20日(火)にオフィシャルサイトにて公開された、エルメスが贈る愛と結婚をめぐる物語 《l’amour l’amour l’amour(ラムール ラムール ラムール)》の世界観を表現。「結婚という慣習は堅苦しくなりがちなものだけど、もっと楽しく幸せに満ちたものであってほしい」という願いを込めて制作した物語は、3本のショートムービーで構成される。期間中は、ウエディングリングコレクションが店頭に揃うだけでなく、物語の主人公に扮したGIF画像を楽しめる特設フォトブースが設置されるなど、カップルで楽しめる場所となる。【商品詳細】・エヴァー・ケリーマリッジリング プラチナ/パヴェ・ダイヤモンド(0.42~0.48カラット) PMサイズ 569,000円~マリッジリング プラチナ PMサイズ 174,000円・エヴァー・シェーヌ・ダンクルマリッジリング プラチナ/パヴェ・ダイヤモンド(0.34~0.39カラット) PMサイズ 555,000円~マリッジリング プラチナ PMサイズ 196,000円・エヴァー・セリエマリッジリング プラチナ/パヴェ・ダイヤモンド(0.38~0.42カラット) PMサイズ 555,000円~マリッジリング プラチナ PMサイズ 176,000円・アリアンヌエンゲージメントリング ホワイトゴールド/ラウンド・ダイヤモンド(0.25カラット) 439,000円~マリッジリング ホワイトゴールド 104,000円・ヘラクレスエンゲージメントリング ホワイトゴールド/ラウンド・ダイヤモンド(0.25カラット)/パヴェ・ダイヤモンド(0.05カラット) 707,000円~・エヴァー・ヘラクレスマリッジリング ホワイトゴールド 1H 115,000円※記載は一例。【ブライダルフェア詳細】開催期間:2018年3月31日(土)~4月9日(月)開催場所:エルメス銀座店 3階 ウォッチ&ジュエリーフロア住所:東京都中央区銀座5-4-1 3階TEL:03-3569-3300(代表)営業時間:11:00~20:00 (日曜日は19:00まで)【問い合わせ先】エルメスジャポンTEL:03-3569-3300
2018年03月25日■綺麗になりたい気持ちを加速させよう皆さま、こんにちわ。そして、はじめまして。エルメスと申します。こちらの連載では、背中を押す激励から、時には厳しく叱咤まで、皆さんの「綺麗になりたい気持ち」を加速できるようなコラムをお届けします。私のことを少しお話しすると、ファッション誌に勤め、長年メディアの海にどっぷり浸かった後、起業をしました。生来せっかちなためか、短期間のうちにいろいろな苦楽を乗り越えた経験があるので、それを生かし、美学や人生観についてもお話しできればと思います。■大人な彼との恋愛が美容への関心を高めた私の母は美意識が高い人です。私立の女子中学に入った頃から、母の“美意識”についての指導が凄まじくなったのを覚えています。化粧品は高価なものを与えられ、体型管理のためにジムに入会することになり、ファッションも……と私は母によって鍛え上げられたと思います。そういった環境は、周りから羨ましがられるものでしたが、当時の私はピンとはきていませんでした。そんな私が、自分の美に対して貪欲になったのは、20歳の頃だと思います。当時、好きだった男性は自分より8つも年上。恋愛について右も左もわからなかった私は、自分の気持ちに振り回されるようになりました。彼と街を歩けば、すれ違う女性の目線を感じ、彼と隣を並んでも、彼に不似合いなのではといつも不安になっていたのです。そこからとにかく美容に関して、貪欲になり始めました。綺麗になればなるほど、自分に自信がつき、彼に追いつこうとがんばる気持ちも、認められているような気がしたのです。■自分を肯定するポジティブな気持ちを忘れないでそんなこんなで綺麗になりたいと強く意識するようになって、毎日が揺れ、楽しく、結果的には長年の夢だったファッション誌という狭き関門をくぐることもできました。綺麗になりたい、という気持ちは恋愛以外でも自信になるし、密かに描いていた夢を叶えるのにもつながると知ったことが、今の私なりの“綺麗”を作っているのだと思います。中には、自信をなくす人もいることでしょう。心ない言葉に傷つけられることも。しかし、綺麗になりたいという気持ちは唯一、あなたがあなたを肯定してくれる素晴らしい気持ちでもあります。毎日がせわしなく過ぎていくからこそ、自分に対してのポジティブな気持ちは、いつまでも忘れてほしくないと思います。そんな気持ちを忘れないためにおすすめなのが、自分の定番化粧品である「相棒」を見つけること。浮気せず、ずっと使い続けたいと思う、運命の化粧品はいますか?■長年の友を大事にし、新しい友を見つけよ私なりの美を長年支えてくれているのが、「SKIIフェイシャル トリートメント リペアC」です。出会ったのはそれこそ20歳くらいで、「SKII」の化粧品の開発にも携わっていた皮膚科医を信頼していたことから使用をスタート。その頃仲良くしていた、肌がとても美しいお姉様が愛用していたこともあって、興味本位で手に取りましたが、結果的に長年私の肌を支えてくれています。保湿力が非常に素晴らしく、塗った後はモチモチしすぎて、肌が手に吸い付いてはがしにくいほど。30代に突入し、新しく友となったのが「アルビオンハーバルオイル ゴールド」です。私のオイル嫌いを難なくいなし、今ではなくてはならない愛用コスメに。洗顔後の基礎化粧品前のブースターに使うとその後の水分がどんどん入り、最後のお手入れで使うと、サラッとしつつ程よい油膜を張ってくれます。乾燥で赤くなってしまった箇所に多めにつけて寝ると、朝には何もなかったかのように。2〜3滴でお手入れが済むためコスパも良いです。この2品はもはや私にはなくてはならない、大事な友になりつつあります。直感で「これはいいかもしれない」と思った商品は、長く使ってみることをおすすめします。肌が変わり始めるといわれる、最低3カ月は使用してみましょう。3カ月使用してみて調子がいい、好きかもしれないと感じたら、あなたのスタメン化粧品に加えて良いと思います。化粧品は長く使っていくほうが、効果も感じられやすいですよ。■綺麗になりたい気持ちに乾杯誰もが綺麗になれるのかというと、本人の努力次第としか言えないですが、“綺麗になりたい”という気持ちは誰でも平等に持てるものです。妻でも、少女でも、女性、孫を持つ歳になっても。私たちはいつまでも綺麗になりたいという気持ちと寄り添っていいのです。歳や環境に左右されて、「もう、綺麗でいたい、なんて思ってはダメなんじゃないか」なんて考える必要はまったくありません。ましてや、前述した自分の相棒となる化粧品が見つかれば、自信をなくしそうになってもあなたを支えてくれます。私も自信をなくしそうになったときは、肌を綺麗にしてくれる相棒によりいっそう頼り、綺麗になっては自信を取り戻す……を繰り返してきましたから。さっそく唯一無二の化粧品を見つけ出してみてください。そしてもし、この記事を読んで「綺麗になりたい!」と思うことができたら、ぜひその気持ちに心の中で乾杯しましょう!
2018年03月21日エルメス(HERMÈS)の2018-19年秋冬ウィメンズコレクションが、フランス・パリで発表された。秋の夕暮れ―アーティスティック・ディレクターのナデージュ・ヴァンへ=シビュルスキーが新作発表に選んだ舞台は、紅葉に覆われた秋の山々のような美しい赤に囲まれた世界。会場となったパリ市内の高校には、透明素材で覆われたランウェイを設置。クリア素材が透けて見える赤いライト、そしてランウェイに敷き詰められた赤い石。それら全てが組み合わせされた幻想的な空間で、日没のタイミングに合わせてショーは幕を開けた。ファーストルックはなめらかで肌触りのよいカーフレザーでドレスを仕立てた。ナデージュがデビュー以来大切にしている、限りなく黒に近いブルー・ノワールのレザーピースが後に続くように登場する。表現するのは、レザーとテーラード技術の融合。そしてマスキュリンさとフェミニンさ、スポーティさとエレガンスなど相反する要素を同居させた。ウエストや襟回りには、スタッズが取り付けられ躍動的なアクセントをプラス。スキーウェア風の厚みあるニットには、ハイジュエリーがコーディネートされ、スポーツとエレガンスの融合を着こなしによって具現化する。メゾンの大切なコード、レザー製品の金具をさまざまデザインでプレタポルテに落とし込まれた。バッグ「ピアノ」の正方形の金具がドレスやコートのボタンとなり、「ヴェルー」バッグのチェーンがアウターを飾るデコレーションパーツへ様変わりする。また、革小物「メドール」に引用されていたピラミッド型のスタッズモチーフは、プリントドレスの柄として、もしくはダブルフェイスのウールカシミアの織柄となり、さらにはレザーボタンとしても表現された。エルメスの原点である乗馬の世界。この大切なコードもデザインに反映されている。柔らかなディアスキンのジョッパーズパンツ、ジョッキーが纏うコートやジャケット、さらにはシャツから着想を得たピースが数多く登場している。
2018年03月11日今年流行の兆しを見せている「ナンタケットバスケット」をご存知でしょうか?アメリカの東海岸に浮かぶ島、ナンタケット島で作られている伝統的なバスケットで、いま海外セレブの間で愛用者が続出しているんだとか!“かご界のエルメス”とも言われる美しいナンタケットバスケットについてご紹介していきます。●エリザベス女王に献上も「ナンタケットバスケット」とはナンタケット島はマサチューセッツ州ケープコッドから約30マイル沖に浮かぶ小さな島。日本ではあまり馴染みはありませんが、手つかずの自然が残っており、セレブの避暑地として世界的に有名な場所となっています。ここでは捕鯨が繁栄しており、捕鯨船に一緒に乗り込んだ樽職人が長旅の最中に、樽を作る技術を使って樽に編みつけて作っていたのがナンタケットバスケット。獲った鯨からとれる油とフィリピンで手に入れた籐という材料を使って作っていました。その緻密な手作業は限られた職人に受け継がれ、今では由緒正しい伝統工芸として世界的に知られるようになりました。ニューヨークの社交界で使われたり上流マダムのリゾートバッグとして愛用されたりするだけでなく、イギリスのエリザベス女王に献上されたりホワイトハウスのクリスマスツリーに飾られたりと、その品質や価値は世界のセレブも保証しているんです!●完全オーダー製で作られ、時代を問わず愛されるバスケットナンタケットバスケットの特徴は、何と言っても二つとして同じものが存在しないという付加価値。昔から完全オーダー製であり、一人一人の個性に合わせて丁寧に手作りされています。大きさは直径3センチほどの小さなものから、赤ちゃんが入るゆりかごほどのものまでさまざま。木型の上に、木材や象牙、マンモスの牙などを使ったバスケットの底になる部分を乗せ、底板の溝にバスケットの縦軸を差し込み、バスケットの横軸として籐を細かく編み込んでいきます。素材は全て自然のものを使用。そのため、使い込んでいくとバスケット全体の色合いが籐の明るい色から渋い飴色に変色し、それが重厚感のある味となるのです。ナンタケット島では壊れても丁寧に繕い直してずっと使いつづけたり、象牙に親子代々の名前を彫って母から娘へと受け継いだりと、一生もののバスケットとして大事にされているようです。それだけ頑丈に作られており、また時代を問わず素敵なデザインで使い勝手も良いということなんでしょうね♪●日本でも習い事としてナンタケットバスケットを自作する人が急増中!日本でもブームの兆しを見せているナンタケットバスケット。最近では自分で作れる教室や講座も全国各地に増えており、新しい習い事としてじわじわ人気を集めています。小さなバスケットでも一度の教室で完成させたい場合や、何度も通って本格的な装飾や蓋が付いている豪華なものを作りたい場合など、希望に合わせてさまざまな種類の教室があります。編み上げるのに時間はかかりますが、教室に参加した人によると苦労して作った分バスケットへの愛着もひとしおのようですよ。料金は完成させるまでに材料費別で一回2万円~4万円程度。なかなか値が張りますが、通販で購入できるナンタケットバスケットの相場が1万円~4万円程度なので、体験ができるだけでなく、自分が好きなバスケットを作れるのであれば、決して高くはないですよね。できたナンタケットバスケットにエルメスのスカーフや好きな飾りをつけて、世界で一つだけのバスケットを自慢しちゃいましょう。他の人とバッグで差をつけたい人は、今年のトレンド間違いナシのナンタケットバスケットに是非注目してみてくださいね。(秋山悠紀)
2018年03月08日ナデージュ・ヴァンヘ=シビュルスキー(Nadège Vanhée-Cybulski)によるエルメス(HERMÈS)は、ヴィクトール・デュリュイ高校の庭に建てられた特設会場を舞台に2018-19年秋冬ウィメンズコレクションを発表した。会場は半屋外だったが、客席にはヒーターがめぐらされ、さらに各自にウールのブランケットが配布された。エルメス2018-19年秋冬ウィメンズコレクション / Photographer Jean-François Joséメゾンのコードを様々なアプローチで表現することがナデージュ・ヴァンヘ=シビュルスキーによるコレクションの大きなコンセプトであり、今シーズンは特にエルメスのアイコンであるレザーに焦点を当てている。夕暮れ時を狙ってドラマティックにショーがスタート。ウエストを左右3本のラインでマークしたカーフレザーのコートには、バッグ「Verrou」(フランス語で差し金の意)のチェーンのディテールを配し、レザーのシャツドレスにはバッグ「Piano」のメタルパーツを打ち、シルクプリントのワンピースや、ブランケットステッチのダブルフェイスウールカシミアのジャケットにはバッグ「Medor」のスタッズをモチーフにしている。キルティングジャケットのステッチや、背負うスタイルのミンクの付け襟を合わせたブルゾンなどにも、よく見ると「Medor」のスタッズの様にダイヤモンド型が見えてくるのが興味深い。その他にも、繊細なビーズ刺繍を配したウエスタンシャツや、「Medor」のスタッズ型に仕上げたレザーボタンを配したコーデュロイ風カットミンクのコートなど、どれも目を引くアイテムばかり。素材、ディテール、カッティング、それぞれにエルメスらしさを持たせ、各ルックを完成形に導く手法は、ナデージュ・ヴァンヘ=シビュルスキーの得意とするところだが、今シーズンは今まで以上にエルメスらしさとモダニティーを感じさせ、インテリジェントな印象を与える内容となっていた。
2018年03月08日Photo: Jean-François Joséヴェロニク・ニシャニアン(Véronique Nichanian)によるエルメス(HERMÈS)が1月20日、元々はドミニコ会の修道院や仏陸軍の火薬庫として利用され、2022年からはパリ政治学院の校舎となるアルティーユリー館を会場に2018-19年秋冬メンズコレクションを発表。回廊のオープンスペースに篝火を置いて、その合間をモデルが歩き、コレクションテーマである「オープンエア」と呼応する演出で見せた。アウトドアでの着用を想定し、暖かく、たっぷりとしたボリュームのアイテムが主流。そしてエルメスの2018年の年間テーマとなる「Let’s Play」を意識し、既成概念を壊す遊び心あるコーディネート・色合わせ・素材使いをしている。色味は鉱物から引用したナチュラルカラーが中心で、コバルトやグリーンが印象的だったほか、ピンクやパープルなどの美しい発色の差し色が見られた。スタイリングとしては、スタンドカラーシャツにニットを重ね、コートやブルゾンを羽織るというレイヤードがメイン。コートやライダースには暖かさを強調すべくムートンが用いられている他、メゾンの技術力の高さを漂わせるレザー使いが目立っていた。そのレザーも、起毛繊維を植え付けてモチーフを描いたアイテムも見られ、常に新しい素材を取り入れる姿勢を崩していない。定番となりつつあるマクロヘリンボーンのテクニカル素材“トワルブライト”も、ブルゾンやジレなどに用いられ、独特の光沢と質感を放ち、コレクションに華を添えていた。ニットやバッグで見られた、山間を通る高速道路を描いた「エンドレスロード」は今季のキーモチーフ。それは、1シーズンだけで消費されるのではない、永続的な服をデザインしているというヴェロニク・ニシャニアンのデザインに対する姿勢を象徴しているかのよう。そして今年は、ヴェロニク・ニシャニアンがアーティスティック・ディレクターに就任して実に30周年という節目の年。移ろいやすい今日のファッション業界におては非常に稀なケースである。その長きに渡る道のりと「エンドレスロード」がイメージとして重なり、長く続く関係性を築き上げることこそが、エルメスというメゾンを唯一無二のものにする要素となっているのかもしれない、と思わせたのだった。
2018年02月01日