山崎育三郎と升毅が、竹野内豊主演の刑事裁判官を主人公にした新月9ドラマ「イチケイのカラス」にレギュラー出演することが分かった。2人が演じるのは、竹野内さん演じる刑事裁判官・入間みちおらがいる東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)の公判を担当する検察官。数々の名作ミュージカルに出演する山崎さんが演じるのは、みちおのお目付け役として東京地検第3支部に異動してきた、正義感の強いクールな中堅検事・井出伊織。裁判所主導の現場検証に立ち会ったり、法廷での言動を見聞きしたりするうちに、みちおの裁判官としての確固たる信念に気づき一目置くようになる一方で、起訴した以上被告人の有罪判決を勝ち取らなければならないという検察官の使命もあり、一筋縄ではいかないみちおの存在は厄介でもある。月9ドラマにレギュラー出演するのは「突然ですが、明日結婚します」以来、4年ぶり2作目となる山崎さん。「台本を読み終わった後の爽快感が印象的でした」と語り、「今までになかった刑事裁判官をメインとした作品で、笑いあり、涙あり、家族みんなで楽しめるような内容になっています。1週間の始まりである月曜の夜にぜひ楽しんでご覧いただきたいです」とアピールした。升さんが演じるのは、そんな井出の上司で主任検事の城島怜治。マイペースなみちおの行動を問題視し、破天荒な言動にうんざりしながらも、現場検証には毎回真面目に付き合っている。また、イチケイの部長(小日向文世)とは、司法修習時代の同期でライバル視している。井出とのクスッと笑える絶妙な名コンビ感にも注目だ。「裁判官と検察官は、本来なら一線を画す存在ではあるのですが、現場ではみんなとても仲良く、1つのチームのような雰囲気で撮影しています」と撮影の様子を語った升さんは、「竹野内さんは常に自然体で唯一無二の存在感ですし、黒木さんはとても気さくで気立ての良い女性です。山崎さんもクールで優秀な検事である井出にぴったりはまっています」と共演者についても明かす。そして「“裁判劇”と聞くと堅苦しいイメージやサスペンスを想像されると思うのですが、このドラマはコメディー要素とシリアスな部分のメリハリがついています。裁判に対するイメージも変わると思うので、そこにも期待してご覧いただけたらうれしいです」とメッセージを寄せている。「イチケイのカラス」は4月5日より毎週月曜日21時~フジテレビにて放送※初回30分拡大。(cinemacafe.net)
2021年03月10日竹野内豊主演「イチケイのカラス」に中村梅雀、桜井ユキ、水谷果穂がレギュラー出演することが決定した。民放連続ドラマ初となる刑事裁判官が主人公の本作は、竹野内さん演じる東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)の型破りな刑事裁判官・入間みちおと、みちおに振り回されながらも真実をつかもうと奔走する坂間千鶴(黒木華)らイチケイメンバーの活躍が描かれる。梅雀さんが演じるのは、イチケイメンバーから厚い信頼を寄せられている主任書記官・川添博司。マイペースに事件を深掘りしていくみちおにはいつも頭を抱えており、みちおが捜査権を発動する度に、現場検証のスケジュール調整や記録はもちろん、時には犯人の行動を再現するため全力疾走させられることもあり、苦労が絶えない。ぼやきながらも任務を全うする川添を、コミカルな演技でみせる梅雀さんは「川添はいつも振り回される立場であたふたしていますが、決してみちおのことを嫌いなわけではなく、むしろ好きであるからこそ文句を言いながらも仕事をしている、というところを大事にしています」と役柄について語り、「見れば必ず引き込まれる作品になっているので、法廷ものだと身構えずに、ぜひご覧ください」とコメント。「コンフィデンスマンJP」「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」などに出演した桜井さんが演じるのは、姉御肌の裁判所書記官・浜谷澪。芯が強く、裁判官のみちおや上司の川添に意見することもしばしば。三つ子の男の子を育てる母でもあり、働くママとして大忙しだが、文句を言いながらも書記官としての情熱は常に持ち合わせており、時に深夜に及ぶ検証作業にも真摯に取り組むキャラクターだ。「撮影では、皆さんのセリフの掛け合いがとにかく楽しくて。“これが繋がって一本のドラマになったらどうなるんだろう”と、今からすごく楽しみです」と放送に期待を寄せる桜井さんは、「何より、みちおと坂間の温度差のある掛け合いは本当に見応えがあるので、竹野内さんと黒木さんならではの絶妙なやり取りを是非見ていただきたいです」とアピール。そして水谷さんが演じるのは、新人裁判所事務官・一ノ瀬糸子。各種手続きや資料作成など裁判に関する事務仕事を担い、書記官の川添や浜谷をサポート。イチケイメンバーの最年少でありながら、部長の駒沢義男(小日向文世)や川添相手にも物おじしない度胸の持ち主だ。「凪のお暇」、連続テレビ小説「なつぞら」などに出演し、今回月9初出演となる水谷さんは「竹野内さんと黒木さんとは、別の作品でそれぞれご一緒させていただいたことがあるので、すごく安心感がありますし、いつも憧れの存在です。糸子は新人事務官ということもあって、裁判の専門用語を質問するシーンもあり、視聴者の皆さんに近い目線にいるキャラクターです。私も一緒に勉強するような気持ちで日々取り組んでいるので、そんな糸子にも注目してご覧いただきたいです」とメッセージを寄せた。「イチケイのカラス」は4月、毎週月曜日21時~フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年03月02日トルコに住むネスリハン・オランチさんは動物が大好きな女性。彼女は近所の野良猫のために、自宅のパティオに猫たちの食べ物を置いています。ウェブメディア『The Dodo』によると、猫たちは用意した食べ物が足りなくなるとドアの前で鳴いて、ネスリハンさんに「ごはんちょうだい」と知らせてくるのだそうです。ごはんが欲しい猫が鳴いていると思ったら?ある日ネスリハンさんが自宅にいた時、パティオから猫の鳴き声が聞こえてきたのだとか。猫のご飯がもうないのかしら。そう思って窓から外の様子を見た彼女は目を疑います。なんと鳴いていたのは…猫ではなくカラスだったのです!Her gün kedileri için balkona mama bırakan Neslihan Hanımı kedi taklidi yaparak kandırmaya çalışan kurnaz Alakarga :) (O duyduğunuz sesi kuş çıkartıyor)Posted by Alper Tüydeş Fotoğraf on Saturday, February 6, 2021Her gün kedileri için balkona mama bırakan Neslihan Hanımı kedi taklidi yaparak kandırmaya çalışan kurnaz Alakarga :) (O duyduğunuz sesi kuş çıkartıyor)Posted by Alper Tüydeş Fotoğraf on Saturday, February 6, 2021カラスの鳴き声は、ご飯を欲しがる猫の鳴き声とそっくりなのだそう。どうやらこのカラスは猫たちが食べ物をもらう様子を見て、「ははーん、こうすれば食べ物がもらえるのか」と学習したようです。それだけではありません。ネスリハンさんはこのカラスにも食べ物をあげました。するとカラスは食べながら、今度は猫がケンカしている時のような声で鳴き始めたのです。これは猫に食事を邪魔されないように、近くにいる猫たちを怖がらせて追い払おうとしていると思われます。ネスリハンさんは「すごくびっくりしました。カラスが猫のような声で鳴くなんて今まで聞いたことがありません!」と語っています。カラスは知能が高い鳥だといわれますが、まさかここまで賢いとは…驚きますね。[文・構成/grape編集部]
2021年02月22日埼玉県にある大宮駅。埼玉県最大のターミナル駅として、多くの人が利用しています。@f1ce91e265df474さんは、そんな大宮駅の看板が変わった瞬間を目撃したのだとか。Twitterに投稿したところ反響が上がった写真が、こちらです!『犬宮駅』…?大宮の『大』に点が付いて、『犬』になっています!いつの間にか、改名されていたのでしょうか。写真をアップしてみると…。北千住駅や八王子駅の壁面文字は鳩の居場所になっていたり、大宮駅は烏がとまって犬宮駅になっていた事があった。 pic.twitter.com/FakjGoHWhH — (名前なし) (@f1ce91e265df474) February 11, 2021 点ではなくて、看板にカラスが止まっているではありませんか!どうやら黒い文字の看板と、カラスの色がマッチして『犬』の文字に見えていたようです。投稿には、新しい駅名の一瞬の誕生に大きな反響が上がりました。・位置が完璧なんだよな。『大営駅』も見たかったです。・私もよく『犬宮駅』になっているところを見ました!・もうカラスも確信犯なのでは?犬の駅になっちゃうね。・声を出して笑ってしまった!よくこの瞬間を撮れましたね。大宮駅を通った時には『犬宮駅』になっていないか、確認したくなってしまいますね![文・構成/grape編集部]
2021年02月14日日本で身近な鳥というと、スズメやハト、カラスを思い浮かべますよね。それらの鳥の中でも、カラスはずば抜けて知能や学習能力が高いとされています。近年では『カラスは人間のゴミをあさる鳥』というネガティブなイメージが強くなっていますが、それも知能が高いゆえの行動なのでしょう。「カラスなぜ鳴くの」という歌詞から始まる童謡『七つの子』からも分かるように、昔からカラスは日本で身近な鳥と親しまれていたようです。蛇口を見つめるカラスに、水を出してあげると…ある日、外出中に1羽のカラスと出会ったという、ふみ(@fumieval)さん。カラスは何かを訴えかけるように、ふみさんの顔と水飲み場を交互に見つめていたといいます。「もしかして、水が飲みたいのかな?」カラスの挙動からそのように感じ取ったふみさんは、水飲み場の蛇口をひねってあげることに。すると、カラスは嬉しそうに水を飲み始めたのだとか!カラスが目の前に現れ、水飲み場とこちらを交互に見つめていた。水が飲みたいのだと察して栓をひねってあげたら喜ばれた pic.twitter.com/O9UGuL9apo — ふみ a.k.a.DJ Monad (@fumieval) February 8, 2021 蛇口をひねれば、おいしい水が出てくること。そして、目線で人間に訴えかければ応じてもらえる可能性があることを、カラスは学習していたのでしょう。カラスの知能の高さが分かる、今回のエピソード。ふみさんが写真とともにTwitterに投稿すると、多くの人から反響が上がりました。ほかにも、ふみさんと同じように、訴えかけてくるカラスに水をあげた経験のある人もいるようです。カラスは人間の顔を記憶するという説があります。そのうち、『鶴の恩返し』ならぬ『カラスの恩返し』が起こるかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2021年02月13日柴犬の、まるくんと暮らす飼い主(@marutaro2000)さんがTwitterへ投稿した動画が、話題になっています。狩猟本能からか、鳥などの動くものを見つけると後を追いかける犬もいますよね。しかし、まるくんの場合は少し違うようで…。柴犬と仲良くなりたいカラスが可愛い pic.twitter.com/Sg7qqQdjvq — 柴犬まる (@marutaro2000) January 11, 2021 カラスに好かれてる…!よほどまるくんが気になるのか、徐々に近づいてくるカラスの姿が…!鳥といえば、危険を感じるとすぐに飛んでいくイメージがありますが、カラスはまるくんに興味津々です。まるくんもその様子に気が付き、大人しくしているのかもしれませんね。ネット上では、1羽と1匹の光景に癒された人が続出しました!・興味がなさそうに近付いてくる姿がかわいすぎる…!・大人しく付き合うまるくん…!ほほえましい光景ですね。・まるくんも近付くカラスを気にかけているのが素敵。種を越えて仲むつまじい様子のカラスとまるくん。この間でどんな会話が交わされているのか気になってしまいますね…![文・構成/grape編集部]
2021年01月21日英ロンドン・テムズ川沿いにそびえる要塞「ロンドン塔」から、“女王”が消えた。ロンドン塔では常にワタリガラスが数羽飼育されており、カラスの世話は「レイヴンマスター」という役職を与えられた衛兵が行う。カラスたちが全て去ってしまうと要塞も王国も滅びるという伝説がある。BBCによると、2007年に塔へやってきたメルリナという名のメスのカラスが数週間ほど姿を見せていないという。現在、ロンドン塔では7羽のカラスが飼育されているが、メルリナは群れの支配者として長く君臨し、カラスの女王として国民から親しまれていたという。「これほど不在が続いているということは、残念ですが亡くなってしなったのかもしれません。仲間のカラス、レイヴンマスター、塔のコミュニティにいる私たち皆、彼女を惜しんでいます」とスポークスパーソンはコメントしている。メルリナの空席を埋めるカラスを迎える予定は今のところないという。
2021年01月14日来年春スタート予定の月9ドラマは、刑事裁判官を主人公にした爽快リーガルエンターテインメント「イチケイのカラス」。この度、主演の竹野内豊と共演の黒木華がクランクインしたことが分かった。天気にも恵まれ、幸先の良いスタートとなった本作。まずは、堅物タイプな裁判官・坂間千鶴役の黒木さんがクランクイン。最初の撮影は、東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)に異動してきた坂間が裁判所に足を踏み入れる、彼女にとってのファーストシーン。髪をまとめ、スーツを着こなした黒木さんは、監督と共に段取りを入念に確認する様子が見られる中、現場はなごやかな雰囲気で、撮影の合間にはスタッフと談笑する姿も。続いて、自由奔放で型破りな主人公・入間みちお役の竹野内さんが登場し、スタッフから紹介され大きな拍手が送られると、黒色の法服に身を包んだ竹野内さんは、爽やかな笑顔で両手を振って応えた。最初の撮影は、みちおが坂間の制止を振り切り、法服のまま昼食を買いに行くシーンだ。2人の掛け合いが見どころとなっているこのシーンでは、今回が初共演となる2人は一緒に段取りを確認。カメラが回ると、軽やかに走ったり階段をジャンプで下ったりと、みちおらしいコミカルな動きで現場を笑わせていたという。「イチケイのカラス」は2021年4月、毎週月曜日21時~フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2020年12月04日竹野内豊が11年ぶりにフジテレビ月9ドラマに出演する、「イチケイのカラス」が2021年4月より放送決定。竹野内さんと共に月9初出演の黒木華と裁判官を演じる。今作の主人公・入間みちおは、絶対に冤罪を生むことのないよう、自らの足で現場検証を行い、事件の真相を明らかにしていくという異端な刑事裁判官。これまで弁護士、検察官が主人公のリーガルドラマは数多く放送されてきたが、裁判官を主人公として描く民放連続ドラマは意外にも今作が初。馴染みが薄く、冷たいエリートと思われがちな裁判官と裁判所書記官だが、今作では彼らの人間臭く温かみのある活躍に光を当てる。東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)の刑事裁判官・入間みちおを演じるのが、公平さを象徴する黒色の法服に身を包む竹野内さん。自由奔放で型破りなみちおと、みちおに振り回されながらも真実をつかもうと奔走する“イチケイ”メンバーの活躍をコミカル&ビターに描く、全く新しい爽快なリーガルエンターテインメントとなる。みちおはひげを生やし、服装はカジュアル。ゆるい空気をまとい、とぼけた発言をすることもしばしば。お堅い裁判官のイメージとはほど遠いが、しがらみや偏見、先入観に一切とらわれない自由な観察眼と、徹底的に調べ上げる探究心を持ち、弁護士団や検察官たち両方から恐れられているクセ者。一方で、1人あたり常に250件前後の事件を担当する刑事裁判官にとって、迅速かつ効率的に事件を処理することは大きな使命のひとつだが、「そんなことはお構いなし」と言わんばかりに、マイペースで事件を深掘りしていくみちお。周囲のイチケイメンバーたちはいつも頭を抱えている。そんなみちおは、実は元弁護士という異色な経歴の持ち主。裁判官になった背景には、10年前のとある事件が深く関わっているらしく、物語が展開するにつれ、みちおの知られざる過去が次第に明らかになっていく。竹野内さんが月9に出演するのは、上戸彩と共演したラブストーリー「流れ星」(2010)以来実に11年ぶりとなり、連ドラ出演は「義母と娘のブルース」(TBS、2018)以来3年ぶり。これまで教師、刑事、弁護士、タクシードライバーなどさまざまな役どころを演じてきたが、裁判官役は自身初。初めて法服を身にまとったときの感想を「袖が広がっていて、手を広げると本当にカラスのようです」とお茶目に語る。実は入間みちおというキャラクターは、浅見理都による原作上は主人公ではなく、眼鏡をかけた小太りな中年裁判官として描かれているが、原作者の了承のもと、ドラマでは主人公に据え、魂はそのままに風貌を大胆にアレンジ。竹野内さんならではの、新“入間みちお”像が誕生した。そして、そんな入間みちおと真逆タイプの裁判官なのが、坂間千鶴(さかま・ちづる)。男性社会の法曹界において若くして特例判事補(※)になった優秀な女性。東大法学部出身でエリート中のエリートだが、冗談が全く通じない超堅物なタイプで、「裁判官が的確かつ速やかに事件を処理することで日本の治安が維持されている」と自負している。そんな坂間がイチケイに異動してきた理由とは、事件の処理件数が信じられないほど少なく、会社なら倒産レベルの赤字状態であるイチケイを立て直すため。迅速さと効率性を求める坂間にとって、現場検証を何度も行い、じっくりと事件の真相を深掘りしていくみちおの仕事スタイルは全く理解ができずイライラが募るばかり…。初めこそ反発してばかりの坂間だったが、事件をただの“案件”ではなく“一人一人の人生”として扱うみちおの信念に気づいたとき、「判決を下すだけではなく、裁判官として何ができるのか」という問いに直面することになる。(※特例判事補…裁判官として実務を5年以上経験し、判事と同等の権限を有する判事補のこと)坂間千鶴を演じるのが黒木さん。恋に人生に悩めるアラサー女子、大島凪を演じた主演ドラマ「凪のお暇」以来2年ぶりの連ドラ出演となり、月9には初出演。また、フジテレビ系連続ドラマへの出演は2013年放送の「リーガルハイ』(第2期)以来8年ぶり。竹野内さんとは初共演となる。黒木さんにとっても裁判官を演じるのは初めてで、原作では男性の坂間真平という堅物な裁判官として登場するが、こちらも原作者の了承のもと、ドラマでは性別を女性にし、坂間千鶴という新たなキャラクターとして描いていく。作品によって全く違う顔を見せる黒木さんが、新たに誕生した坂間千鶴をどのように演じるのか注目。竹野内さんと黒木さんは11月にクランクインし、現在撮影中。原作は浅見理都により2018年に発刊された同名人気コミック(講談社モーニングKC刊)。綿密な取材を重ねて紡がれたリーガルコミックの傑作であり、法曹界の中でもファンが多いという。浅見はドラマ化にあたり「大変うれしいです!ドラマで再び『イチケイのカラス』のキャラクターに会えるのを、今から楽しみにしています」と喜びのメッセージを寄せている。竹野内さんは、初共演の黒木さんについて「変幻自在に役を演じられる日本で貴重な女優さんで、いつか共演してみたいと思っていた」と明かし、さらに「人の今後の人生を左右する職業なので、型破りな役ですが、そこは丁寧に演じていかなければと思っています」と意気込みを語る。さらに、「まだ、発表できていないイチケイメンバーの方たちも個性的で、イチケイメンバーがそろった時のオフの会話が本当に面白く、笑いの絶えない現場」と明かし、「イチケイメンバーの会話のテンポも良く、一人一人のキャラクターが生きているので、これは面白い作品になるだろうな」とコメント。また、黒木さんは「今回初めてご一緒させていただきましたが、みちおさんを独特な雰囲気や、間で、魅力的に演じてらっしゃってすごく楽しいです」と竹之内さんの印象をコメント。「ただ堅いだけでなく、正義に対して熱い坂間を人間らしく演じられたら」と期待を込めて語っている。「イチケイのカラス」は2021年4月、毎週(月)21時~フジテレビ系にて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2020年11月30日ゴミを漁ることから、街の厄介者とされているカラス。気の立ったカラスに攻撃された経験から、「カラスは怖いもの」と思っている人も少なからずいるようです。しかし、カラスの中にも話の通じる子がいるかもしれません。みつつぐ(@mitutugu)さんが描いた、人から聞いたというカラスのエピソードをご紹介します。ノリで道案内を頼んだら人から聞いた不思議な話を漫画にしてみた 11 pic.twitter.com/FPIMsU7XIf — みつつぐ (@mitutugu) June 21, 2020 カラスに声を掛けられ、思わず道案内を頼んだ男性。報酬をチラつかせたところ、なんとカラスは目的地の前まで飛んでくれました!驚きのエピソードに、さまざまな感想が寄せられています。・「カラスは知能が高い」というので、道案内くらいできるのかも?・たまに、人の言葉が分かっているんじゃないかと思う時がある。・神々の遣いである『八咫烏(ヤタガラス)』だったのかもよ!また、「カラスに話しかけたらいうことを聞いてくれた」という体験談も複数寄せられました。種の異なる生き物を、動物が助けることはままあります。カラスも本当に人間が困っている時には、察して助けてくれる…かもしれません![文・構成/grape編集部]
2020年06月22日北欧のラトビアで目撃されたほほ笑ましいシーンが話題になっています。車に乗っている撮影者さんは、道路の真ん中に何かがいるのを見つけて停車しました。そこにいたのはハリネズミとカラス。一体何をしているのかと思ったら…。ほら、早く渡って!車にひかれちゃうよ!なんとカラスがハリネズミの横断を手伝っているではありませんか!道路を渡っている途中でなぜか何度も立ち止まるハリネズミ。するとカラスがハリネズミのお尻をツンツンとつついて歩かせています。そして無事に道路の端まで渡り終えたら、カラスは安心したようにハリネズミから離れました。この動画は37万回以上視聴され、たくさんのコメントが寄せられています。・賢くて優しいカラスだな。・この鳥は彼がこの惑星の99%の人間よりいい奴だということを証明した。・このカラスは前世で「道路を横断するおばあさんを手助けする」のを始めた先駆けに違いない。本当にカラスがハリネズミの横断を手助けしたのかどうかは分かりませんが、少なくとも映像ではそのように見えます。もしかすると私たち人間が知らない動物の世界では、こんな風に種を超えた温かい交流が行われているのかもしれませんね![文・構成/grape編集部]
2020年05月29日こんにちは。アートディレクターの諸戸佑美です。歌劇『蝶々夫人』で歌われる「なんて美しい空!」(作曲/プッチーニ)や『椿姫』の「さよなら、過ぎ去った日々よ」(作曲/ヴェルディ)、『トスカ』の「歌に生き、恋に生き」(作曲/プッチーニ)など、オペラに馴染みのない方でも世紀の歌姫マリア・カラスの名を聞いたことがあるのではないでしょうか。唯一無二の歌声と、演じるキャラクターが憑依する女優としての才能、さらにエキゾチックな美貌と圧倒的なカリスマ性で音楽史に永遠に輝く星となったオペラ歌手、マリア・カラス。スターの座に上り詰めた彼女の名は、自分にも他人にも妥協を許さない、完璧を求めるスタイルや自尊心が高いゆえの周囲との衝突、世間を騒がした恋愛など数々のスキャンダルによってさらに広まりました。【シネマの時間】第50回は、1977年に逝去したオペラ歌手マリア・カラスのドラマチックな人生を紐解くドキュメンタリー映画『私は、マリア・カラス』をトム・ヴォルフ監督のインタビューを中心にお送りします!監督のトム・ヴォルフは、マリア・カラスの歌声に惚れ込み、3年に及ぶ「真のマリア・カラスを探す旅」の中で、マリア・カラスの未完の自叙伝や封印されてきたプライベートな手紙、秘蔵映像、音源などを入手。自宅でリラックスする様子や友人たちとクルーズを楽しむ姿を収めた8ミリ映像、16ミリのプライベートフィルム、熱狂的なファンが無許可で撮影したパフォーマンス映像、お蔵入りとなったテレビインタビューなど、作中の半分以上が初公開素材で構成。これまでモノクロでしか見られていなかった映像も写真をもとにカラー化しています。未完の自叙伝で綴られる言葉や、友人、愛する人に宛てた手紙は映画『永遠のマリア・カラス』でカラス役を演じたファニー・アルダンが朗読。マリア・カラス本人の歌と言葉だけで綴られる真実の告白は、アーティストとして真摯に高みを目指そうとする姿や、ひとりの女性として結婚や出産、幸せの間で揺れ動く姿など観る者に多くの共感を呼びパワーを与えるでしょう。12月21日(金)より日比谷のTOHOシネマズ シャンテや渋谷のBunkamura ル・シネマほか全国で順次ロードショー!ぜひ、映画館でお楽しみください!■映画『私は、マリア・カラス』あらすじー初めて自らの言葉と歌だけで綴る、ディーバと呼ばれた女性の切ない人生の真実。■トム・ヴォルフ監督インタビューーーポスター、とても素敵ですね。ありがとうございます。フランスやアメリカのポスターとは違う日本のポスター、すごくいいなと思っています。同じ写真で作っていますが、仕上がりが違っていて楽しませてもらっています。あのマリア・カラスの写真は、随分長いあいだ観ていますが、未だに魔力を感じるんです。目が離せないんですね。ーーそうですね。映画も鑑賞させていただいたのですが、とても素晴らしく惹き込まれました。マリア・カラスのことをより身近に感じ、さらに好きになりました。12月にいよいよ日本で公開ですが、今のお気持ちをお聞かせください。ものすごくハッピーです。ドキドキしています。言葉になりません。5年かけて製作したのですが、とても大変でしたし、まさか40カ国で公開されるなんて思ってなかったです。一国でも公開されるかわからなかったんです。非常に複雑で時間のかかるプロジェクトで、一体どこに行くかわからない旅でした。特に日本で封切られることに非常に喜びを感じています。というのは、私と日本の間にはとても個人的な関係がありまして、14年前に初めて日本へ来て、その時に本当に日本文化に完全に恋に落ちました。当時、富士山に登ったんですけれども富士登山の経験というのが、自分の人生を変えてしまったんです。マリア自身にとっても日本というのは、とても意義深い国だと思います。舞台に立ったマリアの最後の公演が、日本だったのです。40年以上経って日本にまた再び来れたことは、彼女にとっても意味のあることだと思いますし、日本の観客の皆さんとマリア・カラスのラブストーリーがまだ続いているように思うのです。ーー日本にもたくさんのファンがいて、これまでにも数々のマリア・カラスの映画が製作されましたが、今までにない作品だと思います。没後40年経った現在、マリア・カラスの映画を撮ろうと思ったのはなぜですか?もともとオペラのこともマリアのこともあまり知らなかったんですが、このような形でマリアの映画を創ることになったのは宿命的なものがあったのかと思います。初めてニューヨークのメトロポリタンオペラでイタリアのオペラを聴いて、いろいろ調べていたらマリア・カラスのレコーディングの声を聴きまして、あまりにも素晴らしかったので、もっと知りたくなったんです。多くが関係者が語ったもので、彼女の人生の中には、今なお語られていない素晴らしいストーリーがあることがわかったんです。彼女自身の言葉ではまだ伝えられていなかったので、新しいアプローチで映画にするといいんじゃないかと思いました。ーー宿命的に感じたんですね。直感ですね。はい。マリア・カラスのことをまったく知らないところからスタートして、いろいろ調べてリサーチしました。彼女については、本当にたくさんの本やTV番組があるのですが、いつも他の人の言葉なんですね。そのことに私はとてもフラストレーションを感じて、本当は彼女はどういう人だったのか真実を伝えたいと思いました。もし私がこのプロジェクトができたなら、他人の言葉でなくマリア・カラス自身の言葉で語りたいと思ったのです。というのは、私自身がマリア・カラスのことを知りたいという気持ちもありましたし、観客に一体彼女は本当のところどうだったのかということを他の人の言葉でなく彼女の言葉で知ってほしかった。ーーなるほど。監督のプロフィールを読むと、優れたインタビュアーでもあり、その気持ちは私もよくわかります。3年もの時間をかけて世界中をまわってマリア・カラスの友人たちを探し出し、未完の自叙伝や400通を超える手紙を探し求め、監督の並々ならぬ情熱を本当に素晴らしいと思います。この間の心に残るエピソードを教えていただけますか?舞台裏のエピソードですね。世界中をさまざまなマテリアルを求めて旅したのですがとても大変な旅でした。全部を彼女自身の言葉で製作したかったので、世界中に散らばった材料を見つけるのが大変だったのです。材料を見つけ出してから次に難しかったのは、それを編集することなんですね。バラバラのパズルをどう編集するか。集まったいろいろな材料でひとつのクリアな絵を創らなければいけないのが、とても大変でした。編集作業をしている時に、富士山を登山したことを思い出していました。6カ月くらい編集してたんですけれども、本当に同じ大変さで、あの聖なる山を登るのと同じような気持ちでした。つまり力も必要だし、忍耐力も必要だし、愛と尊敬が必要だと思いました。ーー山登りは、お好きなんですか?実は、そんなに好きじゃなかったんです(笑)。富士山で初めて登山体験をしました。2度目の登山がこの映画です。私は実は登山が好きなのかもしれない。こういう映画を創れたのだから(笑)。ーー世界中をマリア・カラスについての資料を探して本当に素晴らしい情熱だと思います。監督は、マリア・カラスのどこに特に惹かれたのですか?私は、全然オペラのことを知らなかったんですが、一番最初に彼女の歌声を聴いたときに感じた感情が、今までにないものでそこに惹き込まれました。また、彼女の人生や宿命、悲劇的なもの、彼女がそういったすべてを超えて歌にしてアートにして、またそれがレガシーとなって、未だに世界中の人々の心を動かしているところに惹かれたんです。ーーそうですね。すごいパワーだと思います。音楽史に永遠に輝く才能と絶賛されたマリア・カラスですが、一方でいろいろなアクシデント、パッシングにもあっています。28歳年上の男性との結婚、大統領やセレブも駆けつけたローマ歌劇場の舞台を第一幕で降りたことへのパッシング、メトロポリタン歌劇場の支配人とのバトル、ギリシャの大富豪オナシスとの大恋愛、そしてそのオナシスが元ケネディ大統領夫人ジャッキーと結婚したことを新聞で知るという、とても切ない衝撃の顛末などドラマチックな人生でまさにオペラの中の主人公のようです。監督は、マリア・カラスのような女性の生き方を男性としてはどう思われますか?私は、この映画を彼女の視点で創りました。つまり女性の視点で創ったということで、自分の視点というのは全部取り除いて、彼女の視点を観客へ伝えるためのいわば媒体、メッセンジャーになったのです。自分の視点はまったく排除しているんです。彼女が自分自身として女性としての自分、アーティストとしての自分、キャリアを持っている自分。そのいろいろな面から見た彼女を全部映画で表現しました。女性の人は非常に共鳴できると思います。特に50〜60年代、あれだけのキャリアを持っていたということは、女性としてはとても大変だったと思うのです。より強くならなければならなかった。ーーなるほど、メッセンジャーなのですね。確かにプロフェッショナルな歌姫としての姿に感動しましたし、あのような繊細で可愛らしい面があったのだということもわかってより身近に感じました。はい。この映画を創ったポイントはまさにそうなんですね。マリア・カラスの偉大なアイコンであり、伝説の歌姫のもうひとつの顔が、素晴らしく美しい人間であったということを観せたかったんです。この映画を観ることによって皆さんが、マリア・カラスを身近に感じると共に、人間的な面が理解できたからこそ、アーティストとしての彼女をより愛せるようになるという風になれば良いと思います。つまり彼女の人間としての脆さを理解することによって、彼女は神と言われていたわけなんですが、そうではなくて人間なんだ。人間が天に近づこうとしてもがいていたことを、理解していただけたら嬉しいです。ーー手紙の語りの部分も個人的に語られてるように感じられて、あんなに筆まめな方だったんだなということにも驚きました。そうですね。たくさん手紙を書いていますよね(笑)。携帯もメールもない時代で、伝達の手段が手紙でした。手紙というのが私たちにより親密さを感じさせるわけです。手紙の中に書かれている感情は、特別に親密なもので、ある意味彼女の内なる声だと思います。ーー監督自身が一番好きなシーン、そして今回劇中でさまざまなオペラを聴くことができるのも見所ですが、特に好きな楽曲を教えてください。そして最後に読者の皆さんにメッセージをお願いします。まずは、歌劇ノルマの「清らかな女神よ」(作曲/ペッリーニ)がやっぱりすごいなと思うのですが、58年の彼女の絶頂期の場面をフルカラーで観ることができるのもワクワクします。でも同時にトスカも良いし、カルメンも良いし、ひとつのシーンを選ぶのは難しいですね(笑)。観ていただいた方が、彼女の内面から見た人生から何かを感じていただけたらと思います。マリア・カラスは、歌に生きた特別なアーティストであり、恋に生きたひとりの女性であったわけなんですけども、彼女の宿命・人生といったものを内側から経験していただいて、より理解することで素晴らしい伝説的なアーティストの人間というものをありのままに感じていただければと思います。ーー貴重なお話をありがとうございました。映画のご成功、今後のご活躍を心よりお祈りしております!■トム・ヴォルフ監督プロフィールロシア、サンクトペテルブルク生まれ、フランス育ち。2006年に映画作りを始める。カメラマンとしても活躍。ファッション広告、国際的組織や企業のPR映像、オペラをテーマとする短編映画などを製作。シャトレ座ではオーディオビジュアル・コミュニケーションを3年に渡り担当し、さらに、プラシド・ドミンゴ、スティング、デヴィッド・クローネンバーグなどの数々の偉大な人物や作家のインタビュアーとしても活躍。2013年にニューヨークに移り、マリア・カラスの歌声に感銘を受け、マリア・カラスを探求するプロジェクトを開始。3年間にわたり世界中を旅し未公開の資料や映像、音源を探す。またカラスの近親者や仕事相手にも会いに行き、60時間以上のインタビューを実施。そこで得た貴重な情報や素材が初の長編監督映画となる『私は、マリア・カラス』(原題:Maria by Callas)、3冊の書籍、2017年9月パリで開催した展示会などで公開。■映画『私は、マリア・カラス』作品紹介映画『私は、マリア・カラス』2018年12月21日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamura ル・シネマほか全国で順次ロードショー!公式サイト:原題:Maria by Callas監督:トム・ヴォルフ製作:トム・ヴォルフ朗読:ファニー・アルダン製作年:2017年製作国:フランス配給:ギャガ上映時間:114分映倫区分:G©2017 - Eléphant Doc - Petit Dragon - Unbeldi Productions - France 3 Cinéma■映画『私は、マリア・カラス』登場人物アリストテレス・オナシス(海運王)バティスタ・メネギーニ(実業家・夫)エルビラ・デ・イダルゴ(ソプラノ歌手・恩師)ジャクリーン・ケネディ(元米国大統領夫人)ヴィットリオ・デ・シーカ(俳優・映画監督)ピエル・パオロ・パゾリーニ(映画監督)ルキノ・ヴィスコンティ(映画監督)オマー・シャリフ(俳優)ブリジット・バルドー(女優)カトリーヌ・ドヌーヴ(女優)グレース・ケリー(女優・モナコ公妃)レーニエ3世(モナコ大公)エリザベス・テイラー(女優)ウィンストン・チャーチル(元英国首相)エリザベス女王マーガレット・ローズ(エリザベス女王の妹)ジャン・コクトー(作家)フランコ・ゼフィレッリ(映画監督・オペラ演出家)ジュゼッペ・ディ・ステファノ(テノール歌手)ルドルフ・ビング(メトロポリタン歌劇場支配人)エドワード8世(ウィンザー公爵)ウォリス・シンプソン(ウィンザー公爵夫人)【シネマの時間】アートディレクション・編集・絵・文=諸戸佑美©︎YUMIMOROTO
2018年12月14日真っ黒な見た目に加え、ゴミをあさったり、時に人間を威嚇したりすることもあるなど、嫌われ者として語られることの多いカラス。カラスにまつわる不吉な迷信も多く、できれば関わりたくないと思う人もいるのではないでしょうか。【全ての画像はこちら→】吉田伊織さん(@iori_ysd)がTwitterに投稿したのは、そんなカラスとのひとコマ。カラスの印象が少しだけ変わってしまうような交流を垣間見ることができます。----------柵の上にたむろするカラス。このカラスが何か食べていたため写真を撮ろうとしたところ、なんと近づいてきたとのこと!え……怒らせちゃった……?(スッ……)くれるの!?「どうぞ♪」このつぶらな瞳!!こんなにも穏やかな表情をしたカラスを見たことがあるでしょうか。カラスが食べ物を差し出してくれた意図はわかりかねますが、かわいい顔をしていることだけは間違いありません。これまでカラスに恐怖心を抱いていた人も、少しばかりイメージが変わったはず♪さすがにこのおすそ分けは遠慮したという吉田さんですが、その後カラスは自分で再び食べ、「ホントにいらなかった?」という顔をしていたということです。このやりとりを捉えた画像のすべては、関連記事の『【かわいいカラス画像】食事中のカラスが見せてくれた愛くるしい表情に胸キュン』からもご覧いただけます♪食べ物を奪っていくイメージもあるカラスにおすそ分けされるなんて、お腹がすいているように見えたのかもしれませんね!●文/パピマミ編集部
2016年12月07日20世紀最高の歌姫(ディーヴァ)、マリア・カラスをはじめ、音楽史に燦然と輝く偉人を世に送り出してきたオペラハウスの最高峰、“ミラノ・スカラ座”。いまなおイタリア・オペラの代名詞的存在として栄華を紡ぐ歌劇場の「全貌」を鮮やかに紐解くアート・ドキュメンタリー『ミラノ・スカラ座 魅惑の神殿』が、12月より公開されることになった。240年もの歴史に彩られた、イタリア・オペラの最高峰とされる歌劇場“ミラノ・スカラ座”。ジュゼッペ・ヴェルディ、アルトゥーロ・トスカニーニ、ルキノ・ヴィスコンティといった、数々の偉人たちと切り離しがたく結びついた伝説は長年受け継がれ、今日に至るまで神聖さを保ち続けている。50年代には、ヴィスコンティ演出による『椿姫』で劇場に記録的収益をもたらした、スカラ座屈指のスター、マリア・カラスが生まれ、全盛期を迎える。オペラだけでなく、数多くの人気ダンサーを生み出すバレエ団・バレエ学校を併設するほか、管弦楽団や合唱団の公演も行われ、まさしく「芸術の殿堂」としての名声を欲しいままにする、スカラ座の“すべてに迫る――。本作は、出演者の練習風景や、シーズンを迎える準備に追われるスタッフの様子から、伝説を生み出した歴史的な建物の外部と内部、歌劇場の構造設備を鮮明な映像で紹介するほか、リッカルド・ムーティ、プラシド・ドミンゴ、ロベルト・ボッレなど、スカラ座とゆかりのある著名人のインタビューや貴重なアーカイブ映像で綴られるドキュメンタリー。アカデミー賞外国語映画賞に輝いた『グレート・ビューティー/追憶のローマ』の撮影監督ルカ・ビガッツィによる圧巻の映像美も、大きな見どころの1つだ。指揮者で総監督のダニエル・バレンボイムに、「この劇場は生きている」と言わしめるスカラ座。観客は、いまなお生々しく新たな芸術を育むオペラハウスの“現在”から“過去”を目の当たりにし、時空を超えた歴史の旅へといざなわれていく。オペラ初心者にとっても、格好の歌劇&歌劇場ガイダンスであり、芸術の創造の記録となるだろう。『ミラノ・スカラ座 魅惑の神殿』は12月、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月22日慶應義塾大学(慶大)は3月10日、ニューカレドニアに生息する「道具を使うカラス」のくちばしが、道具の使用に適した特殊な形態に進化していることを発見したと発表した。同成果は同大大学院社会学研究科の松井大氏、同大文学部の伊澤栄一 准教授、同大理工学部の荻原直道 准教授、山階鳥類研究所の山崎剛史 研究員らと、オークランド大学、コーネル大学、マックスプランク研究所との国際共同研究チームによるもの。3月9日に「Scientific Reports」オンライン版に掲載された。ヒト以外の動物の道具使用は、霊長類で研究が進んでいるが、近年鳥類の一部においても道具使用が進化していることが発見されている。中でもニューカレドニアに生息するカレドニアガラスは、鉤爪状に整形した小枝や葉をくちばしで咥えて木などにいる虫をとって食べることで知られる。しかし、一般的にカラスのくちばしは下向きに曲がっていて小枝を顔の正面で安定して咥えるには不向きな形をしており、なぜカレドニアガラスが道具を使用できているのかは明らかになっていなかった。今回の研究では、カレドニアガラスをはじめとするカラス10種類とキツツキ1種の標本を使用し、CT撮像によってデジタル3D化した頭部形態を比較する解析を行った。その結果、カレドニアガラスの下くちばしは「しゃくれ」上がっていることが特徴で、これによってくちばしが顔の正面に向かってまっすぐに伸び、かつ上下のくちばしのかみ合わせが平面をした形になっているため、道具を「握る」のに非常に適していることがわかった。一方、ほかの9種のカラスのくちばしは、程度の差こそあれ下向きに曲がっていた。同研究グループは、同成果はカレドニアガラスの道具作成・使用が鳥にとっての手ともいえるくちばしの特殊な形態に支えられている可能性を強く示すもので、霊長類とは進化的に離れた鳥類にも、ヒトの道具作成・使用とそれに適した手の形態と同じような関係が、進化の共通原理としてはたらいていることの裏付けだとしている。また、カレドニアガラスのくちばしの形態が偶然生じたのか、あるいは道具使用とは異なる役割として備わっていたのかについては、今後さらなる解明が必要となる。
2016年03月10日エデュケーショナル・デザインは10月21日、学術系クラウドファンディングサイト「academist」においてカラスと対話するドローンを製作するプロジェクトを開始したと発表した。同プロジェクトは総合研究大学院大学学融合推進センターの塚原直樹 助教とシンガポール国立大学IDMIの末田航 リサーチフェローによるもので、12月19日の19時までに50万円を集めることを目標とする。塚原助教らはこれまで、録音したカラスの鳴き声を使ってカラスを逃避させる装置を開発している。しかし、状況によっては全く反応が見られないことがあるなど、カラスに仕掛けを見破られる場合もある。これに対し、意のままに飛び鳴き声を発するような「ロボ化したカラス」を作ることができれば、カラスを騙し、対話することが可能になるのではと考えたことが同プロジェクトがスタートしたきっかけだという。今回の研究では、実際のカラスが鳴く時の動きができるような仕組みを施したカラスの剥製にスピーカーを搭載し、地上からカラスの行動を誘導できるか検討する「カラス剥製のロボ化」と、カラスに似せたグライダー型のドローンにスピーカーを搭載し空中からカラスの行動の誘導を試みる「ドローンのカラス化」を目指す。2016年2月には剥製ロボおよびカラス化ドローンを使った行動誘導実験を行い、同年10月までに論文執筆に入る計画だ。3000円、5000円、1万円、3万円の出資コース(いずれも税抜き)が設定されており、3万円のコースではカラス肉の燻製を食べる調査への特別参加枠(5名分)などが見返りとして提供される。
2015年10月22日宮下企画が運営する「肉屋カーニバル」(東京都世田谷区下北沢)と「パンとサーカス」(東京都新宿区新宿)は、ハロウィンメニューとして、長崎県産のカラスを使った料理を期間限定発売する。○カラス料理のほか、限定メニュー「ジビエ盛り合わせ」を提案「肉屋カーニバル」では10月19日~31日、「鴉とかぼちゃのハロウィンパイ包み」を、「パンとサーカス」では10月14日~31日、「長崎県産 鴉のロティ 魔女仕立て」を販売。また、「パンとサーカス」では、狩猟解禁に合わせた期間限定メニュー「ジビエ盛り合わせ 3種/5種」を提案する。さまざまなジビエを食べ比べてもらい、より多くの人々に親しんでもらうことを狙いとしている。「ジビエ」とは狩猟で捕まえた野生鳥獣を指し、狩猟解禁期の秋~冬にかけて食べられる特別な肉料理のこと。農作物に影響を与える害獣を駆除する面からも、近年注目を集めている。今回は新たなジビエとして、カラス料理を提案する。食用としてはあまりなじみのないカラスだが、実はフランスでは高級食材「ジビエ」の一種として扱われており、カラスは高級食材「ジビエ」のひとつとなる。フランス料理の古い文献には、カラスは大変美味であり、好んでよく食べるという記述もあるという。カラスは、肉質は筋肉質で歯ごたえがあり、砂肝を少し柔らかくしたようなザクザクとした食感が楽しめる。生臭さはまったくなく、カモよりも赤身で濃厚な味わい。低脂肪高タンパクで鉄分が多いため、貧血気味の女性などにおすすめの食材とのこと。「鴉とかぼちゃのハロウィンパイ包み」(肉屋カーニバル)は、カラスのソテーとラグー、ベシャメルソース、かぼちゃのペーストを、かぼちゃに見立てたパイで包んだ。スパイシーなチョコレートソースを添えている。期間は10月19日~31日。価格は1,980円(税込)。「長崎県産 鴉のロティ 魔女仕立て」(パンとサーカス)は、フランス料理の高級食材として使われるカラスのモモ肉、胸肉を焼き上げた。強い弾力とコク、野性味あふれる味わいを引き立たせる、内臓と赤ワインのサルミソースを合わせている。期間は10月14日~31日。価格は4,600円(税込)。「パンとサーカス」の限定ジビエメニュー「ジビエ盛り合わせ 3種/5種」は、初体験の人にもおすすめだという数種のジビエのグリルを一皿に盛り合わせ、食べ比べができる。北海道産ヒグマ、長崎県産イノシシ、静岡県産伊豆鹿、フランス産ウズラ、イタリア産ウサギのグリルを盛り合わせた。提供は10月19日~期間限定。価格は3種5,000円(税込)、5種7,000円(税込)。
2015年10月16日北海道に住むご夫婦はとある日、道路からすさまじい悲鳴を聞きました。2013年6月2日のこと。あわてて見に行ってみると、小さな子猫がカラスに襲われていました。ご夫婦はカラスから子猫を助け、動物病院に連れていきます。先生に診ていただくと、子猫は顎が粉砕骨折、喉には穴があき、舌も裂けていることがわかりました。子猫は「わさび」という名前をつけられ、お母さんの必死の看病を受けます。自力でミルクを飲むことができないので、ご飯はカテーテルを使って与えられます。お母さんは会社に相談し、勤務の時間を減らしてわさびちゃんの看護をしました。とても可愛らしい子猫であったわさびちゃん。お母さんは、その写真をツイッターやインスタグラムに投稿します。ご夫婦の家には、ゴールデン・レトリバーのぽんずちゃんもいました。わさびちゃんのお世話をしてくれる立派なお姉さんです。わさびちゃんとぽんずちゃんはあっという間に仲良くなりました。一緒に遊んだり、かくれんぼをしたり、一緒に眠ったりと二人の様子はまるで本当の姉妹のようでした。○容態が急変ご家族の丁寧な看護をうけたわさびちゃん。てんかん発作の疑いがあり、多いときには1日に10以上も発生してしまっていたそうです。その後、徐々に発作の回数は減っていきます。ところが8月26日、わさびちゃんは激しく吐いてしまうなど、容態が急変。27日には病院で集中して治療を受けますが、夕方には息を引きとりました。○わさびちゃんのママさんへ――わさびちゃん、という名前の由来を教えてくださいわさび(山葵)が好きだったから。犬のぽんずもそうですが、これまで割と、ペットの名前に和風のネーミングが多かったことと、ぽんず(ポン酢)と調味料繋がりということでわさびにしました。――わさびちゃんの一番可愛いところはどこですか?いたずら、やんちゃなところです。ぽんずはおとなしい子だったので、わさびのやんちゃっぷりが新鮮というか、とにかく面白くて、かわいくて仕方なかったです。いたずらをしているわさびを見て、こちらもからかい半分で「こら~!」といったりして遊ぶのがすごく楽しかったです。わさびの自由奔放な様子を見て、癒やされました。――わさびちゃんの好きなもの、嫌いなものを教えてください好きなものは、ぽんず(愛称:ぽんちゃん)とおばあちゃん(わさびちゃん母さんのお母さん。わさびちゃんから見ておばあちゃん)。嫌いなものは、ご飯(特に離乳食)を食べる練習。――一緒に暮らしていて一番嬉しかったことを教えてください体重が増えた時は、テンションが上がりました。わさびは自分から進んでご飯を食べることがなかったので、食欲旺盛というにはほど遠く、ミルクや離乳食をあげてもあまり体重が増えなくて、心配でした。そんな時に少しでも体重が増えていると、良かった!と喜んだものです。また、てんかん(とおぼしき)発作があった頃は、発作が治まるとほっとしました。体重の増加にしても、発作の鎮静にしても、口の中の穴(カラスにつつかれてできた)が塞がった時もそうですが、不安から解き放たれて、少しでも先が見えるというか、安心の兆しが感じられる時が嬉しかったです。――一緒に暮らしていて一番驚いたことを教えてくださいあんなに小さくても、高いところに上ってスタスタ歩いていたり、ジャンプしたりしているのを見たりした時、驚いたものです。こんなに小さくても、猫らしい行動をするものなんだなぁ、と。わさびは怪我を負った状態でうちにきて、しばらくは介護が必要だったこともあり、こんなふうに活発に運動できるようになるとは思っていなかったというのもあるかもしれません。そういう当たり前の猫らしい行動をわさびがしてくれた時に、感動を覚えました。ソファの背から主人の肩に飛び移って、そこから床に飛び降りて着地するとか、そういう猫っぽい動きにいちいち驚いて、感動していました。――わさびちゃんのお世話で、一番大変だったことは何かありますか?食べ物にあまり関心のなかったわさびに食事をさせることが、なんといっても大変でした。健康になってもらうには、まずは体重を増やさなきゃ、それには食べてもらわなきゃ、と思い、試行錯誤しました。――お姉さんである犬のぽんずちゃん、どんなワンコですか?わさびが来る前はひどく甘えん坊な子でした。私たちがとても大事に育てて、甘やかしていたせいかもしれません。とはいえ、我がままというわけではなくて、言うことも素直に聞くいい子ではあるのですが。とにかく末っ子気質の甘えん坊だったので、わさびの面倒をよく見てくれたのにはむしろ驚きました。そういう優しい性格なのだと思います。あとは、びびり(臆病)で、鈍くさいところのある愛すべきわんこです。――初めてわさびちゃんに対面したぽんずちゃんのリアクションはどのようなものでしたか?テンションが上がってはしゃぎ回って大暴れするかと心配でしたが、実際はただじーと黙って見つめていました。とても興味はあるようで、わさびが入っている箱の中をのぞきまくっていましたが、おとなしく見守っている感じでした。○一味ちゃんがやってきた現在、ご夫婦のお家には新しく猫がやってきたそうです。名前は、「一味」ちゃん。子猫の一味ちゃんは、保健所行き寸前のところで、わさびちゃんファミリーに保護されました。最後まで必死に生きようと頑張ったわさびちゃんの分まで元気に育ってほしいと願うという母さんや父さん、わさびちゃんと仲良しだったゴールデンレトリバーのぽんずちゃんたちの愛情に育まれ、すくすくと成長しているそうです。――新しく、一味ちゃんという子猫が家族になったそうですが、その経緯を教えてくださいわさびが亡くなってしばらくした頃、ご近所さんから、近くのお宅の敷地内で野良が子猫を生んだらしいが、明日にでも保健所に連れていかれるかもしれない、と聞きました。まだ離乳していない子猫は保健所に連れていかれると、即日処分と聞いていたので、それは嫌だと思い、すぐにそちらのお宅に伺いました。それまでもそちらのお宅の敷地内では野良が何度か子猫を生んでいて、その都度、知人などに里親になってもらっていたそうですが、そう度々生まれてはもらい手もなくなり、今回ばかりは保健所に……と考えていたそうです。それで、生まれてきた5匹の子猫たちの里親は私が探すと約束し、保健所に連れて行くのを思いとどまってもらいました。その5匹のうちの1匹をうちで受け入れ、一味と名付けました。他の4匹にもそれぞれ里親さんを探し、母猫も避妊手術を受けさせました。そしてその母猫も、出産したお宅の方が里親さんになってくれました。――一味ちゃんのプロフィールを教えてください(年齢、性別、体重、好きなもの、趣味などなど)平成25年9月20日生まれ(約生後9カ月)。性別は、女の子です。体重は2.6キロ(平成26年6月8日現在)。好きなもの(こと)は、ぽんちゃんを襲撃すること。レーザーポインターの光線を追いかけて遊ぶこと(レーザーポインターを取り出すと目の色が変わります)趣味は、特に変わったことをするというイメージではないですが、強いていえば、遊ぶこと、くらいでしょうか……。――わさびちゃん、ぽんずちゃん、一味ちゃんにメッセージをお願いしますわさびへ:わさび、本当にありがとう。わさびのおかげで一味とも出会えて、わさびがいなくなった後すごく寂しそうにしていたぽんちゃんも、元気を取り戻したよ。みんなずっと、わさびのことが大好きだよ。ぽんちゃんへ:子猫のお世話、いつもありがとう。これからもよろしくね!一味へ:これからもずっと健康でいて、母さんを安心させてね。みんなで仲良く暮らしていこうね。よろしくね!――これから、もしかしたらケガをした子猫を保護して育てることになるかもしれない人に向かってメッセージをお願いしますまずは、自分にできることをしてほしいと思います。単純なことのようですが、とにかく怪我した子猫を保護したら、自分で判断せず、病院に連れて行って下さい。怪我が軽く見えたとしても、見えないところを怪我していたり、思わぬ状況に陥っている可能性もあります。怪我が重そうで、もうダメかも、と思ったとしても、そこで簡単に見限らず、病院へ。希望が持てるかもしれません。ツイッターを通していろいろな方のお話を伺いましたが、怪我をしていても、何らかの障害があっても、治療の末に健康になり、環境にうまく順応して長生きしている子はたくさんいるようです。だから、簡単に諦めないで、まずはできることを模索してみることが大事かなと思います。大変なことも多々あるかと思いますが、猫は強い動物です。その生命力を信じてあげてほしいです。そして、保護したからには、里親さんを探すなり自分で飼うなりして、最後まで責任を持ってほしいです。
2014年06月20日「ふんどし」に「カラス」!?聞いて仰天「選挙の(秘)ギョーカイ用語」最近のニュースで、話題のキーワードは「選挙」ですよね。東京都知事選をはじめ、参議院選、衆議院選など、選挙となると世の中はたいてい“お祭り騒ぎ”となりますが、実はその「祭りの中心部=候補者の選挙事務所」では、耳を疑いたくなるようなオモシロ業界用語が日々飛び交っているのです!ここでは、シティリビングWeb編集部が実際にいくつかの選挙事務所で実際に働いていた人を取材した中から、その代表的なものを紹介します。一般にはあまり知られていないので、オフィスのランチタイムや飲み会でうんちくを披露するもよし、普段共通の話題がないオジサマ上司との「会話のネタ」としても使えるかも!?●「カラス」が鳴くと、女性の票がのびる!?カラスっていったい!?選挙カーの中からにこやかに手を振る「ウグイス嬢」には、その男性版も存在します。それを「カラス」と呼んでいます。カラスが出動するのは、「民家がまばらな郊外」や「昼間の団地」などを巡るときが多いとか。なるほど、男性は声が遠くまで通るので地方では重宝されそうですね。しかし「昼間の団地」で出動するのはなぜでしょうか?実は、「広い範囲になればなるほど(若い)男性が、声が裏返るほど必死に呼びかける。それを聞いてキュンとする女性も多い」という説からというもの。根強いジャニーズファンや韓流ブームを見ていると、なんとなく頷ける気がします。さて次は、誰もが目にしたことがある「あの乗り物」の登場。●あなたの家の近所にも「センシャ」がやってくる選挙という戦いを勝ち抜くために、なくてはならないのが「センシャ」(選挙カー)。現場では、「センシャ1台、事務所の裏に回しておいたから」などと使われたりします。街の中や家の近所に、本物の戦車が潜んでいるみたいでちょっとドキドキしますよね。●候補者の必須アイテムはズバリ「ふんどし」選挙カーには、候補者や応援弁士の名前が大きく書かれた垂れ幕が下がっていますよね。あれが通称「ふんどし」なんだそう。確かによく見てみれば形状がそっくりです。なので、選挙期間中に「〇〇センセイのふんどしがない!」と慌てているスタッフの姿を見かけても、決して下着を忘れたわけではありませんのであしからず。次は、ちょっとした歴史ネタを。●意外にハード!筋肉痛も覚悟の「ギンリン」とは?「ギンリン」(銀輪)とは、文字通り自転車のこと。候補者と数名のスタッフが選挙区内をくまなく自転車で回り、投票を呼びかける行為を呼びます。ギンリン一団が商店街などを走っている姿は、傍からはのどかに見えますが、実際は結構大変。後輪部分に挿した2m以上の「のぼり」は重く、お店の軒先や垂れ下がった電線に引っかかりそうになってハラハラします。坂道や小道が多いエリアが続くと、運動不足の人などは翌日筋肉痛になるほどです。体力勝負なので、若手の男性が多いのもギンリン部隊の特徴。選挙期間中に彼らを見かけたら、「ご苦労さま」や「大変ですね」などねぎらいの言葉をかけてみると、きっとすごく喜ばれるはずです。ちなみに昔、「真珠湾攻撃」の裏で行われていた「マレー半島進撃作戦」に投入されたのが、他ならぬ「銀輪部隊」。まさに選挙は戦いなのですね。いよいよラスト!こちらは、東京ならではの習慣だそうで…。●都知事選で見られるか!? 東京名物「桃太郎」「桃太郎」とは、候補者がスタッフを引き連れて商店街などを練り歩き、お店の人や通行人に投票をお願いすることを指します。旗やビラを持って付き従うスタッフを犬・サル・キジに見立てて、こう呼ぶそうです。田んぼのあぜ道や山中でやっても効果が薄いので、関係者曰く「東京独自の風習」なんだとか。こんなことに注目してニュースを見ると、今までとはひと味違った世界が見えてくるかもしれません。これで「政治の世界」がもっと身近に感じるはずですよ。※用語には厳密な定義がないので、候補者の所属する政党や用語を使う人によっては細かいニュアンスが違う場合もあります。<文:吉野歩>
2014年01月15日直木賞作家・道尾秀介氏の本格ミステリーを映画化した『カラスの親指』。本作で人生の哀しみを背負うサギ師の中年男を好演した俳優・阿部寛が、頭脳明晰な刑事や古代ローマ人など、まるでカメレオンのようにさまざまなキャラクターに挑み続けている理由を明かした。その他の写真タケこと武沢竹夫(阿部)は新米のテツ(村上ショージ)と組み、競馬や骨董をネタに作戦を考え、シノギを上げるサギ師だ。「サギをするシーンが3か所ほどありますが、毎回違うキャラクターでサギを仕掛けるのは面白かったです」とまずはサギ師役の感想を吐露する阿部。映画は、この中年コンビと偶然出会う3人の若者たちが、タケの過去にまつわる一世一代の大勝負に出るまでを描く。「伊藤(匡史)監督は強いこだわりと愛情を持っていて、カット数が尋常じゃなかった(笑)。ただ、だからこそ自分が演じたどのキャラクターたちよりも、タケという男には人間臭い側面がより強く出ていたように思いました」と人世の悲哀を背負った“人間”を演じることが出来て感謝の念を抱いたという。宣伝コピーにあるように近年の阿部は出演映画に限ってみても、頭脳明晰な刑事や古代ローマ人など、まるでカメレオンのようにさまざまなキャラクターに挑み続けている。今作ではサギ師という新たな表情も話題の的で、そこには「自分ではまったくできないと思っているようなことに挑戦したくて」という俳優としての本質的な、課題にも似た願いがあるという。「先日、舞台でシェイクスピアの戯曲に50歳を前にして挑戦しましたが、大恥かいてもいいと思っていましたよ(笑)」と想いを打ち明ける。「そうやって自分を鍛えていくことで、違う自信を持っちゃう自分を抑えているみたいなことはあると思いますね」。演技について、「間違った方向に進んでいても、役者は気づかないことがある。10年ぐらい切り替えができない場合があります」と明かす阿部。最後に本作で重要なモチーフとなる“親指”に掛けて、「それこそ“これでいい”みたいな間違った“親指”を作ることが一番怖いと思いますよ。つねに自分をイジメ抜いて、何度も失敗していい、そういう意気込みで今はやっています」と語っていた。『カラスの親指』公開中取材・文・写真:鴇田 崇
2012年11月26日第144回直木賞を受賞した道尾秀介のベストセラー小説を実写映画化した『カラスの親指』が26日、第25回東京国際映画祭の特別招待作品として、TOHOシネマズ六本木ヒルズで上映され、メガホンを執った伊藤匡史監督が舞台あいさつを行った。その他の写真俳優の阿部寛&お笑い芸人の村上ショージという異色の組み合わせが、正義の詐欺師コンビ“タケ&テツ”を演じる本作。2人のもとに転がり込んだ3人の若者(石原さとみ、能年玲奈、小柳友)とともにワケありの人生に決着をつけるべく、一世一代の大勝負に出る姿が描かれる。洋画メジャーの20世紀フォックスが製作配給を手掛けており「僕も『スター・ウォーズ』や『ダイハード』で育った世代。ハリウッドっぽい作品にしようかとも思いましたが(笑)、実際には手作業を積み重ねる、日本流のエンターテインメントを目指した」と作品への思いを語った。主演を務める阿部については、「本当にストイックで、僕が知る俳優さんの中ではナンバーワンだと思う」と敬意を表し、「常に客観的に役柄を見つめ、何をすべきかとことん考え抜く稀有な存在ですね。その阿部さんが『作品にとても満足している』とおっしゃってくれたのでうれしい」と笑顔を見せた。村上に対するオファーは「純粋に『ショージさんしかいない』と思って、お話させていただいた」といい、「初めてお会いした時には、すでに台本を読んで、大役だと分かっていらっしゃった。開口一番『ほんま、知りまへんで』って。でも気持ちは変わりませんでした」と振り返った。芸歴35年を誇るお笑い界のベテランだが、本格的な演技は初めて。「年下の僕があーだこーだと指示するのは、嫌だろうと思っていたが、撮影が始まると『もっと言ってほしい。僕はとことん、やりたいんだ』と言ってくださった」と感謝しきり。阿部と村上を「戦友ですね」と評し、改めて最敬礼していた。『カラスの親指』11月23日(金)公開
2012年10月29日