深刻な少子化問題の打開策として政府が設立した公的機関「オトナ高校」を舞台に繰り広げられる、不器用なオトナたちの学園ドラマ「オトナ高校」。この度、10月28日(土)放送の第3話に元「SKE48」の松井玲奈が出演することが分かった。松井玲奈、「オトナ高校」第3話での役柄は?主演の三浦春馬が、チェリートこと30歳のエリート童貞・荒川英人を演じるほか、黒木メイサ、高橋克実らが出演する本作。今回松井さんが演じるのは、英人の幼なじみ・中山遥香。英人とは18年ぶりの運命の再会となるのだが…再会の場は本作ならではのぶっ飛びシチュエーション。遥香は、オトナ高校の体験実習で“恋人代行サービス”のキャストとなった英人と、客として再会してしまうのだ。そして実はこの遥香、小学校時代はコンパスで英人の背中をつついていた英人の天敵。カロリー過多で「どすこい君」というあだ名を付けられ、友だちもいなかった…という消したい過去をサラリと暴露され、愕然としながらも、脈アリ風な素振りを見せる遥香。改めて動物園デートにも誘うなど、何やらイイ感じに接近していくのだが…。三浦さんとは初共演となる松井さんは、「すごく気さくな方だなって感じました。撮影初日から私ともたくさんコミュニケーションを取ってくださいましたし、スタッフさんともたくさんお話をされていたんです」と笑顔。自身の役柄については「遥香は自分が思っていることを何でも、ポンと言えちゃう女の子。オープンなキャラクターというイメージを受けたのですが、同時に“英人が惹かれるような存在”でなければならないと思ったので、そのあたりのバランスを一番に考えながら演じました」と語る。また今回動物園での撮影があり、フラミンゴの前でも撮影したそうなのだが、実はフラミンゴはあまり好きじゃないと言う松井さん。「フォルムも鳴き声も全部が苦手で…(苦笑)だから、一緒に画面に映るということはまずないので、貴重な体験でした」とふり返り、「キャラクターたちの声をふんだんに使っている作品。実際に口に出していることに、胸に秘めた心情の声がクロスしたときのコントラスト、そこから浮かび上がる表現の豊かさが面白い極上のコメディー作品だと思います。思いっきり笑いたい人に見ていただけたら、嬉しいです!」とメッセージを寄せた。■第3話あらすじプライドを土足で踏みにじる地獄のオトナ高校生活から脱却したい一心で、英人(三浦さん)と常に二番手止まりの処女・園部真希(黒木さん)は共謀。2人で一緒に“卒業条件”である“童貞・処女の卒業”を果たした…と、真っ赤な嘘をついたものの、まんまと見破られた上に、罰として学級委員という名の雑用係に任命されてしまう…。その矢先、オトナ高校は新たな体験実習を導入。生徒たちに恋人代行サービスのキャストとなって、手つなぎデートした客のハートを掴み、業務終了後の親密交際に持ち込め、というのだ!こんなサービスを頼むような女はどうせ冴えない輩に違いない…とたかをくくりながらも、英人は55歳の童貞部長・権田勘助(高橋さん)、モテモテなのになぜか童貞の川本・カルロス・有(夕輝壽太)と共に、客との待ち合わせ場所へ。ところが、そこに現れたのは爽やかでイイ感じの女子3人。しかも、英人を指名した相手は小学校時代の同級生・中山遥香(松井さん)だった。運命ともいうべき18年ぶりの再会。だが、実はこの遥香、小学校時代はコンパスで英人の背中をつついていた、英人の天敵!カロリー過多で「どすこい君」というあだ名を付けられ、友だちもいなかった…という消したい過去をサラリと暴露され、愕然とする英人だが、成長した2人は徐々にいい雰囲気に…?やがて、英人たちは宿題として、異性を動物園デートに誘い、レポートを書くよう命じられる。権田と川本に焚きつけられた英人は、遥香を誘うことに。ところが、英人が武器とする知性で予期できる範囲など軽~く超えた方向から、猛烈な横やりが次々と入り…!「オトナ高校」は毎週土曜日23時05分~テレビ朝日系にて放送。(cinemacafe.net)
2017年10月17日ディズニー映画のヴィランズ(悪役)の子どもたちが主人公となる、世界的ヒットシリーズの第2弾「ディセンダント2」のプレミアイベントが10月12日(木)、都内で行われ、初来日を果たした主演ダヴ・キャメロン&ソフィア・カーソンが出席した。「ハイスクール・ミュージカル」シリーズや『マイケル・ジャクソンTHIS IS IT』のケニー・オルテガが手掛け、マレフィセント(『眠れる森の美女』)の娘マル、イーヴィル・クイーン(『白雪姫』)の娘イヴィ、ジャファー(『アラジン』)の息子ジェイ、クルエラ・ド・ビル(『101匹わんちゃん』)の息子カルロスら“子孫”の冒険と成長を描く人気シリーズ。ファン待望の新作「ディセンダント2」では、善人たちが住むオラドン合衆国での新しい環境にようやく馴染み始めたヴィランズの子どもたちに新たな局面が訪れることに…。マル役のダヴ、マルの親友イヴィを演じるソフィアが会場に登場すると、幸運なファン300人は大歓声!手の込んだコスプレで来場したファンも多く、その熱気に2人は感激した様子で、何度も「ダイスキ!」と日本語で愛を表現していた。もちろん、写真撮影などにも積極的に応え、ファンとの交流を満喫していた。その後、改めて、ファンへのコメントを求められると「これだけ温かい歓迎は、いままで記憶にないわ。初めて日本に来て、まずやらなくちゃいけないと思っていたのは、皆さんに会うこと。それが実現して、喜びでいっぱいよ」(ダヴ)、「皆さん、本当に美しいわ。ファンの方々からもらう愛と応援は、とってもうれしいの。今日という日は一生忘れないわ」(ソフィア)と感無量の面持ちだった。演じる役柄について、ダヴは「誰もがもっている繊細さ、そして大きな愛と忠誠心の持ち主」だと語り、「今回も美しいメッセージがたくさん描かれている。(日本語で)見てね!」とアピール。ソフィアも「テーマは自分を愛し、自分らしく生きること。そうすれば、世界は変わるわ!」と力強く宣言していた。イベントにはディズニー・チャンネルの大ファンという河北麻友子と、「ディセンダント2」の楽曲をカバーした番組スペシャルサポーターのミラクルベルマジックが駆けつけた。「ディセンダント2」はディズニー・チャンネルにて10月21日(土)19時30分~日本初放送。11月22日(水)よりDVD発売、デジタル配信開始。(発売:ウォルト・ディズニー・ジャパン)(text:cinemacafe.net)
2017年10月12日大人気のディズニーキャラクターの子孫たちを主人公に、“悪役の子どもは悪なのか?”というテーマでヴィランズの葛藤を描いた2015年の大ヒット作の続編、映画『ディセンダント2』が、ディズニー・チャンネルにていよいよ10月21日に日本初放送となる。待望の続編ではヴィランズの子どもたちが"自分らしさとは何か?"という新たな局面に挑み、新たなヴィランズも加わって濃厚で普遍的なドラマが展開するが、その日本初放送を前に、前作同様エグゼクティブ・プロデューサー兼監督を務めたケニー・オルテガ監督が来日! 本シリーズならではの物語性について、今回初めて語ったと言うオルテガ監督の想いとは!?――実は今年の7月アナハイムで「D23 Expo」を開催していた際、エキスポの会場やカリフォルニアのディズニーランド・パークでキャストの皆さんとパレードしている姿を拝見していましたが、とてつもない人気でしたね!そうそう。2日間にわたってね(笑)。ディズニーランドでもD23の会場でもパレードをした。何千人という方が集まってくださって、自分の仕事で人々に影響を与えていることを改めて痛感したよ。それに若い人の顔を改めて拝見して、キャストにあれだけ興奮してくれて大変うれしく思ったよ。――その様子を見て本当に同シリーズが大人気だと実感しましたが、前作の頃はこれほどの大人気になるという確証はありましたか?自分の感覚や気持ちを信頼しているけれど、本作についてはまず脚本を手にした時にとてもわくわくして興奮した。自分が本当にディズニーが大好きだという想いや、自分が本当に観て育ったクルエラ・ド・ビルやフック船長がいるおとぎの世界が別の機会として現れ、新しいおとぎ話になって、新しい世代のヒーローとヴィランズを描くことができるわけで、これは素晴らしいチャンスだと思った。そして若い世代にイマジネーションを提供することになって期待値は高かったけれど、これだけの方が応援してくれるとは思ってもいなかったよ。――およそ学びなどなさそうなヴィランズの子どもたちがもがいている姿を観て、我々が学ぶという構図が面白いですよね。物語を演出する上で気をつけていたことは?確かにそうだね。それは初めて聞かれたよ。ありがとう。もともと僕自身大変な界隈で育っていて、両親もいわゆる低所得者層だった。ブルーカラーでね。不自由な環境で育ったよ。通っていた学校も混雑していて、教師が僕の存在に気づいてさえいない状況もあったほどだ。希望がなかった。僕の声など届いていないって感じていた。ある時突然思ったことは、自分が何かを選択することで前に進めるということに気が付いた。だから僕はこのキャラクターたちに共感するし、リンクしていると思う。僕自身も闇の部分を理解していて、忘れられている立場も理解できる。希望がないこともよくわかる。その中でチャンスを手にする美しさも理解できて、その結果、彼らの苦悩も個人的なレベルで理解したよ。――なるほど。極めてパーソナルな想いが根底にあったからこそ、ファンタジックな世界ではあるけれどもリアリティーある物語になっているわけですね。この物語は、まるで自分が育ってきた状況というものとすごく重なる部分があって、僕自身も出身を恥じていたり、よく思っていなかったり、自信がなかった。だから当時、自分自身を受け入れることが、最初はできなかったと思う。だから、自分の物語のように感じたし、これは僕の助けにもなった。僕もヒーローの子どもよりも、ヴィランズの子どもたちに共感する。僕の中にも何かしらマルやイヴィの要素があって、カルロスやジェイの要素があると思うし、何百万人の人々が共感するのも皆にそういう要素があるからだと思うよ。このことを公に語れることがうれしいよ。いままで一度も聞かれなかったからね。――そしていまの時代、この作品をエンターテイメントとして楽しみながら視聴する一方で、真に救われる人も多いように思います。本当に、よく感謝されるんだ。この映画と似たような道を通っているのでよくわかる、あるいは、この作品の誰かが困難に直面している姿を見て初めて客観的に自分を見ることができた、とかね。ファンの方がカルロスが大好きだと言っている時、それはカルロスが見ていて楽しいキャラだからか、自分たちの中にカルロスがいるのかだと思うけれど、おそらくは自分たち自身を彼らに投影していると思う。このシリーズはファンとしてキャラクターを応援するということよりも、共感というところが大きいと思うよ。『ディセンダント2』はディズニー・チャンネルにて、10月21日(19:30~21:30)日本初放送。前作『ディセンダント』も10月20日(19:30~21:30)ほかにて放送。■プロフィールケニー・オルテガ1950年4月18日生まれ。アメリカ、カリフォルニア州パロ・アルト出身。『ディセンダント』『ディセンダント2』のエグゼクティブ・プロデューサー兼監督を務める。13歳の時に、俳優としてのキャリアをスタート。その後人気振付師として活躍して、かのマイケル・ジャクソンのツアー制作と映画『マイケル・ジャクソンTHIS IS IT』の監督として一気に駆け上がる。ディズニー・チャンネルの「ハイスクール・ミュージカル」では、主演のザック・エフロンとヴァネッサ・ハジェンズを世界中のティーンのあこがれの存在にするなど、アイドル発掘・起用の手腕は天才的。映像作品以外では、2002年にソルトレークシティーオリンピックの開会式と閉会式の監督と振付を担当。エミー賞をこれまでに2回受賞した。(C)Disney
2017年10月01日三浦春馬が主演を務める、不器用な大人たちの学園ドラマ「オトナ高校」。このほど、高橋克実が55歳の童貞部長役で、三浦さんの“同級生”役を演じることが決定。三浦さんや高橋さんを徹底指導する毒舌スパルタ教師を竜星涼、エロ小悪魔教師を松井愛莉が務めることになった。深刻な少子化問題に歯止めをかけるべく、政府が打ち立てた「第ニ義務教育法案」に基づく“オトナ高校”を舞台に、性体験のない30歳以上の男女=「やらみそ(ヤラないまま三十路)」たちが繰り広げるオリジナルドラマ。三浦さんが東大卒エリートの童貞=“チェリート”を演じる。■三浦春馬と“童貞同級生”に高橋克実!竜星涼&松井愛莉の役どころとは?本作で高橋克実が演じるのは、トップバンクの部長で、主人公・荒川英人(三浦さん)の上司・権田勘助。「最近は女に飽きた」などとスカしたことまでのたまうも…実は童貞!国から強制入学させられたオトナ高校で、あろうことか部下の英人と“クラスメート”になり、ともに卒業条件である“童貞卒業”を目指していく。3年前に共演した際は、親子を演じた三浦さんと高橋さん。同じ教室で恋愛を学び、青春をやり直す中、よき親友&よきライバルになっていく英人と権田には期待大。また、竜星涼と松井愛莉は、オトナ高校の教師として、自分よりも年上の生徒たちを相手に度肝を抜く授業を展開していく。竜星さんが演じるのは、英人らの担任・山田翔馬(ぺがさす)。生徒たちに向かって「君たちは腐ったチェリーです!」と言い放ち、圧倒的恋愛理論で平伏させる“毒舌スパルタ教師”になりきり、堂々たる存在感を見せつける。一方、松井さんは副担任・姫谷さくら役で、性経験において百戦錬磨の“エロ小悪魔教師”という、かつてない役どころに初挑戦!その清楚な見た目とは裏腹に、オトナな単語も連発しながら新境地を開拓する。■生徒役にも教師役にも個性豊かな豪華出演者が勢ぞろい!ほかにも、キャラクターの濃い共演者が続々決定。英人のクラスメートで、ひきこもりオタク処女・斑益美役には、NHK連続テレビ小説「花子とアン」の女流作家・宇田川満代役や西川美和監督『永い言い訳』などで知られる実力派女優・山田真歩。実家に引きこもり続けた結果、長らくその姿を見た者はおらず、実在するかどうかが町内でも“卑弥呼レベルの謎”だったことから、あだ名は“卑弥呼”。また、同じくクラスメートで、チャラすぎる弁当店の店長、川本・カルロス・有役にはブラジル出身の夕輝壽太。超モテるゆえ、1,000人以上の女を抱く…直前までは行ったのだが「なんだかピン」とこない…と、未だ童貞の身。弁当店の名物であるパスタが“すごくアルデンテ”であることから、あだ名は“ヤルデンテ”。一方、教師陣も個性豊かで、英人らの副担任で、超美女と結婚して5人の愛人がいる勝ち組・持田守を演じるのは「DOCTORS最強の名医」や「信長のシェフ」「HERO」などで幅広い役を演じる正名僕蔵。そして、英人にオトナ高校の召喚状を突きつける、神出鬼没で謎多きオトナ高校校長・嘉数喜一郎を演技派俳優・杉本哲太が演じる。■期待膨らむ!出演者陣のコメント紹介三浦さんは、「以前共演したときも、親身になって僕の相談に乗ってくださった」という高橋さんと、今回は「“同級生の絆”を深めていくのが楽しみ」とノリノリ。竜星さんについても、「彼なら役どころをしっかり演じてくれるんじゃないかという期待」があるとコメント。さらに、「実は、第1話で松井さんに罵られる場面があるのですが、本読みの段階で窒息しそうになりました(笑)。ズバズバと弱点を指摘されるところなんて、かなりアップアップ!早くも現場でのモノづくりの方向性が見えた気がして、さらに気持ちが上がりました」と、大いにテンションが上がった様子だ。「55歳童貞、初めての役柄です」と語る高橋さんは、「台本に出てくるセリフも刺激的なものが多く、『大丈夫か?』と心配になってしまうものも多々あるのですが、本当に面白くて、本読みでも大笑いしました!権田は銀行勤務のエリートなので、おそらく“デキる”男なのですが、“デキてない”んです(笑)。彼がこの歳になるまで童貞だった理由は先々明らかになっていくと思うので、楽しみにしながら演じたいですね」と期待を込める。そして竜星さんは「こういうテイストの作品を待ち望んでいました!」とうれしそう。「生徒を演じられるのが大先輩ばかりなので、やりづらいなぁ…と思ったりもしますけど(笑)、それ以上に撮影が楽しみで仕方ありません。情熱、そして愛ある毒舌を持って、生徒たちを指導していきたい」と熱く語り、「教師役という点でも新しいチャレンジになりそうです。きっと“新しい竜星涼”を見ていただけるはず!」とアピールする。さらに、“エロ小悪魔教師”役という初めての役どころに挑む松井さんは、「今回は結構きわどい言葉も連発するのですが、台本を読みながらセリフを練習していると、刺激的な単語やフレーズもだんだん普通に思えてきちゃって…。ふと我に返って『私、大丈夫かな?』と思ってしまうこともあります(笑)」と激白。キャラも濃い共演たちにも、「負けないように精神を強くして、現場に臨もうと思っています(笑)」と語っている。土曜ナイトドラマ「オトナ高校」は10月14日(土)より毎週土曜23時05分~テレビ朝日系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年09月17日ディズニー映画のヴィランズ(悪役)の子どもたちが主人公となる、世界的ヒットシリーズの第2弾「ディセンダント2」のDVDが、11月22日(水)よりリリース&デジタル配信されることが決定。あわせて予告編が公開され、主演ダヴ・キャメロン&ソフィア・カーソンの初来日も決定した。前作では、“悪役の子どもは悪なのか?”というテーマで、ヴィランズが住むロスト島から善人たちのオラドン合衆国へ移り住んだ『眠れる森の美女』マレフィセントの娘マル、『白雪姫』イーヴィル・クイーンの娘イヴィ、『アラジン』ジャファーの息子ジェイ、『101匹わんちゃん』クルエラ・ド・ビルの息子カルロスの姿が描かれた。本作では、彼ら選ばれしヴィランズの子ども4人はオラドン合衆国の暮らしに馴染もうと奮闘中。『美女と野獣』ビーストの息子ベンと恋人になったマルは、王室の一員になるプレッシャーから逃れるため、悪のルーツである生まれ故郷・ロスト島へ。そこでは、『リトルマーメイド』アースラの娘ウーマが仲間を率いていた。自分たちをオラドン高校に招かなかったと妬むウーマは、『ピーターパン』フック船長の息子ハリーと、『美女と野獣』ガストンの息子ギルを引き込み、悪巧みをする――。ディズニーヴィランズやディズニープリンセスの子どもたちが続々登場し、あの「ハイスクール・ミュージカル」シリーズや『マイケル・ジャクソンTHIS IS IT』のケニー・オルテガが手掛けた「ディセンダント」の待望の続編となる本作。前作は2015年に放送が開始され、全米で1220万人、全世界では1億人以上が視聴という驚異の大ヒットを記録した。今回は、善人たちが住むオラドン合衆国での新しい環境にようやく馴染み始めたヴィランズの子どもたちに新たな局面が訪れる。前作に引き続き、製作総指揮と監督はオルテガが担当。よりパワーアップした歌やダンスと共に、“自分らしさ”とは何か?というヴィランズの子どもたちが抱える等身大の悩みや、生まれた環境や人間関係の中で葛藤しながら成長していく姿について丁寧に描かれていく。さらに、アースラの娘ウーマや、フック船長の息子ハリー、実写版の世界的大ヒットも記憶に新しい『美女と野獣』のガストンの息子ギルなど、新たなヴィランズの子どもたちも登場し、物語を盛り上げる。DVDには、ここでしか見られないバックステージ・トークやミュージック・クリップ、テレビ未放送のもう1つのエンディングなど、ボーナス映像が盛りだくさん。なお、本作のディズニー・チャンネルでの日本初放送(10月21日)にあわせ、主人公マル役で一躍人気者となったダヴ・キャメロンと、イヴィ役ソフィア・カーソンの初来日も決定している。「ディセンダント2」DVDは11月22日(水)より発売。同日デジタル配信開始。(text:cinemacafe.net)
2017年09月06日高橋陽一の名作漫画「キャプテン翼」の舞台、超体感ステージ「キャプテン翼」が8月18日に開幕。ゲネプロと会見が行われた。【チケット情報はこちら】大空翼(元木聖也)たち全日本メンバーがフランス国際Jr.ユースに優勝した瞬間から物語は始まる。ドイツへ向かう若林源三(中村龍介)と別れ、帰国する翼たちは途中、立ち寄ったドバイでふたりの少年、エイブ・レオン(松永一哉)とノエル・ポポロ(斉藤准一郎)からサッカーの勝負を挑まれる──実は彼らこそ打倒・大空翼のため集められた「RED STORM」のメンバーだった。チームにはカール・ハインツ・シュナイダー(北村悠)やデューター・ミューラー(伊阪達也)、エル・シド・ピエール(西馬るい)、カルロス・サンターナ(AKI)といった強豪も参加。果たして彼らに勝つことはできるのか?完全オリジナルストーリーだが翼のオーバードライブシュートはもちろん、日向小次郎(松井勇歩)の雷獣シュート、松山光(反橋宗一郎)のイーグルショットになんと次藤洋(皇希)と立花兄弟(大曽根敬大・廣野凌大)のスカイラブタイフーン、さらには翼と日向のツインシュートと心躍る大技が続々登場。ゴールを守る若島津健(渡辺和貴)の三角飛びも再現。実際のボールを使うだけでなく、ダンスやアクロバティックな動きで熾烈な試合が表現され、映像と音楽が舞台上を彩る。さらに今回、設けられた「プレミアム体感シート」ではSONYの最先端インタラクション・テクノロジー「ハプティクス技術」を導入。特注のハブティックウェアをはおり、両手、両腿、両足に機器を装着することでキャストの動きと連動し振動が送られ、シュートを受けた衝撃やキックを放つ感覚を文字通り「体感」できるというもの。さらに世界初のフレグランス演出システムと数多の挑戦が盛り込まれ、五感を刺激する空間となっている。ゲネプロ後は主演の元木聖也を始めとする15名が登壇。元木は「とても新しい試みがたくさんあって、お客さまとどんな化学反応が起こるか楽しみです」と期待を語り、中村は「舞台上のスタジアムへ皆さんを連れていけるかどうかは僕達の熱量にかかっていると思うので、全員を連れていきたいです」と決意を見せた。また、松井は日向の役作りとして日焼けするために稽古場にサンオイルを持ち込んだことを明かして笑いを誘い、終始、にぎやかに会見は終了。彼らが集う、本作は9月3日(日)まで東京・Zeppブルーシアター六本木にて上演。取材・文/おーちようこ
2017年08月22日『フラメンコ・フラメンコ』を始め、数々の舞踊音楽の芸術作品を世に送り出してきたスペイン映画界の巨匠カルロス・サウラが贈る最新作『JOTA de Saura』(原題)が、『J:ビヨンド・フラメンコ』の邦題で11月25日(土)より日本公開されることが決定。あわせてポスタービジュアルも到着した。「フラメンコ三部作」と話題を呼んだ『血の婚礼』(’81)、『カルメン』(’83)、『恋は魔術師』(’86)。トップに君臨するアーティストらのパフォーマンスを格調高くスタジオで捉えた、オムニバス形式による『フラメンコ』(’95)、『イベリア 魂のフラメンコ』(’05)、『フラメンコ・フラメンコ』 (’10)…と、数々の舞踊音楽の芸術作品を世に送り出してきたスペイン映画界の巨匠サウラ。カンヌ国際映画祭(パルムドールを除く)、ベルリン国際映画祭金獅子賞、アカデミー賞に3度ノミネートなど、数多くの受賞歴を持ち、特に音楽を題材とした作品は、現代の映画界における非常にクリエイティブな試みとして高く評価されている。御年85歳の彼が描く、5年ぶりの待望の日本公開となる本作では、監督の生まれ故郷であるスペインのアラゴン地方が発祥とされる「ホタ」が描かれる。フラメンコのルーツのひとつであるこの「ホタ」を通し、フラメンコのフィールドの彼方に広がる「ホタ」の奥深い魅力に迫っていこうという、至福のダンス&音楽エンターテインメントとなっており、めくるめく映像美で描かれる数々のダンスシーンは必見だ。そんな本作には、豪華アーティスト陣が集結。自身を追ったドキュメンタリー『パッション・フラメンコ』が公開を控える国民的フラメンコダンサーのサラ・バラス、パコ・デ・ルシアの後継者と目され、世界的に活躍するスーパーギタリストのカニサレス、ガリシアが生んだ天才バグパイプ奏者カルロス・ヌニェス、「ホタ」ダンスの第一人者で『イベリア 魂のフラメンコ』にも出演したダンサー兼振付師のミゲル・アンヘル・ベルナ、アラゴンの伝統「ホタ」を現代化して歌うポップスターのカルメン・パリスなど、フラメンコおよびスペイン舞踊ファン、ワールドミュージック・ファンなら絶対に見逃せない顔ぶれが勢揃いしている。また今回、ポスターとあわせて写真も公開された。まず、オレンジの衣装を身にまとった踊り子の後ろで、見切れてギターを弾いているのがカニサレス。緑のドレスを着て男性と踊っているのがサラ。そして、ホタのほかにバレエ、モダンダンス、フラメンコも踊れるダンサーのミゲルが、鏡に囲われたような場所でポーズをキメている。『J:ビヨンド・フラメンコ』は11月25日(土)よりBunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2017年08月20日西山繭子39歳、ただいまイギリスはマンチェスターで20年ぶりの学生生活を送っております。とはいえ仕事もありますので、短期の語学留学。しかしながら中高大と女子校で過ごしていた私にとって男子がいる学生生活、しかも世界各国からの可愛い男子たちとの学生生活、これはもう日々パラダイスであります。先ほども授業中に先生の目を盗んで、隣の席のノエミ(20歳のパリジェンヌ)が「マユコは男子の中で誰が好きなの?」とこそこそと訊いてきました。「誰が好き?みんな、いい子だと思うよ。それに私はおばさんだから」と答えると「NO!」と言い「カルロスもオスカルもギリェルミも、みんなマユコのこと狙ってるんだから!スイス人、フランス人、ブラジル人、選び放題よ!」とウィンク。そうなのです!何が一番パラスダイスかといえば、驚くほど私の年齢にみな無関心なのです。もちろん最初はみな驚いていました。欧米人からすると私は22、3歳に見えるそうで「何を食べたらそうなるんだ!」と目を丸くしていました。しかし結局は、マユコは見た目も考え方も若いから私たちと一緒、となりました。「はい、そこお喋りしな~い」と先生に注意されつつ、ノエミは「私のおすすめはオスカルだけど・・・、よし、今日の午後のサッカーで決めよう」と言いました。授業を終え、私は女子たちときゃっきゃ言いながらグラウンドへ。そこではイタリア、フランス、スイス、ドイツ、ロシア、ブラジル、韓国、様々な国の男子たちが一つのボールを追っていました。もう完全にワールドカップやんけと思いながらも、おばさんは「ああこの平和が永遠に続きますように。この若者たちが武器を手にいがみ合う世界など耐えられない」とひっそり涙ぐんでいました。そんな中、オスカルがゴールを決め、ノエミが「オスカル!今のゴールは誰のためー?」と叫ぶと、彼は恥ずかしそうにおばさんを指さしました。ああ、もうこの胸キュンだけでごはん一升食べられます。ここマンチェスターで、恋ってやっぱりいいなあと思うジャパニーズおばさんなのでありました。
2017年04月14日ザ・リッツ・カールトン大阪は、2017年4月7日(金)から10月31日(火)まで、5階レストランフロアのテラスにて、各回限定20席の「開業20周年記念紳士淑女のためのラグジュアリー・ビアガーデン」を開催する。豊かな緑と涼やかな噴水に囲まれたオープンエアの空間で、様々な種類のビールが楽しめる本ビアガーデン。ザ・リッツ・カールトン大阪オリジナルビールをはじめ、ベルギーを中心とした世界のビールや、フルーツビールなど20種類の豊富なビール、さらにワイン、ワインベースのカクテルなど、ラグジュアリー・ビアガーデンの名の通りの贅沢なラインナップが用意されている。また、ザ・リッツ・カールトン大阪の開業20周年を記念し、各20,000円(税込・サービス料別)の20周年特別アラカルトメニューも提供。ビールにぴったりの「ロブスターの海老フライ2尾 トリュフのタルタルソース添え」、「湯浅醤油の香りを付けた近江牛腿肉の炭焼きコールドビーフ1kg」や、「〆のキャビア30gと鳥取日南産米のどんぶりと鳥骨鶏卵の温度たまご」など、同ホテルならではのラグジュアリーなメニューもオプションで楽しめる。2017年度は、暖かな日差しが差し込む春から、冷たいビールが嬉しい夏はもちろん、涼しい風が心地よい秋までロングランでの開催となるザ・リッツ・カールトン大阪のビアガーデン。ホテル自慢のラグジュアリーな空間で、優雅なひと時を過ごしてみては。【開催概要】「開業20周年記念紳士淑女のためのラグジュアリー・ビアガーデン」期間:2017年4月7日(金)〜10月31日(火)時間:・平日 16:00、18:00、20:00、22:00・土日祝 14:00、16:00、18:00、20:00、22:00※フリーフロー(飲み放題) 90分制※雨天中止※各回限定20席価格:5,500円+サービス税(13%)場所:ザ・リッツ・カールトン大阪 5階 テラス【メニュー】■ビアガーデン20周年特別アラカルトメニュー 各 20,000円+サービス料13%※特別メニューはビアガーデン予約時に要注文。・ロブスターの海老フライ2尾 トリュフのタルタルソース添え・〆のキャビア30gと鳥取日南産米のどんぶりと鳥骨鶏卵の温度たまご・干し鮑の姿煮込みとタラバ蟹焼売・湯浅醤油の香りを付けた近江牛腿肉の炭焼きコールドビーフ1kg・プラチナチョコレート4個■料理(前菜プレート)■フリーフロー(飲み放題) ドリンクメニュー・生ビールザ・リッツ・カールトン大阪 オリジナル ゴールデンエール(日本) / レーベンブロイ(ドイツ)・クラフトビールザ・リッツ・カールトン大阪 オリジナル アンバー エール(日本)・ベルギービール(マレッソ・ブロンド / ラ・シュフ / オルヴァル / ドゥシャス・デ・ブルゴーニュ / デ・コーニンク / カンティヨン・グース / ヴェデット・エクストラブロンド / エクストラホワイト / エクストラIPA / グーデン・カルロス・クラシック)・ドイツビール(ヴァルシュタイナー)・オランダビール(ラ ・トラップ・ブロンド / ハイネケン)・イギリスビール(スピットファイアー)・国産ビール(キリン ラガー / サッポロ 黒ラベル / サントリー ザ・プレミアム モルツ)・ノンアルコールビール(アサヒ ドライゼロ / サントリーオールフリー)・カクテル(キティー / スプリッツァー / オペレーター)・ワイン(赤・白 /フランシーヌ)・ソフトドリンク(オレンジ ジュース / ウーロン茶 / コカ・コーラ)【問い合わせ先】TEL:06-6343-7020(レストラン予約)
2017年04月06日第74回ゴールデン・グローブ賞が8日(現地時間)、ロサンゼルスのビヴァリーヒルトン・ホテルで発表され、最多7部門で候補になっていた『ラ・ラ・ランド』が作品賞、監督賞、男優賞、女優賞など全部門で受賞を果たした。ゴールデン・グローブ賞はハリウッド外国人映画記者協会(HFPA)会員の投票によって決定するもので、毎年約1か月後に決定するアカデミー賞の行方を占う賞として注目が集まる。最多ノミネート作からそのまま最多受賞作となった『ラ・ラ・ランド』はロサンゼルスを舞台に、売れないジャズ・ピアニストと駆け出し女優の恋を描く。『セッション』のデイミアン・チャゼル監督がライアン・ゴズリングとエマ・ストーンを主演に迎え、オリジナル曲で構成するミュージカル作品で、今期の賞レースでも勢いがあり、このまま一気にオスカーへ王手をかけそうだ。ドラマ部門作品賞は、『ラ・ラ・ランド』に次ぐ6部門で候補になっていた『ムーンライト』に輝いた。ミュージカル/コメディ部門男優賞を受賞したライアン・ゴズリングはこれが初のゴールデン・グローブ賞受賞。受賞について、投票者たちが自分と仲良しで同じく男優賞候補になっていたライアン・レイノルズ(『デッドプール』)を混同したのかも、というジョークで始まったスピーチは、第2子を妊娠しながらの子育てに実兄の闘病が重なるつらい時期にも関わらず、自分を支えてくれたパートナーのエヴァ・メンデスへの感謝の言葉になり、最後に闘病の末に亡くなったエヴァの兄、フアン・カルロス・メンデスに賞を捧げた。今年はコメディ/ミュージカル部門の『ラ・ラ・ランド』が前哨戦で快進撃を続けているが、ドラマ部門は『ムーンライト』と『マンチェスター・バイ・ザ・シー』が競い合う混戦状態。俳優賞では『マンチェスター・バイ・ザ・シー』の主演で前哨戦でも健闘しているケイシー・アフレックが順当に授賞したが、ドラマ部門の女優賞に至っては、候補者全員の出演作が作品賞候補になっていない。しかも受賞したのは英語作品ではない『Elle』(原題)のイザベル・ユペール。ドラマとコメディ/ミュージカルのカテゴリー分けがされていないアカデミー賞に向けて、まだまだ激戦が続きそうだ。ハリウッドへの功績を讃えて贈られるセシル・B・デミル賞を受賞したメリル・ストリープは「ハリウッドはアウトサイダーや外国人がうようよしている。だから、もし私たち全員を追い出したら、見るものはフットボールとマーシャル・アーツだけになってしまうでしょう」「無礼は無礼を招き、暴力は暴力を招きます。権力者がその地位を他者へのいじめに使ったら、私たちは全員負けです」と、まもなく新しい政権がスタートするアメリカをはじめ、世界に向けたメッセージを語った。そして「友人で、いまは亡き愛しいレイア姫」のキャリー・フィッシャーが遺した「傷ついた心からアートを生み出しなさい」という言葉でスピーチを締めた。授賞結果は以下の通り。■映画部門ドラマ部門作品賞:『ムーンライト』男優賞:ケイシー・アフレック(『マンチェスター・バイ・ザ・シー』)女優賞: イザベル・ユペール(『Elle』原題)ミュージカル/コメディ部門作品賞:『ラ・ラ・ランド』男優賞:ライアン・ゴズリング(『ラ・ラ・ランド』)女優賞:エマ・ストーン(『ラ・ラ・ランド』)助演男優賞:アーロン・テイラー=ジョンソン(『Nocturnal Animals』原題)助演女優賞:ヴィオラ・デイヴィス(『Fences』)監督賞:デイミアン・チャゼル(『ラ・ラ・ランド』)脚本賞: デイミアン・チャゼル(『ラ・ラ・ランド』)作曲賞:ジャスティン・ハーウィッツ(『ラ・ラ・ランド』)アニメ作品賞:『ズートピア』外国語映画賞:『Elle』(フランス)主題歌:「シティ・オブ・スターズ」(『ラ・ラ・ランド』)■TV部門ドラマ部門作品賞:「ザ・クラウン」男優賞:ビリー・ボブ・ソーントン(「弁護士ビリー・マクブライド」)女優賞:クレア・フォイ(「ザ・クラウン」)ミュージカル/コメディ部門作品賞:「ATLANTA」(原題)男優賞:ドナルド・グローヴァー(「ATLANTA」(原題)女優賞:トレイシー・エリス・ロス(「BLACK-ISH」原題)リミテッドシリーズ/TVムービー部門作品賞:「アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件」男優賞:トム・ヒドルストン(「ナイト・マネジャー」)女優賞:サラ・ポールソン(「アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件」)助演男優賞:ヒュー・ローリー(「ナイト・マネジャー」)助演女優賞:オリヴィア・コールマン(「ナイト・マネジャー」)(text:Yuki Tominaga)
2017年01月09日テレビ朝日では『バイオハザード:ザ・ファイナル』の世界最速公開を記念した“バイオハザードSpecial WEEK”を開催中。18日のシリーズ第4作の放送に続き、12月24日(土)今夜は『バイオハザードV:リトリビューション』が放送される。カプコンのゲームソフトを原作に実写映画化した『バイオハザード』シリーズは、2002年の第1作から現在公開中の『ザ・ファイナル』まで6作品が公開されてきた。ミラ・ジョヴォヴィッチ演じるアリスが生物兵器「T-ウイルス」によって怪物となった「アンデッド」と呼ばれるゾンビと死闘を繰り広げる物語が展開する。今夜放送の『リトリビューション』は前作『アフターライフ』から直接続く物語となり、ジル(シエンナ・ギロリー)率いる攻撃部隊の奇襲でアリスは仲間たちとはぐれる。目覚めたアリスは死んだはずのカルロスと同じ顔をした夫トッド(オデッド・フェール)と、耳の不自由な娘ベッキー(アリアーナ・エンジニア)とともに幸せな日々を送っていたが、そこにもアンデッドの魔の手が…。実はアリスはアンブレラ社の実験施設に捕われていた。拘束されたアリスを感情をコントロールされたジルが尋問する。絶望するアリスだったが突然セキュリティ・システムが停止する。脱出しなんとか中央制御室にたどりついたアリスを待ち受けるのはウェスカー(ショーン・ロバーツ)の命を受けた工作員エイダ(リー・ビンビン)。ウェスカーの目的、そしてアリスの前に立ちはだかる新たな敵とは…というストーリーが展開。主演のミラ・ジョヴォヴィッチの夫でもありシリーズを通して製作を担当、第4作でもメガホンを取ったポール・W・S・アンダーソンが今作でも監督、脚本を手がけている。また“バイオハザードSpecial WEEK”特別企画として放送中にdボタンをチェックしてプレゼントに応募できる「ぼとぼとゾンビ」が開催されているので、こちらも楽しんで。シリーズ最新作にして最終作となる『バイオハザード:ザ・ファイナル』の前作となる『リトリビューション』。『ザ・ファイナル』をすでに見たという人も、これからという人も改めてファイナルにいたるストーリーをチェックしてみてはいかが。『バイオハザードV:リトリビューション』は12月24日(土)21時30分~テレビ朝日で放送。(笠緒)
2016年12月24日「見逃した映画特集 2016」が、2016年12月24日(土)から2017年2月3日(金)まで、東京・渋谷のアップリンクで開催される。2016年に公開された話題作をまとめて上映する特集上映「見逃した映画特集 2016」。アカデミー賞で作品賞と脚本賞の2部門を受賞した『スポットライト 世紀のスクープ』や、主演男優賞、監督賞、撮影賞3部門を受賞した『レヴェナント:蘇りし者』、『ルーム』など賞レースをにぎわせた作品はもちろん、タランティーノ監督『ヘイトフル・エイト』、 ケイト・ブランシェット主演『キャロル』、過激な描写が話題となった邦画『ディストラクション・ベイビーズ』、オダギリジョー×蒼井優『オーバー・フェンス』など、洋画・邦画あるいはメジャー・インディー問わず、多彩な作品の数々がラインナップ。また、ギャスパー・ノエ監督作『LOVE【3D】』や、劇場公開時は2D上映だったヴィム・ヴェンダース製作総指揮『もしも建物が話せたら』の3D上映、落語家・瀧川鯉八の落語付上映『ミスター・ダイナマイト』など、同特集限定の上映イベントも行われる。【開催概要】「見逃した映画特集 2016」日程:2016年12月24日(土)〜2017年2月3日(金)会場:アップリンク渋谷住所:東京都渋谷区宇田川町 37-18 トツネビル 1階・2階問い合わせ先:03-6825-5503※12月31日(土)、1月1日(日)は休館日料金:<通常作品>一般 1,300円 / 学生・シニア 1,100円 / UPLINK 会員 1,000円<LOVE【3D】・もしも建物が話せたら【3D 上映】>一般・学生・シニア 2,000円 / UPLINK 会員 1,800円<チリの闘い・あやつり糸の世界※入替制>一般・学生・シニア 1,000円 / UPLINK 会員 900円<ミスター・ダイナマイト×瀧川鯉八落語「ダイナマイト」>一般・学生・シニア 2,000円 / UPLINK 会員 1,800円※パスポート会員使用不可。※サービスデー適応外。※詳しい上映スケジュールは公式サイト(より。【上映作品】・アメリカン・スリープオーバー(96分) 監督:デヴィッド・ロバート・ミッチェル・あやつり糸の世界(212分) 監督:ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー・イット・フォローズ (100分) 監督:デヴィッド・ロバート・ミッチェル・海よりもまだ深く(117分) 監督:是枝 裕和・EVIL IDOL SONG(80分) 監督:大畑 創・Every Day(95分) 監督:手塚 悟・オマールの壁(97分) 監督:ハニ・アブ・アサド・オーバー・フェンス (112分) 監督:山下 敦弘・キャロル(118分) 監督:トッド・ヘインズ・久高オデッセイ 第三部 風章(95分) 監督:大重 潤一郎・月光(112分) 監督:小澤 雅人・貞子 vs 伽椰子(99分) 監督:白石 晃士・さとにきたらええやん(100分) 監督:重江 良樹・山河ノスタルジア(125分) 監督:ジャ・ジャンクー・蜃気楼の舟(99分) 監督:竹馬靖具・シング・ストリート 未来へのうた(106分) 監督:ジョン・カーニー・将軍様、あなたのために映画を撮ります(97分) 監督:ロス・アダム、 ロバート・カンナン・少女椿(90分) 監督:TORICO・スポットライト 世紀のスクープ(128分) 監督:トーマス・マッカーシー・スラッカー(97分) 監督:リチャード・リンクレイター・団地(103分) 監督:阪本 順治・チリの闘い(263分) 監督:パトリシオ・グスマン・築地ワンダーランド(110分) 監督:遠藤 尚太郎・ディストラクション・ベイビーズ(108分) 監督:真利子 哲也・バンクシー・ダズ・ニューヨーク(81分) 監督:クリス・モーカーベル・ビヨンド・クルーレス(89分) 監督:チャーリー・リン・FAKE(109分) 監督:森 達也・不思議惑星キン・ザ・ザ(135分) 監督:ゲオルギー・ダネリヤ・ヘイトフル・エイト(168分) 監督:クエンティン・タランティーノ・兵士 A(175分) 音楽:七尾旅人・マジカル・ガール(127分) 監督:カルロス・ベルムト・ミスター・ダイナマイト:ファンクの帝王ジェームス・ブラウン(119分) 監督:アレックス・ギブニー・無伴奏(132分) 監督:矢崎 仁司・もしも建物が話せたら 3D(165分) 製作総指揮:ヴィム・ヴェンダース・ヤング・アダルト・ニューヨーク(97分) 監督:ノア・バームバック・LOVE【3D】(135分) 監督:ギャスパー・ノエ・LISTEN(58分) 共同監督:牧原依里・雫境(DAKEI)・ルーム(118分) 監督:レニー・アブラハムソン・レヴェナント:蘇えりし者(157分)監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ・わたしの自由について〜SEALDs 2015〜(165分) 監督:西原 孝至
2016年12月18日日本発の人気ゲームをミラ・ジョヴォヴィッチ主演で実写映画化した、『バイオハザード』シリーズ最後となる最新作『バイオハザード:ザ・ファイナル』。この度、シリーズ史上初解禁となるミラ演じるアリスが大粒の涙を流す画像が到着した。「48時間で人類は滅びる」とレッドクイーンに告げられるアリス。彼女の前に絶望的な数のアンデッドが現れ地上を埋め尽くしていく。人類滅亡のカウントダウンが始まったのだ。アリスはすべての物語がはじまった地=ラクーンシティへ戻る。世界をアンデッド化してきた宿敵アンブレラ社との壮絶なラストバトル。人類の命運はアリスに託された…。そして、ついに明かされるアリスの秘密とは――。2002年に初めてスクリーンに登場して以来、1作ごとにスケールとパワーを増殖させ、世界を熱狂の渦に包んできた本シリーズ。物語の発端となったのは、ラクーンシティにある超巨大製薬企業アンブレラ社の地下研究施設「ハイブ」で密かに開発していた生物兵器「T-ウイルス」が飛散したことから始まり、シリーズが進むにつれ、世界がアンデッド化していった。本作では、ミラ演じる美しきヒロイン・アリスと、世界をアンデッド化した元凶である宿敵アンブレラ社との最後の戦いを、シリーズ最高のスケールで描く。また本作には、アリスと共に戦う女戦士コバルト役で日本からローラがハリウッドデビューし参戦するほか、クレア役のアリ・ラーターも再登場している。本作の主人公・アリスに扮したミラは、これまでアンデッドとの闘いでアクロバティックなアクションに挑戦してきた。15年にもわたりアリスを演じ、40歳となったいまでも完璧な肉体美とキレキレなアクションは健在!本作では宙づり状態でのバトルや、走る装甲車上での格闘など、新たなアクションも披露している。そんな“強い女”アリスは、これまで涙を見せることはほとんどなかった。仲間と一丸となって闘うことで、何度も仲間の死を目の当たりにしてきており、これまでのシリーズでアリスは何度もこみあげる涙をこらえてきたが、『バイオハザードIII』ではカルロス・オリヴェイラと別れのシーンでは涙が頬をつたった。しかし、本作ではアリスが大粒の涙をこぼしている!これまで謎に包まれてきた「アンブレラ社の陰謀」「T-ウィルスの開発」そして「アリスの誕生」の秘密――すべての謎が解き明かされる本作において、アリスが流す涙の訳とは一体…。世界最速となる日本での公開が待ち遠しい。『バイオハザード:ザ・ファイナル』は12月23日(金・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:バイオハザード:ザ・ファイナル 2016年12月23日より全国にて公開
2016年12月06日●すごい音を体験しちゃった2016年5月、電子音楽の巨匠・冨田勲さんが、84歳でその生涯の幕を閉じた。冨田さんは生前、1950年代に活動を開始。NHKなどのテレビ番組の音楽を作曲しながら、60年代末にアナログ・シンセサイザーのモーグに出会い衝撃を受ける。74年には、モーグを使って、ドビュッシーの楽曲を再解釈したアルバム『月の光』を発表。クラシカルでありながら時代の先端を鳴らしたサウンドは世間の注目をさらい、国内電子音楽の歴史を大きく塗り替えた。その後も、それまでの音楽を現代的に解釈し直した作品を発表しながら、常に先鋭となるべき音を求め続け、晩年はボーカロイド・初音ミクをソリストに迎えた「イーハトーヴ交響曲」を制作。12年の初演では、日本フィルハーモニー交響楽団とミクの歌声が融合するパフォーマンスを披露して話題を集めた。しかし、オーケストラとボーカロイドの音を有機的にミックスしながら、ライブとして臨機応変に対応するのは容易なことではない。それを可能にした主要メンバーの1人が、現在はプノンペン・モデル、かつては平沢進率いるテクノポップバンド・P-MODELの一員として活動していたことでも知られる電子音楽家・ことぶき光だ。解凍P-MODELのステージで"ヒューマン・クロック"と呼ばれるバンドサウンドと電子音を同期させるシステムも披露してきた彼は、その経験から冨田さんのミクを用いたステージも強力に支えてきた。ことぶきは、11月11、12日に東京・Bunkamuraオーチャードホールで行われる冨田さんの追悼公演「冨田勲×初音ミク『ドクター・コッペリウス』」も全面的にバックアップ。コンサートは、「イーハトーヴ交響曲」の再演に加え、冨田さんが最期まで公開を夢見て制作していた「ドクター・コッペリウス」の初上演、エイドリアン・シャーウッドによる冨田さんの代表作「惑星 The Planet」のリミックスパフォーマンスで構成される。この冨田さんの遺志を受け継いだ公演を前に、ことぶきはどのような思いを持っているのか。それを聞いてみたところ、コンサートの舞台裏だけでなく、"冨田サウンド"との出会い、音楽制作への向き合い方、P-MODEL時代の秘話、冨田さんと共演してきた上での思い出、そしてプライベートでの音楽体験にいたるまで、さまざまなエピソードを饒舌に語ってくれた。これを3回にわたってお伝えする。第1回は、幼少時に大阪万博で受けた大きな衝撃から、シンセサイザーを手にするまで、アーティストデビュー以前の彼の物語を紹介したい。○万博で全部経験しちゃった――ことぶきさんが最初に冨田さんの音楽を聴かれたのはいつ頃でしたか。テレビを介して気が付いてたら聴いてましたね。それこそ大河ドラマとかの劇伴は、20世紀音楽の開花と言えるようなインパクトで。僕のような世代は、日常的にすごいものを聴いてた訳ですよ。60年代、70年代にね。――大阪万博の頃(70年3月~9月に開催)くらいですかね。まさにそう。僕は全部を万博で体験しちゃったんです。幼稚園の卒園式を抜け出して行ったんですけども。――卒園式を!?小学校に上がるタイミングでちょうど大阪万博があったんです。そこで、お祭り広場に行く途中、松平頼暁*さんの作った曲が流れてたのを聴いちゃった。ただ、僕は1週間くらい通ったんですけど、松平さんの音楽はその途中ですぐ中止になって。コンパニオン全員が体調不良になるという当時の事件があったんですね。松平さんは独特な楽理で音を構築していて、それが影響しちゃったんだ。その話を07年か08年に松平さん本人から聞いて、「わー」って思っちゃって。そのようなことが幾つかあって、冨田先生とお話しできた時も、僕が万博で体験しちゃったものの裏側を40、50年後に作家本人から聞けたっていう…これはもう信じがたいことで。万博の後に、半分くらいの作家は皆、死んじゃうわけですから。すごい音を70年に全部、体験しちゃった。*松平頼暁:現代音楽作曲家。50年代後期からさまざまなオーケストラ、ピアノの楽曲を制作している。○小学校以降は"余生"――5、6歳でそこまで大きなショックがあったんですね。僕、小学校以降は全部"余生"だと思ってて。それまでの体験を何十年もたった後に分析してるくらいです。それは大きなポイントで、今、学生に音楽を教えてもいるんですけど、何も作ったことのない人間に音楽を教えても、ほぼ意味がない。例えば、音楽大学の作曲科の生徒に教えるとします。あの世界は積み上げられたメソッドが分厚くあって、対位法とか和声法とかを一からやりながら、楽器の奏法も修得しなきゃいけない。これじゃ10年とかすぐたっちゃう。*対位法・和声法:対位法は一つ一つのパートの独自性を保ちつつ、複数のメロディを重ね合わせる手法。和声法は主となるメロディに対して、どのようなハーモニーを接続するかに重きを置いて音を作っていく手法。――理論的な部分からガチガチで攻めるわけですね。と言うより、何を何カ月でマスターして次に行くって手順が決まってるんです。彼らって、それを修得しなかったら作品は作れないと思ってるんですよ。――え、そうなんですか? フィーリングではダメ?彼らは練習課題として色んなものを作りながら、最終的に自分自身の作品を作るための訓練を10年以上かけてやってる。それに、音大は義務教育の中で教わった内容だけでなく、特殊訓練を受けなきゃ受験もできない。訓練を何年も受け続けてる子どもたち、そして何でも知ってる子どもたち、その学生が何も作れないっていう事実ね。その一方で、特訓もせず、ほとんど何も学んでないままに、自分の持ったポップミュージックのセンスを信じて何かを作ってる"バカ"たちもいる訳です。でも、両者を並べた時にどっちに可能性があるかは明らかですよね。"バカ"の方は自分で音楽を作って、後から分析して次のステップに行くんです。ただ、それができるようになるためには早い段階、吸収力がピークに達している段階で、何らかの音楽的な洗礼を受ける必要が恐らくあって。僕はそれが6歳頃だった。まぁ僕が何か作ったわけじゃなくて、ただ聴いたってだけですけど(笑)。それでも、後はもういいやって感じでしたね。それくらい本当にデカい出来事でした。――とすると、6歳という絶妙なタイミングで冨田さんの音楽にも衝撃を受けられたのでしょうか。ただ、その時には"冨田サウンド"とは気付いてなかったですね。(カールハインツ・)シュトックハウゼンにしても冨田先生にしても、テレビで流れていたので、それが普通だと思ってました。誰の作ったものかって意識し出したのは後からですね。●僕らがやっていけるのは「冨田先生がいたから」○冨田さんの名前は「街の事情で知った」――それはいつ頃でした?その後、図らずも住んでた街の事情でピアノ教室に通わざるを得なくなって。ピアノを習ってる女子は4人いたんだけど、男がいなかったんです。そこで、ピアノの先生が「男子を生徒としてどうしても入れたい」って言うので、僕が行くことになった。生徒が何人以上、男女比何割っていうのがフランチャイズ経営で決められていたらしいんですよ。それをクリアしないと教室がなくなってしまうという。――ノルマですね(笑)。そういう事情で入れられちゃって。そこで先生から冨田勲の名前を聞いた。それも今思えば偶然で、ある種の"おかげ"ですね。その時が小学2、3年かな。○シンセサイザーとの出会い――それが初めてじっくりと楽器に取り組んだ時になるんですよね。最初からシンセサイザーを使ってらっしゃるイメージだったので意外です。シンセサイザーを、その時はまだ知らなかったですね。8歳だから、72年か…その時期だと、『スウィッチト・オン・バッハ』(68年)*はリリースされてると思うんだけども、その当時はシンセサイザーを知らなくて、『NHKニュースおはよう日本』がきっかけでした。「世の中のあらゆるサウンドを再現できるマシンが登場した!」って触れ込みでシンセがテレビに出ちゃった訳ですよ。その頃の僕は、地元ではあり得ないくらいのお年玉をもらう子どもだったんで、「これは大変だ」って、お金をかき集めて買いに行きましたね。*『スウィッチト・オン・バッハ』:後に性転換を経験するウェンディ・カルロス(発表当時はウォルター・カルロス名義)がモーグ・シンセサイザーを駆使してバッハの演奏を再現したアルバムで、日本国内の電子音楽アーティストにも多大な影響を与えた。モーグを全面的に使用した作品では初のミリオンセラーを記録したアルバムでもある。――小学生で?それは多分、中学2年ですね。と言うのも、72年の段階だと、そもそも冨田先生が買ったような1,000万円レベルのシンセしかなかったので。○大前提にあるのは先人への畏敬――当時の冨田さんと言えば、モーグですものね。そうそう(笑)。でもモーグ*は、テレビで映されてなかったです。紹介されるようになったのは、冨田先生が『月の光』(74年)とかをリリースして売れた後、「この音を作った楽器は何なんだ!?」っていう声が出始めて。それから30年たった今、11月のコンサートでいなくなった冨田先生を、復活させるんです。これは、ある種のリミックスですね。冨田勲という存在自体をリミックスしてる。まぁ、そんな冨田先生のモーグの登場を受けて日本のメーカーがコンシューマーレベルの…10、20万円の機材を出し始める。まだ手を出せる範囲での減算方式のシンセの原型が現れたのは70年代後半くらいですね。*モーグ:ロバート・モーグ博士が開発した革命的なアナログ・シンセサイザー。ザ・ビートルズやクラフトワークをはじめとして、さまざまなジャンルのアーティストの作品に使用され、現在でも国内外問わず非常に高い人気を集めている名機。流通しているものは非常に高価。――MS-20とか?おっしゃる通り。僕は後に、エレキギターのアウトプットを3本に分岐して、それぞれをMS-20*に繋げて演奏するようになるんですが、そんなマシンを持って、ある国に行った時は「日本から来たMS-20を同時に操る人間」といった一定の評価を受けています。「なぜか?」と考えると、冨田先生がいたからです。それも完全に"おかげ"で。そんなところから僕は、先人への畏敬というのが、まず前提としてあって。冨田先生がやってくれたから、僕らが外国でそのようにやっていける、大きな事実がある訳です。話を戻すと、NHKの朝の番組では、(実際にはその前からあるけれど)シンセっていうのが「世の中に登場した」って言い方で紹介されていたと記憶しています。「世の中のあらゆるサウンドを再現できる。例えば猫の声」とかね。で、自分で買って、実際に操作してみると、確かに猫の声は出ました。でも、猫の声しか出なかった。そこで「ああ、これがシンセか」と。それで1回は離れちゃいました。*MS-20:VCO、VCF、VCA、EGを2系統搭載していた、コルグのアナログのモノフォニック・シンセサイザー。P-MODELでも田中靖美が使用したように、1978年発売当時からプロアマ問わず多くのアーティストから関心が寄せられた。現在は、コルグから当時のアナログ回路を完全再現した小型版も発売されている。アーティストとしてのデビュー前、6歳の頃の大阪万博での衝撃から音楽に惹かれてきたことぶき光。中学2年生でシンセを初めて購入するまでの期間にも、冨田さんの影はそこかしこに見られた。そんなことぶきは、その後何十年もたってから冨田さんとの共演を果たす。用いられていた同期の仕組みは90年代初頭にP-MODELの一員として、披露していたもの。次回は、そんなP-MODEL時代の平沢とのエピソードなどの舞台裏から冨田さんとの仕事にいたるまでの間を振り返ってもらっている。■プロフィールことぶき光1964年3月30日生まれ。北海道出身。80年代半ばから、あがた森魚や鈴木慶一らのバックのキーボーディストとなり、プロのアーティストとして音楽活動を開始。87年に平沢進率いるテクノポップバンド・P-MODELに参加。バンドは一旦"凍結"と呼ばれる活動休止期間を迎えるが、その間も89年にソロデビューした平沢の活動をサポートしてきた。"解凍"と称して期間限定で再結成したP-MODELでは"ヒューマン・クロック"と呼ばれる同期システムを構築。ライブでのパフォーマンス面でも自身の横や背後、時には真上にまでシンセサイザーを並べた強烈なプレイスタイルで、"キーボード妖怪"と評された。P-MODELが再び活動休止期間に入り、バンドを脱退。カンボジアなど諸外国でも音楽活動を送っていたが、戸川純率いるヤプーズのライオン・メリィらと共にプノンペン・モデルを結成。現在でも活動を続けている。また02年には、中野テルヲや福間創ら元P-MODELのメンバーも参加したソロアルバム『mosaic via post』をリリース。09年には、自身やかつてのP-MODELのメンバーの名前をもじったキャラクターが登場し大ヒットしたアニメ『けいおん!』も放送され、さらなる注目を浴びる機会も増えていた。12年、冨田さんの「イーハトーヴ交響曲」の初演にエレクトロニクスというパートで参加。"ヒューマン・クロック"を使用したシステムを披露し、オーケストラと初音ミクが共存するステージを成立させる主要メンバーの1人となった。■公演情報冨田勲 追悼特別公演「冨田勲×初音ミク『ドクター・コッペリウス』」日時: 11月11日 開場18:00/開演19:0011月12日開場12:30/開演13:30 開場17:00/18:00 (2公演)会場:東京・Bunkamuraオーチャードホールチケット料金:S席10,000円/A席 8,500円(税込/発売中)出演:渡辺一正/東京フィルハーモニー交響楽団/エイドリアン・シャーウッド/風間無限/ことぶき光/初音ミクほか
2016年10月21日ディズニー・チャンネルでは、昨年大ヒットした、ディズニーヴィランズの子どもたちが主人公となるオリジナル・ムービー「ディセンダント」を、ハロウィン直前の特別編成番組「ディズニー・チャンネル ハロウィーン ディセンダント ヴィランズ・スタイル」内にて再放送する。「ディセンダント」とは、英語で“子孫”のこと。そのタイトル通り、“もしディズニー・キャラクターたちに子孫がいて、10代だったら?”という発想から誕生したオリジナルストーリーが本作。舞台となるのは、プリンセスやプリンスが暮らすオラドン王国。だが、悪名高きヴィランズ(悪役たち)は魔法のバリアで覆われたロスト島に暮らしていた。あるとき、生まれて初めて島を出ることになった、マレフィセントの娘マルと、イヴィ、カルロス、ジェイの4人組。彼らは親たちから、オラドンでフェアリー・ゴッドマザーの魔法の杖を奪ってくることを言いつかるのだが…。圧巻の歌とダンスに加え、思春期の子どもたちの心の成長や友情、自分探しがテーマとして描かれた本作は、たちまち大人気となり、続編「ディセンダント2」の製作も決定。今回のこの特別編成内では、2017年放送予定の「ディセンダント2」からティザー映像も日本初公開される。そのほか、撮影の裏側を紹介する特別映像「ディセンダントセット・イット・オフ」や、本編の合間にはハロウィンにピッタリなキャラクターの個性あふれる衣装を紹介する「ディセンダントファッション・チェック!」もオンエア。バラエティ豊かなラインナップが展開する。なお、「ディセンダント2」には、新たにディズニーの名作「リトル・マーメイド」の悪役アースラの娘が登場することが分かっている。演じるのはディズニー・チャンネル「天才学級アント・ファーム」に主演する人気女優、チャイナ・アン・マックレーンというから期待大。「ディセンダント」のキャラクターの個性に合わせたさまざまな衣装は、ハロウィンの仮装にも使えそう。妖しい魅力がたっぷり詰まった本作を、ハロウィン前に楽しんでみては。特別編成「ディズニー・チャンネル ハロウィーン ディセンダント ヴィランズ・スタイル」は10月15日(土)18時30分~21時55分、ディズニーチャンネルにて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年10月15日トム・クルーズ主演『アメリカン・メイド』のプロデューサー陣が、死亡者を出した飛行機墜落事故において訴えられている。昨年、トムが麻薬密輸入業者を演じる同作の撮影中に起きた事故の被害者3人のうち1人の家族が、イマジン・エンターテイメントのプロデューサー陣を相手取り、不法死亡訴訟を起こした。双発のエアロスター機は、ロケ地であるコロンビアのジャングル付近から山の多いアンティオキア県にあるメデジン市へと飛び立った10分後に墜落。その飛行機には自身もパイロットとして訓練を受けているトムは乗っていなかったが、トレーニング中の共同パイロットのカルロス・バールさんとスタントパイロットのアラン・パーウィンさんが死亡し、機長のジミー・リー・ガーランドさんは命は助かったものの重症を負っていた。この訴訟は、その問題のフライトが急がされたものであり、不適切といえるほどの地形の上を飛んでいたと主張している。「メデジン市に行くためにそのサブジェクト・エアクラフトが飛んだ地形は、訓練飛行としては不適切といえるほど難しいものでした。フライト情報と天候計測の機器が限られている飛行機で、急ぎかつ予定外の場合においては特にそうでした」トムはそのアンデス山脈の同じルートを10分前にヘリコプターで飛行しており、着地は成功していたと裁判書類には記載されている。本作は、元トランス・ワールド航空のパイロットで80年代にCIA やコロンビアの麻薬カルテルのためにアメリカに薬物を密輸していたトム扮するバリー・シールを中心に描く作品で、来年9月の公開を予定している。(C)BANG Media International
2016年09月17日ディズニーヴィランズの子孫が活躍するミュージカル「ディセンダント」の続編に新たなキャラクターが追加された。『眠れる森の美女』のマレフィセントの娘マル、『白雪姫』の継母イーヴィル・クイーンの娘イヴィ、『アラジン』のジャファーの息子ジェイ、『101匹わんちゃん』のクルエラの息子カルロスの中心人物4人はそのままに、続編に『ピーターパン』のフック船長の息子ハリーが加わることが明らかになった。「E!News」によれば、ハリーを演じるのはイギリス出身のトーマス・ドハーティ。今秋ディズニー・チャンネルで放送が決定しているミュージカルドラマ「The Lodge」で本格的なデビューを飾る新人俳優だ。ディズニー・チャンネルつながりで、晴れて「ディセンダント2」のヴィランズメンバーに加入が決まった。トーマスはヒップホップやジャズ、バレエをも踊りこなすダンサーでもあり、ギターも弾けるということから、まさに歌って踊って…のこの映画にぴったり。ハリー役のほかにも『リトル・マーメイド』のアースラの娘ウマをチャイナ・アン・マクレーンが演じ、『美女と野獣』のガストンの子どもも登場することがわかっている。撮影はまもなく始まり、2017年に放送が予定されている。(Hiromi Kaku)
2016年08月19日シャネル(CHANEL)銀座にあるアートギャラリー、シャネル・ネクサス・ホールにてカルロス アイエスタとギョーム ブレッションによる共同写真展「Retrace our Steps – ある日人々が消えた街」が開催。今もなお記憶に忌々しく残る東日本大震災と福島第一原発事故。この事故がもたらした終わりの見えない状況に、写真家のカルロスとギョームが向かい合った。外国人から見た震災とは、そしてそこにある‟リアル”とは…。開催前の写真展へ足を運んだファッションプレス。展示作品と絡めて、本展をレポートする。■入り口は一つ、出口も一つ。会場は格子状の金網やアクリル壁で仕切られ、5つのエリアに分かれている。そこに込められたのは‟入ってはいけない場所の区切りをつけたかった”というデザインコンセプト。一つひとつのスポットには、「光影」「悪夢」「不穏な自然」「パックショット」「回顧」というテーマに添った作品が並んでいる。■自然の持つパワーを示す「不穏な自然」入り口を抜けると、まず待ち受けるのは「不穏な自然」シリーズ。あの事故から約5年の年月が経ち、福島第一原発周辺はどのようになっているのか。その疑問に答えを与えるドキュメンタリー写真だ。映し出されているのは、当時の様子が思い出せないほどに‟自然へ回帰した姿”。駐車スペースや駅、そういった生活環境下を自然が覆い、人間の足跡を隠すかのように物々しく存在している。■インタビュー動画とともに振り返る「回顧」カルロスとギョームが‟心で感じてほしい”と表現した同作では、福島第一原発近くの帰宅困難区域にフォーカス。原発被害者たちが当時過ごしていた場所を訪れ、日常の姿をレンズの前で演じた。舞台となったのは、勤務先のスーパーや印刷所、休日に足を運んでいたゲームセンターやミュージックストアなど。避難民が縁のある場所と共鳴しながら、2人のアーティストと協働で創り上げる作品群は、一見ノーマルであるが、遠くから眺めると非日常的である。会場では写真作品と同時に、現地の人のインタビューも動画で紹介。■取り残された食品を映した「パックショット」本展のラストを飾るのは、「パックショット」と名付けられたシリーズ。カルロスとギョームが‟住んではいけない地区”で見つけ出した遺物を駐車場で撮影した。写真に収められたのは、腐ったブロッコリーや割れた卵といった食品たち。中には、製造年月日が記されたものもある。時間の経過とともに、‟取り残されてしまった”現実を視覚的に伝える。■問題は毎年変わる、だから今後も仕事を続けていく写真家であるカルロスとギョームが取材中に思いつきスタートした本企画。その初期段階でシャネルと出会い、東京・銀座の地で写真展がこの度実現した。展覧会前に彼らに話を聞くと「現地での問題は、経年変化で変わってくるもの。毎年毎年違う問題が出てくる、その現実を伝えたかった。そして、今後も福島の仕事を続けていこうと考えている。」とコメント。また、「自分たちが見てきたものをまとめた、いわゆる回顧展のような展覧会となった。」と本展を称した。外国人の距離感を持って、継続的にみた福島。その興味深く人為的なアプローチに触れることで、恐ろしい出来事に新たな眼差しで向き合えるかもしれない。きっと、訪れる人にさまざまな思いを投げかける機会となるだろう。【概要】写真展「Retrace our Steps – ある日人々が消えた街」開催期間:2016年6月24日(金)〜7月24日(日) 12:00〜20:00会場:シャネル・ネクサス・ホール住所:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4F参加作家:カルロス アイエスタ + ギョーム ブレッション主催:シャネル株式会社入場料:無料【問い合わせ先】シャネル・ネクサス・ホール事務局TEL:03-3779-4001
2016年07月02日「トロント映画祭」や「山形国際ドキュメンタリー映画祭」に正式出品された話題の映画『ラスト・タンゴ』。7月の日本公開を前に、この度、本作のムービークリップがシネマカフェに到着した。本作は、14歳と17歳で出会い、アルゼンチン・タンゴの魅力を世界に知らしめたタンゴ史上最も有名なダンスペアとされる、マリア・ニエベス(80歳)とフアン・カルロス・コペス(83歳)の軌跡をたどったドキュメンタリー作品。現在の2人の証言から、彼らの歩んだ愛と葛藤の歴史をタンゴ・ダンスで再現。マリアと、彼女を演じる若きダンサーたちとの会話を挿入しつつ、官能的にして情感に満ちたタンゴ・ダンスの魅力が映像に焼き付けられ、80歳を越えてもなお魅力的にダンスを踊る男女が、情熱的なタンゴへ、そしてお互いへの愛を語る物語――。監督は1999年に『不在の心象』で「山形国際ドキュメンタリー映画祭」大賞に輝いたヘルマン・クラル。ヴィム・ヴェンダースを製作総指揮に迎えて製作された『ミュージック・クバーナ』では、「ヴェネチア国際映画祭」でワールドプレミア上映され、世界中で公開。一躍話題となった。このほど到着したのは、本作のムービークリップ。すでに公開されている予告編では、14歳と17歳のマリアとファンの出会いから美しいダンスシーンが映し出されていたが、今回のムービークリップでは、若き日のマリアとフアンをのダンスシーンから現在の2人までが、実際の撮影風景と共に映し出されている。もちろん予告編同様、美しい音楽も作品を彩るように流れ、予告編とはまた違った映像に仕上がっている。映像と併せて、主人公のフアンを知るダンサー・タンゴレアルダンスアカデミーのリオス・フアンが彼について語るコメントも到着。フアンとの出会いについてリオスは「初めてコペスに会って直接話をしたのは、27歳のとき、コペスのステージを見た後でした。そのときは、とても感激して、そのコペスのタンゴの真髄をもっと知りたいと思い、ぜひレッスンを受けたいと思いました」と当時をふり返る。また彼の魅力については「とても素直で純粋な人です。あれだけ有名で偉大な功績を残しているにも関わらず、決して偉ぶることは有りません。とても心優しい人です」と話すも 、「ダンサーとしてのコぺスは大変厳しい人です。ステージのことになったら、妥協を許しません。そして、コペスの一番の魅力はもちろん、あの魅惑のステップでしょう!」 と彼だからこそ知るフアンについて語った。『ラスト・タンゴ』は7月9日(土)よりBunkamuraル・シネマほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年06月22日ミュージカル俳優・柿澤勇人が5日、シアタークリエで行われた主演舞台『ラディアント・ベイビー ~キース・ヘリングの生涯~』公開ゲネプロに登場し、共演の平間壮一、知念里奈、松下洸平、演出の岸谷五朗とともに取材に応じた。同作はアメリカの伝説的アーティストであるキース・ヘリングが、NYで悩みながらも自分のアートを見つけ、31年という短い生涯を駆け抜ける姿を描く。オフ・ブロードウェイで2003年に初演を迎え、アメリカ以外の公演は今回が初。ロック&ポップミュージック、ヒップホップなど様々な音楽に乗せて歌やダンスが繰り広げられ、劇中にはキースのアートワークも多数登場する。運動量の多いパワフルな舞台に、演出を担当した岸谷は「僕がカッキー(柿澤)の役だったら、マチソワ(昼・夜)は本当にお断りする」と、本音を吐露した。柿澤も「演劇人生が始まって以来、分量や歌の量が一番多いですし、体力も精神的にも辛い役だと思う」と語り、「1回1回妥協せずに、ちゃんと生きて死にたいなと思う。本当にくたばるくらいの勢いでやらないとキースにも申し訳ないですし、やるしかない」と決意を新たにした。キースの恋人・カルロス役を演じる松下は「勇人とは付き合ってましたし」と、舞台『スリル・ミー』での設定を持ち出し、「友人としても俳優としても、尊敬している時間が長いので、何の心配もないです」と信頼を寄せる。平間も「キースの顔写真を見たときに、目の奥がカッキーに見えて鳥肌が立った」、知念も「孤独にキースと向き合ってる感じが稽古場から見えて、キース・ヘリングってこんな顔してたのかもと思えた瞬間が何度もあった」と絶賛。松下が「なんか納得いかないな! 褒められすぎだろ」と茶化すと、柿澤は「本当に周りの一緒にやってるキャストのみんなに救われた」と恐縮しながら、「一つのベクトルに向かっていくエネルギーを見ていただきたい」と作品に対する自信を見せた。
2016年06月06日ミュージカル「ラディアント・ベイビー~キース・ヘリングの生涯~」の稽古の模様が5月13日(金)、報道陣に公開され、主演の柿澤勇人、演出の岸谷五朗らが取材に応じた。柿澤さんは昨日亡くなった蜷川幸雄との思い出について語り、声を詰まらせた。アンディ・ウォーホルと並んで、1980年代のアメリカ現代アートを代表する存在とされるキース・へリングが31年という短い生涯を駆け抜けるさまを描き出す。この日は、オープニングに加え、キースがのちに恋人となるDJのカルロスと出会うディスコ「パラダイス」でのパワフルなナンバー、そして、全キャストで歌い上げるバラード「STAY」が披露された。岸谷さんはキースについて「これから人生いろんなことがある時期に亡くなってますが、駆け抜けた人生が魅力的」と語る。楽曲も多く、振り付けも複雑とあって「必死に戦ってます。丁寧に作って、いい感じに遅れています(笑)」とも。キースを演じる柿澤さんは「(稽古は)まだ第2幕に差し掛かった段階で、全貌がどうなるのか?みんなで探しています。熱い奴らが詰まって、80年代のいろんなものが混在したエネルギーが映し出されるんじゃないかと思います」と意気込みを口にした。昨日、演劇界の巨匠・蜷川さん死去のニュースが伝えられたが、岸谷さんは「ショックを受けていない演劇関係者はいないと思う。子どものころから見てたので…」と語る。さらに「演出家ってのは、やる前にはたくさん不可能があって、それを具現化していく仕事。本当にそれをものともせず、可能にしていった人でした」と語り、まさに本作でキースが時間が足りないと人生を駆け抜けていくさまに言及し「あの爆発的な蜷川さんの演出と共通してます。だからこそ、吠えるし、パワーを持ってないと作品作りができなかったんだと思います。僕らにはまだ芝居を作れる幸せがある。(蜷川さんが)見て、恥じない作品作れるように頑張りたい」と語った。柿澤さんは「海辺のカフカ」で蜷川演出を受け、世界ツアーにも参加した。蜷川さんの死について「いまでも信じられない」と悲痛な表情。「初演のときは、千本ノックでした(苦笑)。『死ね!このヤロー!』とか言われて、家に帰って泣いて、40度の熱出て…でも食らいついていきました。ムカついたけど、世界ツアーが成功したとき、『いい役者になったな』と言われて、励みになりました。いつも『自分を疑えよ』と言われてて、その言葉が胸にあります。あっちの世界でも僕の芝居を見て『相変わらず、つまんねー芝居してるな』って思われてるかも(苦笑)」と時折、言葉を詰まらせながら思い出を口にし「芝居を変えてくれた人、僕の考える世界を変えてくれた人です」と言い尽くせぬ感謝の思いを口にしていた。「ラディアント・ベイビー~キース・ヘリングの生涯~」は東京・シアタークリエにて6月6日(月)~22日(水)、大阪・森ノ宮ピロティホールにて6月25日(土)、26日(日)上演。(text:cinemacafe.net)
2016年05月13日第69回カンヌ国際映画祭が11日(現地時間)にいよいよ開幕。オープニング作でウディ・アレン監督の『Cafe Society』(原題)の公式上映に合わせて、主演のジェシー・アイゼンバーグ、クリステン・スチュワート、ブレイク・ライヴリーらが勢ぞろいした。早めにカンヌ入りして、映画のプロモーション活動中のブレイクは、インスタグラムでカンヌでの装いを日誌風にアップ。10日(現地時間)には、『ノートルダムの鐘』のヒロイン、エスメラルダにインスパイアされたマキシドレス姿をアップしたが、映画祭オープニング当日は公式上映前の記者会見とフォトコール前に、ハイヒールが何足も並ぶ部屋でメタリック・シルバーのサンダルを履いた足元の写真を投稿した。その後のフォトコールに現れたブレイクはフアン・カルロス・オバンドの真っ赤なジャンプスーツを着用。彼女は現在、夫のライアン・レイノルズとの第2子を妊娠中で、おなかの辺りはゆったりめのシルエットだが、スタイリッシュな着こなしだ。同じくフォトオールに参加したクリステンは髪をブロンドに染めて、丈が短めのTシャツにシャネルのニットスカートで全身白ずくめ。色のコントラストも鮮やかな美女2人には対して、アレン監督もジェシーも、共演のコリー・ストールもカジュアル・スタイル。ドレスアップした女優たちに圧倒され気味の表情を見せていた。(text:Yuki Tominaga)
2016年05月12日ディズニーヴィランズの子どもたちを主役にした、ディズニー・チャンネル・オリジナル・ムービー「ディセンダント」。この度、5月のDVDリリースを前に、『ハイスクール・ミュージカル』シリーズなどを手掛けた本作のエグゼクティブ・プロデューサー兼監督、ケニー・オルテガが語るインタビューと、本作の舞台裏が見られる貴重なメイキング映像が解禁となった。“ディセンダント”とは、「子孫」という意味。「もしも、ディズニー・キャラクターに子孫がいて、10代だったら?」という設定で、『眠れる森の美女』の邪悪な妖精マレフィセントや、『アラジン』の卑劣な右大臣ジャファーなど、ディズニーヴィランズ(悪役)やディズニープリンセスの子どもたちが登場し、ハッピーエンドで終わったディズニー作品のその後の物語を繰り広げる。本作では、『眠れる森の美女』の悪役・マレフィセントの一人娘で、本作の主人公・マル役に、ディズニーチャンネル「うわさのツインズリブとマディ」で人気上昇中のダヴ・キャメロン。『白雪姫』の悪の女王の娘・イヴィ役にソフィア・カーソン、『101匹わんちゃん』のクルエラの息子・カルロス役にキャメロン・ボイスら若手俳優たちが集結。そしてメガホンを取ったのは、『マイケル・ジャクソンTHIS IS IT』も手掛け、監督だけでなく、振付師、プロデューサーとしても活躍するオルテガ監督だ。オルテガ監督は、自身が監督を務め、今年で10周年を迎える『ハイスクール・ミュージカル』とシチュエーションは違うが、本作も“主人公が高校生で舞台も学校”ということで、両作品について「どちらも特定の視聴者、若者や家族などを対象に作られた作品です。ストーリーの運び方がとてもイマジネーション豊かで、ワクワクするような内容になっています。ストーリーや音楽やダンスはとても素晴らしく、内容も皆さんに共感してもらえる」とその共通点を明かした。また、本作の見どころは、アクション、冒険、ロマンス、音楽、ダンス、そしてディズニーならではの素晴らしい魔法など、盛りだくさん。その中でも、今回公開されたメイキング映像には、ケニー監督自らが若手スターたちの振り付けを指導する姿が収められ、イヴィを演じたソフィアも「ケニーの振付は魔法よ。彼のおかげで成長した。毎日情熱を注いでくれたわ」と、オルテガ監督の情熱を称えた。そのほか、本編では見ることができないダンスの貴重な練習シーンが映されている。オルテガ監督は、キャスティングについて、演技力よりも情熱や勇気、知性をもっていることが重要だったと話し、 その上で主人公・マルを演じたダヴについては「彼女たちがどういう人か、また、いかに他人に対して寛容でいられるかが重要だった。情熱や直感など、僕はそういったすべてを見るよ」と技術だけではなく、その人柄を見ていたと語った。さらに、オルテガ監督は大の日本好きで、 過去に「DREAMS COME TRUE」のライブで演出&振付家として参加するなど、何度も来日を果たしており、「『ディセンダント』で会えるのを楽しみにしている。みんなに会いたいよ!」と日本のファンに向けてメッセージを送った。「ディセンダント」は5月18日(水)よりリリース。※デジタル配信同日開始(cinemacafe.net)
2016年04月26日ヴィム・ベンダース製作総指揮、ヘルマン・クラル監督による映画『ラスト・タンゴ』が、2016年7月、Bunkamuraル・シネマほか全国で公開される。本作は、アルゼンチン・タンゴの魅力を世界に知らしめ、タンゴ史上最も有名なダンスペアとされるマリア・ニエベスとフアン・カルロス・コペス2人の軌跡をたどったドキュメンタリー映画だ。現在のふたりの証言から、彼らの歩んだ愛と葛藤の歴史をタンゴ・ダンスで再現する本作。天使のように舞う初恋のダンスから、口論のごとく激しく足を絡め合う憎しみのダンスまで、世界的トップダンサーたちが、タンゴの名曲に乗せて二人の波乱の人生を表現。マリアと、彼女を演じるダンサーたちとの会話を挿入しつつ、官能的にして情感に満ちたタンゴ・ダンスの魅力がスクリーンに映し出される。80歳を越えてもなお魅力的にダンスを踊る男女が、情熱的なタンゴに乗せてお互いへの愛を語る物語。タンゴが彼らの人生そのものであることが熱く伝わる、ドラマティックな作品に仕上がっている。【作品情報】映画『ラスト・タンゴ』公開時期:2016年7月製作総指揮:ヴィム・ヴェンダース監督:ヘルマン・クラル出演:マリア・ニエベス、フアン・カルロス・ロペス、パブロ・ベロン、 アレハンドラ・グッティ、ファン・マリシア、アジェレン・アルバレス・ミニョ2015年/ドイツ・アルゼンチン/85分/原題:Our Last Tango© WDR / Lailaps Pictures / Schubert International Film / German Kral Filmproduktion
2016年04月19日先日、日本でも公開が決定したタンゴ史上最も有名なダンスペアの軌跡をたどったドキュメンタリー『ラスト・タンゴ』。7月の公開に先駆け、本作の予告編がいち早くシネマカフェに到着した。本作は、14歳と17歳で出会い、アルゼンチン・タンゴの魅力を世界に知らしめたタンゴ史上最も有名なダンスペアとされる、マリア・ニエベス(80歳)とフアン・カルロス・コペス(83歳)の軌跡をたどったドキュメンタリー作品。現在の2人の証言から、彼らの歩んだ愛と葛藤の歴史をタンゴ・ダンスで再現。マリアと、彼女を演じる若きダンサーたちとの会話を挿入しつつ、官能的にして情感に満ちたタンゴ・ダンスの魅力が映像に焼き付けられ、80歳を越えてもなお魅力的にダンスを踊る男女が、情熱的なタンゴへ、そしてお互いへの愛を語る物語――。監督は1999年に『不在の心象』で山形国際ドキュメンタリー映画祭の大賞に輝いたヘルマン・クラル。ヴィム・ヴェンダースを製作総指揮に迎えて製作された『ミュージック・クバーナ』では、ベネチア国際映画祭でワールドプレミア上映され、世界中で公開された。そして本作もまた、「トロント国際映画祭」に正式出品、「山形国際ドキュメンタリー映画祭」コンペティション部門出品など、様々な映画祭に出品され注目を集めている。今回到着したのは、14歳と17歳のマリアとフアンが出会い、恋に落ちるシーンから始まる予告編。天使のように舞う初恋のダンスから、「彼女にはウンザリだった」「コペスなんてクタバレ!」と、口論のごとく激しく足を絡め合う憎しみのダンスまで、タンゴの名曲「バンドネオンの嘆き」 や「ジョ・ソイ・エル・タンゴ」 に乗せて、世界的トップダンサーたちが2人の波乱の人生をドラマティックに表現している。舞台でのダンスシーンはもちろんのこと、当時の映像や、雨の中道端で踊るシーンなど様々なダンス場面が覗ける本映像は、50年にわたるままならない男と女の愛、そしてタンゴが人生そのものであることが熱く伝わってくる予告編に仕上がっている。人生に引き裂かれ、タンゴで結ばれた2人の愛の物語を描いた新しいドキュメンタリー作品。世界が注目する本作を、まずはロマンチックな予告編から覗いてみて。『ラスト・タンゴ』は2016年7月、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年04月12日アイアンマンとキャプテン・アメリカ、そしてお馴染みのヒーローたちが真っ二つに分かれ、激突する<a href="">『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』</a>。このほど本作の公開を記念して、講談社「週刊少年マガジン」の人気連載である真島ヒロの「FAIRY TAIL」、寺嶋裕二の「ダイヤのA」、鈴木央の「七つの大罪」においても、作者自らがそれぞれの作品のキャラクターをチーム分けし、対立させる“シビル・ウォー”ビジュアルを描き下ろしたことが分かった。本作は、数々の危機を救ってきた“アベンジャーズ”が、政府組織の管理下に置かれることを巡り、「一般市民を危険に晒してしまった」という自責の念を持つアイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr.)と、「自らの行動は自らが責任を持つべきだ」という信念を持つキャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)で対立。テロ事件の犯人として、キャプテン・アメリカの旧友バッキ―/ウィンター・ソルジャー(セバスチャン・スタン)が指名手配されたのを機に、強い絆により共に戦ってきた最強チーム“アベンジャーズ”はついに分裂する。常に“アベンジャーズ”のリーダーとして活躍してきたキャプテン・アメリカには、ホークアイ、ファルコン、スカーレット・ウィッチ、ウィンター・ソルジャー、そしてアントマン(ポスターには未登場)が賛同。一方、アイアンマンにはブラック・ウィドウやウォーマシーン、ヴィジョン、本作で初登場するブラックパンサー、さらにスパイダーマンが賛同し(同じくポスターには未登場)、衝撃的な戦いを繰り広げることに。友情によって引き裂かれた彼らの運命の鍵を握るのは、スパイダーマンだった…。今回発表された人気漫画の“シビル・ウォー”ビジュアルでは、それぞれの世界観での対立が描かれており、「FAIRY TAIL」では氷の魔法を使う主人公のライバルキャラクター、グレイ・フルバスターチームvs火の魔法を使う主人公のナツ・ドラニグルチーム、「ダイヤのA」では、主人公の投手・沢村栄純チームvs青道野球部キャプテンの天才捕手・御幸一也チーム。「七つの大罪」では、主人公で伝説の逆賊“七つの大罪”の団長メリオダスチームvs同じく“七つの大罪”のバン チームが描かれている。いずれもアニメ化もされた超人気作品であり、そんなキャラクターたちが、本作さながらにチームを結成し、引き裂かれた“友情”によって激突する今回のコラボ。このチーム分けのメンバーも、3人の原作者自らが選んでおり、「週刊少年マガジン」読者も「なぜこのチーム別けで対立するのか?」とワクワクせずにはいられないビジュアルとなっている。■「FAIRY TAIL」真島ヒロコメント・参加理由:シリーズの大ファンだったので!・イラストを描いてみての感想:本当にこのFTのメンツが戦ったらどっちが勝つのか、ワクワクします。・映画への期待:誰と誰が戦うのか楽しみすぎる!そして結末はどうなるんだろう!?・真島先生が選んだ“シビル・ウォー”のチーム:[左]グレイ・フルバスター チーム(グレイ、ロキ、エルザ、ラクサス、ミストガン)[右]ナツ・ドラニグル チーム(ナツ、ルーシィ、ガジル、ギルダ―ツ、リリー)■「ダイヤのA」寺嶋裕二コメント・参加理由:シリーズのファンなので即答しました。・イラストを描いてみての感想:この2チームに分かれる理由や過程を想像してるのが楽しかったです。・映画への期待:全てのキャラクターへ愛を感じるシリーズなので、敵同士となった各キャラにどう見せ場を作るのか本当に楽しみです。・寺嶋先生が選んだ“シビル・ウォー”のチーム:[左]沢村栄純 チーム(沢村 栄純、降谷 暁、白河 勝之、滝川・クリス・優、倉持 洋一)[右]御幸一也 チーム(御幸 一也、小湊 春市、前園 健太、成宮 鳴、神谷 カルロス)■「七つの大罪」鈴木央コメント・参加理由:マーベル好きだけでなく、大罪好きの方々にも楽しんでもらえたらと思ったからです。・イラストを描いてみての感想:「七つの大罪」版『シビル・ウォー』を皆さんの中で妄想していただけたら嬉しいな。・映画への期待:全て!!・鈴木先生が選んだ“シビル・ウォー”のチーム:[左]メリオダス チーム(メリオダス、キング、マーリン、ギルサンダー、ディアンヌ)[右]バン チーム(バン、エリザベス、アーサー、ゴウゼル、エスカノール)『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』は4月29日(金・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月06日タンゴ界の伝説のペアに迫り、トロント国際映画祭正式出品、山形国際ドキュメンタリー映画祭コンペティション部門出品作品として話題を呼んだヴィム・ベンダース製作総指揮のドキュメンタリー『ラスト・タンゴ』が、7月より全国公開されることが決定した。伝説といわれたアルゼンチン・タンゴのペアで、世界的なタンゴの普及にも貢献したマリア・ニエベス(80歳)とフアン・カルロス・コペス(83歳)。14歳と17歳で出会い、時には愛にあふれ、時には憎しみを伴い、50年近くも一緒にダンスを踊ってきた彼らが歩んだ愛と葛藤の歴史。現在の2人の証言や美しい再現ダンスシーンを通して、官能的で情感に満ちたタンゴの魅力が映像に焼きつけられる――。タンゴ史上、最も有名なダンスペアとされるマリア・ニエベスとフアン・カルロス・コペスの軌跡をたどった本作は、80歳を越えてもなお魅力的にダンスを踊る男女が、情熱的なタンゴとお互いへの愛を語る物語。若き日のマリアとフアンをドラマで綴り、彼らの歩んだ愛と葛藤の歴史をタンゴ・ダンスで再現。マリアと彼女を演じる若きダンサーたちとの会話を挿入しつつ、官能的にして情感に満ちたタンゴ・ダンスの魅力を映像に焼き付けた、大人のための新しいドキュメンタリーとなっている。監督は、1999年に『不在の心象』で山形国際ドキュメンタリー映画祭の大賞に輝いたヘルマン・クラル。本作同様、ヴェンダースを製作総指揮に迎えて製作された『ミュージック・クバーナ』(’04)は、ベネチア国際映画祭でワールドプレミア上映され、世界中で迎えられた。クラル監督は本作について、「マリアの家のソファに座り、話をし始めて30秒後には『この人を撮らねばならない』と確信を持ったのです。タンゴ史上最高のペア、マリアとフアン両方を描いた作品にしたいという思いで頭がいっぱいになりました」と、その始まりを明かす。「しかし、この作品の製作は一筋縄ではいかず、その旅路は感動と困難と危険の連続でした。マリアとフアン、そしてダンサーや振付師たち。皆が全力を尽くして息を飲むようなパフォーマンスを生み出してくれ、なによりミュンヘンテレビ・映画大学の恩師であり、今回も私に親身に寄り添ってくださったヴィム・ヴェンダースにも感謝したい。彼の寛大な力添えにいつも助けられています」とコメントを寄せる。劇中では、彼らが生きたアルゼンチンに想いは飛び、バンドネオンの調べに身を委ねていると、タンゴの世界に知らず知らずのうちに引き込まれていく。マリアの強さ、そして強さゆえの不器用さを愛おしく思うと同時に、“時代”の残酷さも目の当たりにする本作に、この夏、注目してみて。『ラスト・タンゴ』は7月、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月08日●まさか50年も続くとは思ってもみなかった特撮映画『劇場版ウルトラマンX(エックス) きたぞ!われらのウルトラマン』(3月12日公開)の完成披露上映イベント「ウルトラ上映祭」が3日、都内・新宿ピカデリーにて開催された。「ウルトラマン」シリーズの映画最新作となる本作は、2015年にテレビ東京系『新ウルトラマン列伝』内で放送されたテレビシリーズ『ウルトラマンX』の劇場版で、ウルトラマン誕生50周年記念にふさわしい大スケールの特撮アクション映画となっている。今年は『ウルトラマン』放送開始から50年という記念の年でもあり、舞台には『ウルトラマンX』の主要キャストに加え、『ウルトラマン』で科学特捜隊のハヤタ隊員を演じた俳優・黒部進がスペシャルゲストとしてステージに登場した。映画では、太古の封印が解かれ、地球を滅亡の危機を追いやろうとする閻魔獣ザイゴーグが復活。その強大な力によってウルトラマンエックスも大ダメージを受ける。作品の大きな見どころは、エックスを助けるため初代ウルトラマンとウルトラマンティガが現れる奇跡の共演シーン。そして、世界各国の危機を救うべく、テレビシリーズにもゲスト出演したネクサス、マックス、ゼロ、ギンガ、ビクトリーが再び登場。総勢8人ものウルトラヒーローが立ち並ぶ豪華なビジュアルも見逃せない。イベントは、テレビシリーズ『ウルトラマンX』および本映画のエンディングテーマ「Unite~君とつながるために~」を音楽ユニット・ボイジャー(TAKERU、瀬下千晶)が歌うライブパートから始まった。2人は『ウルトラマンX』で特殊防衛チーム「Xio(ジオ)」の隊員役でレギュラー出演していることもあって、ステージにはXioのユニホーム姿で登場。熱いパフォーマンスで会場を沸かせていた。続いて本作のゲスト・マイケル富岡が、劇中で演じるキャラクター・カルロス黒崎の衣装で登場し「ウルトラマン放送開始50年記念新商品」発表会のホストを務めた。スクリーンには50年記念商品として、バンダイから発売されるソフビフィギュア「ウルトラ10勇士スペシャルセット」「ウルトラ6兄弟スペシャルセット」や、「ウルトラマン」シリーズの変身アイテムの精密レプリカ「ベーターカプセル」「スパークレンス」、全身可動フィギュア「S.H.Figuartsウルトラマン」「S.H.Figuartsバルタン星人」、そしてプラモデル「メカコレクション・ジェットビートル」「メカコレクション・ウルトラホーク1号」が次々と発表された。さらに、アパレルメーカーの「GU」とコラボしたオリジナルデザインのTシャツも発売。Tシャルのモデルを務めたのは、マイケル富岡とダダ、そしてスペシャルゲストの黒部進であった。黒部は精巧なベーターカプセルのレプリカを持参し、50年前の『ウルトラマン』のごとく天空にかかげて変身のポーズを取ると、初代ウルトラマンがさっそうと登場。黒部とウルトラマンのツーショットが実現した。放送開始から50年もの間、幾度となく再放送や映像ソフト、再編集映画などで「復活」し続け、幅広い世代に熱烈なファンを持つ『ウルトラマン』の変わらぬ魅力について黒部は「まさか50年も(人気が)続くとは思ってもみなかったので、感無量です」としみじみ語った。また、新作映画には娘の吉本多香美がゲスト出演していることについて尋ねられた際には「今朝、娘から『映画見るんだってね』と電話がかかってきました。これから映画を見て、感想を言ってやりたいなと思います」と、優しい父親の顔をのぞかせた。●最新映画の見どころは「神、降臨」シーンそしていよいよ、映画完成記念の舞台あいさつパートが始まり、映画でも怪獣相手に大活躍を見せる特殊防衛チームXio・日本支部のメンバーがステージに集結。神尾祐演じる神木隊長の力強い号令に続き、隊員たちが駆けつけた。Xioのラボチームに所属し、ウルトラマンXとユナイト(融合)して凶暴な怪獣たちと戦う主人公・大空大地を演じる高橋健介は「この映画は『X』テレビシリーズの集大成になりました。期待していてください」とあいさつ。さらに、映画の見どころとして「僕が勝手に『神、降臨』とタイトルをつけたシーンがありますので、映画をご覧になった方は『ここが神、降臨』かー!と思いながら見てください」と、後半の最高に盛り上がるシーンの神々しさを独特な言葉で表現した。Xioの隊長で、厳しさと優しさを備えた理想的指導者・神木を演じた神尾祐は「今回の映画では、エックスがこれ以上ないくらいデコっています。これに至るまでに、Xioと怪獣とのものすごい戦いが繰り広げられます。楽しみにしてくださーい!!」と、ややテンション高めに映画の魅力を語った。神木を補佐し、情報分析および作戦立案などをこなすクールな美女・橘副隊長役の月船さららは「Xioメンバーの団結力あっての映画ですので、そこを見てください」と、チームワークのよさを強調。そして「(舞台あいさつのために)この制服を久しぶりに着て、とてもうれしい反面、これからもう着られなくなると思うと寂しくもあります」と、作品への愛着をのぞかせた。Xio特捜班メンバーで、大地とコンビを組んで活躍するアスナ隊員を演じた坂ノ上茜は、おすすめのシーンとして「ウルトラマンと私たちXio隊員が、一緒になって同じ画面で怪獣と戦うところ」を挙げ、「迫力がありすぎて、コンタクトレンズを落としてしまった」と興奮気味に話した。アスナと同じく特捜班のメンバーで、クールな性格のハヤト隊員を演じる松本享恭は、ケンカ友達でもある同期のワタル隊員役・細田善彦が残念ながら欠席していることに触れ、「今日は相棒がいないので、ハメを外して元気に」と言って周囲の笑いを誘いつつ「昔から好きだったウルトラマンティガが夜(ナイトシーン)の戦いを繰り広げるところを見ることができて感動しました」と、思い出のヒーローと共に戦うことができた喜びをかみしめていた。オペレーター・タケル役のTAKERU(ボイジャー)は「テレビシリーズではそれほど出番が多くなかったのですが、この映画では僕たち、かなり仕事しています! そこが作品にいい緊張感を与えていると思います」と、怪獣出現の第一報を知らせる重要な役どころを熱烈にアピールした。タケルと同じくオペレーターを務めるチアキ役・瀬下千晶(ボイジャー)は「予告編冒頭の『コンタクトまで、5、4、3、2、1!』という緊迫感あふれる私のセリフが、いったいどの場面で使われるのか、そんなところをチェックしていただければ」と、チアキの活躍場面を伝えた後、「私たちの歌う主題歌は今回、Project.DMMさんとのコラボで、壮大なスケールになっています」と、劇場版だけのスペシャルバージョン主題歌も楽しんでほしいと強調した。●3大ウルトラマンがそろい踏みXioのラボチームに所属する若き天才科学者・三日月マモルを演じる原田隼人は「予告編では、ルイルイ(百川晴香)に顔を押し付けられているところしか見えないので、マモルファンの方は心配しているんじゃないかと思います(笑)が、映画でもけっこう活躍しています」と、最強の敵・ザイゴーグに決死の戦いを挑むカッコいいマモルを演じたことにうれしさを感じていた模様。マモルと同じくラボチームに属し、隊のムードメーカーとなっている「ルイルイ」こと高田ルイを演じた百川晴香は、「いつもはXioの研究室にいることが多かったのですが、今回の映画では、メカを操縦して戦いに行くシーンがありますので、ぜひ見てください」と、アクティブな活躍場面をアピール。そして「ルイルイが大好きなゼロ様(ウルトラマンゼロ)と再会するシーンをお楽しみに!」とさわやかな笑顔を見せた。世界各地の珍しい宝を強引な手段で自分のものにしたがる大金持ち・カルロス黒崎を演じたマイケル富岡は「この雰囲気、怪しいでしょう(笑)」とほほ笑みながら「いいやつなのか悪いやつなのか、Xioの人たちとどう絡んでいくのか、そのあたりに注目してほしい」と、自身のユニークな役どころについて興味をあおっていた。また富岡はかつて『ウルトラマンダイナ』(1997~1998年放送)の第44話にゲスト出演したことにも触れ、「ヒーロー作品に出られるのは光栄。今日はウルトラマンの黒部進さんにもお会いできてうれしい」と、ヒーローへの憧れを打ち明けた。少年時代からの怪獣映画ファンで、『ウルトラマンX』のメイン監督を務めた田口清隆監督は、「怪獣とウルトラマンが戦っている画面の中で、Xioのみんなも武器を持って一緒に戦っているという画面を作りました。全力で騎馬戦をやるようなクライマックスになっていると思うので、そこを見てほしい」と、技術的進歩を遂げた特撮演出の見どころを挙げている。途中、田口監督から変身アイテムを手渡された高橋が、劇中のクライマックスで行うウルトラマンXの最強形態「エクシードX ベータスパークアーマー」への変身を再現するひと幕も。高橋のかけ声に合わせ、ウルトラマンX、そしてウルトラマン、ウルトラマンティガが駆けつけ、映画のクライマックスと同じく3大ウルトラマンのそろい踏みが実現した。「ウルトラ上映祭」では、『劇場版ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン』の先行上映に続き、ウルトラマンティガをメインに据えた映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』(2008年)と、『ウルトラマン』のテレビシリーズ(第1、8、26、27話)を中心に再編集した『長編怪獣映画 ウルトラマン』(1967年)の2作品も上映された。新作映画『劇場版ウルトラマンXきたぞ!われらのウルトラマン』は3月12日より全国劇場にて上映される。(C)2016「劇場版ウルトラマンX」製作委員会
2016年03月04日『眠れる森の美女』の邪悪な妖精マレフィセントや『白雪姫』の女王イーヴィル・クイーン、『アラジン』の卑劣な右大臣ジャファー、『101匹わんちゃん』の悪女クルエラ・ド・ビルなどディズニーヴィランズ(悪者たち)の子どもたちが登場し、「ハイスクール・ミュージカル」のケニー・オルテガが手掛けた「ディセンダント」のリリースが決定。マレフィセントの娘を演じたダヴ・キャメロンらネクストスター候補が勢ぞろいし、日本での初TV放送でも話題を呼んだ本作から予告編映像が解禁となった。英語で“子孫”を意味する「ディセンダント」。ハッピーエンドで終わったディズニー映画の“その後”を描いた本作の主役は、マレフィセントのひとり娘・マルをはじめとするヴィランズのティーンの子どもたちだ。魔法のバリアで覆われたロスト島で暮らすディズニーヴィランズたち。善人たちの住むオラドン合衆国の王ビーストが、ヴィランズたちをこの島に閉じ込めていた。ビーストの息子ベンは、王位継承の儀式を前に、ヴィランズの子どもたちの将来がひらけるようオラドンに呼び寄せる。マレフィセントは自分たちを島に閉じ込めた善人たちへの復讐を企て、生まれて初めて島を出ることを許された娘・マルをはじめとするヴィランズの子どもたちに、フェアリー・ゴッドマザーの魔法の杖を奪ってくることを命じるが…。ディズニーヴィランズやディズニープリンセスの子どもたちが、続々と実写で登場する本作。ヴィランズの復讐を託された彼らの子どもたちは、親の期待に応えようと一生懸命悪いことをするヒロイン、マレフィセントの娘マルを中心に、「親と同じ“悪の道”を進むしかないのか?自分たちの手で人生を切り開くことはできないのか?」という彼らの葛藤や心の成長、友情、そして初恋を描いていく。マルのほかにも、イーヴィル・クイーンの娘でオシャレなイヴィ、ジャファーの息子で運動神経抜群のジェイ、クルエラ・ド・ビルの息子でやんちゃなカルロスといった、悪名高き親を持つ子どもたちの自分探しのオリジナル・ストーリーは必見。さらに、『美女と野獣』のベルとビースト(野獣)の息子や、シンデレラの息子、オーロラ姫の娘など、ディズニープリンセスの子どもたちも続々登場し、その意外なキャラクター設定は新鮮な驚きを与えてくれる。マル役をディズニーチャンネル「うわさのツインズリブとマディ」で人気上昇中のダヴ・キャメロンが演じるなど、次世代スター候補たちにも注目だ。また、予告編映像でも分かるように、ポップ、ロック、ヒップホップ、EDMなど、さまざまな音楽スタイルを取り入れたキャッチーな楽曲が本作を彩る。エグゼクティブ・プロデューサー兼監督を務めるのは、マドンナのMVやマイケル・ジャクソンのツアー演出を担当した経験を持ち、監督・振付を務めた「ハイスクール・ミュージカル」シリーズで社会現象を巻き起こしたケニー・オルテガ。本作でも自ら振付を担当し、選曲にも深くかかわっている。全米では初回放送から660万人が視聴など驚異的な数字を記録。日本でもディズニーチャンネルで放送後、TwitterなどのSNSで「話すんげえ好きでやばい」「何て言うかもうダンスすごい」「完全にハマった」「見ている間ずっとワクワクが止まらなかった」など称賛コメントが続々と投稿されており、「ハイスクール・ミュージカル」に続く新たなヒット作を予感させている。「ディセンダント」は5月18日(水)よりリリース。<「ディセンダント>リリース情報>DVD3,200円+税5月18日(水)発売/デジタル配信同日開始(C)2016 Disney(text:cinemacafe.net)
2016年02月17日もしディズニー映画に登場するキャラクターたちに子孫(ディセンダント)がいて、彼らが10代だったら? という設定で、物語の“その後”を描くミュージカル『ディセンダント』のDVDが5月18日(水)に発売されるのを記念して、予告編映像が公開になった。予告編映像ハッピーエンドで終わった『眠れる森の美女』や『白雪姫』には続きがあった…。本作は、マレフィセントの一人娘・マルや、白雪姫をいじめた継母イーヴィル・クイーンの娘など、悪名高き親のもとに生まれた子どもたちを主人公に、彼らの葛藤や心の成長、友情や恋をオリジナル・ストーリーで描く青春ストーリー。予告編映像には、親から“復讐”を託された子どもたち(継母イーヴィルの娘・イヴィ、『アラジン』の悪役ジャファーの息子・ジェイ、『101匹わんちゃん』の悪役クルエラの息子・カルロス)のほかに、『美女と野獣』のベル&ビーストの息子、『シンデレラ』の息子、『オーロラ姫』の娘など、ディズニープリンセスの子たちも登場する。「いい人になりたい」と涙を流すヴィラン(悪役)の子どもは、親と同じように悪の道を進むしかないのか? 彼らの物語もハッピーエンドを迎えるのか? 本作はそんな自分探しをする主人公たちの物語をポップ、ロック、ヒップホップ、EDMなどの音楽と、ダンス、アクションシーン満載で描いており、全米では初回放送から660万人が視聴。日本でもディズニーチャンネルでの放送後、TwitterなどのSNSで「完全にハマった」「見ている間ずっとワクワクが止まらなかった」などのコメントが投稿され、注目を集めている。『ディセンダント』5月18日(水)DVD発売/同日デジタル配信開始DVD:3200円+税
2016年02月17日