愛してたって秘密はある。なかには「それはちょっと……」というレベルの秘密を抱えている人もいるかもしれません。もし、そんな秘密が発覚したとき卒倒しないように“男が彼女に絶対知られたくない秘密”をいくつかご紹介するので慣れておきましょう。文・塚田牧夫メールを覗いている「ある日、彼女のノートパソコンを勝手に使ったことがありました。そのとき軽い気持ちで適当なパスワードを入力したら、メールの中まで見れてしまったんです。以来、たまに、本当にたま~に、彼女のメールを覗いてしまっています。ただし、スマホではないのでたいした内容のものはありません。形式的なものが多いです。ほかにはネットショッピングなどですね。この前は補正用のブラジャーを買っているのを見ました」ミツハル(仮名)/30歳元ヨメとモメている「彼女にはバツイチであることは伝えてあります。でも、子どもがいることは言ってません。そこは内緒で付き合っています。そして実は、養育費の支払いが滞っていて、元ヨメから訴えられそうになっています。催促の連絡を無視していたら、強硬手段に出始めました。おそらく、彼女にバレるのは時間の問題かと……。彼女もかなり気の強いタイプなので、どうなるか不安です。バトルは避けられないかも……。この記事が公開される頃には、もしかしたら……」ナオト(仮名)/32歳魚が食べられない「僕は魚が苦手です。食べるのが好きじゃないんです。食べなきゃいいじゃん……と思うかもしれませんが、そうもいかないんです。実は、彼女の実家が魚屋さん。そのせいで魚が嫌いだと言いそびれてしまいました。よくお刺身なんかを持ってきてくれるんですが、好きじゃないので嫌々食べています。土用の丑の日なんかはウナギも持ってきてくれる。羨ましいと思いますよね? しかし、僕はウナギが一番苦手。正直、苦痛でしかない。この先、結婚とか考えるとなると、憂鬱でしかありません」ハルヒコ(仮名)/29歳ストリップ嬢のファン「数年前、友人に連れられてストリップを観に行ったんです。もちろんいやらしいものを期待していったんですが、いざ見たら想像してたのと全然違った。スケベというよりは、むしろ芸術的。お芝居とかミュージカルとか、そんな感じの完成度の高い舞台だったんです。僕はすっかり魅了されてしまい、そのなかのひとりのストリップ嬢のファンになりました。以来、その嬢が出演する舞台をいろんな劇場に観に行っています。ほぼ追っかけ状態。彼女には言えません……」カズノリ(仮名)/32歳“男が彼女に絶対知られたくない秘密”をご紹介しました。秘密の種類も十人十色ですね。もし、男性がこういった秘密を告白してきたら、受け入れることができるでしょうか。女子の対応能力が試されるところですね。(C) Brian A Jackson / Shutterstock(C) Stokkete / Shutterstock(C) fizkes / Shutterstock(C) Guryanov Andrey / Shutterstock
2018年02月25日日本最大級の江戸切子のイベント「Love Nippon! 江戸切子桜祭り2018~第30回 江戸切子新作展~」が、2018年4月6日(金)から4月8日(日)まで、東急プラザ銀座にて開催される。江戸切子は、硝子の表面に彫刻を施し、様々な模様を表現する日本の伝統硝子細工。硝子細工ならではの透明感と鮮やかな色彩が織り成す独特の美しさが魅力だ。「Love Nippon! 江戸切子桜祭り2018~第30回 江戸切子新作展~」では、希少な一点物や高級な作品を含む、200点以上の伝統工芸江戸切子が集結する。銀座での開催は初となる。「桜」をテーマにした会場内には、注目の新作切子を展示する新作展や、工房や若手職人が出品した様々な切子の特別販売、伝統工芸士による作品解説、江戸切子体験ワークショップなど、様々な側面から楽しめるコンテンツが目白押しとなっている。【詳細】Love Nippon! 江戸切子桜祭り2018 ~第30回 江戸切子新作展~開催期間:2018年4月6日(金)~4月8日(日) 11:00~21:00 ※最終日は18:00まで会場:東急プラザ銀座 6F キリコラウンジ住所:東京都中央区銀座5-2-1※江戸切子体験ワークショップ(有料)は、ECサイト「藤巻百貨店」で事前予約を受付予定。【問い合わせ先】藤巻百貨店 銀座店TEL:03-6264-5612
2018年02月24日夫婦間に何か秘密はありますか?いくら夫婦といえどもすべてをオープンにしているかたは、実は少ないのではないでしょうか。夫と妻とでは、どちらのほうが秘密を抱えているのでしょう。その内容は?気になる夫婦間の秘密事情をご紹介します。 1. 秘密の量も、真っ黒な秘密も、夫のほうが多い株式会社「マンダム」が、結婚歴10年以上、40代の男女212名に「夫婦間の秘密」についてアンケート調査を行いました。その中で、「パートナーに秘密にしていることがありますか?」という質問に対する返答は以下のとおり。パートナーに対し、秘密があると答えた人は夫で半数、妻で4割以上。秘密を抱えている人のほうが男女ともに多いという結果になったそうです。なお、追加で行われたアンケートでは、「その秘密を『白・黒・グレー』に例えると何色?」という設問も。すると、妻は40%が「グレー」と答えたのに対し、夫は48.1%が「黒」と答えました。妻側が「まあ、黒ではないでしょ」と思っていることに対し、夫の多くは「バレたらまずい」と考えているようです。これを「妻の尻に敷かれている」ととらえるのか、「それぐらい危ない秘密を抱えている」ととらえるのかの判断はむずかしいところですね。 2. 抱えているのはどんな秘密?メオトークでは、アンケートサイト「ミルトーク」を使って夫婦がどのような秘密を抱えているのかアンケートを実施。その結果、なんと夫の大半が「ここでは言えない」という回答でした。中には、「出会う前のことは言わないので」という回答も。これは男女ともあり得る秘密ですよね。わざわざ相手に告げて嫌な思いをさせる必要性もないものが、「昔の秘密」ではないでしょうか。現在進行形である秘密はお金に関わるもの。「趣味のものを買っちゃった」など、高額な買い物をしてしまったことを秘密にしているかたも、男女ともにいるでしょう。アンケートでは、「PCを20台以上持っているので今更分かるわけないと思い内緒で30万のPCを買った」「ブランド品の財布・バッグを買った」「コスメを増やしちゃった」といった出費を内緒にしている回答が見られました。共働きの場合、個人の出費については把握していないケースもあります。こうした「バレたら怒られるだろうなあ」といった秘密を抱えてしまうかたは多そうですね。 3. どんな「秘密」は嫌?妻側が夫に対して「これは許せない!嫌だ!」と思うことにはどういったことがあるんでしょうか。筆者の周りの妻に聞いてみたところ、やはり「お金面」、あとは「不倫・浮気」が圧倒的。夫婦が同等に稼げていたらいいものの、夫の収入が生活費の基盤になっている家庭の場合、お金面は家計に即ダメージを与えます。賭けごとに多くのお金を使った、高額な買い物を独断で決めたなどという出費は、妻も心中穏やかでいられないものですよね。不倫・浮気はいわずもがな。不倫のニュースは飽きるほどお茶の間を賑わせていますが、やはり「やめてくれ」といった意見が多かったです。しかし、中には「やるなら完全犯罪でよろしく」という妻も。彼女いわく、一番腹が立つのは「罪悪感のせいで自分から白状してこられる」こと。「白状するくらいならするな。バレるくらいならするな」というのが鉄則だそうです。 夫婦の関係性によっては、ささいなことですら秘密になってしまうというケースもあるでしょう。夫婦がそれぞれ多忙な生活を送っていると、なかなか話をしたり相談したりする余裕がないことも多いですよね。秘密を持つこと自体は、決して悪いことではありません。しかし、「小さなひとつの秘密が、気づけば雪だるま式に大きなものになってしまった!」ということが起こらないよう、日々のコミュニケーションは大切にしておきたいものですね。参考:夫婦間の秘密は「白」?「黒」?「グレー」?~結婚生活10年以上の40代男女に聞きました~
2018年02月18日「オルセー美術館特別企画 ピエール・ボナール展」が、2018年9月26日(水)から12月17日(月)まで、国立新美術館にて開催される。ピエール・ボナールは、19世紀末から20世紀前半にかけてフランスで活躍した画家。ゴーガンの周囲に集まった若い画家達が結成した「ナビ派」の一員であったボナールは、浮世絵の影響を受けながら躍動的かつ装飾性に富む作品を生み出し、"色彩の魔術師"、"日本かぶれのナビ"とも呼ばれている。今回の「ピエール・ボナール展」は、パリ・オルセー美術館の特別協力を得た大規模な回顧展。オルセー美術館のコレクションを中心に、140点以上の作品が集結する。絵画はもちろん素描や版画、写真など多岐にわたる作品を通じて、謎多き画家ボナールの魅力に迫る。会場ではボナールの作品をテーマ別に俯瞰できる章構成になっている。"日本かぶれのナビ"と題した章では、浮世絵のように平坦な色面構成を用いた作品や、掛け軸風の縦型作品などを通じて、日本美術がボナールに与えた影響を明らかにする。続く"ナビ派時代の版画作品"では、ボナールを一躍有名にしたリトグラフによるポスターや版画集を紹介。コダックの手持ちカメラで撮影した日常のスナップ写真から創造のプロセスを探るのは"スナップショット"。"近代の水の妖精たち"では、ボナール絵画の代名詞「浴室の裸婦」に、色彩や構図などの独自性を見出すことができる。「親密さ」をテーマに室内画を紐解く"室内と静物「時間の静止」"や、ボナールが滞在したノルマンディー地方などで描かれた風景画を紹介する"ノルマンディーやその他の風景"が続き、最後は晩年を過ごした南仏ル・カネの風景を中心に、色彩に溢れた"終わりなき夏"とも言うべき作品群で締めくくる。【詳細】オルセー美術館特別企画 ピエール・ボナール展会期:2018年9月26日(水)~12月17日(月) ※毎週火曜休館開館時間:10:00〜18:00 ※金・土曜日は20:00まで、入場は閉館の30分前まで会場:国立新美術館 企画展示室 1E住所:東京都港区六本木7-22-2【問い合わせ先】ハローダイヤルTEL:03-5777-8600
2018年02月01日東京・墨田区のすみだ北斎美術館にて、「Hokusai Beauty~華やぐ江戸の女たち~」が開催される。期間は2018年2月14日(水)から4月8日(日)まで。なお、期間中は、2月14日(水)から3月11日(日)までの前期と、3月13日(火)から4月8日(日)までの後期に分かれて開催される。葛飾北斎は、代表作品「冨嶽三十六景」などの風景画を描いた人物として知られているが、その70年に及ぶ多彩な製作活動の中で、特徴的な江戸美人画のスタイルを確立した人物でもある。「Hokusai Beauty~華やぐ江戸の女たち~」では、そんな北斎やその弟子たち一門が手掛けた130点ほどの作品を一堂に展示。本展は、全3章に分かれ、各章異なるテーマで、北斎が描く美人画の魅力を発信する。第1章「北斎美人七変化―美人様式のうつりかわり」では、北斎が描いた美人画の作品を一挙に公開。初期の宗理時代に描かれた柔らかな雰囲気の美人画から、画風を確立した晩年の作品まで、時代と共に移り変わる美人画の特徴を鑑賞することができる。第2章「華麗なるファッション・ヘアスタイルの世界」は、当時の流行の化粧や代表的なヘアスタイルなどを北斎の作品などを通じて紹介する。「枕草子を読む娘」では、作品中に当時のトレンドメイク"笹色紅"を唇に纏った女性が描かれ、光の加減によって玉虫色に見えるこまやかな口元の描写までが再現されている。そして、第3章「北斎スクールの美人たち」では、北斎の元で学んだ門人たちの美人画が展示される。200人を超えたと云われる門人たちは、北斎の画風を強制されることなく育成された為、それぞれの個性が光る画風の美人画を残すことができた。葛飾北斎の娘で門人のひとり、葛飾応為の「女重宝記」では、華やかな着物をまとった複数の江戸美人が大胆な色彩で描かれている。他にも、期間中は、北斎に関する講演会や、伝統工芸品の作成体験などバリエーションに富んだ企画が開催される。【詳細】すみだ北斎美術館「Hokusai Beauty~華やぐ江戸の女たち~」会期:2018年2月14日(水)~4月8日(日)※前期 2月14日(水)~3月11日(日)、後期 3月13日(火)~4月8日(日)場所:すみだ北斎美術館住所:東京都墨田区亀沢2丁目7−2開館時間:9:30~17:30(入館は17:00まで)休館日:毎週月曜日観覧料:一般 1000円(800円)、高校生・大学生 700円(560円)、65歳以上 700円(560円)、障がい者 300円(240円)※( )は20名以上の団体料金。期間中、着物で来館した人は当日の観覧料は団体割引を適用。※小学生以下は無料。※学生は要生徒手帳または学生証。※65歳以上は年齢証明が出来るものの提示が必要。※障がい者手帳保持者の付添1名まで障がい者料金適用可能。※本展のチケットは、会期中観覧日当日に限り、AURORA(常設展示室)も閲覧可。【問い合わせ先】すみだ北斎美術館TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2018年01月30日年末年始に負担をかけた身体をいたわり、引き締めつつも、寒さに負けない身体を作りましょう。免疫力をアップさせ、風邪予防にもつながる柚子、酒粕、牡蠣を使った江戸ご飯三品をお勧めいたします。鈍った身体をリフレッシュさせるレシピ三品栄養素が豊富な牡蠣で寒い冬を凌ごう『牡蠣飯』たっぷりの柚子で健康な身体を維持『柚飯(ゆうめし)』江戸の知恵、酒粕料理でポカポカに『粕粥』『牡蠣飯』(二人前)(「名飯部類」より)柚子の香りが牡蠣を引き立てる出汁がけご飯です。■材料(二人前)・牡蠣(生食用)…6010個・温かいご飯…2杯分・出汁…3カッフ0・塩…少々・醤油…小さし01・大根おろし...適量・柚子皮下ろし…1/2個分■作り方1)牡蠣は沸騰したお湯て0さっと茹でておく。大根おろしは軽く絞り、柚子皮おろしと混ぜておく。2)温めた出汁で牡蠣を30秒ほど茹でて引き上げ、塩と醤油で出汁の味を整える。3)ご飯に牡蠣を乗せて出汁をかけ、大根+柚子皮おろしを乗せていただく。牡蠣は、一旦岩場などに着床すると、一生そこから離れないまま成長します。従って筋肉が退化し、身のほとんどが内蔵なため、食物の中で最高含有量を誇る亜鉛を始め、18種類のアミノ酸、数種類のビタミンとミネラル、製菓メーカーのグリコの語源ともなったグリコーゲン、タウリンを含む、完全栄養食品です。その半面、水質の影響を受けやすい貝でもあり、中毒性があるので、生食には注意が必要です。江戸時代は産地でもない限り、明治に入るまで、牡蠣を生で食べる習慣はありませんでした。牡蠣の養殖は江戸時代から始まっており、江戸の町では焼き牡蠣にしていただくのが主流でしたが、大坂では様々な料理が楽しめたようです。……と申しますのは、晩秋になると、広島方面で養殖された大量の牡蠣を積んだ「かき船」が、大坂の土佐堀、堂島、道頓堀など十数か所以上の堀川に停泊し、牡蠣の販売や、船上て0は牡蠣尽くしの料理が提供されたからです。天保3年の資料によると、ある日のかき船のメニューは『酢カ0キ、カキの胡麻油炒めおろし大根しょう油添え、カキのからまむし(炒めたおからと和えたもの)、カキのひね生姜煮、カキの吸物、カキと芹の鍋、カキの土手焼き、カキ飯』の八品だったとあります。『柚飯(ゆうめし)』(二人前)(「柚珍秘密箱(ゆうちんひみつばこ)」より)風邪予防に最適な柚子を使った混ぜご飯です。■材料(二人前)・柚子の皮…1/2個分・温かいご飯…2杯分・醤油…小さじ2・黒胡麻…少々■作り方1)柚子の皮の黄色い部分を薄くそぎ、みじん切りにする。2)温かい御飯に1を混ぜ、醤油をかけてざっくりと混ぜる。茶碗に盛って黒胡麻をかける。柚子は揚子江付近が原産で、奈良、もしくは飛鳥時代に薬用品として伝来しました。柑橘系の中でも、特に寒さに強いため、日本全土で栽培され、今や生産量、消費量ともに世界トップで、日本料理に欠かせない食材となっています。天明5年(1785年)に、柚子料理ばかりを約40種類集めた『柚珍秘密箱』というレシピ本が刊行されました。「柚飯」はこの本の最初に登場する料理ですが、これを食べると五臓六腑を温め、病いにかからず、眼病の薬にもなると書いてあります。他にも、「柚釜蒸」「柚砂糖漬」「柚吸物」「柚田楽」「丸柚干(まるゆべし)」といった現代にも通じる料理から、「柚ぞうすい」「柚てんぷら」「柚せんべい」といったわかりそうでわからない料理、「柚松風」「柚みどり」「柚千鳥」「巻柚」「柚裏白」といった、レシピを読まないと想像がつかない料理まで、さまざまな料理が掲載されています。ちなみに冬至の日に柚子湯に入るという習慣は江戸時代からで、「冬至」を「湯治」にかけ、「柚子」を「融通」にかけて、「冬至の日の湯治は、融通のきく柚子で」ということのようです。駄洒落とは言え、柚子の香りにはリラックス効果があり、皮には血行促進や保湿効果があるので、湯治には最適な入浴剤です。『粕粥』(二人前)話題の酒粕を使ったお粥は抜群の栄養価があります。■材料(二人前)・米…1/2カップ・水…500ml・塩…少々・酒粕(板状)…50g・味噌…大さじ2■作り方1)鍋に水と洗った米を入れ、混ぜながら強火で炊く。2)ふきあがったら塩と1を入れ、再びふき上がってきたら中火にし、灰汁を取りながら30分程度炊く。3)酒粕を2mm幅に伸ばし、弱火で両面を焼く。4)粥に2と味噌を乗せ、よく混ぜていただく。日本酒を絞った後に残る酒粕が、実は握り鮨を世間に広めた立役者だったことをご存知でしょうか。1800年代はじめ、米を使ってつくる酢は高価な調味料だったため、発明されたばかりの握り鮨はハレの日のご馳走で、庶民が気軽に口にできるものではありませんでした。江戸を訪れた尾張国半田(現・愛知県半田市)の酒蔵の主人・中野又左衛門(四代目から中埜又左衛門と改名)はこの状況を見て、酒粕を使った安価な粕酢を江戸に普及させたことにより、握り鮨は屋台で楽しめるファストフードとして江戸の郷土料理となり、全国へ、やがて全世界に広がっていったというわけです。この中野又左衛門こそミツカングループの創始者で、現在は八代目当主が代表を務めていらっしゃいます。酒粕は保存性の高さから、1年中入手できますが、実は新酒が出回る1月から4月が旬の食材です。かつては産業廃棄物だった酒粕ですが、必須アミノ酸9種類を全て含み(アミノ酸の総量は白米の580倍以上)、肥満予防で話題のレジスタントプロテインを多く含むなど、さまざまな栄養価の高さから、万能美容&健康食品として見直されています。昭和初期の子供達は、おやつ代わりに酒粕を火鉢で炙り、砂糖をまぶして食べていたという話を聞きますが、酒粕は単体ではクセが強く、この食べ方は現代人の味覚にはそぐわないかも知れません。味噌との相性が抜群に良いので、主な使い道である甘酒や粕汁以外にも、味噌汁に酒粕を少し溶かし入れたり、酒粕:味噌=1:1の漬け床で粕漬けを作ったりなどして、摂取されることをお勧めします。
2018年01月22日東西文化の交差が導いた絵画史、今ここにエドガー・ドガ《踊り子たち、ピンクと緑》1894 年 パステル、紙(ボード裏打))吉野石膏株式会社(山形美術 館寄託)19世紀後半に西洋美術界を席巻したジャポニスム。その立役者に浮世絵師・葛飾北斎の姿がありました。そんな葛飾北斎の描いた作品と、彼にインスパイアされた西洋美術の対比を愉しめる企画展「北斎とジャポニスム」が上野・国立西洋美術館で開催されています。会期は2017年10月21日(土)〜2018年1月28日(日)まで。貴重な北斎の錦絵を約40点と版本約70冊、合計おおよそ110点、さらには西洋芸術の名作約220点が一堂に会する“東西・夢の共演”の舞台を見逃すことなかれ。根底に流れる“北斎”をその目で確かめて(左)葛飾北斎《牡丹に蝶》1831-33(天保2-4)年頃ミネアポリス美術館(中央)クロード・モネ《黄色いアイリス》1914-17年頃国立西洋美術館(右)フィンセント・ファン・ゴッホ《ばら》1889年国立西洋美術館(松方コレクション)江戸時代後期を代表する浮世絵師・葛飾北斎。鋭い観察眼とユニークな発想で『北斎漫画』や「冨嶽三十六景」などの代表作を次々と残しました。そんな彼の作品は海を渡り、19世紀後半の西洋芸術に多大な影響を及ぼすこととなります。新しい視点として多くの美術家を熱狂の渦に巻き込んだジャポニスムは、印象派のモネやドガ、セザンヌやゴーガンといった有名な作家の作品にも色濃く姿を現しました。モネの《陽を浴びるポプラ並木》は、北斎の《冨嶽三十六景東海道程ヶ谷》に描かれた松の木の構図と呼応するように、絵の中でリズミカルに躍動します。さらに「踊り子の画家」として名高いドガの作品は、『北斎漫画』での人物の捉え方と類似しているようにさえ感じることでしょう。今までになかった“北斎とジャポニスム”という観点で、身近にあった近代西洋芸術を見つめてみれば、知られざる一面が見えてくるかもしれません。じっくり鑑賞して、比較して、自分だけの発見を愉しんで。文/おゝしろ実結イベント情報イベント名:北斎とジャポニスムHOKUSAIが西洋に与えた衝撃催行期間:2017年10月21日 〜 2018年01月28日住所:東京都台東区上野公園7-7電話番号:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2017年12月26日高級感あふれる黒い外観が、お客さんをお出迎え東京都墨田区向島にある蕎麦屋「向島七福すずめの御宿(むこうじましちふくすずめのおやど)」は、古き良き時代の“粋”を活かした、風情あふれる外観が印象的なお店。路地から一本入った、静かな空間でお蕎麦をいただけます。店主は元料亭の女将。大人が落ち着いて食事を楽しめる場所にしたいと考え、江戸の佇まいを意識した、趣あるお店を作りました。個室が2部屋と、テーブル席が用意された店内では、ゆったりと食事を楽しめます。店内に入る途中に見える、蕎麦打ち風景も店主のこだわりです。蕎麦粉の挽き目を調節できるこだわりの石臼芸者の世界、いわゆる花柳界である向島だからこそ、江戸情緒を意識してお店を営業しているという「向島七福すずめの御宿」。現代では醤油を使用するのが一般的な蕎麦つゆですが、醤油が普及する前の江戸時代は味噌と大根おろしの汁で食べていたそう。その味を忠実に再現した蕎麦が、このお店では味わえます。その風情あふれる雰囲気を求めて、老若男女問わず愛されています。ご家族連れからお年寄りまで幅広く訪れますが、意外なところではウクライナの方も多く訪れるとか。独特の雰囲気が海外の方の心も掴んでいるのでしょう。めずらしい蕎麦の食べ方が楽しめる「すき焼き鍋蕎麦」「向島七福すずめの御宿」では、「すき焼き鍋蕎麦」が名物料理です。しっかりと味のついたすき焼き鍋と新鮮な卵、さまざまな形に切られた蕎麦と蕎麦湯が運ばれ、すき焼き鍋に蕎麦を入れて味わいます。卵にくぐらせて、一般的なすき焼きとしていただいてもおいしく、蕎麦を入れるとまた違う味わいが顔をのぞかせるという、二重に楽しめる料理です。遊び心あふれる蕎麦にも注目していただきましょう。お酒とよく合う「鴨と千寿ねぎの鴨味噌鉄板焼き」お酒も一緒に味わいたい人には、「鴨と千寿ねぎの鴨味噌鉄板焼き」がおすすめ。大きい鴨肉とこだわりの江戸野菜、千寿ねぎを味噌と一緒に香ばしくいただく、贅沢な一品です。使用している鴨肉は、やわらかい蔵王合鴨ロース。熱々のうちに口へ運びましょう。鴨とねぎの濃厚な旨味を味噌が引き立て、絶妙なハーモニーを奏でます。お酒との相性もよい料理なので、寒い冬には熱燗とともに味わってみてください。国産にこだわって厳選した新鮮食材が自慢お客さんが安心して食事ができるよう、店主は食材にこだわりを持っています。お店で使う食材はすべて国産。お客さんの健康へ繋がるよう、厳選して取り寄せました。お店のメインメニューである蕎麦も、挽き立てを食べられるため新鮮。まずはつゆを付けずに、塩を振りかけて蕎麦だけを少量食べてみてください。蕎麦独自の風味が口いっぱいに広がることでしょう。観光客でにぎわう東武スカイツリーライン「とうきょうスカイツリー駅」から、徒歩約9分で到着する「向島七福すずめの御宿」。向島らしい、モダンな雰囲気の中、挽き立てのお蕎麦を味わってみませんか?スポット情報スポット名:向島七福すずめの御宿住所:東京都墨田区向島2-9-2電話番号:03-3622-4235
2017年12月25日江戸時代から明治時代にかけての猫ブームを紹介する「いつだって猫展」が、宮城・仙台市博物館にて開催される。会期は2019年4月19日(金)から6月9日(日)まで。“猫”が題材の作品が集結!展覧会には、歌川国芳らの猫を題材とした浮世絵を中心に、招き猫やおもちゃ絵、絵入り本などが集結。江戸後期から明治にかけての「猫ブーム」の様子を、美術・芸能・文学などの視点から紹介する。美人と戯れる愛らしい姿や、恐ろしい化け猫など、古くから日本人の暮らしに寄り添ってきた猫たちの姿を楽しむことができる。展示は5つのテーマで構成され、江戸の人々が持つ猫のイメージを紹介する第1章「江戸の暮らしと猫」から始まる。続く第2章「化ける猫」では、歌舞伎などで復讐劇を描く際に欠かせない存在だった化け猫を取り上げる。猫ブームの火付け役・歌川国芳にフォーカスするのは、第3章「人か猫か、猫か人か」。その当時、「今世の中の流行」とされるほどの人気を博した団扇絵「猫の百面相」も目にすることができる。第4章「福を招く猫」では、招き猫の先祖とも言える丸〆猫(まるしめねこ)を描いた歌川広重の浮世絵や、全国各地の招き猫が登場。そして第5章「おもちゃ絵になった猫」では、幕末から明治にかけて大量に作られた子ども向け浮世絵・おもちゃ絵などを紹介する。招き猫に絵付けするワークショップもまた会場には、猫をモチーフにしたオリジナルグッズも登場。猫を題材に描いた浮世絵のポストカードやクリアファイル、アクリルマグネットなどがラインナップする。【開催概要】いつだって猫展会期:2019年4月19日(金)~6月9日(日)※月曜休館(ただし4月29日(月・祝)・5月6日(月・祝)は開館)、5月7日(火)開館時間:9:00~16:45 ※入場は閉館の30分前まで会場:仙台市博物館住所:仙台市青葉区川内26番地<仙台城三の丸跡>料金:一般・大学生 1,300(前売券 1,100)円/高校生 700円/小・中学生 500円<前売券情報>販売期間:~4月18日(木)販売場所:藤崎、仙台三越、チケットぴあ(Pコード:769-478)、ローソンチケット(Lコード:22231)、セブンチケット(セブン-イレブン店頭マルチコピー機)、イープラス、イオン仙台店、イオン仙台中山店、イオン仙台幸町店、イオン利府店、イオン富谷店、イオン名取店、イオン多賀城店、イオン石巻店、イオンスタイル仙台卸町、金港堂本店、金港堂泉パークタウン店、紀伊國屋書店仙台店、仙台市博物館ミュージアムショップ、ミヤギテレビ事業部(TEL:022-215-7700 平日10:00~18:00)【問い合わせ先】仙台市博物館TEL:022-225-3074
2017年12月23日画家オディロン・ルドンの展覧会「ルドン―秘密の花園」展が、2018年2月8日(木)から5月20日(日)まで、東京・丸の内の三菱一号館美術館で開催される。花や植物を描いたルドン作品に焦点を当てた世界初の大規模展クロード・モネ(1840-1926)をはじめとする印象派の画家たちと同世代でありながら、彼らとは異なる幻想的な内面世界に目を向けた特異な画業で人々を魅了してきた、画家オディロン・ルドン(1840-1916年)。本展はルドンが描いた絵画の中でも花や植物に焦点を当てた、世界で初の展覧会となる。見どころは最大級のパステル画《グラン・ブーケ》を含む装飾画展覧会の最大の見どころのひとつは、フランス・ブルゴーニュ地方に居を構えた美術愛好家のドムシー男爵が、ルドンに注文した城館の食堂の装飾画だ。装飾画は完成後にドムシー城に秘蔵、三菱一号館美術館所蔵の最大級のパステル画《グラン・ブーケ (大きな花束)》を除く15点は食堂の壁から取り外され、1988年にはフランスの“相続税の美術品による物納”制度により国家所有に帰し、現在はオルセー美術館の所蔵となっている。ドムシー男爵の城を飾った装飾画シリーズが一堂に会するのは日本初残された《グラン・ブーケ》は制作後110年目にあたる2011年3月、パリで開催されたルドン展にて初公開されるなど、今日まで三菱一号館美術館の所蔵品として幾度か披露されてきたが、前述のオルセー美術館所蔵の15点と合わせて、ドムシー城の食堂を飾ったルドンの装飾画が一堂に会すのは日本初の機会となる。海外の主要美術館から作品が集結そのほか、世界有数のルドンコレクションとして名高い岐阜県美術館をはじめとする国内の美術館、またオルセー美術館、ボルドー美術館、プティ・パレ美術館(パリ)、ニューヨーク近代美術館[MoMA]などの海外の主要美術館から、植物をモチーフにした作品が集結。およそ90点にのぼる作品の数々が展示される。開催概要「ルドン―秘密の花園」展開催期間:2018年2月8日(木)〜5月20日(日)開館時間:10:00〜18:00 ※入館は閉館の30分前まで(祝日を除く金曜、第2水曜、会期最終週平日は21:00まで)休館日:月曜日(但し、祝日の場合、5/14とトークフリーデーの2/26、3/26は開館)<チケット>■当日券価格:一般 1,700円/高校・大学生 1,000円/小・中学生 500円■前売券価格:一般 1,500円販売期間1:2017年11月1日(水)〜2018年2月7日(水)場所:ローソンチケット、チケットぴあ、セブンチケット<セブンコード:059-639>、イープラス、ちけっとぽーと関東各店、三菱一号館美術館チケット購入サイトWEBKET販売期間2:2017年11月1日(水)〜2018年1月8日(月・祝)場所:Store1894(三菱一号館美術館内・休業日は美術館に準ずる)※ちけっとぽーと、Store1894では絵柄入りのチケットを販売。■アフター5女子割価格:第2水曜17時以降/当日券・一般(女性のみ)1,000円【問い合わせ先】TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2017年12月15日カラダだけの割り切った関係こそが、セフレの利点です。互いにパートナーがいる場合もあるので、秘密を守ることは絶対。でも、社内にそういった関係の相手がいると、秘密を守ることはなかなか困難。まあ、そんなスリルが楽しいんでしょうけど。そこで今回は、“社内セフレの秘密のLINE”というテーマで、経験者に話を聞いてみました。文・塚田牧夫「カーテンがない!」「僕は不動産屋に勤めているんですが、そこに新入社員でめちゃめちゃ可愛い子が入ってきたんです。僕には彼女がいるんですが、ど~しても手を出したくなってしまった。なんとか関係を持つことはできたんですが、誰にもバレずにその関係を続けるのは、なかなか大変でした。ある日、お客さんに物件を案内しているときに、備え付けのベッドのある部屋があったんです。あれ、これ使えるんじゃない?と閃きました。そこで彼女に連絡してみたんです。“今から××マンションに来れない?”と。そうしたら、“ちょうど外にいるから寄れるよ”と返ってきました。僕はベッドに座りながら待ってたんですけどね。そこで気が付いた。外の景色がよく見えるなぁ……ということは、カーテンがない!そこですぐにその旨を伝えたら、なんと近くのホームセンターで買ってきてくれたんです。よくできた子です。残念ながらその物件はすぐに契約されてしまいました。いまは新たな物件を探し中です」マコト(仮名)/30歳「元気を注入して欲しい」「会社の忘年会のときに、私はかなり酔っぱらってしまい、上司に介抱してもらいました。その流れで、関係を持ってしまったんです。実は上司には奥さんがいて、私にも彼氏がいて……。でも、カラダの相性が良かったので、そのまま付き合うことになったんです。私の家は、上司の家と会社との間にあったので、私の家で会うようになりました。もちろん細心の注意を払い、会うのは夜ではなく早朝。上司は早めの出勤と嘘をついて、私の家に寄るという方法を取っていました。だいたい夜に“明日行ってもいい?”というLINEが来て、朝待っているという感じ。で、早朝エッチをしてから出勤するというスタイルです。ある日“大事な会議があるから元気を注入して欲しい”と連絡が来ました。早朝に上司が来て、エッチをしたんですが、その日に限ってなんと二人とも寝てしまったんです。どうやら元気を放出してしまったみたい……。結局、上司は会議に遅刻し、こっぴどく怒られたようです」シズ(仮名)/27歳社内セフレの秘密のLINEをご紹介しました。社内でのセフレ関係では、こういったやり取りがされているんですね。バレずに関係を続けていくのは、なかなか難しいようです。スリルに身を任せて、そのまま身を滅ぼすような結果にならないようにしてもらいたいものです。(C) Look Studio / Shutterstock(C) tongcom photographer / Shutterstock
2017年11月21日老舗の重みと庶民的な気さくさが魅力のお店「薮伊豆総本店」は、江戸時代から続く老舗のそば屋。老舗なのにどこか庶民的あ雰囲気で、「気さくだけれどていねい」をモットーにしているお店です。しなやかな甘みと香りのある細打ちそばと辛口のつゆが特徴で、江戸っ子好みの味わいが楽しめます。老舗の雰囲気が感じられる重みのある外観で、店内は木を基調とした明るくゆとりのある空間が広がっています。江戸時代からの味と技を受け継ぐ薮伊豆総本店薮伊豆総本店のルーツは、江戸時代の天保年間に京橋で繁盛していた伊豆本にさかのぼります。1882年に神田・薮ののれんに入り、薮と伊豆本から薮伊豆と命名され創業に至りました。1996年に日本橋に移転し、現在まで伝統の味と技を守り続けているお店。1階~3階まで利用可能で、全部で110席あり、幅広い世代の人が利用しています。3階には座敷もあり、個室利用や貸切り利用もできるので、宴会や記念日のお祝い、接待にもおすすめです。そばを海苔で巻いたヘルシーな「そば寿し」海苔でそばを巻いた「そば寿し」は、ヘルシーでさっぱりした味わいの一品。巻きずしを作る要領で、海苔の上に軽く酢をふったそばをたっぷり敷き詰め、干ぴょうと椎茸、薄焼き玉子をのせてていねいに巻いていきます。そばの香りと海苔の風味が口に広がる、飽きのこない味わいと歯切れの良い食感がやみつきになるでしょう。腸活にも! 濃厚なごまが美味の「薮伊豆のごまそば」濃厚なごまがたっぷり入った「薮伊豆のごまそば」は、そばとごまの相乗効果で体の中からきれいになれる絶品のメニューです。野菜とごまを特製のつゆで煮込み、麺が隠れるほどのたっぷりのつゆをかけていただきます。そばにごまが絡みつき、ふたつの風味がひと口にぎゅっと詰まった味わい。ヘルシーなのでダイエット中はもちろん、美活や腸活にもおすすめです。ていねいな接客と伝統の美味しいそばで至福のひとときを「薮伊豆総本店」では、創業当時から守られてきた伝統のおいしいそばを気軽に味わってもらいたいと、日々ていねいにそば作りをしています。訪れた人が、落ち着いた空間で自慢のそばを堪能しながら、とっておきの時間を過ごせるように、ていねいな接客を心がけているお店で、女性のおひとりさまにもピッタリ。そばとよく合う日本酒も、さわやかな口当たりのものから辛口のものまで豊富な種類を取り揃えています。東京メトロ・銀座線および東西線の日本橋駅より徒歩5分、JR東京駅からも徒歩圏内という好アクセスの場所にあります。江戸時代から続く伝統のそばを味わいに、老舗の扉を開いてみませんか。スポット情報スポット名:薮伊豆総本店住所:東京都中央区日本橋3-15-7電話番号:03-3242-1240
2017年09月25日浮世絵を融合した新感覚のプリザーブドフラワー「凛 by ベル・フルール」が、フラワーデザインカンパニーのベル・フルールより登場。2017年8月23日(水)より日本橋三越で先行発売、その後9月1日(金)から一般発売される。浮世絵桐箱×プリザーブドフラワー「凛」は、プリザーブドフラワーと浮世絵の描かれた桐箱を組み合わせた、新感覚のフラワーアレンジメント。工房利八による「浮世絵桐箱」は、天然の桐に最先端のレーザー加工技術で絵画のような浮世絵を描いたもの。箱は半年かけて乾燥させた天然木を使用しており、一つ一つに素材の表情が異なる。ふたを開けると、細かい凹凸感や陰影などが表現された浮世絵に繋がる、瑞々しいプリザーブドフラワーが出現。ベースに希少な苔のプリザーブドを使用することで、「日本庭園」「わびさび」を彷彿とさせる日本らしさを表現した。ふたを箱の縁に立てることで、花と浮世絵が一体となり躍動感あふれるインテリアに。葛飾北斎による「滝」「赤富士」「波」を表現作品はそれぞれ、葛飾北斎による「滝」「赤富士」「波」をモチーフにした。中でも「滝」を表現した作品は、まるで滝の飛沫が飛び出てくるような立体感と迫力がある一品。レーザーで彫った滝の曲線やエッジを隠さず、力強い線を生かしたデザインとなっており、ダイナミックな景観に生き生きとした苔をアレンジしている。サイズはサイコロ型、ペントレー型、置き・壁掛け両用と3種類を用意。ぜひ空間を華やかにするインテリアとして、ギフトとして、チェックしてみてはいかがだろう。【詳細】凛 by ベル・フルール発売日:2017年9月1日(金)※日本橋三越では8月23日(水)より先行発売価格:・凛(M)・波、 凛(M)・青富士、 凛(M)・赤富士 25,000円+税・凛(W)・赤富士、凛(W)・波 25,000円+税・凛(L)・格子 60,000円+税・凛(XL)・滝 150,000円+税取り扱い:■ベル・フルール銀座本店住所:東京都中央区銀座1-20-17 押谷ビル1F/2F■ベル・フルール虎ノ門店住所:東京都港区西新橋1-15-6 内幸町企画ビル1F■公式オンラインストア■有名百貨店内の各店舗 ※順次販売スタート・伊勢丹新宿店 5F(リビングデコール)・日本橋三越本店 5F(インテリア)・銀座三越店 7F(ブライダル・ギフトサロン)・松屋銀座店 7F(ギフトサロン)・大丸神戸店 7F(ギフトサロン)・三越名古屋栄店 3F(婦人トレンドクローゼット) ※2017年9月2日(土)オープン■日本橋三越 越後屋オンラインストア【問い合わせ先】株式会社ベル・フルールTEL:03-3965-5805
2017年08月26日7月30日(日)の「日曜もアメトーーク!」に、“スーパー戦隊大好き芸人”が初登場!伝説的第1作目「秘密戦隊ゴレンジャー」から最新作「宇宙戦隊キュウレンジャー」まで、スーパー戦隊の40年以上続く歴史を一挙に紹介するとともに、「キュウレンジャー」のメンバーとのスペシャルコラボも実現した。以前から、「スーパー戦隊芸人をやってほしい」との多くのリクエストが寄せられていた企画がついに実現。スタジオには歴代のスーパー戦隊をこよなく愛する、「メイプル超合金」カズレーザー、「トレンディエンジェル」たかし、土田晃之、「ドランクドラゴン」塚地武雅らが登場し、そのあふれんばかりの愛と知識を披露する。さらに、“戦隊好き”として知られる元・九州朝日放送アナウンサーの宮島咲良、「乃木坂46」の井上小百合も登場!女性ならではの視点からスーパー戦隊の魅力を語り尽くすという。1975年に放送開始した「秘密戦隊ゴレンジャー」から2017年現在の最新作「宇宙戦隊キュウレンジャー」まで、「スーパー戦隊シリーズ」には実に40年以上もの歴史があるが、今回、その全41作品の歴史をパネルにして一挙紹介。シリーズ全作品に共通する法則や、当初から変わらない“様式美”など、思わず「なるほど!」と唸ってしまうような情報を、カズレーザーがわかりやすく紹介する。また、スーパー戦隊大好き芸人たちが合体ロボの魅力を大いに語ったり、「秘密戦隊ゴレンジャー」の“ゴレンジャーハリケーン”の珍シーン紹介などマニアックな情報も。「御茶ノ水男子」しいはしジャスタウェイは、戦隊ヒーローといえばお馴染みの“名乗り”のポーズを実演。“運動神経悪い芸人”としても知られる、しいはしさんが見せるキレのある変身ポーズにもご注目!世代を超えて人気を得る「スーパー戦隊シリーズ」の魅力が詰まった超貴重映像も続々と登場するほか、スタジオには、シシレッド/ラッキー役の岐洲匠らキュウレンジャーたちも登場!8月5日(土)から公開される映画『宇宙戦隊キュウレンジャー THE MOVIE ゲース・インダベーの逆襲』に先駆け、キュウレンジャーとのスペシャルコラボも実現している。待ちに待った「スーパー戦隊大好き芸人」の収録を控えたカズレーザーさんは、「子どもたちはもちろん、お子さんと一緒に観ているお父さん、お母さんも多いでしょうし、お子さんはいないけど、ずっとコアなファンでいる“原理主義者”のような方もいっぱいいると思うんです。そういう方々から見たら『こいつら生半可なこと語ってるんじゃねーぞ』って思われちゃうかも知れませんが(笑)、大好きだという熱い思いを今日の収録にはぶつけたいと思います!」と、アツくコメント。「スーパー戦隊シリーズって、時代劇のような作りでわかりやすい、というのが魅力。どんな世代、どんな国の人が見ても伝わりやすい、というのが親しまれる要因ではないでしょうか。パッと見たときに、どっちが悪役でどっちが正義の味方かがわかりやすいというところも大事なところなんだと思います」と、その魅力を語っている。また、「トレエン」のたかしさんは、「僕が小学校のときに見ていて一番印象に残っているのは『忍者戦隊カクレンジャー』。ケイン・コスギさんが出ていたんですよ!」とマニアックな情報を小出し。さらに「スーパー戦隊シリーズって、若手俳優の登龍門的な位置づけにもなっているんですよね。いまや超人気になっている俳優さんのデビューのころを見られるというのも楽しみの1つですね」と、見どころポイントを明かしている。「日曜もアメトーーク!スーパー戦隊大好き芸人」は7月30日(日)18時57分よりテレビ朝日系24局ネットにて放送。『宇宙戦隊キュウレンジャー THE MOVIE ゲース・インダベーの逆襲』は8月5日(土)より全国にて公開、『劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング』と同時上映。(text:cinemacafe.net)
2017年07月12日東京都江戸東京博物館で7月4日から開催中の『2017年NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」特別展 戦国!井伊直虎から直政へ』。その開会前日に、大河ドラマ「おんな城主 直虎」(毎週(日)後8・00 NHK総合ほか)で主人公・直虎を演じる柴咲コウが来場し、フォトセッションと質疑応答が行われた。「おんな城主 直虎」特別展 チケット情報井伊氏に代々伝わる『世継観音像』や井伊直親の『青葉の笛』など、井伊直虎や井伊氏にまつわる数少ない資料が出品される本展。展示を見学し、囲み取材に応じた柴崎は、「直虎さんの“花押”の実物を見たのは今日が初めてです。(直虎は)実在してたんだなと(改めて)感じました」と、直虎の花押が入った448年前の書状『井伊直虎関口氏経連署状』を見つめて感慨深そうな表情。印象に残ったものを問われると「個人的には刀がすごく好きなので、ついつい吸い寄せられてしまいます(笑)」とニッコリ。井伊直政の太刀『太刀 銘 来国光』や徳川家康所要の脇指『脇指 銘 備前国住長船勝光 宗光備中 於草壁作』をはじめ、数多く展示されている刀が気になったと話す。「直虎から直政へ」がテーマの本展。ドラマでこれから描かれる時代の物も展示されており、柴咲は「放送はまだ先ですが、いよいよ今週から直政役の菅田将暉くんとの撮影が始まります。彼とのお芝居の対峙をどうやっていこうかと思案しているところだったので、その良きヒントになったと思います」と話す。ドラマについては、「(直虎は)城主としては素人から始めているので、周りにいろんなことをうかがって。特に政次さんは、ライバルのようにやりとりしながら、実は支えてくれて。そこでいろんなヒントを得ながら、直虎さんオリジナルのやり方を編み出すようになったなと感じています。いよいよ20話から30話台へなっていくわけですが、(直虎に)もう少し知恵も出てきますし、機転も効いてきます」と直虎の変化を語る。これからの放送では「直虎さんは今までのおぼつかない政(まつりごと)のやり方では上手くいかない状態になってきて、それをどう治めていくかという展開になります。波乱も出てくるんですけれども、そこはなかなか説明がしにくくて…。とにかく見ていただきたいという思いでいっぱいです。特に30、31、32、33話は絶対、見てください!」と笑顔を見せた。特別展は、東京都江戸東京博物館で8月6日(日)まで、静岡県立美術館で8月14日(月)から10月12日(木)まで、滋賀・彦根城博物館で10月21日(土)から11月28日(火)まで開催。音声ガイドでは、ドラマで南渓和尚を演じる小林薫がナビゲーターを担当しているので、そちらもぜひ楽しんで!取材・文:中川實穗
2017年07月06日浮世絵師・葛飾北斎の展覧会「世界が絶賛した浮世絵師北斎展 ~冨嶽三十六景・エッフェル塔三十六景の共演~」が、2017年6月30日(金)から7月17日(月・祝)まで、池袋パルコ・パルコミュージアムにて開催される。広重、歌麿、写楽などと並び、江戸時代後期に活躍した浮世絵の巨匠・北斎。北斎はその波乱万丈な約90年の生涯で、30数回の改号、93回もの引っ越しに加え、常に借金に追われる生活の中で、膨大な数の作品を世に遺した。彼の代表作である赤冨士、浪冨士は、日本人なら誰もがきっと目にしたことがあるだろう。巧みな線と北斎色ともいえる象徴的な色使いは、多くの絵師たちに大いなる影響を与えた。「世界が絶賛した浮世絵師北斎展 ~冨嶽三十六景・エッフェル塔三十六景の共演~」では、北斎の代表作「冨嶽三十六景」をはじめ、「東海道五十三次」などのシリーズもの、妖怪絵、戯画などの50作品を通して、葛飾北斎芸術の全貌を紹介。特に、海外から北斎が注目を集めるきっかけになった「北斎漫画」とともに、北斎の影響を強く受けたといわれるフランス人画家アンリ・リヴィエールの「エッフェル塔三十六景」を紹介する。なぜ北斎が高く評価されたのか、様々な角度からその人気の秘密に迫る。【イベント詳細】「世界が絶賛した浮世絵師北斎展 ~冨嶽三十六景・エッフェル塔三十六景の共演~」開催期間:2017年6月30日(金)~7月17日(月・祝)会場:パルコミュージアム住所:東京都豊島区南池袋1-28-2池袋パルコ 本館 7F時間:10:00〜21:00※入場は閉場の30分前まで、最終日18:00閉場。入場料 :一般700円、学生500円、小学生以下無料
2017年07月01日『2017年NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」特別展 戦国!井伊直虎から直政へ』が、東京都江戸東京博物館で7月4日(火)から開催される。「おんな城主 直虎」特別展 戦国!井伊直虎から直政へ チケット情報現在放送中の大河ドラマ「おんな城主 直虎」(毎週(日)後8・00 NHK総合ほか)は、戦国時代を生き抜き、後の徳川四天王のひとりで彦根藩の藩祖・井伊直政を育てた遠州井伊谷のおんな城主・井伊直虎の生涯を描いた物語。柴咲コウが主人公・直虎を好演し、今後の展開も注目を集めている。本展は、その登場人物に関連した資料や文化財を通じ、主人公ゆかりの地の歴史や文化を紹介するというもの。井伊直虎や井伊氏にまつわる数少ない資料が展示される。注目は、井伊氏に代々伝わる【世継観音像】(戦国時代 16世紀 井伊谷 龍潭寺)。龍潭寺外では初めて展示されるもので、本展のための調査によって仏像の厨子の背面に「『次郎法師』が大藤寺に奉納した」と書かれていることが判明したという。ドラマでは第8回「赤ちゃんはまだか」(総合テレビ2月26日放送)で、南渓和尚が仏像を彫るシーンが放送された(※実際は南渓和尚が彫ったという記録は残っていない)。ほかにも、直虎の花押が入った唯一の書状【井伊直虎・関口氏経連署状】(浜松市指定文化財 /永禄11年(1568) 蜂前神社・浜松市博物館保管)。ドラマ第13回「城主はつらいよ」(総合テレビ4月2日放送)では、直虎が方久に土地を与えるシーンとして登場した(※ドラマは実際に直虎の花押が記された書状の内容とは異なる)。同じく第13回で登場した、「今川仮名目録」として有名な、今川家が領国内を統治するために定めた分国法【今川家式目】(戦国時代 明治大学博物館)(※直虎が今川家式目を受け取った記録は残されていない)。さらに、第6回「初恋の別れ道」(総合テレビ2月12日放送)に登場し、井伊直親が身を隠していた信濃から井伊谷へ戻る際に寺野の地で寄進したと伝えられている【青葉の笛】(浜松市指定文化財/戦国時代 寺野六所神社)も展示。「青葉の笛」は、460年の時を超え、神社外初公開となる。今回、初めて展示されるものもあり、直虎ファンはもちろん、歴史好きも楽しめる本展。東京、静岡、滋賀と巡回するのでぜひチェックして!『2017年NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」特別展 戦国!井伊直虎から直政へ』は、東京都江戸東京博物館で7月4日(火)から8月6日(日)まで、静岡県立美術館で8月14日(月)から10月12日(木)まで、滋賀・彦根城博物館で10月21日(土)から11月28日(火)まで開催。取材・文:中川實穗
2017年06月26日「高畑・宮崎アニメの秘密がわかる。 スタジオジブリ・レイアウト展」が2017年7月15日(土)から9月3日(日)まで、長崎県美術館にて開催される。「レイアウト」1,300点を一挙公開鉛筆で描かれた映画の設計図「レイアウト」。背景とキャラクターの位置関係、動きの指示、カメラワークや背景処理など、そのカットで表現されるすべてが描かれたレイアウトには作り手のこだわりやイマジネーションが凝縮されている。今回開催される「スタジオジブリ・レイアウト展」では、宮崎駿直筆のレイアウトを中心に1,300点を展示。『風の谷のナウシカ』『となりのトトロ』『天空の城ラピュタ』などの誰もが知る名作から、高畑勲、宮崎駿両監督がジブリ以前に手がけた『アルプスの少女ハイジ』や『赤毛のアン』からなどを含む全33タイトルの映画作品のレイアウトが展示される。名作が生まれた過程をじっくりと見れる貴重な機会だ。千尋の声を演じた声優による音声ガイド『千と千尋の神隠し』の千尋を演じた柊瑠美による音声ガイドも。レイアウトの見どころやジブリスタッフによる制作秘話をジブリ映画の音楽とともに聞く事ができる。作品を何倍も楽しむことができそうだ。トトロに乗れるコーナーも可愛い写真の取れるフォトスポットも充実。トトロのお腹の上に乗れる「トトロケーション」やバケツに捕まったポニョと一緒に写真を撮ることのできる「ポニョロケーション」など、ジブリの世界を存分に味わえるコーナーが揃っている。【詳細】「高畑・宮崎アニメの秘密がわかる。 スタジオジブリ・レイアウト展」期間:2017年7月15日(土)~9月3日(日)※7月24日(月)休館開館時間:10:00~20:00(最終入場19:30)場所:長崎県美術館 企画展示室ほか住所:長崎県長崎市出島町2番1号料金:一般1,300(1,100)円、小中高700(500)円、小学生未満無料※カッコ内前売り・団体料金※前売りは7月14日(金)まで販売【問い合わせ先】長野県美術館TEL:095-833-2110
2017年06月25日日本で2人しかいない職人が手がける「紅」を体験!1825年創業の化粧品メーカー「伊勢半本店」が運営する「紅ミュージアム」は、創業時から守る紅づくりの技を後世にも伝えるべく、さまざまな資料を展示しています。ミュージアムに隣接するサロンでは、日本で2人しかいない職人が手掛ける「紅」を体験することができます。江戸の女性が夢中になった「紅」を体験ここでは、専門のスタッフに教えてもらいながら、「紅」を試すことができます。「小町紅」と呼ばれる紅は、江戸時代にはおちょこやお碗に塗るかたちで販売していたそう。当時と同じように、かわいい磁器のおちょこに薄く塗られている小町紅は、光を乱反射して玉虫色に見えますが、水をすこし含ませた紅筆でなぞると、鮮やかな赤に変わります。それを唇に点すと薄い紅色に。重ねづけしていくと少しずつ赤みが増します。唇の色に自然となじんで、自分だけの色になるというから不思議。光の反射によっては、唇も玉虫色に輝きます。品の良い伝統色はお顔の血色もワントーン明るく見せてくれるそう。江戸女性の美しさを手に入れよう! 紅花由来のアイテムも豊富また、サロンでは体験だけではなく、いろいろなデザインの可愛い焼き物に入った小町紅が販売されています。普段使いできるものから、婚礼などの贈り物にぴったりなセット品まで、9,720円から54,000円ほどで販売されています。サロンで口紅を体験したあとは、ビタミンEやリノール酸が豊富な「べにばな茶」をいただきましょう。アンチエイジングに効果がある嬉しいお茶を無料で楽しめるというから嬉しい限りです。歴史と伝統に守られた「紅」を唇にさせる体験できるのはとても貴重!お江戸の女性を魅了した「紅」の美しい質感を体験してみませんか?取材・文/末吉陽子スポット情報スポット名:伊勢半本店 紅ミュージアム住所:東京都港区南青山6-6-20K’s南青山ビル1F電話番号:03-5467-3735
2017年06月18日江戸時代から昭和中期までの貴重な建物が立ち並ぶ、「江戸東京たてもの園」。園内には桜やもみじなど季節によって表情を変える植物も多く、四季折々の風情が歴史的な建築とともに楽しめます。細かいディティールまで写真に収めたくなる建物の数々建物そのものはもちろん、資料に基づいてていねいに再現された内装や小物、建物と建物の間の路地や庭などどこを取っても画になるところばかりで、一度カメラを構えたら、もう手放すことはできません。スタジオジブリの宮崎駿監督も、映画の参考にするためによく訪れたのだとか。看板建築と呼ばれる建物では、壁を覆う銅板に細かな装飾が施されていたりと、当時のこだわりを探すのも面白そう。夢中になって疲れたら、食事処やカフェでひと休み写真を撮るのに夢中になって一息つきたい時は、園内の食事処やカフェで休憩を。カフェはデ・ラランデ邸という洋館に併設されており、展示された建物の中でノスタルジックな雰囲気に浸り、贅沢なひとときが過ごせます。いつもと違う写真が撮れるイベントも8月は「下町夕涼み」というイベントが開催され、盆踊りが行われます。期間中は夜間も開園されるため、ちょうちんに照らされた建物の姿が見られるのは、このイベントならではの光景です。また、紅葉の季節にも夜間開園が行われ、3日間限定でライトアップが楽しめます。取材・文/三ツ井香菜スポット情報スポット名:江戸東京たてもの園住所:東京都小金井市桜町3-7-1(都立小金井公園内)電話番号:042-388-3300
2017年05月06日常時約2,000点もの資料を展示! 「江戸東京博物館」の常設展示室両国にある江戸東京博物館は、「未来の都市と生活を考える場」としてオープン。約9,000㎡にも及ぶ大きな常設展示室には、資料の入れ替えを定期的に行いながら常時およそ2,000点もの資料を展示。江戸の家屋、経済活動、行事など、様々な展示がある空間は、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのよう。常設展示は大きく分けて「江戸ゾーン」「東京ゾーン」のふたつがあり、現代までの移り変わりを学べる「東京ゾーン」をご紹介します。現代への繋がりが見えてくる「東京ゾーン」明治維新を経て、江戸幕府が終わりを迎えるとともに江戸は「東京」と改称し、文明開化が始まります。西洋文化の影響を顕著に感じられる、鹿鳴館やニコライ堂、銀座煉瓦街などの精巧なジオラマは必見です。それぞれ1時間に3回模型が動くので、音や照明による演出をぜひ楽しんでみて。明治初期の庶民の暮らしは、まだ江戸時代からさほど変わらないものでしたが、明治政府が進めた殖産興業の政策により徐々に近代化されていきます。日本で初となるエレベーターが設置された「凌雲閣(浅草十二階)」は関東大震災により倒壊してしまいますが、大きな復元模型で再現されており、思わず記念撮影したくなるほど迫力があります。関東大震災により大きな被害を受けながらも、東京は郊外化が進み、大東京ができあがり、人々の生活も大きく変化します。展示の中でも「大東京35区・鉄道路線」と「人口の変遷地図」は多くの人が足を止めて見入っていました。タクシーとして利用されたフォードA型・4ドアセダンの実物も展示されています。その後、日本は長い戦争状態に入ります。戦時中の生活が分かる住まいの模型、東京大空襲の様子など、辛い時代を乗り越えて現代へ至った歴史背景が語られています。懐かしのあの時代も歴史として展示80年代、90年代の展示ゾーンは、見覚えのあるモノたちばかり。自分も過ごした懐かしのあの頃が歴史として展示されているのは、なんとも不思議な気分になります。「今この一瞬も歴史になっていく」と改めて実感させてくれる「江戸東京博物館」。何気ない日常がもっと面白く見えてくるかも知れません。取材・文/中野さゆみスポット情報スポット名:江戸東京博物館住所:東京都墨田区横網1-4-1電話番号:03-3626-9974
2017年03月29日江戸っ子から現代っ子まで広く愛される歌川国芳京王線府中駅からちゅうバス(多摩行き)に乗り、「府中市美術館」で下車すると、子供たちで賑わう府中の森公園の隅っこにひっそりと佇む建築物があります。その横に長く伸びる特徴的な建築が府中市美術館です。江戸時代末期の庶民の人気者、歌川国芳。当時の人気はさることながら、ここ近年、国芳ブームが到来しています!「なぜ今、国芳なのか?」その答えをおよそ240点の作品と共に探る展覧会は、歴史好きの女性の心をくすぐること間違い無し!会場は少し薄暗く目に優しい黄味がかったライティング。浮世絵の状態維持のために配慮されたものだそうです。浮かび上がるように照らされている作品の数々が、当時の笑いや愛嬌、にぎわいを臨場感たっぷりと伝えてくれます。猫好きにはたまらない!「国芳画の楽しみ」「19世紀の国芳」では猫が主役の作品が多く展示されています。国芳自身、大の愛猫家だったこともあり、自画像では懐に猫を抱き、絵を描いている作品もあるのだとか。近頃の猫ブームに負けず劣らず、猫愛が感じられる展示物は一見の価値ありです!第1章「19世紀の国芳」、第2章「21世紀の国芳」の2部構成。絵画の中に込められた力強い表情、豊かな発想、斬新なデザイン…枠にとらわれない自由な発想が込められた作品の魅力を存分に感じられます。取材・文/鈴木美希イベント情報イベント名:歌川国芳 21世紀の絵画力催行期間:2017年03月11日 〜 2017年04月09日住所:東京都府中市浅間町1丁目3番地(都立府中の森公園内)電話番号:03-5777-8600
2017年03月22日「江戸東京博物館」江戸ゾーンをご紹介♪JR両国駅西口から徒歩3分、高床式の倉をイメージして造られたユニークなデザインの大きな建物が江戸東京博物館です。約9,000㎡にも及ぶ大きな常設展示室は、大きく東京ゾーンと江戸ゾーンに分かれており、今回は江戸ゾーンにフォーカスしてご紹介します。お江戸の町を疑似体験できる! 原寸大の日本橋常設展示室のスタートは、大きな橋を渡ります。これは、江戸に幕府が開かれた1603年にかけられた日本橋の模型。高さと幅は実寸大、長さは実際の寸法である25間(約51m)の半分で造られています。渡った先には、この日本橋を含めた江戸の町並みが広がるジオラマ模型が。人形も指先、足先まで精巧に造られており、思わず見入ってしまいます。周辺には、江戸城と町割りをテーマにした展示がなされています。大名の駕籠に乗って、お殿様気分♡ここで体験できる人気スポットが、大名の駕籠です。実際に美作国津山藩藩主が使っていた駕籠の複製で、乗り込んで写真を撮ることができます。タイムスリップ! 江戸の町人の暮らしを体験エスカレーターを一つ下りると、町の暮らしをテーマにした展示エリア。当時の雰囲気が分かる、数多くの実寸大模型が連なっており、まさにタイムスリップした気分になります。江戸の一般的な住宅“棟割長屋”で出産シーンやお台所、寺子屋など、実際の町人の暮らしの様子を覗きこんでみたり。町火消が使った15㎏もある纏を振って、あまりの重さに情けないほどぎこちない動きになってしまったり、江戸時代のファストフード“江戸前寿司”のレプリカを見て、当時の一貫の大きさと赤酢によってシャリが赤みがかっていることに驚いたり。現在の暮らしに紐づく、興味深い展示ばかりです。江戸ゾーンのフィナーレ! 原寸大の中村座日本橋を渡っているときに脇に見えるほど大きい建物は、江戸の代表的な歌舞伎小屋である中村座の正面部分。原寸大で復元されています。人気のフォトスポットで、実際にここを舞台に、落語をはじめ、三味線や尺八といった古典芸能を間近で楽しめる催し物も開催されています。館内をぐるりと一周したあとは、江戸時代が決して現代とほど遠い存在ではなく、ぐっと近づいたような感覚になります。大人になったからこそ感じられる、驚きや発見がここでは待っているかも知れません。取材・文/中野さゆみスポット情報スポット名:江戸東京博物館住所:東京都墨田区横網1-4-1電話番号:03-3626-9974
2017年03月22日東京ミッドタウンにて開催される10周年記念イベント「江戸富士(EDO-FUJI)」にて、ネイキッドによる屋外インスタレーションのプロジェクションマッピング「aeru(アエル)」が公開される。期間は、2017年3月17日(金)から4月16日(日)まで。「江戸富士」は、“JAPAN, THE BEAUTIFUL”をテーマに、日本が世界に誇るシンボル、富士山を表現する東京ミッドタウン10周年記念のモニュメント。高さ約6m、幅約23mのスケールで広大な芝生広場に登場する同モニュメントは、プラントハンターの西畠清順が手がける。そして「aeru」は、このモニュメントをプロジェクションマッピングと照明で飾る大規模なインスタレーションだ。LEDによる照明演出で表現される富士後光や逆さ富士は、本物の富士山とは一味異なる日本の美しさを届ける。演出は4つのシーンからなる。シーン1では雲海の中から徐々に見える太陽の後光を受けながら、富士山がその雄大な姿を現す。そしてシーン2では、全貌を表した富士山に四季が訪れ、春夏秋冬それぞれの美しい光景が一面に広がる。次に表現するのは、東京ミッドタウンと富士山の出会い。ふもとに東京ミッドタウンが登場し、街から光の粒子が放たれることで富士山が放つ光の粒子と融合する。最後に出くわすのは、四季をめぐる富士山。四季のうつろいと共に富士山の姿が次々と変化しクライマックスへとつながる。京都・二条城や日本橋三井ホールなどでの演出も手掛けるネイキッドが、日本の富士山をどのように表現してくれるのだろうか。“日本の美しさ”をデジタルの掛け合わせで幻想的な世界へと導き、来場者を魅了する。【詳細】■江戸富士場所:東京ミッドタウン・ガーデン芝生広場会期:2017年3月17日(金)~5月28日(日) 時間:11:00~21:00■ネイキッドによるプロジェクションマッピング「aeru」会期:3月17日(金)~4月16日(日)時間:18:00~21:00映像演出時間:毎時00分、10分、20分、30分、40分、50分※各回4分※上記以外の時間はライトアップを実施入場料:無料
2017年03月18日[企画展]花 * Flower * 華 ―琳派から現代へ―が渋谷・山種美術館で開催される。会期は2017年4月22日(土)から6月18日(日)まで。[企画展]花 * Flower * 華は四季の花をテーマにした企画展で、日本美術に描かれた梅、桜、牡丹、薔薇、百合、 紫陽花、朝顔、菊、桔梗、水仙、椿など春夏秋冬の花を描いた多彩な作品約60点を展示する。花の特徴や花にまつわる物語・歴史、画家が残した言葉を通して、江戸時代から現代までの華麗なる絵画の世界を体感できる。江戸時代、琳派の絵師たちは、特に季節の草花や花木を多く題材とした。花を風物や鳥と組み合わせて趣のある世界を作り上げた酒井抱一の《月梅図》《菊小禽図》、濃彩で四季の草花を鮮やかに配した鈴木其一の《四季花鳥図》など、金銀、豊かな色彩を用いた装飾的な画面、斬新なデザイン性を持つ琳派の作品。時代を経ても色あせることのないその魅力に触れられる。また、近代以降の作品は、四季の草花100種を植物図鑑のように細緻に表した、田能村直入の《百花》、醍醐寺三宝院の華やかなしだれ桜を描いた奥村土牛《醍醐》、扇面という伝統的な形式に季節の花を散りばめた加山又造《華扇屏風》などを展示。四季の循環や季節特有の自然美を意識した表現を見てとることができる。お花見の季節に、今昔の花に思いを馳せてみてはいかがだろうか。【開催概要】[企画展] 花 * Flower * 華 ―琳派から現代へ―A World of Flowers ―from the Rimpa School to Contemporary Art会期:2017年4月22日(土)〜6月18日(日)開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)休館日:月曜日会場:山種美術館住所:東京都渋谷区広尾3-12-36入館料:一般 1000円(800円)、大高生 800円(700円)、中学生以下無料※()内は20名以上の団体料金、および前売り料金。※障がい者手帳、被爆者健康手帳持参者、およびその介助者(1名)は無料。※本展使用済入場券(有料)の提出で、会期中は入館料が団体割引料金に。(1人1枚につき1回限り有効)※会期中着物で来館すると、団体割引料金に。 ※複数の割引の併用は不可。【問い合わせ先】TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル電話受付時間:8:00〜22:00)
2017年03月02日漫画界の巨匠・松本零士の世界を浮世絵で表現する「松本零士 浮世絵コレクション」企画の第一弾、全6タイトルを紹介する。2017年3月より、全6タイトル、各1,000枚限定で発売されている「松本零士 浮世絵コレクション」。同コレクションでは、松本零士の完全監修のもと『銀河鉄道999』や『宇宙戦艦ヤマト』、『宇宙海賊キャプテンハーロック』などの作品が、「松本零士 浮世絵コレクション」では浮世絵木版画として和のテイストで生まれ変わる。木版画を手掛けるのは、日本最高峰の手摺木版技術を誇る「竹笹堂」と、ベテランクリエーターを擁する「ひろた組」。さらに、人間国宝「九代目・岩野市兵衛」手漉き越前和紙や、美しすぎる書道家「涼風花」の題字によってその世界はさらに“伝統”の領域へと昇華される。和のテイストが効いた第1弾作品の数々全新作オリジナル6タイトルの中から、本記事では3タイトルを紹介。和テイストで蘇る作品は、画面から飛び出してきそうなほどの躍動感だ。「銀河鉄道テイクオフ」銀河鉄道999の、999をモチーフとした「銀河鉄道テイクオフ」は、今まさに宇宙へ飛び出す瞬間をとらえている。煙突の煙は舞う花びらとなり、希望の象徴として描かれた。敢えて人物を添えず、重量感たっぷりの1枚だ。「波上のアルカディア」「波上のアルカディア」は『宇宙海賊キャプテンハーロック』をモチーフとした葛飾北斎のオマージュ。アルカディア号はマッコウクジラ型ではなく、プレイコミックに連載された当時のオリジナル版を使用している。波の向こうに宇宙を描くことで新しい世界を開いた作品だ。「ヤマト幕末へ」通常、部署によってカラーリングされているヤマトの乗組員の制服を、新選組の時代へとタイムスリップさせた「ヤマト幕末へ」。さらに背景には花火を咲かせることで、さらに華やかな1枚へ。松本ならではの遊び心は、遠くに浮かぶ宇宙戦艦ヤマトに秘められている。期間限定エキシビジョン開催これら作品を展示する「松本零士 浮世絵コレクション エキシビジョン」が、日本橋三越にて2017年7月19日(水)から25日(火)まで開催される。販売は行われないが、各タイトルとも1,000枚限定という作品を目にすることが出来る貴重な機会となるだろう。【詳細】松本零士 浮世絵コレクション公式オンラインショップ:※光の加減により、商品の色合いが掲載画像と実際の商品と異なる場合あり。※100枚に1枚、松本零士直筆サイン入り。※全作シリアルナンバー入り(ナンバー指定不可)※この商品は予約商品。予約受付後約3カ月の発送猶予要。【限定エキシビジョン詳細】「松本零士 浮世絵コレクション エキシビジョン」会期:2017年7月19日(水)~25日(火)時間:10:30~19:30場所:日本橋三越本館3階 ライトウェル特設会場住所:東京都中央区日本橋室町1-4-1© 松本零士 © BROAD EXPERT/2017
2017年02月27日世界最大規模のコレクションに心奪われる太田記念美術館は、五代太田清蔵が蒐集した約12,000点を含めた約140,000点の浮世絵のコレクションを持つ世界有数の浮世絵を専門とする美術館。喜多川歌麿や葛飾北斎、歌川広重といった有名な浮世絵師たちの代表作はもちろんのこと、浮世絵の始まりから終わりまで、浮世絵の歴史を細部まで体験できる作品の数々が収蔵されています。そして、その膨大なコレクションの中から毎月異なるテーマの企画展が開催され、当時の娯楽を体験することができるのです。※上記作品は現在は展示を終了しています。浮世絵師の息遣いが現代によみがえる!2階ギャラリーでは浮世絵の制作工程が常時展示されています。実際に用いられていた道具や塗料も鑑賞することができ、浮世絵をより色濃く感じることができます。他にも、スライドを使った展示解説や浮世絵や江戸文化に関する講座、ビデオ上映なども開催されており、来場者が、より浮世絵に対する理解を深めれるように様々な工夫がなされています。原宿散歩の休憩に。喧騒を忘れて芸術鑑賞最新のファッションやアートがひしめく原宿で、江戸の文化に触れられる「太田記念美術館」。まるでそこだけ時間が止まったような、不思議な感覚を覚えます。原宿散策に疲れたら、「太田記念美術館」でエネルギーチャージはいかがでしょうか?取材・文/西尾 宇宙スポット情報スポット名:太田記念美術館住所:東京都渋谷区神宮前1-10-10電話番号:03-5777-8600
2017年02月24日歌川国芳の絵が、手触りふんわり「浮世絵手ぬぐい」奇抜で独特な世界観で国内外に数多くのファンを持つ歌川国芳。巨大な骸骨の妖怪が有名な『相馬の古内裏』や可愛い猫が描かれた『ねこ尽くし』など、そんな彼の有名な代表作があしらわれた手ぬぐいシリーズです。ふんわりとした肌触りも心地良く、歌川国芳好きにとってはたまらないグッズではないでしょうか。歌川国芳 浮世絵手ぬぐい(税込 648円)コレクションしたくなる美しさ! 「浮世絵絵はがき」お手頃な価格と豊富なバリエーションが魅力的なポストカード。家族、友人へのお土産としても、自分の思い出や記録を残すための記念品としてもピッタリ。気に入った絵や印象深かった絵のポストカードを是非見つけてみてください。浮世絵 絵はがき(税込 100円)真の浮世絵好きなら手に入れたい「複製浮世絵版画」忠実な製法で造り上げられた素晴らしい木版画。誰もが一度が目にしたことがあるであろう喜多川歌麿の『ビードロを吹く女』や葛飾北斎の『富嶽三十六景』など日本を代表する名作の数々が、江戸の技法を受け継ぐ職人技によって、最高のクオリティーで、時を超えて現代に蘇ります。複製浮世絵版画 (税込 14,040円)どれもこれもついつい欲しくなってしまうグッズばかり。素敵な思い出や記憶は、形として残しておきたいもの。お気に入りのグッズを探してみてください。取材・文/西尾 宇宙スポット情報スポット名:太田記念美術館住所:東京都渋谷区神宮前1-10-10電話番号:03-5777-8600
2017年02月24日東京都江戸東京博物館では、2017年2月18日(土)~4月9日(日)の期間中、特別展「江戸と北京 -18 世紀の都市と暮らし-」が開催されています。「萌葱地葵紋付小紋染胴服」徳川家康/所用[重要文化財]江戸時代・初期江戸東京博物館蔵本展では18世紀を中心に、江戸と北京のなりたちや生活、文化を展観し比較します。これまで清朝の芸術や宮廷文化に関する展覧会は数多くありましたが、北京の都市生活を江戸と比較する企画は、今回が初めて。展示を通して友好と相互理解を深める契機となりそうです。展示のみどころは?●江戸・北京の街並みを描いた絵巻の競演『万寿盛典』(康煕六旬万寿盛典図)清時代・1717年(康煕56)中国・首都博物館蔵江戸・日本橋の賑わいを描いた「熈代勝覧」と、乾隆帝 80 歳の式典に沸く北京の風景を描く「乾隆八旬万寿慶典図巻」、そして康熙帝 60 歳の式典を描いた「万寿盛典」を出陳し、同時代の江戸と北京を一目で比較できるようになっています。さらに絵巻に描かれるような当時の看板や商売の道具なども合わせて展示して、当時の風景を立体的に展観します。「権門駕籠」江戸時代江戸東京博物館蔵●それぞれの都市の生活・文化を比較展示歌川広重「名所江戸百景水道橋、駿河台」江戸時代・1857年(安政4)江戸東京博物館蔵商売、歳時、学問や遊びなどの様々なテーマをもとに資料を展示し、似ているようで違っている江戸と北京の生活と文化を比較します。それぞれの文化からみえる当時の暮らしも、興味深いですね。●首都博物館所蔵の名品も登場景徳鎮窯「青花御窯廠図磁器板」清時代・道光期(1821~1850)中国・首都博物館蔵首都博物館秘蔵のコレクションから、清代の芸術文化を伝える名品を展示。江戸の人々も憧れた絵画や陶磁器など、優れた美術品の数々が紹介されます。美しい芸術品から、当時の人々の文化を読み解きましょう。「明黄色納紗彩雲金龍紋男単朝袍(礼服)」雍正帝/所用清時代中国・故宮博物院蔵■開催概要展覧会名: 特別展「江戸と北京 -18 世紀の都市と暮らし-」会期: 2017年2月18日(土)~4月9日(日) 44日間※月曜日休館〈ただし、3月20日(月・祝)は開館、翌21日(火)は休館〉会場: 東京都江戸東京博物館 1階 特別展示室(東京都墨田区横網1丁目4番1号)お問い合わせ: 東京都江戸東京博物館 03-3626-9974(代表)公式HP
2017年02月21日十和田市現代美術館では、3月11日(土)~5月28日(日)の期間、村上隆キュレーションによる陶芸展「村上隆のスーパーフラット現代陶芸考」を開催する。アーティストとしてだけでなく、コレクター、キュレーター、ギャラリストとしての顔を持つ村上隆が、近年興味を持っているのが日本の陶芸。利休にはじまる茶の湯、柳宗悦を中心とした民藝運動、デパート陶芸からクラフトフェアまで、多様に展開する陶芸の世界から、日本の価値と美のありようを組み上げる村上隆の頭の中の陶芸史を初公開。2016年1月30日~4月3日まで、横浜美術館で開催された「村上隆のスーパーフラット・コレクション―蕭白、魯山人からキーファーまで―」は、約400点もの現代陶芸が出品され、そのスケールの大きさからも話題を呼んだ。本展では、村上コレクションから、青木亮、安藤雅信、村田森、小嶋亜創らの現代陶芸作家の作品に加え、奈良美智、小出ナオキ、青島千穂、大谷工作室、ガブリエル・オロスコ、ローズマリー・トロッケル、クララ・クリスタローヴァらの現代美術作家による陶芸作品など、28作家、約300点を展示する。本展に寄せて村上隆は次のようにコメントを発表している。「まさにいま、陶芸の世界は、アニメ・マンガと同じように、国外へ羽ばたく方向性の模索が始まった過渡期だと思います。(中略)今回チョイスするのは、僕が画商やコレクターとしての立場から、深いコミュニケーションを果たした作家さんたちです。海を渡っていく陶芸、もしくは日本の陶芸の引力圏内に残って更に深度を深めようとする陶芸。そういった変節点にある陶芸作品の未来の発展形を妄想してもらいたいと思います」(2016年12月 村上隆)昨年の横浜美術館での展覧会に続き、注目が集まる本展。ぜひ美術館に足を運んで鑑賞したい。(text:cinemacafe.net)
2017年02月12日