自閉症ってどんな障害なの?出典 : 自閉症(Autism)は先天的な発達障害のひとつで、社会性と対人関係の障害、コミュニケーションや言葉の発達の遅れ、行動や興味の偏りの3つの特徴が発達段階で現れると言われています。自閉症の人が登場する映画は、洋画・邦画問わずたくさんあります。自閉症がある主人公や登場人物が、物語のカギを握っていることもしばしばです。今回は、自閉症の人が登場・活躍するハリウッド映画やドキュメンタリー映画、日本ではあまり知られていない話題作をご紹介します。自閉症の人と周りの人々のふれあいを描く映画3作品最初に紹介する3作品は、自閉症のある人物と、偶然であった周囲の人々の関係を描いた映画です。オススメ映画1: 『ぼくはうみがみたくなりました』出典 : 自閉症の青年と看護女学生が繰り広げる心温まるロードムービー。看護学校に通う女子大生、明日美は学校をやめようか悩んでいた。一人でドライブに出た道中、ある青年と出会い、彼を海へと誘う。青年は自分の名前も教えてくれないし、一言もしゃべらない。はじめは退屈に感じていた明日美だったが、だんだん彼のことを、自閉症のことを理解していく。企画・原作・脚本の山下久仁明さんは、自閉症の息子を事故で亡くしています。この作品は「もっと自閉症のことを知ってほしい」という思いからできた自主製作映画で、全国の様々な場所で上映会が開催されました。特に自閉症の青年・浅野淳一を演じる伊藤祐貴(現在は改名して伊藤祐輝)さんの演技は非常に高く評価されています。自閉症について知識がある人も無い人も,ぜみ見てほしい作品です。この作品で自閉症に対する知識や理解が深まるというよりも,自分は人としてどう生きていこうかと考える機会になると思います。自閉症、発達障害というと、正しく理解してもらえず、誤解されがちな障害である。その障害のことを紹介しつつ、当事者の生きにくさ、支援者の苦労、偏見・差別、そられを、よくここまでまとめて作品にできたなと思う。監督: 福田是久出演: 大塚ちひろ、伊藤祐貴DVD参考価格: ¥4,104ぼくはうみがみたくなりました[DVD](Amazon)映画「ぼくはうみがみたくなりました」製作実行委員会オススメ映画2: 『スノーケーキを君に』出典 : アレックスは旅の途中、ヒッチハイカーのビビアンと出会う。アレックスはビビアンの人懐こさとユーモアに次第に心を開き始めるが、突然現れた雪上車が彼らの車に激突し、ビビアンは即死。罪悪感に苛まれるアレックスは、彼女の家族へ訃報を直接伝えに行くことにする。辿り着いた小さな町の実家には、娘の訃報に大した動揺も見せない自閉症の母親リンダだけがいた。日常を支えていた娘を失ったリンダが気に掛かり、アレックスはビビアンの葬儀の日まで町に滞在することを決意する。偶然関わり合った人たちが、お互いに心を癒し合いながら生と死を見つめ直していく。暗い過去を持つ主人公のアレックスが、リンダや周囲の人たちとかかわりながら成長していきます。最初は分かり合えなかったアレックスとリンダですが、アレックスは次第にリンダの感性を理解し始め、リンダも次第にアレックスを受け入れていく様子が素敵に描かれています。日本では劇場上映されていなかったため知名度は低いですが、とても心温まる作品です。監督: マーク・エバンス出演: アラン・リックマン, シガニー・ウィーバー, スコット・ウィックマンDVD参考価格: ¥3,000(輸入版・英語のみ)スノーケーキを君に[DVD](Amazon)オススメ映画3: 『ミリィ少年は空を飛んだ』出典 : 歳のミリィは、最愛の父を事故で亡くし、田舎町の小さな家に引っ越してきた。隣の家には、両親を事故で亡くした自閉症の少年エリックが住んでいた。学校からも社会からものけ者にされるエリックの友達になって欲しいと頼まれたミリィは、彼の心を開こうとするが…。少年と少女の心のふれあいが描かれたファンタジー映画です。80年代を代表するような青春映画として高く評価されています。自閉症について詳細に描かれているわけではありませんが、エリック少年の不思議な力や非日常的で美しい世界観、魅力的な登場人物たちに心癒されます。心閉ざしてしまった少年の、シリアスなストーリーの部分もあるけれど、優しい愛で接した少女とのふれあいが奇跡を呼ぶ。デリケートで、とてもきれいなファンタジー映画で、優れた作品だと思います。私にとって忘れがたい映画です。現代が忘れがちな大切なこと、優しく見る人に伝えてくると思います。監督: ニック・キャッスル出演: ルーシー・ディーキンズ, ジェイ・アンダーウッドDVD参考価格: ¥2,945ミリィ少年は空を飛んだ[DVD](Amazon)自閉症の子どもとその家族の絆を描いた、心温まる3作品次に紹介するのは、自閉症のある人物とその家族の関係を描いた3つの映画です。親子関係やきょうだい関係、また親族間での葛藤と歩みが描かれます。オススメ映画4: 『海洋天堂』出典 : 水族館で働くシンチョンは、泳ぐことが大好きな息子のターフーを男手ひとつで育ててきた。ある日、シンチョンはガンに冒され、余命がわずかであることを知らされる。残された時間で、自分が亡きあともターフーが一人で生きていける術を見つけなければならない。施設探しに奔走し、買い物の仕方やバスの乗り方などひとつひとつ息子に教えるシンチョン。そして最後に、息子にあることを伝える決意をする。障害のあるお子さんをもつ方であれば、誰でも心配する「親亡きあと」の問題について、真剣に向き合った作品です。監督のシュエ・シャオルー氏は、14年間自閉症支援施設でのボランティア活動をしており、このときの体験が元になっている映画です。自閉症の息子がいる父親役シンチョンを演じるのは、世界的アクションスターであるジェット・リー氏。脚本を読んでノーギャラでの出演を申し出るほどこの作品に感銘を受けたそうで、本作品ではアクションを封印して出演しています。私の住む地域では上映していなかったので、車で3時間もかかる映画館まで観に行った映画です。とても淡々と進んでいくストーリーですが、親の愛がたくさん詰まった物語でした。監督が14年間も自閉症の施設でボランティアをしていたというだけあって、ウソのない映画だったと思います。父親役のジェット・リーさんも、息子役の俳優さんもとても素晴らしかったです。私の子も、さらに重度の知的障がいを併せ持つ自閉症ですが、夫は、あの息子役の人は本当の自閉症なの?そんなハズはないよね、演技なんかできないものね。というほど違和感なく観る事ができました。親亡き後、障がいを持つ子の親がだれしも心配している事です。障がい者に関わっている人、少しでも興味がある人すべての人に観ていただきたいと思います。監督: シュエ・シャオルー出演: ジェット・リー, ウェン・ジャン, グイ・ルンメイ, ジュー・ユアンユアン, ドン・ヨンDVD参考価格: ¥4,104海洋天堂[DVD](Amazon)海洋天堂公式HPオススメ映画5: 『星の国から孫二人~「自閉症」児の贈りもの~』5年前に夫に先立たれた、作家の太田弓子は自分一人の人生を満喫し始めたばかり。しかし、娘・陽子の子どもである孫のかおるに自閉症の疑いがあるとの診断が降りる。動揺しつつも弓子は「かおるは、よその子とは違うかも知れないけど、発想は豊かだし…。あの子は星の国から来た子どもなのよ。」と、陽子を励ます。だが、陽子の義母の「こんな子はうちの血筋にはいない」という言葉は、これからの葛藤の日々を予感させるのに十分だった…。自閉症と言う見た目には分かりにくい障害について、家族や学校、地域の人々にどう理解してもらえるのか…障害のある子どものいる家族の視点から、その葛藤がよく描かれています。自閉症のお子さんがいる保護者の方なら共感できるシーンは多いのではないでしょうか。とても考えさせられた映画に思います。素晴しい作品に感動する反面、理解ある家族・地域がどれくらいいるかと思うと、大変苦労が多い現実に考えさせられます。自閉症ばかりでなく、地域の中で、子供が成長していく。人々の目で、子供を見守り、育てて行く事が大切と考えさせられました。監督: 槙坪夛鶴子出演: 馬渕晴子, 加藤忍, 比留間由哲, ミョンジュDVD参考価格: ¥15,000企画制作「パオ」(有)星の国から孫二人~「自閉症」児の贈りもの~オススメ映画6: 『くちびるに歌を』出典 : 舞台は長崎県の離島にある中五島中学校。産休に入る音楽教師の代わりに、数年ぶりに故郷に帰ってきたのは、美人な元ピアニストの柏木ユリ。嫌々合唱部の顧問になった柏木は、もともと女子だけだった合唱部に男子を入部させ、さらに混声での全国コンクール出場を決めてしまい、合唱部は大混乱に。柏木は、責任感の強い部長のナズナや、引っ込み思案だが合唱に魅せられた男子部員のサトルなど、15歳の生徒たちが人には言えない悩みを抱えており、みんなが一つになれる合唱に救いを求めていたことを知る。シンガーソングライターのアンジェラ・アキさんの楽曲「手紙~拝啓 15の君へ~」がモチーフになっている作品です。中学生の合唱部員たちはそれぞれさまざまな悩みを抱えています。男子部員の1人、サトルには自閉症の兄がいます。兄のことを思う気持ちがありながら、自分ができないことをどこかで兄のせいにしてしまう、15歳の少年の葛藤が繊細に描かれています。自閉症の兄役を演じているのは、ロックバンド「黒猫チェルシー」のボーカルである渡辺大知さんです。彼は役作りのために、実際に施設に行って自閉症の方たちと一緒にご飯を食べたり、仕事をしたり、遊んだりしたそうです。彼の演技やサトルと心を通わせるシーンは必見です。映画のテーマは人生の困難さです。15歳の少年少女たちが主人公で、少年は自閉症の兄を持ち、大切に思いつつも兄のせいで自分のしたいことができなくなっていると考えています。また、少女は大好きな母を病気で亡くし、父には捨てられています。それぞれに人生の困難を抱えていますが、演技やカメラで語られるその困難に対する感情が絶妙で、そしてとても自然に感じました。皆、真っ直ぐで一生懸命で、可愛い子たち!人一倍熱心なナズナは、家庭にある問題が…。透き通るような美声を持つ内気な男子、桑原。彼と自閉症の兄のサブエピソードが感動に一役買っている。自分が生まれてきた理由と兄への思いを綴った十五年後の自分へ宛てた手紙には、目頭が…。監督: 三木孝浩出演: 新垣結衣, 木村文乃, 桐谷健太, 恒松祐里, 下田翔大DVD参考価格: ¥4,104くちびるに歌を[DVD](Amazon)映画「くちびるに歌を」公式HPありのままの姿の自閉症を映し出す、ドキュメンタリー映画3作品次に紹介するのは、実際の事例をもとにしたドキュメンタリー映画3作品です。自閉症者を取り巻く日常の現実が描かれ、私たちの胸を打ちます。オススメ映画7: 『ちづる』出典 : 立教大学現代心理学部映像身体学科の赤﨑正和が、自身の卒業制作として撮影した作品。重度の知的障害と自閉症をもった赤﨑監督自身の妹・千鶴とその母を1年に渡り撮り続けた、みずみずしくも優しい家族の物語。最も身近な存在でありながら正面から向き合えなかった妹にカメラで対話した監督は、映画を撮り終える頃、家族との新しい関係を築きあげている自分に気づく。もともとは卒業制作として、担当教授や親しい友人たちだけに見てもらうために撮影された作品でした。しかし学内の上映会で大変な評判を呼び、立教大学の友人たちが「上映委員会」を結成。担当教授であり、映画監督・ドキュメンタリー作家である池谷薫さんの後押しもあって劇場公開に至りました。カメラの前でいつも通り天真爛漫にはしゃいだり、落ち込んだりと、ありのままの姿を見せてくれる千鶴さん。カメラを回しているのがお兄さんだからこそ、千鶴さんの素敵な表情が映し出されているのでしょう。これは“知的障がいと自閉症をもつ妹”の映画でもありますし、亡きご主人もふくめた、あるひとつの家族の物語でもあります。また、正和さんというひとりの青年の成長を(まるで、偶然のように)刻印した映画でもあると思いましたし、母親であり、ひとりの女性である久美さんの映画でもあると強く思いました。監督: 赤﨑正和DVD参考価格: ¥4,104ちづる[DVD](Amazon)ちづる公式HPオススメ映画8: 『彼女の名はサビーヌ』出典 : 女優サンドリーヌ・ボネールの初監督作品。自閉症でありながら、正確な診断を受けることなく、長期にわたる不適切なケアをうけた自身の妹に起きてしまった悲劇を公にした、心を揺さぶるドキュメンタリー。25年の歳月をかけて撮影された映像は、過去の生き生きとした若かりし頃の妹と、入院期間を経て施設に暮らす現在の彼女の「変化」を容赦なく見せつける。美しいサビーヌが年月を経て変わり果てていく過程には衝撃を受けます。監督のサンドリーヌは、この映画の目的を、「自閉症者のケアの現状について、公の機関に訴えること。少なくともその実態に目を向けてもらうこと」だと語っています。悲壮感をあえて排除し、淡々と「自閉症者と一緒に過ごす時間」を描かれた本作品は、第60回カンヌ国際映画祭監督週間に出品され、国際批評家連盟賞を受賞しました。監督のサンドリーヌが、「家族」としてだけでなく「監督」として妹を撮り続けたからこそ、この思いは果たされたといえるでしょう。自閉症の実妹を長年追ったドキュメンタリーである。今のサビーヌの不安に満ちたまなざしが印象的である。自傷や他害を繰り返し、過剰投薬の影響で太り、よだれを垂らし、不安定なままで日々を送るしかないサビーヌ。 彼女自身を含め、誰も解消できないところまで追い込まれてしまった状態を、見るしかない。多分、それしかできない。 いちばん苦しいのはサビーヌなのだ。 安定や穏やかさから遠く離れ、一度あったものを失い続けることはどんな状態であれつらいことだ。自閉症本人による手記が多々あり、自閉症をテーマにした映画も増えてきたが、これは下手な感動なんか呼ばないと思った。サビーヌの眼差しを通じて、こちらがどうすればよいのかを突きつけられる。そのために必死にこちらが受け取る必要がある。フランスは日本よりもはるかに手厚い福祉がある国だと勝手に思い込んでいましたが、この記録映画を観て、何も知らない自分を恥じました。本当に良い医療とは、福祉とは何なのだろうか、たとえ自分の親族や知人にサビーヌのような人がいないとしても、自分はどう考え、どう行動してゆけばよいのだろうか、などと、時に辛く重い気持ちになりながら最後まで観ました。監督: サンドリーヌ・ボネール出演: サビーヌ・ボネールDVD参考価格: ¥4,104彼女の名はサビーヌ[DVD](Amazon)オススメ映画9: 『able エイブル』出典 : アリゾナに住むキャサリンとマーク夫妻は、知的発達障害のある日本の少年2人をホストファミリーとして受け入れ、数カ月間、一緒に暮らすことを決めた。19才のゲン・ワタナベはダウン症、17才のジュン・タカハシは自閉症である。キャサリンとマークには、ほとんど障がいについての知識がない。果たして本当に2人と暮らしていけるのだろうか…。2人の少年が、言語も文化も違う異国の地で奮闘する様は、障害のある人々が持つ可能性を私たちに教えてくれます。ユーモアのある魅力的な2人の個性が映し出されています。「当初、小栗(監督)は、障がい者への注目を集めるために、たとえば映画『レインマン』のダスティン・ホフマンのように数を覚えることに際立った才能がある、また障がい者でありながら100メートルを10秒で走る抜ける、といった「出来る=able」が一目でわかるような登場人物を配した方がいいのではないかと逡巡したという。しかし、最終的に、小栗は、無口でどこも特別には見えないゲンとジュンを選んだ。誰か特別な障がい者の物語ではなく、どこにでもいる、でもそれぞれに特別な個性を持った少年の「可能性=able」の物語がこうして生まれた」監督:小栗 謙一出演:渡辺 元,高橋 淳, キャサリン・ルビ,マーク・ルビDVD参考価格:¥2,000 エイブル[DVD](Amazon)の会公式HP自閉症の人物の成長・活躍にハラハラドキドキする!2作品最後に紹介する2作品は、自閉症のある少年や青年本人の変化や成長にスポットを当てた映画です。オススメ映画10: 『マーキュリー・ライジング』出典 : ブルース・ウィリス主演のサスペンス・アクション。自閉症のある少年サイモンはある日偶然、国家の極秘コードを解読してしまう。事実を知った国家安全保障局にサイモンは命を狙われるが、ブルースウィリス演じるFBI捜査官アートが彼を守りながらともに逃亡する。アートはこの事件の背後にある大きな陰謀を嗅ぎ取るが…。この物語に登場する少年サイモンは、サヴァン症候群と言われる特性があり、人並み外れた高い認知能力を持っています。サイモン役を演じているマイコ・ヒューズの演技は、「本当に自閉症の子どもが演じているのではないか」と話題になるほどでした。自閉症に理解のある方が見ても納得のいく演技だと思います。自閉症についてもとても丁寧に説明されていて、かつハラハラドキドキしながら楽しく見ることのできる映画です。自閉症の小児は、情緒が内向的であり情緒不安定であるが、サヴァンとしてある種の特殊な能力を秘めていることは、他の映画でもよく描かれているが、サイモン役のマイコー・ヒューズ君の演技は、迫真に迫っており、天性の演技力を感じた。監督: ハロルド・ベッカー出演: ブルース・ウィリス, アレック・ボールドウィン, マイコ・ヒューズ, チ・マクブライド, キム・ディケンズDVD参考価格: ¥1,543マーキュリー・ライジング[DVD](Amazon)オススメ映画11: 『マラソン』出典 : 実話が元になっている韓国映画。主人公のチョウォンは、自閉症がある19歳の青年。走ることに何よりも喜びを感じている。母親のキョンスクは、チョウォンの走りの才能を伸ばそうと、かつての有名ランナーにコーチを依頼する。フルマラソン完走を目指すチョウォンと、それを必死に支える母親との感動ストーリー。母親ギョンスクの子育てには賛否両論ありますが、自閉症それ自体に加えて、自閉症の子どもを育てる大変さがとてもリアルに描かれています。息子に対して過保護になったり、逆に打ちひしがれてこりごりになったりする母親の様子が丁寧に描かれています。日本でも、この作品を原作としたTBS系テレビドラマ「感動ドラマ特別企画マラソン」(主演:二宮和也)が2007年に放映されました。冒頭で、医者が「自閉症は病気ではなく障害です」なぁんて正しいことを言う。しかも「自閉症児は意志の疎通が図れない」「だから家族が疲れます」と正確なことを言う。ちゃんと解った監督が作った映画です。だから、『治る』物語ではなく、『克服する』物語が展開します。・・・(中略)・・・主軸となるのは、母子の物語。というか、むしろ主人公は、この母親なのかもしれない。母親は、息子より1日後に逝くのが願い。しかし、その想いが息子を過保護にしたり、必要以上に物事を強いたり...。監督:チョン・ユンチョル出演:チョ・スンウ, キム・ミスク, イ・ギヨン, ペク・ソンヒョン, アン・ネサンDVD参考価格:¥4,104マラソン[DVD](Amazon)まとめ出典 : いかがでしたか?ひとくちに「自閉症」といっても症状や特徴は一様ではなく、また歩む人生も人それぞれであることが、映画で描かれる自閉症の人の姿を通して分かります。また、「天才児」というイメージで語られることもあるこの障害ですが、ドキュメンタリー作品は私たちに、世間のイメージとはまた違った自閉症の一面を伝えてくれます。映画を通して、自閉症の存在をもっと身近に感じたり、自閉症の人とその家族、周りの人々が抱える葛藤に共感したりと、新しい発見をしてみてはいかがでしょうか。
2016年12月02日俳優のベン・スティラー(50)が、2年前に前立腺がんと診断されていたことを明かした。医者に前立腺がんと診断された際、ベンはその予期せぬ診断にあっけに取られたという。4日にラジオ局シリウスXMの『ザ・ハワード・スターン・ショー』に出演したベンは「予期していなかったよ。そんなこと考えたこともなかったんだ」「まずはじめに一体何が起きるのかわからなかった。だからすごく怖かったね。全てが止まってしまったよ。だって将来何があるのかわからないから、映画に出演する計画も立てることができないからね」と当時の胸中を語った。ベンが前立腺がんの闘病生活について明かすことを決めた理由は、前立腺がん抗原検査を受けることへの意識を高めるためだという。妻クリスティン・テイラーとの間に娘エラ(14)、息子クイン(11)を持つベンは「前立腺がん抗原検査について話したかったんだ。このテストによって僕の人生は救われたと思うからね」「死亡する原因となるがんの中でこれは2番目なんだけど、完治することのできる可能性が高いがんの1つでもあるんだよ」と続ける。そんなベンは、『スクール・オブ・ロック』のマイク・ホワイトが脚本を手掛け、ブラッド・ピットの製作会社プランBがプロデュースを務める新作コメディ映画『ブラッズ・ステイタス』に出演することが決まっている。同作品の中でベンは、幸せな家庭を築き、素晴らしいキャリアを持ちながらも昔の同級生の生活に嫉妬心を抱く主役のブラッドを演じる。その一方でベンは、ダスティン・ホフマンとアダム・サンドラーと共演した『ザ・マイロウィッツ・ストーリーズ』の撮影が終了したばかりだ。(C)BANG Media International
2016年10月06日ドリームワークス・アニメーションが製作する大ヒットシリーズの第3弾『カンフー・パンダ3』。今年1月に全米で公開されたばかりの本作が、日本では劇場未公開ながら、Netflixにて独占配信されることになった。カンフー・マスターとして、平和の谷を守るジャイアントパンダのポー。そんな彼の前にある日、生き別れとなった実の父が現れ、ポーは夢にまで見たパンダ村を訪れることに。しかし、幸せなときもつかの間、カンフー・マスターたちを倒して中国全土を征服するため、魔界から舞い戻った雄牛のカイが平和の谷を襲撃。次はパンダ村に襲いかかろうとしていた。ポーはカイを迎え撃つため、自らが師匠となり、村のパンダたちにカンフー指導を始めるが…。本作は、『マダガスカル』シリーズ、『シュレック』シリーズなどを生み出してきたドリームワークス・アニメーションの製作で、伝説のカンフー・マスター、ジャイアントパンダのポーの冒険を描くアクション・コメディ・アニメーション。第3弾となる最新作では、生き別れた実の父と再会し、パンダ村を訪れたポーが、新たな強敵を倒すために“カンフー・パンダ軍団”の指揮を執る“師匠”へと成長を遂げる様子を、例によってユーモアたっぷりに描き出す。全米では1月29日に劇場公開され、初登場1位を記録。中国ではアニメ―ション映画として歴代興行収入No.1(公開当時)を記録したほか、全世界5億ドル超えの大ヒットに。『カンフー・パンダ』(6億3300万ドル)、『カンフー・パンダ2』(6億6570万ドル)に続き、シリーズ3作の全世界累計興行収入は18億ドル超えを果たしている。日本でも、『カンフー・パンダ3』の公開を待ち望むファンの声が上がっていたが、ついにNetflixで日本上陸することになった。本作といえば、豪華な声優陣でもお馴染み。主人公のポーを『スクール・オブ・ロック』『ホリディ』のジャック・ブラックが演じるほか、『レインマン』『クレイマー、クレイマー』などで知られるアカデミー賞俳優ダスティン・ホフマンがシーフー老師、アンジェリーナ・ジョリーがマスター・タイガー、ジャッキー・チェンがマスター・モンキー、ルーシー・リューがマスター・ヘビ、セス・ローゲンがマスター・カマキリを続投。さらに今回、新キャストとして、人気ドラマ「ブレイキング・バッド」シリーズ、『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』のブライアン・クランストンが息子を探すジャイアントパンダのリー役を演じるほか、『セッション』のJ・K.シモンズが強敵の雄牛・カイ役、そしてケイト・ハドソンがヒロインのパンダ・メイメイ役として加わり、ポーの成長譚を盛り上げる。なお、Netflixでは『カンフー・パンダ』『カンフー・パンダ2』のほか、『カンフー・パンダ:秘密コレクション』『カンフー・パンダ ホリデイ』『カンフー・パンダ 秘密の巻物』も配信中。関連作もまとめて鑑賞することができる。『カンフー・パンダ3』は8月19日(金)よりNetflixにて日本独占配信スタート。(text:cinemacafe.net)■関連作品:カンフー・パンダ 2008年7月26日より全国にて公開(C) 2008 DreamWorks Animation L.L.C. All Rights Reserved.
2016年08月13日テレビドラマ『MR.ROBOT/ミスター・ロボット』で大ブレイクしたラミ・マレクが、リメイク版『パピヨン』に出演することになった。役柄は、1973年のオリジナルでダスティン・ホフマンが演じたルイ・ドガ。スティーヴ・マックィーンが演じたパピヨンの役には、チャーリー・ハナムが決まっている。その他の情報脚本は『プリズナーズ』を書いたアーロン・グジコウスキ。監督はマイケル・ノア。撮影は9月にスタートする。マレクは現在、『MR.ROBOT/ミスター・ロボット』第2シーズンに出演中。このドラマで、エミー賞主演男優部門(ドラマシリーズ部門)にノミネートされている。ハナムの次回作は、ジェームズ・グレイ監督の『The Lost City of Z』。今作は、この秋のニューヨーク映画祭でクロージング作品として上映されることが発表になったばかりだ。共演はロバート・パティンソン、トム・ホランド。ブラッド・ピットもプロデューサーに名を連ねる。文:猿渡由紀
2016年08月04日ベン・スティラーが『Brad’s Status』に主演の交渉をしているようだ。監督は『スクール・オブ・ロック』『ナチョ・リブレ/覆面の神様』の脚本を手がけたマイク・ホワイトで、脚本も書き下ろした。その他の写真主人公ブラッド(スティラー)は、仕事も家庭も順調だが、学生時代の同級生のように成功しなかったという劣等感をもっている。大学進学を控える息子を、志望校の見学に連れて行くべく東海岸を旅行したブラッドは、その劣等感と立ち向かうことになるという物語らしい。撮影は9月にスタートする。スティラーの最新作は、監督と主演を兼任した『ズーランダー2』。最近、ノア・バームバックの次回作『The Meyerowitz Stories』を撮り終えたところ。共演はアダム・サンドラー、ダスティン・ホフマン。文:猿渡由紀
2016年07月14日自転車レースの最高峰「ツール・ド・フランス」で前人未到の7連覇を遂げたランス・アームストロング選手。世界を熱狂させた彼の、“黒いうわさ”=ドーピング疑惑に迫った実録ドラマ『疑惑のチャンピオン』の、センセーショナルな予告編が完成した。サイクルロードレースの世界最高峰「ツール・ド・フランス」で7連覇を達成したランス・アームストロング(ベン・フォスター)。彼は25歳で発症したがんを克服して1999年~2005年にその偉業を成し遂げた。その後、がん患者を支援する慈善活動にも尽力し、まさに世界中の熱狂と尊敬を集めるスーパーヒーローだった。しかし、ひとりのジャーナリストが、この絶対的王者につきまとう薬物使用疑惑を執拗に追及する。やがてスポーツ界を震撼させる衝撃の真実が次々と明るみになり…。サンデー・タイムズ紙記者で、「スポーツライター・オブ・ザ・イヤー」4度受賞を誇る、デイヴィッド・ウォルシュのノンフィクションを基に描かれる本作。世界最高峰の自転車レースで成し遂げられた偉業の陰に潜む、世界を震撼させる衝撃の事実に迫る作品として、映画ファンのみならず、ロードサイクルファン、スポーツファンの間でも話題を呼んでいる。今回解禁された予告映像では、実際のレースの映像を交えながら、緊張感みなぎる語り口でドーピングの手法が生々しく明かされており、勝利に執着するあまり倫理を踏み外していった、超人・アームストロングの“光と影”をまざまざと示す、センセーショナルな映像となっている。また、脇を固めるクリス・オダウド、ギョーム・カネ、ダスティン・ホフマンら実力派俳優たちの姿も目にすることができる。あわせて解禁されたメインビジュアルでは、アームストロング役のベン・フォスターが強いまなざしでこちらを見つめる姿に重ね、「カリスマ」「ヒーロー」「レジェンド」、そして「ペテン師」という、刺激的な文字が浮かんでいるのが目を引く。人間の尽きせぬ欲望や虚栄心をあぶり出した普遍的な作品としても胸に響く、センセーショナルな実録ドラマ『疑惑のチャンピオン』。まずはこちらの予告編から、その真実の一片を覗いてみて。『疑惑のチャンピオン』は7月2日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月12日女優の中谷美紀が4月1日(金)、東京・渋谷のパルコ劇場で舞台「猟銃」のゲネプロを実施。共演するロドリーグ・プロトー、演出を手がけるフランソワ・ジラールとともに2011年以来の再演に意欲を燃やした。日本の誇る文豪・井上靖の名作小説を原作に2011年、中谷さんが初舞台を踏んだ「猟銃」を5年ぶりに再演。ある男の13年間にわたる不倫の恋を、妻、愛人、愛人の娘から届いた三通の手紙によって浮き彫りにする。中谷さんは1人3役に挑み、初演に続きプロトーが台詞のない“フィジカル・アクター”として、抜群の身体能力で“男”を象徴的に演じる。「(初演から)5年を経て、さまざまな経験をし、少しは人間的にも成長したいま、改めて魂をこめて大切に3役を演じたい」と中谷さん。印象に残る台詞は「あなたは、愛することを望みますか。それとも愛されることを望みますか?」だといい、「人間にとって、永遠のテーマであり、いまだに答えを探している。愛とは何かを問いかける舞台」と語っていた。舞台は90分間ほぼ中谷さんの独白スタイルで進み「台詞量も膨大ですし、挫折しそうになったことも。『延期してもらおうかな』『舞台を美輪明宏さんにお譲りしようかしら』と思ったほどですが、プロデューサーから『じゃあ、別の女優で再演する』と言われてしまい…」と苦労を明かした。共演するプロトーは「すばらしいアーティスト。おかげでいい芝居をさせてもらっている」と中谷さんを絶賛。国際的な演出家であり、映画監督として中谷さんが出演した『シルク』、ダスティン・ホフマン主演の<a href="">『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』</a>などで知られるジラール氏も「女優として次のステップに進んだ中谷さんと一緒に、限りない深みがある『猟銃』の終わりなき探究を続けられるのがうれしい」と再タッグの喜びを語った。舞台「猟銃」は4月2日(土)からパルコ劇場で上演。(text:cinemacafe.net)
2016年04月01日米BOX OFFICE MOJOは1月29日~1月31日の全米週末興業成績を発表した。『Kung Fu Panda 3(原題)』が初登場1位。ドリーム・ワークス製作の人気アニメ"カンフー・パンダ"の3作目で、前作に続いてジェニファー・ユー監督がメガホンを取る。ジャック・ブラック、ダスティン・ホフマン、ゲイリー・オールドマンなど豪華キャストが新作でも声優として集結し、カンフーで世界を救う主人公のパンダが新たな強敵に立ち向かう。前週首位の『レヴェナント: 蘇えりし者』は2位に、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』も2位から3位へ転落した。4位は初登場の『ザ・ブリザード』がランクイン。アメリカ西海岸で発生した巨大タンカーの遭難事故の沿岸警備隊員による過酷な救出劇の実話を映画化した作品で、"スター・トレック"シリーズのクリス・パイン主演で、『ラースと、その彼女』『ミリオンダラー・アーム』のクレイグ・ギレスピーが監督を務める。その他2015年に映画化された、E・L・ジェイムズによる大ベストセラー官能小説『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』をパロディ化したコメディ『Fifty Shades of Black(原題)』が9位に初登場している。北米週末興行成績TOP 10(1月29日~1月31日)
2016年02月01日本年度アカデミー賞3部門を受賞した『セッション』で注目を集めるマイルズ・テラー主演の『きみといた2日間』から、この度本作の本編映像が一部公開された。ニューヨーカーのメーガンは、彼にフラれ、就職もできず、ルームメイトからは部屋を出て行ってほしいといわれ、八方塞がり状態。そんな現状を変えるため、ウェブサイト「ロマンス.com」で知り合った彼アレックと一晩を過ごすことに。しかし、彼の部屋で目覚めて朝になるとブリザードが街を襲い大雪で外へ出られなくなっていた。メーガンは仕方なくもう一晩泊まることになるが――。本作の主人公アレックを演じるのは、『セッション』、『ダイバージェント』シリーズ、『ファンタスティック・フォー』など話題作への出演が相次ぎ、いま最も注目すべきイットガールならぬ“イットボーイ”のマイルズ。今回、恋に不器用な青年を演じ、新たな一面を見せてくれている。そして、アレックと恋に落ちるヒロインのメーガンを演じるのは『ウォーム・ボディーズ』でヒロインの親友を演じ、『ラブ・アゲイン』で長編映画デビューを果たし、批評家たちから好評を得るアナリー・ティプトンが好演する。さらに、監督には往年の名作であるダスティン・ホフマン主演『卒業』でアカデミー監督賞を受賞した巨匠マイク・ニコルズの息子、マックス・ニコルズがメガホンを取る。本作が長編初監督作品であり、今後の活躍が注目されている人物だ。そして今回解禁された映像は、ヒロインのメーガンが彼氏にフラれ落胆する中、恋活サイトでマイルズ演じるアレックに出会うシーン。お互いの初顔合わせがPCのモニター越しという、いかにも現代的な出会い方をする2人。マイルズは、自分の部屋を「おとぎ話の魔法の国みたいだろ」と冗談交じりに紹介するなど、『ファンタスティック・フォー』の超真面目キャラクターから一転して、いまどきの青年を演じ新たな一面が見られるそんな映像となっている。昨日までお互いの人生に全く関わり合いの無い、赤の他人だった2人。果たして彼らは“運命の恋人”になれるのだろうか。全てをなくした女の子が見つける新しい恋を目撃してみて。『きみといた2日間』は12月23日(水・祝)より新宿武蔵野ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年12月04日スペインの名門レザーライフスタイルブランド・ロトゥセ(LOTTUSSE)が、シューズのメイド・トゥ・オーダーサービスを実施する。メンズは10月28日から11月10日まで伊勢丹新宿店メンズ館地下1階の紳士靴市場にて、レディスは11月3日から10日まで伊勢丹新宿店本館2階の婦人靴売場にて行われる。同サービスは、マヨルカ島で138年に渡り継承されてきたクラフトマンシップから生み出される伝統的なグッドイヤーウェルト製法によるシューズを、メイド・トゥ・オーダー出来るというもの。スタイルはウィングチップ、プレーントゥの2型(ともに9万5,000円から)となっており、カラー、ソールの種類もタブレットで選ぶことが出来る。また、ソールへの刻印も可能。11月7日、8日にはマヨルカ島から職人が来日し、デモンストレーションも行う予定だ。ロトゥセは、7年に及ぶイギリスでのグッドイヤーウェルト製法の靴作り修行を終えてマヨルカ島に戻ったアントニオ・フルシャが、スペインで一番の靴作りを目指して腕の良い職人達を集め、1877年に創業したレザーライフスタイルブランド。アントニオ・フルシャは、インカの街に銅像を建てられている他、通りの名称にもなっており、“マヨルカ島の靴作りの父”としてその功績を讃えられている。2代目のロレンツォは直営小売店舗を出店した他、1929年にはバルセロナ万博で金賞を受賞。3代目のアントニオはインターナショナル事業を強化し、一族としてCAMPERやリゾートホテルチェイン・IBEROSTARも創業した。現在は4代目が伝統のもの作りを継承しており、スペイン、ドイツ、米国、中国にてショップを展開中。その他、250ヶ所以上の専門店でも取り扱われている。また、ロトゥセは英国バッキンガムパレスの衛兵向けのグッドイヤー仕様のブーツも生産しており、マヨルカ島出身のテニスプレイヤーであるラファエル・ナダルや、ロジャー・フェデラーを始め、スペインのプロゴルファーであるミゲル・アンヘル・ヒメネス、マイケル・ダグラス、ロバート・デニーロ、ダスティン・ホフマンなどの著名人にも愛用されている。
2015年10月16日英国バレエを代表する振付家、ピーター・ダレルによる『ホフマン物語』。日本での上演機会が少ないこの作品を、新国立劇場バレエ団が今シーズンのオープニング作品に選んだ。昨年から新国立劇場の舞踊芸術監督に就任した大原永子は、ダレルが設立したスコティッシュ・バレエで長くプリンシパルを務め、「ダレルのミューズ」とも呼ばれたダンサー。今作に登場する3人の女性すべてを踊った経験もある。ダレルの薫陶を受けた彼女が、新国立劇場バレエ団にその踊りを直伝する。【チケット情報はこちら】『ホフマン物語』はバレエでは珍しい、男性が主役の物語。タイトルロールのホフマンを演じる男性ダンサーは、ひとりで20代から初老までの年代を演じることとなる。また、1幕では人形オリンピア、2幕では病弱なアントニア、3幕では魔性の女ジュリエッタと、それぞれの幕でホフマンがまったく違うタイプの女性に恋をするため、観客は幕ごとに変わる3人の女性ダンサーによる多彩な踊りを楽しむことができる。「3作のまったく違う演目を観ているような気分になるのが『ホフマン物語』の魅力。悲劇でありながらファンタジックな部分もあり、ビジュアル的な要素にも優れている作品です。今回は衣裳も装置も新制作で、すばらしい世界をお届けできると思います」と自信をのぞかせる大原。今回は大原はもちろん、ダレルの振付を世界中で教えているコレオロジストのジュリー・ヘイドンも参加する。ホフマンを踊る福岡雄大は「一幕ごとに違う女性に恋をしては振られる役。幕ごとに異なった表現ができれば」と意気込む。アントニア役のプリンシパル小野絢子は「先日、ジュリーさんがひとりひとりの役に関して時代背景や性格などを話してくださいました。アントニアはどんな性格か、理解して踊りたい。そして今この時期に、このバレエ団に『ホフマン物語』を持ってきてくださったことに感謝したい」と感慨深げ。同じくアントニアとジュリエッタの二役を踊るプリンシパルの米沢唯は一転、「ジュリエッタは自分の髪で演じることになるのですが、人生初のパーマをかけるのが楽しみです」と会場を笑わせた。「私はバレエに行き詰っていたときにダレルに出会い、“私が踊りたいバレエがここにあった!”と感じました。彼がいなければ今の私はありません。かつての私のように、今回のダンサーたちにも今作を通じて何かを見つけてほしいと思います」と語る大原。新しい「ホフマン物語」の歴史がいまはじまろうとしている。公演は10月30日(金)から11月3日(火・祝)まで東京・新国立劇場 オペラパレスにて上演。チケットは発売中。取材・文:釣木文恵
2015年09月11日この9月、奇しくも、“次世代を担う天才子役”が演じる少年たちが、ある出会いを通じて力強く生きていく姿を魅せる映画が、3週連続で公開される。この3作品に共通するのは、彼らが自分たちの前に立ちはだかる脅威と懸命に闘っていること。そんな少年たちが大人に伝えてくれる、人生の切り開き方に迫った。1.少年VSコドモなジジイ『ヴィンセントが教えてくれたこと』9月4日(金)公開の『ヴィンセントが教えてくれたこと』は、人生に空しさを感じ始めていた“不良老人”が、年の離れた少年との友情を通して、もう一度“生きる力”を取り戻していく物語。アルコールとギャンブルをこよなく愛する、ちょい悪オヤジのヴィンセントを演じるのは、ビル・マーレイ。2015年ゴールデン・グローブ賞で「作品賞」「主演男優賞」(コメディ/ミュージカル部門)にWノミネートされた。本作で少年オリバーが闘うのは、アルコールとギャンブルにおぼれ、口を開けば毒舌を連発する偏屈老人ヴィンセント。大人になりきれないコドモなヴィンセントに、大人な子ども、オリバーは悪戦苦闘する。このオリバーを演じるのはジェイデン・リーベラー。ビル・マーレイ相手に堂々と渡り合った彼は、ラスベガス映画批評家協会賞始め、数々の「ベスト子役賞」を獲得している。2.少年VS限られた時間『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』翌9月11日(金)に公開となる『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』は、厳しい生活環境下で生き抜いてきた少年が、突然の事故をきっかけに米国一のエリート少年合唱団を有する私立高に入学し、才能を開花させ、自身の人生を切り開いていく感動のドラマ。少年合唱団を率いるベテラン団長を2度のオスカーに輝くダスティン・ホフマンが演じる。本作で、少年ステットが対峙するのは“時間”。これはステットだけではなく、少年合唱団員全員に言えることで、ボーイ・ソプラノは永久的に出せるものではなく、少年から大人になるまでのわずかな間だけしか出せない“奇跡の歌声”であるからこそ。夢の舞台を目指しながらも、いずれは終わりが訪れる才能の儚さが秀逸に描かれている。ステット役のギャレット・ウェアリングは、本作が長編映画初出演となったが、それまでモデルとしても活躍し、プリティーン男子モデル賞などを獲得。早くもハリウッドでは、近年まれに見る天才子役と言われ、「リバー・フェニックスの再来なのでは?」と注目を集めており、先日の来日でも話題を呼んだ。3.少年VSアルプス『ベル&セバスチャン』最後に、9月19日(土)公開の『ベル&セバスチャン』は、第二次世界大戦中のナチス占領下のフランスで、ユダヤ人家族を救うため、冬の“アルプス越え”に挑む孤児セバスチャンと野犬ベルの絆を描いた感動物語。孤児セバスチャンが闘うのは、極寒の冬のアルプス。第二次大戦下、山の麓の小さな村で暮らすセバスチャンは、野犬ベルと共にまだ見ぬ母親の帰りを待っていたが、ナチスの捜索の手が伸び、ユダヤ人一家を救うため、道案内人として危険な冬のアルプス越えに命がけで挑む。本作でセバスチャンを演じるのは、2,400人の候補者の中から選ばれた新星フェリックス・ボシュエ。無邪気さとたくましさをあわせ持つ少年を素直な感性で見事に演じ、ベル役の真っ白で大きなグレートピレニーズとの絶妙なコンビネーションを観客を魅せている。純粋な心を持つ少年たちが、素直にまっすぐな眼差しで前を向いて進む姿は、観ている私たちが多くのことを学ばされるかも…。天才子役たちの期待を裏切らない名演は必見だ。(text:cinemacafe.net)
2015年08月31日日本でも大ヒットした海外ドラマ『glee』でメガネと車いすがトレードマークの青年アーティを演じた俳優ケヴィン・マクヘイルが、1人の少年の合唱団での成長を描いた『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』(9月11日)で合唱団の教師ウーリー役を熱演している。『glee』では生徒役だったケヴィンだが、今回は生徒たちを温かく見守る教師として、新たな一面を披露。このたび、本作での役作りや撮影の裏話について明かした。ケヴィンはウーリー役へのアプローチについて「僕には姪や甥がたくさんいるんだ。"クールな叔父さん"が僕の自慢だ。だからそういうふうに考えた。そういう力関係ならわかるしね」と説明し、「楽しかったよ。子供たちはすごい才能の持ち主なんだ」とコメント。ウーリーと子供たちとの関係は「ほかの教師たちとは違う」と言い、「年齢がずっと近いし、生真面目に教えようとはしていない。彼は子供たちに笑いと楽しい時間を提供したい。それに基礎を習う時はそんなに真剣じゃなくてもいい。でも進級するごとに、もっと真剣に学び、もっとプロ意識を高めなくてはならない。そこが面白い。僕はある意味間抜けた教師だからね」と語る。また、「ダスティン・ホフマンやキャシー・ベイツやエディ・イザードとの共演は夢のようだ。鳥肌が立つよ」と豪華キャストとの共演に興奮。「現場ではクールに演じようとしたけど、できっこないよ。みんなをだまして大人ぶってる高校生みたいに感じる」と振り返り、「僕の人生で一番超現実的な経験」と表現した。そして、「指揮を習うのは怖かった。概要だけ習って、実際に本当のアメリカ少年合唱団を指揮したんだ。とても怖かった」と指揮をした感想を伝え、「ダスティンとエディと僕はビクビクしていたよ。でもあの2人がビクついたら、僕はどうすればいいんだ?」とコメント。アメリカ少年合唱団についても、「あんなにプロフェッショナルな子供たちは初めて見たよ。どうしたらあんなにできるのか。彼ら全員上品にうなずき、無駄口をきかず、長時間立っていられる」と語り、「最高の子供と共演できてとても楽しかったよ」と振り返る。フランソワ・ジラール監督のことも「狂気の天才だ」と絶賛。撮影時にダスティンが「いいね、彼の演出法はいい。だって色を重ねるから」と言ったエピソードを伝えた上で、「フランソワは、どのシーンでも一つのやり方をしない。誰かに即興や何か違うことをするアイデアがあれば、彼は全部受け入れる。だからどのテイクも僕たちは何か違うことをして、できるだけリアルにし、キャラクターならどうするかを考える。脚本にないことでも、『これをやろう、あれをやろう、カメラを動かそう』と言う。彼はシーンにできる限り本物の命を吹き込みたいんだ」と明かす。さらに、「とても情熱的だ。どんなにささいなシーンでも彼はとても大事にする。それが全員に伝染する。素晴らしい仕事の仕方だ」と続けた。(C)2014 BOYCHOIR MOVIE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.(C)Myles Aronowitz 2014
2015年08月27日2度のアカデミー賞に輝くダスティン・ホフマンを迎えて贈る、9月に公開が決定した『ボーイ・ソプラノただひとつの歌声』。本作には、ドラマ「glee/グリー」でおなじみのケヴィン・マクヘイルが合唱団の教師として出演している。そんな本作からケヴィンの合唱指導映像が公開された。複雑な家庭環境に育ち、トラブルばかり起こしていた少年ステットだが、実は類まれな美声の持ち主だった。そんな彼に飛び込む名門少年合唱団への入学。そこで少年たちの育成を任されているのは、厳しい指導で知られているカーヴェル。彼は若い頃に才能を否定され、指導者の道に入った過去があり、才能がありながらも、無駄にしているステットに対して厳しく接する。楽譜も読めず同級生たちからのいじめに遭いながら、カーヴェルの導きにより、次第に“歌う”事に魅了されていくステット。そんなとき、由緒正しいコンサートでソロを歌うチャンスが与えられる――。本作では、ベテラン教師でいまなお衰え知らずの頑固な合唱団団長カーヴェルに、ダスティン・ホフマン、天才少年シンガーのステットを演じるのは新人若手俳優ギャレット・ウェアリング。さらに海外ドラマ「glee」で全シリーズ通して出演した、車椅子とメガネがトレードマークの青年アーティ・エイブラムス役のケヴィン・マクヘイルも教師ウーリーとして出演。「glee」では合唱部の生徒役を演じたケヴィンが今回演じたのは、エリート少年合唱団を指導する教師。孤独な少年ステットのために闘ってくれる若い教師ウーリーを熱演している。今回解禁となったのは、ウーリーが、ステットをはじめ、生徒たちに発音の練習を指導するシーン。生徒たちはニック・ペイジの「ニシュカ・バニャ」を課題曲に腹式呼吸の練習を行う。喉から声を出すステットに“まるでカエルだ”と言いながら厳しくも温かく指導するウーリーは、まさに「glee」で学んだことを次代に受け継ぐかのような熱心な面持ちだ。声変わりするまでのごく短い時間、天から与えられた声を持つ少年合唱団で、一人ぼっちの少年が厳しい指導者との出会いによって成長し、運命を切り開いていく姿を描いた本作品。若い頃音楽を学び、挫折した経験を持つダスティン・ホフマンの自伝的映画ともいえる本作は、子ども時代の束の間の美しさと時間の奥深い力を思い知らされる不屈の魂から生まれた、奇跡の物語だ。『ボーイ・ソプラノただひとつの歌声』は9月11日(金)TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年08月27日2度のアカデミー賞に輝くダスティン・ホフマンと注目の新人俳優ギャレット・ウェアリングが、少年合唱団のベテラン団長と自らの才能を開花させていく天才少年を演じる映画『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』。このほど、本作をいち早く鑑賞した中谷美紀、BONNIE PINKら各界の著名人から絶賛の声が到着。また、数々の音楽作品を手がけてきた本作のプロデューサー、ジュディ・カイロが語るコメントも到着した。本作は、複雑な家庭環境に育った孤独な少年が、突然の事故をきっかけに米国一のエリート少年合唱団を有する私立高に入学し、ベテラン合唱団団長と出会い、人生を切り開いていく感動のドラマ。大空に舞い上がるような高音域で人々を魅了する13歳ごろまでの少年の歌声は、その時代だけに与えられた束の間の美しさと、奥深い力を放つ。ベテラン教師でいまなお衰え知らずの頑固な合唱団団長カーヴェルに、ダスティン・ホフマン。そして天才少年シンガー、ステットを演じるのは、新人若手俳優ギャレット・ウェアリング。『レッド・バイオリン』(’98)でアカデミー賞「作曲賞」を受賞したフランソワ・ジラールがメガホンを取った。現在、マスコミ関係者向けに行われている本作の試写会は連日、満席が続いており、予約で数十席が埋まるほどの人気ぶり。そして、音楽に精通した著名人を始め、役者、ジャーナリスト、タレント、キャスターと著名人たちから幅広い支持を得て、応援コメントが続々寄せられている。本作でプロデューサーとして名を連ねるジュディ・カイロは、TVミニシリーズ「ELVISエルヴィス」、『クレイジー・ハート』など音楽作品を多く手掛けてきた敏腕プロデューサー。彼女は、本作が多くの人々から共感を得る理由について、「素晴らしいメッセージがあるからだと思う。どの子どもにも輝くチャンスがある。自分の声を見つけ、人生の目標が何であってもそれに到達し、大きな夢をみるチャンスがある。それがこの映画で語っていることなの」と明かす。たぐいまれなる美声という自らの才能を、団長や仲間とのかかわりの中で開花させていくステット少年を体現してみせた新星ギャレットについては、「発見だったわ。素晴らしい子なの」と絶賛。「彼は美しい声と、素晴らしい人柄の持ち主で、監督のいうことをよく聞く。きっとスターになると思うわ」と太鼓判を押している。<著名人コメント抜粋>鳥越俊太郎(ジャーナリスト)「久し振りに心を揺さぶられ、心を洗われ深い感動を覚えた、そんな映画だ。変声期の前に束の間だけ訪れるボーイソプラノの天使の声。問題児だった主人公が歌うメサイアのソロが哀切に胸に響く」BONNIE PINK(シンガーソングライター)「少年のフラジャイル(壊れやすい)な心が、歌という力を得てみるみると強くなっていく。私も小学校の合唱団出身なので、鞭打たれた思い出と重なってジーンと来ました。ボーイ・ソプラノに心洗われた後なら、ファルセットのhigh Dも出るかも!是非お試しあれ」中谷美紀(女優)「孤独な少年の心が少しずつほどけていく姿と、情感あふれる歌声。ただそれだけをシンプルに描いたこの作品に、思わず涙させられました」鎌谷悠希(「少年ノート Days of Evanescence」「隠の王」漫画家)「いまの声を失った未来の自分と自信を、今の声が育んでいる―――。儚く美しい、圧倒的な魅力がボーイソプラノにはあります。それがゆえに心を揺らがせる少年達の想い、見つめる大人達の想いそれぞれが内包されたメサイアのあの合唱を、聴衆のひとりになって何度でも聴いていたい!」『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』は9月11日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月20日ダスティン・ホフマン主演の映画『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』のフランソワ・ジラール監督と、劇中で天才的な歌の才能を持つ少年を演じたギャレット・ウェアリングが来日。8月4日(火)に行われた試写会の上映後に舞台挨拶を行った。孤独な少年が全米一の合唱団を率いる指導者との出会いを経て、変声期前の限られたわずかな期間しか出すことのできないボーイ・ソプラノの奇跡の歌声に青春を捧げ、成長を遂げていくさまを描く。初来日となったギャレットくんは開口一番、覚えたての日本語で「来テクレテ、アリガトウ!」と挨拶し喝采を浴びる。日本で見るもの、食べるもの全てが珍しく、楽しいようで「ポッキーやコアラのマーチを食べました!街のあちこちにドラえもんがいるし面白い!おみやげに買い占めて帰りたいです(笑)。I LOVE JAPAN SO MUCH!!」と満面の笑顔を浮かべる。そんなギャレットくんをジラール監督は絶賛。オーディションで長編映画初出演となる彼を抜擢したが「素晴らしい俳優の誕生に立ち会えたことを幸せに思います。寡黙で孤独な少年の役でしたが、それを演じるには内面性が必要です。彼の年代でそれを有し、それを表現できる俳優はほとんどいません。彼は言葉や動きなしで、佇まいで少年の内面を表現してくれました」と語る。監督自身、親日家で知られ今回が「おそらくは25回目くらいの来日です」とのことだが、初来日のギャレットくんを見やり「これから日本のみなさんも、彼を何度も目にすることになる思います。『これが25回目の来日です』と語る姿を見る日が来ることでしょう」とこれからのキャリアに太鼓判を押した。ちなみに撮影中と比べてギャレットくんはかなり背が伸びたよう。「だいぶ伸びました。実は撮影中も伸びてて、衣裳スタッフから『これ以上伸びちゃダメ!』と言われました(笑)。そんなこと言われても困るけど…。髪も短くなったし、残念だけど、もう高音の『レ』は出せません…」と凄まじいスピードでの成長を明かした。撮影現場ではダスティン・ホフマンやキャシー・ベイツといった大御所の俳優陣にかわいがられたようで「初めての長編映画で彼らと仕事をさせてもらえるなんて、貴重な経験でした。彼らは気さくでオープンで、いろんなことを教えてもらいました。そこで教わったことは僕にとっては宝物です。一緒にランチに行くこともありました。一度、ダスティン・ホフマンとキャシー・ベイツも一緒にバーガー屋さんに行ったことがあったんだけど、ダスティンは先に着いてて『おれはもう4つ目だけど、どんどん食べなよ』と大盤振る舞いでした(笑)。キャシーとダスティンに挟まれてランチを取ることになるなんて今でも信じられないね」と語っていた。ちなみに、次回作の予定を尋ねるとギャレットくんは「『インディペンデンス・デイ』の続編の撮影をもう終えました。20年近く前の映画の続編ですが、すごい映画になってるよ!」とアピール。一方、ジラール監督はオペラや舞台の演出が決まっているそうだが、特に2011年に中谷美紀を主演に迎え、井上靖の同名小説を舞台化し、ジラール監督が演出を務めた「猟銃」が来年、再び日本で上演されると明かし「美紀さんが本当に素晴らしいのでぜひそちらもお楽しみに」と呼びかけた。『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』は9月11日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月05日映画『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』(9月11日公開)の日本公開を記念して、主人公を演じる子役ギャレット・ウェアリングとフランソワ・ジラール監督が8月初旬に来日することが16日、明らかになった。来日が決定したギャレットは、ハリウッドで天才子役と高く評価され、「リバー・フェニックスの再来なのでは?」という声も上がっている役者。幼い頃から芸術に強い興味を抱き、中学に入り教師の導きを通して演技を始め、才能を開花させていった。その後、タレント協会に加わり、プリンティーン男子モデル賞をはじめとする数多くの賞を獲得。注目が集まる中、11歳の頃、演技を追及するためロサンゼルスに移住。そして、本作の主人公役を獲得し、長編映画デビューを飾った。一方の製作陣は、ステット役を見つけるために世界中を探し回り、役のプロフィールと同じ、テキサス州出身で当時12歳のギャレットを発見した。共演したダスティン・ホフマンは、ギャレットを「最高だよ」と絶賛し、「見たままの素晴らしい子供だ。豊かな精神と真実を捉える感覚を備えている」と語る。監督も「12歳の子供を配役するのはいつだって恐怖を伴う。オーディション以外に証拠がないんだ。しかもオーディションには惑わされることが多いから、僕は好きじゃない」としながらも、「でもギャレットはステット役に必要な素晴らしい演技力があることがすぐにわかった」と告白。さらに、「彼の年代にはめったに見られない集中力がある。彼の強烈さと鍛錬に感心した。俳優としての彼にとってこの映画はエキサイティングな旅の始まりになると思う」と太鼓判を押す。本作は、複雑な家庭環境に育った問題児ステット(ギャレット・ウェアリング)が、米国一のエリート少年合唱団を有する私立高に入学し、ベテラン合唱団団長(ダスティン・ホフマン)と出会い才能を開花させ、人生を切り開いていく姿を描くヒューマンドラマ。若い頃に音楽を学び、挫折した経験を持つホフマンの自伝的映画にもなっているという。監督は、アカデミー賞最優秀作曲賞を受賞した映画『レッド・バイオリン』をはじめ、シルク・ドゥ・ソレイユ『ZED』といった舞台の演出も手掛けるフランソワ・ジラールが務める。
2015年07月17日アカデミー俳優であるダスティン・ホフマンが出演する『ボーイ・ソプラノただひとつの歌声』の公開を記念し、フランソワ・ジラール監督と、天才子役と称されるギャレット・ウェアリングの来日がこのほど決定した。複雑な家庭環境に育ち、トラブルばかり起こしていた少年ステットだが、実はたぐいまれな美声の持ち主だった。そんな彼に飛び込む名門少年合唱団への入学。そこで少年たちの育成を任されているのは、厳しい指導で知られているカーヴェル。彼は若いころに才能を否定され、指導者の道に入った過去があり、才能がありながらも、無駄にしているステットに対して厳しく接する。楽譜も読めず同級生たちからのいじめに遭いながら、カーヴェルの導きにより、次第に“歌う”事に魅了されていくステット。そんな時、由緒正しいコンサートでソロを歌うチャンスが与えられる――。若い頃音楽を学び、挫折した経験を持つダスティン・ホフマンの自伝的映画とも言える本作。ホフマンのほか、『ミザリー』『タイタニック』のキャシー・ベイツらベテラン俳優たちが勢揃いする中、主人公である少年ステットを、本作が長編デビュー作である新星ギャレット・ウェアリングが演じている。幼い頃より芸術に強い興味を抱き、中学の頃教師に導かれ演技を始め、プリティーン男子モデル賞をはじめとする数多くの賞を獲得し注目を集めた彼は、11歳の時に演技の夢を追及するためロサンゼルスに移り住み、本作のオーディションに見事合格。はれて銀幕デビューを飾ることとなった。ジラール監督は、「12歳の子どもを配役するのはいつだって恐怖を伴う。以前仕事をしたことがある子はほとんどいない。だからオーディション以外に証拠がないんだ。しかもオーディションは惑わされることが多いから、僕は好きじゃない。でもギャレットにはステット役に必要な素晴らしい演技力があることがすぐに分かった。彼の年代にはめったに見られない集中力がある。彼の強烈さと鍛錬に感心した。俳優としての彼にとってこの映画はエキサイティングな旅の始まりになると思う」と、ギャレットの才能への賛辞を送っている。そしてこのほど、ギャレット・ウェアリングとフランソワ・ジラール監督の来日が決定。ジラール監督は、アレッサンドラ・バリッコのベストセラーの映画化『シルク』にて、中谷美紀と役所広司を起用しており、日本にも馴染みのある人物としても知られている。ダスティンが「彼は最高だよ。見たままの素晴らしい子どもだ。豊かな精神と真実を捉える感覚を備えている」と絶賛するギャレット。次世代のスター来日で、さらなる話題を呼びそうだ。『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』は9月11日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月17日ダスティン・ホフマンの自伝的作品といわれる『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』。この度、少年が厳しい指導者との出会い、成長していく様子が分かる予告編が到着した。複雑な家庭環境に育ち、トラブルばかり起こしていた少年・ステットだが、実はたぐいまれな美声の持ち主だった。そんな彼に飛び込む名門少年合唱団への入学。そこで少年たちの育成を任されているのは、厳しい指導で知られているカーヴェル。彼は若いころに才能を否定され、指導者の道に入った過去があり、才能がありながらも、無駄にしているステットに対して厳しく接する。楽譜も読めず同級生たちからのいじめに遭いながら、カーヴェルの導きにより、次第に“歌う”事に魅了されていくステット。そんなとき、由緒正しいコンサートでソロを歌うチャンスが与えられる――。2度の米アカデミー賞に輝くダスティンを主演に迎えた本作。そして天才少年シンガー、ステットを演じるのは、新人若手俳優ギャレット・ウェアリング。脇にキャシー・ベイツ、デブラ・ウィンガーほか、数々の賞に輝いた珠玉の役者陣が顔を揃えた。『レッド・バイオリン』(’98)で米アカデミー賞最優秀作曲賞を受賞したフランソワ・ジラールが監督を務める。公開された予告編では、母親を失い、荒んだ道を歩みかけていた少年ステットを中心に描かれる。そんな中、ステットは世界最高峰の少年合唱団、そして団長カーヴェルとの出会い、運命を変えることになる。美声の持ち主のステットは歌に全てを捧げるが、やがて少年合唱団の活動を永遠に続けることができないことに気づく。その神秘的な歌声は大人になると消えてしまう…。神々しく輝くも、時間の流れに逆らうことはできず、やがて声変わりは訪れてしまうのだ。儚い命である少年シンガーたちの宿命が切々と目に映り、そして彼らを厳しくもしっかりと見守るカーヴェルの姿にも注目してみて。『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』は9月11日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月23日2度のアカデミー賞に輝くダスティン・ホフマンを主演に、声変わりするまでの“天使の歌声”を持つ少年合唱団を描く映画『BOYCHOIR』が、『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』として日本公開されることが決定、併せてポスタービジュアルが解禁となった。複雑な家庭環境に育ち、問題児だった少年ステット(ギャレット・ウェアリング)は、実はたぐいまれなる美声の持ち主。そんな彼が、突然のある出来事をきっかけに名門少年合唱団へ入学する。そこで少年たちの育成を任されているのは、厳しい指導で知られているカーヴェル(ダスティン・ホフマン)。彼は若いころに才能を否定され、指導者の道に入った過去があり、才能がありながらも無駄にしているステットに対して、特に厳しく接していた。楽譜も読めず、同級生たちからのいじめに遭いながらも、カーヴェルの導きにより、次第に“歌う”ことに魅了されていくステット。そんなとき、由緒正しいコンサートでソロを歌うチャンスが、彼に与えられる――。本作は、声変わりするまで短い期間だけ実現する少年合唱団で、ひとりぼっちの少年が厳しい指導者と出会い、運命を切り開いていく姿を描き上げる物語。『レッド・バイオリン』でアカデミー賞「作曲賞」を受賞、日本から役所広司や中谷美紀、芦名星らが出演した『シルク』で注目を集めたフランソワ・ジラールがメガホンをとる。オペラや舞台劇の演出家としても知られ、2008~2010年まで「シルク・ドゥ・ソレイユ」の初の東京常設公演「ZED」の脚本と演出を担当するなど、これまでに100以上の国際的な賞を受賞してきたジラール監督は、「ほとんど何も知らされずにこの脚本を受け取った」と、ベン・リプリーのオリジナル脚本を得て企画に着手したときをふり返る。「読み始めた僕は本当に感動したんだ。感情豊で音楽家でもある脚本家によって書かれた、真実にあふれ、多くの層が積み重なった脚本だった。彼が音楽家であることが重要だった。音楽と言葉を調和させるのはとても難しいことだからだ。だがベン・リプリーはその二つを見事に織り合わせていた」。そして、そんな本作に、数々の賞に輝く豪華役者陣が息を吹き込んだ。頑固で厳しいベテラン教師で、衰え知らずの合唱団団長カーヴェルには、『クレイマー、クレイマー』『レインマン』で2度のオスカーを手にした名優ダスティン・ホフマン。厳格でありながらも、愛にあふれた指導者らしさがポスタービジュアルからも見て取れる。天才的な歌声を持つ少年ステットを演じるのは、ギャレット・ウェアリング。テキサス出身の12歳で、本作が長編映画デビュー。繊細な感受性を持つ天才が、人とのふれあいでたくましく成長していく姿を瑞々しく演じている。そのほか、アカデミー賞受賞の名女優キャシー・ベイツ、同賞3度ノミネートを誇るデブラ・ウィンガー、エミー賞に2度輝いたエディ・イザード、『ビューティフル・マインド』のジョシュ・ルーカスに、大人気TVシリーズ「glee/グリー」アーティ役のケヴィン・マクへイルらが出演。合唱団員はエキサイティングな新人俳優たちが演じ、盛り上げる。若いころ音楽を学んだダスティンの自伝的映画ともいえる本作。少年合唱団とその指導者の感動ストーリーはもちろん、本格的な音楽をこの1本で味うことができそうだ。『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』は9月11日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月18日ダスティン・ホフマン出演の少年合唱団を通じたヒューマンドラマを描いた映画『BOYCHOIR』が、邦題『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』として9月11日に全国公開されることが決定し、ポスタービジュアルが18日、公開された。今作は、複雑な家庭環境に育ち、トラブルばかり起こしていた12歳の問題児ステット(ギャレット・ウェアリング)が、米国一のエリート少年合唱団の有名校に入学、ベテラン合唱団団長(ダスティン・ホフマン)と出会い才能を開花させ、自身の人生を切り開いていく姿を描く。また、本作は、若い頃に音楽を学んだ経験のあるホフマンの自伝的映画になっているという。監督は、映画監督だけでなくオペラや舞台劇の演出家でもあり、これまで、『レッド・バイオリン』で米国アカデミー賞最優秀作曲賞を受賞し、日本から中谷美紀や役所広司が出演した『シルク』で注目を集めたフランソワ・ジラール。ベン・リプリーが手掛けたオリジナル脚本に基づき、メガホンをとった。ジラール監督は「ほとんど何も知らされずにこの脚本を受け取った。そして読み始めた僕は本当に感動したんだ」と映画に着手した時のことを振り返り、「感性豊かで音楽家でもある脚本家によって書かれた、真実にあふれ、多くの層が積み重なった脚本だった」と評価。リプリー自身も音楽家であることが重要だったとし、「音楽と言葉を調和させるのはとても難しい。だがベン・リプリーはその二つを見事に織り合わせていた」と語る。ベテラン合唱団団長役には、2度の米アカデミー賞に輝くダスティン・ホフマン、物語の中心人物となる天才少年シンガー、ステットには、若手俳優ギャレット・ウェアリングをキャスティング。そのほか、キャシー・ベイツやエディ・イザード、デブラ・ウィンガー、ジョシュ・ルーカス、ケヴィン・マクヘイルという豪華キャストが名を連ね、さらに新人俳優陣が少年合唱団員として見事な演技を披露している。なお、このたびの邦題および公開日の決定に合わせて、ポスタービジュアルも公開。天才少年シンガー・ステットを演じるウェアリングとステットらを厳格でありながら穏やかに指導する合唱団団長を演じるホフマンの姿が映されている。(C)2014 BOYCHOIR MOVIE, LLC. All Rights Reserved.
2015年06月18日役者の夢を諦めきれない“中2病”の中年男が、父親が病気になったことをきっかけに改めて自分を見つめ直す映画『WISH I WAS HERE/僕らのいる場所』が、いよいよ本日6月12日(金)より公開される。ナタリー・ポートマンと共演し、絶賛された初監督・主演作『終わりで始まりの4日間』から10年あまり、本作で再び監督・脚本・主演を務め、売れない役者を演じたザック・ブラフに注目した。35歳の売れない俳優エイダン(ザック・ブラフ)。献身的な妻(ケイト・ハドソン)が家族の生活費を稼ぎ、エイダンの父親が子どもたちの私立学校の授業料を支払っていた。だが、その父親ががんになったことから事態は一変。彼は、ホームスクールで子どもたちの“先生”になることに。彼なりの方法で2人の子どもに人生について教えようとするが、実はそれは、エイダン自身の自分探しの旅でもあり…。1993年、ウディ・アレンの映画『マンハッタン殺人ミステリー』で、アレンの元恋人ダイアン・キートンの息子役で映画デビューを果たしたブラフ。エミー賞受賞の大ヒットテレビトラマ「scrubs~恋のお騒がせ病棟」で、9年間にわたり主演を務めて人気者に。同ドラマのいくつかのエピソードの製作にも携わるかたわら、映画初監督作『終わりで始まりの4日間』でインディペンデント・スピリット賞「新人作品賞」始め各賞を受賞し、監督としても注目を集めた。ディズニーアニメ『チキン・リトル』では、トコトンついてないドジキャラな主人公、『オズ はじまりの戦い』では翼の生えた猿・フィンリーの声を務めた。また、昨年は、ウディ・アレン脚本のブロードウェイ・ミュージカル「ブロードウェイと銃弾」で主演に抜擢。ダスティン・ホフマン、マイケル・ケイン、モーガン・フリーマンらハリウッドを代表する大物俳優陣が出演する、映画『お達者コメディ/シルバーギャング』のリメイク版の監督に決定するなど、多方面でその才能を発揮する。また、本作は、いま話題のクラウドファンディングで製作資金を集めたことから実現。2日間で目標額の1億8,000万円を達成させており、ビジネス面での手腕も注目されている。さらに、私生活では過去にマンディ・ムーアやモデルのテイラー・バグリーらと付き合っており、かつてはドリュー・バリモアともうわさになるなど、モテ男の一面も。さまざまな顔を見せるブラフが、中年になって挑んだ“自分探し”。その行方に注目してみて。『WISH I WAS HERE/僕らのいる場所』は新宿シネマカリテほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:WISH I WAS HERE/僕らのいる場所 2015年6月12日より新宿シネマカリテほか全国にて公開(C) 2014, WIWH Productions, LLC and Worldview Entertainment Capital LLC All rights reserved.
2015年06月12日アダム・サンドラーとダスティン・ホフマンが共演する映画『靴職人と魔法のミシン』が本日から公開されている。本作は『扉をたたく人』で高評価を得たトム・マッカーシーが監督と脚本を手がけており、監督とサンドラーは本作で初めてタッグを組んでいる。その他の画像本作の主人公マックスはマンハッタンで代々続く小さな靴修理店を営んでいる中年男で、恋人もおらず、母親とふたりで暮している。物語は、愛用の電動ミシンが故障し、マックスがしかたなく旧式のミシンで靴を修理したところ、その靴をはくと“靴の持ち主”に変身できることを発見。彼は魔法のミシンをつかって変身し、未知の人生を体験していくが、思いがけないトラブルに巻き込まれていく。「アダムが最初だった。私たちは彼を想定して脚本を執筆した」というマッカシー監督は、サンドラーとまったく面識がなかったにも関わらず彼をマックス役に想定して脚本を書き進めたという。一方、完成した脚本を読んだサンドラーは出演を快諾し「この作品では本物のニューヨークの雰囲気が味わえると思う。地元愛があって笑いあり涙ありのごちゃまぜだけどちゃんと筋が通っているんだ。まさにトムらしい映画だと思う」と監督の手腕を賞賛する。本作は主人公が暮らすニューヨークの街や、そこで生活を続けている人々の姿が丁寧に描かれているのも特徴だ。監督が「ニューヨークの多様性とロウアー・イーストサイド(マンハッタンのエリアの名前)の歴史が、物語の中で重要な役割を担っている。この特別な場所は歴史的に多くを背負っていて、そのことは映画の中で常に引き合いに出され最後の最後となるシーンまで続くんだ」語る通り、劇中にはこの地区が労働者階級が暮す街から高級住宅や建築が並ぶ地区へと姿を変えつつある状況や、それでも地元を愛して周囲と友情を築きながら暮す人々の姿が描かれる。街への愛情を作品にこめた監督と、監督の気持ちをくみとって主演を務めたサンドラー。ふたりの“想い”がつまった本作は、日本でも高い評価を集めるのではないだろうか。『靴職人と魔法のミシン』公開中
2015年06月05日2007年に監督と脚本を務めた『扉をたたく人』で注目され、俳優としても幅広く活躍しているトム・マッカーシーの監督最新作『靴職人と魔法のミシン』。大ヒットアニメ映画『カールじいさんの空飛ぶ家』でもアカデミー賞脚本賞にノミネートされた実力を持つマッカーシー監督が、オリジナル・シナリオで描いた話題のヒューマン・コメディです。恋人も友達もいない冴えない中年のマックスは、ニューヨークの下町で小さな靴修理店を営み、単調な日々を送っていた。そんなある日、愛用のミシンが故障してしまい、物置で埃をかぶっていた先祖伝来の旧式ミシンを使って靴の修理をすることに。すると、不思議なことにそのミシンで仕上げた靴を履くと靴の持ち主に変身してしまうのだった。それ以来、マックスは様々な世代や人種になりすまして、他人の人生を疑似体験する刺激的な日々を満喫し、平凡な人生が一気に動き出し始める。そんななか、親孝行のつもりで始めたことがきっかけとなり、ハプニングとトラブルに次々と見舞われるマックス。その先に待ち受けていたのは、人生をさらに大きく変えてしまう予想外の真実だった……。「他人の靴で1マイル歩いてみたら分かる」というフレーズからストーリーの着想を得たというマッカーシー監督が、自己発見をテーマとして描いた本作。人生に行き詰まりを感じるときがあったとしても、自分にはまだまだ大きな可能性があるのだということに気づかせてくれます。そんな本作には、絶大な人気を誇るコメディアン俳優アダム・サンドラーをはじめ、ダスティン・ホフマンやスティーヴ・ブシェミといった豪華キャストが勢ぞろい。その職人技ともいえる演技は、作品をより味わい深いものにし、笑いと驚きで観客を飽きさせません。人生の喜びを発見して生まれ変わるマックスの姿は、いくつになっても新しい自分になれることを教えてくれるはず。あなたの中にも、まだ知らない自分や新たな可能性が眠っているかもしれません。もし、“魔法のミシン”を手に入れたら、どんな自分に変身してみたいですか?イベントデータ:『靴職人と魔法のミシン』公開表記:6月5日(金)、TOHOシネマズ シャンテほか 全国ロードショー配給:ロングライド© 2014 COBBLER NEVADA, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2015年05月23日『カールじいさんの空飛ぶ家』で脚本を担当し、監督作『扉をたたく人』も好評を得たトム・マッカーシーの監督最新作『靴職人と魔法のミシン』。このほど、豪華キャストが織りなす予告編とポスタービジュアルが解禁となった。マンハッタンのロウアー・イーストサイド。年老いた母親とふたり暮らしのマックス(アダム・サンドラー)は、彼女ナシ&貯金ナシの孤独な中年男。代々続く小さな靴修理店を営む彼の人生は、平凡で単調なものだった。そんなある日、愛用のミシンが故障し、物置から先祖伝来の旧式ミシンを持ち出したマックスに、不思議な出来事が起きる!“魔法のミシン”を手に入れたマックスは、ささやかな親孝行を思い立ったことから、思いがけないトラブルに巻き込まれ…。『再会の街で』『50回目のファースト・キス』などシリアスな作品からコメディまで幅広い作品に出演するアダム・サンドラーが、“魔法のミシン”を手に入れた冴えない中年男に扮し、再び人生に喜びを取り戻していく姿を描く本作。届いた予告編では、アダム演じるNYの下町の平凡な靴職人マックスが偶然手に入れた、“魔法のミシン”の力がお披露目!そのミシンで修理した自分と同じサイズの靴を履けば、誰にでも変身できる…そんな不思議な力を手にマックスは、ここぞとばかり、さまざまな人物になろうと試みるのだが、やがてトラブルに巻き込まれていく。謎の失踪を遂げた父親役のダスティン・ホフマンや、スティーヴ・ブシェミ、エレン・バーキンらベテランの個性派と、『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』ほか出演作が続き、ディズニー実写版『美女と野獣』ではエマ・ワトソンとも共演する英国イケメン、ダン・スティーヴンスといった豪華俳優陣の妙演が脇をがっちり固めながら、恋も冒険も諦めていた靴職人の人生再生の姿をアダムが好演。ダスティン演じる父親との絆を感じさせるエピソードも気になるところで、不思議な魔法にかけられたヒューマン・コメディを盛り立てている。『靴職人と魔法のミシン』は6月5日(金)よりTOHO シネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月13日4月4日(現地時間)、50歳の誕生日を迎えたロバート・ダウニー・Jr.がロサンゼルスで盛大なパーティを開いた。パーティは誕生日当日の4日、サンタモニカ空港内の「Barker Hangar」で行なわれ、『アイアンマン』シリーズで共演しているグウィネス・パルトロウ、エドワード・ノートンジェニファー・アニストンと婚約者のジャスティン・セロー、リース・ウィザースプーン夫妻、ケイティ・ホームズ、オーランド・ブルームらが出席した。「People.com」では関係者が「スターが大勢集まった最高のパーティでしたが、とてもアット・ホームな雰囲気でした」と語っている。250人ほどが招待された会場には『アベンジャーズ』シリーズで共演のジェレミー・レナーとサミュエル・L・ジャクソン、ダスティン・ホフマン、トビー・マグワイア夫妻の姿もあったという。ケイティはつい最近ジェイミー・フォックスと交際中と報道されたが、この日は1人で現われた。一方、グウィネスは交際のうわさがあったTVシリーズ「glee/グリー」のプロデューサー、グラッド・ファルチャックと一緒だったことから、ついにカップルとして公の場にデビューを果たしたようだ。午後6時30分過ぎにロバートが妻でプロデューサーのスーザンと一緒にスモークの炊かれたトンネルから登場し、パーティはスタート。スティーリー・ダンやデュラン・デュランのライブ演奏もあり、お開きの前には招待客たちが「ハッピー・バースデー」を合唱してロバートを祝った。バースデー・ボーイのロバートはパーティ翌日、Twitterに「母なる自然へ。50年間の愛に満ちた寛容をありがとう」とつぶやいている。(text:Yuki Tominaga)
2015年04月08日『父親たちの星条旗』で役者としても活躍し、『カールじいさんの空飛ぶ家』では脚本を、『扉をたたく人』で監督を務めるなど多岐にわたって活躍するトム・マッカーシーの最新監督作『靴職人と魔法のミシン』が6月に公開することが明らかになった。マンハッタンのロウアー・イーストサイド。年老いた母親とふたり暮らしのマックスは、彼女ナシ&貯金ナシの孤独な中年男。代々続く小さな靴修理店を営む彼にとって、人生はとてつもなく平凡で単調なものだった。そんなある日、愛用の電動ミシンが故障し、物置から先祖伝来の旧式ミシンを持ち出したマックスは、直した靴を試し履きした瞬間、目を疑うほどの衝撃を受ける。鏡に映ったのは、いつもの冴えない自分ではなく靴の持ち主!かくして“魔法のミシン”を手に入れたマックスは、他人に変身して未知の人生を体験するという刺激的な日々を満喫するが、ささやかな親孝行を思い立ったことから、思いがけないトラブルに巻き込まれて…。主人公を演じるのは『再会の街で』『50回目のファースト・キス』に出演するアダム・サンドラー。不思議な魔法の力を借りて人生の喜びを発見していく靴職人を好演する。共演者には、『クレイマー、クレイマー』『レインマン』のオスカー俳優ダスティン・ホフマンに加え、『モンスターズ・インク』でサリーのライバル、ランディの声で知られているスティーヴ・ブシェミ、『アナザー・ハッピー・デイ ふぞろいな家族たち』のエレン・バーキン、さらに海外TVドラマ「ダウントン・アビー」でブレイクを果たし、『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』に出演、エマ・ワトソン主演の実写版『美女と野獣』では野獣役の出演交渉に入っているという注目の英国俳優ダン・スティーヴンスが出演している。ニューヨークの下町情緒と共に、マッカーシー監督が描く恋も冒険もすっかり諦めていた靴職人の素敵なおとぎ話に浸ってみて。『靴職人と魔法のミシン』6月、TOHO シネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月09日アダム・サンドラーとダスティン・ホフマンが共演する映画『靴職人と魔法のミシン』が6月に公開されることが決定した。『扉をたたく人』のトム・マッカーシーが脚本と監督を務める。本作の主人公マックスはマンハッタンで代々続く小さな靴修理店を営んでいる中年男で、恋人もおらず、母親とふたりで暮している。物語は、愛用の電動ミシンが故障し、マックスがしかたなく旧式のミシンで靴を修理したところ、その靴をはくと“靴の持ち主”に変身できることを発見! 彼は魔法のミシンをつかって変身し、未知の人生を体験していくが、思いがけないトラブルに巻き込まれていく。サンドラー、ホフマンをはじめ、スティーヴ・ブシェミ、エレン・バーキン、ダン・スティーヴンスらが出演する。『靴職人と魔法のミシン』6月、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
2015年03月09日全米6館の限定公開でスタートしながら、口コミで評判が広まり、半年以上にわたって異例のロングラン大ヒットを記録した『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』。『アイアンマン』シリーズのジョン・ファヴロー監督が、製作・監督・脚本・主演を務め、「いま一番作りたかった」と語る本作が、ついに日本でも2月28日(土)より公開する。このたび、フードトラックから親子の絆が垣間見られる特別映像が到着した。ロサンゼルスの一流レストランで働くカール(ジョン・ファヴロー)は、同じメニューを提供し続けるオーナー(ダスティン・ホフマン)のやり方に納得がいかず、突然店を辞めてしまう。失業したカールだが、息子(エムジェイ・アンソニー)の面倒を見るため、思いがけず元妻(ソフィア・ベルガラ)とマイアミに行くことに。そして、そこで運命的な出会いをしたのが、キューバサンドイッチ。あまりの美味しさに感銘を受けたカールは、友人(ジョン・レグイザモ)と息子と、フードトラックを始めることに。料理人として、父親として、ひとりの人間として原点に立ち戻り、料理への情熱と人生と愛への熱意を取り戻そうとする――。このたびお披露目された特別映像では、一流レストランで料理長として働いていたカールが、仲間と息子と一緒にフードトラックでキューバサンドイッチ販売を始め、twitterなどの現代ツールを通じて、あっという間に人気が広がっていく様子が描かれている。また、カールが電話で話しているのは、彼の元妻イネズ。演じているのは、人気海外ドラマ「モダン・ファミリー」で一躍人気女優となったラテン美女、ソフィア・ベルガラだ。ソフィアは脚本を読む前に出演を決めたと語る。「ずっと前からジョンと仕事をしたいと思っていたの。彼が監督・脚本・主演を務めると聞いてとてもワクワクしたわ。私もイネズと同じ母親なので、彼女が抱く恐怖心や不安を理解できた。彼女はカールが穴から抜け出せるように背中を押してあげるの。2人は夫婦としてはうまくいかなかったけど、息子のためには、すべてがうまくいくように努力する大人の関係なのよ」と笑う。ラテンのリズムに乗りながら、たっぷり笑って、ホロッと涙できる気分爽快な父と息子のロードムービー。ジューシーなキューバサンドイッチは、あなたの心も満たすこと間違いなし。『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』は2月28日(土)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月25日俳優として活躍し、『アイアンマン』の監督としても知られているジョン・ファヴローが主演、脚本、監督、製作を務めた映画『シェフ ~三ツ星フードトラック始めました~』の劇中映像が公開になった。ファヴロー演じるレストランのシェフ、キャスパーとスカーレット・ヨハンソン演じるフロアマネージャーのモリーの登場シーンと、キャスパーが次々と美味しそうな料理をつくりだす場面だ。『シェフ ~三ツ星フードトラック始めました~』動画このほど公開された映像で主人公キャスパーは人気フード・ブロガーに挑戦状を叩きつけ、自分が腕と心をこめた料理で勝負しようと決意。キャスパーはモリーに自分のおすすめ料理を予約客に振舞うと宣言する。続いて登場するのはキャスパーが腕によりをかけて料理を作り上げる場面。食材を丁寧に調理し、じっくりと仕込んだソースで味をつけていく。このほど公開された映像はここまでだが、この後、キャスパーは定番料理を出すことを強要するオーナーと衝突し、レストランを辞めてしまう。そこで登場するのがタイトルにもなっている“フードトラック”だ。キャスパーはここで美味しいキューバサンドイッチを提供しながら、長い旅に出て、様々な人々と出会い、心をこめた料理で人々を笑顔にしていく。本作にはファブロー、ヨハンソンをはじめ、ロバート・ダウニーJr.やダスティン・ホフマンら豪華キャストが登場。ファヴローが仲間たちと協力しながら、腕をふるってつくった作品になっている。『シェフ ~三ツ星フードトラック始めました~』2月28日(土)公開
2015年02月05日