トム・ハンクスが『ダ・ヴィンチ・コード』『天使と悪魔』に続いてロバート・ラングドン教授に扮する超大作『インフェルノ』が、10月28日(金)から日本公開されることが決定した。これまで数々の歴史や名画の謎に挑んできたラングドン教授が本作で挑むのは、詩人ダンテの『神曲』に描かれた“地獄(インフェルノ)”の謎だ。その他の画像本シリーズでハンクスが演じるラングドン教授は、ハーヴァード大学の宗教象徴学者で、膨大な知識と、圧倒的な推理能力、行動力を駆使してこれまでも難解な謎を見事に解き明かしてきたが、新作で彼が挑むのは詩人ダンテの『神曲』の謎だ。『神曲』は、13世紀から14世紀にかけてイタリアの詩人ダンテ・アリギエーリが書いた叙事詩で、ダンテが古代ローマの詩人に導かれて、地獄、煉獄、天国を巡る様が描かれている。映画のタイトル『インフェルノ』は、“地獄”を意味する単語だが、『神曲』の最初の章も“地獄篇(インフェルノ)”と名づけられている。これまでにレオナルド・ダ・ヴィンチが残した謎、バチカンと秘密結社の謎を解明してきたラングドン教授は、一体、どんな難題に挑むのか? これまで同様、ダン・ブラウンが原作を、ロン・ハワードが監督を務め、新キャストとして『博士と彼女のセオリー』のフェリシティ・ジョーンズが参加。ラングドンと行動を共にする女医シエナを演じる。『インフェルノ』10月28日(金) 日米同時公開
2016年02月19日グラミー賞授賞式でパフォーマンスをするためL.A.入りしていたアデルが、サプライズコンサートを開催。なんと、コンサートのたった48時間前に開催のアナウンスがあり、チケットも即完売。運よくチケットを手に入れられた2,300人の観客の中にはトム・ハンクス&リタ・ウィルソン夫妻、ジェニファー・ローレンス&エマ・ストーン、オーランド・ブルーム&ケイティ・ペリー、そしてケイティの元彼ジョン・メイヤーらセレブの姿があった。セレブならではの特権を活かし、トム&リタ夫妻はアデル&パートナーの4人で記念撮影。リタは「(歌声に感動しすぎて)言葉がないわ。ただただ、感謝」というコメントと画像をインスタグラムに投稿した。ジェニファーとエマはアデルと「女子会」をするほどの仲良し。今回はジェニファーが『ハンガーゲーム』シリーズで共演した俳優ウディ・ハレルソンも合流。オーランド&ケイティは、もちろん隣同士で仲良く鑑賞。「E!News」によると、2人はとても幸せそうだったとのこと。そして、近くに座っていたトムとあいさつを交わしたという。ケイティの元彼ジョン・メイヤーも女性を同伴してコンサートへ向かったが、幸いケイティカップルと鉢合わせすることはなかったようだ。主役のアデルはというと、その日に誕生日を迎えたファンにバースデーソングを歌ったり、ジョークを飛ばしたりと終始ご機嫌。大ヒット曲「Rolling In The Deep」から新曲「Hello」まで16曲を披露した。(Hiromi Kaku)
2016年02月15日『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が、第88回アカデミー賞で「作品賞」「監督賞」など10部門にノミネートされ、日本でも各映画賞を総ナメにしていることから“復活”上映されることになり、再び熱狂を呼んでいる。本作は、石油も水も尽きかけた世界を舞台に、孤高の男マックス(トム・ハーディ)がフュリオサ(シャーリーズ・セロン)率いる美女たちとともに、砂漠の支配者イモータン・ジョーに反逆し、“不屈の精神”で自由のために爆闘する物語。ほかにも、2016年は冒頭から、トム・ハンクスが東西冷戦の影で知られざる活躍をした実在の弁護士に扮した『ブリッジ・オブ・スパイ』、巨大鯨のみならず広大な海との闘いを生き抜いた男たちの『白鯨との闘い』、無謀といわれても自らの夢を追いかけた男の実話『ザ・ウォーク』など、“不屈の精神”を抱き続けた男たちが大活躍。また、現在大ヒット中の日本映画『信長協奏曲』でも、小栗旬が自らの運命を知ってもなお、その信念のため、愛する人のため、仲間のために葛藤しながら、前を向く“信長”を好演している。そんな“不屈の精神”を持つ男たちが、これからもスクリーン上には続々と登場する。まず、アンジェリーナ・ジョリー監督作、文字どおりの『不屈の男アンブロークン』(公開中)では、素行の悪かった移民の少年がオリンピック陸上選手となり、第二次世界大戦中には47日間におよぶ太平洋での漂流を耐え抜き、日本軍の捕虜収容所で渡辺伍長(MIYAVI)から執拗な虐待を受けても、決して希望を捨てなかったルイ・ザンペリーニ(ジャック・オコンネル)が主人公となる。不屈の男の驚愕の半生に目を奪われるとともに、敵も味方も関係ない、“赦し”の物語であることを目の当たりにするはずだ。『オデッセイ』(公開中)でマット・デイモンが熱演する “火星にひとりぼっち”で取り残された男もまた、決してあきらめを知らない男だ。希望を捨てること=死を意味する火星にいながら、彼は持ち前のユーモアとスーパーポジティブな精神、植物学や科学の知識・技術を余すところなく発揮していく。そんな彼の“不屈の精神”を象徴するかのような(?)往年のディスコ・ミュージックも、一歩間違えば絶望的状況に陥る“長き旅”を盛り上げる。絶望的状況といえば、大戦中のアウシュヴィッツ=ビルケナウ収容所を舞台に、ハンガリー系ユダヤ人のサウルが偶然見つけた息子を“弔う”ために奔走する『サウルの息子』(公開中)。同胞の屍体処理に従事する特殊部隊“ゾンダーコマンド”であるサウルは、ユダヤ教の教義に則って、ラビ(聖職者)のもと火葬ではなく埋葬をするべく、収容所内で分業によって淡々と進められる非人道的な行為を背景に、ただ、息子が人間らしくあるために歩みを進めていく。また、2月12日(金)から公開中の、Apple社のカリスマ的創業者を描いた『スティーブ・ジョブズ』では、彼にしか見えないヴィジョンで世界を変えた男が、実娘リサと接するときには戸惑いを隠せず、持て余す様子が描かれる。そんな父親としてのジョブズの姿が、3つの有名なプレゼンテーションから描き出されていく切り口は独特。指1本動かすだけで、いつでもどこでも世界中とつながることができる現代のライフスタイルを生み出した男の、ひとりの人間としての姿をも浮き彫りにさせている。カリスマといえば、クリスチャン・ベイル、スティーブ・カレル、ライアン・ゴズリング、ブラッド・ピットという豪華スター俳優たちが華やかさを封印し、ウォール街を出し抜いたアウトサイダーを演じる『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(3月4日公開)も注目だ。世界中を混乱させたリーマンショック前夜、いち早く経済破綻を予測し、バブリーなウォール街の常識や権威を敵に回した男たちもまた、あきらめることを知らず、自分自身の“嗅覚”と直感を信じていた。直感といえば、あの名推理でおなじみの“不屈の探偵”も忘れてはならない。『Mr.ホームズ名探偵最後の事件』(3月18日公開)では、今年76歳のイアン・マッケランが90歳を過ぎたシャーロック・ホームズを演じ、30年前に自身が引退するきっかけになった事件に再び挑む。その姿は、“不屈の精神”を持ちながらも、ベネディクト・カンバーバッチやロバート・ダウニー・Jr.が演じてきたホームズのイメージとはまるで違う、リアルな人間味を持つ。さらに、岡田准一と阿部寛が共演を果たす日本映画『エヴェレスト 神々の山嶺』(3月12日公開)では、標高8.848m、氷点下50度、最大風速は50m以上という極限の世界に魅せられた不屈のクライマーたちが描かれる。「孤高の天才」と呼ばれる者、その生き様にどうしようもなく惹かれていく者、それとは別の生き方を選ぶ者…。さまざまな思いが、世界最高峰の山嶺を前に交錯する。最高峰といえば、カトリック教会という世界的な“巨大組織”を前に、屈することなくタブーに切り込んだジャーナリストたちを描いた『スポットライト 世紀のスクープ』(4月15日公開)。マーク・ラファロ、マイケル・キートン、リーヴ・シュレイバーらに紅一点レイチェル・マクアダムスという面々が、性的虐待の被害者たちの声なき声を世に知らしめるために奔走する姿には、胸アツになること必至。そして、“今度こそ”悲願のアカデミー賞獲得かといわれているレオナルド・ディカプリオ主演、アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督の『レヴェナント:蘇えりし者』(4月22日)も控えている。レオが「これぞ渾身の演技」で体現するのが、19世紀、熊にのどを裂かれ、瀕死の重傷を負いながらも死の淵から蘇った実在のハンター、ヒュー・グラス。彼の原動力となるのは、怒りと復讐心、何よりこの世にいない息子への愛にほかならない。スクリーンから放たれる彼らの“不屈の精神”は、できるだけ“最短の道”を選び、堅実で欲がなく、高望みをしない、“さとり世代”ともいわれたりする現代人の心にも、何かを灯すことになりそうだ。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スティーブ・ジョブズ 2016年2月12日より全国にて公開(C) Universal PicturesMr.ホームズ名探偵最後の事件 2016年3月18日よりTOHO シネマズシャンテほか全国にて公開(C) Agatha A Nitecka / SLIGHT TRICK PRODUCTIONS
2016年02月13日クールでシックなパッケージに鮮やかな色彩で女性たちを魅了するトム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)が、「SS16 ランウェイ カラー アンド シーズナル コレクション」を2月12日に発売する。全8色を配する「パテント フィニッシュ リップ カラー」(6,000円)は、スポンジ チップをノックして押し出すペン型タイプを採用した、ユニークなリップカラー。そのユニークなデザインにビビッドな発色と、センシュアルな艶と輝きを具備。メイクアップアイテムにおけるブランドにとっての代表作といえる、リップスティックに感じられる大胆で繊細な色はそのままに唇をみずみずしく包み込む。なかでも青みを帯びたピンクカラー「パテント フィニッシュ リップ カラー 04 インファミィ」が今春の気分だ。ひとたび唇に色を落とせば、ミステリアスな表情が広がる。コレクションには他に、美しくも鮮やかなラインが長時間持続する「ハイ ディフィニション アイ ライナー」(全6色 4,300円)と、超微粒子ピグメントを配合したメタリック クリーム アイシャドウ「クリーム カラー フォー アイズ」(全8色 4,500円)をラインアップ。メイクアップとは色を楽しむことなのだ、と改めて感じさせてくれるトム フォード ビューティの春。【問い合わせ先】トム フォード ビューティTEL:03-5251-3541
2016年02月01日俳優のトム・クルーズと映画プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーが、『トップ・ガン』続編について話し合いを行ったという。ミラマー基地にある米軍戦闘機学校で学ぶトップレベルの戦闘機パイロットたちを描いた1986年作のオリジナル作品で、トムはピート・マーヴェリック・ミッチェル役を演じていたが、新作でも同役を再び演じる方向だ。昨年6月に続編企画が進行中であることが明らかになっていたが、ブラッカイマーは先週末ニューオリンズでトムらとミーティングを行ったようで、自身のツイッターで「週末に長年の友人トム・クルーズと『トップ・ガン2』について話し合いをして、ニューオリンズからたった今戻ってきたところだよ」と報告し、トムとの写真を投稿した。世界興行成績も大成功を収めたオリジナル作品の中では、トム演じる主人公のマーヴェリックとケリー・マクギリス演じる教官チャーリー・ブラックウッドの恋模様も描かれていた。その一方で、サウンドトラックとして使われていたベルリンが歌う『恋は吐息のように』はアカデミー賞主題歌賞を受賞していた。期待高まる『トップ・ガン』続編の撮影日は今のところまだ明らかになっていないが、現在トムは『ジャック・リーチャー:ネバー・ゴー・バック』や『メナ』の撮影に忙しくしているところだ。(C)BANG Media International
2016年01月29日アメリカで一番人気のある映画スターは、トム・ハンクス。ハリス世論調査が、アメリカに住む2200人に、一番好きなハリウッドの俳優または女優を挙げてもらった結果、判明した。その他の写真ハンクスは、2002年、2004年、2005年、2013年にも1位に輝いている。2位以下は、ジョニー・デップ、デンゼル・ワシントン、ジョン・ウェイン、ハリソン・フォード、サンドラ・ブロック、ジェニファー・ローレンス、クリント・イーストウッド、ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツの順。昨年トップ10入りしたアンジェリーナ・ジョリーとメリル・ストリープは、今年は入らなかった。ハンクスの最新作『ブリッジ・オブ・スパイ』は、作品部門をはじめ、6部門でオスカーにノミネートされている。ハンクスの次回公開作は、ロン・ハワード監督の『インフェルノ』。ダン・ブラウンの人気小説の映画化で、ロバート・ラングドン役に復帰する。『ブリッジ・オブ・スパイ』公開中文:猿渡由紀(C)2015 DREAMWORKS II DISTRIBUTION CO., LLC and TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION.
2016年01月29日『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『レヴェナント:蘇りし者』のトム・ハーディが主演を務め、一人二役を演じた新作映画『レジェンド 狂気の美学』が6月に公開されることが決定した。1960年代のロンドンで暗躍した双子のギャングの姿を描いた実録サスペンスだ。その他の情報本作でハーディが演じるのは、レジーとロニーのクレイ兄弟。彼らは目的のためなら手段を選ばないギャングで、アメリカのマフィアと手を組んで勢力を拡大。英国の上流階級にまで影響力をおよぼすようになっていくが、レジーが結婚して悪事から手を切ったことを機に、様々なバランスが崩れ、兄弟の絆、築き上げた栄光に影がおよんでいく。『L.A.コンフィデンシャル』や『42~世界を変えた男~』など、確かな人物描写と重厚なドラマ作りで高い評価を集めるブライアン・ヘルゲランドが脚本と監督を務め、エミリー・ブラウニング、タロン・エガートン、ポール・ベタニーらが共演する。『レジェンド 狂気の美学』6月18日(土)よりYEBISU GARDEN CINEMA、新宿シネマカリテほかにて全国順次ロードショー
2016年01月29日スティーヴン・スピルバーグ監督とトム・ハンクスが4度目のタッグを組み、東西冷戦下の実話を基に描くエンターテイメント大作『ブリッジ・オブ・スパイ』。先日発表されたように、第88回アカデミー賞では「作品賞」を含む6部門にノミネート、英国アカデミー賞でも最多9部門にノミネートを果たした本作から、特別映像が到着。すでに全米映画批評家協会賞など8つの「助演男優賞」を獲得し、現在、アカデミー賞をはじめ5つの映画賞にノミネートもされているソ連のスパイ役マーク・ライランスと、主演のトム・ハンクスが魅せる“友情”が明らかになった。本作の舞台は、アメリカとソ連が一触即発の冷戦状態にあった1950年~60年代。主人公のジェームズ・ドノヴァンは“実在の”アメリカ人弁護士。保険が専門だったごく普通の弁護士ドノヴァンに与えられたミッションは、自身が弁護したソ連のスパイと、ソ連に捕らえられたアメリカ人パイロットの交換を成し遂げることだった。交渉の場は、敵地の東ベルリン。緊迫した状況のもと、ドノヴァンの孤立無援の闘いが始まる…。本作が公開されるや、SNSでは「毎度ながら、トム・ハンクスの人間性の表現の仕方は本当にすごいと思わされる」「マーク・ライランスの存在感が凄かった」「ドノヴァンとアベルの2人の関係に泣かされた」と、ハンクスとライランスの演技と、そして2人が演じた“弁護士”ドノヴァンと“敵国のスパイ”アベルという関係にも関わらず、人間同士として信頼関係を築いていく様子に感銘を受けたという声が数多く挙がっている。その時代、敵国の人間を弁護することは、彼自身はおろか家族までもが世間の批判と軽蔑の対象になり、命の危険にさらされるかもしれないため、当初、アベルの弁護人になることをドノヴァンは躊躇する気持ちがあった。しかし、“弁護人”としてアベルに接し、公平な裁判を受けさせたいと戦略を練るうちに、また彼の達観したような人柄や芸術好きな一面に触れるうちに、2人の間には尊敬の気持ちが芽生え、立場を超えた絆が生まれていく。実際にドノバンの娘が「父に連れられて、何度か刑務所のアベルを訪ねた。父は、彼と一緒にすごす時間を楽しんで、彼との友情を大切にしていたわ」と明かしていることからも、2人の関係が伺える。アベルを演じたライランスは、「スパイとして生きてきたアベルは、愛着や所属意識を持つことをずっと避けてきた。そんな彼がドノヴァンに興味を抱き始めるんだ」と自身の演じた役どころを分析するが、到着した映像ではまさに、ドノヴァンに興味を抱き始めてから、その思いが信頼へと変わっていく様子が描かれ、最大の尊敬を込めて「不屈の男」と呼ぶ姿が描かれている。平凡な人生を歩んできた弁護士と、孤独に生きてきたスパイとの、立場を超えた心の交流をこの映像からも確かめてみて。『ブリッジ・オブ・スパイ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年01月19日トム・ハンクスとスティーヴン・スピルバーグ監督がタッグを組んだ映画『ブリッジ・オブ・スパイ』が公開されている。本作は本年度アカデミー賞で作品賞をはじめ、脚本賞など6部門の候補になっており、助演男優賞候補になったマーク・ライランスの演技に高い評価が集まっている。その他の画像映画は、普通の弁護士ジェームズ・B・ドノヴァン(ハンクス)が、アメリカで逮捕されたソビエトのスパイと、ソ連領空で撃墜され逮捕されたアメリカのパイロットを秘密裏に“交換”するという誰も成し遂げた事が無いミッションに挑む姿を、実話を題材に描いた作品だ。本作でライランスが演じるのは、FBIに逮捕されたソビエト連邦のスパイ、ルドルフ・アベル。彼はFBIの厳しい尋問を受けるが、どんな時にも正義を貫こうとするドノヴァンが弁護人に選ばれたことで、彼との間の友情を築いていく。映画は実話を題材にしながら、心に響く人間ドラマと、スリリングな展開が待ち受けており、公開前に実施されたモニター試写会でも「トム・ハンクスとマーク・ライランスのやりとりが心に響いた」「単なる敵ではなく、それぞれのキャラクターのドラマが描かれていて見ごたえがあった」「盛り上げるべきを盛り上げつつ、しっかりストーリーを語る。さすがスピルバーグという感じ」「真面目な話かと思ったけど、ハラハラする場面が多くて最後までまったく飽きなかった」「取調べや交渉を通じて、キャラクターが心を通わせたり、駆け引きをしていく場面がよかった」などの感想が寄せられたという。本年度のアカデミー作品賞候補の多くはまだ日本では公開されておらず、ブルーレイ&DVDで観賞できる『マッドマックス怒りのデス・ロード』を除けば、いま映画館で楽しめるのは本作だけだ。『ブリッジ・オブ・スパイ』公開中
2016年01月15日「ぴあ」調査による2015年1月2日、8日、9日のぴあ映画初日満足度ランキングは、トム・ハンクス主演、スティーヴン・スピルバーグ監督による実話を基にしたサスペンス・ドラマ『ブリッジ・オブ・スパイ』がトップに輝いた。2位に『サッドティー』の今泉力哉監督による男女7人の恋模様を描いた群像劇『知らない、ふたり』、3位に2PMのチャンソンが映画初主演を務めるサスペンス・コメディ『ダイナマイト・ファミリー』が入った。その他の画像1位の『ブリッジ・オブ・スパイ』は、アメリカとソ連が冷戦状態にあった1950年から1960年代を舞台に、アメリカ人弁護士、ジェームズ・ドノヴァンが託された危険な任務を描く重厚な人間ドラマ。ハンクス演じるドノヴァンは、実直にキャリアを積み、良き夫、良き父として平凡な人生を歩んできた男だが、ソ連のスパイの弁護を引き受けたことで、世界平和を左右する重大な任務を委ねられる。出口調査では「主人公とソ連のスパイとのやりとりに、自然と涙が出てきた」「主人公の信念を貫く姿勢、正しいと思ったことは嫌われてもやりぬく人物像に胸を打たれた」など、ドノヴァンの人間性に感銘を受けた観客が多く見られた。ドノヴァンの任務は、自分が弁護したソ連のスパイと、ソ連に捕えられたアメリカ人スパイの交換を成し遂げることだが、劇中、アメリカとソ連の駆け引きが緊迫感たっぷりに描かれている。「国と国との様々な駆け引きはスリリング。すべてが終わったあとの余韻深いラストも印象的」「ソ連側とアメリカ側、両方の視点から映していて、それぞれが抱える想いが緊張感と共に伝わってきた」などの感想が寄せられた。また本作は、スピルバーグ監督とハンクスの4度目のタッグとなる注目作で「スピルバーグ作品なので観に来た」「予告編で気になって観に来た」といった観客も多く観られたが、「人間をきちんと描き、しっかり伝えようとしている」「スピルバーグらしさが表れている」「偽装家族の見せ方などの演出がうまい」「説得力や訴えかける力がある」「トム・ハンクスの味わい深い演技が素晴らしい」など、期待を上回る満足度を得られたようだ。(本ランキングは、1/2(土)、8(金)、9(土)に公開された新作映画13本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『ブリッジ・オブ・スパイ』公開中
2016年01月12日トム ブラウン ニューヨーク(THOM BROWNE. NEW YORK)が、2016年プレフォールウィメンズコレクションを発表した。
2016年01月09日トム・ハンクスがスティーヴン・スピルバーグ監督と11年ぶり、4度目のタッグを組み、緊張の冷戦時代、ソ連のスパイを弁護することになったアメリカ人弁護士を演じる『ブリッジ・オブ・スパイ』。トムが演じた “実在の”弁護士は、誠実で「誰でも弁護される権利がある」という信念のもと自らの仕事を遂行するが、このほど、まるで「仕事と家族、どちらを選ぶ?」と妻に問いかけられているかのような本編映像が到着した。主人公のジェームズ・ドノヴァンはアメリカ人弁護士。保険の分野で実直にキャリアを重ねてきた男だが、ソ連のスパイの弁護を引き受けたことで周囲から非難され、家族にも危険が及ぶことに。やがて、そのソ連のスパイと、ソ連側にとらえられたアメリカ人パイロットの交換というミッションに孤立無援で挑むことになるが――。到着した映像では、ドノヴァンと妻メアリーの家でのやり取りが描かれる。急な出張の荷造りをしている2人だが、会話の内容は、妻が「無事に戻って。釣りはウソでもいいから」と、どうも内心穏やかではない様子だ。当時のことについて、実際のドノヴァンの息子は、「父はイギリスとスコットランドに行くと言っていた。私が学校でトラブルを起こしたときには『がっかりするな。万事うまくいくよ。力を抜いてくれ』と書かれた手紙が送られてきた。父がベルリンへ向かう直前のロンドンから来た手紙だった」と証言、まるで、これから人質交換へと臨む自分自身への激励ともとれるエピソードを明かしている。さらに、彼の娘も「私たちは何も知らなかったわ。母が眠っているときに(TVの)リポーターから電話が掛かってきて『ご主人のなさったことを、さぞご自慢に思っていらっしゃるでしょう』と言ったけど、母は何の話か全く分からなかった。それで『主人は(旅先で)ホールインワンでも出したのですか?』と聞いたのよ」とふり返る。今回の映像と実際の子どもたちが明かしたエピソードから、ドノヴァンは自身の信念を貫いた仕事をしつつも、家族を愛し、すべてを秘密にしていたことが伺える。また、妻・メアリーはそれを承知の上で、“家族を守りたい”という気持ちで夫ドノヴァンを支え、彼が未知の世界に足を踏み入れるために優しく後押ししていたようにも思わせる。そんなドノヴァンの勇気と情熱、そして誠実さが、信じがたいほどのスリリングな結末へと向かう本作に、まずはこちらの映像から思いを馳せてみて。『ブリッジ・オブ・スパイ』はTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月09日とびっきり豪華なおせち料理ともいえる『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の後には、良い意味でオーソドックスな味付けの上質な作品が見たくなるはず。そんな映画ファンには、スティーブン・スピルバーグ監督の最新作『ブリッジ・オブ・スパイ』がオススメだ。実話をもとに、アカデミー賞俳優のトム・ハンクスと4度目のタッグを組む本作。米ソの冷戦が激化した1950~60年代を舞台に、アメリカ人弁護士ジェームズ・ドノヴァンが、かつて弁護を担当したソ連の老スパイと、ソ連の捕虜となったアメリカ人パイロットの交換交渉を進めるため、東西分裂中のベルリンで孤軍奮闘する。老スパイ役のマーク・ライランスが、すでに8つの映画賞で助演男優賞に輝いており、オスカー本命と目されている。一言で表せばスピルバーグ流の“知的活劇”。まさにベルリンの壁が建設されつつある混迷のベルリンに乗り込み、手の内を見せないソ連側と粘り強い交渉を繰り広げるドノヴァンの姿は、「正義と真実を求める」という意味では、スピルバーグ監督がこれまで生み出していた冒険ヒーローに通じるものがある。違いがあるとすれば、ドノヴァンが政府の人間ではなく、保険法を専門にした弁護士…つまり、ありふれた一市民だという点だろう。自国を脅威にさらすスパイを弁護したことで、愛する家族をも危険にさらすことになるドノヴァン。それでも「誰もが平等な裁判を受ける権利を持つ」という信念、そして老スパイとの交流を通し、立場は違えど愛国心に変わりはないと共鳴し合う人間性が、主人公を特別な存在に押し上げる点が、生粋のヒューマニストであるスピルバーグ監督らしい。ドノヴァンの誠実さはそのまま、常に観客に対し謙虚さを忘れないスピルバーグそのものだ。『宇宙戦争』『ミュンヘン』と2本の監督作が全米公開されたのが、2005年のこと。まるで同窓会のようだった『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』、片や最新技術で仏コミックを映像化した『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』の2作品で冒険活劇を再定義し、『戦火の馬』『リンカーン』と重厚感あふれる大作を成功させた監督にとって、最新作『ブリッジ・オブ・スパイ』はこの10年を総括する、静かなる集大成といえそうだ。スピルバーグ監督といえば、ロアルド・ダール(『チャーリーとチョコレート工場』)による児童小説を原作に、少女と巨人の冒険を描いた最新作『The BFG』(原題)が今夏、全米公開される予定で、こちらも楽しみになってきた。『ブリッジ・オブ・スパイ』は1月8日(金)より公開。(text:Ryo Uchida)
2016年01月08日監督スティーヴン・スピルバーグ、主演トム・ハンクスとアカデミー賞受賞スタッフ&キャストが贈る真実に基づく物語『ブリッジ・オブ・スパイ』が、いよいよ本日1月8日(金)に公開となる。このほど、実に4度目のタッグとなったスピルバーグ監督とトム・ハンクスの強力な信頼関係を裏づける特別映像が解禁となった。『シンドラーのリスト』『プライベート・ライアン』など3つのアカデミー賞に輝くスピルバーグ監督のもと、『フィラデルフィア』『フォレスト・ガンプ/一期一会』で同「主演男優賞」を2年連続受賞したトム・ハンクスが主演、さらに『ノー・カントリー』『ファーゴ』で4つのアカデミー賞を手にしたイーサン&ジョエル・コーエン兄弟と、マット・チャーマンが脚本を手がけた本作。到着した映像では、実話に基づいた感動作『プライベート・ライアン』、政府の姿勢を問うた『ターミナル』、執拗な追跡劇をコミカルに描いた『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』と、スピルバーグとトムがこれまでにタッグを組んだ毛色の違う3作をふり返りつつ、2人のコラボレーションの4作目となる本作にクローズアップしていく。スピルバーグ監督と長年に渡り仕事をしてきた、本作の製作クリスティ・マコスコ・クリーガーは、「お互いの長所を引き出している」と2人のコラボレーションを絶賛。「トムがいるだけで作品が豊かになるんだ」(スピルバーグ監督)、「スティーヴンになら安心してさらけ出せる。ボスは彼だが私の提案にとても寛容だ」(トム)と、互いに尊敬と称賛を送り合う様子だけでなく、映し出される撮影風景からも、彼らが信頼し合っていることが見て取れる。「ジェームズ・ドノヴァンはいわゆる誠実な男だ。“正義は皆に平等である”が彼の信条だ」とスピルバーグ監督が語るハンクス扮する主人公は、実在の弁護士。舞台はアメリカとソ連が一触即発の冷戦状態にあった時代。いまにも戦争が勃発するかもしれない緊張が続く中、彼は勇敢にも敵の中に飛び込み、人質を救うために奔走するが、その本当の姿はヒーローとはほど遠い“普通の男”だ。クリーガーが「ドノヴァンは私の親友のお父さんみたいなごく普通の人。彼は自分の仕事をこなしていただけなのに、信じられないような国際的な話に巻き込まれた」と明かすことからも、良き夫、良き父、良き市民として平凡な人生を歩んできた男が、本作では文字どおり孤立無援の闘いに挑んでいくことが分かる。相手が同胞でも、スパイでも、目の前の人間を大切にする彼の勇気と情熱、そして誠実さを体現したハンクスと、その奇跡の真実をとらえたスピルバーグ監督の強力なコラボを、この映像からも確かめてみて。『ブリッジ・オブ・スパイ』は1月8日(金)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月08日映画『ブリッジ・オブ・スパイ』(2016年1月8日公開)のスティーブン・スピルバーグ監督と主演のトム・ハンクスがタッグを組んだ過去作やインタビューを交えた特別映像が8日、公開された。アカデミー賞の監督賞に2度輝いたスピルバーグと、アカデミー賞の主演男優賞を2年連続で受賞したトム・ハンクスがタッグを組むのは、本作が4本目。公開された映像では、実話に基づいた感動作『プライベート・ライアン』、政府の姿勢を問う『ターミナル』、執拗な追跡劇『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』とこれまでタッグ作を振り返りつつ、本作にクローズアップしてく。スピルバーグ監督と長年に渡り仕事をしてきて、次回作でも製作総指揮も努める本作の製作クリスティ・マコスコ・クリーガーは「お互いの長所を引き出している」と2人のコラボレーションを絶賛。「トムがいるだけで作品が豊かになるんだ」(スピルバーグ監督)、「スティーヴンになら安心してさらけ出せる。ボスは彼だが私の提案にとても寛容だ」(ハンクス)と絶賛しあう様子だけでなく、映し出される撮影風景からも信頼し合っていることが見て取れる。実話に基づく本作は、アメリカ合衆国と旧ソビエト連邦が世界を二分して対立し、一触即発の冷戦状態にあった1950~60年代の物語。ハンクスが演じる主人公のジェームズ・ドノヴァンは、実在のアメリカ人弁護士で、ソ連のスパイの弁護を引き受けたことで国際交渉の世界に足を踏み入れる。ドノヴァンに与えられたミッションは、彼が弁護したソ連のスパイと、ソ連に捕らえられたアメリカ人パイロットの交換を成し遂げること。交渉の場は、敵地の東ベルリンで、判断を誤れば即射殺という緊迫した状況のもと、両方を救うために孤立無援の闘いを繰り広げる。(C)Twentieth Century Fox Film Corporation and DreamWorks II Distribution Co., LLC. Not for sale or duplication.
2016年01月08日トム・ハンクスの主演最新作『ブリッジ・オブ・スパイ』が今週末から公開になる。監督を務めるのは、本作が4本目のタッグ作になるスティーヴン・スピルバーグ監督で、プロデューサーは両者は「互いの長所を引き出している」と分析する。監督とハンクスが語る特別映像が公開になった。『ブリッジ・オブ・スパイ』特別映像スピルバーグ監督は、アドベンチャー大作からオスカーを受賞した重厚なドラマまで幅広いジャンルの作品を手がけており、これまでに様々な俳優たちを起用している。中にはトム・クルーズやマット・デイモン、レオナルド・ディカプリオといったスターや、ダニエル・デイ=ルイスなどの演技派俳優、オードリー・ヘップバーンやフランソワ・トリュフォーなど映画界の伝説的な存在もいるが、主要キャストとして“常連”と呼べるのは『ジョーズ』や『未知との遭遇』のリチャード・ドレイファス、『インディ・ジョーンズ』シリーズで4度タッグを組んだハリソン・フォード、そしてトム・ハンクスだろう。ハンクスは映像の中で「スティーヴンと作った映画は、4本とも毛色が違う」と分析し、『プライベート・ライアン』『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』『ターミナル』について語り、新作の『ブリッジ…』は「脚本を読んで、大成功するとすぐわかった」と振り返る。本作で彼が演じるのは、普通の弁護士ジェームズ・B・ドノヴァンで、監督曰く「誠実な男」だ。ドノヴァンは保険の分野で活躍し、穏やかに暮らしていたが、アメリカで逮捕されたソビエトのスパイと、ソ連領空で撃墜され逮捕されたアメリカのパイロットを秘密裏に“交換”するという誰も成し遂げた事が無いミッションに巻き込まれてしまう。本作は冷戦下の1950年代を舞台にしており、シリアスな場面も登場するが、映像にはスリルのあるシーンや緊迫感あふれる場面など、ドキドキする瞬間が次々に登場。スピルバーグ監督が「トムがいるだけで作品が豊かになるんだ」と語る通り、誠実さだけを武器に危険な取引きに挑む男を演じるハンクスは、観客が思わず引き込まれてしまうほど豊かな表情を見せる。命を狙われ、ウソと駆け引きが行き交うスパイの世界に放り込まれた男はどうやって“スパイ交換”を成立させるのか? 監督とハンクスがアイデアを出し合って完成させた新作の公開が楽しみだ。『ブリッジ・オブ・スパイ』1月8日(金) TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー(C)Twentieth Century Fox Film Corporation and DreamWorks II Distribution Co. LLC. Not for sale or duplication.
2016年01月08日2016年初めの週末興行収入&動員で“妖怪”を抑えて第1位を記録、世界的にも記録的大ヒットとなっている『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』。改めてその底力を示した本作で、物語とともに成長していく女性主人公・レイを文字通りの“新星” デイジー・リドリーが好演しているが、彼女をはじめとする若手キャストを本作に大抜擢した理由を、J.J.エイブラムス監督は、「優れた演技力はもちろん、あらゆることに挑戦できる柔軟性を持ち、キャラクターに命を吹き込み、現場で(ほかのキャストと)いい関係を築けるユーモアのセンスや人間性、ハートといった部分が決め手になった」と来日記者会見で明かしていた。そこで今回は、レイ役のデイジーとともに注目度急上昇中、新たなる“伝説”の担い手であり、ルーク役のマーク・ハミルやハン・ソロ役のハリソン・フォードらと同様、これから“伝説”の一部となっていくであろう(否、もうなっている?)男性キャスト陣に注目してみた。■レイやBB-8と出会い、正義に目覚めるフィン:ジョン・ボイエガ一昨年11月、本作待望の初映像(特報)が解禁された際、どこか砂漠の星でストームトルーパーらしき若者がマスクを外し、息を切らす姿に誰もが「???」となったはず。その若者こそ、戦うことに葛藤を覚え、脱走を図るストームトルーパー、フィン。演じているのは、1992年3月17日英国生まれのジョン・ボイエガだ。彼は『アントマン』の脚本を手がけたエドガー・ライト製作総指揮&ジョー・コーニッシュ監督の『アタック・ザ・ブロック』(’11)でエイリアンと戦う不良少年のリーダーを演じて本国でブレイク!ロンドンを舞台にした「24 -TWENTY FOUR-リブ・アナザー・デイ」にも出演した。自前のハン・ソロ人形にハリソンから直接サインをもらってはしゃいだり、来日時には“アキバ”で買い物を楽しんだりと現代っ子の素顔を覗かせつつも、劇中ではレイ役のデイジーとともに新たな運命の嵐に巻き込まれ、壮大な物語を牽引していくフィンを、時に勇ましく、時に軽妙に演じている。次回作は、トム・ハンクス、エマ・ワトソン共演のSF作『The Circle』(原題)と、これまた大きな注目を集めそうだ。■BB-8の持ち主にして名パイロット、ポー・ダメロン:オスカー・アイザックまた、元はFN-2187という“記号”に過ぎなかったフィンの“名づけ親”であり、彼とあっという間に意気投合する“レジスタンス”の名パイロット、ポー・ダメロンを演じるのは、若手というにはもはや忍びない実力派オスカー・アイザック。1980年3月9日生まれ、グアテマラ出身の彼は、コーエン兄弟監督・脚本『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』(’13)で歌声も披露し、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされた。名門ジュリアード学院の出身で、同窓生だったジェシカ・チャステインと夫婦役で初共演した『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』も高い評価を受け、日本でも多くの映画ファンを唸らせている。劇中では、フィンに対しては警戒心むきだしの大人気ドロイド“BB-8”が従順に“なついている”様子が微笑ましく、その名コンビぶりや、宇宙一といわれる名パイロットぶりが「カッコイイ!」と評判。だが、今年は、あの『X-MEN』最新作『X-MEN:Apocalypse』(原題)でなんと悪役のミュータントに!正義を体現する本作との対極の姿は必見だ。■ダース・ベイダーに心酔する仮面の男カイロ・レン:アダム・ドライバー悪役といえば、十字型の赤いライトセーバーを操り、強力なフォースの使い手で、暗黒卿ダース・ベイダーにただならぬ執着を見せるのが、カイロ・レン。演じるのは、1983年11月19日アメリカ生まれ、189cmの長身に個性的な顔立ちのハンサム、アダム・ドライバー。彼もまたジュリアード学院の出身で、かつては海軍に所属していたこともある。『J・エドガー』(’11)で長編映画デビュー後、TVシリーズ「GIRLS/ガールズ」で主人公のちょっぴりヘンな彼氏を演じてブレイク。等身大女子映画『フランシス・ハ』やミア・ワシコウスカ共演『奇跡の2000マイル』に出演し、『インサイド・ルーウィン・デイヴィス』ではポー・ダメロン役のオスカー・アイザックとも共演。第27回東京国際映画祭でも上映された『ハングリー・ハーツ』では、第71回ベネチア国際映画祭「最優秀男優賞」を受賞。演技力はお墨付きだ。2016年は、ベン・スティラー、ナオミ・ワッツ、アマンダ・セイフライド共演『While We’re Young』(原題)ほか、マーティン・スコセッシが遠藤周作の小説「沈黙」を映画化する『Silence』(原題)などが控えている。同作にはアンドリュー・ガーフィールド、リーアム・ニーソン(『エピソード1』のクワイ=ガン・ジン)や、浅野忠信、窪塚洋介、小松菜奈ら話題性に富む日本人キャストが登場しており、注目度大。■さまざまな“顔”を持つ策略家? ハックス将軍:ドーナル・グリーソン一方、悪役ながらカイロ・レンのようにフォースという“武器”は持たず、策略家といった雰囲気の“ファースト・オーダー”のハックス将軍を演じているのは、1983年5月12日生まれのアイルランド俳優ドーナル・グリーソン。『アバウト・タイム愛おしい時間について』の心優しい青年や『ハリー・ポッター』シリーズの勇敢なビル・ウィーズリーなど、さまざまな役柄をこなすその演技派ぶりは、いまや引く手あまた。『不屈の男 アンブロークン』では、ジャック・オコンネル演じる主人公と太平洋を漂流することになる兵士・フィル役で強い印象を残し、目下、賞レースを騒がせているレオナルド・ディカプリオ主演『レヴェナント:蘇えりし者』やシアーシャ・ローナン主演『Brooklyn』(原題)にも出演。先日の英国インディペンデント映画賞では『Brooklyn』で「助演男優賞」にノミネートされたが、俳優の実父ブレンダン・グリーソンに同賞を奪われ、代わりにトロフィーを受け取る…というトホホな一面も。また、巨大IT企業のプログラマー役で主演した『EX MACHINA/エクス・マキナ』(原題)は、オスカー・アイザックがまるで別人のような風貌でそのIT企業の社長を怪演、『リリーのすべて』のアリシア・ヴィキャンデルが美しくリアルな“人間型AI”を演じており、日本公開が待たれている。『スター・ウォーズ』の役柄とはまた違う、彼らの新たな姿に出会うことは今後の楽しみの1つとなりそうだ。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スター・ウォーズ/フォースの覚醒 2015年12月18日より全国にて公開(C) 2015 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights
2016年01月07日米映画『ブリッジ・オブ・スパイ』の公開直前イベントが5日、都内で行われ、菊地幸夫弁護士、菊間千乃弁護士、八代英輝弁護士が出席した。8日に全国公開する本作は、スティーヴン・スピルバーグ監督が手掛けるヒューマンドラマ。冷戦下の1950~60年代、米国人弁護士のジェームズ・ドノヴァン(トム・ハンクス)は、ソ連のスパイと捕虜の同胞を交換する命懸けのミッションに挑む――という実話をもとにしたストーリーとなっている。国際弁護士として活躍する八代氏は、「『自分もこういう風に生きているかな?』と我が身を振り返る想いで鑑賞しました」と本作に感銘を受けた様子で、国選弁護人の菊地氏も、「法廷シーンで孤軍奮闘する姿が心強く、本当に応援したくなる」と熱心にアピールした。一方、フジテレビアナウンサーから弁護士に転身後、初めてイベントに登場した菊間氏は、今年の抱負として"強くなる"と宣言。弁護士1年目の失敗エピソードを披露しながら、「自分が落ち込んでたらクライアントを守れない。『大丈夫ですよ』と言いながら頑張るために強くなりたい」と笑顔で意気込んだ。また、法曹界のみならずメディアでも活躍する3人。日本テレビ系の情報番組『スッキリ!!』に出演する菊地氏、TBS系の情報番組『ひるおび!』に出演する八代氏に挟まれた形の菊間氏は、「楽屋で日本テレビ対TBSの話で盛り上がってて……。『フジテレビも入れてよ!』って思いました」と明かして笑わせる場面もあった。
2016年01月06日映画『ブリッジ・オブ・スパイ』の試写会が1月5日(火)に開催され、主人公の職業である弁護士にちなんで、メディアでも活躍する弁護士の八代英輝、菊間千乃、菊地幸夫がトークセッションに出席し、弁護士ならではの視点で作品を解説した。主演トム・ハンクス、スティーヴン・スピルバーグ監督の4度目のタッグで、脚本にはコーエン兄弟も参加している本作。実話をベースに米ソ冷戦の時代に、「誰もが公平に裁判を受ける権利を有する」という己の信念に従い、ソ連のスパイの弁護を引き受け、さらに、ソ連に拘留された米のスパイとの交換という難題に挑む弁護士の姿を描く。八代さんはTBSの「ひるおび!」、菊地さんは日テレの「行列のできる法律相談所」などにレギュラー出演中で、菊間さんは元フジテレビのアナウンサーということで、メディアに露出の多い3人だが、実はこの日が初対面とのこと。壇上で、各局の代理戦争が勃発の予感…?八代さんは映画を見て、己の信念を曲げない主人公のドノヴァンの姿に「自分はこういう気持ちを持ち続けてたか?と我が身を振り返った」と語り「見て惚れる、男気のある弁護士です!」とドノヴァンを絶賛!菊間さんは「誰もが公平に裁判を受ける権利を有する」という言葉について「同じことをいま、私が所属する弁護士事務所のボスも言っていた」と明かす。実際、その上司はかつて、その信念の下、元日本赤軍の容疑者の弁護をした経験があり「その記事を読んで『かっこいいな』と思って、いまの事務所に入りました。ドノヴァンがボスと重なったし、同じ時代に生きていたら、こういう弁護士の下で働きたい」と語る。菊地さんは、弁護士を扱った数々の映画に触れ「専門家が見て『こういうことは言わない』というシーンがある」と断った上で、本作に関しては「これはあり得るなと思った」とそのリアリティを称賛した。もしも、同じような案件が自分の元に舞い込んだら?という問いには3者とも「弁護を引き受ける」と力強くうなずく。八代さんは「裁判官だったとき、暴力団の抗争で官舎に弾丸が撃ち込まれたり、カルト教団の裁判ではカメラに追い回されたこともあった」と明かしつつ「法律家はそういう状況で逆に燃えるもの」と闘志がかき立てられたと語り、ドノヴァンと自身を重ねつつ「映画から不条理への憤りが伝わってきました。どの弁護士でも拒む方はいないと思います」と熱弁をふるう。菊地さんは、自身が国選弁護士を務めた際の経験として「暴力団の事件を担当したとき、組の人間が『(被告が)何をしゃべったか教えろ』と言ってきて『それは言えない』と言ったら『ホームの端を歩かないようにしろよ』と脅された」と告白。こうした経験とドノヴァンの立場を重ね合わせつつ「誰かがこの役目をやらないといけない。日本に法があることを示さないといけない」と語り、3人の意見が一致した。一方、映画を見て弁護士ならではの「あるある!」と思ったポイントは?という問いに菊地さんは「法律家は、言葉の概念を正確に扱わないといけない」と前置きし「私はカミさんに『ティッシュ一枚とって』と言われたら、ティッシュを抜き取って2枚一組になっているのを分けて、1枚を渡す」と細かすぎる性格を明かしたが、これには菊間さん、八代さんから「そんなひと(菊地さん以外)いない!」とブーイングが…。言葉の正確さが求められるという点については、八代さんも「ひとつの文書で数字が全角と半角の混在が許せない」、菊間さんも「裁判官からできない弁護士だと思われてしまう」とその必要性は認めつつ、「ティッシュは2枚で一組だから」という、菊地さんの細かすぎる主張は弁護士全般の話ではないと強調し、会場は笑いに包まれた。『ブリッジ・オブ・スパイ』は1月8日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月05日トム・クルーズがキルステン・ダンストに毎年クリスマス・ケーキを送っているという。現在33歳のキルステンは、1994年にトムとブラッド・ピットが主演した『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』に出演。それが縁となって毎年、トムからクリスマス・ケーキが送られてくる。ホワイトチョコレート・チップの入ったココナッツ・ケーキを、キルステンと家族は “クルーズ・ケーキ”と名づけて、毎年楽しみにしている。「とてもおいしくて、ケーキが届くとその日のうちに家族みんなで食べちゃう」そうだ。『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』の撮影時は11歳だったキルステンはその後も順調にキャリアを築いて大人の女優に成長。来年1月10日(現地時間)に発表される第73回ゴールデン・グローブ賞のTV部門でリミテッドシリーズ/TVムービー部門女優賞(「FARGO/ファーゴ」シーズン2)にノミネートされている。(text:Yuki Tominaga)
2015年12月28日映画『ブリッジ・オブ・スパイ』(2016年1月8日公開)で主演を務める俳優トム・ハンクスのインタビュー映像が25日、公開された。映像の冒頭でハンクスは、イーサン&ジョエル・コーエン兄弟による脚本を読んだ時は「役者冥利に尽きると思ったよ」と話し、「こんな素晴らしい作品の主演に私を選んでくれただけでもうれしい。それもスティーヴンからの指名だなんて」と、製作を務めたスティーヴン・スピルバーグからの指名に感激。「宝くじに当たった気分だよ」と喜びを表現した。ハンクスとスピルバーグのタッグは、『プライベート・ライアン』以来、本作が4本目。ハンクスは、「スティーヴンとは過去に何回も組んでいるからお互いのことはよくわかってるんだ。撮影現場では、僕が何か良いアイデアを思いついて話すと彼はいつも賛成してくれる。それが僕の積極的な演技につながり、シーンが引き立つと彼は考えるんだ」と関係性を伝え、「良き理解者と言える彼とまた仕事ができるのは、本当に幸せなことだと思うね」と語った。ハンクスの起用について、スピルバーグ監督はハンクスが第一候補だったと明かしているが、プロデューサーのクリスティー・マコスコ・クリーガー(『リンカーン』)もまた「ドノヴァンはごく普通の人…私の親友のお父さんみたいな。彼は自分の仕事をこなしていただけなのに、信じられないような国際的な話に巻き込まれた。トム・ハンクスは決して普通の人ではないけれど、人々には普通の人の代表のように見られている。だからこそ、ドノヴァンとして最高なの」と、ハンクスがドノヴァンにふさわしい理由を説明する。ハンクスは、映像の後半でドノヴァンについて語り出すと、さらにヒートアップ。「J・ドノバンは交渉において一歩も退かない。タフな弁護士だ」「彼には確かな正義感があり職務にも忠実だった」などと説明し、「彼にとってソ連との交渉は単なる仕事ではなくアベルを救うための戦いでもあったんだ」と熱弁している。実話に基づく本作は、アメリカ合衆国と旧ソビエト連邦が一触即発の冷戦状態にあった1950~60年代の物語。ハンクスが演じる主人公のジェームズ・ドノヴァンは、実在のアメリカ人弁護士で、ソ連のスパイの弁護を引き受けたことで国際交渉の世界に足を踏み入れる。ドノヴァンに与えられたミッションは、彼が弁護したソ連のスパイと、ソ連に捕らえられたアメリカ人パイロットの交換を成し遂げること。交渉の場は、敵地の東ベルリンで、判断を誤れば即射殺という緊迫した状況のもと、両方を救うために孤立無援の闘いを繰り広げる。
2015年12月25日トム・ハンクスの主演最新作『ブリッジ・オブ・スパイ』が来年1月8日(金)から公開になる。超大作から賞レースにからむ重厚な作品まで様々なジャンルで活躍しているハンクスは、俳優だけでなく、監督やプロデューサーとしても高い評価を集めている。そんな彼が出演が決まった際に「宝クジに当たったような気分」と評したのが、本作だ。『ブリッジ・オブ・スパイ』トム・ハンクス インタビュー映画は、普通の弁護士ジェームズ・B・ドノバン(ハンクス)が、アメリカで逮捕されたソビエトのスパイと、ソ連領空で撃墜され逮捕されたアメリカのパイロットを秘密裏に“交換”するという誰も成し遂げた事が無いミッションに挑む姿を、実話を題材に描いた作品だ。ハンクスほどの俳優になると、優れた脚本や企画が数え切れないほど集まってくる。さらに彼は自身でプロデューサーや監督も務めることもあるため、自身の中で納得のいかない作品に出ることはない。映像の中でハンクスは最初に脚本を読み「役者冥利につきると思った」という。「こんな素晴らしい作品の主演に、私を選んでくれただけでもうれしい。それもスティーヴン(・スピルバーグ)からの指名だなんて、宝クジに当たったような気分だよ」ハンクスはこれまでもスピルバーグ監督と繰り返しタッグを組んでおり、信頼は厚いが、ドノバンという役柄にも魅了されたようだ。「彼は確かな正義感があり、職務にも忠実だった。ただし彼はスパイの世界を知らなかった。ウソやハッタリがまかり通る世界なんだ」。本作の主人公ドノバンは強い信念を持ち、自分や家族に危険がおよぶ可能性があったとしても、公平に裁判が行われるために行動する“正義”の人だ。しかし、彼がスパイ交換のために乗り込んだベルリンでは、東西を隔てる高い壁があり、治安は悪く、判断を間違えれば拘束、あるいは殺されてもおかしくない状況だ。殺しのライセンスも、相手を丸め込む能力も、美女を落とすテクニックもなく、ただ公平と正義を貫きたい、誰かを守りたいと願った男は無事にミッションをやり遂げられるのだろうか?『ブリッジ・オブ・スパイ』2016年1月8日(金) TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー
2015年12月25日スティーヴン・スピルバーグとトム・ハンクスとコーエン兄弟がタッグを組む『ブリッジ・オブ・スパイ』。この度、主演を務めたトムが自身の役を熱く語るインタビュー映像が到着した。舞台は、アメリカとソ連が一触即発の冷戦状態にあった1950年~60年代。主人公のジェームズ・ドノヴァンは実在のアメリカ人弁護士。保険の分野で実直にキャリアを重ねてきた男だが「誰でも弁護される権利がある」という信念のもとソ連のスパイの弁護を引き受けたことをきっかけに、思いがけなく国際交渉の世界に足を踏み入れることになる。“普通の弁護士”ドノヴァンに与えられたミッション、それは自身が弁護したソ連のスパイと、ソ連に捕らえられたアメリカ人パイロットの交換を成し遂げることだった。交渉の場は敵地の東ベルリン。判断を誤れば即射殺という緊迫した状況のもと、ドノヴァンの孤立無援の闘いが始まる――。オスカー・レースの開始を告げるナショナル・ボード・オブ・レビューの作品トップ10をはじめ、数々の映画賞を受賞し、2016年度アカデミー賞有力候補の呼び声もあがる本作。このほど解禁となった映像では、『ファーゴ』『ノーカントリー』で4つのアカデミー賞を受賞したジョエル&イーサン・コーエンが手掛けた脚本を読んだトムが「役者冥利につきる」と語り、自身の役柄や本作について力説する姿が映し出されている。監督を務めたスピルバーグとは、『プライベート・ライアン』以来4作目のコラボレーションとなるトムは、本作の主演に指名されたときのことを「宝クジに当たった気分だよ」と述懐。さらに、「お互いのことはよく分かっているんだ」「良き理解者と言える彼とまた仕事ができるのは本当に幸せなことだと思う」と続け、再タッグへの喜びを語ると同時に本作への手応えをのぞかせる。今回の役柄である弁護士・ドノバンについて話が及ぶとより熱が入り、ハンクスの語りはどんどんヒートアップ。脚本に書かれた彼の複雑な人物像に惹かれたと話すハンクスは、「弁護で様々な人間と出会ったことでドノバンは変わった。ソ連との交渉は単なる仕事でなく、アベルを救うための戦いでもあったんだ」とドノバンの心境を読み解いている。『フィラデルフィア』『フォレストガンプ/一期一会』で2年連続オスカーを獲得したハンクス。この映像から、彼にとって3度目のオスカーとなるかもしれない本作への期待を膨らませてみて。『ブリッジ・オブ・スパイ』は2016年1月8日(金)よりTOHOシネマズスカラ座ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年12月25日トム・ハーディが、ツイッター上で彼を批判するつぶやきを連投したジャーナリストに対して自身のウェブサイトで公開書簡を発表したことが「The Guardian」にて報じられた。トムは出演作『レヴェナント:蘇えりし者』のプロモーションで、アメリカのエンタメ系ウェブサイト「HitFix」のドリュー・マクウィニー記者のインタビューを受けるはずだったが、記者は4時間待たされたうえに取材はキャンセルになった。すると記者は18日(現地時間)にツイッターの自身のアカウントで「トム・ハーディはジャンケット取材を受けるのをやめるべきだ。彼には向いてない。彼のせいで誰も仕事ができなくなる。最低だ」「分かったよ。映画スターでいるのは大変だね。僕の仕事を台無しにしてくれてありがとう。あんたはとってもデリケートなお花だから」などと怒りのツイートを連発した。これを受けて、トムは22日(現地時間)に“公式に非公式”を掲げる自身のウェブサイト「TomHardy.org」に記者に宛てた返事を掲載した。「君の間違った怒りを取り消すというメールをありがとう。待たされたうえにインタビューできなかったことについては謝ります」と始まる書簡でトムは「待たされている人がいることは知らなかった」としたうえで、関係者が記者に対して「インタビューがキャンセルになったとは言っていない。スケジュールに遅れが生じていると伝えただけだ」と説明。待っていればインタビューすることができたはずで、キャンセルしたのは自分ではないと明言した。トムは「君がツイッターでわめき散らしたことを、次に会う機会に面と向かって言ってみろと言いたいところだが、君にそんな勇気があるとは思えない」と怒りをのぞかせつつ、「誤解を招いたことについては謝りたい。クールじゃなかった。君のツイートもそうだったけど、それはまた別の話だ」として「何度もバカ呼ばわりしてくれてありがとう。トミーxxx」と締めくくった。一方、記者は24日(現地時間)に「僕はトム・ハーディとメールのやりとりをしたことは一度もない」とトムの書簡の内容の一部を否定している。(text:Yuki Tominaga)
2015年12月25日監督スティーヴン・スピルバーグ、主演トム・ハンクス、脚本イーサン&ジョエル・コーエン兄弟で描く映画『ブリッジ・オブ・スパイ』(2016年1月8日公開)で、オリエンタルラジオの中田敦彦が本作をわかりやすく教える特別映像が22日、公開された。実話に基づく本作は、アメリカ合衆国と旧ソビエト連邦が一触即発の冷戦状態にあった1950~60年代の物語。ハンクスが演じる主人公のジェームズ・ドノヴァンは、実在のアメリカ人弁護士で、ソ連のスパイの弁護を引き受けたことで国際交渉の世界に足を踏み入れる。ドノヴァンに与えられたミッションは、彼が弁護したソ連のスパイと、ソ連に捕らえられたアメリカ人パイロットの交換を成し遂げること。交渉の場は、敵地の東ベルリンで、判断を誤れば即射殺という緊迫した状況のもと、両方を救うために孤立無援の闘いを繰り広げる。このたび、人を引き込むプレゼン力で話題を呼んでいるオリエンタルラジオの中田敦彦が、本作をわかりやすく教える特別映像が公開。映像の中で中田は、本作の主人公・ドノヴァンの武勇伝をプレゼンしており、「ドノヴァンはいったいどんな男だったのか? 何をしたのか?」「なぜ、普通の男が大きな戦争を止めるまでのことができたのか?」、そして、本作に関係する「"33"という数字が指すものとは?」を解説している。また、中田氏が本作を観て「男と男の友情の前に立場は関係なくなる瞬間がある。それが非常に胸を打つ」と明かす理由も、映像から垣間見ることができる。(C) Twentieth Century Fox Film Corporation and DreamWorks II Distribution Co., LLC. Not for sale or duplication.
2015年12月22日いよいよ公開される『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を始め、お正月に向け洋画・邦画のビックタイトルが続々と公開される一方で、この冬、注目を集めているのが、実在の人物に迫ったドキュメンタリーや衝撃の実話の映画化作品だ。彼らが、いったいなぜ“闘い”続けるのか、それに“挑戦”するのか…目からウロコの彼らの実体験とその真意に迫る作品に注目した。●タリバンに撃たれた少女の素顔といま…『わたしはマララ』(公開中)「17歳の少女がノーベル平和賞を受賞!」。2014年、世界中がそのニュースに湧き、パキスタン生まれのマララ・ユスフザイは一躍、時の人となった。タリバンに撃たれた少女、または教育の必要性を訴え続ける勇気ある女の子。報道や教材で映し出される彼女からは強い意志を感じるが、なぜティーンエイジャーが世界の指導者を相手にしたり、難民のために学校を開設したりと、そこまでの行動をしているのか?18か月もの時間をかけ追い続けたドキュメンタリー『わたしはマララ』は、彼女の素顔をとらえていく。マララと名付けられた意味、彼女の生い立ち、父母を始め家族の温かく力強い結束、九死に一生を得たことで彼女が背負い、「自らこの人生を選んだ」と語りかける言葉が真摯に響いてくる。●ユダヤ難民を救った彼の決意の裏にあるもの…『杉原千畝 スギハラチウネ』(公開中)第二次世界大戦中、独ナチスの迫害から逃れたユダヤ難民の命を救った外交官、杉原千畝を唐沢寿明が演じ、ユダヤ難民の凄惨な過去を現在に伝えるアウシュビッツ収容所のあるポーランドでオールロケを敢行した『杉原千畝 スギハラチウネ』。彼はなぜ自分だけでなく家族までもが危険に晒される諜報戦に身を投じたのか。どうして政府の許可を待たず、独断でユダヤ難民にヴィザを発行し続けたのか…。終戦から70年の節目となるいま、その決意の裏に秘められた真実が描かれる。●巨大ビルの間を綱渡りした男が見た景色とは…『ザ・ウォーク』(1月23日公開)1974年、当時世界一の高さを誇ったワールド・トレード・センター。地上110階・441メートルの道なき空間をワイヤーロープ1本でつなぎ、命綱なしの綱渡りという前代未聞の挑戦をした一人の男フィリップ・プティ。その彼を人気実力派俳優ジョセフ・ゴードン=レヴィッドが熱演し、ロバート・ゼメキス監督とタッグを組んだ『ザ・ウォーク』。生と死の淵へ自らを追い込む男の孤独と、その無謀な夢に惹きつけられる人々。なぜ、彼はそこまで挑戦し続けたのか。彼しか見ることのできなかった景色、もう二度と誰も見ることのできない景色が、圧倒的な臨場感とともに体験できる。そのほか、トム・ハンクスが勇気ある弁護士を演じる『ブリッジ・オブ・スパイ』(1月8日公開)、ジョニー・デップが凶悪ギャングを演じる『ブラック・スキャンダル』(1月30日公開)、元オリンピック選手の戦中体験を描いたアンジェリーナ・ジョリー監督作『不屈の男 アンブロークン』(2月6日公開)など、実在の人物を描いた作品は今後も続々と公開される。『わたしはマララ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年12月17日主演トム・ハンクス、監督スティーヴン・スピルバーグ、そしてコーエン兄弟が脚本とハリウッド屈指のスタッフ&キャストが贈る、実話に基づく物語『ブリッジ・オブ・スパイ』。このほど、本作から、トムが熱演する、自らの信念のために家族を危険にさらした男にスポットを当てた特別映像が、いち早くシネマカフェに到着した。舞台は、アメリカとソ連が一触即発の冷戦状態にあった1950年~60年代。アメリカ人弁護士ジェームズ・ドノヴァン(トム・ハンクス)は、保険の分野で実直にキャリアを重ねてきた男だが「誰にでも弁護される権利がある」という信念のもと、ソ連のスパイの弁護を引き受けたことをきっかけに、思いがけなく国際交渉の世界に足を踏み入れることになる。“ごく普通の弁護士”であり、家庭に帰れば“ごく普通の父親”ドノヴァンに与えられたミッション。それは、自身が弁護したソ連のスパイと、ソ連に捕らえられたアメリカ人パイロットの交換。交渉の場は、敵地の東ベルリン。あの“ベルリンの壁”ができ上がったまさにそのころで、判断を誤れば即射殺という緊迫した状況のもと、ドノヴァンの孤立無援の闘いが始まる――。先のナショナル・ボード・オブ・レビューの作品トップ10をはじめ、数々の映画賞を受賞し、ソ連のスパイ役を演じたマーク・ライランスがゴールデン・グローブ賞にもノミネートされている本作。このたび到着した映像では、良き夫、良き父、良き市民として平凡な人生を歩んできたドノヴァンが、世界の平和を左右する重大な任務を、たった1人その身に委ねられ、全力で不可能に立ち向かっていく姿が描かれている。スピルバーグ監督は「ドノヴァンは立ち向かうタイプの人だ。自分が信じていることのため、彼の場合は、鉄のカーテンのどちら側にいようと関係なく、すべての人の正義のために立ち向かう」と分析し、ドノヴァンという実在した人物に何よりも魅力を感じたと明かす。とりわけ、家庭を大切にした男が、危険な任務につき、直感と正義の原則を信じてやり遂げるというストーリーに惹かれたという。映像中でも印象的なのは、家の中までも安全ではなくなってしまった家族の姿だ。当然ながら、“敵国”の人間を弁護すれば自身はおろか、愛する家族までもが世間の批判と軽蔑の対象となり、命の危険にさらされる。ドノヴァンを支える妻・メアリーを演じたオスカーノミネート経験のあるエイミー・ライアンは、実在のメアリーの孫と話し「メアリーは、夫のやっていることを誇りに思っていたけど、そのせいで家族が注目されるのは嫌だったし、子どもたちが危険な目に遭わないかと心配していた」と、信念を貫く夫を応援したい気持ちと母として家族を守りたいと思う気持ちの葛藤があったことを知ったという。実話であることが信じがたいほどスリリングな展開で、ヒーローとは程遠いごく普通の人間が、同胞のパイロットと敵国のスパイ、両方を救うために恐怖をかいくぐって奔走する姿を映し出す本作。彼の勇気と情熱、そして誠実さは、観る者の胸を打つに違いない。『ブリッジ・オブ・スパイ』は2016年1月8日(金)よりTOHOシネマズスカラ座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月15日ニコール・キッドマンが、2001年に離婚したトム・クルーズとの結婚について「後悔はしていない」と語った。ニコールとトムは1990年に映画『デイズ・オブ・サンダー』で共演し、翌年結婚した。当時23歳だったニコールは「トムと結婚したとき、私はまだ子どもだったのよ。でも、少しも後悔はしていないわ」とイギリスの「The Evening Standard」紙で語った。トムとの結婚は10年で破局を迎え、ニコールは2006年にカントリー歌手のキース・アーバンと再婚、2008年に長女のサンデー・ローズを出産、2010年に代理出産で次女のフェイス・マーガレットが誕生している。「キースのためにも、話さないようにしている」というトムとの結婚についてだが、そこから何を学んだかと聞かれたニコールは「できるかぎり最高の自分でいること。最低ではなく。そして子どもたちのことを考えること」と答えている。(text:Yuki Tominaga)
2015年12月15日監督をスティーヴン・スピルバーグ、脚本をイーサン&ジョエル・コーエン兄弟が手がけ、トム・ハンクスが主演を務める『ブリッジ・オブ・スパイ』の特別映像が到着。スピルバーグ監督が、トム・ハンクスやマーク・ライランスとの撮影エピソードなどを語っていることが分かった。アメリカとソ連が一触即発の冷戦状態にあった1950年~60年代。主人公のジェームズ・ドノヴァンは実在のアメリカ人弁護士。保険の分野で実直にキャリアを重ねてきた男だが「誰でも弁護される権利がある」という信念のもとソ連のスパイの弁護を引き受けたことをきっかけに、思いがけなく国際交渉の世界に足を踏み入れることになる。時の大統領ジョン・F・ケネディがドノヴァンに与えたミッションは、ドノヴァンが弁護したソ連のスパイと、ソ連に捕らえられたアメリカ人パイロットの交換を成し遂げることだった。交渉の場は、敵地の東ベルリン。判断を誤れば即射殺という緊迫した状況のもと、ドノヴァンの孤立無援の闘いが始まる。アカデミー賞受賞スタッフとキャストが集結し、スピルバーグ監督とハンクスが4度目のタッグを組む本作。良き夫、良き父、良き市民として平凡な人生を歩んできた弁護士が、米ソの戦争を食い止める重責を担い、命がけで敵の真っ只中に飛び込んでいく姿を感動的に描いている。このほど到着した特別映像では、父から聞かされたという冷戦下での“U2偵察機事件”や、意外にもスムーズだったという撮影について、スピルバーグ監督が語っている。映像では、スピルバーグ監督は「トムと私は長年の関係だから互いを知り尽くしているんだ」と、30年以上にわたってハリウッドのトップスターの座に座り続け、アカデミー賞の主演男優賞を2年連続で受賞したトム・ハンクスについてコメント。「ただでさえ、創造性が豊かなのにさらなる独自性を常に求め、彼の何にでも挑戦する姿勢が本当に素晴らしい。4度目のタッグともなるとあうんの呼吸で楽勝だったよ」と語り、長きにわたるトムとの友情を覗かせた。また、トム演じる弁護士ジェームズ・ドノヴァンが弁護を担当するソ連のスパイ、ルドルフ・アベル役を演じたマーク・ライランスについてはスピルバーグ監督は、「彼はトニー賞に3度も輝いた舞台俳優で、演技を一目見て非凡な才能の持ち主だと分かったよ。『十二夜』での演技を見てさらに確信したから声を掛けたんだ」と、先日発表されたニューヨーク映画批評家協会賞助演男優賞を受賞し、アカデミー賞助演男優賞の最有力候補であるマークの才能を賞賛している。「ドイツ・アメリカ・ロシアから最高のキャストが揃った」とスピルバーグが自負する本作。アカデミー賞有力と呼び声が高い本作の公開を楽しみに待ちたい。『ブリッジ・オブ・スパイ』は、2016年1月16日(金)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月10日監督をスティーヴン・スピルバーグ、主演にトム・ハンクス、脚本をイーサン&ジョエル・コーエン兄弟が手がける、ハリウッド最強のチームで贈る『ブリッジ・オブ・スパイ』。すでにアカデミー賞候補作ともうわさされる本作より、日本のファンへのメッセージが盛り込まれた日本独占映像が到着した。アメリカとソ連が一触即発の冷戦状態にあった1950年~60年代。主人公のジェームズ・ドノヴァン(トム・ハンクス)は、保険の分野で実直にキャリアを重ねてきた、ごく普通の弁護士でありながら、「誰でも弁護される権利がある」という信念のもと、ソ連のスパイの弁護を引き受ける。ドノヴァンに与えられたミッション――それは彼が弁護するソ連のスパイと、ソ連に捕らえられたアメリカ人パイロットの交換を成し遂げることだった。交渉の場は、敵地の東ベルリン。判断を誤れば即射殺という緊迫した状況のもと、ドノヴァンの孤立無援の闘いが始まる…。今回到着した映像には、ハリウッドきってのヒットメーカーにしてアカデミー賞監督賞に二度輝くスピルバーグと、30年以上にわたってトップスターの座に君臨しアカデミー賞主演男優賞を2年連続で受賞したトムという“ドリームコンビ”がそろって登場。世界中の映画ファンから最も愛される監督と名優は、『プライベート・ライアン』で初めてコンビを組んで以来、3本の映画を世に送り出してきた。そして、2人の最高傑作の呼び声が高い4本目の作品が本作だ。まず、日本のファンに向け、トムが自身が演じるドノヴァンという役どころについて説明し、続いてスピルバーグ監督が本作へのゆるぎない自信を明かしている。続いて流れる予告映像は、緊張感みなぎる当時の政情と、特殊な状況に置かれながらも自らの信念を貫くドノヴァンの熱い想いが伝わってくる、見応えのたっぷり内容となっている。スピルバーグ監督は、別のインタビューでも実在の弁護士・ドノファンを演じるハンクスについて「彼は完璧な配役だった」と絶賛しており、ハリウッドの第一線で長年活躍を続ける2人の4度目のタッグには期待が高まるばかり。ヒーローとはほど遠い、ごく普通の人間が全力で不可能に立ち向かっていく姿を描き上げた、実話であることが信じがたいほどスリリングなドラマ。まずは、こちらの映像からその魅力を体感してみて。『ブリッジ・オブ・スパイ』は2016年1月8日(金)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月04日