いよいよラグビー日本代表の浦安合宿がスタート。9月8日(金)・フランスで開幕する『ラグビーワールドカップ(RWC)2023』を向けて最後の仕上げに取り掛かった。6月12日、合宿初日の午前練習後にはジェイミー・ジョセフ日本代表ヘッドコーチをはじめ、昨秋の活動でキャプテンを務めたHO坂手淳史、チーム最年長37歳のHO堀江翔太、初の代表キャンプに臨んだWTB木田晴斗がメディア対応に登場。取材陣の質問に答えた。ジェイミー・ジョセフ日本代表ヘッドコーチ(C)スエイシナオヨシジョセフHC「素晴らしいスタートを切れた。昨日フィットネステストをしたが、90%以上の選手がターゲットをクリアした。本当に選手たちはコミットする気持ちを持っているし、万全な状態でこの合宿に臨んでくれている。ケガ人はいるが、シリアスなケガ人はいない。『パシフィックネーションズシリーズ(PNS)』に向けて、いい準備ができると思っている」浦安合宿の強化ポイントを問われると、指揮官はこのように返答した。「『RWC』まで100日ある。しっかりリコネクトすること、チームとしてつながりを高めることが大事だと思っている。まずS(ストレングス)&C(コンディショニング)でパワーをつけることと、チームで再確認すべきことを確認したい。しっかり確認しながらチーム作りができればと思っている」合宿のテーマは三つだ。「三つのキーポイントがある。ひとつ目はフィジカルコンディションのところ。選手たちは3~6週休んですごくやる気に満ちている。『RWC』まで日にちがあることを考え、キャンプ中にピークを迎えるのではなく、コーチとしてピーキングをどこに持っていくかしっかりプランニングしていきたい。ふたつ目はオーストラリアからスペシャルなディフェンスコーチ(ジョン・ドネヒュー)がスポットで来てくれた。違うメンタリティを教えてくれているし、『RWC』で成功するために必要なメンテリティを教えてくれている。三つ目は自分たちのゲームをどんどん成長させていくこと。選手全員がチーム戦術を理解することが大事」ジョセフHCは決勝を見据えたチーム作りをすると言う。「ファイナルへ向けてのチーム作りをしていく。ファイナルへ行くためにまずベスト8に入らなければならない。ファンも期待していると思う。時間をかけてしっかり準備したい。ステップバイステップで選手がケガをせずに前へ進んでいくことが大事」2月に代表合宿が始まり、『スーパーラグビー』を戦った2019年に比べて、準備期間が少なくなったが。「コーチとしては限られた日数でやるしかないと理解している。練習で言うと、『PNS』の最後の試合の時には十分なテストができると思っている。『リーグワン』で6か月プレーし、タフな試合をしてきた選手もいればそうではない選手もいる。『RWC2019』では『スーパーラグビー』で毎週毎週タフな試合をしていた。東京、ヨハネスブルグ、シンガポール、ニュージーランドと世界中を飛び回った。合宿が50日でも、そんな気にしていない。40日だろうと60日だろうと受け入れるしかない」ジョセフHCは主将を決めかねていた。「今決めるのは難しい。リーチ(マイケル)や坂手、堀江、流(大)、主将にふさわしい選手がたくさんいる。今決めるのはまだ早い。合宿が進めば判断できると思っている」さらに代表初選出の木田、CTB長田智希に期待を寄せた。「素晴らしい。『リーグワン』でも一貫性のあるパフォーマンスを見せてくれた。だから選んだ。ここから彼らのチャレンジはチャンスを与えられた時、彼らがしっかり手にすることができるかどうか。もしかしたらチャンスは1回のチャンスしかないかもしれない。もう100日しかないし、5試合しかない、若い選手たちはその1回のチャンスをしっかり取っていかないといけない」坂手淳史 (C)スエイシナオヨシ選手たちのコメントは次の通り。坂手「楽しみ。合宿が今日からなので、『RWC』が楽しみにしているので。(合宿は50日だが)僕ら次第だと思う。時間は決まっているので、その時間の中でどうまとまってどう落とし込んで、自分たちのものにしていくか。時間を大切にしていきたい。(主将は未定だが)その場その場で自分の役割をやるだけ。(今日の練習は)今日はディフェンスの確認。並びやナンバリング、どうホールディングしていくか。まだ午前中だけなので全然まだ基本の基本だけ。(ミーティングで確認したことは)3日前に集まって、もう1回エベレストに登るということで、自分たちの言葉、自分たちの価値がどういうところに置くか話した。“絆”“勇気”“導く”という自分たちの言葉にバリューを乗せていく。(絆・勇気・導くは)1年前、自分たちのゲームをどう作っていくか、組織を作っていくか、集団を作っていくか、みんなで話し合って出てきた言葉。僕らはひとりでは戦えない、強固な絆がないと戦っていけない。強敵、僕らよりもレベルが上だと言われている相手に戦っていくためには勇気が必要。誰かに頼るのではなく一人ひとりがドライブして導かないといけない。そういう意味で大事な言葉」堀江翔太「ちょっと緊張感を持ってやっている。(合宿は50日だが)2019年に比べると去年の春はチームになるのが早かった。みんなの理解度も高かった。年々は早くなっている。すぐ集まったらすぐできるのは年々よくなっているので、チームになるのは早いのでは。(個人としては)フィジカル、メンタル、スキルと色んなコーチが来ているし、タックルコーチも来ているので、心技体すべてで成長できればいいかなと思う。(リーダーとして)この年なのでリーダーと言われなくても、やらないといけないことがあるし、伝えないといけないこともある。良くも悪くもオンもオフもなく見られているので、リーダーだからちゃんとやるというわけではない。自分は年長者として伝えていきたい。馴染んでいければ質問もされると思うし、色々伝えていければと思う。(4度目の『RWC』へ向けて)もう最後なので、3度目の時も最後かもしれないと言ったが、同じ感じで最後と思いながら毎練習毎練習しないと後悔できないので。後悔がないようにいい練習していい大会になれば」木田「本当にここから『RWC』へ向かって、学ぶこともあるし、しっかり成長して迎えたいと思う。(アピールするポイントは)ハイボールのコンテスト、自分の得意なランニングスキルを見せていければと思っている。WTBなので、まず得点を取りたいというのがあるが、ディフェンスや相手にプレッシャーを掛けて、トイメンの相手に勝ったり、誰が見ても活躍している、必要だと思ってもらえる活躍をしたい。(WTBのサバイバルを生き残るために)総合力で勝つこと。それぞれランニングスキルのタイプは違うと思うが、ハイボールのコンテストやワークレートでしっかり勝っていきたい。(目標は)まず『RWC』へ出て活躍すること。(ジョセフHCはチャンスは1回かもしれないと言っていたが)1回どうこうしたからと言ってチャンスを生かせるとは思わないので、WTBの総合力、色んな部分でアピールしたい」木田晴斗(C)スエイシナオヨシラグビー日本代表36名【PR】稲垣啓太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)45クレイグ・ミラー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)9シオネ・ハラシリ(横浜キヤノンイーグルス)0具智元(コベルコ神戸スティーラーズ)21垣永真之介(東京サントリーサンゴリアス)11ヴァル アサエリ愛(埼玉パナソニックワイルドナイツ)23【HO】堀江翔太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)68坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)33堀越康介(東京サントリーサンゴリアス)7【LO】ジェームス・ムーア(浦安D-Rocks)13ヘル ウヴェ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)16サウマキ アマナキ(コベルコ神戸スティーラーズ)0ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)7【LO/FL】アマト・ファカタヴァ(リコーブラックラムズ東京)0ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)12【FL】福井翔大(埼玉パナソニックワイルドナイツ)0姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)25リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)78【No.8】ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)5【SH】齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス)11流大(東京サントリーサンゴリアス)30福田健太(トヨタヴェルブリッツ)0【SO】李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)6松田力也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)29【CTB】ニコラス・マクカラン(東芝ブレイブルーパス東京)0中村亮土(東京サントリーサンゴリアス)33長田智希(埼玉パナソニックワイルドナイツ)0中野将伍(東京サントリーサンゴリアス)6ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)10【WTB】シオサイア・フィフィタ(花園近鉄ライナーズ)12木田晴斗(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)0セミシ・マシレワ(花園近鉄ライナーズ)2ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京)0【FB/WTB】松島幸太朗(東京サントリーサンゴリアス)47【FB/SO】山中亮平(コベルコ神戸スティーラーズ)27小倉順平(横浜キヤノンイーグルス)4日本代表候補10名【PR】小林賢太(東京サントリーサンゴリアス)0伊藤平一郎(静岡ブルーレヴズ)6【HO】中村駿太(東京サントリーサンゴリアス)0【FL】ピーター・ラブスカフニ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)15下川甲嗣(東京サントリーサンゴリアス)1ベン・ガンター(埼玉パナソニックワイルドナイツ)5テビタ・タタフ(東京サントリーサンゴリアス)15【SH】茂野海人(トヨタヴェルブリッツ)16【WTB】高橋汰地(トヨタヴェルブリッツ)1レメキ ロマノ ラヴァ(NECグリーンロケッツ東葛)16※所属チームの後の数字は代表キャップ数。日本代表は6月12日~30日(金)・浦安合宿、7月3日(月)~8月3日(木)・宮崎合宿を実施。6月23日(金)・丸の内ビルディング1Fオープンイベントスペースにて2023新ジャージー発表会を開催。ジャパンXV として7月8日(土)・秩父宮ラグビー場にて『リポビタンDチャレンジカップ2023』オールブラックスXV戦に臨み、その後日本代表として7月15日(土)・えがお健康スタジアムにてオールブラックスXV戦、 7月22日(土)・札幌ドームにて『リポビタンDチャレンジカップ2023 パシフィックネーションズシリーズ』サモア代表戦、7月29日(土)・東大阪市花園ラグビー場にてトンガ代表戦、 8月5日(土)・秩父宮にてフィジー代表戦に臨む。オールブラックスXV戦のチケット、秩父宮開催分は予定枚数終了、えがお健康開催分は発売中。『PNS』のチケットは6月14日(水)~15日(木)・先行抽選販売、6月24日(土)一般発売。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)リポビタンDチャレンジカップ2023/リポビタンDチャレンジカップ2023 パシフィックネーションズシリーズのチケット情報
2023年06月13日通勤や通学など、日常的に10分以上歩いているという人は多いでしょう。そんな、何気なく行っている運動が、地球環境を守るきっかけになるのを知っていますか。スポーツブランドの『アディダス』は、2023年6月1~12日まで、『MOVE FOR THE PLANET(ムーブ・フォー・ザ・プラネット)』というキャンペーンを実施。参加者が10分運動するごとに、『アディダス』が、スポーツを通じた環境保護活動に1ユーロを寄付するという取り組みです。五輪金メダリストやプロスポーツ選手が集結!同月1日、アディダス ジャパン株式会社は、このキャンペーンの関連イベント『adidas MOVE FOR THE PLANET キックオフチャレンジ』を開催。2021年の東京オリンピックで、兄妹そろって金メダルを獲得した、柔道家の阿部一二三(ひふみ)選手と阿部詩(うた)選手をはじめ、6人のアスリートが登場しました。さらに、ラグビー元日本代表で、現在はラグビーリーグワン『静岡ブルーレヴズ』でCROを務める、五郎丸歩さんも参加。トークセッションでは、「アスリートは身体を動かすことが好きですし、スポーツを通して、より多くの人を巻き込んで、環境問題について考えるきっかけが作れたらいいですね」と話しました。『静岡ブルーレヴズ』の五郎丸歩CRO(写真中央)熱戦が続く『10分間スポーツチャレンジ』トークセッションの後は、キャンペーン内容にちなんで、各選手がミニゲームに挑戦する『10分間スポーツチャレンジ』が行われました。阿部一二三選手と詩選手は、バスケットボールのフリースローに挑戦。『兄妹対決』はサドンデスにもつれ込む接戦に…!阿部一二三選手の素晴らしいフリースロー!続いて、卓球に挑戦したのは、バスケットボール・Bリーグ『アルバルク東京』の安藤周人選手とザック・バランスキー選手、そしてサッカー・Jリーグ『横浜F・マリノス』の永戸勝也選手と吉尾海夏(かいな)選手。各スポーツチームのペアで行われたダブルスは、フリースロー同様、一進一退の熱戦となりました。『アルバルク東京』と『横浜F・マリノス』の卓球対決最後に、五郎丸さんと阿部詩選手が挑戦したのは、サッカーのペナルティキック(PK)。サッカーの経験もあるという五郎丸さんは、現役時代のルーティーンだった『五郎丸ポーズ』を披露するなど、イベント会場を沸かせました。『五郎丸ポーズ』で集中を高める五郎丸さん「足払いの要領」で、見事なキックを見せた阿部詩選手『横浜F・マリノス』2選手も、キャンペーンに参加イベント終了後、『横浜F・マリノス』の吉尾選手と永戸選手にお話を聞きました。運動量豊富なプレーが特徴の両選手は、プライベートでも運動を心がけているようです。写真左から、『横浜F・マリノス』の吉尾海夏選手、永戸勝也選手、マリノスケ吉尾選手:僕はフィールドの中央でプレーすることが多く、縦横無尽に動き回るのが得意です。一定のスピードで走り続けるために、走るフォームには気を付けています。オフの日は歩いて出かけることが多いので、ウォーキングを通して『MOVE FOR THE PLANET』に参加できたらと思います。永戸選手:僕は主にフィールドの左サイドを中心にプレーしています。常に動き続けながらチャンスを狙い、素早く駆け上がる動きが持ち味です。練習の後はよくサイクリングをしていて、『MOVE FOR THE PLANET』の計測対象になっているので、ぜひ参加したいです。趣味や日常のふとした場面でも参加できる、『MOVE FOR THE PLANET』。気になった人は、『アディダス ランニングアプリ』をダウンロードして、参加してみてはいかがでしょうか。『MOVE FOR THE PLANET』ウェブサイト[文・構成/grape編集部]
2023年06月02日NTTジャパンラグビー リーグワン2022-23 プレーオフトーナメント決勝がいよいよ開催されるが、特別な観戦体験ができる公式ホスピタリティチケットが登場する。ホスピタリティチケットは、試合を最高の環境で楽しみ、試合当日を“特別な1日”にするために用意されたもの。チケットは3種類あり、ゴールド、シルバー、ブロンズ、それぞれに趣向を凝らしたプログラムになっている。ブロンズホスピタリティチケットは、カジュアルな雰囲気のラウンジで軽食を楽しめ、観戦しやすいシートで試合を堪能できるチケット。シルバーホスピタリティチケットは、ビジネスシーンにも相応しい特別感を味わえる専用VIPラウンジで、エンターテインメントやお食事を楽しめるチケットで、試合のほか、ミニトークショーも楽しめる。そして、限定20名のゴールドホスピタリティチケットは、ゴールドラウンジ選手訪問など特別なプログラムが準備されている。ホスピタリティプログラムは、欧米ではよく知られるスタイルで、観戦だけでなく、個室やラウンジでの飲食やエンターテイメントを組み合わせて、単に豪華・高額なだけではない“特別な体験”ができるものだ。日本でも少しずつ、この試みが広がっており、家族との特別な1日や、ビジネスでの活用など幅広い層の利用が期待されている。NTTジャパンラグビー リーグワン2022-23 プレーオフトーナメント(C)JRLO準決勝5/13(土)14:35 埼玉ワイルドナイツ(D1:1位) vs. 横浜キヤノンイーグルス(D1:4位) @秩父宮5/14(日)12:05 クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(D1:2位) vs. 東京サンゴリアス(D1:3位) @秩父宮3位決定戦5/19(金)19:00 @秩父宮決勝5/20(土)14:35 @国立(1)ゴールドホスピタリティチケット・ラウンジ:ゴールド専用VIPラウンジ(試合終了後も利用可)・座席:2Fメイン側 206ブロック前方席・食事:Main dishを含む5~6品のコースメニュー・飲み物:シャンパン、白ワイン2種、赤ワイン2種、ビール、ハイボール、スピリッツ、ソフトドリンク、他・その他:オリジナルPASS、ホスピタリティ限定エンタテインメント(ゴールドラウンジ選手訪問/ミニトークショー/試合終了後のピッチ見学)※ゴールドホスピタリティのお求めについてはpdhx.rlo@pia.co.jpまでお問い合せください(2)シルバーホスピタリティチケット・ラウンジ:シルバー専用VIPラウンジ(試合終了後も利用可)・座席:2階メイン側 204(前方)・205・206(後方)・207・208(前方)ブロック・食事:Finger Foodとビュッフェメニュー・飲み物:シャンパン、白ワイン、赤ワイン、ビール、 ハイボール、 スピリッツ、ソフトドリンク、他・その他:オリジナルPASS、ホスピタリティ限定エンタテインメント(ミニトークショー)(3)ブロンズホスピタリティチケット・ラウンジ:ブロンズ専用VIPラウンジ(ハーフタイム終了まで利用可)・座席:2階メイン側 203・204(後方)・208(後方)・209ブロック・食事:Finger Foodとスナック・飲み物:白ワイン、赤ワイン、ビール、ソフトドリンク、他・その他:オリジナルPASS※ホスピタリティチケットでご入場いただけるラウンジにはドレスコードがございます。以下の服装はご遠慮ください。ショートパンツ/靴の先のあいたサンダル/ビーチサンダル/穴のあいた・破れたデザインジーンズ/露出の高い服■チケット情報
2023年05月03日ボールあるところにその姿あり。素早い判断で攻撃をビルドアップ。東京サントリーサンゴリアスの齋藤直人選手のインタビューをお届けします。「“ボールの傍(そば)に常に齋藤がいる”と気づいてくれたら嬉しいです」試合運びの起点となる、スクラムハーフを担う齋藤直人選手。「端的に言えば、どうやって勝つかをコントロールする役目です」165cmと小柄な体で、2mを超すような大柄のフォワードたちが押し合うスクラムや、モールやラックと呼ばれる密集戦に飛び込みボールをピックアップ、相手の布陣を見ながら、パスか、キックか、あるいは自分で走るかを瞬時に判断する――。「相手の弱みを把握しながら自分たちの強みをどうやってぶつけるか、逆に相手の強みをどう防ぐか。僕ならではの武器=“予測”を活かして次の展開を読みながらチームを動かしています」遡れば、父親にラグビースクールへ「自分の意思とは関係なく連れていかれた」のは3歳の頃。「ボールを持って走る、体を当てる、それが楽しくて」いつしかラグビーが大好きになり、今や日本を代表するスクラムハーフに。「興味があること、好きなことはとことん突き詰めたいタイプ。目標に対してならどんな犠牲を払ってでも成し遂げたいと思います」と自身の性格を分析する。言うまでもなく、そのターゲットとなったのがラグビーだ。その魅力とは、「まずは体がぶつかる激しさ、迫力でしょうか。試合によっては掴み合いになるなど激しいイメージがあるかもしれませんが、卑怯なプレーや騙し合いなどは一切しません。ごまかしの利かないスポーツであることがラグビーの良さだと思います。試合終了後はチームの垣根を越えた交流が持てることも特徴ですね。そのおかげで世界中に知り合いがいます(笑)」観戦のハードルとして、よく言われるのがルールの難しさだが、「全てを頭に入れてから臨む必要はなく、観ながら少しずつルールを知っていくというのでも楽しめます。最近は反則時に場内放送で説明が入るなど、初心者の方にもわかる工夫がされているので、臆せずに来ていただきたいですね」齋藤選手が主戦場としているのがリーグワン。日本ラグビーの新たな歴史を刻むべく昨年に誕生したばかりのリーグだ。「国内に限らず、世界トップレベルの選手が活躍しているので、海外からも注目されています。今年は9月からフランスでワールドカップが開催されるので、リーグもいっそう盛り上がると思います」最後にワールドカップについての思いを聞くと…。「自分の持つ大きな目標のひとつ。必ず出場したいです」所属するチーム、東京サントリーサンゴリアスには同じスクラムハームのポジションに、前回ワールドカップで不動のレギュラー、現在も代表候補の流大選手も在籍。「そのことは入団を迷うポイントにはなりました。ただ、当時の監督に『日本代表が目標ならどうせ競わなきゃ行けないんだぞ』と言われて入団を決めました」柔和な笑顔のうちに秘めた、強い思いは、チームで、代表での結果となって表れるはず。観戦のしかたジャパンラグビー リーグワンはディビジョン1(D1)からD3まで全23チーム。齋藤選手の東京サントリーサンゴリアスは最上位D1の3位(3/31現在)で、5月に上位4チームが参加するプレーオフトーナメント進出圏内。チケット購入は、リーグワン公式サイトもしくは各チーム公式サイトからが一般的。各チームのファンクラブに入ると優先的に購入できる。価格は試合にもよるが一般自由で2000~3000円前後~。迫力満点の攻防をぜひ一度スタジアムで体感してほしい!世界との戦い9/8から10/28まで、フランスでラグビーワールドカップ2023が開催予定。日本は前大会の結果により出場が決まっている。出場20か国はプールA~Dの4グループに分かれ、各プール上位2チームが決勝トーナメントに。世界ランキング10位の日本の入ったプールDは他にチリ(22位)、イングランド(6位)、サモア(12位)、アルゼンチン(8位※順位は全て3/27現在)の4か国が。代表候補の齋藤選手の活躍で前回を上回る成績を期待したい。さいとう・なおと1997年8月26日生まれ、神奈川県出身。スクラムハーフ。ラグビーの強豪校、桐蔭学園高校と早稲田大学で共に主将を務め大学では日本一に導く。大学3年時に学生で唯一日本代表候補に選出。卒業後は「子どもの頃から憧れだった」という東京サントリーサンゴリアスに入団。入団4シーズン目の今年は共同キャプテンとしてチームを引っ張る立場に。※『anan』2023年4月19日号より。写真・濵田茉里(A.K.A.)ヘア&メイク・浜田あゆみ取材、文・伊藤順子(by anan編集部)
2023年04月18日「秩父宮は75年続くラグビーの聖地なのに、たくさんの樹木を伐採してまで移設・新設する必要が、どこにあるのでしょうか。これは元ラグビー選手だからというだけでなく、いち市民として看過しがたい。そう思って署名を起ち上げました」そう明かすのは、元ラグビー選手で神戸親和大学教授の平尾剛さん。平尾さんが反対しているのは、“神宮外苑再開発”に伴う、秩父宮ラグビー場の移設・新築だ。3月22日、神宮第二球場の解体工事が始まり、ついに“神宮外苑再開発”が着手されてしまった。“神宮外苑再開発”とは、東京の明治神宮外苑に建つ歴史的建造物、秩父宮ラグビー場や神宮球場を取り壊し、位置を入れ替えて新築する計画のこと。これに伴い、外苑の杜に息づく約1千本の樹木が切られ、市民が無料で憩えるオープンスペースも減らされる。その代わりに建つのが、80〜190mの高層ビルなのだ。神宮球場は、耐震補強されたばかりで、秩父宮ラグビー場もリノベーションすれば十分使用出来る状態だ。平尾剛さんは3月28日、約1万6千筆集まった秩父宮ラグビー場の移設を止めるネット署名を東京都の小池百合子都知事宛に提出した。平尾さんが、「樹齢百年の樹木を伐採してまで建て直す必要はどこにあるのか」と疑問視しているのは、もはやラグビー場とは呼びがたいシロモノになるからだ。移設・新設される「秩父宮ラグビー場」は、“屋根付き”でハイブリッド芝が敷かれ、ラグビーの試合が行われないときはイベントやコンサートなどに利用される予定だという。「観客の利便性と快適性を追求したのかもしれませんが、やはり太陽の下で行うのがラグビーの本質。また、天候をどう味方につけるかということも醍醐味で、数々の名試合は天候と共に語られてきました。また、ハイブリッド芝でラグビーの試合をすると、選手がやけどのような傷を負ってしまうことが報告されています。百歩譲って屋根付きのラグビー場を造るとしても、それが75年の歴史を持つ秩父宮ラグビー場である必要はまったくないと思います」秩父宮ラグビー場は、日本ラグビーの象徴であり“聖地”だからだ。「秩父宮ラグビー場は、先人たちの思いが詰まった場所です。当時は、お風呂がひとつだったんですよ。それは、スタジアムを建てた人たちが、ラグビーに特有の“ノーサイド精神”を体現するために、あえてひとつにしたそうです。試合が終わったあとは、敵味方関係なく一緒に汗を流す、ということです」平尾さん自身も、相手チームの選手からシャンプーを借りた想い出があるという。「歴史ある甲子園球場も、改修して大切に使用され続けています。海外に目を向けても、ロンドンには100年を超えるトゥイッケナムスタジアムが、改修に改修を重ねていまも現存しています。お父さんが子どもに、おじいちゃんが孫に、〈あのときここで、こんな試合があったんだよ〉と語り継ぐわけです。そういう“語りの場”としてのスタジアムも大切にしなきゃいけないと思うんです。ですから、なんとか小池都知事には考えなおしてもらいたい」平尾さんのところには、「がんばってくれ」「おれも同じ思いだ」という元アスリートなどから連絡が入るという。しかし、実際に平尾さんのように声を上げる人は少ない。平尾さんは、「ぜひ現役アスリートにも声を上げてほしい」とこう話す。「私のように現役を引退して大学の研究職に就いているような立場でも、署名を決断するのに3日間悩みました。ですから現役選手が声を上げにくいのはよくわかる。やはり、競技団体やスポンサーの意向を組む必要がありますからね。それは百も承知で言うのですが、それでも勇気を出して、もう少し声を上げてほしい。なぜなら、コロナ禍で開催された東京オリンピック以降、スポーツへの風当たりが非常に強くなっているから。今後、信頼を取り戻して、建て直していかねばならないわけですから、やはりしっかりした意見を持っているアスリートがたくさんいることが、その土台になると思うんです」4月6日、東京都は明治神宮外苑の再開発について都民の共感を得ながら進めるよう事業者に改めて要請したという。翌7日、小池知事は定例会見で「神宮外苑の成り立ちを踏まえた長い歴史の中で必要なこととしてお願いした」と説明した。
2023年04月10日~3/16・3/17(金)廣池学園ラグビー場にて~麗澤幼稚園(千葉県柏市/園長:竹政幸雄)では、学園内にあるラグビー場を使用して現在ラグビーの課外教室を開設しています。「ラグビー教室」では安全で広い敷地を利用し、思いっきり走るなど本来子ども達に必要な要素をふんだんに活用し、外で遊ぶ楽しさを伝え、また、実際にボールを扱った練習等を通して、ボールに親しみ、空間把握能力や走力の増進、友達同士で協力して取り組む協同性を養うことを目的としています。2019年のラグビーワールドカップ開催から、日本においてのラグビーの認知度も高くなってきており、現在幼稚園の課外教室では、全園児の内の約25%にあたる41名が在籍しており、ラグビーを楽しむ様子が見られます。今回、子ども達の上達を身近で感じると共に、保護者の方々にもラグビーという競技に親しんでいただくために、ラグビー親子教室を実施することと致しました。当日は、子ども達の練習に実際に参加するだけではなく、子ども達とゲームで対戦する等、体をめいっぱい動かす企画をご用意しております。親子教室の概要は以下をご確認ください。【ラグビー親子教室】◆日程:2023年3月16日(木)・17日(金)◆対象:全学年◆会場:廣池学園ラグビー場※雨天の場合麗澤幼稚園遊戯室にて実施◆時間:①年少3/1614:00~15:00②年中3/1714:00~15:00③年長3/1715:05~16:05【麗澤幼稚園について】麗澤幼稚園は昭和55年に開園しました。開園以来、緑豊かな広大な敷地の中で、こころの教育に力を入れた教育方針を継承し、保育に取り組んでいます。教育目標として「やさしく思いやりのある子」「ありがとうが言える子」「自分のことは自分でする子」を掲げています。2021年度より英語教育を導入し、日常の幼稚園生活に英語をプラスし、教職員一同心をひとつに幼児教育からのグローバル教育活動を展開しています。【プレスリリース】麗澤幼稚園ラグビー親子教室.pdf : 麗澤幼稚園 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年03月14日2019年に行われたラグビーのワールドカップで、凛とした表情から『笑わない男』として話題を呼んだ、稲垣啓太選手。2022年1月には、モデルの新井貴子さんと結婚したことを発表していました。『笑わない男』ラグビーの稲垣がパリコレモデルと結婚を発表結婚から1年が経った、2023年1月11日。同月12日にInstagramを更新した稲垣選手は、結婚1周年を迎え、外食に行った時の写真を投稿しました。※写真は複数枚あります。左右にスライドしてご覧ください。 この投稿をInstagramで見る keita inagaki(@gaki.keita)がシェアした投稿 稲垣選手はどこか表情がゆるみ、目元が笑っているように見えますね。新井さんも同日、Instagramで食事風景を投稿。こちらでは、稲垣選手のお茶目な姿が写っていました! この投稿をInstagramで見る Kiko Arai / 新井 貴子(@kikoarai)がシェアした投稿 グラス越しに自分の顔を見せる稲垣選手は、どこか笑っているようにも見えます!仲むつまじい様子を見せた稲垣選手と新井さんの姿に、多くのコメントが寄せられました。・2人とも、とても幸せそう!・稲垣選手、笑ってる!?・『笑わない男』の笑顔にやられた~!2人の結婚生活はまだ始まったばかり。稲垣選手が投稿で「これからもよろしく頼む」とつづった通り、今後も新井さんやファンを笑顔にしてくれることでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年01月13日アメリカ発GPS機器のパイオニア、ガーミンジャパン株式会社(以下 Garmin)は、Garmin公式アンバサダーでラグビー選手のリーチ マイケルさんを起用したTVCMを2022年12月2日(金)より、放映します。Garmin新CMキービジュアル新TVCMでは、Garmin独自のソーラー充電技術「Dual Power(デュアル パワー)」と、その「Dual Power」を搭載した、多彩な最新モデルを紹介します。「Dual Power」は、様々な環境や条件下でアスリートや冒険家たちが、レースや挑戦に「勝つ」ために、そして、日常生活でも充電の心配をすることなく快適にスマートウォッチを活用して欲しいという思いから、従来のバッテリー切れというスマートウォッチの弱点克服に心血を注ぎ、独自開発した革新的技術の結晶です。この技術により、スマートウォッチ稼働時間がこれまでになく向上しました。ウォッチを太陽に当て続けることでバッテリー残量を心配することなく、快適に使っていただけます。Garminの熱意と卓越した機能性を、日本ラグビー界で歴史的な勝利に導いたリーチ マイケルさんのまなざしやボールを握る手元などのシーンと共に紹介。また、Garminを着けることで得られるパワーをアニメーションで表現しています。最後に、リーチさんの「ガーミンで勝つ」という力強いメッセージには、パワー不足を心配せず、「Garminによって仕事も遊びも全力になれること、そして結果を残せること」という想いを込めています。ラグビー日本代表を率い、ジャパンラグビーの新時代を切り拓いたリーチさんが語る、Garmin が切り拓く新時代の「Dual Power」により他に追随を許さない Garmin の「ロングバッテリースマートウォッチ」の魅力を、ぜひご覧ください。【CM 概要】タイトル : FENIX「ガーミンで勝つ」篇15秒放映開始日 : 2022年12月2日(金)より放映エリア : 関東・関西エリア(地上波/スポット)/15秒特設サイト : 公式YouTubeチャンネル: ※上記特設サイトやYouTubeチャンネルでは、12月1日(木)より先行公開中Garmin新CM1Garmin新CM2Garmin新CM3Garmin新CM4Garmin新CM5Garmin新CM6【出演者情報】Michael Leitch(リーチ マイケル)Michael Leitch(リーチ マイケル)ラグビー選手ニュージーランド出身。札幌山の手高校、東海大学を経て、2014年~2021年までラグビー日本代表のキャプテンを務め、ラグビーワールドカップ2015・2019での日本代表の躍進に貢献。2019年大会ではチーム史上初のベスト8に導く。現在はJAPAN RUGBY LEAGUE ONEの東芝ブレイブルーパス東京に所属。2022年より、Garminアンバサダーを務める。愛用機種は『fenix 7X Sapphire Dual Power』【CM 出演についてのメッセージ】プロラグビープレーヤーのリーチ マイケルです。今回、GarminアンバサダーとしてCMに出演することになり大変光栄に思います。愛用している『fenix 7』のように、私もインテリジェンスとタフネスを持ち合わせたパフォーマンスができるように頑張ります。【Garminのソーラーテクノロジー「Dual Power」紹介】Garminのソーラー充電技術「Dual Power」により、スマートウォッチ稼働時間がこれまでになく向上しました。ウォッチを太陽に当てるだけで※バッテリーが充電され、スマートウォッチの稼働時間が飛躍的に長く、バッテリー残量を心配することなく、データ計測などの機能を快適に活用できます。心拍をはじめ、ストレスや睡眠などのライフログデータのトラッキングも、この驚異のロングバッテリーで長時間着用できることで、より正確な健康状態の把握が可能になります。またGPSを使ったアウトドアアクティビティもバッテリー残量に縛られずにより長く楽しめます。※50,000ルクスの条件で1日3時間の屋外での終日着用を想定高度な製造技術と最高品質の導電性材料のみを選択することで、卓越した充電効率を実現し、Garminのデバイスは業界標準に対して5倍の太陽光変換率を有しています。●ウォッチフェイス全面で発電できる、ソーラーパネルの「透明化」を実現!太陽光を効率よく吸収する、Garmin独自のPower GlassPower Glassは、厚さ0.5mm未満のガラスパネルに、ごく小さな太陽光伝導セルを組み込むことで、それまで不透明だったソーラーパネルを、透明なレンズにするという画期的な技術。ウォッチフェイスに加工することで、ウォッチ盤面全体でソーラーエネルギーを効率的に吸収でき、しかも高い透明度で文字盤の見やすさも損ないません。※フラッグシップモデル「fenix 7」シリーズは、耐摩傷性に優れたサファイアレンズの内側にこのソーラーパネルを組み込んだパワーサファイヤガラスを搭載。Garmin独自のPower Glass●ソーラー充電で稼働時間が30%以上アップ!バッテリー最長モデルは、スマートウォッチモードで約34日間に、ソーラー充電でプラス約12日間!「Dual Power」を搭載することにより、30%以上の稼働時間アップを実現しました。CMで稼働時間を紹介した『fenix 7X Sapphire Dual Power』は約37日間※(スマートウォッチモード)ですが、Garminのラインナップ中、最長稼働時間を誇るのは、『Enduro 2』。スマートウォッチモードで約46日間※を実現しています(約34日間+ソーラー充電で約12日間が追加)。※50,000ルクスの条件で1日3時間の屋外での終日着用を想定ウォッチ画面●直射日光が少しくらい遮られても、充電し続ける従来のソーラーパネルは、直射日光が遮られるとすぐに充電を停止していましたが、Garminの革新的なソーラーパネル技術により、ソーラーパネルが部分的に陰になった場合でも充電を継続できるようになっています。【Garmin の代表的なソーラー充電機能搭載モデル】パフォーマンスと機能美を追求したフラッグシップモデルマルチスポーツ GPS ウォッチ『fenix 7/7X/7S Sapphire Dual Power』fenixシリーズ3サイズ全10モデル/¥121,000~170,500(税込)【稼働時間】7X:スマートウォッチモードで約37日間(約28日間+約9日間)※過酷な環境で優れた性能を発揮するタフネスアウトドア GPS ウォッチ『Instinct 2/2S Dual Power』Instinctシリーズ2サイズ、全9モデル/¥62,700~68,200(税込)【稼働時間】2:スマートウォッチモードで無制限(約28日間+無制限)※ランナーのための先進のトレーニング機能を搭載したフラッグシップ GPS ランニングウォッチ『Forerunner 955 Dual Power』Forerunner 955 Dual Power2色/¥84,800(税込)【稼働時間】スマートウォッチモードで約20日間(約15日間+5日間)※マルチバンド GPS 対応のウルトラパフォーマンスマルチスポーツ GPS ウォッチ『Enduro 2 Dual Power』Enduro 2 Dual Power¥165,000(税込)【稼働時間】スマートウォッチモードで約46日間(約34日間+12日間)※ミリタリー仕様のタクティカル機能を搭載したマルチスポーツ GPS ウォッチ『Tactix 7 Pro Sapphire Dual Power』Tactix 7 Pro Sapphire Dual Power¥170,500(税込)【稼働時間】スマートウォッチモードで約37日間(約28日間+9日間)※水中でのパフォーマンスと安全をサポートGPS ダイビングコンピューター&スマートウォッチ『Descent G1 Dual Power』Descent G1 Dual Power4色/¥99,000(税込)【稼働時間】スマートウォッチモードで約4ヶ月(約21日間+4か月)※※50,000ルクスの条件で1日3時間の屋外での終日着用を想定【Garmin】についてGarmin(ガーミン)はアメリカ合衆国で創業されたGPS機器メーカーです。ゲイリー・バレル(Gary Burrell)と高民環(Min H. Kao)によって1989年に設立されました。Garminという社名は創業者2人の名前の一部、GaryとMinに由来します。Garminは創業当時から変わらず、ライフスタイルを豊かにするナビゲーションおよび通信デバイスを作ることを目標としてきました。無線技術をはじめ、自動車、航空機、船舶、フィットネス、アウトドアなど多岐な分野にわたって革新的な製品を展開しており、これまでに数億台のGPS受信機を製造・販売しています。創業以来一貫して黒字経営を行っており、米国株式インデックスS&P500の銘柄にも採用されています。 ※本リリースに掲載されているブランド名、会社名などの固有名詞は各社の商号、商標または登録商標です。※本リリースに掲載されている価格、発売時期、仕様は予告なく変更となる場合がございます。<本製品に関する読者からのお問い合わせ先>ガーミンジャパン株式会社 〒354-0036 埼玉県富士見市ふじみ野東 1-7-6TEL : 0570-049530FAX : 049-267-9124E-mail: jp_Info@garmin.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月01日いつどこで誰が相手でも一貫性のあるパフォーマンスを保てるか。日本代表が『ラグビーワールドカップ(RWC)2023』に向けて取り組んでいるが、この永遠のテーマである。秋の代表シーズンではさまざまな経験を積んでいる。会心のゲームに不満の残る試合、局面局面で成功も失敗も味わい財産として蓄積しているのだ。オーストラリアAとの国内3連戦では一戦ごとに確かな成長を見せた。10月1日の第1戦は残り20分間のタフな時間帯に逆転を許し、そのまま突き離されて22-34。8日・第2戦では試合終了間際にトライを許し、サヨナラCGを食らい悔しい21-22に終わった。14日の第3戦は一転、ド派手な打ち合いとなった。これまで2試合で合計4トライだった日本代表だが、トライラッシュを披露。NO8テビタ・タタフのパワフルな突破を生かした2トライにWTB松島幸太朗の3試合連続トライなど取りも取ったり7トライ。48分から怒涛の4トライを許すも52-48で逃げ切った。ジェイミー・ジョセフHCは豪州A3連戦をこのように振り返った。「今日はいいラグビーができた。選手のがんばりを誇りに思う。ここまでタフな2週間を過ごした。いい試合運びをしながら最後にミスをおかし、なかなか勝てなかった。ただ、選手は学んだことを修正しようと過ごしてきた。最初のゲームは勝てる試合を集中力を切らして負けてしまった。先週もメンタルの維持ができず最終的に負けた。今日も同じような状態から豪州Aに押されるようになった。ただ、随所で坂手(淳史)がペナルティキックからラインアウトを狙い、トライにつなげられた。選手のアタックするエナジーがよかった。もちろん改善すべきところはまだまだあるが」主将のHO坂手も「満足していないし、改善点もまだまだたくさんあるが、この結果については素直に喜びたい。この2週間、1試合目から2試合目、2試合目から3試合目とたくさん成長できた」と勝利の味を噛み締めつつ、「成長したところは自分たちの強みを出せるようになってきた部分。特にアタックでもディフェンスでも一緒につながり続けていい形を出せた。ただゲームの流れや相手の勢いを止める点ではもっと学ばなければならない。ペナルティや個人のミスから自分たちの首を絞めたり、相手を勢いに乗せてしまうところは改善していきたい」と手応えと課題を口にした。10月29日のニュージーランド戦では金星を逃した。32分までに3トライを奪われ、ワンサイドゲームの悪夢がよぎるが、37分にSO山沢拓也が相手のミスを逃さず巧みな足技からトライを奪うと、3分後にはCTBディラン・ライリーをサポートしたSH流大がインゴールにボールを運んだ。2本のCGを山沢が決めて前半を17-21で折り返した。そして後半勝負どころの66分、LOプロディー・レタリックが退場。スコアは24-35、満員の国立競技場の後押し、研ぎ澄まされた日本代表の戦いぶりから歴史的初勝利獲得が期待されたが、終盤にFL姫野和樹のトライを奪いながら、最後にPGを決められて31-38。オールブラッス相手に惜しい敗戦となった。出色の働きを見せた両FLリーチ マイケルと姫野は試合後、こう語った。リーチ「惜しい。自分たちの細かいミス、小さなミスでもこのレベルだと点数につながってしまう。チームの方向性はかなりいいところまでいっている。ブレイクダウンは全然差を感じなかった。当たり負けもしなかったし、スクラムも。セットプレーはかなり自信をもってやれた。敗因はやっぱり大事なところのミスがすべて」姫野「勝てない悔しさはある。日本代表は惜しい試合をしてよかったと見られがちだが、僕らはそこで満足するチームではもうない。この敗戦を真摯に受け止めて、残り2試合、ビッグマッチがある。しっかり勝ちにこだわっていい準備をしたい。(敗因は)ペナルティが多かった。3つ連続でペナルティしてしまい、相手に時間を使われた。数的優位をうまく生かせなかったのは残念」ホームで順調な歩みを見せた日本代表は敵地で冷や水を浴びせられた。11月12日・トゥイッケナムスタジアムでイングランドに13-52の大敗。日本代表前HCエディー・ジョーンズHC率いるイングランドが出足の鋭いディフェンスで主導権を握り、スクラムで押し、個の能力とフィジカルを前面に出したアタックに屈したのだった。試合後、ジョセフHCは「我々はスタートが遅く、スクラムなどでもミスがあった。イングランドのフィジカルに対して弱さが出てしまい、プレッシャーに勝てなかった。イングランドの強さには脱帽する。彼らのボール選択も素晴らしかった。言い訳は出来ない。まだまだ改善すべき点はいっぱいある。しかし、相手の流れを止めるこができた場面があったのはよかったし、トゥイッケナムで若い選手たちが経験を積めたことは重要なこと。先々週は我々もビッグマッチがあり、また来週大きな試合があるので、どうなるか見ていきたい」と次を睨んだ。試合をコントロールしようと苦心したふたりのSHは次のようにコメントした。流「まだまだ差があると感じた。アウェイでも自分たちがやれることをやろうと臨んだ試合だが、結果がすべてなのでしっかり受け止めたい。セットピースもそうだが、細かいミスやペナルティも多かったので、チームとしてレビューして、いい準備をしてフランスに勝って帰りたい」齋藤直人「イングランドはキックゲームに持ち込んでくると思っていたので、自分たちには受けたボールをアタックにつなげる、そこからチャンスにつなげるというプランがあった。ビハインドの状況で入ったので、チームにエナジーを与えることと相手の足が少し止まっている時間帯でもあったので、自分が仕掛けたりして、味方のスペースを作り出すことを意識した」ここまでできたこととできなかったことを積み上げ、秋のシーズンの集大成としてフランス戦に臨む。日本は夏のシーズンでもフランスと2連戦を行った。若手主体のフランスに23-42、15-20と連敗を喫した。しかし次はフルメンバー、しかも敵地、日本が『RWC2023』初戦・チリ戦に臨む舞台で対峙するのだ。フランス代表は今春『シックス・ネーションズ』で13年ぶりにグランドスラム(全勝優勝)、テストマッチ12連勝をマークし、世界ランキング2位に付ける。母国での『RWC』初優勝へ向けて着実に強化を進めているのだ。だが、決して盤石ではない。11月12日には南アフリカに13年ぶりとなる勝利を飾ったが、内容は満足いくものではなかった。11分に南アFLピータステフ・デュトイがレッドカードで一発退場。数的有利を生かし、20分までに13-0とリードを築くも、その後反撃に遭う。後半開始早々には主将のSHアントワンヌ・デュポンが危険なプレーで一発レッド、50分にはトライを奪われ、SHファフ・デクラークにタイトな角度のCGを決められてついに逆転を許した。その後PGを決め合い、試合終盤にフランスがラインアウトからFWが近場を攻めてインゴールにボールをねじ込んで逆転。30-26の薄氷を踏む勝利を手繰り寄せた。だがPRシリル・バイユやLOチボー・フラマン、CTBジョナタン・ダンティーら負傷者が続出し、日本戦ではレッドカードのデュポンを欠く。ファビアン・ガルティエHCはメンバー編成の再考を強いられた。果たして、日本代表は『RWC2023』初戦の地で、現在ウェブ・エリス・カップに最も近いと目されるフランスを相手に一貫性のあるパフォーマンスを見せられるか。『リポビタンD TOUR2022』フランス代表×日本代表は11月20日(日)・スタジアム・ド・トゥールーズ(フランス・トゥールーズ)にてキックオフ。試合の模様は日本テレビ系、WOWOWにて生中継。取材・文=碧山緒里摩(ぴあ)
2022年11月18日『ラグビーワールドカップ(RWC)2023』の前哨戦ではない。指揮官はあくまで今週末の勝利にフォーカスを当てる。日本代表は前任者のエディー・ジョーンズHCが率いるイングランド代表と明日11月12日(土) に対戦する。両雄は来年9月17日(日) には『RWC2023』プールDで激突。しかも、本大会初戦の9月9日(土) にイングランド×アルゼンチンが組まれているのと同様に、11月6日・トゥイッケナムスタジアムでイングランド×アルゼンチンが対峙した。まさに絶好の『RWC2023』の試金石である。しかし、ジェイミー・ジョセフHCは10カ月後ではなく、目の前のゲームが重要だと力説する。「『RWC』で戦う相手というよりもティア1のチームと戦うことに意義がある。オールブラックス戦でしっかりしたパフォーマンスを見せ、ケガ人もなく、この試合に向かっていけることにワクワクしている。今『RWC』のことは考えてない。今週の試合を考えている。今週の試合はビッグゲーム。自分たちとしてはしっかりチームを作り上げる段階。各チームとも本大会を見据えていろんなことを試したり、違うことをしたりすることもあるが、自分たちにとってはこういうプレッシャーのかかる試合で一貫性のあるパフォーマンスを見せることができるのか。楽しみにしている」ジョセフHCは次のメンバーを選出した。【ラグビー日本代表の試合登録メンバー】01. 稲垣啓太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)4302. 坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)3103. 具智元(コベルコ神戸スティーラーズ)1904. ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)505. ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)1006. リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)7607. 姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)2308. テビタ・タタフ(東京サントリーサンゴリアス)1309. 流大(東京サントリーサンゴリアス)2810. 山沢拓也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)511. ゲラード・ファンデンヒーファー(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)412. 中村亮土(東京サントリーサンゴリアス)3113. ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)814. 松島幸太朗(東京サントリーサンゴリアス)4515. 山中亮平(コベルコ神戸スティーラーズ)2516. 堀越康介(東京サントリーサンゴリアス)517. グレイグ・ミラ―(埼玉パナソニックワイルドナイツ)718. 木津悠輔(トヨタヴェルブリッツ)519. ヴィンピー・ファンデルヴァルト(浦安D-Rocks)2020. ピーター・ラブスカフニ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)1321. 齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス)922. 李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)423. シオサイア・フィフィタ(花園近鉄ライナーズ)10※所属チームの後の数字はキャップ数。ジョセフHCは31-38で惜敗したニュージーランド戦を悔やんだ。「オールブラックス戦は大切な時間帯で自分たちのミスをおかし、勝てるゲームを落としてしまった。チームとしてこのインテンシティの高さの中戦うことに慣れていかないといけないし、ティア1相手では1回のミス、1個のペナルティが勝つか負けるかに直結することを継続して話している。これはチームとして常に話していること。土曜日の試合も変わらない。イングランドはプレッシャーを掛けてくるが、我々は重要な時間帯でしっかり遂行力を発揮することが大事だと思っている」NZ戦の先発からひとりを変更、11番をフィフィタからファンデンヒーファーに代えた。「サイアはオールブラックス戦でミスが多かった。彼はポテンシャルが高く先発で起用してきたが、彼のパフォーマンスに責任を持ってもらうということで、今回はゲラードを先発に起用した。サイアは素晴らしい選手だし、チームとして機能していくことは重要だが、今週に関してはゲラードに何ができるか、どんなパフォーマンスをするか見たいと思い、チャンスを与えたいと思った。それに今週の試合はキックを多く使うことになるだろう。ゲラードはキックのしっかりしたスキルも持っている。彼に期待している」LOファンデルヴァルト、FLラブスカフニとベンチに頼もしいハードワーカーも帰って来た。「経験が重要になると思っている。試合の勝てる場所にいる時間帯では経験が求められる。イングランドにも2回『RWC』に出ている経験豊富な選手が6人ほどいると思うが、自分たちにとっても経験は大事。若い選手はエキサイティングな気持ちで試合に出るが、経験がある選手がバランスを取ることが重要だと思っている」HCは4年前のトゥイッケナムでのイングランド戦を知るベテランたちのグラウンド外での働きに目を細める。「すごく助かっている。リーチ、姫野らが経験を若い選手に伝えてくれている。8万人の前でしっかりパフォーマンスを発揮するためにはメンタルのコントロールも必要。エキサイティングな気持ちを持ちながら、緊張をほぐしたい。前回経験した坂手、ラピース、ヴィンピー、松島がしっかりその経験を伝えているのはいいこと」先週、29-30とアルゼンチンに13年ぶりの白星を献上したイングランドだが、ジョセフHCは警戒を緩めない。「イングランドにとって夏のテスとマッチからの1試合目、どのチームにとっても最初のゲームからベストのパフォーマンスを見せるのは困難なこと。イングランドもチームとして学び、今週は違ったプレーをしてくると思う。彼らのホームグラウンドで、彼らの強みのフィジカリティを押し出してくるだろう。我々は自分たちのラグビーのブランドをしっかり出すこと、しっかりプレッシャーを掛けていければ、自分たちにもチャンスは十分あると思っている」HCはセットピースとキックが鍵だと言う。「どのチームもそうだが、スクラム、ラインアウトとモールでプレッシャーを掛けてくる。オーストラリアA戦からも成長してきたし、イングランド対アルゼンチンもセットピースでお互いに持ち味を出していた。セットピースとキッキングゲームで対応していかないといけないと思っている」トゥイッケナムスタジアムでのゲームは特別だと口にする。「チームとしてトゥイッケナムでできることにワクワクしている。ここはとてもユニークな環境。独特な空気がある。私もここでプレーしたことがあり、日本代表もプレーしている。このスタジアムで向かっていかないといけない。土曜にはふたつの相手がいる。ひとつはイングランド代表、もうひとつはイングランドのファン。しっかり準備しないと空気に飲まれる。23人のメンバーが8万人の前でプレーする準備ができている。モチベーションも高く、試合に向かうことができるだろう」指揮官は改めて『RWC』に向けて、チーム作りの途中であると強調した。「チームとしてまだまだ成長しているところ。前回の『RWC』からメンバーは変わってきている。しっかりラグビーができていない期間があったが、車で言うとしっかり車をドライブ、前へ進めないといけない。パンデミックでラグビーの経験が足りないかもしれないが、豪州A、NZとの試合で自分たちのコンビネーション、自分たちのペースも出来上がってきている。今後も継続していくことが大切だと思っている」『リポビタンD TOUR2022』イングランド代表×日本代表は11月12日(土)・トゥイッケナムスタジアム(イングランド・ロンドン)、翌週20日(日) にはスタジアム・ド・トゥールーズ(フランス・トゥールーズ)にてフランス代表×日本代表がキックオフ。イングランド戦の模様はNHK総合、WOWOW、フランス戦の模様は日本テレビ系、WOWOWにて生中継。取材・文=碧山緒里摩(ぴあ)
2022年11月11日試練の3連戦である。オーストラリアAとのタフな3連戦を終えたラグビー日本代表が、テストマッチ3連戦に臨む。ホームで世界ランキング4位・ニュージーランド代表を迎え撃ち、敵地・欧州で5位・イングランド代表、2位・フランス代表と対峙するのだ。第1戦・22-34、第2戦・21-22、第3戦・52-48とタフな3連戦を戦ってきた日本だが、豪州A戦からさらなる成長を見せなければ勝負は早々に決してしまう。オールブラックスもエディー・ジョーンズHC率いるイングランドもホスト国での『ラグビーワールドカップ(RWC)2023』を控えたフランスも、正真正銘世界トップクラスである。ここのところ敗戦が珍しくなくなったオールブラックスではあるが、高く大きな壁である。10月27日、メンバー発表会見に臨んだジェイミー・ジョセフHCも「オールブラックスはクオリティの高い選手が揃っているので、誰が出てきても変わらない。彼らも休暇明けでゲームタイムを与えたいメンバーを選出しリフレッシュしている。ただ集中すべきは自分たち、自分たちのことにフォーカスすることが大事」と警戒する。指揮官は次のメンバーにアップセットを託した。【ラグビー日本代表の試合登録メンバー】1稲垣啓太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)422坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)303具智元(コベルコ神戸スティーラーズ)184ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)45ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)96リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)757姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)228テビタ・タタフ(東京サントリーサンゴリアス)129流大(東京サントリーサンゴリアス)2710山沢拓也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)411シオサイア・フィフィタ(花園近鉄ライナーズ)912中村亮土(東京サントリーサンゴリアス)3013ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)714松島幸太朗(東京サントリーサンゴリアス)4415山中亮平(コベルコ神戸スティーラーズ)2416日野剛志(静岡ブルーレヴズ)517グレイグ・ミラ―(埼玉パナソニックワイルドナイツ)618竹内柊平(浦安D-Rocks)119下川甲嗣(東京サントリーサンゴリアス)020ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)421齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス)822李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)323ゲラード・ファンデンヒーファー(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)3※所属チームの後の数字はキャップ数。前戦からSOのスタメンとリザーブを入れ替えた点を問われると、ジョセフHCはこう答えた。「山沢のことは高く評価している。前回のシーズンではケガやコロナがあり、準備ができなかったが、今回はしっかりトレーニングを積み準備してきた。彼にここで機会を与えることは考えていた。李は若くポテンシャルのある選手。今週のゲームではインパクト、リザーブから出てどういうインパクトを残せるか見てみたいと思って、ベンチスタートにした」9番・10番はコンビで固定しているわけではないと言う。「自分としてはコンビと決めたわけではない。流は前回の試合、しっかりしたパフォーマンスをしてくれた。ほかの選手からリストペクトされ、リーダーとしてチームをリードしてくれている。流と山沢がオールブラックス相手にどのようなプレーをするか見てみたいと思いスタメンで起用した」さらにベンチメンバーの重要性を説いた。「自分たちとして前回の試合から学んだことがある。20点差で勝っていてもメンタルの部分で相手に勢いを与えたり、プレッシャーを掛けられることを前回の試合から学んだつもり。経験があるミラー、齋藤、李もそうだが、後半でしっかりコネクトすることが大事だと考えている」ジョセフHCはオールブラックスをこのように分析する。「オールブラックスとしてはしっかりゲームをコントロールしたいだろう。特にセットピース、スクラムやラインアウトから大きなFWパックを使ってセットピースでしっかりコントロールしてくる、しっかりドミネートしてくると思う。自分たちの対応も難しいと思うが、今週のトレーニングの大半の時間を費やししっかり準備してきた。セットピースからしっかりいいボールをBKに供給していけばトライを取れると思っている」アップセットを起こすポイントも必然的にセットピースとなる。「セットピースを安定させることだと思っている。オールブラックスは本当に大きい選手が揃っている。彼らはラインアウト、スクラムをコントロールしたいと思っているはずだ。我々はそのティア1のパワーにしっかり対応していくことが大事。セットピースからいいボールを供給し、BKにいいアタックをさせるのが明確なフォーカスポイントだと思っている。選手たちがしっかりプランを遂行できるかも重要になる。運動能力の高いオールブラックスのパワー、オフロードにどう対抗していくのか。セットピースを止めていけば、我々のチャンスも生まれてくる。そこでプレッシャーを掛ければ、勝てるチャンスを広がると思う。もちろん簡単ではないがプレッシャーを掛けていきたい」ジョセフHCは母国とのビッグゲームを改めて歓迎した。「本当に素晴らしい経験になる。チームにとっても、『リーグワン』でたくさんの経験がある山沢にとっても、オールブラックスとの試合は大きな経験になるし、大きな価値があると思う。今年に入ってフランス戦、豪州A戦もチームとして成長できるゲームだった。この試合も多くの経験をもたらす大事なゲームになると思う」HCはこの経験が今後に生きると確信していた。「コロナの影響で1年キャンセルした。3年間でテストマッチレベルの試合は13試合しかしていない。オールブラックスは我々の4倍くらいの試合をこなしている。ラグビーの試合が少ないと、チームとしてなかなか成長するのは難しい。だが、今季はたくさん試合ができているのはチームにとって重要。特に若い選手が世界のベストチームと対戦できるのは本当に素晴らしい経験になっている。確かに他国に比べて遅れを取っているが、チームとして新しい経験の場を与えることができている。今週からのツアーで選手たちに多くの経験を積ませたいと思っている」【ニュージーランド代表の試合登録メンバー】1ジョージ・バウアー(クルセイダーズ)192デーン・コールズ(ハリケーンズ)843ネポ・ラウララ(ブルーズ)424ブロディー・レタリック(チーフス)985トゥポウ・ヴァアイ(チーフス)156シャノン・フリゼル(ハイランダーズ)217サム・ケイン(チーフス)858ホスキンス・ソトゥトゥ(ブルーズ)129フィンレー・クリスティー(ブルーズ)1210リッチー・モウンガ(クルセイダーズ)4111ケイレブ・クラーク(ブルーズ)1112ロジャー・トゥイヴァサ=シェック(ブルーズ)213ブレイドン・エノー(クルセイダーズ)514セヴ・リース(クルセイダーズ)2115スティーブン・ペロフェタ(ブルーズ)116サミソニ・タウケイアホ(チーフス)1717オファ・トゥウンガファシ(ブルーズ)4818ティレル・ロマックス(ハリケーンズ)2019パトリック・トゥイプロトゥ(ブルーズ)4420ダルトン・パパリイ(ブルーズ)1821アーロン・スミス(ハイランダーズ)11122デービッド・ハヴィリ(クルセイダーズ)2123アントン・レイナート=ブラウン(チーフス)56※所属チームの後の数字はキャップ数。果たして、日本代表はオールブラックスにどこまで迫れるのか。豪州A戦でかつての輝きを取り戻したFLリーチ、前回のゲームでインパクトを残したNo.8タタフ、3戦連続トライを決めているWTB松島はどんなパフォーマンスを見せるのか。『リポビタンDチャレンジカップ2022』日本代表×ニュージーランド代表は10月29日(土)・国立競技場にてキックオフ。チケットは予定枚数終了。同日・秩父宮ラグビー場で行われる入場無料の『JAPAN RUGBY AUTUMN FEST 2022』ではパブリックビューイングを実施。試合の模様は日テレ系にて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2022年10月28日空前の成長を遂げるラグビー女子日本代表チーム。そのカギを握るカナダ出身のHC(ヘッドコーチ)に、異言語コミュニケーションの秘訣を特別インタビュー。急成長を支える、女性HCの言葉。2019年の、日本でのW杯開催以降、一気にポピュラーになったラグビー。男子に注目が集まりがちなスポーツだけれど、実はこのところ、女子の日本代表チーム「サクラフィフティーン」が話題だ。ここ数年でめきめきと力を付け、最近の国際試合では格上の強豪・アイルランドに初勝利。今年の10~11月にニュージーランドで開催されるワールドカップにも出場が決まっている。この急成長をもたらしたのが、3年前に代表のヘッドコーチに就任した、元カナダ女子代表のレスリー・マッケンジーさんだ。ほとんどが日本人で海外経験もない選手たちの指導を、「挑戦しがいがある」と引き受け、チームを成長に導いた。「彼女の言葉で意識が変わった」などの声も多く聞かれ、選手から厚い信頼を寄せられるレスリーさん。異言語の壁をどう乗り越えてチームを作り上げていったのか、練習後のフィールドで語ってもらった。言葉が違うからこそ、生まれる絆があります。異なる母国語の選手たちを率いるレスリーHCが実行していることとは?チームへの熱い思いも聞きました。圧をなくして、常にオープンに。就任当初、多くの選手はシャイで、私と話したがりませんでした。けれどそれは、よく知らないHCに英語できちんと話さなければ、という“圧”が彼らの中にあったから。まず私が取り組んだのは、この圧をなくすことでした。選手たちが所属する学校やクラブチームに了解を得て、不安や疑問があったら私に直接聞いてほしいと伝えました。いつでもウェルカムだし、電話がしづらいならLINEでもいい。常に「オープンに話したい」という姿勢を見せました。するとみんなも、翻訳アプリなどを使いながら一生懸命取り組んでくれて、良いコミュニケーションが生まれるようになった。壁を作るのは言語の違いそのものではなく、先入観や内なるプレッシャーなのです。相手の言葉を知り、バックグラウンドを学ぶ。選手たちに指示を出す際に大事にしているのは、自分のメッセージを正確でクリアにすること。そのために、日本語のどの単語を選ぶべきか、通訳してくれるアシスタントコーチたちとは練習前に綿密に打ち合わせをします。その一方で、自分もできるだけ日本語で話すように心がけています。言葉は架け橋。同じ言葉を使うことで相手のバックグラウンドを理解できることがあるし、私が日本語を使えばみんなも英語で話しかけやすくなると思うからです。キャンプ中は選手に言葉を教わることも多いですよ。最近のお気に入りは「ちんたら」(笑)。「みなさん、this morning too much ちんたら!(今朝はちんたらしすぎ!)」のように使います。自分たちの共通言語を作り、主体性を育てる。もうひとつ取り組んでいるのは、試合の中で即座にやるべきことを共有できる、自分たちだけのワードを持つこと。例えば、相手の攻撃を食い止める時に使う「侵撃」という言葉。これはただディフェンスするのではなく、相手の陣地に少しでも食い込むことをイメージして、選手たちが使い始めました。他にもボールを持った選手をサポートする時の「タツマキ」や「ハウス」などいろいろありますが、すべて選手たち自身が決めたもの。共通ワード作りは、作戦がやりやすくなるだけでなく、自分たちが考え出すことで選手に自主性が生まれる点でも重要です。自分たちが主体であり、力を持っていると感じられる。これはラグビーをする上で非常に大切なことです。批判の言葉は、正直に、愛を持って。指導の中で「正直」という言葉をよく使います。毎日のコミュニケーションの中で互いに正直であることが、より良いチームへと成長するために欠かせないと考えているからです。とくに、批判が必要な場面においては重要なこと。自分への批判は誰でも受け入れにくいものですが、チームスポーツを行う以上、仲間にそれを言われたら相手を信じなければいけない。その信頼の土台にあるのが、正直さだと思うのです。相手を傷つけるためではなく、愛があるから正直に話している。その共通意識があれば、批判も受け入れやすくなります。私自身も選手を批判する時は、「あなたの立場は重要だから、正直に言います」などと、必ず誠意を伝えるようにしています。「コネクト」するためのキーワードを常に模索する。他国に比べて体の小さい日本チームは、互いに頼り合い、つながらなければ始まらない。就任時に打ち出した「サクラウェーブ」というコンセプトも、全員がうねりのようにつながる様をイメージしたものでした。広く受け入れられたし、今も我々のチームをよく表している言葉だと思っています。ただ、チームは進化している。ひとつのイメージにとどまらず常に新たなキーワードを据えていくことが、より強固なコネクトを生むために必要だと思っています。今もまさに、来月のW杯に向けて着々と準備中。テーマも固まってきています。言葉と気持ちでつながり合い、強豪国を相手に勇敢に戦う女子日本代表の姿をお見せしたい。楽しみにしていてください。レスリー・マッケンジーさんラグビー女子日本代表ヘッドコーチ。1980年生まれ、カナダ出身。大学時代からラグビーを始め、2006年、’10年のW杯でカナダ代表。現役引退後にコーチへと転身、ニュージーランドで選手育成プログラムなどに関わったのち、’19年から現職。2頭の愛犬との散歩が日々のリフレッシュに。※『anan』2022年10月5日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)取材、文・新田草子(by anan編集部)
2022年10月01日秋の日本代表シーズンまで2週間。そして『ラグビーワールドカップ(RWC)2023』フランス大会まで1年。男子日本代表候補メンバー52名がそれぞれの思いを胸に別府合宿で汗を流している。自ら率先してトレーニングに励み背中でチームを引っ張るリーダー陣に出場機会確保にアピールしたい若手、戦線復帰した主力にレギュラー取りに燃えるベテランなど立場は異なるが、目指すはチームの勝利である。9月16日、選手たちのオンライン取材が行われた。70キャップを誇るSO田村優に夏シーズンで初キャップをマークした21歳のSO李承信、夏シリーズはケガやコンディション不良で見送り今回代表復帰したSH流大とCTB中村亮土、『NTTジャパン ラグビーリーグワン2022』新人王に輝いたWTB根塚洸雅、今回初キャップを目指すLO下川甲嗣がメディアの質問に答えた。6月25日・ウルグアイ戦で初キャップ、続くフランス戦では急遽先発するとともにティア1の圧力を体感した李承信は、前回持ち帰った課題をクリアしようと代表キャンプに臨んでいた。「夏のツアーでも10番として一貫性のあるパフォーマンスでチームのプランを100%遂行することを求められていたので、それを実行できれば自ずとメンバーに入ることができると思う。世界的にテストマッチでもキックはすごく増えている。そこの精度とコントロールとバランスが大事。自陣でどのタイミングで蹴るのかはキャンプでずっと求められている。中盤でボールを持ちすぎると指摘される。何フェーズも重ねてアタックした時、勢いのない時にキックへの切り替えが求められる。早い段階で判断してスペースを見付けて蹴るように言われる。うまく9番とコミュニケーションを取りながらやっていきたい」アピールする立場であることは理解している。「今自分が何をしないといけないのかは夏よりも明確になっている。首脳陣がどういうプレーしてほしいか、チームのゲームプランは誰よりも理解して、どれだけ遂行できるのか。もっとチャレンジして、強い気持ちを持ちながら挑んでいきたい」李は6試合すべてに出場したいと貪欲だ。「自分としてはすべて出場したい。テストマッチに出ることで気付くこと、課題であったり、通用することが出てくると思うので、1試合1試合積み重ねてレベルアップして『RWC』へ向かいたい」ひと回り上の田村を手本にしている。「優さんはスキルレベルが高いし、コミュニケーション部分でも学ぶところが多い。夏は1週間しか一緒にできなかったが、今は練習後にお互いにレビューし合ったり、10番の役割を意識できるようにアプローチしてくれるので刺激になっている。お手本と言うか、学べる選手が近くにいるので助かっている」その田村本人に若手の手本という意識はない。2大会連続で『RWC』に出場した百戦錬磨の司令塔はポジション争いの序列は最下位だと語った。「僕自身最下位だと思うので、がんばらないといけないと思うし、僕はチャレンジしていかないといけない」山沢拓也、中尾隼人、李の若いSO陣にアドバイスするという認識もなかった。「僕が代表から離れていたので、逆に僕が聞いている。僕はチャレンジするしかないので。毎日チャレンジしてがんばっている」田村は追う立場を楽しんでいた。「チャレンジできる図式なのもいい。がんばらないといけないし、意義あるものにできればいい。若い選手、年を取った選手もいるが、練習からチャレンジしていくのもいい。歳を重ねると難しくなることもあるが、モチベーションを保てている」求められているうちが花である。「必要とさせているうちは、あとケガが直ってきたのと休めた面もある。動けるのでまだ。がんばれないと思ったらやめる。身体に不調が出たり、モチベーションを保つのが無理になったり、向上心がなくなったり、ラグビーが楽しくなくなったりしたら、高いレベルでやるのは無理。今は動けるし、がんばれるのでがんばります」フランス戦以降、オフに入っていた田村は徐々に感覚を研ぎ澄ませていた。「フランス戦後、ラグビーはこの合宿に来てから初めてだったので徐々に慣らしている。離れていた部分、身体はきついがフレッシュな気持ちでラグビーに取り組めている。(代表のプランを)やりながら覚えている、肌感覚的なところとチームのプランをすり合わせて自分の良さを出していこうとしているところ」SOとハーフ団を組むSH流大は『RWC2023』を最後の舞台だとキッパリ。「(『RWC2023』後は)もし招集していただいても絶対に行くことはない。僕の中で前回の『RWC』が終わった時に覚悟を決めてしっかり取り組むと決めたこと。まだまだ続くラグビー人生、プレイヤーか指導者はわからないが、しっかり次の準備をしていきたい」30歳のSHは若いSOを称賛した。「承信、隼人とは初めて組ませてもらい、承信はポテンシャルがあって思い切りのいいプレーをするので本当に感心したし、いいプレイヤーだなと感じた。この合宿でもチームを引っ張って、アタックをリードしているので本当に素晴らしい選手。隼人は東芝(ブレイブルーパス東京)との大雨のゲームで完敗した時(『NTTリーグワン2022』第15節3-27⦆も素晴らしい選手だと感じたが、コミュニケーションが取りやすく10番に隼人が入るとやりやすい印象がある」9月13日からフルメニューを消化している流は手応えを口にした。「この3日間でだいぶラグビーの感覚が戻っている感覚がある。体力的には90%くらいなのであと10%、オーストラリアAとの初戦から出られる準備をしたい」ケガ明けで別メニューの中村はオーストラリアAとの3連戦のいずれかに照準を合わせていた。「僕個人としてはベストコンディションに戻すところにしか目を向けていない。そこに戻してから考える。今チームについては考えていない。順調に回復している。急に戻ってもケガをするので、時期とかタイミングを見ながら、メディカルと話している。ただアピールしないといけない立場なので、オーストラリアとの3試合の内のどこかで出られようにしたい」首の手術を経て、死に物狂いで巻き返そうと誓った。「ずっとラグビーしっぱなしの生活から1か月何もできなくなり、コンディションは落ちたが、家族と過ごす時間でリセットされた感じがした。『あとこの1年は死ぬ気でがんばろう』と、ケガしていた時に考えた」代表1キャップの根塚とノンキャップの下川も、この秋チャンスを掴もうと虎視眈々。根塚「ポジション争いで言うとマツ(松島幸太朗)さん、アサイア(シオサイア・フィフィタ)とすごい選手がいるので、自分が一喜一憂しても仕方ない。焦らずしっかり学んで成長した姿を練習で見せていければと思っている。相手との間合いをしっかり見極めれば、自分でも勝負できるとウルグアイ戦、練習で感じた。足りないのは経験値。マツさんとかアサイアは危機管理能力も高い。そこを高めていけば勝負できるのかなと。加速力、思い切りのいいアタックを見せられればアピールになると思う。ミッチー(ジョン・ミッチェルAC)に練習を見てもらっているので、ディフェンスもアピールできれば」下川「ウルグアイ、フランスとの試合を積み重ねてきたチームに僕が参加する形なので、フレッシュなメンバーとしてチームに勢いを与える立場だと感じている。先週1週間でインストールされることがあったので、それにプラスしてこれまでのことを学んだ。先輩から教えてもらいシステムも頭で理解できた。グラウンドで実際プレーすることが大事なので、ミスを恐れずにやっているところ。驚いたところは代表のタフな練習に自分はびっくりしたが、それに驚いていない周りにまたびっくりした。スキルフルな選手が多い。自分も自分の特徴を生かしていこうと思っている。一番の武器は運動量だと思うので、誰よりも動き回ること。ボールキャリーのところでフィジカルがまだ足りないので、ハンドオフとかスキルを使ってアピールしたい」男子日本代表候補別府合宿参加メンバーは以下の通り。【PR】淺岡俊亮(トヨタヴェルブリッツ)1稲垣啓太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)42垣永真之介(東京サントリーサンゴリア)11海士広大(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)1木津悠輔(トヨタヴェルブリッツ)5クレイグ・ミラー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)6具智元(コベルコ神戸スティーラーズ)18三浦昌悟(トヨタヴェルブリッツ)9【HO】坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)30橋本大吾(東芝ブレイブルーパス東京)3日野剛志(静岡ブルーレヴズ)5堀越康介(東京サントリーサンゴリアス)5【LO】秋山大地(トヨタヴェルブリッツ)1飯野晃司(東京サントリーサンゴリアス)1ヴィンピー・ファンデルヴァルト(浦安D-Rocks)20大戸裕矢(静岡ブルーレヴズ)5小瀧尚弘(コベルコ神戸スティーラーズ)11サナイラ・ワクァ(花園近鉄ライナーズ)2ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)9ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)4下川甲嗣(東京サントリーサンゴリアス)0【FL】布巻峻介(埼玉パナソニックワイルドナイツ)9ピーター・ラブスカフニ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)13古川聖人(トヨタヴェルブリッツ)4リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)75【No.8】姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)22ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)4テビタ・タタフ(東京サントリーサンゴリアス)12【SH】茂野海人(トヨタヴェルブリッツ)16小山大輝(埼玉パナソニックワイルドナイツ)0齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス)8高橋敏也(リコーブラックラムズ東京)0流大(東京サントリーサンゴリアス)27【SO】田村優(横浜キヤノンイーグルス)70中尾隼太(東芝ブレイブルーパス東京)0山沢拓也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)4李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)3【CTB】梶村祐介(横浜キヤノンイーグルス)2シェーン・ゲイツ(浦安D-Rocks)4中野将伍(東京サントリーサンゴリアス)2中村亮土(東京サントリーサンゴリアス)30ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)7ラファエレ ティモシー(コベルコ神戸スティーラーズ)28【WTB】ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京)0ゲラード・ファンデンヒーファー(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)3シオサイア・フィフィタ(花園近鉄ライナーズ)9根塚洸雅(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)1松島幸太朗(東京サントリーサンゴリアス)44【FB】野口竜司(埼玉パナソニックワイルドナイツ)14メイン平(リコーブラックラムズ東京)1尾崎晟也(東京サントリーサンゴリアス)4山中亮平(コベルコ神戸スティーラーズ)24※所属チームの後の数字は日本代表キャップ数。日本代表候補は9月18日(日)まで別府合宿、9月18日(日)より宮崎合宿を実施。『アサヒスーパードライ JAPAN RUGBY CHALLENGE SERIES 2022』JAPAN XV(ジャパン・フィフティーン)×オーストラリアA代表第1戦は10月1日(土)・秩父宮ラグビー場(東京)、第2戦は10月8日(土)・ベスト電器スタジアム(福岡)、第3戦は10月14日(金)・ヨドコウ桜スタジアム(大阪)にてキックオフ。『リポビタンDチャレンジカップ2022』日本代表×ニュージーランド代表は10月29日(土)・国立競技場(東京)、『リポビタンD TOUR2022』イングランド代表×日本代表は11月12日(土)・トゥイッケナムスタジアム(イングランド・ロンドン)、フランス代表×日本代表は11月20日(日)・スタジアム・ド・トゥールーズ(フランス・トゥールーズ)にて開催。豪州A戦のチケットは9月17日(土)午前10時より一般発売。オールブラックス戦のチケットは9月22日(木)よりSAKURA CLUB TICKETにて各種先行販売がスタート、10月1日(土)午前10時~2日(日)午後11時59分までTICKET RUGBYおよびチケットぴあにて先行抽選、10月8日(土)午前10時より一般発売。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)アサヒスーパードライ JAPAN RUGBY CHALLENGE SERIES 2022のチケット情報リポビタンDチャレンジカップ2022のチケット情報
2022年09月16日1年延期となっていた『ラグビーワールドカップ(RWC)2021』 ニュージーランド大会がいよいよ10月8日(土)に開幕。本大会前にはブラックファーンズ(女子ニュージーランド代表)との大一番も迎える。9月13日にはサクラフィフティーン(ラグビー女子日本代表)の『RWC2021』 NZ大会登録メンバー32名が発表、15日には主将をはじめ主力選手6名がオンライン取材に対応した。メンバーを選出した浅見敬子ナショナルチームディレクター、レスリー・マッケンジーヘッドコーチは次のように抱負を口にした。浅見チームディレクター「選手の家族や所属チーム、会社、大学といった関係者の方々に感謝を申し上げます。先日、サクラセブンズが『ワールドカップ』9位という最高のバトンを渡してくれた。レスリーHCが2019年から丁寧にチーム作りをし、その成果が見られる舞台がくることをうれしく思う。ぜひ本大会も応援のほどよろしくお願いします」マッケンジーHC「浅見TDの繰り返しになりますが、関係者の方々にありがとうございますと伝えたい。本日32名を発表でき、とてもエキサイティングな気持ち。ブラックファーンズ戦もあり、これまでにない『RWC』に向けて申し分のないウォー―ムアップになる。HCに就任したひとつのゴールとして『RWC』の選抜の過程が厳しくなるよう強化してきた。選手を強くすることを目標にやってきたので、完ぺきではないかもしれないが、とても満足している。フィールドで満足いくものを見せることができると自信を持っている」『RWC2021』でのターゲットを問われると、ふたりはこう答えた。マッケンジーHC「ベストなラグビーをお見せしたい」浅見TD「チームとしてもトップ8を目指すことに変わりはない」カナダ、アメリカ、イタリアと難敵ぞろいのプールBを戦い抜く自信を聞かれると、マッケンジーHCはこのようにコメントした。「自信過多になると自分たちをコントロールできなくなる。ここ数か月自信を持ちすぎることの反省も学んだ。アイルランドに大敗した翌週にコントロールできた自信もある。ゲームマネージメントの部分では大きなプレッシャー下ではミスも起こり得るが、ゲームを壊すほどのミスにはならないと思っている。十分戦えるチームになっていると思う」サクラフィフティーンを強化してきたポイントはこうだ。「ディフェンスとスピード。国際大会で戦う際にはディフェンスが必須。今ではディフェンスは日本の強みと言っていい。チームは誇りに思ってほしいし、私も自信を持っている。またスピードやアジリティはよりラグビーをエキサイティングなものにする。予想を裏切るプレーこそ、女子ラグビーには必要だと思っている。さっきディフェンスが強みだと言ったが、57失点したアイルランドとの初戦のことは忘れましょう(笑)。あの大敗の学びがあったからこそディフェンスを強みと言えるようになったので」大会の1年延期は幸運だったと言う。「タイムラインを1年延ばさなければならないのはつらかったが、ちょうどキャンプ中だったのでそれはよかった。チームで話し合えたのはよかった。延期がなければ今よりも小さなチームで『RWC』にチャレンジしなければならなかった。トレーニングマッチ、トレーニングキャンプに恵まれ、キャンプごとにいいチームに成長していると肌で感じることができた。私たちにとって幸運だった」32名のメンバー選考のポイントも明かした。「『RWC』へ連れて行くのは今を体現できるチーム。将来性を外して、今現在のマネージメント能力の高い選手を選んだ。大会はフィジカルなものになると想定される。大会中は全員に機会があると思うので、しっかりカバーできる32名を選んだ。日本代表は最も小さいチームなので、強靱であることが求められる。ケガなどで誰かが欠けた時にカバーできる選手を選んだ。もうひとつの要素として、トレーニング中にモメンタムを発揮できる選手を選んだ」マッケンジーHCはシンデレラガール候補についても言及した。「チーム全体のパフォーマンスがベストであるべきだが、何らかの形でブレイクスルーする選手の存在も望まれる。日本人選手、日本らしいプレーを知らない人たちにお見せできるのを楽しみにしている。名前を挙げるならば、メグ(阿部恵)は彼女が見せるスタイルは一貫性があってテンポを刻んで、SHとして世界を驚かせるようなパフォーマンスを見せてくれると思う。サチ(PR加藤幸子)はイングランドで日本人がどれほどできるか世界に見せているが、引き続き同じようなプレーができると期待している。リンカ(FB/CTB/WTB松田凛日)は快適にできるポジションでどういうことをできるかを見せてほしい。長い間セブンズでプレーしてきた選手なので、彼女がベストパフォーマンスを発揮できるように、周りにしっかりしたサポートを置きたい」南早紀主将ら選手たちは以下のように意気込みを語った。PR南早紀「レスリーの体制になって3年半、合宿で積んできたをやった出す舞台ができて楽しみ、ワクワクしている。前回大会はフィジカルで押されたが、今回は接点で押し返せると思うし、それが自分たちの持ち味だと思う。自分自身、スクラムが強くなかった実感があるし、海外にも押されないスクラムを組めると思う。(ブラックファーンズ戦について)今までの女子の日本ラグビーの歴史でブラックファーンズと対戦すること自体初めてなので、誇りに思う。自分たちがやってきたことをどれだけできるかにフォーカスしたい」PR加藤幸子「スキル、コンタクトレベルが上がってきて、個人的にはディフェンスが上がってきたと思うので、ディフェンスを見てほしい。(スクラムについて)FWの中で個々のポジションでのフォーカスポイントを徹底し、それから8名がひとつになって組めるスクラムを練習している。低さを意識して組んでいきたい。フロントローもLOもフットポジションを意識している。(ブラックファーンズ戦について)イーデンパークで試合できることにワクワクしている」SH津久井萌「前回は準備期間が1年もなく、今回は5年間準備してきたので、自信はある。前回よりテストマッチの経験も全然違う。大舞台に行った時にあたふたして、何もできないことはないと思うので、それは前回との違い。今回はフィジカルでウエイトをがんばり、テンポを速くするところと落とすところのゲームコントロールを磨いてきた。日本人は身体が小さいが、リアクションのスピードやハードワークで勝てると思う。(ブラックファーンズ戦について)『RWC』前にNZと戦えるのは『RWC』も大きいが、それよりも大きいと言うか、今までできなかった経験ができるのを楽しみにワクワクしている」SH阿部恵「前半から出たらテンポのいいアタックしていきたいし、後半に入った時も相手の足が止まった時にテンポアップするようにやっていきたい。日本に求められるテンポが速くいい展開をするために、まずハーフがいいパスを出さないといけないと思うので、自分の強みのいいパスを出していきたい。以前は自分のプランをがむしゃらにやるだけだったが、今は余裕が出てきて、考えながらラグビーできるようになってきた。(ブラックファーンズ戦について)『RWC』前に強い国と戦えるのはいいこと。フィジカルも強く、スピードもあるワールドクラスの相手。『RWC』前に大きな試合ができることは楽しみ」SO/CTB山本実「正直今日フライトでNZへ行くが、そんな感じがしない。今まで国内合宿をしてきてきたので。『RWC』前にも大きな試合があるが、そこを意識するより目の前の練習や試合を乗り越えていきたい。対戦する3か国には、自分たちがいいパフォーマンスすれば、いい試合ができると思っている。選手層も厚くなってきたので、全員でがんばりたい。(ブラックファーンズ戦について)テレビでしか見たことのない舞台で自分たちが試合するのが信じられない。実際どんな感情になるかわからない。そういう経験が『RWC』前にできるのはプラス。世界ランキング2位の相手にサクラウェーブを起こしたい」LO玉井希絵「初めての『RWC』ということで、特別な気持ちもあるが、ここ数年たくさんテストマッチ、トレーニングキャンプをやってきたので、その中のひとつと特別な感じがしていないのはいいかなと思っている。初戦に関してはレスリーさんがカナダ出身なのでいろんな思いがある。緊張感や肩に力が入ると思うが、だからこそ自分たちにフォーカスして、特別視しないで臨みたい。自分たちが何をするかにフォーカスしている。(ブラックファーンズ戦について)聞いた時は鳥肌が立った。フィールドから見る景色を想像したし、パニックになるのも想像できるので、練習のキーポイントを決めるなど、改めて自分を見つめ直すことができた。格上相手にも自分たちらしくしぶとくプレーしたい」【サクラフィフティーン『RWC2021』登録メンバー32名】【PR】加藤幸子(横河武蔵野アルテミ・スターズ)10北野和子(MIE PEARLS)6小牧日菜多(日本体育大学ラグビー部女子)3左高裕佳(弘前サクラオーバルズ)12南早紀(横河武蔵野アルテミ・スターズ)25ラベマイまこと(横河武蔵野アルテミ・スターズ)17【HO】谷口琴美(MIE PEARLS)3永田虹歩(国際武道大学女子ラグビー部)8【LO】川村雅未(RKUグレース)3佐藤優奈(東京山九フェニックス)6高野眞希(横河武蔵野アルテミ・スターズ)16玉井希絵(MIE PEARLS)13吉村乙華(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)5【FL】向來桜子(日本体育大学ラグビー部女子)2【FL/HO/NO8】齊藤聖奈(MIE PEARLS)31【FL/HO】鈴木実沙紀(東京山九フェニックス)30【FL】長田いろは(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)15細川恭子(MIE PEARLS)7【NO8】永井彩乃(YOKOHAMA TKM)10【SH】阿部恵(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)10津久井萌(横河武蔵野アルテミ・スターズ)19【SO】大塚朱紗(RKUグレース)9【SO/CTB】山本実(MIE PEARLS)21【SO/WTB】今釘小町(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)9【WTB】名倉ひなの(横河武蔵野アルテミ・スターズ)10【CTB/WTB/FL】伊藤優希(MIE PEARLS)11【CTB】鈴木彩香(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)18中山潮音(横河武蔵野アルテミ・スターズ)7古田真菜(東京山九フェニックス)14【FB】庵奥里愛(MIE PEARLS)7平山愛(自衛隊体育学校PTS)4【FB/CTB/WTB】松田凜日(日本体育大学ラグビー部女子)5サクラフィフティーンは9月24日(土)・イーデンパークにて『リポビタンDラグビーチャンピオンシップ 2022』ニュージーランド代表と対戦。『RWC2021』NZ大会では9日(日)・ノースランドイベントセンターでカナダ代表、15日(土)・ノースランドイベントセンターでアメリカ代表、23(日)・ワイタケレトラストスタジアムでイタリア代表と対峙する。『リポビタンDラグビーチャンピオンシップ』の模様はWOWOW、『RWC2021』の日本戦はJ SPORTSにて放送。
2022年09月15日『ラグビーワールドカップ(RWC)2023』フランス大会まで1年。ラグビー日本代表が秋シーズンへ臨む。夏シーズンは日本代表と将来日本代表に選出される可能性のある高いポテンシャルを持ったナショナル・デベロップメント・スコッド(NDS)の2チーム体制で強化を進めたが、今回は1チーム体制で臨むとのこと。FW28名・BK24名計52名の大所帯で合宿を敢行。オーストラリアA代表とのノンキャップ試合3連戦を経て、オールブラックスとの国立決戦、そしてイングランド、フランスとの欧州遠征を戦うのだ。9月2日の日本代表メンバー発表会見でジェイミー・ジョセフHCはこのように抱負を語った。「日本と欧州での試合を楽しみにしている。夏シーズンでは多くの新しい選手がスタートを切ってくれた。学んだことはたくさんの選手を使い準備をできた。これまでは選手層が薄かったが、このパンデミックでもし選手がいなくなっても次の選手が出てくることが非常に重要。自分たちは経験のある選手と若い選手のバランスが重要だと思っている。未来へ向けて若い選手を使っていかないといけない。これまでのように『スーパーラグビー(SR)』がなくなったことも受け、そういう観点での強化も必要になっている。今回は52人とたくさんのメンバーを選出した。何人かのキープレーヤーがケガでいないのは残念だが、その分新しい選手をしっかり使うことができる。我々はコントロールできることをコントロールし、強化を進めていきたい。今回の合宿は新しいやり方でやることになる。選手も多い人数の中でしっかり競争していかないといけない。合宿に参加する選手たちもこれだけのメンバーの中でしっかり競い合っていかないといけない。それは日本ラグビーにとって素晴らしいこと。6・7月の試合から学んだことはウルグアイとの2試合ではティア2にしっかり勝てるということを示せた。そしてティア1のフランス相手にも我々はしっかり勝てるチャンスを作れた。とくに2試合目のフランス戦は勝てる寸前までいったが、後半に失速してしまった。この試合をキーポイントにしっかり勝ち切れるよう修正していかないといけない」ジョセフHCが選出した2022年秋シーズン男子日本代表候補別府合宿参加メンバーは以下の通り。【PR】淺岡俊亮(トヨタヴェルブリッツ)1稲垣啓太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)42ヴァル アサエリ愛(埼玉パナソニックワイルドナイツ)23海士広大(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)1木津悠輔(トヨタヴェルブリッツ)5クレイグ・ミラー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)6具智元(コベルコ神戸スティーラーズ)18三浦昌悟(トヨタヴェルブリッツ)9【HO】坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)30橋本大吾(東芝ブレイブルーパス東京)3日野剛志(静岡ブルーレヴズ)5堀越康介(東京サントリーサンゴリアス)5【LO】秋山大地(トヨタヴェルブリッツ)1飯野晃司(東京サントリーサンゴリアス)1ヴィンピー・ファンデルヴァルト(浦安D-Rocks)20大戸裕矢(静岡ブルーレヴズ)5小瀧尚弘(コベルコ神戸スティーラーズ)11サナイラ・ワクァ(花園近鉄ライナーズ)2ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)9ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)4下川甲嗣(東京サントリーサンゴリアス)0【FL】布巻峻介(埼玉パナソニックワイルドナイツ)9ピーター・ラブスカフニ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)13古川聖人(トヨタヴェルブリッツ)4ベン・ガンター(埼玉パナソニックワイルドナイツ)5リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)75【No.8】姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)22ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)4【SH】茂野海人(トヨタヴェルブリッツ)16小山大輝(埼玉パナソニックワイルドナイツ)0齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス)8高橋敏也(リコーブラックラムズ東京)0流大(東京サントリーサンゴリアス)27【SO】田村優(横浜キヤノンイーグルス)70中尾隼太(東芝ブレイブルーパス東京)0山沢拓也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)4李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)3【CTB】梶村祐介(横浜キヤノンイーグルス)2シェーン・ゲイツ(浦安D-Rocks)4中野将伍(東京サントリーサンゴリアス)2中村亮土(東京サントリーサンゴリアス)30ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)7ラファエレ ティモシー(コベルコ神戸スティーラーズ)28【WTB】髙橋汰地(トヨタヴェルブリッツ)1ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京)0ゲラード・ファンデンヒーファー(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)3シオサイア・フィフィタ(花園近鉄ライナーズ)9根塚洸雅(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)1松島幸太朗(東京サントリーサンゴリアス)44【FB】野口竜司(埼玉パナソニックワイルドナイツ)14メイン平(リコーブラックラムズ東京)1山中亮平(コベルコ神戸スティーラーズ)24※所属チームの後の数字は日本代表キャップ数。メンバーの入替について質問されると、ジョセフHCはこのように答えた。「今回52名選手を選考し、豪州戦の1週間前から人数を絞っていく予定。ケガ人が出てきたりするだろうし、100%のコンディションが仕上がっていない選手たちもいるだろうからしっかりモニタリングしていきたい。ただこのメンバー以外から選手を連れてくることは考えていない。リーチ、田村、姫野、中村などキープレイヤーはたくさんいることはうれしいが、LOはケガ人が多い。ワクァやヴィンピーはケガしていて3~4週間かかって復帰することになるだろう」指揮官は夏シーズンで不在だった姫野、中村、松島の復帰を歓迎した。「経験がある選手たちが戻ってきてうれしい。彼らはたくさんのテストマッチを経験している。ただ中村は首、姫野はハムストリングと決して軽いケガではなかった。しっかりモニタリングしていきたい。ただ試合は10月までないので、合宿でしっかり状況を見ながら仕上げていければと思っている」HO堀江翔太の不選出を問われると、こう返答した。「コンディション的に問題ない。今回のセレクションには入っていないということ」豪州Aとの試合は若手が経験を積むためだけの試合ではないとHCは言う。「どの選手もメンテタリティ的に出られる準備をしっかりしてもらうことが大事。自分たちの目的は勝つこと、同時に選手の成長も促さないといけない。今後3週間の選手たちのパフォーマンスを見てメンバーを決めていきたい。その後にはニュージーランド、イングランド、フランスと世界のトップとの対戦が待っている。オーストラリアとの試合は結果を出さなくていいというわけではない」ジョセフHCは夏シーズンの手応えを口にした。「坂手はキャプテンとして素晴らしい活躍をしてくれた。リーダーシップグループに3~4年入っていたが、主将として素晴らしいリーダーシップを発揮してくれた。今後も彼を主将として指名したい。彼は賢く、選手たちがどう思っているか理解している。齋藤も(東京)サントリー(サンゴリアス)では流のバックアップとして、あまりプレータイムがない中しっかり成長した姿を見せてくれている。李は21歳ながらフランスとの第1戦で急遽先発となった中、いいパフォーマンスを見せてくれた。ワーナーも若く体も大きく頭角を現している。ベン・ガンターも19歳の時に日本に来て大きく成長している。『RWC』へ向けて若い選手たちにどんどん出できてほしい」 日本代表候補は9月4日(日)~9日(金)、9月12日(月)~18日(日)に別府合宿、9月18日(日)~24日(土)、9月25日(日)~10月15日(土)、10月22日(土)~27日(木)に宮崎合宿を実施。『アサヒスーパードライ JAPAN RUGBY CHALLENGE SERIES 2022』JAPAN XV(ジャパン・フィフティーン)×オーストラリアA代表第1戦は10月1日(土)・秩父宮ラグビー場(東京)、第2戦は10月8日(土)・ベスト電器スタジアム(福岡)、第3戦は10月14日(金)・ヨドコウ桜スタジアム(大阪)にてキックオフ。『リポビタンDチャレンジカップ2022』日本代表×ニュージーランド代表は10月29日(土)・国立競技場(東京)、『リポビタンD TOUR2022』イングランド代表×日本代表は11月12日(土)・トゥイッケナムスタジアム(イングランド・ロンドン)、フランス代表×日本代表は11月20日(日)・スタジアム・ド・トゥールーズ(フランス・トゥールーズ)にて開催。『アサヒスーパードライ JAPAN RUGBY CHALLENGE SERIES 2022』のチケットは9月17日(土)一般発売。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2022年09月03日ホラーイベント「花園怪奇スタジアム」が、2022年10月1日(土)、10月2日(日)の2日間、大阪・東大阪市花園ラグビー場にて開催される。“ラグビー×ホラー”の異色のホラーイベント東大阪市花園ラグビー場を舞台に、“ラグビー×ホラー”の異色のホラーイベントが実現。花園ラグビー場全体を使用した“スタジアム周遊型”のお化け屋敷となっており、参加者は、パンフレットを片手にスタジアム内を自由に巡ることができる。選手が実際に使用しているロッカールームやバックヤードなど、普段は入れない場所に足を踏み入れられるのも魅力だ。ストーリーは、花園ラグビー場にちなんで、ラグビーをもとにした作成。スタジアムに現れる謎の黒い影と目撃される謎の女、そして、スタジアム内で行方不明になった一人の清掃員をキーパーソンに進行していく。参加者は約80分間の体験時間内で、スポットを自由に巡り、怪奇現象を体験。スポットによってはミッションや謎解きも用意されている。なお、このホラーイベント「花園怪奇スタジアム」を手掛けるのは、方南町お化け屋敷オバケンだ。ホラーイベント「花園怪奇スタジアム」ストーリー2022年10月1日(土)、10月2日(日)にかけて東大阪市花園ラグビー場でのイベント開催が決定した。その名も「花園わくわくラグビースタジアム」。あなたは偶然知ったそのイベントに興味を惹かれ、当日、花園ラグビー場へと向かう。イベントは「バックヤードツアー」や「ラグビーミュージアムツアー」など好きな体験をいくつか選んで、決まった時間の中で体験していく、という内容。開場と共にあなたはワクワクしながら一つ目のツアーへと足を進めた。しかし、現場のスタッフたちは顔をこわばらせており何か様子がおかしい。実はこのイベントには別の目的があった。スタジアムに現れる謎の黒い影と目撃される謎の女。そしてスタジアム内で行方不明になった一人の清掃員。 一体この花園ラグビー場で何が起きているのか、その時のあなたはまだ知る由もなかった……。【詳細】ホラーイベント「花園怪奇スタジアム」開催期間:2022年10月1日(土)、10月2日(日) 14:00/16:00/18:00※各80分、3公演会場:東大阪市花園ラグビー場住所:大阪府東大阪市松原南1丁目1-1定員:各公演300名まで料金:[一般大人] 前売券 3,500円(手数料別)/ 当日券 3,880円[一般小人] 前売券 2,500円(手数料別)/ 当日券 2,880円[当日リベンジ券] 大人 2,000円 / 小人 1,000円※中学生以下は小人料金。※3歳以下の入場は不可。※[当日リベンジ券]は同日に再度公演参加をする際、窓口にて購入可能。ただし、各公演定員数に達し次第販売終了。※チケットは、プレイガイド「チケットペイ」にて8月16日(火)18:00~販売開始。「花園怪奇スタジアム」特設サイトを参照。※内容は変更になる場合あり。
2022年08月19日日頃は花園近鉄ライナーズへご声援を賜り誠にありがとうございます。9月3日(土)、吉本新喜劇セカンドシアターにて開催される「ラグビー新喜劇 inセカンドシアター」に、花園近鉄ライナーズからタウファ統悦普及担当、野中翔平選手、横井隼選手、人羅奎太郎選手が出演しますのでお知らせいたします。チケットは好評発売中です。ぜひご観覧ください。日時:9月3日(土)19:00開演開催場所:吉本新喜劇セカンドシアター(イエスシアター)料金:大人3000円/高校生以下2000円(全席指定)出演:吉本興業タックルながい。、木尾モデル、なにわスワンキーズ小島ラテほか花園近鉄ライナーズタウファ統悦、野中翔平、横井隼、人羅奎太郎NTTドコモレッドハリケーンズ藤田達成、杉下暢、光井勇人、小泉将PEARLS(女子ラグビー)出演者未定 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年08月12日株式会社ハブ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:太田 剛)が運営するHUB三宮ムーンライトビル店は、コベルコ神戸スティーラーズの現役選手による、ラグビー日本代表戦のリアルタイム解説イベントを開催いたします。■イベント概要・コベルコ神戸スティーラーズの選手による試合中の内容解説・コベルコ神戸スティーラーズの選手との交流イベント(プレゼント企画等)・タイアップカクテルの販売2022年6月25日(土)日本代表 対 ウルグアイ代表13:30~入場開始14:00イベント開始(15:00KICK OFF)解説:山本 幸輝 選手、小畑 健太郎 選手2022年7月2日(土)日本代表 対 フランス代表13:30~入場開始14:00イベント開始(15:00KICK OFF)解説:井関 信介 選手、前田 剛 選手HUB三宮ムーンライトビル店 : コベルコ神戸スティーラーズ : ■株式会社ハブについてHUB・82ホームページ : 株式会社ハブホームページ : ■本件に関するお問い合わせ先株式会社ハブ 経営企画部電話:03-3526-8689FAX:03-3526-8691MAIL: ir@pub-hub.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年06月17日株式会社ソニー・クリエイティブプロダクツ(東京都港区、代表取締役:大竹 健)は、公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(東京都港区、会長:森 重隆)からラグビー日本代表の商品化権を預かるライセンス事務局との契約に基づき、ラグビー日本代表の商品化の窓口を担っています。この度、ライセンシーである株式会社サイバーネット(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:遠藤 晃司)が、「ラグビー日本代表 アクリルスタンド レガシー2021」「ラグビー日本代表ステンレスクリップ プレイヤーズ2021」「ラグビー日本代表 プレイヤーズ下敷き」を発売致します。2021年内に行われた日本代表戦のプレイシーンから、ラグビーの魅力を表現した商品となっております。ラグビー日本代表 アクリルスタンド レガシー2021(イメージ1)ラグビー日本代表 アクリルスタンド レガシー2021(イメージ2)ラグビー日本代表 アクリルスタンド レガシー2021(イメージ3)<ラグビー日本代表 アクリルスタンド レガシー2021>価格 :1,800円+税 (税込み1,980円)サイズ :組み立て前:H150×W130mm組み立て後:H130×W120mm以内ラグビー日本代表 ステンレスクリップ プレイヤーズ2021(イメージ)<ラグビー日本代表 ステンレスクリップ プレイヤーズ2021>価格 :273円+税 (税込み300円)サイズ:H39×W19mm※集めて楽しいシークレットグッズとなります。※少し大きめで紙以外のトートバックやキャップ等に付けてもお楽しみ頂けます。ご注意:クリップの先端が尖っておりますのでご使用時には十分ご注意下さい。ラグビー日本代表プレイヤーズ下敷き(イメージ)<ラグビー日本代表プレイヤーズ下敷き>価格 :636円+税 (税込み700円)サイズ:H297×W210mm販売予定場所■日本ラグビーフットボール協会 公式オンラインショップ ■渋谷モディ (7階 イベントスペース) ■キャップ・ラガーズ ■nagalabo sport(ナガラボ スポーツ)※株式会社サイバーネット運営ECサイト ※販売開始につきましては、各所準備ができ次第順次開始となります。<関連URL>■日本ラグビーフットボール協会公式サイト ■日本ラグビーフットボール協会 公式オンラインショップ ●ご掲載に関してのお願い掲載の際は下記クレジット表記をお願い致します。掲載原稿の確認をさせて頂けますようお願い致します。(C)JRFU 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月06日2022年6月2日、ラグビーチーム『埼玉ワイルドナイツ』所属の稲垣啓太さんが、Instagramを更新。同年1月に結婚した妻でモデルの新井貴子さんが、32歳の誕生日を祝福してくれたことを写真付きで報告しました。仲むつまじい姿に「素敵」の声も凛々しい表情を崩さないことから『笑わない男』とも呼ばれている稲垣さん。しかし、写真には心なしか優しい表情にも見える稲垣さんが写っていました。 この投稿をInstagramで見る keita inagaki(@gaki.keita)がシェアした投稿 仲むつまじいツーショットに、稲垣さんの知人や友人から祝福の声が寄せられたほか、「素敵な2人」「幸せそう」とうらやむ声も多数寄せられました。・お誕生日おめでとうございます!表情が柔らかくなってきましたね。・美男美女で、目の保養です。・なんて優しい顔。幸せオーラが伝わってくる。2022年度のラグビー日本代表候補選手にも選ばれている稲垣さん。6月3日から始まる代表合宿を前に、パワーをチャージできたことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2022年06月03日ワールドカップイヤーの2022年、サッカーを通して世界の国々の歴史や文化を学んでみませんか?そのきっかけとなるのが、『親子で学ぶサッカー世界図鑑 』シリーズです。子どもたちが大好きなサッカーに日々触れている中で出てくる「なぜ?」を調べてみると、実はそこからさまざまな"学び"を得ることができます。今回は2月に発行された『親子で学ぶサッカー世界図鑑 イングランド編』から、「サッカーの起源」について抜粋して紹介します。<<大好きなサッカーを通しての学習だから自然に覚える「サッカー世界図鑑」■サッカーはいつどこで生まれたか知っている?みんなが大好きな「サッカー」。このスポーツがいつ、どこで生まれたか知っていますか?近代サッカーは、1863年にイングランドで生まれました。その起源はもっともっと大昔、いまから1000年以上前の8世紀。当時のイングランドでは、戦争に勝つと的将軍の首を切り取って蹴り合い、勝利を祝う風習があったそうです。それがやがて大衆へと広がり、首に見立てた球体を蹴って決められた時点まで運ぶ「祭り」になり、「遊び」になり、「フットボール」と呼ばれるようになりました。地域によっては、手を使うことも許されていました。そんな当時のフットボールは、ときに死人がでるほど荒っぽいもので、あまりの激しさに国がフットボール禁止令を出したこともあったそうです。大好きなサッカーを通じて世界を学ぼう!大人も子どもも楽しめるサッカー図鑑>>■大昔から世界各地で「蹴る」文化世界各地の遺跡で、丸いボール状のものを蹴る壁画が見つかるほど、人間は大昔から、蹴って遊んだり、競うことが大好きだったようです。そのひとつが、中国や日本でもおこなわれていた「蹴鞠」で、FIFA(国際サッカー連盟)のホームページでは、「最も古い形態のサッカー」として紀元前1世紀頃の中国の蹴鞠を紹介しています。■手を使うのは禁止!危険なプレーは反則!1863年、現代サッカーの誕生乱暴で危険なフットボールは、やがて「大学同士の対抗戦」「卒業生クラブによる試合」としても大人気になりました。当時の大学に通うことができたのは、裕福な上流階級の人たちです。彼らは地域ごと、学校ごとにバラバラだったルールをひとつにしようと話し合いを重ね、1863年に「フットボール協会」と「統一ルール」が完成。手を使ってはいけない、「紳士のスポーツ」として危険なプレーはしないことが定められました。こうして近代サッカーが誕生しました。つまり、イングランドは「サッカーの母国」ということになります。狭いエリアで強度の高いプレーをする中で、相手と味方の位置を見ながら「レーン」や「中間ポジション」を見つける眼を養えば、試合でもポジショナルプレーで「意図的に」相手の守備を突破することができるようになるでしょう。■手を使っちゃいけないなんてつまらない!そうして生まれたスポーツが...サッカーのルールを決める上では、「手を使っていいかどうか」で最後まで意見が分かれたそうです。最終的に、投票の数で「手を使ってはいけない派」が勝利。一方敗れた人たちは8年後の1871年に『ラグビー・フットボール・ユニオン』を結成しました。そう、それが今も世界中で人気の「ラグビー」です。こちらも、組織を作ってルールを決めたのは上流階級の人たち。だから、ラグビーもサッカーと同じく、「紳士のスポーツ」と呼ばれます。
2022年05月10日2022年1月26日、ラグビー日本代表の稲垣啓太さんが、元ミス日本グランプリで現在はモデルとして活躍する新井貴子さんとの結婚を発表しました。稲垣さんは、自身をマネジメントする会社を通じて、新井さんとの連名で結婚のコメントを発表したほか、Twitterでも写真付きで結婚について報告しています。御報告稲垣啓太はモデルの新井貴子さんと結婚致しました。これからは夫婦共々応援していただけると最高に嬉しいぜ。夫となった稲垣は妻を守りながらも闘いに行きますので、今シーズン更に気合い入れた応援を皆宜しくお願い致します写真は顔をこねくり回されているだけです。 pic.twitter.com/0SZ1AWCJrw — 稲垣 啓太 Keita Inagaki (@Gaki_keita01) January 26, 2022 2019年に日本で開催されたラグビーの国際大会で、一躍注目を集めた稲垣さん。その後、ラグビー選手としてはもちろん、凛とした表情を崩さないことから『笑わない男』としてバラエティ番組などでも活躍しました。一方の新井さんは、2012年度のミス日本コンテストでグランプリを受賞し、現在はパリコレをはじめ、世界で活躍するモデルです。2人の結婚にファンからは「おめでとうございます!」「2人そろって世界で活躍するワールドワイドなカップル」と祝福の声が寄せられました。稲垣さん、新井さん、ご結婚おめでとうございます。[文・構成/grape編集部]
2022年01月26日「ラグビーのセンスとスピリットをデザインする」をコンセプトに2018年から主に関東のラグビー場で活動を続けてきたラグビーに拘りすぎるデザイン会社「株式会社Daen」は、2022年1月から始まるJAPAN RUGBY 新リーグ「LEAGUE ONE」でラグビーを盛り上げるべく、2022年1月8日の味の素スタジアム前スーパースポーツゼビオ調布東京スタジアム前店より出店開始いたします。Daenキッチンカーラグビーのセンスとスピリットを届けられるよう拵えたDaenキッチンカーに毎日身に付けることができるファッション感度の高いラグビー雑貨と、ラグビースピリットを感じることができるフードメニューを積み込み東京、埼玉、神奈川で移動販売します。ラグビー雑貨はすべてオリジナルデザインでタックルダミーBagやKOSHIMAKIなどDaenでしか買えないお洒落で機能的なものばかり。フードメニューもラグビーのポジションからイメージした15の具材で作るKushikatsu15、15のHOPが美味しい一杯のためにプレイする15HOP Beer、生産国の違う15のコーヒー豆をブレンドしたDaenブレンドコーヒーなどラグビーのセンスとスピリット溢れるオリジナルメニューを揃えています。タックルダミーBagクッションシートごと歩けるKOSHIMAKIKushikatsu1515HOP Beer他にもこれから日本の未来を担う子供たちとママさんにも興味をもってもらえるようラグビー×子育て漫画「Daen家の日常」をSNSで連載中です。最近はラグビー場だけではなく2021年2月にオープンしたDaen久我山店での営業に加え、区立公園やJR阿佐ヶ谷駅前でも出店するようになりました。また、デザイン会社の特性を生かしてラグビースクールのジャージや卒業グッズのデザインを手掛けています。Daen家の日常■会社概要株式会社Daen所在地 : 〒166-0013 東京都杉並区堀ノ内2-32-26代表 : 原田 洋子設立 : 2018年6月資本金 : 100万円事業内容: オリジナルラグビー雑貨の企画・販売オリジナルフード、酒類の企画・販売フードトラックの運営商業施設、ポップアップのディスプレイデザイン・その他デザイン全般URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月06日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「全国ネットのテレビCM」です。すでにご覧になっている方もいると思いますが、ラグビー日本代表の稲垣啓太選手とともにSMBCグループの新テレビCM「ともに、前へ」篇に出演させていただいています。僕の役どころは、稲垣選手と高校時代の同級生でラグビー部のチームメイト。稲垣選手はもちろんチームのエースで、僕は万年補欠だったという設定です。卒業後、僕は就職してSMBCの社員として働き、稲垣選手はもちろんラグビーのプロリーグの選手に。それぞれ別の道を歩いているけれど、どちらも誰かのために自分のために走り続けている。そんなそれぞれが懸命に生きる姿を描いた素敵なCMです。僕は本編で演じさせていただいただけでなく、CM中に流れるイメージソングも歌わせていただきました。フラワーカンパニーズの名曲「深夜高速」です。企画の段階からこの曲をぜひ歌ってほしいと言われ、僕も大好きな曲でしたので喜んで引き受けました。テレビCMで他の方の曲をカバーする経験ははじめてで、しかもミュージシャンなら誰しもが感情移入できる名曲です。僕も気持ちを乗せて歌うことができたかなと思っています。このCMソングや、僕の出演シーンで「稲垣選手と並んでも遜色ない、体格のいいこの人って誰?」と、興味を持っていただけるだけでうれしいですね。地上波の全国ネットのテレビCMは、音楽を熱心に聴く方だけでなくお茶の間まで届くもの。そういうところにキャスティングしていただき歌まで歌わせていただいて、より多くの人に岡崎体育を知ってもらえる機会をもらえたのは本当にうれしいことです。稲垣選手との共演もとても思い出深いものになりました。稲垣選手というと“笑わない男”で有名ですが、実際のところどうかと言うと、めちゃくちゃ笑っていました。グラウンドのシーンで二人だけで待つタイミングがけっこうあったのですが、そういう空き時間に「ベンチプレスどれくらいあげられるんですか?」とか、そういう他愛ない話にノッてくださって。僕が質問したことイチに対して3つも4つも返してくださる。寡黙な印象があったのですがとてもコミュニケーション能力が高くて優しい方でした。僕の曲も聴いてきてくれたり、日本代表のユニフォームをサイン入りでプレゼントしてくれたり。もう、今後はあらゆるスポーツ選手の中でも稲垣選手を特別に応援していこうと心に誓いました。おかざきたいいく約2年9か月ぶりとなる4枚目のオリジナルアルバム『FIGHT CLUB』が好評発売中。2022年1月から始まる連続ドラマ、TBS日曜劇場『DCU』(21:00~)に、ダイバーの森田七雄役で出演する。※『anan』2021年12月29日‐2022年1月5日合併号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2021年12月30日納得のメンバーである。現時点のベストメンバーと言っていいだろう。ラグビー日本代表の秋のツアーは、モヤモヤが溜まる戦いを強いられている。初戦ホームでのオーストラリア戦こそ一時はあわや逆転かと思われる善戦を見せたが、ダブリンでのアイルランド戦では100キャップ目の記念試合となったSOジョニー・セクストンがキレキレのパフォーマンスを見せるとともに徹底的に日本対策を実践されて5-60の大敗。アイルランド戦から先発10人を入れ替えたポルトガル戦では、フレッシュなメンバーが苦戦。最後はFB山中亮平がインターセプト、自陣からの独走トライで38-25としたが、薄氷を踏む勝利に終わった。次の相手はスコットランドだ。『ラグビーワールドカップ(RWC)2015』でベスト8進出を阻まれ、『RWC2019』で初のベスト8入りを決めた因縁の相手は日本が10月23日・23-32で敗れたワラビーズに11月7日・15-13で勝っている。『リポビタンD TOUR2021』最終戦、そして年内最後の試合へ指揮官はどんなメンバーを送り出すのか注目された。序列を重んじて『RWC2019』出場メンバーに全幅の信頼を寄せるジェイミー・ジョセフのこと、アイルランド戦と同じ顔触れが並ぶと思われたが、そうはしなかった。ケガ人やこの1週間の準備を加味しつつ、この3試合のパフォーマンスを反映した試合登録メンバーを選出したのだ。スコットランド戦に臨む23名は以下の通り。■日本代表試合登録メンバー1クレイグ・ミラー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、2坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、3ヴァル アサエリ愛(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、4ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、5ジェームス・ムーア(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安)、6リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)、7ピーター・ラブスカフニ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)、8姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)、9流大(東京サントリーサンゴリアス)、10松田力也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、11シオサイア・フィフィタ(花園近鉄ライナーズ)、12中村亮土(東京サントリーサンゴリアス)、13中野将伍(東京サントリーサンゴリアス)、14松島幸太朗(クレルモン・オーヴェルニュ/フランス)、15山中亮平(コベルコ神戸スティーラーズ)、16堀越康介(東京サントリーサンゴリアス)、17稲垣啓太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、18垣永真之介(東京サントリーサンゴリアス)、19ベン・ガンター(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、20テビタ・タタフ(東京サントリーサンゴリアス)、21齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス)、22田村優(横浜キヤノンイーグルス)、23ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)どうだろう。もしかしたらHOやSHのスタメンやLOのリザーブに本職がいないことに不安を覚えるファンもいるかもしれないが、おおむねファンの支持率の高いメンバーと言っていいのではないだろうか。11月18日、メンバー発表会見に出席したジョセフHCはメンバー構成について説明した。「ポルトガル戦からケガ人から戻ってきた。ラピース(・ラブスカフニ)が7番、ムーアがLOに戻ってきた。ほかにも流もハーフに戻り、松島も14番に入った。すごく大きなチャレンジになるが、スコットランド戦はいい試合ができると考えている」アウトサイドCTBはラファエレ ティモシーではなく、中野をチョイスした。その理由を指揮官はこう語った。「中野は若く新しい選手、ポルトガル戦ではトライも取った。先を見据え、経験を積ませるのが重要だし、問題ない。若く、未成熟な部分はあるかもしれないが、今後を見据えて起用することにした」SOのスターターには松田を選出した。「彼は前回の試合でもしっかりコントロールしてくれたので、今回も試合に出る権利がある。ポルトガル戦ではいいパフォーマンスをして、キックもしっかりと蹴ってくれて、自信をつけている。今週彼がどんな試合をするか、自分も楽しみにしている」松島はWTBに回り、山中はFBに位置する。「松島は『RWC』でもWTBで戦っている。セミシ・マシレワのケガによって、山中がFB、松島がWTBに入ることになる。ふたりとも素晴らしい選手、今週の試合を楽しみにしている」1番は稲垣ではなく、ミラーだ。ジョセフHCはこのように語った。「彼は調子がいい。試合に出る権利がある。1番のできる選手は3人いるが、彼が一番経験があり、一番コンディションがいいのでミラーを選んだ」さらに指揮官は稲垣、田村がリザーブに回った理由も明かした。「先発に選んだ選手の方がいい仕上がりだから。戦術的にふたりがリザーブに回るということではない。先発の選手に出る権利がある。田村と稲垣は後半から大きな役割を果たすべきだし、それを期待している。試合を勝ち切るには後半もいいパフォーマンスを出せないといけない」勝利のために規律が求められる。この3試合、ペナルティが多すぎた。豪州戦ではWTBレメキ ロマノ ラヴァ、アイルランド戦ではHO坂手、ポルトガル戦に至ってはFLリーチとPR中島イシレリがシンビン(10分間の一時退場)となっている。これでは金星獲得も大勝劇も望めない。ペナルティがスコッドランド戦の課題となることはジョセフHCも理解している。「ペナルティの件は選手に伝えているが、ペナルティをするなと言って実践するのは難しい話。ポルトガル代表戦では、選手ががんばりすぎてミスを犯し、そのミスを取り返そうとして……という悪循環が起きていた。リーチもイエローカードをもらったが、これはメンタリティの問題からだと認識している。アイルランドにタフな敗戦を喫し、次はポルトガル代表戦へ緊張感を持って練習してきた。そして今週はマレーフィールドで5万人の前でプレーする。基本的に自分たちのラグビーをすることが重要だ」バックローの出来も勝敗を左右するとジョセフHCは睨んでいる。「向こうのフォワード第3列はディフェンスでもブレイクダウンでもジャッカルでもいい選手が揃っている。まず自分たちの精度を上げることが大事。フィフティ・フィフティの状況でペナルティを犯さないことも重要だと選手たちには話している。ただ我々にもリーチ、ラピース、姫野と経験のある選手がいる。どういう試合になるのか楽しみ」ジョセフHCのメンバー発表会見の後には選手たちのメディア対応も実施された。スコットランド戦でベンチへ回った稲垣、スタメンに戻ってきた松島はこのように意気込みを語った。稲垣「スタートだから、ベンチだからということでやることは変わらない。しっかり自分のやるべきことにフォーカスしたい。それがチームに反映されれば結果が近付いてくるし、選手全員がやるべきことの精度を高めていきたい」松島「一人ひとりが戦術の理解をするところとスキル。試合当日風が強いという情報が入っているので、そういう中自分たちのスキルをどう生かしていくか」ペナルティの多さについても質問が飛ぶと、ふたりはこう答えた。稲垣「スコットランド戦で大事にしたいのはディシプリン。連戦連戦でペナルティが多いのでフォーカスすべきだが、そこだけを意識しすぎて萎縮したり、消極的になったりしてはいけいない。そのための準備は1週間してきたつもり。一番は判断。みんなやりたくてペナルティしているわけではない。瞬間瞬間の判断やレフリーとコミュニケーションを取って、判断していかないといけない」松島「ペナルティが多いので、レフリーに寄せたプレーをするとか。試合中に改善しないといけない点があるので、レフリーがどんなペナルティを取るのか、リーダーだけではなく、チーム全員が毎回ペナルティを気にしながらやっていくべきかなと思う」ポルトガル戦での辛勝にネガティブになる必要はないとふたりは語った。稲垣「みんなが納得いく勝利ではなかったと思う。反則も多かったし、思った通りにできなかった選手も多かったと思う。ただテストマッチに勝ったのだから喜んでいいと思う。でも反省すべきところを反省する。そもそも簡単に勝てるテストマッチはない。自分たちがそんなに上に立っていると思っていない。自分たちがやるべきことをやって結果がついてくる、最初から大勝できるほど甘くはないという話をした」松島「最後の最後までどうなるかわからない状況だった。自分たちのやりたいラグビーでしっかり勝てなかったので落ちている部分はあるが、選手もいろいろ試しているし、経験している途中なので、そこはポジティブに捉えていいかなと思う」稲垣はスクラム、松島はキックチェイスについて言及した。稲垣「豪州戦が今ツアーで一番良くないスクラムだった。原因は我々が取るべきはずのヒットを相手に取られた。先手を取られた、それがすべて。アイルランド戦では改善できた。我々がペナルティを取れたので。ポルトガル戦は置いておいて、スコットランド戦でどう消化するか。やるべきことは変わらない。やろうとしていることのクオリティを変えていけるか。時間帯、場所、シチュエーションによって、ゲームシナリオ通りのスクラムを組めるかどうかがキーになる。スクラムはゲームの転機となる。実際、スクラムでのひとつの反則で勝敗を分けたゲームを見ているし、経験している。そういうものをスコットランド戦に見せていきたい」松島「レシーブしている時はエスコートが大事になってくる。エスコートでは競りにきている相手の選手を邪魔しないといけないので、そこの精度をどんどん上げていかないといけない。自分たちが競りにいく時もしっかりボールに絡んでいく、無理ならしっかりタックルへ入っていく、そこで早い判断をするのが大事になってくる」ふたりはコロナ禍での活動期間の少なさにエクスキューズを求めなかった。稲垣「時間は言い訳にできない。コロナ禍でチームとして取れる時間は少なかったが、個人個人でやるべきことはできた。時間がなかったというのは言い訳にはならない。ほかの国は日本より試合をしているが、だからと言って我々が能力的に下になっていいわけではない」松島「ほかの国に圧倒的に試合数少ないのは仕方ない。今はいろいろ試しているところ、ピークは『RWC』に持っていくので今は完成しなくていい。ただ最低限、毎試合ベストを尽くし、ある程度のレベルの試合をしたい。しっかりパフォーマンスを出す意識をどんどん上げていきたい」また稲垣がチームメイトの1~4番について「みんな状態は良さそう。アイルランド戦で大敗を喫してしまったが、気持ち切り替えて準備してきた。選手個々の調子はいいのでは」と語れば、松島は中野について「体も強いし、ラインブレイクできる選手なので、将伍が裏へ出た時に自分たち回りの選手がどれだけもらえる位置にいるかが大事だし、サポートしていきたい。先にもらってもいいし、ぎりぎりに渡しても体が強いので、前へ出られる。どっちもやれる選手なのでそういった意味ではやりやすい」と期待を寄せた。果たして、日本代表が『RWC2019』の再現を見せるのか、それともスコットランド代表がリベンジするのか。『リポビタンD TOUR2021』スコットランド代表×日本代表は11月20日(土)・マレーフィールドスタジアム(エディンバラン)にてキックオフ。試合に模様はWOWOWにて生中継。日本テレビ(関東ローカル)にて録画放送。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2021年11月19日ラグビー日本代表の次戦のターゲットは明確だ。『ラグビーワールドカップ2019』での金星に続く、敵地・ダブリンでのアイルランド撃破である。10月23日、2年ぶりのとなる国内でのテストマッチではオーストラリア代表ワラビーズに23-32で敗れた。3年ぶりに先発したSO松田力也の卓越したゲームコントロールを披露し、初キャップのベン・ガンターがブレイクダウンで強さを発揮、ラファエレ ティモシー&中村亮土のCTBコンビは何度もチャンスメイクした。日本代表は全員が運動量豊富に動き続けて、豪州代表を追い詰めたのだ。だが、善戦したものの勝利には及ばなかった。14個ものペナルティが響き、悔しい敗戦となったのだ。試合後、ジェイミー・ジョセフヘッドコーチが「いくつかのエリアで改善点があった。そのひとつは規律で、14回もペナルティをおかせば、南アフリカに勝利していたチームに勝てない。ミスをしたタイミングも影響した」と敗因に挙げれば、PR稲垣啓太も「勝つために準備してきて、負けたのでいいゲームではない。反則が多かった。このクラス相手に14個も反則をしていれば、こりゃあ勝てない。最低でもひと桁に抑えないと難しい」と同意した。日本はアイルランドにも悔しい敗戦を喫している。両軍は7月3日、ダブリンで対峙。SO田村優のキレキレのパフォーマンスもあり、CTBラファエレが、WTBシオサイア・フィフィタ&セミシ・マシレワが躍動。しかし、この試合もアイルランドのパワーと圧力に耐えられず、31-39で惜しいゲームを落としたのだった。必勝を期すジョセフHCは次のメンバーを選出した。■日本代表試合登録メンバー1稲垣啓太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、2坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、3具智元(コベルコ神戸スティーラーズ)、4ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、5ジェームス・ムーア(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安)、6ベン・ガンター(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、7ピーター・ラブスカフニ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)、8姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)、9流大(東京サントリーサンゴリアス)、10田村優(横浜キヤノンイーグルス)、11シオサイア・フィフィタ(花園近鉄ライナーズ)、12中村亮土(東京サントリーサンゴリアス)、13ラファエレ ティモシー(コベルコ神戸スティーラーズ)、14ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、15松島幸太朗(クレルモン・オーヴェルニュ/フランス)、16庭井祐輔(横浜キヤノンイーグルス)、17クレイグ・ミラー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、18ヴァル アサエリ愛(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、19德永祥尭(東芝ブレイブルーパス東京)、20テビタ・タタフ(東京サントリーサンゴリアス)、21齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス)、22松田力也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、 23山中亮平(コベルコ神戸スティーラーズ)11月4日、試合メンバーを決めた指揮官はアイルランド戦へ向けて、次のように抱負を語った。「アイルランドは FWでのプレッシャーをかけてくるだろう。特にセットプレーでスクラム、ラインアウトでプレッシャーをかけてくるはずだ。そこの優劣が勝敗のキーとなるので、チャレンジしていかなければならない。FWのパックが前線でプレッシャーをかけて対応していけば、BKはチャンスを生かしてトライを奪うことができると思っている」ジョセフHCは反則をおかさないことと守りに入ることとはイコールではないと説いた。「あれだけ多くのペナルティをおかすとワラビーズであれ、アイルランドであれ、勝つことは難しくなる。ペナルティの多さについてはチームとして話し合った。どう精度を上げ、判断を素早くし、チャレンジしてボールに絡んでいくいのか。自分たちの遂行力を修正することに相当時間をかけて準備してきたので、今週どういう試合になるのか非常に楽しみ。ただペナルティをおかしたくないからといって守りに入ってはいけないとも伝えた。チームとして精度が低くなった時に、どう修正していくのかが大事だと話した」欧州ツアーから代表へ合流した松島への期待も口にした。「彼のプレーを見ているが、本当に素晴らしい。ただ合流して4日、彼にすべてを期待しない。松島にはアタックでチャンスを生かし、Xファクターになることを期待している。彼は本当に柔軟性がある。WTB、FB、2015年にはCTBもやっている。土曜日は彼にとって本当に大きなチャレンジ。2019年からまだ3回しか試合をしていないが、いろんなポジションを試していきたい」アイルランド対策としてCTBが本職のライリーをWTBで起用する。「アイルランドとの試合はキックが多くなることが予想される。ディランはハイボールに対するスキルがある。さらにキックもランも安定感がある。経験値が高く、長い期間コンビを組んでいるラファエレと中村のコンビネーションは崩したくなかったという側面もある。(セミシ・)マシレワのケガもあり、ディランにチャンスが訪れた」司令塔には田村を先発、松田をベンチと豪州戦と入れ替えた意図をこのように説明した。「力也に関してワラビーズ戦はビッグゲームだった。久しぶりの先発だったが素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。前回、優はケガをしていて先発していない。互いにプレッシャーをかけ合うことが重要。今回は優がスタートからパフォーマンスをしっかり見せて、力也が後半出てきてチームにいい影響を与えてほしい」ジョセフHCはWTBにもポジション争いを求めた。「(ロマノ)レメキ(ラヴァ)、マシレワ、フィフィタとワラビーズ戦に出た3人は素晴らしい活躍をした。レメキもいいプレーをしたが規律の部分を考えた場合、イエロ―カードとなり非常に難しい試合にしてしまった。高橋汰地もケガから復帰し別メニューだったところからがんばってポジションを取っていかないといけない」豪州戦に続き、リーチ マイケル前主将がメンバー外になった理由を問われると、こう返答した。「彼は今日もフルトレーニングに参加しているが、負傷明けということで、今回のセレクションには入っていない」ジョセフHCは接点でのパワーゲームで対抗するのではなく、日本は独自の道を進む重要性を語った。「自分たちのDNAはないし、今後もないかもしれない。ティアⅠがティアⅡに対してFWでプレッシャーをかけることが多い。自分たちは違うプレーをすることが重要だ。大きなテストマッチで勝っていくことが大事。世界中の人たちが日本ラグビーのブランドを楽しんでいる。このブランドをさらに成長させていくことが大事だ」一方、アンディ・ファレルHCは以下のメンバーで連勝を狙う。■アイルランド代表試合登録メンバー1アンドリュー・ポーター(レンスター)、2ローナン・ケレハー(レンスター)、3タイグ・ファーロング(レンスター)、4タイグ・バーン(マンスター)、5ジェームズ・ライアン(レンスター)、6ケラン・ドリス(レンスター)、7ジョシュ・ヴァンダーフリヤー(レンスター)、8ジャック・コーナン(レンスター)、9ジェイミソン・ギブソンパーク(レンスター)、10ジョニー・セクストン(レンスター)、11ジェームズ・ロウ(レンスター)、12バンディー・アキ(コナート)、13ギャリー・リングローズ(レンスター)、14アンドリュー・コンウェイ(マンスター)、15ヒューゴ・キーナン(レンスター)、16ダン・シーハン(レンスター)、17キアン・ヒーリー(レンスター)、18フィンリー・ビーラム(コナート)、19イアン・ヘンダーソン(アルスター)、20ピーター・オマーニー(マンスター)、21コナー・マレー(マンスター)、22ジョーイ・カーベリー(マンスター)、23キース・アールズ(マンスター)アイルランドのスタメンには7月の試合では不在だったPRポーターやLOバーン、NO8コーナン、CTBアキらが名を連ねた。そしてアイルランド代表の主将であり司令塔であり象徴であるセクストンは今試合が記念すべき100キャップとなる。ジョセフHCは「彼は多くの成功を収め、多くの経験をしている選手。彼と対戦できることは自分たちにとってもいい機会。100キャップはアイルランドの選手たちにとってはもちろん、我々にとって素晴らしい機会。この試合に対してエモーショナルな部分を持っているかもしれないが、今週我々がやるべきことは変わらない」とメモリアルゲームを歓迎した。果たして、日本がダブリンの地で静岡ショックを再現するのか、アイルランドが7月に続き本拠地で2連勝を飾るのか。『リポビタンD TOUR2021』アイルランド代表×日本代表は11月6日(土)・アビバスタジアム(アイルランドダブリン)にてキックオフ。試合の模様はWOWOWにて生中継、日本テレビ(関東ローカル)にて録画放送。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2021年11月05日太陽化学株式会社(本社:三重県四日市市、代表取締役社長:山崎 長宏、以下「太陽化学」)は、学校法人常翔学園 摂南大学(学長:荻田 喜代一、以下「摂南大学」)ラグビー部の腸内環境研究結果をうけ、森下仁丹株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:森下 雄司、以下「森下仁丹」)と共同で、摂南大学ラグビー部選手の腸内環境改善をサポートする取り組みを開始したことをお知らせいたします。摂南大学ラグビー部1. アスリートの腸内環境近年、腸内細菌がヒトの健康にさまざまな影響を与えることが明らかになりつつあり、アスリートの腸内細菌にも注目が集まっています。一部のアスリートを対象とした試験では、アスリートの腸内細菌叢は一般人に比べて多様性が高いことが示されています。また、アスリートにはエネルギー代謝や炎症抑制に関わる腸内細菌が多く存在しており、腸内細菌が持久力向上や疲労回復に関与することも示唆されています。ところが、摂南大学の井上亮教授らの研究で、学生アスリートの腸内環境が深刻な状態であることが明らかになりました。摂南大学のラグビー部選手88名の腸内環境を調べたところ、悪玉菌であるCollinsella, Enterobacter, Haemophilusなどが多い一方、善玉菌であるAkkermansiaが少ないことが明らかになりました。腸内細菌がつくる代謝物を調べると、ラグビー部選手の腸内では炎症や下痢を引き起こすコハク酸の量が多く、なかには大腸炎患者のレベルの値に達している選手もいました。また、選手の1/4では抗炎症作用や免疫調節作用がある酪酸が検出すらされませんでした。(調査詳細: 、摂南大学HPへ遷移)2. 学生アスリートへの栄養サポートの必要性このようにラグビー部選手の腸内環境に問題があるのは、アンバランスな食生活が大きく影響していると考えられます。学生アスリートは体作りを重視し、タンパク質や炭水化物を積極的に摂取する一方、野菜や果物類は軽視する傾向にあります。このため野菜や果物類に多く含まれる食物繊維や、ポリフェノールやビタミン類などの栄養素が不足しがちです。食物繊維は腸内環境の維持に必須の成分で第六の栄養素とも言われ、成人男性では1日21g以上の摂取が目標とされています。さらに、アスリートのように食事量が多い場合はそれに応じて食物繊維摂取量も増やす必要があります。しかし、トップアスリートと違い、学生アスリートは栄養管理について十分なサポートを受けることが難しい上、近年の野菜価格の上昇もあり、食事から十分な栄養素を摂取しづらいのが現状です。3. 食物繊維(グアーガム分解物)そこで、太陽化学と森下仁丹は食物繊維(グアーガム分解物)および機能性食品(健康増進に寄与する成分)で摂南大学のラグビー部選手の腸活をサポートすることにいたしました。グアーガム分解物はグァー豆からつくられる水溶性の食物繊維で、善玉菌を増やすことで腸内環境を整え、腸管バリア機能や便通などについて多くのエビデンスを持つ素材です。4. 健康管理への期待腸内環境研究に参加した1人の選手に、食事の改善に加えてグアーガム分解物および機能性食品を摂取していただいたところ、摂取前には検出できなかったビフィズス菌や酪酸菌などの善玉菌が大きく増え、コハク酸の量は1/5に減少しました。加えて、エネルギー摂取量を変えずに、体重(筋肉量)が増加、便通、そして肌の調子が整うなど、さまざまな体調の変化が見られました。食生活のバランスを整えることが基本ですが、それでも十分な摂取が難しい栄養素をサプリメントで補うことは、アスリートの健康管理に役立つことが期待される結果となりました。太陽化学と森下仁丹は、本活動を通じて、多くのアスリートの腸活をサポートしていきたいと考えています。■太陽化学株式会社概要商号 : 太陽化学株式会社代表者 : 代表取締役社長 山崎 長宏所在地 : 〒512-1111 三重県四日市市山田町800番設立 : 1948年1月事業内容: 乳化剤、安定剤、鶏卵加工品、機能性食品素材等の開発、製造。資本金 : 77億3,062万円URL : 伝統的な天然素材から、最先端技術を応用した新規素材まで様々な食材・工業用途向素材を取り扱うと共に、研究開発型企業として、無限の可能性を秘めた機能性食品素材の創造に取り組んでいます。■学校法人常翔学園 摂南大学URL: 摂南大学は、「人間力・実践力・統合力を養い、自らが課題を発見し、そして解決することができる知的専門職業人を育成する」ことを教育理念に掲げています。知的専門職業人とは、高度な専門知識を持ち、それを社会に生かすことができる人。そのために、国内外で高い評価を得ている研究者や社会の第一線での実績を持つ教員など、多彩な人材による優れた教授陣が、8学部と大学院6研究科間で相互に連携を図り、さまざまな角度から特色ある教育を行っています。2022年4月には国際学部を開設、経営学部を改編し、2023年4月には現代社会学部を設置構想中です。■森下仁丹株式会社URL : 主な事業: 医薬品、医薬部外品、医療機器ならびに食品等の製造および販売業祖 森下 博が「社会への奉仕」を信念とし、1893年の創業来、人々の健康や豊かな暮らしの一助となる製品をご提供して参りました。当時、懐中の総合保健薬(当時は赤大粒仁丹)として開発し、その後は口中清涼剤として親しまれる銀粒の「仁丹」(現在は医薬部外品 販売名:仁丹N)、その製造から着想を得て、独自に開発し事業領域を拡大しつつある「シームレスカプセル技術」と、これまでの生薬研究の蓄積と独自技術の確立・育成を通して、幅広い領域で企業活動を行なっています。ロゴ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月28日もう善戦はいらない。ホームで戦う以上目指すのは勝利である。ラグビー日本代表がオーストラリア代表に本気で勝ちにいく。『ラグビーワードカップ(RWC)2019』でベスト8に入った日本代表と『RWC』優勝2回・準優勝2回の豪州代表には歴然とした実績の差がある。世界ランキング3位のワラビーズに対して、日本は10位。直接対決の成績を振り返ってみても5戦5敗。2000年以降の対決も『RWC2007』では3-91の大敗……、2017年11月のホームゲームでも30-63の完敗を喫した。しかも、今回が秋のツアー初戦となる日本と異なり、ワラビーズは試合を重ねてきた。7月、若いメンバー中心のフランス代表には辛くも2勝1敗と勝ち越し、8・9月の『プレディスローカップ』『ザ・ラグビーチャンピオンシップ(TRC)』ではニュージーランドに3連敗と世界ランキングは7位まで後退した。ここでデイヴ・レニーHCはある決断を下す。『RWC』王者・南アフリカとの『TRC』第3戦に花園近鉄ライナーズ所属のクウェイド・クーパーを4年ぶりに代表復帰させると、先発SOに起用したのだ。ベテラン司令塔はさすがのゲームコントロールとボールさばき、そしてサヨナラPGで28-26の劇的逆転勝利を手繰り寄せたのだった。これで豪州代表は完全に覚醒した。続く『TRC』第4戦でも30-17で南アに連勝を飾ると、アルゼンチンにも連勝。『TRC』4連勝締めで2位となったのだ。WTBマリカ・コロインベテが爆発的なスピードで突破を見せれば、PRタニエラ・トゥポウとCTBサム・ケレヴィはパワフルにゲインラインを破っていく。さらにNECグリーンロケッツでプレーしたWTBアンドリュー・ケラウェイがトライを量産、『TRC』最多トライをマークした。そしてFLマイケル・フーパーは豊富な運動量でグラウンドを所狭しと動き回り、ピンチの芽を摘むジャッカルをズバリ。相変わらずの存在感を発揮している。今ワラビーズは絶好調。オーストラリア代表は自信満々で来日を果たした。3か月半のトレーニングとテストマッチでチームの完成度を高めているワラビーズに、日本代表は1か月弱の合宿で挑む。形勢は不利である。それでも選手たちは負ける気なんてさらさらない。新キャプテンに任命されたピーター・“ラピース”・ラブスカフニが「どのチームにもそれぞれのスタイル、強みがある。スプリングボクスのプレー、オールブラックスのプレー、ワラビーズのプレー。すべてのチームに特徴やスタイルがある。自分たちは自分たちの戦い方にプライドを持って戦うことが大事。それがきちんと出せれば、結果として出ると思う」と言えば、ジェイミー・ジョセフHCも「このツアーの最初のセレクション。宮崎合宿から数週間経った。オーストラリアは南アフリカ、アルゼンチンを倒してきた。選手たちはエキサイティングな気持ちだ。私たちにとってとてもチャレンジングな戦いになる」と対戦が待ち切れない様子を見せた。さらにPR稲垣啓太は「テストマッチは勝たないと意味がないと思っている。特に自国でテストマッチを行うことがどれだけかの意味があるか僕は理解しているつもりなので、勝つ姿をお見せしたい。結果が出なかったら罵ってもらった方が楽。日本代表に対して『こんな試合しやがって!』というレベルへいっていいと思う。僕らはそんなことを言わせないように結果を残すつもりで準備していくし、選手は100%結果にフォーカスすべき」とまで言い切った。ジョセフHCは豪州から勝利を奪うためにこのメンバーを送り出す。■日本代表試合登録メンバー1稲垣啓太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、2坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、3具智元(コベルコ神戸スティーラーズ)、4ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、5ジェームス・ムーア(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安)、6ベン・ガンター(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、7ピーター・ラブスカフニ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)、8姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)、9流大(東京サントリーサンゴリアス)、10松田力也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、11シオサイア・フィフィタ(花園近鉄ライナーズ)、12中村亮土(東京サントリーサンゴリアス)、13ラファエレ ティモシー(コベルコ神戸スティーラーズ)、14レメキ ロマノ ラヴァ(NECグリーンロケッツ東葛)、15セミシ・マシレワ(花園近鉄ライナーズ)、16庭井祐輔(横浜キヤノンイーグルス)、17クレイグ・ミラー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、18ヴァル アサエリ愛(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、19リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)、20テビタ・タタフ(東京サントリーサンゴリアス)、21齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス)、22田村優(横浜キヤノンイーグルス)、23ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)ワラビーズの印象を問われると、指揮官はこのように答えた。「毎試合毎試合力を付けている。クオリティの高いコーチ陣・選手たちが揃い、レニーHCが就任後しっかり力を付けている。だが、我々は我々の準備にフォーカスして戦いに臨みたい。オールブラックスとの3試合は難しいゲームになったが、最初のスプリングボクス戦でタイトな接戦で倒し、勢いを得たのではないか。『RWC』王者を倒したチームと戦えるのは我々も楽しみ」SH流&SO松田の先発起用について質問されると、こう返答した。「田村はチームにとって重要な選手だが、いくつか小さいケガもあり、松田に先発してもらう。松田はしっかりいい準備ができている。彼にとってとてもいい機会になるだろう。流は『RWC』でもスターディングメンバー。前回のツアーはいなかったが、彼はクオリティが高くリーダーシップもある。彼が戻ってきて、私もうれしい。流には自分の仕事をしっかりしてほしい。彼の存在がチームに好影響を与えるだろう。9番には特別な役割がある。ティアⅠに勝つには役割をしっかり遂行すること。ボールを動かし、周りの動かすことが大事になる」初キャップのガンターが先発し、前主将リーチが控えに回ったFW第3列の人選については、次のようにコメントした。「スピードのある試合をしなくてはいけない。スキルのある選手を選んだ。ラピースはハムストリングスの軽いけがをしたが、今は100%コンディションが戻ってきた。キャプテンとしてしっかり役割を果たしてくれるだろう。より良い準備ができている選手がガンター。リーチはこれまでの経験を生かして後半にインパクトを与えるというセレクションになった。最初から出る選手と後半から出る選手の役割は違う。チームにとって最良だと思い、このメンバーになった。リーチとか田村とかという経験ある選手が試合途中から出てきて、チームにインパクトを与えてくれることだろう」FBには山中亮平に代わってマシレワをチョイス。ジョセフHCはその理由をこう述べた。「山中は残念な気持ちだろう。彼はこれまでこのチームでたくさんプレーしてきたが、チームのバランスを考えた。マシレワがこの合宿でいいパフォーマンスを見せていた。マシレワはハイボールのキャッチもうまいし、どこからでもアタックできる。欧州遠征には松島(幸太朗)も合流する。そういうバランスを考慮し、このメンバーになった」ジョセフHCは若いWTBフィフィタにも期待を寄せた。「彼も素晴らしいポテンシャル、可能性を持っている選手。(ブリティシュ&アイリッシュ・)ライオンズ戦でもアイルランド戦でもエナジーがあり、スピードがあった。テストマッチを経験させればさせるほど、シオサイアはいい選手になっていくと思う」指揮官はラブスカフニのキャプテンシーにも信頼を寄せた。「リーチとはまた違うリーダーだと思う。まだ彼なりのリーダー像を模索している段階だと思う。ラピースはパフォーマンスでリードしていくタイプ。中村とともにふたりの素晴らしいリーダー陣として今後活躍してくれることだろう」一方のワラビーズはレニーHCが以下のメンバーで必勝を期す。■オーストラリア代表試合登録メンバー1ジェームズ・スリッパー、2フォラウ・ファインガア、3タニエラ・トゥポウ、4アイザック・ロッダ、5マット・フィリップ、6ロブ・レオタ、7マイケル・フーパー、8ロブ・ヴァレティニ、9ニック・ホワイト、10クウェイド・クーパー、11アンドリュー・ケラウェイ、12ハンター・パイサミ、13レン・イキタウ、14トム・ライト、15リース・ホッジ、16コナル・マキナニー、18アラン・アラアラトア、19ダーシー・スワイン、20ピート・サミュ、21テイト・マクダーモット、22ジェームズ・オコナー、23ジョーダン・ペタイア果たして日本が歴史的初勝利をマークするのか、豪州の余裕を奪えずまたもや返り討ちに遭うのか。『リポビタンDチャレンジカップ 2021』日本代表×オーストラリア代表は10月23日(土)・昭和電工ドーム大分でキックオフ。チケットは残りわずか。試合の模様は日テレ系にて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)『リポビタンDチャレンジカップ 2021』日本代表×オーストラリア代表チケット情報
2021年10月22日サッカーの次はラグビーだ。森保ジャパンがサッカルーズに劇的逆転勝利した11日後、ジェイミージャパンがワラビーズと対峙する。サッカーとラグビー、ふたつのフットボールの日本代表チームが時を同じくしてオーストラリア代表と激突するのだ。埼玉スタジアム2002で『FIFA ワールドカップ カタール2022』アジア最終予選が行われた10月12日、遠く離れた宮崎にて合宿を敢行していたラグビー日本代表のメディアデーが開催。FLピーター・“ラピース”・ラブスカフニ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)がオンライン会見に出席し、新キャプテンに指名された心境を明かした。「全く予想していなかったので、すごく光栄で名誉な気持ちだった。この役割を引き受ける前に素晴らしい主将で素晴らしいプレイヤーで素晴らしい友人でもあるリーチ(マイケル)と色々話した。主将のオファーを聞いて、ただの主将ではなく一番の主将になりたい、いい主将になりたい、今までの日本でベストな主将になりたいと思った。チームにはいいリーダーがたくさんいるので、それをまとめあげることでいいチームができると考えている。一番重要だと思うのは自分のことではなく、チームファーストで考えること。グラウンド内はもちろんグラウンド外でも日本代表の誇りを持って行動していきたい」ラブスカフニは自身のキャプテンシーを語るとともに、選手たちにも責任を求めた。「私は瞬間瞬間で影響を与えることができる主将でありたい。時によって何もしないでただいるだけでいいかもしれないし、時によってチームを鼓舞することが必要かしれない。その瞬間瞬間で何が必要か考えていきたい。選手それぞれが自分たちの強みを持っているし、各自が持っているものをしっかり出せるよう、グループでもいいものを出せるようにしたい。私はそれぞれの選手にいい環境を与えたい。それがキャプテンの責任だし、グループの責任だと思う。もちろん一人ひとりに責任はある」主将の重責を果たすとともにいち選手として突出したパフォーマンスを見せる覚悟も口にした。「やるべきことはグラウンドで見せること。自信はある。責任感は増えたが、自分の成長を止めないことが重要。個人個人が成長し続けることでチームは成長すると思う」春の代表シリーズは2戦2敗に終わったが、今回勝ち切るために必要なことを質問されると新主将はこう答えた。「そのことを今話している。自分たちが継続して成長していくことが大事。みんなが勝ちたい、燃えるような思いを持っている。対戦する4チームにはそれぞれ違う強みを持っているが、どのチームも日本をスローダウンさせようとしてくるし、試合の中でセットピースを増やしたいだろう。私たちも相手の強みを消して、自分たちの強みを出していきたい。ボールインプレーを多くするラグビーしたい」秋のシリーズでどんな試合を見せたいか問われると、ラブスカフニはこのようにコメントした。「どのチームにもそれぞれのスタイル、強みがある。スプリングボクスのプレー、オールブラックスのプレー、ワラビーズのプレー。北半球のチームのプレー。すべてのチームに特徴やスタイルがある。自分たちの戦い方にプライドを持って戦うことが大事。それをきちんと出せれば結果は出ると思う」同日はPR垣永真之介(東京サントリーサンゴリアス)、WTBレメキ ロマノ ラヴァ(NECグリーンロケッツ東葛)もメディア対応を実施された。ふたりは次のように意気込みを口にした。垣永「これまではインターナショナルレベルで戦える身体に絞り込むということをやってきた。これからはチームでフィットしていくことが大事。身体を作ってきた分、調子はいい。システムの根本は変わっていないのでしっかり自分がフィットしていく、スクラムも土台は変わっていないので(長谷川)慎さんのスクラムをしっかり組めるようにしていきたい。僕自身これがラストチャンスだと思っている。代表に入ること、『W杯』に出ることの。次の『W杯』が終わったら、自分の現役もどうなるかわからない。残り少ないのは実感しているし、最後に『W杯』に出たいし、しっかりビジョンを持って臨んでいる。『W杯』に向けて2年目の年にジャパンに入るという目標を立てて、今回それをクリアしたので、これから3・4年目でしっかりチームの信頼を得る、代表に残り続ける、しっかり『リーグワン』で結果を残すとひとつずつ結果を残して2023年を迎えられればと思っている」レメキ「前回よりも合宿の時間も長くいい準備ができている。アイルランド、スコットランドとはやっているのでサインプレーもわかるが、(母国の)オーストラリアは調子がよくて一番大事。勝てたら次の3試合につながると思う。ワラビーズは調子が上がっているし、今(世界ランキング)3位。出たい。(マリカ・)コロインベテは今世界一のWTBだと思うので、マッチアップしたい。『スーパーラグビー』のクオリティと代表のクオリティはたぶん違う。テストマッチでマッチアップしたい。豪州は勢いがあり、前へ出ると強い。8・12番を止めれば、たぶん勢いがなくなる。(サム・)ケレビはケガをしているのが、強い。8番もめちゃくちゃ強い。ゲインラインを超えるとアタックできるので、FWやモールのところで勝負してくると思う。(宗像サニックスブルースからNECグリーンロケッツ東葛へ移籍したのは)日本代表を目指すなら3部からは出られないだろうと思った。NECは昔強くて2年間1回も勝てていないが、強いチームで活躍するのは誰でもできること。NECはこれからいい選手をたくさん取るということなのでいいチャレンジができると思った。フミ(田中史朗)さんも入った。フミさんはプレイヤーとコーチのコミュニケーションがうまく取れる」10月11日に発表された日本代表メンバーは以下の通り。■日本代表メンバー37名【RP】淺岡俊亮(トヨタヴェルブリッツ)、稲垣啓太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)36、ヴァル アサエリ愛(埼玉パナソニックワイルドナイツ)16、垣永真之介(東京サントリーサンゴリアス)9、具智元(コベルコ神戸スティーラーズ)15、中島イシレリ(コベルコ神戸スティーラーズ)8、クレイグ・ミラー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)2【HO】坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)23、庭井祐輔(横浜キヤノンイーグルス)8、堀越康介(東京サントリーサンゴリアス)3【LO】秋山大地(トヨタヴェルブリッツ)、ジェームス・ムーア(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安)10、リアキ・モリ(横浜キヤノンイーグルス)【FL】ベン・ガンター(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)2、德永祥尭(東芝ブレイブルーパス東京)12、長谷川崚太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、ピーター・ラブスカフニ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)10、リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)70【FL/No.8】福井翔大(埼玉パナソニックワイルドナイツ)【No.8】テビタ・タタフ(東京サントリーサンゴリアス)5、姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)18【SH】齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス)2、茂野海人(トヨタヴェルブリッツ)12、流大(東京サントリーサンゴリアス)24【SO】田村優(横浜キヤノンイーグルス)65、松田力也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)25【WTB】高橋汰地(トヨタヴェルブリッツ)、ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京)、中野将伍(東京サントリーサンゴリアス)、シオサイア・フィフィタ(花園近鉄ライナーズ)2、レメキ ロマノ ラヴァ(NECグリーンロケッツ東葛)15【WTB/FB】セミシ・マシレワ(花園近鉄ライナーズ)1【CTB】中村亮土(東京サントリーサンゴリアス)26、ラファエレ ティモシー(コベルコ神戸スティーラーズ)25、ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)【FB】山中亮平(コベルコ神戸スティーラーズ)19※所属チームの後の数字は代表キャップ数宮崎合宿中にアキレス腱断裂の大ケガを負ったLOヴィンピー・ファンデルヴァルト(NTTドコモレッドハリケーンズ大阪)やNo.8アマナキ・レレイ・マフィ(横浜キヤノンイーグルス)、CTBシェーン・ゲイツ(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安)らがメンバーから外れ、ナショナル・デベロップメント・スコッド(NDS=将来日本代表に選出される可能性のある高いポテンシャルを持った人材)として参加していた淺岡、福井、中野がサバイバルに生き残った。同じくNDSとして追加招集されていた秋山はバックアップメンバーとして別府合宿まで参加する。またフランス『トップ14』のASMクレルモン・オーヴェルニュに所属するWTB/FB松島幸太朗はヨーロッパ遠征から代表に合流するとのこと。秋の代表シリーズの初戦となる日本とは対照的にオーストラリアは準備万端だ。7月、若いメンバー中心のフランス代表には辛くも2勝1敗と勝ち越したものの、8・9月の『プレディスローカップ』『ザ・ラグビーチャンピオンシップ』ではニュージーランドに3連敗。だが、ここからワラビーズが目を覚ます。『W杯』王者・南アフリカに連勝すると、続くアルゼンチンにも危なげなく連勝。『ザ・ラグビーチャンピオンシップ』2位となった。好調ワラビーズの来日メンバーは以下の通り。■オーストラリア代表来日メンバー33名【PR】アラン・アラアラトア、アンガス・ベル、ポネ・ファアマウシリ、トム・ロバートソン、ジェームズ・スリッパー、タニエラ・トゥポウ【HO】フォラウ・ファインガア、フェレティ・カイトゥウ、コナル・マキナニー【LO】マット・フィリップ、アイザック・ロッダ 、ダーシー・スウェイン【FL/No.8】マイケル・フーパー、ロブ・レオタ、ピート・サミュ 、ラクラン・スウィントン、ロブ・ヴァレティニ【SH】ジェイク・ゴードン、テイト・マクダーモット 、ニック・ホワイト【SO】クウェイド・クーパー【CTB】ララカイ・フォケティ、レン・イキタウ、サム・ケレヴィ、ハンター・パイサミ、アイザイア・ペレセ、ジョーダン・ペタイア【WTB】フィリポ・ダウングヌ、アンドリュー・ケラウェイ、マリカ・コロインベテ【UTB】リース・ホッジ、ジェームズ・オコナー、トム・ライト日本代表は10月23日(土)・昭和電工ドーム大分での『リポビタンDチャレンジカップ 2021』オーストラリア戦を経て、『リポビタンDツアー 2021』へ出発。11月6日(土)・ダブリンでのアイルランド代表戦、13日(土)・リスボンでのポルトガル代表戦、20日(土)・エディンバラでのスコットランド代表戦と欧州遠征3連戦に臨む。日本×豪州のチケットは残りわずか。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)『リポビタンDチャレンジカップ 2021』日本代表×オーストラリア代表チケット情報
2021年10月13日秋の代表シリーズへ向けて、そして『ラグビーワールドカップ2023』を見据えて、宮崎で汗を流しているラグビー日本代表。10月1日よりジェイミー・ジョセフ日本代表ヘッドコーチらコーチ陣も合流。翌2日にはメディアオンライン会見に対応した。指揮官はこの合宿にきっちり身体を仕上げてきた選手たちに満足していた。「選手たちはオフシーズンの間にフィットネスだったり、個々に渡していたトレーニングプログラムをしっかりと行ってくれた。選手個々が責任感を持ってやってくれた。ただ、ここから、どんどん加速していかないといけない」ジョセフHCはキャプテン変更についても言及した。「リーダーシップに変化があったことを伝えたい。キャプテンは(ピーター・)ラピース(・ラブスカフニ)。バイスキャプテン(副将)は(中村)亮土。リーチはリーダーとしても素晴らしい。だが一度ここで彼にラグビーにフォーカスしてもらいたいと考えた。彼は2019年の『W杯』でもベストとも言えるプレーをした、だが彼も若くはない。ラピースは『W杯』でゲームキャプテンを務めている。亮土も安定感があり、サントリーでキャプテンを務め将来の日本代表の主将でやっていける選手だと思っている。ラピースは生まれながらにしてリーダーシップを持っているし、姿勢も素晴らしく、安定感もあり、英語も話せる。日本語はあまり話せないが、日本のラグビー、文化をきちんと理解している。中村選手は主将をサポートし、自身もリーダーとして成長してきているので、ふたりに任せようと思った」主将・ラブスカフニ&副将・中村の体制で2023年を目指すのか問われると、HCは否定した。「このツアーだけ。また再評価して考えていきたい。リーチが主将を長くやってきたが慣れが出てきた。ここで違う声、変化を加えることは必要だと思っている」新主将に任命されたラブスカフニは次のように喜びのコメントを寄せた。「本当に名誉で光栄な気持ち。このチームは特別なチーム。 私とここにいる仲間たちの心の中は、桜のジャージーを着て自分たちのベストを出し、日本を代表することに向け、熱い気持ちでいっぱいです。私たちの行動から、チームのビジョンや価値をみなさんにお見せできればと思う。また家族や友人、最終的には日本のみなさんに誇りに思っていただけるようにがんばりたい。私たちはこれからの試合、挑戦に向けてとても興奮しているし、楽しみな気持ちでいっぱいです」ジョセフHCは春の代表シリーズの2試合ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ戦、アイルランド戦の数字に満足していた。「合宿に来てまず選手たちに伝えたのは、スタッツの部分。2試合の平均したボールポゼッション、テリトリー、ゲインライン、ラグビーの勝敗に必要なスタッツをティアⅠチームと比較して説明した。結果はさほど変わらなかった。自分たちの方が高い部分もあったし、劣っていた面もあった。ここから自分たちがティアⅠに近付くためにやらなければいけない部分がある。そこで新しいチームのスタンダードを作っていかなければならない。2019年の『W杯』でもフィットネスやスピードは高いレベルでできた。特にボールインタイムについてはティア1より長い時間をマークしていた。ボールをしっかり動かすことができれば、我々の方がフィットネスがあるので試合に勝つことができる。『W杯』の時は36~38分のボールインタイムだが、他チームは32分くらいだった。現在ではティアⅠも38分くらいになってきているので、自分たちももっと伸ばしていかないといけない」今回の宮崎合宿のテーマついてはこう語った。「(7月の)アイルランド戦はバランスを欠いた部分があった。『W杯』では私たちが素晴らしいスキル、スピードでプレーしたが、今回はアイルランドがブレイクダウンで優位だった。自分たちはプレーしすぎてペナルティをし、相手にキックでタッチに出されて自陣に入られしまった。自陣22mに入れないようにしていきたい。ペナルティを犯さない、規律を守るということを改善していかないといけない」新戦力のリアキ・モリ、ディラン・ライリー、ジョネ・ナイカブラの評価を求められると、このようにコメントした。「3人とも素晴らしいラグビー選手。リアキはサンウルブズの経験があり、ブルーズでも活躍していた。彼はまずケガをしないで、ハングリーにいくことが重要。現在はとてもいいコンディションでしっかりプレーしてくれている。ディランは物静かだが、パナソニックの試合を見ると自信を持ってプレーをしている。ラファエレのケガで彼や中野(将伍)や(シェーン・)ゲイツにもチャンスが来るだろう。ここで力を発揮してほしい。ジョネは東芝でのパフォーマンスが素晴らしかった。まずジャパンのシステムをしっかり理解することが前提。どの選手にも言えることだが、疲れた状態、ハードな状況でどれだけ自分のやるべきことを理解してやっていくのか、そこを見ていきたい」また指揮官は19歳のワーナー・ディアンズへの期待も口にした。「本当に彼は今見てみたい選手であったし、1日目から目を見張るパフォーマンスだった。フィットネステストの結果もよく、200cm、123kgという身体もあり、日本語も堪能。完璧な選手だ。フィジカルももっと成長すると思う。まだ若く経験はないので、2023年についてはまだわからない。今回ヴィンピーがケガをしたように何が起こるかわからないが、彼の将来を楽しみにしているし、興奮している」同日には選手を代表して稲垣啓太もメディア対応を行った。指揮官と同様に稲垣もチームメイトたちの仕上がりに手応えを感じていた。「チームのスタンダードが高くなったことを今日1日の練習で実感した。その理由は初日にしてはゲームに対して理解度は高かったし、初めて参加した選手も含めて『相当準備してきたな』という感覚があった。出だしとしては、いいスタートが切れたのではないかなと思う。より質の高い練習が1日目からできたという印象がある」豊富な運動量を誇るプロップ(PR)は日本代表のスタンダードを高めるために、独自のスタイルを構築する重要性を説いた。「周りが我々のラグビーを見てどう思うかがキーになるんじゃないですかね。『ティアⅠのスタンダードとは?』と言われて漠然としたイメージがある。漠然としていていいが、我々のラグビーを見て『これくらいのスタンダードにいかないと日本代表になれないんだ』『日本代表を見習いたい』というような一種の憧れを持ってもらえるような、独自のスタンダードを作っていきたい。日本代表のラグビーは世界的に見ても面白いと思う。日本代表の得点能力は世界的に見ても高い方だと思う。データ上もボールタッチ、パスの回数は世界で一番多い。それはボールが動くということ。そこで『日本代表をマネしたい』と思ってもらったら、ファンにとっても我々にとっても素晴らしいこと。他の国が日本代表を参考にしたら日本代表のスタンダードが上がったということ」一家言持つスクラムの課題について質問されると、稲垣はこのように答えた。「マイボールスクラムでは100%ボールを獲得できている。相手ボールに対しておそらく3つ4つペナルティを重ね、多い時アイルランド戦では5個くらいあったのでは。課題としては相手ボールのスクラムにどう対処していくか。2019年から『相手ボールにプレッシャーをかけてペナルティを奪いたい』と一貫して言い続けている。相手にプレッシャーをかけようとして我々がペナルティを取られたことが欧州遠征では多かった。これからどうしていくべきか。模索している途中」ペナルティを犯さないためにディティールにこだわる。「スクラムで一番大事な部分は大きく分けてふたつあると思うんですよ。組む前の準備と組んでからの方向性。今、最初にやらないといけないのは組む前の準備。相手とバインドした時に相手に体重をあずけられてしまって我々のアドバンテージが失い、ペナルティを60~70%の確率で取られた。いわゆる準備が足りない。いろんな要素があるが、バインドするときロック(LO)フランカー(FL)のヒザを上げるタイミングが遅かったりして重心を下げられてしまう。そういう細かいところを口酸っぱく言っているところ。距離が遠くなったら、バックファイブの足の位置をちょっと詰めさせる。要するにヒットした瞬間、ヒザが伸び切らないということです。そのため、バックファイブの足の位置をふだんより一歩詰めておくということが大事」細部を詰めて目指すのは世界一のスクラムである。「我々にとって世界一のスクラムとは何なのか。我々のアタックしたい形に100%フィットした、100%コミットしたスクラムが世界一だと思う。スクラムからアタックのバリエーションが増える、ペナルティが奪えるという日本独自のスタンダードを作り上げる必要がある。そういった時初めて世界一と言える。相手ボールにどう対処してプレッシャーをかけてペナルティを奪えるかによって、世界一に近付くかどうかが変わってくる。(道のりは)半分くらいですかね、半分くらいよりはもう少しいっていると思うけど」秋のシリーズの初戦・オーストラリアは『W杯』王者・南アフリカに連勝するなど復調しているが、稲垣は「勝ちないと意味がない」とキッパリ。「テストマッチは勝たないと意味がないと思っているので。特に自国でテストマッチを行うことがどれだけかの意味があるか僕は理解しているつもりなので、勝つ姿をお見せしたいと思っている。そのために今宮崎でその準備をしているし、準備したことがフィールドで100%発揮できれば結果を残せることも今まで証明してきた」また稲垣は結果が伴わなければ罵ってもらって構わないと続けた。「選手としては結果を残すことにフォーカスしなければならない。2019年になぜあれだけ多くの方が応援してくれたのかというと、勝ち続けたから。勝たなければ、やっぱり何も評価してもらえない。勝つことでみんなから認められる。だからこそ勝つために準備して、準備して、準備して、そして結果が出なかったら罵ってもらった方が楽。日本代表に対して『こんな試合しやがって!』というレベルへいっていいと思う。僕らはそんなことを言わせないように結果を残すつもりで準備していくし、選手は100%結果にフォーカスすべきだと思う」稲垣は選手だけではなく、ファンにもステップアップを求めているのだ。「我々もステップアップしないといけないし、ファンのみなさんもステップアップすべき時が来ていると思う。ファンのみなさんも目が肥えてきた。結果が出ていない時に「勝てなかったけど、いい試合だったね」で終わらせてはいけない。選手は誰も喜んでいない。選手は勝たないといけないと思っているし、そういう時はファンも厳しい声を出すべきだと思う。だから選手とファンと一緒に日本代表を強くしていければ、最高だと思う」日本代表は10月23日(土)・昭和電工ドーム大分にて『リポビタンDチャレンジカップ 2021』オーストラリア戦、11月6日(土)・ダブリンでのアイルランド代表戦、13日(土)・リスボンでのポルトガル代表戦、20日(土)・エディンバラでのスコットランド代表戦に臨む。日本×豪州のチケットは10月9日(土)午前10時より一般発売。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)『リポビタンDチャレンジカップ 2021』日本代表×オーストラリア代表チケット情報
2021年10月04日