ホームでオーストラリア代表を迎え撃ち、アイルランド、スコットランドらを相手取る欧州3連戦へ突入する。ラグビー日本代表の秋の強化シリーズの全容が見えてきた。9月15日にポルトガル戦、17日にホームでのワラビーズ戦、9月21日には2021年度秋の男子日本代表候補選手が発表された。『リポビタンD チャレンジカップ2021』『ラグビー日本代表 リポビタンD TOUR2021』を戦う日本代表候補メンバー39名とともにナショナル・デベロップメント・スコッド(NDS=将来日本代表に選出される可能性の高いポテンシャルを持った人材)5名が決定したのだ。メディアブリーフィングには藤井雄一郎ラグビー日本代表ナショナルチームディレクターが出席、このようにコメントした。「来週から合宿が始まる。選手たちにはすでに個別のメニューを配っている。来週集まって、ワラビーズ戦の準備をしていく。新しく選んだ選手、復帰した選手がいるが、若い世代の試合もなかったので、NDSとして若い選手を呼んでいきたい。次の世代を担う選手も呼びたいということで、多めに選手を呼んでいる。コロナの影響で当初よりも準備期間は少なくなったが、欧州遠征へ向けて強化していきたい」■日本代表候補メンバー39名【RP】稲垣啓太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、ヴァル アサエリ愛(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、垣永真之介(東京サントリーサンゴリアス)、具智元(コベルコ神戸スティーラーズ)、中島イシレリ(コベルコ神戸スティーラーズ)、クレイグ・ミラー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、森川由起乙(東京サントリーサンゴリアス)【HO】坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、庭井祐輔(横浜キヤノンイーグルス)、堀越康介(東京サントリーサンゴリアス)【LO】ヴィンピー・ファンデルヴァルト(NTTドコモレッドハリケーンズ大阪ドコモレッドハリケーンズ大阪)、ジェームス・ムーア(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安)、リアキ・モリ(横浜キヤノンイーグルス)【FL】小澤直輝(東京サントリーサンゴリアス)、ベン・ガンター(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、德永祥尭(東芝ブレイブルーパス東京)、長谷川崚太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、ピーター・ラブスカフニ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)、リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)【No.8】テビタ・タタフ(東京サントリーサンゴリアス)、アマナキ・レレイ・マフィ(横浜キヤノンイーグルス)、姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)【SH】荒井康植(横浜キヤノンイーグルス)、齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス)、茂野海人(トヨタヴェルブリッツ)、流大(東京サントリーサンゴリアス)【SO】田村優(横浜キヤノンイーグルス)、松田力也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)【WTB】髙橋汰地(トヨタヴェルブリッツ)、ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京)、シオサイア・フィフィタ(花園近鉄ライナーズ)、レメキ ロマノ ラヴァ(NECグリーンロケッツ東葛)【WTB/FB】セミシ・マシレワ(花園近鉄ライナーズ)【CTB】シェーン・ゲイツ(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安)、中村亮土(東京サントリーサンゴリアス)、ラファエレ ティモシー(コベルコ神戸スティーラーズ)、ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)【FB】山中亮平(コベルコ神戸スティーラーズ)■NDS5名【PR】淺岡俊亮(トヨタヴェルブリッツ)【HO】武井日向(リコーブラックラムズ東京)【LO/FL】ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)【FL/No.8】福井翔大(埼玉パナソニックワイルドナイツ)【WTB】中野将伍(東京サントリーサンゴリアス)メンバーを選出したジェイミー・ジョセフヘッドコーチは、以下のコメントを寄せた。「今秋のツアーに向けたブレイブ・ブロッサムズのトレーニングスコッドを発表できることを大変うれしく思う。メンバーはこの夏の間、トレーニングプログラムを行い、宮崎と別府でベストなコンディションに持っていけるよう、非常に良く準備をしてくれた。夏のツアーを経験したことで、今後の試合に向けてチーム内には大きな期待と興奮が広がっている。今回のチームは、若さと経験がしっかりと組み合わされており、グループ全体に強さと深さがある。何人かの若い選手は初めてチームに合流となる。我々はこのグループには可能性があり、今後の日本のラグビー界で一緒に活動していきたいと考えている。これらの選手から最終メンバーに選ばれることも十分にあり得る。これからの試合では、ホームとアウェイの両方で、非常に厳しい相手と戦うことになる。世界の強豪チームとコンスタントに対戦することは、 2023 年のフランス大会に向けて必要な準備となるだろう」メディアブリーフィングで今ツアーの目標について問われると、藤井チームディレクターはこのように返答した。「もちろん勝利を優先して考えているが、中身が大事。どんな相手でも変わらないパフォーマンスを見せられるのか。久々の南半球のチーム、自分たちがどの位置にいるのかを測っていきたい。今回テストマッチができない中、貴重な4試合になる。プレッシャーのかかる中でどれぐらいのパフォーマンスをできるかを見極める場であり、国際舞台なのでしっかり勝つことを目標にしている。どういうオプションやスキルが重要かコーチ陣が見る場にもなる。アタックやディフェンス、モールで取られないとか。こういう形で守りたい、しっかりボールキープができた、しっかりチャンスを作れたかという中身を見ていきたい」『ワールドカップ2023』へ向けてのシミュレーションの場にするかについて、こう答えた。「アウェイで勝たないといけない。アウェイでどれだけ自分たちの力を出せるのか。アウェイで起きるイレギュラーな出来事にどれだけ対応できるか。『W杯』うんぬんよりも、目の前の試合を代表のプライドで勝つことが大事」ティアI勢だけではなく、ポルトガル戦をマッチメイクした意図について、藤井チームディレクターはこう明かした。「狙い撃ちしたわけではなく、スペインやフレンチバーバリアンズとか選択肢もあったが、最終的にポルトガル戦しかなかった。アイルランド戦、スコットランド戦はベストメンバーで勝ちにいくことになるが、すべての選手にテストマッチを経験させる意味で、ひとつ落ちた相手と組みたかった。そういう相手と試合を組めたのは良かった」新しい選手への期待については、次のようにコメントした。「若い選手を見てみたいということで、前回のトップリーグで活躍した選手を呼んでいる。次の世代をうまくポジションを含めて入れ替えていかないといけない。もちろん彼らも次の『W杯』に出る可能性はあると思う。どれぐらいのエネルギーがあるのかを見てみたい」さらにワーナー、福井について言及した。「ワーナーはサイズが大きい選手。福井選手はトップリーグにも出ている。ふたりとも将来的に代表に絡んでくる選手。早めに呼んでいろいろ経験してほしい。ワーナーは試合に出ていないが、あのサイズは日本代表の中でもいないので」代表復帰したSH流、復帰していないHO堀江翔太について質問が飛ぶと、藤井チームディレクターは次のように説明した。「『W杯』直後にトップリーグがあり、体調管理やモチベーションが大変なこともあり、冷却期間が必要だった選手もいる。常にコミュニケーションを取っていたので、その中で復帰してくる選手もいるし、このタイミングではない選手もいる。これから徐々に戻ってくるのでは」SOが『W杯2019』経験者のふたりだけとの指摘には、こう返した。「ポジションチェンジとかも考えている。コーチの中では何名か考えている」日本代表候補とNDSの44名は9月29日(月)~10月16日(土)の宮崎合宿を経て、改めて日本代表メンバーを発表。10月16日(土)~27日(水)の別府合宿を実施し、23日(土)・昭和電工ドーム大分にて『リポビタンDチャレンジカップ 2021』豪州代表戦を開催。豪州戦後は『ラグビー日本代表 リポビタンD TOUR2021』へ出発。11月6日(土)・ダブリンでのアイルランド代表戦、13日(土)・リスボンでのポルトガル代表戦、20日(土)・エディンバラでのスコットランド代表戦がラインナップ。フランス1部リーグ『トップ14』で戦うASMクレルモン・オーヴェルニュ所属の松島幸太朗は欧州遠征から合流予定だという。日本×豪州のチケットは10月9日(土)午前10時より一般発売。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2021年09月22日ラグビー元日本代表の斉藤祐也さんが、自身のYouTubeチャンネルで、現役時代にあったケガを振り返りました。斉藤祐也が現役時代にしていた壮絶なケガケガをしないために、斉藤さんは、「身体づくりや栄養摂取、転ばないよう身体をコントロールすることが大事」といいます。斉藤さんは現役時代、頻繁に鼻を骨折していたそうです。最初に鼻をケガした、当時の状況を振り返りました。ボールを持って倒れこんで、ボールを(味方に)出す時に、相手のヒザが『ドン!』とぶつかった時に鼻が『く』の字に曲がってしまう。格闘技でもよくありますけど、ラグビー選手もよく鼻をぶつけて骨折する選手がいます。ラグビー元日本代表 斉藤祐也のラグビーチャンネルーより引用通常は真っ直ぐな骨であるはずの鼻が、ぐにゃりと曲がる…考えただけで痛そうですよね。斉藤さんは続けて、パスをして無防備だった状態で、相手選手にタックルを受けた時も振り返りました。立ち上がるんですけど、鼻を触ってみると、鼻がない状態、ぺっちゃんこだったんですね。ハーフタイム(試合前半と後半の間の休憩時間)だったと思うんですけど、監督に「鼻がない」と話をしたら、「全然大丈夫だ!」ということで。その試合は、最後まで出ることになりました。ラグビー元日本代表 斉藤祐也のラグビーチャンネルーより引用この時、鼻は陥没骨折していたとのこと。シーズン中の試合でしたが、全試合が終わった後、斉藤さんは鼻の手術を受けました。へこんだ鼻を持ち上げ、針金で支えて完治を待つ、というものです。その状態で、骨折前から決まっていた海外留学に行った斉藤さん。手術から2か月が経過し、「現地にいたトレーナーに針金を抜いてもらった」と振り返りました。斉藤さんは、鼻が曲がったり、へこんだりするなど、想像を絶する痛みと闘いながら、試合に臨んでいたようです。当時のエピソードを知り、多くの人が反応しました。・鼻のケガのお話は終始かなり痛そうで…。鼻がない感覚が考えられませんね。・お話を聞くだけで、身体中の穴という穴が全て縮こまってしまいました…。・どれほどの痛みなのか…。栄養を取ったり、身体のバランスを整えたりすることが大事なんでしょうね。ラグビー選手のプレーは激しく、観客を魅了させますが、その裏ではケガとの戦いもあったのです。そう考えると、ラグビーへの見方もいささか変わってくることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年08月12日“静岡ショック”をダブリンで再現する! ラグビー日本代表が敵地でアイルランド代表に挑む。2019年9月28日・エコパスタジアムでの対戦から早くも2年近くが経とうとしている。それでも、『ラグビーワールドカップ(RWC)2015』で日本が南アフリカを撃破した“ブライトンの奇跡”に続く、世界のラグビー史に残るジャイアントキリング“静岡ショック”を明確に記憶しているファンも多いことだろう。世界ランキング1位で『RWC2019』へ乗り込んできたアイルランドに序盤から2トライを奪われても、日本は慌てなかった。スタンドオフ(SO)田村優のペナルティゴール(PG)で3点ずつ加点し、後半勝負に備える。58分には途中出場したウイング(WTB)福岡堅樹が大仕事をやってのけた。ゴールポスト前の密集から出たボールを中村亮土、ラファエレ ティモシーの両センター(CTB)がスピーディに回し、最後は福岡が一瞬で加速でインゴールを陥れた。16-12と日本が逆転した5分後、アイルランドが近場をしつこく攻める得意のFW戦からトライを狙うも、フランカー(FL)姫野和樹がジャッカルをズバリ、ピンチを脱した。その後、田村のPGで加点、福岡のインターセプトからの独走トライは決まらなかったが19-12。最後は自陣深くでボールを獲得したアイルランドがボーナスポイント1を得るためにボールを蹴り出したのだった。エコパの奇跡から1年9か月、『RWC2019』のメンバーを軸にする日本代表が、ブリティッシュ&アイリックス・ライオンズへ主力を送り出しながらも選手層の厚さを見せ付けるアイルランドと対峙する。両軍の試合登録メンバーは以下の通り。【日本代表】1稲垣啓太(パナソニック)、2坂手淳史(パナソニック)、3具智元(Honda)、4ヴィンピー・ファンデルヴァルト(NTTドコモ)、5ジェームス・ムーア(宗像サニックス)、6リーチ マイケル(東芝)、7ピーター・ラブスカフニ(クボタ)、8姫野和樹(トヨタ自動車)、9齋藤直人(サントリー)、10田村優(キヤノン)、11シオサイア・フィフィタ(近鉄)、12中村亮土(サントリー)、13ラファエレ ティモシー(神戸製鋼)、14セミシ・マシレワ(近鉄)、15松島幸太朗(クレルモン/フランス)、16堀越康介(サントリー)、17クレイグ・ミラー(パナソニック)、18ヴァル アサエリ愛(パナソニック)、19ジャック・コーネルセン(パナソニック)、20テビタ・タタフ(サントリー)、21茂野海人(トヨタ自動車)、22 松田力也(パナソニック)、23シェーン・ゲイツ(NTTコム)【アイルランド代表】1デイヴ・キルコイン、2ロナン・ケレハー、3フィンレイ・ビーラム、4アルタン・ディラン、5ジェームズ・ライアン、6ピーター・オマホニー、7ジョシュ・バンダーフリアー、8ケーラン・ドリス、9ジェイミソン・ギブソンパーク、10ジョーイ・カーベリー、11ジェーコブ・ストックデール、12スチュアート・マクロスキー、13クリス・ファレル、14ジョーダン・ラーマー 、15ヒューゴ・キーナン、16ロブ・ハーリング、17エド・バーン、18ジョン・ライアン、19ライアン・ベアード、20ギャビン・クームズ、21クレイグ・ケイシー、22ビリー・バーンズ、23シェーン・デイリーエコパでの屈辱を知る8人とともに将来有望な若手を並べるアイルランドをジェイミー・ジョセフ日本代表ヘッドコーチ(HC)は「ホームで85%の勝率を誇るアイルランド対戦できるのは我々にとって大きなチャレンジ。スタートからアタックしてくるだろう。新しい選手もアピールをしたいだろうし、新しいコーチ陣もいる。主力がライオンズに選出されていないとかは関係ない。アイルランドは経験豊富なチーム。そしてダブリンではどのチームにも勝っている、オールブラックスにも勝っている。アイルランドには450キャップ以上持っている素晴らしい選手が揃っている。今回彼らも勝ちたいと向かってくることだろう」と警戒する。アタックを担当するトニー・ブラウンとスクラムを鍛える長谷川慎の両アシスタントコーチ(AC)も指揮官の意見に同意する。ブラウンAC「ダブリンで勝つことはタフなこと。本当に簡単ではない。アイルランドもケガ人が出たりしているので、そこは自分たちのチャンスとして試合を進めなければならない。アイルランドはディフェンス面で成長しているし、キッキングゲームも成長している。ディフェンスは本当に強いのでそこは警戒していきたい」長谷川AC「アイルランドという相手を考えると自分たちは仇になる。ホームで簡単に勝てる相手ではない。ライオンズ戦のレビューがそのままアイルランド戦のプレビューになるとは思えないので、しっかり細かいところまで落とし込んでしっかり勝っていきたい。(スクラムは)全選手の組み方、何をターゲットにしているか、全選手が理解できている。それをいかに本番でできるか」齋藤直人(c)JRFUジョセフHCはスクラムハーフ(SH)齋藤の先発起用について言及した。「直人はライオンズ戦で素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。彼のエナジー、判断をすごく評価している。先発でプレッシャーはかかるとも思うが、彼のポテンシャルを見てみたい。彼にとってもすごく大きな試合になるだろう。ただ彼に特別なことをやってもらおうとは考えてない。直人には9番としてしっかり自分の仕事をしてもらいたい。パスやキックやラン、しっかりやってほしいと考えている。若い選手だが、彼はライオンズ戦でも経験の浅さは見せなかった」さらに指揮官は田村とのコンビにも期待を寄せた。「田村はライオンズ戦でいい活躍をしてくれた。オフロードやそこからのタックルも見せくれた。1試合で400回くらいボールにタッチする試合をする中で10番としていい結果を出してくれた。田村は齋藤とトレーニングでも9・10番のいいコンビネーションを見せてくれている」ジョセフHCは代表デビューとなるWTBマシレワ、CTBゲイツについてもコメントした。「マシレワは経験があるが、別府合宿でケガをしリカバリーしていた。彼のスキルセットは素晴らしい、キッキングゲームになると予想しているが、彼のハイボールへの技術は素晴らしい。プレッシャー下でのプレーを見てみたい。またゲイツについてはリザーブを(FWとBKの比率を)6-2から5-3に戻したので、トップリーグでは素晴らしいパフォを見せているが、プレッシャー下でどれだけやれるか見てみたい」松島のフルバック(FB)起用について問われると、HCはこう答えた。「山中(亮平)はライオンズ戦でも素晴らしいプレー、一貫性のあるプレーを見せてくれた。山中もがっかりしたことだろう。松島は合流してから時間が少ないので、フランスやサントリーでもプレーしていた15番でプレーしてもらうことにした。マツはハイボールのキャッチもうまいし、アサイアとのコンビネーション、マシレワを含めた3人のコンビネーションを見てみたいと思いこのメンバーにした」今回の英国遠征で初キャップが期待されたFLベン・ガンターがメンバーに選ばれなかった点を指摘されると、ジョセフHCは持論を展開した。「自分として答えはシンプルだ。ガンターは姫野、リーチ、(アマナキ・レレイ・)マフィと同じポジションだということ。彼らよりもいいプレーをしなければならない。これはトップリーグではなくテストマッチだ。ジャージが用意されているわけではない。彼らは日本代表で活躍していく選手、彼(ガンター)が入るとキャプテンが変わることになる。でも彼は若い。今後チャンスはあるだろう。ライオンズ戦はすごいプレッシャー下で行われたが、タタフはそんな中いいパフォーマンスを見せてくれた。試合に出ている選手を評価しているのであって、試合に出ていない選手を評価していないわけではない」ブラウンACの言葉はもっと直接的だ。秋シリーズに代表入りを目指す選手たちにこのようなエールを送った。「しっかりスタンダードを上げてほしい。2023年に向けて10倍以上上げなければならない。テストマッチはレベルが高くなる。しっかりフィットネスを上げなけなければならない、コリジョン、コンタクトをインターナショナルレベルにしっかり上げなければならない。トップリーグとは違う」ライオンズ戦でのアタックやスクラムの改善点について、両ACは指摘した。ブラウンAC「スキルベースの遂行力が大事。チャンスを作れてはいたが、仕留めることはできなかった。スキルの部分、個々の遂行力を高めていかないといけない。ライオンズがプレッシャーをすごくかけてきたので、遂行できなかった。テストマッチはチャンスを作った時に取り切る遂行力が必要」長谷川AC「今回からゲームシナリオをターゲットにした。(ライオンズ戦では)ターゲットにしているところはある程度できたが、ちょっと意識が低かったところは見逃されず、突いてこられた。あとは後半きつくなった時間帯にどれだけがんばれるかは伸び代になると思う。今までは自分たちのスクラムに相手に合わさせることが多かったが、これからは誰と組むのか、どこで組むのか、誰に裁かせるのかに対応できるよう、相手に合わせられ、見せ方もわかっているというスマートでハイブリットなスクラムを目指したい」ジョセフHCもアイルランド戦の勝利を誓った。「テストマッチは勝たないといけない。ライオンズ戦での改善点もある。前回の試合ではソフトモーメント、しっかりオーガナイズできない時間帯があった。ただ前回は準備期間が少ない時間での試合。ポジショニングをしっかりオーガナイズして臨むことはできると考えている。ライオンズ戦でも4・5回チャンスがあったが、自分たちのスキルミス、判断ミスでトライに至らなかった。相手のトライも自分たちのミスからトライを与えてしまった。そこをしっかり修正できるか。アイルランド戦はハードでフィジカルな試合になると予想されている。自分たちはしっかり経験のある選手を使う必要があると考えている」『ラグビー日本代表リポビタンDツアー2021』日本代表×アイルランド代表は7月3日(土)・アイルランド・ダブリンのアビバスタジアムにてキックオフ。試合の模様はBS日テレにて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2021年07月03日日本代表×ライオンズ。ラグビーファンにとって、まさに夢のカードだ。ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとは4年に一度、イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランドを代表する選手で編成される英国オールスターチームのこと。100年以上の歴史を誇るこのドリームチームは基本的に北半球では試合を行わず、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカを4年ごとに順次遠征している。日本ラグビーにとって今回初めてのドリームマッチが実現するのだ。日本代表×サンウルブズもある意味ドリームカードである。サンウルブズとは2016年から5年間『スーパーラグビー(SR)』に参戦した日本のチームのこと。『ラグビーW杯(RWC)2019』へ向けて日本代表の強化の目玉として編成されたチームである。NZ、豪州、南アの強豪クラブとアルゼンチンのジャガーズに揉まれた日本代表選手たちはインターナショナルレベルのラグビーとタフな移動を連戦で感じ、逞しく成長していったのだ。日本代表の強化に多大な貢献をしたサンウルブズだが、ラストの2020シーズンは新型コロナウイルスの影響で途中で打ち切りとなり、消化不良のまま2020年8月8日・秩父宮ラグビー場での『ヒト・コミュニケーションズ サンウルブズメモリアルセレモニー』で歴史に幕を閉じたのだった。そのサンウルブズが再び日本代表のために立ち上がる。対戦相手の来日が困難なコロナ禍において、サンウルブズが一日限りの復活を果たし、日本代表に腕試しの場を提供するのだ。5月30日のメンバー発表メディアブリーフィングにて、藤井雄一郎ディレクターが今回の経緯を説明した。「国内で試合をするのがなかなか難しい状況だが、何とかライオンズ戦の前に試合をしたいということで、国内の最強チームのサンウルブズを再結成してもらった。一番のセレクションポリシーは最も強いチームで挑むということ。強い相手となると候補はトップリーグ選抜かサンウルブズしかいない」藤井ディレクターは日本代表からサンウルブズへ回るメンバーもいると語る。「代表全員を試合をした上で遠征へ連れていきたいということと、もっとも強度の高いチームとやりたいということ。代表が強度の高い練習をしているので、代表からサンウルブズへメンバーを回した方が強度の高い試合になるだろうと。大久保(直弥)コーチ、沢木(敬介)コーチに指揮してもらって、6月8日(火)から完全にふたつに分かれて準備を行う。日本代表の試合メンバー23名以外からサンウルブズへ回すのではなく、通常のサブをサンウルブズへ回す考え。リザーブだとどうしても出場が短くなるので、基本的にゲーム時間を多く作りたいという考え」日本代表メンバーは以下の通り。【PR】稲垣啓太(パナソニック)/ヴァル アサエリ愛(パナソニック)/垣永真之介(サントリー)/具智元(Honda)/クレイグ・ミラー(パナソニック)/森川由起乙(サントリー)【HO】坂手淳史(パナソニック)/堀越康介(サントリー)/彦坂圭克(トヨタ自動車)/ 庭井祐輔(キヤノン)【LO】マーク・アボット(宗像サニックス)/ヴィンピー・ファンデルヴァルト(NTTドコモ)/ヘル ウヴェ(ヤマハ発動機)/ジェームス・ムーア(宗像サニックス)【FL】小澤直輝(サントリー)/ベン・ガンター(パナソニック)/ジャック・コーネルセン(パナソニック)/ピーター・“ラピース”・ラブスカフニ(クボタ)/リーチ マイケル(東芝)/長谷川崚太(パナソニック)【NO8】テビタ・タタフ(サントリー)/アマナキ・レレイ・マフィ(キヤノン)/姫野和樹(ハイランダーズ/トヨタ自動車)【SH】荒井康植(キヤノン)/齋藤直人(サントリー)/茂野海人(トヨタ自動車)【SO】田村優(キヤノン)/松田力也(パナソニック)【WTB】シオサイア・フィフィタ(近鉄)/レメキ ロマノ ラヴァ(宗像サニックス)/セミシ・マシレワ(近鉄)/高橋汰地(トヨタ自動車)【WTB/FB】ゲラード・ファンデンヒーファー(クボタ)/松島幸太朗(クレルモン)【CTB】シェーン・ゲイツ(NTTコム)/中村亮土(サントリー)/ラファエレ ティモシー(神戸製鋼)【FB】山中亮平(神戸製鋼)※姫野、松島は欧州遠征から参加。サンウルブズのメンバーは次の通り。【PR】北川賢吾(クボタ)/三浦昌悟(トヨタ自動車)【LO】秋山大地(トヨタ自動車)【FL】エドワーク・カーク(キヤノン)/布巻峻介(パナソニック)【SH】中嶋大希(NEC)【SO】前田土芽(NTTコム)/山沢拓也(パナソニック)【WTB】ホセア・サウマキ(キヤノン)【CTB】梶村祐介(サントリー)/ディラン・ライリー(パナソニック)【FB】尾﨑晟也(サントリー)/野口竜司(パナソニック)(写真左より)沢木敬介コーチングコーディネーター、大久保直弥ヘッドコーチ(C)JSRA photo by H.Nagaokaサンウルブズのラストシーズンを率いた大久保HCはこのように意気込みを語った。「私も沢木も再びサンウルブズで仕事できることを光栄に思う。もともと地球3周半するようなチーム、準備期間が短く、タフな環境でやっているのがサンウルブズ。初めてやる選手もいるが、そういうアイデンティティを持って試合に臨みたい」キャプテンにはカークを指名した。「カークをキャプテンにしたのは彼がミスターサンウルブズなので。若手たちに戦う姿勢などを引き出してくれるのを期待している」対日本代表に秘策があるか問われると、こう返答した。「相当練習しているようなので、ライオンズが牙を剥く前に我々に狼らしい牙の剥き方ある。意表を突くではないが、いくつか策を考えている。ジェイミー(・ジョセフHC)とブラウニー(トニー・ブラウンAC)が指揮する日本代表になかなか勝てる秘策はないが、1週間覚悟を積み上げていけばいい試合ができるのでは」指揮官はファンに熱戦を約束した。「最後のシーズンがああいう形で終わったので、静岡でサンウルブズのジャージを着てサンウルブズとして戦えるのはうれしく思う。亮土、姫野、坂手もサンウルブズでインターナショナルの強度で戦える自信を得て代表へ定着していった。サンウルブズの選手にはインターナショナルレベルでやれる自信を得てもらいたい。ファンに楽しんでもらえるゲームをしなければならない」また大久保HCはメンバーのモチベーションも心配してはいなかった。「僕らがモチベートしなくても、選手たちにはこの試合で活躍すればインターナショナルの扉が開く。キープハンティング80というスローガンのもとチャレンジし続ける、トライを狙い続ける、ボールを奪い続けることを80分間追い続けるよう選手に求めたい」一方、日本代表選手たちのモチベーションは言うまでもない。選手たちは『RWC2019』後初めての合宿へ集合。選手たちは5月24日から順次オンライン取材機会に出席し、コメントを発した。「『RWC2019』が終わってブランクが空いてここからのスタート、言い訳せずにやっていくことが大事。僕らはティアⅠのチームとして行動していくが大事。若い選手が入って来て、スタンダードをがっかりさせない、見本になるように意識している。一番フォーカスしないといけないのがトランジション、攻守の切り替えで世界一を目指さないといけない。立ち上がるスピードも世界一を目指さないといけない。タイトな試合の勝ち方、どうやって勝つかをチームに落とし込むことが大事。まずはそこをフォーカスしたい。『トップリーグ』のスタンダード、ティアⅡのスタンダード、ティアⅠのスタンダードは明らかに違う。リーダー陣がひとつのことにフォーカスすることが大事」(リーチ)「(『RWC2019』での代表引退を口にしていたが)コロナでいろんな人が大変な思いをしている人が多かったが、僕にとってはラグビーから離れる時間も多く、それでまたそういう思いが湧いてきた。その中でジェイミーからチャンスをもらえて、自分の気持ちが整理できた。心が充実した状態で『トップリーグ』に臨めたのが大きい。そんなに先のことは見られないので、このツアー、この合宿をがんばる。日本代表でコミットして持っているものを100%チームに還元したい」(田村)「ティアⅠの高いスタンダードを持とう、もっと成長しないといけない、常に成長にしないと後退していく。小さいことをしっかりすることによって前へ進んでいくと自分は考えている」(ラブスカフニ)「ジェイミーとはコミュケーションを取った。内容は言えない。このきつい合宿をがんばりたい。監督が僕のことを信じてくれてありがたい。このチャンスをしっかりつかみたい。モチベーションはたくさんある。第一は家族、第二は日本のファン。どんなきつい練習であってもそう思って臨む。ステップバイステップでこの合宿だけにフォーカスしたい」(マフィ)「世界一のスクラム目指す。前回、世界一のスクラムの南アフリカにコントロールされて負けたので、そこを超えないといけない。目的はプレッシャーをかけること。マイボールでも相手ボールでも、ライオンズ、アイルランド、イングランドはセットピースでペナルティを狙って来る。そういう中こっちでプレッシャーをかけてコントロールしなければならない」(稲垣)「次の2023年へ向けてもっともっと成長しないといけない。追う立場、追われる立場は関係なく、10番として試合に出るため一日一日過ごしていくことが大事。優さんの経験値や落ち着きは自分も高めていかないといけない。『トップリーグ』で10番でたくさん出られたのはブラス、優さんとコミュニケーションを取って高めていきたい」(松田)「2019年にかけた思いが強かったが、現役を続ける以上高いレベルでラグビーしたいと思っていた。日本代表のみんな、ジェイミー、ブラウニーと一緒にラグビーするのは楽しい。リーチも優も同期が多いので最年長という感じはない。そこは意識せずにがんばっていきたい。同期が多いので引っ張っていきたい」(山中)5月29日にはジョセフHCがメディアブリーフィングで意気込みを口にした。「(1年半ぶりに選手と対面し)すごくワクワクしている。その反面ナーバスな気持ち。マイナスなことではなく、大きな試合が2試合ある。不安もあるが、明日7時に練習を始めれば、不安は消えるだろう。一番キーになるのは選手が主体性を持って主体的に動くこと。コーチが言ってやるのではない。ただコーチは選手と同じ絵を見ないといけない。このチームは彼らのチームなんだ、自分たちのチームなんだという気持ちを持つことが大事。我々はなぜ『RWC2019』で成功したのかを考えないといけない。我々コーチがコーチとして仕事がないくらい選手が主体性を持っていくことが理想」『リポビタンDチャレンジカップ2021』日本代表×サンウルブズは6月12日(土)・エコパスタジアムにてキックオフ。チケットは本日6月2日午後6時より一般発売。日本代表はサンウルブズ戦後に英国遠征『ラグビー日本代表リポビタンDツアー2021』を実施。6月26日(土)・エディンバラ(スコットランド)にてブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ戦、7月3日(土)・ダブリン(アイルランド)にてアイルランド代表戦と対戦する。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)チケット情報
2021年06月02日AIGジャパン・ホールディングス株式会社(以下、AIG ジャパン)は、全国のラグビーキッズを応援するプレゼントキャンペーン「タグラグビーキットプレゼント」を2月22日(月)より開催中です。キャンペーンフォームより応募いただいた全国のラグビーを楽しむ団体の中から抽選で合計100団体に「AIGオリジナルタグラグビーキット」をプレゼント。また、当選したタグラグビーキットを活用している動画をSNSやYouTubeに投稿していただける団体の中から抽選で、AIGジャパンがオフィシャルパートナーを務める、神戸製鋼コベルコスティーラーズの選手とのオンラインミーティングにご招待します。タグラグビーとは?タグラグビーはタックルの代わりに相手選手が腰に着けた帯状の「タグ」を取るスポーツです。文部科学省の「小学校学習指導要領 解説書」でも取り上げられ、小学校の体育授業を通じ、普及が進むことが期待されています。少年少女が一緒になって簡単かつ安全に楽しむことができ、特に学童期の子どもたちが楕円球に親しむ第一歩に適しているスポーツとされています。AIGジャパンの取り組みAIGジャパンは、2013年より日本ラグビーフットボール協会(以下、JRFU)の「ジャパンラグビー グラスルーツパートナー」として、グラスルーツ(草の根)レベルでのラグビー普及を支援しています。その取り組みの一つとして、ラグビーの魅力を子どもたちに伝え競技人口を増やすことを目的に、小学1年生〜6年生を対象としたタグラグビー教室を、2019年まで7年連続で全国各地のトップリーグの試合会場にて開催してきました。これまでの参加人数は3,200名を超えていますが、世界的な感染症の流行に伴い、昨年は当タグラグビー教室を実施することができませんでした。引き続き困難な状況は続いておりますが、前向きに頑張る全国のラグビーキッズを少しでも応援・サポートできればと本オンラインキャンペーンの実施を決定しました。「タグラグビーキットプレゼント」キャンペーン概要■応募方法:応募期間中に、ラグビースクールや小中学校、学童クラブなど、団体単位で代表者がキャンペーンページ(記事下部参照)より応募してください。■応募対象:全国のラグビースクール、および小中学校、学童クラブなど、複数人数でラグビーを楽しむ団体■応募期間:2021年2月22日(月)〜2021年3月31日(水) ■賞品:①AIGオリジナルタグラグビーキット合計100セット(1セットにはボール8個とタグ40枚が含まれます。団体の所属人数が20名以下の場合は、ハーフセットを贈呈します)②当選したタグラグビーキットを活用した動画を「#AIGタグラグビー キット」のハッシュタグとともにSNS(Twitter、Facebook、インスタグラムなど)やYouTubeに投稿してくださる団体から抽選で2団体を、神戸製鋼コベルコスティーラーズの選手とのオンラインミーティングにご招待(当選発表はプレゼント発送をもってかえさせていただきます)応募期間は3月31日ですので、ラグビーを楽しんでいる団体の方はぜひご応募をお忘れなく!【参考】※「タグラグビーキットプレゼント」キャンペーンURL
2021年03月04日ターゲットは決まった。12月14日・パリで、『ラグビーワールドカップ2023フランス大会』の組み合わせ抽選会が行われ、日本は前回準優勝のイングランド、最高位3位のアルゼンチン、オセアニア代表、アメリカ大陸第2代表と上位2枚の決勝トーナメントのキップを争うことになった。ドローイングを見届けたイングランド代表・エディー・ジョーンズヘッドコーチ、アルゼンチン代表マリオ・レデスマHCは紳士のスポーツらしく外交辞令のコメントに終始した。エディーHCが「アルゼンチンと日本は今最も成長しているチーム。おそらくここにトンガが入って来る。エキサイティングでタフなグループだ。日本と対戦すればタフな試合になる。相当な準備をしてくる相手なので、こちらも違うやり方をしなければならない。アルゼンチンはフィジカルなチーム。マリオは素晴らしい若手を育てている」と評価すれば、マリオHCも「プールDはイーブンな戦いが多くなるだろう。(同組になる可能性が高い)トンガ、アメリカかカナダのような国が『RWC』ではサプライズを起こしている。日本もそういう存在だったが、今では日本が勝っても誰も驚かない」とリスペクトの念を表した。ラグビーワールドカップ2023フランス大会の組み分け一方、『RWC2019』で時計が止まっているジェイミー・ジョセフ日本代表HCは相手どうこうよりもまず自分たちにフォーカスしたいと語った。「今年は試合ができなかった。プレーできることが大きな挑戦。ニュージーランドに勝った2チームが揃うタフなグループになった。ただまずは我々のチームをラグビーに戻すことが先決だ」世界ランキングを見るとイングランドが2位、アルゼンチンが8位、日本が10位である。ランキングが一番下の日本が今年テストマッチを開催できなかったのに対し、イングランドは『シックスネーション』3年ぶり37度目の優勝を果たすとともに、『オータムネーションズカップ』でも全勝Vをマーク。アルゼンチンも1か月前に30回目の挑戦で初めてオールブラックスに勝利する快挙を成し遂げた。地力で勝る2強がいいスタートを切ったのだ。エディーHC、マリオHCはともに自信を覗かせた。「今年の結果については非常に満足している。9勝した。我々のベストを見せられた。『シックスネーションズ』はタフな大会。挑み挑まれ、これ以上の大会はない。次の『シックスネーションズ』が楽しみだ」(エディーHC)「(ニュージーランドに1勝1敗、オーストラリアに2分の2位で)『トライネーションズ』を終えて、ハッピーだ。我々には新たな結果が出てきた」(マリオHC)(左上から時計回りで)イングランド代表エディー・ジョーンズHC、日本代表ジェイミー・ジョセフHC、アルゼンチン代表マリオ・レデスマHCドローイングから一夜明けた15日、ラグビー日本代表ジェイミー・ジョセフヘッドコーチは再びオンライン会見に登場し、「まずはプール戦突破が目標。決勝トーナメントに勝ち上がってから次の目標へ移行していく。イングランド、アルゼンチンに勝てるチームを作っていかなければならない」とキッパリ。2大会連続のベスト8進出を誓った。コロナ禍での出遅れは気にしない。ジョセフHCは前だけを向いた。「2020年はラグビーのない状態。選手は十分すぎるほど休めた。我々のコントロールできないことに執着しても仕方ない。6月のブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ戦から2023年を見据えていきたい」改めて、イングランド、アルゼンチンの分析について質問が飛ぶと、指揮官はこう答えた。「相手はセットピースが強く、体が大きく、フィジカルが強い。3年間準備する時間がある。スクラム、ラインアウトを強化していかないといけないし、ディフェンスももっともっとやっていかないといけない。相手は我々のスキを突こうとしてくる」もちろん格上相手にも気後れはない。ジョセフHCは「我々のラグビースタイルはフリーフローでスピーディでスキルフル。相手とは全く違うスタイル。向こうからしても、やりにくい相手だろう」と自信をチラリ。(写真左より)藤井雄一郎ナショナルチームディレクター、ジェイミー・ジョセフ日本代表ヘッドコーチ3年後を睨みつつ、まずはコロナ前の状況に戻すことが大事だと力説する。「今大事なのは選手をラグビーに戻すこと。1月には『トップリーグ』が始まる。6月にはライオンズ戦がある。すべてが『RWC』につながっているが、最初にやるべきことは元のフォームに戻すこと」HCは新戦力の台頭に期待する。「コロナでリセットした。新たな選手も入って来るだろう。『トップリーグ』でアピールしてきた選手を私たちはしっかり評価する。2016年に帝京大時代の姫野(和樹)を見たが、今も記憶に残っている。今の大学生たちが2023年のフランスのピッチに立っていても何ら不思議ではない」若手だけではない。ジョセフHCは経験値の高い主力たちに全幅の信頼を寄せる。「我々には堀江(翔太)、リーチ(マイケル)、姫野という経験がある選手がいる。松島(幸太朗)もフランス(クレルモン)で大活躍している。松島の活躍でほかの選手たちが海外でやれるという自信を持ってくれる。非常にポジティブなことだ」福岡堅樹と並びフェラーリと称された松島幸太朗(C)スエイシナオヨシ福岡堅樹が代表引退を表明したウィング(WTB)は人材発掘が急務である。「福岡は素晴らしい選手。本人の決断は尊重するが、残念。代表にとっては大きな損失だ。次の選手を見つけなければならない。ただ過去には大畑大介がいた。日本には定期的にトライゲッターが出てきている。次の大畑、次の福岡を探すことが自分の仕事だと思っている」WTBだけではない。大きく屈強なロック(LO)も探している。「セカンドロウのポジションも厚くしたい。昨年の『RWC』で思ったことはいくら準備万全でもケガ人は出て来る。日本の次の課題は選手層の厚み。テストマッチを戦える選手をどれだけ揃えられるか。ケガ人が出ても、ローテーションで戦えるだけの厚みを2023年までにつけていかなければならない」『RWC2023』の組み合わせ抽選の結果は以下の通り。【プールA】ニュージーランド(3位)、フランス(4位)、イタリア(14位)、アメリカ大陸第1代表、アフリカ第1代表【プールB】南アフリカ(1位)、アイルランド(5位)、スコットランド(7位)、アジア・パシフィックプレーオフ勝者、ヨーロッパ第1代表【プールC】ウェールズ(9位)、オーストラリア(6位)、フィジー(11位)、ヨーロッパ第2代表、最終予選勝者【プールD】イングランド(2位)、日本(10位)、アルゼンチン(8位)、オセアニア代表、アメリカ第2代表※カッコ内の数字は12月7日現在の世界ランキング。『RWC2023』は2023年9月8日に開幕し、10月21日の決勝まで全48試合が行われる。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2020年12月16日18年目を迎える『ジャパンラグビー トップリーグ 2021』のチケットは、かつてないほど激しい争奪戦となるだろう。日本代表が悲願のベスト8進出を果たした『ラグビーワールドカップ(RWC)2019』後の『トップリーグ』は新型コロナウイルスの影響でシーズン前半での中止を余儀なくされ、来季には新リーグがスタートする。そう、今季の『トップリーグ』は最後のシーズンとなるのだ。さらに開幕戦は収容人数の50%以下の入場規制をかけて行われる。今週末一般発売となる『トップリーグ2021』ファーストステージ第1・2節のチケットは、プラチナチケットとなる条件が揃っている。マカゾレ・マピンピ(NTTドコモレッドハリケーンズ)ボーデン・バレット(サントリーサンゴリアス)マイケル・フーパー(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)グラウンド上の話題も事欠かない。今季も大物選手たち大挙して来日を果たす。『RWC2019』を沸かした各国のスタープレイヤーたちがやって来るのだ。『RWC2019』チャンピオン南アフリカ代表スプリングボクスの最強&最速トライゲッターのマカゾレ・マピンピ(NTTドコモレッドハリケーンズ)にニュージーランド代表オールブラックスの10番ボーデン・バレット(サントリーサンゴリアス)、先日100キャップを突破したばかりのオーストラリア代表ワラビーズの主将マイケル・フーパー(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)やヨーロッパ王者イングランド代表の大物ロック(LO)ジョージ・クルーズ(パナソニック ワイルドナイツ)、『RWC2015・2019』で日本代表の前に立ちはだかったスコットランド代表の司令塔グレイグ・レイドロー(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス)などなど、スター選手は枚挙に暇がない。グレイグ・レイドロー(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス) (c)Craig Watson開幕カードもズラリと好カードが並ぶ。サントリーとともに『トップリーグ』最多優勝を誇る東芝ブレイブルーパスと進境著しいNTTコムの一戦は「スタジアムでラグビーを見たい!」と言う声に応えるべく、会場を秩父宮ラグビー場から国立競技場へ変更。リーチ マイケルとアマナキ・レレイ・マフィの日本代表サードロウ対決やレイドロー&豪州代表クリスチャン・リアリーファノのNコムハーフ団など見どころは多い。流大(サントリーサンゴリアス) (C)F.SANO関東だけではない。中部地方ではトヨタ自動車×サントリーが豊田スタジアムでラインナップされている。トヨタのフォワード(FW)第3列には豪州代表現主将フーパーとNZ代表前主将キーラン・リードが並び、最後尾には南アフリカ代表フルバック(FB)ウィリー・ルルーが控える。まさに夢のような布陣だ。対するサントリーもスタンドオフ(SO)バレットとコンビを組むのは日本代表の流大か、次期代表候補のルーキー齋藤直人か。もうひとりのスーパールーキー中野将伍が日本代表中村亮土&豪州代表サム・ケレビのセンター(CTB)争いに割って入るかも気になる。五郎丸歩(ヤマハ発動機ジュビロ) (C)F.SANO関西では初代トップリーグ王者であり、前回覇者でもある神戸製鋼コベルコスティーラーズがヤマハ発動機ジュビロをノエビアスタジアム神戸で迎え撃つ。世界最高の司令塔ダン・カーターが去ったSOには元オールブラックスのアーロン・グルーデンが入った。世界最強LOブロディ・レタリックと究極のユーティリティプレイヤーのベン・スミスというNZ代表80キャップを超える大物がFW、バックス(BK)にそれぞれ配置されている。プロップ(PR)中島イシレリやCTBラファエレ ティモシー、フルバック(FB)山中亮平など日本代表戦士も続く。一方のヤマハ発動機の最後尾には今季限りでの引退を発表した五郎丸歩がいる。山中と五郎丸の新旧日本代表FB対決は見ものだ。堀江翔太(パナソニック ワイルドナイツ) (C)JRFU好カードはまだある。PR稲垣啓太、HO堀江翔太、ウイング(WTB)福岡堅樹らとともにクルーズ、ウェールズ代表CTBハドレー・パークスが新加入したパナソニックは新たな本拠地・熊谷ラグビー場に登場し、NECグリーンロケッツと対峙する。南ア代表HOマルコム・マークス、豪州代表SOバーナード・フォーリー、NZ代表CTBライアン・クロッティら充実のメンバーを並べるクボタスピアーズは三菱重工相模原ダイナボアーズと江戸川区陸上競技場で対戦し、SH田中史朗&SO田村優の司令塔コンビを擁するキヤノンイーグルスは駒沢オリンピック公園総合運動場でリコーブラックラムズと激突する。花園ラグビー場での日野レッドドルフィンズ×NTTドコモならマピンピとともにハカのリーダーとして知られるTJペレナラ(NTTドコモ)のプレーが見られ、鈴鹿サッカー・ラグビー場でのHonda HEAT×宗像サニックスブルースでは古巣に挑むWTBレメキ ロマノ ラヴァ(サニックス)の勇姿がバッチリ。今季の『トップリーグ』はまさにハズレなし。どのカードもどのチームも話題が尽きない。最後の『トップリーグ』は2ステージ制およびプレーオフトーナメントによってタイトルを争う。1月16日(土)~3月6日(土)のファーストステージで16チームを2カンファレンスに分け、1回戦総当たりのリーグ戦を行い、3月26日(金)~4月25日(日)セカンドステージでは『ジャパンラグビー トップチャレンジリーグ2021』の上位4チームも加えた計20チームを4プールに分けて1回戦総当たりのプール戦を実施。セカンドステージの各プール上位2チームによるプレーオフで5月8日(土)~23日(日)に一発勝負のトーナメントを繰り広げるのだ。ファーストステージ第1・2節のチケットは12月12日(土)午前10時より一般発売。さあ、あなたはどの試合を抑える?かつてない『トップリーグ』チケット争奪戦に乗り遅れるな!文:碧山緒里摩(ぴあ)
2020年12月11日2020年12月9日、ラグビー元日本代表の五郎丸歩選手が現役を引退することを発表しました。2015年に開催されたラグビーワールドカップ(W杯)では、胸の前で人差し指を合わせる『五郎丸ポーズ』が話題を呼び、一躍時の人となった五郎丸選手。2021年1月にスタートするトップリーグを最後に、現役引退の意向を示しています。五郎丸選手は、今回の引退発表に際して、自身のInstagramを更新。 この投稿をInstagramで見る 五郎丸歩(@ayumugoromaru_official)がシェアした投稿 本日リリースされた通り、今シーズンを最後に引退を決意しました。ラストシーズン自分らしく!!ayumugoromaru_officialーより引用「ラストシーズンも自分らしく挑みたい」と意気込みをつづった五郎丸選手。ネット上では、次のような応援と感謝のコメントが相次いでいます。・さびしいです。今まで本当にお疲れさまでした。・大好きな選手なのでショックですが、これからもずっと応援しています!・あなたが見せてくれた、数々の素晴らしいプレーを決して忘れません。ありがとうございました!2020年12月16日に、五郎丸選手は今回の発表について、記者会見を行う予定とのことです。さまざまな試合で、私たちを魅了してくれた五郎丸選手の雄姿を、最後まで目に焼き付けたいですね![文・構成/grape編集部]
2020年12月09日King & Princeの平野紫耀が出演する求人メディア「タウンワーク」の新CM タウンワーク誰かな? 「ラグビー」編が2月1日よりOAされる。CMでは、歓声が湧き上がるラグビー会場で、体格の良いラグビー選手たちに軽やかにリフトされながら、華麗にボールをキャッチする「タウンワーク」の箱をかぶった人物が映し出される。しかし相手チームの選手に勢いよくタックルされ、そのまま選手たちの下敷きになってしまい、タウンワークの箱が奪われると、現れたのはぼう然とする平野。体当たりでラグビーに挑む平野さんの勇姿と、シュールなオチが見どころのCMとなっている。中学生の頃、2カ月間ラグビーの経験があるという平野は、大好きだというラグビーの演技に「本格的にCMでラグビーに挑戦できるのは素直に嬉しかったです」とコメント。気温約9°Cと、寒空の下での撮影だったが、撮影の合間には選手たちとキャッチボールをしながらフォームを確認したり、ボールの持ち方を細かく聞いたりと気合十分だった。リフトされるシーンなど本格的なプレーを披露するシーンについはて「難しかった。やっぱり2カ月の経験じゃ...」と謙遜するも、指導にあたった選手は「平野さんは体幹が強く安定感もあって、フォームも素晴らしかった。普通の人ではグラグラしてしまうが、平野さんは芯がブレていなかった」と太鼓判を押した。全力疾走中に相手選手からタックルを受けるシーンの撮影前には、「(他の選手役の)皆さんは、大きいし迫力があるので、怖くて帰りたくなりました」と冗談交じりに語っていた平野だが、撮影が始まると自ら保護マットを取り払うよう指示。心配するスタッフたちに対し「全速力でやるので、保護マットがあると意識してしまいやりづらくなってしまう」と、こだわりを見せる。撮影後には「結構本気でタックルされたけど、ラグビーの世界観に入りこめていると感じられて楽しかった!」と、手応えを感じていた。平野は前作のバスケシーンに引き続き、アクロバティックで難易度の高い動きが求められたが、撮影を通じて「めちゃくちゃしんどかったけど、色々なプレーにチャレンジできて楽しかったです。箱を被っているので見えないですが、箱の中ではずっと笑顔でした」と、撮影を楽しめた様子。「今回一番体を使っているんじゃないか、というくらい走ったりボールを掴んだりタックルしたけど、ちゃんとそこは僕なんだよ、というのを理解しながらぜひ見ていただきたい」とすべて本人が演技していることを熱く語った。
2020年01月31日選手も観客もワンチームで熱く燃えたラグビーワールドカップの開幕式で、『連獅子』の勇壮な毛振りを披露した市川右團次・市川右近親子。「獅子は我が子を谷底に落とし、這い上がってきた子だけを育てる」という中国の故事に習った、歌舞伎界屈指の人気舞踊だ。2分半の抜粋編ながら、その本質を踏まえた親子舞踊で、父・右團次の懸命な指導のもと9歳で見事に踊りぬいた息子・右近。これをきっかけに初の親子共演ツアーが決定した。演目は、右團次の弟子たちが踊る江戸時代の廓の雰囲気を描いた舞踊『吉原雀』、市川九團次と大谷廣松が連れ舞う歌舞伎舞踊の名作のひとつ『二人椀久』、そして『連獅子』と、それぞれ違う魅力を持った歌舞伎舞踊を3演目用意し、全国10ヵ所を巡演する。「近頃、親バカで通っています(笑)」とうれしそうな右團次が、「伝統芸能 華の舞」について語った。「伝統芸能 華の舞」チケット情報ワールドカップの開幕式での『連獅子』は「2019年の我々親子最大のトピックスで、永遠の思い出です。当然のごとく、ラグビーファンになりました」と笑顔の右團次。ラグビーW杯公式マスコット・レンジーは、『連獅子』をモチーフにしたもの。親子で『連獅子』をと、右團次・右近に白羽の矢が立った。右近は右團次が46歳の時に授かった最初の子で長男。「『連獅子』を早くやりたいなと思っておりました。ただ、せがれはまだ9歳ですから、ちょっと無理かなと思ったんですが、親子で勤めさせていただき、『連獅子』の本質を全世界に発信しようと懸命に指導しました。せがれもついてきてくれて、堂々と踊っていました。それで、『これはイケそうやな』と(笑)。かくなる上はたくさんの人たちにその姿を見ていただきたいなと思っていたところ、このような機会をいただき本当にありがたいと思っています」。演目については「華やかな『吉原雀』は右團次の一門の三名、ワンチームで。華麗でちょっと幽玄な『二人椀久』は、九團次さんと廣松さんに頑張っていただく(笑)。そして『連獅子』。同じ歌舞伎舞踊でありながら、全部色目が違うのはおもしろいと思います」。見どころは、右近初となるフルバージョンの『連獅子』だ。「前半は狂言師として登場してストーリーテラー的な役目を務め、後半は獅子の精になって勇壮な毛振りをご覧いただく。親子でありながら、話の語り部にならないといけない前半が非常に難しい。今回、せがれができるかどうかと思いながらやってしまうのは、ひょっとすると谷から突き落とすようなところがあるかもしれないですね。懸命に指導して、谷からあがってきてくれるよう祈っています」。取材・文:高橋晴代
2020年01月27日連日の興奮も記憶に新しい、2019年ラグビーW杯(ワールドカップ)日本大会。その快進撃を支えたのは、厳しい重圧の中で培われたチーム力だった。不動の司令塔として仲間を鼓舞し続けてきた田村優選手に、日本中にめくるめく高揚をもたらしたその舞台裏をインタビュー。柔らかなウールのスーツに身を包み、カメラの前に立つ田村優さん。フィールドでの凄み漂う姿とは対照的に穏やかな表情だけれど、鍛えられた体と深い眼差しからは、圧倒的な存在感がにじみ出てくる。日本中が注目したラグビーワールドカップ2019年大会の余韻がまだ残る、11月の初旬。2015年に続き、自身2度目のW杯を戦い終えた田村さんは言う。「準々決勝で敗退してしばらくは、夢と現実の間で浮遊している感覚でしたね。決勝戦を観て、『自分たちもここで戦っていたんだ』とようやく実感できたくらい」無我夢中の1か月半。そこに至る道のりは、厳しいものだった。決められたスケジュールを休まずにこなし、1日数時間にも及ぶ負荷の高いトレーニングに耐え…。「練習もハードでしたけど、それよりきつかったのがプレッシャーとの戦いです。ノーマークだった前回大会と違って、今年は強豪国扱いで研究されていた。しかも自国開催で、ベスト8入りを期待されていました。何より、負けたら日本のラグビーも終わってしまうという危機感があった。みんな、相当な重圧を感じていました」ともすれば押しつぶされてしまいそうなプレッシャーを、力に変えたもの――。それが、ジェイミー・ジョセフHC(ヘッドコーチ)が掲げた「ONE TEAM」の発想だった。「みんなで考えて実行し、失敗も成功も全員で共有する。それを徹底することで、互いに認め合えたし、尊敬し合えた。このメンタリティがあったからこそ、ここまで来られたんだと思います」とくに田村さんが担う「スタンドオフ」は、攻撃のパターンを決定するチームの“要”であり、「みんなに信頼してもらって初めて成り立つポジション。自分のプレーで誠意を見せるだけでなく、周りと常にコミュニケーションをとることを大事にしてきました」練習のないときも仲間と食事やコーヒーブレイクに出かけて意見を交わしたり。そんな地道な積み重ねで、信頼関係を築いてきた。そうして迎えた開幕のロシア戦。「直前は眠れなかった」と田村さんも振り返るほどの緊張の中、日本のチーム力が相手を圧倒。そこから重圧を一気にはねのけ、「爆発しました。みんな全開で、すべての試合を100%楽しんでいた」。1次リーグ4試合を全勝してグループ1位で決勝トーナメントに進み、初のベスト8入り。まさに爆発という言葉がふさわしい快進撃に、日本中が歓喜と熱狂の渦へと巻き込まれていく。最後は優勝した南アフリカに敗れて終わったけれど、「ただ『やりきった』という思いしかありませんでした」。試合後の涙も、その思いから?「あれはみんなが泣いていたので…もらい泣きです(笑)。でも、本当にいいチームでした」信頼する仲間全員でこじ開けた、ベスト8への扉。その先には、ベスト4の新たな壁が待っている。「次回ワールドカップはさらにプレッシャーがかかるはず。その中で何かを残すことが、代表として活動する者の使命だと思います」激闘を終え、1月に開幕する国内のトップリーグの前にしばしの休息期間を迎える田村さん。実は沖縄が大好きだそうで、「オフは沖縄の祖父母の家で数日、ゆっくりしてきます」。最後に、今回のW杯でラグビーの魅力に目覚めた女子たちへのメッセージを…とお願いすると。「僕ら選手は試合でパフォーマンスを見せることしかできない。でも、会場に来てくれたら必ず楽しませます。ぜひ生で観てほしい。TVで観るよりも興奮しますよ」再びの熱狂を、約束してくれた。たむら ゆう1989年、愛知県生まれ。國學院栃木高校時代にラグビーを始め、明治大学を経て社会人チームへ。2017年よりキヤノンイーグルスにプロ選手として所属。正確なキックと緻密な戦略で、ジェイミー・ジョセフHC(ヘッドコーチ)からも「日本一のスタンドオフ」と信頼される。今回のW杯でも5試合すべてに出場。大のコーヒー好き。ジャケット¥310,000ニット¥203,000パンツ¥149,000ポケットチーフ¥14,000(以上エルメネジルド ゼニア/ゼニア カスタマーサービス TEL:03・5114・5300)シューズ¥79,000(エルメネジルド ゼニア クチュール/ゼニア カスタマーサービス)ジャケット¥275,000シャツ¥47,000パンツ¥57,000ポケットチーフ¥14,000(以上エルメネジルド ゼニア/ゼニア カスタマーサービス)ベルトはスタイリスト私物※『anan』2019年12月18日号より。写真・的場 亮スタイリスト・伊達祐輔ヘア&メイク・田中徹哉取材、文・新田草子(by anan編集部)
2019年12月13日ジャーナリストの池上彰氏が6日、都内のホテルで行われた「第67回菊池寛賞」の贈呈式に出席し、高校時代にラグビー部に所属していたことを明かした。今年は、ラグビーワールドカップで活躍した日本代表チームが受賞。選考顧問を務める池上氏は「こんなにも日本にラグビーファンがいたのかとビックリする状態になりまして、『実は昔やってたんだ』とカミングアウトする人たちがにわかに出てきましたね」と、社会現象の影響を振り返った。そして、「実は私も、高校時代にラグビー部にちょっとおりまして。補欠の上にタックルの練習をしてるうちに腰を痛めてしまって、結局ダメになったってことをずっと悲しい歴史として封印してきたんですが、今回の活躍を見て『実は私も…』とカミングアウトして、みんなからビックリされるということがありました」と、自身もその1人だったことを明かした。また、「テレビを見ていて『これはノックオンと言って…』とか、思わず解説したいという欲求を満たされることができて、大変楽しかったなと思っております」とご満悦の様子。さらに、「なんと言っても日本代表チームというのは多様性ですよね。日本国籍を持ってなくても日本チームなんだよということで一丸になれば、これだけのことができるんだと、これからの日本をあり方というのを本当に体現しているのではないかと思いました。私たちを勇気づけてくれましたし、日本のこれからのゆく道というのを示してくださったような気がします」と賛辞を送った。「第67回菊池寛賞」には、ラグビー日本代表のほか、NHK Eテレの子供向け番組『おかあさんといっしょ』、作家の浅田次郎氏、バレリーナの吉田都氏、『[証言録]海軍反省会』を結実させた海軍史研究家の戸高一成とPHP研究所が選ばれた。
2019年12月07日「嵐」チームとゲストチームが体感型ゲームで対戦するフジテレビ系「VS嵐」。11月28日(木)今夜放送回は、廣瀬俊朗ら「チームラグビー」が嵐チームと対戦。嵐のメンバーは成田凌、黒島結菜ら映画『カツベン!』キャストをプラスワンゲストに加えて迎え撃つ。今回、「チームラグビー」として参加するのは、元ラグビー日本代表で現在は俳優としても活動する廣瀬俊朗をはじめ、おなじく元日本代表でプロとしても活躍した齊藤祐也。明治大学、トヨタ自動車でラグビー選手を続け、俳優へと転身した佳久創。9代目林家正蔵の長男にして中高とラグビー経験のある林家たま平。高校時代にラグビー経験のある中川家。全国高校ラグビー大会の番組キャスターを4年連続で担当してきた小島瑠璃子。廣瀬さん、齊藤さん、佳久さん、たま平さんはこの夏ドラマ「ノーサイド・ゲーム」に出演したことで注目を集めたのも記憶に新しい。対する嵐チームにプラスワンゲストとして参加するのは、一大ブームを巻き起こした「逃げるは恥だが役に立つ」や「人は見た目が100パーセント」、「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 3rd season」などのドラマで注目され『スマホを落としただけなのに』と『ビブリア古書堂の事件手帖』で第42回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞も果たした成田さん。大河ドラマ「花燃ゆ」や「時をかける少女」で注目を集めると、『サクラダリセット』のヒロイン役や『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』では主演と一躍人気若手女優に仲間入り。『十二人の死にたい子どもたち』や放送中の「死役所」などその後も着実に実績を重ね続ける黒島さんの2人。「ピンボールランナー」では今回、落ちてくるボールがラグビーボールの形に。また「クリフクライム」での佳久さんのプレイにも注目だ。今回のプラスワンゲスト、成田さんと黒島さんが出演する映画『カツベン!』は周防正行監督の5年ぶりオリジナル最新作にして成田さんの映画初主演作。サイレント映画の時代に、楽士の奏でる音楽と共に、独自の“しゃべり”で観客を映画に引き込む「活動弁士」(通称:活弁)に憧れる若者を描く。映画『カツベン!』は12月13日(金)より全国にて公開。「VS嵐」は11月28日(木)今夜19時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2019年11月28日世界のラグビー選手の髪型を集めました!!ニュージーランドの至宝 ボーデンバレットボーデン・バレット風 ベリーショートニュージーランド代表のSOのボーデン・バレット選手をイメージして作りました。サイドも長さを調節できるのでアレンジ可能です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。ボーデン・バレット風 ベリーショートを見る機動力抜群。世界屈指のスーパーLOブロディー・レタリック風ベリーショートニュージーランド代表のLoのブロディー・レタリック選手をイメージしています。ベリーショートで3㎜からのグラデーションをかけたベリーショートです。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。ブロディー・レタリック風ベリーショートを見る変幻自在のファンタジスタ トゥシ・ピシトゥシ・ピシ風刈上げツーブロックサモア代表のSoのトゥシ・ピシ選手の髪型をイメージしました。サイドバックをグラデーションで刈り上げてトップを残したスタイルです。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルもとても得意としてます。トゥシ・ピシ風刈上げツーブロックを見るクレーバーなプレーが光るジャパンキラー グレイグ・レイドローグレイグ・レイドロー風クセ毛ショートスコットランド代表のSHのグレイグ・レイドロー選手の髪型をイメージしてカットしていきました。ラフセット時をイメージしています。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。グレイグ・レイドロー風クセ毛ショートを見る世界最高のプレーメーカー ジョナサン・セクストンジョナサン・セクストン風フェードカットアイルランド代表のSOのジョナサン・セクストン選手をイメージして作りました。しっかり刈り込んでいるので楽チンスタイルになります。外国人スタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。ジョナサン・セクストン風フェードカットを見るアイルランドの将来を担う大器ギャリ―・リングローズ風アップバングショートアイルランド代表のCTBのギャリ―・リングローズ選手をイメージしたスタイルです。サイドバックは短く刈上げ、前髪はアップしやすいようにカットしています。外国人スタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。ギャリ―・リングローズ風アップバングショートを見る高いスキル持つパワフルなサードローフランソワ・ロウフランソワ・ロウ風ベリーショート南アフリカ代表のFLのフランソワ・ロウ選手をイメージしたベリーショートです。サイドバックはグラデーションで刈り上げて、トップを長く残したスタイルです。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。フランソワ・ロウ風ベリーショートを見る力強いランニングが光るCTBDTH・ファン・デル・メルヴァDTH・ファン・デル・メルヴァ風フェードカナダ代表のCTBのDTH・ファン・デル・メルヴァ選手をイメージして作りました。0.8㎜からのグラデーションでかりこんでいます。短くてもできる外国人スタイルです。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さいDTH・ファン・デル・メルヴァ風フェードを見るイングランドのキーマン オーウェン・ファレルオーウェン・ファレル風ツーブロックショートイングランド代表のSO・CTBのオーウェン・ファレル選手をイメージしてカットしていきました。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルもとても得意クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。オーウェン・ファレル風ツーブロックショートを見るフランスのウルヴァリン マキシム・メダールマキシム・メダール風マッシュフランス代表のFBのマキシム・メダール選手をイメージして作りました。パーマは外国人のくせ毛の雰囲気をだしてくれます。外国人のような柔らかいくせ毛のようなスタイルが得意です。マキシム・メダール風マッシュを見るジョージ・フォード風 サイドバックイングランド代表ジョージ・フォードをイメージして作りました!前髪は上げて少し横に流すように切っていきました!サイド、バックはどの長さでも調整が利きます!お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルを得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。ジョージ・フォード風 サイドバックを見る髪型からラガーマンを目指しましょう! この投稿をInstagramで見る 上村隆太/外国人風クセ毛パーマ/クセ毛髪質改善カット (@jiji_ryuta)がシェアした投稿 - 2020年 3月月31日午前5時52分PDT この投稿をInstagramで見る 上村隆太/外国人風クセ毛パーマ/クセ毛髪質改善カット (@jiji_ryuta)がシェアした投稿 - 2020年 7月月10日午前4時46分PDT メンズヘアスタイル ツーブロック 刈り上げ パーマ ベリーショート 刈り上げ外国人 ミディアム ショート 韓国 ツーブロックショート 刈り上げツーブロック ロング マッシュ 刈り上げベリーショート ツーブロックビジネス ツーブロックミディアム 外国人風 ツーブロックベリーショート ベリーショート刈上げソフトモヒカン ベリーショート刈上げ 40代 ツーブロックオールバック 刈り上げバーバー ツーブロックパーマ パーマツーブロック ベリーショート外国人 センタ―パート パーマショート ツーブロックマッシュ ショートビジネス 30代 ミディアムウルフ ぼうず 刈り上げパーマ パーマミディアム 海外 刈り上げショート ミディアムパーマ ビジネス ショートツーブロック ツーブロック40代 ミディアムツーブロック パーマロング パーマ外国人 ベリーショート40代 ショート刈り上げ ツーブロックロング 刈り上げマッシュ おしゃれボウズ パーマツイスト ベリーショートツーブロック 2021 ミディアムビジネス ショート外国人 ショートマッシュ 外国人 ベリーショートビジネス フェード
2019年11月10日日本で開催されてたラグビー・ワールドカップ!日本代表もグループリーグ四連勝を飾り、史上初のベスト8進出を果たして盛り上がりました。いままでラグビーを知らなかった……という人も、テレビやニュースで見かけることが多くなり、興味を持ち始めた方もいるのでは多いのではないでしょうか。ラグビーといえば、鍛え抜かれた男性のスポーツ、というイメージですよね。体が大きい男たちがぶつかるので、むしろ怖いというイメージを持つかもしれません。でも、実はラグビーは紳士のスポーツ。選手にはとても紳士的な人が多いのです。しかも、それはプロだけではなく、サークルや部活で経験がある人全般に対してもいえること。どのスポーツをしている人と付き合うのがおすすめ?と言われたら、胸を張って「ラガーマン」と言います!今日はその理由を詳しくお伝えしますね。■ 1)ラガーマンは紳士!ラグビーはタックルやスクラムなど、筋肉と筋肉をぶつける激しいスポーツ。でも、審判の存在は絶対で、ラグビーの試合では他のスポーツと違って、審判に異議を唱えたり、暴言を吐く選手はほぼいません。また、激しい体のぶつかり合いを伴いますが、相手を傷つける行為に対しては厳しく反則を取られます。また、試合中はエキサイトしたとしても、試合が終われば「ノーサイド」。敵味方なくお互いを称え合う姿は本当にすがすがしいもの。一途にチームのために頑張り、試合が終われば敵とも仲良く。このようにラグビーにかかわる男性は、本当に素敵な紳士が多いのです。■ 2)ラグビーは戦略的でおもしろく、コミュ力が求められるラグビーは野球やサッカーに比べて、ゴールを奪うためにより緻密な戦略が求められます。多くの球技のなかでも最も知性を求められるのがラグビー、と言っても過言ではありません。勇敢に相手に飛び込むことと、局面局面で状況を判断し、考える力。両方が必要となります。かつ、15人が意思を一緒にしないと、なかなか上手く点数を取れない……つまりコミュニケーション力が高くないとダメなんですね。動いている味方の意図を察したり、自分のやりたいプレーを伝えたりすることが重要!これって、男女関係で求められることと一緒ですよね。ラガーマンは、勇敢で、頭が良く、そしてコミュ力が高い人が多いので、彼氏としては最高……なんですよね。■ 3)ラグビー観戦デートはコミュニケーションがたくさんラグビー好きな彼との、ラグビー観戦デートは、野球やサッカーに比べて、二人でいる楽しさをたくさん味わえます。サッカーでは前後半45分間のプレー中、息をつく瞬間があまりなく、彼も観戦に集中してしまうので、あまり会話を楽しめない……なんてことも。いっぽう、野球では一球一球でプレーが途切れ、また試合時間も長くなるので、ダレてしまう……。ラグビーは、プレー時間が前後半40分と決まっていますし、プレー中に明確に止まるタイミングと、ゲームが激しく動く場面がハッキリ分かれています。ゲームが止まっている間には彼からプレーの解説やルールを優しく教えてもらい、ゲームが動く局面では興奮を一緒に味わう。おしゃべりとスリル、両方よいバランスで体験できるんです。このようにラグビー観戦デートは、たくさんあるスポーツ観戦のなかでも一番楽しいと自信を持って言えます!いかがでしたか?ラグビーを全く知らなかった、という人もまだまだワールドカップはこれから!もし「ぼくラグビー好きなんだ、やっていたんだ」という男子に誘われたら、それは素敵な男子かもしれませんよ!(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年11月05日ラグビー日本代表の田村優選手が、10月31日に沖縄セルラースタジアムで開催された「ENEOS侍ジャパンシリーズ2019」日本対カナダの強化試合で、自身初の始球式を行った。大観衆に迎えられた田村は、背番号10の侍ジャパンユニフォームを着て登場。マウンドに上がると、場内の雰囲気を味わいながら肩を回す。投球動作に入り、勢い良く投げたボールは見事ストライク。球場から大きな歓声が上がった。始球式を終え、報道陣の取材に応じた田村は、「(自身の投球は)100点です(笑)。はじめて投げました。今回沖縄で投げることが出来て大変光栄です。僕のおじいちゃんおばあちゃんもいますので、良いところ見せれたかなと思います」とコメント。「プレッシャーあると思いますが、すばらしい舞台だと思うので楽しんで100%でやって欲しいと思います」と侍ジャパンにエールを送り、「目標も僕らより高い位置に設定していると思うので、有言実行で日本に力を与えてくれると思います」と期待を寄せていた。
2019年11月02日歌手の松任谷由実がパーソナリティを務めるニッポン放送『松任谷由実のオールナイトニッポンGOLD』が25日(22:00~)に放送され、ラグビーW杯日本代表の堀江翔太選手がゲスト生出演した。ラグビー大好きの松任谷と堀江選手とはこの日が初対面。松任谷が観戦したスコットランド戦の話などラグビーW杯の話はもちろん、「ラグビー選手って下の毛を剃るって本当?」との質問に対しては、堀江選手は「本当です。全員ではないですけど、剃る人は足の毛から全部です。テーピングを足に巻くことが多いので、毛が引っ張られるのが嫌なんだと」と明かした。さらに松任谷からは「その髪型は作戦?」「奥さんとの出会いは?」などといった質問もされ、堀江選手も様々な裏話やエピソードを披露した。続いて、ゲストに登場したのは、りんごちゃん。ラジオ出演は今回が初めてであり、2人の前で「ミニミニものまねショー」を披露した。「りんごちゃんのギャップがたまらなく面白い」という堀江選手に対して、りんごちゃんは「試合中の闘争心と、今目の前にいる普通のときの柔らかい感じがすごくいい空気です」とお互いのギャップを語っていた。
2019年10月27日ラグビーW杯、観ていますか?初の決勝トーナメント進出を決めたスコットランド戦、ラスト10分は呼吸もできないくらいテレビに齧りついていた…なんて方も多かったのでは?極度の運動音痴で、野球やサッカーのルールもろくに知らないココロニプロロ編集部員も、流行りに乗って、すっかりラグビーファン化しています。■あの選手の2019年10月の運勢を占う!屈強な男たちが全力でぶつかり合い、トライを決めた仲間と笑顔でハグし、ときに男泣きを見せる…なんて姿にキュンキュンしっぱなし。画面を通して彼らの熱を感じ、まるで恋でもしているような気分になることも!恋…そう、ココロニプロロは「恋愛×占い」サイト。せっかくなので、10月20日の準々決勝「南アフリカ戦」を前に、気になる(というか、ときめいた)選手たちの「基本性格」と「2019年10月の運勢」をチェックしてみました。用いた占いは、テレビや雑誌で大人気の占い師・水晶玉子さんの「オリエンタル占星術」です。水晶玉子さんは、あのゲッターズ飯田さんが「唯一尊敬する」と言うカリスマ占い師で、月の運行から占う「宿曜占星術」をもとに、オリジナルの「オリエンタル占星術」を編み出しました。【「宿曜占星術」とは?】インド発祥とされる東洋のホロスコープ「宿曜経」を用いた占術。生年月日によって、27種類の「宿」に分類され、宿ごとに性格や吉凶を占えます。宿の組み合わせで観る相性占いも人気の占いのひとつ。同じ占星術でも、西洋占星術とは違った視点で占いを楽しめますよ。ご自身の宿を知りたい方は「水晶玉子のオリエンタル占星術で占うあなた宿と基本性格【無料占い】」をお試しください。■選手4人の性格、そして運勢は?気になる選手だらけなので、正直、誰の占い結果を載せるか、かなり迷いました…。が、今回はこの4名で!◎リーチ・マイケル(主将)--------------------------【軫宿の性格】たくさんの人とのまじわりを好む27の宿のうちナンバーワンの社交家タイプ。たくさんの人からエネルギーをもらうことで、自分も元気になっているでしょう。周囲が無意識に認めてしまうタイプの人です。【10月の運勢】自分の気持ちと周囲の状況が美しく調和します。この月は物事が成就しやすい状態なので、今までがんばってきたことが実を結ぶでしょう。それと同時に、新しい流れが始まる時でもあります。--------------------------頼れるキャプテン、リーチ主将はこんな結果でした。ボールを持つと会場中の人が「リーーーチ!」と叫ぶ様子は、まさに『たくさんの人からエネルギーをもらうことで、自分も元気になっている』という占い結果通り。私たちもテレビの前で叫ばなくては!『がんばってきたことが実を結び、新しい流れが始まる』って、もしや準々決勝も勝ち越して次の段階に進めるってこと!?◎稲垣啓太(FW)--------------------------【亢宿】信念をつらぬく革命家タイプ。自分の思い描く高い理想や夢を絶対に曲げようとはしません。ひとりで反抗するのではなく、たくさんの仲間と一緒に既存の価値観を打ち破ろうとするでしょう。その頑固さは27宿中ナンバーワンです。【10月の運勢】悩みから解放され、不安定な状況が落ち着いていく月です。動揺した気分が収まり、進むべき道が明確になるでしょう。様々な事情があり、今まで取り組めなかったことがあるなら、ぜひこの時期に進めてください。思っているよりも簡単に進むかもしれません。想像以上の成功を収めることもありえるでしょう。--------------------------ワイルドでコワモテ。笑わないことで有名だけど、たまーに笑顔を見せる。洋服が好きで“おしゃれ番長”と呼ばれるなど、ギャップありまくりのモテ男・稲垣選手。『様々な事情があり、今まで取り組めなかったこと』というのは前回のW杯での苦渋、予選敗退の話?でも今月は『思っているよりも簡単に進むかも』『想像以上の成功を収める』との占い結果。この南ア戦はもちろんですが、今後の進展も期待できそうです。◎福岡堅樹(BK)--------------------------【危宿】自分に嘘をつけない性格です。根が悪くなく人当たりがいいのでいつも人気者になります。苦しい人生も楽しい人生も、同じ人生ならとことん楽しもうというタイプ。その瞬間瞬間を大事にしていきます。今、ここにいる自分が一番大事なのです。【10月の運勢】望みどおり、あるいは、それ以上の展開になりますから、楽しみにしていてください。とはいえ、何もしなければ何も起こりません。できることから始めましょう。穏やかな気分で進めることができますから、最初の一歩を踏み出せば、あとは自然な形で展開していきます。--------------------------引退後は医師の道に進むという福岡選手。『望みどおり、あるいはそれ以上の展開』とは?現在4トライ。この試合でもトライを決めるのでしょうか?どういった結末を迎えるのかワクワクしますね!◎松島幸太朗(BK)--------------------------【觜宿】普段は無口でも、話さなければいけない場面ではしっかり弁が立つでしょう。知識も豊富な松島幸太朗さんのことなので、どんな人が来ても話し相手になれます。目上の人のウケがいいようです。よく引き立てられます。そして立派に期待に応える人。【10月の運勢】ときめくことやうれしいことが多い時。目の前にチャンスが来たら、それがどのような結果につながるのか、いったん立ち止まって考えたほうがいいでしょう。ピンチとチャンスが紙一重の時期ですから、感覚を研ぎ澄ませましょう。能力が飛躍的に伸びる可能性も。--------------------------とにかく俊足!というイメージが強いのでは?大会トップタイの5トライを決めた松島選手は、今大会のトライ王を狙いたいと言っているようですね。占い通り『感覚を研ぎ澄ませ』ば、それも夢ではないかも?■彼らは「きっとやる!」なんともアツい占い結果にドキドキしてしまいました。『想像以上の成功』とか『望みどおり』の展開とか…。この選手たちは「きっとやる!」そんな気がしてきませんか?こうなったらもう、恋する乙女モード全開で応援しなくちゃ。日本中が熱のこもったエールを送れば、選手たちだってパワーを受け取り、元気が倍増するはずです。いよいよ始まる「南アフリカ戦」ではどんなプレーが展開されるのか。本当に本当に楽しみですね!監修者紹介水晶玉子幼いころから占いに興味をもって、東洋、西洋の枠を超え、数々の占術を研究。オリジナルな視点にたった解説は的中率も高く、またわかりやすいことから、多くのファンを持つ。人気占い師ゲッターズ飯田氏が”唯一尊敬する占い師”。
2019年10月19日お笑い芸人の土田晃之が、29日に放送されたニッポン放送『土田晃之 日曜のへそ』(毎週日曜12:00~)で、ラグビーワールドカップに夢中になっていることを明かした。28日に強豪・アイルランド代表を相手に大金星をあげたラグビー日本代表。土田も「普段はサッカーばかり見ているんですけど、昨日は大興奮でございました」と話した。土田は、夜からの再放送も視聴したことを明かし、「本当にあの時、ラグビー部入っときゃ良かったなと思うぐらい」と漏らした。続けて「試合見てたら、すごいスポーツだよね。あんなガタイの良い外国の選手たちに、勇気もってタックルなんていけないじゃん! トラックにぶつかるくらいの感じじゃない。怖いですよ」と評していてた。さらに「スクラムの最前列の人、背骨とか折れない?」としつつ、「そのポジションに、ウチの後輩が背番号18番で途中出てきてやっててさ」と、同じ正智深谷高等学校出身のバル・アサエリ愛に注目しているようで、「愛ちゃん頑張れー!って」と応援していたことを告白した。
2019年09月30日家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。いよいろ20日から始まったラグビーW杯。そこで、今回はイケメンラガーマンをイケメン評論家の沖直実さんに教えてもらいました!「イケメンラガーマン探しはお宝発掘感がすごい!そのなかでもハグされたいたくましい肉体を持つ男らしさと、きらきら王子系の部分を併せ持っている選手をご紹介しますね!」と沖さん。まずはラグビー選手のイメージをくつがえすような日本代表選手2人から。■流大(27)「レモンのような爽やかさ!笑顔がかわいいベビーフェースなきらきら系ラガーマンとして私のイチオシです!」(沖さん・以下同)■姫野和樹(25)「『anan』で肉体美を披露したり、バラエティ番組にも登場したりして、ラグビー界の女性人気を高めてくれる日本の至宝よ」そして、海外の代表も甘いマスクを持つ選手の宝庫でした。■AJ・マクギンティ(29)「アメリカ代表選手。一緒に散歩したくなる癒し系なルックスです。子役経験があって、アンジェリーナ・ジョリーと共演したことも!」■ボーデン・バレット(28)「名門ニュージーランド・オールブラックスの選手。司令塔であり顔もいいだなんて天は二物を与えてしまったのね」ほかにも、田村優選手、ロブ・カーニー選手(アイルランド)などたくさん。イケメンを切り口にW杯を楽しんでみて!
2019年09月30日シンガーソングライターの平原綾香(35)が、9月20日に開催された「ラグビーワールドカップ2019日本大会」開幕戦で日本国歌「君が代」を独唱。力強い歌声に、ネットで称賛の声が上がった。《国歌斉唱において平原綾香さんの右に出る人はいないね。感動の域》《平原綾香の国歌斉唱うますぎたわ…魂震える…》《なんで女性なのに低いキーで歌われるんですかという問いに対して、サポーターの男性の方も一緒に歌えるキーにしてもらっているんですとあーやさんは言っていました。その思いちゃんとサポーターさんに届いてます。みんなあーやさんと歌ってた!国歌独唱素晴らしかったです》平原といえば、06年に秩父宮ラグビー場で行われた「リポビタンDチャレンジ2006 日本代表対イタリア代表」で初めて国歌を独唱。その後、14年にも「アジア五カ国対抗(A5N)2014 ラグビー日本代表対香港代表戦」でその歌声を披露していた。また昨年には本大会唯一の新設スタジアムである岩手県「釜石鵜住居復興スタジアム」のオープニングセレモニーで、釜石東中学校生徒とともに「いつかこの海を越えて」を熱唱した。そんなラグビーとも縁が深い平原は、試合終了後にTwitterを更新。《ラグビーワールドカップ開幕戦で国歌斉唱させていただきました!国歌斉唱の時歌いながら泣いている選手がいらっしゃったそうですこの瞬間のためにどれだけ努力してきたか伝わってくるようでした「4年に一度じゃない。一生に一度だ。-ONCE IN A LIFETIME-」》と感想をつづった。本試合では、日本代表はロシアに30-10で快勝。その結果に、ファンからは平原にこんな声も上がった。《ノーサイド 日本勝った~ あーや ラガーマンを鼓舞する力強い国歌で勝利の女神》《日本30-10ロシア あーやの国歌独唱が日本選手勝利の原動力になったのは間違いない》
2019年09月21日いよいよ9月20日よりラグビーワールドカップが始まる。前回大会、南アフリカに歴史的勝利を挙げ、世界を驚かせたジャパン。2016年、ジェイミー・ジョセフがヘッドコーチに就任して3年、過去に例を見ないほどの強化を進めてきた。「この3年間で信じられないくらい強くなっています」とは、ラグビージャーナリストの村上晃一さん。過去最強といわれる日本代表への期待度を村上さんにズバリ伺った。「選手層も厚くなったし、戦い方のプランも選手たちが理解して、かなり精度高くできるようになっている。フィジカルもフィットネスもレベルアップ。何より、この4年間、ニュージーランドやイングランド、ウェールズなどティア1と呼ばれる最強の10か国すべてと対戦しました。これは過去の日本ラグビー史上なかったこと。本当に世界のトップレベルと戦うことにものすごく慣れたと思います。強豪国と真っ向勝負をするなかで、初めて現実的にベスト8を狙えるところに来たと思います」しかし、前回、3勝しながらも決勝トーナメントに進めませんでした。「4トライ以上に与えられるボーナス勝ち点を取りながら勝つことが大事ですね。前回のジャパンは得点力が高くなかった。強豪国相手に守り勝つのも難しい。なので、いかに攻めの時間を多くし、ずっと日本のペースで試合を進められるか、そこを目指してチームを作ってきました。今のジャパンはどこからでもトライを取れるチームに変わりました」その必勝パターンに持ち込むには、誰がキーマンですか?「10番、スタンドオフの田村優ですね。攻撃パターンの選択、キックの精度、パス、すべてがずば抜けています。彼がいかにゲームをコントロールできるか。それとフォワードです。特にラインアウトでボールを確保できるかどうかが、勝敗に直結してくるでしょう。リーダーはトンプソン ルーク。スローワーの堀江翔太と共に、スクラムも含めてセットプレーの要です。そしてジャパンのアタッキングラグビーにおいて活躍が欠かせないのが、リーチ マイケルやマフィらフォワード第3列の選手たち。相手のタックルをかわして前に出ていく突破力に注目してください」『ラグビーワールドカップ2019日本大会』9月20日(金)~11月2日(土)全国12会場で開催。20チームが5チームごと4プールに分かれ予選リーグを戦い、各プール上位2チームが準々決勝に進む。NHK、日本テレビ、J SPORTSにて放送。日本の試合日程と対戦相手9/20(金)19:45 ロシア9/28(土)16:15 アイルランド10/5(土)19:30 サモア10/13(日)19:45 スコットランド※『anan』2019年9月25日号より。写真・AFP/アフロ(by anan編集部)
2019年09月20日9月20日(金)今夜の日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」は、本日より開幕したラグビーワールドカップの開催を記念して南アフリカのラグビーチームの実話を基にした『インビクタス/負けざる者たち』をお届けする。4年前のイングランド大会で日本と激戦を繰り広げたラグビー南アフリカ代表の実話を、『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で2度のアカデミー賞作品賞に輝き、『硫黄島からの手紙』『アメリカン・スナイパー』『運び屋』など89歳となる現在も精力的に監督、俳優業を続けるクリント・イーストウッドがメガホンをとって映画化した本作。『ミリオンダラー・ベイビー』でアカデミー助演男優賞を受賞、『ショーシャンクの空に』『ダークナイト ライジング』などの作品で知られるモーガン・フリーマンと、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』でアカデミー賞脚本賞を受賞したほか、『オーシャンズ』シリーズや『オデッセイ』などのヒット作に出演するマット・デイモンの共演も話題となった。時は1994年、アパルトヘイト政策が廃止された後の南アフリカ共和国で初の黒人大統領であるネルソン・マンデラ(モーガン・フリーマン)が誕生。いまだ人種間の隔たりが大きい同国でマンデラは就任早々、不況や犯罪の増加など数々の問題に直面する。そんなマンデラが注目したのはラグビーの南アフリカ代表チーム“スプリングボクス”。アパルトヘイトの象徴だった“スプリングボクス”は制裁のために国際試合から追放され、南アの黒人たちからも憎まれていたが、マンデラは自らが目指す「虹の国」の象徴になるのではないかと考え、ラグビー代表の強化を決意する。黒人を中心に組織された国家スポーツ評議会がラグビー代表のチーム名やチームカラーを変更しようとするのを阻止し、主将のピナール(マット・デイモン)を大統領執務室に招待、ピナールはマンデラの目的が1年後に迫ったラグビーワールドカップでの優勝だと気づく…という物語。金曜ロードSHOW!『インビクタス/負けざる者たち』は9月20日(金)今夜21時45分~日本テレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:インビクタス/負けざる者たち 2010年2月5日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.
2019年09月20日Y-3(ワイスリー)から、ラグビー・ニュージーランド代表チーム「オールブラックス(All Blacks)」を称えるカプセルコレクションが登場。ユニフォームとスニーカーをセットにしたリミテッドエディションボックスが、2019年9月21日(土)より、伊勢丹新宿店、Y-3 表参道ヒルズ、GR8で発売される。ボックスの中に入っているのは、ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)のデザイナーである山本耀司とアディダス(adidas)のコラボレーションレーベルY-3がデザインした、ラグビー・ニュージーランド代表チーム「オールブラックス」のユニフォーム。Tシャツには、「オールブラックス」を象徴するシダの葉のロゴ「シルバーファーン」があしらわれている。ユニフォームとセットになっているのは、すっきりした流線型とワンピース構造が特徴のスニーカー「Y-3 Raito Racer」。ユニフォームと同様にシダの葉をプリントしたブラックのジャカード素材を使用している。シュータンには、ニュージーランドの先住民族であるマオリの守護神「カイティアキ」からインスピレーションを得て、Y-3がデザインした幸福と繁栄をもたらす架空の猫「フクネコ」を描いた。【詳細】Y-3 リミテッドエディションボックス<世界限定300個>発売日:2019年9月21日(土)販売店舗:伊勢丹新宿店、Y-3 表参道ヒルズ、GR8自店販売価格:65,000円+税【問い合わせ先】adidas fashion group showroomTEL:03-5547-6501
2019年09月20日フリーアナウンサーの宇垣美里が19日、都内で行われた「ラグビーワールドカップ2019」ハイネケン パブリックビューイング「爆音ラグビー」PRイベントに、俳優の山本耕史、TRFのDJ KOOとともに出席した。同イベントは「にわかで、いいじゃないか。」をコンセプトに、「ラグビーワールドカップ2019 日本大会」の開幕戦(日本対ロシア)当日である9月20日(金)に、銀座PLUSTOKYO(プラストーキョー)で開催。ぶつかり合う選手たちの肉体から生み出される大迫力の音を、フロアの床面に配した40台のスピーカーで拡幅する新しいラグビー観戦スタイルとなっている。にわかファン代表の山本と宇垣、そしてラグビー経験者のKOOはお揃いのラガーシャツ姿で登場。女性の宇垣がラガーシャツを着ている姿を見ての感想を求められた山本は「女性が着ているのってあまり見たことがないですが、明日からのイベントできっとこういう風に盛り上がる方たちも多いと思うのですごく貴重ですね」と笑顔を見せ、「一緒に着ているだけで仲良しになった気分ですね」とコメント。また、ラグビーとの関わりについて聞かれた宇垣は、2015年にイングランドで開催されたワールドカップを挙げ「番組でもアナウンサーとして何度もプレゼンをさせていただきました」と明かし、さらに「友だちがラグビー部のマネージャーで、よく(試合を)見ているみたいで、それこそ南アフリカ戦のときは、その友だちから『今すぐ見て』ってメールが来て見ましたね」と振り返った。さらに、宇垣がラグビー経験者であるKOOに注目の選手を質問する一幕もあり、これにKOOは田村優選手の名前を挙げ「ボールを蹴ることをパントっていうんだけど、パントの得点力がすごいんです。敵がいないところをうまく使ってキックパスをしたり、突破力がすごいので、10番の田村選手に注目です」とオススメ。そんなKOOがラグビー経験者だと知らなかったという宇垣だが「実際に(ボールを)投げるときの動きですとか、よく見たら(体が)分厚いなって。横からKOOさんを見たことがなかったので、肩しっかりしてるし、投げるときの俊敏さですとか、(質問したら)わかりやすく教えてくださって、これからいろいろ聞いていこうって思いました」と目を輝かせた。イベントでは、実際に「爆音ラグビー」を体験した3人は、感想を聞かれると、宇垣は「圧倒的な臨場感ですよね。音に包まれている中で、みんなとその音と一緒にアドレナリンがバーっと上がった中で1つのチームを応援するのは最高に盛り上がるんじゃないかなと思いました」と声を弾ませ、明日に同大会が開幕し、日本代表も初戦を迎えるが「自国開催ですから、同じ場所にいると思うと、よりたくさん応援の気持ちって届くんじゃないかなと思うので、現場に行けなくても、こういう場所でみんなで盛り上がったり、お家でもいいので一生懸命応援して、少しでも助けになればなって思います」とニッコリ。明日の日本対ロシア戦はどのように楽しもうと思っているかとの問いに、宇垣は「ラグビー部元マネージャーの友人を押さえています(笑)」と明かし、「その子がずっと喋っているので、それを聞きながらお酒を飲んで、たまに私もわからないところを聞くのが1番楽しいのかなと思います」と胸を躍らせた。
2019年09月20日ラグビー・ニュージーランド代表「ALL BLACKS(オールブラックス)」がテーマの期間限定ポップアップストア「INNOVATION OF BLACK」が、9月18日から伊勢丹新宿店 本館1階=ザ・ステージにて開催中。期間は24日まで。本ポップアップストアは、日本で開催されるラグビーの祭典に向けて「ALL BLACKS」をテーマに、スポーツとファッションを融合した新たな情報発信基地として展開。黒を基調とした空間の中で、ロッカールームをイメージした空間にチームのプライドが表現されている。会場では、ワイスリー(Y-3)によってデザインされた公式ユニフォームや限定商品など各アイテムを展示・販売。オープンとなる9月18日より、全世界1,000足限定となるアディダスのラグビースパイク「Predator Y-3」(3万円)が本ポップアップストアおよびアディダス オンラインショップとアディダス ブランドコアストア 渋谷にて発売。通気性と伸縮性に優れたニット生地のアッパーがシューズ内を快適な環境に保ちながら、足元をしっかりと固定。軽量のアウトソールがプレイヤーのスピードを引き出し、ラバーパッドを備えたつま先部分のディテールがピンポイントなキック精度をサポートする。「Y-3 Limited Edition Box」(6万5,000円)ワイスリーから「ALL BLACKS」を称えるカプセルコレクションも登場。エクスクルーシブなバージョンの「All Blacks」ユニフォームと、すっきりした流線型とワンピース構造が特徴のシューズ「Y-3 Raito Racer」がセットになったコレクターズボックス「Y-3 Limited Edition Box」(6万5,000円)が9月21日から発売される。グラフィックには、マオリの守護神である「カイティアキ」から着想を得て、Y-3が新たにデザインした幸福と繁栄をもたらす架空の猫「フクネコ」がフィーチャーされている。取り扱いは、本ポップアップストア、ワイスリー 表参道ヒルズ、GR8の3店舗にて全世界300点限定となる。また、9月14日に発表された「ALL BLACKS」をテーマにしたアートプロジェクト「クリエイターズ ユナイト(#CreatorsUnite)」にて、木梨憲武が制作したアート作品「ROSE」のうち1作品を限定展示する。このプロジェクトは、クリエイタースポーツブランドを掲げる「アディダス」、常にクリエイティビティあふれるプレーで世界中の人々を魅了する「ALL BLACKS」、そして国内外で活躍するクリエイターら、三者のクリエイターによるコラボレーションを通じて、日本を舞台に行われるラグビーの祭典に向けたかつてないアートプロジェクト。木梨憲武に加え、イラスト・書道・グラフィティ・モダンアートなど様々な分野で活躍する幅広いクリエイターたちが集結し「ALL BLACKS」をテーマにビジュアルを制作。それぞれのクリエイティビティがぶつかりあい、生み出された数々の「予想外」なアートワークが世界中に発信される。【イベント情報】ポップアップストア「INNOVATION OF BLACK」会期:9月18日〜9月24日会場:伊勢丹新宿店 本館1階=ザ・ステージ時間:10:00〜20:00
2019年09月18日9月20日にラグビーのW杯が開幕しますね。みなさんも観戦を楽しみにしているのではないでしょうか。サッカークラブや各種スポーツ団体を対象に「スポーツマンのこころ」と銘打つ講義で、一流アスリートになるための心得を伝え続ける岐阜協立大学経営学部教授の高橋正紀先生。ドイツ・ケルン体育大学留学時代から十数年かけ、独自のメソッドを構築してきました。聴講者はすでに5万人超。その多くが、成長するために必要なメンタルの本質を理解したと実感しています。高橋先生はまた、「スポーツマンのこころ」の効果を数値化し証明したスポーツ精神医学の論文で医学博士号を取得しています。いわば、医学の世界で証明された、世界と戦える「こころの育成法」なのです。日本では今、「サッカーを楽しませてと言われるが、それだけで強くなるのか」と不安を覚えたり、「サッカーは教えられるが、精神的な部分を育てるのが難しい」と悩む指導者は少なくありません。根性論が通用しなくなった時代、子どもたちの「こころの成長ベクトル」をどこへ、どのように伸ばすか。「こころを育てる」たくさんのヒントがここにあります。(監修/高橋正紀構成・文/「スポーツマンのこころ推進委員会」)<<前回|連載一覧|次回>>負けを認め相手を称えることは、自分の成長にもつながる(写真は少年サッカーのイメージです)■前回大会の南アフリカが見せた「一流のスポーツマンのこころ」ラグビーW杯、自国開催のこの大イベントに私も大いに注目しています。振り返ると、ラグビー日本代表が日本で耳目を集めたのは前回2015年のイングランド大会でした。予選プールの初戦で優勝候補の南アフリカを下す金星を挙げ、世界のスポーツ史上「もっとも人々を驚かせた試合」と言われました。無理もありません。イングランドの地元紙の勝敗予想で「日本が勝つ可能性は1%」とまで言われていたのですから。今回のW杯前、南ア戦で日本が逆転トライを決めた映像はテレビで何度も流れているので、目にした方は多いでしょう。勝利の瞬間、ベンチにいた日本選手もプレーしていた仲間に駆け寄り大喜びでした。そのなかで、チームメイトとは別の視点を持っていた選手がいました。前キャプテンで控えだった廣瀬俊朗選手です。彼は感動的な幕切れの中で印象的だったことを、メディアのインタビューでこう話しました。「南アフリカの選手の態度が素晴らしかった。僕らに負けて悔しいはずなのに、自分たちから日本の選手に駆け寄って健闘を讃えていた。すごいと思いました」彼は続けて「このようなノーサイドの精神がラグビーというスポーツにはある。あらためてラグビーは素晴らしいスポーツだと実感した」と述べています。これこそが「グッドルーザー」の姿です。この連載で何度もお伝えした「スポーツマンのこころ」の大きな柱のひとつです。「負け」という望まない出来事から生じる悔しさや、自分のふがいなさといったマイナスの想いにとらわれることなく、まず先にともに戦った相手をリスペクトする。敬意を示す態度こそが、一流のスポーツマン。そして、それは、プロだけではなく、高校生、中学生、さらには少年スポーツでもあるべき姿です。■負けを糧にできる選手たちの特徴なぜそうあるべきか。自分を負かした相手を潔く称えることができる選手は、負けたことを貴重な体験として自分のなかで認められるので、そのあと強くなることができます。つまり、敗戦から学ぶことができるのです。片や、悲嘆にくれるだけで相手を認める気持ちを持てない選手や集団は、「お前のミスが」とか「相手が卑怯」とか「審判が・・」などと負けた言い訳を探す傾向が強いようです。そうなると、負けたことを糧にできません。日本のスポーツシーンでは、まだまだ後者の傾向が強いようです。そのため、廣瀬選手も「ノーサイドがあるラグビーは素晴らしいスポーツだ」と言ったのでしょう。しかしながら、実際はすべてのスポーツにノーサイドの精神は存在します。私が留学したドイツや欧州ではサッカーやほかのスポーツすべてに「グッドルーザー」の考え方が根付いていたように思います。日本では、ほとんどの選手が「グッドルーザー」という考え方自体を理解していませんから、当然実行できるわけがありません。そして、当然ですが指導者も「グッドルーザー」を理解していないので指導できません。■目の前の子どもたちよりも「自分」が軸になってしまう大人たち少年サッカーでも、負けたあとに審判にクレームをつけたりするコーチがいませんか。高校野球では、試合後に握手をしなかったチームが話題になったことがありました。なぜ日本のスポーツ選手やそれにかかわる大人は、グッドルーザーになれないのでしょうか。講演やセミナーで大人の方に質問すると、「みんな勝ちたいから。勝利至上主義だから」という意見が多いです。その通りだと思います。では、なぜ、何よりも勝つことを優先させる勝利至上になるのか。その理由の一つは、その人たちにとって、スポーツがあまりにも日常に入り込んでいるからです。少年サッカーのボランティアコーチをしている方で、よくあるのがこんな話です。「週末の試合に負けると、翌週はずっと悔しくて仕事が手につかない」「負けると気分が悪くて(お酒を)飲みすぎる」ある大学の先生が、少年スポーツの指導者講習で講義をした際「みなさんは、なぜ子どものスポーツ指導をしておられるのですか?」と尋ねたら、ひとりの男性が「自分の生きがい。自分が元気であり続けるためにやっている」と笑顔で意見を述べたそうです。つまりは「勝っておいしいお酒を飲むためにやっている」ということ。目の前の子どもたちよりも「自分」が軸です。だから、負けることは認められないのでしょう。■スポーツを正しくとらえれば「サッカーだけで勉強しない子」は出てこない大人たちがスポーツを正しくとらえなければならないのです(写真はイメージです)以前にもお伝えしましたが、スポーツは非日常のもの(ゲーム=遊びの一種)だととらえなくてはいけません。非日常だと大人たちが受け止めていれば、「サッカーばかりして勉強しない子ども」は出てきません。児童、生徒にとって、勉強は日常ですから、非日常のサッカーと同一線上に置いて議論すること自体ナンセンスだからです。無論、勉強は苦手だけどサッカーは得意という子はいるでしょう。サッカーシーンで存在感を示すことはその子の自尊感情を高めます。だからこそ、そこで「サッカーをやり抜くことができるのだから、苦手な勉強でやり抜ければ、もっとサッカーがうまくなると思わないかい?」と大人が問いかけてあげてください。『(非日常で)一流のアスリートである以前に、(日常で)一流の人間であれ!』言葉の上では、ずっとずっと昔から言い続けられています。しかし、そんなことを言葉だけでなく、子どもが自分で実感したり、他の人のありようを可視化して学ぶことが必要です。そのためには、世界の一流アスリートが一堂に会するラグビーW杯を見ることは、子どもたちにとってよい勉強になるでしょう。一緒にテレビ観戦する機会があれば、グッドルーザーやスポーツマンシップの視点からぜひ伝えてあげてください。<<前回|連載一覧|次回>>高橋正紀(たかはし・まさのり)1963年、神奈川県出身。筑波大学体育専門学群ではサッカー部。同大学大学院でスポーツ哲学を専攻。ドイツ国立ケルンスポーツ大学大学院留学中に考察を開始した「スポーツマンのこころ」の有効性をスポーツ精神医学領域の研究で実証し、医学博士号を取得。岐阜協立大学経営学部教授及び副学長を務めながら、講演等を継続。聴講者はのべ5万人に及ぶ。同大サッカー部総監督でもあり、Jリーガーを輩出している。Jリーグマッチコミッショナー、岐阜県サッカー協会インストラクター、NPO法人バルシューレジャパン理事等を務める。主な資格は、日本サッカー協会公認A級コーチ、レクリエーションインストラクター、障害者スポーツ指導員中級など。
2019年09月18日ポロ ラルフ ローレン(Polo Ralph Lauren)から、ラルフ ローレン(Ralph Lauren)のアイコン・ポロベアが、世界中でラグビーを楽しむ姿を表現した「キッカー ベア カプセルコレクション」が登場。ブランドデザイナーのラルフ・ローレンの愛するスポーツの1つ“ラグビー”に着想を得て誕生した「キッカー ベア カプセルコレクション」。“世界で最もお洒落なベア”と称されるポロベアは、ラグビーボールを思い切り蹴り上げる“キッカーベア”として、コレクション内のアイテムに登場する。中でも注目は、フランスや日本、イタリアなど、各国のナショナルカラーと国旗のエンブレムを取り入れたバリエーション豊富なラガーシャツ。胸元にあしらわれた“キッカーベア”も、各デザインに合わせたラガーシャツを纏っているのがポイントだ。ラガーシャツは、半袖と長袖の2タイプを揃えるほか、チルドレンウェアも用意。また“キッカーベア”をあしらった、ステンレススチール製ラウンドケースのウォッチも展開される。なお“キッカーベア”の誕生を記念して開催された発表会には、ポロ ラルフ ローレンのスペシャルサポーターであり、ラグビー選手の五郎丸歩と、ラグビーワールドカップ2019開催都市特別サポーターに就任している女優・山崎紘菜が登壇。五郎丸は、タイ付きシャツを差し込んだレイヤードスタイル、山崎はデニムスカートと組み合わせたカジュアルスタイルで、それぞれの着こなしを披露した。【詳細】「キッカー ベア カプセルコレクション」<限定生産>アイテム例:・ラガーシャツ 25,000円・メッシュ ラガーシャツ 21,000円・チルドレン ラガーシャツ 16,900円・ポロ ウォッチ 210,000円スペック(振動数:28,800 振動/時、石数:26石、パワーリザーブ:約38時間、スイス製)展開店舗:・アパレル:全国のポロ ラルフ ローレン ストアにて発売中。・ポロ ウォッチ:9月中旬よりラルフ ローレン 表参道をはじめ、一部のストアにて展開予定。
2019年08月19日約2か月後に迫ったラグビーワールドカップ2019日本大会の開幕。日本ラグビー界の未来を背負う選手たちの一人、松田力也選手にその意気込みを聞きました。スタンドオフという、ゲームをコントロールする重要なポジションを担う松田力也選手。「試合の状況によって、キックを選ぶのか、パスを使うのか、自分が走るのか。色々と選択しながらゲームを組み立てているので、全部注目してほしいですね」代表では、貴重な得点源のプレースキックを担当することも。「蹴るときは、一度無になっていつも通りを意識します。キックに限らず、試合中は失敗してもその瞬間は流して、振り返るのは試合後。自分のせいでチームの雰囲気を悪くしたくないですし。ラグビーはチームスポーツなので」と、頼もしいコメント。その一方で、日常の話題になると。「充電器がついているスマホケースがないと不安なんです。もしものときをすごく考えちゃうタイプなんで。遠征のときの荷物もTシャツとかめっちゃ多い。減らしたいけど、不安だから減らせなくて。意外と繊細なんです(笑)」プレー中の勇ましさと、普段の柔らかさのギャップも魅力。最後にラグビーの面白さとは?「一番はコンタクトの激しさ。ルールは後で覚えてもらえれば大丈夫。一度観て感じてもらえれば、絶対楽しんでもらえるはずです」まつだ・りきや1994年5月3日生まれ。京都府出身。181cm、92kg。パナソニックワイルドナイツ所属。代表キャップ数は16。好きなタイプは、「優しくて思いやりのある年上の女性。どちらかというと、甘えたいタイプですね」※『anan』2019年7月31日号より。写真・小笠原真紀取材、文・野村紀沙枝(by anan編集部)
2019年07月30日世界3大スポーツ大会のひとつ、ラグビーワールドカップ2019日本大会の開幕まで残り約2か月。姫野和樹選手に大会への意気込みやファンへの思いを語っていただきました。サポーターあっての僕ら。感謝の気持ちは常に忘れずにいたい。外国人選手にも負けない堂々とした体格と、代表きってのイケメンぶり。完全無欠に見える姫野和樹選手だが、壁に当たったことも。「入社1か月で所属チームのキャプテンをやれと言われたときは、チームをどうしていくのか、考えすぎて悩みました。悩んだ末に、まず自分を理解する、と決めて自分を徹底的に見つめ直したら、徐々にチームや他の選手のことも見えてくるように。その経験があるから、代表チームでも、ワールドカップを楽しみに思えます」そんな彼を試合中に支えているのが、大切なサポーターの存在。「姫野コールや応援看板を見つけたりすると、絶対に活躍しようって思える。プレーの合間、会場を眺めて元気をもらっています」日本代表の試合では、総合的なスキルが必要なNo.8を担当。「真っ先に体を張っていくプレーを見てほしいですね。’15年大会の南アフリカ戦の勝利を見て、日本でラグビーをやっててよかった、と感じました。だから、次は自分がグラウンドで代表のプライドを示したい。そのためには、自分たちらしいラグビーをいかに遂行できるかにかかっていると思う。結果を出して、ラグビーをもっと知ってもらいたいですね」ひめの・かずき1994年7月27日生まれ。愛知県出身。187cm、108kg。トヨタ自動車ヴェルブリッツではキャプテンを務める。代表キャップ数は9。マイブームは料理。「昨日もハヤシライスを。なかなかうまいんですよ」※『anan』2019年7月31日号より。写真・小笠原真紀取材、文・野村紀沙枝(by anan編集部)
2019年07月29日