日本では、ワイングラスは脚を指先で持ちますが、ワインの本場でもあるフランスの人々はワイングラスの脚やボディをしっかりと握ります。フランスのエリゼ宮や英国の女王の晩餐会などにもワインが飲まれますが、各国の王侯貴族も政治家もワイングラスをしっかり握ります。ワイングラスを持てない男は「女」を扱えない「普通、食事は誰かと一緒に食べるよね。相手は仲間か好きな人だ。人間は嫌いな相手とは飲み食いしないからね。食事をすれば必ずどんな人間か判る。おずおずと指先だけでグラスを持つ男は自信が無い。こんな男は女もワインも扱えない。女とワインは年季を積むほど芳醇になり、どちらもしっかりとした腕に抱かれるものさ」ムッシュ・クロード・ノベラ/フランスバスク地方ソムリエとメディアの功罪‐日本ではなぜワイングラスを指先で持ち、ワインをクルクル廻すのか?‐ワインのテイスティング(味見)時は体温を伝えないように足元(台)を持ち、軽く廻して香り立ちを確認します。日に翳して見るのは澱や沈殿物を見るためでした。フランスのソムリエは1969年代以降にできた国家資格です。彼らがワインをテストするときの仕草がテレビなどで紹介され、それが正統的な飲み方だと日本では信じられるようになりました。歴史的にヨーロッパでは水質が悪く、水が飲めなかったことからワインが飲まれていました。本来、ワインが飲めるかどうかは、確かめるまではわからず、その名残がソムリエ(毒見)の仕草の所以です。さいごにいかがでしたか?フランス人のワイングラスと女についての意見をご紹介させて頂きました。デートでワイングラスのボディをしっかりと握り締めている男性がいても幻滅する必要は全くないのです。むしろそんな男性の方が通かもしれません。グラスをどう扱うかで、男の本音が透けて見えるかも知れませんね。愛を込めて。
2016年05月27日毎年やってくる暑い夏。みなさんはどう乗り切っていますか?暑くて何もやる気が出ない……そういうときもありますよね。そんな暑い夏を乗り切るのに、アメリカでは「ワインスラッシー」というカクテルが流行しています。おしゃれで簡単に作れるワインスラッシーとは一体どのようなものなのでしょうか?そもそもスラッシーってなに?スラッシーは氷、水、砂糖、食用染料を混ぜたかき氷に似た飲み物です。アメリカらしい「カラフル」なところが特徴。夏になると、子供達の定番ドリンクになるのがこのスラッシー。私も子供の頃、夏の楽しみの一つがスラッシーでした!昔から子供達に大人気のスラッシーですが、最近では大人の中でも流行しているのです。 夏にぴったり!ワインスラッシーで涼もうPhoto by Pinterest大人にも大人気なスラッシーが、ワインとスラッシーを合体させたカクテル「ワインスラッシー」です。おしゃれで爽快な見た目のワインスラッシーは、夏を上手に乗り切りたい大人の女性にぴったりですね!シャリっとした氷に混ざったワインと、フルーツとの相性が絶妙です。おしゃれな簡単レシピ3選ワインスラッシーが何か分かったところで、簡単なのにおしゃれなワインスラッシーのレシピをご紹介します!トリプルベリーワインスラッシュPhoto by Pinterest【材料】10杯分冷凍ミックスベリー(ラズベリー、ブラックベリー、ブルーベリーなど)・・・1袋お好みの赤ワイン・・・1本(750ml)ジンジャーエール・・・400ml砂糖・・・大さじ2(お好みで)【作り方】1.すべての材料をミキサーに入れます。2.よく混ざるまでミキサーにかけてください。3.冷凍容器に流し込み、6時間を目安に冷凍。4.取り出したらフォークで砕き、ワイングラスに入れます。トロピカルマスカットワインスラッシーPhoto by Pinterest【材料】マスカットワイン・・・1/2本(375ml)冷凍パイナップルとマンゴー・・・1カップレモン汁・・・レモン2個分氷・・・1カップ【作り方】1.すべての材料をブレンダーに入れます。2.氷が完全に砕けるまでブレンダーにかけましょう。3.グラスにレモンを挟んでおしゃれに!ブルーベリークリームワインスラッシュPhoto by Pinterest【材料】6杯分冷凍ブルーベリー・・・1/2カップバニラアイス・・・1/4カップシロップ(お好みで)・・・15ml白ワイン・・・1/2カップ氷・・・4個【作り方】1.冷凍ブルーベリー、バニラアイス、白ワイン、氷をすべてブレンダーにかけます。2.お好みでシロップを足してください。3.冷えたワイングラスに入れてください。いかがでしたか?どれも夏っぽくて美味しいですよ。これからやって来る暑い季節。この夏はワインスラッシーで乗り切れそうですね!参考:REAL HOUSEMOMS、THE EYES of a boy、U.S. Highbush Blueberry Council
2016年05月23日「日本ワインMATSURI祭」が、東京・お台場で2017年4月15日(土)と16日(日)の2日間で開催される。「日本ワインMATSURI祭」には、北海道から大分県まで17都道府県の46ワイナリーが出展。日本各地の銘柄を1杯300円から味わうことができる。入場は無料。会場でオリジナルグラス(200円)を購入したら、後は各ブースでワインを堪能するだけ。飲み終わった後は、洗浄スペースでグラスを洗って次の一杯へ……。貴重なプレミアムワインの飲み比べや、産地・品種毎の飲み比べなども楽しめる。また、フードを販売するキッチンカーも多数出店するので、ワインに合う料理も合わせて楽しみたいところ。ほかにも、音楽ステージ、日本全国にある日本ワインを紹介する展示コーナーなど様々な企画が用意されている。【開催概要】日本ワインMATSURI祭開催日時:2017年4月15日(土)、16日(日) 11:00~19:00※15日は10:30分よりオープニングセレモニー開催。会場:お台場シンボルプロムナード公園※商業施設ヴィーナスフォートの間に位置する公園住所:東京都江東区青海1・2丁目【出展ワイナリー】<北海道>十勝ワイン、北海道ワイン株式会社<秋田県>ワイナリーこのはな<岩手県>株式会社エーデルワイン、亀ヶ森醸造所、くずまきワイン<山形県>サントネージュワイン株式会社、高畠ワイナリー、月山トラヤワイナリー<新潟県>岩の原葡萄園/岩の原ワイン、越後ワイナリー、カンティーナ・ジーオセット、カーブドッチワイナリー、フェルミエ、ルサンクワイナリー株式会社<茨城県>Domaine MITO(ドメーヌ・水戸)<栃木県>ココ・ファーム・ワイナリー、Cfa バックヤードワイナリー<埼玉県>有限会社秩父ワイン<東京都>深川ワイナリー<山梨県>アルプスワイン株式会社、株式会社サドヤ、サントリーワインインターナショナル株式会社(登美の丘ワイナリー)、シャトー勝沼、シャトー酒折ワイナリー、シャトー・メルシャン、蒼龍葡萄酒株式会社、ドメーヌヒデ、本坊酒造株式会社(マルス山梨ワイナリー)、マンズワイン株式会社(勝沼ワイナリー)、盛田甲州ワイナリー、モンデ酒造株式会社、大和葡萄酒株式会社、株式会社ルミエール、ロリアンワイン、白百合醸造<長野県>安曇野ワイナリー株式会社、株式会社アルプス、株式会社井筒ワイン、サントリーワインインターナショナル株式会社(塩尻ワイナリー)、シャトー・メルシャン、ノーザンアルプスヴィンヤード、はすみふぁーむ&ワイナリー、マンズワイン株式会社(小諸ワイナリー)<京都府>丹波ワイン株式会社<岡山県>サッポロワイン株式会社(岡山ワイナリー)<島根県>株式会社島根ワイナリー<広島県>株式会社広島三次ワイナリー<香川県>さぬきワイナリー<大分県>三和酒類株式会社(安心院葡萄酒工房)
2016年04月11日春本番となり、社会人にとっては会社の上司などとお酒の席が増える時期。そんなときに失敗しないように、食の総合マナー塾「食輝塾」を主宰する小倉朋子さんに、お酒をつぐ時、つがれる時のマナーを教えていただきました。Q.<お酒をつぐとき、こころがけるべきことは?>A.<気持ちを伝えるお酌は、最上級のマナーで臨め!>お酌は、互いにねぎらったり、感謝の意を伝えたり、気持ちを通い合わせる大切な場。かしこまった相手以外でも、きっちりマナーを守りたい。「ビールやワインは、ラベルを上に向け見えるように持ちます。本来は片手でもいいですが、ぞんざいに見えるので両手がいいでしょう。日本酒は両手でつぎます。お燗が熱いときは、おしぼりを巻きましょう」Q.<お酒をつがれるとき、グラスやおちょこはどうするべき?>A.<ワイングラスは持たない。他は両手で受ける>ワインの場合、グラスを持たないのが正式。「不作法に思われそうなら、グラスの台に指を添えて」。ちなみに、フォーマルな店ではワインは店の人がつぐ。ビールや日本酒の場合は、両手で受ける。「グラスやおちょこはあまり高くかかげないこと」。もう飲めないときは、グラスやおちょこの上に軽く手をかざし「十分いただきました」と言って断る。◇おぐら・ともこ食のトータルプロデューサー。マナー指導から飲食店のコンサルまで行う。主な著書に『世界一美しい食べ方のマナー』(高橋書店)。www.totalfood.jp※『anan』2016年4月13日号より。イラスト・竹田嘉文取材、文・小泉咲子
2016年04月09日ノンアルコールワイン生活向上を目的とした『MELLOW』が企画ノンアルコールワインの生活向上を目的とした暮らしに役立つWEBマガジン(オウンドメディア)『MELLOW(メロウ)』を運営する株式会社湘南貿易は、同社の輸入するノンアルコールワインの魅力について、同WEBマガジンにて情報を発信している。ソフトドリンクじゃダメなんですか?WEBマガジン『MELLOW(メロウ)』では“ありのままの”ワインの風味や香りをノンアルコールで楽しめるよう革新的な製法を導入し、より身近により気軽に楽しめるノンアルコールワインに関した情報を紹介している。今回の記事では、お酒が飲めない状況で、お茶やジュースなどのソフトドリンクを選択せず、ノンアルコールワインを選択する理由に関したアンケート結果を公開している。なおアンケートは2016年1月21日~2月4日にインターネット上で行われ、全国の男女100名をサンプルとした結果となっている。日本人は飲み会の席でも一体感が大事!もともとお酒が苦手な人からも人気が高いノンアルコールワインだが、お酒が飲める人でも飲み会やパーティーの際に諸事情で飲めない状況になった場合、ジュースやお茶ではなくノンアルコールワインを選ぶ人が多い。そこでそういったシチュエーションで「ジュースやお茶ではなくノンアルコールワインが選ばれる理由はなんだと思いますか?」という質問をしてみた。その結果、「飲み会の雰囲気が味わえる」を選んだ人が約7割を占めた。これは、お酒を飲む席ではやはりお酒を飲む雰囲気を意識して、一緒にお酒を飲む一体感を大事にしている人が多いようだ。また単に前向きに一体感を求めるだけではなく、1人だけジュースやお茶だと周りから浮いた感じになることを気にしたり、子供みたいに思われたりするのが嫌だから、といった意見も見受けられた。日本人は飲み会の席でも気配りが大事!次に多かったのが「周りに気を遣わせないという気配り」を選んだ人が2割弱。こちらは自分のことを考えた回答ではなく相手に対する気遣いが表れていて、飲み会にジュースなどを飲んでいる人がいると、場がしらけると考え、それを避けるために飲んでる人も多いようだ。そして残りは美味しいからが5%、その他が9%という結果になった。大人の選択ノンアルコールワインこのアンケート結果から、お酒の席ではその場の雰囲気を重視し、一緒にお酒を楽しんでいるような雰囲気作りからノンアルコールワインを選択する傾向があることがわかった。大人の雰囲気を味わう飲み会では、自分も周りも楽しめ場も盛り上げることができるノンアルコールワインを飲むことは、大人としての理にかなった選択かもしれない。そこで湘南貿易のオフィシャルショッピングサイト「湘南ワイン」からのオススメのノンアルコールワインは、ベルギー大使館公式推薦となる、ノンアルコールスパークリングワイン『デュク・ドゥ・モンターニュ』である。低温低圧での脱アルコール製法により、ワインの風味や香りが守られており、ノンアルコールとは思えない本格的な味わいとなっている。1度ご賞味あれ。(画像はデュク・ドゥ・モンターニュより)【参考】『MELLOW』アンケート株式会社湘南貿易ノンアルコールワイン「デュク・ドゥ・モンターニュ」
2016年03月31日KDDI研究所は3月29日、AR画像を透過型スマートグラス装着者の視線の先にぴったり表示することができるソフトウェア「PITARI (PIctureless Transmissive Augmented Reality Interface)」を開発したと発表した。一般的なARアプリはカメラで撮影した画像内にAR画像を表示するため、透過型スマートグラスでARを活用する際に装着者は「ARが表示された対象物の画像」と「実際の対象物」の両方を見比べなければならず、利便性を損ねていた。これに対し「PITARI」では、「簡単な補正作業で物体の奥行きや位置を把握する技術」を開発したことにより、遠隔の指示者が作成したAR画像のみを、装着者の視界にすぐさまぴったり表示させることが可能となる。装着者は、遠隔の指示者が作成したAR画像をすぐに見ることができるため、外国での買い物や遠隔での専門作業など、日常や仕事のさまざなシーンでプラスαのコミュニケーションを体験することができるとしている。「PITARI」は、同社の遠隔作業支援システム「VistaFinder Mx」のオプション機能としての提供される予定。
2016年03月29日ワインはおいしくて好きだし、興味もあるからいろいろ知ってみたい。でも、入門書を見てみても難解な専門用語ばかりで、基本的に敷居の高い世界。つまり、近づきたくても怖くて近づけない。そんな悩みをお持ちの方は、決して少なくないはずです。そこでおすすめしたいのが、従来の入門書とは一味違う『30分で一生使えるワイン術』(葉山考太郎著、ポプラ社)。日本で初めてワインの世界に笑いを持ち込んだ人物として知られるワイン・ライターが、「ワインに対する恐怖心を取り払うことを最大の目的として」著したものです。情報を厳選し、初心者を遮断する壁になってもいる「薀蓄(うんちく)」は必要最小限にとどめているところが特徴。そして本書の意義は、ワインのキーワードを理解できるようになることだといいます。だから本書を読んでレストランやワイン店へ出かけるころには、胸を張ってソムリエやワインショップの店員と話せるようになると著者は断言しているのです。ところでワイン初心者にとって気になることのひとつに、「スーパーやコンビニに並んでいる1,000円以下のワインはだめなのか?」という問題があるのではないでしょうか?そこで本書のなかから、価格についての解説を引き出してみたいと思います。■高額ワインと安価なワインの違いワインの価格帯には、大まかに1,000円、3,000円、1万円の3つの分岐点があり、4つの価格帯に分かれるのだそうです。でも気になるのは、1本1万円の高額ワインと、1,000円の安価なワインとの違い。高いワインほどおいしいものなのでしょうか?ワインは高価になると、凝縮度やアルコール度数が上がるのだそうです。果汁3%のオレンジジュースが1,000円のワインだとしたら、果汁100%が1万円のワインだということ。つまり高くなると水っぽさがなくなり、色が濃くなるというわけです。具体的にいうと、白ワインは色が黄色に近くなり、赤の場合は香りが大きく、渋さが強くなって色も黒に近くなるのだとか。しかしそんな赤ワインを若いうち(20年以内?)に飲むと、ものすごく濃くて渋く、食べものとも合わせにくいといいます。だからイギリス人のような「濃厚ファン」でない限り、おいしいとは思わないだろうというのが著者の意見。高価なワインは熟成させるとおいしいものですが、若い高級ワインは「渋み爆弾」なので、コルクを開けるのはもったいないという考え方。「高価」と「おいしい」は同じではないので、高価なものは飲みごろを自覚して買うべきだというのです。そして毎日飲むのなら、1,000円前後で買える「濃厚なワイン」がベスト。探せば、お買い得ワインが必ず見つかるはずだといいます。では、先に触れた「ワインの4つの価格帯」について詳しく見てみましょう。■ワインの価格帯ごとのおもな特徴[1,000円以下]毎日大量にワインを飲む「ヘヴィー・ユーザー」にとって、この価格帯のワインはうれしいところ。一般的に低価格のワインは渋みが少なめですが、安くても、渋みの乗ったおいしいものがたくさんあるといいます(特にボルドー系の赤)。[1,000円以上3,000円未満]3,000円近く出すと、ワインの質は格段に上昇。上品な渋みと酸味のバランスがいいため、ボルドー系ならこれで十分だといいます。また、ブルゴーニュ系にもよいものが多数あるというのでチェックが必要かも。ちなみに、気軽なビストロで出てくるのがこのクラスのワイン。[3,000円以上1万円未満]有名なフレンチレストランへ食事に行き、普通の人がオーダーできるのはこのクラス。つまり、かなりの高級ワインだということ。ちなみにワインの仕入原価は小売価格の約70%で、レストランでは食材やワインの原価の3倍で値づけするのが基本。小売価格が3,000円のワインは原価が2,100円で、その3倍なら6,300円。これがワイン・リストの価格になるというわけです。[1万円以上]著者いわく、ワインマニアが人生を犠牲にして集めるクラス。なお1万円以上なら、10万円も100万円も同じなのだといいます。この価格帯のワインは、長期熟成するようにつくられているため、若いうちに飲むと、赤ワインの場合は渋み爆弾。口のなかに紙やすりを敷き詰めたようにギシギシするのだそうです。一方の白ワインの場合は酸味がきつく、歯が痛くなるとか。*つまり「高価だからいい」というわけではなく、1,000円以下のワインでも充分に満足できるようです。本書のページをめくりながら、この週末にはワインを楽しんでみてはいかがでしょうか?(文/書評家・印南敦史) 【参考】※葉山考太郎(2009)『30分で一生使えるワイン術』ポプラ社
2016年03月04日伊勢丹新宿店では2月24日から、世界のワインと、それに合うパンやチーズを集めたイベント「世界を旅するワイン展~パンとチーズをカバンにつめて~」を、本館6階催物場で開催する。会期は29日まで。世界30ヶ国、約1,200種のワインが集結する今年のワイン展は、産地やぶどう品種、ヴィンテージ等、ワインには多くの判断基準が存在するが、本イベントでは“生産者のタイプで選ぶ”という画期的なスタイルを採用。作り手の個性にスポットを当てることで、世界各国のワインを味わうきっかけになればとの想いが込められている。近年は、南アフリカやチリ、アルゼンチンが人気産地として注目されており、これまで手にすることのなかった国の銘柄を気軽に味うことのできる、ワイン好きにとって見逃せないイベントとなっている。生産者のタイプは、大きく4つに分類。伝統の製法を守り続ける、職人気質の作り手たちをフォーカスした「トラッド」、自然との共生を大切にする小規模生産者や、気軽にワインを楽しんでほしいという思いでワイン造りをするワイナリーを集めた「フレンドリー」、品種・土地・製法にこだわる熱い情熱を持ったワイナリーを集約した「パッション」、常識にとらわれない新進気鋭の都市型ワイナリーにフォーカスした「クール」。さらにワインに合うパンとチーズを集約したのが、本イベントの見所となる。「パーラー江古田」や「ひらみぱん」、「エスキス」等15店舗が出店。チーズは清澄白河にオープンしたばかりの「チーズのこえ」といった注目店も登場する。イートインコーナーでは、“パンとワインが出会う場所”として、清澄白河の「フジマル醸造所」が登場。タルイベーカリーやブーランジェリーレカン、パーラー江古田という人気パン店がこのイートインのためだけに考案した“ワインに合うパン”を一度に味わえるパンプレートを始め、毎日一軒のパン屋とコラボする日替わりプレートも用意される。会場では、五代シャトーのひとつ「シャトー・ムートン・ロスチャイルド」の1920年代のもを含めた歴代のオリジナルラベルを見ることができるミュージアムや、英国で300年以上続くワイン商ベリーブラザーズ&ラッドによるテイスティングバーも設置。またイベントスペースでは各生産者を招いたワインのセミナーも連日開催される。
2016年02月23日セイコーエプソンは2月23日、スマートグラス「MOVERIO(モベリオ)」の第3世代プラットフォーム「BT-300」を開発したと発表した。BT-300は、同シリーズとして初めて、光学エンジンに高輝度、高コントラストが特徴の独自開発による0.43型シリコンOLED(有機EL)ディスプレイを採用。これにより、従来品のコントラストでは難しかったスクリーン感を意識させない映像表現を実現したとする。この有機ELディスプレイの解像度はHD(1280×720画素)、コントラストは100000:1以上を実現。スマートグラスとしては、CPUにIntel Atom 5(1.44GHz、4コア)、OSにAndroid 5.1、5Mピクセルカメラを採用しているほか、GPS、地磁気、加速度、ジャイロの各センサを搭載。無線規格としては、Bluetooth Smart Readyのほか、無線LANとして802.11a/b/g/n/ac(5GHz)に対応している。また、有機ELディスプレイをスマートグラス専用に開発したことで、光学レンズの小型化や軽量化を実現。ヘッドセット部の重量を、前モデル比で約20%削減することに成功したという。なお、製品としては2016年秋ころをめどに商品化する予定。また、前モデルと同様に、開発者向けにアプリ開発に必要なSDK(Software Development Kit)を入手できる「MOVERIO Developer Site」が提供されるほか、ユーザー向けにアプリを提供する専用ダウンロードサイト「MOVERIO Apps Market」も用意される予定だという。
2016年02月23日日立ソリューションズは2月15日、施工や保守、点検作業などフィールド業務におけるスマートグラス活用の検証を支援するPoC(Proof of Concept:概念検証)サービスとプロトタイプサービスを同日から提供開始すると発表した。PoCサービスでは、現場の作業員に対して映像と音声を共有してオフィスから遠隔指示する機能や作業状況の録画機能、作業手順を表示する機能などを備えた検証用環境をクラウド環境で提供する。また、プロトタイプサービスでは利用用途に沿ったユーザインタフェースや機能追加を行うサービスを提供する。提供価格は、PoCサービスが税別50万円(首都圏以外は別途交通費が必要)、プロトタイプサービスは個別見積りとなっている。なお、検証対象のスマートグラスの機種は、「Head-Mount-Display RM-L191A」(日立LGデータストレージ)、「MOVERIO BT-200、MOVERIO Pro BT-2000」(セイコーエプソン)、「Telepathy Jumper」(テレパシージャパン)、「Vuzix M100」(Vuzix Corporation)で、これら以外の機種については個別見積りで対応する。
2016年02月15日楽しい飲み会、飲み過ぎは「糖質」も心配楽しい飲み会、ついついアルコールを飲み過ぎてしまうことはないだろうか。そこで心配なのが「糖質」だ。ワイン、特に白ワインは糖質が多めの傾向があるという。赤・白ともに気軽な値段で発売サッポロホールディングス株式会社のグループ企業、サッポロビール株式会社は、2016年3月29日(火)より糖質ゼロのワイン「ボンヌサンテ糖質ゼロ 赤・白」を発売する。近年、ビールテイスト飲料や日本酒でも好評な「糖質ゼロのアルコール商品」。同商品は、日本初の糖質ゼロを実現したワイン。どんな料理にも合うスッキリとした飲み口と、フルーティな香りが特徴の飲みやすいワインとなっている。糖質が気になる人・ダイエット中の人にもまた、ペットボトルを採用していることで、軽くて取り扱いやすいのも嬉しく、糖質が気になる人でも気軽なデイリーワインとして飲むことができる。糖質制限をしている人、ダイエット中の人、家飲み女子会などにも最適なワインだ。商品名 「ボンヌサンテ糖質ゼロ」赤・白容量720mlパッケージ ペットボトル、スクリューキャップアルコール分 9%参考小売価格 600円(税抜) ※参考小売価格は、販売店の自主的な価格設定を拘束しません。(引用:プレスリリースより)(画像はプレスリリースより)【参考】・サッポロホールディングス株式会社 プレスリリース
2016年02月05日気になる彼とのお食事。楽しみでしかたないですよね。メイクや洋服も完璧!でも、お食事のマナーは本当に大丈夫ですか?「親からも友達からも指摘されたことなんてないし。」と安心していませんか?気になる彼とのせっかくの楽しい時間が、実はマナーが悪くてドン引きされてしまったら残念ですよね。特に年上のオトナな男性とのお食事は要注意!これを読んで自分に当てはまっていないか、チェックしてみてくださいね。■1.ペチャクチャ音をたてて食べるこれは気をつけている人も多いかもしれませんが、本当に大丈夫ですか?ついついおしゃべりに夢中になって、ペチャクチャ音を立てて食事していませんか?女の子はおしゃべりが好きなもの。でもちょっと気をつけてみてください。彼とのお食事シーンだけではなく、合コンや異性のいる食事会などのシーンでも、ついつい話に盛り上がってしまって、ペチャクチャ音を立てていたとしたら周りから引かれているかもしれませんよ。■2.口を開けて食べるこれも話が盛り上がった時こそ気をつけたいものですね。食べ物を口に入れているときに、口を開けている顔ほど残念な表情はないですよね。せっかくのメイクアップも台無しです。でも意外にこういう女の子って多いんですよね・・・。いくら女子力を上げる努力をしていても、彼からは引かれてしまいますよ。おしゃべりが盛り上がっても、常にかわいい表情でいてくださいね。■3.ワイングラスをカチンと音をたてて乾杯するワインが好きな男性に合わせて、ワインをオーダーするなんてことがあるかもしれません。そんなとき、ビールのように勢いよく乾杯していませんか?女子会のシーンでも、勢いよく乾杯している女の子たちを見ることが結構ありますが、ワイングラスは、グラス同士を合わせて乾杯しないのがマナーなんですよ。気を付けましょうね。乾杯するときは軽くグラスを持ち上げて、相手の目をみて乾杯、と言いましょう。■4.ワインを注ぐ本来は女の子がワインを注ぐことはNGなのです。国によっては、お酒の種類を問わず女の子がお注ぎすること自体がマナー違反なところもあるんです。レディーファーストな国ならでは、という気もしますが、日本ではそんなことはないですよね。では、グラスのワインが少なくなったらどうすればいいのでしょう。「お酒や食事は女の子がお注ぎしたり取り分けたりしたほうが、女子力をアピールできる!」と思う女の子もいるかもしれません。でも、ワインを注ぐのは、ソムリエや男性のお仕事なんですよ。グラスの中身が少なくなったからといって、女子力アピールのチャンスとばかりにお注ぎするのは逆効果!バーなどで彼とワインを飲むときには注意したいですね。■おわりにいかがでしたか?食事のマナーって大事ですよね。特に年上のオトナな男性とお食事に行くことになったら、普段行くお店よりも高級なお店に連れていってもらうこともあるかもしれませんよね。そんな時に、お食事のマナーがなっていないと、彼にも恥ずかしい思いをさせてしまいますよ。せっかく気になる彼とのお食事だったら、なんとしても次の機会に繋げたい!ステキな女性だって見られたい!そう思っているのに、ペチャクチャ音を立てて口を開けて食事する姿なんてものを見せてしまったら、百年の恋も冷めてしまうかも?!こんなことがないように、まずは普段の食事から見直してみてくださいね。(桃助/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年01月21日エプソンは1月20日、スマートグラス「MOVERIO『BT-200』」専用アプリ「THETA (Device Web API Plug-in)」を専用アプリダウンロードサイト「MOVERIO Apps Market」で公開した。「THETA (Device Web API Plug-in)」は、「MOVERIO」を用いてリコーの全天球カメラ「RICOH THETA」を操作できるようになる無料アプリで、「MOVERIO」のコントローラーで全天球カメラでの静止画/動画撮影、ストレージ管理などが可能となる。さらに、MOVERIOに搭載された加速度センサーやジャイロセンサーを利用して、頭の動きに合わせて360°の全天球画像を見ることができるようになる。同アプリは、さまざまな機器の操作やデータ取得を共通の命令で行うことが可能となるデバイスコネクトWeb APIを活用して開発されおり、エプソンは今後も同APIを活用して「MOVERIO」の活用範囲を広げていくとしている。
2016年01月20日エプソンは1月20日、スマートグラス「MOVERIO BT-200」でリコーの全天球カメラ「RICOH THETA」シリーズを操作する無料アプリ「THETA (Device Web API Plug-in)」を、MOVERIO専用アプリのダウンロードサイト「MOVERIO Apps Market」にて公開した。これにより、RICOH THETAシリーズで撮影した360度画像を、BT-200で体験できるようになる。「THETA (Device Web API Plug-in)」は、RICOH THETAシリーズをBT-200から操作可能にする無料アプリで、静止画や動画の撮影、ライブビュー、ストレージの管理を行える。また、BT-200に搭載した加速度センサーやジャイロセンサーにより、RICOH THETAで撮影した天球画像を、ユーザーの頭の動きに合わせて表示できる。アプリを利用するには、ダウンロードサイト「MOVERIO Apps Market」からプラグインの「Device Web API Manager」を導入しておく必要がある。アプリは現段階で「RICOH THETA S」「RICOH THETA m15」との接続を確認している。
2016年01月20日ニューイヤーパーティやデートなど、ちょっぴりスペシャルな食事の機会も多いこの時期、ワインを楽しむ方もいらっしゃるでしょう。あなたの魅力を引き出すワインを知って、友人や恋人と一緒に味わえば、2016年がますます素敵な年になるはずです。今回は、メンズ占い師ユニット「not for sale.」のリーダーであり「星とワイン」主宰のJunoさんに、ひとくちで運命を変える12星座別極上ワインを教えていただきました。■2016年の大きなテーマは「割り切ること」2016年は「割り切ること」が社会全体のテーマになります。とりわけ1対1の関係の中で、自分と相手の希望の間に、折り合いをつけやすい時期になります。約束(結婚もそのひとつ)や仲直りをするには現実的な1年になりますので、ある種の“大人な振る舞い” が個々人にも求められるとも言えるでしょう。マンツーマンや仲間内でのコミュニケーションには、やはりデートや会食が多いもの。そこに、おいしくて幸運をもたらすワインがあればパーフェクト…!今回は、12星座の物語から2016年のあなたの運命を導いてくれる、世界の極上ワインたちをご紹介しましょう。■12星座別・星とワインが導くあなたの運命【牡羊座(3月21日~4月19日生まれ)】人生をポジティブに捉え、明るく振る舞える牡羊座。新しい分野に一直線に取り組む勇気は、誰にも負けません。そんな華やかな牡羊座の2016年は、冷静な判断力がテーマの1年。ノリやポジティブシンキングだけに頼らず、批判精神も必要です。自分の個性を消すのではなく、知性をより持って臨むということです。アメリカ、カリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニヨンは、カシスやチョコを感じる、濃厚でストレートな果実味と、最先端の科学的栽培方法が特徴。牡羊座の持つチャレンジ精神を、さらに伸ばしてくれるワインです。今年は特に、カリフォルニアの中では冷涼地域のソノマのワインがオススメ。今年のテーマである「批評」という意味では、より高ポイントのワインが合致することでしょう。<あなたの運命のワイン>アメリカ・カリフォルニア/カベルネ・ソーヴィニヨン【牡牛座(4月20日~5月20日)】地に足をつけた安定感が魅力の牡牛座。身体感覚や五感のセンスは抜群で、美味しいものは美味しいとわかります。 そんな鋭い感覚を持った牡牛座の2016年は、内面世界を磨く時です。特に木星逆行が終わる4月までは自分の過去を振り返るように、世の中の歴史を学ぶにも良いタイミング。イタリア、トスカーナは、自然栽培と伝統醸造を重んじる作り手が多く、土着のサンジョベーゼは、太陽と大地をしっかり感じるふくよかな味わい。牡牛座の持つ安心感を、より一層醸し出してくれるワインです。今年は特に、「クラシックな造り」と呼ばれる、昔ながらの大樽熟成スタイルのワインがオススメ。時を経たワインを体験することで、より大きな時間軸の中で、今ここを感じることができるでしょう。<あなたの運命のワイン>イタリア・トスカーナ/サンジョベーゼ【双子座(5月21日~6月21日)】おしゃべりをすることが大好きで、とにかく好奇心旺盛な双子座。情報感度が高く、流行に敏感です。 そんな頭の回転が速い双子座の2016年は、気分がガラッとアップダウンしがちの1年。だからこそ、その変化を楽しむことこそがテーマになるでしょう。フランス、アルザス地方のリースリングは、フルーティーな香りと、飲みくちの軽やかさが特徴の白。ボトルの形も縦長でスタイリッシュ。双子座の、自由を常に感じていたい気持ちに、さらに羽を与えてくれるようなワインです。今年に関しては、リースリング100%ではなく、他のぶどう品種もブレンドしたアルザスのワインがオススメ。ワインの多様な表情が、気持ちの変化と柔軟に結びついて、相手とバランスをもって接することができるでしょう。<あなたの運命のワイン>フランス・アルザス/リースリング【蟹座(6月22日~7月22日)】繊細な感受性と面倒見の良さを併せ持つ蟹座。仲間に対しては、理屈より人情を大切にします。そんなホスピタリティの心を持つ蟹座の2016年は、続けていくことがテーマの時です。テンションが高い時も低い時も、「とにかく手と足だけは動かす」のようなルール作りが有効。そんな蟹座の二面性を表すのがフランス、シャブリのシャルドネ。キリッとクールなミネラル感のあるものと、樽熟成した優しいコクのある両者が、伝統を守りながら作られています。家族経営が多いのも特徴。蟹座に、人生の喜怒哀楽をさらに充実させてくれるワインです。今年は特に、樽を感じるふくよかなスタイルの方がオススメ。ボリューム感のあるワインが癒し効果になり、優しい気持ちで人間関係が築けるでしょう。<あなたの運命のワイン>フランス・ブルゴーニュ・シャブリ/シャルドネ【獅子座(7月23日~8月22日)】最上志向だからこその努力家で、独立心が強い獅子座。人から注目されればされるほど、輝きが増していきます。そんな強いオーラを放つ獅子座の2016年は、自分の土台にしっかりと座る時期。自分の軸を深めていくことが、良い実りに繋がります。フランス、ボルドーのワインは、美しさもステータスもワイン界の百獣の王。伝統と権威を大切にしていて、格付けが細かく存在するのも特徴です。獅子座の優雅で華やかな存在感を、さらに光らせてくれるワインです。今年は特に、ヴィエイユ・ヴィーニュと呼ばれる古い葡萄の木から造られるワインがオススメ。そのスタイルのワインを飲むことで、複雑になってしまった出来事が1つの物事として凝縮され、気持ちが晴れやかになることでしょう。<あなたの運命のワイン>フランス・ボルドー/カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー【乙女座(8月23日~9月22日)】分析力に優れ、気配り上手な乙女座。自分の立場を見極め、正しい行動を選ぶことができます。そんなパーフェクト志向な乙女座の2016年は、次の舞台にチャレンジする年です。特に前半はエネルギーが溢れています。そのうちに勢い良く挑戦しましょう。ニュージーランドはぶどう栽培の気候条件では、ヨーロッパより優れているとも言われています。そこで造られるソーヴィニヨン・ブランは、青りんごを感じさせる、フレッシュで凛とした香りが特徴。乙女座の美しい知性を、さらに高めてくれるワインです。今、ニュージーランドでは、若い醸造家がフランスやイタリアの本家を超えるワイン造りに挑戦しています。新しく野心的なワインを飲むことで、自分のエネルギーに換えていきましょう。<あなたの運命のワイン>ニュージーランド/ソーヴィニヨン・ブラン後編へ -->さて、2016年の極上のワインリスト、前編はいかがでしたか?パートナーシップの運気は、自分の星のリズムだけでなく、相手の星との相互作用でも変化します。より上手に接したい相手の星座のワインを知っておくのも、良い方法ですね。それでは、明日公開の後編もぜひお楽しみください!(文=Juno)Junoメンズ占い師ユニットnot for sale.のリーダー。専門は西洋占術。女性誌を中心に、占いコーナーを多数執筆し、毎月約500万人の読者にメッセージを届けている。特に政治・経済・社会分野の未来予測には定評がある。占星術とワインの物語を楽しむ「星とワイン」主宰。日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート。not for sale.公式サイトスマートフォンサイト「運命を導く7人」
2016年01月08日現代音楽家のフィリップ・グラスとパンクの女王パティ・スミスによる来日公演「THE POET SPEAKS ギンズバーグへのオマージュ」が2016年6月に開催されることがこのたび決定。当日朗読されるギンズバーグの詩の翻訳を、村上春樹と柴田元幸が務めることが明らかとなった。現代音楽最高の巨匠であり、ミニマル・ミュージックの旗手として知られるフィリップ・グラス。これまで、ミック・ジャガーやデヴィッド・ボウイ、「クラフトワーク」に至るまでの数多くのアーティストがグラスの楽曲を演奏し、BECKやコーネリアスらがリミックス・アルバムを製作するなど、若い世代にも熱狂的なファンを持つ比類なき音楽家としての地位を確立している。『めぐりあう時間たち』『ウディ・アレンの夢と犯罪』などの映画音楽を手がけるほか、近年は高松宮殿下記念世界文化賞(’12)や、「芸術のノーベル賞」と言われるグレン・グールド賞(’15)の受賞をはじめ、79歳を迎え、その活動は円熟の極みに達している。今回決定した来日は、2005年以来の11年ぶりとなり、「ニューヨーク・パンクの女王」とも称されるパティ・スミスとの共演を果たす。音楽家、詩人、小説家、画家など様々な顔を持つパティは、ポエトリー・リーディングからアーティストとしてのキャリアをスタートし、1975年、アルバム「ホーセス」で衝撃的なデビューを飾った。2011年の来日時には、「Fuji-san」と名付けられた楽曲を演奏し、ツアーを通じて集めた義援金を東北へ寄付するなど、被災地の復興支援に尽力した姿も記憶に新しい。今回決定した二人の共演による来日公演「THE POET SPEAKS ギンズバーグへのオマージュ」は、世界三大演劇祭のひとつエジンバラ・インターナショナル・フェスティバルなど、各国の有名フェスティバルや劇場で、限られた機会にのみ上演されてきた希少な公演。二人の共通点である、ビート文学を代表する詩人にして、カウンター・カルチャーの強力なアイコン、アレン・ギンズバーグの詩作品が、フィリップ・グラスの代表曲にのせてパティによって朗読される。さらに、このほど公演が決定した2016年はギンズバーグの生誕90周年であり、日本公演での特別コラボレーションとして、ギンズバーグの詩の翻訳を村上春樹と柴田元幸が手がけることが決定。本公演のために完全新訳され、ステージ上の大スクリーンに翻訳が投射される。尚、パティは村上氏の「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」英語版刊行の際にニューヨーク・タイムズに書評を寄稿し、ギターケースに彼の小説を入れて持ち歩くほどのファンとしても知られる。ボブ・ディラン、ジョン・レノン、ジョニー・デップ、レオナルド・ディカプリオなどから敬愛され、『キル・ユア・ダーリン』で『ハリー・ポッター』シリーズのダニエル・ラドクリフが演じたことでも話題を集めたアレン・ギンズバーグの詩が、国籍を超えたコラボレーションによってどのように生まれ変わるのか、大いに期待したい。「THE POET SPEAKS ギンズバーグへのオマージュ」は、2016年6月4日(土)すみだトリフォニーホールにて開催。(text:cinemacafe.net)
2015年12月24日ホームパーティも盛んな12月。楽しいパーティを企画しているならあなたのマストハブは、お酒を美味しくいただくことのできるお洒落なグラス。そこでおすすめしたいのが、、イタリア発のテーブルウェアブランド「イタレッセ」の2015年の新作カクテルグラスコレクションだ。カクテル界の巨匠 ジャンカルロ・マンチーノとデザイナー ルカ・トラッツィとともにプロフェッショナルのためのカクテルグラスコレクションを開発した待望のグラスコレクションが遂に完成。カクテルの種類に合わせて6種類のグラスがラインナップした。「Wormwood(ワームウッド)」と名づけられたこのコレクションは、ベル=エポックの雰囲気からインスピレーションを得て生まれた。優美な曲線や、ニガヨモギの葉や花、アブサンの妖精などが刻まれた繊細で美しい装飾が、その時代のカクテルバーを彷彿とさせる。そんなレトロシックでセンシュアルなグラスたちは、ホリデーシーズンに向かうこれからのロマンティックで華やかな気分をより一層盛り上げてくれるはず。一方でイタレッセならではの機能性や耐久性も健在なので、扱いが楽なのも嬉しい。6種のグラスは、例えば高さと容量からジントニックに最適なAlto-Ballなどは、ステムの安定感からクラフトビールやウォーターグラスとしても活躍してくれるなど、さまざまな使い方ができる。「イタレッセ」ではこのほかに、「エトワール」「バルーン」、そしてシャンパンのためのグラスとしておすすめな「スパークル」の3つのステムグラスコレクションも同時に発売となったので併せてチェックしてみてはいかが?価格帯はそれぞれ以下。「Wormwood(ワームウッド)」1,944円~3,456円。「エトワール」7,020円~7,992円。「バルーン」1,296円~1,728円。「スパークル」2,160円。(text:Miwa Ogata)
2015年12月21日寺田倉庫と山梨大学は11月20日、ワインの熟成効果による味の複雑性や広がりが最も進行する温度を明らかにしたと発表した。同成果は同社と山梨大学ワイン科学研究センターによるもので、11月7日の「日本ブドウ・ワイン学会2015年度上越大会」で発表された。両者は2014年4月よりワイン熟成に有用な温度帯を検証する共同研究を行ってきた。同研究では、赤ワイン、白ワインの各3銘柄をそれぞれ4つの条件別に4℃、14℃、35℃、常温で12カ月間保管し、年3回定点分析を実施。一般成分、色調、有機酸、香気成分の分析および味認識装置、ソムリエの官能検査による評価の結果、ワインの熟成効果による味の複雑性や広がりが最も進行するのは14℃の温度環境であることが明らかとなった。寺田倉庫は、今後もさらなるワイン保管技術の向上を目指し、山梨大学ワイン科学研究センターと共同研究を継続していく、としている。
2015年11月20日KDDI研究所は11月17日、Android OSを搭載したカメラ付きスマートグラスに、AR(Augmented Reality:拡張現実)画像を重ねた映像をリアルタイムに表示することのできる遠隔作業支援用のソフトウェアを開発したと発表した。遠隔作業支援システム「[VistaFinder Mx」のオプション機能として12月1日より提供を開始する。このシステムでは、スマートフォン・タブレット・モバイルPCなどで撮影した現場の映像を、さまざまなネットワーク回線を利用して、安全かつ高品質に生中継が行える。新たに提供するオプション機能を使うことで、これまでスマートフォンやタブレットの画面で確認していたARによる指示映像をハンズフリーで確認できる。対応機種はM100スマートグラス(Vuzix Corporation)。
2015年11月20日エヌアイデイは11月16日、自宅などの店外にいる利用客に対して実際に来店したかのような案内をインターネット経由で実現できるスマートグラスを利用したソリューションである「グラスライブ・コネクト(GLASS LIVE CONNECT)」を開発したと発表した。11月20日から試験的に提供を開始し、正式な提供開始は2015年度内の予定。新ソリューションは、自宅などにいる利用客に対して実店舗の映像をスマートグラス搭載カメラで生中継しながら会話できるというもの。店舗は素早く低コストで導入でき、利用客も簡単に利用できるとし、小規模から大規模まで各種の店舗やショールームで利用できるとしている。ハンズフリーで視線映像の中継と会話ができるため、利用客の要望に応じて店内のディスプレイや商品を見せたり、商品を動かしながら紹介するなど、利用客が実際に来店したかのように機動的でインタラクティブな案内が可能という。地方や海外にいながら東京の店舗へ気軽に、実際に来店したと同じ感覚で買い物したり、高齢や妊娠中などで来店が難しい利用客にも実店舗の映像や音声を通じて接客できるなど、多様な業種・店舗で顧客サービスの向上や商機拡大に利用できるとしている。なお、西武池袋本店5階紳士服「GOODMAN STYLE(グッドマン スタイル)」売場で11月20日から期間限定で試験導入する「ライブショッピングサービス グラス」の中継ソリューションとして、同ソリューションを採用したとのこと。
2015年11月17日シャトレーゼはこのほど、新酒の樽出し生ワインと新米と新豆で作る大福、おはぎの和菓子を発売した。○新酒生ワインと新米、新豆スイーツを発売「樽出し生ワイン シャトレーゼヌーヴォー甲州 白」は、グループ会社「シャトレーゼベルフォーレワイナリー」にて自社畑で育てた日本固有のぶどうの品種「甲州種」を使用。柑橘系の香りと程良い酸味が特徴の、フルーティーな味わいを楽しめる2015年の新酒ワインとなる。価格は740円(740ml、税込)で、1店舗80本限定発売。ボトル代は1本154円(税込)で、2回目以降ボトル代はかからない。一部のワイン取扱い店でのみの販売となる。また、新酒の発売に加えて「新米」と「新豆」を使用した和菓子、「塩豆大福」と「小豆たっぷり田舎風おはぎ」を発売。「塩豆大福」は今年収穫したばかりの新米を自社で精米した生地で、北海道十勝産の生産者を限定した新豆の自家炊き餡を包んだ、風味の良いヌーヴォースイーツとなる。「豆たっぷり田舎風塩豆大福」(東日本地域・粒餡)は宮城県産のみやこがねもち米で搗き上げた大福生地を、「豆たっぷりやわらか塩豆大福」(西日本地域・こし餡)は滋賀県産の羽二重もち米で搗き上げた大福生地を使用。ともに、大福生地には自家炊き製法でふっくらやわらかく炊き上げ、塩味の効いた北海道産の赤えんどう豆をふんだんに使用し、中身は北海道十勝産の風味豊かな小豆を使用した餡の甘味と塩味が特徴的な商品となる。価格は各129円(税込)。「特撰小豆たっぷり田舎風おはぎ」は、自家精米したはくちょうもち米のおはぎ生地で、生産者限定十勝産小豆使用の塩入り自家炊き粒餡を包んだ田舎風おはぎを、3個詰め合せた。餡は小豆の風味が感じられるよう、あっさりとした甘さに仕上げた。自家精米したもち米を使用し蒸し上げることで、米本来の風味をより強く感じることができるという。素材の風味を最大限に引き出し、1つ1つ丁寧に手包みしている。3個入りで、価格は388円(税込)。
2015年11月09日2011年に亡くなったミュージシャン、エイミー・ワインハウスの伝記映画の主演に、『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』のノオミ・ラパスが決まった。その他のキャストは明らかになっていない。その他の情報監督、脚本は、カーステン・シェリダン。シェリダンは、父ジム・シェリダンの『イン・アメリカ/三つの小さな願いごと』で脚本を共同執筆し、オスカーの脚本部門にノミネートされている。監督作には、フレディ・ハイモア主演の『奇跡のシンフォニー』がある。ラパスの最近作は、『チャイルド44森に消えた子供たち』。現在はSF映画『What Happened to Monday?』を撮影中。共演はウィレム・デフォー、グレン・クローズなど。文:猿渡由紀
2015年11月07日11月19日のボジョレー・ヌーボーの解禁にオクトーバーフェスト! 実りの秋は、お酒好きな女性にとって楽しみなイベントがめじろ押しです。 とくにこれからの季節、忘年会や女子会などでワインをたしなむ機会も増えるのではないでしょうか。そんなときに“知っていると感じがいいワインのマナー”や“手みやげワインの選び方のコツ”を、ファンワインコーディネーター主宰のワインソムリエ、岩本すずかさんに聞きました。女子会でのワインマナー、おさえておきたいポイントは3つ!仲のいい友だちとの集まりや忘年会など、カジュアルな場でワインをたしなむとき、“いかにも公式”なマナーでは、かえってしらけてしまいそう。でも、大人の女性としてはそれなりのマナーを知っておきたいところ。岩本さんに教えていただいた「カジュアルなお酒の席で、ここさえおさえればOKなポイント」がこちら。1.グラスのいちばんふくらんだところを目安に、3分の1から4分の1くらいまで注ぐ少し少なめに感じられますが、空間をつくることにより、グラスのなかに香りを閉じこめることができるのだそうです。正しいワインの注ぎ方を知っていれば、女子会の写真をSNSなどにアップしたときにも恥ずかしくないですよね。2.カジュアルな席なら乾杯! でグラスを鳴らしてもOK本来、乾杯のときにはグラスを胸くらいの高さまであげて、グラスを鳴らさずに「乾杯」というのが正式なマナー。けれど、楽しく盛りあがっているカジュアルな席では、あまり気にせずグラスをカチンと鳴らしても大丈夫です。3.ワイングラス、じつは「ボウルを持つ」が正解ワインの温度があがらないようにワイングラスは脚の部分を持つといい、というマナーを聞いたことがありませんか? 正式には、「ボウル部分を持つ」が正解なのだとか。しかし、女性は脚の部分を持ったほうがエレガントに見えることも。カジュアルな席では、こぼさないよう気をつけさえすれば、どちらでもOKです。レストランや上司も交えた食事など、かしこまった席でのワインのマナーは?クリスマスや記念日など、いつもより高級なレストランで彼と食事をするときや、忘年会で上司など目上の人も交えてのお酒の席では、どのようにふるまうといいのでしょうか。かしこまった席でのスマートなワインのたしなみ方のポイントは以下のふたつ。1.「男性が女性に注ぐ」が基本。でもTPOにあわせてレストランなどでは、グラスを置いたままソムリエやレストランのスタッフに注いでもらうのがマナー。また、ワインは「男性が女性に注ぐ」ことが基本です。しかし、会社の忘年会の立食パーティなどでは、女性がお酌をする文化も浸透しているため、相手の様子にあわせて見極めるといいでしょう。目上であっても、男性が注いでくれるなら「ありがとうございます」と受けるほうが相手に花を持たせることになる場合もあります。2.口をつけるのは1か所に。口紅は指でそっとぬぐってワインをいただくとき、どうしても気になるのがグラスについた口紅のあと。飲むときはできるだけ同じ場所に口をつけるようにし、指で口紅をそっとぬぐいましょう。口紅のついた指は、ナプキンでふくとスマート。その都度ではなく、汚れが目立ってきたと思ったら、自然にさりげなくふくのがポイントです。ホームパーティでよろこばれる、手みやげワインの選び方ワインが好きな友人宅でのホームパーティに招待されたときのケースです。手みやげにワインを持っていきたいけど、何を選べばいいのか悩ましいところ。そんなときに使えるワイン選びのヒントがこちら。1.料理の色とワインの色をあわせる友人が用意してくれるメニューをさりげなく聞いておき、料理にあったものを選ぶこと。一般的に「魚には白、肉には赤」といわれていますが、マグロやカツオなどの赤身の魚には赤ワイン、鶏肉のクリーム煮なら白ワインといったように、味つけや素材の色とワインの色をあわせると、なおいいでしょう。2.ワイン+スイーツのマリアージュも女子会向き食後のお楽しみに、甘口の「デザートワイン」とスイーツを手みやげにするのもひとつの手。デザートワインとは、特殊な菌がついたブドウや、凍らせたブドウなどを使った甘めのワイン。「デザートワインってなに?」という人は、ラベルをチェックするといいそうです。旬のフルーツを使ったタルトとあわせれば、味の相性もばっちり! 「種類が多く、むずかしいと思われがちなワインですが、じつはとても自由な飲み物。直感で楽しんでいただくのがいちばんです」と、岩本さん。マナーもポイントだけおさえて、あとは楽しくいただくことが、スマートなワインのたしなみ方といえそうです。
2015年11月01日キリンビールとイオンは11月10日に、全国のイオングループ各社の酒類取り扱い店舗にて、ワインRTD(レディ トゥ ドリンク)「キリン しゅわわ ハーブが香る白ワインタイプ」などの3種類を数量限定で発売する。○気軽にしゅわっと楽しめる"ワインRTD"同商品は、今年4月に発売した「キリン しゅわわ ほのかに甘い赤ワインタイプ/すっきり爽快な白ワインタイプ」に新た加わるもの。共同開発の狙いは、ワイン飲用者の裾野を広げ、新しいお酒の楽しみ方を提供するため。"ワイン"が持つ味わいや上質さを残しつつ、飲みやすさと気軽さを兼ね備えたRTDとした。味覚特徴は、白ワインの上質さはそのままに、ハーブの香りが加わった、甘さひかえめですっきりとした味わいに仕上げた。アルコール分は5%。容量・容器は250ml缶。 全国の「イオン」「ダイエー」「マックスバリュ」など、イオングループ各社の酒類取り扱い店舗で発売する。価格はオープンで、想定価格はいずれも138円(税込)。
2015年10月31日「100万ドルの夜景」として知られている香港のど真ん中で、世界のお酒に酔いしれ世界のグルメに舌鼓。そんな特別なひとときが楽しめる「香港ワイン&ダイン・フェスティバル2015」が10月22日~25日に開催された。「お酒をあまり飲まないという香港の人々も、このイベントだけは"別腹"なのかもしれない……」と思わざるを得なかった香港最大のグルメイベントの様子をお届けしよう。○イルミネーションに囲まれた会場フェスティバルの会場は中環(セントラル)のハーバーフロント・イベント・スペースで、会場のすぐそばには中環のスターフェリー乗り場がある。MTRを使うなら中環駅・香港駅・金鐘(アドミラルティ)の各駅から徒歩10分程度だ。会場周辺をぐるりと見渡せば、香港島のイルミネーションを間近に、そして対岸・九龍のイルミネーションも穏やかな海とともに楽しむことができる。フェスティバルの入場料は30香港ドル(約470円)。各ブースではお酒などの販売もしていたため、特にその場で飲めなくてもいいという人は、この30香港ドルだけで会場の雰囲気を楽しむのもいい。とはいえ、せっかく世界のお酒が勢ぞろいしているのだ。少しずついろんなお酒を楽しむことこそがこのフェスティバルの醍醐味だろう。会場内でお酒が楽しめるパスは様々なプランが用意されていた。一番お得なパスは100香港ドル(約1,550円)で、お酒チケットが5枚とプラスチック製のワイングラス1個がセットに。一方、高級な世界のワインを集めた「リーデル・グランド・テイスティング・パビリオン」入場付きのパスは、お酒チケットが5枚にリーデルワイングラス1個、さらに、専用ポーチ1個をセットにして480香港ドル(約7,440円)からとなっていた。○過去最大の350近くのブースが並ぶ会場内には過去最高の350近くのブースが並び、メインのワインも過去最高となる23の国・地域から届けられた。ワインだけでもフランスやイタリア、ドイツ、ラテンアメリカなどの国々からそろい、中でもボルドーのワインは広いエリアを設け、人々においしく飲まれることを待ちわびるようにずらりと並べられていた。各ブースでは、希少ワインや高級ワイン、シャンパンやスパークリングワイン、また、プロが厳選したワインなど、5つのテーマゾーンで世界のワインを網羅。もちろん、お酒はワインだけではない。今回、世界的なブームでもあるウイスキーとクラフトビールのブースが初登場となった。一方グルメに関しては、7月に発表された「Best of the Best 香港料理大賞2015」の受賞料理を提供するグルメブースのほか、それぞれの国・地域のお酒に合わせて、そのお酒を引き立たせる世界のグルメが展開されていた。例えば、日本ブースでは日本酒や梅酒などが提供されていたが、会場には居酒屋を意識したレイアウトで宮崎牛の和牛ステーキやたこ焼き、おでんなどもあり、日本通の外国人などにはうれしいブースになっていたようだ。様々なブースがある中で、とりわけ高級な世界のワインを集めた「リーデル・グランド・テイスティング・パビリオン」は、会場の中でもひときわ活気のある空間に。パビリオン内ではワインの提供・販売のほかリーデルのグラス販売も行っており、その場で切り分けてくれる生ハムのほか、カニやホタテなどが会場内で焼かれていたため、いろいろと目移り(鼻移り?)してしまう。○高級・希少ワインも気軽に試せるシャンソンが流れる会場で、早速、世界のお酒&グルメ巡りを始めよう。入場の際に渡されるセットの中には、会場内で使える20香港ドル(約310円)のチケットが2枚、さらに対象ブースで使えるプレゼントチケットや割引チケットも入っており、「思う存分飲んで食べて楽しんで」というようなメッセージを受け取ったような気になった。まずは「リーデル・グランド・テイスティング・パビリオン」へ。「実はワインのことは分からなくて……」という人でも大丈夫。各ブースのスタッフが特徴をそれぞれ説明してくれるので、いろいろ聞いてみるのもいいだろう。もちろん、インスピレーションで選ぶのもあり。運が良ければ、陽気なイタリア人がサービスしてくれるかも。各ブースのお酒は販売もしているので、飲んでみて気に入ればお買い上げも可能だ。○グルメは前菜からスイーツまでパビリオンを出てそれぞれのブースへ。各ブースではお試しのお試しに少し盛られたお酒やグルメも用意されており、どこでチケットを使うべきかかなり悩んでしまう。日本からはチョーヤ梅酒や月桂冠も出店しており、お土産にぴったりのおちょこが付いた日本酒セットなども用意していた。お酒のみならずグルメの充実ぶりもすごい。生ハムやチーズはもちろん、ポテトやパン、ハンバーガー、ソーセージ、ステーキ、そして飲茶やハニーポークなどの香港グルメ、さらにはマカロンやジェラート、チョコ、クッキーなどのスイーツまで、世界のグルメが様々なブースでふるまわれていた。訪れた時間帯はプレスやバイヤー専門の時間だったのでちょうどいい混み具合だったのだが、会場の外には一般開放時間を待つ人々が列をつくっていた。茶の文化がある香港では、大のお酒好きという人は日本人に比べて少ない傾向がある。それでも年に1度のこのフェスティバルに対し、平日にも関わらず多くの人たちがお酒を中心にして特別な夜を楽しみにしているようだった。香港ではフェスティバルを皮切りに、11月30日まで香港の食とワインを楽しむ「香港ワイン&ダイン・マンス」を開催している。期間中には街のいたるところでワインをテーマにしたイベントやツアーなどが行われるため、「なんだか楽しそう」という人はこの期間に香港を旅してみるのもいいだろう。※1香港ドル=15.5円で換算。記事中の情報は2015年10月取材時のもの
2015年10月29日もしあなたがワイン好きで、FacebookやTwitterに「50周年を記念してワイン1ケースを無料でプレゼントいたします!」といった投稿が現れたら、注意したほうがよいかもしれない。Malwarebytesが10月27日、記事「A Vintage Year for Free Wine Spam|Malwarebytes Unpacked」でワインのプレゼントを偽ったスパムメールが流行し始めていることを伝えている。Malwarebytesでは老舗のワインメーカーの振りをしたスパム行為がFacebookやTwitterといったソーシャルネットワークサービスを使って広がっていると指摘。記念としてワインをプレゼントしているといった内容を信じてWebサイトを訪れると、本物のサイトと同じようにしか見えないサイトが表示され、動画を見るように促されたあと、プレゼントに当選したとして住所などの個人情報の入力を促されるという。報告されているスパムメールは英語が使われているが、同様のアイデアを悪用した日本語のスパムが登場する可能性もある。サイバー攻撃に使われる手口は巧妙さを増しており、これまでは日本語を使ったスパムには不自然な文言や日本語としては違和感のあるフォントが使われることが多かったが、最近では偽装を見破ることが難しくなってきている。
2015年10月29日エプソンは10月1日、同社のスマートグラス「MOVERIO『BT-200』(MOVERIO)」を用いて、リコーの全天球カメラ「RICOH THETA」で撮影した映像を見ることができるシステムを開発したと発表した。同システムはNTTドコモの「デバイスコネクト WebAPI」を活用して開発されたもので、同APIを使用するとさまざまな機器の操作やデータ取得が共通の命令で実現可能となり、異なるメーカーの製品をつなぐアプリケーションの制作が容易になる。今回開発したシステムでは、「RICOH THETA」で撮影した全方位の動画・静止画像を「MOVERIO」向けに最適化し表示する。「MOVERIO」の加速度センサーやジャイロセンサーを利用して、頭の動きに合わせた視点移動が可能となっているほか、「MOVERIO」から「RICOH THETA」の撮影操作を行うことができる。なお、同システムは10月7日~10月10日に開催される「CEATEC JAPAN 2015」のエプソンブースでデモンストレーション展示される。また、同システムを基にして「RICOH THETA S」にも対応した「MOVERIO 『BT-200』」用アプリケーション「THETA(Device Web API Plug-in)」を、GClueよりMOVERIO専用アプリダウンロードサイト「MOVERIO Apps Market」で提供する予定となっている。
2015年10月01日村田製作所は9月30日、福井県鯖江市と共同で試作したスマートグラスのコンセプトモデル「Cool Design Smart Glass」を発表した。「Cool Design Smart Glass」は、ウェアラブル機器のHMI(Human Machine Interface)向けにスイッチモジュールの開発を進める村田製作所と眼鏡産地として有名な鯖江市の共同プロジェクトにより製作されたもの。テンプル部にスイッチモジュールを搭載することでレンズ部のARディスプレイやスマートフォンなどの機器を操作することができる機能を備えながら、鯖江の眼鏡デザインおよび製造技術によりファッション性とかけ心地も追求されている。なお、同コンセプトモデルは10月7日~10月10日に開催される「CEATEC JAPAN 2015」にて展示およびデモンストレーションが行われる予定だ。
2015年09月30日米国の3人組ブルース・ロックバンド、ザ・ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン(以下ジョンスペ)が、俳優・生田斗真主演の映画『グラスホッパー』(11月7日公開)の挿入歌として、新曲「don’t wanna live like the dead」を書き下ろしたことが24日、明らかになった。本作は、作家・伊坂幸太郎氏による120万部を突破した同名小説を原作に、生田と『脳男』(2013年)以来のタッグとなる瀧本智行監督がメガホンを取った作品。殺された婚約者への復讐のため、裏社会に身を置く元中学教師・鈴木を生田が演じ、対象者を自ら死に追い込む"自殺屋"鯨役を浅野忠信、孤独な若き殺し屋・蝉を山田涼介が演じる。このほか、麻生久美子、波瑠、菜々緒らが出演し、鈍く交わっていくサスペンスを3人の男たちが彩る。原作および劇中で、蝉の相棒・岩西(村上淳)が敬愛してやまない架空のロック・アーティストのジャック・クリスピン。ジョンスペは、そのジャックの歌う曲として新曲を書き下ろした。これは原作の伊坂氏がかねてよりバンドの大ファンであったことから実現。歌詞には同作のキーワードがちりばめられ、ミディアムテンポなバラードに仕上がった。ジョンスペ側は、「架空のアーティストとして楽曲を提供するという企画オファーを受けたのは初めての経験だったよ」と振り返り、「面白い試みだと思ったし、自分にとってとてもチャレンジングな仕事だと思った」と意欲的に取り組んだ様子。「台本と、ジャック・クリスピンの曲が流れるシーンで登場する岩西と蝉の関係性についての資料、2人が登場している2~3分の映像を見て、それらを参考に作詞作曲をしていった」と制作秘話を明かす。また、ジャックについて「参考にしたのは、自分自身にとってのクラシック・ロック・アーティスト。例えば、ローリング・ストーンズのような」と解釈しつつも、それ以上に「蝉と岩西の関係性」を重視。「上司と部下のような関係性なのか、先輩と後輩なのか、それとも友だちなのか、実は全く違うのか…」とイメージを膨らませ、「そういう2人の葛藤を映像から感じ取ったから、それをそのまま形にした」と説明した。さらに本作を鑑賞した上で、「蝉と鯨の関係、ライフスタイルはとてもファンタジックだった」と述べ、「逆に鈴木は誰もが共感できるキャラクター」と分析。「蝉は少し若いキャラクターだけどロックンロールで、ロックな部分は少し分かる気がする」と共感を示した。一方で、「一番想像つかなかった」存在だったのが鯨。そこからくみ取ったキャラクター像を「ブルース・ウィリス的な"超"人間的なものを感じた」と表現している。原作の伊坂氏は、「映画サイドから『ジャック・クリスピンのイメージは?』と聞かれた時、ジョンスペが好きなので名前を挙げた」と今回の企画の裏側を語る。しかし、「まさかジョン・スペンサーさん本人が引き受けてくれるとは」と驚きを隠せなかったようで、「あまりのうれしさに、それを知った時、大声出しちゃいました」と感激の瞬間を振り返った。瀧本監督には、「当初は気難しい人でないかとドキドキしていました」という懸念もあった。ところが、ジョンスペの好意的な姿勢に「作品の内容や設定をよく理解し、度重なる細かいリクエストにも丁寧に応じてくださいました」と感謝。楽曲については「こちらのイメージ通りのクールな古典的ロックで、細かいこだわりが随所に感じられ、尺も映像にピタリとあっていました。実に職人的で完璧な仕事ぶり」と絶賛している。ジョンスペは、1990年までノイズ・ロックバンドのプッシー・ガロアとして活動していたフロントマンのジョン・スペンサーを中心に1991年、ニューヨークにて結成。プッシー・ガロアの時期からあったパンク・ロックやオルタナティヴ・ロックからの影響とブルースを組み合わせ、大都会的なブルース・ロックを創り上げた。1994年にリリースしたサード・アルバム『オレンジ』で現地や日本の音楽誌などにも絶賛され、高い評価を獲得した。なお、映画に際して海外のバンドが架空のアーティストを担当するという例は、過去に『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(2005年)内でパルプのジャーヴィス・コッカーやレディオヘッドのジョニー・グリーンウッドらによるウィアード・シスターズなどがある。(C)2015「グラスホッパー」製作委員会
2015年09月25日シンガーソングライターのYUKIが、俳優・生田斗真主演の映画『グラスホッパー』(11月7日公開)の主題歌として、新曲「tonight」を書き下ろしたことが1日、明らかになった。本作は、作家・伊坂幸太郎氏による発行部数120万部を突破した同名小説を原作に、生田と『脳男』(2013年公開)以来のタッグとなる瀧本智行監督がメガホンを取った作品。殺された婚約者への復讐のため、裏社会に身を置く元中学教師・鈴木を生田が演じ、対象者を自ら死に追い込む"自殺屋"鯨役を浅野忠信、孤独な若き殺し屋・蝉を山田涼介が演じる。このほか、麻生久美子、波瑠、菜々緒、吉岡秀隆、村上淳、宇崎竜童、石橋蓮司らが出演し、鈍く交わっていくサスペンスを3人の男たちが彩る。このたび発表された主題歌「tonight」は、亡き婚約者の復讐だけを誓い、希望を失いかけた鈴木の再生への道のりをドラマチックに表現。黒い闇の世界で悲しみを背負った3人の男たちの情感を、優しいメロディーで奏でる。YUKI自身は、「生きていてもいなくても、哀しくてつらそうな人たちばかりがスクリーンにいたので、もうつらい時は過ぎたんだよ、終わったんだよ、雨はもう上がったんだよ、と肩を抱いてあげるような気持ちを込めて作りました」と語る。また、KADOKAWAの水上繁雄プロデューサーは、「とても優しいんだけれど、どこか寂しげな感じ。一人になった時、聴き込んでしまうところが非常にすてきで、映画にぴったり」と太鼓判を押している。YUKIは楽曲依頼を受けた際、「伊坂幸太郎さんの作品は読んでいましたので、とてもうれしかったです」と明かし、「原作を読んで、男たちのハードボイルド物語と理解していましたので、本当に私でいいのかと思いましたが、そこを変化球で来たのには何か理由がありそうだぞ!面白そうだぞ!と思い、喜んでお引き受けいたしました」と回想。映画を鑑賞した上で「個人的に、岩西(村上淳が演じた役)がとても良い空間を作っていたなぁと思いました。ずっと辛そうだった鯨と蝉が最後に戦う時は、一番楽しそうで、印象的でした」とコメント。岩西については「踊っているみたいでした」とも形容した。原作者の伊坂氏は、YUKIが主題歌を手がけると聞いた際には、「引き受けていただけるとはまったく思っていなかったので、本当に驚きました」とうれしい悲鳴を上げたそうで、完成した楽曲を「共感というよりは、ただ、すごくいいなと思いました」と称賛。劇中で同曲を耳にした時の心境を「YUKIさんの音楽を聴いていると、優しい気持ちに包まれて、むしろ僕はそれに怖さすら感じてしまうのですが、この映画は物騒で怖いことばかり起きるので、最後にこの歌が流れることで、本当に救われた気持ちになりました」と感慨深げに話した。あわせて、YUKIは新ビジュアルも公開。白を基調とした背景とスタイリングで、少しうつむき気味にこちらを見つめる。映画主題歌となる29枚目のシングル「tonight」は、11月4日にリリースされる。(C)2015「グラスホッパー」製作委員会
2015年09月02日