3歳ごろから続いていたイヤイヤ期がやっと終わりを迎えた長女。ようやくイヤイヤ期を終え、天使期に入ったかと思ったのもつかの間、ついに突入した中間反抗期。5歳の長女が起こす5分に1回の事件に、とんがりめがねさんもイライラが募ります。寝る前は素直になれる長女に、「この平和な時間が永遠に続けばいいのに」と感じる、とんがりめがねさん。そして長女の中間反抗期が本格化してくると、2歳の次女へのイジワルは悪意のあるものに変わっていき……。 人の気持ちが想像できるようになったのは喜ばしい点だけど…?寝るときの素直で穏やかな長女はどこへやら。長女の行動には、次女の嫌がる気持ちがわかってやっているのがみえてきて……。 長女の中間反抗期が本格化し、次女へのイジワルは次女の嫌だと思う気持ちを読み取っているかのごとく、悪意のあるものに変化していきました。 そして、とんがりめがねさんの説教にもつい熱が入るように。 「その想像する力、良いほうに使って! 」 とんがりめがねさんの正論でぐうの根も出ない叱り方を受けて、何も言葉が出せずに目に涙を浮かべる長女。 一度でわかってくれればいいものの、長女もまだ5歳なので何度も同じようなイジワルをし、そのたびにとんがりめがねさんは長女と真剣に向き合いながら説教をしました。 そしてある夜、ついに長女は「ほーちゃん(妹)うまれなくてもよかったのに」とつぶやき……。 子どもは何度も注意をして「それがダメなことなんだ」と覚えていくものだとわかっていても、毎回真剣に向き合うのは骨が折れますよね。しかし、人の気持ちを想像して行動できることは、これからたくさんの人と接していく人生の中でとても大切な力。とんがりめがねさんの思いが長女へ伝わる日が来ることを願うばかりですね。 著者:マンガ家・イラストレーター とんがりめがね3歳差姉妹(2016生と2019生)の母。ブログとInstagramで育児マンガを投稿中。
2023年02月14日いつも読んで下さってありがとうございます、もりりんパパです。まだまだ寒い日が続きますが皆さまいかがお過ごしでしょうか。僕の住んでいる九州でも昨年のクリスマスや1月に雪が積もり、かなり寒い日がありました。雪が積もると子どもたちは飛び跳ねて喜ぶんですけどね、僕は通勤が大変になるのでテンションだだ下がりです(笑)さて、今回のお話はプチ反抗期についてです。うちの次女さんも高学年が近づいているのでそろそろかなとは思っていたのですが…それではどうぞご覧下さい。長女もあったな プチ反抗期次女の場合は…反抗する気持ちがわかる!?なんか次女さん、凄かった…長女の時に反抗期を経験してはいたのですが、姉妹でここまで違うものなのか…と驚いてしまいました。そして、なんと自己主張の強く押しつけがましい反抗期でしょうか(笑)この先が全く想像つきませんね。…といった感じで今回のお話はおしまいです。それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!
2023年02月10日■前回のあらすじ最近、娘たちが冷たい気がする勇気。次女が発した「はやくいなくなって」という言葉がひっかかったものの、小学生が言うことだからとあまり気にしないことにしたのですが…。反抗期にしては様子がおかしい不穏な会話の内容が聞こえてきて…様子のおかしい娘たち、そして夫のいないところで引っ越しの相談をしているらしい妻。まさか、妻は離婚しようとしている…!?次回に続く 「見えない地獄〜僕は家族に裏切られた〜」(全69話)は22時更新!
2023年02月03日3歳ごろから続いていたイヤイヤ期がやっと終わりを迎えた長女。イヤイヤ期を終え天使期に入ったかと思ったのもつかの間、ついに中間反抗期(年長から小学校中学年ごろにくる反抗期)に突入してしまったよう。長女の怒りは主に次女。5分に1回は起こる事件に、とんがりめがねさんもついイライラしがちになりました。しかし、とんがりめがねさんはどんなに怒っても長女のことが好きだということ、長女のことが好きなのと同じくらい次女のことも好きだから意地悪するのはやめてほしいということを何度も伝えます。そのときはしおらしく収まる長女に、とんがりめがねさんの思いは伝わっていると思い込んでしまっていて……。 寝かしつけるときは穏やかで素直な長女。照れくさそうな笑顔もかわいくて…話せば親の気持ちは長女に伝わる、理解してもらえると思っていた私は、寝るときにも必ず長女にその日のケンカのフォローと大好きの気持ちを伝えていました。 長女と次女の寝かしつけは、それぞれ1対1でおこなうとんがりめがねさん家族。とんがりめがねさんと長女の二人きりの落ち着いた空間では、長女も少しだけ素直になってくれます。 他愛もないことを話し、その日のケンカのフォローをし、「次女と仲良くできないときもあると思うから、そのときは一回離れるという選択肢もあるんだよ」ということを伝えるとんがりめがねさん。実際にできるようになるのは先とわかっていますが、何度も言えばちょっとずつでも理解してくれると信じて話しました。 そして、3分で寝てしまう長女の寝かしつけ後は次女の寝かしつけ。次女にも同じように「長女が意地悪をしてしまうかもしれないけれど、好きがうまく伝えられないだけなんだよ」ととんがりめがねさんが伝えると、次女も「わかったよ」と返事をしてくれました。 子どもたちと心穏やかに過ごせる就寝前の時間。そんな平和な時間が永遠に続けばいいのにと思うとんがりめがねさんなのでした。 寝る前のひとときは、大人も子どもも少し素直になれる時間ですね。とんがりめがねさん親子も、幸せで穏やかな時間を過ごし、眠りにつきました。普段暴れん坊な子どもに対して、寝ている間は天使なのにと思うママパパも多いのではないでしょうか。ママパパも日々忙しくなかなか時間が取れないかもしれませんが、こんなふうに子どもと過ごすちょっとした時間を大切していきたいものですね。 著者:マンガ家・イラストレーター とんがりめがね3歳差姉妹(2016生と2019生)の母。ブログとInstagramで育児マンガを投稿中。
2023年01月31日3歳ごろから続いていたイヤイヤ期がやっと終わりを迎えた長女。次に訪れた、長女が天使のように穏やかな時間は、一瞬のことでした。やってきたのは中間反抗期。周りの大人や友だちまでもが次女をかわいがることに、長女は嫉妬心が徐々に積もって、爆発してしまい……。 長女の被害にあうのは次女ばかり。話せばわかると思い込んでしまい…?次女が「かわいい」と言われることに嫉妬する長女。長女に気持ち穏やかに過ごしてもらうためにも、家族だけでなく親戚や保育園まで巻き込んで「かわいい」という言葉を最重要取扱注意表現としました。しかし、言葉を規制するだけでは長女の気持ちには寄り添えていなかったことに、私たちは気づいていなかったのです。 長女が5歳になるころには、次女への嫌がらせが5分に1回は起きるようになりました。 あまりの頻度にとんがりめがねさんもイライラしてしまいます。とんがりめがねさんは怒鳴りながらも「どれだけ怒っても長女のことが好き」と伝えることは忘れません。そのまま親子で仲直りすると、「長女のことを好きな気持ちと同じくらい次女のことが好きだから、お互いに意地悪するのは許さないよ」ということを必ず伝えます。 これで気持ちは伝わっていると思っていたとんがりめがねさんは、この日も長女に話すように叱りました。 「先に相手が悪かったとしても、叩いた方が負けやねん。人を叩いていい理由なんかない」 冷静に平等に話せばわかるし、しっかりしている長女にはこの叱り方で伝わる。とんがりめがねさんは「子ども扱いしない」ということが、次第に「大人の理屈を押し付ける」ということに変わっていっていることに気づくことなく、長女に訪れた中間反抗期を悪化させてしまうのでした。 実際、大人でも「それはわかっているけど、それでも腹立たしいんだ! 」という出来事もありますよね。どんな形が子どもの気持ちに寄り添っていることになるのか、親子といえども相手の気持ちを推し量るのは難しいですよね。みなさんなら、弟妹に嫉妬してしまう子どもにどう寄り添いますか? 著者:マンガ家・イラストレーター とんがりめがね3歳差姉妹(2016生と2019生)の母。ブログとInstagramで育児マンガを投稿中。
2023年01月30日長女は3歳後半になり、イヤイヤ期がピークに。それでもとんがりめがねさんは、将来困らないようにと長女の未来を考え、粘り強く長女と向き合いました。そして、長女は幼稚園に入園したことをきっかけに、イヤイヤ期の終わりを迎えることができたのですが……。 家では姉妹平等にしているつもりだけど、ついに嫉妬が爆発して…?長女と私はお互い何度もぶつかり合いましたが、長女の幼稚園入園を皮切りに、イヤイヤ期は終わりました。その後ひとときの天使期を泣いて喜ぶ私でしたが、まさかの事態を迎えました。 長女にやっと訪れたイヤイヤ期の終わり。家ではやさしいお姉ちゃんであり、素直に謝ることもできるようになった長女は、天使期がやってきたように思えました。 しかし、長女の嫉妬の時限爆弾は突然はじけ飛びます。これまで赤ちゃん返りもなく、次女をかわいがってくれていた長女は4歳半ごろから次女がかわいがられることに嫉妬し、感情が爆発してしまったのです。 家の中では姉妹平等に接してきた、とんがりめがねさん家族ですが、ひとたび外に出ると祖父母、保育園の先生、長女のお友だちまでもが妹のことをかわいがるのです。 存在するだけで「かわいい」といわれる妹と、何かしなければ褒めてもらえない自分の気持ちの狭間でくすぶっていた感情が爆発してしまった長女。とんがりめがねさんは自分も長女であったからこそ、その気持ちがわかり、心を痛めます。 こうしてついに、とんがりめがねさん一家で「かわいい」という言葉を使うことに関してルールを設けることになり、親戚や保育園の先生にも協力してもらい、長女のために動くこととなったのでした。 兄弟姉妹のいる家庭あるあるかもしれない事件でしたね。大人にとっては何気ない一言のつもりでも、子どもにとってみたら大きな影響を与えられる一言なのかもしれません。みなさんも子どもに良かれと思ってやったことが裏目に出た経験はありませんか? 著者:マンガ家・イラストレーター とんがりめがね3歳差姉妹(2016生と2019生)の母。ブログとInstagramで育児マンガを投稿中。
2023年01月29日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「反抗期」です。ロック少年のイメージといえば、反骨精神や若さゆえの衝動みたいなものがあるのではないかと思います。“大人はわかってくれない”的なことや“学校の窓ガラスを割る”的なことって、10代の心情を歌う曲ではひとつの常套句となっているのではと思うのですが……「僕の中にはないなぁ」っていつも思います。だって、学校の勉強も、先生も、大人のことも普通に好きだったので。10代のころ、世の中の仕組みに納得いかないことなんかひとつもなかったんです。全部、納得していた。そんなわけで、僕には非行に走るような反抗期がありませんでした。中学2年の時、全校集会で在校生が新入生に部活の紹介をした時のことを思い出します。卓球部の部長が部活紹介をしないといけない場面で突然、学校に対する不満を壇上でぶちまけたんです。たぶん、部長はそれをずっと言いたくて胸の内に溜めていたのでしょう。先生たちが慌ててステージにあがって彼を取り押さえていた。僕はそれをただ見ていました。まるで「金八」みたいな衝撃のシーンや、こんなことあるんや、と体育館で三角座りしたまま思いました。3年生たちは「そうだそうだ!」という感じで興奮していましたが、2年生の僕は一切そういうことを思っていなかったので、「この学校、いいと思うけどな……」と心の内で思っていた。それくらい環境に苛立ちや不満を持つことがなかったんです。どうしてそうだったのかと振り返ると、やはりおじいちゃんおばあちゃんと一緒に暮らしていたからではないかと思います。相当愛されているという自負があるのと、家族が多いとやはりそこに守られている、属しているという強い連帯の意識が芽生えます。強いロープで結ばれている安心感があると人は反抗しようなんて思わないのではないでしょうか。そういうマインドで育ったからこそ実家暮らしも長かったのだと思います。反抗してないですから現状維持でいいですし、実家に住んでいたら家賃もかからず経済的で合理的です。よく世の中では実家男子は独立心がなく結婚するにはちょっと……なんて言われますが、とんでもないと思います。家族に愛されてないと成立しないし、愛情をきちんと理解できる男性であることは間違いない。長い目で将来のことを考えるなら、反抗知らずで平和主義の実家男子こそ結婚向きなのではないでしょうか。おかざきたいいくキャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」の追加公演が、1/29東京、2/11沖縄で開催される。岡崎体育ワンマンコンサート「BASIN TECHNO」@さいたまスーパーアリーナのライブ音源が配信中。『anan』2023年2月1日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2023年01月28日長女も3歳後半になり、イヤイヤ期がピークに。次女も離乳食や抱っこの時間が増え、とんがりめがねさんはなかなか長女の思うように動いてあげられなくなっていました。そんな状況と自分自身の感情がうまく抑えられない長女のストレスは高まり、長女のイヤイヤ期はひどくなる一方で……。 こんな人間になってほしい! 母が考える子どもの将来像長女のイヤイヤ期のピークと、次女の世話が増える時期が重なってしまい、長女の感情をどうやってもうまく解消してあげられない日々が続いていました。 おむつ替えや離乳食などの「赤ちゃんを生かすための育児」から、「将来の人間性を考えながらの育児」をするようになってきた、とんがりめがねさん。その一環で、長女に「ごめんなさい」を言えるように教育します。 長女は悪いことをしているときにはきちんと自覚しているようですが、なかなか謝るまではできない性格のようで、こちらが感情的に怒るとますます頑固になり謝れない様子でした。ごめんなさいを強要したり、気の入っていない謝罪をすることだけはさせたくないというのが、とんがりめがねさんの教育方針。 罪悪感が顔に出ていたり、謝るきっかけを与えることで長女から謝罪を引き出し、謝れたときはほめちぎって「大好き」と伝えます。 そして、長女は幼稚園に行き始めるとストレスを園で発散できるようになり、精神的に落ち着きを見せ始めます。これまであれだけイヤイヤしていたのに、家では妹にやさしくし、お手伝いをしたり、怒られたときも泣きながらではありますが、謝れるようになったりと、成長しました。 これにてとんがりめがねさん宅のイヤイヤ期は終わりを迎え、素直でやさしい天使期が一瞬訪れた。と思いきや……? 無事訪れた長女の天使期にとんがりめがねさんは、涙を流して喜んでいましたね。あれだけ激しかったイヤイヤが嘘のように終わるとは、育児の難しさをひしひしと感じたことでしょう。ごめんなさいが言えるというのは大人でもなかなか難しいことですが、とんがりめがねさんは長女への教育の一つとして成功させたようです。家庭によって合うやり方は違いますが、謝ることを教える方法の成功例の1つとして参考にしたいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター とんがりめがね3歳差姉妹(2016生と2019生)の母。ブログとInstagramで育児マンガを投稿中。
2023年01月28日2歳半ごろからイヤイヤ期が始まった長女。とんがりめがねさんは、次女が生まれてからの長女が心配で赤ちゃんのいる暮らしについて、長女に伝えていました。そのおかげか、長女が赤ちゃん返りすることはなく、やさしいお姉ちゃんとして過ごしてくれるように。しかし、長女のイヤイヤ期はつづき、主に長女のイヤイヤ期はとんがりめがねさんの夫に向かってのものが多かったため、自然ととんがりめがねさんの夫が次女担当、とんがりめがねさんが長女担当になっていきました。そのためワンオペ時にも、とんがりめがねさんは、次女と1対1の時間はなかなか確保できない状態で……。 イヤイヤ期もいよいよピークに! 長女のイヤイヤスイッチが多くなり…?私はイヤイヤ期のはじまった長女のことが心配で、次女との大切な時間を犠牲にしながらも、長女と一緒に遊んだりイヤイヤに付き合ったりと長女を優先してきました。しかし、次女が成長するにつれ、世話をする時間が増え、それがイヤイヤ期のピークと重なってしまい……。 長女も3歳後半になり、イヤイヤ期もピークに。次女も離乳食や抱っこの時間が増え、とんがりめがねさんはなかなか長女の思うように動いてあげられなくなってしまいました。 長女は今まで優先してもらっていたのに待つ時間が増えたり、自分でできることは自分でしたかったりと、ストレスが溜まっていく一方。長女はイヤイヤスイッチが入ると、自分の気持ちと優先されないことへの不満で自分でも感情を抑えきれない様子で、大声で威嚇、怒りながら号泣する長女に対して、親が何をどうしてあげても制御がききません。 ある日、とんがりめがねさんは、長女が喜ぶだろうと思って、制服にアレンジを加えました。しかし、長女に見せた瞬間、長女はとんがりめがねさんの目の前でゴミ箱に放り投げました。この出来事にとんがりめがねさんは怒りすらこみ上げず、ただ悲しみが押し寄せ……。 子どもが成長していると思うとうれしい半面、対策が見つからず悲しくやるせない気持ちを抱えている親はきっととんがりめがねさんだけではないと思います。 子どものイヤイヤを少しでも回避するために、良かれと思ってした行動が裏目に出てしまうのがイヤイヤ期。親がどうしてあげても子どもがイヤイヤするというのは、理解できていても実際に好意を無下にされると傷つきますよね。 著者:マンガ家・イラストレーター とんがりめがね3歳差姉妹(2016生と2019生)の母。ブログとInstagramで育児マンガを投稿中。
2023年01月27日イヤイヤ期と思春期の間で訪れると言われる中間反抗期。イヤイヤとやさしいお姉ちゃんの間で揺れる、5歳の長女に訪れた中間反抗期に、日々苦悩しながら向き合う家族のお話です。 中間反抗期があるなんて聞いてない! はじまりはイヤイヤ期からで…? 今年で育児5年目に入る私は、長女が3歳3カ月のとき、次女を出産。 長女のイヤイヤ期が重なることから、次女の出産前から赤ちゃんの話をしたり、出産後の生活のシュミレーションをしたりしていました。 事前に対応していたおかげか、長女の赤ちゃん返りは無事回避。しかし長女は普段はやさしいお姉ちゃんだけれど、些細なことがきっかけではじまるイヤイヤがあって……? 育児5年目に入るとんがりめがねさんは、長女に「妹が生まれなくてもよかったのに」と言わせるような状況をつくってしまい、何がいけなかったのだろうと苦悩していました。次女が生まれる前も、生まれてからも長女を優先し、なるべく長女と1対1の関係をつくってきたのにと悩みます。 長女のイヤイヤ期は2歳半ごろからはじまり、たたく、物を投げる、ツバを吐いて床に塗るなど、自分の思い通りにならないとイヤイヤしてしまいます。些細なことがきっかけで火がついたようにはじまる長女のイヤイヤは、3歳前半のときは漠然と「イヤ」という感情のものが多く、ほとんどが父に向けられました。そのため、次女の世話を父に任せ、とんがりめがねさんは長女担当に。 「長女を優先する」という思いで育児をしていたため、ワンオペ時には次女の世話をするときも、長女の相手をしながらやっていました。当然次女との1対1の時間はほぼありません。 そのような事情もあってか、とんがりめがねさんは、次第に次女との大事な時間を長女のために犠牲にしてきたという思いを抱くようになったのでした。 子どもがかわいい時期だけではないことはわかっているし、別の人間だからこそ考えていることがわからないという難しさが、子どものイヤイヤにはありますよね。次女との大切な時間を犠牲にしてまで向き合ったからこそ、親側の感情の整理は難しいものです。どうすれば子どもに伝わるのか、どうすれば子どもを理解できるのか、年代を問わず、育児中の永遠のテーマかもしれませんね。著者:マンガ家・イラストレーター とんがりめがね3歳差姉妹(2016生と2019生)の母。ブログとInstagramで育児マンガを投稿中。
2023年01月26日4歳になると、イヤイヤ期も収まり親の言うことをよく聞いてくれるようになると聞いていました。「天使の4歳」とも言われますし、4歳ってそんなにおりこうさんになるんだなぁと待ち遠しく思う時期もありました。しかし実際に4歳になった長男は…確かに親の言うことをよくわかっており、いろんなことを理解しおりこうさんにはなっていましたが、それに加え、自己主張も強くなってきました。「こうしようね」と言われても、「自分は本当はこうしたいのに」という気持ちがあり、2歳の頃のイヤイヤ期の拒絶とは違い、飲み込みつつも「余計な一言」を言ってくるようになったのです。「めんどくさいなー」「うるさいなー」「やりたくないのにー」等々。まるで思春期のような言い草に笑ってしまいそうになることもあるのですが、グッと我慢しています。先日も、お風呂から出て服を着ずにおもちゃで遊んでいた息子に注意をすると、と言ってきた息子。邪魔してくる「いじわる」なママだと感じたようです。4歳になると自分のやりたいことも明確になってきて、口も達者になってくるので困り物です。いつも一生懸命言い聞かせようと何度も繰り返し伝えたりしているのですが、その日は「どうして服を着て欲しいのか」という理由を丁寧に説明してみることにしました。2歳のイヤイヤ期の頃は、大人の言うことを全て理解するのも難しいだろうと思い、なるべくご機嫌に、なるべく簡単に伝えることを意識していました。しかし4歳になり、「どうしてそうしなければならないのか」という理由を考え、「行動することでどうなるのか」を伝え、考えてもらうことにしたのです。すると、ママがいじわるで言ってるわけではないことが伝わり、いつもよりスムーズに服を着てくれました。私も「まだ4歳だし…」と勝手なステレオタイプで子供騙しのような対応になっていたこともあったかもしれない、と反省。大人が思っているよりも、子どもはいろんなことを理解しているのだなと感じた出来事でした。
2023年01月17日本格的(?)な反抗期の前にある【プチ反抗期】。さまざまな年齢の子ども達がいるわが家ですが、それぞれに【プチ反抗期】がありまして。態度でも言葉でも分かりやすく反抗する長男。そして…静かに反抗する長女。長男と同じく反抗するけれど、面と向かっては言えない次男(笑)そしてそして…たまに拗ねる三男に、暴君の素質をいかんなく発揮する四男(笑)5人それぞれに【プチ反抗期】があるのですが、一番最初の【反抗期】であった長男の時。私自身もどうするのがベストなのか分からず、長男の前でキレながら号泣するというカオスを展開したこともありました。(長男ドン引き 笑)正直なところ、今でもどうするのが正解なのか分からないのですが、子ども達それぞれの反抗期を経験してきて、行うようになったことがあります。それは…私自身は実母に反抗すらできないような環境で育ってきたため、子ども達が私に【反抗できる】という事は、信頼関係がある証でもあると思っていて。もちろん、ダメな事はダメだとしっかり伝えつつも、あまりしつこく言う事はやめて、ヒートアップしそうなときはあえて距離を置くようにしています。(別の部屋に行くとか、その場を離れて家事をするとか)本格的な反抗期はまだまだこれからだと思いますが、お互いの距離感を見極めつつ、やっていきたいと思います!
2023年01月11日みなさんは、自分が反抗期だった頃のことを覚えているでしょうか。「あの頃は、親に反抗ばかりしていたな」という人もいるかもしれません。一方で、わが子のこととなると、「こんなに素直だけれど、本当に反抗期なんて来るのかしら……」と思っていませんか?今回は、「思春期と反抗期の違い」や「反抗期がある子とない子の違い」について、詳しく解説していきます。思春期は人生に一度誰にでも訪れる!反抗期は……?まずは、混同されがちな「思春期」と「反抗期」について考えてみましょう。■【思春期】人生に一度 “誰にでも” 必ず訪れる京都市こころの健康増進センターが作成した資料によると、思春期とは「子どもからおとなへと心身ともに大きく成長する時期」とのこと。どうやら、思春期は「心」と「身体」がどちらも急速に変化する時期のようです。同資料では、身体の変化のひとつ「第二次性徴」について以下のように説明されています。思春期におけるからだの成長スピードはとても速く、学童期まで慣れ親しんだ自分像は、あっという間に過去のものになってしまうほどです。新たなからだのイメージを自分のものとして受け入れられるようになるまで、不安や戸惑いを感じる子どもも少なくありません。(引用元:京都市こころの健康増進センター|思春期のこころをはぐくむためのガイド)みなさんにも、第二次性徴はあったはず。そう、思春期は人生に一度、誰にでも必ず訪れるのです。そして同資料では、「親に対してよそよそしくなる」「批判的な態度を示す」といった、思春期のあいだに訪れる心の変化を「一般的に反抗期と呼ぶ」と書かれています。■【反抗期】人生に2回訪れる(※個人差あり)和洋女子大学こども発達学科教授の大神優子氏は、反抗期は2回訪れると述べています。1回めは2歳前後のいわゆる「イヤイヤ期」と呼ばれる「第一次反抗期」。この第一次反抗期は、親に反抗するというよりも、心と体が未発達なのに「何でも自分でやりたい」という気持ちだけが強くなり、「やりたいのにできない」ことが引き金になっているとのこと。そして2回めは、中学生・高校生時期にピークを迎える「第二次反抗期」です。大人の言うことを素直に聞かなくなる、いつもイライラしていて「ウザい」「ダルい」と言ってばかり、親とあまり話さなくなるなど。大神氏によると、このような反抗的な態度は、早い子で小学校中学年くらいから始まり、高校生頃までには落ち着く傾向があるようです。ただし、「第二次反抗期」は、必ずしも全員に訪れるわけではありません。みなさんのまわりにも、「反抗期がなかった」という人がいませんか?次項では、「反抗期がないまま大人になった人」について考えてみます。反抗期がない子どももいる!?精神科医の菊池秀明氏によると、親離れや反抗期は「子どもが社会の中で親に頼らず同世代の仲間とともに自分の力を信じてやっていく、大人になっていくという過程の一部」なのだそう。そのうえで菊池氏は、親に反抗しない・できない子どもについて次のように危惧しています。むしろ、思春期になっても親に甘え続けてしまう。自分では何も決められない。親を恐れて全く反発できない。親や仲間に気を遣い過ぎて何も言えない。親や仲間の言いなりになってしまう。家や学校で良い子を演じてしまう。そのような子どものほうが、不登校や摂食障害などの問題を引き起こしてしまうことがあります。(引用元:公立学校共済組合 関東中央病院|反抗期について)しかし、昨今の親子関係に着目すると、反抗期がないことは一概に悪くないという見方もあるようです。京都女子大学教授で臨床心理学が専門の正木大貴氏は、「反抗期がない子どもが増えている」とし、その理由をふたつ挙げています。ひとつは、上記同様「反抗したくても、親のコントロールや押さえつける力が強い」から。この場合、正木氏が「大人になったときにどこかで爆発してしまう可能性がある」と注意を促すように、社会に出てから人間関係で苦労するケースもあるようです。ふたつめは、「子どもが親に対して反抗する必要がない」から。この場合、子どもに対して理解のある親が増えてきたという時代背景が関係しているようです。正木氏によると、最近では多様な趣味や生き方が広く知れ渡り、「いろんな価値観があっていいよね」と、子どもの意見を尊重する親御さんが増えているとのこと。その結果、「うちの親は比較的自由にやらせてくれる」「何を言っても否定せずに聞いてくれる」と、反抗する理由がなくなるというわけです。アンガーマネジメントの専門家である本田恵子氏もまた、「うちの子、反抗期がないけど大丈夫?」と心配になる親に向けて、「穏やかに育って反抗期がないという子どもも存在します。それは、子どもの欲求を上手に親が受け止めていた場合です」と話します。もちろん子どものわがままをすべて聞き入れて、子どもの言いなりになるという意味ではありません。大事なのは、わが子の話に耳を傾け、共感して受け止めてあげること。教育評論家の親野智可等氏も、思春期の子どもの話に共感することの大切さについて見解を述べています。まず、一番よくないのが「反抗期の子どもを “子ども扱い” する」ことなのだそう。いつまでも小さい子ども扱いして小言ばかり言ったり、正論を押しつけたり、すぐに励ましやアドバイスをしたりするのもNGです。親野氏によると、「まずは共感すること。『そうなの?それは嫌だよね』と共感してあげると話しやすくなり、親への信頼も高まる」のだそう。そして何より、親を信頼し、親の愛情を実感できている子は、自分を大切にするようになると言います。たとえ悪い誘惑があったときも、「大切にしてくれる親に心配かけたくない」という意識がはたらき、ブレーキがかかるようになるのです。子どもはしだいに、親の目が届かない世界に足を踏み入れていきます。だからこそ、親子の信頼関係をしっかり築き上げることで、安心して外の世界に送り出してあげることができるのではないでしょうか。「男の子の反抗期」と「女の子の反抗期」の違い最後に、「男の子の反抗期」と「女の子の反抗期」の違いについて解説していきます。「男の子は言動が荒々しくなる」「女の子はイライラして不機嫌になる」など、反抗期特有の言動は男女によって変わるケースもあるので、ぜひ参考にしてください。■【男の子の反抗期】ありがちな言動と解決法1. 口が悪くなる口を開けば「うっせー」「うぜー」「ムカつく」など、反抗的な言葉ばかり。うんざりしそうになりますが、心理カウンセラーで医学博士の芳川玲子氏によると、「ホルモンが不安定で、感情がコントロールできない」ことも一因なのだそう。「そういう時期なんだ」と割りきって、一歩離れて見守ってあげましょう。2. 部屋にこもりがち前はよくリビングで家族団らんの時間を過ごしていたのに、気づけば自分の部屋にこもってばかり……。心理学者の諸富祥彦氏は、「これまで過干渉気味だったのでは?」と指摘し、思春期に入った男の子は「部屋や自分の殻にこもり、コミュニケーションをしないことで親の干渉を遮断して、『自分』という新しい存在を一生懸命形成しようとしている」のだと言います。親子関係が新しいステージに入ったという自覚をもち、それまでとは違う距離感で関わっていきましょう。3. 出かけるときに行き先を教えてくれない「10歳くらいから、男の子は自分の力を試したい気持ちが強くなります」と芳川氏が言うように、この時期は親の手を離れて友だちどうしで遠出することが増えてきます。行き先や帰る時間を聞いてもはぐらかされたり、うっとうしそうにされたりすると、親として心配になりますよね。認知科学者の松井智子氏は、「まずは起こりうる危険を具体的に話して聞かせましょう。そのうえで、一度親御さん自身もその場所へ足を運び、お子さんと同じ風景を見て共感することも大事です」とアドバイスしています。■【女の子の反抗期】ありがちな言動と解決法1. 自分の容姿を人と比べるようになる産婦人科医の高橋幸子氏によると、反抗期の子どもは「周囲からどのように思われているのだろう」と他人からの評価にとても敏感になるため、容姿や体型などの外見的特徴を必要以上に気にするようです。「特に女の子によく見られますが、それは自我の順調な育ちです」とのことなので、スキンケアや脱毛、おしゃれのことなどは常識の範囲内で親が協力してあげると、子どもの安心感にもつながります。2. 注意するとふてくされるいままでは注意すると「ごめんなさい」と素直に答えてくれたのに、ふてくされたり、にらんできたり、かわいげのない態度をとるようになった……。諸富氏は、「学校や友だち関係で思い通りにならないことがあって、イライラしているのかも。心を許しているからこそ、親に甘えている」とし、過剰に反応せずに「あらあら」と流してOKとのこと。諸富氏によると、思春期の女の子の人間関係は毎日目まぐるしく変化し、感情のアップダウンが激しくなりがちなのだそう。わが子の機嫌に振り回されるのではなく、親として大きく構えておいたほうがよさそうです。3. だらしなくなる以前は元気で活発だったのに、いつの間にか「めんどくさい」「疲れてるからやらない」とダラダラ過ごす時間が増えてきた気がする……。親としては見過ごせませんが、芳川氏によると「第二次性徴が始まると、成長にエネルギーがもっていかれるので、どうしても疲れやすくなる」のだそう。「外では気を張ってちゃんとしているからこそ、家のなかではリラックスしているんだな」と解釈して、あまり口うるさく注意しないようにしましょう。***「反抗期なんてまだ先」と思っていても、気づけば思春期に差しかかり、お子さんの体も心もあっという間に成長してしいきます。嬉しくもあり、ちょっと淋しいお子さまの成長に寄り添えるように、充実した親子関係を築いていきたいですね。(参考)たまひよ|似ているようで違う、イヤイヤ期の反抗と、思春期の反抗京都市こころの健康増進センター|思春期のこころをはぐくむためのガイド公立学校共済組合 関東中央病院|反抗期についてYAHOO!JAPAN ニュース|「反抗期ない」若者増加か 専門家「親の考え方のゴリ押しが減少」SNSで発散する『隠れ反抗期』に注意STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|「10歳の反抗期」に親がすべきこと。子どもは親の思いどおりには育たない!東洋経済オンライン|反抗期の子を絶望させる「親たちの最悪な対応」AERA with Kids 特別編集(2020),『自己肯定感を高める本』, 朝日新聞出版.諸富祥彦(2016),『反抗期乗り切りマニュアル』, 主婦の友社.
2022年12月19日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「アメリカ中間選挙」です。人権と環境を守る。民主主義の良心が守られた結果に。11月8日にアメリカ中間選挙が行われました。現職大統領の評価が問われ、与党は不利になることが多く、今回も共和党のイメージカラーである赤の「レッドウェーブ」が起きる(共和党圧勝)と予想されました。しかし、実際には上院は民主党と共和党が同数で、下院は共和党が多数になったものの、圧勝にはなりませんでした。民主党の善戦に大きく影響したのは、人工妊娠中絶の問題です。50年近く「中絶は憲法で定められた女性の権利」とされていました。ところが、トランプ政権時に、アメリカの連邦最高裁判所は保守派の判事が多く占めることになり、その権利は覆されました。保守派は中絶に反対しており、保守の多い州では中絶を禁止、規制する動きが増え、人工妊娠中絶ができる病院が閉鎖したり、中絶薬を販売するだけでも違法になりかねない状況に。そんななか、今年の6月、オハイオ州の10歳の少女が性暴行の被害を受け妊娠、隣の州に行かなければ中絶手術を受けられなくなったことが社会問題化しました。女性の権利を守ろうという論調に合わせる形で、民主党がある程度議席をとったのではないかといわれています。民主党は、環境問題にも積極的で、GX(グリーントランスフォーメーション)など、環境分野で産業を起こすことを明確に打ち出しています。今回は20代の若い世代の投票が目立ち、気候変動対策をここで終わらせてはいけないという思いが票に結びつきました。さらにトランプ氏の出馬予想を受け(のちに出馬を表明)、共和党支持者のなかにも、トランプ化を防ぎたいという動きが影響したのではという意見も上がっています。刹那的な富を求める資本主義というよりは、持続可能で誰もが幸福追求できる社会のあり方を政治は調整するべきだという主張が、素直に反映されました。「民主主義の良心」が守られたともいえる中間選挙だったと思います。この直後にバイデン大統領は習近平国家主席と初対面しました。国民の支持を集めたバイデン大統領に、中国も真摯に向き合いました。世界情勢においても混乱を避け、やや安定のメッセージを示すことができたと思います。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~)が放送中。※『anan』2022年12月21日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2022年12月16日ウーマンエキサイトをご覧のみなさんこんにちは! はなうさです。今回は誰しもが通る反抗期のお話。小学一年生になった長男は最近プチ反抗期。というか、口が立つようになったので「ああ言えばこう言う」という一種の成長を遂げているわけですが、まだリアクションだったり声だったりが可愛いので全然見ていられるレベル。これが成長していくにつれて体も態度もデカくなると思うと母は色々気が滅入ってきたりもします。私自身、女姉妹で育ったこともあり、男の子反抗期は未知の世界。逆に男兄弟で育った旦那にお義兄さんや旦那の反抗期はどんな感じだったかと聞くと…旦那もお義兄さんも口ごたえや喧嘩はしたけど暴言を吐くなどはなかったそう。ただ、喧嘩をしてお義父さんにキッチンで背負い投げされたことがあるらしく男子らしいというか、一体なにで喧嘩したら背負いなげされるのか。(覚えてないらしい)かく言う私も反抗期がありました。私の反抗期は完全に父にだけ向けられていて、その間約3年以上もの月日を、私は父と一言も口を交わすことなく過ごしました。今回はそんな自分の反抗期を振り返っていきたいと思います。
2022年11月28日前にも こどもたちの反抗期の話 を描いたのですが、今回は反抗期を過ぎて大人になった娘たちのエピソードです。口達者だった次女の反抗期と現在まずは次女のエピソードです。周りの空気を読むのは得意。でも、逆に周りの空気を読みすぎて自分がおざなりになってしまうタイプの次女でしたが…。いつの間にか「自分の機嫌は自分で取る」つまり「自分の心も大切にする」ができるようになっていました!(大人になってもこれができない人いますもんね…。)成長したなぁ…を実感して嬉しくなりました。不登校だった長女は反抗期も激しく…次は長女のエピソードです。今までたくさん悩みを抱えてきた長女(そして私も一緒に悩み、もがきました)から、こんな風に客観的なアドバイスをもらう日がくるなんて…感動すら覚えました。が…せっかく感動的な雰囲気になっても、それをおちゃらけて台無しにするのも長女です…そういうの嫌いじゃないよ(笑)現在、こどもが反抗期真っ最中でしんどい思いをされてる方もいらっしゃると思います。すぐに解決! という性質の話ではないので、根気が試される…親も試練の時ですが、通り過ぎた先にはこういった嬉しいこともあったよ! をお伝えしたくて描きました。ほんの少しでも希望になれば…嬉しいです。
2022年11月11日日常では何かと理不尽なことも多く、モヤモヤするような出来事はありませんか? 今回は実際に募集したそんなモヤモヤを吹き飛ばしてスカッとさせてくれるエピソードをご紹介します!不平等な上司以前、マニュアル違反の濡れ衣で上司に注意されたことがありました。当時の上司は注意しやすそう、反抗しなさそうな人を選んで注意するタイプで、同じことでも人によって注意されたりされなかったりと、一貫性がありませんでした。入社以来、何度もそのような場面に出くわし、これまでずっとモヤモヤしていましたが、濡れ衣で注意されたことで私は我慢の糸が切れてしまいました。これまでその上司が重大違反を注意しなかった人たちの名前を挙げ、その理由を逆に問い詰めることに。上司は大慌てで「過去のことだから…」と言い訳してきましたが「いつでも注意できるタイミングはあったはず。結局その社員が退職するまで、なにも注意しなかったのに、私たちの違反疑いを重く注意するのはなぜか」と聞きました。「ゴニョゴニョ…」と小さな声しか出さない上司の姿は、本当に情けなかったです。出典:lamire部長にもこの件を報告したところ、上司は部長からお叱りを受けていました。部下たちは上司の一貫性のなさに気づいていて、次第に上司は孤立するようになっていったので、少しスカッとしています。(女性/パート)あなたの周りでもこんなこと、ありませんか?人に対して嫌な態度を取る人は、放っておいて正解かもしれませんね。反面教師として、自分は周りの人に対して優しくありたいものですね。以上、スカッと体験談でした。次回の「スカッと体験談」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。"
2022年11月02日中高時代、反抗期がなかった私多くの若者が反抗期を経験する中高時代、私には反抗期が訪れませんでした。今思えばそれは、親との関係性が緊迫していて、安心して反抗できるような安定と信頼感のあるものでなかったことによると感じます。当時、父と母の関係は良くありませんでした。共働きだったわが家では、母は都内でのフルタイムの仕事から帰ってくると仕事着のまま腕まくりして夕食を作ります。このときの母の機嫌はたいてい悪く、皆が母の機嫌を伺ってビクビクしている状態でした。父は家族に対して冷淡で拒絶的。母はそれに対して常に愛情や絆の確認を求めている感じで、このやり場のない母の愚痴は娘の私に向かいました。私は母の感情のはけ口のようにされていたわけですが、当時母に抱き込まれすぎていた私にはその自覚がありませんでした。「弱々しくてかわいそうなお母さんを私が守ってあげなければ!」と、母のための小さなナースやナイト(騎士)のようになっていたのです。中学生の頃、庭先で母の首を締めようとする悪夢を見ましたが、何かとんでもないものを見てしまったと恐怖した私は、この夢のことを必死に忘れようとしました。私はなんて血も涙もないひどい子なんだと…。親が、成長途中の子どもが安心して反抗できるだけの自立した強さを持っていない。このような状況で、私に反抗期が来るはずがありませんでした。ルーズソックスに茶髪が全盛期だった当時、私はルーズソックスを履くことも髪を脱色することも、母を「クソババア」と罵ることもなく、極めてまじめな優等生として中高生活を終えました。私が「悪い子」になったりしたら母がどれだけ動揺するかと思うと、怖くて何もできなかったのです。大学入学後、世界が広がって… 親への激しい拒絶大学入学後、私は校則の厳しい中高一貫の女子校の環境から解放されて自由な環境に身を置くようになり、一挙に生きる世界が広がりました。恋人もできたりして、ようやく親と学校の勉強以外の世界に居場所を感じるようになると同時に、母の私への執着や束縛を生理的に受け入れられないほど気持ち悪く感じるようになりました。母は、私が大学をさぼった日などは、私をつかまえて半日でも話につきあわせ、陶然とした顔で「ああ、こんな時間がいつまでも続けばいいのに。このまま一生一緒に暮らそうよ」と言うのです… そう言われた瞬間には背中にぞわーっと悪寒が走り、吐き気を覚えました。これからの新しい人生を控えた若い女の子をつかまえて、どれほど異常なことを言っているのか自覚がないんだろうか…。母はだんだん私に対する家庭内ストーカーのようになり、出かけていると今どこにいて誰と何をしているのか、いつ帰るのかと、何十回と電話をかけてくるように。帰ってきたら帰ってきたで家の中で私を追い回して、夜中の2時3時でも話しかけてきます。私は母から逃れたい一心で家出をし、一時期、母からの電話を着信拒否して、当時つきあっていた人の下宿に転がり込んでいたほどでした。「安心して反抗できる関係性」は大事今となっては、私は母に「安心して反抗できる相手」でいてほしかったなあと思います。反抗というのは、「この人はちょっとぐらい攻撃しても崩れないぐらい強い」という信頼、「この人になら甘えを攻撃という形で出していい」という安心がなければ成り立たないものだと私は自らの経験からも思います。反抗期は親にとってはちょっと怖いものでしょうし、程度にもよるとは思うのですが、反抗期が来たらむしろ「私は子どもから信頼され甘えられている、子どもは健全に順調に育っているし、親子の関係性も健全だ」と思って安心してもいいのかもしれません。文/宇樹義子(監修・鈴木先生より)神経発達症の二次障害である反抗挑発症は周囲の無理解や保護者の過干渉からくることが多くみられる傾向がありますが、今回のケースは大学に入学後に母親の過干渉が起因となり、家出までした反抗につながってしまったのでしょう。小学生で少し早い反抗期と心配される親ごさんがいますが、適切な手段を講じないと反抗挑発症という二次障害に陥っている場合が少なくありません。それを放置するとさらに素行症という二次障害へ進展していきます。父親にASD傾向があり家族に対して冷淡、母親にADHD傾向があり父親からDVを受けたり子育てを一切任されたりされている、といったケースをみることがあります。そういう場合、母親がカサンドラ症候群となってうつ状態になっている場合が少なくありません。宇樹さんが、弱弱しく見えたお母さまの気持ちをカウンセリングのように傾聴し、ナイトのように救ってあげたことでお母さまのうつ病への進行を防いだのだと思います。
2022年10月01日子供が成長する過程で、何度か迎えるといわれる『反抗期』。親としては覚悟をしていても、我が子から心ない言動をぶつけられると、やはり傷付くものです。5歳と1歳の兄妹を育てている、のぶえ(sanmanobue)さんは、保育園でよその子供の反抗期を目の当たりにしてしまい…。保育園で見かけた女の子と母親のやりとりを見て、つい我が子の反抗期を想像し不安になった、のぶえさん。家に帰って夫に話したところ、なんと夫は「ママ嫌い」の言葉を「私を抱きしめて」という意味だと解釈したのです…!ポジティブすぎる受け止め方に、のぶえさんは思わずツッコミの声を上げましたが、投稿には多くの称賛が寄せられていました。・案外パパさんの解釈は、外れていないかもですね。・このポジティブさ、ぜひ見習いたい!・最高ですね!反抗期もそんな風に考えられたら乗り越えられそう。反抗期真っただ中の子供と全力で向き合うのは、大変です。だからこそ、ちょっとオーバーなくらいポジティブにとらえて、心に余裕を持つことが大事なのかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2022年09月28日「オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない」第4話では、中間告白の模様が描かれ、思いが通じ合ったメンバーに「お似合い!」「本当に良かった」「泣ける…」と、視聴者から感動の声が寄せられた。いま1番大切な人にオオカミではないことを宣言する中間告白、“NOTオオカミ宣言”が行われた今回。メンバー間での投票の結果、男性メンバーが気になっている女性メンバーへ、「自分はオオカミくんではない」と宣言する形で実施されることに。指名され、ななが教会に入ると、祭壇にりおが。「俺はななちゃんのことが好きです」「なながオオカミじゃないって信じてるし、俺もオオカミじゃないって、信じてほしいです」と訴えると、ななは「りおくんと一緒にいると、優しさがすごい溢れているから、心和らぐし…」と話すが、これまでななはのせりんに気持ちを向けており「やっぱり、変わらないかなって」と伝える。続いて、のせりんがななを指名。ストレートに想いをぶつけると、ななは「のせりんのことが大好きです!」と笑顔で告白し、「ギューしよう」とおねだり。ハグで気持ちを確かめ合うこのやりとりには、視聴者から「お似合い!」「可愛すぎる」と興奮のコメントが寄せられた。さらに、ひびきもまたななを指名。「ななが他の男の子と喋っていると、嫌なの」と嫉妬心を明かし告白。ななは少し切ない顔をしながら、のせりんへの想いは揺るがないことをしっかりと伝えた。一方、第一印象ではにのんに惹かれていたものの、積極的にアプローチを続けてくれるういの存在が大きくなっていたはる。しかし中間告白直前、ひびきの気持ちがななへ向いてしまったことで、にのんは自分の気持ちを確かめるためにもはるを作業中に呼び出し、2ショットに。にのんと話したはるは、このタイミングでのにのんの言動に混乱し、心が揺らぐ。そんなはるの様子を見ていたういは、思わず涙を流してしまった。そんな出来事のあとに迎えた中間告白。はるが真剣な表情で待っていると、ういが現れる。はるは心が揺らいでしまったことに謝罪し「今、俺はういのことしか考えられないです」と気持ちを伝えた。ういは「待ってて良かった」と満面の笑みを浮かべ、両想いに。視聴者も「本当に良かった!」「泣ける…」と歓喜。しかし一方で、「このまま順調だと良いけど…」「どっちかがオオカミとか、どっちもオオカミの可能性あるよね?」と不安な気持ちを抱く視聴者のコメントもあった。今夜放送の第5話は、共同作業を進めていく中で、改めて自分の気持ちと向き合い、いま1番大切な人は誰なのか、と考え行動を起こしていく。中間告白でななに告白したものの、片想いのままとなってしまったりおは、「1番想っている人が、1番幸せな方でいいんじゃない?」と話す姿が。脱落への不安を抱えながらも、恋を進展させていくのか、引くことを決断するのか。それぞれの新しい恋模様が浮かび上がっていく。「オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない」第5話は9月11日(日)22時~ABEMAにて配信。(cinemacafe.net)
2022年09月11日「オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない」第3話が8月28日に配信。中間告白に向け、それぞれが一生懸命に想いを伝え合っており、想いが通じ合うメンバーもいれば、気持ちを伝えることに苦戦する様子も見られた。しおりは、前回りおを「太陽LINE」デートに誘い、メンバーを驚かせたが、そんなりおは第一印象からななに想いを寄せている。デートでは、「もうちょっと、りおと話したいなと思って」と誘った理由を伝え、「今、誰なの?」とストレートにりおが想っている相手を訪ねると、りおは少し答えにくそうな様子を見せ、しおりはななの名前を自ら挙げると、りおは今1番気持ちがあるのはななだと認めつつ、「難しいな…」と悩んだ。その後、アトリエに戻り共同作業を進める。しおりはりおに声を掛け、2人で屋上に行くと、しおりは「これ光らせてみて」と仮面をライトで照らすように、お願いした。するとそこには、“気になってる”というメッセージが浮かび上がった。ななは、第一印象の段階でのせりんと急接近したものの、前回の作業中にのせりんがなな以外の女性メンバーに「太陽LINE」を使う可能性があると予告し、気持ちのすれ違いが起こっていた。そんな中、同じく第一印象からななに想いを寄せているりおは、ハート型のイルミネーションで真っ直ぐに想いを伝え、これに心を動かされたななは、しおりがりおを誘ったデートに参加を決めた。デートでメンバーが訪れたのはバラエティスポーツ施設。りおとななは2人きりになると、ボールプールでじゃれ合い急接近。りおが「今日ななちゃん来ると思わなかったんだよね」と切り出すと、ななは「もっと知りたいなと思って来た」と伝える。そしてメンバーたちが公園でピクニックをしていると、突然、のせりんが姿を現し、来て早々ななを誘って2ショットに。のせりんはなな以外の人に「太陽LINE」を使うかもしれない発言について謝罪し、ほかのメンバーにはない特別な感情を抱いていることを伝え、2人は仲直りのハグを交わした。そんな2人のやりとりに視聴者からは「可愛すぎる!」「推しカプできた」「この2人最高…!」などといった感想が寄せられた。またラストには、りおが「太陽LINE」を使用し、3人の男性から恋の矢印が向けられ始めたななをデートに誘う一幕も。次回第4話は、りおとななの「太陽LINE」デートがスタート。最初からななと想いが通じ合っている様子ののせりんと、共同作業などを通じてななの魅力に惹かれ始めたひびきも参加する。また、いま1番気になっている人に想いを伝え、オオカミではないことを宣言する中間告白“NOTオオカミ宣言”が行われる。今回は男女どちらからの告白となるのか注目だ。「オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない」第4話は9月4日(日)22時~ABEMAにて配信。(cinemacafe.net)
2022年09月04日娘は穏やかな性格で、育てやすいタイプだと思っていました。しかし、中学3年生になって態度が激変。高校1年生までの約2年が反抗期のピークでした。当時は私も更年期が始まり、心身ともに不調を感じていました。娘の思春期と私の更年期が重なり、親子関係は最悪でした。★関連記事:「こんな家族をつくるんじゃなかった…」家庭崩壊の危機!長男の反抗期と重なった最悪のプレ更年期【体験談】母の更年期と娘の思春期が重なり喧嘩ばかり…娘、中3になり部屋から出てこなくなる娘はのんびり屋さんで穏やかな性格。幼いころから、子育てで苦労することはあまりありませんでした。家ではよく会話していて、親子関係は良好でした。そんな娘の態度が激変したのは中3のときです。学校から帰ってきてもあいさつもせず、自分の部屋に直行して出てきません。「どうしたの? なんかあったの?」と聞いても、返ってくるのは「うるさい」という返事。ついにきたか思春期、と思いました。部屋にこもりたいからか、娘はこれまで共用スペースに置いていたタオルや洗面用具などをどんどん自室に持ちこみます。そのせいで、娘の部屋がどんどん汚部屋に……。「片づけたら」と言うと、「うるさいっ部屋を見るな!!」とドアがばたーんと乱暴に閉められました。娘が別人になってしまったようでショックでした。大喧嘩で約1週間無視され続け…私自身も10代のころ親をうざいと思い避けていた時期があったので、娘の態度も仕方ないとは理解していました。しかし、母親にも感情があります。特に私が怒ってしまったのは食事のことでした。ある日、娘が「ごはんいらない」というので、「じゃあおなかがすいたら食べてね」と娘の食事を片づけていました。すると、娘がお菓子を出して食べ始めたのです。ひどい! と思いました。「食べられるならちゃんとごはん食べなさいよ!」とキレ気味でお菓子を取り上げると、「だってごはん食べたくないんだもん」と娘。私は料理は得意ではありませんが、栄養バランスなどを考えて食事を用意しています。せっかく用意した食事を拒否され、傷つきました。怒る私に、「もうごはん作らなくていい、食べたいものだけ食べる」という娘。「そうはいかない、栄養をとらないとダメ」と怒る私。大喧嘩になり、その後1週間ほど無視され続けました。食事のことだけではありません。日常のささいなことですぐに喧嘩になりました。女性ホルモンの乱れのせいでしょうか。お互いすぐに不機嫌になってしまいます。大した理由がなくても毎日のようにぶつかり合う日々が続きました。あいさつしただけなのに文句を言われたり、話しかけても無視されることは日常茶飯事。イラついた娘から、私が畳んだ洗濯物を投げつけられたこともありました。ひとりになって考えたこと中3から高1にかけては、思春期というだけでなく、高校受験や環境の変化など、娘もいろいろ大変だったのだと思います。そう頭ではわかっていても、私も当時45歳で更年期の始まりを自覚しており、心身共に不安定な時期で、過剰に怒ったり落ち込んだりしていました。家にいると娘のことでストレスがたまり、「こんな家にいたくない」と思うときもありました。あるとき、ストレスから家にいるのがつらくなり、夜にひとりで近所のファミレスに逃げました。そこでひとり時間を過ごしながら、「私が時々ひとりになりたいように、娘もひとりになりたいのかな」と考えました。子離れのときなのかもしれません。私は私、娘は娘。「私が娘のことを気にしすぎるからお互いにつらいのかもしれない。少し距離を置いて、娘のことはそっと見守ろう」と思いました。まとめ娘が中3になってからの約2年間は、私の更年期と娘の思春期が重なったこともあり、母娘の喧嘩が絶えずつらい日々でした。私が意識を変え、娘と少し距離を取ることで親子関係に良い変化があったと思います。これからも娘と適度な距離感を保ちつつ、見守る子育てをしていきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。マンガ/あさり著者/もめん(46歳)高校生の娘が1人の働く母。世界中のおいしいものが食べたい。特に甘い物が好き。おいしく食べるために常にダイエット中。食べること以外の趣味は、語学学習、読書、ヨガ、散歩。
2022年08月28日「反抗期になったらどうしよう!」Upload By 丸山さとこ息子コウは小学校の中学年ごろ、しばしば「反抗期になったらどうしよう…」と心配していました。周囲の変化や図鑑などの本の情報から反抗期の存在を知ったそうです。『思春期の身体的な変化は特に抵抗ないものの、ホルモンの精神的な影響により自分は変貌してしまうのでは?と心配になる。親にはいつもお世話になっているのに、酷い態度をとるようになるかもしれない』と不安げな様子です。「お母さんに日ごろよくしてもらっているのに、突然乱暴な態度をとるようになってしまうのでは…?」と言うコウに「親の方も思春期に起こりうる変化は織り込み済みだから大丈夫」と説明すると、「そっか~!気が軽くなったよ!」とコウは安心していました。そんなコウも現在中学生。思春期や反抗期の真っ只中な年齢になった彼に「そろそろ思春期に入り反抗期も起こりがちな年齢ですが、どうでしょう?」と聞いてみると、「なんか、思春期に入って情緒が安定してきた感じがある」とのこと。Upload By 丸山さとこ特に不安定だった小学校中学年から今までの間、彼の中にどういう変化があったのか、改めて過去を振り返りつつ本人に聞いてみました。白黒思考に周囲も自分も振り回されて今よりもずっと何事においても「0か100か」の白黒思考が強かったころのコウ。「絶対!」と言い切る思い込みの強さや融通の利かなさがあり、パニックになることも多くありました。そんなコウの不安定で極端な言動に、周囲の人のみならずコウ本人も振り回されていました。Upload By 丸山さとこ今のコウは、当時の自分を振り返って「今でもそうなんだけど…あのころはもっと、本当に自分絶対主義だった。自分以外の存在がよく分かってなかったと思う」と言います。「今は、『人からどう見られるかな?』とか、『人はどう思うかな?』とか考えるようになってきたし、前より気にするようになったと思う」とうなずくコウは、もう思春期に入っているのだろうと思います。Upload By 丸山さとこまた、コウが自分のことを表現した「自分絶対主義」は、他者が認識の中にいない結果として起こっていることなのかもしれないなと感じます。「見えているのに無視しているのではなく、見えていないから無視していると感じられてしまう状態だったのだろうな」と思いました。コウとしては自然にふるまっているつもりの言動に対して、「自己中だ!」と周りから非難を浴びる状況は、とてもつらかっただろうと思います。周りがよく見えていなかった小学校中学年までのコウは登下校の「いってきます」も「ただいま」も憂うつそうで、よく「家が一番いい」「家にいるのが落ち着くし楽しいしリラックスできる」と言っていました。Upload By 丸山さとこ小学校高学年に入り少しずつ他者の存在に気づき始めたコウ。6年生のころには担任の先生からも「クラスメイトとぶつかることが少なくなりました」と言われ、中学生になった今では「学校は楽しい!」と毎日元気いっぱい登下校しています。中学校では気をつかうことや頑張ることは多いそうで、ほぼ毎日「疲れた~!」と言いながら帰ってきていますが、その声と顔は明るく喜びが感じられます。そのことをうれしく思いつつ、「『相手からどう見られるか・相手がどう思うか』を気にするようになったコウは、以前のように学校生活がつらくなったとしても、それをそのまま家族など周囲にストレートに表現していないだけかもしれないな…」とも思っています。「産まれてからずっと反抗期みたいな状態」と言うコウの今かつては「僕は産まれてからずっと反抗期みたいな状態だよね。反抗的な気持ちはないんだけど、やってることが反抗期」と言っていたコウも、思春期に入り他者が少し見えるようになってきたことで、以前よりも他者の言葉や心情が入りやすくなったなと感じます。Upload By 丸山さとこ毎日明るくニコニコといろいろな話をするコウですが、親に見せない面や言わない話の方がきっとたくさんあるのだろうと思います。そして、そここそが、今の彼の世界の中心なのだろうなと思います。それを無理に探ろうとしないことと同時に、「コウが話しやすい関係を(できる範囲で)つくること」「それとなく調子を見ておくこと」が大切なのだろうなと感じるこのごろです。Upload By 丸山さとこ『突然驚くような話が出てくる覚悟もしつつやっていこう…』と改めて思う、突然驚くような話を聞きがちな私でした。執筆/丸山さとこ(監修:初川先生より)思春期になったら「ホルモンの影響で精神的に大きく変わってしまうのでは」と不安になる。コウくんには申し訳ないですが、とても面白い不安の持ち方だなと感じました。なるほど、そういう不安を感じることもあるのかと勉強になりました。さて、世間一般的には、思春期とは第二次性徴が来て、精神面では反抗期に突入する、そんな風に思われています。実際そうなのですが、脳の発達として、多くの場合だいたい11歳ごろより、客観視できるようになるという面もあります(もちろん個人差あり)。客観視できるようになることで、大人の言うことの理不尽さなどに気がつくことで反抗的な態度になる面もあります。コウくんの場合には、イライラする、反抗的になるという面よりも、客観視できるようになる、もっとざっくばらんに言えば、周りが見えるようになってきた、そういった側面が強く感じられたのかもしれませんね。自分を中心に物事を考えること、それは幼ければ当然の側面ですが、そのことによって、コウくんはイライラさせられていた色合いが強そうなので、視野が広がったり、客観視できるようになったことで、そうしたイライラとは距離ができてきたように感じました。丸山さんも書かれているように、思春期になり、周りがよく見えるようになると、自分の気持ちを語らなくなるお子さんもいます。また、親に言って悲しませることになるなら言わないでおこう、といった考え方をしたり、恥ずかしいから言わないとしたり、思春期になると自分の気持ち・出来事をなんでも語るわけではないフェーズに入ることが多いです。それも成長の一過程ではありますが、とはいえ保護者としては心配になることもあるでしょう。さとこさんが心がけていらっしゃるように、「話したいと思ったときに話せる関係をつくっておく」、「それとなく調子を見ておく」はとても素晴らしい対応です。私も相談場面でそのように助言することが多いです。
2022年08月21日心身共に大きな成長を迎える、思春期。気持ちが不安定になりがちで、イライラして攻撃的な態度を取ってしまうことがあります。反抗期に親とバトルになり、壁に穴をあけてしまったという黒歴史は、『思春期のあるある』かもしれません。母親の『告白』3兄妹を育ててきた、母親の、おのゆき(@snow3999)さん。すでに成人をした長男と次男が思春期の頃は、激しい反抗期があったそうです。おのゆきさんは、そんな修羅場を振り返り、ある告白をTwitterに投稿。内容に、思わず吹き出す人が続出しました。「思春期の時、壁に5つ穴があきました。そのうちの3つは私がやりました。ごめんなさい」正直に言います。私には「男、男、女」3人の子どもがいます。長男と次男は2才はなれており成人しています。思春期のとき壁に5つ穴があきました。そのうちの3つは私がやりました。ごめんなさい。— おのゆき| (@snow3999) August 15, 2022 まさかの5つ中3つの穴が、お母さんによる作品…!反抗期真っ盛りの我が子と、日々向き合い続けるのは、相当大変なこと。壁や物に当たるのはダメだと頭では重々理解していても、親だって人間です。時には行き場のない感情が爆発してしまうこともあるでしょう。ちなみに、一番下の娘さんは1度も穴をあけたことがないそうです。投稿には、ツッコミや共感の声などが相次ぎました。・いや3つは、あなたかい!強すぎで吹いた。・私もサッシを割ってしまい、息子がガムテープを貼ってくれました…。・今日イチ笑いました!親近感がわきます。「あの時は修羅場でしたが、穴を見るたび思い出して少し反省しております」と語っていた、おのゆきさん。壁の穴は全力で子供たちに向き合った、闘いの証でもありますね![文・構成/grape編集部]
2022年08月17日発達障害のある子どもの「思春期・反抗期」エピソード!思春期は周囲の影響を受けながら、子どもから大人への変化を遂げる大切な時期です。見た目の変化に加え、精神面では子どもらしさと大人らしさの両面性を持つようになります。また、周りとの人間関係も複雑になってきて、この時期の仲間関係はその後の人間関係にも大きな影響を及ぼすと言われています。わが家流の思春期の乗り越え方、まだまだ幼いと思っていた娘の成長エピソード、進学による環境の変化からの反抗期、自閉スペクトラム症のある子どもの金銭、友達トラブルなど…今回はそんな「思春期・反抗期」についてのコラムを集めました。小4発達障害娘に反抗期がやってきた!?母のイライラは限界、発達外来で相談してみると…!小学4年生ごろから反抗期が始まった広汎性発達障害(自閉スペクトラム症)のあるあーさん。SAKURAさんは発言と行動の矛盾に困り果てて発達外来を受診することに。医師の言葉をもとに始めた「娘が自分で解決策を出せる」ための関わり方とは…!全3部作でお届けします。反抗期なんだから仕方ない!?理論派な発達障害娘との思春期の乗り越え方とは広汎性発達障害(自閉スペクトラム症)のあるあーさんは、現在小学6年生。現在、思春期・反抗期の真っただ中!理論派のあーさんに思春期・反抗期というものを発達のちゃんとした知識として、教えた方がいいと思ったSAKURAさんでしたが…あーさんの反応は!?「一緒に寝てほしい」まだまだ幼いと思っていた娘の成長を感じて吉田いらこさんの長女・ゆいさんは小学6年生。ASD、軽度知的障害、場面緘黙の診断を受けています。精神面で実年齢より幼いところがあるかな、と感じていた吉田さんでしたが、小学6年生になったある日…!学校からの呼び出し、停学、家庭教師問題…中学生活はトラブル続出!中学受験をし、中堅の私立中学に進学した息子さん。小学生のころは幼く、可愛かったけれど、中学に進学したら環境の変化からか学校からの呼び出し、中1でいきなりの停学とトラブルが続出で…!飛び降り、リスカ未遂、金銭トラブル、友人関係…自閉症娘の思春期はストレスだらけで12歳のころに自閉スペクトラム症の診断を受け、現在21歳の娘さん。自分の気持ちを伝えることが苦手で子どものころはいつもイライラ…そんなある日、娘が祖父から何度もお金をもらっていたことが発覚して…!そのほか人気コラムはこちらから!
2022年08月12日看護師でありシングルマザーでもある、まゆんさんの体験を描いたマンガを紹介します。長年勤めていた看護師という職業から離れたまゆんさん。中間管理職だったまゆんさんが思うこととは……。★関連記事:「何を中心に考えるか」私が退職するまで考えていたこと #看護師でシングルマザーな私の話 27こんにちは。自閉症スペクトラムの息子を持つ、シングルマザーのまゆんです。私は以前働いていた病院では主任を任されていました。いわゆる中間管理職で、上司と部下の間に挟まれていて……。よく中間管理職は板挟みになってきついと言われますよね。知ってはいたものの、いざ経験してみると想像を超える苦労のあるポジションでした。学生時代はバレーボールをしていたのですが、このときのポジションはセッター。セッターはチームの司令塔のような役割があるポジション。思えば当時も、攻撃と守備の間で中間管理職のようなことをしていたのかもしれません(笑)。ー--------------中間管理職の役割をになっていたまゆんさん。上司と部下の間を取り持って関係性を構築すると思うと、計り知れない苦労がありそうですね。著者/まゆん(41歳)自閉症スペクトラムの息子をもつシングルマザー。看護師として日々働いている。Instagram:@mayun4311
2022年08月08日■進級後初めての面談!家では問題児な息子が保育園では…家では連日ケンカや泣き声が絶えない上に、ご飯の内容にまで文句をつけてくるわが息子。一方、園生活においては協調性を発揮し、先生の肩を揉んであげるいたわりの心まで持ち合わせていたとは…!家で見せる態度とは真逆のいい子っぷりに度肝を抜かれました!!■今まで見えていなかった息子の良いところ息子は私が関わると破天荒になりがちなのですが、家の中と外での振る舞いの使い分けがきちんと身についていたことにも驚きました。ハンカチの件に関しても、忘れっぽい私にリマインドしてくれるのは助かるのですが、そんな母を頼らずとも自分でハンカチを用意できるよう、収納場所を変えようと思います〜!
2022年08月03日元気いっぱい、幼くてママ大好きな小学生だった小学生のころは幼く、可愛かった息子。家でも学童でも工作やブロック遊びをしたり、友達と走り回って遊んだり、楽しそうに過ごしていました。そんな息子でしたが、小学4年のころから塾に通うようになり、中学受験をして、中堅の私立中学に進学しました。小学校は小規模校で1クラスしかなく、6年間持ち上がり、クラスメートとも阿吽の呼吸で、思いを伝えなくてもみんな分かってくれる、平和な6年間を過ごしました。ところが、私立中学に入ると、急に同級生が200人近くになり、クラスメートのキャラもよく分からない、友達との距離感のとり方も分からないまま、「悪いことするのも度胸試し」的なところもあったのでしょうか。ある日学校から呼び出しが…!?ある日突然、学校から呼び出しがありました。何事かと思ったら…息子がクラスメートと一緒に、学校のカフェテリアの食券を偽造をしたとのこと。もちろん学校は停学処分に。息子の通っていた学校では、停学を何度か繰り返したら退学になってしまいます。あんなに頑張って勉強して合格した学校なのに、目先の数百円のために退学になるかもしれないことをするなんて…とショックでした。面談に伺うと、担任、学年主任、副校長などの面々がずらり…。息子は、先生方に、社会で同じことをしたら刑事罰を受けるのだと諭されました。Upload By ユーザー体験談突然の停学。母は孤独を抱えて停学は1週間以上、停学期間中はもちろん保護者の見守りが必要でした。停学の間は、夕方、学校からの確認電話に保護者が出て、その日書いた反省文のレポートをファックスで送らなくてはいけません。フルタイムで仕事をしているわが家。1週間も連続して職場を休めず、祖父母にも日中来てもらい、夕方の学校からの電話タイムには間に合うよう早退する日々。入学したばかりで、学校にはママ友もほとんどおらず、ほかにも停学になった生徒はいるのか、停学になったときはどんな風にほかの親御さんは対応しているのかもよく分からないままの、孤独な日々でした。Upload By ユーザー体験談息子のWISCの結果で特性に気づきそのことをきっかけに、精神科にも相談に行きました。息子は検査(WISC)も受け、偏りが大きいことも分かりました。処理速度やワーキングメモリなどはものすごく高かったのですが、少し先の見通しを持つ力がそれにくらべると低いのだといわれました。そのスコアの差は50近くもあり、アンバランスさを指摘されたのです。息子は、「食券偽造する」⇒「ただで食べられる」⇒「得だ」という風に考えがちで「食券偽造する」⇒「ただで食べられる」⇒しかし、規則違反の行為のために「停学、退学になるかもしれない」⇒「数百円の得しても停学になるならやらないほうがいい」とまでは思い至らなかったのではないかというのです。反抗期の息子…家庭教師は辞めていき…反抗期にも突入し、学校の成績は右肩下がりで、その後も学校に呼び出されることも複数回。息子に対し、どう接したらいいのか悩みが深かった時期でした。中学受験で無理させすぎてしまったのかも、とも考えました。いっそ、退学し、転校したほうがいいのか?と思ったほどです。学業で悩んでつけた家庭教師も、あまりにやる気がなく授業態度が悪い息子に愛想をつかし、「息子さんに教えたくない」と複数人が辞めていきました。Upload By ユーザー体験談中学2年になるときに、思い切って学校のPTA活動に参加することにしました。委員会活動で学校に毎月行くようになり、ママ友もできました。学校の様子もよく分かるようになり、子どものことを相談できる仲間もでき、先生方とも話しができる機会が増え、少しずつ肩ひじ張らずに過ごせるようになって心も軽くなっていき、「口うるさくいっても、関係が悪くなるだけ」「どうしてもダメなことは、きちんと伝えよう」と思えるようになりました。結局、息子が落ち着いていったのは、高校生になってからです。それまでは、テスト前になっても置き勉している教科書を学校から持ち帰らないので、教科書や学校で使う問題集はもう1セット購入し、自宅にも置いていたのですが「お金がもったいないからもう買わないでいい」と言われたのです。そして、テスト前には教科書をきちんと持ち帰ってくるようになりました。読めないほど汚い字で書いていたノート(汚すぎて読めないのでテスト勉強にも使えない)も、下手なりに読める字に変化していきました。特に高校3年生になってからの頑張りはすさまじく、自立して勉強に取り組むようになり、成績も急上昇し、学校の先生方に驚かれるほど。中学3年の頃からみてもらっていた家庭教師の先生にも「別人のよう」としみじみと言われました。息子は、精神的な成長が奥手だったのかな?と今なら思えます。おそらく、高校2年生くらいで、一般的な中学3年生くらいの精神年齢だったのかなぁ…と。現在大学生になった息子を見て現在大学生になった息子は、ときどき偉そうな物言いをすることもありますが「いつまで中2病やってるの。そういうの、カッコわるくない?」と軽くいなすと、それもそうだな、と思うようで、最近は大人同士の会話もできるようになってきました。車の免許も取ったので、助手席にのって練習に付き合うこともあります。息子の運転でドライブしていると、なんだか頼もしくて、つい数年前に悩んでいたことが嘘みたいに成長したなぁ、としみじみしてしまいます。Upload By ユーザー体験談エピソード参考/あっきーイラスト/keiko(監修:三木先生より)発達の偏りが大きい子は、見通しや精神面の成長が遅いことが往々にしてあります。そのため、年齢相応をイメージしているとギョッとするような不適切な行動を取ることがあります。周りの大人たちの温かい見守りのおかげでゆっくりと成長ができたようで良かったですね。あなたのエピソードもコラムになるかも?体験談募集中!保護者の方が日々子育てをする中で「こんなトラブルがあった」「こんなハプニングがあった」など悩みはつきないと思います。そんな発達ナビユーザーのみなさんの「困った」エピソードを募集しています。テーマは「反抗期・思春期」「自傷」「学習」「不登校」「ゲーム」「不器用」「ママ友・保護者」「ご近所トラブル」などに加え、今回より「パートナーや両親(義両親)、親族間トラブル」「冠婚葬祭」のお悩みも追加募集!パートナーなどとの意見の相違、冠婚葬祭でのルールが分からない、反抗期による親との言い争い、癇癪を起こして自分の頭を叩く、地団太を踏むなどの自傷行為…読み書きや計算の困りはもちろん、授業を落ち着いて受けられないなどの学習の悩み…行き渋りや不登校などの悩み…いろいろなお悩みエピソード、お待ちしております。お寄せいただいたエピソードの中から数作品、発達ナビの連載ライターさんにコラムとしてコミックマンガエッセイ化していただき、発達ナビで公開いたします!あるあるのエピソードからヒヤリとしたエピソード、SNSなどではなかなか言えないような家族やママ友とのトラブルまで。いろいろな「困った」エピソードをぜひ教えてください。
2022年07月20日思春期・反抗期は、成長のプロセス。広汎性発達障害(自閉スペクトラム症)のある娘は、現在小学6年生。思春期・反抗期の真っただ中です。発達外来の受診で、発達障害児の思春期・反抗期についてや、娘の状態に合わせた療育方法を先生からアドバイスしてもらい、少しずつよくなってきました。しかし、そもそも思春期・反抗期は、正常な発達。娘の自立力を伸ばすことが目的であり、反抗的な態度をゼロにしようとは思っていません。日常生活では、反抗は引き続きあるのが現状です。Upload By SAKURA自分の発達に関して、興味津々。わが家では娘に「発達障害」の告知をしています。そのことも関係しているのか、娘は自分の発達状態にとても興味津々です。自分は何歳で歩いたか、何歳のときにしゃべったか、オムツが外れたのはいつか、小さいときはどんな子だったか…。決して後ろめたいという聞き方ではなく、「私のことを知りたい!」「教えて!」と楽しそうに、何度も聞いてきます。Upload By SAKURA正しい知識を教える。そんな娘には、思春期・反抗期というものを発達のちゃんとした知識として、教えた方がいいと思った私たちは、思春期・反抗期についてよく説明しています。Upload By SAKURA元々、理論的な説明が大好きな娘。自分のイライラや、親に反抗してしまう言動が、発育として説明がつく状態が面白いようです。私ともめたときも…Upload By SAKURA自らの態度の理由を「思春期・反抗期」と言う娘。それを言うことで、娘の反抗が急に可愛く見え、私は笑いをこらえるのに必死になってしまいます。自分の経験も話して聞かせる。元々、あまり他人に興味を示さない娘ですが、思春期・反抗期に関しては自分だけではなく、ほかの人がどうだったかを知りたいようで…Upload By SAKURAUpload By SAKURAこんな会話をしていると、まだまだ娘は、反抗期じゃないような気さえしてきます。話して、向き合って、乗り越える!私たちの場合、思春期・反抗期というものを会話なくただ過ぎるのを待つより、「あなたは今、思春期・反抗期に入っていますね」と、状態を説明してからの方がお互いどこか冷静になれます。この方法が全員に通用するとは思いませんが(たぶん私の場合、そういう言い方されると余計イライラしていたかも…)、思春期・反抗期についてあえて話すというのも、乗り越えるための一つの方法かもしれません。執筆/SAKURA(監修:初川先生より)思春期・反抗期について、説明されたのですね!すてきなエピソードのシェアをありがとうございます。思春期・反抗期は、体感としては、「なぜだかはっきりしないけれど、なんだかイライラする」「今まではイライラしなかった『宿題やったの?』の声掛けになんだか無性に腹が立つ」、そんなイライラ先行かと思いきや、ときには、親に甘えたくなったり、友達と比較して悲しい気持ちになったりと、今までとはなんだか違う…といった感覚にとらわれることが多いです。そうした内発的な変化について、学校の保健で習ったり、言葉として「思春期」「反抗期」と知っていたりはあるにしても、そこと結びつけて「あー、これが噂の思春期か…」と認識できる子は少ないと思います。多くの場合、「なんでそんなに反抗的なのよ!」と親に言われるなどして、気づくことが多いです。自閉スペクトラム症のある方のように、自分の体感をモニタリングしづらかったり、未知のことに出合うことの衝撃を大きく受けたりする場合には、早めに説明するということが安心安全につながることがあります。SAKURAさんのされたように、それは正常な発達なのだということを伝えることがとても大切です。これまでとの違いに違和感やしっくりこない感じ、終わりの見えない感じ、そして、大人になるということへの不安がないまぜになって感じられる場合もありますが、それは正常な発達で、いずれ落ち着くということ、その見通しを伝えることが大切です。SAKURAさんの娘さんの場合には、そのあたり理解され、自分のことを「思春期・反抗期」とカテゴライズして語ることができるようになりました。自分の状態が何であるか知っていること、自分の状態の手綱を握れていること。とても素晴らしいですし、大人への第一歩だなと感じます。
2022年07月06日子育てに、悩みはつきものです。子供が成長するにつれ、年齢に応じた悩みが次々にやってきます。中でも、特に多くの親が手を焼くのは、いわゆる『反抗期』と呼ばれる時期ではないでしょうか。『イヤイヤ期』や『思春期』と並んで、ちょうどその間の時期、小学校低学年頃から子供に訪れるといわれる『中間反抗期』という言葉も、最近、よく聞くようになりました。そんな中間反抗期を迎えた長男との、ある日のやりとりをInstagramに投稿していたのはCHIHIROさんです。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る CHIHIRO(ちひろ)(@chihiro21865527)がシェアした投稿 呆然としてしまうような口の悪さを披露したかと思えば、寝る前には「ママ大好き」という母親にとって最上級の言葉。まさに『アメとムチ』のような長男の言葉に、一喜一憂してしまうCHIHIROさんの心の様子が描かれています。この投稿には共感する人も多かったようで、コメントが続々と集まっていました。「うちもまさにこれです!」「うちのことかと思いました」「最後不意打ちで泣いたー」実は、筆者の息子も同じ年頃で、まったく同じような状況です。「これも成長の証」「学校で頑張っているのだから」と理解しようとは思うものの、一人前に口答えをするようになった息子を前に、なかなか穏やかな気持ちではいられません。でも、CHIHIROさんの投稿を見て、時々やってくる『アメ』の瞬間を大切にしながら、なんとか乗り切ろうと思えました。きっと同じように、励まされた人も多かったのではないでしょうか。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2022年05月11日