ある日突然、学校のスターである「桐島」というひとりの人物が部活を辞めるといううわさに振り回される周囲の高校生たちの人間模様を瑞々しく描いた、新たなる青春映画『桐島、部活やめるってよ』。主演の神木隆之介や橋本愛、大後寿々花を始め、600人を越えるオーディションを勝ち抜いた若き原石たちの活躍する本作で、映画デビュー作ながら一際存在感を放つ新進俳優、東出昌大の“男泣き”映像をシネマカフェが先行入手!数々の映画賞を受賞した『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』など、群像劇を得意とする吉田大八監督の真骨頂とも言うべき本作。姿を見せない「桐島」という人物を中心に、学校内でのグループの棲み分けや将来への葛藤、違和感、そして淡い恋心など、10代ならではの感情をまるで本物の学校を覗き見しているかのように、リアルかつ重層的に描き出している。監督独自の選択眼によって、600人以上が参加するワークショップ形式のオーディションで選ばれた若きキャストたちは、経歴もキャラクターもバラバラ。高知県で行われた1か月以上に及ぶ合宿生活で臨んだ撮影現場には、映画同様の“ガチ”の青春が渦巻いていたとか。シネマカフェに到着した東出さんのインタビュー映像は、昨年12月、まさにその撮影のオールアップを迎えた後で撮られたもの。吉田監督自らが最も時間と労力をかけて選び抜いた人物とあって、劇中でも一際スター性を感じさせる彼。モデルとしてパリコレクションなど海外でも活躍している、まさに原石であるが、初めての映画、それも倍率の最も高かった役どころということに対してプレッシャーもさぞかし大きかったのだろう。全ての撮影を終えて解放されたのか、堪えていた涙があふれるのも構わず、本作に賭けていた思いを口にする。こちらの映像のほかに、若きキャストたちの素顔や本音を垣間見れるメイキング映像をそのまま映し出した映像や、彼らがキャラクターとしてインタビューに答える“フェイクインタビュー”の映像で構成された5種類のスペシャルテレビスポットが、WOWOWのみで既に先行放送されている。映画『桐島、部活やめるってよ』公式サイトでも公開予定なので、ぜひほかの映像も合わせてチェック!『桐島、部活やめるってよ』は8月11日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:桐島、部活やめるってよ 2012年8月11日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2012「桐島」映画部©朝井リョウ/集英社
2012年07月31日宝塚歌劇花組の新作は、パイロットであり、『星の王子さま』の作家としても知られるアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの半生を題材にしたミュージカル『サン=テグジュペリ』。ショー『CONGA(コンガ)!!』との2本立てで、7月末より兵庫と東京で上演される。情熱的な妻・コンスエロとの愛、パイロット仲間たちとの絆を軸に、『星の王子さま』の世界を絡めて描かれるファンタジックな物語。公演を前に、トップスター・蘭寿とむに話を訊いた。宝塚歌劇花組宝塚大劇場公演『サン=テグジュペリ』-「星の王子さま」になった操縦士-/『CONGA!!』チケット情報世界的にも有名で、多くの人が触れてきたであろう『星の王子さま』。サン=テグジュペリを演じるにあたり、何度も読み返したという蘭寿は「子どもの頃はこんなに政治への思いが絡んでいたりとか、妻への思いを1輪のバラに例えていたりとか、まったくわかっていなかったですね。改めて読むと、一言に込められている思いの深さに驚きました」と語る。そして、パイロットとして空を飛び続けながら、そんな作品を生み出したサン=テグジュペリについては「とても純粋」と捉えている。「空を飛ぶことにかける情熱もそうですし、コンスエロへの思いも、激しいけれどすごく真っ直ぐで。妻を守りたいのに飛び立たなくてはいけない彼の苦しさを、愛情としてうまく表現していきたいと思います」。本作では『星の王子さま』の世界を絡めて見せるだけに、「夢を壊してはならない」というプレッシャーも感じていると蘭寿は言う。「子どもから大人まで、いろんなイメージれている作品だと思いますし、実際に物語の登場人物として演じるシーンもありますので、イメージを崩さないようにしたいですね。あのピュアな世界観をきっちりと出していきたいと思っています」。一方、ショー『CONGA(コンガ)!!』では“ダンスの花組”の魅力が生きる、エネルギッシュなステージが観られそうだ。「演出の藤井(大介)先生が、蘭寿とむと言えば“黒塗りラテン”だなって(笑)。曲もダンスもかっこよくて、プロローグから押せ押せで展開していきます」。蘭寿がトップスターに就任してから約1年。今では落ち着いて組を見渡せるようになった。「自分の出していきたい色を考えつつ、今持っているものを突き詰めていきたいと思います。そういう意味ではどちらの作品も新しい挑戦だと思いますので、花組のパワー全開でやっていきたいと思います」。公演は7月27日(金)から8月27日(月)まで兵庫・宝塚大劇場にて、9月14日(金)から10月14日(日)まで東京宝塚劇場にて上演される。チケットは兵庫公演は発売中、東京公演は8月12日(日)10時より一般発売開始。なお、チケットぴあでは8月1日(水)11時から6日(月)11時まで東京公演のインターネット先行抽選・プレリザーブを受け付ける。取材・文:黒石悦子
2012年07月20日フジテレビ先輩社員と結婚ファッション雑誌「ピチレモン」の専属モデルとして活躍した経験があり、女優・タレント活動なども行っていたことから、元アイドルからの転身として入社当初から話題になった女子アナの、平井理央アナウンサーが、所属するフジテレビのバラエティー番組ディレクターと結婚したことが明らかとなった。現在、スポーツニュース番組「すぽると!」などを担当し、活躍している平井アナ。元アイドルとして、女子アナのなかでも際立つアイドル的存在感を放ってきた彼女だけに、この職場結婚の報道はおおいに驚きをもって受け止められている。9月で寿退社過去には資生堂「マキアージュ」のフジテレビ限定CMにも出演するなど、その美しさ、明るさで、出演する番組に華を添えてきた平井アナ。美人美脚アナとしても人気で、かえってその超ミニ姿でのスポーツ選手へのインタビューなどが物議を醸してしまうことまであった。しかしそれだけフジテレビがセクシー衣装で登場させたくなるほどの容姿端麗、美人人気アナの結婚だけに、気になるのはその今後だが、フジテレビを通しての本人発表によると、「二人で心を合わせて温かい家庭を築いていけたら」と考えているそうで「一度立ち止まって考えてみようと退社を決意いたしました」とされている。入社から7年、来週から始まるロンドンオリンピックの中継キャスターと「すぽると!」を最後の仕事とし、9月をもって寿退社するそうだ。彼女の出演を楽しみにしていたファンには残念な知らせとなったが、今後ひとりの女性として新たな道を、輝かしく歩んでいってくれるだろう。まずは祝福をもって受け止めたい。元の記事を読む
2012年07月19日映画『桐島、部活やめるってよ』の完成披露試写会が6月25日(月)に都内劇場で開催され、神木隆之介、橋本愛、大後寿々花、東出昌大、清水くるみ、山本美月、松岡茉優、落合モトキ、浅香航大、前野朋哉、鈴木伸之、太賀、吉田大八監督の総勢13名が舞台挨拶に登壇。さらに特別ゲストとしてサッカー日本代表の槙野智章(浦和レッズ)と吉田麻也(VVVフェンロ)も来場し、大ヒット祈願のパフォーマンスを繰り広げた。現役早大生作家として第22回小説すばる新人賞を受賞した朝井リョウの同名小説を『腑抜けども、悲しみに愛を見せろ』、『クヒオ大佐』の吉田監督が映画化。バレー部のキャプテンで高校の人気者の桐島が突如、部活をやめたというウワサが校内を駆け巡り、恋人や友人、果ては関係のないはずの者たちまでがこのウワサに翻弄されていく。タイトルにちなんで、監督とキャスト一同は、8月11日(土)の映画公開日までの期間限定で「○○をやめる」という願掛けを発表!吉田監督は食事のときによく食べるというキムチを断つことを宣言した。神木さんは、夏到来を前に「冷房を断ってうちわを使います!」とエコな願掛け。モデルから俳優に転身し、本作で初めて演技に挑戦した東出さんは「苦手意識を持つことをやめます」と誓った。やはり一番多かったのは食べ物にちなんだ答え。「パンが子供の頃から大好きなんですが、パンの“やや食べ過ぎ”をやめます」(大後さん)、「しょっぱいものが好きなのでイカの塩辛を8月11日まで食べません」(松岡さん)、「ワサビが食べられないんですが、恥ずかしいので“サビ抜き”をやめます」(浅香さん)、「この夏はスイカなしでいきます」(鈴木さん)、「居酒屋でホッケの骨をしゃぶるのをやめます」(落合さん)など、好物や嗜好に合わせてそれぞれに“封印”を誓った。ほかには「メガネをやめてこれを機にコンタクトにします」(前野さん)、「大好きな深夜アニメをリアルタイムで見るのをやめて早く寝ます」(山本さん)、「起きたら夜という堕落した生活をやめます」(太賀さん)、「泣き虫で、撮影中もみんながクランクアップするたびに泣いてたんですが初日まで泣き虫やめます」(清水さん)とユニークな願掛けも。橋本さんは「橋本、やめることないってよ」と何もやめないことを宣言。その代わりに「映画のヒットのために死ぬほど宣伝がんばります!全国を飛び回ります」と誓い喝采を浴びていた。スペシャルゲストとして登場した槙野選手と吉田選手もそれぞれ映画のヒットと日本代表の躍進を祈って願掛け。吉田選手は「あごヒゲを伸ばすのをやめて爽やかになります」と宣言。一方の槙野選手は「試合前にロッカーでテンション上げすぎて、声が枯れて試合中に指示が出せなかったりするので(苦笑)、テンションを上げすぎないように…踊ったりするのをやめます」と誓った。ちなみに吉田選手は以前から山本さんの大ファンであることを公言しており、自身のブログでも何度も言及してきた。映画の中の山本さんについて「僕も高校のときにこういうコがいたらもっと青春が華やかだったと思いました」とその素晴らしさを熱弁。さらに槙野選手から「さっき控室で山本さんに『17歳の頃から応援してます!“こいつは来るぞ”と思ってました』って言ってました」と暴露され、照れ笑いを浮かべていた。また槙野選手と言えば、プレーもさることながら得点後のパフォーマンスでファンを楽しませてくれることでも有名。映画を観て「誇りを持ってそれぞれが立ち向かっていく姿に高校時代を思い出した」と語り、その思いをパフォーマンスとして形に。キャスト陣、そして観客までも巻き込んで、映画のヒットを願ってのパフォーマンスを伝授し、会場を大いに盛り上げた。『桐島、部活やめるってよ』は8月11日(土)より全国にて公開。■関連作品:桐島、部活やめるってよ 2012年8月11日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2012「桐島」映画部©朝井リョウ/集英社
2012年06月25日『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』の吉田大八監督が、小説すばる新人賞を受賞したベストセラー小説を映画化した『桐島、部活やめるってよ』の無料試写会が7月3日(火)に早稲田大学で実施されることが決定した。その他の写真『桐島、部活やめるってよ』は、成績優秀で彼女は校内一の人気者というバレー部のキャプテン桐島が、ある日突然、部活を辞めたことで、歪みはじめる人間関係を描いた青春映画。神木隆之介を主演に迎え、橋本愛、大後寿々花らが出演する。今回の試写会は、原作者の朝井リョウ、吉田監督、プロデューサーの枝見洋子氏が早稲田大学出身であることから実現。当日は上映後に、吉田監督と枝見氏、映像作家としても知られる安藤紘平教授が登壇し、Q&Aが行なわれる予定だ。参加希望者は事前受付不要で、当日、直接会場に来場すれば、定員 1100人まで無料で入場できる。学生だけでなく、一般の観客も参加できるため、当日は多くの観客が足を運ぶことが予想される。映画『桐島、部活やめるってよ』公開記念特別試写会&Q&A日時:7月3日(火)16:00開場/17:00開映※上映後Q&Aあり19:00~19:40会場:早稲田大学大隈大講堂(定員1100名)登壇者:吉田大八監督、枝見洋子プロデューサー、安藤紘平教授対象:学生・教職員・一般(事前受付不要/当日直接会場へ)『桐島、部活やめるってよ』8月11日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー
2012年06月08日宝塚花組公演『復活-恋が終わり、愛が残った-』と『カノン』が1月1日、兵庫・宝塚大劇場でスタート。新たな年の幕開けを華々しく飾った。宝塚歌劇花組公演『復活-恋が終わり、愛が残った-』のチケット情報第1部のミュージカル『復活-恋が終わり、愛が残った-』は、ロシアの作家・トルストイの『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』と並ぶ傑作と評価されており、1962年に春日野八千代、那智わたるによる『カチューシャ物語』として上演されたもの。舞台は19世紀末の帝政ロシア。社交界の花形で貴族の娘との婚約も決まっているネフリュードフ(蘭寿とむ)が、かつて愛した使用人カチューシャ(蘭乃はな)と再会するところから始まる、“本当の愛”をめぐる物語だ。切なくも互いに思い合う優しさに満ちた作品に仕上がっている。蘭寿演じるネフリュードフは“静”のイメージで、感情をグッと抑えて見守る大人の男。偶然にも陪審員と被告人の形で再会したカチューシャに、自分のすべてを捧げる決意を固める。そんな真っ直ぐな男を蘭寿は落ち着いた演技で魅せていく。相手役の蘭乃は、使用人として働いた当時の健気な姿と、深く傷ついて荒んでしまった現在の姿を、声色や態度を明確に変えて表現。その心の痛みが伝わるほどに演じ分けられ、演技の幅の広さが感じられる。思い合うからこそ離れるふたり。そのすれ違いが切なく、しかしこんな愛もあるのだと納得させられた。男役二番手の壮一帆が扮するのはネフリュードフの友人シェンボックで、蘭寿とは反対の“陽”を表現する役柄。しっとりと落ち着いた雰囲気の舞台で、軟派な役柄の壮がひとり明るい空気を作る。シェンボックが登場することによって微笑みがもれるような安心感のある存在で、重要なポジションを柔軟に演じている。第2部の『カノン』は、バラエティ豊かなシーンが次々と押し寄せるショー。蘭寿、蘭乃、壮の3人が登場する神秘的なプロローグから一転し、パッと華やかな総踊りへと移る演出にグッと引き込まれる。そこから、ドラマ仕立てのシーン、アダルトなタンゴやジャズ、スパニッシュ、見惚れてしまうほどのデュエットなど、ドラマチックなシーンがめくるめく展開に。スマートなダンスが得意な花組の魅力がたっぷり詰まっている。1年の幕開けにピッタリの優雅で華やかなステージをぜひ堪能して欲しい。兵庫公演は1月30日(月)まで上演。チケットは発売中。また、2月10日(金)から3月18日(日)まで、東京宝塚劇場でも上演される。東京公演のチケットは1月15日(日)より一般発売開始。チケットぴあでは1月11日(水)まで先行抽選販売(プレリザーブ)を受付中。取材・文:黒石悦子
2012年01月06日雲南マリアホスピタルと中国人寿保険が提携雲南省昆明市にある雲南マリアホスピタルは中国人寿保険昆明支社との戦略的協力関係を結び、女性が手術を安心して受けられる体制を整えた。手術後の感染症・合併症に患者負担無料で対応今回の提携により、マリアホスピタルで「一人っ子政策」のための避妊手術を受けた女性が90日以内に手術により感染症や合併症を起こした場合には、保険料をマリアホスピタルが負担し患者が無料で中国人寿保険の医療保険を受けることができるようになる。保険金は10000~125000元と各種用意しているそうだ。月1回女性のための講義を開催マリアホスピタルでは毎月1回、保険の知識や健康管理などについて保険の専門家と婦人科専門家による講義を行い、多くの女性が自分で自分を守れるようにと努めているそうだ。
2010年11月20日人気若手俳優の大東俊介が、携帯放送局BeeTV配信のドラマ「虹の向こうへ」で北乃きい、佐野和真らと共演。看護士を目指す男性役で主人公の“憧れのお兄さん”という役どころを演じることに。本作は、音信不通になった先輩と再会するため上京した主人公と彼女を取り巻く若者たちの出会いや別れ、葛藤などが綴られる青春群像劇。1話およそ10分、全15話で構成されている。主人公の七海を演じるのは北乃きい。音信不通になった高校の先輩・秋山と再会するために彼と同じ大学に入学し上京するが、久々に会った秋山は様変わりしていた。雨の中で打ちひしがれる七海に傘を差し伸べるのが、大東さん演じる達郎。実は、七海と達郎は子供の頃、同じ近所に暮らしていたことがあり、七海にとって達郎は、大好きな憧れのお兄さん。この偶然の再会を機に、七海は達郎やその妹の理菜に相談を持ちかけ、頼るようになる。やがて秋山が起こしたある“事件”、そして秋山の恋人・眞由子やその妹・葵の存在や事件のつながりが少しずつ明らかになっていく。大東さん扮する達郎は入院中の妹の治療費を稼ぐために仕事をしながら、看護士を目指して勉強を続けるポジティブな青年。かつて母親に捨てられた過去を持つが、劇中ではその失踪した母親から突然、手紙が届き、愛憎のはざまで揺れ動く達郎の複雑な心理描写も。映画『クローズZERO』シリーズやドラマ「タンブリング」(TBS)、NHKの連続テレビ小説「ウェルかめ」、さらには舞台でも活躍し、ここ数年で様々な役柄を演じてきた大東さんだが、本作でまた新たな表情を見せてくれそう。ほかに秋山役に細田よしひこ、七海と同じ大学1年生の耕太役に佐野和真、さらに小島藤子、水沢奈子ら期待の若手俳優陣がキャストに名を連ねており、北乃さんを含め、少し年下の共演陣との掛け合いも楽しみなところ。「虹の向こうへ」は11月1日(月)よりBeeTVにて配信開始(毎週月曜日更新)。「虹の向こうへ」公式サイト■関連作品:クローズZERO II 2009年4月11日より全国東宝系にて公開© 2009高橋ヒロシ/「クローズZERO?」製作委員会クローズZERO 2007年10月27日より全国東宝系にて公開© 2007高橋ヒロシ/「クローズZERO」製作委員会女の子ものがたり 2009年8月29日よりシネクイントほか全国にて公開© 2009西原理恵子・小学館/「女の子ものがたり」製作委員会■関連記事:高岡蒼甫インタビュー「恐い人だと思っていましたって言われること、あります(笑)」黒木メイサ インタビュー「人との関わりの中で作っていく楽しさがやっと分かってきた」三浦春馬&佐藤健がN.Y.の中心で鍋をつつく?5日間の旅を収めたDVD発売!西原理恵子、深津絵里を「さすが叩き上げ!」『女の子ものがたり』初日舞台挨拶『女の子ものがたり』高校生になった大後寿々花が演じる「子供から大人に変わる瞬間」
2010年10月27日俳優の松山ケンイチが19日、東京・丸の内ピカデリー1で主演映画『カムイ外伝』の初日舞台挨拶を行い、「僕にとって重要な、必要な作品になりました」と充実の笑顔を見せた。本作を通じて知り合ったヒロイン役の小雪との熱愛が今年4月から報じられ、それに関して直接的なコメントはしていないものの、「重要な作品になった」とこれまでの本作のイベントで繰り返し言い、この日も「僕にとって重要な、必要な作品になりました」と意味深に言葉に力を込めた。さらに司会者から原作者の漫画家、白土三平氏が「生身のカムイを見たよう」と松山さんを評したコメントが紹介されると、「一番のほめ言葉です。僕がケガをして撮影を半年間中断させてしまったので、この日を迎えられて本当に嬉しい」と照れくさそうな笑顔を浮かべ、公私の(?)充実ぶりをうかがわせた。松山さんとの間に、共演の伊藤英明を挟んで立つ形となった小雪さんは、初のアクション挑戦をふり返り「右も左もわからず、ただただスタッフのみなさんのお力を借りてやらせていただいた。年を重ねてできないことにチャレンジして、克服するのは感慨深いものがあります。いい経験になりました」と満足げ。だが、司会者から今後もアクションに挑む?と聞かれると「楽しかったけど、考えながらやらせていただきます」と苦笑いだった。2人とは対照的に、伊藤さんは「僕はぶっちゃけ大変じゃなかった。松山くんは心身ともに大変そうでしたが僕は大変そうな顔をしていました。沖縄のおいしい料理とお酒を毎晩いただいて、撮影は充実していました」と飄々とした調子。壮絶なアクションシーンについての質問にも「沖縄の砂浜で撮ったんですが、いや暑かった。でも撮り終えないと崔さん(洋一監督)に殺されると思い、恐怖と闘いながらやりました」と冗談交じりに崔監督の鬼采配ぶりを吐露。それを裏付けるように、崔監督と初タッグとなった佐藤浩市も、「現場で監督の怒鳴り声が聞こえない日はないという、うわさにたがわない温厚で柔和な方でした」とユーモアたっぷりに“証言”。小林薫も「撮影で使った魚は本物で、スズキを200匹鹿児島から空輸したんですが、そのスズキさんに怒鳴っていました。『演技しろ!さっきはできていたじゃないか!』って。初めて見ましたね」と悪ノリ。崔監督は「言ってません」と釈明しながら、前日にカナダ・トロント映画祭から帰国したばかりとあって、本作が特別上映された様子を「カムイの術のところで場内が割れた。笑いとどよめきで。カナダ人はどういう人たちなんだろうと思った」と観客の反応の良さを面白おかしく報告。松山さんと2度目の共演となった大後寿々花は「今回の松山さんの顔つきが前と全然違いました」と現場の緊張感を伝えていた。松山さんと崔監督はこの日から23日まで全国27か所、31回の舞台あいさつ行脚をスタートさせた。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:カムイ外伝 2009年9月19日より丸の内ピカデリー2ほか全国にて公開© 2009「カムイ外伝」製作委員会■関連記事:松ケン&小雪、熱愛コメントはなくも類似メッセージを呼びかけ【どちらを観る?】愛か自由か?松ケン『カムイ外伝』VS小栗旬『TAJOMARU』松山ケンイチ『カムイ外伝』インタビュー 孤高のヒーロー誕生の陰にあった挫折、恐怖ファッション小噺vol.112日本女優の美肌のヒミツはこれだった!松山ケンイチ、忍術で壁渡りも何のその?崔洋一「カムイは彼しかいない!」
2009年09月19日前回、『こんなにある!トランプの「大貧民」「大富豪」のローカルルール(前)』で「大貧民」(大富豪)のルールをいくつか発表しました。しかし、私はどうやら「大貧民」(大富豪)をあなどっていたようです。一体誰が考え出したのか、ザクザク出てくるローカルルール。今回はそれを一挙大公開!今までの「大貧民」(大富豪)にはすっかり飽き飽きというあなた、今回紹介するルールを取り入れ、どうぞ新しい「大貧民」(大富豪)をお楽しみください。(Photo by june29,Some rights reserved)■どっかで聞いたことが……それ「UNO」にもあるよねルール・「5とばし」、「6とび」、「10とび」、「Kスキップ」……など。→場にそのカードを出すと、次の人の順番を飛ばせる。→「6とび」の場合、6を出した枚数の人数分をスキップさせることができる。・「7回し」「9リバース」「イレブンバック」「Qリバース」……など。→そのカードを出すと、順番が逆回りになる。→「イレブンバック」は、Jを出した後は10以下を出さなければならないもの(前編記事の9位)と名前は同じだが内容が異なる。UNOで言う、「スキップ」と「リバース」にあたるのがこれらのルールなんですね。■格差社会促進ルール・「カード交換」→カードが配られた際、大貧民と大富豪はそれぞれ2枚、貧民と富豪はそれぞれ1枚交換する。大富豪と富豪は手持ちのうち一番弱いカードを渡し、大貧民と貧民は一番強いカードを渡す。→大富豪と富豪が渡すカードは、「一番弱い」でなく、「いらないカード」の地域もある。これは結構有名なルールかもしれません。ただでさえ立場の弱い大貧民から、最も強いカードを搾取するという、格差社会の現れとも言えるルール。ですが、地域によっては次のような救済措置をとっているようです。■弱者救済ルール・大貧民のカードはダイヤの3が一番強い・カード交換の際、大富豪が大貧民に一番強いカードをあげる・「大革命」→大貧民が1位で上がったら、そこでゲームを中断、その次のゲームではすべての地位が逆転した状態で始まる・「天変地異」→カードを配られた時点で、大貧民が10以上のカードを1枚ももっていないとき、大貧民と大富豪のカードをすべて入れ替える「天変地異」までくると、逆に大富豪にとっては悪夢です。もうひとつ、大富豪を脅かすルールが次の「都落ち」シリーズ。■おごれるものは久しからず、たけき者もついには滅びんルール・「都落ち」、「転落」、「下剋上」→大富豪になった人が、次のゲームでも1番にあがれないと、一気に大貧民へ降格大富豪になると、大貧民に都落ちする可能性が高くなるため、富豪に甘んじるのが一番いい、という意見も。大富豪が大貧民へ転落した場合、ほかの人たちはひとつずつ地位が繰り上がります。世の中のトランプも、栄枯盛衰です。■切り捨て御免ルール「8切り」の名称違いの「8流し」、「4切り」、「6切り」、「10切り」、「Q切り」など、場を流せるルールもたくさんありました。そのほか、3を3枚出すと場が流れる「砂嵐」、8切りされた直後に8と同じマークの10を出すと場を流せる「10返し」というルールも。■つまらないものですがどうぞルール・「5渡し」、「7付け」、「7渡し」、「10つけ」→出したそのカード(5、7、10)の枚数だけ、いらないカードを右隣の人に押し付けることができるこれは、渡した(押し付けた)人は、いらないカードを処分でき、相手のカードの中身も一部知ることができますが、渡したカードで相手が強い組み合わせを作れる可能性もあります。なかなか奥が深いルールです。ちなみに、「10捨て」という、いらないカードを渡すのでなく、捨てることができるというルールもありました。■合コン?王様ゲーム?なルール・「小さなのぞみ」→前の人がハートのカードを出したら次の人が望みをかなえるこれ、どこまでが"小さい"と見なされるのでしょう?「私の手持ちカード全部もらって」という望みにすれば、一瞬で上がれますよね。以上、「大貧民」(大富豪)のローカルルール特集でした。ここに載せたルールをすべて取り入れて「大貧民」(大富豪)をやると、世界一難しいトランプゲームになることうけあいです。(朝井麻由美/プレスラボ)【関連リンク】ドロケイ(ケイドロ)、ゴム段……。20代の懐かしの遊びとは!?小学生のとき、雨の日は教室でトランプ、晴れの日は校庭で鬼ごっこ系の遊びをしたものです。大貧民「ソリティア」や「マインスイーパー」に飽きたら、「大貧民」(大富豪)をどうぞ。
2009年09月17日続々と著作の映画化やTVアニメ化が決まっている漫画家・西原理恵子。中でも彼女の自叙伝的な作品を原作とした『女の子ものがたり』が8月29日(土)に公開を迎えた。都内劇場では主演の深津絵里を始め、大後寿々花、福士誠治、波瑠、高山侑子に森岡利行監督、そして西原さんを迎えて舞台挨拶が行われた。主人公の漫画家・菜都美を演じた深津さんは「とにかく原作に出会えたことが幸せで、しかも映画に参加できたのはラッキーで恵まれていたと思います。演じる上では原作の素晴らしさを損なわないように気をつけました。西原先生のご自宅にもお邪魔して、どんな生活をして、どのようにして漫画を描いているかを見学させてもらいました」とふり返った。「女優としての今後の目標は?」という質問には「決めてしまうと窮屈になるので、マイペースで、自分の足で踏みしめながら頑張りたいと思います」と笑顔で語った。大後さんは、3世代にわたって登場する菜都美(=なつみ)の学生時代を演じたが「3世代の幼少時代を演じたことはあったんですが、真ん中の世代を演じるのは初めてだったのですごく悩みましたが、原作のなつみと監督がイメージするなつみを合わせながら演じました。西原先生の絵を初めて観たときは、色使いがきれいだし、最近の漫画とは描き方が全く違うので、すごくびっくりしました。画を描くシーンはやり直しができないので、緊張で震えました」と撮影を思い出しながら語った。菜都美を担当する新米編集者・財前役の福士さんは作品について「男の子の僕も涙しました」とコメント。さらに、深津さんの印象を尋ねられると「とても素晴らしい女優さんで、一緒にお芝居していて楽しかったです。『あ、深津さんがダラダラしてる』なんて思いながら芝居してました(笑)」と嬉しそうに明かした。女の子同士のケンカを超えた本気の取っ組み合いも描かれる本作。なつみの親友・きみこ役の波瑠さんは、「(大後さんとの)ケンカのシーンは、前日にリハーサルをしたのですが、そのときから辛い気持ちになってしまって、痛いのと悲しいのとで頭がグチャグチャになりました。監督からは『本気で頭殴っていいからな』と言われたのですが、本気のお芝居だったので大変でした。ケンカのシーンの撮影の後は、芝居とは違う涙が出てきました。すごく思い出になりました」と感慨深そうにふり返った。同じく親友のみさ役の高山さんも、「自分でもお気に入りの作品になりました。撮影の後も3人でご飯を食べたり、一緒に遊んだり、お互いの学校の話をして楽しかったです。一緒にいる時間が長かったので、クランクアップしたときはすごく寂しくなりました」と、名残惜しそうに語った。そして、一同をまとめ上げた森岡監督。脚本家としても活動する監督だが、原作にはない脚色について聞かれると、「自分が書いたドラマの視聴率が悪かったりすると落ち込みます。でも、誰か1人でも応援してくれる人がいれば頑張れるので、そういった気持ちを込めて追加しました。また、西原先生の『上京ものがたり』の先の世界を描きたくて書きました」と本作に賭ける思いを口にした。これに対し、西原さん本人は「原作を何年前に描いたのかすら忘れてしまったのですが(笑)、また新しい視点で観ることができて幸せでした。原作は、みっともない青春を描きたくて描きましたが、女優さんたちが頑張ってくれたのですごく良かったと思います」とコメント。「女優さんにはなかなか話してくれない方が多かったのですが、深津さんはたくさん話しかけてくれました。若いのにしっかりしていて、『さすが叩き上げの方だなあ』と思いました。初の汚れ役をありがとうございました(笑)」と深津さんの女優根性を称賛すると、会場は笑いに包まれた。さらに、劇場に集まった観客200人には夏らしいひまわりの花がプレゼントされ、映画のラストシーンで描かれる“ひまわり畑”が劇場に再現。会場一体となって記念撮影が行われ、和やかなムードのまま終了した。『女の子ものがたり』は渋谷シネクイント、シネカノン有楽町2丁目、角川シネマ新宿ほか全国にて公開中。■関連作品:女の子ものがたり 2009年8月29日よりシネクイントほか全国にて公開© 2009西原理恵子・小学館/「女の子ものがたり」製作委員会■関連記事:『女の子ものがたり』高校生になった大後寿々花が演じる「子供から大人に変わる瞬間」「明るくて変な子なんですよ、みさも私も(笑)」『女の子ものがたり』高山侑子の素顔持田香織が熱唱も、だんだん足が開いてしまう?“女子力”の低さに苦笑波瑠、大後寿々花と本気で取っ組み合い!?「あんなに感情的になったのは初めて」女子の友情は最強!『女の子ものがたり』ノベライズ版を3名様にプレゼント
2009年08月31日「人のために優しくなれる女優になりたい」──大人顔負けのセリフをさらりと語るのは、弱冠16歳にして数多くの映画やドラマに出演する大後寿々花。今年だけでも『おっぱいバレー』や『カムイ外伝』など、話題作への出演が続く売れっ子女優だ。本作『女の子ものがたり』は「毎日かあさん」のテレビアニメ化、「いけちゃんとぼく」の実写映画化が記憶に新しい漫画家・西原理恵子の自叙伝的漫画が原作。西原の分身とも言えるヒロインの菜都美(なつみ)を深津絵里、その高校時代を大後寿々花が演じている。「その場で自分が感じ取ったまま動いてみよう、と」子役として多くの役を演じてきた彼女だが「子供から大人に変わる瞬間を演じるのは初めてだった」と、これまでとは一味違う挑戦があったと話す。「小学生、高校生、現在──なつみは3世代に分かれていて、私はその真ん中の時代を演じました。大人になっていく変化を演じるのは初めてでしたが、原作のなつみと、映画のなつみの両方を大切にすることで、その繋がりをうまく演じられるのかなと思いました」。11歳のときに出演した『SAYURI』でハリウッドデビューを果たしているだけあって、役に対するアプローチも子役の域を優に超えている。そんな彼女があえて深く考えずに演じたシーンがあると言う。それはずっと仲良くしてきた3人に訪れる、別れの瞬間。女の子の喧嘩とは思えない取っ組み合いの大喧嘩が描かれる、何とも印象的な一幕だ。3人それぞれの感情も高まる緊張感あるシーンで、きみこ役の波瑠はあまりにも感情移入し過ぎて撮影が終わるまでほかの2人と距離を置いたというほど。だが、大後さんはその逆。考えずに挑んだその理由は?「なつみはきいちゃんから“この街から出て行け”なんて言われるとは想像していなかった。だから、その場で自分が感じ取ったまま動いてみようと思ったんです。最初は男の子の喧嘩みたいにお腹を蹴ったりするシーンが多くて、前日にはスタントの人を交えてリハーサルをしたりしました。でも、女の子の喧嘩はもっとこうなんじゃない?ああなんじゃない?と、現場で意見を出し合ってシーンが変わっていきました」。脚本を読んだときから、とても大切なシーンになると思ったと言う。また、3人の感情を高めるために監督は、現場でそのシーンに合った音楽を流すことがあり「音楽でイメージをつかむという演出は初めてだったけれど、音楽を聴いていると自然に涙が出てきたりして…言葉に表せないものを感じることができました」。新しい感覚を手にしたと語る。「大抵は“大丈夫”と言って隠してしまう性格」楽しいことも、辛いことも、情けないことも、全てを受け入れてくれる友達の存在は何にも代え難い宝物。大後寿々花もなつみを演じながら「この3人の、自分をさらけ出せる関係が羨ましい!」と思ったそう。「なつみが泣きながら“何も知らないことは恥ずかしいことなんだよ…”って自分のことを話すシーンがとても印象的で。というのは私自身、友達に相談をしたり、友だちの前で泣いたりしたことはあるけれど、大抵は“大丈夫”と言って隠してしまう性格なんです。だから、なつみを通じて感情をさらけ出したことが思い出深いんです」。ちょっぴり遠慮がちなその性格も彼女の個性のひとつ。けれど、今回の現場では「撮影をしていくうちにどんどん仲良くなっていくのが嬉しくて。私が一番年下なので、しばらくは敬語でしたけど(笑)」。やはり彼女らしい。新しい友情を得た16歳の女優が今後どんな一面を見せてくれるのか楽しみで仕方ないが、まずはいくつもの変化をもたらしたという『女の子ものがたり』の大後寿々花を見てほしい。(text:Rie Shintani/photo:Yoshio Kumagai)「シネマカフェsweet」『女の子ものがたり』特集 interviewvol.1 波瑠vol.2 高山侑子vol.3 大後寿々花■関連作品:女の子ものがたり 2009年8月29日よりシネクイントほか全国にて公開© 2009西原理恵子・小学館/「女の子ものがたり」製作委員会■関連記事:「明るくて変な子なんですよ、みさも私も(笑)」『女の子ものがたり』高山侑子の素顔持田香織が熱唱も、だんだん足が開いてしまう?“女子力”の低さに苦笑波瑠、大後寿々花と本気で取っ組み合い!?「あんなに感情的になったのは初めて」女子の友情は最強!『女の子ものがたり』ノベライズ版を3名様にプレゼント大後寿々花ら女友達3人、浴衣姿で『女の子ものがたり』×「毎日かあさん」コラボ
2009年08月25日かつて自分が“女の子”だった頃のかけがえのない女友達との友情を糧に、絶不調に陥った漫画家が生きる勇気を取り戻していく姿をノスタルジックに描いた感動作『女の子ものがたり』。8月29日(土)の公開を前に8月17日(月)、女性限定で本作の特別試写会が開催され、主題歌「タオ」を歌う持田香織とおおはた雄一によるライヴが上映前に行われた。持田さんとおおはたさん、原田郁子さんによって生み出された「タオ」という一風変わった題名の主題歌。持田さん曰く「人の生きる道のりを表現する中国の言葉からつけた」とのこと。おおはたさんのギターに合わせて持田さんが優しく歌い上げ、会場中を魅了した。作曲を手がけたおおはたさんは「自分の音楽は少し沈んだ音色という印象があるんですが、今回はキラキラした感じを意識して作りました」とコメント。歌詞には「泣く」という表現がたびたび登場するが、持田さんはこれについては「泣くことですっきりすることってたくさんありますよね。泣くことって悲しい印象を持たれるかもしれませんが、生きていくうえで必要なこと。映画にも、涙のシーンがたくさん出てきますが、それをきれいに表現できればと思いました」と語った。また、映画について持田さんは「“青春”という響きは男の子のもののような気がして、自分自身をふり返っても『青春てどういうものだっけ?』と思ってたんですが、この映画を観て、女の子にもそういうものがあったんだ!と感じました」と共感を口にした。続いて、会場に集まった300人もの女性客からの質問に持田さんが回答。自身の“女子力”についての質問には「女子力…ですか?うーん」と悩みつつ「私は下町気質で結構熱くなりやすい方なので…。傍から見てて素敵だと思えるのは姿勢がいい女性ですね。私は、歌ってると足がどんどん開いていってしまいます(笑)」と苦笑気味に語った。さらに「もし、一日だけ異性になれるとしたら何がしたいか?」という質問には「小学生の頃、男の子たちのグループがすごく楽しそうに見えました。女の子とちょっと違ってて、混ざりたいという気持ちはありました。いまでも仕事でも、男の子たちのノリってありますよね」と“男子”グループ入りの願望を明かした。一方のおおはたさんは「僕は姉と妹に挟まれて育ったということもあって、特に願望はないですね…」と思案顔。「スカートをはいてみたいという願望は?」という司会者からの問いに「その気になったら、いまでもはけますよ(笑)!」と答えて会場は笑いに包まれた。その後の報道陣向けの写真撮影では、映画の中で幸運を呼び込む存在として描かれているウサギが登場。世界最大級(約7キロ!)のフレミッシュ・ジャイアントという大きなウサギと小さな手のひらに乗るようなかわいらしいウサギを抱えて、2人は観客と共に笑顔で撮影に臨んだ。『女の子ものがたり』は8月29日(土)よりシネクイントほか全国にて公開。「シネマカフェSweet」■関連作品:女の子ものがたり 2009年8月29日よりシネクイントほか全国にて公開© 2009西原理恵子・小学館/「女の子ものがたり」製作委員会■関連記事:波瑠、大後寿々花と本気で取っ組み合い!?「あんなに感情的になったのは初めて」女子の友情は最強!『女の子ものがたり』ノベライズ版を3名様にプレゼント大後寿々花ら女友達3人、浴衣姿で『女の子ものがたり』×「毎日かあさん」コラボ原作・西原理恵子×深津絵里主演『女の子ものがたり』試写会に15組30名様ご招待「早く大人になりたかった」けどなりきれなかった(?)深津絵里が西原理恵子に変身!
2009年08月18日「セブンティーン」の専属モデルとして活躍するほか、今年は『守護天使』、『山形スクリーム』といった映画の出演が続き、女優としても輝きを放つ波瑠(はる)。新作『女の子ものがたり』でも新しい一面を披露している。本作は「毎日かあさん」、「いけちゃんとぼく」などで知られる西原理恵子の自叙伝的漫画の映画化で、人生にちょっぴり迷いを感じている36歳の主人公・菜都美(深津絵里)が、過去の自分とその友だちを思い出し、前に進もうとする物語。波瑠は菜都美の高校時代の親友・きみこを演じている。「監督は寿々花ちゃんを本気で叩いていいって言うんです」「きいちゃん(きみこ)は女の子らしい女の子なんです。男の子と仲良くしたいと思ったり、早く大人になりたがったり、おませで好奇心の強い女の子。自分と全然性格が違うので演じるのは難しかったですね。『私が怒るときはこんな感じだけど、きいちゃんが怒るとどうなんだろう?』とか、『きみこならどう考える?きみこならどう行動する?』って、常にきみこの立場で考えていたので、必死でした」。実年齢に近い役どころではあるものの、自分ときみこのギャップを埋める作業は意外にも難しかったと明かす。そして、脚本から受け取った“きみこ像”に、現場から感じ取った“きみこ像”を足していくという役作りは、彼女に演じる面白さとやり甲斐をもたらし「忙しいとつい役への思いがおろそかになりがちだけれど、『ひとつひとつの役を大切にすることを忘れちゃいけない』って、この作品が気づかせてくれました」と語る。きみこ役は女優・波瑠を一歩前進させた。女の子版『スタンド・バイ・ミー』と言える青春物語を目指したという本作は、なつみ、きみこ、みさの3人の友情を小学生と、高校生の、2つの時代を通して描いていく。恋に憧れ、不良に憧れ、大人の世界に憧れる高校時代のパートでは友達と過ごす楽しい瞬間だけではなく、本気で取っ組み合いの大喧嘩をするシーンも登場。中でも「お前の顔なんか見たくない!この街から出て行け!帰ってくるな」と、きみこがなつみに言い放つシーンは、なつみが東京へ出て漫画家としての道をスタートさせるきっかけとなる重要なシーンだ。「監督は(なつみ役の)寿々花ちゃんを本気で叩いていいって言うんです。でも、寿々花ちゃんは一番年下だし、そんなこと出来なくて…。本気で叩くことはできなかったけれど、胸元をつかんで、体を揺すって、自分が何をしているか分からないくらい感情的にはなりました。あんなに役に入り込んだのは初めて。前日のリハーサルから気持ちがグラグラして、とてもつらかった。本番の撮影が終わるまで寿々花ちゃんとも、みさ役の侑子ちゃんとも仲良くできなかったくらい。そのとき、この感情を覚えていなくちゃと思ったんですよね」。「ぐうたらで仕事場もぐちゃぐちゃだけど、なんか可愛い」18歳とは思えない大人びた容姿、落ち着きのある口調の彼女が感情的になるシーンは、ファンならずとも必見だ。しかし、一番驚いているのは自分自身なのだと静かにほほ笑む。「完成した映画を見て驚いたんです。あんなに感情的になっている自分を見たことがなかったから(笑)」。そして、脚本を読んだときには理解できなかったこと──36歳の菜都美が十代の頃を懐かしむ感情が少し分かった気がすると続ける。「いまはまだ十代でふり返るものがそれほどないから“懐かしむ”という気持ちが分からなくて。でも、映画を観たときに深津さんの演じる菜都美がとても愛らしく見えたんです。ぐうたらで仕事場もぐちゃぐちゃだけど、なんか可愛いなって」。そう語るように『女の子ものがたり』には年齢に関係なく、女性が共感できる小さな気づきや幸せが詰まっている。自分とは正反対の性格のきみこを演じることで、女優として大きく成長を見せた波瑠。彼女自身も知らなかったという驚きの一面をぜひスクリーンで確かめてほしい。(text:Rie Shintani/photo:Yoshio Kumagai)「シネマカフェsweet」『女の子ものがたり』特集 interviewvol.1 波瑠vol.2 高山侑子 coming soonvol.3 大後寿々花 coming soon■関連作品:女の子ものがたり 2009年8月29日よりシネクイントほか全国にて公開© 2009西原理恵子・小学館/「女の子ものがたり」製作委員会■関連記事:持田香織が熱唱も、だんだん足が開いてしまう?“女子力”の低さに苦笑女子の友情は最強!『女の子ものがたり』ノベライズ版を3名様にプレゼント大後寿々花ら女友達3人、浴衣姿で『女の子ものがたり』×「毎日かあさん」コラボ原作・西原理恵子×深津絵里主演『女の子ものがたり』試写会に15組30名様ご招待「早く大人になりたかった」けどなりきれなかった(?)深津絵里が西原理恵子に変身!
2009年08月18日独特なタッチと時折差し込まれる叙情的な言葉が、多くの読者ファンからの支持を集める漫画家・西原理恵子。その自伝的作品を映画化した『女の子ものがたり』が8月29日(土)より公開される。これを記念して、本作に出演する大後寿々花、波瑠、高山侑子の現役女子高生女優3人が、テレビ東京系列にて放送中で、こちらも西原さん原作のアニメ「毎日かあさん」に声優として出演!8月10日(月)、そのアフレコの模様がマスコミ陣に向けて公開された。同アニメには、『女の子ものがたり』でそれぞれが演じた女友達3人、なつみ、きみこ、みさのキャラクターがそのまま、スクリーンから飛び出して登場。そのキャラクターに合わせて3人は黄色、ピンク、紺の浴衣姿でアフレコに臨んだ。今回初めて声優に挑戦した高山さんと波瑠さんは、「すごく緊張しました。自分の声を聞いて改めてこんな声してるんだと思った」(高山さん)、「何も見えていない状態に戸惑いました。キャラが似ていて、ちょっとかわいくて嬉しかった」(波瑠さん)となかなか苦戦した様子。一方、声優経験のある大後さんは「3人で話している設定が新鮮で楽しかった」と笑みを見せた。それぞれ個性は異なるものの、同世代ということもあり息の合った様子の3人。お互いの浴衣姿の感想を求めると、「3人で浴衣を着て仕事をするとは思わなかったので、びっくりしました。『女の子〜』にも浴衣のシーンがあったら良かったな」と大後さん。高山さんが「寿々ちゃんはかわいい感じ、波瑠ちゃんは大人っぽい感じで2人とも似合ってる」とあどけなく語ると、波瑠さんは「浴衣を着るのが久しぶりで、かわいらしい着物でどうしよう…と」とマイペースぶりを発揮した。さらに、夏休みに話題が及ぶと、女子校生らしく学校の友達と遊ぶことがたまらなく楽しいという3人。作品については、高山さんは「女の子3人の友情と絆は見ていて引き込まれる。面白いけどグッとくる、いろんなことを考えさせられる映画」、波瑠さんは「大人の方は“私たちにもこんな時代があったな”、これからの方は“大切に思える友達が出来たらいいな”と感じてもらえたら」と元気よくアピール。そして最後に、大後さんから「夢を叶えるときに背中を押してくれる友達や大切な存在を思ってもらえたら嬉しいです」とメッセージが贈られた。なお、この夢の“西原”コラボは、9月16日(水)放送のアニメ「毎日かあさん」(毎週水曜日19時放送)第23話内エピソード「祭りの夜に」にて観られる。果たして3人はどんなアニメキャラとなっているのか?『女の子ものがたり』は8月29日(土)より渋谷シネクイント、シネカノン有楽町2丁目、角川シネマ新宿ほか全国にて公開。■関連作品:女の子ものがたり 2009年8月29日よりシネクイントほか全国にて公開© 2009西原理恵子・小学館/「女の子ものがたり」製作委員会■関連記事:原作・西原理恵子×深津絵里主演『女の子ものがたり』試写会に15組30名様ご招待「早く大人になりたかった」けどなりきれなかった(?)深津絵里が西原理恵子に変身!深津絵里が西原理恵子ワールドに!半アル中、たらいで水浴びのダメ30代に変身
2009年08月10日