結婚や出産を機に退職し、子育てが落ち着いてから再就職を考えるママは少なくありません。しかし、子どもがまだ小さいうちは、なかなか採用されにくい現状があります。「子持ち」ということをデメリットにしないためには、どのようなことに心がけるべきなのでしょうか。面接官の本音や再就職を果たしたママの体験談をご紹介します。■「子持ち」は不利? 悪いイメージを払拭するには現在は独立して不動産業を営むFさんは、求人募集をするときには「優秀な人なら子持ちとか関係なく採用する」といいます。しかし、小さな事務所がゆえに繁忙期に突然休まれるのは厳しく、たとえば小さな子がいるママと独身男性が同時に応募してきた場合、スペックが同じくらいなら後者を選んでしまうといいます。「パートなら気にしないのですが、正社員となると繁忙期は遅い時間まで残業が発生することもあるため、小さなお子さんがいるママには難しいのではないかと感じてしまいます。大手に勤めていたときも同様で、資格を持っていても採用されないママはいました」子どもがいるだけで不利になっては、いつまでたっても社会復帰が果たせません。どうすれば採用に近づけるのでしょうか。「小さい子がいるからといって、絶対に採用しないというわけではないんですよ。ただ、面接の段階で『子どもがいるんだから突然休むのは仕方ない』という態度が見えてしまうと、仕事に対しても不誠実なのかな、と思ってしまいます。とはいえ、子どものことはこちらから聞きづらいこともあるので、自分から話してくれるのは大歓迎です。たとえば、急な残業が発生したときには子どもを預けられる人がいるのか、子どもの発熱で出社できなくても自宅で作業ができるのかなど、こうしたことを自分から話せる人は、責任をもって仕事ができると感じ、採用したくなりますね」Fさんもできるだけサポートしたいとは考えていて、そのためにも現状をきちんと話してほしいそうです。「不利になると考えて子どもの話を避ける人は多いですが、大切なことなのでちゃんと話してくれたほうが好感を持てます」とのこと。会社の風土や制度を知りたいと思うことも大切ですが、それ以上に自分が子どものことをこう考えている、ということをアピールできるといいかもしれませんね。■休職中にスキルアップ! はアピールできる実際に社会復帰を果たしたママは、どのように対策していたのでしょうか。子どもの小学校入学を機に、経理事務の仕事に就いたAさんに話を聞きました。「前職も経理部にいたので経験はありますが、ブランクがあるのは事実。ソフトなども当時とは変わっているだろうし、それは正直に伝えました。でも、それだけでは採用されないだろうから、休職中に簿記の資格を取ったことをアピールし、家でもスキルアップに努めていたという思いを伝えました」経理は事務職のなかでも求人数が多く、経験と資格があれば採用されやすい職種。このように、スキルをアピールできるといいですね。「とはいえ、すぐに仕事が決まったわけではありません。WEB経由で履歴書を送った会社を含めれば、全部で20~30社くらい。そのなかでも外資系の反応がよかったように感じます。資格やアピールできる経歴があるなら、外資系のほうが子持ちとか関係なくフラットに見てもらえるのかもしれません。どの会社も、面接にはたくさんの人が来ていました。都心の会社の場合はみんなおしゃれに見えて気が引けたけど、清潔感があれば問題ないのではないでしょうか。メイクは控えめだけど手抜きせず、服装も派手すぎないスーツであれば、悪い印象は与えないと思います」久しぶりに働くとなると、ファッションにも気合が入りすぎてしまいそう。意外と見落としがちなポイントかもしれませんね。■前の職種以外でも、アピールできることはある出産前は、広報部でチームを束ねていたNさん。新しい職場は家の近くを希望していましたが、広報系の仕事の求人が見つかりませんでした。そこで、前職にはこだわらず、さまざまな職種の会社を受けたといいます。「現在は工場で営業事務の仕事をしています。広報時代にパワーポイントで資料を作っていたので、そのスキルがいかせるとアピールしたんです。畑違いに見えても自分が培ったスキルを求める会社はあるので、応募先に合わせてアピールポイントを練っていました。また、再就職活動を始めたばかりのときは、志望動機に『子どもに手がかからなくなったからまた働きたい』というようなことを書いていたのですが、書類選考で落とされてしまって…。何社か落ちたときに就活を思い出して『どうしてここで働きたいのか』ということを書いたら、面接へ進めることが増えました。前向きな志望動機は重要だと思います」再就職とはいえ、就職活動と同じこと。これも意外と忘れがちなポイントかもしれません。「就活と違う点といえば、ビジネスマナーは身についていて当たり前と思われていることかな。ドアのノックの回数、お辞儀の角度など、ささいなことだけど忘れていることが多かったです。ネットなどで調べながら、家でも練習しました」新卒なら許されても、職歴のある大人にマナーが身についていなければ、常識がないと思われてしまうかもしれません。知っているつもりでも忘れていることもあるので、再度チェックしたいですね。自分の持つスキルを会社のために役立てたい、ママという立場にとらわれることなく社会で活躍したい。そうした思いを伝えることが大事だと感じました。まだママの再就職がしやすいとはいえませんが、こうしたポジティブな気持ちで働く女性が増えれば、状況を変えることができるかもしれませんね。
2017年08月09日車の所持率が減っていると言われる中、子育て世代のパパやママに緊急調査をしました。すると94%の人が所持していることがわかりました。子どもとの生活に車はやはり必需品のようです。実際のパパやママの意見も聞いてみましょう。Q.自家用車、持ってる?1.1台所持している 49.9%2.2台以上所持している 44.1%3.所持していない 6.0%94%が自家用車を持っている結果に。そのうち44%が2台以上ということがわかりました。交通機関が発達していない地域では、大人はひとり1台が基本のようです。■田舎は車がなければ暮らせない!買い物に習い事の送り迎えなどにも車がないととにかく不便という意見が圧倒的。仕事に行くのも車なので、ひとり1台所持するのが当たり前に。「田舎で交通機関はなく、ひとり1台のマイカーがないとどこにも行けないほど不便です。都会のように電車やバスが網羅していたらいいなと思います」(徳島県 40代女性)「宮崎では、ひとり1台ないと不便」(宮崎県 40代女性)「やっぱり田舎はそろぞれ1台ないと不便です」(愛媛県 40代男性)「毎日車を運転していますが、できることならしたくないです。維持費も高いし。でも、田舎だから車がないと仕事にも行けない」(鳥取県 40代女性)■1台あれば充分なところも少し都市になると1家族1台でも大丈夫なようです。車検や税金、子どもの成長に合わせて車の買い替えに頭を悩ませている人が多くいました。「一台あればいいかと。でも軽自動車だからなー。今は子どもがみんな小さいからいいけど、大きくなってからだとキツイかなー」(愛知県 20代女性)「5人家族で8人乗りの車を1台所有しています。車検の時期はふところが寂しくなりますが、我が家になくてはならない愛車です」(鹿児島県 40代女性)「交通手段はすべて車。車がなきゃどこにも行けないです。保険、税金、ガソリンの出費がつきまとうけど仕方ないですね」(千葉県 30代女性)■首都圏在住なら車なしでも困りません1台持つだけで、保険やら駐車場代やらと膨れ上がる車の維持費。普段乗らないのであれば、タクシーやカーシェアで充分なのかもしれません。「車持っていません。移動手段は自転車。どうしても必要なときにはタクシーを使います。車の維持費がかからない分、貯金にまわせます」(神奈川県 40代女性)「都内在住です。確かに子ども3人連れて出かけるのに車は必需品ですが、駐車場代もバカにならず、乗るのは週末のみなので、カーシェアを利用しています。不便は感じていません」(東京都 40代女性)------Q.自家用車、持ってる?アンケート回答数:6680件ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年08月02日こんにちは。ママライターのamuです。気がつけばまた作っている、外食はいつもここなど、毎日でも食べたいものはありますか?小学校の茶話会で、ママたちがよく作る料理 について聞いてみたのでまとめてみます。●ライス系カレーライス、ハヤシライス、タコライス、オムライスが人気でした。『業務スーパーの冷凍オムライスを買っておいて、残ったカレーやシチューをかけるとごちそうになる』(30代/小5女の子のママ)というアイデアも。カレーって、冷蔵庫の余り物を一気に片付けることができる料理でもありますよね。ただ、学校でよく出る料理でもあるので、昼夜カレーにならないか献立表をチェックするのをお忘れなく。また、炊き込みご飯は炊飯器におまかせでラクだからよく作るというママが多かったです。一度に野菜がたくさんとれるメニュー はいいですよね。●定食系野菜炒め、から揚げ、ハンバーグ、ステーキ、焼き魚、ピーマンの肉詰め、鶏の照り焼き、しょうが焼きが人気でした。『から揚げは、余ったら次の日タルタルソースをかけてチキン南蛮にしたり、酢豚ならぬ酢鶏にしたり、大根おろしとポン酢をかけたり、アレンジもきく』(30代/小5女の子のママ)焼き魚は味付けせずグリルで焼くだけで簡単、ステーキは外で高いお金を出して食べるより買ってきてニンニクに塩コショウとバター醤油で焼くほうがおいしいとのことで人気でした。照り焼きやしょうが焼きは、簡単なのに見栄えもよく、子どもが大好きな甘辛味 なので、わが家でもよく作ります。レタスと一緒に丼にして洗い物を減らすことも。野菜が不足しているなと思ったときは、サラダより豚汁を作るというママが多かったです。豚汁にオリーブオイルをほんの少したらすと、格段においしくなるのでおすすめです。●丼物親子丼、牛丼、海鮮丼、天丼、カツ丼が人気でした。『きちんと作ることもあれば、惣菜をアレンジすることも』(30代/小5女の子のママ)私もよく、夜のスーパーで半額になった刺し身や惣菜で簡単に丼を作ります。卵かけご飯で天丼を作ると格別!また丼物は、醤油とみりんとお酒で味付けするものが多いので、子どもに教えながら一緒に作る のにおすすめです。食材や調理方法が変わるだけで同じ調味料で違った味になるのがおもしろいですよね。できれば、うな丼が食べたいなぁ……。●中華系餃子、麻婆豆腐、青椒肉絲、酢豚、チャーハンが人気でした。特に餃子。冷凍食品のものでも、最近は本当においしいですよね。グループラインで、「ウチは今日餃子」というコメントに、何人も「うちも!」と言い出したこともありました。白米をあまり食べずにおかずばかり食べがちな子も、皮の炭水化物がとれるし、なにより野菜もお肉もバランスよく入っている のがいいと思います。娘は、焼き餃子より水餃子のほうがよく食べるので、水餃子にしています。つるんと食べやすいとのこと。また、コストコで冷凍えびを買ってエビチリにするというママも何人もいました。味付けはネット上のレシピサイトか市販のタレに頼るママが多かったです。中華って難しいですもんね。●麺類そば、うどん、パスタが人気でした。『海老天、かき揚げ、月見、鴨南蛮、鍋焼き、サラダうどん、焼きうどん、とバリエーション豊か』(30代/小5男の子のママ)夏はうどんからそうめんに変えたり、冬は鍋の残りにうどんを入れたりするそうです。そして、私のまわりの統計にすぎませんが、子どもってそば好きが異常に多い気がします!うどんはもちもちと主張が強めだけど、そばはのどごしというようにするっとラクに食べられるのがいいのかな?また、パスタはトマト系が人気でした。太るイメージの小麦粉ですが、パスタはデュラムセモリナ粉なので太りにくい のもうれしいところ。●鍋すき焼き、しゃぶしゃぶ、おでん、水炊きが人気でした。キムチ鍋もしたいけど子どもが食べられないからガマンするというママや、分けてキムチ鍋も作るという辛党ママも。すき焼きは子ども受けのいい甘辛味で、次の日は牛丼のようにご飯にかけてママの昼ご飯になるというお家が多かったです。他に、ポン酢があれば食べられるような、味付けが必要ないシンプルなもの が人気でした。お肉や野菜からいいダシがでて、スープまで飲み干したいおいしさですよね。案外、夏も鍋をするという声が多数でした。●一人のときそれから一人のときは、カップ焼きそば、カップヌードル、納豆ご飯、鰹節のねこまんま、卵かけご飯、目玉焼きとウインナー、とろろご飯、お茶漬け、ふりかけが鉄板!こちらは、わかる!というママさんも多いのではないでしょうか?昼くらいはラクに済ませたいですよね。普段節約して、たまのランチでプチ贅沢をするというママも。ちなみに外食では、寿司、インドカレーやグリーンカレー、ラーメン、焼肉、ローストビーフ、ピザ、焼き鳥、飲茶が人気でした。家では作れないものが多いですね。----------以上、いかがでしたでしょうか。今日も、笑顔溢れる楽しい食卓になりますように!●ライター/amu(ママライター)●モデル/赤松侑里(さゆりちゃん)
2017年07月23日日ごろからタクシーを使っている、という人はどのくらいいるでしょう。やむをえない状況や急を要するときに使うけれど、利用頻度はそれほど多くないという人のほうが多いのではないでしょうか。実は、タクシー会社には「子育て世代だからこそ役立つ」サービスを提供しているところがたくさんあります。今回は負担の多い子育てを楽に、そしてママも子どもも助かるタクシーサービスを3つ紹介しましょう!■365日24時間対応! いつ陣痛がきても怖くない「陣痛タクシー」タクシー会社が独自に展開しているサービスのなかに「陣痛タクシー」というものがあります。これは出産前に事前に自身の情報を登録しておくことで、陣痛時に病院まで迅速に送ってくれるサービスです。家族がいないときに陣痛がおきてしまった…。そんなとき、病院までの移動手段として有効なのがタクシーですよね。でも早く病院にいきたいのに配車の電話がつながらなかったり、出産予定の病院の場所をいちから教えなければならなかったりと手間どることもあります。陣痛タクシーでは、専用回線の先にオペレーターが365日24時間待機。あらかじめ、WEB上で予定日や出産予定の病院などを事前に登録しておくので、電話するだけで素早く病院に移動できます。料金も通常時のメーター料金(深夜・早朝は割増)にお迎え料金の410円を合わせたものとなっており良心的。定期健診や、先生にみてほしいときも利用できるので、妊娠中の心強い味方となってくれそうです。■年齢に合わせて使い分け可能! ストレスフリーな「子育てタクシー」一般社団法人全国子育てタクシー協会が主催する、子育てファミリーにやさしい「子育てタクシー」。地域の子育て応援団として協会指定の養成講座、および保育実習を修了したドライバーのみが、荷物の多い子連れ外出時の移動、子どもだけでの通園・通学・通塾の送迎などをサポートするサービスです。子どもの習いごとが夜遅くに終わるけれど、迎えにいけない…。そんなときでも保護者の代わりとなって子どもを迎え、指定の場所まで送り届けてくれるので働くママも大助かりです。利用の際は、自宅付近のタクシー会社をエリア検索し、該当するところに電話で問い合わせてみましょう(登録フォームが用意されている場合も)。子ども1人でタクシーにのる場合は、事前登録や打ち合わせが必要になることもあります。料金は基本的に通常のタクシー料金と迎車の料金を合わせたものですが、タクシー会社によっては乗務員指定の希望、チャイルドシートの有無などで料金が変動することも。問い合わせの際に、合わせて確認しましょう。■いつもは運転手のママやパパも楽ちん! 大人数の観光・レジャーに「ジャンボタクシー」「ジャンボタクシー」はワンボックス型やミニバン型など、6~9人乗りの車種を指定して利用できるタクシーのことです。たとえば、仲のいい家族同士のお出かけや、おじいちゃん・おばあちゃんなど親せきを連れた小旅行の足として便利です。旅行先でみんなの行きたい場所が違うときでも、ドライバーに場所さえ伝えれば効率よく回ってくれ、公共交通機関の時間を気にせず快適に過ごせます。運転のプロにお任せするので道に迷う不安もなく、普段は運転手役のママやパパも疲れることなく、一緒に旅行や観光を楽しめるのが大きな魅力です。運賃は通常のタクシーと同じ距離制になりますが、車種指定料金として500~2,000円が別途必要になる場合がありますので確認しましょう。ちょっとしたストレスを解消できる「進化タクシー」。知らないだけで、子育てに向いたサービスはまだまだあるのかもしれません。予定をたてるとき、緊急のとき、こうしたサービスをぜひ活用してみてくださいね。<参考サイト>・陣痛タクシー 日本交通 kmタクシー 東京無線タクシー 荏原交通 京王自動車 ・子育てタクシー 全国子育てタクシー協会 ・ジャンボタクシー 全国貸切バス予約センター 日の丸交通 ハロー・トーキョー
2017年07月22日子育ての情報はたくさんあふれていますが、限られた時間の中で、何から手をつけていいのかわからず悩むママは少なくありません。特に働くママは、なかなか子どもと向き合う時間が取れず、「子どもをしっかり育てたい。でも、時間がない!」という焦りを感じてしまうのではないでしょうか。任意団体「大切にしたいこと。」主宰であり、NPO法人「孫育てニッポン」の代表でもあるぼうだあきこさんは、産後ママの応援団長として、各地でママの気持ちをラクにする講演をされています。ご自身も働きながら2人の男の子を育てたぼうださんに、「子どもと向き合う時間がない」と焦るママたちの心がラクになる子育てのヒケツを聞きました。「大切なこと」3つで、自分だけの子育て軸を作る!子どものために、あれもこれも取り入れようとすると、どれも中途半端になってしまい、罪悪感がわいたり、疲れ果てたりしますよね。ぼうださんは、「自分が子育てで大事にしたい、小さな3つのことを『子育て軸』として続けるだけで十分です。軸が決まれば、情報に不必要に振り回されることもなくなります」。その軸は、どうすれば決めることができるのでしょうか。「まずは、子育てで大切にしたいことを、思いつく限りたくさん書き出してみてください。そして、その中から、絶対に大切にしたいことを3つだけ選んでください。大げさなことではなくて、毎日必ず行う行動でできることにしてください」。ちなみに、ぼうださんが子育てで大切にしていたことのトップ3は下記。1.朝ごはんには、あたたかい汁物を出して、家族で食べる2.家族が出かけるときは、必ず「行ってらっしゃい」と言いながら見送る3.手をつないで歩く確かに、どれも特別なことではなく、日常のとても小さなことですね。「食う、寝る、遊ぶ、を通じて体と心を整えることを大切にしたい」という、ぼうださんらしい選択です。子どもと一緒の朝を大切にできれば100点!?ぼうださんは、生活を朝型に整え、朝を大事にする子育てをおすすめしています。「夜は、みんな疲れていますから、ぐうたらでいいのです。朝、きちんと起きて、みんなそろって朝ごはんを食べることで、子どもの体調もわかりますし、毎日同じように1日がスタートすることで、子どもの気持ちも落ち着きます。また、塾などで子どもが忙しくなると夕食を一緒に食べることは難しくなりますから、幼少期から、”朝だけは必ず家族一緒”という生活習慣を作っておくことは大事です」。そして、ぼうださんは、「朝ごはんを一緒に食べて、『行ってらっしゃい』と見送ることができれば、それだけで母親としての1日は100点です」と言います。「それでも、まだ時間と気持ちの余裕があるようなら、絵本を読むなど、3分程度でできることを追加してもいいですね」。車と自転車を降りて、手をつなごう!ぼうださんが、3つ目に大切にしていたことは、手をつなぐこと。何でもないようなことですが、「手をつなげるのは、歩いているときだけなんですよ」という言葉にドキリ。ぼうださんは、保育園や幼稚園の送り迎えや、子どもと一緒の買い物などは、車や自転車ではなく、手をつないで歩くことをすすめているそうです。「歩いて15分のところを、車に乗ったら5分に短縮できますね。それによって、子どもとの時間が短縮され、家にいる時間が長くなります。でも、多くの母親は、家では『子どもと向き合う母親』としての役割ではなく、『家事をする家政婦』としての役割が増えてしまいます。忙しい日々の生活の中で、『母親である時間』をうまく作り出すためにも、移動時間を短縮するのではなく、子どもと手をつないで歩く時間にしてみては?」。手をつなぐことの利点は、親子の絆を深めるだけではないそうです。「車が近づいてきたり、横断歩道で立ち止まったりするとき、母親は子どもの手をギュッと握りますよね。その感覚によって、子どもは体で危険を感じることができるのです」。さらに、母子で歩きながら、近所の人にあいさつをしたり、商店街で買い物をしたりすることで、まわりの大人に覚えてもらえるので、災害時なども心強いそうです。自分の子育て軸は、心理的なお守りとなるぼうださんは、子育てで、自分が大切にしたいことが決まれば、夫婦で共有すること、書いて壁などに貼っておくことをすすめています。そうすると、例えば、「洗濯物も干したい、でも、ちょうど子どもが出かけようとしている」という状況のときに、迷わず洗濯物を置いて、子どもを見送ることができるとか。そして、「とにかく自分が決めたことを守っていれば、『これだけはやっているから大丈夫』という自信にも、心理的なお守りにもなります」。ぼうださんが子育てで大切にしていることは、「それだけでいいの?」と拍子抜けするほど当たりまえのことのようでもあり、意識しないと疎かになりがちなことでもありますね。自分なりの3つの子育て軸、改めて考えてみたくなりました。ぼうだあきこさんブログ法人 孫育て・ニッポン(理事長:ぼうだあきこさん)にっぽんネウボラネットワーク研究所(副代表:ぼうだあきこさん)<文:フリーランス記者鯰美紀>
2017年06月23日「怒鳴らない子育て教室」をご存じでしょうか。アメリカのコモンセンスペアレンティングトレーニングを日本向けにアレンジしたもので、各地の自治体で開催されています。子どもとの接し方やしつけについて学べるだけでなく、育児で悩むママたちの心を楽にしてくれることも。実際にはどのようなことが行われているのでしょうか。■言い方を工夫するだけで子どもが理解してくれる怒鳴らない子育て教室に通ったことがあるHさん(5歳児のママ)は、なかなかいうことを聞いてくれない娘にイライラしてしまい、つい大声で怒鳴ることが多かったそうです。「怒鳴った直後は娘も反省するのですが、またすぐに同じことの繰り返しで改善されませんでした。何度いってもわかってくれないから、私も感情的になってしまって、毎日大声で怒鳴ってばかり。そのうち、娘が私のことを怖がるようになってしまい、どうしていいかわからなくなってしまいました」そんな悩みをママ友に打ち明けたところ、自治体主催の講座を教えてもらい、通うことを決意。そこでは、具体的なやりとりをロールプレイングしながら、子どもとの接し方を教えてもらえたといいます。Hさんによれば、子どもに伝えるときには次の4つのことが大事だと教わったそうです。●子どもと話す環境を整えよう「子どもを叱るときには、何かをしながらではなく、きちんと目を見て話すことが大事。私はこれまで洗濯や掃除をしながら怒鳴っていたので、効果がなかったのかもしれません」●行動を具体的に伝えよう「娘は食事中によそ見をしてしまうので、いつもみそ汁をこぼすんですよ。そんなときは、具体的に話すことが大事だと教わりました。みそ汁をこぼしたのは、お椀をちゃんと見ていなくてつかめなかったから。どうしてつかめなかったのかといえば、食事中によそ見をしていたから。だからよそ見をするとおみそ汁をこぼしちゃうので、気をつけようね、といった感じで話していきます。私は今まで『よそ見をしないで!』というだけだったのですが、きちんと説明してからは理解できたのか、みそ汁をこぼさなくなりました」●肯定的な言い方をしよう「子どもを叱るときには、『〇〇しないで!』というのではなく、『〇〇しようね』というといいそうです。先ほどのみそ汁の例なら、『よそ見しないで』はまさに悪い例。『みそ汁を飲むときはこぼさないようにちゃんとお椀を見ようね』というようにするといいと教わりました。いまでも子どもが何かをするとつい、『〇〇しないで!』といってしまいそうになりますが、一呼吸してから話すようにすることで、心が落ち着いて怒鳴らなくなれました」●子どもに共感しよう「幼稚園の制服からなかなか着替えてくれないときも、やっぱりイライラしちゃうんです。そんなときは、まず共感するといいといわれました。『幼稚園の制服はお気に入りなんだよね。でも、このまま寝たらシワができちゃうし、これからもずっと着られるようにお着替えしようね』と、肯定的な言い方との合わせ技がいいみたい。娘の気持ちを考えることで、なぜいうことを聞いてくれないのか少しわかってきた気がします」この基本を実践することで、子どもがいうことを聞いてくれるようになり、心に余裕が生まれたそうです。「ちゃんと話せば、子どもも理解してくれるんですね。それをすぐに実践できるように教えてくれたし、効果がすぐにあらわれるので感動しました」■育児の悩みに共感してくれるこうした講義を経て、Hさんが学んだのは「怒鳴っても何も解決しない」ということでした。「私はいままで、自分の感情を娘にぶつけていただけなんだと気づきました。『なんでママのいうことを聞いてくれないの』といっても、娘はなんで怒られているかわかっていないのだから意味がないんですよね。怒鳴った後には自己嫌悪に陥るし、いいことなんて何もありません。まだ怒鳴ってしまうことはありますが、そのときは『ごめんね』と謝って娘を抱きしめています。こうすることで気持ちが落ち着くし、私がなぜ怒ってしまったのか娘も考えるようになったみたいです」ほかにも、怒鳴らない子育て教室の経験者であるRさん(4歳児のママ)に話を聞くと、「しつけの具体策だけでなく、講師が育児の悩みを聞いてくれるのがよかった」といいます。「話を聞いてもらうだけでも、すごく楽になれました。お母さんも頑張ってるよねと共感してくれるし、何より『親だからって完璧な人にならなくていい』といってもらえたのがうれしかったです。怒鳴ることはすぐにはやめられなかったけれど、それを否定するのではなく、『今までよりも怒鳴る回数が減ったのだから大丈夫』といわれて、思わず泣いてしまいました」また、「怒鳴ってしまうのは、自分だけが育児をしているという思いがあったからかもしれない」と感じたRさんは、夫とも子育てについて話し合うようにしたそう。教室に通っていることを知らなかったRさんの夫は、驚くと同時に家のことを任せっぱなしだったことを反省し、娘とも積極的にコミュニケーションを取るようになったそうです。Rさんは教室に通い、「ノウハウ的なことを学べたことよりも、悩みを共感してくれる相手がいたことのほうが大きかった」といいます。講師だけでなく、同じ悩みを抱えたママがいるとわかっただけでも、心の負担が軽くなったと感じたそうです。怒鳴らない子育て教室は、自治体によって違う名称を使っている場合もあるようです。「もう子どもに怒鳴りたくない」と思ったときには、住まいの自治体に問い合わせてみるといいかもしれません。
2017年06月20日こんにちは、ママライターのましゅままです。保育園に預けにくい地域もまだまだ多く、「小さな子どもを自宅で育てながらでも、お金を稼げたらな」と子育て中のママなら誰もが1度は考えてしまいますよね。ネット上で「ママ歓迎!在宅ワーク」というような求人情報も多数見かけます。子どもと一緒にいられる在宅ワークは一見理想の働き方に思えますが、果たしてその実態はどのようなものなのでしょうか。今回は、在宅ワークをするママの本音をご紹介します。●在宅ワーママの本音3つ●(1)作業量のわりに報酬が安いし効率も悪い『ハンドメイドやパソコンの仕事で収入を得ています。体調を壊しても誰にも迷惑をかけず、子どもも自分の手で育てることができることは何よりの利点です。でも、ハンドメイドは評判がいいのですが利益は少なく、パソコンは作業量のわりに報酬が安く思うように仕事が受注できない こともあります。また、日中子どもの様子を見ながら作業できると思っていましたが、子どもが歩き始めると目を離せなくなり効率が悪くなってきました。お昼寝中や就寝後に作業しようと思っていても自分も一緒に寝てしまうことも多々あり……パソコン作業のほうは正直継続を迷っています』(20代/男の子ママ)在宅の仕事は収入が安定しづらいのはとても大きなデメリット。ローリスクであるほど、収入は安定しにくいです。また、ベビー用品や幼稚園グッズなどのハンドメイド作品も人気ですが、意外と利益が少ないのが現実のよう。●(2)子どもに負担をかけることや夫の理解を得られない場合もある『育休復帰してから、子どもがよく体調を壊し迷惑をかけてばかりでしたので、会社の計らいで在宅勤務にさせてもらいました。自分のキャリアも崩すことなく子どものそばにいられることは本当にうれしかったのですが、仕事量はそれなりにあるので日中子どもを泣かせっぱなしにしてでも作業に集中しなくてはならない こともしばしば。作業が進まずイライラしてしまうこともあります。一番精神的にしんどかったのは、“子育てしながらの在宅勤務”ということへの夫の理解が乏しく、「家にいるのになぜ家事ができていない 」と文句を言われ続けたことです』(30代/女の子ママ)それまでの業務を家でこなすことができればこの上ない幸せですが、子どもを保育しながら責任のある仕事をこなすというのは至難の技。時には子どもに負担をかけてしまうことも。家族からも、「家にいる」ということで「働いている」とみなされにくいのも悩ましいですね。在宅ワーママも適度に御実家を頼れる環境にあると心強いはず。●(3)子どもが寝た後に作業するため毎日寝不足『ハンドメイドのお洋服をアプリで売って独自のブランドを立ち上げています。子どもが寝た後、22時くらいから明け方2時過ぎまで連日作業をしている ので毎日寝不足で、朝も起きられません……。少し前は昼間も作業できていたのですが、ミシンを触ると子どもが怒るようになってしまったので昼間は思いっきり遊んで早く寝かせ夜に作業することに。しっかりとしたパート代並に稼げているので保育園に入れることも考えたのですが、在宅勤務は優先順位がすごく低く預けることは不可能でした。また、確定申告を自分でしなくてはならないので、毎年確定申告の時期はてんやわんやです。子どもの成長をそばで見守れる上に大好きなハンドメイドの仕事もできて本当に充実していますが、とにかく寝不足なのが悩みで、子育てとお仕事で精いっぱいで主人のお世話までできないことが多いです』(30代/女の子ママ)在宅ワークが軌道に乗ると、今度は睡眠不足や家事、育児の人手不足が大きな悩みに。また、保育園入園の優先順位が低いことと、確定申告の壁は在宅ワーママの頭を大きく悩ませます。●在宅ワークは仕事が好きでやりがいを感じるからこそ続けられるいかがでしたか?筆者もフリーランスのライターとして、子育てをしながら在宅ワークを始めて今年が3年目。2人目の産前産後には数週間お休みをいただき、現在自宅で3歳、1歳の子どもを保育しながらお仕事させていただいています。駆け出しのころは収入がほとんどない状態だったことと、日中は作業はほぼできず睡眠時間を削って執筆作業していること、家族や世間からの理解が非常に乏しくただの「専業主婦」としか見てもらえない ことなど、特有の悩みが尽きません。けれど、子育てとお仕事、どちらも大好きだからこそ続けていられると日々感じています。子どもが未就園児のうちは思うように仕事がこなせないこともありますが、子どもが幼稚園や保育園に通いだすととたんにバランスが良くなり、お仕事しやすい環境になるはず。お子さんが小さいうちから、在宅ワークのキャリアを積んでおくのもいいかもしれませんね。●ライター/ましゅまま(ママライター)●モデル/ゆみ
2017年06月05日こんにちは。ママライターのamuです。混雑した場所でベビーカーを押すのは、マナー違反か否かというベビーカー論争一つを見ても、子育てしづらい世の中になったなという気がします。マナーを守るのはもちろん大事なことですが、子連れで電車に乗るときなど、過度に緊張してしまうママも多いようです。そこで今回は、今の日本で子育てしづらいと思う点をママさんたちに聞いたのでまとめてみました。●(1)お金がかかる『昔より習い事も多種多様。子どもたちの意識も高いから、誰々はどんな習い事をしているということも知れ渡っている』(30代、小5女の子のママ)教育、娯楽、何にでもお金がかかる ようになりましたよね。だいたいの子が習い事をしていて、一人でいくつも習っている子もいます。わが家も、できないよりできるほうがいいかなという思いで、娘にはたくさん習い事をさせましたが、ふと「クラスに何人もピアノを習っている子がいて、週1しか通わず、将来役に立つのかな」と思ってしまうことがあります。昔は、習い事を2つ以上している子は大変そうと同情の目で見られていたくらいだし、小学生で塾に行っている子なんて、ほとんどいなかったのにな……。●(2)安全に遊ばせられる場所が少ない『昔のほうが犯罪件数は多かったと聞いてもピンとこない。幼い女の子の誘拐事件などの報道を見ていると、外で遊ばせたくない 』(30代、小1女の子のママ)声をかけるだけで変質者扱いされてしまう世の中だから、挨拶や交流をするのもNGなんですよね。いざというとき、目撃情報が少なくて当然です。防犯カメラなんて、後からしか役に立たないし……。また、ボール禁止などの公園も多く、遊具もどんどん撤去されてしまうので、子どもを連れていきたい公園も少なくなりました。●(3)情報過多『子連れ批判や子ども嫌いを公言する人が増えた 。ママ友もドラマの影響で「群れる」「大人げない」と叩かれるなど、嫌な情報が多い』(30代、小1女の子のママ)『子どもの画像をSNSに載せられちゃうのも、なかなか慣れない』(30代、小5女の子のママ)載せていいか聞いたり、写真をコラージュして小さくしたり、顔にスタンプを入れたり、配慮が必要ですよね。●(4)PTA『昔は専業主婦も多かったし、やりたい人がやる印象だった』(30代、小5男の子のママ)今は、PTA役員は赤ちゃんがいても仕事をしていても無関係、また全員が何かしらのクラスの係を請け負うことになっているところが多いです。スマホやLINEで簡単につながれるぶん、逃げようもなく…… 。仕事と役員の両立で、ついイライラして子どもにキツくあたってしまったという声もありました。私の学校では、一度PTAの執行部役員になると、今後兄弟がいても永久免除という方針になり、以前よりすんなり決まるようになりましたが、ママ友はくじ引きで郊外役員長になってしまい本当に大変そうです。半年周期にしたり、人数を増やしたり、PTA室にパソコンを置いてプリント作成から印刷まで一度にできるようにしたり、もっと楽にできるようにしたらいいのにな……と常々思います。●(5)預けるところがない『保育園や学童保育が不足しているし、保育料も高い。家に持ち帰って仕事をしたり、うまくできたらいいと思う』(30代、小1男の子のママ)仕事を休みづらいというのも、働きづらさの一つですよね。職場に託児所や、小学生がいられる図書室や勉強室を作る、昼休みを取らないかわり一時間早く帰れるなど、対策してほしいと思います。●ライター/amu(ママライター)●モデル/赤松侑里(さゆりちゃん)
2017年06月03日「今日も夜泣きで寝不足」「離乳食がマンネリ…何つくろう?」と、子育ては悩んだり迷ったりの連続。かわいい我が子の成長を日々見守れるのは幸せな半面、大変なことも多いですよね。そんな風に疲れた時は、芸能人ママの育児ブログをチェック!芸能界で活躍しながら子育てにも奮闘するママタレントのブログには、同じような悩みや不安の声はもちろん、育児を楽しく乗り切るヒントがたくさんあります。そこで、おすすめブログをリストアップしてみました。子育て中のママ必見! ママタレントの育児ブログをご紹介。2014年以前に出産のママタレント滝沢眞規子出産日:2003年(長女) / 2007年(長男) / 2008年(次女) 滝沢眞規子オフィシャルブログ「MAKIKO'S DIARY」 ▼関連リンク梨花出産日:2011年11月18日(長男) RINKAオフィシャルブログ「RINKA HAPPY LIFE」 ▼関連リンク寺島しのぶ出産日:2012年9月11日(長男) 寺島しのぶオフィシャルブログ「ほどほどに」 ▼関連リンクこの年代で特におすすめなのが、雑誌「VERY」の人気モデル滝沢眞規子さんのブログです。3人の子育てに奮闘しながらも、仕事や家事を上手に両立させている滝沢さん。メリハリのある育児を行うポイントや、旦那さまとの夫婦円満の秘訣などが満載。誰もが憧れる素敵リッチライフを覗くことができます。寺島しのぶさんのブログは、日々の何気ないできごとを記したほのぼの系。フランス人アートディレクターの旦那さま、ローランさんと息子まほろくんの写真もたくさんアップされています。2015年出産のママタレント虻川美穂子出産日:2015年2月3日(長男) 虻川美穂子オフィシャルブログ「はれ時々あぶ」 ▼関連リンク安めぐみ出産日:2015年3月17日(長女) 安めぐみオフィシャルブログ ▼関連リンク東原亜希出産日:2015年7月1日(第3・4子 双子の女児)2009年5月8日(長女) / 2010年11月26日(長男) 東原亜希オフィシャルブログ ▼関連リンクはしのえみ出産日:2015年10月16日(長女) はしのえみオフィシャルブログ ▼関連リンク眞鍋かをり出産日:2015年10月(長女) 眞鍋かをりオフィシャルブログ ▼関連リンク木下優樹菜出産日:2015年11月3日(次女)/ 2012年8月6日(長女) 木下優樹菜オフィシャルブログ ▼関連リンクこの年代でのイチオシは、人気お笑いコンビ「北陽」のあぶちゃんこと、虻川美穂子さんのほのぼの育児ブログ。妊娠~現在までの日々が綴られています。初めての子育てに対する不安があるなか、あぶちゃんらしく楽しみポイントを見つけてがんばっている様子が手に取るようにわかります。何とも微笑ましく、一緒に子育てしている気分になれるブログです。2016年出産のママタレント小森純出産日:2016年3月19日(次男)/ 2014年6月12日(長男) 小森純オフィシャルブログ ▼関連リンク西山茉希出産日:2016年4月11日(次女) / 2013年10月30日(長女) 西山茉希オフィシャルブログ ▼関連リンク三倉佳奈出産日:2016年4月28日(長男) / 2014年10月14日(長女) 三倉佳奈オフィシャルブログ「三倉さんちの次女ブログ」 ▼関連リンク安倍なつみ出産日:2016年7月26日(長男) 安倍なつみオフィシャルブログ ▼関連リンクhitomi出産日:2016年10月22日(次男)2008年12月23日(長女) / 2014年11月22日(長男) hitomiオフィシャルブログ「Love Life」 ▼関連リンク西方凌出産日:2016年11月29日(長女) 西方凌オフィシャルブログ「Love Life」 ▼関連リンク小原正子出産日:2016年11月30日(次男)/ 2015年3月19日(長男) 小原正子オフィシャルブログ「女前。」 ▼関連リンク大渕愛子出産日:2016年12月6日(次男)2015年3月26日(長男) 大渕愛子オフィシャルブログ ▼関連リンクこの年代でのおすすめは、お笑いコンビ「クワバタオハラ」の小原正子さんの育児ブログです。旦那さまは元メジャーリーガーのマック鈴木さんで、2人の男の子育児にドタバタの毎日。「女前。」というタイトル通り、まさにカッコイイ小原さん流の育児術が満載で、つい毎日チェックしたくなっちゃいますよ。2017年出産・妊娠中のママタレント福田萌出産日:2017年1月23日(長男)2013年7月29日(長女) 福田萌オフィシャルブログ「楽しいこといっぱい」 ▼関連リンク優木まおみ出産日:2017年1月26日(次女)2014年4月4日(長女) 優木まおみオフィシャルブログ ▼関連リンク山口もえ出産日:2007年6月18日(長女) / 2011年3月23日(長男)出産予定日:2017年初夏(第3子を妊娠中) 山口もえオフィシャルブログ ▼関連リンクこの年代で注目したいのが、ママタレントとして大活躍の優木まおみさんのブログ。2人の愛娘とのお出かけや食事の様子、自身の私服を公開するなど、オシャレママのヒントがたくさん。参考にしたいオーガニックアイテムや子供服情報も頻繁にアップされており、飽きずに読めるおすすめ育児ブログです。育児ブログはママのサプリメント「この芸能人、出産時期がわたしと同じ!」と思うと、なんだかうれしくなりますよね。同じ時期に出産したママタレントのブログを見ると、育児の悩みやストレスを共感し合えて大きな励みになります。そして、オシャレで楽しい生活を垣間見られるだけでなく、自分では思いつかない解決策が見つかることも。「こう考えればいいんだ」「これやってみよう!」と、楽しく育児を乗り切るヒントをたくさんもらうことができます。日々の楽しみや疲れた時の心のサプリメントに、あなたのお気に入りブログを見つけてみては?
2017年05月16日仕事と家庭。どちらも大切な自分の居場所ですが、この2つ以外にもコミュニティの場はたくさんあるもの。では子育て中のママが関わっているコミュニティにはどんなものがあるのでしょうか?今回は子育てママのコミュニティの実態について、アンケート調査の結果をもとにご紹介します!■活動の中心は「子どもを介した場所」東京ガス都市生活研究所が「小学生以下の長子」を持つ子育てママを対象に「子育てママの地域コミュニティの実態と意識」について調査を実施。その結果、子育てママの「コミュニティ活動の場」として最も多かったのは「幼稚園・保育園のママ友・パパ友のグループ」、次いで「幼・保・小のPTA活動・放課後支援活動」であることがわかりました。子育て中は、子どもの年齢によって必要な情報や悩みごとが変わってきますから、情報交換のためにも、「同年代の子を持つ親」の集まりを大事にしているママは少なくないはず。また、子どもの友達づくりのためにも「属しておくべき」と考えているママもいるかもしれませんね。■共働きママのコミュニティ活動は意外と多い?さらに、グラフを見てわかるのは、コミュニティ活動が多いのは共働きママのほうだということ。時間にはっきりとした制約のある共働きママのほうが活動が難しそうに思えますが、実際は非共働きママのほうが活動量が控えめなようです。共働きママのポイントが特に高いものとして「会社の同僚・元同僚による組織」「管理組合」「運動・スポーツサークル」など。また「子ども会」「ごみ収集、清掃活動などのグループ」などのポイントが高いのも意外ですね!共働きママと非共働きママ。今回の調査では、そのどちらにもコミュニティ活動の場がたくさんあることが明らかになりました。■コミュニティ活動の場を「サード・プレイス」に!以前、職場でも家庭でもない第三の場所「サード・プレイス」という言葉が話題になりました。自分が自分らしくいられる、リラックスできる場所という意味ですが、子育て中のママにはコミュニティ活動をサード・プレイスにしてしまうのもおすすめです。ママ友・パパ友グループなど子どもを介した場でなくても、心からリラックスできるコミュニティの場はたくさんあるはず!久しく会っていなかった学生時代の友人に連絡をとってみたり、行きつけのお店で知り合いをつくってみたり、学びたいことを教わるサークルにはいってみるのもいいでしょう。お気に入りのコミュニティを見つけて一歩足を踏み出せば、日々のストレスも自然とやわらいでしまうかもしれませんね。コミュニティ活動は「自分らしく過ごす場所」として参加してみると、もっと気楽に楽しめるのかもしれません。気兼ねなく素の自分でいられる場所を、ぜひ探してみてはいかがでしょうか?<参考サイト> ・東京ガス株式会社「子育てママの地域コミュニティの実態と意識」
2017年05月07日こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。近年、「ママっ子男子」なる言葉が出てきました。この言葉は、『ママっ子男子とバブルママ』の著者である原田曜平さんが名付けた言葉です。今回は、「○○男子」という言葉が多用されている中で出てきたこの言葉に注目してみました。●「ママっ子男子」とは?「ママっ子男子」は、買い物や旅行などを母と楽しむ息子 のことで、しかもイヤイヤではなく仲良く楽しげに行動を共にする男子のことを言います。20代前後の男性に多いようです。2012年、日本テレビ系のドラマ『理想の息子』で『Hey! Say! JUMP』の山田涼介さんが演じていた息子のような感じでしょうか。ママにとって、まさに絵に描いたような息子ですよね!【ママっ子男子の特徴】・基本的に優しい性格・同世代の女性にもウケが良い・精神的に自立しているここまで聞くと、「マザコンなのでは……?」と思われるかもしれませんが、少し違います。どの部分が違うのかを次の項目でみていきましょう。●マザコンとの違いママっ子男子は、「マザコン(マザーコンプレックス)」ではないかという考え方をされることもあるので、マザコンとどう違うのかをみていただきたいと思います。「マザコン」は、成人した男子が母親と依存関係にあります 。その関係に何の疑問も持たず、心の葛藤もありません。母親の干渉にも素直に応じることも特徴としてみられます(参考:『図解でわかる心理学のすべて』深堀元文・編著)。マザコンは、母親からの過度な愛情や干渉を受けたことで、「○○しなさい」のような指示する言葉に従うようになっています(母親の言いなりになっている形)。そのため、精神的に自立することができていません。ママっ子男子と呼ばれる人たちとの大きな違いが、「精神的に自立しているかいないか」です。●ママっ子男子に対するママたちの声世の中のママたちは「ママっ子男子」についてどう思っているのでしょうか。息子がいるいないに関わらず、ママたちにお話を聞いてきました。『私は娘しかいないから、うらやましい と思う』(40代・役所パート勤務/娘3人)『うちの子がそんな感じになるのはどうかな?でもマザコンみたいに思われそうで……。周囲の目が怖い』(30代・小売店勤務/息子2人)『私は、実際に息子と買い物に出かけたり、食事に行ったりすることがあります。息子だからとか娘だからとか性別を意識して考えたことはありません。同じわが子だから息子と仲良くても別になんとも思いません』(50代・専業主婦/息子2人、娘2人)『息子がいたら、ママっ子男子でもいいかなと思う。精神的に自立しているなら問題ないと思うし。仲良く買い物とかできたら楽しそう 』(40代・専業主婦/娘1人)『思春期の息子がいますが、今のところ普通に接しています。大人になるにつれて、精神的に自立している状態なら、一緒に買い物や食事をするのは問題ないと思います』(30代・専門職/息子1人、娘1人)5人のママにお話を聞きましたが、肯定的な考えを持っているママが多かったです。●ママとして注意したい点お話を聞いた上で、注意して欲しいと感じたことがありました。「娘と買い物や旅行に出かけたかった」という親の希望を息子で叶えているのではないかという点が気になったのです。息子は娘の代わりではありません 。親の願望を息子で叶えようとするのはよくないです。精神的に自立している息子であっても、娘の代わりではないという気持ちをもっていなければ、いずれは母親が息子に依存してしまう形になってしまうのではないかと考えています。●おわりに今は「男だから・女だから」という性別の差が薄くなってきているように感じます。お互いが依存してしまうような関係ではなく、精神的にも自立して、社会人として頑張っていける状態で、親の願望を息子で叶えるようなことをしていなければ、ママっ子男子のような男性がいてもいいのではないでしょうか。【参考文献】・『ママっ子男子とバブルママ』原田曜平・著・『図解でわかる心理学のすべて』深堀元文・編著●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)●モデル/藤沢リキヤ
2017年04月05日こんにちは。ママライターのamuです。先日、同い年(小学校4年生)の子を持つママで集まったので、子育てでして良かったと思ったことを聞いてみました。●(1)マナー全般『あいさつ、ごめんなさい、ありがとう、電車で席を譲る、椅子に靴であがらない、汚したら片づける、病院や図書館で静かにする、お店で走ったり商品を触ったりしないなど』(30代/男の子のママ)これにはみんな頷いていました。繰り返し言い聞かせることでだんだんできるようになり、やがて自然にできるようになる 、なかなか根気がいるしつけだと思いますが、子どもにとって大きな財産になるはずです。また、まわりに迷惑をかけてはいけないと教えて良かったという声も。『たとえば、紙芝居を見ているときに、自分が前にいるのに立てひざをしたら後ろの子が見えなくなる。そういうことをきっちり教えた』(30代/女の子のママ)というように、自分さえ良ければいいという考えにならないようにしたという声があがりました。『自分が恥ずかしいからやめなさいとか、まわりの人が怒っているからやめなさいじゃなく、どうしていけないかを切々と訴えたほうがいい』(40代/男の子のママ)との意見には一同納得!●(2)水に慣れさせる『シャワーを頭からかけたり、ベビースイミングに通ったりしていた』(40代/男の子のママ)水には早くから慣れさせたほうが良さそうです。私は今でも水が顔にかかるのが苦手なので……。●(3)読み聞かせ『活字好きになり、文章問題や作文が得意。漫画もドラマもいろいろ見せた。歴史も、漫画やドラマで学んだ方が名前とか入っていきやすい』(30代/男の子のママ)算数でもなんでも、文章を読む力 は大事です。●(4)ハグ『習慣になっているから、照れずに今でも抱きついてくる』(30代/女の子のママ)たしかにこれは習慣じゃないとなかなかできませんよね。素敵です。●(5)言葉で伝える『好きとか、褒め言葉をきちんと照れずに言葉で伝える。「えらい」「すごい」「頑張ってるね」「助かるよ」「天才!」それから、「ありがとう」をいちいち言う。私が悪かったら謝る。うやむやにしたり、ごまかしたりしない』(30代/女の子のママ)噓をつかないことも大切ですよね。どんなことでも正直に話し、悪いことは認めて謝る姿勢、いつでも受け入れる姿勢でいれば、子どもも心を開いて安心して話してくれると思います。好きな人の話、友達の話、あけすけに話してくれるとうれしいですよね。●(6)外遊び『小さいころ、たくさん外で走り回っていたから運動能力が少しは上がったと思う。裸足になっても、泥んこになっても好きにさせていいと思う。そんな時期はあっという間だし』(30代/男の子のママ)また、キャンプなどのアウトドアは心身の成長に良いとの声も。自然の中、おいしい空気を吸い、風を感じ、不自由なことに順応し、協力し合いながら非日常を楽しむ。また、登山などは達成する喜び も味わえます。●(7)習い事運動系の習い事をさせると、メンタルが強くなる という声も。『できなくても、頑張りを褒める。でも、できるまでやらせる』(30代/男の子のママ)まさに、そこですよね。成功体験が、次のやる気につながります。できるようになったときのうれしそうな笑顔は、見ていてジーンとしてしまいます。『ピアノ、歌、絵、習字など、学校で披露できたり活躍できたりするような習い事は自信になる』(30代/女の子のママ)習い事での友達づきあいや、縦のつながり、試合や発表の場も子どもの成長に大きく影響すると思います。●(8)時間制限『勉強やゲーム、テレビなど、時間を意識させていた』(30代/男の子のママ)逆算したり、先読みしたりする習慣になりますね。また、娘が最初に算数でつまづいたのが、時計と時間の問題でした。何時に出て何分後に着いたらどれくらい経ったかといったような問題が、もっと複雑になって出てくるので、小さいうちから慣れさせておいたほうがいいと思います。●(9)ときに厳しく叱る『子どもに任せ傍観することもあれば、悪いことをしたときは徹底的に厳しく叱った』(30代/男の子のママ)私も、叱ることは大事だと思います。叱らないと子どもは分からず外でします。そのとき、嫌われてしまって戸惑うのは子どもです。叱ってあげられるのは親だけと、心を鬼にして厳しく接することがときに必要だと感じます。怒るときは、その場ですぐ がポイントです。●(10)動画を撮る『写真だけではなく、動画を定期的に撮っておいて良かった。声とか動きとか幼くてかわいい』(30代/女の子のママ)私も、歌う娘の動画をたまに見返しています。なかなか癒されますよ。●(11)日焼け止め『プールなどのレジャーだけではなく、普段から日焼け止めを塗っていた。まだ効果はわからないけど、いつか美肌で良かったと思う日がきたらいいなと思う』(30代/女の子のママ)うらやましい!私もそうしてほしかったー!とみんな言っていました。今は、学校のプールは屋内やラッシュガードOKなんですよね。うらやましい……。ほかにも、野菜たっぷりのグリーンスムージーを飲ませている などの声もありました。●(12)お手伝い『小さいころからさせていた。初めは汚されて大変だったけど、今はサッと味噌汁やカレーなどを作ってくれたり、買い物も率先して行ってくれたり、本当に楽』(30代/女の子のママ)簡単な工程や盛り付けなど楽しいところからやってもらうと、手伝うのが好きになる とのことでした。また、ご飯のときに「これはみりんとお酒と醤油を同じ量入れて味付けしたんだよ」とレシピを説明するというママも。とても良い案だと思いました。----------以上、いかがでしたでしょうか?良いなと思ったことがあったら、ぜひ参考にしてみてくださいね。●ライター/amu(ママライター)●モデル/貴子(優くん、綾ちゃん)
2017年03月29日こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。仕事をしたいけど、「子育てや家事のことを考えると大変なのではないか」と思う方も多くいらっしゃると感じています。在宅で仕事ができたら、通勤時間を家事に当てたり、 子どもと過ごす時間を多く取ったりすることができますからね。今では、企業でもそのような動きにシフトチェンジしてきています。しかし、全ての会社がそうなるわけではありませんので、在宅で稼ぐことのできる資格を持つ方法をとるのがいいかと思います。興味のある事柄で分けてご紹介します。●子育て関連の資格“子育てに関する仕事”は、わが子を育てている延長上にあります。そのため資格を取ることで、意外と早い段階で仕事に結びつきます 。その資格とは、・保育士(多少条件があります)・認定ベビーシッター(全国保育サービス協会の認定資格)・チャイルドマインダー(イギリスで誕生した少人数での保育スペシャリスト)・ベビーマッサージなどです。資格取得後は、在宅で保育を仕事として活動することができます。お住まいの都道府県に届けを出したり、ベビーシッター事業に登録したりすることで仕事ができるようになります。●趣味を活かした仕事関連の資格元々インテリアに関することが好きだったり、食に関することが好きだったりするという人は、好きなことを仕事にできます。資格を持っていればなおのこと有利に働きますので、関連する資格を取っておくことをお勧めします。・インテリアコーディネーター・整理収納アドバイザー・ネイリスト・食育実践プランナー(食に関するさまざまな知識・教育の面で活躍できる資格)などがあります。インテリアコーディネーターや整理収納アドバイザーなどは、クラウドソーシング などを利用することで仕事を見つけることができます。また、そういった関係のWebライターとしても知識を活用できますので、仕事に結びつきやすいです。もの作りをするなら、家で作業してフリーマーケットや雑貨屋などに置いてもらうといった方法もありますし、オークションサイトやネットショップを運営してもいいでしょう。●事務関係の資格事務関係というと、簿記などを思い浮かべるかと思います。今は、こういった資格があると力強いです。・MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)MOSとは、WordやExcelの技能を開発元のマイクロソフト社、自らが証明する唯一の国際資格です。世界基準の資格 ですので、どこでも通用します。事務関係の仕事は、パソコンがあればどこでも仕事ができるという利点があります。クラウドソーシングなどのさまざまなネット求人で仕事を見つけることができます。小さい子どもがいても、家でしっかり仕事ができるというわけです。●おわりに子どもが病気のときに家にいてあげたい、子どもが帰ってくる時間には家にいて「おかえり」と声をかけてあげたいなど、子どもを中心とした生活をしたいと考えている方が多いでしょう。それを叶えるためには、稼げる資格を持っているのとそうでないのとでは大きな違いがあります(稼げる額も変わってきます)。自分に向いている・やれそうと思ったことに目を向けてみましょう。在宅で稼げるという特権をフル活用するために、一歩踏み出してみませんか。【参考リンク】・公益社団法人全国保育サービス協会()・1人でも乳幼児を保育する(預かる)事業を行う皆様へのお知らせ | 厚生労働省(PDF)()●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)●モデル/NANAMI(RIRIAちゃん)
2017年03月22日こんにちは。コソダテフルな毎日のちゅいママです。男の子三人(小2・5歳・2歳)のママです。私が母親になって叶えたかったことは、本好きな子に育ってほしいこと失敗だらけ&日々試行錯誤な私ですが、唯一、努力が実を結んだ事がございまして…。それは、長男・ちゅんたんが、本好きな子に育ってること。実は母親になったら叶えたいと思っていた密かな夢があったんです。・子どもに本好きに育ってもらいたい。・ちょっとした図書館並みに絵本を揃えたい。っていう夢。現在、我が家にはいくらぐらいあるんでしょうか…。かるく200冊は越えてると思います。ちなみにオモチャはろくなものはひとつもありません。絵本だけが我が家の財産です。なぜこのような考えになったのかというと…もともと絵本の読み聞かせの重要性については興味があった分野なのですが、ある日、夫が良いことを言ってくれたんですね。あ、ちなみに夫は子どもの頃からまったく本を読まず、読み聞かせも苦手で、おまけにド下手です。妻がせっせと読み聞かせに勤しむ姿を見て彼なりに思うことがあったんでしょう。「育児において、どんな手法も必ず賛否両論がある。母乳育児がいいっていう意見もあれば、ミルク・混合育児でもいいっていう意見もあるし、テレビがよくないっていう意見もあれば、時間を決めてれば大丈夫っていう意見もある。どんな意見でも必ず良い面、悪い面が挙げられるけれど、絵本の読み聞かせだけはどの立場のどんな人でも『良い』と言う。」たしかに。絵本の読み聞かせだけは、「読み聞かせすぎはよろしくない」とか、「読み聞かせも良し悪し」って聞いたことないです。読み聞かせ開始は生後5ヶ月。その反応は?私がちゅんたんに読み聞かせを始めたのは、生後5ヶ月の頃。市のブックスタート事業で絵本を貰った頃ですね。ただ、生後5ヶ月の赤ちゃんに絵本を読んでみたところで、キャキャキャッ! と笑うとか、興奮する、とかそういった反応は一切ありませんでした。特にちゅんたんは、笑顔を安売りしない赤ちゃんだったため(無口&ポーカーフェイス)一人でテンション高いオバサン状態。完全なる一方通行で「意味あんのかな…」ってむなしくなる瞬間多々ありました。が、その他に遊ぶ手段も特に持ち合わせていなかったので、とりあえず毎日数冊ずつ読み続けました。月齢や年齢によりなかなか読み聞かせにも苦労する生後8ヶ月頃になってくると、動きも表情も出てきますが、今度は、脱線&妨害。まだ読んでる途中なのにベリッ!とページをめくられるわ、試食はするわ、まぁ、理想通りになんていかないわけですよ。「ね、聞いてる? 聞いてないよね、絶対?」なんてことしょっちゅう!しかし、自我が芽生える頃には、絵本への興味が湧いてきて、自分で読んでほしい本を持ってくるようになったんです。これぞ私の望んでいた状態…!! ではあったのですが、これがまた何気に大変…。 四六時中読んで読んでとついて回られる。ちょっと待って! って言う事もありましたが、できるだけこの興味を絶やしたくないと思ったので、食器を洗ってる途中でも手を止めて床に座って読んだり、料理の合間にコンロの下に座って読んだり、時には同じ本を4度連続で読まされ、気がついたら一時間経ってた事もありました。読んで読んで攻撃の中、本当の私の気持ちこうして書いてみたら、なんだか私、めっちゃ優しいお母さんのように写るんですけど、決してそんな事ないんですよ?内心、「あぁ…忙しいのに…!」とか全然思ってましたし、「早く自分で読めるようになればいいのに…チッ!」とかも思ってましたし。昨日も一昨日も読んだのに、また同じ本持ってきて…こっちがもう読みたくないよ……ってうんざりすることもいっぱいありました。でも、今だからこそ言えるんですが、ここまで絵本に熱中している時期なんてほんの一瞬だったな、と。ちゅんたんの場合、1歳~2歳代がまさに黄金期で、飲んでも飲んでも喉が乾くように、読んでも読んでも次から次へと持ってきました。手を止めて日々読んであげて、今の息子があるでも、ここだけは私の中で誇れる事で、手を止めて一冊一冊読んできた毎日毎日の積み重ねがあってこその今のちゅんたんがあるのだと思うんです。では、実際に絵本の読み聞かせの効果がどのように発揮されるのかというと、はっきり言って、それはまだわかりません。読み聞かせがいいとは聞くけれど、実際どのように効いているのかは、我が子ではよくわかりません。絵本の読み聞かせを何百冊としてきても、ちゅんたんは字を覚えるのが遅かったですし、書くのも遅いし、おまけに汚い。(関係ない)お勉強系で唯一役に立っているといえば、教科書に出てくる物語がどれも知っているものばかりっていうことと、(おじさんのかさ、スイミー、スーホと白い馬 などは全部幼稚園時代に読破済み)初見の読解力テストが毎回100点ということぐらいです。でも、親が読書に求めるものってテストの点数ではないと思うんですね。結局、想像力とか、感受性とか、柔軟性とか、そういったところだと思うんです。なので、ちゅんたんがどこまでそういったものを身に付けているのかは今の時点ではわかりません。結局、読み聞かせの効果はわかりづらいそれに究極を言うと、実は私も夫も親に読み聞かせをしてもらった記憶がほとんどありません。その後私は自分で本を読むのが好きになり、わりとよく読んで育ち、夫はというとほとんど本を読むことなく育ちましたが大きくなった二人を見てみると、夫のほうが読解力と理論性を持ち合わせています。私のほうは発想力と想像力を持ち合わせています。書いてあることを忠実に正確に読み取るのは夫のほうが得意で、表現したり発信するのは私のほうが得意です。このような結果からすると、結局、どれだけ本を読んだか、やどれだけ読み聞かせをしてもらったかっていうのは一概に図れないもので、そんなにアテにならないのかもしれません。でも、やる価値があると思う持論それでも、やはり、多くの先輩方が全員「読み聞かせは素晴らしい親子のコミュニケーション」と口を揃えて言うものですから、私はこれでやってきてよかったんじゃないかと今は思っています。ちなみに子どもに絵本好きになってもらうためには第一条件として、リビングに本棚があることだと思います。これは今回の引っ越しをしてみて痛感。今まで我が家ではリビングに本だなを置いて、いつでも気軽に本に触れるようにしてあったのですが今回の引っ越しで家の間取り上どうしてもリビングに本棚を置けなくなってしまいました。そしたら愕然と読書時間が減りまして……。今まで当たり前の光景で気づいてなかったけれど、リビングに本棚があるって読書好きへの一番の近道だったんだなって思い知りました。どうぞ皆様、リビングに本棚を。小さいうちだけでも置いてみてくださいね。
2017年02月23日子育て中はいろんな悩みが尽きないものですよね。解消できない悩みが少しずつ積み重なれば、それは大きなストレスになります。そこで今回は育児ライフをサポートする「すぐにでも利用したい」便利なサービスをご紹介しましょう。■自宅で本格フルコース!最近テレビでも紹介され「お祝いごとで利用したい!」と人気急上昇中なのが、個人向けの出張シェフサービス「マイシェフ」です。「マイシェフ」はシェフが自宅に出張し、本格的なフルコースをリーズナブルな価格で提供してくれるもの。4品のコース料理が1人3000円からという料金設定が主婦の心をつかんでいます。前もって提案されるメニューの内容を確認・調整できるので、子どもが苦手な食材を使わないなど要望をお願いすることができます。レストランでの食事は、子連れだとどうしても気兼ねしてしまうもの。自宅であれば子どももストレスなく食事ができます。後片付けもシェフにお任せ! 最初から最後までママが楽できるところもうれしいですね。子どもの誕生日や記念日、ママ会などで利用する人が多いようです。■託児付き豪華ランチたまにはゆっくりランチを楽しみたいときもあります。夫や両親に子どもを預けても、長時間離れるのは不安。そんな悩みを解消してくれるのが「ここるく」です。「ここるく」で紹介されているレストランはお店から徒歩数分の場所に託児室が設けられています。そのため、ランチ後すぐに子どもを迎えにいくことができ「離れている不安」を感じさせません。子どもは、保育士の資格や豊富な経験があるスタッフさんに預けることができ、年齢にあった遊びなどをしてくれます。料金は、約5000円程度で、ホテルや有名シェフの料理など、ちょっと豪勢なランチを堪能できるので、がんばる自分へのご褒美として利用してみたいですね。■子連れの外出、お迎えをサポート「病院に行きたいけど子どもの荷物が多すぎて憂鬱(ゆううつ)」「残業で園のお迎えに間に合わない!」こんな場面で頼りになるのが「子育てタクシー」です。子育てタクシーは全国子育てタクシー協会主催の子育てタクシードライバー養成講座課程を修了した専任ドライバーが子どもや保護者、妊娠中の方などを送迎します。子育て世代への配慮が行き届いた担当ドライバーが運転してくれるので、安心して利用できます。子育てタクシーは住んでいる地域のタクシー検索から自宅近くのタクシー会社へ登録することで利用できます。子どもとの外出、保育園・幼稚園へのお迎え、子どもだけの送迎、妊娠中の産院送迎など「困った!」ときの備えに活用したいですね。子育て中のお悩みは「たいしたことない」と流さず、便利なサービスをどんどん利用して解消してみてはいかがでしょうか。ママがストレスを減らして、毎日を楽しむことで育児がもっと楽しめるようになるかもしれません!<参考サイト>・個人向け出張シェフサービス「マイシェフ」 ・託児付きでランチやエステに習い事!「ここるく」 ・子育て世帯のさまざまなシーンをきめ細かく対応!「全国子育てタクシー」
2017年02月15日こんにちは。コソダテフルな毎日のちゅいママです。第一子の時が、いちばん大変で一生懸命だった3人の子どもがいる私に対して、皆さまよくおっしゃってくださるんです。「ちゅいママに比べたら、私の大変さなんてまだまだ。」というお言葉。いえいえ。そんな風に思う必要全くないんですよ。むしろ第一子時代が一番大変だったっていうママ多いんです。「赤ちゃんの頃が一番楽よ。動き出したら大変よ~。」って口をそろえたように先輩達から言われるもんで、「そうか。今の私はまだ甘いのか。これごときで甘えてたらいけない。」って思ってたけれど、過ぎて見れば、私は赤ちゃんの頃が一番大変だった。今の私も、第一子時代の頃のあの一生懸命な気持ちを忘れてはいけないなって思うんです。だからこそ、第一子のお母さんの悩みや苦労を先輩風吹かせてあしらってはいけないなって。ちゅいママが、転勤した土地で出会ったママかつて私も新米ママだったころの話。転勤した土地でママ友など一人もいない状況でスタートした子育て。一人で家にいるのもよくないと思い、毎日予定を決めてはせっせと公園や支援センターに通い、そこでいろいろなママ達とチラホラおしゃべりする機会があったのだけれど、なぜか、第二子以上いるママ達には気後れして近づきにくかった。2人目で子育ても慣れてるだろうし、私のようなペーペーと話しても面白くないだろうなって気が引けた。そんなこと言われたわけじゃないのに一人で勝手にそう思ってた。というのもそう思い始めたきっかけがあったんだよね。第二子以上いるママに近づきずらかった理由は…ちゅんたんが赤ちゃんの頃、お尻が弱くて、真っ赤なオムツかぶれを起こしていた時期があったのよね。真っ赤に荒れたお尻がかわいそうで、私はなんとかしてよくなるように、うんちをするたびに(一日に何回も)一連の動作を繰り返していた。今から思えばわざわざたらいにお湯を張ってお尻を洗わなくても霧吹きでシュッシュッとすれば流れ落ちるのに、とも思うけれど。当時の私はそんな術がある事も知らず、毎回かなりの労力を要してケアをしていた。先輩ママの言葉が、一生懸命子育てし、子どもと向き合っていたからこそ傷ついたと、この話をどこかでチラっとした時に、とある子育ての先輩はこう言った。うん。私を励まそうと思って言ってくれたんだと思う。元気づけようと思って言ってくれたんだと思う。だけど、新米ママの私にとっては、その励ましの言葉が傷ついたんだよね……。先輩からしたら「たかがオムツかぶれ」かもしれないけれど、私からしたら「大変なこと」だし、一連の動作(洗う・保護・乾かす)すらも試行錯誤を重ねてようやく見つけたんだけどなぁ…。子育ての先輩に対して、私「ごとき」の悩み事を相談する事にすっかり気が引けてしまうようになったのはこの出来事以降。ちゅんたんが頭を打ったとき、関係のない子育ての大先輩に言われたことその後、ちゅんたんがハイハイやおすわりをして動き始めた頃、後ろにひっくり返った拍子に、固い角でゴツン! と後頭部をぶつけてしまったこともあった。初めて、わが子が強く頭を打った事に私はとても心配になった。いや、今から思えば全然大した事ないんだけどさ……。ゆいたんなんて、どんだけ高いところから落ちたんかって話なんだけどさ。第一子っていうのはこっちも分かんないからとにかく心配になるんだよね。「この泣き方なら大丈夫かな……。うん…きっと大丈夫だろう…。いや…どうかな…病院行った方がいいかな…」って、ぐるぐるぐるぐる頭の中で選択中の時に、これまた子育ての大先輩、なおかつ全然関係のない人に、「そのぐらい何ともないよ。たいしたことないない。」と言われた時のイラッと感。笑なんでだろう!! 先輩からの励ましって時に傷つく~。(いや、そうかもしれないけど、まずは一緒に心配してくれよ!! って思ったわ。)子育ては、すべて自分が責任を負っているからこそ判断できることもあるその後、私自身も2人目、3人目と産み、それなりの経験値から、ベッドからゴトッ!って落ちようが、椅子から転げ落ちようが、たんこぶができようが、その時の泣き方や様子からどうするべきか判断をつけれるようになった。(打っても泣かないとか、打ったあとに吐いたりしないかを気を付けて見てました。すぐにギャッ! と泣いてそのうち泣き止むようなら家で様子を見て、いつもと泣き方が違うな? と思ったら病院に連れていきました。(いつもと泣き方が違う&泣き止まないってことで、ほーちゃんを病院に連れていったらやっぱり骨折してた事もありました。))でも、これは私の子どもで、私がすべて責任を負ってるからこそ、できる事でもあるんだよね。他人に「そんなに心配しなくてもいいわよ」って言われると傷つくし、逆に「もっと心配しなさいよ」って言われても傷つく。ちゅいママが、新米ママと話すときに気をつけていることだから私は、新米ママとお話しする機会がある時には、不要な先輩目線は封印しています。ママのやり方を否定しない。将来もっと大変になるんだから、って怯えさせない。そんなのたいしたことないって軽くあしらわない。求められてないアドバイスは時に人を傷つけるから。だって、あの頃の私は、「先」ではなく「今」を共感して欲しかったんだもん。
2017年02月09日『ママが「しない」子育て』の特集も最終回。最後は、「子育て環境をおろそかにしない」ということから、「人を育てる」ことについて考えたい。 育児の「不要なもの」を捨てるとは 「ほかの子と比べたくなる」気持ちに悩まない ママの『こうすればよかった』を投影しない ママの安心感のために、先回り教育をしない 「○○しなくちゃ!」にとらわれない の続きです。しない11:あいまいな言葉は使わない「あと伸びしている子の特徴は何ですか? と問われれば、『とにかく家庭の言葉がしっかりしていることです』と、答えます。これに尽きるからです」と、話すのは「 花まる学習会 」代表の高濱正伸さん。勉強は、その子の持っている言葉の力によって差が出る。子どもたちの将来を考えたときに、入試の突破はもちろんだが、すべて言葉の勝負だ。筆者が言葉を扱う仕事(ライター業)をしていて思うのは、言葉には、「厳密で正確に使う」と、「豊かに魅力的に使う」という2つの方向性があるということ。きっちりと使う言葉と、魅力的な言葉。「『なぜだかこの人が言うことって引き込まれるよね』と思わせることが、生きていくうえで大事なのです。そのことばの力はすべて家庭の文化の中ではぐくまれていきます。」(高濱さん)しない12:便利な道具を与えすぎない子育てでは、便利な道具を与えて、「快適」にしすぎないことも大切なことだという。「『理不尽』や『不自由』は重要かつ絶対に必要な要素です」(高濱さん)これは、現代の「快適」な環境の中で過ごしてしまっている親としては難しい状況だ。たとえば、調べ物にしても、スマートフォンで検索すれば、なんでもわかる時代なのだから。「紙の辞書で調べものを楽しむ姿勢を親が見せてあげることは、とても大切です。よく『電子辞書、紙の辞書、どちらがいいですか?』と聞かれますが、それぞれの良さがあるので、うまく使い分けることが一番でしょう」(高濱さん)しない13:夫との話し合いを放棄しない「『うちの子、私の話を最後まで聞かないんです』。そう悩むママに限って、夫の話を最後まで聞かずに怒ったり、あきらめたり、嘆いたりしているケースがあるんですよ」(高濱さん)。「夫との話し合いを放棄しない」これはママにとっては耳が痛い言葉かもしれない。ママにしてみれば、ただ話を聞いてほしかっただけ。でも夫は、論点を洗い出し、結論を出そうとする。そうなるとママは話をする気持ちがうせてしまうのだ。けれども、夫婦間のやりとりこそ、子どもにとって、一番身近な「人と人とのコミュニケーションを見て考える場」なのではないだろうか?「皮膚感覚として、いま、目の前に生きている人との触れ合いがとても大切ということは伝えつづけたい部分です。そして、一番身近な両親が生身の人間同士でコミュニケ―ションをとる姿は、子どものこれからの成長において非常に大きな影響力を持つのです」(高濱さん)地域社会が崩壊して、核家族が増えている。また急速に発展するインターネット。そのような時代でコミュニケーション能力を磨き、生き抜いていかなければならない子どもたち。「人とのコミュニケーション能力をどうやって獲得するか? という課題は、これからの教育で、もっとも問われていく問題のひとつだと思います」(高濱さん)6本に渡ってお送りした『ママが「しない」子育て』特集も、今回が最終回。高濱さんにお話を伺うと、「思い当たるフシ」がありすぎて胃が痛くなる。「しない」という選択を「する」。その選択をするために、まずは「思い当たるフシ」と、きちん向きあうところから始めてみようか。■今回取材を受けてくださった高濱正伸さんの著書『 「しない」子育て」 (花まる学習会代表 高濱正伸/KKベストセラーズ)』(本体1,250円+税)●高濱正伸花まる学習会代表・NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長。 1959年熊本県人吉市生まれ。県立熊本高校卒業後、東京大学へ入学。東京大学農学部卒、同大学院農学系研究科修士課程修了。算数オリンピック委員会理事。 保護者などを対象にした講演会の参加者は年間30,000人を超え、毎回キャンセル待ちが出るほど盛況。なかには“追っかけママ”もいるほどの人気ぶり。「情熱大陸」「カンブリア宮殿」など多数メディア出演もしている。ロングセラー『伸び続ける子が育つお母さんの習慣』ほか、『小3までに育てたい算数脳』『わが子を「メシが食える大人」に育てる』『算数脳なぞぺー』など、著書多数。2016年7月からニュース共有サービス「NewsPicks」のプロピッカーとして活躍中。
2017年01月07日育児の「不要なもの」を捨てるとは 「ほかの子と比べたくなる」気持ちに悩まない ママの『こうすればよかった』を投影しない ママの安心感のために、先回り教育をしない の続きです。子育てをしていると、「大人」vs.「子ども」となりがち。そんな構図ではなく、親子関係から見直してみませんか?しない7:「上手にほめられない」ことを悩まない「子どもは、ほめて育てる」という言葉もよく育児書で使われるフレーズだ。しかし「ほめてばかりいると、わがままを言いたい放題にならないか心配」「ほめることと甘やかすことの違いはわからない」と、ママは上手にほめられないことで、また矛盾だらけな気分になる。「花まる学習会の授業では、どの学年に対しても、ほめるタイミングを逃さず声をかけるということを大切にしています。」と話すのは、「 花まる学習会 」代表の高濱正伸さん。でも、ほめるタイミングはとても難しい。そしてそもそも何をほめたらいいのだろうか。「ほめるというと難しく考えてしまいがちですが、その子の行動を認めて言語化してあげるだけでいいんですよ(高濱さん)」「テストで百点とれるなんて、さすが!」「一位になってすごいね!」などの大きな成果に対してでなくても構いません。「計算がスムーズにできるようになったね」「前よりも字が丁寧に書けるようになったね」など、その子の成長点を認めてあげるだけで、子どもは「見てもらえている」と感じることができるのです。高濱さんの言葉で、「ほめる」ということは、もっとシンプルに考えればよいことなのだと気がつかされる。しない8:無理してほめる言葉を探さない『ほめることは大切』と書くと、まじめでがんばり屋のママは、「ともかくほめなくては!」と思ってしまうことも多いそう。「ママというのは『ほめなくちゃ』というように、すぐに『○○しなくちゃ』、にとらわれてしまいます。でも無理してほめようとすると子どもは必ず、この無理をしている匂いに感づきます」(高濱さん)つまり、ママが無理に探してほめる言葉は逆効果ということ。それを知っておくことも、すごく大切なことかもしれない。しない9:ネチネチ叱らないほめ方と同じでママが悩むのが叱り方。子どもは、叱られても1時間後にはケロっと忘れているから、母としては、「もう忘れたの?」という気持ちに。だが子どもにしてみると、「なぜかわからないけれどいつも怒っているママ」というイメージばかりが固まってしまう。「叱り方の3原則は、『厳しく・短く・あとを引かず』です。また、子どもは『忘れっぽい』生きものと知り、その場で短く、やってしまったことに対してだけ叱る」(高濱先生)しない10:ほかの子のどもの悪口を言わない「ほめる」の反対評価である「けなす」。人の悪口についても考えてみよう。子どもしかいないからと思って、ほかの子どもの悪口を言ってしまう場合もあるからだ。悪口とまではいかなくても、「あの子は○○よねー」などうわさ話のように子どもに伝えていることもある。「ママが言ったことは子どもにとっては絶対です。だから子どもが自分で判断する前に、『あの子は○○な子』と決めつけて接するようになってしまいます。これでは、子どもが生身のコミュニケ―ションから学ぶ機会を奪ってしまうことになります。」(高濱さん)人とのつきあい方にマニュアルは存在しない。子ども時代からいろいろな経験を積んできた子、人間関係でもまれてきた子は、「やはり強い」と高濱さんは話す。まわりの情報に流されずに最終的に自分で判断する力は、ママがほかの子のうわさ話をしないことから。そんな簡単なことがスタートラインなのだ。次回は、最終回『夫との話し合いをあきらめない』の話です。■今回取材を受けてくださった高濱正伸さんの著書『 「しない」子育て」 (花まる学習会代表 高濱正伸/KKベストセラーズ)』(本体1,250円+税)●高濱正伸花まる学習会代表・NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長。 1959年熊本県人吉市生まれ。県立熊本高校卒業後、東京大学へ入学。東京大学農学部卒、同大学院農学系研究科修士課程修了。算数オリンピック委員会理事。 保護者などを対象にした講演会の参加者は年間30,000人を超え、毎回キャンセル待ちが出るほど盛況。なかには“追っかけママ”もいるほどの人気ぶり。「情熱大陸」「カンブリア宮殿」など多数メディア出演もしている。ロングセラー『伸び続ける子が育つお母さんの習慣』ほか、『小3までに育てたい算数脳』『わが子を「メシが食える大人」に育てる』『算数脳なぞぺー』など、著書多数。2016年7月からニュース共有サービス「NewsPicks」のプロピッカーとして活躍中。
2017年01月06日育児の「不要なもの」を捨てるとは 「ほかの子と比べたくなる」気持ちに悩まない ママの『こうすればよかった』を投影しない の続きです。心配で、子どものことを囲いこみたくなるママ。そんなママの奥底にある気持ちについて、「 花まる学習会 」代表の高濱正伸さんに伺った。しない4:「心配する生きものである」自分を否定しない「ママとは心配する生きものです。子どものことが心配で、心配でたまらないというのは、ママになって初めてわかる感情なのかもしれませんね」と、高濱さん。「心配する」生きものであるなら、「心配しない」というのは無理。だからこそ、自分を客観視した上で、「ママとは、心配事が次々に出てくるものだ」と心に留めておくだけでも、気持ちが少し楽になるかもしれない。「『自分が心配し過ぎているな』と思ったら、信頼できる誰かに、その心配事を話してみてください。『それは、心配しすぎだよー』という周りからのひとことで、すっと心が軽くなれば、また新しい一日を迎えられます」(高濱さん)しない5:「いやなこと」を完全ブロックしない「子どもが心配で大事に育てるあまりに、安全な場所に囲いすぎて、反対に子どもを弱らせてしまうこともあるんですよ」という高濱さんの言葉に、この記事を書いている私は、ドキっとする。 次男に発達障害がある せいか、どうしても、息子を安全な場に囲い込みたくなるからだ。親から見るととてもつらいことで、できるならば避けて通らせてあげたい経験はたくさんある。なぜなら、子どもが大変な思いをしているのを見るのが悲しくならないママはいないから。「でも、その経験がその子の将来のためになります。子ども時代にいやな経験をひととおりしているからこそ、大人になったときに人の痛みを理解することができるようになるし、逆境でも『やるしかない』と思え、耐性がつくのです。少しのことではめげない心の強さを身につけることができます」(高濱さん)しない6:親の安心感のためだけに、先回りの教育をしない子どもを「いやなこと」から回避させたいという私の気持ちは、相当強いものだ。痛い思いはさせたくないし、失敗だってしてほしくない。「その思いが強いと、次々と先回りをして、ママがすべての準備を整えてしまいがち。そうすると、どんどん、その子の考える力は奪われてしまいます」(高濱さん)高濱さんは、続ける。 「たとえば、人間関係。乱暴者もいるし、意地悪な人もいる。立派なことを言いすぎてしまう人もいる。教科書どおりが通用しない環境で、生身の人間のコミュニケーションを、子ども時代にたくさん経験しておかなくてはいけない。ところが親が理想だけで『そういうことをすると嫌われるよ』と常に先回りしていると、子どもの試行錯誤の経験を奪ってしまいます」(高濱さん)。「先回りするのは、親が安心したいから」。この部分について、もうひとつ、高濱さんが警告を鳴らすのが先回りしすぎる教育について。「わが子がほかの子よりも先にいると、『親の自分が安心できる』というのが落とし穴です」(高濱さん)小学校6年生になったら並ぶ力であるにも関わらず、少しでも早く身につけた方が親は安心するというだけで、幼児期に詰め込みすぎてしまう場合がよくあるという。「結果、子どもは、いろいろなことに対して伸びるはずの適切な時期を失ってしまうのです」(高濱さん)子ども自身も、最初のうちは「ほかの子よりできる」ことが自慢で勉強が得意と思っているかもしれない。しかしそれは表面的にできるようになっただけ。しだいに「あと伸び」してきた子どもたちに抜かされてしまい、そこで自信を失ってしまう場合もあるそうだ。「先回りの教育を与えていると、親はまったく悪気なく、一番大切なことを見落としてしまうこともあるのです」(高濱さん)次回は、『「○○しなくちゃ!」にとらわれない』の話です。■今回取材を受けてくださった高濱正伸さんの著書『 「しない」子育て」 (花まる学習会代表 高濱正伸/KKベストセラーズ)』(本体1,250円+税)●高濱正伸花まる学習会代表・NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長。 1959年熊本県人吉市生まれ。県立熊本高校卒業後、東京大学へ入学。東京大学農学部卒、同大学院農学系研究科修士課程修了。算数オリンピック委員会理事。 保護者などを対象にした講演会の参加者は年間30,000人を超え、毎回キャンセル待ちが出るほど盛況。なかには“追っかけママ”もいるほどの人気ぶり。「情熱大陸」「カンブリア宮殿」など多数メディア出演もしている。ロングセラー『伸び続ける子が育つお母さんの習慣』ほか、『小3までに育てたい算数脳』『わが子を「メシが食える大人」に育てる』『算数脳なぞぺー』など、著書多数。2016年7月からニュース共有サービス「NewsPicks」のプロピッカーとして活躍中。
2017年01月05日育児の「不要なもの」を捨てるとは の続きです。子育てをしていると、毎日がいっぱいいっぱい! それは、いちにちの中に「○○しなければならない」が、たくさんあるから。「育児で断捨離を!」と話す「 花まる学習会 」代表の高濱正伸さんに、「しない」子育てを選ぶ前に、ママに知っておいてほしいことを伺った。■比べたくなる気持ち育児書を読むと、「『子どもをほかの子と比較してはいけない』という項目が必ず出てきますよね。それは裏を返せば、人とは必ず比べてしまう生きものだということです」(高濱さん)ママは、子どものことを一番に考えているからこそ、どうしても周りと比べてしまう。だからといって、「ほかの子どもと比較してはいけない」という言葉を真に受けて、「比べてはいけない、比べてはいけない」と唱えながら子育てするのは、とても大変!「『比べてみたくなる気持ちは、不安と一緒で自然にこみあげてきてしまうもの』。こう覚えておくことだけで心が軽くなるでしょう」(高濱さん)つまり、「比べない、ということは非常に難しい技術だ」と知っておくこと。大切なことは、「比べていい」というわけではないと理解し、もしも比べてしまった場合でも、言葉や視線に表さないようにすることだ。■本当に伸びるタイミングはいつ?「子育てを一生懸命がんばるママがよく陥りがちなのが、『子どもにすぐに結果を求めてしまう』ことです」(高濱さん)たとえば、同じ年長クラスで、字をしっかり書いている子がいると、「うちの子は、まだ字がじょうずに書けない。練習して書けるようにさせなくちゃ!」と、ママが焦って使命感にかられてしまう。「でも、その結果、これから先の未来に伸びていく可能性があった『文字を書くって楽しいな』という気持ちが摘み取られて、字を書くことが大嫌いになってしまう子もいます」(高濱さん)その子が本当に伸びるタイミングを見極めることが大切なのだ。「心配になって、口出してしまいそうになったら、『大人になったとき、わが子にどうなってほしいか』をイメージして見守りましょう。そうすると、いつもより少しだけ長いスパンの視野を持つことができて、気持ちが楽になりますよ」(高濱さん)。■「みんなやっていますよ」に流されないしかし「ほかのみんなは、どうしているのだろう?」と周りが気になってしまう。「周りと比べて、そちらが気になってしまうのは、『わが家の方針』がない場合が多いです」(高濱さん)たとえば、「わが家は、小学校のうちは友達と遊ぶことを大切にする」という方針が固まっていれば、習い事や塾選びも、わりとシンプルに決めることができるのではないだろうか?「子育てに、『正解』はないのです。それよりも、何を大切にして育てるか? 夫婦の方針や、生き方に対する哲学のようなもののほうが、ずっと重要になってきます。それを何度も、夫婦や親子間で確認しあっておくと、いざというときに流されずにすみますし、その積み重ねが家族の絆になります」(高濱さん)「する」「しなければ!」にフォーカスするのではなく、「しない」にフォーカスすることで、生き方の対しての哲学が見えてくるのかもしれない。次回からは、具体的に、どんなことを「しない」のかを考えていきたい。■今回取材を受けてくださった高濱正伸さんの著書『 「しない」子育て」 (花まる学習会代表 高濱正伸/KKベストセラーズ)』(本体1,250円+税)●高濱正伸花まる学習会代表・NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長。 1959年熊本県人吉市生まれ。県立熊本高校卒業後、東京大学へ入学。東京大学農学部卒、同大学院農学系研究科修士課程修了。算数オリンピック委員会理事。 保護者などを対象にした講演会の参加者は年間30,000人を超え、毎回キャンセル待ちが出るほど盛況。なかには“追っかけママ”もいるほどの人気ぶり。「情熱大陸」「カンブリア宮殿」など多数メディア出演もしている。ロングセラー『伸び続ける子が育つお母さんの習慣』ほか、『小3までに育てたい算数脳』『わが子を「メシが食える大人」に育てる』『算数脳なぞぺー』など、著書多数。2016年7月からニュース共有サービス「NewsPicks」のプロピッカーとして活躍中。
2017年01月03日こんにちは。ママライターのましゅままです。子育てをしていると、周囲の人からアドバイスをもらう機会がたくさんありますよね。とてもためになる子育てアドバイスなら嬉しいのですが、逆に「イラッ」としてしまうようなことを言われることもしばしば……。今回は、ママたちに聞いた「イラッとした子育てアドバイスエピソード」をご紹介します。●ママたちのイラッとした子育てアドバイスエピソード●(1)果汁や湯冷ましを飲ませるよう言ってくる義理の母『うちの近所に住む義理の母なんですが、やたら「果汁や湯冷ましを飲ませなさい 」と言ってきます。少しでも多く母乳を飲ませてあげたいので、お風呂上がりも母乳を飲ませたいのですが……義理の母はやたら湯冷ましを飲ませたがり、「離乳食を始める前には果汁を飲ませるのよ!」と言って勝手に作って持ってくることも。そんなこと母親学級では習わなかったので義理の母流なのでは……。昔とはやり方も全然違うのに。「母乳があるから大丈夫です!!」とハッキリ言いたいです!』(30代/女の子のママ)●(2)必要なもの・不要なものを勝手に決めてくる先輩ママ『先輩ママの友達とわたしが、妊娠してから頻繁に連絡をとるようになりました。妊娠中からいろいろアドバイスをしてくれるのですが……やたら不安にさせてきたり、夢を壊すようなことばかり言ってきたりします。育児用品をいろいろそろえているのが楽しみな時期に、「そんなもんいらない!絶対使わないよ、買うのやめなよ 」と口を出してきたり、逆にこれは必要ないかな?と思うものをゴリ押ししてきたり。赤ちゃんの洋服を見ていても、「万が一のことを考えて洋服とかはあんまり買わない方がいいよ」など……。一番妊婦として言われてショックなことでした。産まれてからも、私のためを思っているのか陥れようとしているのかよく分からないアドバイスばかりで、やり取りするたびにイライラしています』(20代/女の子のママ)●(3)泣くわが子を見てすぐに「かわいそうに」と言ってくる年配者『買い物中に子どもが泣きやまなくなったので、泣いている子どもをベビーカーに乗せて急いで退散していたら、「まあー、かわいそうにこんなに泣いて~!おなか空いたんじゃないの!? 」と見知らぬおばあさんに声を掛けられました。かわいそうって何だよ……授乳ならさっきしたし、それでもダメだから退散しようとしているのに、と思いました。見知らぬ御年配の方の前で子どもを泣かせていると、「かわいそうにー」とよく言われる気がします。先日、お姑さんに人見知りしてぎゃんぎゃん泣いているときも、「かわいそうに!!」と言われました。「いやいや、あなたが怖くて泣いてるんです」って感じでしたね』(20代/男の子のママ)●(4)子どもが泣くと授乳をすすめてくる夫『子どもが泣くと、静かにさせるためにすぐ「授乳したら?」と言ってくる旦那。さっきも飲ませたのにと思い、しぶしぶ飲ませてみても、案の定まだ泣く。それを見て、「母乳が足りないんじゃない?ミルク足しなよ 」とサラッと言われました。何にも知らないくせに安易にミルク足しなよとかよく言えるな、と思いました』(30代/男の子のママ)●(5)イライラしたときに深呼吸をすすめてくるテレビ『育児の情報テレビなどで、育児でイライラしたら深呼吸をして自分を落ち着かせましょう 、などのよくあるアドバイス……。いやいや、そんな程度でイライラがおさまるなら悩んでないって!ってよく思い、逆にイラッときてしまいます。実際に手のかかる子どもと365日闘ってたらわかるはず』(30代/男の子のママ)●子育ての仕方はママと子どもの数だけあるいかがでしたか?新米ママは特にいろいろな人からたくさんのアドバイスや経験談を聞かされること自体がストレスになってしまうこともあるのではないでしょうか。泣いている子どもを連れて歩いていると、余計な一言を言われることもあります。しかし、ママが動じてしまっていては、気持ちのいい子育てができません。それぞれの家庭環境やママと子どもの性格、相性によって育て方、考え方も違うのは当たり前のことです。アドバイスというより、「わたしの子育てのほうが大変だった」とアピールをしたいだけ のことも多いです。いらないアドバイスはほどよく聞き流してしまいましょう。●ライター/ましゅまま(ママライター)●モデル/藤本順子(風悟くん)
2016年12月26日産後や育児中のママをサポートする団体やサロンが多く見られるようになった今、ママだけでなくパパも応援しよう!と活動しているママ団体がありました。子育てママ応援塾「ほっこり~の」。どんな様子なのかパパ講座に潜入取材!“ママを助けるため”のパパ講座ある日曜日、東京都北区十条の「ほっこり~の」店舗隣の自治会館で「パパのための料理講座」が開催されていました。パパのための料理講座といっても、自分が食べたいものを作る男の料理ではありません。妻や子どものために作る”お父さんの家庭料理”です。この日は6人のパパが参加。奥さんが勝手に申し込みをしていたというパパ、お子さんと一緒に料理を楽しみたいというパパ、リピーターさんの姿も。エプロンと三角巾がなんともかわいくて新鮮です。初対面のパパが2人1組になり、分担をして料理をしていきます。12月とういことでクリスマス向けメニュー、メインのロールキャベツにツリーサラダ、ロールケーキのデコレーションなど、子どもが喜びそうなものでした。講師は家庭科教師で現在育休中のママ。日頃「ほっこり~の」の利用者でもある彼女が、この日のために試作を重ねてレシピをまとめてくれたのだとか。このレシピに従って手順良く、話をしながら和気あいあいと料理を作るパパたち。微笑ましくて、見ている私もうれしい気持ちになりました。子育てママ応援塾がどうしてパパ向け講座を?一般的にパパ同士が集まり活動することが多いと思うのですが、どうしてママ団体がパパを応援するに至ったのか、代表の内海千津子さんに聞きました。「私が6年前にひとりでサロンを始めた頃は、実は男子禁制でやってました。というのも私を含め、夫の協力を得られず頼るところのない弱い立場のママを救いたかったから。孤立しているママたちの居場所を作りたかったからです」第1子出産後フルタイムワーカーとして働いていた内海さん、家庭と仕事のバランスを取るのが難しく体調を崩しあえなく退職、専業主婦になりました。その後第2子を出産するも、夫の協力が得られず孤立。子どもを連れて自分の居場所を探して転々と…寂しい思いをされてきたそうです。「協力的なパパの話をするママたちがキラキラ輝いて見えて、あの頃は苦しかったです」と当時を振り返りました。その後ひとりでサロンを開くべく活動開始、自分の貯金をくずして場所を借りてリノベーション。子育て支援サロン「ほっこり~の」を開業して今年で6年目に入りました。授乳・おむつ替えを無料でできて休憩もできる場所、ママたちが一瞬でも肩の荷を下ろしてほっこりしていってもらえる場所でありたい。その思いから「ほっこり~の」と名付けられたサロンでは、子ども連れOKのママ向けの講座を多数開催。年間のべ3000人のママたちが足を運ぶまでになりました。日々の講座でリフレッシュしたり自分を磨くママ、講師として活躍するママ、立ち寄ってスタッフとおしゃべりをしていくママ、ときには悩みを打ち明け涙を流していくママもいるそうです。(わらべうたベビーマッサージ後の絵本紹介のひとこま)そんなママの生の声と時代の流れから、「やはり一番近くにいるパートナーのサポートなしでは本当の意味でママを救えないと思った」と内海さんは言います。特に第1子の産後は右も左も分からない。どうして泣いているのか?おっぱいもあげてオムツ交換もしたのに…何をやっても上手くいかない、親になってこんなにつまずくとは想像もしていないものだから、かなりの行き詰まりを感じます。それに加え核家族化はどんどん進み、サポートしてくれる親や親族が近くにいない、転勤で友だち、知り合いのいない場所に引っ越してくるなど、育児は孤独を極め、知らず知らずのうちに追い詰められていくのだと言います。ママたちの「孤育」を防ぐためには、一番近くにいるパートナーのパパに理解してもらうこと、助けてもらうことがまず必要だと内海さん。ママの話を聞いてもらうだけでもいい、気持ちを少しでも共有してもらうこと、それには“夫婦のコミュニケーション”が不可欠。そのきっかけとなるよう、パパを応援する講座にも力を入れているのです。夫婦のコミュニケーションのきっかけにこれまで「パパ鍼灸師が教える!パパからママへママからパパへのマッサージ塾」「パパのためのベビーマッサージ講座」や「プロの男性声優さんによる、パパの読み聞かせ講座」、父親学級で有名な「渡邉大地さんの新刊トーク&サイン会」など、ユニークな講座が行われました。「パパ友が欲しい、ネットワークが欲しいと、パパもつながりを求めていることにも気付きました」。実際にやってみてパパからのニーズも見えてきたそうです。パパ向けの講座に一緒に参加したママからは、「夫が子どもをマッサージをする優しい横顔に癒されました」「改めて互いのことを感謝する貴重な機会になりました」という声も。このような積み重ねがパパの育児参加のスイッチを入れ、また夫婦関係の潤滑油となり、ひいてはママが救われることにつながると、熱く語ってくれました。最後に今回講座に参加したパパとママに感想を聞かせてもらいました。「意外と簡単にできました。なかなかおいしかったです」「機会があれば、家でも作ってみようかな」とパパはまんざらでもない様子。ママは「おいしい~!やればできることがわかったのであとは家での実践を期待するのみ!」と、家族でパパの料理を楽しんでいました。家族をつなぐ“食事”、パパの料理講座は家族の距離がぐっと縮まるとても良い講座だったようです。今後もどのようなパパ講座が開催されるのか注目していきたいと思います。<取材協力:子育てママ応援塾「ほっこり~の」><文・写真:フリーランス記者林未香>
2016年12月25日妊娠中も子育て中も、おしゃれで可愛いコーディネートを楽しみたいというママも多いのではないでしょうか。そんなママにおすすめのマタニティグッズやファッションを紹介していきます。妊婦さんには嬉しいお腹周りがゆったりサイズの服や、産後も着ることができる便利で可愛いファッションもあります。赤ちゃんと楽しみながら過ごす時間を大事にしましょう。妊娠中や産後でもおしゃれはできる?おすすめのマタニティファッションをご紹介!赤ちゃんに会うのが楽しみな妊娠期間ですが、出産に向けてお腹がどんどん大きくなってくるため、今まで着ていた服を着ることができないなんてことがあります。ですが、妊娠中でも妊婦さんならではの可愛いファッションを楽しめます。妊婦さんにおすすめの服装や、赤ちゃんが生まれてからも使うことができる便利なアイテムもご紹介します。ワンピースでゆったり可愛く妊婦さんにおすすめの服装といえばワンピースです。定番中の定番ですが、腰回りがゆったりとしているデザインで、妊娠中にこれほど楽な服はありません。マタニティ専用でなくても、ゆったりとしたデザインであれば一般的なアパレルショップで購入することもできます。伸縮性のあるデザインならば締め付けるような感じもなく、お腹も目立ちにくいのでおすすめです。シンプルなデザインならば使い回しやすく、赤ちゃんが生まれてからでも着用することができます。また、フレアワンピースなら可愛らしく着ることができ、腰のデザインがゆったりしているものがおすすめです。大きめサイズのゆるめニット冬や寒い時期にはゆるめのビッグサイズニットがおすすめです。ゆるニットやビッグシルエットは今ブームになっていますので、ゆったりした服が身体にあっている妊婦さんにはおすすめです。スカートはウエストがゴムになっているデザインを選ぶと、お腹に負担がなく可愛らしいコーディネートを楽しむことができます。また、ニットに大きめのストールを組み合わせるとお腹が目立ちにくいので、サブアイテムとしてストールを活用するのもおすすめです。授乳口付きの服は産後も便利マタニティウェアには、お腹周りがゆるやかなものだけでなく、産後に授乳する際に便利な服もあります。服にファスナーやボタンがついていて、それを外すとすぐに授乳ができる仕組みになっている服は、有名人や芸能人でママになった方も着用しています。外出先でも簡単に授乳することができ、赤ちゃんの顔も隠れるので安心です。1枚こういった服を持っていると、育児の際に役に立ちます。おしゃれなデザインや可愛らしいデティールの授乳口付きの服が販売されているのでぜひチェックしてみてください。ダッカー付きのコートで赤ちゃんも安心冬場におすすめのマタニティファッションが、ダッカー付きのコートです。赤ちゃんを抱っこしたまま着ることができます。ダッカーは取り外し可能なものが多く、寒い冬場はダッカーで包んで抱っこしてあげれば外出のときも安心です。また、赤ちゃんはママに守られながら抱っこされている形になるので、赤ちゃんの異変にも気づきやすいのでおすすめです。マタニティファッションを選ぶときに気をつけたいことマタニティファッションについて紹介しましたが、何よりも重要なのは快適さや赤ちゃんの安心感です。オシャレを楽しむことも大事ですが、当然、ママや赤ちゃんが使いやすい服でなくてはいけません。また、直接赤ちゃんの肌に接することのある服は、コットンなどの優しい素材を使用したものを選ぶようにしましょう。かぶれてしまったり、擦れて乾燥してしまったりといった原因になりかねません。おしゃれも楽しみながら、素材や利便性を考えたファッションを目指しましょう。
2016年11月29日子どもが生まれると、なれない子育てにいろいろとあたふたしてしまいますよね。「毎日の家事を少しでも楽にできたらなー」と思ってるそこのママ!先輩ママが子どもが生まれてから、新たに買った便利家電をまとめました。便利家電でもっと家事をラク、楽しみましょう!我が家の、生まれてから買った家電たちその1・フードプロセッサー離乳食作りには大活躍の家電。。簡単に少しのものも一発で細かく砕けるので、手で漉したり…などの手間が省けます。離乳食期が終わっても、我が家では肉団子作るときに良く使っています。お肉やお野菜のみじん切りがとても楽!最も「買ってよかった〜」と思っている家電です。その2・空気清浄機&加湿器いくつかの商品で迷いに迷いましたが、やっぱり空気清浄機に加湿機能がついたものがオススメ!空気中の見えないハウスダストや花粉、風邪やインフルエンザの予防にも効果的。小さな子供のいる家庭には、加湿は熱くならないタイプのものがおすすめ。これから乾燥、風邪の流行する季節に欠かせないアイテムです。その3・炊飯器出産前は、独身時代から使っていた1人用の炊飯器だったのですが、家族が増えたので思いきって10合炊きの炊飯器を新調!まだ子どもが小さいけれど、たくさん炊いて冷凍すると家事がグッとラクに。家族3~4人なら3.5合炊きがオススメです。番外編・車子どもが2人生まれると、普段の買い物も大変に。荷物がたくさん積めて、ちょっとした遠出もラクにできるよう思いきってファミリーカーを購入しました。次はキャンプ道具を揃える予定です♡先輩ママたちに聞いた、お助け家電!その1・電動自転車子どもの保育園や幼稚園の送り迎えでは必須のアイテム。歩きでは少し大変な所にもお出かけできて、坂道だってスイスイ~と登れるのは有難いですよね。特に都心部に住むママさんたちは、電車や車移動よりも自転車が便利!という声が多数。持ってないママはいないほどの御用達アイテムです!その2・布団乾燥機布団の乾燥だけでなく、靴や洗濯物を乾かす機能なども付いてるので1つあると便利!天気が良くても、なかなかお布団を干せなかったりするママも多いよう。それに、布団干すのってけっこう重労働ですよね。そこで布団乾燥機を使えば、布団のカビやダニの発生も抑えられて、梅雨時期の洗濯物も気にならずに済みます。私も今一番ほしいアイテムです!その3・食器洗浄機能赤ちゃんのお世話をしながら、毎日食事の後片付けや哺乳瓶を洗うのって本当に大変です。食器洗浄機を使う友達ママからは、「手荒れがなくなって、洗い物がないだけで本当に助かる」とオススメされました。また、高温で洗浄するため、衛生面でも安心なんだそう。なくてもいいけれど、あったらさらに便利だろうな〜と思います。その4・コードレス掃除機小さいうちは、食べこぼしなどで部屋はすぐ汚れるもの。さらに外で遊ぶようになると部屋の中が砂だらけに…。コードレス掃除機なら気になるときに、サッとピンポイントで掃除できるので、あると便利。大きな掃除機をわざわざ引っ張り出すのも大変。二台目として、リビング用などに新調した、というママが多かったです。番外編・Flash AirFlashAirは、いつでもどこでも撮ったその場でシェアできるSDメモリカード。FlashAirを使うことで、デジタルカメラをケーブルにつなげたり、メモリーカードをカメラから取り出さなくても、撮った写真を簡単にシェアできます。子供の写真はたくさん撮るけれど、その後の管理が大変!これがあれば煩わしい作業がひとつ減りそうです。毎日の育児であっという間に一日が過ぎてしまって余裕がないママ、今一度お家の家電見直してみて!使えそうな家電があったら、是非育児中に買い足してみてくださいね♪
2016年11月25日雑誌やママ友からの情報もこころ強いけれど、やっぱりスマホからいろいろな情報を得ているというママが多し。ママにとっても、スマートフォンは手放せない“育児アイテム”のひとつとなっています。でも、実際ママたちがどんなアプリを使っているのかはなかなか見えてこないもの。妊娠向けアプリっていろいろあるけれど、みんなどんなものを使っているの?今回は、マタニティーライフや育児が少しでもラクに、楽しくなるママ用アプリをご紹介。我が家のイクメンパパも使っていた、パパ用アプリや、ママにおすすめのスマホアイテムもご紹介します!妊娠中に使っていたのは…私が妊婦中に、使ってたアプリは「 にんぷメモベルメゾン」。出産予定日までのカウントダウンや、検診予定、エコー写真、体重、コメントなどを記入できるスケジュール手帳の様になっています。多くの妊娠アプリのなかから、このアプリに決めたのは、妊婦週数ごとの赤ちゃんやママの様子、赤ちゃんグッズを買いはじめるタイミングなど、いろいろなジャンルのアドバイスが載っている「ノウハウBOOK」があること。妊婦中に嬉しい情報がいろいろ載っていて、私はついつい先の赤ちゃんの様子など読んで勉強していました。次、もし妊娠の機会があったら、使ってみたいアプリは「 トツキトオカ」。赤ちゃんがとにかく可愛い♡赤ちゃんをタップするたびに、無邪気に話しかけてくれるゲーム感覚のアプリだそうですよ♡陣痛がきたときには!陣痛が来た時に使ってたアプリは、「 たまひよの胎動・陣痛カウンター」痛みだしたら画面をタップ、収まったらまたタップするだけで、陣痛の間隔が計れる優れもの。陣痛のときにいちいち時計とにらめっこして時間を計る手間がないので、進行状況を落ち着いてみることができるので良かったです。ただし、陣痛がピークの時は痛すぎて使えませんでした。病院に行く前、目安に使うのがおススメです。パパも一緒にアプリでお勉強!我が家のイクメンパパがみつけた、パパ向けおススメアプリ「 妊娠週刊パパ 〜出産や分娩のママの気持ちをお父さんに〜」。パパが知っておくべき知識を、面白い絵で分かりやすく解説。もちろんママにとっても有益な情報ばかり。パパ目線で、楽しくお勉強できます♪ママのスマホケースは、どんなものがベスト?スマホケースは、子供が触ってしまうことなどを考えて買うママも多いはず。衝撃吸収性がある、ということを第一に選ぶママも多いのでは?手帳型ケース、シリコンラバーのケース…など形や素材もいろいろですが、やっぱりママにはチェーン付きでポシェットタイプのものがおすすめ!公園などで子供と一緒に動かなければいけないとき、我が子の思い出をさっと写真におさめたいときなどにも、ぶら下げておけるポシェットタイプが一番便利。また、ベビーカーにスマホホルダーをつけているママもいて、それもとっても便利そう!と思いました。スマホで地図などを見ながらベビーカーを押すのは大変。きちんとしたホルダーに固定すれば、おでかけがもっとラクになるはずですね♪ママになると、スマホとの付き合い方も変わってくるはず。ママ用アプリやママ向けケースを準備して、楽しくマタニティ&子育てライフを送りましょう♪
2016年11月22日こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。近年では珍しくなくなった高齢出産ですが、高齢ママたちの姿が若いママたちや子育てを終えている同年代ママたちなどの目に、実際のところどう見えているのかを知っておくと、ママ友との付き合いで失敗しません。若いママたち、子育てを終えた同年代ママのほか、産婦人科医、世の中のパパたちがどう見ているのか、聞いてみました。●若いママには理解が難しい地域の母子プレイグループに参加していた3人のママ(20代〜30代前半)に話を伺いました。その結果、「子どもと一緒に遊べないのでは?」「子どもの成長を見届けられないかも」「学校でいじめられるかも」などといった、子どもサイドに立った意見が目立ちました。高齢になっても子どもが欲しいと思う気持ちや実際に産むことが可能であるという事実は認められても、現実的な子育て面でトラブルが発生しやすい状況がある以上、手放しで歓迎できない というわけです。若いママたちの懸念は、高齢ママたちも同じように感じています。その上で熟慮を重ねて出産を決意しているはず。でも、そこまでは若いママには想像することも理解することも難しいようです。そのため、『親の(高齢であっても)子どもが欲しいという勝手な思いから生まれた子どもがかわいそう』というニュアンスの発言が出てくることがあるのです。●同年代ママにとっては希望であり不安でもある30代後半以降のママたちにとって高齢ママの存在は、「え、今から出産?」という驚きと、「母体は大丈夫なの?」という心配 と、「子どものためにはどうなんだろう?」という疑問 、「私もまだ産めるのかしら」という希望 など、いろいろな思いが交錯するようです。知人が45歳で初産を控えているという45歳の2児のママは、『どう声をかけていいかわからない』と言います。『何を言っても、ひょっとしたら傷つけるかも、嫌味に聞こえるかも、とか考えてしまう』そうです。同じく、30代後半で初産を迎えた現在40代前半のママも、『私の年齢でも高齢出産のリスクが心配だった。より高齢のママを見ると、いろんな意味ですごいな と思う』と言葉を選ぶようにして話してくれました。●パパたちの目にはどう映っているのか?子どもを望んでいるパパたちにとって、高齢ママの姿は希望です。子どもに恵まれなかった40代の男性Tさんは、『同年代かそれ以上の親が小さな子どもを連れているのを見ると、正直羨ましい』と言います。『ただ同時に、祖父母のようにも見えてしまうし、定年退職までに大学を卒業させてやれないから、ウチは40歳を境に不妊治療をやめた』そうです。彼のようなパパにとっては、高齢ママやそのパパの姿は、自分は越えられなかった壁を越えた羨ましい存在 に映るようです。では、そのほかの若い世代や子育て真っ最中、子育てを終えたパパはどうでしょうか?『無理しているように見える』と言うのは20代パパの意見。『他人事ながらそんな年齢で産んで大丈夫なのか?と思う』と答えてくれたのは、30代のパパ。もう一人50代のパパからは、『子どもが欲しい気持ちは理解できるが、将来を考えると無謀な気もする 』という言葉が返ってきました。●産婦人科医たちの意見は?医療の進歩や中年域の女性たちの元気さから、高齢出産は確かに可能になってきました。ただし、産婦人科医によると、『女性は年齢を重ねるほどに、妊娠に異常が起こる割合も増加する』として、安易に高齢出産を勧めることはできない と警鐘を鳴らしています。ダウン症児の生まれる確率の増加、難産や死産の確率も30代前半までとそれ以降とでは大きな違いがあるのが現実です。だからこそ、高齢出産を乗り越えた高齢ママに対する祝福の気持ちと同時に、安易に「高齢出産も大丈夫よ!」と発言しがちである現状に対して不安を感じてもいるそうです。●まとめとして高齢ママたちの多くは、それぞれの選択の前に多くの熟慮や研究を重ねて、その結果出産に到達しています。でも、出産前の部分は周囲には見えません。だからこそ、いろんな意味で「大丈夫なの?」という不安や心配の眼差しを向けられがちです。これが、ママ友関係に影響を与え、声をかけることも、会話の内容にも遠慮が生まれてしっくりこないという状況を導き出しているのでしょう。高齢ママ側としては、周囲が自分を戸惑いがちに見ている理由を知っておくことで、一定の距離感を受け入れることも、たとえば自分の経験をある程度話すことなどでその距離を縮めることも可能なのではないでしょうか。【参考リンク】・高齢初産(高齢出産)について | 中央クリニック()●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)●モデル/前田彩(桃花ちゃん)
2016年11月04日【ママからのご相談】年長さんの男の子ともうすぐ3歳の女の子のママをしています。近頃、毎日のように児童虐待のニュースが流れていますよね。自分にも同じような年齢の子どもがいるので本当に痛ましくて悲しいです。そんなニュースを聞くと、「とんでもない親だ!」と憤る気持ちが起きるより先に、「自分がもしわが子に同じようなことをしてしまったら?」という不安が頭をよぎるのです。私よりも大変な思いをしながら子育てをしている方はもっと大勢いるし、甘えているのかもしれませんが、今とても子育てが苦しいです。●A. 子育てに悩んだら「どちらでもいい」と考えてみてくださいご相談ありがとうございます。ママライターのあしださきです。児童虐待のニュース、私も最近本当に多いなと思います。毎日のように流れる痛ましい事件を、つらい気持ちで受け止めていらっしゃるご相談者さまのお悩みを少しでも軽くすることができないものかという思いで、このコラムを書いています。まず、ご相談者様のように子育て中の母親の中には、「自分がわが子を虐待してしまうかもしれない 」と考え、悩む人も多くいらっしゃるという事実があります。平成25年に東京都福祉保健局が行った、児童虐待防止のためのアンケート調査においても、次のような結果が出ています。子育ての経験がある方で、子育てについて悩みがある(あった)と答えた人のうち、「子どもを虐待しそうになったことがある」と答えた割合は、27.9%であったそうです。また、「児童虐待が起こる原因と思われるものは?」という質問に対しては、「親のストレス」が63.0%と一番多い回答でした。家庭内で主に昼間の育児を担っているのは、お母さんたちです。そのお母さんたちが育児関連で多くのストレスを感じてしまうのは、児童虐待防止の観点からも非常に危険なのだということがいえますよね。●母親のストレスにはどんなものがあるか・他者との比較によるストレスお子さんが小さいうちは、「いつ寝返りをしたか」や「言葉を話すのが早い、遅い」などで悩むことが多いです。大きくなると「小学校受験」「習い事」「親のステイタス」などで比較します。・義理家族との付き合い方孫誕生によって、自然と夫の家族との付き合いがより濃密なものとなります。そのことで生じる家族の価値観の相違はママたちにとっては非常につらいものがあります。夫はやはり違う家庭環境で育ってきた他人なのだな と痛感することも多く、そのことで夫婦の溝が生じる場合もあります。・子どものしつけ子育ては育児書のようにいかないことが多く、不安になればすぐにスマホで検索してしまう。たとえば「離乳食が進まない」「トイトレがうまくいかない」「食事のマナーが守れない」「公園でお友だちに順番を譲れない」などなど、全てにおいて母親である自分の不甲斐なさのせい と考え、落ち込んでしまいます。・経済的な問題・家庭内の不和(夫婦)●「どちらでもいい」という魔法のような言葉ヤングキャリアコンサルタントとして活躍中の田口久人さんがInstagramに投稿して話題となっている『どちらでもいい』という詩があります。田口さんの著書『20代からの自分を強くする「あかさたなはまやらわ」の法則』に載っていますので、引用してご紹介したいと思います。これを読んで、心を動かされた人がたくさんおり、話題沸騰中とのことです。**********『どちらでもいい』友達は多くても少なくてもいい本音を話せる人がいるなら年収は高くても低くてもいい幸せにすごせるなら家は広くても狭くてもいい自分に合っているならモノを増やしても減らしてもいい大切なものがわかっているなら頭が良くても悪くてもいいまわりを喜ばせられるなら性格は明るくても暗くてもいい個性の1つだから化粧は厚くても薄くてもいい自分の魅力が伝わるなら子供は褒めても叱ってもいい愛情が伝わっているなら夢は小さくても大きくてもいい叶えられるなら人生は短くても長くてもいい本当に後悔をしないのなら**********私自身、子育てしていて「もっとこうだったらいいのに」というわが子への期待 がでてきてしまうことが多いです。そしてそれに程遠い現実とのギャップを感じているときが最もつらいのだ、と気がつきました。そんなとき、この詩を目にする機会があり、「肩の力がふっと抜けた」と感じたのです。子育てに悩むママたちも、「どちらでもいい」と自分にもわが子にも思えたらいいのではないでしょうか。そうすると、わが子の天真爛漫な笑顔が自分や周りの人を明るくさせていることに気が付いて、そこを素晴らしい長所だと思って伸ばしてあげたいと思うでしょう。今までは、「うるさくて落ち着きがなく、躾の悪い子」に感じていたのに。わたしはそうでしたよ。叩いてまで言うことを聞かせようとしていた自分にも、もうさよならしなくてはいけないと思ったきっかけがこの詩でした。----------いかがでしたか?「どちらでもいい」これは魔法の言葉でしょうか?ちょっと立ち止まって、自分の心に問いかけてみてくださいね。いまこだわっていること、「どちらでもいい 」ことではないですか?【参考文献】・『20代からの自分を強くする「あかさたなはまやらわ」の法則』田口久人・著【参考リンク】・児童虐待についてアンケートを実施 | 東京都福祉保健局()●ライター/あしださき(元モデル)●モデル/神山みき(れんくん)
2016年10月31日“ほっこりママ”という言葉を耳にしたことはあるでしょうか。これはその名の通り、ナチュラルでほっこりした生活や子育てを心がけているママたちのこと。布おむつに布ナプキン、綿や麻100%の服、白木の玩具、手作りオヤツ、オーガニックフード。これらはすべて、“ほっこりママ”を代表するアイテムです。彼女らが目指すのはゆったりとした、丁寧な暮らし。子育てにおける理想のあり方のひとつともいえますが、のめり込みすぎて周囲が見えなくなっているママに出くわすこともしばしばあります。今回は、いき過ぎた“ほっこりママ”たちに困ったことがあるという人たちに話を聞いてみました。●(1)「ワクチンは毒」「ハチミツで全部治る」……病院通いを非難された“ほっこりママ”さんたちは医療的な話に非常に敏感。よかれと思ってさまざまな助言をしてくれるのですが、時に煙たく思われてしまうことも。『インフルエンザの季節になると毎年「ワクチンは毒。製薬会社の陰謀に巻き込まれちゃダメ! 」と力説してくるママ友がいる。子どもの送迎で顔を合わせるたびに、「予防注射受けてないよね?ちゃんと熱を出したほうが免疫がつくからね!」と確認されるのが苦痛です。わが家のことはほっといてくれ……』(30代女性/幼稚園児のママ)『子どもが風邪ひいて病院にいった、といったら、「風邪くらいで病院!?そんなの、体を壊しにいってるようなもんだよ!」と言われた。そして翌日、「コレで何でも全部治るからね。病院の薬は捨てるんだよ 」と言って、大量のハチミツを押し付けられた。正直困りました』(40代女性/小学生のママ)●(2)「白い食べものはダメ」「市販のお菓子はNG」……食べ物のこだわりが強すぎる食べもの、飲みものに強いこだわりを持っている“ほっこりママ”たちも多いようです。『ホットケーキミックスを買っているところを見られ、「白い食べものは体に良くないからダメ なんだよ。小麦粉や白砂糖もやめたほうがいいよ」と言われました。あんまりそういうこと言われたくないな〜、とやんわり返したところ、「娘さんのこと、心配じゃないの!? どうなってもいいの!?」といきなりの逆ギレ。気分悪かったです』(30代女性/小学生のママ)『市販のお菓子やジュースは一切与えないっていうママさんがいる。みんなでオヤツ持参して遊ぶときも、その子だけふかし芋とか炒った豆とか、ボソボソの手作りクッキーとかを持ってくる 。でもその子、親の見てない所でよその子のオヤツを盗み食いしてることが分かったんです。うちの子のチョコやスナック菓子もかなり取られていました』(30代女性/小学生・保育園児のママ)●(3)「ボディソープやシャンプーは使わない」……それはいいけどニオイが気になる体の清潔のためには欠かせないと思われている、ボディソープやシャンプー。これらに含まれている化学的な成分などを嫌う“ほっこりママ”さんの話を聞かせてくれた人もいました。『石鹸も、ボディソープも、シャンプーも、歯磨き粉も使わない。子どもにも使わせていないっていうママ友がいます。そういうのは全部体に有害な物質が入ってる し、皮脂こそ最も大切な体のバリアなんだってさ。それはまあいいんだけど、夏場はちょっと臭うんですよ。特に上のお子さんは男の子なので……分かりますよね?(苦笑)』(30代女性/小学生・幼稚園児のママ)----------いかがでしたか?「どのようなライフスタイルを選ぶのも個人の自由。けれど他人の意見を聞かず、必要以上にゴリ押しして勧めてしまうのはNG。周囲に迷惑をかけない範囲で“丁寧な暮らし”を楽しんでいるならOK」……今回のインタビューでは多くのママたちがそのように感じていることが分かりました。さて、あなたの周りには“ほっこりママ”さん、いますか?●文/パピマミ編集部
2016年10月18日台湾でもうすぐ2歳になる娘を子育て中のママライター、なかやまあぽろです。こちらで生活していると、自然と台湾人ママや日本人ママと知り合うことが多くなるのですが、特にわたしは台湾にお嫁に行った日本人ママのお話に興味深々。日本と台湾は距離的に近いとはいえ、やはり文化は全く違います。2016年の秋に公開の映画『ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。』では、日本人男性と台湾人女性の国境を越えたリアルラブが眩しいストーリーですが、その逆パターンの、台湾人男性と日本人女性カップルの様子も気になりますね。今回は、台湾にお嫁に行った日本人ママに教えてもらった、“台湾でのリアル子育て”にスポットライトを当て、いくつかのぞいてみましょう!●旦那様は、子どものしつけに意外に厳しい!?台湾人男性と言えば優しいイメージがあり、女性にとことん尽くしてくれる 、なんて聞いたことがある方も多いはず。特に、日本人女性は台湾人男性にとても人気があり、結婚後もずっと奥さんにメロメロ……なんて話も。では、そんな二人の間に生まれた子どもにもさぞかし甘いのかな……?と在台ママに聞くと、びっくり!意外にも子どものしつけには厳しい のだとか。『台湾人の夫の両親と同居していますが、夫をはじめ、家族総出でテレビは幼稚園に入るまでは子どもに見せちゃダメと徹底しています。でも、わたしと子どもが出掛けているあいだに、皆こっそり見ているみたいです』(1歳の女の子のママ)『市販のおかしや菓子パンを与えるのを禁じられています 。ジュースなんてもってのほかです。食生活はかなり厳しいのに、深夜近くまで起きていても何も言わない主人……。どういうこと!?』(3歳の女の子のママ)●パパをはじめ、周りの家族が育児に積極的わたしが台湾で子育てをしていて一番驚いたのは……平日の公園や児童館にたくさんのパパがいること !日本ではあまり見られない光景ですよね。その理由を掘り下げていくと、台湾では2016年に、初の女性総統が誕生したように、女性が活躍する社会が成り立っている ことが挙げられます。産後3か月前後で社会復帰をし、それぞれの両親に子どもを預けて働くことを選択する女性は日本よりも断然多いです。祖父母はもちろん、パパも働くママの味方。お休みの日は自ら進んで抱っこひもを下げて公園や児童館へ子どもを連れて行き、その姿に「恥ずかしい」などといった雰囲気は全く感じられません。“イクメン”が非常に多い国 なのです!『息子が産まれてから、夫が積極的に家事をしてくれるようになったのはもちろん、台湾は外食が盛んなので、産後半年間は食事を一切作らなくてもよい という、びっくりルールを作ってくれました。たまに義両親が夕食を持ってきてくれることもあり、当時は皆に助けられていました』(2歳の女の子のママ)『台湾では“月子”と言う、産後1か月間入院できるシステムがあるのですが、2人目の子を台湾で出産する際は、さすがに上の子をおいて1か月も家を空けられないな、と諦めていました。このことを主人に相談すると、意外な返答が。主人はわたしが入院中の1か月間、義母に自宅まで通ってもらうように説得してくれ、さらに基本的な家事は僕がやるから心配しないでゆっくり休んでね 、と言葉をかけてくれたのです。これには感動し、思わず泣いてしまいました』(5歳・1歳の男の子のママ)●家族や親戚との絆を大切にすることで、子育てがしやすい環境へ台湾での家族、親戚関係はとても親密。月に一度は必ず集まり食事会を開いたり、通信アプリでのグループで、ささいなことでも報告し合ったりなんていうところも。日本人にとっては、いくら親戚とは言え、ここまで立ち入った話をするの!? と、びっくりすることも多々あります……。でも、何か困ったことがあったらすぐに問題解決に協力してくれるというメリットもあるようです。『娘を保育園に預けようと情報を集めていたのですが、語学力が足りずなかなか理想の保育園が見つかりませんでした。それを義母に相談すると、義母の近所の奥さまたちや親戚中に聞いていただけたらしく、一度にたくさんの保育園の情報が集まり 、助かりました』(2歳の男の子のママ)『主人の兄弟は5人ととても多く、それぞれ結婚していて子どももいるので、毎月恒例の親戚の集まりはびっくりするほど大人数 。わたしの息子と同じくらいに誕生した子どもが何人かいるので、家の付近の児童館や、子ども向けイベントの情報を交換しあったりしています。子どもの洋服も、サイズアウトしたものは親戚中の下の子にどんどん回ってくるので、なんだか仲良し大家族みたい』(3歳・1歳の女の子のママ)----------「異文化の中で子育てして行くのは大変」と言うイメージがあったのですが、台湾の方はとても情に厚く、子育てがしやすい国ということが、今回のお話で伝わってきました。でも、きっと日本でする育児とは違うご苦労もされているはず。台湾だけではなく、世界中で子育てを楽しむママたちに拍手!●ライター/なかやまあぽろ(ママライター)●モデル/KUMI(陸人くん、花音ちゃん)
2016年10月15日ブログやSNSなどで楽しく育児をしているママがクローズアップされることが多い今、子育て中のパパとママに本音を緊急調査しました。育児には「これが正解」というものがないだけに、親も壁にぶちあたりながら、子どもといっしょに成長してているようです。Q.子育てがつらいと感じたこと、ある?1.ある 80.6%2.ない 13.9%3.わからない・どちらとも言えない 5.5%80%以上の人がつらいと感じたことがあると回答。やはり育児は楽しいだけじゃない!というのが、親の本音のようです。■みんなつらい時期がある!ママたちはわかってます泣きわめいたりぐずったり、言うことを聞かなくて途方にくれることも。でもそれは、自分が子どもと向き合ってるからこそ感じる思いです。子どもといっしょに親も成長していくんですね。「ないってほうが不思議。真面目に子育てに向き合えば向き合うほど、つらい気持ちも出てくるんじゃないかな」(宮城県 30代女性)「あります。大事な子どもだからこそ、幸せになってほしいからこそ、これでいいのか悩むのが親なんじゃないかと思います」(茨城県 40代女性)「出かけるのも、家事するのも、食事するにも、何にしても自分のペースはないし。だから、お母さんがぐずる子どもをあやそうと焦っているのを見ると、声をかけずにはいられなくなる。泣いても、ぐずっても気にしなくていいよ!みんな通った道だから」(宮城県 40代女性) ■不登校も子どもといっしょに乗り越えていくいちばんつらいのは子どもが大変なときに代わってあげられないこと。親としてできる精一杯のことをしてあげるというのが、実はむずかしいことなのかもしれません。「今、中2の娘が不登校。悩んでいても人に打ち明けられすに引きこもっている。できれることならばその苦しみを代わってあげたい」(千葉県 30代女性)「発達障害とわかるまでは、癇癪やパニックをどうしたらいいのかわからず、しつけも上手にできず、つらかった。周りの目もつらかったし、外に出るのも怖かった」(神奈川県 40代女性)■大変からこそ幸せを実感することもとくに子どもが小さいときの大変さは、あとになると大切な思い出になることが多いようです。手がかかって目まぐるしかった日々も、二度とは戻らない幸せな時間です。「保育園の送り迎えから、オムツ替えも、ご飯を食べさせるまで私の役目でした。初めの一年は本当に長く感じました。でも思い出がいっぱいです。本当に大切な時間を過ごさせてもらったと子どもたちに感謝しています」(神奈川県 40代男性)「お母さんになった瞬間から子どもに時間を奪われ、邪魔されて。何かしようと思っても『ママ〜』と言われて、トイレすら一人になれない。それでも幸せなんです!」(千葉県 40代女性)Q.子育てがつらいと感じたこと、ある?集計期間:2015.12.16〜2015.12.23アンケート回答数:4105件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2016年10月07日