たらちね助産院院長、大坪三保子先生にお話を聞く連載。 第1回 は、乳児を育てているママたちには、小さなママ・コミュニティが大きな助けになるという話をうかがいました。第2回は、大坪先生が取材中に何度も口にされた「腑(ふ)に落ちる」子育てについて考えます。お話をうかがったのは…大坪三保子先生(たらちね助産院院長)久留米大学看護専門学校、熊本大学医療技術専門短期大学助産学科卒業。たらちね助産院院長、助産師・看護師。子育て支援グループamigo顧問。母と子のウェルネス研究会幹事。『はじめてのベビーマッサージ』(保健同人社)、『安産のための体と心をつくるHappyマタニティ・ヨガDVD付』『キレイで元気なママになるHappy産後ヨガDVD付』(共に高橋書店)など著書多数。 ・たらちね助産院 ■「自分はなにがしたい?」あふれる子育て情報の取捨選択──第2回はいろいろな子育て情報があふれているなかで、どうやって子育てをしたらいいかを中心におうかがいます。大坪三保子先生(以下大坪先生):人間は不安なことがあると、最悪の事態を考えがちです。不安なことや危険なことを調べるのはいいのですが、ネットで世界中から情報が入るので、深く掘りすぎてしまう傾向はあると思います。──不安を助長させる傾向があるということですね?大坪先生:センセーショナルではない平凡な情報はかき消されていきますよね。わりと極端な情報がいつまでも残る傾向はあると思います。例えば、「完全母乳」という言葉も、育児に「完全」や「不完全」があるわけではなく、学術的な調査研究の世界で、人工乳の期間を分けなくてはいけないので「母乳だけの期間(Excluseive breastfeeding)」というような使い方を最初はされていました。それが、言葉を短くした造語もできて、「私カンポじゃないんです」などと使われるようになりました。──「完全母乳」がもともと学術用語だったとは知りませんでした。大坪先生:その言葉が一人歩きをして、時にはお母さんたちが自分自身を責めてしまうこともあるようです。母乳で育てたい母親を支援する NPO法人ラ・レーチェ・リーグ日本 では「使いません『完全母乳(完母)』という言葉~一人ひとりの子育てに寄り添って~」という声明を出しています。( 参照)──言葉の影響が時に大きいということですね。大坪先生:赤ちゃんは、お母さんが穏やかなやさしい気持ちでいてくれていることで、赤ちゃん自身もうれしいみたいです。赤ちゃん自身を見つめて微笑んでもらったり、やさしい言葉かけやなでてもらう時間や抱っこの時間が度々あったりすることで落ち着いていられます。そのためには、情報をなにかと比べたり責めたりすることではなく、気持ちを整理することに使うとよろしいのではないでしょうか。自分が腑に落ちているかモヤモヤしているのか、まずは感じることがその後につながるのではないでしょうか。知り得た情報を誰かと共有し気持ちを分かち合うことができれば、なお納得することに役立つのではないかと思います。──気持ちを受けとめてもらうのは、LINEなどのSNSを通してでもいいのですか?大坪先生:文字情報は、自分が読みたいように読む、切り取りたいように切り取る、という傾向があるので、そのことも含めて使用することが必要かもしれません。人間はコミュニケーションをとる時、相手のジェスチャーや顔色、目などのボディランゲージを見ながら会話を成り立たせているので、やはり誰かと直接話すことは大事じゃないかしらと思います。第1回目で話したような集まりを利用するのもいいし、家族に自分の気持ちを話すなども有用だと思います。──身近な存在である家族とコミュニケーションをとれればいいですね。大坪先生:仲が良かった夫婦でも産後に仲が悪くなったと話す方もいますが、「あなたがやらないからじゃない」など方法を言い合って責めてもつらいですね。相手の気持ちはどうなのかと注目するだけでも理解がすすむこともあるようです。■授乳や排せつの回数・量「大切なのは“記録より五感”」──育児アプリなどについてはどのように考えていらっしゃいますか?大坪先生:育児アプリ使用されている方が増えていますね。授乳の度に記録をずっとつけていらっしゃるかたもありますね。──授乳の回数や量、排せつなどの記録はつけた方がいいですか?大坪先生:お子さんが病気の場合や、医師や医療従事者から「しばらく情報共有したいので」と依頼されていたらその期間は必要です。そうではない場合は、記録よりはお母さんの感覚もとても大切だと思います。授乳の回数、時間よりは、母乳ならお母さんの飲み取られている感覚、ウンチのいつもの様子とかですね。回数や時間にとらわれていると、その事柄自体がよく見えていないことってありますよね。「どんなウンチでした?」と聞かれると答えられないとか…。──確かに、オムツなどよく見ないでさっさと交換していました。大坪先生:「紙オムツにしているおしっこ、どんな感じでした?」と聞くとみなさん「え?」って答えますよ。「おしっこは出ているようだけど、おむつは乾いていました」など、回数よりもぬれ心地とか、赤ちゃんの表情が大事な情報なんですね。だから、五感で感じてください、とよくお母さんにお話しています。──目で見る以外にどうすればいいのでしょうか?大坪先生:目でみるだけではなく、肌で感じてください。においも感じてください。赤ちゃんを五感で感じてくださいね。時々、「目の情報が多すぎるなと思ったら目を閉じてください」とお話しています。目を閉じて赤ちゃんのおなかに触れてみる、汚れたおむつのぬれ具合を触ってみるなどをしてみると、感覚がぐっと上がってきます。──手で触れる感覚が大事だと考えて、先生はベビーマッサージをすすめられているのですか?大坪先生:手の感覚は大事ですね。お母さんが体で感じることが大事だと思います。抱っこも縦抱きや横抱きしなければいけないわけではなく、赤ちゃんが穏やかで気持ちよさそうににこにこっとしてくれればいいのです。そういった赤ちゃんが心地いい抱き方って、お母さんが緊張をゆるめて手で感じないとなかなかできないですよね。──初めての育児だと、なにが正解かまるで分からない状態ですが、やはり自分の五感で培っていくしかないということですね? そうすると、情報としてはどんな情報を得ていけばいいのでしょうか?大坪先生:お母さん自身が穏やかでいれば、必要な情報が見えてきて、聞こえてくるのではないでしょうか? 極端な情報ばかり追いかけることもなくなるかと思います。──母親が穏やかな気持ちでいることが大事なんですね。大坪先生:自分の心と相談する。ゆっくり深呼吸してみてもいいかもしれません。そのために、誰かに気持ちを聞いてもらい、相談する。そして、自分が情報にとらわれ過ぎて赤ちゃんの表情が読めなくなったら、しばらくスマホやパソコンから離れてみるのも必要かもしれませんね。■「ハイハイしないけど大丈夫?」赤ちゃん自身の成長する力を信じる──それでもついつい「より良い発達・発育」を求めて情報検索をしてしまいがちです。大坪先生:赤ちゃんには「成長しよう」という欲求があります。今、NHKの番組『みんなで筋肉体操』が流行っているそうですが、そこで紹介されている体操は赤ちゃんの動きにそっくりなものも多いんです。スクワットが良い例ですね。つかまり立ちを始めた赤ちゃんってずっとスクワットみたいな動作をしていることがあるでしょう? 赤ちゃんの自然な欲求として、次の発達に結びつく動作を自発的にするんです。──赤ちゃん自身が自分になにが必要かを知っているということですか?大坪先生:ハイハイをしないお子さんもいるので、「ハイハイしないといけないですか?」と聞かれることもあります。でも、ハイハイしないで立てるようになり、歩く方法を自分で身につけていくお子さんもいます。子どもの発達は自分のやりやすいところからやるので、それを無理に妨げる必要はないと思います。──「ハイハイしなければいけない」などと情報に振り回され過ぎず、まずはわが子を穏やかに気持ちで見守るといいのですね。今日はありがとうございました。大坪先生が頻繁に使われている「腑(ふ)に落ちる」という言葉を辞書で調べると、腑とは、「1.はらわた。内臓。胃 2.心。心根。性根」をさし、腑に落ちるとは、「納得がいく、合点がいく」( 小学館 デジタル大辞泉 より)という意味を持っています。先生がこの言葉を使われているのは、頭だけではなく、肝の部分から自分で納得していくことが、忙しく情報の多い現代社会の子育てで大切なことと伝えるためだと感じました。最終回は、忙しいママでもできる1日5分のセルフケアについておうかがいします。
2018年11月02日世の中では「子育て支援」がうたわれているけれど、まだまだ産後の子育てに四苦八苦しているママはたくさんいるのではないでしょうか。ベビーマッサージや産後ヨガの著作も多数ある、たらちね助産院院長の大坪三保子先生は、子育て中のママやパパと日々向き合って支えています。そんな大坪先生に、乳児を育てるママが少しでも快適に過ごすためのお話をうかがいました。お話をうかがったのは…大坪三保子先生(たらちね助産院院長)久留米大学看護専門学校、熊本大学医療技術専門短期大学助産学科卒業。たらちね助産院院長、助産師・看護師。子育て支援グループamigo顧問。母と子のウェルネス研究会幹事。『はじめてのベビーマッサージ』(保健同人社)、『安産のための体と心をつくるHappyマタニティ・ヨガDVD付』『キレイで元気なママになるHappy産後ヨガDVD付』(共に高橋書店)など著書多数。 ・たらちね助産院 ■ママの悩み「自分の時間がない」を解消する3つの“間”──乳児を育児中のママには5~10人程度の小さなママ・コミュニティに参加するのがおすすめとうかがいました。大坪三保子先生(以下:大坪先生):子育ての孤独感を癒すには、ピアサポートと呼ばれる、同じような課題に直面する人同士が互いに支えあうことが大切と言われています。さらに、少人数のグループであれば、相手の話が聞きやすく自分も話しやすいので、お互いの支え合う力が引き出されやすいようです。子育て支援では「時間、空間、仲間の三間(さんま)」が大切と言われるのですが、時間、空間を共有する仲間ができると、自分の気持ちを吐き出せたり、自分自身を見つめ直したりできます。子どもを生むと「自分が自分でなくなる」「自分の時間がない」とストレスに感じる方もあるようですが、同じように子育てに悩む母親の話や気持ちを聞いたり話したりするうちに、共感しあうことで穏やかな気持ちになれるようです。──ママ一人だとなかなか難しいということですか?大坪先生:一人でいてはダメということではないのですが、考えが広がりにくく、不安要素が強い時などは視野がそこに集中しがちです。例えば、赤ちゃんの泣き声って救急車のサイレンよりも心拍数を上げ、人をドキドキさせると言われていますが、赤ちゃんが泣いていると「なにかしてあげなくちゃ」と不安になりますよね。でも、それが誰か知り合いと一緒にいる時だったら、不安は薄まりませんか? むしろ、ずっと泣いていた赤ちゃんが泣き止んだら、その場にいる人がみんな「あーよかった」と共感し連帯感が生まれたりしますよね。──仲間といれば、赤ちゃんが泣いても、不安ではなく共感が生まれることがあるということですね。それでは具体的に、どのような場所に出かけたら、ママ・コミュニティに参加できるのでしょうか。大坪先生:やはり子育て中は地元の集まりがおすすめです。ご近所に知り合いができると、災害時の安心や防犯にもつながります。2回、3回と同じ人と会えば親しく感じることができるので、できれば同じところに2、3回以上通えればなおいいと思います。■ママの集まり「小さなコミュニティ“2つのメリット”」──小さなコミュニティがおすすめの理由はほかにもありますか?大坪先生:出産すると生活が大きく変わり、今まで経験したことのないことが次から次へと起こります。戸惑いや不安からネット情報収集に走ってしまいがちになる方も多いのではないでしょうか。そのようにとまどいながら日常生活を送っている中で、遠方への外出やたくさんの人とのかかわりは疲れないでしょうか。また、赤ちゃん自身もママとのコミュニケーションを高めているところなので、5~6人程度から多くても10人程度が集まる場所の方が疲れないと思います。行政も子育て支援に力を入れていて、そういった母親同士が集えて安心して話せる居場所作りをサポートしているところも増えてきています。子育て支援の窓口や保健センターで相談してみられると良いと思います。──同じような境遇のママ同士が集まることもメリットがありますか?大坪先生:ママ・コミュニティの場合は、赤ちゃんを育てている方たちが集まりますよね。みなさん赤ちゃんを通じて家族の健康や幸せを願う気持ちが高まっていらっしゃるので気持ちが分かり合え、励まし合って情報を共有されています。そのことが孤独感を癒し、子育てを続ける元気につながっていかれるようです。■人見知りママ「産後の今だからコミュニケーション力アップ」──人見知りのママは、どうすればいいのでしょうか? 初めてなにかに参加する時はハードルが高そうです。大坪先生:私が開催しているものでも、参加者の人数や年齢などの問い合わせがあります。年齢が高い方や、逆に若い方も気がひけることがあるようです。でも、参加前はいろいろ気にしていた方も、実際にいらっしゃると赤ちゃんを通してつながっていきますよ。──お互いの年齢が異なっても仲良くなれるんですね。大坪先生:お母さんになったら、みんなスタートは一緒だ、と思われるみたいですよ。そして、赤ちゃんが仲間を作ってくれます。「子はかすがい」と言いますが、お母さんが無理に話さなくても、赤ちゃんがほかのお母さんを見つめてくれたりすると、そこで会話が生まれます。──赤ちゃんがいることで場が和むのですね。大坪先生:赤ちゃんって笑顔を引き出すのが上手なので、こちらのリアクションに赤ちゃんが笑顔を返してくれるだけで、こちらも笑顔になります。場に安心感が生まれ、その場にいるみなさんも自然と笑顔になります。──さらに、産後のお母さんはホルモンのおかげでコミュニケーションが上手になると聞きました。大坪先生:オキシトシンというホルモンがあるんですけど、それが人の社会性に働きかける、と言われています。オキシトシンは、お産の時に子宮を収縮させたり、おっぱいを押し出す働きがありますが、子どもを抱っこしたりして触れ合うとオキシトシンの分泌スイッチが入りやすくなるそうです。産後は特にオキシトシンへの感受性が高まり、お母さんの社会性に働きかけるので、コミュニケーション力が高まるのではないでしょうか。──ホルモンがお母さんのコミュニケーションを助けてくれるんですね。それでもなにを話したらいいかと心配な場合はどうすればいいですか?大坪先生:「なにか話さなければ」と思う必要はありません。人の話を「ふんふん」って聞いていればいいんですよ。しかも、赤ちゃんは日々成長するので、話題には事欠かないですよね。一人ひとりの性格もいろいろですし、親の関わり方もいろいろで多様性もありますし。──ママ・コミュニティでは、いろいろな子育ての話も聞くことができるのですね。大坪先生:子育てしている方は自分の中に「理想の母親像」を持ち、「私がママじゃなかったら、この子はもっと幸せになれたのに」と自分で自分を責めがちになることもあるようです。当事者同士の集まりのいいところは、専門家が「こうした方がいい」と話すわけではないので、それぞれの子育てが責められたり評価されたりというような気持ちになりにくいようです。いろいろな人が自分の経験を話しても、その中で欲しい情報だけを持って帰ればいいので、「私はやっていない。できない」などと自分を責めなくてすみますよね。──ママ同士の話の中には「こうしなければいけない」というものはないということですね?大坪先生:そうです。生活ってそうですよね? お風呂ひとつとっても、髪の毛から洗う人もいれば、足から洗う人もいます。どれが正解というわけではなく、その人自身がやりやすく快適に過ごせていければ、スムーズでストレスも少なくてすみますよね。■「思っていたのとは違った…」合わない集まりに参加してしまったら?──とはいえ、自分が乳児を育てていた頃を振り返ると、すごくきちんとなにかやっている方がいると影響を受けた気がします。大坪先生:引っぱられますよね。そういう時に2人きりで「絶対あなたこうした方がいい」と言われると影響を受けるでしょう?だけど、3人以上いればグループ・ダイナミックス(集団における人の行動や思考の特性、集団力学)によって、それぞれが役割を担うみたいですよ。わーっと意見を押しつける人もいれば、それに対してえーっという人も出てきます。だからこそグループで話して、いろいろな意見を聞くのが大切だと思います。──合わない集まりに出てしまったら、どうすればいいですか?大坪先生:子どもをダシにするわけではないですけど、必要以上にふみこんでくる方がいたり、楽しめない集まりだとしたら、「この子がもう退屈しているみたいだから帰りますね」と言えばいいのではないでしょうか。自分が嫌だなと思ったら、つらいことを我慢する必要はありません。──無理につきあわず、さっと引いていいのですね。大坪先生:あとは、人を招いたりすることも苦手だったらしなくてもいいと思います。負担になるようなことは無理をしないでも大丈夫ではないでしょうか。──つきあい方も自分で調整すればいいのでしょうか?大坪先生:距離間は人それぞれなので、自分を守ることも必要だと思います。話していく中で話しやすい人を見つけられればいいですね。あとは、私が顧問をしている子育て支援グループamigoのように、子育て支援者が案内役を務めてくれる場所もいいかもしれません。なかなか自分に合った集まりがないと思ったら、自分で作るのもひとつの手です。必ずしも誰かにやってもらわなくても、自分たちでも作れます。乳児ママは、情報収集やガス抜きという意味でも、10人以下ぐらいのコンパクトなママ・コミュニティに無理のない範囲で参加することをおすすめする大坪先生。次回は、あふれる情報にまどわされない子育てについてうかがいたいと思います。
2018年10月29日子育ては、思い通りにならないことばかり。日々時間に追われる生活で、旦那さんにも手伝ってほしいと思ったことはありますよね。そこで今回パピマミ編集部が、旦那さんに子育てを手伝ってもらう方法をご紹介していきます。旦那さんが出来そうなことは何か考えてみるいきなり旦那が苦手そうなことや、やったことがないものをお願いすると、旦那も手伝いづらいですよね。まずは旦那が出来そうなこと から考てみましょう。例えばキレイ好きな旦那なら、部屋の片づけをお願いするなど、いろいろやり方はあります。部屋をキレイに片づけるのは、子どもが安全に過ごしていく上で重要です。一見、子育てに関係ないように思えても、きちんと子どもの成長につながっています。また、子どもの扱いに慣れている旦那さんなら、オムツを替えてもらったり、ミルクを飲ませてもらったりしましょう。もしまだやったことがないなら、旦那さん任せにしないで必ずやり方を教えてからお願いする ようにしましょう。そうすることで、お互いに安心して子育てすることができるはずです。お願いの仕方を工夫する子育ては夫婦二人でするものだと考えていると、なかなか手伝ってくれない旦那にイライラしてしまう方もいるのではないでしょうか。しかし、何も手伝ってくれない旦那に対して、最初から攻撃的な態度で話をすると、旦那も意固地になってどんどん子育てに参加してくれなくなります。それを避けるためには、手伝いをお願いするときの話し方やタイミングなどに気をつける 必要があります。例えば、あなたが子育てにイライラしてしまっているときに、感情のまま旦那に話しかけるのはやめましょう。自分の気持ちに余裕があって、優しく話せそうな時がベストなタイミングです。そして、大変だから手伝ってほしいというニュアンスではなく、「あなたしか出来ない 」という特別感を出してお願いすると効果的です。手伝ってくれたら思い切り褒めるついに旦那が子育ての手伝いをしてくれたら、まずは褒めてあげましょう 。「やっぱりあなたにお願いしてよかった」「やっぱり頼りになるのはあなたしかいない」など、旦那の自尊心が高まる言葉をかけるとより効果的です。ここは旦那さんの気持ちを優先させましょう。旦那は、自分の行動がこんなにも褒められ、頼りにされていることが分かったら、気持ちがよくなってこれからは積極的に育児に参加してくれるようになるかもしれません。また、手伝ってくれたことが少し間違っていたり、失敗してしまった場合も、あまり強く怒るのは控える ようにしましょう。文/パピマミ編集部
2018年10月25日子どもに不安を抱きながら子育てをしているママは多いです。とくに、1歳前後の男の子を持つママは、悩みが深くなりがち。ここではパピマミ編集部が、その悩みを解消できるように、対策方法をご紹介します。断乳について心配しているなら子どもが1歳前後になると、断乳のタイミングについて悩む傾向があります。もしも断乳について心配があるなら、一人で悩みを抱えないこと 。なぜなら、同じ悩みを抱えているママはたくさんいるからです。近くに先輩ママがいるなら、具体的に聞いてみましょう。1歳を過ぎてからやっと断乳したママも多いので、話を聞いていると気持ちが楽になります。また、断乳の方法が分からない時は、さまざまな情報を集めるのもコツ 。子どもの個性によって、最適な断乳の方法は違いますので、焦らずに見つけることが大事です。尚、断乳をしたばかりの頃は胸が腫れたり、痛んだりすることがありますので、十分にケアを行いましょう。歩き始める時期はそれぞれ違う1歳の誕生日を過ぎても歩かないと、発達が遅れているのか 悩みますよね。とくに、男の子を持つママは不安が大きくなります。男の子は、体を動かすことが大好きで活発な傾向があるからです。それに、同じ時期に生まれた子が先に歩いていると、焦燥感を抱きがちに 。けれど、発達の速度は子どもによって違いますから、心配しないで見守ることが重要です。子どもが歩き始める時期はそれぞれ違うので、ほかの子と比べないようにしましょう。なお、定期的に小児科や保健所で健康診断を受ける のを忘れずに。万が一、発達に遅れがあったら、すぐに指摘してもらえるからです。気になることがあるならば、何でも相談してみましょう。言葉の発達を気にするママは多い1歳近くになると、子どもはたくさんの言葉を覚えます。男の子は女の子よりも話すのが苦手と思われがちですが、他の子がおしゃべりをしているのを見て焦る ことは多々あります。1歳を過ぎても言葉を覚えるのが遅いように感じられたなら、具体的にメモを残しましょう 。一日に話した言葉を書き留めることによって、本当に発達が遅れているのかどうか判断できます。さらに、一か月後にメモを見直して検討しましょう。言葉が増えているなら心配することはありません。子どもによって成長の速度は異なりますので、冷静に判断することがポイントです。食べ物の好き嫌いは根気強く子育て中の悩みとして、食べ物の好き嫌いを挙げるママがいます。1歳を過ぎると、離乳食から普通の食事へと変わるため、毎日の食事に悩む ことはよくあります。子どもの食事を作るときも、トータルで栄養バランスが取れていることが重要です。魚が苦手なら、玉子や鶏肉など、匂いの少ない食材を使ってタンパク質を補うようにしましょう。また、1歳前後の子どもは生野菜が苦手な傾向があります。つぶしたジャガイモやカボチャなど食べやすい野菜にすれば、ビタミン不足に悩みません。さらに、子育て中はストレスを感じますので、市販品を上手に使いましょう。気持ちにゆとりを持ちなが ら、食事作りをすることがコツです。まとめ1歳の子育ては、ささいなことで悩んでしまう時期。もし悩みをずっと抱えたままの状態が続くなら、ママの心と体に深刻な影響を与えます。早めに情報を集めて対策練りましょう。周囲に相談したり、協力を求めたり、とくにママ友や先輩ママは頼りになります。小児科や保健所など専門的な機関も積極的に利用して、アドバイスを受けましょう。●文/パピマミ編集部
2018年10月19日おうちごはんに革命!簡単調理で本格的な料理が楽しめる♡〔Oisix(オイシックス)〕より、子育て中のママをサポートするミールキット《パパでも作れるKitOisix》が、2018年10月11日に販売開始されました。一児のパパとなった“芸能界のグルメ王”渡部建さんが監修した、2種類のおいしいメニューをご紹介します♪子育て中の忙しいママをパパがサポート!アンジャッシュ渡部建さん監修の《パパでも作れるKitOisix》。子供から目が離せずなかなか料理ができなかったり、自分の食事がおろそかになりがちなママのために、『料理初心者のパパでも簡単に本格的な料理を作ることができる』ことをテーマに発売されたミールキットです♪レシピは、《渡部建監修丸ごと天然小鯛の鯛めし(薬味付き)》と《渡部流蒸し鶏と切り株えのきの明太サラダ》の2種類。どちらも満足度高めのメニューになっていますよ!お店で食べるごはんみたい!《渡部建監修丸ごと天然小鯛の鯛めし(薬味付き)》《渡部建監修丸ごと天然小鯛の鯛めし(薬味付き)》:1,980円(税抜)3~4人前お子さんの成長にあわせて、お祝いごともいろいろありますよね♡そんなお祝いの席にもぴったりなのがこちら。《渡部建監修丸ごと天然小鯛の鯛めし(薬味付き)》のキットです!作り方は材料と一緒に同梱されて届くので、料理初心者さんでも安心です。こまごまとした材料を買いに行く手間が省けて、お店で頼むようなごはんをおうちでおいしく食べられるなんてステキですね♡下処理済みの鯛を使うので、魚の調理に自信がない方でも手軽にチャレンジできますよ。こんな感じで届きます!【キット内容の材料】・下処理済み!丸ごと天然小鯛……200g・国産ささがきごぼう……80g・薬味4種ねぎマドンナ……20g大葉……3枚使いきり粉さんしょう……1袋国産あおさ……1袋【各家庭で用意が必要な材料】・米……3合(450g)・塩……小さじ2/3+小さじ1/3・酒……大さじ2・水……適量【必要な調理器具】魚焼きグリル渡部建さんが実演♪この日は、渡部さん自ら調理に挑戦!できあがった料理は、実際にお子さんを連れたママさん3名に振る舞うことになっています♪レシピを紹介しつつ、丸ごと1匹の鯛を使った本格的な味わいの鯛めしを作っていきます。作り方はこちら!1.薬味を用意する米はといで、ざるにあげておく。ねぎマドンナは千切りにして、水にさらす。大葉は、千切りにする。2.鯛の下ごしらえをする解凍しておいた鯛の頭を左にして腹部分に3本の切り込みを入れ、塩小さじ2/3と酒大さじ2を両面に振って、15~20分置いておく。魚から出た水気は、ペーパーなどでしっかりと拭き取る。3.鯛を焼く魚焼きグリルで、2のタイを両面に焼き色が付くまで5~10分焼く。このとき、中まで火は通らなくてよいので、焼き目を付けて香ばしさを出す。4.鯛めしを炊く炊飯釜に1の米、八方だれ、白だし、塩小さじ1/3、水適量(3合目盛りが目安)を入れて、全体をさっと混ぜる。ささがきごぼうを広げ入れ、釜の中央に3のタイをのせ普通炊きで炊く。5.仕上げる炊き上がったらいったん鯛を取り出し、骨を取って身をほぐす。ほぐした身を炊飯釜に戻し入れ、上下を返しながら混ぜ、茶碗に盛る。1のネギの水気を切り、大葉、さんしょう、あおさと一緒に小皿などに添える。お好みの薬味をのせて、完成!ここまで約90分ほどでできあがります。魚に骨があるので、お子さんと食べる際にはとくに注意してあげてくださいね。片手で食べられる工夫も!できあがった鯛めしはそのまま食べてもよし、残ったごはんに薬味を加えておにぎりにしてもよし♪お子さんが小さいうちは、どうしても抱っこしながらのごはんになってしまうというママも多いかと思いますが、そんなときにも片手でサッと食べられるところがポイントです。鯛めしおにぎり♡いざ、試食♡この日は3組のママさんが試食。お子さんをあやしながらでも、片手で食べることができました。みなさん「とってもおいしい♡」と笑顔になっていましたよ♪「パパに作ってもらってとくにうれしいのは、朝昼晩ごはんのどれ?」という渡部さんの質問には、やはり晩ごはんという回答が多かったです。食べきれなかったごはんは翌日の朝や昼に回すことができる、というのもうれしいポイントなのだそう♪渡部さんも、パパの気持ちになってお子さんを抱っこしながら試食です!おいしさとお子さんのかわいさで、思わずチャーミングな表情に♪なんだかほっこりとするような、楽しいごはんのひとときになりました♡こんなレシピも♡あの明太マヨを使った《渡部流蒸し鶏と切り株えのきの明太サラダ》《渡部流蒸し鶏と切り株えのきの明太サラダ》:1,280円(税抜)渡部さん監修の〔Oisix〕商品といえば、発売からわずか7日間のうちに完売となった《何にでも合う!?明太マヨ》。LIMIAでも以前ご紹介しました♪期間限定販売!アンジャッシュ渡部建さん初監修の《何にでも合う!?明太マヨ》が本当においしい♡こちらは、その《何にでも合う!?明太マヨ》を使ったレシピです。野菜と鶏肉をたっぷりと味わえる、食べ応えバツグンのサラダはメイン料理としても◎。また、ドッグバンズにはさむことでサンドイッチにもなり、先ほどのおにぎりと同じように片手で食べることができますよ♪ちなみに《何にでも合う!?明太マヨ》は、2018年10月11日(木)から再々販売されています!《パパでも作れるKitOisix》とあわせて、試してみてはいかがでしょうか♡ボリューム感たっぷりのサンドイッチ&おにぎり♡まとめ〔Oisix〕より販売開始された、アンジャッシュ渡部建さん監修の《パパでも作れるKitOisix》をご紹介しました。おうちで簡単に本格的なメニューが作れるので、料理経験の少ないパパでも安心♪子育て中のママをサポートしてくれるミールキットです。片手で食べられるアレンジレシピも、目が離せないお子さんがいる家庭にはありがたいですよね。手軽でおいしい料理を、ぜひ家族で味わってみてください♡
2018年10月16日子育てをしているママには、子どものわがままに頭を悩ませる人も少なくありません。そこで今回パピマミ編集部が、子供のわがままについての解説と共に、上手に改善していく方法について詳しくご紹介していきます。わがままの性質を見極める一口に子供のわがままと言っても数多くのシチュエーションがありますが、このわがままには保護者に言えない本音が隠されている ケースも少なくありません。いつもわがままを言わない子供が言い出したときは、何かしらの理由が隠されていることが多いでしょう。しかし、保護者の中にはこうした子供が訴える本音に気付けない人もたくさんいるのが実情です。こういったシチュエーションの場合、いきなり叱るのではなく、しっかりと話を聞いてあげなくてはいけません 。わがままだからと切り捨てるのではなく、しっかりと子供の主張を聞いて隠された本音を見極めた上で適切に対応することがわがままの改善に繋がっていくのです。保護者間の考え方を統一する話し合いをする教育についての考えを統一は、わがままを治す上での重要なポイントになります。男性と女性では子どもの育て方に対する考え方が異なる ことも多く、例え夫婦であってもそれぞれ違う教育方針を持っているというケースは少なくありません。教育方針が異なれば当然子供がわがままを言った時の対応の仕方も別れてしまうので、怒られた子供はどっちが正しいのかわからずに困惑してしまいます。保護者が正しい道筋を作ってあげなくてはいつまで経っても子供のわがままは改善されません。こうした状態にならないためにも、事前に夫婦の間で子育てについての基本方針 をしっかりと話し合っておくことが大切になります。ママが諦めずに根気良く向き合う子供のわがままの治し方で必要不可欠なのが、初志貫徹を貫くこと です。子育てでしっかりとした教育方針を決めておくことは人間形成をする上でも重要なポイントになります。とはいえ、ママの中には子供に負けてしまって最初に決めた方針を曲げてしまったり、その時のシチュエーションでコロコロと態度を変えてしまう人も少なくありません。こうした一貫性のない対応は前述の説明でも挙げた子供の困惑に繋がります 。教育に一貫性をもたせるためにも、事前に子供が言うであろうわがままを想定して説明ができる準備をしておくことが大切になります。このときに、言葉の説明と共にどう対応すればいいのか考えておきましょう。叱るのと合わせて褒めることも忘れない子供のわがままを治す上で忘れてはいけないポイントの一つが褒めること。わがままに注意するばかりに意識を向けずに、良い行動に対してリアクションをしてあげましょう。叱られたという前提があるとはいえ、自分の意思でそれを成し遂げたことは子供にとって大きな達成感 です。その事実をママから何も言ってもらえなければ、子供はそれが正しいことだと理解することができません。褒めるのは叱るのと同じように子育てに欠かせない大事な行為の一つ なので、例えどんな些細なことであってもしっかりと褒めてあげることが重要です。これにより、わがままを我慢する大切さを理解できるようになります。まとめわがままは子供にとっての意思表現の一つで、感情のコントロールができないと起きてしまうと考えられています。感情のコントロールは成長に伴って改善が難しくなると言われているため、幼少期に子育てを通してしっかりと身に付けさせましょう。わがままの改善は一方的に押し付けるのではなく、間違っている点について理解できるように説明をして、できたら褒めるといったメリハリを付けることが大切になります。
2018年10月10日もう疲れた…慣れない子育てをしていると、自分の時間を確保できずにストレスをためてしまいがちですよね。しかしストレスをためすぎる、と些細な事でついカッとなります。子育てを続ける上で、適度に息抜きするコツを身につけるのは、お母さんにとっても、子どもにとっても大切。そんな悩めるママさんに、子育てをしながら息抜きする方法をパピマミ編集部がご紹介します。子供が寝たら一緒に寝る子供を育てるのが初めてであれば、生まれてから一歳までの乳児を育てる期間 が、一番大変に感じるかもしれません。乳児は自分では何もできませんから、親の補助が必要ですし、睡眠時間が安定するまでは小さい物音で起きたり、夜泣きをしたり、お母さんはまとまった睡眠時間を確保できない日々が続きます。慢性的な寝不足になれば体力面でも疲労が溜まりますし、精神面でもストレスが溜まって健全な子育てができなくなりますよね。家事も満足にできないので、子供が寝ている間に家事を済ませたいという気持ちも分かります。しかし子どもが寝たら、家事は後回しにして一緒に寝てしまいましょう 。家事は、ITの力を借りたり旦那さんに協力を求めたり、上手に甘えるクセを付けを身につければいいのです。子育てはお母さん一人でやるものではありません。周りの人を上手に巻き込むこともストレスを溜めずに子育てをする方法の一つです。大きな声を出したり、思い切り身体を動かす短時間で息抜きにオススメなのが、「大きな声を出す 」です。大きな声を出すことによって横隔膜が刺激され、自律神経を整える効果があると言われています。大きな声を出すと言えばカラオケにいくのが定番です。しかし小さな子供と一緒にカラオケに出かける時間は作りづらい…そこで有効な方法が、枕やクッションに顔をうずめて大きな声を出すという方法 です。顔をうずめれば大きな声を出しても周りには響かないので、思う存分大きな声を出して発散できます。子供が寝る前に大きな声で叫ぶと相乗効果でより息抜きできるでしょう。また、ダンスなどをして体を大きく動かすのも息抜きになります。ダンスなら子供が起きているときに出来ますし、親子のコミュニケーションを取ることも出来ます。朝食や昼食を外食で済ませる毎日の家事で大きなストレスになるのが食事 です。そこで、仕事をしている旦那さんには悪いですが、たまには子供と一緒に朝食やランチを外食で済ませてみましょう。家の食事とは違った雰囲気で、子供も喜びます。何より、料理の準備や片づけをしなくて済むというのが良い息抜きになる でしょう。調理や片づけの事を考えず、美味しい食事を食べていると、自然と子供との会話も弾むのではないでしょうか。出かけたついでに晩御飯の買い物も済ませてしまえば、あとはお家でゆっくり過ごすことができます。一定期間、子供から離れてみる富士山は遠くから見ると綺麗ですが、近くで見るとゴミだらけで粗が見えますよね。同じように、近くで子どもを見すぎると、粗ばかりに目が行きがちになります。「土曜日の午前中の3時間は子どもから離れてみる 」のようなルールを設けてみてはいかがでしょうか。子供から離れて過ごすことに罪悪感を感じるかもしれませんが、子どもが居ないからこそわかることがあります。子供と常に新鮮な気持ちで向き合うためには、自分の時間を確保するのも大切です。もしも旦那さんが子育てに積極的で、子どもを預けても問題ないのであれば子供の面倒を見てもらい、旦那さんの休日に一日外出すると良い息抜きになります。また、一日保育所などに子供を預け、旦那さんと久しぶりのデートを楽しむのも良いでしょう 。まとめマスメディアの影響で、子育て中の息抜きを躊躇するお母さんが多くいらっしゃいます。しかし子育ては周りの人が思っている以上に大変なもの。質の高い子育てをしたいのであれば、適度な息抜きは必須です。旦那さんやご両親の協力も上手に得ながら、ストレスを溜めないような子育てを心がけましょう。
2018年09月29日ママにとって子育てで大変だったことは?子供が産まれると一気に家の中が明るくなり家族の笑顔が増えます。ですが、子育ては楽しいことや嬉しいことばかりではありません。自分とは異なる一人の人間を育てるのですから、大変なことや思い通りにならないこともたくさんあります。そこでパピマミ編集部が、ママにとって子育てで大変だったことにはどんなことがあるのかを紹介します。睡眠不足は当たり前!夜泣きで眠れないこと子育てエピソードで最も挙げられるのが、睡眠不足 。出産後すぐの時期は、2~3時間ごとの授乳が必要です。夜でも昼でもそのサイクルは変わらないので、夜中でも授乳のために何度も起きなければいけません。授乳が終わってそのまま眠ってくれればいいですが、まだ生活リズムができていない新生児は、夜中でも目を覚ましています。ママになってすぐの時期であり、体力的にも精神的にもママにとっては大変な時期 。新生児の子育てが終わると、徐々に生活リズムがついてきて、夜は起きずに眠ってくれる赤ちゃんも増えてきます。ですが、活動が増えて昼間に刺激を受けすぎると夜中に夜泣きをする赤ちゃんも。あやしても泣き止まない夜泣きのために、夜通し赤ちゃんを抱っこするママもいるようです。子供が中心の生活に!予定通りに物事が進まないこと子供は当然ながら自分とは異なる人格なので、自分の思い通りには動いてくれません 。ママになる前は、毎日のスケジュールを立ててその通りに動くのはそれほど難しくありませんよね。ですが、子育ては予定通りに進む方が少ないと言っても大げさではないでしょう。例えば、30分くらいで食事を終える予定でも、子供の気分が食事に向かなかったり、嫌いなメニューでなかなか手を動かせないということも。気づいたら1時間も食事に時間を使っていて、予定が詰め詰めになってしまいかねません。予定をいっぱいに詰めると、一つが上手くいかなかったときに、イライラの原因になってしまいます。子育て中はゆとりを持ってスケジュールを立てることがおすすめ です。理解があるとは限らない!仕事と子育てを両立すること女性の社会進出が当たり前になり、育休制度や時短制度などの子育て中の女性に嬉しい制度も充実してきました。ですが、必ずしも職場の雰囲気が子育てに協力的とは限らない のです。とくに、独身や結婚していても子供がいない人たちからの理解を得るのは難しいケースが多いとか。乳幼児の子供は、保育園に預けても、体調を崩してしょっちゅう熱を出します。時には急な欠勤や早退が必要になるでしょう。子育てに理解がある職場であれば、快く送り出してもらえますが、理解がなければ嫌味を言われることもあります。また、仕事と子育ての両立に慣れないうちは仕事を効率的に片づけたり、家事が手つかずになってしまうこともあるようです。まとめ子育ては、自分の思い通りに物事が進むことは滅多にありません。しかし自分の思い通りにならないからこそ、毎日新しい発見や子供の成長を嬉しく感じられます。仕事上の悩みや夫婦仲に亀裂なども、子育てを通して乗り越えることで絆が深まります。子供が、自分と自分以外の世界を繋いでくれる潤滑油になってくれるでしょう。●文/パピマミ編集部
2018年09月28日©All rights reserved仕事と子育て、夫婦の関係に悩んでいる多忙なパパ、ママの胸に響く感動ドラマ世代を超えて世界中で愛され続けている『くまのプーさん』を、ディズニーが初の実写映画化!主演の大人になったクリストファー・ロビン役に、英国のスター俳優、ユアン・マクレガーを迎え、少年クリストファー・ロビンとプーの別れから何十年も経過した時代を舞台に、新たな感動の物語を紡ぎ出しました。寄宿学校へ入学するため、少年クリストファー・ロビンが、親友のぬいぐるみ、くまのプーや仲間たちに別れを告げてから数十年。成長して恋に落ち、結婚して子供が生まれるが、家族との時間も十分にとれないまま、ロンドンで毎日働きづめの日々を過ごしている彼が、プーとの奇跡の再会によって、忘れかけていた〝本当に大切なもの〟を思い出していく――。©All rights reserved大人になって、社会の荒波にもまれるにつれ、子どもの頃の純粋さを失ってしまった主人公という設定は、映画ではわりと描かれることが多いのですが、本作はそれとはちょっと違います。本作で描かれているのは、会社では中間管理職として重い責任を負うクリストファー・ロビンが、毎日ひたすら仕事に追われることで、否応なしに生まれてしまった夫婦間のイラ立ちやすれ違いの悲しさ。そして親と子どものディスコミュニケーションのせつなさ。おそらく妻は家庭を守り、夫は外で稼ぐというスタイルが多かったはずの戦後間もない時代を背景にしているにも関わらず、主人公が抱える悩みはすごく現代的で、今、まさに仕事と家庭のバランスに悩む人たちの胸に響く内容になっているのです。何もしないことて、すばらしい!プーさんの名言にささくれた心が癒される©All rights reserved妊娠中、夫であるクリストファー・ロビンが戦場に行ってしまった妻イヴリンは、育児の一番大変な時期をワンオペで乗り越え、さらに自分らしく働き始める自立した芯の強い女性。一人娘のマデリンはすでに寄宿学校に入学する年齢になっているので、イヴリンは何もクリストファー・ロビンに「育児や家事を手伝ってほしい」と要求しているわけではありません。また、名門校に合格したマデリンを誇りに思うクリストファー・ロビンには、実は娘が父に喜んでほしいという思いだけで必死に受験勉強をしてきたことが分かりません。とにかく劇中、マデリンの行動が、終始一貫して「父を喜ばせたい」という想いに突き動かされていることに、胸がグッとしめつけられます。観客側にしてみたら、クリストファー・ロビンが妻と娘を何よりも大切にしていることは疑いようもない事実なのに、共に過ごす時間やコミュニケーションが少ないと、その想いが相手に伝わらなくなってしまうこと。子どもはどんなときでも、ただただ親に愛されたいと全身で願っていること。パパ、ママ、子ども、誰が見ても、登場人物たちそれぞれのリアルな心情に共感し、思わず胸がチクッとしてしまうはず。来日時、ユアンも好きだと言っていた「〝何もしないこと〟をする」というプーの名言も、リフレインのように何度も登場。特に何もしない時間を、家族や大切な人たちとのんびり一緒に過ごすのが、どんなにすばらしいことか。生産性がないことに罪悪感を抱いてしまいがちな現代人にこそ、ぜひ観てほしい、素敵なメッセージがたくさんつまった映画です。プーと大人になった僕©2018 Disney Enterprises, Inc.9月14日(金)全国ロードショー監督:マーク・フォスター『ネバーランド』、『007/慰めの報酬』出演:ユアン・マクレガー『スター・ウォーズ』シリーズヘイリー・アトウェル『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アドベンジャー』ウォルト・ディズニー・ジャパンの公式サイト:Keiko Ishizuka
2018年09月13日第2回 [ 小川菜摘の子育て相談 ]「子育ては完璧じゃなくていい。毎日ご飯を作る余裕なんてないから、お惣菜や出前の日もある。でも、それでいいと思うんです。子どもたちが思っているほど親は立派じゃないということを見せることも大事。私はいつも “そのままの私” で体当たりしてきました」と語る小川菜摘さん。2人の息子さんもそれぞれ成人し、ようやく子育て一段落。改めて、駆け抜けた日々を振り返り子育てのお悩みに答えます。【読者からのお悩み】空気が読めないママ友との関係に困っています。《 お悩みその1》こんにちは、小川さん。私の悩みを聞いてください。相談にのってほしいのは“ママ友”についてです。知り合いに話が長いママ友がいて困っています。彼女的には悪気はなさそうなので途中で話を止めにくい。でも正直、彼女の話ばかりでつまらないし、時間がもったいないんです。子どもの世話や家事など時間はいくらあっても足りず、彼女の話にずっと付き合っていられるほど私も暇ではないので……。この状況、小川さんならどうしますか?《 お悩みその2》子どものお友達ファミリーから毎週のように遊びや食事に誘われます。そのお誘いを断ると、今度は次の週末ならどう?とまた誘われます。以前、4週続けて断ったことがあるのですが、そのときも5週目にまた誘われました。彼女が苦手、ということではなく、パパ同士、ママ同士は平日には会ったりします。ただ、平日ならいいのですが週末までは少し困ります。子供同士は会えば遊ぶけど……くらいの仲なので。私としては、家族全員がゆっくり過ごせるのは週末ぐらいなので、貴重な土日は家族時間がほしいんです。こんなことを考えるのはダメなのでしょうか?主人は「せっかく誘ってくれてるから」と言いますが。(※投稿内容を一部、読みやすいように編集させていただきました。)【 小川さんからのアドバイス 】あえて「ママ友は広く浅く」話が長いママ友、いますね!しかも、話し始めて30秒くらいでオチがわかるんですよね(笑)。たびたびそういうことがあったから、私は先にオチを言っちゃっていました。「それ、こういう話でしょ!?」って。相手も笑えるような感じでね。ママ友とのお付き合いって難しいですよね。もちろん助かることもあるんですよ。仕事のとき、子どもを預かってくれたり。その一方で、陰口を言われていたというトラブルに遭ったことも。幼稚園、小学校低学年のうちは、親も一緒に行動する機会が多いから「うまくやっていきたい」とどうしても思ってしまいますよね。でも、あえて私は「ママ友は広く浅く」と考えていました。この関係はずっとは続かない。だから言うべきことは言ったほうがいいと思うんです。お誘いをお断りすると「カドが立つかしら」と心配になると思うけど、子どものことを考えれば、親は笑って楽しくしているのがイチバン。だから、ママ友、パパ友付き合いも楽しいことが基本。「子どものために我慢したほうがいいかな」というのは、結局は子どものためにならないんじゃないかな。「いつもお誘いありがたいけれど、主人も私も週末しか休みが合わないからごめんね」とやんわり断れば、相手も嫌な気持ちになることはないはず。毎週行きたくなければ、毎週お誘いがあって「ごめんね、今週も予定が入っちゃってるの」と断っちゃって構わない。それで「感じ悪いわね」と言うような人なら、むしろ離れたほうがいい。私の場合、今もお付き合いが続いているママ友は、たった一人だけ。次男が4歳のときに知り合って20年。今では親友です。そんな友人と出会えたことは幸運でした。広くたくさんお付き合いしたなかのたった一人ですから。長い目で見れば、それくらいのもの。今の狭い世界のなかだけで「うまくお付き合いしなきゃ」なんて考えなくていいと思いますよ。最近の小川さんスタイリストさわちゃん、その娘ちゃんと三人で温泉旅行してきました。プリクラって本当に盛り盛りだね(笑)PROFILE26歳で結婚、28歳で第1子、31歳で第2子を出産。小川菜摘Natsumi Ogawa東京都出身。1978年『ゆうひが丘の総理大臣』でデビュー後、文学座演劇研究所入団。数々のテレビドラマや映画に出演。2012年舞台に復帰。2018年7月20日~22日、六本木スペース ビリオン(東京都)にて『リーディング ファム・ファタール! 運命の女 小川菜摘×青木さやか』出演。Photo:Reiko TohyamaText:Yukiko AnrakuComposition:Shiho Kodamaあなたのお悩み募集中!2人の男の子を育て、家事に、仕事にと奮闘した経験を持つ大先輩である小川菜摘さんに「親にも話せない悩みをこっそり相談したい」「自分では解決できない悶々とした感情を諌めることができない」などなど、心に引っかかっていることについて小川さんと一緒に考えてみませんか?※子どもの性別、年齢は問いません。※子どもが生まれてからの夫婦間のお悩みや、親との関係性など。※お母さんだけでなくお父さんからのお悩みも募集中です。お問い合わせありがとうございます。
2018年08月13日ピクサー・アニメーション・スタジオ記念すべき20作品目は、『Mr.インクレディブル』の最新作『インクレディブル・ファミリー』です。正義のために戦うスーパーヒーロー一家の活躍を描く本作ですが、今回はヒーローとして怪力を誇るパパが、子育てに大奮闘するという物語になっています。ママ1人が日々踏ん張る“ワンオペ育児”の話題が絶えない昨今。外面だけではなく中身もともなった“イクメン”は、ママが切望する存在。そんな世相を反映してか、本作では「パパも子育てしましょう」キャンペーンが推奨されている気がします。■家事がこんなにも重労働とは…パパの子守大変あるある人々を守るために、体を張って戦ってきたMr.インクレディブルことボブたち一家ですが、戦いでビルなどを破壊してしまったことから、活動を禁止させられます。仕方がないと、すぐに気持ちを切り替えて職探しを始める妻ヘレン。このあたりは、現実を見すえたママらしいなと。そんななか、ヒーロー復活をかけた任務が入りますが、任されたのはボブではなくヘレンでした。そのことに心からがっかりしながらも、やせ我慢して弱みを見せようとしないボブの表情がたまりません。良き夫で良きパパであろうとするボブは、ヘレンに代わって、末っ子の赤ちゃんジャック・ジャックや子どもたちの面倒を見ることになりますが、いきなりやってみた家事の大変さに大わらわ。ヘレンがなんなくこなしていた家事業が、こんなにも手間のかかる重労働だったことを実感していきます。前作の終盤で特殊能力を覚醒したジャック・ジャック。本作では家族の前でも無邪気にそのスーパーパワーを放ち、まさに目が離せない状態に。子守でヒゲをそる時間もなく、睡眠不足でボブの目にはクマが。また、ティーンエイジャーの娘・ヴァイオレットとコミュニケーションを図ろうとするも、繊細な思春期の乙女心をまったく理解できないボブは反感を買ってしまう始末。ヒーローとしてはじつに頼もしいMr.インクレディブルにとって、子育てというミッションは、かなり手ごわいものだったようです。イクメン映画が登場した社会背景を考える本作を監督したのは、『Mr.インクレディブル』と『レミーのおいしいレストラン』でアカデミー賞長編アニメーション映画賞を受賞したブラッド・バード。本作には、実生活においてもボブと同じ家長であるブラッド・バード監督の実体験がエピソードとして入っているそうです。自分自身の子ども時代はもちろんのこと、家庭をもってから、妻とぶつかっては自分が非を認めたり、妻とともに子どもの成長を見てきたりした、子育ての体験談のほか、本作に関わっているスタッフ陣のエピソードも盛り込まれ、より生き生きとした家族のドラマに仕上がりました。本作は、ピクサー・スタジオの記念すべき20本目の映画でもありますが、すばらしいファミリー映画を作ってきたピクサー・スタジオには「家庭を大切にする」という社風が息づいています。常に時代を映し出す作品を作ってきたスタジオですから、女性の活躍が増え、共働きの家庭も多くなった昨今の家庭事情も反映された作品になった気がします。■イクメン奮闘をファミリー映画で描く意義折しも大ヒット中の『未来のミライ』の細田守監督も、ブラッド・バード監督と同じように、自身のイクメン奮闘体験を作品に織り込んでいます。2作に共通するのは、パパ目線で語られる子育ての苦労ですが、ともに理想論や美談を提示するのではなく、ごくありふれた家族の日常を描くことに徹しています。さらにこの2作が秀でている点は、赤ちゃんや子どもの描写のリアルさを追求することで、「親だった自分も昔は子どもだった」ということを、あらためて思い出させてくれる点です。それをファミリー映画、しかもメガヒット級の娯楽作で描いていること自体、とても意味があると感じています。いわば客層としての守備範囲が広い。だからこそ、子育て中の親は、親だけではなく、子ども目線にもなれて「昔はこういうことに悩んでいたな」とか「親はこんなふうに子どもを見ていたのか」と若き日の自分に思いをはせることもできる。誰もが映画を観れば、家族へのいつくしみを感じるとともに、親に対する感謝の思いもこみ上げてきます。折しも夏休みが始まり、家族で観られる娯楽映画もたくさん封切られてきました。『インクレディブル・ファミリー』は、いよいよ8月1日(水)の公開となるので、猛暑が続く夏、ぜひ家族を連れて映画館へ行ってみてはいかがですか?『インクレディブル・ファミリー』8月1日(水)公開パパもママも 3 人の子供も、それぞれ異なるスーパーパワーを持ったヒーロー家族のMr.インクレディブル一家。家事も育児も世界の危機も、驚異のスキルと家族の絆で乗り越える!日本版声優は三浦友和、黒木瞳、綾瀬はるか、山崎智史ら。
2018年08月01日突然ですが、子育てをしていて、幸せですか? 「毎日、子どもを叱ってばかりで子育てが、苦しい」。そんな気持ちを経験したママも多いかもしれませんね。「もっと違う子どもの育て方があるはず…」 そんなことを感じたことがあるママたちに、「世界一幸せな国」の子育て事情をお届けします!■40年以上も世界一幸福な国はどこ?「世界一幸せな国」に、デンマークは、1973年から40年以上ほぼ毎年選ばれています(OECD(経済協力開発機構)が選ぶ「世界一幸福な国」に選出)。デンマークは北ヨーロッパに位置する小さな国です。日本人にとっては、「童話作家アンデルセン」と、「レゴ®」くらいしかなじみがないかもしれませんね。しかしデンマークは、国際連合の「世界幸福度調査」の2017年度ランキングでも世界第2位。ちなみに、日本は51位です。■日本の「子育ての価値観」は世界的に正しいのか?世界幸福度調査は、「人々の心理的な幸福度こそが重要」という視点で分析されているそうです。「心理的な幸福度って、何?」 そう思ったのは私だけでしょうか? 「いい学校に入って、いい会社に就職する」とか「結婚して、子どもを産む」とか…。幸福=枠から外れない人生をきちんと歩むこと。それくらいしか思い浮かばない私は、「そもそも幸福について、真剣に考えてみたことがないのかも」と思いました。でも、これが日本の現実(世界幸福度調査51位)かもしれませんね。今回、ご紹介させていただく『デンマークの親は子どもを褒めない』の著者は、「親として大切なのは、まずは自分の『初期設定』を確認することです」と、言っています。多くのママたちが、「普通の日本の価値観」の下で育ち、これが初期設定となっていることでしょう。「日本で『正しい』とされている子育ては、そもそも『未来の幸せな大人』になるために必要なことなのか?」 そんな疑問を持ってみることが、「未来の幸せな大人」を育てる子育ての第1歩です。■ママを楽にする「デンマーク流子育て術」では、デンマークの子育てで大切にされているのは、どんなことなのでしょうか? 「PARENT(親)」の各文字を使って、キーワードを整理してみます。●Play 遊ぶ<日本の“普通”の子育て>・1週間の中のスポーツ、習い事を親が準備している・学習の先取りや知育玩具を与えている・遊び中で起こりそうな危険を排除している<デンマーク流ヒント>自由に遊ぶことは、人が生きていく上で大切な『心』や『能力』を育ててくれる。たとえば折れない心(レジリエンス)、自分の人生は自分でコントロールできると感じていること、ストレスに対処する能力…これが幸福感の基盤になる●Authenticity ありのままを見る<日本の“普通”の子育て>・親が無理に笑顔を作って「大丈夫」と自分をだましている・大きい家や新車を買うことを目標としている・子どもに「頭がいいね」「賢いね」とほめている<デンマーク流ヒント>ありのままを見ることは、自分の感情を信頼する気持ちを育む。あらゆる感情を抱いて良いことを、忘れないで! 自分に正直になることを学べば、自尊心が生まれる。子どもがそんなふうに育つよう、親はプロセスを褒めてあげよう●Reframing 視点を変える<日本の“普通”の子育て>・「娘はわがままだ」「息子は数学が大の苦手だ」と言ってしまう・決めつける言葉「私は●●が嫌い」「私はこんな人」と言っている<デンマーク流ヒント>「リフレーミング=視点を変えること」の技術を教えることは、親が子どもに与えられる最高の贈り物! ネガティブな情報に目をつぶるのでなく、良い面に意識を向ける「リフレーミング」は訓練で習得できる●Empathy 共感力<日本の“普通”の子育て>・ママ友にわが子の問題を正直に打ち明けたことがない・「母乳育児しないなんて自分勝手!」など他人を批判する・わが子に失敗させたくないと、あらゆる衝突を避けさせる<デンマーク流ヒント>良好な人間関係は、幸せを感じる上でもっとも重要な条件のひとつ。共感力のある人は、そうではない人より成功の度合いが大きいことも研究からわかっている。共感力は訓練で習得できるし、それを習うことで他人と自分自身を尊重できるようになる●No Ultimatums たたかない<日本の“普通”の子育て>・自分が疲れているときに、子どもが悪さするとキレてしまう・しつけとして子どものお尻をたたいたことがある・「次に言ってきかなかったら、もう知らないからね」と言ったことがある<デンマーク流ヒント>子どもに言うことを聞かせるために、親は怒鳴ったり、時にはたたいたりしてしまうこともあるかもしれない。支配型の子育てスタイルでは、恐怖を与えているだけ。短期的には効果があったとしても、長期的には悪影響が出る可能性も。●Togetherness And Hygge 仲間と心地よくつながる<日本の“普通”の子育て>・わが子が何かで一番になって目立ってほしい・困っているときに相談せずに困難に耐えようとする・新米ママは、やることと睡眠不足で押しつぶされそうになっている<デンマーク流ヒント>大切な人とともに居心地よくすごすことを、『ヒュゲ』という。デンマーク人にとって、『ヒュゲ』は生き方そのもの。美徳でもあり、自尊心でもある。デンマーク人は個人も重んじるが、他者との関わりやサポートがなければ、人として真の幸福は得られない、という考え方なのだ「デンマーク人が、子育てをする上で優先していること」が、日本人の私の感覚とかけ離れていることに驚きました。「でも、デンマークの子育てエッセンスを自分の生活に取り入れてみたら、毎日が少し楽になるかもしれないな」と、感じています。次回は、「困難に負けない「折れない心」を育てるために、親ができること」で、「リフレーミング」スキルについてのお話です。■今回の記事の参考文献 『デンマークの親は子どもを褒めない~世界一幸せな国が実践する「折れない」子どもの育て方~』 ジェシカ・ジョエル・アレキサンダー/イーベン・ディシング・サンダール 著/鹿田昌美 訳/集英社 ¥1,500(税別)ジェシカ・ジョエル・アレキサンダーさんアメリカ人の作家、コラムニスト、文化研究者。デンマーク人と結婚して13年になり、常に文化の違いに強い関心を持ってきた。イーベン・ディシング・サンダールさんナラティブ・セラピーの認定療法士など資格を持ち、コペンハーゲン郊外で個人診療を行う。専門は家族と子どものカウンセリング。翻訳者 鹿田昌美(しかた まさみ)さん国際基督教大学卒業。訳書に「フランスの子どもは夜泣きをしないーパリ発『子育ての秘密―』(集英社)など多数。
2018年04月18日家事に育児にと毎日忙しいママ。休む暇のないかたも多いのではないのでしょうか。とくに「小学生以下の子ども」をもつママは、ストレスフルなんだそうです。どうして「小学生以下」なのか、その理由を探ってみました。 1. 小学生以下の子どもをもつママの「幸せ度」は?リクルートブライダル総研が、夫婦関係の満足度を聞いたところ、小学生の子どもがいるママといないママでは以下のような違いが見られたそうです。小学生以下の子どもがいるママの満足度2015年:71.82017年:63.0小学生以下の子どもがいないママの満足度2015年:67.62017年:65.4一見、小学生以下の子どもがいつママといないママの満足度はさほど変わらない結果。しかし、気になるのが2015年から2017年の推移です。小学生以下の子どもが「いない」ママの満足度が2.2減少したのに対して、「いる」ママの満足度は8.7も減少しています。2年間でこれだけ減少しているとなると、小学生以下の子どもがいるママの満足度は、これからもっと減少していくのではないかと不安になりますね。 2. ポイントは「子育ての大変さ」ではなく「夫婦のバランス」それではどうしてこれだけ満足度が減少してしまったのでしょう。小学生以下の子どもの有無が減少幅の違いの理由なら、「子育てがそれだけ大変だから」ということなのか、それあくまでも「夫婦の問題」なのか……。同調査で、「家庭に対する思いや意識は、夫婦でバランスがとれている」というアンケートに、「そう思う」と答えた割合は以下のとおりだそうです。小学生以下の子どもがいるママ2015年:62.42017年:57.0小学生以下の子どもがいないママ2015年:55.12017年:57.22015年までは、小学生以下の子どもがいるママのほうが「夫婦でバランスがとれている」と思っているようですが、2017年になると逆転します。また推移を見てみると、いないママが2.1も増加したのに対して、いるママは5.4も減少しています。小学生以下の子どもがいるママは、「夫婦のバランスがとれていない」と思う割合が増えており、それと一緒にママの満足度も下がっているのだと考えられます。 3. バランスが取れていないのは「ゆとりがないから」それでは、どうバランスがとれていないのでしょうか。小学生以下の子どもがいるママとパパに、育児や家事以外の「時間的なゆとり」はどのくらいあるのか、同調査の結果をご紹介します。パパ2015年:33.12017年:34.5ママ2015年:46.02017年:32.7パパが徐々に時間的なゆとりがあると感じているのに対して、ママは年々ゆとりがなくなっていると感じているようです。それでは精神的なゆとりについてはどうなのでしょうか。こちらも同調査の結果をご紹介します。パパ2015年:33.92017年:39.8ママ2015年:40.62017年:34.8こちらも「時間的ゆとり」と同じように、パパは増加しているのにママは5.9も減少しています。パパに余裕ができたぶん、ママにその負担がかかっている可能性がありますね。とくに「小学生以下の子ども」というのは予測できないことも多く、悩みも尽きません。そんなときにパパとの意識や負担がつり合っていないと、かなりのストレスがママに溜まってしまいます。そうやって夫婦のバランスが崩れていくと、ママの満足度も低下していくのかもしれません。 4. どうしたら夫婦のバランスが取れるのか夫婦の生活を営む中で起こる「家事」・「育児」の負担や家族の問題。小学生以下の子どもを持つ夫婦は、そういったことに対する意識のバランスがとれないために、ママの満足度が減少しています。それではいったい、どうすれば夫婦のバランスがとれるようになるのでしょうか。お互いの意識をすり合わせるとある調査で、妻は「夫は疲れているだろう」と気づかっているのに対して、夫はそれほど「妻が疲れている」と思っていないことがわかりました。また家事に関しても、「家事はしたいけど時間がないし、妻がやったほうが上手だから……」と考えている夫が多いことも判明。> 共働きなのに家事を手伝ってくれない夫…その真意とはそういった意識のすれ違いが、夫婦のバランスを崩している原因なのかもしれません。一度家事や育児に関する意識をすり合わせて、お互いにどう生活したら過ごしやすくなるのかを考えてみてください。過去のメオトークの記事もぜひ参考に。> 家事は誰のもの?「家事をシェアする家」という考えかた> 育児と仕事…パパの子育てに関する悩み> 男女や環境でこんなに違う!!子育てに関する意識自分だけの時間を持つ「時間的ゆとり」と「精神的ゆとり」が減少しているママが、年々増えてきていることがわかりました。それを解消するためには、なるべく「自分だけの時間」をもって、気持ちを満たす必要があります。> 結婚してから自分の時間がなくなった!どうやって確保する? 子どもを預けて夫婦デートをするひとりの時間も大切ですが、夫婦の時間も大切。たまにはお子さんを預けて、夫婦でデートしてみてはいかがでしょうか。「夫婦仲が良くなる」などうれしい効果もあります。その際には子どもの預け先も確保しておきましょう。小学生以下の子どもがいると預けることに罪悪感があるかもしれませんが、子どもにとってもパパとママが仲良しなのが一番です。> どれくらいデートしてる?夫婦円満に不可欠な「夫婦デート」のはなし> 夫婦デートの都内おすすめスポット5選と夫婦デートのコツ> 子どもを両親に預けるときの注意点とお礼について> 「子どもを他人に預ける不安」を解消する具体策5つ 「小学生以下の子ども」をもつママは、育児に悩んでしまいがち。そんなときに夫の支えがあると、夫婦のバランスはうまくいきます。ただし、夫と妻とでは家事や育児の意識が異なり、話や行動がかみ合わないこともあります。しっかりお互いの考えを話し合い、家庭を回していってくださいね。また、たまには子どもを預けてひとりの時間をつくったり、夫婦デートを楽しむなどして気分転換を行いましょう。 参考:夫婦関係調査2017
2018年04月06日子どもが身の回りのことをできるようになってくると、たまには子どもを預けてリフレッシュしたい! というママも増えてくるのではないでしょうか。なかには「独身のころ大好きだったジャニーズのコンサートに再び行くようになった」「学生時代に夢中だったロックバンドのライブに15年ぶりに行ってハマってしまった」なんていう声も。大好きだった〇〇に再びハマって、ママたちが青春時代にカムバックする理由とは? 脳内では何が起きていて、どんな影響があるのでしょうか?脳研究者で、ご自身もふたりの娘さんの子育て真っ最中の池谷裕二先生にお話をうかがいました。池谷裕二先生 プロフィール研究者、薬学博士。東京大学・薬学部教授。専門は神経科学および薬理学で、脳の成長や老化について研究している。『海馬』(新潮文庫)、『進化しすぎた脳』(講談社ブルーバックス)など著書多数。近著に『パパは脳研究者』(クレヨンハウス)がある。プライベートでは二児の父。■時間とともに美化される「過去の記憶」―― 出産後、子育てに慣れてくると、学生時代や独身のころに好きだったアーティストに再びハマるママが、ちらほら出てくるように思います。何か理由はあるのでしょうか?池谷裕二先生(以下、池谷先生):「マンネリ化の打破」があるのではないでしょうか。小さい時は見るもの・聞くものひとつひとつが輝いていたのに、年をとってさまざまな経験を重ねることで、マンネリ化してくる傾向があります。加齢によるマンネリ化はごく自然なことですが、マンネリ化の打破は快感なんです。再び同じアーティストを好きになるにしても、当時とは違った心の余裕があるというか、「新鮮さ」がありますよね。―― たしかに。昔好きだったアーティストに再びハマるというのは「昔好きだった時の私が好き」みたいなこともあるのでしょうか?池谷先生:それもありますね。年月を経てそのアーティストの容姿が変わったとしても、アーティストを好きだったという「感覚」を脳は覚えています。よく人間は悪いことばかり覚えていると言われますが、調べてみると実際はその反対で、良いことをよく覚えているんです。「バラ色回顧」といって、時が経つと過去の記憶が美化されます。例えば、失恋して間もない頃は苦い思い出ばかりだけど、時間とともに記憶は美化されて、じんわり温かい気持ちになりますよね。心理試験でも、「悪い記憶は抑圧がかかって連想が止まってしまい、思い出さない」というデータがあります。あとは、昔好きだったドラマを見て、楽しくなる気持ちも一種の「新鮮さ」がありますね。 ■「新婚時代にカムバック!」も脳に好影響―― なるほど。懐かしいだけではなく、ワクワク感とか高揚感がありますよね。脳にもいい影響があるのでしょうか?池谷先生:そうですね。ものごとの見方や捉え方(枠組み)を変えて、プラスの方向に考えることを専門用語で「リフレーミング」といいます。先ほどの「青春時代にカムバック!」以外に例をあげると、マンネリ化している夫婦が、結婚式や新婚旅行など仲睦まじかったころのビデオを見ると、しばらく夫婦関係が改善するのがそうです。「子育てや家事、いろいろ不満はあるけれど、子どもがいて楽しい時もある。今の状況って、まあまあ恵まれているよね」と、一歩ひいた目で見られるようになります。―― ママの「リフレーミング」は子どもやパパにもいい影響がありそうですね。池谷先生:もちろん。お母さんがイライラしないのは、家族にとってもいいこと。だからカムバック! もそうですし、ママの息抜きは大切ですね。私も妻が飲み会に行く時は子どもの寝かしつけまでやっていますよ。■ヒトの親は「子育てするようにできていない」―― おっしゃるとおり息抜きは大切だと思うのですが「ママは子育てを頑張らなくてはいけない」みたいな社会的な圧力がいまだにあるように感じられます。池谷先生:そういう風潮はたしかにありますね。0歳で保育園に預けるのはかわいそうとか。ここで言っておきたいのは、生物学的にヒトは「親が子どもを育てるようにできていない」「子どもも親の言うことを聞くようにできていない」ということ。人類の祖先が誕生したのが約500万年前、 ヒトが農業を始めて定住するようになったのが約1万年前。農業をするまでの500万年もの間、人類の祖先は狩猟をして暮らしていたんです。日中、親が狩りをする間、子育てをするのは周りの子どもたちとおばあちゃんでした。これまでの人類の歴史500万年を1年に例えるなら、ヒトの親が子育てをするようになったのは、大晦日になってからのこと。まだまだ日が浅いんです。そんなにすぐうまくいくわけがない。だから、ヒトの親が子育てするとストレスがかかるのは当然といえます。―― 「ヒトの親が子どもを育てるようにできていない」なんて驚きました! 親はどうすればいいのでしょうか?池谷先生:ポイントは、周りの子どもやおばあちゃんとの関わり。親が言ってもきかないのに、お友だちに注意されると子どもはすぐやめますよね。同じ子どもの言うことなら、子どもは受け入れます。だから、子ども同士のコミュニティー作りが大切ですね。それと、おばあちゃんや、それに代わる保育園の先生などが関わる環境作りができるといいと思います。児童館なども活用して、子ども同士やおばあちゃん的な先生と関わっていけるようにしてはいかがでしょう。子育てにストレスを感じるのは生物学的に見ても当たり前のことなので、それ自体を気にすることはありません。息抜きすることをうしろめたく思うお母さんもいるかもしれませんが、イライラが爆発する前にうまくリフレッシュして子育てを「リフレーミング」できるといいですね。
2018年04月04日「子育てにはお金がかかる」と言われてもピンときていなかったけれど、実際に子育てをしてみるとその意味が痛いほどわかる…。そんなママ・パパも多いはず。しかし、ひと口に「子育てにかかるお金」と言っても、学費や習い事、食費、洋服、お小遣いなど様々ありますが、世のママ・パパたちは、これまでの経験から、子育ての何にかかるお金の負担が大きいと感じているのでしょうか?教育にかかるお金は負担が大きい?2017年9月に明治安田生命が発表した「子育てに関するアンケート調査(対象:20~59歳の子どもがいる既婚男女1032人)」を見れば、その答えが見えてきそうです。Q.子育てにおいて最も負担が大きいもの(複数回答)1位:学費…44.5%2位:習い事やお稽古事の費用…25.0%3位:学習塾・家庭教師の費用…23.1%4位:食費…21.9%5位:特に感じていない(費用を把握していない)…16.7%6位:衣類費…13.4%7位:日用品…9.7%8位:レジャー・旅行費用…9.5%9位:誕生日・クリスマス・お年玉等記念日の費用…7.3%10位:部活動費用…6.7%11位:受験費用…6.4%12位:お小遣い…2.1%TOP3までは、教育系の出費がズラリ。1位の「学費」に関しては、「平成28年度子供の学習費調査」(文部科学省)を見るとわかるように、幼稚園から高校まですべて公立に通ったとしても約150万円、すべて私立に通った場合は約440万円もの出費。仕方がないとはいえ、負担になると考えるのも無理はありませんね。2位には「習い事やお稽古事の費用」、3位には「学習塾・家庭教師の費用」が続いているところを見ると、教育熱心なママやパパは多いのかも?4位には「食費」がランクイン。必ずしもそうではありませんが、子どもの年齢が高くなってくるにつれて実感しやすいこと。特に中高生くらいのいわゆる“育ちざかり”の子どもがいると、お米があっという間になくなってビックリなんてことも…。5位には、「特に(負担を)感じていない」がランクインしていますが、数値を見るとわずか16.7%のみ。逆算すると、83.3%は負担を感じているともいえるので、やはり多くのママ・パパが「子育てにはお金がかかる」を痛感していることがわかります。とはいえ、負担に感じてしまっても、そこにお金をかけることをやめないのは、自分たちの子どものことを大切に思うから。もちろん、ある程度のお金は必要で、大切なものですが、何よりも「子どもへの愛情」が一番なのかもしれませんね。(文・三軒茶屋すみ子/考務店)
2018年03月08日出産して子どもを持つことは、人生のなかでもとくに幸せを感じることのひとつとよくいわれていますよね。しかし一方では、実際に子育てが始まると、24時間休む暇なく子どものお世話をして、睡眠時間も足りずに疲労困憊。結果、子育てを面倒に感じてしまうこともありそう…。子育てが面倒でネグレクトになっているかもしれないネット上でママたちの声を調べてみると、「育児を面倒に感じる」という意見はとても多く見受けられ、さほど珍しいことではないかもしれません。とはいえ、その多くは「子どもの寝顔を見れば気持ちがやすらぐ」、「こんなに愛情を注げる相手は子どもだけだからがんばれる」、「夫の相手をするよりはずっと楽」など、子育てを面倒だなと思いつつも、それは仕方のない感情と割り切っていることがうかがえます。しかし、人によっては深刻な状況に陥ってしまうケースも…。「短い時間なら子どもと一緒に遊べるけど、正直面倒。だいたい子どもにオモチャを与えてひとりで遊ばせ、飽き始めたら他のオモチャを与えている。毎日外へ遊びに行くけど、そこでもひとり遊びする子どもを見守っているだけ。これってネグレクトかも…」と、悩みを相談するママもいます。ネグレクトではないし毎日外出はむしろ尊敬前述のような悩みを抱えているママは少なくないと思いますが、一概にひどいママとはいえなそう。というのも、さきほどの悩みに対しては、「私もそんな感じ」や「毎日子どもとおでかけしているなんてすごい!」、「子どものひとり遊びを見守ってあげているだけでもえらい」といった声が数多くあるから。何かアドバイスをするならば、「子どもがひとりで遊んでいるときに、黙って見守るのではなく、“すごいねー”、“よくできたねー”といった声をかけてコミュニケーションをとる」のがいいというママもいます。ママのなかには、子どもに誠実であるがゆえに“がんばりすぎてしまう”、“理想のママ像になれない”と落ち込む人もいますが、だからといってすぐさまネグレクトや最低なママになるわけではないはず。“子育てを面倒”と感じてしまい、子どものお世話が不十分だと思ったら、周りのママ友やネット上で他のママたちの声を聞いてみて。きっとみんな同じようなことを感じたことがあるはず。(文・山手チカコ/考務店)
2018年03月05日子どもが生まれる前は、ああしてこうしてと“理想の子育て”を思い描いていたママも多いでしょう。しかし、そううまくいかないのが、子育て…。「失敗しちゃったなぁ」と落ち込むこともあると思いますが、大丈夫。それはどのママも一緒です。今回は、「ママたちの子育て失敗談」を調べました。アゴを強打し、舌を…1歳と1カ月になる男の子を育てているママの一番の失敗は、息子が生後10カ月のころ。当時、季節は冬で、ストーブを使用していたといいます。ちょうどそのころ、息子はやっとつかまり立ちができるようになってきてはいましたが、まだ完璧ではなく、「立ち上がっては座り込む」の繰り返しだったのだとか。ある日、息子はストーブでつかまり立ちをしていて、座り込んだ瞬間にアゴを強打し、歯で舌を切ってしまったそう。幸い、大事には至らなかったとのことですが、子育て中は、「いつ事故が起こるかわからない」とあらためて実感したそうです。息子が油まみれに!?続いては、1歳半の男の子ママの失敗談。「失敗は山のようにある」というこのママ、なかでも印象的だったのは、「息子が油まみれになってしまった」という失敗のようです。なんでも、揚げ物をした後、油を固めるために一晩放置していたのですが、固まり具合がイマイチだったそう。油を捨てるために使う新聞紙を取りに行くため、ゴミ箱の前に置きっぱなしにしてしまったところ、戻ってきたときには息子が油をかき回して楽しそうに遊んでいたのだとか…。「おむつ」「ベビーバス」関連の失敗は多い?ここまで、「ママの失敗」を見てきましたが、なかでも多かったのは、「おむつ」と「ベビーバス」に関するもの。「おむつ」って、忙しいときに限って交換しなければいけなくなること、ありませんか?ちゃちゃっと済ませたら、じつはズレていて、床に“大きいほう”がポロリ…なんて経験をしたママは少なくないようです。また、女性の手は比較的小さいため、赤ちゃんを支えきれずにベビーバスに落ちてしまったという意見も散見されました。ひと口に「子育ての失敗」とは言っても、時には命にかかわりかねないこともあるから、慎重にならなければいけないし、そのたびに自分を責めてしまうかもしれません。だけど、どんな失敗もわざとではなく、子どものためを想ってやったことが裏目に出ただけなんですよね。もちろん一度失敗したことは繰り返さないなどの気持ちは必要ですが、多くの場合は「子どもの年齢」=「ママ歴」。子どもと一緒に学びながら成長していけばいいと思いますよ。(文・山手チカコ/考務店)
2018年02月28日華やかな一方で多忙なイメージがある建築の世界。その第一線で働くママ・パパたちは、子育てと仕事をどうやって両立しているのか。そのリアルな実態がわかるエッセイ集『子育てしながら建築を仕事にする(学芸出版社)』が刊行されました。そこで、編著者で「キュープラザ二子玉川」の商環境デザインを手がけた3歳児ママ・成瀬友梨さんをはじめ、建築家パパの三井祐介さんと豊田啓介さんも参加したトークイベントに潜入! さらに後日、成瀬さんにインタビューし、両立するための工夫や職場の環境づくり、働くママにとって過ごしやすい家づくりなどのアドバイスをいただきました。 ■「あきらめること」から始まる仕事と育児本でもトークイベントでも、多くのママ・パパが語っているのが「あきらめる」ことの大切さ。建築家は自分ですべての事柄を決定し、ディテールにとことんこだわる仕事ですが、育児が始まるとそうはいきません。「仕事をしていると子どもが気になるし、子どもといると仕事が気になる。葛藤もありますが、最近は鈍感力が身についてきました。例えば、忙しくても早く帰って家族と夕飯を食べたり、ビールを飲んですぐに寝ちゃったり。やってみると、結果はそう変わらなかったりするんですよね。すべてを自分がコントロールすることをあきらめることで、人が育つという面もあります(豊田さん)」。「私は、建築家の仕事と並行して7年間続けてきた大学助教の仕事を、辞める決断をしました。学生に対応する時間が足りなくなり、子どもと過ごす時間もボーッとすることが多く、体力気力の限界になってしまったんです。今やっている仕事も、細かいところには目をつぶってスタッフに任せている部分が多い。歯がゆい気持ちもありますが、今は我慢の時だと思っています(成瀬さん)」。育児も同様で、すべてを夫婦だけでやろうとするのではなく、あきらめが肝心。ベビーシッターや病児保育を利用したり、近所の知り合いやママ友に保育園の送迎を頼んだりと、周囲に頼ることが大切だと話してくれました。■「スケジュール管理」と「得意分野」で分担 本に登場する夫婦は、育児・家事の協力体制が完璧! それぞれの仕事や家族の行事など、あらゆる予定をスケジュール管理アプリで共有し、互いに助け合っています。「妻も仕事がかなり忙しいうえ、高齢の両親のサポートもある。だから、掃除や料理は僕がやることが多いんですが、家事は得意なので全然苦ではありません。妻は、買うと高いからと夜中に教材を自作したり、科学の実験装置を作ったりと、子どもの自発的な学習を促すための時間を惜しまない。お互いが得意なことを、自然と分担している感じです(三井さん)」「私は保育園への送り迎えや食事の用意、夫は掃除・洗濯・ゴミ出しなどを担当しています。私が出張の場合、夫は子どもにごはんを作って食べさせ、寝かしつけまでこなしてくれるので、本当にありがたい。2歳くらいまでまでは熱を出すことも多かったので、区の病児保育にはずいぶんお世話になりました(成瀬さん)」ほかにも、ルンバや食洗機・食材宅配サービスを活用したり、ファミリーサポートやベビーシッターを頼んだりと、両立するための方法は家族によってさまざま。試行錯誤しながら、自分たちに合ったスタイルを模索しているようです。■「クリエイティブな時間=1人時間」を確保する方法子どもが生まれるまでは1日中建築のことを考えていた建築家たちにとって、クリエイティブな時間をどう確保するかも重要な課題。仕事と子育てに追われる日々の中で、それぞれ工夫をしているようです。「子どもを寝かしつけた後で夜中まで本を読んだり考えごとをしたり、もう一度事務所に戻って作業をすることもあります。また、他業種の人に会ったり、面白そうなイベントに参加したりと、自分の世界を広げることも大事。どうしても夜の外出が多くなってしまうんですが、夫は快く送り出してくれます(成瀬さん)」「夕食はできるだけ家族そろって食べたいので、子どもを寝かしつけた後に1人で外出して、時間を確保することが多いですね、近所に3、4軒ある行きつけのバーで、ビールを飲みながら思考をめぐらせたり図面をチェックしたり。深夜1時ごろに帰宅して就寝、翌朝7時に起きるというサイクルです(豊田さん)」何かと忙しい子育て期に「自分だけの時間」を確保するのは難しいもの。お互いの仕事を尊重し合うこと、そして夫婦が同等に子育てスキルを身につけることが大切だと感じました。 ■ママ建築家・成瀬友梨さんにインタビュー! 働くママが子育てしやすい家とは?――まず、この本を出版しようと思ったきっかけを教えてください。成瀬さん:私は東京大学工学部建築学科の助教として学生の指導をしていたんですが、女子学生から「子育てと建築の仕事を両立する将来が想像できない。大変そうで、とても真似できない」と言われることが多かったんです。才能ある若者たちが「仕事か、子育てか、どちらかを選ばないといけない」と考えているとしたら、本当にもったいない。そこで、実際に両立している人々を紹介することで「自分にもできる!」ということを伝え、背中を押したいと考えたのがきっかけです。実際に、本が出来上がってみると、建築家に限らず、これから子どもを持とうとしている方や子育て中の方、会社のマネジメント層にも役立つ本になったと実感しています。――確かに建築家に限らず、子育てしながら働くことは「大変」というイメージが強いですよね。成瀬さん:実際に経験してみると、自分の時間が減ってしまうのは大変なのですが、豊かになったことの方がずっと多いんですよ。以前は、仕事に夢中で休日も常にインプットの時間でしたが、子どもがいると強制的にペースダウンするので、季節による太陽の光や緑の変化に敏感になりました。週末には公園で思いっきり遊んだり、保育園の友達家族と昼間からお酒を飲んだりと、世界が広がっていくのも楽しい。子どもができてからバリアフリーの大切さに気づくことができ、世の中には本当に多様な人がいることも知りました。――この本に出てくる建築家の皆さんは、会社の理解のもとで周囲と協力しながら仕事をしている印象を受けました。働くママが職場で協力を得るためのコツを、ぜひ教えてください。成瀬さん:子育てだけが大変なのではなく、それぞれにさまざまな事情があると認識することが、大前提だと思います。そのうえで、ほかの人が困っていたらいつでも相談にのる、協力する、というスタンスでいることが一番大事なのではないでしょうか。――子どもがいると、家に対する考え方も変わってきます。建築家の目線から見て、子育てしやすい家とはどんな家だと思われますか?成瀬さん:子どもが元気に動き回れるように、広くてのびのびした家がいいでしょうね。実利的には、玄関が広いのが一番。子どもが小さいうちは、ベビーカーや三輪車などいろいろと置くものがありますし、宅配便の荷物をちょっと置いておくのにも便利です。玄関で子どもの支度をすることも多いので、狭いと苦労するかもしれませんね。また、玄関が広いと全体の印象として余裕があるように見える、という効果もあります。――最後に、働くママ・パパへのメッセージをお願いします。成瀬さん:子育てを終えた方からは「子育ては大変だけど、さみしいくらいあっという間に過ぎてしまうもの」とよく言われます。その言葉を信じて、楽しんでいけたら素敵ですよね。私も怪獣のような子どもを抱えていますが、仕事も家庭も欲張りに生きていきたい。完璧じゃなくていいから毎日を大切にしていきたいと思っています。参考図書: 「子育てしながら建築を仕事にする」 (学芸出版社)著・編集 成瀬友梨ゼネコン、アトリエ、組織事務所、ハウスメーカー、個人事務所等、異なる立場で子育て中の現役男女各8名の体験談を集めたエッセイ集。仕事と子育ての両立に奮闘しながら、欲張りに楽しむリアルな姿が見えてくる。成瀬友梨 プロフィール1979年愛知県生まれ。2007年東京大学大学院博士課程単位取得退学。同年に成瀬・猪熊建築設計事務所共同設立。と2010年〜2017年東京大学助教。地域・ライフスタイル・コミュニケーションという観点から建築を考え、シェアをキーワードに設計を行う。主な編著書に『シェアをデザインする』『シェア空間の設計手法』等。
2018年02月27日2015年4月、子育て世帯やママを取り巻く環境は、大きく変わりました。それは、「子ども・子育て支援新制度」が始まったから。この「子ども・子育て支援新制度」には、保育園や幼稚園を利用するための認定について、子どもにかかるお金のことなど、様々なことが定められていますが、「病児保育」も注目したい項目のひとつ。そんな「病児保育」について、「病児保育の施設には3つある」、そう話すのは、全国病児保育協議会会長・大川洋二(ひろじ)さん。「病児保育」を行う3つの施設って?先ほど、大川さんが言っていた「3つの施設」。これらについて、解説してくれました。「ひとつ目は、病院やクリニックに併設されている『医療機関併設型』。2つ目は、幼稚園や保育園などに併設された『保育園併設型』。そして3つ目は、『単独型』というものです」(大川さん、以下同)では、それぞれの施設はどのような特徴があるのでしょうか?「『医療機関併設型』は、おもに病気は治っていないけど、悪化する可能性の低い子どもを預かる『病児保育』を担当していて、『保育園併設型』は、病気は治っているけど、円や学校には行けない子どもを預かる『病児後保育』を担当しています。というのも、いずれの場合も子どもの容体は安定しているとはいえ、悪化する可能性はゼロではありません。そのため、『病児保育』は医師が常駐している『医療機関併設型』で担当することが多いのです」「医療機関併設型」、「保育園併設型」の違いはわかりましたが、もうひとつの「単独型」は?「『単独型』はNPO法人などが運営している施設です。地域のドクターがチームを組んで、今日は○○病院、明日は××病院といったように、当番制で担当しています」これらの施設には課題もこのように、病児を受け入れてくれる施設はありますが、「まだ課題もある」と大川さんは続けます。「『子ども・子育て支援新制度』が施行された2015年以前から『病児保育』の取り組みはありました。当時は、病児2人に対し、保育士・看護師がひとり付くことになっていましたが、現在は、人員不足の観点から、保育士・看護師ひとり当たり3人になったのです。しかし、これでは病児へのケアが不十分になるとの懸念もあります」また、定員が少なく、現状は預けたくても預けられない状況もあるそうで、その点も解決すべき課題だと大川さん。共働き世帯や働くママが増え、病児保育の需要が高まっている昨今。子ども・子育て支援新制度が充実するには、まだ時間がかかりそうです。(文・明日陽樹/考務店)
2018年02月23日ウーマンエキサイトで人気連載中のちゅいママさんの記事 「専業主婦もストレスフル! 『預けられない子育て』を経験した私の願い」 で実施したアンケート。「母親が1人で抱え込みがちな育児の現状『預けられない子育て』について、ご意見をお聞かせください」の問いに、専業ママ、働くママの双方から多くの意見が集まりました。ちゅいママさんは、「働いていても働いていなくても、誰でもいつからでも子どもを保育園に預けられるようになったらいいのに」と言います。この意見に賛成、反対と表明する人、「どうすればいいのか?」と問題提起する人など、「小さい子どもを預けること」について、多くの人(とくにママ)が関心を持っていることがわかりました。■専業ママが思っていても口に出せなかったこととは「働いていなくても保育園に預けたいと思ってはだめでしょうか?」と問うちゅいママさんに対して、「涙しながら共感しました!」「思ってはいけない! と思い込んでいたことを書いてくれてありがとう」と、自分の気持ちを代弁してくれたと感動する声が、もっとも多く集まりました。筆者の意見に賛成です。0~2歳児は保育園、3~5歳児は幼稚園をなかば義務にしてしまえばいいのに、と思います。雇用も促進されるし、「女性ももっと働こう!」という国の方針にも合うと思います。一人でいる時間は人間ならだれでも欲しいものです。子育てや介護の最中でも、その状況から離れられる環境が用意できなくては、だれだってストレスでつぶれます。みんな思っていても口に出して言えなかっただけだと思います。現代の育児は人の手を借りることが難しいです。父親も帰りが遅くクタクタで、育児に参加したくても仕事だけで精一杯の日が大半をしめていますよね。ずっと預けっぱなしにしたい訳じゃない。少しだけでいいんです。もし子どもを預けられるようになれば、虐待が減るのではないか、少子化が止まるのではないかという意見もありました。核家族化が進み、ママとイヤイヤ期の子ども、産まれたばかりの赤ちゃんだけが部屋の中に閉じ込められてしまったかのように感じるママたち。ちゅいママさんは、「同じ景色の中で終わりのないマラソンを走り続けているような感覚」と言い表しましたが、アンケートでは「生き地獄」と評した人もいます。■「専業ママを自分で選んだ」というストレスちゅいママさんは専業ママも働く主婦も経験したうえで、「圧倒的に専業主婦の方がストレスフルだった」と話します。「働いていないのだから育児・家事は完璧にこなす」ことを自分で課してしまったり、「専業ママなのだから子どもを預けること」をみずから制限してしまったりするママも多いよう。すべてを選んだのは自分という責任感、夫から理解してもらえない専業主婦のせわしなく退屈な毎日、働いていないという家計への無力さからの遠慮、夫や義母からの小学生までは家にいて子育てしてほしいという希望、言いきれないほどの理由があり私も一時保育を利用できない1人です。「母親なんだから」、「専業主婦なんだから」、「自分が選んだんでしょ?」夫にまでも言われてしまう現状。保育園の一時保育を利用したくても、リフレッシュで使うには何時間までと決められ、予約は常に取れない。疲れていても24時間休めない。下の子がイヤイヤ期になり、上の子に我慢させることも多くなり、体力的だけでなく精神的にも追い詰められても、だれも手を差し伸べてくれない現状です。預けることがいけないことのように、「お母さんといるのが一番だよね」なんて言われたり。少しの買い物にも何時間もかかり、子も親も最終的には険悪に。だれか助けて。子どもと過ごす時間を「ヒリヒリと常に焼かれるような感覚。朝、目が覚めるとまた今日が始まってしまったという絶望感」とまで書いた方も。どうしてこれほどまでに専業ママは追い詰められてしまっているのでしょうか。そこには、世の中に蔓延(まんえん)する「母性神話」の存在があります。女性だったらだれもが子どもを出産すれば「母性」が宿り、「子どものためならどんなことでもいとわない」なんてことを男性のみならず、同じ性である母からも圧力がかかり、ママたちは追い詰められていきます。私も本当に苦しかった。「子どもと、いつも一緒にいられていいね」といったパパを嫌いになるくらいに。国の前に、パパにわかってもらえなかった。10年かけて、理解してもらいました。もう子どもは大きいですが、あのとき理解してほしかった。仕事してないのに子どもを預けるのは良くないとか三歳児神話とか日本特有の「尽くして我慢して子を愛するのが母親」みたいな考えやめてほしい。子育て経験者世代の「あなたの育て方が悪いんじゃない?」とか「愛するわが子を育てて何がつらいの?」とか 押し付けもやめてほしい。一時保育を利用する理由を記入しなくてはいけないのはなぜなのか。理由なんてなんでも良いじゃない。こんなに子育てにストレスあると少子化は止まらないよ 私は小さいとき親から、「保育園に預けられている子はかわいそう」とか、「子どもの成長が見られなくて親もかわいそう」と言われて育ちました。だから、いざ私が子どもを預けたいと思ってもなかなか周囲からいい顔もされず、結局ワンオペ育児中です。保育園は悪者だというとくに自分の母親世代の風潮も何とかして欲しいです。■働かずに預けるのはぜいたくな意見か?しかし専業ママが「保育園で子どもを預かってほしい」と考えることに反対する意見もありました。子育てと家事(仕事)の両立が大変なんだから、家事の方を頼む方向性はないの? 子育て大変だけど母の愛は唯一無二。家事から解放されたら朝から眉間にシワは寄らないんじゃない? 私も子育てしたから言いたいことはすごくわかる。でもそこは子どもを預けるより先に、家事代行の話をしてほしかった。個人の受け止め次第ですが、ほんの一時期の問題であり、専業主婦が預けるなんてワガママとしか思えません。国費を投入するべきは、高齢者を含む介護や不妊治療が優先されるべきです。これらは、個人の受け止めとか、キツいキツくないの次元の話ではないからです。現在預けられない育児中です。誰かに見てほしい、一人でゆっくりお風呂に入りたい。でも思うのと実行するのは別。働いていないのに毎日保育園に預けている人がもし周りにいたら、私はその人のことを親になる資格がないと心底思います。月に何度か一時保育に預けて美容室やショッピングなどリフレッシュはとてもいいことだと思いますが、それだけでは不十分なのでしょうか。また、専業ママからは、「『仕事してます』と言ってPTAを専業ママに押し付けないでほしい」、「共働きの家の子どもがわが家に入り浸っている」といった「面倒なことをタダで押し付けられている」という声も聞かれました。「専業ママVS働くママ」「時短ママVSフルタイムママ」というように、なぜか日本では同じ女性同士が対立構造になってしまいがちだと感じます。本当はどんな立場であれ、自分の望む形で生活をしたいはずなのだと思うのですが。■幸せな国デンマークの子育て事情今回、専業ママが子どもを保育園に預けることに反対する人の多くは「ぜいたくな意見」というものでした。医療費、年金問題、介護など、日本では莫大(ばくだい)なお金を必要とする問題が山積みとなっています。だからこそ、だれでも預けたい人が保育園に預けることが「ぜいたく」となってしまうのかもしれません。ちゅいママさんは、デンマークでの「働いていなくても保育園に預けられる」という政策に共感し、「あぁ…日本もこうなればいいのに!!」といいます。デンマークといえば、国連が調査する「幸福度ランキング」で常に上位となっている国。そして高い税金を徴収する代わりに育児制度も充実しているといわれています。アンケートでは実際にデンマークで子育てしているという方からも意見をいただきました。デンマークで子育てしています。こちらはむしろ1歳前後(8ヶ月頃から)から預けないと、「社会性が身につかん!」と言って、なかば強制的にまわりからとやかく言われて預けるにいたります。保健婦など公の人にもです。日本人の私は最初ものすごく抵抗ありました。語学学校に週3で数時間ずつしか通っていなかったので、学校のない日は申し訳ない気持ちでいっぱいでした。でも、こちらの人たちはなぜ申し訳なく思うかまったくわからない感じでした。ただ「日本もデンマークのようになればいい」とは簡単に言えない問題についての指摘もありました。筆者の方はデンマークを引き合いに出していますが、デンマークの手厚い社会保証は高額納税あってこそと考えます。保育園に2人預けてフルタイムで働いていますが、月11万かかっています。それでも、保育士さんの労働環境(お給料)はいいとは言えないと、当の保育士さんから聞いています。気軽に預けられる環境作りはもちろん重要ですが、金銭的な負担をだれが背負うかは、この問題で避けてとおれないと考えています。高納税の国デンマークだから実現できた仕組みかもしれませんが、日本ではまったく実現できない制度なのでしょうか。デンマークで子育て支援が充実する背景には、女性の社会進出を促す目的があるともいわれています。日本でも働き手が不足する状況で、女性が社会に出ていくことは必要不可欠な問題だろうと思われます。だからこそ国として少子化対策、女性への社会への進出については、同じ土俵で検討してほしいと切に願いたいです。■ママが「つらい」と言ってもよい社会では、私たちが目指すのはいったいどういった社会なのでしょうか?半年間の育児休業を経験した今1歳半の息子の父親です。父親目線で見ていても母親の育児実態がちゅいママのいうとおりであることがよくわかります。2人目以降を考えると、専業主婦で年の近い子どもを一日中相手するのは相当つらいというのは容易に想像できます。子どもにはそれぞれの個性があり、複数の子どもを育てる場合、夜泣きがひどく数年間ずっと慢性的な寝不足、日中は一時も目を離せないというプレッシャーと対峙(たいじ)します。日本にも預けられる環境が整うことで母親が笑顔でいられ、それで子ども父親も笑顔でいられるという良い循環となるよう切に願いますやっぱり理想の母親像がだれの中にもあって、それが自分がお母さんになった後により一層重くのしかかってきます。お母さんだからわかるつらさがあるんです。それを経験したことのない人、国を変えることができる政治家などに訴えていかないといけない。そこが一番難しいところだと思うんです。日本は経済先進国だけど、いろいろな面で発展途上国だと思います。転勤族の妻の子育ても、またつらいものがあります。キャリアは中断、子連れで新生活だけでも大変なのに、仕事や保育所情報求めるのも一苦労。日本企業の仕組みが専業主婦を作ってます。イクメンしたくても無理な男性もたくさんです「選べることができる国=幸せな国」と書いた方もいました。選ぶということは、もう一方を否定することではないはず。もちろん税金や費用の問題は大きいのですが、それだけではないと思います。ママ自身が作ってしまった「ママの檻」。そしてそんなママを閉じ込めてしまうような世間の風潮。それらも変えていかないと、日本で子育てすることが「つらい」ままなのではと思います。なぜ預けることが悪なんでしょうかね。そういう空気感があると思います。たまには騒ぐ子どもがいない、ゆっくりランチしてもいいじゃない。ホントに大変なんです、家で3歳までみるのは。でも、こんなこと言ったら言われるでしょ…「子どもがかわいくないの? かわいそう」って。母親が子どもを預けやすい環境にするには、世論として子どもを預けても「良い!」という声をもっと一般的にする事がだいじかなと感じています。私自身や周りのママたちの何人かは一時保育に預けることを家族に反対され断念した経緯があるのです。気軽に預けることがあたり前という社会にしていく必要があると思います。働いていても働いていなくても、預けることに否定的な人、肯定的な人がいます。ちゅいママさんは、「いつか働く、働かない、預ける、預けない、人それぞれ好きなように組み合わせられるような世の中になればいいにな…と祈るばかりです。」といいます。今回のアンケートでは、多くの専業ママから「無給で365日働いて、それでも『食べさせてもらってる』扱い」というような悲痛な叫び声がたくさん聞かれました。そして働くママも保活であじわう苦悩、仕事・育児・家事に追われている人がたくさんいます。「ママが疲れたときは休める場所があること」を望むことは、けっして「悪」ではないはず。今回のちゅいママさんの記事を読んだ方から「ママが疲れたなら『疲れた』『つらい』と愚痴をこぼしてもいいんだ」「だれかが私と同じ気持ちを持っていると知ることができただけで救われた」という意見がありました。ママが子どもを預けることは、子どもに愛情がないということとは違います。「ツラいと感じている」ということを夫や周りの人に理解されない…、または自分が言ってはいけないと思っていることが、追い詰められる原因ではないでしょうか。 一時保育が利用しやすくなるなど制度面の改善にも期待したい! ですが、まずはつらかったら「助けて」と言える家庭、社会であれば、ママが感じる閉塞感も少しは薄らぐのではと思います。母親が1人で抱え込みがちな育児の現状「預けられない子育て」について、ご意見をお聞かせくださいアンケート回答数:875(アンケート集計期間:2018/2/15~2018/2/19)
2018年02月22日「今日こそは大声で叱らないと決めていたのにな…」天使のような子どもの寝顔を見ながら思ったこと、ありませんか?「夫にうまく言いたいことが伝わらなくてケンカになってしまう」「義両親とうまく付き合えない」「ママ友とランチしたけど、みんなの本音がわからなくて不安…」ひとりになると、いろいろなことが頭を駆けめぐり、相手に対してモヤモヤ…そして、そんな自分に対してもイライラ。そんな子育て中のママのお悩みに、ジワジワと効くのは、ズバリ、学問です。え?学問? そう、学問なのです。勉強なんて苦手…と思う人も多いかもしれません。でも、社会人になり、実社会でいろいろな経験をした今は、実のところ「学生の頃にもっと勉強しておけばよかったな」と思う人も多いのでは?学問とは、理論に基づいて体系化された知識と方法を学ぶこと。大人になった今だからこそ、その「体系化」された「知識の地図」を理解できることも。「心理学」とは心を理解するための地図のひとつそんな学問の中でも、人間関係や心が出発点となるお悩みを抱えているママにおすすめなのが「心理学」です。心理学とは、ズバリ、文字通り「心」の「理(ことわり/物事の筋道)」の学問。曖昧ではっきりしない人の心を、長い間多くの研究によって科学的に分析し、心と行動・身体のメカニズムを体系化したもの。心を理解するための地図のひとつとなります。何を考えているのかいまいちよくわからない乳幼児期の子どもを育てているママならば、乳児期の心理的発達を学ぶことで、「なるほど、この行動には、こんな能力を育てようとする目的があったのね」と理解が深まるでしょう。子どもの教育に興味があるのであれば、学習支援の心理学を学ぶことで、学習意欲を育てる手助けになるでしょう。子育てだけでなく、働き盛りのパパのことを支えたかったり、年齢を重ねていく親の心を知りたかったら、心理学で新たな視点を学ぶことで、相手がどんな状態にあるのかのヒントをつかむことができるでしょう。また、自分の仕事や、職場で起きる問題のアレコレ、さらに、自分の人間関係の悩みについても心理学がきっと活かされることでしょう。入り乱れた路地をただ闇雲に歩くよりも、その道の専門家が作った地図を片手に歩いたほうが目的地には確実にたどり着けると思いませんか?心理学を学ぶなら、何歳になっても自由に学べる「開かれた大学」で!その地図のありかのひとつが「放送大学」です。放送大学は、学びたい人が「いつでもどこでも」学べる「開かれた大学」です。何歳になっても、どんなライフステージの人でも、学びたい気持ちがあれば入学できて、その上、何度でも再入学できます。授業の科目を調べてみると「乳幼児の発達心理学」「子どもの発達に与える電子メディアの影響」「科学的思考力を育てる」など子どもに関するものだけでなく、「人格心理学」「偏見の心理」「自分を知り、自分を変える」など自分自身に役立ちそうなものまで、興味をそそられる内容がたくさんあります。 どんな授業があるの? 授業科目例を見てみる 学習方法は大学の名前の通り「放送授業」がメインです。テレビで放送大学のチャンネルがあるのをご存知の方も多いと思いますが、テレビ以外にラジオやインターネットで学ぶ方法もあります。もちろん、オンタイムにテレビ視聴できればそれでいいですし、録画しておけば、好きな時間に学習することも可能。学生専用サイトにアクセスすれば、ほとんどのテレビ科目とすべてのラジオ科目をネット配信しているから、パソコンやスマホ、タブレットとネット環境があれば、学ぶ場所も時間も選びません。自宅で勉強するだけなのが不安ならば、キャンパスで学ぶ方法もあります。放送大学のキャンパスは「全都道府県に設置」された学習センターやサテライトスペース。見逃した授業をCDやDVDで視聴できます。さらに、放送大学の隠れた人気&楽しみのひとつは、スクーリング。全国50カ所の学習センターと7カ所のサテライトスペースで、年間3,000以上のクラスが開講されているので、実際の教室で、同じ授業を受ける仲間たちと一緒に学ぶこともできるのです。また気になる授業料も1科目11,000円から学べます。好きな科目だけ選択する場合は、その科目の授業料だけを納入すればいいので、無駄がありません。※別途入学金が必要となります。金額は、学生の種類によって異なりますが7,000~24,000円です学び始めて面白いと思ってさらに本格的に学びたい気持ちが高まったら、資格も取れます。専門家への第一歩となる「認定心理士」。この「認定心理士」の資格、実は放送大学では、これまでに、7,900人以上もの人が資格取得要件を満たしています。そして、さらに臨床心理学の知識や技術を用いて、心理的な問題を取り扱う専門家「臨床心理士」、放送大学大学院修了生の合格率は、2016年度73.5%です!※臨床心理士の資格を取得するには大学院修士全科終了と1年以上の実務経験が必要となります最後に。私自身、子育てをしながら仕事をしているママとして、声を大にして、全国のママに伝えたいのは、放送大学の講師の方々は、本当に、本当に、一流だということ。現役のときには到底、入れる学力がなかった(涙)私にとっての、あの憧れの大学、大学院で教鞭をとったこともあるキャリアのある先生方が教員紹介のリストに、ずらずらと並んでいるのです。本屋や図書館で読んだ、あの有名な専門家の先生が教員紹介のリストに、いっぱいいるのです。そんな一流の先生を独り占めにするかのような贅沢な環境で学ぶこともできるのが放送大学の魅力のひとつです。これでも受講を迷うようならば、一回、気になる授業をテレビで見てください。45分の授業を見終えた後、きっと、少しだけでも、自分が成長したのを感じられるはずです。 まずは1科目から! はじめてみませんか?心理学 PR:放送大学
2018年02月06日「プリキュアも子育てもお仕事だって、ぜーんぶ、がんばっちゃうよ!」『キラキラ☆プリキュアアラモード』の放送後に流れた新シリーズ『HUGっと!プリキュア』の予告編で主人公・野乃はなが発したセリフだ。■プリキュア新シリーズは「子どもを守るお母さん」ごく普通の女の子たちが伝説の戦士プリキュアに変身し、世界征服企む悪と戦うプリキュアシリーズ。2004年2月に『ふたりはプリキュア』の放送が始まり、以降1年ごとに新しいシリーズが誕生している。キラキラとした変身シーンや果敢に敵に挑んでいく姿は、小さな女の子たちにワクワクする気持ちや憧れを抱かせてくれる。そして、2月4日(日)から放送を開始するのがシリーズ15作目となる『HUGっと!プリキュア』(ABC・テレビ朝日系)だ。今回のテーマは、ずばり「子どもを守るお母さん」。超イケてる大人のお姉さんに憧れる中学2年生の野乃はなの元に、空から赤ちゃん「はぐたん」とお世話係のハムスター「ハリー」が降ってきたことから物語は動き始める。はぐたんを守りたいという強い気持ちによって、はなはプリキュア・キュアエールに変身。キュアアンジュ(薬師寺さあや)やキュアエトワール(輝木ほまれ)と共に、みんなの未来を守るために立ち上がる。■プリキュアの子育て事情にイケメンのイクメンも登場これまでの「つよく」「かっこいい」ヒロイン像に、母として子どもを守る愛の力が加わった『HUGっと!プリキュア』。女の子たちは、これまでプリキュアとして世界を守るために悪に立ち向かってきた。十分にがんばっているのに、そのうえ子育てまで…? プリキュア、がんばりすぎだよと口を挟みたくたくなるが、まずは『HUGっと!プリキュア』を見るときに個人的にチェックしたいポイントを紹介する。●プリキュアの子育て事情物語の中で子育てがどう描かれるのかは気になるところ。「最近、はぐたんの夜泣きがひどくて寝不足なんだ」「離乳食を始めたけど、全然食べてくれなくて」と子育てによくある悩みが、はなの口から出ることもあるのだろうか。これまで、どちらかというと娘の好きな番組として見ていたプリキュアに、ママが共感を覚える日もくるかもしれない。●はぐたんの成長具合物語のキーになる存在のはぐたんの成長具合も見どころだ。まずは、はぐたんが生後何ヶ月くらいなのかが気になる。おすわりはできるのか? ミルク以外に口にできるものはあるのか? など、はぐたんの動向をチェックして観るのも面白そう。●イケメン(イクメン)も登場!はぐたんのお世話係のハリーは、関西弁を話すハムスター。人間体に変身するとものすごいイケメン(イクメン)になるそう。「イクメン」に関する是非はあるにせよ、イケメンがはぐたんのお世話をする姿はきっと絵になるはず! 子育てをめぐって、はなとハリーが口論するところもぜひ見てみたい。■ママが新プリキュアにハマる!?ここまで書いてきたが、ママがプリキュアにハマるにあたり、ちょっとしたハードルもある。登場人物の名前が覚えきれないことだ。興味のあることをぐんぐん吸収できる子どもの脳とはちがい、大人にとってたくさんの固有名詞を覚えるのは至難の業。しかし、できればがんばって覚えてほしい。理由は二つある。<プリキュアの固有名詞を覚えたい理由>●物語が楽しめる!プリキュアシリーズは登場人物一人一人の背景を丁寧に描いているため、名前と顔がわかっていれば物語をより楽しめる。●心痛める子どもの気持ちを切り替えられる!慣れ親しんだ『キラキラ☆プリキュアアラモード』が終わってしまうことに心を痛める子どももいることだろう。親がプリキュアに興味を持ってくれていることがわかれば、子どももうまく気持ちを切り替えられるのではないだろうか。筆者のケースでは、娘から毎日のように「キュアホイップは誰でしょう?」「琴爪ゆかりはキュア何でしょう?」とプリキュアに関する名前クイズを出される生活を送っていた。「えーと、宇佐美…ひまり?」と間違えた回答をすると怒る鬼教官の特訓のおかげで、自然と(?)覚えられたのだった。子育て事情や赤ちゃんの成長など、気になるポイントがたくさん詰まった『HUGっと!プリキュア』には、従来どおり仲間との友情や夢などのテーマも描かれている。今作に限っては「プリキュアがんばって!」と応援する子どもの横で、ひっそりと「がんばりすぎなくていいよ」と思ってしまうママたちもいるかもしれない。小さな女の子たちに夢や勇気を与えてくれたプリキュアが、一緒に見ているママたちの心にも寄り添った内容であることを期待する。■『HUGっと!プリキュア』(ABC・テレビ朝日系)●放送日時:2018年2月4日(日)8:30~放送スタート●公式サイト: 朝日放送公式サイト
2018年02月02日こんにちは。ママライターのマエジマシホです。ママタレントさんたちの子育て法から参考にできるところを探して、さまざまなママタレントさんの子育てを見てきました。一家の大黒柱としてお仕事をされている声優の金田朋子さん、SNSをメインに活動されている元モーニング娘。の後藤真希さん、シングルマザーの小倉優子さん、ご夫婦ともに芸能人の木下優樹菜さんとそれぞれ異なるスタンスで活動するママタレントさんたちです。そして今回は、ご本人が芸人として活動されている森三中の大島美幸さんです。大島美幸さんの子育てにはどんな子育てのヒントがあるのでしょうか。●『妊活』で活動休止した森三中の大島美幸さん森三中の大島美幸さんは、『妊活』のため、一時的に芸能活動を休止 したことで話題になりました。これをきっかけに『妊活』という言葉が世間に広く知られるようになり、不妊に悩む多くの女性が救われたことと思います。筆者自身も不妊に悩み、断続的に病院で不妊治療を受けていたので、不妊治療を『妊活』とポジティブに表現してくれた ことに感謝しました。妊活が実って息子さんを出産された後も、大島美幸さんは出産前とほぼ変わらない仕事をされています。時々、お子さんと一緒にテレビに出演されますね。子育てで苦労したことも、大島美幸さんから聞くとなんだか面白く聞こえてくるから不思議です。やはりそこは芸人としての力量ということでしょう。●母と芸人としてのスタンスを切り替えるスマートさを学びたい大島美幸さんはママタレントとしての顔と芸人としての顔を二つ持って、それを上手くコントロールしながら芸能活動をしていますね。大島美幸さんの芸人としての芸風はとかく身体を張ったものが多いのが特徴です。そしてお世辞にも子どもに積極的に見せたい、と感じるものではありません。大島美幸さんは出産後、ご自身の芸風について、子どもが産まれても変えるつもりはない、という趣旨のお話をされています。むしろ、『お母さんはここまで一生懸命やっているんだよというのを息子に見せられれば、考え方も変わってくるのかなと思って』いるとのことです。大島美幸さんのお子さんが成長してお母様のお仕事を理解出来るように なった時、どのように感じるかは分かりません。ただ言えるのは、一生懸命仕事しているところを見せること以上のお手本は見つからない、ということです。芸人としての思考と母としての思考を上手に切り替えられる 、こんなに頭のいい人だったんだな、と大島美幸さんに対する見方が変わりました。----------大島美幸さんは芸人としても母としても、どちらも全力投球されているように見えます。そして、とても気持ちの切り替えが上手な人だな、と感じました。子育てにおいては、この気持ちの切り替えがとても重要になると日々感じています。子どもを叱るにしても、だらだらと叱っていては子どものためになりません。大島美幸さんのように、気持ちを上手に切り替えて自分の信じるままに子育てしたいものですね。【参考リンク】・大島美幸、ママになってもお尻出す「このままの芸風で息子にも笑ってもらいたい」|ウーマンエキサイト●ライター/前嶋志保●モデル/杉村智子
2017年12月19日こんにちは。ママライターのマエジマシホです。ママタレントさんたちの子育てから一般人の子育てにも参考にできるところを探しているところです。これまで、声優の金田朋子さん、元モーニング娘。の後藤真希さん、シングルマザーとなられた小倉優子さんの子育てを見てきました。ママタレントというカテゴリの中でも様々な子育ての形があることが分かります。今回は、芸人の藤本敏史さんとご結婚され、現在は二人の女の子のママである木下優樹菜さんです。木下優樹菜さんの子育てからは、どんな子育てのヒントが得られるのでしょうか。●『年の差』『美女と野獣』と話題に事欠かなかった木下優樹菜さん木下優樹菜さんは、FUJIWARAの藤本敏史さんの奥さんでもあり、ご自身はモデルやママタレントとして活動されていますね。そして、現在、ふたりのお嬢さんをお持ちです。17歳も年の離れたお二人の結婚は当時、かなり話題になりました。まっすぐな性格の木下優樹菜さんと包容力のある藤本さんご夫婦は理想の夫婦としても常にランキング上位 にいます。お二人が結婚される前、木下優樹菜さんはすでにモデル、タレントとして華々しく活躍されていました。藤原さんとはバラエティ番組の共演がきっかけでご結婚されましたね。お世辞にもかっこいいとは言えない、いわゆる『おじさん』の藤原さんがモデルの木下優樹菜さんを射止めたわけです。結婚されてからも、藤原さんの大人の余裕ある対応が木下優樹菜さんのストレートな生き方を上手く制御 しているように見えます。まさにお似合いの夫婦ですね。●周りの目を気にせず自分の信念を貫く木下優樹菜さんの子育て木下優樹菜さんの子育ては、時に厳しすぎるのではないかと物議を醸すこともあります。芸能人としての好感度が下がることを恐れずに、自分のあるがままの子育てをひとりのママとして発信する姿勢は非常に素晴らしい と思います。子育てはそんなに甘くはありませんからね。木下優樹菜さんの子育て法を非難する意見は確かにあります。しかし、一貫した子育ての姿勢を評価する声が少なくないもまた、事実です。その理由は、同じように子育てをしたいと感 じている親御さんが多数 いる ことの表れ だと思います。親だって時に感情的になることもあります。怒りたくて怒る親はいません。過去の指示と全く逆の指示を子どもにしてしまうこともありますね。落とした食べ物を食べちゃいけません!と普段は言っているのに他に食べてもらうものがなかった時、筆者は、「これは大丈夫だから!」と食べさせてしまったことがありました。自分の子育てに自信を無くして後ろ向きになることもあります。そんな時、いつも正面から子どもに向き合う木下優樹菜さんの子育て を垣間見ると勇気がもらえる気がします。●パートナーへの信頼がベース下優樹菜さんはモデルというお仕事柄、長時間拘束されてしまうことがあるようです。しかし、そこは芸能人同士のご夫婦ということで、一般人よりも仕事の融通が利くというメリットを生かしていますね。お二人にとってはそれが当たり前のことになっているようです。その証拠に、ご主人の藤本さんが『イクメン』と、もてはやされたりしていません。きっと藤原さんは木下優樹菜さんの子育てのやり方を全面的に信頼 しているのでしょう。だからこそ、自分が『イクメン』として表に出ることよりも、木下優樹菜さんを縁の下の力持ちとして支えること を選んだのではないかと思うのです。パートナーから全幅の信頼を得られる子育て法、目指していきたいですね。【参考リンク】・木下優樹菜 公式ブログ Powered by LINE●ライター/前嶋志保●モデル/倉本麻貴
2017年12月06日今回の「やさしいママのひみつ」は、「暮らしかた冒険家」として幅広く活躍する、クリエイティブディレクターの伊藤菜衣子さん。北海道札幌市で暮らしながら、各地を飛び回り、広告、編集、映画制作を手がける、3歳の男の子のママです。伊藤菜衣子さん息子さん:墾(こん)くん(3歳)クリエイティブディレクター。暮らしにまつわる常識を作りなおし、伝えるため、広告、編集、映画制作などを手がける「暮らしかた冒険家」として活動。ゲストディレクターの、音楽家・坂本龍一さんによる指名により、札幌国際芸術祭2014にて札幌に引っ越して暮らすプロジェクト「#heysapporo」を発表。以来、札幌にて築30年の自邸を断熱リノベーションしながら、自給自足の暮らしを模索する。冊子『よむ暮らしかた冒険家』の発刊や、映画『別れかた暮らしかた』を監督。HP: 暮らしかた冒険家 | 21世紀の冒険家 Instagram: saikocamera 家族が笑顔で暮らすため、試行錯誤の上、ちょっと変わったスタイルを模索中だという伊藤さん。その暮らしかたとは? お話をたっぷりと伺いました。■大黒柱として働き、家事と育児はパートナーに早速、伊藤さんの月曜から土曜までの、1日のスケジュールを見てみましょう。8:30 :墾くん保育園。9:00 :伊藤さん起床 朝食10:00 :スタッフが自宅兼事務所にやってくる12:30 :昼食17:30 :パートナーが保育園にお迎え18:30 :墾くんが帰宅19:00 :スタッフもみんなで夕食。墾くんと遊ぶ20:30 :お風呂21:30 :墾くん就寝。仕事25:00 :伊藤さん就寝睡眠時間はたっぷり取るという伊藤さん。朝は起きて、息子の墾くんをお見送りするのが理想だといいますが、できないことも多いのだそう。「紆余曲折あって、わが家は今は、私がメインで働いています。私は夜型人間で、睡眠時間は8時間必要だから、仕事を続けるためにこのサイクルに。自分の睡眠時間を削ると悪循環だし、よく寝た後の仕事の集中力は高いから。その代わり、夕食は一緒に食べるので、仕事は18:30までに切り上げるようにしています」家事を分担するのではなく、家事と育児はパートナーが担当というスタイルをはじめたのは、今年に入ってからだといいます。「これまでは二人で、ウェブ制作などの仕事をしてきましたが、同じ時期に忙しいので家が荒れるし、喧嘩になってしまいがちでした。そこで、あまり二人でしなくてもいい仕事を増やそうということになって。私の方が一人でできる仕事が多いから、メインで働いて、彼が家でできる仕事と家事をするようになりました」「家事をする、または一人でできる仕事をするという2択で、彼は仕事より育児をしたいというのが最優先でした。彼は子どもの頃、お父さんが忙しくて、ほとんど家にも帰ってこなかったらしく、“そんなお父さんにはならない、子育てをしたい”という気持ちがびっくりするくらい強いんです。妊娠したときから、子どもは絶対、僕が育てたいと言っていましたね。欧米ではこういう役割分担はよくあることみたいですが、日本だと珍しいですよね。でも、子どもに大学に行かせるまで、私はいくら稼がなきゃいけないんだろうと思うと、世のお父さんって本当にすごいなと思います」最初は保育園にも行かせたくないと、子育ての理想も高かったのだそう。「それは彼のこだわりでした。でも実際は、子育てってとても大変。産後はびっくりするくらい自分の体調も悪かったし、産休も育休もほぼないまま、とにかく目の前のことをやるので精一杯。それで喧嘩になるという悪循環でした。そんな状況を見た友人から、『保育園に入れて、とりあえずこの家の仕事と二人の状況を立て直しなよ』とアドバイスされたのを機に、保活を始めたんです」家事はパートナーにまかせてすべて譲り、仕事に専念することにしたのだとか。あえて何もしないのがうまくいく秘訣なのだそう。「彼は何をするのも初めてなので、洗濯も色移りや縮んでしまったり、びっくりするような失敗をするんです。最初は分担していたのですが、やり方が違うから見てしまうと気になって、『なんでこんなにぐちゃぐちゃになるの?』って、ついお小言が出てしまう。できるだけ目を瞑れる状況にするには、100%家事をお願いしないとだめだと思って、私は立ち入らないことにしました」■気合いで乗り越えていたことが通用しない「子育て」ウェブや広告の仕事から幅を広げ、現在は本の編集から映画の監督、トークショーなど大活躍の伊藤さんですが、仕事との関わり方に関して悩みも大きかったと言います。「私の仕事って、環境にいいとか、もっと広がればきっと社会がよくなるという仕事が多いから、仕事のクオリティが少しでも上がれば、もっと広がっていくと思っていました。クオリティの高さを求めて採算度外視するくらい、仕事が本当に好きだったんです。でも子どもができると、今まで気合いで乗り越えていたことも全く通用しないんだなと思い知らされました。働き方を変えないと、自分が頑張ってもどうにもならないことがある、と思うようになりました」「妊娠、出産の時期って、2年半くらい100%で働ける自分がないんですよね。それが本当に想定外でした。妊娠中はずっと眠いし、つわりもあるし、出産前に仕事を片付けようと思っていたけど追いつかなかった。出産したらきっと仕事ができるだろうと思ったら、眠いし、ちょっと無理をすると体調を崩したり。それでスタッフを雇うことにしたんです。最初はどうにも慣れないので、自分でするよりも納得感は少ないのですが、世の中的にはなんの問題もなくて、自分が100%でやったものに社会的にどのくらいの価値があったのか、自分の自己満足だったのか、と考えさせられる機会にもなりました」■地方で暮らしながら、子育てすること現在、9歳まで住んでいた元実家をリノベーションして暮らしている伊藤さん。坂本龍一さんがディレクションする札幌芸術祭に、アーティストとして招集されたことを機に札幌へ移住することになり、会期中は家を改装しながら土日にオープンハウスとして開放していたそう。「もともとは東京で、カメラマンの仕事をメインにしていました。結婚してすぐに震災があって、熊本に移住しました。熊本では築100年の町屋をセルフリノベーションしながら、3年弱暮らしていましたが、賃貸だったので斜めになった床や、隙間風がすごく入ることまで直せませんでした。芸術祭が終わってからも札幌に住むことを決めたのは、子どもが生まれて、祖母もまだこちらにいることや、母が手伝いに来てくれやすいというのが大きかったですね」近くにある畑を借りて5家族でシェアし、2、3日分の必要な野菜だけ収穫するなど、食生活も豊かです。「フルーツも安いですね。野菜はほぼ買わず、お肉やきのこだけお店で買っています。幼なじみの農家さんが届けてくれる野菜も、たくさんあります。庭に生ゴミを撒くと、自然と肥料になっていて、じゃがいもなどはすぐにできますね。北海道は寒くなるので、害虫が少なく、無農薬で育てやすいんです。生産者が近いから、子どもはどこにおいしいものがあるか、誰が作った何を食べているかを知っているというのが、面白いなと思います」また、仕事の対価を貨幣ではなく、物(ぶつ)や技(わざ)で交換する「物技交換」(ぶつわざこうかん)を実践する伊藤さん。さまざまな人の協力を得て、このエコハウスを完成させたのだとか。「この家は断熱性能がとても高いのですが、新築戸建と比べると、だいぶお金をかけずに作ることができました。そういうことができたらエコハウスを選ぶ人も増えるんじゃないかな、と思っていて。『どうしたらできるだけ安くできるかを一緒に考えたい』と工務店に相談すると、『今は儲かるかわからないけど、確かにリノベーションのニーズも増える』と思った人たちが一肌脱いでくれたりするんです。私たちがアイデアと実験場所を提示して、コンペに出すのもOKだし取材対応もする。“手伝ってくれてラッキー” ではなく、関わってくれた人にいいことがあるように、ちゃんと交換して “お互いにメリット” になるように、というのは必ず考えています」 豊かな食材に囲まれ、エコハウスに暮らす、とてもうらやましい環境に思える、伊藤さんの暮らし。地方移住というブームに対しては、どうお考えですか?「都心には都心で、地方都市は地方都市でできることがあるから、どちらでもいいと思っています。どちらにいても大変だし、人生の目的と自分の状況がどうかによると思うんですよね。私の場合は札幌に元実家があったし、勢いで移住したわけではないんです。周りの人たちが2005年くらいからどんどん地方に移住しているのをずっと見てきて、これならできるんじゃないかと、確かめてからのジャッジでした」「ブームには流されなくていいと思うんです。仕事が変わったり、夫婦の関係性が変わる人もいるし、自分ができると思ったタイミングでしないと、本当に辛いと思います。私は冒険家と名乗ることで、これが普通ではなくて、結構危険なことをやっているというリマインドにもなっています。普通の人ができると思ってやったらできないようなことを、冒険家としてやっているだけですから」■これからの環境をまもる「みんなができる方法」「暮らしかた冒険家」として、 “暮らしの常識と思われていることに対して、ほかにやり方はないか? いつも疑っていきたい” と話す伊藤さん。「これまでは、自分が楽しければいいと思っていたけど、子どもが生まれてからは環境に対する考えについても、 “社会全体に広まらないと、子どもが大人になるまでもたない” と思っているんです。だから、みんなができる方法を考えるようになりました」環境や未来の社会について “みんなができること” を常に考え、「100万人のキャンドルナイト」をはじめ、環境を考えるムーブメントを数々手がけてきた伊藤さん。日々使うものも、環境への影響を考えているといいます。「そもそも洗剤の香料が苦手なんです。自然の香り、もしくは匂いがしないものを選んでいくと、自然派の洗剤にたどり着きますよね。逆に、環境にやさしい、自然由来のものを選んでいると手荒れもしない。そこがいいなと思います」天然素材を使っている上に、売上の1%が原料の産地であるボルネオ島の環境保全に役立てられている、ヤシノミ洗剤の「サラヤ」の取り組みには、とても共感するという伊藤さん。もともと「ヤシノミシリーズ」を使っていたそうですが、改めてご体験いただきました。使い心地はいかがでしょうか?「近所のお店では『ヤシノミシリーズ』を扱っていないので、なかなか買えず、よっぽどのことがない限り、アクリルたわしで乗り切っていましたが、やっぱり便利ですね。『ヤシノミ洗剤』は、ほかの自然派洗剤と比べて、汚れがすっと落ちるので洗い残しもなくて安心です」何よりも香料が苦手な伊藤さんは、これまで柔軟剤は使っていなかったのだとか。「肌触りよりも、においがないことを優先していました。無香料の柔軟剤って、ほとんどないですよね。でも『ヤシノミ柔軟剤』を使ってみたら、香りもなく、乾燥機にかけてもふわふわで、すごくいいなと思いました。やっぱり肌触りがいいと、気持ちがいいですね。今度から柔軟剤をも使ってみたいと思います」■母から教わった「甘やかさず、考える力を身につける」子育て環境や社会にやさしいことを心がけている伊藤さん。子育てで気をつけていることは、甘やかさないこと、「やさしいママじゃない」と笑います。「 “暮らしかた冒険家”って変わっていますよね。仕事を兼ねて、海外に1ヶ月行くこともあるし、親がいつも家で働いている。これが普通だと思って育ったら、世の中でまったく使いものにならないと思うんです。人がよく来るのでちゃんと挨拶ができるように、人見知りをしないようにとは思っています」時間は限られますが、集中して仕事をすることで、お子さんとの時間をたっぷり作るのが伊藤さんのやさしさ。そして厳しく接することで、自分で考える力をつける子育てを心がけているそう。「仕事をやりきった感がないと、子どもと遊びたいのに、もやもやしてどっちつかずになってしまうんですよね。私ができるのは、食後に一緒に遊ぶこと。できるだけ全力で遊びます。私自身、『自分が始めたくてやったことは、自分で辞めろ』と言われて、甘やかされないで育ってきました」「母から勧められて始めたクラシックバレエでさえ、途中で『ステージママやりたくないから、続けたいなら自分でなんとかして』と言われ、発表会の情報収集をしたり、衣装にスパンコール縫い付けたりしていました。お金は必要最低限は出してくれるのですが、レオタードは1着あれば十分とファッション的に何着も持つのはNG。辞めたいときも先生にどう切り出すかというのを、小学生で考えなきゃいけなかった。でも苦労していると、先生がお下がりをくれたり、頑張ってちゃんとやっていれば、誰かが見てくれて、助けてくれるんです。誰のお母さんと仲良くなれば情報をもらえるかなど、処世術を学んだんですね(笑)」「泣いてもわめいても変えてくれない。親の方針というのは、本当に強いなと思います。この人に言っても仕方がないから、『じゃあどうする?』と自分で考えるようになるんです。うちの母と同じように、厳しいかもしれないですが、徹底的に説明して納得させようと思っています。お母さんだから当たり前じゃなくて、お母さんでもやりたくないことはやりたくない、やらなくていい。そんな母の子育てが今の私を作っているから、感謝しているし、自分の子どもにも引き継いでいきたいですね」取材/文:赤木真弓 撮影:林ひろし[PR]サラヤ株式会社 【やさしいママのひみつ 一覧】 記事をもっと見る >>
2017年12月06日こんにちは。ママライターのマエジマシホです。これまで2回にわたって、声優の金田朋子さん、元モーニング娘。の後藤真希さんの子育てについて見てきました。金田朋子さんはご自身が一家の大黒柱としての役割を果たしながらの子育てをされておられました。後藤真希さんは、SNSを芸能活動のメインにしながら年子の子育てをされておられました。続いて今回は、タレントの小倉優子さんです。小倉優子さんは2017年3月に離婚されてシングルマザーになりましたね。小倉優子さんも年子ではないものの、後藤真希さんと同様、二人のお子さんのママさんです。小倉優子さんの子育てには、私たちが参考にできるところはあるのでしょうか。●夫の不倫が発覚小倉優子さんといえば、第二子妊娠中にご主人の不倫が発覚し離婚されたことで話題になりました。結婚当時から小倉優子さんのご主人に関しては、女性関係で良い噂は聞かれていませんでした。それでも結婚に踏み切ったのは、小倉優子さんなりの考えがあったのでしょう。もしかしたら、今後の芸能人としてのスタンスとして既にママタレントを見据えていたのかもしれません。パンが好きというご主人のために民間資格を取るなど、かいがいしく『妻』としてテレビに登場されていました。妻が妊娠している間、夫は夫婦生活を我慢する必要があるなどストレスを感じることが多いものです。しかし、それが不倫をしていい理由にはなりません。その夫の不貞行為を、小倉優子さんが公の場で糾弾することはほとんどありませんでした。少し穿った見方をすれば、『不倫されたシングルマザー』として今後芸能活動していくことを見越していたのかもしれませんね。子どもを守るためなら、母はしたたかに なるのです。●逆境をセルフプロデュース離婚後もお子さん二人の子育てをするシングルマザーとして立派にお仕事をされています。以前テレビでご自身の状況を『離婚バブル』と自虐されていましたが、プライベートもお仕事になり得る芸能人の方ならでは の乗り切り方だな、と感心したものです。以前は『こりん星から来た』などと不思議キャラでしたが、すっかりママタレントとしての地位を確立しています。仕事の中で当然ながら子育てに触れることもたくさんあり、日々の丁寧な食事づくりやお弁当作りは参考にしたいと思わずにはいられませんでした。離婚したことを嘆いたこともあったでしょうが、それをバネに仕事の幅を広げ強く生きる女性として、支持されています ね。自分の置かれた状況や立場を理解し、どのように打開していくかというお手本を小倉優子さんに見せてもらった気がします。----------小倉優子さんがお仕事の間、お子さんは幼稚園や保育園に行っているようです。ブログをみているとお子さんの幼稚園や保育園の送迎をしている様子が垣間見えます。お一人で仕事をし、送迎をし、あれだけ美しい食事を用意しているとしたら、まさにシングルマザーの鑑ですね。柔和なイメージとは全く逆 です。ある程度経済的にも余裕があると思われることから、家事のすべてを自分でやっているわけではないかもしれません。小倉優子さんのブログを真に受けた第三者に『子どもが二人いるシングルマザーでもここまでやれるのだから、あなたも…!』などと言われるのはちょっと筋が違いますよね。小倉優子さんについては子育てよりも、女性、あるいは母としての強さのお手本を見せてもらっていると言えるのではないでしょうか。【参考リンク】・小倉優子オフィシャルブログ「Yuko’s Happy Life」(プラチナムプロダクション)Powered by Ameba●ライター/マエジマシホ●モデル/REIKO
2017年11月28日「パテックス機能性サポーターハイグレードモデル 腰用 女性用」(愛称「パテサポ」)を販売する第一三共ヘルスケア株式会社は、子育てママを応援するオリジナルソングムービー「キミの重さは愛の重さ」を公開。動画には一般のママと子どもたちが登場し、応援ソング「愛は重い」に合わせて、多彩な表情を見せてくれる。Webムービー「キミの重さは愛の重さ」「子どもと目線を合わせて中腰になる」、「抱っこ紐を長時間使う」、「大きな荷物と子どもを抱えて走る」など...、毎日の子育てはまさに体力勝負。けれども、忙しくてマッサージに行く時間なんて取れない...。今回の動画は、そんなママ自身のカラダのケアを考えるきっかけになればとの思いで制作されたもの。動画のために作成された楽曲「愛は重い」は、シンガーソングライター・まつきあゆむさんの作品。リラックスした歌声に乗せて、「愛は時に面倒で 愛は極度のワガママだ 愛は日ごとに大きくなり 愛は日に日に腰にくる」など、「子どもの重さ」が「親子の愛の軌跡」であることを、実際にママからの声を集めて、ユーモラスながらやさしい目線で表現。抱っこをせがむ可愛らしい子どもたちの姿と、送り迎えしたり、家事をしたりしながら抱きかかえるママたちのシーンを挟みながら、腰への負担に負けず、愛情いっぱいに子どもたちを包み込むママの様子を描いている。「腰痛」はママたちが最もつらい体の不調No.1第一三共ヘルスケア株式会社では、2016年に日本全国のママを対象に「産後ケア」をテーマとした調査を実施。その結果、多くのママが出産前には感じていなかった「産後の体の不調」(複数回答)は、1位が「腰痛」(30%)、2位が「骨盤周りのトラブル」(29%)、3位が「肩こり・首の痛み」(28%)となり、「腰痛」を感じているママが最も多いことが分かった。第一三共ヘルスケアとワコールの共同開発により生まれた「パテックス機能性サポーターハイグレードモデル 腰用 女性用」は、立体3D構造や、4本のしなやかな樹脂ボーンなどにより、ママの腰をしっかり支えてくれる。つらいけどうれしい、そんな子どもの「愛の重さ」に困った時は、「パテサポ」の力を借りてみてはいかがだろうか。【参考】※Webムービー「キミの重さは愛の重さ」※パテサポブランドサイトURL
2017年11月27日こんにちは。ママライターのマエジマシホです。前回は、声優の金田朋子さんご一家の子育てについて見てきました。家計を主に担う金田朋子さんをご主人の森渉さんはもちろん、両家のお母さんも協力して支えるという育児のやり方でした。今回は、一般の方とご結婚されて年子のママでいらっしゃる、元モーニング娘。の後藤真希さんです。後藤真希さんの子育ての中には、どんなヒントがあるのでしょうか。●波乱万丈だったアイドル時代の後藤真希さん後藤真希さんと言えば、モーニング娘。の第2回追加メンバーオーディションで、プロデューサーのつんく。さんに『10年に1人の逸材』と言わしめたアイドルです。加入してからすぐにセンターを任されたり、多数の派生ユニットやソロでもデビューするなど、アイドルとして目覚ましい活躍をしていました。後藤真希さんご本人の活躍により、実弟もアイドルデビューしましたね。しかし、この弟さんが何かと事件を起こしてネガティブな話題となってしまいました。ここで不思議なのが、弟さんがいくら問題や事件を起こしても、後藤真希さんご本人の芸能人としての好感度やイメージがあまりダメージを受けなかった ことです。それだけ後藤真希さんのアイドルとしての生き方、あるいは人間性が評価されていたという証拠かもしれません。また、実のお母さんが自殺するといった事件がありました。この時に芸能界を引退するという選択肢もあったでしょう。芸能人は常に注目されるお仕事です。聞かれたくない質問にも答えなくてはいけません。それなのに芸能界を引退せず、後藤真希さんは活動を続けることを選びました。その『強さ』や『生き様』が私も含め、世の中の女性たちに支持された のだと思います。●『変わらない美しさ』と『子育ての悩み』を発信するスタイル結婚後はテレビ出演されることは減ったようにお見受けしました。そして、お子さん二人を出産されてからは、活動の中心をSNSに置かれているように感じます。ブログで子育ての悩みを発信することもたびたびありますね。子育てに悩みながらも出産前と全く(と言っていいほど)変わらないスタイルの良さ、表情の美しさは世のママさんたちの羨望の的となっています。この活動スタイルは、二人のお子さんを子育てしながら最大限可能な芸能活動の方法 のひとつと言えます。ブログを更新する時間は自分で選ぶことができます。プロモーションにはタイミングが重要ですが、あらかじめ日程が分かっているのでそこまで負担ではないでしょう。ご主人は一般企業にお勤めなので、日中は後藤真希さんお一人でいわゆる『ワンオペ』状態に近いのかもしれません。あるいは、有料の家事代行サービスを利用されているのかもしれません。『変わらない美しさ』を発信しながらも、子育ても完璧よ!という情報は発信せず、素直に『子育ての悩み』を打ち明けています 。ママになってもあんなに綺麗でいられる人でも子育てに悩んでいるんだな、と世の中のママさんたちから共感を得ているわけです。『憧れの存在』でありながら『身近に感じられる』ことが後藤真希さんが支持される大きな理由なのですね。----------後藤真希さんの子育ては先にご紹介した金田朋子さんご一家とは異なり、積極的なご主人のサポートが見えてきません。それでも活動のスタンスを選ぶことで、しっかりと芸能活動を続けておられます。結婚、出産してからはアイドルではなく、一人の女性として、母として『私のやり方はこうです』と世間に情報を発信しています。後藤真希さんのSNSからは『子育ては自分らしく、自分なりのやり方で』というメッセージが込められているんだな、と感じました。【参考リンク】・後藤真希オフィシャルブログ「MAKI GOTO OFFICIAL BLOG」Powered by Ameba●ライター/マエジマシホ●モデル/REIKO
2017年11月23日便利なベビーグッズは、料理、洗濯、掃除など、日々家事に追われているママの子育てを助けてくれる重要なアイテムです。家事と子育ての両立は大変で、ママにかかる負担はとても大きいものになります。毎日の生活が家事だけで精一杯になってしまわないよう、子育ての負担はできるだけ軽減させたいところですよね。今回はそんなママの為に、持っていると便利なベビーグッズを大きいものから小さいものまで幅広くご紹介させて頂きます。子育て中のママは必見ですよ♪ベビーグッズの種類ベビーグッズと言っても、シーンに応じてさまざまな種類があります。・おむつ替え・お手入れ・お風呂・離乳食・おでかけこのように、ふと考えただけでベビーグッズを使うシーンは日常生活の中にたくさんあります。赤ちゃんはそれぞれに性格を持っているので、使い方、使う回数、大きさなども人それぞれで違ってくるでしょう。成長も早いので、先のことも考えなければなりません。ベビーグッズを手に入れるときは、ありとあらゆるシーンを想定し、お子さんの性格に合わせたものを選ぶのが子育ての負担を軽減できる大きなポイントとなります。今、子育てで負担になっていることを軽減してくれるような、便利なベビーグッズもきっとあるはずですよ♪便利なだけではなく、デザインがかわいいものもたくさんありますので、ぜひお気に入りになりそうなベビーグッズを探してみましょう!ベビーグッズは種類が豊富!ベビーグッズには、みなさんがよく使うような定番のものから「こんなものまであるの?」と、想像がつかないようなものまで種類が豊富にあります。その為、パッと見て便利そうだからと買ったものの、あまり使う機会がなく、無駄になってしまうことも多々あります。たとえ便利そうでも、使う機会がなければ意味がなくなってしまので、自分に合った便利グッズを手にすることが重要です。便利そうなグッズだからといってすぐに飛びつくのではなく、一度ご自身に置き換えて、用途や使うシーンを想定しながら選ぶことを心がけましょう!1.臭いが気になるおむつの処理に子育てにおいて、おむつの後処理はとても気になるポイントの一つです。作業も大変ですが、捨てた後の臭いも気になってしまいますよね。こちらの便利グッズは長年かけて開発された防臭効果に優れたおむつの処理袋になります。なんとアンケートでは99%の方が「気になる臭いを解決できた」と回答した優れものです。使い方は袋に入れて結ぶだけ!簡単に使えてとても便利です。2.おしり拭きに便利なグッズ!おしり拭きはテープが剥がれて手にくっついてしまうことがよくあります。また、最後のほうになると乾燥していて使えなくなってしまう経験もあるのではないでしょうか。こちらの便利グッズはそんなおしり拭きに蓋を付けられるというものです。蓋があることによってワンタッチで開封ができ、片手で取り出せるようになります。さらに、きちんと蓋を閉めれば乾燥も防いでくれるので、最後まで安心して使えるようになります。3.新米ママでも安心!鼻づまり解消アイテム赤ちゃんは風邪をひいてしまっても鼻をかむことができません。そんなときに便利なのがこのグッズです。鼻に装着し口で吸うだけなので使い方はとても簡単!耳鼻科の先生が考えた実用的な構造になっているため、どんな姿勢でも逆流しないようになっており、水洗いもできるので衛生面でも安心です。4.小さい爪でも切りやすい!赤ちゃん用爪切り赤ちゃんの爪はとても小さく、切るときに傷つけてしまわないか心配になります。こちらの爪切りは生後まもない赤ちゃんに合わせて作られており、小さくて薄い刃でできているのが特徴です。持ち手は3本の指で支えられるので、安定して赤ちゃんの爪をお手入れできます。しっかりと固定して爪を切れるので手を滑らすこともなく、やんちゃな赤ちゃんでも安全に使えますよ。5.ちょっぴり不安なお風呂も安心に!産まれてからすぐにでも使えるバスチェアです。お風呂デビューのママの不安はこれで一気に解決してしまいましょう!こちらのバスチェアは約165°まで倒せるので、首がすわってない赤ちゃんでも使用できます。やわらかいマットとガードがついているので安定感があり、安心して使えます。調節ができるので赤ちゃんの成長に合わせて長く使えるのも嬉しいポイントですね。6.入浴も楽しく!お風呂のうきわ赤ちゃんの首に付けると湯船の中でぷかぷかと浮かびます。お風呂嫌いな赤ちゃんでも、このうきわを使えば笑顔になるかもしれません。よく泣くあかちゃんでもお風呂が楽しくなるかもしれませんね!首に付けるうきわなので、首がすわってから使うようにしましょう。7.離乳食も楽しく食べよう♪ご飯をまだ上手に食べられない赤ちゃんにおすすめなのがこちらのスタイです。食べこぼしを防ぐ大きなポケットが付いており、こぼしても床を汚さずキャッチしてくれる優れものです。ゴム製なので、赤ちゃんの体にフィットしやすい仕様となっています♪色のバリエーションも豊富なので、赤ちゃんもおしゃれに楽しくご飯を食べることができますよ!8.長いものでも安心して食べられるヌードルカッター赤ちゃんにとって、麺類のように長い食べ物や形の大きい食べ物は、細かく切ってあげる必要がありますよね。そんなとき、このヌードルカッターがあれば挟むだけで簡単に食べ物を切ることができ、とても便利です。持ち運びができるケース付きなので、外出先でも気軽に使えますよ。9.子育てには必需品!抱っこひもたくさんのママから人気なのがこちらの抱っこひもです。身体が小さい赤ちゃんと言っても、ずっと抱えているとなると、その重さは軽いものではなくなってきます。こちらの抱っこひもは、肩ひもの部分が太くなっているので、肩こりも軽減できます。カラーも豊富なのでファッションに合わせておしゃれに使いこなせますよ♪10.いつでも、どこでも授乳できるように外出していても、赤ちゃんに合わせていつでも授乳ができるようにと作られた授乳ケープです。畳むとコンパクトになり、持ち運びも便利です。また、ワイヤーから赤ちゃんの様子が覗ける作りになっているので、安心して授乳ができます。デザインがたくさんあるのも魅力的です。ひとつ買うだけでも生活が快適に♪いかがでしたか?ベビーグッズにはたくさんの便利グッズがあり日々進化しています。頑張るママにとって、少しでも負担が軽くなる便利なベビーグッズは、子育ての強い味方になってくれるのではないでしょうか。自分に合ったものを見つけて快適に過ごせるように、ぜひ今回ご紹介したものを参考にしてみてください。雑貨のアイデアをもっと見る生活雑貨のアイデアをもっと見る
2017年11月07日パパ目線から切り取る子育ては、ママが知ることができない悲喜こもごもが詰まっています。今回は、以前に紹介した子育てパパマンガ企画の第2弾として、3人のパパマンガを紹介します。ポイント制、見せ育児…新鮮な子育て論をコミックタッチで描く宮川サトシさん1人目は、宮川サトシさん。以前に紹介したパパマンガ家・小山健さんイチオシの方で、宮川さんは、1歳の娘さんの子育てを通じて感じたことを、『BABY!』(11月より『ベビモフ』)の『そのオムツ、僕が替えます』で描いています。“見せ育児”や“ポイント制育児”など、「パパは、こんなことを考えて育児していたの!?」と思うような発想をおもしろ楽しくつづっています。ママ目線からも共感できる、ディテールまでこだわった子育ての描写に「わかる!」と、ついうなってしまうほど。子育てマンガには珍しいコミック系のタッチも新鮮で、パパも楽しんで読めること必至です。(マンガはオンラインほか、電子書籍で読むことができます)ほっこり癒やし系、子育ての楽しみを伝えてくれるつむぱぱさん2人目は、インスタグラムでマンガを紹介している、つむぱぱさん。(@tsumugitopan)。同じく1歳の娘さんのパパであるつむぱぱさんのマンガはほっこり癒やし系。暮らしの中で起こる、娘さんとの愛らしいやり取りや子育てのエピソードに、思わずほおがゆるんでしまいます。 慌ただしい日々の子育てに一息入れたいとき、お疲れ気味のママ・パパに育児の楽しみや喜びを思い出させてくれる、そんなマンガです。また、古い家具や道具が大好きで、DIYにも凝っているつむぱぱさん。小さなお子さんがいる家とは思えないほど、おしゃれなインテリアにも注目です。のんびり田舎暮らしと子育てを両立するロクパパさん3人目は、ブログやインスタグラムで子育てマンガを発信しているロクパパさん。もうすぐ2歳になる息子さん、スパイスアーティストの奥さまと一緒に、今年の夏から宮城県で田舎暮らしをされています。自然豊かな環境で子育てをするロクパパさんのマンガは、まさに大自然を感じさせるエピソードがいっぱい。果物や野菜の収穫、虫との出合いなど、子どもにとっても刺激的な日々の暮らしが伝わってきます。また、マンガだけでなく、丁寧な写真と文でつづられた日記は、子育てに役立つ話がいっぱい。パパが考える「ママ向けのつわり対策料理&飲み物」や、元製薬業界のサラリーマンだった経験を生かした「薬や病気に関する豆知識」もわかりやすく、とても参考になります。子育て=ママの仕事という時代は終わり、今はパパがママと同じように子育てに関わるのが普通になっています。パパもいろいろな思いや楽しみ、喜び、悩みを抱えながら、子育てをしていることが3人のパパマンガから伝わってきます。パパの気持ちを知るきっかけに、子育てのリフレッシュに、楽しいパパマンガをぜひチェックしてみてください。<文:フリーランス記者武田由紀子>
2017年10月30日