(写真:アフロ) 2月9日から開幕する平昌五輪。羽生結弦(23)にとって、フィギュアスケート人生の集大成となる。だが、羽生はその場に立つことができるのか……。そんな不安も囁かれている。 昨年11月のNHK杯で公式練習中に転倒し、“右足関節外側靱帯損傷”の大けがを負った羽生。平昌五輪の最終選考会でもある、昨年12月20日の全日本選手権も欠場していた。 14年のソチ五輪で金メダルを獲得したことや、昨季の世界選手権を制した実績から五輪代表には選出された。とはいえ、公の試合は3カ月ぶり。今年1月からは、氷上練習も再開したと発表されている。 そんな彼をバックアップする“神様”がいた。日本フィギュアスケート界で “ゴッドハンド”と呼ばれている「マッサージセラピスト」の青嶋正さん(54)だ。 マッサージセラピーとは、施術を通じて心と体の両面から改善していく治療法。青嶋氏はトロントで20年以上前から指圧鍼灸クリニックを営んでおり、患者ひとりひとりに合わせた施術を行う。その腕前が話題となり、彼のもとへ通う選手は多い。 「選手がケガをしないようにするだけでなく、最大のパフォーマンスを出せるコンディションにしていく。それが青嶋さんのポリシーです。選手をあらゆる面からサポートしてくれるとあって、これまでにも小塚崇彦さん(28)や織田信成さん(30)などが“神の手”のお世話になったと聞きました」(フィギュアスケート関係者) 羽生は17歳でトロントに渡って以来、青嶋さんのもとに通っているという。 「最初はストレッチの重要性を認識していなかったという羽生選手も、青嶋さんの指導によって次第に“身体のケア”をふだんから行うようになったそうです。羽生選手はソチ五輪の前も決して万全だったわけではありませんが、みごと金メダルを取ることができた。だから今回も、4年前と同じです。羽生選手は本番までにきっと体を仕上げ、周囲の不安を払拭してくれることでしょう」(前出・フィギュアスケート関係者) “ゴッドハンド”のパワーをもらいながら、決戦の地へと挑む羽生。その目はきっと“五輪2連覇”の快挙を見据えている――。
2018年01月31日お笑いコンビ「さまぁ~ず」大竹一樹(50)の妻で、7月にフジテレビを退社した中村仁美アナウンサー(38)がフリーに転身。来年元日放送の同局系「第51回爆笑ヒットパレード2018」で仕事復帰することが、一部スポーツ紙で報じられた。 記事によると中村アナはサザンオールスターズや歌手で俳優の福山雅治(48)、元日本テレビの馬場典子アナウンサー(43)らが所属する大手芸能事務所「アミューズ」に元日付で所属。同番組がフリー転身後初仕事。古巣で以前司会をつとめていた名物番組「爆笑レッドカーペット」のコーナーで司会をつとめるというのだ。 「2歳と5歳のママである中村アナですが、大竹さんのバックアップもあって仕事に対する意欲は満々でした。ところが今年6月の人事で突如、異動を命じられ退社を決意。しかし実力があることから、とんとん拍子で所属先と古巣での復帰が決まりました」(フジテレビ関係者) フジテレビといえば、かつて看板ニュース番組「ニュースJAPAN」のキャスターとつとめていた大島由香里アナ(33)が、元フィギュアスケート選手の小塚崇彦氏(28)と結婚。名古屋に拠点を移して子育てするため、今月末で退社している。 「気がつけば、かつてないほどの女子アナ人材難に陥ってしまいました。高島彩さん、中野美奈子さん、長野翼さん、平井理央さん、本田朋子さん、加藤綾子さんら将来のエース候補が続々と退社。現在メインの番組に出演するのは一部の女子アナに偏っている状態。“外注”しないと、とても特番までさばききれない状態です」(別のフジテレビ関係者) この分だと、大島アナにも退社早々お呼びがかかりそうだ。
2017年12月24日漫画家・荒木飛呂彦の原画展「荒木飛呂彦原画展JOJO冒険の波紋」が、2018年8月24日(金)から10月1日(月)まで、東京・六本木の国立新美術館にて開催される。また、11月25日(日)から、大阪文化会館・天保山での巡回展が決定。大阪で「ジョジョの奇妙な冒険」の展覧会を開催するのは今回が初となる。ジョジョ誕生30周年のラストを飾る大型原画展漫画「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズで知られる、漫画家・荒木飛呂彦。今回開催される展覧会は、ジョジョ誕生30周年のラストを飾る大型企画。これまでの歴史の集大成であり、史上最大規模の原画展となる。なお、国立美術館で開催される漫画家の個展としては、手塚治虫以来実に28年ぶりであり、史上2人目という快挙だ。荒木飛呂彦は開催発表と同時に公開された直筆メッセージにて「JOJOが目指して描くものはこの世のあらゆる現象、そして善と悪の闘いを通しての『精神の成長』であります。今回の原画展では、そのキャラクターたちと守り神たちが、同じ時刻、同じ場所に会するイメージ」と、本展の世界観についてコメントしている。展覧会の見どころ - 完全新作”等身大”のキャラクター原画展覧会は、全8チャプターで構成。最も注目すべきは完全新作の"等身大"のキャラクターを描いた大型原画だろう。以下、会場の順路に沿って、展覧会の見どころを紹介する。CHAPTER 1「ジョジョクロニクル」作品誕生から30年の歴史と歩みが詰まった「ジョジョクロニクル」。主人公や舞台を変えながらも、脈々と受け継がれる歴代ジョジョ達の壮大な運命の物語を振り返る。CHAPTER 2「宿命の星 因縁の血」宿命と因縁を背負う主人公とライバルの戦いは、『ジョジョ』作品最大の見どころの1つ。「宿命の星 因縁の血」ゾーンでは、豊富なカラー原画とともに、強い信念を感じさせる言葉やシーンを対比させることで、主人公とライバル=“光と闇”が創る世界を表現する。CHAPTER 3「スタンド使いはひかれ合う」作中において最も重要な要素の1つである“スタンド”とは、個々の生命エネルギーが作り出す像(超能力が視覚化されたもの)。“奇妙な冒険”をより引き立たせる、個性豊かなスタンドとキャラクターが「スタンド使いはひかれ合う」ゾーンに集結する。CHAPTER 4「JOJO’s Design」『ジョジョ』を彩る、魅力あふれるカラー原画が並ぶ「JOJO’s Design」は、印象的なポージングやファッション、色使い、構図など『ジョジョ』のデザインが生み出すアーティスティックな世界観を楽しむゾーン。CHAPTER 5「ハイ・ヴォルテージ」第7部までの主人公とそのライバルたちの"最高潮"の戦闘シーンを公開。己の「信念」を激しくぶつけ合う迫力のバトルシーンが目の前に蘇る。CHAPTER 6「映像展示 AURA<アウラ>」唯一の映像展示ではビジュアルデザインスタジオ「WOW」とコラボレーションし、"スタンドの起源"をテーマに、スタンド誕生の瞬間をアーティスティックに描く。大型映像で展開される美しいスタンド表現に注目だ。CHAPTER 7「大型新作原画ゾーン」最大の見どころとなるこのゾーンでは、荒木飛呂彦がこの展覧会のために書き下ろした完全新作、約2m×1.2mの大型原画全12枚を展示。12体のキャラクターとスタンドが、"実物大"で描かれており、キャラクターと同じ空間に存在しているかのうような感覚を味わうことができる。大迫力の新作原画は、この展覧会でしか見ることができない貴重な作品となっている。CHAPTER 8「ジョジョリロン」ジョジョの斬新な発想や手法、印象的なポージングはどのように生み出されるのか。漫画の"絵"としての発想や考え方に触れつつ、荒木飛呂彦の創作活動の秘密に迫る。気鋭の“JOJO派”アーティストによるコラボ作品彫刻、ファッション、映像の第一線で活躍する“JOJO派”アーティストとのコラボレーション作品は、ビジュアルデザインスタジオ「WOW」だけでなく、彫刻家の小谷 元彦、アンリアレイジデザイナーの森永 邦彦による作品も展示される。荒木飛呂彦による音声ガイドもまた、音声ガイドでは、荒木飛呂彦本人による作品解説を交えつつ、各展示コーナーの見どころをナビゲートする。オリジナルグッズも販売また、「Part 8 ジョジョリオン」のキャラクターフィギュア、「Part 7 スティール・ボール・ラン」をモチーフにしたデザインを施した名刺入れ&コインケースなどが、展覧会オリジナルグッズとして販売される。チケットは完全日時指定制展覧会チケットは、完全日時指定制で販売。先行予約チケットは、6月23日(土)10:00より販売される。オリジナルステッカーがセットになったグッズ付き先行予約チケットも同時発売されるので要チェックだ。キービジュアルも書き下ろしなお、東京会場および大阪会場のキービジュアルも、荒木飛呂彦による書き下ろし。風神雷神に着想を得たという2枚組となっており、東京会場は富士山をバックに空条承太郎を、大阪会場は彼のライバルであるディオ・ブランドーを描いている。開催概要「荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋」開催期間:2018年8月24日(金)〜10月1日(月)プレビューデイ:2018年8月22日(水)、8月23日(木)会場:国立新美術館 企画展示室2E(東京・六本木)休館日:毎週火曜日開館時間:10:00〜18:00(毎週金・土曜日は21:00まで)※最終入場は閉館の30分前まで■大阪巡回展開始日:2018年11月25日(日)~会場:大阪文化会館・天保山住所:大阪府大阪市港区海岸通1-5-10※詳細は公式ホームページにて後日発表。チケット■先行予約券販売期間:2018年6月23日(土)10:00〜8月23日(木)23:59価格:一般 1,400円、大学生 1,000円、高校生 600円 ※全て税込。入場指定時間帯:・日・月・水・木10:00〜11:45/12:00〜13:45/14:00〜15:45/16:00〜17:30・金・土10:00〜11:45/12:00〜13:45/14:00〜15:45/16:00〜17:45/18:00〜20:30※毎週火曜日は休館日販売場所:ローソンチケット(Lコード31111)、オペレーター予約 0570-000-777(10:00〜20:00)など■グッズ付き先行予約券(オリジナルグッズ「JOJO’s Sketch Stickers(専用ケース付)」)販売期間:同上価格:6,500円(税込)入場指定時間:同上販売場所:同上■会期中販売チケット 予約券※会期中の日時指定制チケット。先行予約券、グッズ付先行予約券で完売した回の販売は行わない。販売期間:8月24日(金) 0:00〜価格:一般 1,600円、大学生 1,200円、高校生 800円 ※全て税込。入場指定時間帯:・日・月・水・木10:00〜11:45/12:00〜13:45/14:00〜15:45/16:00〜17:30・金・土10:00〜11:45/12:00〜13:45/14:00〜15:45/16:00〜17:45/18:00〜20:30※毎週火曜日は休館日販売場所:ローソンチケット(Lコード31111)、インターネット予約(、オペレーター予約 0570-000-777(10:00〜20:00)、国立新美術館内特設チケットカウンター(開館日の各日10:00~ 当日各日の販売券に余裕がある場合)■団体券・キャンパスメンバーズについて会期中、国立新美術館内特設チケットカウンターのみで販売(開館日のみ、当日分を販売)。事前に完売した回のチケット販売は行わない。【問い合わせ先】TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)【チケットに関する問い合わせ先】ローソンチケットTEL:0570-000-777(10:00〜20:00)
2017年12月18日ブルガリ(BVLGARI)から、漫画家・荒木飛呂彦が特別にデザインした日本限定のカプセルコレクションが発売される。荒木の大ヒット作品『ジョジョの奇妙な冒険』から第4部に登場するキャラクター吉良吉影のスタンド「キラークイーン」をモチーフに選び、バッグ、財布、バンダナ、キーチャームなど全10アイテムが登場。11月1日から7日の期間、伊勢丹新 宿店本館1階=ザ・ステージにて先行発売された後、11月10日よりブルガリショップにて発売される。ラインアップは、「ブルガリ・ブルガリ アルバ バッグ」(ミディアム 25万円/スモール 23万円)、「トートバッグ」(28万円)をはじめ、戦闘シーンそ彷彿とさせる「ジップウォレット」(各7万5,000円)、イエローのファーがついた「キーチャーム」(4万5,000円)、荒木による12のキャラクターモチーフが集合するシルクの「バンダナ」(3万円)、シルクツイルの「シェリー」(2万5,000円)など。また、ブルガリ 銀座タワー限定として、「ジップウォレット デニム」(7万5,000円)も登場する。同コレクションについて、荒木は「今回、日常で身につけるアルババッグやウォレット、バンダナ、シェリーなどのアイテムに、私が描いてきた『スタンド』の中でも最強の力を持つものの一つ、『キラークイーン』でデザイン致しました。健康と安全、そして時には愛や仕事のために闘わなくてはいけない時に、それを持つ者を守護するアイテムとして持っていただければ本当に嬉しいです」とコメントを寄せている。
2017年10月12日ぴあ株式会社より、『moment on ice vol.2』が発売となりました。アスリートが輝く“瞬間"をキャッチするグラフ・マガジン『moment on ice』の第2弾は、浅田真央さんのプロスケーターとしての1st Stepを記録。「THE ICE 2017」全編撮りおろしのほか、浅田真央さんの13年の軌跡を振り返ります。■本書の見どころ浅田真央・浅田舞姉妹を中心に、世界と日本のトップスケーターが集結するアイス・ショー「THE ICE」。2017年の今年は、7月29日~31日に大阪、8月4日~6日に名古屋で開催され、浅田真央、浅田舞、髙橋大輔、織田信成、鈴木明子、小塚崇彦、村上佳菜子、宮原知子、無良崇人、宇野昌磨、ジェフリー・バトル、長洲未来、チン・パン&ジャン・トン、ケイトリン・ウィーヴァー&アンドリュー・ポジェ、アデリナ・ソトニコワらが出演。「真央メドレー」と題された特別なプログラムや、それぞれの演技シーンを美麗な写真で紹介します。また、浅田真央さんの13年の選手時代、その13年の軌跡を写真で振り返る特集も。今年4月に引退を発表してから約4カ月……これまでと、いま現在の浅田真央さんを特集した、手元に残したい1冊となっています。撮影:スエイシナオヨシ、ほか『「moment on ice vol.2」フィギュアスケートぴあ 特別編集』書籍情報出典:「moment on ice vol.2」フィギュアスケートぴあ 特別編集著者:ぴあ株式会社発行:ぴあ株式会社単行本:65ページ発売日:2017/8/23価格:908円[公式サイト](お問い合わせ先)ぴあ株式会社
2017年08月24日俳優の山崎賢人が11日、映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』公開を記念し、仙台に登場。同作の原作者・荒木飛呂彦とともに、「荒木飛呂彦原画展ジョジョ展 in S市杜王町 2017」を内覧した。同作は荒木飛呂彦原作、1987年に連載を開始した人気コミックで、現在はPart8(第8部)を集英社「ウルトラジャンプ」(集英社)で展開している。今回実写化されるのはPart4(第4部)「ダイヤモンドは砕けない」で、山崎賢人演じる主人公・東方仗助が杜王町に潜むスタンド使いと戦いを繰り広げる。せんだいメディアテークにて12日から9月10日まで開催される原画展では、200枚以上のカラー原画と180枚以上の作品本編の原画を常時展示する。山崎と荒木は開催前日に一緒に会場を回り、ジョジョにまつわるトークを繰り広げた。興奮する山崎に、荒木は「今日は東方仗助役の山﨑さんに来て頂いて、本当に嬉しいです。カッコいいですよね、最近は逆に山﨑さんをみて絵を描いています」と明かした。荒木はカラー原画について「組み合わせたときに色のパワーが出てくると信じて塗らせて頂いています。適当に塗っていません。ちゃんと考えています」と説明。山﨑が「仗助も紫になっていたり青になっていたりしますよね」と質問すると、荒木は「絵画的な部分があるので何色と決まっていないんです」とこだわりを語る。また荒木が仗助のポージングを山崎に指導しながら、絵の前で一緒にポーズをとる一幕も。仗助の髪型に話題が及ぶと、「ミッキーマウスは真っ黒にしてもシルエットでわかりますが、仗助の髪形も真っ黒にしても分かるようにリーゼントにしました。(髪形の)とんがっていたのはバットマンを意識していました」と、贅沢な”生解説”を行った。31巻の表紙がお気に入りだという山崎は、「仗助の横顔から伝わってくる力強さやリーゼントのシルエットが好きです。4部の第1話で最初に叩かれたシーンを見てキレないんだと思い、すごく印象に残っています。本当に強い男はキレない。優しさというか、そういうものを感じます」と印象を語る。荒木も「僕も描いていて好きです。横顔だけど光が当たるところに苦労している。あとは品の良さ。窓ガラスのところで何かが起こっているんです」と、説明した。荒木改めて「仙台のジョジョ展にいらして頂き誠に光栄です。こんな記念すべきことはない」と山崎に感謝し、山崎も「30周年という記念すべき時に呼んで頂き、映画では仗助をやらせていただき光栄です」と感動した様子。荒木は「普通でいても仗助です!」と山崎について絶賛した。○山崎賢人コメント生みの親である荒木先生と一緒にまわることができて、こんなに幸せな時間はなかったです。これからじっくり見たいなと思っています。先生の貴重な時間を杜王町のモデルとなった仙台でご一緒できて嬉しかったです。印象に残ったのは、原画って生でみると色の鮮やかさや深さが違うなと思うので、荒木先生の書いた絵の色だったり、ポージングを見ることができて興奮しています。この原画展は、皆さん1つ1つ楽しめるので是非来てください。そして映画も一緒に盛り上がっていければいいと思います。(C)2017 映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」製作委員会(C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
2017年08月12日こんにちは、島本薫です。フィギュアスケート選手から、プロスケーターとしての第一歩を踏み出した浅田真央さんのアイスショー、「THE ICE(ザ・アイス)」が今年も開幕しました。本日は、その大阪公演の模様をお届けします。■「THE ICE 2017」:浅田真央さんのスケート人生を振り返るプログラム構成に2007年の初開催から今年で11年目となる「THE ICE(ザ・アイス)」は、浅田真央・浅田舞の姉妹を中心に、数々のプロスケーターと現役選手が集う個性豊かなアイスショーです。スケーターは普段のプログラムやエキシビションナンバーを披露するにとどまらず、誰かと組んでコラボレーションしたり、出演者のダンスバトルがあったり、全員でミュージカルのような動きをしたりといろいろな表情を見せてくれます。こうした魅力もこのショーならでは。とくに今年の「THE ICE 2017」は、真央さん自身「引退後初めてのショーなので、改めて感謝の思いを皆さんにお伝えできれば」と話すように、これまでのスケート人生を振り返り、支えてくれた人たちへの感謝のメッセージがあふれでた構成になっていました。オープニングはショパンの「バラード第1番」(バンクーバーオリンピックの翌年のエキシビションで使用)を使い、バーを持ってのバレエレッスンを模した「静」から、出演者全員が赤と黒の衣装をまとって舞い踊る「動」の「リチュアルダンス」(昨シーズンのショートプログラムで使用)へと切り替わり、一気に会場を沸かせます。このときの音源となった演奏をしたピアニストの鈴木羊子さんも、ショーのためにスペインから帰国し、生演奏を披露してくれる豪華なおまけもあり、節目となる今年のショーを盛り上げてくれました。「THE ICE 2017」前半のハイライトは、11組の出演者でリレーする「浅田真央プログラム・スペシャルメドレー」。なんとも贅沢なことに、真央さんの使用した楽曲をつなぎつつ、それぞれのスケーターが披露したかつてのプログラムを堪能できる構成になっているのです。■浅田真央さんがこれまでに使用した曲目でつなぐ「真央メドレー」真央さんがまだジュニア時代に使用していた曲に始まり、最後のプログラムにいたるまでの9曲をつなぐこのメドレー。自然と真央さんが滑ったときの演技が思い起こされるのですが、同時に演技者一人ひとりの世界観が醸し出され、二重に見ごたえのあるものになっています。それもそのはず、ほとんどのプログラムはその人が「かつて滑っていた」ものなのですから……!「トゥーランドット」や「ロミオとジュリエット」、「白鳥」などはさまざまなスケーターが使用していることで有名ですが、どんな曲であれ、誰かが素晴らしい演技をすれば、わたしもこの曲で滑りたいと思う人が現れ、次の人に受け継がれていくのでしょう。メドレーの幕開けは、真央さんが世界ジュニアを制したときのショートプログラム「虹の彼方に」。竹馬のようなスケート靴を履いた中国の黒竜江省雑技団のアクロバティックな演技とともに、姉の舞さんが軽やかに滑ります。「シェヘラザード」で登場したのは、ソチオリンピック金メダリストのアデリナ・ソトニコワさん。この曲もさまざまなスケーターたちが滑ってきたものです。ふんわりしたメロディが流れると、タキシードを着た織田信成さんがとびきりの笑顔で「スマイル」を披露。織田さんも真央さんと同じく、エキシビションでこの曲を使っていましたね。「ラヴェンダー」こと「ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジア」の切ないメロディに合わせて宇野昌磨さんが昨年のショートプログラムを滑ると、そのまま鈴木明子さんがご自身のエキシビションを披露。陽気なドラムのリズムが印象的な「Sing Sing Sing」に乗って滑るのは、カナダのアイスダンスカップル、ケイトリン・ウィーバー&アンドリュー・ポジェ組。そして、ラフマニノフの「鐘」。滑るのは、羽生結弦選手の振り付けを手掛けていることでも有名な、カナダのジェフリー・バトルさん(初めてこの曲をスケートに使ったのは彼なんです)。中盤で小塚崇彦さんが現れたかと思うと、バンクーバーオリンピックのときの真央さんのステップを完璧に再現。いわゆる「完コピ」に、会場がどよめきます。甘やかな「愛の夢」で雰囲気を一転させるのは、中国のペア、チン・パン&ジャン・トン組。重厚なピアノの和音が響き、髙橋大輔さんが登場。ご自身もトリノオリンピックで使用したラフマニノフの「ピアノ協奏曲第二番」を、軽やかなジャンプと圧倒的なステップで魅せてくれます。そこへ流れる妖しげなメロディは、真央さんの現役最後のプログラムとなった「リチュアルダンス」。このときの赤い衣装に黒いスカートで現れた真央さんは、しばし髙橋さんとふたりで魔術的な世界を作り出したかと思いきや、くるりと身をひるがえして相手の手に黒いスカートだけを残し、赤いロングスカート姿に変身。最後を飾る曲を妖艶に舞い踊ります。最後まで滑り切れなかったプログラムを今ここで演じられることは、演技者にとっても観客にとっても得がたい貴重な瞬間でした。メドレーが終わったあとは、全員が集まって笑顔のハイタッチ!観客も割れんばかりの拍手を送っていました。■「ここからが本当のスタート(by 浅田真央)」「(今は)苦しいことがひとつもない(by 村上佳菜子)」ショーの一部と二部の間には、日替わりゲストを交え、舞さんのMCでトークショーが行われます。わたしが見た7月31日のゲストは、真央さんと同じく現役引退を発表した村上佳菜子さん。晴れやかな笑顔で活動の場を広げていることを報告し、「今は毎日が新鮮で、苦しいことがひとつもない」と話す姿が印象的でした。……トップ選手でい続けるということは、それだけ大変なことなんですね。第一部で真央さんと佳菜子さんが披露したコラボプログラムの曲、加藤ミリヤさんの「旅人」は、ふたりで旅行したときに聴いた思い出の曲だそうです。ふたりの大好きな動きや懐かしい仕草をたっぷり詰め込んで作り上げたそうで、おそろいのデニムスカートで追いかけっこやお尻スピンをしたり、氷に寝そべったりする微笑ましい姿に、会場がやわらかな雰囲気に包まれました。皆さんにメッセージをと促され、「ここからが本当のスタートだと思っています。前に進んで精一杯頑張ります」と話す真央さんと、「いろんなことにチャレンジしていきたい」と話す佳菜子さん。自分らしいセカンドキャリアを切り拓いていけるよう、これからのふたりを見守っていきたいものです。■フィナーレも真央カラー。試合では見られないサプライズ・デュエットもさて、後半のハイライトは、やはり真央さんの演技です。ショーのために新しくつくられたふたつのプログラムには、それぞれ今年ならではのテーマが秘められていました。ひとつめは、ラフマニノフの「エレジー~スイートメランコリー~」。二度のオリンピックで使用した思い入れのある作曲家の曲を使い、スケート人生の集大成のプログラムとなっています。もうひとつは、ララ・ファビアンが歌う「Wind Beneath My Wings」。「愛は翼にのって」という邦題で知られていますが、「あなたという風を翼に受けて(わたしは飛んでいた)」というのが歌詞本来の意味です。あなたがいてくれたから、わたしは飛んでこられた。わたしの輝きは、あなたの支えがあってこそ。応援してくれてありがとう。――そんな感謝の思いを込めたプログラムをしっとりと魅せてくれたあとは、怒涛のフィナーレへ。「アイ・ガット・リズム」のピアノ演奏に始まり、「カルメン」「踊るリッツの夜」「チャルダッシュ」と真央さんが使用した楽曲の中でもテンポのいいものをメドレーにして、出演者がグループになって踊りつなぎ、会場を盛り上げます。最後に薄紫の衣装を身につけた真央さんが登場し、「蝶々夫人」を滑り出すものの――今日の蝶々さんは、帰国したまま帰らぬ夫を待つ哀しみを表現するにとどまりませんでした。東側の客席から、蝶々さんの夫に扮した海軍士官姿のジェフリーが現れたのです。ふたりのデュエットの美しいこと……!試合では見ることのできなかった物語の続きに、客席からすすり泣く声も聞こえました。「蝶々夫人」の筋書き通り、夫は去り、蝶々さんは息絶えるという結末が待っているとはいえ、うれしくも美しいサプライズでした。グランドフィナーレで観客も踊りまくった後は、キャスト全員で「メリー・ポピンズ」を熱演。真央さんとジェフがそれぞれメリー・ポピンズと親友バートの衣装を着ていることもあって、ミュージカルのような大迫力でした。8月の名古屋公演の模様は、9月16日(土)の19時半から日テレプラスで放映される予定です。会場の熱気を味わってみてくださいね。
2017年08月08日6月9日(金)に東京・東京国際フォーラム ホールAで開催される「オリンピックコンサート2017」。同公演のゲストオリンピアンとして、シンクロナイズドスイミングで1988年ソウルオリンピックに出場し2つの銅メダルを獲得した小谷実可子と、フィギュアスケートで2010年バンクーバーオリンピックで8位入賞した小塚崇彦の出演が決定した。【チケット情報はこちら】オリンピックコンサートは、日本オリンピック委員会(JOC)が主催し、1997年からスタート。オリンピック・ムーブメントの推進を目的に、オリンピック映像とフルオーケストラが競演する唯一無二のコンサートとして、毎年人気を博している。今回出演が発表となった小谷実可子と小塚崇彦は、どちらも現役時代にスポーツと芸術の融合を表現しながら、多くのファンを楽しませたふたり。競技者、表現者として、オリンピックの舞台に立ち、現在はオリンピックの理念や素晴らしさを伝える活動にも取り組むふたりが、コンサートにゲストオリンピアンとして登場し、それぞれ競技の魅力や、情熱をもって挑戦し続けた日々、今だからこそ伝えたい思いを語るという。また、ミュージカルをはじめ各方面で活躍する新妻聖子と中川晃教もゲストアーティストとして出演。オーケストラとコラボレーションし、アスリートたちに歌のエールを送る。コンサートのナビゲーターをつとめるのは、競泳選手としてソウル、バルセロナと2度のオリンピックに出場し、現在は俳優として活躍する藤本隆宏。このほか公演当日にはオリンピックを目指す現役のトップアスリートも参加予定。参加アスリートは決定次第発表される。チケットの一般発売は4月22日(土)午前10時より。■オリンピックコンサート2017日時:6月9日(金)開場18:00 / 開演19:00会場:東京国際フォーラム ホールA(東京都)
2017年04月20日日本を代表するトップフィギュアスケート選手だった浅田真央さんが、2017年4月10日に自身のブログで引退を表明しました。2015年に活動休止から復帰したことで今後の活躍が期待されていたため、引退報道にショックを受けた人は少なくないようです。日本で非常に人気の高い競技であるフィギュアスケート。浅田さん以外にもたくさんのスター選手がいましたよね。彼らが私たちに与えてくれた興奮と感動は、今後も記憶に残り続けることでしょう。しかし、それでも「もう一度活躍してる姿を見たい」と思う選手もいますよね。そこで今回は、パピマミ読者の皆さんに「また演技が見たいフィギュアスケート選手」についてアンケートを取ってみました!●また演技が見たいフィギュアスケート選手は?・1位:浅田真央……48%(48人)・2位:高橋大輔……17%(17人)・3位:荒川静香……12%(12人)・4位:伊藤みどり……7%(7人)・5位:小塚崇彦……4%(4人)・6位:浅田舞……3%(3人)・同率7位:町田樹……2%(2人)・同率7位:鈴木明子……2%(2人)・同率7位:安藤美姫……2%(2人)・同率7位:織田信成……2%(2人)※11位以下は省略※有効回答者数:101人/集計期間:2017年4月11日〜2017年4月12日(パピマミ調べ)●1位:浅田真央『普段はエンタメ系のニュースは軽く流して見る程度だけど、真央ちゃんの引退報道にはビックリした!小さいころから知っているだけに寂しいですね。引退してから言うのはズルいかもだけど、また真央ちゃんの演技をオリンピックで見たかった』(34歳女性/営業)『真央ちゃんのおかげでフィギュアスケートに興味を持ったし、オリンピックでも興奮できた。私にとってフィギュアスケート=浅田真央 だから、またいつか戻ってきてほしい』(27歳女性/販売)やはりダントツで1位を獲得したのは『浅田真央』さんで48%(48人)となりました。今や日本では誰も知らない人がいないほど有名な浅田真央さんですが、一番最初に世間で注目されたのは小学6年生でトリプルアクセルを成功させたころではないでしょうか。その後期待の新星として2006年のトリノオリンピックへの出場が期待されていましたが、年齢制限に87日足りないことで出場資格を得られませんでした。しかし、浅田さんはその後も活躍を続け、数々の大会で優勝。満を持して出場したバンクーバーオリンピックでは銀メダルを獲得しています。そんな日本のフィギュアスケート界を牽引してきた浅田さんが引退してしまうのは、やはり寂しいですよね。ファンのわがままとしては、オリンピックで金メダルを取る姿を見てみたかったという思いも少しあります。とはいえ、浅田さんは引退して別の道へ進む決断を下したのですから、彼女の気持ちを尊重して今後も応援していきたいですね。●2位:高橋大輔『今は世間は羽生くん一色だけど、私はずっと高橋大輔のファンでした。技術もさることながら、容姿も抜群で興味のなかったフィギュアスケートに一気にのめり込みました。とくにトリノの世界選手権で金メダルを取った ときは人生で一番興奮したと思います(笑)。また彼の演技が見たいです』(37歳女性/専業主婦)『私は実はあまりフィギュアスケートは興味ないのですが、高橋大輔さんが出ているときだけは必ず見ていました。また現役で活躍している姿を見たいなぁ』(41歳女性/販売)2位は『高橋大輔』さんで17%(17人)となりました。高橋さんは現役時代、その端正なルックスと世界レベルの技術力で絶大な人気を誇っていた選手として記憶に新しいですね。2010年のバンクーバーオリンピックではアジア人史上初となる冬季オリンピックでの銅メダル獲得し、同年に開催された世界選手権では男子シングルでアジア人史上初の優勝を飾りました。浅田さん同様、高橋さんも日本に数えきれないほどの感動と興奮を与えてくれましたよね。そんな高橋さんは引退してからも、アイスショー等で活躍されています。今後も彼の動向に注目していきたいですね。●3位:荒川静香『やっぱりトリノオリンピックで金メダルを獲得した荒川静香が一番印象に残ってる。本当にすごい演技だった。また全盛期のころの演技をみたい』(31歳女性/事務)『あのイナバウアーをもう一回見たい (笑)。最後に見たのは10年くらい前だからもう一回みたら相当感動すると思う』(36歳女性/主婦)第3位になったのは、『荒川静香』さんで12%(12人)となりました。荒川さんは体の上半身を反らせる“イナバウアー”で有名だった選手ですね。アマチュア競技を引退してから10年以上経ちますが、未だに鮮明に覚えているという人も少なくないのではないでしょうか?荒川さんを語る上で欠かせないのは、やはりトリノオリンピックでの金メダル獲得ですね。五輪フィギュアでアジア人初の金メダルでしたから、当時は日本中が興奮していました。またあの興奮を、と思うのはファンなら当然の感情だと思います。荒川さんは今は日本スケート連盟の副会長を務めるなど、現役選手のサポートに回っているようですが、その中から第2の荒川静香が出てくるのを楽しみにしたいですね。----------いかがでしたか?いずれも私たち日本人に大きな夢を見させてくれた偉大な選手ばかりですね。浅田さんの引退は残念ですが、これからも浅田さんのようなスター選手はきっと出てくると思います。今後も日本のフィギュアスケート界を応援していきたいですね。【参考リンク】・【アンケート結果(1位〜11位)】また演技が見たいフィギュアスケート選手は?()●文/パピマミ編集部●モデル/前田彩(桃花ちゃん)
2017年04月13日フィギュアブームを巻き起こし、数々の感動を与えてくれたフィギュアスケート選手の浅田真央(26)が、昨夜、突然の引退を発表。浅田さんの選手引退を受けて、各局で特別番組の放送が決定した。5歳でフィギュアスケートに出会い、「天才少女」と呼ばれた浅田さん。その華麗なスケーティングとトレードマークのトリプルアクセルで、彼女は日本のみならず世界を魅了してきた。そんな彼女が昨夜22時51分、「ご報告いたし ます」のタイトルで始まる自身のブログの中で、「突然ですが、私、浅田真央は、フィギ ュアスケート選手として終える決断を致しました」と引退を発表したのだ。そして今回、この引退発表を受けて緊急特番が決定。テレビ朝日では、4月11日(火)今夜、「ありがとう!真央ちゃん」と題し、浅田さんのスケーター人生を“独占映像”でふり返る特番が放送。テレビ朝日のカメラが初めて訪ねた14歳の浅田さんから、そこから撮り溜めた貴重な映像の数々を、スケーターとしての成長物語と共にふり返る。銀メダルで涙を流したバンクーバーオリンピック、劇的な演技で感動を呼んだソチオリンピックなど、数多くのドラマを描いた銀盤の歴史…まさに“完全保存版”の笑顔と涙と戦いの4,000日の密着記録を放送。MCは富川悠太と竹内由恵が務め、ゲストには松岡修造、八木沼純子、織田信成、鈴木明子、小塚崇彦が出演する。さらにその翌日の12日(水)には、フジテレビにて「引退 特別番組浅田真央26歳の決断~今夜伝えたいこと~」が放送。引退発表直前、長く浅田さんの取材を続けてきた渡辺克樹ディレクターに語った“独占インタビュー”と“密着取材”、さらには秘蔵映像と決断の裏側とこれまでの軌跡を描いていく。浅田さんは、「小さな頃から地元の名古屋で取材していただき、ずっとお世話になってきた渡辺さんには、今回の件についてきちんとお話ししたいと考えました。この取材を通じて私の気持ちが応援してくださった皆様に伝わればうれしいです」とコメントを寄せている。ゲストには姉・浅田舞が登場し、姉妹揃って久しぶりのツーショットインタビューや、最愛の母が撮影した、姉妹にもまだ見せていなかった幼少期からの成長を記録したビデオ映像が放送。引退を決めた瞬間や、あの戦いの裏側にあった新事実も明かされるという。緊急スペシャル生放送「ありがとう!真央ちゃん」は4月11日(火)19時~テレビ朝日にて放送。「引退 特別番組浅田真央26歳の決断~今夜伝えたいこと~」は4月12日(水)19時~フジテレビにて放送。※同日同時間放送の「おじゃMAP!! SP」は19日(水)19時~に放送変更(cinemacafe.net)
2017年04月11日アイドルグループ・V6の井ノ原快彦が、11日に放送されたフジテレビ系バラエティ番組『TOKIOカケル』(毎週水曜23:00~23:30)にゲスト出演し、初めての雑誌取材での失敗談を明かした。この日の放送は、TOKIOとほぼ同世代の20th Century(トニセン)の坂本昌行・長野博・井ノ原がゲスト。デビュー前後の青春時代の話題で、アラフォージャニーズ8人が大いに盛り上がり、坂本がTOKIOのサポートボーカルだったことや、坂本と国分太一がSMAPにいた時代があったことも明かされた。そんな中で井ノ原は、SMAP学園というSMAPのバックダンサーとして結成されたグループにいた頃、初めての雑誌取材を受けた際のエピソードを披露。カメラマンに「笑って!いいね!いいね!」とおだてられ、全力の笑顔を出したそうだが、その顔が「今見てもひどい不細工(笑)」だったという。それを見たジャニー喜多川社長は「とんでもないことしてくれたな!」と激怒。それ以降2年間にわたって雑誌の仕事がなかったそうで、「それがきっかけで、絶対売れてやると思った」と反動で燃えたことを振り返った。ここから努力を重ねて1995年、ついにV6としてCDデビューを果たした。しかし、デビュー曲「MUSIC FOR THE PEOPLE」のジャケット写真の構図は、年長組のトニセン3人が小さく、年少組のカミセンが大きく写し出されるという、まさかのグループ内格差が発生。井ノ原は「3人とも(写真を)渡されたときに止まっちゃって…」と思い出した。続く2枚目の「MADE IN JAPAN」も、まるでトニセンがカミセンのバックダンサーのような構図。そして、3枚目の「BEAT YOUR HEART」で、トニセンはやっと横位置に並んだ。それでも、まだ若干後ろの列におり、そのジャケット写真の表情を見た国分太一から「坂本くんキレてる」、松岡昌宏から「井ノ原もう諦めてる」とイジられてしまった。
2017年01月12日アイドルグループ・V6の井ノ原快彦と、キャスター・滝川クリステル出演のサッポロビール企業TVCMが放映されることが22日、わかった。新CM「この上ない一年」編(60秒)は2017年1月2日より全国でOAされる。140年の歴史を持つ同社は、乾杯の場や日々の笑顔が生まれる「幸せなひと時」に「サッポロビール製品がともにあって欲しい」という思いから、企業CMを制作した。今回のCMでは、ビールそのものは登場させず、”エア・ビール”で、ビールがともにある風景を再現。出演する滝川、井ノ原だけでなく、撮影スタッフも仕上がりが想像できないCM企画となった。しかし、新年会のシーンで仲間たちが集まると、実際にビールがあるかのような演技を見せ、新年の祝いごとに盛り上がるCMに。様々なシチュエーションで、様々な人物がグラスや缶をイメージした手の演技で”エア・ビール”を飲むことになったが、現場では特に料亭の女将役の女性瓶でエア・ビールを注ぐ様子が話題を集めた。
2016年12月22日身長185cm。撮影のために渋谷の路地を歩く青木崇高さんは、存在感があって色っぽく、思わず息を呑むほどかっこいい。飄々としていて、どこか掴みどころがない雰囲気が魅力的な36歳。――改めてですが、本当に身長が高い…というか、ガタイがいい方なんですね。青木:事務所に入った21~22歳の時は、もっとガリガリだったんです。正直、自分はそんなに大きい自覚はなかったんですけど、街を歩いてる時、前から大きい人が来ると、「でっかいなぁ。こんだけデカいと普段の生活も大変だろうなぁ」とか思うんですけど、すれ違うと俺のほうがデカかったりして、「うそやろ~?!」ってなることが結構あったんです(笑)。だったら、デカいってことを武器にするのもいいのかなと思って、20代後半の頃、体を大きくしようと鍛えたりしたんです。それまでの僕は、1つのイメージでカテゴライズされるのが本当にイヤで、あえていろんなタイプの役を意図的にやらせてもらってたんです。いろんなところに点を残し、それを繋げば広い面になる。そうすれば心に強く訴えられる…と思ってたんですけど、一つ一つの点にインパクトがなければ覚えてもらえないと思うんです。ならばとりあえずは近いところに点を集中させて、印象を残そうと。それで体を大きくしたっていうのはあります。そこから実際、強面、デカい、力強いみたいな役のオファーをいただいて、少しずつ仕事が増えてきた。なので、結果的には良かったです。――いつ頃から役者を目指していたのでしょうか?青木:上京して入学したグラフィックの専門学校を卒業して、ビデオ屋でバイトしてる頃ですね。正確にいうと、役者を目指していたっていうのは、ちょっと違うんですけど…。その頃の友達にモデルをやってる子がいて、ちょっといいなって思ってて。モデルとかって、モテそうじゃないですか(笑)。雑誌とか出てる男って、モテる感じがしたんです。で、俺も、と思って、今の事務所のオーディションを受けたんですよね。――それだけ身長が高ければ、モテそうなもんですが…。青木:モテませんでした。100%ないですね。たまに地元に帰って高校時代の友達に、「俺、雑誌とかで“モテますよね?”とか聞かれんねんで」とか言うと、全員死ぬほど笑いますから。「あの青木が、青木がそんなことあるわけないやんけ」って、爆笑ですよ。――告白とかは?青木:されたことないです。だから自分で告白するんですけど、振られ倒してましたからね。スポーツとか部活で活躍してて、なんかおしゃれな感じの男が、やっぱりモテるんですよ。女性はどちらかというと、そういう男が好きですからね。――そんな女の子たちに対して、どう思ってたんですか?青木:“見てろよ、いつか見返してやる!!”って、20代前半くらいまで思ってたんじゃないですかね…。改めて考えると、俺最低だな(笑)。違いますよ、自分が告白した女の子にくらいは、振り向いてほしかったってことです。――で、モテるために…というのは半分冗談にしても、モデルになりたいと思っていた、と。青木:いや、実は全然…。っていうか、ほとんど何にも考えてなかったんですよ。モデルになりたいとも、役者になりたいとも。映画は好きだったんですけど、“演技をしたい!”とかっていうわけじゃなく、“ちょっと出られたらいいなぁ”くらいのレベルで。だからオーディションの時、言い合いになっちゃって。「芝居やる気あんの?」「ないですよ」「関西弁だけどどうすんの?そんな作品ばっかりじゃないよ?」「その時になれば標準語しゃべります」みたいな(笑)。――恐ろしい…。若さゆえ、という言葉でも片付けられない生意気ぶりですね。36歳の青木さん的には、当時の自分に今、なんて言ってあげたいですか?青木:いいぞ!もっとやれ!(笑)――マジですか(笑)。青木:面倒くさい性格なんですよ。人から「こうでしょ?」って言われると、そう思ってても「違います」って言いたくなるし、疑り深いし。まあそういう“性格のクセ”があることが、少しは役者という仕事を続けられている理由になっている気がするから、そこはなくしたくないとは思いますけどね。でも、たぶん当時は、狭いながらも自分の価値観を持ってて、その中で一生懸命になってたんじゃないですかね。学校とか会社とか、組織の中に入っちゃうと、知らない間に流されて、望まない場所にたどり着いちゃったりするじゃないですか。そうなりたくなくて、なんとか踏ん張ってたんじゃないかな。でも相手と戦うほどの理由やスキル、評価もないから、暴れるしかない、みたいな。なんか自信はあったんです。根拠のない自信ですけど。◇あおき・むねたか1980年生まれ、大阪府出身。‘02年、映画で俳優デビュー。‘07年にNHK朝の連続テレビ小説『ちりとてちん』に出演し、注目を集める。その後も大河ドラマや、映画『るろうに剣心』などに出演。現在、ドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日テレ系)に出演中。◇スーツ¥110,000(ブリッラ ペルイル グスト/ビームスF 新宿TEL:03・5368・7305)ネクタイ¥16,000(フランコ バッシ/ビームスF新宿)シャツ¥23,000(アニエスベー/アニエスベーTEL:03・6229・5800)◇初長編単独主演映画『雨にゆれる女』が、11/19よりテアトル新宿にてレイトロードショー。本名を隠して暮らす健次(青木)の元に、ある夜突然同僚(岡山天音)がやってきて、謎の女・理美(大野いと)を預ける。次第に健次の生活が狂い始め…。パリを拠点に活躍する音楽家・半野喜弘の、初監督作品。bitters.co.jp/ameyure/index.html※『anan』2016年11月23日号より。写真・内田紘倫スタイリスト・小泉美智子ヘア&メイク・NANA
2016年11月21日“面倒くさいヤツですよ”と笑う横顔から、少し繊細な内面が見え隠れする、青木崇高さん。初主演映画が公開され、私生活ではご結婚も。2016年は、記念すべき年になった模様です。――今回の、主演映画『雨にゆれる女』の監督である半野喜弘監督とは、若かりし頃に出会ったそうですね。青木:そうなんです。事務所に入ったばっかりの頃は、仕事なんて全然なくて、「1か月くらい、旅してきま~す」って出掛けて、ヨーロッパをフラフラしてたんです。安宿泊まって美術館見て、日本人がいたら声かけて…って。で、ある夜パリの街を歩いていたら、カフェで楽しそうに飲んでる日本人の集団がいて。「こんちはー。ちょっと旅してるんですけど、よかったら交ぜてもらえませんか?」ってお願いしたら、「いいよいいよ」と受け入れてくれて。その中に、半野監督がいたんです。半野さんはパリを拠点に音楽活動をされていて、その後も東京でイベントをやられる時に僕が顔を出したり…みたいに、緩く繋がってはいたんです。で、10年後、東京のお店でごはんを食べていたら、偶然隣の席に監督がいて!そこでいろんな話をして、「映画を撮りたいね」ってことになり、今回の作品になりました。――ある意味、まだ何者でもなかった青木さんを知っている人に、主役として映画を撮られるというご経験は、どうでした?青木:特殊ですよね。撮影中や、出来上がった映画を見ても、そういった感慨みたいなものは浮かんでこないんですよ、作品として見ちゃうから。でもこういう取材で話をしてたりすると、なんか、特殊な経験だったなぁと。たぶん今後も、ないと思うんです。人間っていう個体同士が衝突することで、何かが生まれると思うんですが、そういう意味では、パリを歩いている時に僕が半野さんに衝突したことで、この映画が生まれたわけですよね。声をかけてよかったと思う。人間関係を、疎かにしなくてよかったなって思います。でも、10歳年下の、「ちょっと役者、やろうと思ってます」みたいな男が声かけてきたら、ウザいじゃないですか。ホント半野さん、よく受け入れてくれたなぁ…。また今後も何かを一緒に作りたいですね。こういう規模の映画って、関わっているスタッフの熱が伝わりやすい現場なので、“作ってる”という実感が強く持てる。それがすごく楽しかった。もちろん、大作には大作の良さがあるんですが。――半野さんはミュージシャンでもありますが、歌ってくれと言われたら、歌います?青木:歌いますよ。役者ですから、求められたらやりたいと思う。たぶん半野さんは僕のことを理解しているから、理由があってのオファーだと思うし。――信頼している相手に身を委ねるというのは、役者という仕事の一つの特徴でもありますもんね。青木:そうですね。でも怖い時もありますけど。全部さらけ出すわけですから。「いい?俺さらけ出すよ、だからよろしくね?」って気分で、バンジージャンプをする感じ。そのロープを持っているのが監督で、信じてるからこそ、何mでも飛び降りられる。でもそうやって、まだ見ぬところに飛び降りるチャンスがあるっていうのは、ありがたいことなんですよ。挑戦する機会って、そんなに訪れるわけじゃないですから。トライできるなら、飛び降りる価値はあると思ってます。――ところで、せっかくなので、ご結婚のことも伺いたく…。青木:どうぞどうぞ(笑)。――今年めでたく入籍なさいましたが、結婚願望がもともと強いタイプだったんですか?青木:そういうわけでもなかったんです。一人で旅行とかひょいっと行っちゃうタイプだし、好きなタイミングでごはん食べて、時間を好きに使って…って暮らし方は、とても楽しかったんです。でも、楽しかったんだけど、ずーっとこのままだったら、いつか白けてきちゃうんじゃないかなって、なんかだんだん思うようになってきて。――正直、一人でいることに飽きてきていた?青木:うーん、一人で好き勝手にやる生活の限界を感じた、みたいなことですかね。何か変化を起こすとしたら、結婚なのかなぁって。正直、ずっと好きに生きてきたから、他者を受け入れて生活するのって、簡単なことじゃないと思うんですよ。この先大変なこともたくさんあると思う。でもそうなったとしても、たぶん僕は、“でもお前は、そこに行きたかったんだろう?”って自分に言って、乗り越えていけると思ってます。まあこんな話、結婚して長い方が聞いたら、「まだそんなこと言ってんのか、若輩者が!」って言われちゃうような話だと思いますけど。――でも、さっき「高校時代はモテなかった」と言ってましたけれど、そんな青木さんからしたら、今回の結婚は、相当すごい“モテ”ですよね。青木:ねぇ。不特定多数にモテなくてよかった(笑)。若い時モテなかったけど、最後の最後に素敵な人に出会えて、報われた感じがします。◇あおき・むねたか1980年生まれ、大阪府出身。‘02年、映画で俳優デビュー。‘07年にNHK朝の連続テレビ小説『ちりとてちん』に出演し、注目を集める。その後も大河ドラマや、映画『るろうに剣心』などに出演。現在、ドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日テレ系)に出演中。◇スーツ¥110,000(ブリッラ ペルイル グスト/ビームスF 新宿TEL:03・5368・7305)ネクタイ¥16,000(フランコ バッシ/ビームスF新宿)シャツ¥23,000(アニエスベー/アニエスベーTEL:03・6229・5800)◇初長編単独主演映画『雨にゆれる女』が、11/19よりテアトル新宿にてレイトロードショー。本名を隠して暮らす健次(青木)の元に、ある夜突然同僚(岡山天音)がやってきて、謎の女・理美(大野いと)を預ける。次第に健次の生活が狂い始め…。パリを拠点に活躍する音楽家・半野喜弘の、初監督作品。bitters.co.jp/ameyure/index.html※『anan』2016年11月23日号より。写真・内田紘倫スタイリスト・小泉美智子ヘア&メイク・NANA
2016年11月21日フジテレビの大島由香里アナウンサーが、第1子を妊娠したことが19日、明らかになった。大島アナは「大きな感動と感謝の日々を過ごしています」と喜びのコメントを発表した。大島アナは、今年2月に元フィギュアスケート選手の小塚崇彦氏と結婚。出産は来年4月を予定し、来年3月から産休に入る。現在キャスターを務めている『新報道2001』(毎週日曜7:30~8:25)の出演は12月25日までの予定で、後任は山中章子アナウンサーが務める。大島アナは「こうして新しい命が紡がれ繋がり、脈をたどっていくことに大きな感動と感謝の日々を過ごしています」と喜びのコメント。「これからゆっくりと準備をし、穏やかにその日を迎えられればと思います」と心境を述べている。また、夫の小塚氏については「初めての経験に興味津々なようで、お腹をつつき合いながら早くも親子の会話を楽しんでいるようです」と、その様子を報告した。
2016年11月19日お笑いコンビ・NON STYLEの石田明と、平成ノブシコブシの吉村崇が、きょう17日(21:00~22:54)に放送される読売テレビ・日本テレビ系バラエティ番組『ダウンタウンDX』の2時間スペシャル(レギュラーは毎週木曜22:00~23:00)に出演し、同局系演芸番組『笑点』の独特の風習を暴露する。いずれも『笑点』にゲスト出演した経験のある2人。石田は「『笑点』に出るときは恥ずかしい。楽屋に『NON STYLE先生』って書いてあるんですよ」と、他の番組では「○様」と書いてある部分が意外な表記になっていることを説明する。また、吉村は「ケータリングは大体せんべい」と紹介。しかも、それが「硬い」「柔らかい」「濡れている」の3種類に分かれているそうだが、「硬いせんべいは残っていますね」と、年配の出演者が多い番組ならではの状況を暴露する。今夜の放送には、その『笑点』から、三遊亭好楽が初出演。5代目三遊亭圓楽から目をかけられ、『笑点』メンバー入りも後押ししてくれたくれたそうだが、「引っ張ってくれたから、すごく厳しかった」と秘話を語る。他にも、堺正章、ヒロミ、勝俣州和、泰葉、篠原信一、山本美憂、長谷川穂積、滝沢沙織、西山茉希、戸塚祥太、河合郁人、あばれる君、GENKING、菊地亜美、橋本環奈、祥子、宮本エリアナ、平野ノラ、ぺえが出演する。
2016年11月17日アイドルグループ・V6の井ノ原快彦と、女優の高畑充希が5日、都内で行われた簡易保険生命誕生100周年記念イベントに出席した。現在、井ノ原はCMで”かんぽさん”として活躍し、簡易生命保険誕生100周年アンバサダーにも就任。高畑はかんぽ生命保険の企業CMのキャラクターを務めている。井ノ原は青い薔薇50本、高畑は赤い薔薇50本を持って、かんぽ生命保険 取締役兼代表執行役社長 石井雅実氏に贈呈。石井社長は「朝、出社する前に『とと姉ちゃん』を見て、終わると『あさイチ』を見ていた」と笑顔になった。井ノ原は、100周年に「すごすぎて最初はピンとこなかったんですよ。僕の祖母が98歳になりまして、(100年前は)まだおばあちゃんが生まれてないんだなと思って」と祖母の年齢から、100年という時間の長さを類推。所属グループ・V6が2015年に20周年を迎えたが、「僕なんかも芸能活動しておりまして、長く続けることの大切さ、大変さを身にしみて感じております」と振り返り、「地域の人たちとしっかり向き合ってきたからこその、100年じゃないかなと、僕なりに想像しました」と祝福の言葉を伝えた。さらに井ノ原はNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』主役を務めていた高畑に向かって、「全然話が変わりますけど、最後、ととに会えてよかったよね。たとえ夢でもよかった」と、最終回(10月1日放送)の感想を話した。自身がパーソナリティを務めるNHKの情報番組『あさイチ』(毎週月~金曜 8:15~)で朝ドラの感想を述べることが”朝ドラ受け”と呼ばれ、人気を集めているが、イベントでも「肩の荷が下りて、ふつうのお姉ちゃんに戻れてよかったと思ったよ」と、しみじみ述懐した。話を振られた高畑は「突然とと姉ちゃんの話になると思ってなくて」と困惑した様子で苦笑。しかし井ノ原が「まだ興奮が残ってるから、今この場で言ってしまっちゃったほうがいいかなと思って」と笑顔で話しかけると、高畑は「ありがとうございます。すごく夢が叶ったというか。最終回って感じの最終回だったと思います」と自身の感想を述べた。
2016年10月05日俳優・青木崇高が8日、都内で行われた主演舞台「ONWARD presents 劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season 花 Produced by TBS」の製作発表記者会見に出席した。青木は6月に女優・タレントの優香と結婚した。結婚後初の舞台に関する意気込みを聞かれると、共演者たちはニコニコと青木を見守るムードに。青木は、「なんでしょうねえ、ロングランですから、しっかり体力精神力を培って、両方やっていきたいと思います」と苦笑しながら答えた。共演者陣も肩を震わせ、あたたかな笑いに包まれた。また、会見終了後、報道陣から「青木さんおめでとうございます!」と声がかかると、青木はピースで応えた。共演の成河も、後ろを振り向き拍手で祝福した。同作は劇団☆新感線による人気演目で、1990年の初演以来、7年ごとに上演されている代表作。今回は360度型の新劇場「IHIステージアラウンド東京」にて、2017年3月より1年3カ月のロングランを予定している。”花・鳥・風・月”の4シーズンに分け、すべて異なるキャスト、それぞれ全く違ったアプローチで上演する。製作発表には他に小栗旬、山本耕史、成河、りょう、清野菜名、近藤芳正、古田新太、脚本の中島かずき、演出のいのうえひでのりが登場した。
2016年09月08日V6の井ノ原快彦がこのほど、テレビ朝日系ドラマ『警視庁捜査一課9係』(毎週水曜21:00~21:54)のクランクアップを迎え、今回の撮影を「充実した時間」と振り返った。きょう15日に最終回を迎える。このドラマでは、加納倫太郎係長(渡瀬恒彦)や浅輪直樹(井ノ原)ら個性豊かな6人の刑事たちが、対立しながらも難事件を解決していくもの。「season11」を数える人気シリーズだが、井ノ原は今作でも、シーンや脚本でさまざまなチャレンジを感じたそうで、その理由を「キャスト、スタッフ含めて作品にかかわる全員に、"何かやってやろう"という気持ちがあふれているからだと思います」と明かした。また、「豪華な出演者の方と1つの作品を作っていくというのは、これほどまでに充実した時間なんだ、というのは僕らも実感しています」と満足の様子。「誰よりも早く完成した作品を見たいですね」と楽しみにしていた。最終シーンは、今作から加わった野際陽子演じる静香の前で、親戚の倫太郎がタジタジになるという、「season11」ではおなじみとなったコミカルな場面。井ノ原は「『いつも正しくて僕らはついていくだけ』という存在だった係長が、静香さんにチクッとやられて困っている姿は、見ているとちょっと穏やかな気持ちになれてすごく新鮮でした」と野際による相乗効果を分析し、倫太郎の娘役を演じる中越も「野際さんが母親のような雰囲気を醸し出してくれて、家族のつながりがさらに奥深くなったような感じがしました」とほほ笑んだ。一方、野際は「私の本当の地はとても無口」と明言。それもあって、「自分とは違う静香のようなキャラクターを演じるのはストレスの発散にもなります」としつつ、「『もう少しいろいろと厳しいことを言っておいた方が良かったかな』とも思っています(笑)」と口にし、渡瀬や井ノ原らの笑いを誘った。今夜の最終回は、殺害されたゴシップ雑誌記者の部屋を調べると、1週間前に発生した大富豪夫人の殺害事件に関する大量の資料を発見。その事件は相続人である甥が逮捕されたものの冤罪を主張しており、捜査を進めると意外な真相が明らかになっていく。
2016年06月15日女優の優香(35)と俳優の青木崇高(36)が結婚することが13日、わかった。同日、所属事務所がファックスを通じて発表した。事務所によると、2人は昨年10月、共演したNHK時代劇『ちかえもん』の衣装合わせで出会い、年明けのクランクアップ後に交際に発展。その後、青木のプロポーズで結婚が決まった。2人はすでに同居しており、今後、良き日を選んで婚姻届を提出するが、入籍日は非公開とのこと。式・披露宴は未定。優香は妊娠しておらず、今後も仕事を続けるという。優香と青木は、連名で直筆コメントも発表。「ドラマの共演をきっかけに、今年に入って交際することになり、自然な心地の良い流れの中で、共に人生を歩んでいきたいと決心し、この度、結婚する運びとなりました」と報告し、「お互いを支え合い、ずっと笑っていられる家庭を築けるよう、努力していきます。今後とも、これからの二人を温かく見守ってくださるよう、よろしくお願い申し上げます!」と呼びかけている。そして、優香は「生命力にあふれ、思いやりのある彼との日々はとても穏やかで、幸せを感じながら過ごしています」、青木は「顔をクシャクシャにしながら笑う彼女の姿をずっと守っていきたいと思います」とお互いについてコメントしている。
2016年06月13日ジャパニーズ・ホラーの名手・清水崇監督が、『TOKYO TRIBE』『東京無国籍少女』の清野菜名を主演に迎えた映画『雨女』が初夏に公開されることが決定し、特報映像が公開された。本作は、体験型上映システム“4DX”を最大限に駆使したホラー作品で、4DX限定で公開される。『雨女』特報映像4DXとは最新の映画上映システムで、映画のシーンに合わせてシートが動き、水、風、雷、香り、煙までも劇場内に再現することができる。臨場感たっぷりの特殊効果で、映画を目で観るだけではなく、体全体で感じる鑑賞へと転換させた上映方法だ。4DX専門の作品を製作するにあたり、徹底的に4DXシステムを研究したという清水監督は「映画は進化し続けます。暗闇の四角いスクリーンに構成された限定的な映像と音響は、時に無いはずの“匂い”や“風”、“暑さ”や“寒さ”、“痛み”や“ぬくもり”すら感じさせる名作を生み出してきました。ところが4DXはその壁を越えます。座席が揺れ、風が吹き、匂いがして、水が飛びます」と4DXの魅力を語り、「もちろん映画で最も重要なのは“気持ちを揺さぶられる事”です。今回、皆さんに映画の新しい形を体感してもらうべく、『雨女』という4DX専用の映画を用意しました。ぜひ劇場へ“雨女”に会いに来てください。“雨女”に遭った時、あなたの心はどんな風に揺らぐでしょうか?」とコメントを寄せた。初のホラー作品への出演となる清野は「4DXでの公開ということで、撮影しながらどんな作品に仕上がっていくのか?ということを私自身楽しみにしていたので、公開が決まって大変嬉しいです!」とコメント。さらに「タイトなスケジュールの中で結構ハードな撮影も多かったんですが、中でも水深5メートルプールでの撮影は今まで体験したことのないシチュエーションだったので、水中で演技をすることの難しさや、体力的にも限界を超えた撮影でした」と振り返った。映画は、雨の日の夜、必ず同じ夢を見てしまう主人公・理佳(清野)が、恋人との関係に悩み、母の命日に地元に帰省するところから始まる。特報映像には、理佳がいつも見る夢が描かれる。雨が降る中、黒い服を着たビショ濡れの女が現れ、踏切に入っていく。その後、女は踏切の真ん中で男の子を抱き寄せ、次の瞬間、黄色いレインコートを着た少女の目の前で電車に轢かれてしまう衝撃的な内容だ。理佳が見る夢は何を意味しているのか?さらに、謎の親子、プールの中で誰かに頭をつかまれる理佳、シャワー中に見える何者かの足が次々と映し出され、映像全体を通して降り続く雨がさらなる恐怖を感じさせる。この恐怖が4DXではどのように表現されるのか、期待が高まる映像となっている。『雨女』2016年初夏、全国のユナイテッド・シネマ他にて4DX限定公開
2016年04月08日タレントの彦摩呂が23日、都内で行われた「がんばろう!日本」2016応援団長記者会見に出席した。CS放送・旅チャンネルでは、東北復興編成枠「がんばろう! 日本」を3月から編成。その枠で3月5日に放送する『彦摩呂と行く福島旅 東北トラベラー! スペシャル』(6:00~7:00)に出演する彦摩呂が、東北の復興を応援する「がんばろう! 日本」2016応援団に就任した。同番組で東北ロケを行った彦摩呂は「震災から5年が経ち、瓦礫がほぼ100%なくなって更地になり、建物が建つなど様子が少しずつ変わってきました。地元の方も元気で明るく、そして逞しく、未来に目を据えている。そんな皆さんと触れ合うことができました」と被災地の変化を実感した様子。番組ではかつてアイドル時代に"幕末塾"のメンバーとしてステージに立ったスパリゾートハワイアンズも訪れたが、「あの時はアンパンマンショーの次が幕末塾のミニコンサート。それとすれ違ったフラガールからいい匂いがしましたね(笑)。今回もいい匂いでしたよ。その時を思い出しました」と感慨深げだった。今回の福島をはじめ東北各県のみならず、グルメリポーターとして全国各地を訪れている彦摩呂だが、福島では煌牛(きらめきぎゅう)とカニ丼などに舌鼓を打ったそうで「煌牛はめっちゃ甘みがあって美味しかったですよ~。カニ丼もまあ美味しかった! カニを丸ごと味わえる丼でしたからね」と絶賛しながら「東北は大変なダメージを受けましたが、東北の方を応援するのは次の段階に来ています。『助けに来て』から『遊びに来て』に変わりました。温泉もあるし美味しいものもあるので、地元の方に触れて実際に体験していただきたいですね」と観光大使のように東北をアピール。また、春の時期のオススメな食べ物を問うと「これからは桜鯛! 刺し身を温かいご飯に乗せ、ワサビを入れて熱々のお出汁をかけて鯛茶漬けにしたいですね~」と熱く語っていた。
2016年02月24日ブックウォーカーは12月16日、単行本『百獣繚乱 ―フィギュアスケート日本男子― ソチからピョンチャンへ』を発行する。著者は、10年以上フィギュアスケートの取材してきたフリーライターの青嶋ひろの氏。紙版は税別1,600円、電子版は税別1,500円。まだ記憶に新しいグランプリファイナルでの羽生結弦。総合得点で330.43をたたきだし、世界歴代最高点を自身で更新した。しかし、順調にスケーターとして成功してきたように見える彼も、「もう滑りたくない」「何のためにスケートをしてるのかわからない」と内なる葛藤と常に戦っていた。苦悩の中にいた羽生選手が、いかにして栄光を手にするに至ったのか……同書では羽生選手を始め、日本の誇るべきフィギュアスケート男子たちが銀盤の上では決してみせることのない素顔、苦悩、努力、決意がインタビューを通じてつづられる。宇野昌磨、山本草太、田中刑事、日野龍樹、本田太一ら注目の若手選手、メキメキと実力をつけてきた村上大介、無良崇人。そして、日本のフィギュアスケート界を牽引し続ける髙橋大輔、町田樹、織田信成、小塚崇彦ら名選手の軌跡も紹介。巻頭のカラーグラビアでも各選手の名シーンを収録しているという。また巻末には、本書に登場する選手たちのプロフィールや戦績がひと目でわかる一覧表も掲載。選手たちが歩んできたフィギュアスケートの歴史を、さらに深く楽しむことができるとのこと。さらにBOOK☆WALKERストア他で配信される電子版には、単行本にはない選手たちのスナップ集も収録。リンクを離れた選手たちのリラックスした表情が見られるという。
2015年12月16日先日開催された2015年NHK杯国際フィギュアスケート競技大会にて、世界記録を更新する得点を叩き出し優勝したフィギュアスケート選手・羽生結弦が、12月9日(水)発売の雑誌「anan」1983号の表紙に初登場!さらに羽生選手の特大ポスターが付録として封入されることが分かった。羽生選手は、宮城県仙台市出身のフィギュアスケーター。幼いころよりスケートを始め、2009年日本人男子としては初の中学生で、高橋大輔(2002年)、織田信成(2005年)、小塚崇彦(2006年)に続く、4人目の世界ジュニアチャンピオンに。2014年のソチオリンピックでは、フィギュアスケート男子シングルの種目において日本人初となる金メダルを獲得。その後も快進撃を続け、先日開催された2015年NHK杯では、世界歴代最高得点を超えるスコアで優勝を果たした。次戦は、12月11日(金)から開幕するグランプリファイナル(バルセロナ)を控えている。今回の「anan」1983号では、羽生選手のプライベートな表情が満載!「もしも彼が等身大の21歳だったら」をテーマに、様々なシチュエーションで撮影を敢行。普段から“表現者”としてリンク上でパフォーマンスしているだけあって、カメラマンがシャッターを切り始めると、表情や動作がコロコロ変わり、そのプロ意識の高さにスタッフ全員が釘付けになったという。本誌では羽生選手へのインタビューも掲載。撮影当時はまだ20歳だった彼が、しっかりとした受け答えで自分の想いを語ったようだが、スケートの話題になると笑顔がキラめき、どこまでも無邪気な姿を見せたそう。氷上の凛々しい顔から、“オフアイス”の笑顔に戻る瞬間のギャップを捉えた、魅力的なショット満載の本誌は、ファン必携の一冊となりそうだ。また、本誌では「輝くあの人に聞く! 人生が動きだした時。」と題した特集を掲載。現在放送中、松坂桃李主演「サイレーン」で悪女・菜々緒とのやり取りに注目の女優・木村文乃や、「シティーハンター」原作・北条司の大人気コミック「エンジェル・ハート」のドラマ化に出演中の女優・相武紗季、そして作家の山内マリコや情報番組で大活躍のマルチクリエイター・GENKINGらが登場する。さらに、今年でデビュー35周年を迎える近藤真彦にフォーカスし、「オンリーワンのかっこよさをつむぐ男」と題した特集にも注目だ。「anan」1983号は12月9日(水)より発売。※お詫びと訂正※「anan」1983号に関する記事の中で、該当号にはない写真についての記述がありました。関係者の皆様に御迷惑おかけしましたことをお詫びして訂正いたします。(text:cinemacafe.net)
2015年12月08日10代の子どもだった頃、中学校や高校の先生がとても大きな存在に感じた経験はないだろうか。思春期の多感な時期を共に過ごすだけに、「一人の尊敬できる先生」との出会いが生徒の人生に大きな影響を及ぼすといってもいいだろう。ではもしも、数々の栄光や挫折を経験したアスリートが、自分がいた学校に教員として赴任していたら、一体どのようなことを学べていたのだろうか――。今回は、マイナビニュースの女性会員200名に対し、男性フィギュアスケーターに限定して「保健体育の教員にいたらうれしかった人」を聞いてみたので、回答理由と併せて紹介しよう。Q. 学生時代に保健体育の教員にいたらうれしかった男性フィギュアスケーターを教えてください1位: 高橋大輔(39.0%)2位: 羽生結弦(21.0%)2位: 織田信成(21.0%)4位: パトリック・チャン(4.0%)5位: エフゲニー・プルシェンコ(3.0%)■高橋大輔・「ダンスが苦手だったので、高橋さんが先生でしたらダンスの楽しみを味わえたかもしれないです」(31歳女性/その他/その他)・「イケメンで優しいまなざしに癒やされそうだから」(38歳女性/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)・「厳しさと優しさをもって指導してくれそう」(23歳女性/運輸・倉庫/販売職・サービス系)・「指導がうまそうだし、真摯に向き合ってくれそうだから」(25歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「先生にいいところを見せたくてがんばって練習しそう」(32歳女性/自動車関連/事務系専門職)・「禁断の恋を想像して楽しめる」(27歳女性/電機/営業職)■羽生結弦・「一緒にプーさんで遊べたから」(23歳女性/団体・公益法人・官公庁/秘書・アシスタント職)・「いつも優しそうで安心できる」(27歳女性/金融・証券/営業職)・「爽やかだし、どんな生徒にでも温かく指導しそうだから」(29歳女性/医薬品・化粧品/事務系専門職)・「精神論も教えてくれそう」(33歳女性/情報・IT/技術職)・「目の保養になる」(50歳以上女性/情報・IT/事務系専門職)■織田信成・「教え方が上手そうな上に、面白いことを言ってくれそうだから」(32歳女性/食品・飲料/事務系専門職)・「コミカルで授業が楽しそうだから」(37歳女性/商社・卸/事務系専門職)・「いつも笑顔でハイテンションで指導してくれそうなので」(30歳女性/電機/事務系専門職)・「楽しく、正確に指導してくれそう」(27歳女性/小売店/販売職・サービス系)・「退屈な授業が楽しくなりそうなので」(37歳女性/その他/事務系専門職)■パトリック・チャン・「いろいろ、プロの視点からアドバイスをくれそう」(32歳女性/学校・教育関連/技術職)・「チャーミングだから」(43歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)■エフゲニー・プルシェンコ・「ロシアの皇帝と言われるくらい、天才的な才能を持っている人から教わりたいから」(28歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「かっこいいしすごくほめ上手なイメージがあるから」(33歳女性/その他/クリエイティブ職)■その他・「町田樹: 頼れるお兄さんという感じだから」(31歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「ハビエル・フェルナンデス: かっこいいし個性的なので」(34歳女性/商社・卸/事務系専門職)・「町田樹: キモいと言われながらも、なんだかんだ愛されている先生になりそうだから」(27歳女性/金融・証券/事務系専門職)・「小塚崇彦: はにかむのがかわいいから」(32歳女性/情報・IT/秘書・アシスタント職)・「ジョニー・ウィアー: おとぎ話に出てくる王子様みたいだから」(26歳女性/その他/その他)■総評見事に1位に輝いたのは高橋大輔さんで、「かっこいいから」「イケメンだから」などのルックスに関する回答理由が全体の半数近くを占めた。一方で、「ソツなくこなしそう」「ちゃんと教えてくれそう」などのように優れた指導力を期待する声も少なくなかった。2位には2人が同時にランクインした。11月27日に開幕したNHK杯に出場し、ショートプログラムで世界最高得点となる106.33をマークした羽生結弦選手には、「優しそうだから」「癒やされる」という回答が集中した。明るいキャラクターの織田信成さんには、「面白そう」「授業が楽しくなる」などの意見が寄せられていた。自分はもとより、応援してくれる人たちや指導してくれた恩師のため、常に極限の緊張下でギリギリの勝負に挑むアスリートたち。彼らの考えや内に秘めた想いというのは、テレビや雑誌などを通じてしか知ることができないかもしれないが、そのような形でもきっと多くの人に影響を与えてくれるに違いない。調査時期: 2015年10月14日~10月17日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 女性200名調査方法: インターネットログイン式アンケート
2015年11月27日宣伝のチラシに「言葉と身体と音楽が入り混じる、観たことのない舞台空間」とあった『死刑執行中脱獄進行中』。『ジョジョの奇妙な冒険』で知られる荒木飛呂彦の短編漫画を舞台化したその作品は、確かにその謳い文句通りの驚きに満ちた世界を見せてくれた。原作の『死刑執行中脱獄進行中』は、死刑宣告を受けた男が監獄に入ると、調度品など施設のすべてが男を処刑しようとうごめき出す物語。そこから脱出しようともがくほどに苦しめられるという、誠に不条理で非現実的な世界が展開していく。舞台ではこれに、同じく短編漫画『ドルチ』で描かれたヨットでの物語が加わって、檻のなかと海の上が行き来する、より不可思議な空間が出来上がった。幕が開いて目に飛び込むのは、吊り下げられた白い布と、白とブルーのダズル迷彩の布をまとったテーブル、チェア、チェスト、ソファ、バスタブ。そこは仕切りのない空間だが、森山未來がマイムで見えない壁を表出させ、森山扮する男がそこに閉じ込められていることをわからせる。果たして、この家具たちがどのようにして男を苦しめるのか。その仕掛けは、まさに演劇的であった。家具のなかから同じダズル迷彩の布をまとったダンサーが現れ、思わぬ動きで男を翻弄していくのである。言葉はほぼない。ときおりダンサーが、原作の一節を朗読するように声にするだけだ。その淡々とした空気と、動きに合わせてバンドが鳴らす音が、恐怖を掻き立てる。やがてヨットが舞台に現れる。その見事さは、緻密に計算され稽古を積み重ねた、ダンサーたちの動きの賜物だ。そこに登場する赤いワンピースを着た初音映莉子の存在感も鮮やかである。男は、この女にも嵐にも翻弄されながら、また一転、監獄に戻っていく。圧巻は、その後、監獄で待ち受けている家具と男の攻防が激しさを増していく場面だ。家具は男の居場所を取り上げ、文字通りに男の身体を振り回し、傷めつける。そこで森山が、初音が、ダンサーたちが表現しているのは、言葉を含んだ動きだ。構成・演出・振付の長谷川寧を筆頭に、全員で試行錯誤を繰り返したことが手に取るようにわかる。森山は言う。「さまざまなプロセスを経てクリエイションしてきました。そのプロセスは本番が始まっても続くと思います」。演劇とダンスが融合したときの創造と想像の強さを、ぜひ体験してほしい。東京・天王洲 銀河劇場にて11月29日(日)まで上演。その後、全国を巡演。地方公演のチケット発売中。取材・文:大内弓子
2015年11月25日朝日新聞社は、東京国立近代美術館およびBS朝日との共催により、歴史上の人物や場面を描いた名作で知られる日本画家・安田靫彦の大回顧展「安田靫彦(やすだ・ゆきひこ)展」を開催する。会期は3月23日~5月15日(月曜休館、ただし3月26日/ 4月4日/5月2日は開館)。会場は東京都・竹橋の東京国立近代美術館。開館時間は10:00~17:00(入場は閉館の30分前まで/金曜日は20:00まで開館)。入場料は一般1,400円/大学生900円/高校生400円で、前売り券(12月1日~3月22日販売)は一般1,200円/大学生800円/高校生300円。(会期中、一部作品の展示替えあり)同展は、源平合戦での源頼朝・義経兄弟の対面を描いた「黄瀬川陣(きせがわのじん)」や、女性人物画の傑作「飛鳥の春の額田王(ぬかたのおおきみ)」など、歴史画の名作で知られる巨匠日本画家・安田靫彦の大回顧展。ヤマトタケルや聖徳太子、源頼朝、源義経、織田信長、豊臣秀吉、宮本武蔵など、教科書や切手などでお馴染みの有名作品から、"靫彦戦後の3大美女"と言える「王昭君(おうしょうくん)」(3月23日~4月17日展示)、「卑弥呼(ひみこ)」(3月23日~4月17日展示)、「飛鳥の春の額田王」(4月19日~5月15日展示)まで、100点を超える作品が展示される。なお、展示作品のすべてがデッサンや下図を経て描かれた"本画"とのこと。なお、同展は作品保護のため、会期中一部作品の展示替えがある。2回訪館してすべての作品を観たいという人向けに、割安となる観覧券2枚セット「頼朝・義経券」も用意されている(当日券2,500円/前売り券2,000円)。なお、頼朝・義経券は「2人で訪館(1度)」の際にも利用可能とのことだ。前売り券は、東京国立近代美術館(開館日のみ)、本展特設サイト(オンラインチケット)、チケットぴあ、ローソンチケット、セブンチケット、イープラスで購入できる。
2015年11月20日ビアガーデンにBBQなど、夏においしいものを飲み食いしていたら、ちょっとおなか周りが気になってきた人も少なくないだろう。早めにダイエットに取り組めば、メタボリック・シンドロームや糖尿病などの予防につながるが、どのみちやるならば"効果"を感じさせてくれそうな人と一緒に励みたいものだ。一流のアスリートや、かつて第一線で活躍していた元選手ならば、自身の経験談や持っているノウハウを踏まえていろいろとレクチャーしてくれ、ダイエット効果も期待できそう。そこで今回は、マイナビニュースの男性会員200名に「ダイエット指導を受けたい男性フィギュアスケーター」に関して聞いてみたので、理由と併せて紹介しよう。>>女性編も見るQ.あなたがダイエット指導を受けてみたい男性フィギュアスケーターを教えてください1位: 高橋大輔(27.0%)1位: 羽生結弦(27.0%)3位: 織田信成(19.0%)4位: 町田樹(4.0%)4位: エフゲニー・プルシェンコ(4.0%)■高橋大輔・「かっこいいし、ダイエット以外のことも教えてくれそうだから」(26歳男性/運輸・倉庫/事務系専門職)・「キレのある動きでダイエットに効果がありそうだから」(37歳男性/金属・鉄鋼・化学/技術職)・「手を抜くことなくきちんと指導してくれそうなので」(37歳男性/団体・公益法人・官公庁/技術職)・「一番かっこいいし、一番いい身体つきだと思うから」(25歳男性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「体形を保つ秘訣を知りたいから」(38歳男性/金属・鉄鋼・化学/営業職)■羽生結弦・「意外にわかりやすくコツをズバリ教えてくれそう」(47歳男性/その他/クリエイティブ職)・「細身で憧れるスタイルなので」(33歳男性/機械・精密機器/技術職)・「体の柔軟性も高めてくれそう」(31歳男性/その他/その他)・「羽生くんが細マッチョなので、どうやったらなれるのか知りたいから」(27歳男性/情報・IT/技術職)・「ラインがきれいだから」(33歳男性/運輸・倉庫/営業職)■織田信成・「抜けているように見えて、運動に関してはプロだと思うので」(28歳男性/情報・IT/技術職)・「織田自身がほどよくぽっちゃりとしているけど、キレは十分にあるのでいいかなと思った」(37歳男性/金融・証券/営業職)・「挫折を知っていて、失敗しても、指導を続けてくれそうだから」(49歳男性/医療・福祉/専門職)・「何となく親しみ感が漂っていて話がしやすそう」(50歳以上男性/電機/技術職)■町田樹・「ストイックそう」(38歳男性/商社・卸/事務系専門職)・「具体的なアドバイスが得られそうだから」(31歳男性/商社・卸/秘書・アシスタント職)・「理論的に教えてくれそうだから」(33歳男性/学校・教育関連/専門職)■エフゲニー・プルシェンコ・「言葉の問題はあるが、集中的な指導になりそうなので」(35歳男性/金属・鉄鋼・化学/その他)・「高級なダイエット食品とかを使っていそうだから、使えるなら使わせて欲しい」(44歳男性/情報・IT/技術職)・「プルシェンコのスパルタ指導なら受けてみたいかも」(28歳男性/その他/その他)■その他・「本田武史: 本田さんは、辞める前から、結構太り気味だったので、ダイエットでは苦労してそうだから」(50歳以上男性/電機/技術職)・「本田武史: ベテランで的確なアドバイスがもらえそう」(34歳男性/学校・教育関連/専門職)・「小塚崇彦: 優しく教えてくれそうだから」(24歳男性/その他/その他)・「パトリック・チャン: 経験豊富そう」(33歳男性/農林・水産/販売職・サービス系)■総評結果は、まったくの同数を集めた高橋大輔さんと羽生結弦選手が1位となった。ただ、選ばれた理由は異なっていた。高橋さんは「イケメンだから」などのように、そのルックスを支持する意見が大半だった。その男前ぶりは、同性から見てもあこがれのようだ。そのほかでは、「的確に指導してくれそう」「しっかりとダイエットを教えてくれそう」といったコメントも多かった。一方で羽生選手には、細身のスタイルやボディーラインなど、体のシルエットに関する声が多数集まり、「スラッとした体形にしてくれそう」と期待を寄せている男性が目立った。また、柔和な物腰や笑顔も印象的なためか、「優しく励ましてくれそう」などのように「優しさ」を回答理由のキーワードとしているケースも多かった。3位には織田信成さんが入った。持ち前の明るいキャラクターでさまざまなメディアで活躍している織田さんだけに、「面白く学べそう」「明るくダイエットに励めそう」「好きなスケーターだから」「楽しくできそう」という意見が数多く寄せられ、その人気の高さがうかがえた。1人で黙々とトレーニングをしたり食事制限をしたりと、ダイエットでは「孤独な闘い」を強いられるケースも多い。だが、そんなときに一緒にジョギングしてくれる友人や、カロリーや栄養価に詳しい知人がいると、とても助かるもの。これからダイエットに励もうと考えている人は、多くの人を巻き込み、より効率的にシェイプアップできるようにしてみてはいかがだろうか。調査時期: 2015年9月9日~9月13日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性200名調査方法: インターネットログイン式アンケート
2015年09月29日氷上の美しい演技で見る者を魅了するフィギュアスケーター。空中で3回転や4回転のジャンプを跳ぶ一方で、優雅なスケーティングやステップも必要となるため、選手の多くがしなやかさと力強さを併せ持った体つきをしている。その体形も選手たちの魅力の一つと言えるが、一体どの選手が最も理想的な体形に見えるのだろうか。今回、男性のマイナビニュース会員221名に「理想的だと思う男性フィギュアスケート選手の体形」について聞いてみたので、理由と併せて紹介しよう。Q.あなたが理想的だと思う男性フィギュアスケート選手の体形を教えてください1位: 羽生結弦(60.6%)2位: 小塚崇彦(12.2%)3位: 無良崇人(4.5%)3位: エフゲニー・プルシェンコ(4.5%)5位: ハビエル・フェルナンデス(3.2%)■羽生結弦・「痩せていて細マッチョでよいと思うから」(33歳男性/電機/技術職)・「手足が長くて顔が小さくて、いろんな演技が映えるので」(42歳男性/自動車関連/技術職)・「細身なのに、あれだけハードなステップとジャンプを生み出す身体は素晴らしい」(36歳男性/金属・鉄鋼・化学/技術職)・「手足が長いので、女性的に見えるけどジャンプがすごいから、余計にキレイに見える」(44歳男性/情報・IT/技術職)・「美の境地という感じなので」(33歳男性/小売店/販売職・サービス系)■小塚崇彦・「中肉中背だから」(31歳男性/マスコミ・広告/クリエイティブ職)・「細いイメージだったが体がしっかりできてきたと思うから」(29歳男性/学校・教育関連/専門職)・「ほどよい肉付きで結果を残しているから評価できる。体の芯の部分が強いんだろうなぁと感じられる」(37歳男性/金融・証券/営業職)■無良崇人・「長身で脚がながいから」(28歳男性/人材派遣・人材紹介/技術職)・「背高いから」(25歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「力強いから」(28歳男性/金融・証券/営業職)■エフゲニー・プルシェンコ・「頭の小ささと足の長さが最高に良い」(43歳男性/機械・精密機器/技術職)・「ハンサムで肉体も整っているので」(29歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)・「端正な顔立ちとそれに合わせたような高さと体形」(32歳男性/商社・卸/専門職)■ハビエル・フェルナンデス・「しなやかな体つき」(28歳男性/医療・福祉/事務系専門職)・「体幹とか強そう」(23歳男性/機械・精密機器/営業職)■総評断トツの1位は、ソチ五輪や世界選手権、グランプリファイナルなど数々の大会で金メダルに輝いた日本フィギュア界のエース・羽生結弦選手だった。「すらっとしている」「細くて長い手足がいい」「スタイルがいい」など、スマートな体形を褒めたたえる意見が大半だった。一方で、「体は細いが軸がしっかりしているため」(28歳男性/金融・証券/専門職)などのように、しなやかさと強さを兼ね備えた体として理想的だとする回答者も多くいた。2位となったのは、長く日本フィギュア界の第一線で活躍している小塚崇彦選手。回答者の意見を総合すると、「適度に筋肉が付いており、全体のバランスが優れている」という感じになる。また、そのイケメンぶりを評価する声もあった。3位には無良崇人選手とエフゲニー・プルシェンコ選手(ロシア)がそろってランクイン。無良選手は迫力満点のトリプルアクセルをダイナミックに跳ぶためか、170cmという身長ながらも「背が高い」と評する意見が多かった。プルシェンコ選手は、端正な顔立ちと178cmという高身長をうらやむ男性から支持を集めた。フィギュアスケーターの高いジャンプには、体幹や筋力、瞬発力などが求められる。細すぎても太すぎてもパフォーマンスに悪影響が出かねないだけに、男性のフィギュアスケーターには、「細マッチョ」が多いかもしれない。細マッチョにあこがれるという男性は、彼らの体形を参考にしてみるのもいいのでは?調査時期: 2015年8月14日~8月20日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性221名調査方法: インターネットログイン式アンケート
2015年08月25日『ジョジョの奇妙な冒険』で知られる漫画家・荒木飛呂彦の短編漫画『死刑執行中脱獄進行中』が森山未來の主演で舞台化されることが決まった。荒木作品が舞台化されるのは今回が初めて。『死刑執行中脱獄進行中』は、投獄されて理不尽な扱いを受ける死刑囚が脱獄を試みる密室サスペンス。1995年「スーパージャンプ」で発表され、後に発売された短編集に表題作として収められている。初めての舞台化に荒木は「予測できない期待感と楽しみがあります」とコメント。一方主演の森山は「荒木飛呂彦さんの持つ唯一無二の様式美を、身体、テキスト、音楽、照明、映像、衣装など、現代の舞台芸術が持ち得るかぎりの要素を総動員して、演出家、ダンサーをはじめとする素敵なクリエイター達と有機的に具現化していくつもりです。この舞台が演劇なのか、ダンスパフォーマンスなのか、ジャンルレスなインスタレーションなのか。それは観劇後のあなたの選択にお委ねします」とコメントを寄せている。構成・演出・振付は演劇ユニット「冨士山アネット」の主宰・長谷川寧。11月に東京・天王洲 銀河劇場で上演された後、12月には全国でも公演。
2015年05月18日