俳優の高橋克典が主演を務めるドラマ『特命係長 只野仁』の新作が、インターネットテレビ局・AbemaTVで、今年の冬から連続ドラマとして放送されることが2日、分かった。AbemaTV初のオリジナル制作ドラマとなる。『特命係長 只野仁』は、2003年7月からテレビ朝日「金曜ナイトドラマ」枠でスタートし、2012年の「ファイナル」までシリーズ作を放送。昼間は大手広告代理店のうだつの上がらないサラリーマン・只野仁が、夜になると会長直属の"特命係長"となり、社内外のトラブルを解決するスーパーサラリーマンとして大活躍する姿を描く。新シリーズでも主演を務める高橋は「熱いご要望をいただき、只野が復活します。お楽しみに」とコメント。テレビ朝日の藤崎絵三プロデューサーは「ファンの皆さんの期待を裏切らない『只野仁』をお届けするのはもちろんのこと、『AbemaTV』ならではの新しい試みにも挑戦していきたいと思っております」と意気込んでいる。また、MMJの伊藤達哉プロデューサーは「おなじみの共演者の皆さん、さらに魅力的なゲストの方々を迎えて、作品の面白さを余すところなく描きます」と予告し、AbemaTVの藤井琢倫編成局長は「必ずヒットコンテンツにしていきたいと思っています」と自信を語っている。脚本は、尾崎将也、高山直也、長谷川徹。演出は、大塚徹(MMJ)、今井和久(MMJ)。AbemaTVでは、今年4月の本開局から5カ月で、視聴アプリの累計ダウンロード数が800万を突破。今後も、新たなオリジナルドラマの制作など、積極的にコンテンツの拡充やサービス開発を行っていくとしている。(C)AbemaTV(C)柳沢きみお/日刊ゲンダイ・テレビ朝日・MMJ
2016年10月03日映画『何者』の完成披露試写会が8月30日(火)に開催。佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之、三浦大輔監督が舞台挨拶に登壇し、劇場内に敷かれたレッドカーペットを歩いた。映画化され日本アカデミー賞最優秀作品賞にも輝いた「桐島、部活やめるってよ」で鮮烈な作家デビューを飾った朝井リョウの直木賞受賞の同名小説を映画化。一見、互いを励まし合い、協力して就職活動に臨んでいるように見える5人の大学生たちの葛藤や裏切り、彼らが自分が何者であるかを探し求めるさまを鮮烈にリアルに描き出す。この日、予定されていた舞台挨拶の前には屋外でのレッドカーペットイベントは、台風接近の報を受け、安全に配慮して中止になったが、劇場内にレッドカーペットイベントが敷かれ、佐藤さんらは客席通路の間を通り、観客と触れ合いながら、レッドカーペットイベントを歩いて壇上へ!登壇陣は、黒を基調にしたフォーマルな衣装に、それぞれ異なるカラーを挿し色に用いた粋なコーディネートで登場。佐藤さんは「現場で5人(=佐藤さん、有村さん、二階堂さん、菅田さん、岡田さん)でいることが多くて『ゴレンジャーじゃね?』『戦隊じゃね?』と話してたんです(笑)。こういう場で、同じ色の挿し色をすることは多いけど、『何者』の場合、役の個性がみんな違うので、色を変えて立った方が合うんじゃないかと思ってやってみました」と意図を説明した。ちなみに、佐藤さんは赤、有村さんはピンク、二階堂さんはオレンジ、岡田さんは紫、山田さんはゴールドだったが、異彩を放っていたのは“ミドレンジャー”を自任する菅田さん。黒のフォーマルの左足に緑色のスカーフを巻いており、佐藤さんから「君の生き様を表してて好き(笑)。足を折ったのかと思うけど」と茶々を入れられ、会場は笑いに包まれる。佐藤さん演じる拓人と菅田さん演じる光太郎はルームシェアしている友人で、有村さん演じる瑞月は光太郎の元カノ。だが、実は拓人は瑞月に想いを寄せており、微妙な三角関係が展開する!菅田さんは「大変でしたよ。みんなのタケルンよりもモテる設定ですから」とプレッシャー(?)を明かし「本読みに有村さんに『光太郎のどこが好き?』という愚問をしたら『まっすぐなところ』と言われて、あまり考えずにやろうと思った」と述懐。これに佐藤さんが「それはのろけ?」と再度ツッコミを入れると、菅田さんは「演技論です!」と返し、会場は再び、笑いがわき起こった。二階堂さんは、“意識高い系女子”の理香を演じており、キャスティングが発表されると、ネット上で「ピッタリ!」という声が続出したそう。二階堂さんは「ありがとうございます」と笑顔を見せつつ、自身との共通点は「意外となかったです(笑)」とふり返る。岡田さんは、理香の恋人で、就活からは距離を置いている隆良を演じており、役柄的には“一匹狼”的な立場。撮影について「僕は数日だったので、あまりみんなと話はしなかったので…」と語ったが、これに佐藤さんが「結構、遊んだ覚えあるけど、僕らとの思い出は忘れちゃったんだなぁ…」と噛みつき、岡田さんは慌てて「菅田くんと二階堂さんがとにかく元気で、その元気に巻き込まれてワイワイしてました(笑)」と思い出を語っていた。『何者』は10月15日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月30日人気バンド「クリープハイプ」のフロントマン、尾崎世界観さんに小説家の肩書が加わりました。本名をタイトルにした小説『祐介』作中の赤裸々な記述のように、言いたいことをめいっぱいぶちまけてもらいました。――メジャーデビューして第一線で活躍中の“尾崎世界観”は、苦しみの中で悶々としていた当時の祐介とは変わりましたか?尾崎:変わってないですね。むしろ、今の方がキツいです。ライブハウスが満員になったり、メジャーデビューが決まったりのタイミングで、自分が分裂していって選んだのが、今の道だと思っていて。一方で、まだ同じような生活を続けている、分裂して残してきた自分もいるような気がするんです。――クリープハイプファンの反応は、意識しましたか?尾崎:ちゃんと歌詞を書いているのに、伝わってない悔しさがずっとあるんですよ。だから、言葉しかない小説で考えを示したかった。僕の歌詞、“メンヘラ”で片づけられちゃいますからね。ほんとうに腹が立つ。解釈が間違っているのは全然構わないんです。ただ、もっと踏み込んで、どういう意味なのか、考えてほしい。わからないから“メンヘラ”って言葉で逃げるんでしょうね。“世界観”という曖昧な言葉でまとめちゃうことと同じように、納得できないというか、わからないなりに迷ってほしい。もちろん、僕が至らないのが悪いからなんですけど。――クリープハイプのファンは、音楽で尾崎さんの世界観に触れているから、あ、“世界観”という言葉を使ってしまいました…。尾崎:使っていいの、あと2回までですからね(笑)。――はい…。ファンは尾崎さんの生々しい描写には免疫があるでしょうが、それにしても、文字で読むとショックを受けないかと思ったんです。尾崎:クリープハイプを好きでいてくれている人でも、歌詞を考えてくれない人はそもそも読まないんじゃないですか。そういう人たちにこそ読んでほしいですけどね。――バンドのメンバーは、すでに読んだんですか?尾崎:(取材の時点では)読んでないです。本を渡してもいないです。わざわざ「読んで」って渡すのは恥ずかしいし、本屋で買ってもらおうと思って(笑)。僕がスカパラとコラボさせてもらったときも、メンバーはCDを買ってくれたので、今回も買ってくれるはず!――メンバー愛ですね。どんな感想なのか気になりませんか?尾崎:聞きたくない!(笑)でも、メンバーには、小説を書く時間を取らせてもらったので申し訳なく思っています。でも、書いたからこそ、音楽が大事で、もっとしっかり向き合っていきたいと確かめられました。音楽活動へのいいプレッシャーになっています。――プレッシャーがある?尾崎:音楽を頑張らないといけない、というプレッシャーとか、ライブで上手くいかなかったらどうしようというプレッシャーとか、いつもあります。こんな高い声で歌うのって苦しいし、歌うこと自体は楽しくはないです。たまに、歌えるだけで幸せという人がいるけど、絶対に嘘だと思います。発表して、人に何かを感じてもらわなきゃ意味がない。作品の向こうに誰かがいて、受け取ってくれたり、受け取ってくれなかったり。そうしたことがあるから、また作品が作れるし。僕、音楽も小説も、創作自体にはそんなに興味がないんです。――人と人との気持ちのやり取りこそが、尾崎さんを動かすと。尾崎:結局、人が好きなんでしょうね。人と繋がりたい。そう言うと、ちょっと胡散くさいけど。――最近、人との繋がりを感じたことは?尾崎:小説の発売を知った昔のバンドの先輩から電話がかかってきて、「心配だから、100冊買う」って言ってくれたんです。「1冊で十分です」と返したんですけど、あの気持ちが嬉しかったなあ。製本会社で働いていたときの上司で、今回の本を担当してくれた人も、すごく喜んでくれましたね。その会社での仕事は好きだったけど、バンドをしてるとどうしても当日欠勤が増えちゃって、気まずくて辞めたんですよ。その後何年かして、別のバイトの面接からの帰り道、その面接はダメだったから履歴書がもったいなくて取りに戻ったんです。そしたら、同期と道で出くわして。その時、僕、隠れちゃったんですよ…。これを機に、ちゃんと会いたいなあ。――小説で繋がり直した縁ですね。次回作を書いたら、新たな繋がりが生まれるかも?尾崎:まだ、次のことはまったく考えてないです。今回の作品で出し切ったので。――では、小説を発表して、シングル『鬼』がドラマの主題歌に決まるなど順調な感じですが、次なる夢は?尾崎:もっとデカいところでやりたいですね。いや、う~ん…。勝負し続けたい。何かするというのはリスクがあるし、下がっていくのは怖いけど、賭けていきたいですね。その先に、もっと大きな目標が出てくるんだと思います――「下がる」というのは、人気ですか?尾崎:そうですね。僕にとって何がいちばん怖いかって、音楽をすることなんです。でもその恐怖心は、愛着があるから出てくる。だからこそ、音楽をもっと頑張らないと。――ところで、“anan”“クリープハイプ”でネット検索すると、尾崎さんがアンアンのことを歌詞で揶揄してるとか、嫌ってるらしいとか出てくるんですけど…。尾崎:(笑)。「中吊り広告を見ると、セックス特集なんて書いてあるけど、アンアンってそういう意味のアンアンなのかな」という趣旨の歌詞があって、ことあるごとに「アンアンは、絶対に怒ってるから、載せてくれないだろう」って喋ってたんです。でも、本心ではセックス特集で書かせてほしいんですよ。これもちゃんと伝わってなくて悔しい!アンアンのセックス特集は、僕の最終目標なのに(笑)。◇おざき・せかいかん1984年11月9日、東京都生まれ。‘01年、クリープハイプ結成。'09年より、現メンバーで本格的に活動をスタートさせ、‘12年メジャーデビュー。映画『自分の事ばかりで情けなくなるよ』『私たちのハァハァ』では音楽を担当。本人役で出演もしている。※『anan』2016年8月10日号より。写真・熊谷直子インタビュー、文・小泉咲子
2016年08月04日不埒な男の欲望を、一度聴いたら忘れられないハイトーンボイスで歌い上げるロックバンド「クリープハイプ」の顔、尾崎世界観さん。インタビューでの語り口は、音楽からだけでは想像できない真面目さが覗きます。思いを伝えたいから言葉を尽くすし、時に毒づく。とにかく誠実な人です。そんな尾崎さんに、小説家の肩書が加わりました。作中の赤裸々な記述のように、言いたいことをめいっぱいぶちまけてもらいました。――本名をタイトルにした小説『祐介』は半自伝の小説ですが、すぐに書き出せましたか?尾崎:全然ダメでした。自分のことを書こうと決めてからも、何回も止まりましたし。それで、編集の方と、毎週月曜日に書いた分だけ送る約束をしたんです。締め切りがあればとりあえず書くだろうと。確かにその通りだったけど、読み返すと、送った分ごとに完結しちゃってたんですよ。ここで月曜日が来たんだってわかっちゃう(笑)。なので、ずいぶん直しました。――最後まで書き終わってからも大変だったのでは。尾崎:むしろ、一度書いた後の方が大変でしたね。歌詞なら抽象的でも成立するのに、小説は丁寧に書いたつもりでも、描写が足りなかったりして。――歌詞を書くのとは違うと。尾崎:いかに歌詞がメロディに助けられていたか実感しました。音楽だったら、曲調やテンポで感情を表現できるけど、小説は勢いではごまかせない。アイデアが浮かんだら、音楽だとすぐに曲にできるんですけど、小説は具現化するのにここまで苦労するのかと…。思いついてから鮮度がどんどん落ちて、自分の熱も冷めていく中で、果たして、ここまでしてこの気持ちを伝えたいのか、試されるところがありました。書いているうちに、書くべきか書かなくてもいいのか、わかってしまうのが、いいところだし、怖くもありました。――執筆と作詞を並行してやっていた時期があったんですよね?尾崎:そうですね。去年は、喉の調子は最悪だし、音楽が上手くいかなくて、「クソッ…」と言いたくなるようなことや悲しいことだとか、全部小説にぶつけていました。なのであの小説はある種、僕のゲロ袋みたいなものです(笑)。――それで、小説発表の公式コメントが「この小説を書いて救われた」になったわけですね。尾崎:そうです、そうです。悔しさを日記に書き留めていく感じでした。――『祐介』は情景描写が大半ですが、突然、膨大な分量の語りが現れます。尾崎:そこに言いたいことを全部入れました。他はスーツを着ているけど、あそこは裸で書いた感じです。――音楽業界やリスナーへの違和感とか、ここまで書いて大丈夫なのかと不安になったんですけど…。尾崎:編集の方に「悪口を書かせたら敵う人はいない」って言われました。原稿用紙1枚あったら、そうとう相手を凹ませる自信ありますよ(笑)。――でも、こうして話していると、バンドマンにありがちなとっつきにくさはゼロで、尾崎さんからは礼儀正しささえも感じてるのに、腹の中は真っ黒なんですね(笑)。尾崎:僕の中にはずっと怒りがあるんです。怒りがないと動けない。飲み会でも、嫌いな人とか、認めたくないヤツの話してますよ。僕、人の悪口言わない人は、好きじゃないです。嘘くさく思っちゃうので。――差し支えなかったら、嫌いな人って…?尾崎:さすがにこの場では、差し支えます(笑)。でも、嫌いなだけなら名前すら出さないですよ。話題にするのは、何かしら気になってるから。小説にも嫌な人が出てくるけど、誇張してるにせよ、ほとんど実在する人なんです。愛しいから作品に出すんです。――たとえば?尾崎:初めてのピンサロで相手をしてくれた人とか。東北の出身で、窓の外を見ながらずっと椎名林檎を聴いてたって話をしてくれました。あと、入店したとき、店長に騙されたとか。――重たすぎるんですが…。尾崎:ハハハ。当時はお金はないし、バンドも全然上手くいかなくて、ヒモみたいな生活だったけど、振り返ると幸せなこともたくさんありましたよ。どうしようもない境遇に置かれても、人って幸せや気持ちいいことを見つけるんだなって、書きながら思いました。人間は、やっぱり強いです。◇おざき・せかいかん1984年11月9日、東京都生まれ。‘01年、クリープハイプ結成。'09年より、現メンバーで本格的に活動をスタートさせ、‘12年メジャーデビュー。映画『自分の事ばかりで情けなくなるよ』『私たちのハァハァ』では音楽を担当。本人役で出演もしている。※『anan』2016年8月10日号より。写真・熊谷直子インタビュー、文・小泉咲子
2016年08月04日7月16日(土)の14時から「ツナグ」をテーマにTBSで生放送される「音楽の日」に、歌手・尾崎豊の息子である尾崎裕哉が出演し、テレビで初めて歌唱を披露することが明らかになった。計12時間の生放送を行う同番組は2011年から毎年放送しており、今年も6年連続で「SMAP」中居正広とTBSアナウンサー・安住紳一郎が司会を務める。パフォーマンスを披露するのは、「AKB48」など48グループ、「三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE」など「LDH」所属グループから多数、ほか「KinKi Kids」、「NEWS」、「Kis-My-Ft2」などジャニーズグループ、総勢84組の豪華アーティストたちがすでに発表されていた。そして本日、伝説の歌手である尾崎豊の息子・裕哉さんが出演することが発表。裕哉さんは、幼少期をアメリカで過ごし帰国。大学卒業後にラジオ局のDJや会社員などを経て、昨年末に尾崎裕哉名義でライブを行い、アーティスト活動をスタートしている。これまでに、父・尾崎豊のトリビュートアルバム「BLUE ~A TRIBUTE TO YUTAKA OZAKI」では“HIRO”という名義で参加し、「15の夜」を歌っているが、テレビで初歌唱となる今回は、父の名曲「I LOVE YOU」と自身の楽曲を生放送で披露する。裕哉さんは今回の出演について、「テレビで歌うことは初めての経験なので、本番はとても緊張していると思いますが、一生懸命歌いますのでどうか最後まで見届けてください」とコメントしている。まさに番組のテーマ通り、父の意思を“ツナグ”裕哉さんの初歌唱という貴重な瞬間をお楽しみに。「音楽の日」は7月16日(土)14時~TBS系で放送。(text:cinemacafe.net)
2016年07月13日故・尾崎豊さんの長男でミュージシャンの尾崎裕哉が、7月16日に放送されるTBS系音楽番組『音楽の日』(14:00~29:00)に出演し、初めてテレビで歌唱することが12日、わかった。裕哉は、幼少期をアメリカで過ごし帰国。大学卒業後にラジオ局のDJや会社員などを経て、昨年末に尾崎裕哉名義でライブを行い、アーティスト活動をスタートした。これまでに、父・尾崎豊さんのトリビュートアルバム『BLUE ~A TRIBUTE TO YUTAKA OZAKI』で"HIRO"という名義で参加し、「15の夜」を歌っているが、テレビ初歌唱となる今回は、父の名曲「I LOVE YOU」と自身の楽曲を生放送で披露する。裕哉は、「テレビで歌うことは初めての経験なので、本番はとても緊張していると思いますが、一生懸命歌いますのでどうか最後まで見届けてください」と話している。プロデューサーの服部英司氏は「裕哉さんと音楽活動をされていた方から大変素晴らしい才能をお持ちだというお噂をかねてから伺っておりました。実際に裕哉さんにお会いした時に、ご本人から発せられるオーラに大きな驚きを感じました」とし、「『音楽の日』の舞台でどんな輝きを放ってくださるのか楽しみでなりません」と期待を寄せる。計12時間を生放送で送る今年の『音楽の日』は、「ツナグ」というテーマの元、福島、宮城、岩手、熊本、赤坂を"ツナグ"5元同時生中継を実施。司会は、6年連続のコンビとなるSMAPの中居正広と安住紳一郎アナウンサーが務める。出演アーティストは、尾崎裕哉を含め85組発表されている。(C)TBS
2016年07月13日此元和津也の人気コミックを実写化した『セトウツミ』の初日舞台挨拶が7月2日(土)、都内で行われ、主演を務める池松壮亮と菅田将暉、共演する中条あやみ、メガホンをとった大森立嗣監督が出席した。関西の高校生2人が放課後、無駄話をしゃべるだけの“ケンカ無し、部活無し、壁ドン無し”青春映画。 池松さんがクールな塾通いの内海、菅田さんが天然な元サッカー部の瀬戸を演じている。池松さん&菅田さんといえば、本作に加えて『デスノート Light up the NEW world』『ディストラクション・ベイビーズ』と共演作が続いており、池松さんは「今年は共演が続いたので、しばらく(共演は)ないと思いますが、また一周してどこかでお会いしたい」としみじみ…。これには菅田さんも「おれ、死んだみたいやん?」と苦笑いだった。互いの印象を聞かれると「えー、まあ、えー」(池松さん)、「なんかあるやろ!」(菅田さん)と丁々発止のやり取り。池松さんは「とてもいい俳優さんと仕事ができて良かった」、菅田さんも「一緒にいて、自分がとても自然でいられた」と敬意を交わした。映画さながらの独特な空気感を放つ2人に対し、「すごく仲悪そうに見えますけど、安心してください(笑)。言葉よりも空気を大切にされていて、シンプルな男の友情がうらやましく思えた」(中条さん)、「お互い根底で信頼しているから、ツッコんだり、けなし合っている」(大森監督)。実際、『デスノート Light up the NEW world』の撮影現場では敵対関係にありながら、非常に仲が良かったそうで、菅田さんが「東出(昌大)くんが困っていたよね」と明かしていた。『セトウツミ』は新宿ピカデリーほか全国にて公開中(text:cinemacafe.net)
2016年07月02日此元和津也の同名マンガを映画化した『セトウツミ』(大森立嗣監督)で、今をときめく若手実力派俳優の池松壮亮と菅田将暉が本格的な初共演を果たした。関西に暮らす高校生ふたりが、ただひたすら“喋るだけ”の放課後を描いた“ケンカもない、部活もしない、壁ドンもない”青春映画。「題材と同じくらい、誰と演るかが重要。菅田くんと一緒なら面白くなる予感があった」(池松)、「僕にとって大切なのは、池松くんと一緒に仕事することだった」(菅田)とふたりが生み出す化学反応への期待感を振り返った。その他の写真池松が演じるのは、メガネをかけたクールな塾通いの内海。一方、菅田がツンツン頭で、元サッカー部の若干お調子者・瀬戸を演じている。見た目も性格も異なるふたりの会話劇。関西ノリで、何気ないボケに対してツッコミが入る場面もあるが、ふたりは「コントや漫才にはしたくなかった」と口を揃える。台本こそあるが、その場の空気で偶然生まれたリアクションが存分に生かされており、「楽しい時間が永遠に続かないとわかっている。でも、喋っている」(池松)。そんな儚くも切ない青春のひとコマが切り取られている。原作の舞台と同じく、大阪の堺市でロケが行われ、大阪出身の菅田は「地元に戻った感覚だし、いい意味で“普通”な土地の雰囲気に助けられた」と語る。片や、池松は慣れない関西弁の芝居に「できれば、やりたくないなと思うほど難しかった。(関西弁への)ツッコミが入りそうだから、今も大阪で公開してほしくない気持ち(笑)」なのだとか。「そんなあ。バッチリでしたよ」(菅田)、「でも、78点って言ってなかった?」(池松)とインタビューの席でも、ふたりの会話は静かに弾む。「内海と瀬戸の付かず離れずの絶妙な距離感が映画に作用しているし、それは相手が菅田くんだったからこそ。想像通り、柔軟性がある俳優さんだった」(池松)、「ふたりが親友なのかはわかりませんが、池松くんが内海だったから、僕も瀬戸に命を吹き込むことができた。それが役者として、すごく面白かったですね」(菅田)。ふたりは『デスノート Light up the NEW world』(10月29日公開)での共演も実現しており、さらなる化学反応に注目が集まっている。『セトウツミ』7月2日(土) 新宿ピカデリーほか全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼池松壮亮 ヘアメイク:遠山美和子(THYMON Inc.)菅田将暉 ヘアメイク:AZUMA@MONDO-artist(W)
2016年06月28日此元和津也の人気コミックを実写化した『セトウツミ』の完成披露試写会が6月7日(火)、都内で行われ、主演を務める池松壮亮と菅田将暉、メガホンをとった大森立嗣監督が出席。挨拶でネガティブ発言(?)を連発する池松さんに、菅田さんはタジタジだった。関西の高校生2人が放課後、無駄話をしゃべるだけの“ケンカ無し、部活無し、壁ドン無し”青春映画。 池松さんがクールな塾通いの内海、菅田さんが天然な元サッカー部の瀬戸を演じている。『デスノート Light up the NEW world』『ディストラクション・ベイビーズ』と共演作が続いているが、本格的な共演はこの作品が初めてとなる。「2人が川辺でしゃべるだけ。挑戦的だけど、映画になりえるのか不安もあった」と池松さん。一方、大阪出身の菅田さんは「池松くんとしゃべるだけで、すごく楽しそうだなと思いましたし、しかも関西弁ですから。撮影も原作と同じ大阪だったので、地元の感覚を取り戻したし、土地に助けられた」とふり返った。また、菅田さんは「思っていたより池松くんがボケるので、ツッコむのは大変だった。散らかったものは片付けないと…」と苦笑い。池松さんの関西弁について、「そりゃもう」と太鼓判を押すと、池松さんが「でも78点って言っていた」と返し、劇中さながらのコンビネーションを披露していた。そんな2人に対し、大森監督は「現場入りしても、一言も口をきかないから、怖くなった(笑)。でもベタつかない関係性が役柄に合っていた」と明かすと、池松さんは「別に人見知りとかじゃなく、しゃべることないですから」とポツリ。その後も「撮影は1週間くらいだったので、手応えないです」「安い賃金で働いていたので」「関西弁はできればやりたくなかった」「(自分の関西弁に対し)ツッコミが入るのは嫌だし、大阪で公開してほしくない」と消極的なコメントを連発。菅田さんはタジタジの様子で、会場を笑いに包んでいた。『セトウツミ』は7月2日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月07日此元和津也の同名マンガを映画化した『セトウツミ』の完成披露試写会が6月7日に、都内で行われ、本作で本格的な初共演を果たした池松壮亮と菅田将暉、メガホンをとった大森立嗣監督(『まほろ駅前狂騒曲』『さよなら渓谷』)が出席。大森監督は若手実力派ふたりについて「最初は一言も口をきかないから怖くなったけど(笑)、ベタつかない関係性がいい」と振り返った。『セトウツミ』/その他の画像関西に暮らす高校生ふたりが、ただひたすら喋っている放課後を描いた「ケンカもない、部活もしない、壁ドンもない」ユニークな青春映画。池松がクールなインテリメガネの内海、菅田がちょっとおバカなツンツン頭の瀬戸を演じている。とにかく“喋るだけ”の本作について、池松は「川辺に座って、喋るだけで映画になりえるのか不安もあったが、とても挑戦的だし、楽しんでもらえる自信はある」とアピール。上映時間は75分間で「いいヒマつぶしになれば」と笑いを誘っていた。一方、菅田は「大森監督のもとで、池松くんとただ喋るだけって楽しそうだなと思った。(劇中に)タンゴがかかったりして、思ったよりも品がある映画に仕上がった」と手応え十分。大森監督は「ふたりとも実力があるから、とにかく喋りを撮り続けようと。ふたりなら出来るでしょって(笑)」と全幅の信頼を寄せた。原作の舞台と同じく、大阪の堺市でロケが行われ、大阪育ちの菅田は「地元の感覚が戻ったし、土地に助けられました。池松くんが思ったよりもボケてくるので、ツッコミが大変でしたけど」と関西人の血が騒いだ様子。片や池松は慣れない関西弁の演技に苦労したといい、「ツッコミが入るのが嫌なので、できれば、大阪では公開してほしくない…」と弱音を吐く場面もあった。『セトウツミ』7月2日(土) 新宿ピカデリーほか全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2016年06月07日日本テレビの尾崎里紗アナウンサーが7日、神奈川県内のスタジオで行われた日本テレビ系新番組『究極の○×クイズSHOW!! 超問!真実か?ウソか?』(5月6日スタート、毎週金曜19:56~20:54 ※初回は2時間スペシャル)の初回収録後に取材に応じ、MCの有吉弘行に「小6くらいの体形だよね」と指摘された。この番組は、「凧揚げのタコは、最初イカと呼ばれていた。○×クイズを次々に出題。そこに、2人のプレゼンターが、○担当を桝太一アナが務める。尾崎アナは入社2年目で、初のゴールデンでのレギュラー番組となり、「すごく緊張してたんですが、場の空気を作るプロの方々がいたので、その波に私も乗せてもらって、(本番の)時間が来ると緊張せずに楽しんでいました」と充実の表情。劇団ひとりが「カンペが間違えていたのに気づいて、別の言葉を自分で言ってたりとか、臨機応変にやってましたね」と評価すると、有吉は「軽く舌打ちもしてたけどね(笑)」とジャブを入れ、尾崎アナは立ち上がって「してないです!」と否定した。先輩の桝アナは「有吉さんの横で意外と堂々としているなと思ったのと、たまに水卜(麻美アナ)に見えてくる感じが一瞬ある」と発見。それを聞いた有吉は「体形的には水卜になる可能性あるよね。気をつけないとね」と指摘しながら、小さな身長から「小6くらいの体形だよね」と表現し、報道陣を笑わせた。その後も有吉は、尾崎アナに得意なクイズのジャンルを「ポケモン?」と聞くなど、小6ネタを引っ張っていたが、尾崎アナは「アイドルの方が好きなんです」と回答。「ももクロさんとか、カラオケに行ったら踊りますね。ダイエットも兼ねて」と、こちらは体形ネタを引っ張り、有吉から「そうだね」と即答で同意されていた。
2016年04月07日若手“塩顔”演技派として注目を集める中村倫也を主演に、佐々木希、木村佳乃、菅田将暉、杏、市原隼人、新井浩文、松重豊と、次世代も含め日本映画を代表する豪華キャストが集結した、切なくも心温まるミステリー『星ガ丘ワンダーランド』。このほど、菅田さん演じる主人公の異父弟・雄哉が、主人公の星ガ丘駅の駅員・温人を演じる中村さんに、一方的に感情をぶつけ、殴るというシーンのメイキング映像が解禁。撮影中の真剣な表情と、その後に和やかに笑い合う2人の姿が明らかになった。母(木村佳乃)が姿を消してから20年、突然、その母の訃報が届く。同じ母を亡くした異父兄弟である、温人(中村倫也)と雄哉(菅田将暉)。母の死を受け入れられない雄哉は、突発的に温人の働く星ガ丘駅を訪ね、挑発的な温人の態度に思わず殴り掛かってしまう…。昨年、話題を集めた資生堂のweb動画「メーク女子高生のヒミツ」や「乃木坂46」のPVなどを手掛けた人気CMクリエイター・柳沢翔の初監督作となる本作。突然の母の死をきっかけに、初めて顔を合わせる異父兄弟という難しい関係性を演じたのは、いまをときめく若手演技派の筆頭株、中村さんと菅田さん。謎の死を遂げた母の真実をめぐり、殴り合うこのシーンは本作の見どころの1つとなっている。先日行われたプレミア試写会では、「(喧嘩シーンでの)撮影のときは、ただただ倫也さんの流し目にイラッとした。だから(ボコボコになったのは)倫也さんのせいです!」と菅田さんが暴露、会場が笑いに包まれ、翌日のニュースでも話題となっていた。今回解禁となる映像には、迫真の喧嘩シーンと、その前後の中村さん、菅田さんの様子が収められている。まさに身体を張った演技に挑む直前、監督の演出に聞き入る中村さんと、集中して自分の演技をチェックする菅田さんの表情は真剣そのもの。その緊迫の撮影後、「めっちゃしんどかった…」ともらす菅田さんに、中村さんは「それを求めてたんだろ」と笑顔で応え、菅田さんも「それを求めてた」と自ら吐露。先ほどまで取っ組み合いのガチ喧嘩をしていたとは思えないほど、ほがらかな様子が印象的な映像となっている。『星ガ丘ワンダーランド』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年03月06日日本が世界に誇る若手CMクリエイター・柳沢翔の映画監督デビュー作『星ガ丘ワンダーランド』。中村倫也を主演に迎え、佐々木希、菅田将暉、木村佳乃ら豪華キャストで贈る本作だが、そんな中村さんと佐々木さんそれぞれが扮する役の子ども時代を演じた子役がすごいと絶賛し注目を集めているようだ。幼い頃、母が突然姿を消した。あれから20年。温人(中村倫也)は星ガ丘駅の「落し物預り所」に勤務していた。行き場を失ったモノたちは、どのようにしてここに来て、どんな人に愛されていたのか。温人は落し物の持ち主を想像しては名札の裏に似顔絵を描いていた。そんなある日、幼い頃に姿を消した母親の訃報が突然届いた。母の死をきっかけに義理の姉弟の存在を知る。温人と兄、そして義理の姉弟。2つの家族が過去と向き合い、それぞれの止まっていた運命が動き出す…。主演には舞台、テレビドラマ、映画で飛躍的な活躍を見せる若手演技派の中村さん。そして脇を固めるのは佐々木さん、木村さん、菅田さん、杏、市原隼人、新井浩文、松重豊といった主役級の超豪華キャストの競演が実現した。監督には、資生堂のweb動画や「乃木坂46」のPVなど話題作を次々手掛ける人気CMクリエイター柳沢氏。本作が映画監督デビュー作となる柳沢氏が「切なくも、心温まる至極のミステリー」を作り上げた。そんな豪華キャストが目を引く本作だが、一方で子役たちの演技にも注目!主演の中村さんが扮した瀬生温人の子ども時代を演じたのは、高橋曽良。オーディション当時7歳、最年長ながらかなり身体が小さく華奢な印象の曽良くんは、少し壊れそうな感じで、置き去りにされたときの寂しさや切なさが温人と重なり決定。かなり前のめりで走る癖のある曽良くん。雪道で木村さん演じる母を追いかけるときのそのユニークな走り方、母親へしがみつく感じが無理なく表現されていると制作プロデューサーが語っている。また、佐々木さんが扮する清川七海の子ども時代を演じた篠川桃音もオーディション当時7歳で、「ゲゲゲの女房」や「MOZU」をはじめ、ドラマ・映画・CMで活躍していた桃音ちゃん。実は、佐々木さんの幼少時代に似ているということで即決したという。ほとんどのシーンが遊園地イベントの仮装の妖精の衣装で、マイナス5度、おまけに風も強く凍えるようなかなり寒い時季、愚痴一つ言わず笑顔を見せながら演じる姿はまさに女優そのもの。さらに新井さん扮する瀬生哲人の子ども時代を演じた佐藤優太郎は、芝居もカメラの前に立つのも初めて。しかも最年少の4歳ながら、撮影に動じることなく、堂々とした演技を披露している。そんな物語のキーとなる20年前を演じる子どもたちのがどう演じているのかさらなる話題を集めそうだ。<出演者以下コメント>■中村倫也寒い場所での撮影が多かったのですが、小さい身体を震わせながらも不平不満をひとつも言わず、一生懸命取り組んでくれて感銘を受けました。空き時間は主に妖怪ウォッチについて厳しくご教授頂きました。 映画の中の曽良くんを見て、もうほんと、困りますよね、あんなに若いのにあんなに芝居上手くて。もちろん仲間としては非常に心強いのですが、どちらかと言えばズバリ嫉妬の対象として見ていました。この醜い大人の汚い心が、曽良くんにバレてないといいのですが(笑)。『星ガ丘ワンダーランド』は3月5日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年02月12日俳優・中村倫也が主演を飾る話題作『星ガ丘ワンダーランド』のプレミア上映会が2月10日(水)、都内で行われ、中村さんをはじめ、共演する新井浩文、佐々木希、菅田将暉、市原隼人、木村佳乃、松重豊、柳沢翔監督が出席した。昨年は5本の出演作公開に加えて、高視聴率ドラマ「下町ロケット」での好演も記憶に新しい中村さん。豪華なキャスティングが実現した本作について、「皆さんの名前を見て、ビックリしました。贅沢でスリリングな体験だった」とふり返った。星ガ丘駅の「落し物預り所」に勤務する温人(中村さん)のもとに、20年前に突然姿を消した母親の訃報が届き、義理の姉弟の存在が明らかに…。母の死をめぐるミステリーを軸に、温人と兄、そして義理の姉弟という2つの家族が過去と向き合い、未来を見つめる人間ドラマに仕上がった。劇中には中村さんと義理の弟を演じる菅田さんが思いをぶつけ、殴り合うシーンがあり「ボッコボコにしました。もちろん、いろんな気持ちの流れがあってのことなんですけど、結果的には倫也くんの流し目にイラっとして(笑)。あれは倫也くんのせい!」と釈明する菅田さん。同じ所属事務所の先輩である中村さんは「撮影が終わったら、お互い後頭部にナゾの痛みが残って…」と渾身のワンシーンを語った。また、佐々木さんはほぼノーメイクで演技に臨み、「ここまでスッピンに近い役は初めてで、新鮮でした。新しい佐々木希を見てもらえるはず」と新境地に手応え。物語のカギを握る母親役の木村さんは「ここに並ぶ4人を見ると、“濃い”子どもたちだなと思う(笑)」と“わが子”中村さん、新井さん、佐々木さん、管田さんに目を細めていた。『星ガ丘ワンダーランド』は3月5日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月10日中村倫也を主演に迎え、新井浩文、佐々木希、菅田将暉、杏、市原隼人ら豪華キャスト出演で話題の『星ガ丘ワンダーランド』。この度、本作の予告編とポスターが解禁された。本作は、若干33歳にして日本が世界に誇る若手CMクリエーターの柳沢翔が初の映画監督を務め、透明感ある作品に定評のある彼が生み出した切なくも、心温まる至極のミステリー。幼い頃、母が突然姿を消した。あれから20年――。温人(中村さん)は星ガ丘駅の「落し物預り所」に勤務していた。行き場を失ったモノたちは、どのようにしてここに来て、どんな人に愛されていたのか。温人は落し物の持ち主を想像しては名札の裏に似顔絵を描いていた。そんなある日、幼い頃に姿を消した母親の訃報が突然届いた。母の死をきっかけに義理の姉弟の存在を知る。温人と兄、そして義理の姉弟。2つの家族が過去と向き合い、それぞれの止まっていた運命が動き出す…。主演には、舞台やドラマに映画など多方面で飛躍的な活躍をみせる若手演技派の中村さん。『ピース オブ ケイク』や放送中のドラマ「下町ロケット」(TBS)にも出演する彼は、本作では幼い頃に姿を消した母を待ち続ける青年・温人を好演する。そしてその脇を固めるのが、孤独な父のことを思いやり、弟の温人と反発する兄役の「ど根性ガエル」(日本テレビ)『告白』など話題作に続出する新井さん、早くに母親を亡くし、母親の代わりを求めすぎた少女役の来年公開の『縁~THE BRIDE OF IZUMO~』で主演も控える佐々木さん。また、母の死を受け入れられず、自堕落的な生活を送る弟役に「仮面ライダーW」で一躍脚光を浴び、『ピンクとグレー』の公開も控える菅田さん、事件の真相を追い求める若手の刑事役には杏さん、諦めた夢に焦がれる若者役に市原さん、20年前に家族を捨て蒸発し、20年後謎の死を遂げる母役に木村佳乃、そして愛することに不器用で妻と溝が埋められなかった父役には松重豊といった超豪華俳優陣が出演している。今回解禁された予告編は、「落し物預かり所」に子どもが靴の落し物を渡す映像から始まる。遊園地で楽しく遊ぶ子ども、謎に包まれた母と、母からの愛情を欲した子どもたちが描かれている。複雑な人間関係と各々の感情が交じり合い、あたたかな映像とは裏腹に、緊張感に満ちた映像となっている。また、同時に解禁されたポスターは、「笑顔と喜びにあふれたこの場所で、母さんは死んだ。」というキャッチコピーと共に、登場人物たちが映し出され、空虚感や無力感が感じられる柳沢ワールドを凝縮した珠玉のポスターとなっている。20年前に一体何があったのか、苦悩の先に見た答えとは何か。まずは予告編から覗いてみて。『星ガ丘ワンダーランド』は2016年3月5日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年11月27日中村倫也、新井浩文、佐々木希、菅田将暉ら豪華キャストが集結した『星ガ丘ワンダーランド』。8月27日~9月7日(現地時間)に開催された第39回モントリオール世界映画祭「ファースト・フィルム・ワールド・コンペティション」長編部門に正式招待され、主演の中村さんと監督を務めた柳沢翔が参加した。幼いころに母親に捨てられ、成長した今は星ガ丘駅の落し物預り所で働く若者・温人(中村倫也)の元に次々に現れる落し物を探す訳ありの面々。落し物の持ち主を想像しては、名札の裏に似顔絵を描く。それはそっくりだったり、まったく違っていたり…。行き場を失ったモノたちは、どのようにしてここに来て、どんな人に愛されていたのか…。そんな想像をする日々が温人の日常だった。だがある日、幼いころに自分を捨てた母親が自殺したという一報が届く。そこから、温人の止まっていた人生が動き始める。彼自身も知らなかった事件の真相、そして過去が明かされていく――。9月6日、7日と2回行われた上映会には、400名程の観客が入り、劇場は満席に近い状態に。そんな中、舞台挨拶に登壇した中村さんは「ボンジュール!!」「ジュスイ、TOMOYA NAKAMURA オヴォワー!!」と挨拶すると会場が笑いの渦に包まれた。上映中はくすくす笑うシーンもあったが、フランソワ・トリュフォーを彷彿とさせる映像や、景色の美しさに観客は魅了されたようで、光を映し出す新しい映像の撮影方法について質問が出ると「実は、壊れたカメラをつかって、そこにさらに3~4枚のフィルタを通して撮影してみました。中盤からはファンタジックな映像を撮りたかったので、カメラマンのアイディアも取り入れてやってみることができたのでとても満足です」「まさかこんな風にほめていただけるとは。カナダに来てよかったです」と喜びもひとしお。主演の中村さんへも絶賛の声が上がり、「キャリアを教えてほしい」という質問もあがるほど。中村さんは、「褒めてくれてありがとうございます」「10年のキャリアがあり、演劇に携わらせていただくことが多かったのですが、このような映画らしい映画に出ることができて、とても嬉しいです」と感激した面持ち。監督、俳優とともに初めて海外ということもあり、気の引き締まる想いだったようだが、映画を観た人々からの温かい感想に、大満足の様子だった。『星ガ丘ワンダーランド』は2016年公開予定。(text:cinemacafe.net)
2015年09月09日若干32歳ながら世界が注目するCMクリエイター、柳沢翔が初の映画監督を務める『星ガ丘ワンダーランド』。中村倫也を主演に迎えた本作の詳細がこのたび明らかになった。監督・脚本の柳沢さんは、26歳の時に演出したCM(白泉社LALAコミック lala report篇)がアジア太平洋パシフィック広告祭フィルム部門でグランプリを受賞。リアリティとファンタジーを融合させた作品作りが世界各国で高い評価を得ている。「Google NEXUS7」シリーズの子供にダンスを教える先生のCMで一躍注目を集めた中村さんが、25歳で撮影技師デビューを果たした撮影カメラマン・今村圭佑とタッグを組み、切なくも、心温まる至極のミステリーを作り上げた。主演は、舞台、ドラマ、映画と飛躍的な活躍を見せる若手演技派・中村倫也。幼いころに母親に捨てられ、今は星ガ丘駅の落し物預り所で働く若者・温人(ハルト)を演じる。温人は、落し物の持ち主を想像しては、名札の裏に似顔絵を描き、落し物の今までを想像する夢想家。だがある日、幼いころに自分を捨てた母親が自殺したという一報が届く。そこから、温人の止まっていた人生が動き始める。温人の母を木村佳乃、温人の母の再婚相手の連れ子を佐々木希が演じ、そのほか菅田将暉、杏、市原隼人、新井浩文、松重豊ら今まさに旬の主役級キャストを配している。中村さんは、「この作品は、とある家族の話です。止まっていた時計が動き出すように、グラスに入れた氷が溶け出すように、ひとつの出来事をきっかけに、この物語は始まります。青年はどこに辿り着くのか。青年の『家族』は何処に在るのか。 このとてもデリケートな役を、沢山の人に支えられながら、壊れないように壊れないように運ぶことができました。魅力的で精力的なスタッフ、キャスト、事務所の仲間達と共に、この美しい物語を創ることができて、とても嬉しく思っております。こういうことを言うのは照れ臭いのであまり言わないのですが、それこそ『家族』と思える現場でした」と作品と現場の雰囲気について語る。また、七海を演じた佐々木さんも「中村さんの目のお芝居が引き込まれるようでとても印象的でした。何度も共演させていただいていますが、いつもお芝居に関してアドバイスをくださるので、ひとつひとつ吸収していきたい」とコメントを寄せた。「母への想いに囚われている男が小さな一歩を踏み出す、その瞬間を切り取った物語です。家族に限らず、想うがゆえに迷い道に入ってしまう事は誰にでもある事だと思います。それがほどけていく過程を、押し付けないように、寄り添うように描いたつもりです」と作品に込めた思いを明かした柳沢監督。豪華共演陣がどのようなドラマを織り成すのか、公開を楽しみに待ちたい。『星ガ丘ワンダーランド』は2016年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月30日映画『明烏 あけがらす』の初日舞台あいさつが16日、東京・新宿バルト9で行われ、キャストの菅田将暉、城田優、若葉竜也、吉岡里帆、柿澤勇人、松下優也、新井浩文、ムロツヨシが出席した。福田雄一監督が手掛けた本作は、最下位ホストの12時間を描くシチュエーションコメディ。ホストクラブ「明烏」で働くナオキ(菅田)は、借金の返済金1,000万円が用意できたことを祝い、同僚たちと宴会を開く。しかし、目覚めた時に金は無く――というストーリーで、映画は全国公開中。主演の菅田は、「見ての通り、素敵な大人たちや先輩たちに囲まれて作った作品。見てくれてありがとうございます」と笑顔であいさつ。一方、「アドリブばかりで面白かった!」と福田監督に絶賛された城田は、「台本読んでないみたいじゃん!『チャラくてバカで鬱陶しくやって』と言われたので」と苦笑い。あるシーンでは、菅田にアドリブでビンタされたそうで、「なかなか先輩役者を叩けないよね。すごいよ」とつぶやくと、菅田は、「だって、本番でアドリブ足すんだもん!こっちも足さないと」と言い張っていた。また、毎度おなじみのフリートークで繰り広げられる、福田監督の舞台あいさつ。この日も、役作りでボブにした菅田の髪型に、「今、そんな髪型なの!?」(ムロ)、「あなたもちょっと……」(福田監督)と突っ込むなど、丁々発止のやり取りに会場は爆笑。さらに、観客と共に鑑賞していたというムロが、「かっきー(柿澤)がウンコ漏らしてたのすごいウケてたよ」と報告して福田監督と盛り上がる中、新井は、「両脇しゃべり過ぎじゃない?」と一喝し、「ムロさんが福田さんの作品に出過ぎてて、ホモだと思ってた」と含み笑いしていた。
2015年05月17日俳優の岡田将生、成海璃子、松岡茉優、白石隼也、高月彩良、黒島結菜らが7日、東京・新宿ピカデリーで行われた映画『ストレイヤーズ・クロニクル』(6月27日公開)の上映会に登場し、舞台あいさつを行った。極秘機関の実験によって、特殊能力を得ることと引き換えに20歳前後までしか生きることができない宿命を背負わされた子どもたちが、未来の希望を信じた昴(岡田)らチームスバルと、未来に絶望し人類の破滅を企てる学(染谷将太)率いるアゲハチームに分かれて死闘を繰り広げる本作。次世代を担うとされる若手キャストたちが集結していることでも話題を集めている。イベントでは、10代の命を燃やし尽くしぶつかり合う登場人物たちにちなんで、10代の女子高生100人を前に舞台あいさつを実施。主演の岡田が「昴を演じました岡田将生です。この作品で初めてアクションに挑戦しました。初めてのことだったので、いろいろと大変でしたがケガは大丈夫でした!」とあいさつすると、会場は黄色い声援に包まれた。チェロを初めて触ったという音大生の役・成海は「家に持って帰って練習したのですが、苦情が来るんじゃないかと心配でした」とエピソードを披露。続く松岡は「入った瞬間良い匂いしましたよ!」と女子高生でいっぱいの会場に興奮気味。口から鉄片を放って敵を倒す超能力を持つ役どころから、「人に向かってつばを吐くように鉄片を飛ばすと、屈強そうな大人を倒せるので強くなった感じがして気持ちよかったです」と振り返った。超腕力と痛みを感じない体を持つ最強の男、亘を演じた白石が「岡田君と初共演できたのがうれしかったです。このお仕事をはじめたばかりのころに、たまたま行った飲食店で岡田くんが手伝いをしていて、いつか共演できたときはこの話をしようと言っていたんです」と意外な出会いを明かすと、岡田が「その時に薦めた銀ガレイを食べてくれませんでしたよね」と応じ、会場の笑いを誘った。高周波レーダーの能力を持つ碧役の黒島は、「初めて拳銃を持てたのがうれしかったです。重かったですが、撃つのは意外とすんなりできました」と語り、続いて"挑戦したい新しいこと"を聞かれると、「4月から大学生になるのですが、人見知りなので自分から声をかけて友達を作りたいなと思います」と意外な一面をのぞかせた。今年20歳を迎えた松岡もコメントを求められ、「なんか皆が『ワー』ってなってくれること無いかなと思ったんですけど…そうだ年金手帳が届きました。思ったよりもペラペラで無くしちゃいそうです」と、新成人らしい発見があったことを明かした。そして、"チャレンジしたいこと"には「あと5年くらい女子高生の役をやりたい」と答え、「でも若い人と膝が違うんですよね。ちゃんとケアしてあと5年頑張ります!」と決意を語った。さらに、映画内で行われるチームによる"対決"と絡めて"注目している対決"や"応援しているもの"を聞かれると、松岡は「応援しているものといったら、モーニング娘。’15さんですね。皆さんぐらいの年齢の子が歌ったり、踊ったり、一生懸命ですごいですから。宣伝隊長なんてお話があったらやりますよ」と独自の道を行く回答。一方で黒島は、「今私は友達を作ろうと頑張っているので、同じように新しい環境に慣れようとしている皆さんを応援しています!」と新大学生らしいコメントを寄せた。続けて主演の岡田が「広島東洋カープの黒田投手はおとこ気もあって応援してしまいますね」と真面目に語ると、すかさず松岡が「さっきから岡田さんの答えに女子高生が反応していませんね! 一番キャーキャー言われるはずなのに」と鋭い指摘。すると岡田も「松岡さん厳しいなー。現場ではほとんどしゃべらなかったので、今日話してくれて喜んでいたのですけど」とタジタジの様子だった。映画の原作は作家の本多孝好氏による同名小説。『アントキノイノチ』(2011年)の瀬々敬久監督がメガホンをとり、『桐島、部活やめるってよ』(2012年)で、第36回日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した喜安浩平氏が脚本を務める。(C)本多孝好/集英社(C)2015「ストレイヤーズ・クロニクル」製作委員会
2015年04月08日この秋冬、日本映画界は“女装”がブームのようだ。しかも、正統派イケメン・岡田将生(25)、美少年系イケメン・菅田将暉(21)、そして個性派イケメン・安田顕(40)と、タイプの異なる人気俳優たちが、新作映画で女子顔負けの女装を相次いで披露している。その美しすぎて罪(?)な、彼らの女装姿に迫った。まずは、今年、『偉大なる、しゅららぼん』『オー!ファーザー』と主演映画が続き、出演ドラマ「ST赤と白の操作ファイル」が映画化へ、そして11月、蜷川幸雄演出の「皆既食-Total Eclips-」では若き天才詩人ランボー役で、舞台初挑戦にして初主演を果たす岡田さん。11月22日(土)公開の『想いのこし』で岡田さんが演じるのは、頭の中には“カネと女”しかないというダフ屋・ガジロウ。甘いマスクで女の子を口説き落としてはチケットを売りさばく、という最低のダメ男だ。しかし、彼がきっかけとなった交通事故で、ユウコ(広末涼子)、ルカ(木南晴夏)、ケイ(松井愛莉)の3人のポールダンサーと、そして運転手のジョニー(鹿賀丈史)が死亡してしまう。さまざまな理由で現世に未練があるため、幽霊となった彼らは、ガジロウを使って、のこした“想い”を遂げようとするのだが…。「あなたには、私たちにできないことをしてもらう義務がある」と言い放つ、広末さん演じるユウコの言葉どおり、岡田さんは、ドラマ「昼顔」で注目を集めた木南さん演じるルカの身代わりとなってウェディングドレスの花嫁姿に!しかも、あろうことか、花婿とキスまで!さらに、広末さんとのポールダンスのシーンでは、コテコテの“夜顔”メイクで華麗なダンスを披露。ポールに対して90度になる反りっぷりも見事な、美しいけど、ちょっぴり筋肉質な女装ダンサーと相成っている。続いて、『共喰い』で各賞を席巻した昨年に引き続き、今年も出演した呉美保監督の『そこのみて光輝く』がモントリオール世界映画祭で「最優秀監督賞」を受賞し、さらに第87回アカデミー賞「外国語映画賞」部門の日本代表作品にも選出された菅田さん。「仮面ライダーW」での鮮烈デビュー以降も、連続テレビ小説「ごちそうさん」の坊主頭から、『闇金ウシジマくん Part2』、2015年公開の『チョコリエッタ』『暗殺教室』まで、さまざまな役柄を巧みに演じ分けている若き実力派の菅田さんだが、能年玲奈主演で東村アキコの人気コミックを実写映画化する『海月姫』(12月27日公開)では、驚異の“美”女装姿に。その、もはや嫉妬レベルの女装美男子ぶりには、原作者の東村さんまでも「本当にキレイ」「奇跡のキャスティング」と太鼓判。原作ファンからも、ネット上で「カワイイ!」と絶賛の声を集めている。菅田さん演じる蔵之介は、“クラゲオタク”の能年さんほか、“鉄道オタク”の池脇千鶴、“三国志オタク”の太田莉菜、“和物オタク”の馬場園梓(アジアン)、“枯れ専”の篠原ともえ、といった個性豊かなオタク女子集団・“尼~ず”たちが暮らす男子禁制アパートに、おしゃれ女子の“蔵子”として入り込む。有名政治家一族の次男ながら、ファッションの世界で生きることが夢という蔵之介は、筋金入りのオタク女子たちを懐柔しながら、奇妙な友情関係を築いていくらしい。ここに、蔵之介の兄で女性恐怖症の童貞エリート・修(長谷川博己)がどう絡んでいくのか、いまからも楽しみだ。最後は、映画に、ドラマに、舞台に、「TEAM NACS」の垣根を越えて個人でも活躍著しい“ヤスケン”こと安田さん。今週末10月4日(土)に公開となる『小川町セレナーデ』では、なんとオカマダンサー・エンジェル役で女装姿を披露。「TEAM NACS」のメンバー、大泉洋が『ぶどうのなみだ』で、美人シンガーソングライターの安藤裕子を相手役に寡黙な男を演じ、戸次重幸が小島聖、酒井若菜と繰り広げた不倫ドラマ「エンドレスアフェア~終わりなき情事~」が劇場版になるという中、安田さんは昔、“男女の関係”にあった女性と、2人の間に生まれた娘のためにひと肌脱ぐことになる、オカマパブのスターダンサー役を好演する。借金のため、閉店の危機に陥った真奈美(須藤理彩)が経営するスナック。隣町でオカマバーが大人気であることを知った娘・小夜子(藤本泉)は、自らオカマのフリをして “偽オカマバー”を開き、再起を狙おうとする。実は小夜子の父親であり、カリスマ・オカマダンサーとして小夜子や真奈美を手取り足取り指導することになるのが、安田さんが扮するエンジェルだ。ちょっぴり変わったカタチではあるものの、安田さん演じるエンジェルと、等身大の母親役がハマる須藤さん、映画『アオハライド』の公開も控える次世代女優・藤本さんの家族は、きっと見事な化学反応を起こしてくれるに違いない。さて、あなたのお好みはどの“女装男子”?(text:cinemacafe.net)■関連作品:海月姫 2014年12月27日より全国にて公開(C) 2014映画『海月姫』製作委員会(C) 東村アキコ/講談社小川町セレナーデ 2014年10月4日より全国にて公開(C) 2014「小川町セレナーデ」製作委員会
2014年10月02日エスプライドはこのほど、宮崎県産「尾崎牛」を使ったレトルトカレー「尾崎牛カレー」を発売した。○素材の味にこだわり同商品は、同社がビバジャパンと共同企画・開発したレトルトカレー。熟成度が高い赤身と薫り高いサシが特徴だという「尾崎牛」と、23種類のスパイスをオリジナルブレンドしている。味は"激辛"で、辛さのなかに深みとうま味を感じる「3日後に必ず食べたくなる」ような味わいが特徴だという。化学調味料や着色料を一切使わず、素材の味にこだわり抜いた仕上がりとなっている。内容量は200gで、価格は1,296円(税込)。
2014年08月11日フジロックが始まる12年前。尾崎豊、ザ・ブルーハーツ、BOOWY、佐野元春といった、当時の若者に絶大な影響力を持つミュージシャンたちがひとつのステージに集結した歴史的ロックフェス「BEATCHILD1987」。そのライブドキュメンタリー『ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD1987』が、全国で劇場公開されることに決まった。1987年8月22日、阿蘇。当時、日本のロックシーンで最高峰のアーティストたちが、事務所やレーベルの垣根を超えて集結したロックイベント、それが「BEATCHILD」だ。出演アーティストの累計アルバム販売枚数は4000万枚以上。「リンダリンダ」「DREAMIN’」「シェリー」「SOMEDAY」など、あのころ誰もが口ずさんだ大ヒットソングが、この日の阿蘇山にこだました。前日のリハーサルは快晴。夕方、雲が姿を現すも、本番の予報は晴れ。入口には、すでに客の姿が増え続け、3万人の予定だったチケット販売数はすでに7万枚超。当日になると、空港からのタクシー、福岡からのバス、地元の車やバイクが狭い山道に連なり、開場と同時に、なだらかな“大草原の客席”は10代から30代の若者たちで埋め尽くされた。しかし、そこに突然の豪雨!草原は、一瞬にして泥水であふれた。ステージ上のアーティストたち、企画し運営していたスタッフたち、そして7万2000人の観客たちも、歴史的な12時間のオールナイト野外ロックフェスが、記録的豪雨で幕を開けるとは、予想していなかった……。この「BEATCHILD」について、ネット上では「あの時あの場所でしかできなかった、最大で、最悪で、でも最高の、奇跡のロックイベントだった」と、今なお語り継がれている。今後、放送やDVD化、ネット配信の予定は一切なく、今回、劇場で公開されるのみ。これを見ずしてロックフェスは語れない、真夏の風物詩の原点を見逃さないで。『ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD1987』は10月26日(土)よりイオンシネマ、TOHOシネマズ、Tジョイほか全国にて期間限定公開。本編出演:ザ・ブルーハーツ、RED WARRIERS、岡村靖幸、白井貴子、BOOWY、尾崎豊、渡辺美里、佐野元春(以上、出演順)(上原礼子(cinema名義))
2013年08月13日12月に東京で開催される「MICHAEL JACKSON TRIBUTE LIVE」にR&Bシンガー・松下優也の出演が決定した。MICHAEL JACKSON TRIBUTE LIVEのチケット情報本公演は、幻のライブとなった「THIS IS IT」にバックダンサーとして抜擢されたケント・モリ、マイケル・ジャクソン自身から絶大な信頼を得ていた振付師のトラヴィス・ペインらが出演。さらにグループとしての来日パフォーマンスは1973年のジャクソン5日本ツアー以来、実に38年ぶりとなるジャクソンズが出演する予定で、大きな話題となっている。このビッグイベントへの出演が新たなに決定した、R&Bシンガー・松下優也は、自他ともに認めるマイケル・ジャクソンの大ファン。「大好きなマイケルのオフィシャル・トリビュートライブに出演が決まって本当に嬉しいです。自分がどの曲を歌うことになるのか、今からとても楽しみです」と公演に向けての意気込みを語る。「MICHAEL JACKSON TRIBUTE LIVE」は、12月13日(火)・14日(水)に東京都・国立代々木競技場 第一体育館にて開催。チケットは発売中。また松下優也は、クリスマスイブに地元・大阪でスペシャルライブ「Live 2011 〜Christmas Live @ Hometown〜」を開催。チケットの一般発売は、11月19日(土)10:00より開始となる。
2011年11月18日榮倉奈々、岡田将生からの突然のプレゼントに涙!11月10日、映画「アントキノイノチ」公開を記念し、都内で開催されたセレモニーに、主演した榮倉奈々、岡田将生が出席した。榮倉と岡田は「アントキノイノチ」公開を記念するため一般公募された【ラブレターツリー】の設置セレモニーに出席。岡田からの突然ののクリスマスプレゼントに、榮倉が涙ぐむ場面があった。岡田からのサプライズプレゼントはスノードーム岡田からの榮倉へのサプライズプレゼントは、劇中の印象的なシーンで登場する観覧車の模型が入ったスノードームだった。映画コムによると岡田は「2月から一緒にやってきましたが、すごく助けられました。本当に一緒にやれてよかったし、また違う作品でも会えたらうれしい。ありがとうございました」と照れくさそうに感謝の言葉を榮倉に伝え、スノードームを手渡した。榮倉の瞳に涙が思いがけないプレゼントに驚いた様子の榮倉は、涙を静かにぬぐい「(作品への)思いが強いだけに、全てのことに100%届けようと一緒にがんばってきたのでうれしいです。ありがとう。恥ずかしい(笑)」と感激で一杯の胸の内を語ったという。映画「アントキノイノチ」とは?歌手のさだまさしによるベストセラー小説を映画化。遺品整理業という特殊な仕事を通して「命」の重さ、人と人が繋がる尊さを描いた作品だ。また、榮倉は「アントキノイノチ」の公式サイトで「生きるということ、社会と関わるということ。日々、自問自答しながら前進したいと望む姿は同世代として、とても興味深いです。瀬々監督も岡田将生くんも初めてご一緒させていただくので、どんな風にコミュニケーションを取って撮影が進んでいくのか、今から楽しみです。」と、コメントを残している。「アントキノイノチ」初日舞台挨拶のお知らせ●11月19日(土)●場所:丸の内ピカデリー11回目 午前9:20の回、上映終了後/2回目 お昼 12:50の回、上映前●[登壇者]岡田将生、榮倉奈々、原田泰造、松坂桃李、瀬々敬久監督(以上すべて予定)●場所:MOVIX亀有1回目12:30の回、上映終了後/2回目15:45の回、上映開始前●[登壇者]岡田将生、榮倉奈々、松坂桃李、瀬々敬久監督(以上すべて予定)「アントキノイノチ」公式サイトより元の記事を読む
2011年11月12日「一生懸命、自分の中から言葉を探してる」と岡田将生は言った。作品や役柄についてではなく、そのときのインタビューについて語った発言なのだが、俳優・岡田将生の生き方そのものを表していると言える。10代の頃から誰もが羨むような輝かしい成功の階段を上り続けてきたように見えるが、その陰で常にもがき、自らと向き合ってきた。だからこそ、映画『アントキノイノチ』で演じた主人公の杏平に対して、まず何より感じたのは強い共感だった。壊れた心を少しずつ再生していく杏平を演じながら岡田さんは何を探し、何を伝えようとしたのか?その内なる思いを明かしてくれた。10代の自分とリンクした、杏平の心の葛藤映画冒頭、裸で民家の屋根の上に座り込み虚空を見つめる岡田さんの姿が映し出される。高校時代のある出来事がきっかけで、心を壊してしまった杏平。22歳の岡田さんは、自らが10代の頃から感じてきた思いを重ね合わせながら物語と向き合っていった。「ふと『何でおれは生きてるんだろう?』とか『これからどんな大人になって、どういう社会で生きていくんだろう?』ということを考えることが10代のときから僕自身ありました。漠然とした不安を感じながら俳優という仕事をさせてもらって、その中で僕はこの仕事が好きだと気づいて続けられている。でも杏平くらいの頃は何も分からずにいて、そのリアルさに『おれもそうだったな』とリンクしました」。ある悪意に疲弊し自ら命を絶った友人。その悪意の矛先が今度は自分に向けられることへの恐怖と戸惑い。そして期せずして発見した己の内にある憎悪と周囲の無関心――。そうしてバラバラになった心を、杏平は遺品整理業という仕事を通じて再生させていく。こうしたひとつひとつの心の動きを岡田さんは丁寧に演じている。「僕自身、いじめられた経験もあるし、それがどんなにつらくて嫌なことか分かっています。僕はまだ22歳ですが、そういうところを若い人にきちんと伝えたいと思ったし、『分かりたい』って思う自分がいました。何より、生に対してもがき、苦しんでいる姿、少しずつ杏平が前に進んでいく姿がいいなと思えたんです」。演技の面でポイントとなったのは杏平が生まれつき抱えている吃音(きつおん)。杏平の周囲との距離感やもどかしい思いが伝わってくる。一方で岡田さんは「映画を観る方に届いたらいいなと思った大切なセリフ」に関しては監督に対し、あえて吃音を含ませずにストレートに表現することを提案したという。「榮倉(奈々)さん演じるゆきが過去を告白するシーンでの、杏平の『自分がどうして生きてるか分からない』というセリフはすごく好きで、それを吃音で言うべきかどうか悩みました。あとは文化祭で杏平がみんなに問いかけるシーン。あの心からの叫びでも吃音が出てないです。あのセリフを噛んで言ってしまうと、ただもがいている一人の生徒に見えてしまい、(周囲への思いが)伝わらないと思ったんです」。ちなみに全編を通じて岡田さんのモノローグが入るのだが、こちらも吃音はなく、落ち着いた口調で語られている。物語の中でもがき、葛藤する杏平とは違う人物のようにも感じられるが…。「あのモノローグは現在よりもずっと先の杏平という設定で、少し達観した立場から語ってるんです。僕は最初、そういう風に思ってなかったんですが、監督から成長した杏平が過去をふり返るような形にしてほしいと言われて『あぁ、なるほど』と思いました」。「これまで良い出会いがたくさんあったし、それを必然と思いたい」先述の榮倉さん演じるゆきの告白のシーンを「『いま生きてるんだな』、『息して、目の前の人と話してる』というのを感じながらその場にいた」と述懐。ゆきと杏平の出会いをこんな言葉で説明する。「杏平にとってはいい時期に巡り合えた同じ傷を抱えた女性。巡り合わせなのかなと思えました。原作の小説や台本を読んだときから僕は親のような気持ちで『お前、ゆきちゃんと出会えて本当によかったな』って思ってました(笑)。それは巡り合うべき人だったし、傷をなめ合うのではなくて、一緒に一生懸命考えて、“生きていく”ということを見出せる人。僕自身、これまで良い出会いがたくさんあったし、それを必然と思いたい。色々なところに行って色々な人と会って、新たな発見を求めている自分がいるんです。それはいまでも思っているし、だからこそ現場が好きなんです」。「終わったときは寂しくて、永島杏平という役から離れるのが嫌だなと素直に思えた」と岡田さん。クランクアップを迎えたその足で美容院に直行して髪を切り、気持ちを切り替えたというエピソードからも役柄への強い思い入れがうかがえる。ゾクリとするような歪んだ笑みを浮かべて悪意を体現した昨年の『悪人』、己の内の悪意と憎悪に押し潰されて心を壊していく今回の『アントキノイノチ』と、強く役柄を引きずってしまいそうなヘビーな作品で際立った存在感を放っているが、出演作品を決める基準は?「僕自身は作品選びにはタッチしてないです。ただ、マネージャーや事務所の人には『こういう作品をやってみたい』ということは普段から少し伝えています(笑)。20歳を超えてから、高校生を離れて次のステップとして社会派というか、メッセージ性の強い作品に携わりたいという思いはありましたね。いまも違うジャンルの映画を観ると『こういうのをやってみたい』とか思います。いまは…しばらく恋愛映画から離れていたんですが、『ラブ・アクチュアリー』を観て幸せになったので(笑)、ハッピーエンドのラブストーリーをやりたいと言ってます」。探しているのはきっと言葉だけではない。時に疾走し、立ち止まり、泣いて、叫んでまた歩き出し…。岡田将生の旅はまだまだ終わらない。(photo:Yoshio Kumagai/text:Naoki Kurozu)■関連作品:アントキノイノチ 2011年11月19日より全国にて公開© 「アントキノイノチ」製作委員会■関連記事:岡田将生のサプライズプレゼントに榮倉奈々、思わずウルリシネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第20回)“ほっとけない男子”俳優は?【TIFFレポート】岡田将生&原田泰造通訳付き映画祭公式上映にハイテンション!【TIFFレポート】映画祭開幕!ミラジョヴォら美しき女優陣のファッションに釘づけ岡田将生、釜山映画祭でサイン攻め!『アントキノイノチ』への特別な思い明かす
2011年11月10日弱冠二十歳にして、すでに6枚のシングルとアルバム1枚をリリースし、もはや“新進”という言葉が似つかわしくない活躍を見せる松下優也。彼が、ミュージシャン・松下優也役…つまり自分自身を演じ、話題を呼んだ携帯ドラマ『ヒカリ、その先へ』の完結編が劇場公開される。写真の学校に通うも夢を見失いかけた少女と、成功を掴みつつも葛藤や孤独を抱えるひとりのミュージシャン。2人の交流を描いたこの青春ストーリーを松下さん自身はどのように受け止めたのか?二十歳の素顔に迫る――。フィクション作品で“本人役”を演じる難しさまず、ドキュメンタリーではなくフィクション作品で自分自身を演じるということについて。想像するだに難しそうな役柄にどのような気持ちで臨んだのか?「とにかく、自分のことを客観的に見るように頑張りました。例えばこれが実在しない普通の物語の登場人物なら、もちろんそれはそれで難しいですが、自分で作りこめる部分がある。でも、松下優也を演じるとなると話が違う。周りの人間で松下優也を知っている人間もいるわけで、演じながらもし自分で『足りない』とか『こうじゃない』っていうのを僕が感じていたら、それは観ている人も気づいてしまうと思うんです。だからこそ、自分を客観視しようとするんですが、これが難しかったですねぇ…。レコーディングやリハーサルのシーンは、すごくリアリティがあっていつもどおり、自分が経験したとおりに、という感じでやりやすかったんですが、女の子(=きい/倉科カナ)と出くわして喋るシーンとかは…」。普段、プライベートで女の子とバッタリ出会って喋ったりした経験を活かして…?「いや、普段そういうことないんで(笑)!仕事上なら大丈夫なんですけど、女性の方と喋るのってあまり得意じゃなくて…。恥ずかしいんですよ、元々、すごい人見知りだし。特に自分と同じ年代の女の子と喋るのは余計緊張してしまうんですね…。だからそこはすごく難しかったですが、もしかしたらそういう照れが、いい意味でリアルな映像に仕上がっているかもしれません(笑)」。早くも意外な“弱点(?)”を見せてくれた松下さん。本作以前にも、舞台や映画に出演した経験はあるが、繋がっているようで別物のようにも思えるミュージシャンとしての活動と俳優としての活動。松下さんはどのように捉えているのだろうか?「やっぱり、自分にとって音楽というのは何より特別なもので、音楽があるからこそ、いろんな出会いがあって、こういうこと(=俳優)をやらせてもらえてるんだな、と思う。その中で芝居ってすごく奥深いです。常に、自分の新しい表現を見つけていきたいと思っていますが、その中ですごく楽しんでお芝居をやらせてもらってます」。劇中、ヒロインのきいは写真を、松下さんは音楽を人生の拠りどころとし、もがきつつも自分の道を進もうとするが、現実には「やりたいことが分からない」、「進むべき道が見つからない」という若者も多い。松下さん自身、音楽でプロの道に進むと決めたのは、中学の卒業時だったという。15歳の若者が、なぜそこまでの決断をし、前に進むことができたのか?「運が良かった…なぜなら僕は音楽と出会えたから。そうとしか言えないと思う。音楽というものを見つけたとき『あ、これや』って思えたんです。うまく説明できないけど、これなら自分は前に行けるって。だから、中学を卒業するときも、自分の中でほかに選択肢はなかった。うちのオカンにまで言われましたから。『あんた、音楽やらんかったらもうあかんで』って(笑)。考えてなかったからこそ、『なれない』なんて思わなかったんだと思う。十代の根拠のない自信なんでしょうね。いまになって、よくそんな風にできたもんだなって思いますよ(苦笑)。不安も恐怖も“知らなかった”んでしょうね」。「20代はまだ大人と子供の間。30代になってようやく大人になれるのかな」そして念願のプロデビュー。だが、もちろんコトは周囲にそう見えるほど簡単ではない。「いまだに悩んで、壁にぶつかって…しょっちゅうです」とボヤキつつ、松下さんはカラリと笑う。「悩みがあるから上に行けると思ってる。毎回『まだまだや』って気づかされて、だからもっと成長できて…の繰り返し。ストレスの発散?映画観たり音楽聴いたり…でも最後は『やるしかないんだ!』って気持ちになるんですよ」。「20代ってまだ大人と子供の間。周りを見ながら30代になってようやく大人になれるのかもとか思ってます」と松下さん。ではいま、一番かなえたい夢は?「大きなところでライヴがやりたいですね。東京なら武道館。大阪なら大阪城ホールかな。自分でレコーディングしてるときは、自分の音楽が伝わるのかどうか分からない部分があって…。それがお客さんの前でやることで、お客さんにパワーもらって、アドレナリン出まくって、伝えられるもの、伝わってくるものがあるんです。そのゾクッと来る感じをひとりでも多くの人に体感してほしいんです」。すっかり“音楽野郎”の顔になった松下さんだが、少し遡って質問。女の子と話をするのが苦手って本当?ラブソングを書く機会もあるだろうに…。「いや、本当にシャイなんです…(笑)。ラブソングは…想像してみたり、自分の思いを反映させたり。というか、人見知りなのとラブソングを作るのは別のことですから(笑)!」劇中のきいとの出会いの瞬間にぜひ、注目して楽しんでほしい!特集:年下のカレ■関連作品:ヒカリ、その先へ 2010年10月23日より新宿バルト9ほか限定公開© 2010 Sony Music Entertainment (Japan) inc./ Epic Records Japan Inc.
2010年10月20日沖縄県本部町にある無料の音楽スタジオ「あじさい音楽村」の設立に尽力し、昨年、がんで逝去した仲宗根陽(なかそねひかる)氏の実話を基にした映画『天国からのエール』が、阿部寛、ミムラ、桜庭ななみをキャスト陣に迎えて製作されることが発表された。「あじさい音楽村」は、地元の高校生たちのバンド活動のために設立された無料の音楽スタジオ。この地で弁当屋を開いていた仲宗根さんが、地元の高校生たちがバンドの練習ができる場所がないことを知り、夢を持つ若者たちを応援したい一心で借金までして弁当屋の地下にスタジオを作り上げた。仲宗根さんは2005年にがんと診断され、2008年1月には余命3か月を宣告されるが、病身ながらも高校生たちに夢を追いかけることの大切さを教え続けた。彼と彼が愛した若者たちの姿を追ったドキュメンタリーがNHKで放送され、書籍「僕らの歌は弁当屋で生まれた・YELL」(リンダパブリッシャーズ刊)としてまとめられたが、この感動の実話が映画化されることに。映画で仲宗根さんをモデルにした主人公・大城陽を演じるのは、映画にドラマ、舞台と幅広い活躍を見せる阿部寛。不治の病に冒されながらも若者たちを叱咤激励する、不器用だが熱さと優しさを持った男を熱演している。陽の妻・美智子役には来年のNHK大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」で細川ガラシャ役を演じることが発表されたミムラ。また、12月公開の『最後の忠臣蔵』、さらに来年公開の『ランウェイ☆ビート』と次々と話題作に出演している桜庭ななみが、プロを目指す高校生バンドのボーカル&ギターを担当するアヤを演じる。すでに10月13日(水)より沖縄でクランクイン。「あじさい音楽村」のある本部町でのオールロケが行われている。阿部さんからは「大城陽のモデルとなった仲宗根さんは特別な存在だったのか?いや、ひょっとしたら自分も彼のような気持ちになれたかも知れない…常に自問自答しながらこの役を演じています。仲宗根さんに近しかった方々から、彼の人柄やその生き様をうかがったり、以前放送された『あじさい音楽村』に関するドキュメンタリーを何度も繰り返し見て、自分の中でご本人のイメージを膨らませてきましたが、実際、彼が生活していたこの町に来てみて、初めて掴めた部分が多いです。何よりも凄いと思ったのは、彼が亡くなって1年経ったいまも『あじさい』の若者たちの中に常に『他人を思いやる心』や『礼儀を大切にする心』が根付いて生きていること。この精神が映画を観たひとりひとりの中にも伝わっていけばよいと思います。仲宗根さんの十数年お弁当を作ってこられた手さばきを表現するため、撮影の2週間前から料理のプロの方から指導を受けたり、大きなフライパンを用意してもらい、自宅に持ち帰りゴーヤチャンプルを左手1本で返す練習を繰り返しました。監督・スタッフ・キャストをはじめ、みんなが一丸となって、この沖縄の穏やかな気候の中、心に沁みる作品にしたいと、日々、頑張っています」という力強い決意表明のコメントが到着した。ミムラさんは「まず実際の場所をお借りして撮影できることに深く感謝しています。この土地のもつ空気感に大いに助けてもらいつつ、一人でも多くの人の心に『あじさい』の明るく力強いパワーが届くよう、私も微力ながら尽力したいと思います」と感謝と意気込みを口にする。桜庭さんは「私の演じる比嘉アヤは、ギターボーカルで、一つの夢に向かって進んで行くのですが、演じるに当たって、日々成長していく様や気持ちの変化を伝えられるようにしたいと思いました。同時に、私はギターを弾いたことが全くなく、撮影前や空き時間に練習を重ねて、少しずつ音が出せ、指先の皮が剥けることが嬉しく感じました」とコメント。また、阿部さんとの共演については「2日間くらいしかお会いしていないのですが、先日、私の18歳の誕生日を現場で祝っていただいたときに、お誕生日の歌を阿部さん含めみなさんで唄って下さって、本当に嬉しかったです」と明かし、早くも現場の明るい雰囲気、一体感をうかがわせた。メガホンを握るのは、犬童一心監督の下で助監督として経験を積み、本作で長編監督デビューを飾る熊澤誓人。また「アットホーム・ダッド」や「結婚できない男」など阿部さんの主演ドラマを手掛けてきた尾崎将也と新星・うえのきみこが脚本を担当している。『天国からのエール』は2011年全国にて公開予定。■関連作品:死刑台のエレベーター 2010年10月9日より角川シネマ新宿ほか全国にて公開© 2010「死刑台のエレベーター」製作委員会天国からのエール 2011年、全国にて公開■関連記事:阿部寛インタビュー“不可能”に挑み続け、楽しむ男吉瀬美智子「毛穴が分かる顔アップ」に困惑吉瀬美智子&阿部寛、年代物の貴重なワインを壇上でゴクリ!2つの事件が導く衝撃の結末『死刑台のエレベーター』試写会に20組40名様ご招待阿部寛悪女に悩まされる恋「したことある」
2010年10月20日