年が違う子との触れ合いは、子どもにとってメリットがたくさん! 実際に、異年齢児保育(縦割り保育とも言います)を導入している園は多く、年齢差のある子同士の繋がりを大事にしています。「学年が違う子どもと遊んでいても、学ぶものはないんじゃない?」と思うかもしれませんが、実はいろいろなことに期待ができるのです。今回は、異年齢児と遊ぶ時間を与えることで得られるメリットについて紹介していきましょう。年上の子にとっては「やさしさが芽生える」年上の子は、年齢が下の子と遊ぶことで、やさしく接すること、物事を教えてあげることが自然にできるようになります。下の子に「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」と言われることが嬉しく、格好つけようと頑張る姿が見られることもあるでしょう。自分が苦手なことでも、下の子が見ているからと思って克服しようとしたり、一緒に遊んでいるうちにお友達に譲ってあげるという気持ちも芽生えてきたりします。普段同い年の子と遊んでいると、お互いが自分の我を通そうとしたり、感情的になったりしてしまいますが、自分よりも年下の子と遊んでいると、同い年の子と遊んでいる時とは違った感情が生まれやすいのです。年下の子にとっては「成長に繋がる」反対に、年下の子にとっては、お兄ちゃん、お姉ちゃんの様子を見ながら「こうやってするんだ」「こんなふうになりたい」という気持ちが出てきます。年上の子に対する憧れのような感情も芽生え、自分なりに考えて学習しながら成長していくことができるのです。兄や姉がいる子の成長が早いように感じるのも、年齢の異なる子との触れ合いが多いからといえるでしょう。異年齢児との触れ合いは、心を育むことができる異年齢児との触れ合いは、お互いの心を育むという意味ではとても重要な役割を果たしてくれます。ちょっとしたケンカがあっても、上の子が先頭に立ち、子ども同士で物事を解決しようとしたり、チャレンジ精神を養うことができたり、思いやりの心ができたりと、子どもたちの心を大きく成長させることができるのです。たとえば、年齢の違う子に対して、自分の言い分を主張するのは難しいことです。特に、年齢が上の子は下の子に手を出すことはできないし、下の子が理解できるよう、言葉を選んで伝える必要もあります。最初はぎこちないやり取りになるかもしれませんが、少しずつ子どもたち同士で考え、成長することで次第にスムーズなやり取りができるようになるでしょう。保育園、幼稚園選びのポイントにもなる異年齢児保育。近所に年齢の近いお友だちがいるのなら、積極的に関わりを持つようにすると、お互いの子にとって、よい影響があるはずです。
2015年07月26日子どもがイヤイヤ期を迎えるということは、精神面や理解力も育ってきている証拠。しかし、なんでも「イヤイヤ!」となってしまうから、ママはとにかく大変です。そこでおすすめなのが、どこかお出かけする前や一日の始まりに子どもと約束をする、ということ。ただし、長々と約束ごとを話すのは逆効果です。「ママがいろいろなことを言ってるけど、よくわからなかった…」となってしまいます。例えば、「これからスーパーに行くよ。○○ちゃんに一緒に行ってほしいのだけど、ママとのお約束守ってほしいの。イヤイヤしないで欲しいの、ママは楽しくお買い物したいんだ」といった感じで、・目的・場所・約束ごと・理由(なぜ約束をするのか)の4つを端的に伝えましょう。これらを踏まえて、イヤイヤ期を楽しく過ごす2つの方法をご紹介したいと思います。真正面から受け止めず、ちょっと横から見つめてみる子どもと1日一緒にいるだけで疲れてしまい、精神的にも限界を迎えているママたち。子育てをする上でまず大切なことは「諦める」ことです。思い通りにいかないのが子育て。「自分の子どもだから自分でなんとかしないと」と、肩肘を張るほどつらくなってしまいます。例えば「◯◯ちゃんのお腹のなかにイヤイヤ虫がいっぱいいるみたいだね…。ママ悲しい! イヤイヤ虫どっかいけー」と気分を変えてあげるのも一つの手段。いつも「イヤイヤ!」と言うと怒られていた子どもも、違う反応を見せてくれます。大人も「イヤイヤ」になることを伝える子どものイヤイヤ期に、大人も同じような気持ちになることはありませんか? そうであれば、その気持ちを子どもに伝えることも大切です。しかし、そこで大人の本音と建て前を見せてはいけません。例えば、スーパーなどで「買って、買って!」と体をふんぞり返して泣き騒ぶ子どもたち。周りの人に見られて恥ずかしい! という気持ちは少し忘れて、全力で対抗しましょう。「いやだ!ママは買わない!って言った!ヤダヤダ!!」と、大人の本気を見せると大抵の子どもはキョトンとします。他には散歩の途中歩きたくないと泣いて座り始める子どももいますね。そんなとき「じゃあママ帰るよ」と置いていくことも一つの方法ですが、それを繰り返していると「どうせママは戻ってくるし、どこにもいかない」と効果は必ず無くなります。「やだ!」「だっこして!!」と座り込み、こちらの様子を伺う子どもに屈してはいけません。膝を折り曲げ同じ目線に立ちこう言うのです、「やだ」「だっこしない」「ママだって疲れたからだっこできない!」。もしも子どもが泣きだしたら、まず泣き止むまで待ちます。「えんえんが終わったらお話しよう」と伝え、そこからはひたすら待ちましょう。この時間がとにかく長く感じますが、待つということで子どもにママがあなたを信頼しているという意思表現となり、精神的自立の背中を押すことにつながります。泣き止んで少し落ち着いたら、改めて話をすることが重要です。「ママがイヤイヤしたら、困っちゃうよね。◯◯ちゃんがイヤイヤするとママ同じ気持ちになるんだ。だから、イヤイヤしないでママとお話ししようよ!」と伝えてあげてください。この、方法には以下の効果があります。・子どもがイヤイヤしたときに親がどういう気持ちになるか擬似体験する擬似体験を通し、人の感情を理解します。「ママは困っていたんだ。ママはちゃんとお話しを聞いてくれるみたいだ」と自分の気持ちを伝えることの大切さを感じるきっかけになったり、人の気持ちを理解できる大人への入り口になるきっかけはこういうものの影響だったりします。・子どもの気持ちに寄り添っているという子どもへのサインになる子どもは寄り添ってもらうことで安心感を得ます。心理学でいうミラーリングです。自分と同じ行動を取る人に心をを開くのと同じ効果です。「あ、今ママは私の気持ちを分かろうとしてくれてる」と母子間の信頼関係も強まります。子どもが本気で感情を表現してくるときは、大人も本気のやり合いを楽しんでください。それが子育てのヒントになるかもしれません。
2015年07月25日年長児の子どもを持つママは、少しずつ入学の準備にも目を向けていることでしょう。ランドセルや学習机などの目に見える用意だけでなく、小学校までに修得しておきたい事柄のように、目には見えない用意もあります。その1つとして挙げられるのが「蝶結び」。小学校入学までに必ずできないといけないわけではありませんが、必ず必要になる事柄です。小学校入学をひとつの機会として、教えてあげるのもよいでしょう。今回は、蝶結びの教え方や、遊びの中に取り入れて教える方法を紹介していきます。蝶結びの方法は多種多様「蝶結び」と、ひと言で言っても、実はいろいろな結び方があります。まずはママ自身がいろいろな蝶結びの結び方をチェックして、子どものやりやすそうな方法を伝えてみるとよいでしょう。子どもにとって蝶結びで難しいのは、片方で輪をつくり、その輪にもう一方の紐を巻きつけるようにしてくぐらせるという作業のはず。その作業に苦戦してなかなか蝶結びができないのなら、2本の紐をそれぞれ半分に折って、固結びするという結び方にトライしてみましょう。この方法ならば、複雑な動きがほとんどないので、比較的楽に蝶結びができるでしょう。ただし、2本の輪を固結びにする方法では、キレイな形の蝶結びにはなりません。そのため、最初は蝶結びができることを目標にし、少しずつ一般的な蝶結びの結び方を教えていくとよいでしょう。遊びの中に蝶結びの練習を取り入れよう「さあ、蝶結びの練習をするよ!」という雰囲気では、子どもも嫌々になってしまうかもしれません。練習するという雰囲気ではなく、遊びの中で蝶結びに触れる機会をつくるようにしましょう。たとえば、お弁当を紐付きの袋に入れてみたり、靴をマジックテープから紐仕様のものに変えたりするのもいいですね。女の子ならお人形の髪にリボンを巻いて、「可愛くしてあげようね」と声をかけながら蝶結びの練習を促すという方法もあります。また、ママが食事の準備をする前に「エプロンの紐、結んでくれる?」とお願いするのも効果的。ママからのお願い事なので、子どもも張り切ってトライしてくれるはずですよ。後ろで結ぶタイプよりも、腰紐を前で結ぶタイプのエプロンのほうが、子どもに蝶結びの方法を教えやすいと思うので、エプロンの種類にも配慮してあげるといいですね。小学校に入ってからは蝶結びをする機会も出てきます。焦る必要はありませんが、小学校入学を目安にして、蝶結びができるような環境づくりをしてあげましょう。
2015年07月23日「ママ、これ食べていい?」「これで遊んでいい?」「もう片付けてもいい?」などと、子どものほうから1つ1つ親に確認してくるということに思い当たる節はありませんか?よその子を見ていると、子ども自身で考え、自分のやりたいことを決めているように見えるけれど、うちの子は必ず親の許可を得てからでないと動かない。なぜだろうと疑問を抱いているママもいるはずです。親の許可を求めるかどうかには、子どもの個性や性格が関係していることもありますが、実はほかにも理由が隠れている可能性があるのです。ママが先に言葉をかけていない?まずは、これまでの子どもとの関わり方を思い出してみてください。子どもが遊ぼうとしている時に「これで遊んだら?」と言ったり、今日のおやつは何にしようかなと迷っている時に「このおやつにしたら?」と言ったり、子どもが決断するよりも先にママが声をかけ、決断を促した覚えはありませんか?子どもよりも先にママが言葉をかける状況が続いてしまうと、子どもは自分で考えて物事を進めていく力を失ってしまいます。ママが指示を出してくれることが当たり前だと思ってしまい、自分で物事を決めることができず、必ずママに尋ねてから行動に移すようになるのです。子どもの行動を温かく見守ってあげて子どもに、自分で考え、決断する力をつけさせたいと考えるなら、まずは子どもの気持ちを尊重し、ママは温かく見守ってあげることから始めましょう。子どもが何かをしようとしている時も、いつものように声かけで誘導するのではなく、あえて言葉をかけずにいることが大切です。もし、子どもがいつものように訊ねてきたら、「○○ちゃん(くん)はどう思う?」と言って、決断を促すように質問をするのも有効です。ママの質問に対する答えを見つけようとして、自分で判断する力を養えるでしょう。これを続けていくことで、今までママの考えに従うことがメインだった子どもも、自分なりの解釈や好奇心に従った、個性的な考え方をしてくれるかもしれません。赤ちゃんの頃は、常にママが目を配り、危険のないように配慮していても、月日が流れてくると子どもにも自我が芽生えてくるもの。自我の芽生えは、可能性の芽生えでもあります。その芽をママが摘んでしまわないように、成長に応じた対応をしたいですね。自分で物事を考え、動けるようになれば、自然と視野も広がり、子ども自身が活き活きとしてくるはず。なるべく言葉の先回りは控えて、子どもに考えさせることを大切にしていきましょう。
2015年07月22日仲の良いお友だちができると、無意識のうちにわが子とお友だちを比較してしまうことってありますよね。「あの子は字がキレイね」「お片付けが上手にできる子ね」などと、他人の子は良いところが目につき、逆に「なんでうちの子はできないの?」と、わが子の悪いところばかりが気になる、という人は少なくないでしょう。中には、欠点が気になり過ぎて、子どもに強く当たってしまうこともあるかもしれません。今回は、わが子の欠点をネックに感じているママに、今一度考えてもらいたいポイントをお話ししていきましょう。それぞれの子どもの個性を受け止めよう人にはそれぞれ、個性や考え方があるもの。それと同じで、子どもにも得意、不得意が当然あります。お友だちの得意なこと=わが子の得意なこととは限りません。比較する必要はないのです。まずは、わが子の性格や性質をしっかりと理解し、それを受け止めること。それこそが、子どもにとっての幸せにつながるはずです。わが子の良いところを見つけようお友だちと比べるのではなく、子どもの良いところを1つでも多く見つけることを意識してみましょう。あいさつができる、ごはんを残さず食べられる、お友だちと思いきり遊ぶことができるなど、どんなことでも構いません。子どもの良いところ、素晴らしいところを見つけて、褒めてあげましょう。子どもは褒められることで自分の長所を自覚し、「もっと褒めてもらいたい」という思いから、自分の長所を伸ばそうとします。大好きなママから褒めてもらうことは何よりも嬉しいものなので、誰かと比べて「あなたはどうして…」と嘆くのではなく、「すごいね!」と認めてあげましょう。欠点はその子の良いところでもある欠点ばかりが気になるのなら、その欠点を良い方向に考えてみるとよいかもしれません。長所と短所は常に表裏一体です。たとえば、感情的になりやすい子は「感受性が強く情に厚い子」、優柔不断な子は「人に合わせるのが上手な協調性のある子」というように、発想の転換で欠点を良い方向に考えることができます。欠点をマイナスとして見るだけでなく、前向きに捉えるようにしましょう。短所も長所も、立派な子どもの個性。それを理解し、受け止めてあげることが、親子で成長するきっかけになるはずです。ママの考え方が変わることで、子どももきっと、ママが認めてくれること、理解してくれることを嬉しく感じるでしょう。誰かと比較するのではなく、わが子としっかりと向き合う環境を整えることが大切です。
2015年07月20日子どもが何か悪いことをした時、つい怒鳴ってしまうことってありませんか? 息子がイヤイヤ期のころ、主人の仕事の関係でアメリカに住むことになり、驚いたことがあります。それは、アメリカでは外で声を荒げて叱るママの姿をほとんど見かけないのです。そこで教わったのが、欧米流の叱り方「タイムアウト」でした。「タイムアウト」とは、スポーツの試合などで、監督がとる「タイム」からきています。子どもが何か悪いことをした時に、その場で叱らず静かな所で一人にして反省させる。その後、教えるというやり方です。それでは、その「タイムアウト」はどうやって行えばいいのでしょうか。子どもを叱らない「タイムアウト」のやり方とは「タイムアウト」をする時、まずは場所を決めておきます。部屋の隅に立たせたり、静かなところに椅子を用意してそこに座らせたりするのが一般的です。親の目の届く、静かな所を選びましょう。そして、「今からタイムアウトしますよ」と言い、どうしてタイムアウトしなくてはいけないのかを子どもに伝えます。この時大切なのが、冷静に落ち着いた声で伝えることです。タイムアウトの時間は「子どもの年齢×1分」。静かに一人で反省させます。時間がたったらなぜタイムアウトをしなくてはならなかったかの確認をします。それで子どもが納得したら、タイムアウトは終了です。ぎゅっと抱きしめてあげましょう。実際に「タイムアウト」をやってみると、まず静かにさせることに苦労します。癇癪(かんしゃく)を起しているので、「タイムアウトしなさい」と言ってもなかなか聞いてくれません。しかも家の外でトラブルが起こることが多く、決まった場所でのタイムアウトが難しいことも。そこで、私流の簡単タイムアウトを考えて実践していたので、お教えしましょう。例えば、レストランでぐずり、泣きだしました。さあ、タイムアウトの始まりです。迷惑がかからないトイレ前に移動し「まずは泣き止もうね」と言い聞かせます。泣き止むまで何も聞きません。そしてその間にイライラする自分もクールダウン。泣き止んだら言い分を聞いてあげ、また気持ちが高ぶり、泣き出したら「泣いたら聞かない」という繰り返し。すると、子どもはだんだん冷静になってきます。そして落ち着いた時にルールを教えてあげると、すっと納得がいきやすくなるようです。最後はハグで、お互い笑顔に戻ります。これを繰り返していると、不思議と癇癪(かんしゃく)の時間が短くなっていき、大人のストレスがずいぶん軽くなりました。親も子も、心が軽くなる叱り方かもしれません。「最近子どもを叱ってばかり…」と悩んでいるママたちは、一度試してみてはいかがでしょうか。
2015年07月18日2歳頃になると、子どもは「自分だけのもの」、「自分だけの場所」などにこだわりを持ち始めます。そろそろ子どもの部屋をつくってあげないと、と思うこともあるはず。ただ、住宅事情で、子どもにまるまる1部屋与えるのは難しいという家庭も少なくないでしょう。そこで今回は、1部屋丸ごと使わなくても子どもが満足できる、子どもだけの場所づくりのポイントを紹介していきましょう。子どもだけのスペースがあるメリット子どもだけのスペースをつくることは、子どもにとって安心感を得ることに繋がります。「自分だけの場所」が心の拠りどころになり、落ち着いて過ごすことができるのです。ママやパパも子どもの頃、自分だけの秘密基地をつくったことがあるのでは? その場所にいると、どこか安心したり、気持ちが楽になったりした経験のある人も多いでしょう。それは、いつの時代も同じこと。ママに叱られた時や、お友達とケンカした時、自分だけの場所に行くことで、子どもの心は落ち着くのです。ですから、子どものためにも、子ども専用スペースをつくってあげましょう。部屋の一角を使って、子ども専用コーナーをつくってあげよう1部屋まるまる使わなくても、部屋の一角をつかってコーナーをつくれば、それでOK。たとえば、みんなが集まるリビングの片隅にプレイマットを敷いて周りにぬいぐるみやクッションなどを置いてみたり、女の子ならおままごとセットなどを置いて、うまくコーナーをつくってあげてみたりするとよいかもしれません。大切なのは、何かしらの「仕切り」を作ること。ただプレイマットを敷くだけでは、1つの空間に遊ぶ場所があるだけになってしまって、子どもだけの空間とはいえません。大き目のダンボールを使用したり、ママたちが使うソファーの後ろ側にコーナーをつくったり、ちょっとした仕切りをつけて「自分だけの場所」と思わせるコーナーをつくってあげましょう。幼稚園や保育園の遊びコーナーを参考になかなか子ども専用スペースのつくり方がイメージできないのなら、保育園や幼稚園の遊びのコーナーに注目してみてください。園では、子どもたちが集中して遊べる環境になるようにと、コーナーづくりにも配慮しています。これまで園の遊びコーナーをなんとなく見ていたママも、少し意識を変えると「こんなコーナーのつくり方もあるのね」と、参考にできるポイントが見つかるはず。子どもの成長に合わせて、コーナーの配置やスペースの大きさなども変えてあげると、なおよいですね。コーナーづくりを子どもと一緒に行えば、親子のスキンシップにもなりますし、子どもにとってもお気に入りのスペースになること間違いなしです。
2015年07月10日電子辞書のトップブランドとして知られるカシオ。そのノウハウを生かして発売された、未就学児対象のデジタル知育ツール「kids-word(キッズワード)」をご存じだろうか。「しっかり、たのしく、ひとりでも学べる」をコンセプトに、子どもが楽しく学べる注目のツールだ。オックスフォード、アルク、小学館など、定評ある出版社の学習コンテンツが豊富に搭載され、ネイティブ発音で学べる英語系コンテンツや、国語、算数、音楽、生活など、幅広い内容をしっかり学ぶことができる。かわいい動物のキャラクター、学習を進めていくともらえるごほうびアイテム、アニメやクイズ形式のコンテンツなど、飽きずにどんどん学びたくなる工夫がいっぱい。アイコンをタッチしていく簡単な操作で学ぶことができる。そこで、「学ぶことへの意欲」を育むための取り組みとして、キッズワードを今年の4月からの保育活動に取り入れている、鹿児島県の洗心保育園を訪問してみた。キッズワードは、任意のコンテンツを自由に選んで学ぶこともできるが、洗心保育園では、カリキュラムに沿って学習内容が自動的に選ばれる「おすすめ」モードで、全員が同じ進度で学んでいる。園児たちは1人1台のキッズワードを手にして、先生が「次はうさぎさんをタッチしましょう」などと呼びかけると、みんな慣れた様子で次々と操作していく。この日は、果物の名前を英語で発音したり、鳥や昆虫の名前を覚えたり、塗り絵やお絵かきを楽しんだりした。真剣な表情で取り組む子、大きな声で発音する子、お絵かきを隣の子と見せ合う子、みんな生き生きとした様子で楽しそうにキッズワードで学んでいる。画面に「よくできました」と表示され、ファンファーレが鳴ると、「うわー、できた!」「やったー!」などと喜ぶ声があちこちから聞こえた。担任の先生にキッズワードを取り入れた感想を聞いてみた!キッズワードを授業に取り入れてみて、実際にどのような変化があったか担任の先生に伺ってみました。小村先生:初めてキッズワードを見た時、これはきっと子どもたちが喜びそうだと思いましたが、実際に授業で使ってみると、その予想は的中しました。授業中もとても喜んでキッズワードを使っていますし、すごく集中してくれます。普段の会話の中で「あ、これ、キッズワードで覚えたやつだ」などと話していたり、少しずつひらがなを覚えて、自分の名前に使われているひらがなを探したりする子もいて、しっかり学力が育まれているのだな、と感じています。小さなころから日本語はもちろん、英語にも触れられる点も良いと思いますし、画面デザインや持ちやすいサイズや形状など、子どもが喜んで使ってくれるポイントがたくさん盛り込まれていると思います。また、家庭で使う際には、机に向かってきちんと座ってやる、ということを習慣化させてあげると良いと思います。子どもの教育方法に悩んでいるというママたち、最先端のツールを使って、まずは学ぶ楽しさを教えてあげることから始めてみては?・ デジタル知育ツール 「kids-word(キッズワード)」 - カシオ計算機
2015年07月01日毎週土曜日に15分間放送されている「ピタゴラスイッチ」。息子も私も大好きで、5分間に短く再編集した「ピタゴラスイッチ ミニ」も含め、録画して何度も楽しんでいます。今回は、そんな「ピタゴラスイッチ」の中でも、個人的に大好きな定番コーナーをご紹介します。「子ども向け番組なんだし、好奇心を刺激されるのは子どもだけ」と思っているママ、見ないなんて、もったいないですよ! ピタゴラスイッチ - キッズワールド NHK Eテレ こどもポータル より■「どっちが本物?」:完ぺきに本物にしか見えないのに、1つは偽物白い紙の上に、みかんやマグカップなど、同じものが2つ置かれている…ように見えるのですが、実は1つは本物で、もう1つは偽者。そして、偽者の正体はなんと…。最後に明かされる衝撃映像に、子どもと2人で「え~っ!」と叫んでしまうほど、クオリティの高い間違い探しになっています! 何度見ても、どちらが正解かわからない自分に、腹がたってくることもありますが(笑)■「アルゴリズム行進」:きれいに連動する動きにくぎ付け! お笑いコンビ「いつもここから」の2人でおなじみの、リズム運動です。「なんだかわからないけど、この音楽聞いたことあるぞ」という人も、多いのではないでしょうか? 独特の音楽とともに、1人では意味の無い動きを2人以上でつなげていきます。それが、連動した動作になっており、なんとなく心地のいい「おもしろ映像」が楽しめます。毎回出演するゲスト陣も魅力のひとつで、とある企業の社員さんから、消防署のお兄さん、サッカーチームの選手、ロボットの「ASIMO」が登場した回もありました。あのリズムと動きをマスターすることに、熱をあげてみるのもいいかもしれませんね! ■「ピタゴラ装置アカデミア」:目玉コーナーの装置を、自分でつくってみる「ピタゴラスイッチ」のオープニングとエンディングには、「ピタゴラ装置」と呼ばれるからくり装置の映像が流れます。この装置を自分でつくってみよう! というコーナーもあります。クリップやビー玉、消しゴムなど、家にあるもので簡単にできるバージョンを紹介してくれるので、「今から、ちょっとやってみようか」と、その場で子どもと取り組むことができます。ひとつのアクションから連鎖して起こるからくりは、子どもにとっては不思議で、目が離せなくなるもののようです。そんなすごい装置が家にあったら、友だちにも自慢したくなるはず! 好奇心を刺激する、おすすめのコーナーです。「ピタゴラスイッチ」には、番組名にもなっているピタゴラスの定理や原理の特徴を伝える、というテーマがあるそうです。「スイッチ」や「しくみ」を通して、たくさんの人が興味と知識を得られるような題材を、多く扱っています。とはいえ、難しい話は抜きにして「見ているだけでワクワクできる」貴重な番組のひとつであることは間違いありません! テレビで「ピタゴラスイッチ」を見ながら、親子で楽しい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?
2015年06月06日春から夏にかけては、トイレトレーニングに最適な時期といわれています。トイレトレーニングの悩みや問題は子どもによってさまざま。トレーニングをしているうちにいくつも出てくると思いますが、その中の1つ、男の子ママの悩みとして挙げられるのが、「立ったままでオシッコができない」というもの。実は、立ちションは意外に高度なテクニック(?)なのです。今回は、男の子のママに役立つ、立ちショントレーニング方法について紹介しましょう。■まずは、おまるで座って、オシッコができるようにまずは、トイレトレーニングの基本となる、おまるでのオシッコをマスターさせましょう。おまるがなければ、洋式のトイレの便座に、反対向き(水のタンクを見るように)に座らせてできれば大丈夫。座った状態でオシッコができるようになったら、次のステップ、いよいよ立ちションのトレーニングに移ります。座ってオシッコができても、立った状態ではオシッコができない、ねらった方向にオシッコがいかずに周囲を汚してしまう、というケースもあります。最近は座りションをする男性が増加傾向にあるようですが、外出先での男性トイレの主流は、やはり立ちション便座。そのことを考えると、立ちショントレーニングは早いうちに行っておきたいものです。■立ちション用のおまるを使ってみては? 立ちショントレーニングのファーストステップは、お風呂の洗い場で練習すること。何度かチャレンジしてみて、立ったままでおしっこを出すコツをつかめてきたら、次はトイレで挑戦です。ただ、自宅のトイレだと、子どもの身長が足りないため、おしっこが便器周辺に飛び散る可能性大! それでは、毎回掃除が大変です。そうしたママの悩みを解決してくれるのが、立ちション用おまるです。男の子専用のトイレトレーニンググッズで、吸盤がついていて壁にペタッと貼りつけることができるので、どこででもトレーニングができます。そのほか、脚の高さが決まっている、床に据え置くタイプのものもあるので、どちらのタイプがよいかを考えて、必要に応じて購入しましょう。■かわいいデザインの立ちション用おまるもあって、楽しくトレーニングできる最近は立ちション用おまるもデザイン性に優れたものが多く登場しています。子どもが喜びそうなキャラクターがデザインされていたり、カラフルなものがあったりと、楽しくトレーニングできそうな予感! 実際に使用したママも、「購入した次の日には立ちションできるようになった」「移動に便利で重宝している」と、斬新なアイテムに喜びの声を挙げているようです。お子さんがまだ立ちションできないことにお悩みであれば、立ちション用おまるの購入も検討してみてはいかがでしょうか?
2015年06月05日「伸びる続ける子」の母はココが違う ダメなところだけを見て、わが子の資質を判断してはいけない 子育てで、ここだけは押さえておきたい3つのポイント の続きです。「ああ、あんなこと言っちゃった。」子どもへの言葉かけは本当に難しい。今回は、お母さんだからできる「会話」の習慣について花まる学習会代表の高濱正伸さんにお話を伺った。高濱さんいわく、「頑張り抜く力が出るか、やる気がしぼんでしまうかは、『親のひと言』次第」なんだとか。■子どもが自分から宿題をやるシンプルなルール「宿題やったの?」。この一言を言わずに済むのなら、どんなに楽だろう…。そんなママたちに朗報だ。高濱さんによると、なんと子どもが自分から宿題をやる方法があるそう。「子どもがみずから宿題をやれなかった時には、お母さんは黙っていてください。しかし、子どもが進んで宿題をちゃんとやった時には、『やれたね、すごいね』と褒めてあげてください。」つまり、宿題ができたらほめる、できなかったら何も言わないことを続けるということ。およそ2週間このルールに従っただけで、子どもが自分からどんどん宿題をやるようになるという。さらに、「NGワードを言わないこと」「肯定的なことだけ言葉にすること」、この2点も大きなポイントだ。■子供が克服できたことを、正確に言葉にする花まる学習会の講師研修で高濱さん自身がいつも言っていることがある。それは、「その子自身が伸びて、克服したことを正確に言葉にしてあげることが一番大切」ということだ。「すごいね」「できるね」といった褒め言葉も、もちろんいい。でも、実はもっとシンプルに、何かを克服した、その事実を言葉にするだけでいいのだそう。「『この子は、これが課題だな』ということを日頃から頭に入れておき、乗り越えたと感じた時は、そのままの気持ちを言葉にしてあげてください」。■子供に「正しく」「きちんと」やらせようとすることが、子供のやる気を奪っている勉強ができなかったり、わからなかったりすると、すぐにやる気がなくなってしまう、わが子。「だから、アナタはダメなのよ」。そんな一言が、すぐに口をついて出てきてしまうこともあるだろう。「でも、そういう子の場合、お母さん側に問題があることも多いのです。正しく、きちんとやらせようとしていませんか?」高濱さんのこの発言に、思わずドキッ!! とした。「たとえば、計算が合っていた時だけ、褒める。計算に時間がかかっていたり、計算が間違えていたら、叱る。つまり、スラスラできた時だけが評価の対象になっていると、こういうこと(=こどもがすぐやる気をなくすること)がよく起こります」「もちろん計算や漢字の書き取りは基礎として大事。でも、お母さんとマンツーマンで答えが合っているか合っていないか、最後まできちんとできたかできていないかを毎日繰り返していくと、まず文章題のできない子になります。すると、ちょっと考えなくてはいけない問題になると面倒になり、やる気をなくしてしまう子ができ上がるんです。」これって、まさに我が家だ…。原稿を書きながら、思わずうな垂れてしまった。子どもに良かれと思ってやっていたことが、ヤル気がない子を作っていたとは! では、親はどうしたらよいのだろう? 「伸び続ける子は、思考体験が豊かです。思考体験と言っても難しいことではなく『わかっちゃった体験』がどれだけできたか」なんですよ。「わかっちゃった体験」とは、子どもが見て「なにこれ?」と思い、「あ、そういうことか! わかっちゃった」があるということ。すると、子どもはその喜びを味わいたくて勉強する。原点は小さな、小さな「わかっちゃった」という成功体験なのだ。「お母さんは『きちんと最後までやりなさい』ではなく、できた時に『こんな問題までわかっちゃうなんて、すごいね!』と認めてあげてください。世界で一番大好きなお母さんに認められたら、『よっしゃ!』という、やる気にあふれた子どもに変わります」本特集の原稿を書きながら、自分の子育てを省みて、「ごめんなさい!」と、子どもに謝りたくなった。でも、仕方ない。今、気づけたことに感謝して、高濱さんに教えていただいたことを生活に少しでも取り入れて、伸び続ける子が育つママになりたいものだ。
2015年06月04日「伸び続ける子」の母はココが違う ダメなところだけを見て、わが子の資質を判断してはいけない の続きです。毎日の「しつけ」は、どの程度まで厳しくしていいの? というのは、親の永遠のテーマ。それに対し、「親の『基準』さえあれば、どんなに厳しくっても大丈夫!」と、花まる学習会代表の高濱正伸さんは話す。今回は、お母さんだからできる「しつけ」の習慣について、話を伺った■子育てで押さえておきたいポイント(1)早起き「問題を抱えた青年たちの多くが、昼夜逆転の生活をしています。早寝早起きなどの生活のけじめをつけることは、勉強よりもずっと大切と自信を持って言えます」と、高濱さん。昼夜逆転の生活の根っこは、小さいころの家庭環境にあることも多いとか。これは想像以上にとても根深いもので、意識改革をするのはなかなか難しいそうだ。なぜなら、昼夜逆転の生活をしている青年に小さい頃の家庭状況を聞くと、「日曜くらい寝坊していいよ」という文化を持った家庭であることが多かったから。「つまり、休みの日くらいゆっくり休みたいといった親側の理由に、子どもを引き込んでしまっている家庭です。もちろん、親は堂々と寝坊をしても構いません。『大人はいいのだ、だけど子どもは早く起きなさい!』という毅然とした態度であれば問題はありません。子どもは本来、365日早起きする生き物です。疲れているなと思ったら早めに寝かせてください。早起きというのは、体のリズムなのです」。■子育てで押さえておきたいポイント(2)「姿勢」と「鉛筆の持ち方」姿勢を正しくする、背筋をきちんと伸ばすということは、学習の第1歩。「私の経験からも、姿勢の正しい子は学習面でも後伸びする子が多いようです」。でも、うちの子は、何度言っても、すぐに背中が丸まってしまうのだけれど…。「姿勢と鉛筆の持ち方については、家庭で何度言っても言いすぎにはなりません。しつこいほど言い聞かせても大丈夫です。子どもというものは、何回も何回も落ち着いて言わないとわからない生き物だということを、親御さんは肝に銘じて欲しいと思います。」■子育てで押さえておきたいポイント(3)お手伝い高濱さんは、遅くとも小学校低学年になったら、お手伝いを毎日の習慣にさせることを推奨している。どんなお手伝いにするかを決める時のポイントは2つ、「毎日」「継続して」できることだ。お手伝いの目的は子供に「工夫する力」をつけさせること。洗濯物をたたむ、布団をたたむ、食器を運ぶ、お風呂を洗う。何でもいいので、生活の中で何かひとつ継続的なお手伝いをしていると、必ず子供は工夫をするようになるそう。「工夫する力、試行錯誤する力というものは、日常生活の中や遊びの中でしか伸ばすことのできないものなのです。」「疲れちゃったから今日はいい?」と子どもが言ってくることもあるだろう。その時は、ひとつのチャンス! お手伝いは免除せず、面倒くさいとか、つらいといった気持ちを乗り越えて頑張ることが大切なのだと、子どもに伝えよう。そして、もうひとつ大切なことは、お手伝いが終わったら、「助かった!」「ありがとう!」と、目一杯褒めること。「子どもは、お母さんに喜んでもらえたことが、胸が一杯になるくらい誇らしく、最高のご褒美なんですよ。」次回は、「そこに気をつければいいのか!」という、目からウロコの子どもへの言葉かけの方法を聞いていこう。
2015年05月30日「伸び続ける子」の母はココが違う の続きです。「伸び続ける子を育てるためには、母親の心の安定が不可欠」と言う、花まる学習会代表の高濱正伸さん。そうは言っても、思い通りにいかない子育てに、不安は募る一方ではないだろうか。今回は、お母さんだからできる「学ぶ土台づくり」の習慣について、話を伺った。■「落ち着きがない、やかましい、何度言っても直らない」は、小学校低学年までの子供の3大特徴落ち着きがない、やかましい、何度言っても直らない。わが子がそうだと悩んでいる母も多いのでは?「それは小学校低学年までの、とくに男子の特徴です」と高濱さん。「でも、それが当たり前だし、怒ってもムダですよ。それはまるで水の中を気持ちよく泳いでいるオタマジャクシに“なんで泳いでいるの!”と叱っているようなものですから」なるほど…。でも、そう聞けば、内心、すごくホッとしたりもする。「この時期の子どもは、親からすれば『何の役にも立たないこと』と思うようなことに、とてつもない集中力を発揮します。集中力は、幼児期を逃してしまうと育てるのが難しくなる能力です。どうぞ思いきり遊ばせて、オタマジャクシ君を無理やり陸に上げないでください。」■外遊びは、子供の「見える力」を身につける「将来、仕事ができる人になって欲しい」ということは、親なら誰もが思うこと。高濱さんいわく、「仕事のできる人とは、すなわち勘がいい人。言われた通りに仕事をすることはできても、それだけではダメだという発想ができる人が今、世の中に求められています。」この「言われたこと以上のものが見える力」とは、実は図形問題で問われる能力と同じなのだそう。問題が示している図形の中に、自然に見えてくる線を「補助線」という。問題が解決できるかどうかは、適切な補助線が引けるかどうかにかかってくる。そして、その補助線が引ける能力は、子供の将来の仕事の仕方にダイレクトに結びついてくるらしい。「『見える力』をつけるためには、ドリルをどれだけやるかよりも、体全体を使ってイメージする経験を豊富にすることが大切です。体全体を使ってイメージする経験の最たるものが、外遊びなんです。」外遊びが大切ということは、何となく頭ではわかっているつもり。でも、周りがお稽古事を始めると、「うちも何か始めなきゃ!」と、気ばかり焦ってしまうことも。そんな時には、思い出したい一言だ。■親が子供の授業参観で見るべき、たったひとつのポイント高濱さんが、幼稚園から小学校低学年にかけての子に対し、親がやって欲しいことは、人の話が聞けるようにすることだそうだ。人が目の前に立ったら、その人を見て、その人の「言いたいこと」に焦点を当てて集中して聞けること。後伸びする子は、こうした聞く姿勢がいい子が多いという。だからこそ、小学校低学年の子を持つ親が、授業参観で見るべき点は、たったひとつ。それは、「先生の話をちゃんと聞けているか?」だ。小学校に入ると、子供の学校での様子はあまりわからない。なので、ついノートやテストを見ては、「きちんとした字を書きなさい」「この点数は何なの?」とガミガミやってしまいがちだ。でも、高濱さんに言わせれば、「低学年時代のテストの結果は、目の前の人の話がちゃんと聞けていれば点数はとれます。聞く力、姿勢があれば、できるようになるのですから。」親はできていない点ばかりに目がいきがちだが、むしろ「人の話を聞く力が培われているか?」という一点に、親自身も集中した方が得策なのかもしれない。「アレもできていない」「コレもダメだ」と思うよりも、ずっと心が安定するからだ。次回は、「ここだけは、何としても頑張って!」という、子育ての頑張りどころについて話を聞こう。
2015年05月25日小さい頃は頭が良かったはずなのに、ある時を境にパタッと伸び悩んでしまう子もいれば、ずっと健やかに伸び続ける子もいる。親としては、もちろん、後者のように育って欲しいもの。花まる学習会代表の高濱正伸さんは、「伸び続ける子は母親で決まる!」と言います。そう聞いて、心穏やかにいられるママは、少ないのでは? どうすれば「伸びる子」を育てられるのか、高濱さんにお話を伺いました。■一流の人の共通点は「お母さん像がいい」こと高濱さんが出会った一流の人たちの共通点は、お母さん像がいいこと。「一流の人であっても、お酒を飲みながら打ち解けてする話のノリは、基本的に軽口や冗談の類です。ところが、そんなノリであっても、『どんなお母さんでしたか?』と問いかけた時だけは、気持ちの入れ方が違う。しみじみと『かわいがってくれましたねぇ』と語る瞳が充実しています」場面が目に浮かぶようなエピソードに、思わずぐっと引き込まれてしまう。■「合わない」「傷ついた」と言う若者のルーツは小学校低学年高濱さんは塾を設立する前、予備校で大学受験生を指導していたそう。「その時に、『将来メシが食えないんだろうな』という印象を受ける子がたくさんいたんです」。壁にぶち当たるたびにめげてしまう若者がなんと多いことかと、高濱さんは嘆く。そんな彼らが決まって言うセリフが「合わない」「傷ついた」。なぜ、こんな若者が育ち上がってしまったのか? 高濱さんはこの問題を突き詰めていくと、子ども時代、とくに人間としての土台がつくられる小学校低学年までの教育に行きつくと気づいた。勉強ができても、一流大学に入っても、コミュニケーション力や他人と合わせる力がなければ「メシは食えない」。■学習塾の立場で「母親学級」をする理由「メシが食える人になる力を育てるのは、母親次第だ」と高濱さんは言う。高濱さんは、「子どもの問題の背景には、必ず母親の心の不安定がある」と気づいてから、年間100回以上にわたって「母親だからできること」という、お母さん向けの講演会をしている。自分で産んだとは言え、子どもという生き物と対峙(たいじ)するのは、本当に大変だ。正直、地獄と言っても、言い過ぎではない。「ストレスやイライラが充満している『家族カプセル』に風穴を開けなければならないんです」と、高濱さんは言う。不満の溜まった家族間の風通しを良くし、安定的な関係を作る、つまり、母親が心の安定を保てる家族であることこそが、「伸びる子」を育てる肝なのだ。しかし、ママがイライラするのは、「本当にこれでいいの?」と、子育てに不安を感じているからでもある。そこで次回は、知っておくだけで「これでいいんだ!」とホッとする子育てのツボを聞いていこう。
2015年05月21日20世紀初頭、オーストリアの神秘思想家、ルドルフ・シュタイナーが考案した、自由と芸術、そして創作を基調にした教育が「シュタイナー教育」です。近年、日本では、教育熱心な親御さんたちが注目している、オルタナティブ教育といわれるジャンルの1つです。現在、シュタイナー教育を行っている学校は、日本で8校。全世界では91ヵ国、1,000校以上に及ぶそうです(2015年4月時点)。今回はそんな世界に広がるシュタイナー教育の中から、注目のシュタイナー教育校を4校ご紹介します。■世界のシュタイナースクール(1)San francisco Waldorf school (北アメリカ、サンフランシスコ)カリフォルニア州は、全米でもっとも公的資金によるシュタイナー教育を行っている学校が存在している、オルタナティブ教育が盛んなエリアです。その中で35年間の歴史が在る、サンフランシスコ・ウォドルフ・スクールは、幼稚園から高校までウォドルフ教育を一貫して行っている、北アメリカで一番大きな私立のシュタイナースクールです。芸術や実践を重視するシュタイナー教育は、いわゆる一般的な教育を行っている学校との学力の差についてしばしば話題になりますが、サンフランシスコ・ウォドルフ・スクールは、Western Association of Schools and Colleges (WASC)(※)にも認定されていて、それぞれの学年でしっかり学力も学べる学校です。 (※)WASCは、アメリカに本部がある教育認定機関。WASCの認定資格は、世界的な資格として有用とされ、WASC認定校で12年の課程を修了した18歳以上の者は大学入学資格あり=高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められています。■世界のシュタイナースクール(2)Panyotai Waldorf School(タイ、バンコク)タイで一番初めに設立されたシュタイナースクールです。創設者である Porn Panosot医師が、自分の子どもを通わせたいと思う学校がなかったため、「いっそのこと自分で学校をつくってしまえ」と考えたことが、設立の理由の1つです。 Porn Panosot医師は、その後、医者を辞めて、アメリカまでシュタイナー教員の資格を取りに行き、1996年にPanyotai Waldorf School学校が開校されました。Panyotai Waldorf Schoolは学校法人認定校であり、タイ国内では、国内の有名大学のほか、海外の有名大学に進学する率がとても高い学校としても知名度があります。現在は、定員がいっぱいの状態。長いウェイティングリストに名を連ねなければ入学できない人気校です。 ■世界のシュタイナースクール(3)Rudolf-Steiner-Schule Schwabing (ドイツ、ミュンヘン)シュタイナー教育の生みの親ルドルフ・シュタイナーの出身国であるドイツ。1970年代に、日本に初めて「シュタイナー教育」を紹介した、子安美知子氏の著書「ミュンヘンの小学生」で、著者の娘さんが通っていた学校がRudolf-Steiner-Schule Schwabingです。系列校に、高等教育まで学べるRudolf-Steiner-Schule München-Schwabingという学校もあります。 ■世界のシュタイナースクール(4)Moscow Waldorf School Nr. 1060 (ロシア、モスクワ)ゴルバチョフ大統領が起こした政治改革運動、ペレストロイカ時代に行われたロシアの教育システム改善によって、ロシアにやってきたシュタイナー教育。全校生徒400名ほどのMoscow Waldorf School Nr. 1060は、1996年に公立の学校に認定されたシュタイナー教育校です。世界各国のシュタイナースクールには、ユネスコのプロジェクト校に指定されている学校も多くあります。興味のある方は、世界中の学校をネット検索してみるのもおもしろいかもしれませんね。
2015年05月20日会話がスムーズに運ぶようになり、数字が数えられたり、何かに夢中になれる時間が増えたり…。子どもの成長を目の当たりにして驚くことは、ありませんか? 吸収力の高い幼児期。親ならば、「教育に良い教材は?」と考えることもあるかもしれません。そこで試してみたいのが、公文(くもん)の幼児ドリルです。「分かりやすさ」で群をぬく、そのラインナップとは? 5歳の息子が実際に取り組んでいる、4~7歳向けのドリルを紹介します! ■言葉の基礎を覚える『ことばのおけいこ』 言葉の基本中の基本である「ひらがな」。お風呂の壁にひらがな表をはって「これは?」なんて、遊び感覚で一緒に覚えさせているママもいるのでは? ある程度、ひらがなが読めるようになっている子どもさんには『ことばのおけいこ』がオススメです。身近なものの名前だけでなく、小さい「っ」などの読み書き、「おおきい」「ちいさい」などの「ようすことば」や「てをあらう」などの「うごきことば」も書いて学ぶことができます。■数字に興味をもっているなら『はじめてのたしざん』 自然に数を数え、数字を書く力を育むことができる『はじめてのたしざん』は、イラストを交えて最初に1~30までの数字の読み書きを練習するため、「最初からいきなり計算問題?」という心配は無用です。計算式は「たす1」からスタートするのでコツをつかむまでの猶予があり、子どもに「できた!」という満足感を味わわせ、確実な計算力を身につけさせることができます。ただ、「たしざん」は思っている以上に頭を使うので子どもが「もうイヤっ!」となってしまうこともあります。数字嫌いにならぬよう「ある程度できたらOK」ととらえ、無理のないサポートに務めましょう。■遊び感覚の『めいろあそび せかいのめいしょ』で集中力UP 「どうぶつ」「のりもの」「にほんのめいしょ」など、多彩なバージョンが楽しめる「めいろ」シリーズは、集中力に加えてゴールまでの道のりを推理する力や、どちらに向かえばいいか、といった判断力が身につきます。遊び感覚でこうした力を育てることができるのは、「めいろ」ならではですね!■勉強スタート前に準備したい、プチアイテム初めてドリルに挑戦する前に、まずはお子さんに「鉛筆の正しい持ち方」を身につけさせたいママもいるかもしれません。そんな時におすすめなのが、持ち方補助具「もちかたくん」です。 200円ほどで購入でき、手持ちの鉛筆にとりつけるだけ。指を定位置において書くことで自然と持ち方が安定し、力強く数字や文字が書けるようになります。■がんばった証「ひょうしょうじょう」くもんのドリルシリーズは、すべての問題をクリアすると、子どもに「ひょうしょうじょう」を贈ることができます。1冊をやり終えた満足感が高まり、「次もがんばろう」という子どものやる気を盛り上げるのに、一役買うことでしょう。また、「くもんの幼児ドリル」公式サイトでは各ドリルの特長だけではなく、「わが子にはどんなドリルがふさわしいか」、「学習がうまくいくコツとヒント」などを丁寧に説明しています。・ 選びかたナビ くもんの幼児ドリル|くもん出版 全国の書店ではドリルの体験会が開催されることもあり、くもん出版スタッフからのアドバイスをうけることもできるそうです。気になるママは、ぜひ体験会スケジュールをチェックしてみてくださいね!
2015年05月17日「お風呂の時間になると、ぐずり出してこまる」という悩みを抱えているママもいるでしょう。子どもがお風呂を好きになってくれるように、子どもが好きなキャラクターのものをお風呂に持ち込んだり、楽しい雰囲気を作ろうとしたりと、試行錯誤しているはず。これまでどんな方法を試みても、子どものお風呂嫌いが改善されなかった…というママは、これから紹介する方法にトライしてみてはいかがでしょうか? ■子どものお風呂嫌い克服作戦(1)浴槽に水風船を入れてみる子どもは風船大好き! それを利用して、浴槽にたくさんの水風船を入れてあげましょう。部屋の中で風船遊びをすることはあると思いますが、お風呂の中では、部屋とはまた違った楽しさを感じさせることができます。普通の風船に水を入れてもよいですし、水風船専用のものを使っても、どちらでもOK。ただし、普通の風船だとサイズが大きく、あまり浴槽に数が入らないので、できれば水風船を使用するのがおススメ! 水に風船が浮かぶさまはカラフルで、見ているだけでも楽しい雰囲気になります。風船が子どもの心を鷲掴みにし、お風呂嫌いを克服できるかもしれません。■子どものお風呂嫌い克服作戦(2)シャンプー・ボディーソープの泡でソフトクリーム屋さん遊びシャンプーやボディソープの泡を使って、遊びを展開していきましょう。髪や体に泡をつけて遊ぶだけでなく、割れにくいプラスチック製のコップに泡を入れ、ソフトクリーム屋さん遊びを展開するのもおもしろいですよ。コップに泡を入れて、ソフトクリームに見立てるだけで、いつもの泡が子どもの好奇心を刺激し、お風呂が好きになってくれるかも!? ■子どものお風呂嫌い克服作戦(3)シャンプーハットを嫌がるなら「美容院ごっこ」シャンプーを嫌がるからと、シャンプーハットを購入したのに、シャンプーハットすら嫌がる子も少なくありません。シャンプーハットが頭にフィットしていないと、どうしても隙間から水や泡がしたたり落ちたりして、その結果、ハットを嫌がってしまうのです。シャンプーが嫌いな子の頭を洗う時は、椅子に座らせて頭を上に向け、美容院でシャンプーをしてもらうような体勢にしてあげましょう。子どもがシャンプーを嫌がるのは、目や顔に水がかかるのが嫌だから。シャワーを緩めに出して上を向かせれば、顔に水分が流れていくのを回避できるので、子どもも嫌がらないはずです。「美容院ごっこ」と称して、ついでに子どもとごっこ遊びをするのもよいですね。ママが楽しい雰囲気を演出することで、少しずつ子どものお風呂への恐怖心も取り除けるでしょう。あの手この手を使いながら子どものお風呂嫌いを克服していきましょう。お風呂を嫌がるのは一時的なことがほとんどなので、今だけできる親子のスキンシップの時間だと考え、悩みや苦痛をポジティブに転換して、解決してください!
2015年05月07日気温の上がる春~秋にかけては、外で過ごすのが楽しくなる季節。ピクニックやキャンプなどで、外でごはんを食べる機会も、自然と増えますね。外ごはんで気になることの1つが「手を洗えない」こと。そのためにママたちは、ウエットティッシュを持ち歩いたり、除菌ジェルを持ち歩いたりと、涙ぐましい努力をしているわけですが、子どもはそんなことお構いなし。遊びたい時に遊び、食べたい時に食べるので、「ママー、お腹すいたー。あー、おにぎり食べるー!」と、目の前におにぎりがあれば、迷わずパクッ。どんなに汚い手でもパクッといってしまうわけで、母親としては心配が絶えません。そんなヤンチャなボーイ&ガールに、手をキレイにすることの大切さを、楽しく教えられる(かもしれない)動画が公開されました。■ふなっしーと一緒に「キュッキュッキュッ」、覚えやすい歌と振り付けで楽しく除菌皆さんご存じ、梨の妖精ふなっしーが、「どろんこ遊びの後におにぎりを食べたい、でも周りに水道がない時は除菌ウエットティッシュで手を拭いてから食べよう」「トイレの後に汚れを見つけたら、トイレのお掃除シートで拭いておこう」と、非常に具体的なメッセージを、歌って踊りながら教えてくれます。子どもに大人気のふなっしー。このピカピカ体操を子どもに見せれば、大喜びして、すぐに覚えるはずです。そうすれば、食べる前には手をキレイにすること&トイレを汚しちゃったら掃除することを、意識づけられる…かもしれませんね。ちなみに、ピカピカ体操の振り付けは、NHK教育テレビ「おかあさんといっしょ」の4代目ダンスのおねえさんとして活躍していた、いとうまゆさん。ふなっしーのメジャーデビューシングル「ふなふなふなっしー~ふなっしー公式テーマソング~」の振り付けも担当しているそうです。ふなっしーと子どもたちがとてもかわいい、この動画、お子さんと一緒に動画を楽しんで、ついでに除菌習慣も身につけられるといいですね!動画は下記のサイトでもご覧いただけます。・ 梨の妖精 ふなっしーとエリエールがコラボ!!|キャンペーン|エリエール
2015年04月22日「子どもの頃にお話を聴く」という経験には実は、その後の人生を大きく方向づけるほどの影響力を持ち、人生を生きていく手がかりになるのだとか。子どもにお話をしてあげていますか?■昔話には、子どもたちの生や死への関心に応える作用がある私が子どもの頃、帰省するとよく祖母が仏壇の前でお話をしてくれました。物語というより、「人は死んだらどうなるのか」とか「どう生きるべきか」といった話でしたが、全身の神経を集中して聴き入っていた記憶があります。お話の具体的な内容はおぼろげにしか覚えていませんが、方言によるやさしい祖母の言葉に、心に浸み込んでいくような心地よさがあったことは、今でも印象に残っています。祖母のお話には、目に見えないものを信じたり、生や死に強い関心を寄せたりする、子どもならでは好奇心を刺激してくれるような、そんな感覚もありました。大人になって振り返ると、祖母のお話で聞いたことが、今でも心の核になっているように感じられることもあります。自分の子どもにもそんな経験をさせてあげたいと思っていた時、大人向けのお話講座を見つけたので、通ってみることにしました。■昔話の魅力は、言葉のリズムと隠れた悲哀講座では、昔話の魅力やお話を語る上で大切なことなどが解説されました。それによると、お話を語ったり歌ったりする際にもっとも大切なことは、「言葉のリズムと響き」なのだそうです。言葉を覚えたての小さな子どもは、言葉を意味ではなく「リズムと響き」で受け止めます。講座で教えてもらった創作話の1つに「ごきぶり五郎兵衛」(注)という、みんなから疎まれる「ごきぶり」という存在の哀しさを描いた、うた仕立てのお話があるのですが、このお話の中に登場する「ごきぶり五郎兵衛ゴロゴロベエ」という唱え言葉は、小さな子どもにとても人気です。(注)「 とらおおかみ 子どもらの心が生んだ物語 」川手鷹彦 地湧社より「ごきぶり五郎兵衛ゴロゴロベエ」と言葉に発するだけで、楽しい気持ちになるので、ごきぶりの存在をまだ知らない小さな子どもでも、唱え言葉のリズムと響きだけでお話を楽しむことができるのです。「ごきぶり五郎兵衛」では、みんなに疎まれたごきぶりは最後、「追われる者」として月に還ります。生きとし生けるものへの慈しみと哀しさや滑稽さ。一見楽しいお話に見えるものの、描かれているテーマは深い、それこそが昔から繰り返されてきた物語の智慧なのではないでしょうか。言葉のリズムや響きを楽しむとともに、「人はどう生きるべきか」「死んだらどうなるのか」といった根源的なテーマへの問いの答えを、子どもたちが楽しい歌や物語の中からおぼろげに感じ取ることができること、それが昔話の魅力なのだということを、参加した講座で学ぶことができました。■夜寝る前に、子どもたちにお話を子どもを夜寝かしつける時に、1つでいいので、お話を聞かせてあげてください。ママやパパがおもしろいと思ったお話で構いません。そして、できれば本を読むのではなく、ご自身の言葉で語ってあげてください。本に書いてある内容と全然違ってしまっても構いません。よくある昔話ではなく、自分で思いついたお話でも構いません。子どもたちはお母さんやお父さんが、お語をしてくれているというだけで幸せになれるのです。たとえば、「昔むかし、あるところに小さな女の子がいました。女の子は大きなお家に1人で住んでいましたが、ある時、お友達を探しに旅に出ました、続く~」といったように、こんなに短くても大丈夫です。続きは次の日に、また思いついたことを話しましょう。難しく考えずに、想像の翼を広げてみると、これまで忘れていた豊かな「お話の世界」に辿り着けるかもしれません。そうして語られたお話は、子どもたちの心に深く浸み込み、豊かな想像力によって、人生を歩む手がかりとなるに違いありません。
2015年04月09日年長さんになり、以前購入した幼児用の自転車がどことなく小さく見えてきた、と感じているママは、そろそろ自転車の買い替え時かな? と思っているはず。ただ、家計のことを考えると「もう少し今の自転車で我慢してもらおうかな」という気持ちも芽生えてくるでしょう。自転車の買い替え時で悩んでいるママ、どんな自転車を選べばいいのかがわからないママは、これから紹介する子ども用自転車を選ぶポイントに注目してみましょう。■子ども用自転車の買い替えのタイミングは? まず、子ども用自転車の買い替えの時期ですが、大きく3つのタイミングに分けられます。子ども用自転車の買い替えの時期(1):子どもの体が発達し、自転車のサイズが小さくなった時サドルをめいいっぱい高くしても、足をついた時ひざが曲がるくらい身体が成長しているなら、そろそろ買い替え時かもしれません。子ども用自転車の買い替えの時期(2):自転車が古くなり、ブレーキがききにくかったりタイヤが擦り切れたり、安全性に欠けた時道路を走っている時に万が一のことがあってはいけません。故障が心配になってきたなら、早めに自転車を買い替えるべきでしょう。子ども用自転車の買い替えの時期(3):今乗っているのが、お下がりの自転車だった時安全性はもちろん、子どもの趣味とは合わなくなった時も、新しい自転車を購入してあげるといいですね。新品を買ってもらうことで「自分だけの自転車」という気持ちが芽生え、より一層、自転車への愛着が生まれるはずです。■自転車の「インチ」と年齢、身長の対応表自転車の大きさは、「●インチ」とインチで表記されています。日本人にはあまり馴染みのない単位なので、いまいち大きさの目安がわからないという人もいるでしょう。そこで、各インチと身長、年齢の目安を表にしてみました。参考にしてください。自転車のメーカーによってもサイズ感は異なるので、試乗させてもらってサイズを確かめてみるといいですね。■安全性の高い自転車を選ぼう自転車を選ぶ時は、自転車協会が定めた安全基準をクリアした印である「BAAマーク」がついているものを選びましょう。BAAマークのついた自転車は、安全性と同時に環境に優しい素材を使った自転車でもあるので、エコに貢献することもできます。BAAマークの確認と同様に重要なのは、子どもの手にしっかりフィットするハンドルで、ブレーキを掛けやすい設計になっていることです。ブレーキの幅を調整できるものや、形に工夫を凝らしているものなどがあるので、注目してみてくださいね。補助輪がまだ外れておらず、これから練習するという子どもなら、補助輪なしの運転をサポートする機能が搭載されているものを選んであげましょう。最近は自転車に慣れない子どもでも安定して走行できる、タイヤが太いタイプのものも多く登場しています。子どもの安全を守るためにも、足が地面にしっかりとつくだけでなく、そのほかのポイントにも注目して、自転車を選んであげてくださいね。
2015年04月02日食事作りや掃除、洗濯、仕事の持ち帰り作業など、1日24時間では足りないくらい、ママは忙しいですよね。しかも、バタバタと忙しい時に限って、「ママー、遊ぼうよ」と子どもが言ってくるもの。「今はちょっと無理なの」などと言おうものなら、自分の想いが叶わないからと駄々をこねたり泣いたりして、余計に時間がかかることもあるはずです。忙しい時、時間にも心にも余裕がなくなるのは仕方ないこと。とはいえ、振り返って考えると、子どもに「悪い事をしたな」と後悔することもあるでしょう。忙しくしている時に、子どもが甘えてきたらどう対処するべきかを、いま一度考え直してみましょう。■まずは子どもに忙しいことを説明言葉が理解できる年齢になっているなら、まずは冷静に「今は忙しいんだよ」ということを、子どもに伝えることが大切。面倒だからと何も言わずにいると、子どもの想いはどんどんエスカレートして、ワガママに拍車をかけてしまいます。すると親の側も感情的になって、「忙しいって言ってるでしょ!」と怒鳴ってしまいがち。これでは火に油ですし、ママも怒鳴ってしまったことを後悔するはずです。くれぐれも冷静に話すことを忘れずに。そうすれば、たとえその場で甘えが収まらなかったとしても、そのうち子どもなりに、自分の気持ちに折り合いをつけてくれるようになるでしょう。■普段からルールを作っておく普段からルールをつくっておくと、子どもも理解しやすいもの。たとえば、「時計の針が●になるまでは忙しいから、静かに遊んでいてね」などと、子どもがわかりやすいように日頃から言って聞かせておくだけでも効果的です。子どもが「遊んでよ」と言ってきた場合でも、「お約束しているでしょ?」と伝えることができます。少しずつ子どももわかってくれるようになり、習慣化されてくるでしょう。■それでもダメなら、少し時間をつくってあげるそうは言っても相手は子ども。どれだけ諭したり言い聞かせたりしても、我慢できない時もあるでしょう。そういう時は、ママが少し歩み寄ってあげてください。「じゃあちょっとだけ遊ぼうか」と言って、一緒に過ごす時間を数分間つくるだけでも、子どもは納得し、満足してくれます。大好きなママと遊べたことで満たされた後は、比較的落ち着いて過ごしてくれるものですよ。10分、いえ、5分でもいいので、忙しい中でもスキンシップを取るように心がけておきましょう。ひと通りタスクが片付いて忙しさから開放された後は、子どもと思い切り触れ合うことを忘れずに。その時には、「待っててくれてありがとうね」という言葉を伝えてあげてください。それだけで子どもは嬉しくなって、少しずつ待てる気持ちが作られ、ワガママが改善されていくはずですよ!
2015年03月31日子どもが成長してくると、「子どもの集中力をアップさせたい」と考える親御さんも増えてきます。子どもの集中力を上げるには、環境を整えたり、睡眠をしっかりとったりするのが大切なのはもちろんですが、それ以外にもいくつか有効な方法があるようです。そこで今回は、集中力を向上させるのに効果的といわれる方法を4つご紹介します。■子供の集中力をアップさせる方法(1)青色を取り入れるまず注目してもらいたいのは、色です。色にはそれぞれ意味があり、心や身体に特定の効果をもたらすといわれています。集中力を高めることができる色は「青」。青系の筆記用具を使ったり、マーカーやペンの色を青にしたり、部屋のカーテンなどのアイテムを青系にチェンジしたり、青色を取り入れていきましょう。なお、青色にはリラックス効果もあるので、勉強によるストレスや緊張を感じている時にも有効です。■子供の集中力をアップさせる方法(2)音楽を取り入れる人間が集中をすると、脳から「α波」(アルファ波)という脳波が出ます。それはつまり、α波が出やすい状況を作れば、自然と集中力が高まりやすいということ。α波を出すために有効な方法が、音楽を聴くことです。特に波の音やクラシック音楽などが良いとされていて、スポーツジムやヨガスタジオなどでも、そうした音楽が用いられていますインターネット上で無料配布されている音源もあるので、それらをかけて、まずは一度トライしてみては?■子供の集中力をアップさせる方法(3)匂いで集中力アップアロマテラピーも、集中力アップに一役買ってくれます。集中力アップに良いとされるアロマオイルは、ローズマリーやユーカリ、ペパーミント、バジル、レモンなど。気持ちもリフレッシュされ、頭も冴えるので一石二鳥になるはずです。複数のオイルをブレンドして、オリジナルの香りをつくったり、子どもと一緒に好きな香りを探したりするのもよいでしょう。ただし、3歳未満の子どもがいる場合は、精油の使用に注意が必要です。★子どもへのアロマテラピーの注意については、 こちら を参考にしてください。■子供の集中力をアップさせる方法(4)集中力アップに効果的な食材を取り入れるママがわが子のためにできることと言えば、食事作り。栄養バランスの整ったおいしい食事を作り、集中力もモチベーションもアップさせましょう。ビタミンB12には、集中力や記憶力の向上に働きかける効果があるといわれています。ビタミンB12は、牛乳やヨーグルト、チーズなどの乳製品をはじめ、シジミ、あさりなどの貝類に豊富に含まれている栄養素なので、そういった食材を取り入れてみるのもいいですね。とはいえ、集中力を高めたいあまり、そればかりを食べさせて栄養が偏り過ぎてしまうのはよくありません。適量を保ちましょう。今日からでも取り入れられる方法もあるので、ぜひ参考にして、親子ともども集中力を高めていってください。
2015年03月30日ベネッセの幼児向け通信教育教材「こどもちゃれんじ」の人気キャラクター“しまじろう”による、幼児向け番組「しまじろうのわお!」。制作するテレビせとうちをはじめ、テレビ東京系列6局でオンエアされている人気プログラムだ。同番組のコンセプトは、地球上にある自然界の“驚き”を紹介し、自然の驚異や面白さ、自身との関わりなどの発見を与え、番組視聴後に実際に確かめに外へ出掛けて、自然に触れたくなるきっかけを作るというもの。しまじろうアニメをはじめ、うた・ダンスコーナーなど、屋外へと誘い出すきっかけとなるような複数のコーナーで30分間構成され、週1回放送されている。同番組では、著名人とのコラボレーションも特徴のひとつ。これまでに人気シンガーデュオのPuffy、俳優の松平健、タレントの清水ミチコ、ビビる大木、ミュージシャン・DJの石野卓球など錚々たるキャストが出演している。番組視聴者の保護者からは「四季それぞれを感じることの出来るお話や、生き物が出てくるのにとても興味津々で、観た後は必ず同じことをしたい!と真似しています」「お話も大好きですが、歌も大好きです。歌詞の内容も良いし、子どもたちが覚えやすく、頭に残りやすいメロディー、そして工夫された映像。いつも感心させられます」など、番組内容を高く評価する声が多数寄せられているという。現在、こどもちゃれんじのWebサイト内では、「しまじろうとでかけよう しまじろうとみつけよう 2015」と題したキャンペーンを展開しており、さまざまな仕掛けを用意。その中のひとつ、しまじろうチャンネルで公開している、動画「すてきなワンダーランド~ともだち みつけよう!ver~」には、同番組でもコラボした、でんぱ組.incやペトロールズをはじめ、サンリオピューロランドでたびたびコラボしたこともあるハローキティなどのサンリオのキャラクターや、今回が初共演となるタブレット純タレントらに加え、人気子どもYotuberなど、しまじろうの「お友だち」が多数登場する。なお、動画内に隠れているキャラクターを探すと、正解者の中から抽選で合計120人にオリジナルグッズがプレゼントされる。
2015年03月30日子どもが大好きなキャラクター「しまじろう」が、「ハローキティ」や「でんぱ組.inc」、「タブレット純」や「かんなとあきら」など、大人気のキャラクター&アイドルと夢の競演を果たしたスペシャル動画がいま話題です。それが、YouTubeとLINE KIDSの動画で展開しているTV番組「しまじろうのわお!」の限定公開動画「しまじろう『すてきなワンダーランド~ともだち みつけよう!ver~』」それぞれが子どもたちの心をギュッとわしづかみにする魅力でいっぱいなのに、こんなに一度に集まっているなんて…大人でも大興奮! さらに、しまじろうのお友だちが動画の中に隠れていて、それを見つけると豪華プレゼントが当たるという何とも楽しい映像になっているのです。 こどもちゃれんじ 「しまじろうと でかけよう しまじろうと みつけよう 2015」|ベネッセコーポレーション 親子で歌って、踊って、見つけて、3つのクイズに答えると、正解者のなかから抽選で20名さまに、しまじろう&ハローキティの「春のおでかけセット」をプレゼント。もしはずれてしまっても、参加ありがとう賞として100名さまに、しまじろうのわお!レジャーシートやハローキティタオルセットが当たるチャンスもあります。 こどもちゃれんじ 「しまじろうと でかけよう しまじろうと みつけよう 2015」見つけよう!ワンダーランド|ベネッセコーポレーション (回答期間:2015年3月16日(月)~4月30日(木)まで)そして、もうひとつ! 動画のなかだけではなく、しまじろうに実際に会えるこどもちゃれんじのイベントが全国で開催されます。事前申し込みは不要で参加も無料なので、家族みんなで気軽にお出かけできそう。さらに、しまじろうパペットを一緒に連れていくと、「しまじろうケープ」がもらえます。 こどもちゃれんじ しまじろうパペットと一緒に出かけよう!|ベネッセコーポレーション 無料のしまじろうショーやしまじろうの映画上映館(しまじろうと おおきなきご鑑賞のかたに限る)もあるので、一日たっぷり遊べますよ。お住まいの地域でいつ開催されるかは、 こちら をチェックしてくださいね。また、イベントにお出かけしたあとは、しまじろうと一緒の写真を投稿すると旅行券5万円分など豪華プレゼントが当たるキャンペーンも実施中なので、そちらもお見逃しなく。春はぽかぽか陽気に誘われて、体も心もワクワクそわそわします。そんな芽吹きの時期ならではの新鮮な気持ちを大切に、しまじろうと一緒に親子で楽しい思い出を作ってくださいね。
2015年03月27日何に対しても前向きでやる気十分の子どももいれば、あまり積極的にやる気を見せなかったり、何に対しても消極的だったりする子もいます。それらは個々の性格によるところが大きいのですが、できればやる気を見せてもらいたいのが親心というものではないでしょうか。わが子をやる気にさせたいというママやパパは、これから挙げる3つの方法を取り入れてみてはいかがでしょう? ■子供のモチベーションをアップさせる方法(1)ママも一緒に取り組むまず大切なのは、子どもに「○○しなさい」と言うのではなく、ママも一緒に取り組むということ。子どもも大好きなママとなら、「一緒にやってみたい」と思ってくれるものです。同じ空間で一緒に取り組むことが、子どものやる気アップに繋がるでしょう。たとえば、ひらがなの練習をする時も、ママがお手本の文字を書いて、その後に子どもに書かせるという繰り返しでも、十分な学習になります。書き順や鉛筆の持ち方、姿勢などにも注目して、正しく学習できるようにママが配慮してあげましょう。■子供のモチベーションをアップさせる方法(2)ご褒美を有効に使う「ご褒美で子どものやる気を釣るのはよくない」といわれますが、いくつか注意点に気をつけておけば、ご褒美作戦も有効です。(1)ご褒美を前もって与えない(2)常にご褒美で釣らない(3)目標を低く設定しないこの3点を守らないと、ご褒美は逆効果になってしまいます。ご褒美を与えるタイミングや状況などを見極め、効果的に子どものモチベーションをアップさせてください。■子供のモチベーションをアップさせる方法(3)抽象的なことはイメージしやすいものを提供して覚えさせる年齢を重ねるにつれ、抽象的な事柄を学習する機会も出てきます。たとえば、数字や足し算や引き算などの計算は、数という概念をそもそも理解させるのが難しいでしょう。その場合、「指を使って数える」という方法を取ることが多いですが、指だけではいまいちイメージがつかめないという子も少なくありません。そこで、部屋にある人形や飴玉、ペンなどを10個ほどかき集め、目で見てわかりやすい状態をつくってあげましょう。同じ形、同じ大きさであれば、わかりやすさは一層高まります。なるべく多くの数を用意できるアイテムを探してみてください。はじめは勉強というよりも、遊びの1つとして取り組んでみると、子どもも食いつきやすくなるはずです。ママの工夫次第で、子どものやる気はどんどん膨らんできます。やる気が高まり、きちんと目標を達成できた時には、「思い切り褒めてあげるご褒美」も忘れないでくださいね!
2015年03月26日小学校入学の前の子どもがいるママからは、こんな声が聞こえてきます。学習机は買うべきか、勉強はどこでさせよう、教科書やいろいろなもの、どこにしまおうかしら…。小学校入学にあわせて、ママたちが考えることはたくさんあります。そこで今回は、それら疑問をどう解決していくとよいか、考えてみましょう。■「リビングで勉強」が流行り!? 「リビングで学習していた子の成績が良かった」といった説がメディアで紹介されたことをきっかけに、リビングでの勉強がずいぶん定着してきました。実際、小学校入学に合わせて、子ども用に勉強机を購入したという先輩ママからも、「自分の机で勉強しなかった」「物置きになった」という声も聞かれます。やはり、最近の主流は、リビングでの学習のようです。では、リビング学習を選ぶ場合には、どんなことを考えておけばよいでのでしょう。■リビング学習でも、机は買う? 買わない? ひとくちにリビング学習といっても、子どもに専用の机を用意するかしないかで、大きな違いが出てきます。机を用意できるスペースがあるなら、リビングの雰囲気に合っていて、なおかつ子どもの成長とともにアレンジができるような机を探して購入するのも、ひとつの手です。最近はシンプルベーシックで、アレンジの可能性もよく考えられた机がたくさん出ています。種類が多い分、価格帯や素材など、こだわりたい部分をあらかじめ絞ってから探すと良さそうです。■「学習机を買わない」派は、子どもに整理整頓の意識づけを子どもに勉強用の机を買わない場合、勉強をするのはダイニングテーブルになります。ここでポイントになるのは、勉強をした後さっと片づけられる仕組み作りです。リビングに常に子どもの勉強道具が出しっぱなしでは、ママにもストレスが溜まります。子どもには「自分の物を管理する」という意識もつけてもらいたいものですよね。それにはまず「子どもの物を置く場所」を明確に示す必要があります。たとえば、本棚や収納棚の一部分を、子どもの勉強道具用に空けましょう。新たにスペースを確保できるのであれば、カラーボックスやランドセルラックの購入を検討してもよいでしょう。■子ども用収納スペースには余裕を残しておくことそれプラス、忘れずに頭に入れておいてもらいたいのが、週末や長期休暇などで持ち帰ってくるものの置き場所。リビングで勉強させるようにしたものの、意外に子どもの物が増えて、置き場所に困ったという声はよく聞きます。普段の勉強道具+αがしまえるように、子ども用スペースには余裕を残しておきましょう。それをふまえた上で、子どもの目線や身長も考慮し、出し入れのしやすい場所を選んで、子どもにあったしまい方を考えてみてください。こういった仕組みは一度作って終わりではなく、随時バージョンアップするもの。同じ子でも、小学校低学年と高学年では、ずい分収納の仕方も変わってくるでしょう。入学や進学といった節目は、子どもさんと一緒に片付けの仕組みを作るのにちょうどよい時期です。ぜひ時間をとって考えてみてはいかがでしょうか。
2015年03月20日ソニー生命保険は13日、子どもの教育資金と学資保険に関する調査結果を発表した。それによると、子どもが小学生から社会人になるまでに必要な教育資金の平均予想金額は1,156万円となった。同調査は、2月15日~2月16日にインターネット上で行われ、大学生以下の子ども(複数いる場合は長子)がいる20~69歳の男女1000人に有効回答を得た。未就学児の親(248名)に、子どもが小学生から社会人になるまでに必要な教育資金はいくらくらいだと思うか聞いたところ、「500万円~900万円くらい」(14.1%)、「1,000万円~1,400万円くらい」(36.7%)、「2,000万円~2,400万円くらい」(14.1%)といった金額帯に回答が集まり、平均額は1,156万円となった。2014年調査の平均予想金額(1,229万円)と比較すると、やや減少傾向(73万円減少)となった。子どもを育てるにあたって、学校の学費以外にも様々な教育費がかかるが、親はそれらに対していくら支出しているのか。大学生以下の子どもがいる20~69歳の男女1,000名に、子ども一人に対し、学校以外での教育費に1ヶ月あたり平均でいくら支出しているかを聞いたところ(子どもが複数いる場合は長子について聴取)、子ども一人あたりの学校以外での教育費の平均支出額の合計額は9,757円/月となった。内訳は、スポーツや芸術などの習い事は3,335円/月、家庭学習費用(通信教育、書籍など)は2,424円/月、教室学習費用(学習塾、英会話、そろばん教室など)では3,998円/月となっている。子どもの就学段階別にみると、中高生の親が最も平均支出額が高く、16,079円/月となった。内訳を比較すると、中高生の親の教室学習費用への平均支出額は9,506円/月と、他の層に比べて突出して高い支出額となり、高校受験や大学受験に向けた学習費に、支出がかさむことがうかがえる。子どもを大学等へ進学させるための教育資金の準備方法について、高校生以下の子どもの親(748名)に聞いたところ、最も利用されている方法は「学資保険」で6割(59.5%)、次いで「銀行預金」が5割強(53.5%)となった。大学などのための教育資金を準備する方法は、学資保険と銀行預金が中心としている。
2015年03月16日子どもがお手伝いをするようになるきっかけの多くは、ママのまねっこ遊びから。大人のまねをするのが楽しくて、「お手伝いしてあげる」と言ってきたり、ママのそばで同じようなしぐさをしたりしてきたらチャンスです!子どものやる気スイッチをオンにして、お手伝いのモチベーションを高めるためには、ママのちょっとした工夫が必要。お手伝いの雰囲気を盛り上げるアイテムや方法を取り入れることで、より意欲的に取り組んでくれるようになるでしょう。今回は、子どものお手伝いの意識を高めるのに有効なモノをピックアップしてみました。■お手伝いの雰囲気を盛り上げるアイテム(1)バンダナや大き目のハンカチ三角巾のように、頭にバンダナや大き目のハンカチを巻いてあげると、「ママみたい」と子どもはうれしくなり、それだけでやる気がアップします。特に料理のお手伝いをする時に有効で、子ども用のエプロンとセットでつけてあげるとより効果的! 男の子ならねじり鉢巻き調にするのもよいかもしれません。ちょっと頭に巻くだけで、かなり意識の持ち方が変わるアイテムです。■お手伝いの雰囲気を盛り上げるアイテム(2)お掃除アイテム掃除のお手伝いをしてもらいたい時は、お掃除グッズを活用しましょう。最近は便利なお掃除グッズがどんどん発売されています。100円ショップにもさまざまなグッズが並んでいるので、子どもと一緒にお出かけをした際にチェックしてみるといいですね。子どもでも簡単に使えたり、おもしろい使い方ができたりするアイテムもあります。子どもの性格に合ったお掃除アイテムを選んであげましょう。■お手伝いの雰囲気を盛り上げるアイテム(3)お手伝いシール帳子どもはシールが大好き。せっかくですから、お手伝いのシール帳をつくって、利用しましょう。子どもが好きなキャラクターのシールや、特別に頑張った日はキラキラのシールなどを貼ってあげるとより効果的ですよ。きっと、楽しんでお手伝いをしてくれるでしょう。■お手伝いの雰囲気を盛り上げるアイテム(4)パパからの褒め言葉アイテム、とはちょっと違いますが、褒め言葉は子どもの気持ちが盛り上がる重要な要素。特に、パパから褒めてもらうのは、ママから褒めてもらうのとは、また違った嬉しさがあるものです。パパが仕事から帰ってきたら「今日、こんなお手伝いをしてくれたのよ」と、子どもがお手伝いをしてくれたことを伝えてください。そして、パパは子どもに褒め言葉をかけてあげましょう。事前に打ち合わせをしておいて、ここぞという時に実践するといいですね。「やりなさい」と強制的になってしまうと、それはもうお手伝いとは言えません。子ども自らが率先して進んで取り組める、「やりたい」という気持ちを持たせられるように、親も工夫していきましょう。
2015年03月15日「うちの子、全然お片付けができないのよね」という悩みをママ友に漏らしている人も少なくないようです。遊ぶだけ遊んで、おもちゃやクレヨン、ぬいぐるみなどが散らかったまま。そんな部屋を見てイライラしたり、「なんでうちの子だけできないの?」と悲しくなったりすることもあるでしょう。まだ子どもに「遊んだら片付ける」という習慣がついていないうちは、親が粘り強く接することが大切です。そのうち、片付けることが習慣化されれば、子どもから進んで片付けるようになります。今回は、お片付けが苦手な子どもを持つママに、ぜひ取り入れてもらいたい方法を紹介していきましょう。■子どもに進んでお片付けをさせる方法(1)まずはお手本を見せるまず大切なのは、ママが子どものお手本になることです。「使い終わったら片付ける」というママの姿を繰り返し見せているうちに、子どもなりに感じるものが出てくるはずです。机の上にペンや本などが、使ったままの状態で放置されていませんか? ママが片付け上手になれば、自然と子どもも身についてくるもの。「綺麗になったら気持ちいいね」と声をかけながら片付けると、子どもにも良い影響を与えられるでしょう。■子どもに進んでお片付けをさせる方法(2)ゲーム感覚で片付ける子どもの中にある、片付け=面倒くさいというイメージを払拭しましょう。子どもに片付けを強制するよりも、ゲーム感覚で楽しむことをおすすめします。たとえば「赤色のおもちゃを集めよう」「クマさんのぬいぐるみはどこだ?」「10数えるうちにどれだけ拾えるか、ママと競争ね」などと言葉かけをして、楽しく片付けられる雰囲気をつくってみては?片付けをゲーム感覚にすることで、子どものやる気スイッチをオンにすることができ、気づけば部屋がきれいになっていたという状況に持っていくことができます。■子どもに進んでお片付けをさせる方法(3)次に何をするのかを伝えておく子どもが片付けをしないのは、次の目的がないからかもしれません。幼稚園、保育園では先生が「次は●●の時間だよ」と声をかけ、子どもに目的意識を持たせるようにしています。「お片付けしなさいよ」では、子どもをやる気にさせることができず、「なんで片付けないといけないの」と思ってしまうだけ。「次はこんな事をしてあそぼっか」「もうすぐご飯の時間だから」などと、子どもが喜ぶ目的を持たせてあげることができれば、少しずつ自分から片付ける習慣が根付いてくるのではないでしょうか。■子どもに進んでお片付けをさせる方法(4)最後は褒めてあげる片付けができたときは、ママが思いきり褒めてあげることも忘れずに。「今日はいつもよりも早かったね」「お部屋がピカピカになって嬉しいね」と、子どもの頑張りをオーバーなくらいに褒めてあげましょう。大好きなママに褒められることは、子どもにとって最大のご褒美。ママの言葉かけ1つで、子どもの意識も大きく変わりますよ。片付けが苦手な子どもでも、ママの努力や声かけ次第で少しずつ変化していきます。長い目で見てあげて、子どもの成長を一緒に喜びましょう。
2015年03月05日今回ご紹介する1冊は、『 Yes 』/Jez Alborough(著)です。『やだ!』という邦題で、日本語訳も出版されています。 主人公は子どものチンパンジーのBOBOちゃん。ちょうど、この英語絵本紹介シリーズが始まった時に 最初にご紹介した のが『Hug』という、同じBOBOちゃんが登場するシリーズの絵本でした。『Yes』の絵本に出てくる英単語は、ほとんどが「Yes」と「No」。お昼寝の時間になってもなかなか眠りたがらないBOBOちゃんの気持ちが、いろいろな「Yes」と「No」で表現されていきます。カラフルな色づかいと、やさしいタッチのイラスト、登場する動物達の表情から、1歳の赤ちゃんでもストーリーを理解できます。絵本に出てくる英会話はそのまま、日々の育児にも取り入れられます。たとえば、お風呂の時は「Bath time, Bobo」、寝る時は「Bed-time, Bobo」。「Bobo」の部分を子どもさんの名前に替えて言ってみてください。本当にシンプルな言い方なので、英語が苦手なママでも大丈夫。答えもシンプルに「Yes」と「No」を使って、子どもさんの気持ちを代弁してあげるとよいでしょう。絵本を読み聞かせながら、読み聞かせている大人のほうも、ほろっと心温まります。毎日の寝かしつけに疲れてしまった時、お子さんと一緒に読んでみたい1冊です。■読み聞かせのワンポイントアドバイス『Yes』のように動物が登場する絵本の場合、絵本のストーリーとは別に、「登場する動物たちを楽しむ」という読み方もあります。絵本を読み聞かせた後に、「What’s this?」「この動物はなあに?」と問いかけてみたり、動物の鳴き声を英語で言ってみたり、そうしていくことで、いつのまにかたくさんの種類の動物名と鳴き声を英語でも覚えられます。動物の鳴き声については、「Old MacDonald Had a Farm(ゆかいな牧場)」という有名なKid’s Songがありますので、それを一緒に歌ってみましょう。「♪イーアイ イーアイ オー」というフレーズが印象的なので、メロディをご存じの方も多いのでは? 犬、猫、アヒルなど、鳴き声に加え、動きもまねて歌えば、子どもたちは大興奮! 遊びながら英語が吸収されていきます。英語で動物の鳴き声をたくさん覚えたら、動物園に行ってみましょう。実際の動物を見ながら、あれは何だっけ?と英語でやり取りするのもおススメです。英語を勉強と捉えるようになる前に、絵本の読み聞かせや歌を通して、楽しく英語に触れ合う時間を作っていきたいですね。
2015年03月02日