俳優の石橋静河(29)、稲垣吾郎(50)、内田有紀(48)が12日、都内で行われたNHKドラマ10『燕は戻ってこない』制作会見に出席。石橋は、出演にあたって葛藤があったことを明かした。原作は、桐野夏生氏の同名小説。「命は誰のものか」という重要なテーマを、鮮烈なエンターテイメントに仕上げ、第57回吉川英治文学賞・第64回毎日芸術賞をW受賞している。連続テレビ小説『らんまん』の長田育恵氏が脚本を担当する。金も夢もない29歳のリキ(石橋)、元トップバレエダンサーで自らの遺伝子を継ぐ子を望む草桶基(稲垣)、基の妻で不妊治療をあきらめた悠子(内田)のそれぞれの思いが「代理出産」を通じて交差するノンストップ・エンターテインメントとなっている。石橋は「この作品をやると決めることに勇気が必要だった」と告白。「原作を開くのに時間がかかりました。興味があるけど、怖いなと思って勇気が出なかった」と語った。一方、一度手に取ると、1日で読み終えたそう。「代理母のことだけではなく、女性の貧困や女性が生きていく上で感じている口にするほどじゃないけど感じている思いが叫びとして頭の中に響いた気がして。エコーのように衝撃として走りました」と回想。「これは、ドラマというかたちを通して伝えなきゃいけない話だと思いました。伝えるべきだと決めました」と覚悟が決まったと話した。そして、共演者について「どなたがやられるか気になって」いたという。「内田さんと稲垣さんと聞いて、勇気が出ました。役としては孤独ですが、頼もしい先輩方と一緒に挑めることがうれしかったです」とにっこり。会見中も親しげなやり取りを見せる稲垣と内田を見つめ「お芝居していた時は、おふたりともすごく真剣で、すごくシリアスだったんですが、楽しそうでうらやましい」と本音をこぼしていた。石橋、稲垣、内田のほか、森崎ウィン、伊藤万理華、朴ロ美、富田靖子、戸次重幸、黒木瞳らが出演する。総合テレビでは、毎週火曜午後10時から10時45分、BSP4Kでは、火曜午後6時15分~7時などに放送。初回は30日、最終回は7月2日を予定している。会見には、プロデューサー・板垣麻衣子氏も出席した。
2024年04月12日俳優の平泉成が初主演を務める映画『明日を綴る写真館』(6月7日公開)の場面写真が11日、公開された。今回公開されたのは、同作で年の差タッグを組む平泉・佐野晶哉のほか佐藤浩市・黒木瞳・市毛良枝らの姿も捉えた場面写真。自分の遺影を撮りたいと鮫島写真館を訪れた客の牧(佐藤)の表情を撮り逃すまいとシャッターを切る鮫島(平泉)や、物語の鍵となる1枚の写真を見る太一(佐野)と彼を見つめる母・冴絵(黒木)、普段は無口な鮫島を長年明るく支え続けてきた妻・桜(市毛)の姿が切り取られている。さらに、牧の妻・悦子(吉瀬美智子)をはじめ、太一がカメラマンになるきっかけを作った父・彰(高橋克典)や、鮫島写真館の近くにあるケーキ屋の店主・杉田(田中健)、ホスピスで療養生活を送る雪代(美保純)、鮫島と太一らが立ち寄るラーメン屋の大将(赤井英和)など、師弟関係を結んだ鮫島と太⼀が“人生の思い残し”に触れる中で出会う人物たちの姿が捉えられている。コメントは以下の通り。○■佐藤浩市今作は平泉成主演と秋山監督に伺いぜひ参加をとお願いし叶いました。成さんとは半世紀近くのお付き合い、様々な作品で御一緒させて頂きました。成さんの背中は語ります。我々は登頂のない登山を続ける山人、ふと足を停めて見る景色の美しさはあれ、直ぐに背中を押され、また歩きだすんだと。それで良いんだよね成さん!○■黒木瞳平泉成さんの主演映画のお話を伺って、是非参加させていただきたいと監督に申しました。成さんとはこれまで何度も共演させていただいていて懐の深さやあたたかさ、優しさにいつも癒されていました。成さんとご一緒する時はいつもとても楽しい現場です。今回もご一緒させていただいて思い出に残る作品となりました。今回の物語は成さんにしか演じられないような職人気質の魂や家族愛にあふれた心温まる作品です。初主演と伺って驚きました。成さんとご一緒する作品がまた一つ増えて私も嬉しく思っています。佐野さんは私の息⼦役として共演させていただきました。とても魅⼒的で可能性を秘めた⽅だと感じました。ご一緒にお芝居をして私も刺激を受けました。秋山純監督の熱量のおかげで、私も今までと違った女性を演じることができて感謝しています。多くの皆様にこの映画をご覧いただけることを心から願っております。○■市毛良枝重ねた年輪が⾒えるような成さんの広い背中、見つめる若者たちの真剣なまなざし。年を重ねることも悪くないと思える美しい世界。そんな中にいられた毎日が幸せでした。子どもの頃、小さな町にも必ず写真館がありました。そこには人の思いと愛が詰まっていたんだと……。成さん主演おめでとうございます。(C)2024「明⽇を綴る写真館」製作委員会 (C)あるた梨沙/KADOKAWA【編集部MEMO】映画『明日を綴る写真館』は、あるた梨沙氏による同名漫画の実写化作。さびれた写真館を営む無口なカメラマン・鮫島(平泉成)の写真に心を奪われた気鋭のカメラマン・太一(佐野晶哉)は、華々しいキャリアを捨て、弟子入りを志願する。家族とのコミュニケーションすら避けてきた太一は、訪れる客と丁寧に対話を重ね、カメラマンと被写体という関係を超えてまで深く関わる鮫島の姿に驚きを隠せない。人々の抱える悩みや問題のために必死に奔走する鮫島に振り回されながらも、自分に足りないものに気付き始める太一。同時に、鮫島とその家族にも目を背けてきた“想い残し”があることを知る。変わりゆく太一が、悔いのない未来のために踏み出した一歩。その先に続く、思いもよらない奇跡に涙する。
2024年04月11日元宝塚歌劇団員で女優の遼河はるひが7日に自身のアメブロを更新。“戦場カメラマン”として知られるフォトジャーナリストの渡部陽一さんが堪能した大好きな品を紹介した。この日、遼河は「先日よじごじで放送されました撮影しながらの大人旅」と切り出し「河口湖の湖畔にて、富士山と」と湖畔をバックにした自身の写真を公開。「残念ながら、今年は桜の開花が遅れ富士山と桜の写真は撮れませんでした」と残念そうに述べつつ「それでも一本だけ!咲いてました!」と桜の写真も公開した。続けて「花より団子!富士山の羊羹!富士山を眺めつつ。。桜の香りと共に」と和菓子を手にした渡部さんとの2ショットを公開。「ランチは、絶品親子丼」と明かし「渡部陽一さんは、大好きな牛丼を!我ながら、良い写真撮れました!」と食事中の渡部さんの写真も公開した。最後に「さてさて!今日は、お天気も良く桜も満開で、お花見日和!」と述べつつ、自身については「今年はお花見せずですが」と説明。「それよりなにより!!今日は!!桜花賞」とコメントし「クィーンズウォーク&川田騎手!頼みましたよ」とつづり、ブログを締めくくった。
2024年04月08日元宝塚歌劇団員で女優の遼河はるひが13日に自身のアメブロを更新。夫に指摘された料理を公開した。この日、遼河は「冷蔵庫のものをかき集めた」「おウチごはん」と述べ、料理が並べられた食卓の様子を写真で公開。「色々ツッコミどころはある」といい「右のツナとカブの葉のサラダ」「ほぼ、葉というより、茎」とコメントし「ちょっとツナとのバランスが」「なので、、牛肉との炒め物に使ったほうれん草を、足しました」と報告した。続けて「シラスも、本当は大根おろし欲しかったんですが、なかったので、我慢」と述べ「醤油とお酢をかけまして」と説明。「牛肉とほうれん草のオイスター炒め」については「ほうれん草を茹でた後、切るのを忘れまして」と明かし「旦那さんからお年寄りだったら、喉につかえそうだよ と、突っ込まれ」とつづった。また「さきに、私は食べてたのですが不思議と私。。。なーんにも気にならず」だったといい「鈍感力!」とお茶目にコメント。「お味噌汁に至っては、もう具が、乾燥わかめしかない。。。と困ってたら、冷凍庫に冷凍した油揚げ発見」と述べ「良かった!」「どうにかおウチごはん完成!」とつづり、ブログを締めくくった。
2024年03月14日1950年代に発表された小説を映像化し、インドで大ヒットした「Ponniyin Selvan Part One」が、『PS1 黄金の河』として5月17日(金)より、「Ponniyin Selvan Part Two」が『PS2 大いなる船出』として6月14日(金)より全国で公開されることが決定した。10世紀、南インドで繁栄を極めるチョーラ王朝。しかし王が病に伏し、臣下たちはその息子ではなく、従弟を次期国王として擁立することを画策する。2人の王子が領土拡張のためそれぞれ北方と南方で戦いを繰り広げる中、父と共に都に残る聡明な王女。遠く離れた3人だが、不穏な動きを察知し、共にこれに対抗すべく密使を送り出す。密使に選ばれた若く陽気な騎士・デーヴァンの壮大な旅が始まった…。10世紀のインド南部:タミル地方に実在したチョーラ王朝の宮廷を舞台にした愛憎と陰謀、国の存亡をかけた戦いの物語「Ponniyin Selvan(ポンニ河の息子)」は、1950年に刊行され、瞬く間に誰もが知る一大ベストセラーとなった。幾度も映画化が試みられたが、その壮大なスケールから難航を極めていた。そして70年の月日を経て、撮影技術の進化やインド映画界の大作主義を背景に、ついに映画化された。後にチョーラ王朝の黄金期をもたらすラージャラージャ1世の若き日を描く原作の前編となる『PS1 黄金の河』では、様々な登場人物の交錯する思惑と、複雑な関係が、絢爛豪華な舞踊、壮大なスケールの戦闘など圧倒的な映像美と共に描かれる。後編『PS2 大いなる船出』では、各々のキャラクターの数奇な運命の行方が神話的に描かれる。その名前で観客が殺到する監督となった世界的巨匠、マニラトナム監督のもと、日本でも公開された『ミモラ-心のままに-』(99)、『ロボット』(10)など数々の作品で“ボリウッドの女王”と称されるアイシュワリヤー・ラーイ、『囚人ディリ』(19)でハードなアクションを披露したカールティなど、南インドを代表する豪華キャストが演じる個性的なキャラクター達の愛憎と権謀術数渦巻く宮廷ドラマは、インド版「ゲーム・オブ・スローンズ」と話題を呼び、2022年インド国内興行収入第3位となる大ヒットを記録している。『PS1 黄金の河』は5月17日(金)より、『PS2 大いなる船出』は6月14日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:PS1 黄金の河 2024年5月17日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© Madras Talkies ©Lyca ProductionsPS2 大いなる船出 2024年6月14日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© Madras Talkies ©Lyca Productions
2024年02月26日宮崎駿初監督作品の舞台化「未来少年コナン」のキャスト第1弾が発表された。「未来少年コナン」とは、最終戦争後の荒廃した地球を舞台に、恐れを知らない野生児コナンがなおも権力にしがみつく人間たちと戦う冒険アドベンチャー。今回これを舞台化するのは、ミュージカル「100万回生きたねこ」や「ねじまき鳥クロニクル」などを手掛けるインバル・ピント、世界的振付家マギー・マランの子息ダビッド・マンブッフが共に演出を担う。脚本は、舞台芸術集団 地下空港主宰・伊藤靖朗。近年では「らんまん」を手掛けた阿部海太郎が音楽を担当。その音楽に詩人大崎清夏が歌詞を乗せる。キャストには、超人的な運動神経をもつ素直で正義感の強いコナン役を加藤清史郎、コナンの相棒となるジムシー役を成河が務めるほか、コナンと出会い葛藤しながら心が揺れ動くモンスリーを門脇麦、自由を求める海の男・船長ダイスを宮尾俊太郎、コナンと対峙する影の独裁者レプカを今井朋彦、コナンの育ての親おじい/ラナの祖父ラオ博士の2役を椎名桔平が演じる。なお、東京公演の最速抽選先行は、2月5日(月)より開始となる。キャストコメント・加藤清史郎まず、この素敵な出会いに感謝です。僕は『未来少年コナン』が本当に大好きになりました。素敵な方々によって手がけられたこの大好きな作品をこんなにも素敵な方々と一緒に舞台化させていただけること、心より嬉しく思うと同時に、とっっっても緊張しています。笑ですが! 本当の太陽に育まれた少年コナン、本当の意味であのタンクトップと短パンが似合うように、そして、今の時代を生きる皆様にこそ観ていただきたい、そう胸を大きく張って言うことができる『未来少年コナン』を作り、お届けするために精一杯精進致します。最後に、本っ当に楽しみです!・成河またインバルの作品に参加させていただけることが何よりも嬉しいです。座組も新旧入り混じり、新しい挑戦の始まりにワクワクしています。知り合いに「コナンやるんだよ」と言うとまず確実に名探偵かと思われるのですが、違います。未来少年です。インバルが宮崎駿ファンなのは聞いていましたが、まさかそこかと唸りました。まだまだ稽古前なので妄想ばかり膨らむ毎日ですが、インバルにしか出来ない、インバルらしい作品に仕上がるよう、そして原作ファンの方々にインバルの事が大好きになってもらえるよう、座組一丸となって、細部にまでこだわった創作に励みたいと思います。・門脇麦こんなに早くインバルとまた仕事ができるなんて!海太郎さんとまたご一緒できるなんて!あのコナンと舞台上で会えるなんて!幸せづくしで夢心地です。高い壁と向き合う日々が始まろうとしていますが、心強い仲間たちとともに楽しみながら乗り越えていこうと思います。・宮尾俊太郎子供の頃に大好きだった未来少年コナン、そして今も大好きな宮崎駿さんの作品に関われることを大変嬉しく思います。あの世界を演出のインバル・ピントさんをはじめ今回のチームで一体どんな形になっていくのか楽しみです。どんな時代も力強く生き抜く人間の性根を表現できたらと思います。・今井朋彦インバルとの創作は『100万回生きたねこ』以来、2度目になります。前回の稽古場の印象は「雑然」でした。舞台でダンスの振付けが始まったかと思うと、ピアノのそばでは歌の練習が始まり、別の一角では芝居の稽古が始まる・・・しかも同時並行で(笑)。まるでクラフト工房のように、それぞれのパーツを、それぞれの職人があちこちで作っている。やがてそれらが劇場という空間でひとつになる。そんな工程を共にした感覚があります。今回はどんなパーツを、どんなオーダーで作ることになるのか、今から楽しみです。・椎名桔平2018年の舞台『レインマン』でご一緒したプロデューサーから、大好きな演出家だと聞かされて観劇した舞台が事の始まりでした。村上春樹さんの原作を舞台化したその作品は、歌やダンスを積極的に取り入れた演出でファンタジーに溢れていました。その演出家のインバル・ピントさんの新作に参加が決まり、今からワクワク&ドキドキです。そして今回、宮崎駿さんの「未来少年コナン」を舞台化するという。名作なのは勿論、今の時代だからこそ胸に突き刺さる「新たな物語」として、皆さんにお届け出来たらと思っています。▼ストーリー西暦20XX年、人類は超磁力兵器を使用し、地球の地殻を破壊、大変動が起こった。五つの大陸はことごとく海の底に沈み、栄華を誇った人類の文明は滅び去った。それから20年後、孤島・のこされ島では少年コナンが育ての親・おじいと二人で暮らしていたが、ある日、謎の少女ラナが島に流れ着き、コナンの運命が動き出す。島には工業都市インダストリアから行政局次長モンスリーが飛来して、ラナを誘拐してしまう。コナンはラナを助け出すため、いかだに乗って冒険の旅に出ることに。 旅先では謎の野生児・ジムシーやインダストリアの貿易局員・船長ダイスなどと出会ってゆく。一方、自然に溢れたラナの故郷・ハイハーバーには、天才科学者・ブライアック・ラオ博士の居どころを探すインダストリアの行政局長レプカ率いる兵士たちが襲いかかる。コナンは仲間たちと巡り合い、大切な人を守るために様々な困難に立ち向かってゆく。そして人類に残された世界で、新しい未来を切り拓いてゆくのであった。舞台「未来少年コナン」は5月28日(火)~6月16日(日)東京芸術劇場 プレイハウスにて上演。※ツアー公演あり(シネマカフェ編集部)
2024年02月02日《作品をお楽しみ頂いたあとで、全てを台無しにするような表現でした。不快な思いをさせてしまった方々、せっかくの作品との出会いを台無しにさせてしまった方々、本当に申し訳ありませんでした。繊細な作品を扱っていながらの、軽率で低俗な自分の言葉づかいを、心の底から恥じ、反省をしています》11月14日、自らのブログでこう謝罪したのは俳優の成河(42)。主演舞台『ねじまき鳥クロニクル』が7日に東京芸術劇場プレイハウスで開幕し、14日に行われた終演後のトークイベントで不適切な発言があったとして物議を醸していた。「この日トークイベントに登壇したのは、成河さん、ともに主演を務める渡辺大知さん(33)、共演者の門脇麦さん(31)でした。お客さんに来場を促すような話の流れで成河さんが、女性蔑視とも捉えられない“卑猥な発言”をしたといいます。咄嗟に隣にいた門脇さんが咎めたそうですが、SNSでは観客から“観劇が台無しになった”と落胆する声が続出する事態に。当日中に主催者は謝罪コメントを発表するなど、騒動が広がりました」(芸能関係者)成河は冒頭のコメントに続けて、《言いたいこと、名前をつけたい事柄については別にありました。それを敢えてあのような稚拙な表現で伝えようとしたのは、まさに自分自身の甘さであり考えの足りなさそのものの現れであったと、いま、思い至っています》と釈明。その上で、《言葉を扱うことについて、その資格について、もう一度、真摯に自分自身を見つめ直したいと思います》と自戒している。舞台を中心に活躍し女性ファンも多い成河だが、今年は“思わぬ出来事”で注目を浴びてしまったことも記憶に新しい。「6月に広末涼子さん(43)に人気シェフの鳥羽周作さん(45)とのW不倫が報じられ、元夫のキャンドル・ジュンさん(49)が緊急会見を開きました。そのなかで“過去にも似たようなトラブルがあった”と明かし、『相手方と示談にした』と暴露。ジュンさんは名前を伏せていましたが、その直後に発売された『週刊文春』で示談の相手が成河さんだったと報じられたのです。広末さんとは’12年の舞台共演で、距離が縮まったそうです。いっぽう成河さんも’10年2月に、ブログで《結婚はしています。昨年末に二児の父(レインボーパパだそうです)になりました》とファンの質問に答えていました。広末さんと関係があったとされる時期も既婚者であったかどうかは不明ですが、“W不倫だったのでは”と波紋を呼びました」(前出・芸能関係者)上半期では過去のスキャンダルが蒸し返され、年末に差し掛かろうとするタイミングで失言が批判を浴びた成河。まさかの“Wパンチ”にネット上では、落胆するファンの声が相次いでいる。《今年はがっかりさせられっぱなしです》《成河さんの演技とても好きだけど、広末さんとの不倫とか今回の発言とかドン引きしてる》《成河さん残念ですが、表舞台から撤退です。私は一度の過ちは許されるべきだとも思うタイプでしたが、発言が本当ならもう無理です。発言がちらついて、無理。お代金払ってまで無理》
2023年11月16日萩本企画主催、『川本成のフォークとトーク』が2023年11月17日 (金)にLive Garage 秋田犬(東京都千代田区岩本町3-7-11神田KSビル B1F)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 Twitter 川本成が2014年から不定期で開催しているライブ「川本成のフォークトトーク」。ギター片手に弾いたり歌ったり喋ったり喋ったり、喋ったりするライブです。プロフィール萩本欽一主宰欽ちゃん劇団1期生として在籍。1994年“あさりど”としてコンビを組み、CX「笑っていいとも!」9代目いいとも青年隊で注目を集め、その後もテレビ・ラジオ・声優・舞台など幅広い分野で活躍の場を広げている。2007年より演劇ユニット「時速246億」を主宰し、様々な作品を精力的にプロデュースする他、近年では脚本家・演出家としても数々の舞台を手掛け、代表作には劇団EXILE「勇者のために鐘は鳴る」、舞台「よんでますよ、アザゼルさん。」などがある。公演概要『川本成のフォークとトーク』公演日:2023年11月17日 (金)会場:Live Garage 秋田犬(東京都千代田区岩本町3-7-11神田KSビル B1F)■出演者川本成■公演スケジュール2023年11月17日 (金)14:00公演2023年11月17日 (金)19:00公演※開場は、開演の30分前です。■チケット料金全席自由:3,500円(税込)※1ドリンク代別途500円必要 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年10月20日土田英生(MONO)が書いた戯曲を和田雅成主演で送る『燕のいる駅-ツバメノイルエキ-』。これまで繰り返し上演されてきた本作を、作者の土田が脚本をブラッシュアップし、演出も手がけて上演する。開幕初日の9月23日(土祝)には、囲み取材とプレスコールが行われ、出演者たちから稽古の手応えなどが語られた。1997年に京都で初演された本作は、普遍的なテーマ性が高く評価された名作。物語は、埋立地に位置する、テーマパークの最寄駅「日本村四番」が舞台。駅員と売店の女、その友達、電車に乗り遅れた会社員らが集まっていた。彼らは他愛もないやり取りを行いながら、穏やかな時間を過ごしていた。ただ、いつもと違うのは、一向に電車が来ないこと。他に人の気配がないことだった。そして空には奇妙な現象が起きていた…。この日のプレスコールでは、「日本村四番」に残された人々と駅員の高島啓治(和田)に、同じく駅員のローレンコ三郎(小沢道成)が「人がいた」と告げるシーンが公開された。公開されたシーンはわずか20分ほどだったが、何事にものんびりな高島、どこか的外れなローレンコ、弟を心配する下河辺友紀(高月彩良)、極度に人を怖がる挙動不審な佐々木芳美(久保田磨希)など、それぞれのキャラクターの個性がしっかりと感じられた。他愛もないやり取りの中に、クスッと笑える会話も盛り込まれ、テンポよく物語が進んでいく。どこにでもありそうな日常を描いていながらも、漂う不穏な空気。果たして、彼らには何が起こっているのか。その行方に惹きつけられた。囲み取材で和田は「無事にみんなで初日を迎えられます。千穐楽まで誰1人欠けることなく走り切ることを目標に頑張りたいと思います」と挨拶。今回は、高島というのんびり屋の駅員を演じる和田だが、「今でも覚えていますが、9月18日の通し稽古を終えた後に、土田さんが僕に『今日は紛れもなく高島だった』という言葉をくれたので、それで自信がつきました。こういう方向でブラッシュアップしていけば、舞台上でしっかりと高島として生きていけるんだなと思うので、毎日毎日、ブラッシュアップして高島を生きていければいいなと思います」と役作りについての思いも明かした。一方、高月は「今日、ようやく大好きな作品を皆さまにお届けできるという喜びがあります。土田さんが作ってくださった暖かい空気の舞台を大切に演じていけたらと思います。楽しみです」と思いを寄せた。そして、高月は会話劇に出演するのが初めてだと言い、「一から学ぶことばかりで、日常的な会話が繰り返されているけれども、それを舞台上でどう見せればいいのかなどをたくさん土田さんにご指導いただき、頑張ってきました」と力を込めた。佐々木芳美を演じる久保田は、「長く舞台をやらせていただいているのですが、罵声を浴びせない、心を折られない、追い込まれないという、穏やかな稽古場は初めてでした(笑)。それがなくても本番が迎えられるんだなと、衝撃が走る思いで初日を迎えています。稽古場の穏やかな空気がそのまま舞台に乗られることを奇跡のような思いでいます」と稽古場を振り返る。続けて、「芳美は、チラシにも人見知りな女性と書いてありますが、私自身は人見知らずでお馴染みなので、日々どう演じればいいのか考えておりました。そうしたら、ステージに立つのが怖くなってしまって、上がってしまっているんです。今日のゲネプロも本番も、毎回、すごく怖いと思います。本当に不安ですが、その気持ちを役に乗せて演じられたらいいなと思っています」と役作りについても話した。また、今回の上演にあたり、脚本を2023年版として大幅にブラッシュアップしたという土田。改めて、土田は「この作品は、25年くらい前の作品です。現代に向けて、今に合うようにと意識して書きました。それから、キャストの皆さんを想定して書き直したところもあるので、フィクションの世界の空気と俳優さんが舞台上で醸し出す空気がうまく調和しているのではないかと思います」と説明すると、「お客さんにもこの空気を一緒に体験していただきたいと心の底から思っています」と呼びかけた。最後に和田は「どんなお客さまにも寄り添って、その日を頑張ることができる力になる作品だと思うので、土田さんの世界観をしっかりお届けできたらと思っています」と意気込み、取材を締めくくった。アフタートークショー、カーテンコール撮影会開催決定!!下記日程で、開催いたします!お楽しみに!!【アフタートークショー】◆9月27日(水)14:00公演後登壇者:土田英生、佐藤永典、尾方宣久、久保田磨希◆9月27日(水)18:30公演後登壇者:和田雅成、高月彩良、小沢道成、奥村佳恵◆9月28日(木)18:30公演後登壇者:土田英生、和田雅成MC:前島花音アナウンサー(ニッポン放送)◆10月4日(水)18:30公演後登壇者:和田雅成、高月彩良、小沢道成、奥村佳恵、佐藤永典◆大阪公演10月14日(土)12:00公演後登壇者:土田英生、キャスト全員!!※終演後準備でき次第、15分程度の予定です【カーテンコール撮影会】★9月29日(金)14:00公演後★10月3日(火)14:00公演後★10月5日(木)18:30公演後★大阪公演10月14日(土)16:00公演後※カーテンコールの一部を撮影いただけます。詳細は当日ご案内いたします。【STORY】のどかな春の日の午後、燕が巣を作る季節。埋立地に位置する、テーマパークの最寄り駅「日本村四番」でのこと。駅員と売店の女、その友達、電車に乗り遅れた会社員らが集っていた。彼らのたわいもないやりとりは、ごく日常の一コマのようでおだやかな時間が流れている。ただ、いつもと違うのは電車が一向に来ないこと。他に人の気配がないこと。そして空には奇妙な現象がおきていた……。【公演概要】タイトル:『燕のいる駅-ツバメノイルエキ-』作・演出:土田英生(MONO)出演:和田雅成高月彩良小沢道成奥村佳恵佐藤永典尾方宣久(MONO)久保田磨希<東京公演>2023年9月23日(土)〜10月8日(日) 会場:紀伊國屋ホールチケット料金:全席指定¥9,000(税込)※未就学児入場不可学生チケット3,800円(税込)※枚数限定、一般発売のみ、当日引換券、要学生証提示チケット好評発売中!主催:ニッポン放送問い合わせ:Zen-A 03-3538-2300(平日11:00-19:00)<大阪公演>2023年10月14日(土) 会場:松下IMPホールチケット料金:全席指定¥9,500(税込)※未就学児入場不可チケット好評発売中!主催:サンライズプロモーション大阪問い合わせ:キョードーインフォメーション0570-200-888(月〜土11:00-18:00)公式サイト: 公式Twitter:@tsubamenoirueki #燕のいる駅公式Instagram:@tsubamenoirueki2023企画・製作:ニッポン放送文:嶋田真己/撮影:宮川舞子©ニッポン放送 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年09月25日舞台『燕のいる駅-ツバメノイルエキ-』上演を記念して、主演を務める和田雅成が自身初となる単独でのオールナイトニッポン冠番組でラジオパーソナリティに挑戦いたします!土田英生(MONO)が書いた戯曲『燕のいる駅』は、1997年に京都にて初演。普遍的なテーマ性が高く評価され、その後様々な劇団・プロデュースにより繰り返し上演され、2005年には宮田慶子演出、相葉雅紀主演で再演。2012年には土田英生自らが演出し、新たな改変を加えて決定版として上演された名作です。今回、作者の土田が大幅に脚本をブラッシュアップし、さらに演出も手がけ、主役の「日本村四番」駅の駅員・高島啓治役に、和田雅成、駅に集う人々に、高月彩良、小沢道成、奥村佳恵、佐藤永典、尾方宣久、久保田磨希と個性あふれる実力派を揃え、2023年の「今」ならではの『燕のいる駅-ツバメノイルエキ-』に挑みます。★和田雅成、単独でオールナイトニッポン初の冠番組!「和田雅成のオールナイトニッポン X(クロス)」では、『燕のいる駅-ツバメノイルエキ-』への意気込み、主演で座長として、どのような作品づくりに取り組むのか?また共演者のエピソードなどをたっぷりお話し致します!放送日時:2023年9月7日(木)24時00分~24時58分生放送でお届け!!バーティカルシアターアプリ「smash.」ではスタジオの様子を映像で同時配信!★和田雅成からコメント到着!「和田雅成のオールナイトニッポン X(クロス)」番組名に自分の名前が入っている。とても光栄な事です。それと同時にプレッシャーもありますが。ラジオを聴いている時間が好きなので、皆様にとっても自分のラジオがそういう時間になって頂けるように努めます。舞台の方はまだ稽古が始まっていませんが、キャスト、スタッフの皆様とここに何かを残そうと全力で作品作りに挑んでいくので、楽しみに待っていてください。【STORY】のどかな春の日の午後、燕が巣を作る季節。埋立地に位置する、テーマパークの最寄り駅「日本村四番」でのこと。駅員と売店の女、その友達、電車に乗り遅れた会社員らが集っていた。彼らのたわいもないやりとりは、ごく日常の一コマのようでおだやかな時間が流れている。ただ、いつもと違うのは電車が一向に来ないこと。他に人の気配がないこと。そして空には奇妙な現象がおきていた……。【公演概要】タイトル:『燕のいる駅-ツバメノイルエキ-』作・演出:土田英生(MONO)出演:和田雅成高月彩良小沢道成奥村佳恵佐藤永典尾方宣久(MONO)久保田磨希<東京公演>2023年9月23日(土)〜10月8日(日)会場:紀伊國屋ホールチケット料金:全席指定¥9,000(税込)※未就学児入場不可学生チケット3,800円(税込)※枚数限定、一般発売のみ、当日引換券、要学生証提示チケット好評発売中!主催:ニッポン放送問い合わせ:Zen-A 03-3538-2300(平日11:00-19:00)<大阪公演>2023年10月14日(土)会場:松下IMPホールチケット料金:全席指定¥9,500(税込)※未就学児入場不可一般発売:2023年9月10日(日)AM10:00主催:サンライズプロモーション大阪問い合わせ:キョードーインフォメーション0570-200-888(月〜土11:00-18:00)公式サイト: 公式Twitter:@tsubamenoirueki #燕のいる駅公式Instagram:@tsubamenoirueki2023企画・製作:ニッポン放送【ラジオ番組情報】番組名:「和田雅成のオールナイトニッポン X(クロス)」放送日時:2023年9月7日(木)24時00分~24時58分 生放送FM93.0AM1242ニッポン放送※バーティカルシアターアプリ「smash.」との同時生配信smash.ダウンロードはこちら⇒sharesmash.page.link/6xCT番組メールアドレス wada@allnightnippon.com 番組X@Ann_Xross#和田雅成ANNX 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年08月23日舞台『刀剣乱舞』シリーズや『おそ松さん on STAGE』シリーズをはじめ、ドラマや映画でも躍進著しい俳優・和田雅成が、舞台『燕のいる駅-ツバメノイルエキ-』で主演を務めることになった。土田英生(MONO)の作・演出による同名舞台の再演。「心地良い会話のテンポとやり取り、ここにしか無い世界観に夢中になりました。現時点でまだ自分が理解出来ていない所が多々あると思うので、ゆっくりと確実に、この世界に浸かっていきたいと思います」と意気込みを語っている。1997年に初演され、2005年には宮田慶子演出、相葉雅紀主演にて、2012年には土田自らの演出で決定版が上演された『燕のいる駅』。劇中では、埋立地に位置するテーマパークの最寄り駅“日本村四番”を舞台にした会話劇が展開。2023年版では、土田が脚本を大幅にブラッシュアップし、自身の演出で上演する。駅を舞台に、たわいもない会話が繰り広げられる一方で、来るはずの電車が一向に来なかったり、空には奇妙な形の雲が浮かんだりと、次第にストーリーは不穏な空気に包まれていく。「確かに会話はリアルなんですけど、じゃあ、突然現れる“雲”って本当に存在するのかなって。そういうリアルと非リアルを掛け合わせた作品だなという印象で、それってすごく演劇として成立しているなって。会話の中にいろんなヒントが散りばめられているし、お客様に余白を残す部分がたくさんあるのも魅力的」(和田)。和田が演じるのは、駅員・高島啓治。「何を考えているか、分からない部分が多い人物なんですよ。もしかしたら、すべてを見抜いているんじゃないかとも思いますし、そのあたりは稽古に入って、土田さんとお話してみないと。(再演なので)どれくらい高島という人物を、自分の色に寄せていいのかも含めて、皆さんと作っていきたい。だから、今から稽古がすごく楽しみですね」と期待を寄せる。『風都探偵 The STAGE』を皮切りに、今年は『ダブル』や8月開幕のミュージカル『ヴィンチェンツォ』と主演舞台が相次いで上演されているが、本人は「本当にたまたまで。自分と役柄が合っていて、それが主演だっただけで、普段から『主演をやりたい!』という気持ちはまったくないですね」と冷静な姿勢。もちろん「求められているというのは、本当にありがたいこと」と充実した日々に、喜びをかみしめ「今は自分の思いを、役に乗せて、訴えかけることがすごく大切だと思っていて。演劇は小さな種かもしれませんが、お客様に何かいい影響を与えられればいいですね」とさらなる飛躍を誓った。
2023年08月03日Netflixの大ヒットドラマ「ヴィンチェンツォ」を舞台化、今年8月から開幕となるミュージカル「ヴィンチェンツォ」から、主演の和田雅成とスタジオドラゴンの対談インタビュー映像が一部公開。来場者特典となる「オリジナルフォトカード」全9種類のデザインも公開された。「愛の不時着」をはじめ数々の話題作を手掛けるスタジオドラゴンとタッグを組み、大ヒットドラマ「ヴィンチェンツォ」を世界初の舞台化。イタリアマフィアのコンシリエーレ(相談役)が、ばく大な富と利権を握る巨大組織に挑む復讐劇を日本のミュージカルで描く。イタリアマフィアのコンシリエーレを務める弁護士でクールなアンチヒーロー、ヴィンチェンツォ・カサノを演じるのは和田雅成。ヴィンチェンツォと共に大胆不敵な復讐に挑む弁護士、ホン・チャヨンは富田鈴花(日向坂46)、ヴィンチェンツォ、チャヨンらと相対する凄腕の悪徳弁護士チェ・ミョンヒを佐藤仁美。さらに本作に欠かせないチャヨンと同じ法律事務所の後輩弁護士、チャン・ジュヌを上田堪大が、バベルグループの会長チャン・ハンソ役を竹内將人が演じるほか、「クムガプラザ」に住む個性豊かで奇妙な隣人も実力派俳優陣が一同に集結、原作のキャラクターを忠実に演じる。来場者特典「オリジナルフォトカード」マフィアとしての「正義」を貫き、巨大な「悪」に対峙するアンチヒーローと、奇妙な仲間たちが繰り広げる壮大な復讐劇。世界中を魅了したシリアスとユーモアが交錯する独特の世界観と大迫力のアクションが融合した新たな作品となる。この度解禁となった映像では、舞台稽古に先立ち、原作ドラマの雰囲気や韓国の街並みを体感するべく韓国を訪れた和田さんが、原作ドラマの制作会社スタジオドラゴンにて、コンテンツ事業・運営統括兼 コンテンツ運営局局長のユ・ボンヨル氏と対談。和田さんは、韓国のキャスト陣がプライべートでも仲が良いことに触れ、「どれだけ稽古場で僕たちの関係性を作って舞台にのせられるかが魅力に関わってくる」とコメント。ユ氏は「キャラクターが強いのでそれを舞台で表現したときに観客がどう受け取りどう感じるか、役者と観客の共感で舞台がどのように作られるかが大事になってくる。(舞台で)要約された部分が総合エンターテイメント的に表現されるのかが気になる」など、ミュージカル「ヴィンチェンツォ」の魅力や、原作で20話にもなる長編ドラマを舞台で約3時間ほどという長さでどう魅せるかについてなど、語り合う2人の真剣トークを垣間見ることができる。また、兵庫、東京、大阪公演の会場にて配布される来場者特典は、ミュージカル「ヴィンチェンツォ」オリジナルフォトカード。ヴィンチェンツォ役の和田さんの初出しキャラクタービジュアルも含めた3ver.に加え、ホン・チャヨン役の富田鈴花(日向坂46)、チェ・ミョンヒ役の佐藤仁美など、それぞれのキャラクターカットが使用されたものとなっている(※なくなり次第終了)。ミュージカル「ヴィンチェンツォ」は8月、神戸・東京・大阪にて開幕。(シネマカフェ編集部)
2023年07月08日松村北斗(SixTONES)と西畑大吾(なにわ男子)が探偵役で主演する新ドラマ「ノッキンオン・ロックドドア」に、石橋静河と畑芽育のレギュラー出演が決定した。本作は、松村さん演じる【トリック=不可能(HOW)専門探偵】御殿場倒理と、西畑さん演じる【動機や理由=不可解(WHY)専門探偵】片無氷雨という、相棒だがライバルの最強W探偵が、数々の難事件に挑んでいく本格ミステリードラマ。ノッキンオン・ロックドドア (徳間文庫)画像:amazon.co.jp連続テレビ小説「半分、青い。」や「この恋あたためますか」、「悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~」、昨年は大河ドラマにも出演した石橋さんが演じるのは、勝ち気で口が悪い警視庁刑事部捜査一課の刑事・穿地決。現実主義で出世も望む彼女は、「謎が解けたら手柄は全部もらう」という打算的な条件のもと、大学時代のゼミ仲間、倒理&氷雨にこっそり事件現場を見せ、共に真相解明に挑んでいく、第3の相棒的存在だ。「演じるのが楽しみ」と話す石橋さんは、「皆さん“はじめまして”の方ばかり。松村北斗さんと西畑大吾さんもきっと素敵な方なんじゃないかと想像しますし、皆さんとお会いするのが今から楽しみです」「今回はそんな素敵なキャスト・スタッフの皆さんと一緒に、軽快なリズムでいろんな事件に挑んでいくことになりそう。ダークで大人な雰囲気も漂う作品になるのかな、と私自身も胸を躍らせています。皆さんと力を合わせ、原作ファンの方々にも面白がっていただけるよう頑張りますので、放送を楽しみにしていただけたら、うれしいです」とコメントしている。また、「純愛ディソナンス」『なのに、千輝くんが甘すぎる。』などに出演した畑さんが演じるのは、女子高生・薬師寺薬子。探偵事務所「ノッキンオン・ロックドドア」でアルバイトをする彼女は、どこか小生意気であざとい言動で大人たちを翻弄していく。畑さんは「一度ご一緒させていただいた頼もしい先輩・石橋静河さんを頼りにしながら、全力でこの作品に挑んでいきたいです」と意気込み、「今回は倒理さんや氷雨さんや穿地さん…周りの大人たちを翻弄する役。そういう役は初めてですし、先陣を切って掻き回すようなお芝居をしていきたい!堤監督のムチャブリにも耐えられるよう(笑)、『何でも来い!』の姿勢で頑張りながら、劇中で松村さんと西畑さんを振り回していきたいです(笑)」と気合十分だ。「ノッキンオン・ロックドドア」は7月、毎週土曜日23時~テレビ朝日にて放送予定。(cinemacafe.net)
2023年06月01日俳優の和田雅成が17日、都内で行われたミュージカル『ヴィンチェンツォ』の記者会見に、富田鈴花(日向坂46)、佐藤仁美とともに出席した。スタジオドラゴンが手掛ける大ヒットドラマ『ヴィンチェンツォ』が、世界初となるミュージカルとして日本に上陸することが決定。シリアスとユーモアが入り混じるストーリーと大迫力アクションが融合した復讐劇が日本の舞台で蘇る。イタリアマフィアのコンシリエーレ(相談役)である主人公の弁護士ヴィンチェンツォ・カサノ役を和田雅成、ヴィンチェンツォと共に大胆不敵な復讐に挑む弁護士ホン・チャヨン役を富田鈴花(日向坂46)、ヴィンチェンツォ、チャヨンと対立するウサン法律事務所の主力弁護士であるミョンヒ役を佐藤仁美が務める。主演の和田は「舞台で見れる、その世界が繰り広げられることがうれしいですし、まさか自分がヴィンチェンツォを演じられると思っていなかったので光栄です」と心境を告白。「本当に多くの方に愛されている作品ですので、この作品を僕たちも愛して、期待を裏切らないように作品作りに挑んでいきたいと思います」と意気込みを語った。同舞台は、8月11日~13日に兵庫・AiiA 2.5 Theater Kobe、8月18日~21日に東京・日本青年館ホール、8月25日~27日に大阪・サンケイホールブリーゼにて上演。会見には、韓国より来日したスタジオドラゴンのユ・ボンヨル統括部長も登壇した。
2023年05月17日スタジオドラゴンが手掛ける大ヒットドラマ『ヴィンチェンツォ』が、世界初となるミュージカルとして日本に上陸することが17日、発表された。和田雅成、富田鈴花(日向坂46)、佐藤仁美が出演する。この舞台化は、エイベックス・ピクチャーズと、本作や『愛の不時着』等を手掛けるスタジオドラゴンの連動企画第1弾。シリアスとユーモアが入り混じるストーリーと大迫力アクションが融合した復讐劇が日本の舞台で蘇る。イタリアマフィアのコンシリエーレ(相談役)である弁護士ヴィンチェンツォ・カサノ役を和田雅成、ヴィンチェンツォと共に大胆不敵な復讐に挑む弁護士ホン・チャヨン役を富田鈴花(日向坂46)、ヴィンチェンツォ、チャヨンと対立するウサン法律事務所の主力弁護士であるミョンヒ役を佐藤仁美が務める。同舞台は、8月11日~13日に兵庫・AiiA 2.5 Theater Kobeにて、8月18日~21日に東京・日本青年館ホールにて、8月25日~27日に大阪・サンケイホールブリーゼにて上演。○■和田雅成発表出来るこの日を楽しみに待っていました。自分自身がこの作品にとても魅了されたので、この役を生きられる事を幸せに思いますし、とても光栄です。現時点では、知らない部分、足りない部分がたくさんあるので本番に向けてカンパニーの皆様と妥協する事なく挑んでいきます。そして、この作品を愛していた方にはさらに深く、初めてこの作品を知った方にも愛して頂けるよう尽くします○■富田鈴花この度ホン・チャヨン役を演じさせていただくことになりました、日向坂46の富田鈴花です。私自身、ミュージカルは初挑戦でずっと夢だと口にしていた目標だったので素敵な機会をいただけてとても嬉しく思います。ダークな緊張感のあるシーンや声にして笑ってしまうシーンだったり、ホン・チャヨンという陽気だけど繊細な女性を、舞台でどう演じることになるのかとてもワクワクしています。吸収できることはたっぷり飲み込んで、素敵な作品を皆さまにお届けしたいです!○■佐藤仁美このドラマを見終えた1週間後くらいにオファーを頂いて、ほんとにびっくりしました!!絶対あの役だ!あの役でしょ?!?!と思って(笑) 原作を演じるのは、役者としては、とても緊張します。。が!!!! 作品のイメージを壊さないように楽しく演じていけたらと思ってます!!
2023年05月17日2023年7月9日(日)にコニカミノルタプラネタリアTOKYO DOME1(有楽町)にて、優河 with 魔法バンドによるプラネタリウムライブ「where the light leads(東京公演)」を開催します。優河 with 魔法バンドが初のプラネタリウムライブを開催アルバム「言葉のない夜に」が音楽業界のみならず幅広い層から支持を集める優河が、盟友・魔法バンドと共にキャリア初となるプラネタリウムライブを開催します。今年3月には同メンバーにてNHK総合ドラマ『月食の夜は』の主題歌と劇伴を担当するなど、プラネタリウムと親和性の高い“夜”をテーマにした楽曲を数多く発表している優河。優河 with 魔法バンドの「where the light leads」と題した全国ツアーの東京会場となる本公演は、プラネタリウムという環境に合わせた空間的かつアンビエンスなサウンドを目指し、ドラムレスの編成・アレンジにて開催します。星空の中で優艶に輝く優河の歌声をぜひお楽しみください。●チケット販売に関して●■ticket board先行受付(抽選)電子チケットシステムticket boardにて先行受付(抽選)を行います。尚、本先行受付はticket boardにご登録いただければどなた様でもご応募いただけます。期間:2023年5月10日(水)10時00分~5月17日(水)23時59分■ticket board一般販売(先着)電子チケットシステムticket boardにて一般販売を行います。期間:2023年5月27日(土)10時00分~ ※予定枚数に達し次第終了▼特設サイト/チケット受付 ※先行受付、一般販売いずれの場合も特設サイトに記載されている注意事項を必ずご確認の上お申込みください。※ticket boardをご利用いただくために会員登録(無料)が必要です。※ticket boardに記載の応募規定及び、申込に際しての注意事項をご確認の上ご応募下さい。●優河 with 魔法バンド「where the light leads」イベント概要●出演:優河(Vo.Gt) / 千葉広樹(B) / 岡田拓郎(Gt) / 谷口雄(Key)日程:2023年7月9日(日)時間:1st Stage 16:00開演(15:30開場) / 2nd Stage 18:00開演(17:30開場)料金:一律 6,900円(税込)場所:コニカミノルタプラネタリアTOKYO DOME1(有楽町マリオン9階)【感染症対策及び、イベントに関する注意事項】※本公演は時節に応じた感染症防止対策を徹底して実施いたします。※公演中のマスクの着用を推奨とさせていただきます。※マスク無しでの歓声や掛け声はご遠慮ください。※本イベントはプラネタリウム施設で星空と生演奏をお楽しみいただくイベントです。演出の都合上、アーティストが見えにくい場合がございます。※未就学児のお客様はご入場いただけません。本イベントはプラネタリウムという会場の特性上、様々な制限を設けさせていただいております。「特設サイト」に記載されている注意事項を必ずご確認の上、チケット購入/来場をして下さい。●優河 プロフィール●2011 年からシンガーソングライターとして活動を開始。 2015 年、ファーストフルアルバム「Tabiji」 をリリース。 映画『長いお別れ』の主題歌 ”めぐる” やTBS系 金曜ドラマ『妻、小学生になる。』の主題歌 ”灯火” を担当し、世界各地でも反響を呼んだ。 2022年アルバム「言葉のない夜に」では盟友 魔法バンドのメンバーと共に制作し、全国各地でツアーライブやフェスに出演。TVCMのナレーションや歌唱、サウンドロゴ、ミュージカル『VIOLET』ではオーディションにより主役 VIOLET に抜擢されるなど、幅広い活動を展開している。優河 with 魔法バンドとして、NHK総合 ドラマ『月食の夜は』の主題歌、劇伴を担当し、2023年3月にサウンドトラック「月食の夜は」を配信リリースした。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年05月09日全く新たな物語として世に放たれる『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』。新劇場のこけら落としとなる作品で正解のないまっさらなところから、窪田正孝さん、石橋静河さんがその大きな壁に挑もうとしている。窪田正孝:エヴァを舞台化するなんて、最初に聞いたときには、正直無謀な挑戦だなと思いました。ただ、『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』は完全なオリジナルストーリーだから、なぞるものがない。そこに、逆にやる価値がある気がしたんです。石橋静河:私は、エヴァンゲリオンを観て育ってきていなくて。もし詳しく知っていたら、怖くて飛び込めなかったかもしれません。窪田:わかる気がします(笑)。デジタル技術が進むなかで、演劇は唯一残るアナログなもの。身体表現の可能性を担うのはあくまで人なんですよね。今回構成・演出・振付をされる、シディ・ラルビ・シェルカウイさんの『プルートゥ PLUTO』を観たときに、表現の境界線をなくしているように感じたんです。言葉とアクションとダンスが並行世界でつながっているような、表現の余白のようなものを感じて、そこに飛び込んでみたいと参加させていただくことにしました。石橋:ラルビさんの手がける作品はどれもカオスというか、残酷な世界のなかに尊さや神聖なものを見つけようとしているのを感じます。モロッコ人とベルギー人という文化の異なる両親のもとで育ち、葛藤があったと話すインタビューを読んだことがありました。属性や価値観の違いなどの境界を超えた、共生を模索するようなテーマを訴えられるものを選ばれている気がします。私はお芝居を始める前から、いつかラルビさんとお仕事をしたいと思っていたんです。窪田:そうなんだ?何をきっかけに?石橋:少林寺武僧と踊られた『sutra(スートラ)』の映像を観たのが最初でした。窪田:あれは衝撃的だよね!石橋:19歳くらいのとき、バレエ留学から帰ってきて、コンテンポラリーダンスをしていたころに観て、踊りにはこんな可能性もあるんだ!とワクワクしました。それからずっと憧れていたので、こんなに早くご一緒できるなんて感激しています。エヴァンゲリオンの舞台化はとんでもない挑戦かもしれないけれど、ラルビさんが真ん中に立って、みんなを率いてくださるのなら、絶対に面白くなるに違いない、ぜひやりたいと思いました。窪田:でも、数日後の本稽古を前に、台本もまだできてないし、セリフを一つも覚えていないというのは初めての経験(笑)。石橋:私たち、さっき、プレ稽古で初めてラルビさんとお会いしたんです。ダンサーの方に教えていただいた振りに合わせて動いて。窪田:顔合わせの代わりというか、まずは体で舞台とセットと場の空気を感じてみようという時間だった気がします。でも、「あなた、どこまでできますか?」と見定められているようなところもあって、毛穴からこれまでかいたことのない汗が噴き出しました(笑)。石橋:たしかに、試されている感はすごくありましたね。窪田:僕はボクシングをやっているんですけど、ボクシングの練習よりもハードでした。八百屋舞台(ステージの奥から手前にかけて傾斜をつけた舞台)もすごかったよね?石橋:とんでもない傾斜でした。窪田:ちゃんと体をケアしないと本番ももたないなと覚悟しました。ラルビさんがだいぶSだということがよくわかった(笑)。石橋:ニコニコされていますけどね(笑)。窪田:優しい笑顔なんだけどね。ご自身がダンサーでもあるでしょう?体の技術の共有を目指そうとされているのを感じたし、表現に対するプロフェッショナルさを垣間見た気がしましたね。THEATER MILANO-Zaこけら落とし公演 COCOON PRODUCTION 2023『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』人生にかけられた重い枷。そこから目を逸らし生きてきた渡守ソウシ(窪田正孝)。贖罪、そして再生のため、彼は世界の秘密を解き放つ――。日程/東京公演・5月6日(土)~28日(日)THEATER MILANO-Za、長野公演・6月3日(土)・4日(日)まつもと市民芸術館、大阪公演・6月10日(土)~19日(月)森ノ宮ピロティホール構成・演出・振付/シディ・ラルビ・シェルカウイ上演台本/ノゾエ征爾出演/窪田正孝、石橋静河、板垣瑞生、永田崇人、田中哲司ほかチケット/S席1万3000円A席9500円(全席指定)Bunkamura TEL:03・3477・3244くぼた・まさたか1988年生まれ、神奈川県出身。『ある男』(’22)にて毎日映画コンクール男優助演賞、日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞。公開待機作に『スイート・マイホーム』『春に散る』がある。シャツ¥60,500Tシャツ¥40,700パンツ¥70,400(以上エムエム6 メゾン マルジェラ/マルジェラ ジャパン クライアントサービス TEL:0120・934・779)いしばし・しずか1994年生まれ、東京都出身。初主演作『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』(’17)にてブルーリボン賞新人賞ほか多数受賞。主な出演作に大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)など。ワンピース¥253,000(sacai TEL:03・6418・5977)ピアス¥17,600(JUSTINE CLENQUET/THE WALL SHOWROOM TEL:03・5774・4001)Sidi Larbi Cherkaoui演劇やコンテンポラリーダンス、バレエ、オペラ、映画など多ジャンルで、独創的な演出・振付をし、世界中から注目を集める。受賞多数。’17年にはビヨンセのグラミー賞パフォーマンスの振付も担当した。日本では、『テ ヅカ TeZukA』にて、手塚治虫の漫画の世界、思想、「描く」という行為自体もモチーフに、森山未來らの圧倒的肉体表現と映像で、手塚を浴びるような劇場空間を創出。ワールドツアーも成功させ、3年後に『プルートゥ PLUTO』でも日本発の舞台を作り上げた。※『anan』2023年4月19日号より。写真・森山将人(TRIVAL)スタイリスト・菊池陽之介(窪田さん)ヤマモトヒロコ(石橋さん) ヘア&メイク・菅谷征起(GARA/窪田さん)秋鹿裕子(W/石橋さん)取材、文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2023年04月12日楽しい時間ほど、あっという間に過ぎてしまうものです。終わってしまうのがさびしくて、なんとかこの楽しい時間を1秒でも長く引き延ばそうと、何かいい方法はないかと考えてしまう人は多いことでしょう。それは、動物も同じなのかもしれません。散歩を続けたい秋田犬全身を使って帰宅を拒否!秋田犬の雷くんは、お散歩の時間が大好き。ずっとお散歩をしていたいのか、飼い主(@alcoholicsakura)さんの前で、帰宅を拒否する行動をとるというのです!帰りたくない秋田犬 pic.twitter.com/cQ96xm8wqg — ジャーキー屋Mummy(マミー) (@alcoholicsakura) April 10, 2023 大型犬に分類される、秋田犬。2023年で7歳の雷くんは成犬で、抱っこしたまま自宅まで移動するのは、容易なサイズではありません。そんな雷くんに、地べたに寝そべられては、移動させるのも一苦労!飼い主さんの苦労を知ってか知らずか、全身で帰宅を拒否する雷くんからは、「散歩を続けたいんです!」という強い意志を感じます…。しかし、飼い主さんにも予定があり、散歩が大好きな雷くんに付き合い続けていたら、日が変わってしまうかもしれません。散歩を続けたい犬と、帰りたい飼い主…その攻防戦は今後も続いていくのでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年04月11日タッグを組むのは2度目だが、互いに近しさを感じているという。その成河と藤田俊太郎が挑むのは『ラビット・ホール』。2007年にピュリツァー賞を受賞し映画化もされた作品で、息子を亡くした夫婦が再生していく姿を、日常の会話を通して描いていく。その繊細さをどう届けるか。演劇を身近なものにするべく格闘する様子は、実に楽しそうである。初対面での会話は気づいたら7時間──成河さんと藤田さんは、ミュージカル『Violet』(20年)に続いて2度目のタッグになります。前回ご一緒されたときの感想からお話いただけますか。成河『Violet』は予定されていた上演がコロナで中止になり、その半年くらい後の少し落ち着いた頃に、3日間だけという形で上演したものでした。中断したその半年の間に、オンラインで読み合わせをしたり話し合ったり、手探りでずっとコミュニケーションを取り続けながら上演にこぎつけたんですけど。そんな特別な状況が藤田くんとの最初の出会いだったので、とても思い出深いですね。そういう中で、藤田くんはとにかく、そこにいる人たち全員の主体性を重んじるというか、どうすればみんなで作るということができるかということを真剣に考えている人で。僕にとってはとても貴重な同志で、次はいつ一緒にできるかなと思っていたんです。藤田僕にとっても成河さんとの仕事はやはり特別です。僕が演出家として活動を始めたのは30代からですが、同い歳である成河さんのことはずっと憧れの目で見ていて、いつか一緒にお仕事をしたいと思っていました。『Violet』では、成河さんがおっしゃったように、上演が一度止まり、どのように再開していくか、どのように未来に向かっていくかということを、問い続けながら一緒にものを創ることができました。現場での再会を熱望していましたが、今回、ストレートプレイの会話劇でご一緒できることになり、とてもうれしく思っています。成河藤田くんとは初対面のときに、ファミレスで明け方まで7時間くらいしゃべったんですよね。そのときにすでに、近しい考え方を持っているなと、同志のような気持ちになっていたんです。演劇に対する距離みたいなものが同じというか。藤田くんも、美大を出たとか、バンドをやっているとか、演劇の畑だけで純粋培養されたのではなく、いろんな角度から演劇にたどり着いていて、演劇だけが特別ではないんじゃないかと思っているところがある。だから藤田くんとの会話はストレスがなくて、気づいたら7時間経っていたんですね(笑)。藤田僕もあのときの楽しく熱い思いが今も続いていますし、もっといろいろなお話をしたいと思っています。ただ、近しい気持ちと同時に、やはり先ほど言った憧れの気持ちが僕には強くあるんです。僕は俳優をしていた時期もあって、成河さんが立つ舞台を観て、僕らと同世代の俳優が舞台に新風を吹かせ、新しい時代を創っていることに、深く感動しました。例えば、『エンジェルス・イン・アメリカ』(04・07年)や、『春琴』(08・09・10・13年)といった作品は、本当に衝撃を受けました。また、成河さんは、演劇は特別なものではなく生活の中にあるんだと、もっとシンプルに劇場に観に来てほしいと、お客様を大事にするもの作りをずっと続けている。その姿勢に対しても、僕は憧れ続けています。だから、一緒にもの作りをするのは、楽しくもあり、緊張感もあるんです。日常会話により近づけた翻訳劇に──今回の『ラビット・ホール』では、どんなもの作りが始まっているのでしょうか。成河これは観てくださる皆さんも楽しみにしていてほしいんですけど、おそらく今回は、「私たちが日常の中でしている会話だよね」という翻訳劇、会話劇に近づけるんじゃないかと思うんです。それこそ演劇は特別じゃないっていうものができるんじゃないかなと。というのは、まず、宮澤エマさん、土井ケイトさん、シルビア・グラブさんと、今回の座組の女性俳優3人が全員、英語のネイティブスピーカーなんです。だから、もとの英語のニュアンスをちゃんと理解した上で、今の日本語の日常会話に置き換えられる。そしてそれを、今回の翻訳を手掛ける小田島創志くんも、「勉強になります。そうしましょう」と言って受け入れる。そんな翻訳家さんいますかって驚くくらいですけど(笑)、おかげで、翻訳についての話し合いが熱くて楽しくて。『ラビット・ホール』チラシ藤田読み合わせしながら、翻訳のことをみんなで話しているんですが、とても充実しています。中でも、成河さんが僕に「基本的に自分のセリフは俳優が自分でテキレジ(※「テキストレジ」の略。上演に合わせて脚本の訂正や手直しをすること)をしても良いのではないか」とおっしゃったのが印象的でした。俳優自身が考え、それを受けた翻訳家が全体を見ながら修正する。そこに演出家も加わって、どういうビジュアルや関係性を作っていこうとしているかを翻訳に反映していく。プランナー・スタッフの方もフラットに意見が出し合える空気ができていて、時間がいくらあっても足りないくらいです。カンパニーみんなでディスカッションすることですごく豊かな作品になると思いました。この喜びは確実にお客様に伝わると思っています。成河セリフを自分の言葉でテキレジするのは、あくまで、近現代の会話劇として、リアリズム演劇として書かれたものに関しては、そうしたほうがいいと思う、ということなんです。そして、稽古前のテキレジで自分の言葉をいくつか準備しておいて、それと役としての言葉を溶け合わせていく作業を、稽古場でしていく。これは『タージマハルの衛兵』(19年)でも一緒だった創志くんと発明した方法なんですけど(笑)、今回もまたそうやって、本番まで悩みたいと思っています。言葉の向こう側にあるものをどう届けるのか──藤田さんは、この『ラビット・ホール』の演出を熱望されていたと伺っています。どこに魅力を感じられていますか。藤田映画版もあり、数多くの傑作上演を続けているだけあって、物語が繊細で素晴らしいです。家族を失った夫婦がどのように再生していくかというストーリーで、悲しい出来事があった後の日常が淡々と描かれます。夫婦を取り巻く人々が、日々の会話の中で、自分たちのこの先の人生を見つけていく。『ラビット・ホール』というタイトルが示している通り、今自分たちが落ちてしまった穴とは別の、あり得たかもしれない穴を探していくわけです。その意味では、日常こそ劇的であるとも言えるかもしれませんが、会話の一つひとつが重層的、多層的に解釈できて、悲劇的でもあり喜劇的でもあることが魅力だと思います。しかも、答えを出していないんですね。登場人物の思いだけを伝えている。そこに深みを感じ、その深みの向こう側に到達したいなと思い続けてきました。だから、言葉を突き詰めるほど、役を掘るほど、自分たちの個やこの座組の解釈を追求するほど、それが普遍化され社会化され、お客様自身の人生の物語になる。この登場人物たちは観る方の人生のどの瞬間にもいる人間であるというふうに思っています。俳優の皆さんには生々しく舞台上を生きていただきたいと思っています。──その中で成河さんは、息子を亡くした夫婦の夫・ハウイーを演じられます。成河稽古前(取材時)の今の段階で大切にしたいのは、本に書かれている情報をきちんと整理しておくことなので、役についての意見はまだありません。ハウイーは2000年代初頭の証券会社に勤務しているバイヤーであり、とてもちゃんとした人であり、ちゃんとしているがゆえにいろんなものを抱えてしまったり、人との関係で不器用なところがあったりする。その大前提の上に何が乗っかっていくのかは、共演者の方々とシーンを作っていく中で出来上がっていけばいいなと思っています。ただ、僕は比較的、様式性の高い演劇をやることが多く、特にここ1年くらいはミュージカルや、ダンスや歌舞伎などの形式を使ったものをやっていて、こんなに純粋な会話劇をやるのは久しぶりなので怯えていたんです(笑)。でも、せっかくやるんだったら、心がぐしゃぐしゃになるところに勇気を持って踏み出そうかなと思っています。自分の感情記憶を使うという、近現代のリアリズム演劇に有効だと言われているメソッドに則って、一度自分の中にグワッと入っていこうかなと。その作業は苦しいものですけど、今はとても楽しみです。藤田キャストお一人おひとりが、演劇人生の中でご自分のメソッドをきちんと作ってきた方々ばかりだと思っています。僕自身、キャストの皆さんとじっくり向き合い、この作品の繊細さを大事に、言葉の向こう側にあるものをどう抽出し、届けるのかということに挑戦していきたいと思います。PARCO劇場の舞台が“ラビット・ホール”に「びっくりすると思います」──答えを出していない戯曲だということですが、このカンパニーとして目指すのは、どういうものになりそうでしょう。藤田答えは出さないけれども、お客様に対して楽しく劇場を出られる「問いかけ」はきちんとできたらと思っています。上演の約2時間、作品の様々な魅力、「再生」というテーマを通して、演劇にしかできない演劇賛歌を届け、お客様に幸せな問いかけができたらなと。成河普遍化されることで、これは自分だけの悲しみじゃないんだと癒えていくんですよね。それって芸術全般が持っている力ですけど、舞台芸術は、決められた時間、場所で、かなりの人数と一緒に半強制的にそれを体験することになりますから、自分はハマらなくても(笑)、すごくハマっている隣の人を見るだけでも効果はあって。個人ではなくコミュニティとして経験するというのが、これだけ長く演劇がなくならない理由じゃないかと思います。言ってみれば、劇場は大切な避難場所。どうぞ劇場に逃げてきてください、というふうに思います。藤田ビジュアル的にも、オープニングとラストはPARCO劇場の舞台上を“ラビット・ホール”にすることを考えていますので、楽しみにしていただきたいです。成河すごい演出になってますからね。びっくりすると思いますよ。取材・文:大内弓子撮影:石阪大輔ヘアメイク:河村陽子<公演情報>PARCO劇場開場50周年記念シリーズ『ラビット・ホール』4月9日(日)〜25日(火) 東京・PARCO劇場※秋田・福岡・大阪公演ありチケット情報
2023年03月22日歌舞伎の演目を、主宰の木ノ下裕一さんの古典芸能や歴史に関する豊富な知識をもとに現代的に読み解いたうえで、現代演劇の演出家を迎えて上演している木ノ下歌舞伎。従来とは違うアプローチから古典を眺めることで、作品そのものの面白さや奥深さに気づくなど新しい発見が多く、近年注目を浴びている。歌舞伎でも屈指のアナーキーな物語が、現代の才能によって新たな進化を遂げる。今回手がける『桜姫東文章』は、暗闇で自分を襲った男に焦がれる桜姫の、運命に翻弄され転落していく人生を軸に展開する男女の愛憎渦巻くドラマ。成河さん、石橋静河さんを迎え、国内外で注目される岡田利規さんの脚本・演出によって上演される。石橋静河(以下、石橋):初めて木ノ下歌舞伎を観たのは’15年の『三人吉三』だったんですが、これまで観たことのないような舞台に「なんだこれは?」ってなって、すごく衝撃的でした。成河:僕は’13年の『黒塚』。当時から「ヤバい劇団がある」って話題だったんだけど、観に行ったら本当にヤバくて面白かった(笑)。いつか出させていただければと思っていたけど、まさかこんなことになるなんて思ってもなかったなと…。石橋:私たち、完コピ(木ノ下歌舞伎では通常の稽古前に、出演者が上演作品の歌舞伎の舞台を振りやセリフまで完全にコピーして演じる、完コピ稽古が行われる)の洗礼を受けましたからね…。成河:まさに洗礼だったよ。顔合わせで台本と歌舞伎の映像を渡されて、「2週間後に全編完コピの発表会をやります」…ですからね。木ノ下さんがニコニコおっしゃるから、最初は冗談かと思って信じてなかったよ。石橋:しかも、このセリフのときにこの手がちょっと動く、みたいな細かさでコピーするんですから。成河:発表会目前の石橋さんの追い込みは、すごいものがあった(笑)。石橋:やってわかったのは、歌舞伎役者さんたちのすごさ。レベルが違う。でも…めちゃくちゃ面白かったです。歌舞伎って大胆で大袈裟な芝居という印象だったけれど、木ノ下さんの解説をもとに細かく観ると、すべての動きが緻密に計算されているんだってことがわかって。成河:あと、音や音程ひとつにもちゃんと意味があることを教わって、あれは贅沢な時間だった。石橋:あれがないまま岡田さんの稽古が始まっていたら、歌舞伎作品だという実感が結局ないままだったと思うんです。歌舞伎が自分にインストールされて、全員で共有するものがあったうえでどう作っていくかを考えられるってすごく助かると思う。成河:要するに、アップデートするにはインストールが必要だって話。すごい原理主義なんだよね。ただ、普通はそこまでやれないよねって諦めるのに、木ノ下歌舞伎は本当にやっちゃうところが尊敬できる。それは石橋さんも同じで、こんな売れっ子さんで、ここまでやってくれる方、他にいないと思うし。岡田さんは岡田さんで、完コピ稽古を楽しそうにご覧になって、これを見たらあれをやりたくなった、これをやりたくなったと、毎日毎日新しい台本が出てくる。その純粋な好奇心と知性が、本当に素晴らしいなと。石橋:岡田さんって、事前に最低限のものだけ用意して、じゃあどうしようかって俳優に問いかけながら作っていく方で、去年ご一緒したときにすごく勉強になったんです。成河:俳優をすごく信頼してくださっているなと感じる。あと、歌舞伎の骨格は一切いじらないとおっしゃっていて、その徹底ぶりがちょっと常軌を逸してる(笑)。そのうえで、骨格にかぶせる素材はすべて変えるという…岡田さんもやっぱり原理主義なんだよね。でもそれは言い換えれば、ものづくりにとても誠実な二人ということでもあって、そういう方々と一緒にやれるのは幸せだよね。石橋:お二人とも作品を絶対に私物化しない方たちですしね。成河:すごいことだと思うよ。その二人が『桜姫東文章』をやるっていうのも…。鶴屋南北のわりと初期の作品で、設定とか筆が荒いぶんエネルギーがあって、情念みたいなものをひしひしと感じるホンだから。石橋:いろんな話が入り組んだカオスな物語だし、桜姫は演じたことのない役柄だし。最初は少年で、生まれ変わって姫になって、そこから遊女になって、最後に夫と子供を殺すって、女性の業が詰め込まれている気がして。でもめちゃくちゃ面白い。成河:しかも今回、歌舞伎では200年以上上演されなかった幕を復活するんですよね。非常に批評性の高いシーンだし、そこもぜひ楽しみに来ていただきたいなと思います。石橋:私、コロナ禍になってから、現実がフィクションすぎて物語が見られなくなっていたんですよ。そういう状況の中でホッとするのは、歌とか踊りとか、人間の生き物としてあるべき姿を原始的な形で見せてくれるものなんですけど、今回の作品は、そういう人間の原始的な部分に繋がっている気がしていて。物語を“観る”というより“体験する”気持ちで楽しめる気がします。成河:そうね。演劇だと構えずに、体験しに来たら絶対面白いから。木ノ下歌舞伎『桜姫東文章』ひょんなことから僧侶の清玄(成河)は、かつての恋人・白菊丸(石橋)の生まれ変わりが桜姫(石橋2役)だと知り、彼女への想いを募らせる。一方、桜姫は、暗闇の中で自分を襲った盗賊・権助(成河2役)を忘れられず…。2月2日(木)~12日(日)池袋・あうるすぽっと作/鶴屋南北監修・補綴/木ノ下裕一脚本・演出/岡田利規出演/成河、石橋静河、武谷公雄、足立智充、谷山知宏、森田真和、板橋優里、安部萌、石倉来輝一般7000円ほか木ノ下歌舞伎 TEL:050・6873・6681豊橋、京都、新潟、久留米公演あり。ソンハ1981年生まれ、東京都出身。野田秀樹、サイモン・マクバーニー、小川絵梨子などさまざまな演出家の舞台で活躍。大河ドラマ『鎌倉殿の13人』には義円役で出演した。シャツ¥33,000パンツ 参考商品(共にPHABLIC×KAZUIinfo@phablickazui.jp)その他はスタイリスト私物いしばし・しずか1994年生まれ、東京都出身。2015年に俳優デビュー。近作では大河ドラマ『鎌倉殿の13人』などで注目を集める。現在、出演ドラマ『探偵ロマンス』放送中。ニット¥28,600シャツ¥37,400パンツ¥39,600(以上ニアー ニッポン/ニアー TEL:0422・72・2279)ピアス¥57,500ネックレス 価格未定(共にカレワラ)スニーカー¥25,300(スプリングコート TEL:03・6868・5224)※『anan』2023年2月1日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・藤谷香子(成河さん) ヤマモトヒロコ(石橋さん)ヘア&メイク・山口恵理子取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2023年01月29日11月から12月にかけて東京・シアタートラムで行われる世田谷パブリックシアター制作の二人芝居『建築家とアッシリア皇帝』の追加公演が、12月3日19時に上演されることが決定した。『建築家とアッシリア皇帝』は、スペインの劇作家フェルナンド・アラバールの代表作で、1967年にパリで初演。自らの作品を「テアトル・パニック(恐慌の演劇)」と称し、1960年代の演劇に大きな影響を与え、55年を経た今でも色褪せない衝撃作として世界各地で上演されている。今回は8月20日から9月4日まで上演された『毛皮のヴィーナス』に続き「トラム、二人芝居」と称し、新進の演出家と魅力あふれる実力派のキャスト陣とのタッグで届けられる、二人芝居企画の第2弾となる。演出はシアタートラム初登場となる生田みゆきが担当。生田は不条理劇と評される本作を、残酷で倒錯的な世界を夢想とユーモアを織り交ぜて描き出した作品であると語っている。また絶海の孤島に現れる皇帝役は岡本健一、孤島に先住していた唯一の人物・建築家役は成河が演じる。追加公演のチケットは、10月29日10時より一般発売がスタートする。<公演情報>『建築家とアッシリア皇帝』11月21日(月)~12月11日(日) 東京・シアタートラム※11月24日(木)・28日(月)・12月5日(月) 休演作:フェルナンド・アラバール翻訳:田ノ口誠悟上演台本・演出:生田みゆき出演:岡本健一、成河■終演後ポストトーク11月25日(金) 19:00:生田みゆき、白井晃(世田谷パブリックシアター芸術監督)11月30日(水) 14:00:生田みゆき、岡本健一、成河12月8日(木) 14:00:岡本健一、成河、白井晃ほか※開催回のチケットをお持ちの方がご参加いただけます【チケット料金】全席指定:7,000円※ほか高校生以下、U24など各種割引あり※託児サービスあり※車椅子スペース取扱ありチケット購入リンク:【お問い合わせ】世田谷パブリックシアターチケットセンター:03-5432-1515関連リンク公演ぺージ::
2022年10月26日池波正太郎生誕100年BS特集時代劇「まんぞく まんぞく」の制作が開始。石橋静河が主人公の女性剣士を演じる。堀真琴(石橋静河)は幼き日に自分を守り死んだ金吾(池田鉄洋)の仇をとるため剣の修業に励み、今では道場随一の剣術遣いとなった。養父の堀内蔵助(國村隼)と妻・弥栄(真矢ミキ)は、家名存続のため、何度も真琴に見合いをさせるが、「自分に勝てるような男でなければ結婚しない」と宣言し、試合を挑む見合い相手を次々に打ち負かす。内蔵助は、旗本の三男坊・織田平太郎(永山絢斗)の人となりに惚れ込み、真琴に合わせるが、二人は意地の張り合いをしてしまう。一方、逆恨みから、真琴の命を付け狙う浪人が現れ――。本作は、ひたすら剣の道に励み「私を剣で打ち負かすような男が現れない限り、結婚しない」と公言していたヒロインが、ある若者と出会い、結婚を決意するまでの家族愛に包まれた暖かい物語を、悪の旗本退治と家来の仇討ちを織り込みながら描くガールミーツボーイ時代劇ドラマ。石橋さんが演じるのは、男装の剣士、堀内蔵助の養女・堀真琴。「時代劇では女性が主人公の物語は少なく、さらに剣を持った女性という、稀有な役に出会えたことがとても嬉しいです」と喜び、「今は本格的な殺陣を絶賛稽古中で、日々筋肉痛に悩まされていますが(笑)スタッフ、キャストの皆さんと素晴らしい作品をお届けできるよう、がんばります。お楽しみに!」とコメント。石橋静河また、真琴の見合い相手・織田平太郎を永山絢斗、真琴の養父・堀内蔵助を國村隼が演じる。永山さんは「石橋静河さんをはじめ、豪華な先輩方との共演も楽しみでなりませんし、熱を持った、誇りある格好の良いスタッフの方達と、またご一緒出来ること今からとても待ち遠しいです」と期待を寄せ、國村さんは「一途で頑なに武道に励む主人公は、まだ少女の面影を残しながらも心に秘めた思いを持ち、私の演ずる義父はそれを理解しつつも、敢えて言葉を掛けること無く深い愛情で見守っている、そんな関係です」と役どころについて話している。永山絢斗ほかにも、真琴が居候する百姓、元堀家の中間・万右衛門役で原田泰造、内蔵助の妻・堀弥栄役で真矢ミキ、万右衛門の姪・千代役で畑芽育が出演。原田さんは「真琴をいつも陰ながら見守って気を揉んでいる、おじちゃん」と自身の役柄を説明。真矢さんは「私演じます弥栄はその字のごとく、ますます皆さん栄えるようにと、しなやかに凛と武士の妻として旦那様、そして主人公真琴の心に寄り添いたいと思っています」と意気込み、畑さんは「時代劇にはこれまで何度か挑戦させて頂いているので、その経験を活かせるのが楽しみです」と語っている。真矢ミキ「まんぞく まんぞく」は12月30日(金)20時~BSプレミアムにて放送。(cinemacafe.net)
2022年10月14日菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール、待望の関西公演の開催が決定した。公演は、11月18日(金)大阪・STUDIO PARTITA、11月19日(土)京都・KBSホールにて。菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラールチケット情報ブルーノート、スタジオコースト、オーチャードホール、各地方の会館大ホール、リキッドルーム、サントリーホールと、神出鬼没的に公演を実施してきた同楽団。あらゆる音楽を前衛的に融合した比類なきセンセーショナルなサウンドで紡ぐ魅惑の一夜をお届けする。ドープな雰囲気漂う大阪・STUDIO PARTITAでのstanding、荘厳な雰囲気に包まれる京都・KBSホールでのsittingと、全く異なるロケーションで行われる贅沢なオルケスタのサウンドに、じっくりと酔いしれていただきたい。チケットは、9月29日(木)19:00から10月5日(水)23:59までオフィシャル最速先行(先着)受付を実施。■菊地成孔コメント「<菊地成孔とぺぺ・トルメント・アスカラール>を御愛顧いただいている、大阪、大阪近郊、京都、京都近郊、全国、全世界の皆様へ」楽団員とツアースタッフ全員を代表してご挨拶に参上仕っております。菊地成孔です。当楽団が結成されて、そろそろ25年が経過いたしますが、私が現在、指揮、運営する楽団として、とうとう最古参と相成りました。我々、元々腰が重く、楽器の搬送だけでも大変な労力ですし、楽団員は腕利きばかりでマネージも難しく、そこにウイルスの蔓延も加わり、帝都東京都下で演奏会を行うのもままならぬ状況ではありまするが、数少ない演奏の機会には、皆様からの、それはそれは、言葉さえ選ばなければ、ふしだらとも、淫らとも言える愛と官能のバイブスは日々、頂戴しておりますし、私共も常に、皆様を愛し、淫しております。この度、久しぶりに遠征の機会に恵まれ、私が最初に思いついたことと申せば、「我々を、酒や料理と共に、ゆったりとシーツに身を沈めて鑑賞したい方々もいらっしゃるだろう。しかし、我々の演奏で、現在、おおっぴらには禁じられておる所の、踊ったり歓声を上げての祝祭、そのトランスを味わいたい方々もいらっしゃるのではないか?」という事でした。そこで今回、大阪ではスタンディング、京都ではシッティング、という、我々の遠征史上初めての形式を採らせて頂きました。演奏式目、いわゆるセトリも、それに準じて些かながら変えて御座います。ただただ、生きる事だけでも大変な辛苦が必要な世の中になりました。我々がこの四半世紀、何を皆様にお届けするために演奏活動をしているかは、今更申すまでも御座いません。四半世紀前からのご贔屓から、動画でのみ見たことがある、というお若い方々まで、我々の音楽にはあらゆる区別は存在しません。ただあなたが、官能と浄化、生きる喜びと死の甘さを渇望されればこそ。逢瀬の愉しみと祝祭の全開放。それは初冬の生々しい寒さと共に。菊地成孔
2022年09月29日岡本健一と成河、魅惑この上ない顔合わせの二人芝居がこの冬を熱くする。挑むはスペイン出身の劇作家フェルナンド・アラバールによる奇想天外な不条理劇だ。絶海の孤島に現れた皇帝(岡本)と先住民の建築家(成河)の出会いから繰り出される駆け引き、愛憎、欲望のぶつけ合い……。文学座所属の新鋭・生田みゆきの演出のもと、強烈過ぎる劇世界に没入する覚悟を決めたふたり。語るほどに熱量が増すスペシャルトーク後編!衝撃的なふたりの出会い――今回で3回目の共演となるおふたりに、お互いに対する率直な思いをぜひ語っていただきたいです。岡本最初に成河を見たのは、TPT(シアター・プロジェクト東京)の『エンジェルス・イン・アメリカ』で……、あれっていつだっけ?成河2004年の上演だって!すごい昔だね〜。まだ20代前半の頃かな。岡本あの舞台でエンジェルを演じていた成河を見て、本当にクレイジーだなと…。成河またそういう言葉を!(一同笑)岡本いや、ホント、すげえな〜って。真っ白で、素っ裸で羽をつけて……。それまで、俺よりも年配のクレイジーな人はいっぱいいたけど、若い世代ではなかなか見たことなかったから、コイツ誰だ!? って思ったんだよね。見終わってすぐ友達に「誰、アイツ!?」「ソンハって、つかこうへいさんのところにいたらしいよ」「だからあの声が出るのか!」って。成河ハハハハハ!岡本ものすごく印象に残って、今でも覚えてるもん。現実離れしているというか、男の子があの役をやっているのも斬新だったし。何か、超越したものを生身で見せられた感じがあって。それから舞台でちょくちょく観るようになって。共演は『スポケーンの左手』が最初だけど、『エンジェルス・イン・アメリカ』以降は注目していましたね。『ブルー/オレンジ』(2010年初演、千葉哲也演出)とか観に行って……。成河その時に、話す機会がありましたね。岡本『スポケーン〜』で一緒になっても、そんなに絡みはなかったよね。成河ただ演出が小川絵梨子さんで、2回目の『森 フォレ』は上村聡史さんだから、両方ともかなりコミュニケーションを重視する現場だったんですよ。全体のことをいっぱい話し合う現場だったのはすごくよかったなと思う。岡本うん、いいことだった。その時の稽古を思い出しても、さっき( インタビュー前編:想像を超える戯曲『建築家とアッシリア皇帝』にどう挑む?() )、俺に言ってたことをそのまま成河に返す、みたいな感じだよね。腑に落ちないと始められない、とか(笑)。お互い、まったく気を遣うこともないし、気分のムラがあろうが何をしようが別にどうでもいい、本番さえちゃんとやってくれれば……みたいなところがあるし。そういう意味では、本当に作品に集中出来る仲間ではありますよね。「何かおかしくない!?」を見過ごせない人成河じゃあ今度は僕から!かましますよ!(一同笑)健一評に関しては一貫してるからね。年齢が離れているから、僕は健一さんの10代、20代での活躍とかそこまで詳しくは知らなくて。健一さんが二周、三周くらいしてから出会っている感覚なので、その前の健一さんは想像することしか出来ない。これはあくまで僕の中のイメージですが、健一さんは“そもそも論”の人なんです。岡本何なのそれ、分かんない(笑)。成河ようするに、どんな時も「いや、ちょっと待って。そもそもさ…」って言い出すのが、この人の口癖なんですよ。岡本そうなの!? 言ってる?成河言ってる言ってる!もう初日も間近に迫っている時に「いや待って、そもそもさ…」って言い出す人!そんな人を僕はもうひとり知っています。それはサイモン・マクバーニー(イギリスの俳優・演出家。成河出演舞台『春琴』を演出)って人で。岡本へええ〜!成河劇場で場当たりやってる時に「そもそもやりたいシーンがひとつ足りないから、作っていいか?」って言ったからね。(一同笑)“そもそも論”を忘れないと締め切りには間に合わないですよね。でも、本当に“そもそも論”を全部追い出していいモノが作れるのかと言ったら、そんなわけはないんですよ。だから、健一さんが、三周も四周もしていろいろと周りを見たうえで、「いや、ちょっと待って、そもそもさ……」って言い出した時の輝きといったら!岡本ハハハハ!全然分かんない。成河周りはドキッとするわけですよ。でね、僕もどっちかというとそうありたいと思っていて、いかに“そもそも論”に立ち帰れるかをつねづね考えていたんだけれど、必ず健一さんに先を越されるの!ああ〜今言おうと思っていたのに〜! って。それがすごく共感出来るし、リスペクトも出来る部分で。そもそも何でこの作品だっけ?そもそも何で演劇だっけ?そもそも何で生きてるんだっけ? って、考えなくていいことまで考えちゃうんですよ。何かおかしくない!? ってことを見過ごせない人なんです。8割の人は見過ごしてとりあえずは行こうとするけど、それが出来ない人。でも誤解のないように言っておきたいのは、現場が嫌な空気になる言い方はまったくしないから。周りがハッとするような止め方をちゃんとしてくれるんです。で、皆が健一さんの味方になっていくんですよね。実はすごく単純なことしか言ってないけれど、単純で当たり前だからこそ、理屈がメチャメチャ強固なんですよ。誰も反論出来ない。だから場を動かす人になり得るし、幹になり得る。でもね健一さん、この作品で“そもそも論”やり出すと、マジで3年くらいかかるかもしれないよね。(一同笑)分からないものを、座って観ていられるようにするのが僕たちの仕事――見過ごせないふたりがとことん探求する不条理な劇世界を、はたして観客はどのように受け止めるのか。反響が楽しみですね。岡本演劇好きな人たちは興味を持って観に来てくれるんじゃないかなと思うけれど、演劇に興味のない人に、いかに劇場に来てもらうかが肝心で。舞台って生で観ると、本当に人生が変わるくらいの力を持っているし。劇場にいる時間は、普段の生活、普段の自分を忘れる時間でもあって。目の前で人が生きていて、そこで物語が繰り広げられていくのを生で感じた場合、劇場に入る前と後では確実に何かが変わると思っているんです。あと、上演した生の舞台を観た人以外は、その作品について語っちゃダメ、絶対(笑)。成河うんうんうん!岡本その空間で、ちゃんと自分の目で観ていないんじゃ、話が出来ないはずだよ。劇場に来た人じゃないと味わえない、すごく贅沢な時間なんです。今のこの時代だから、余計にそのありがたみを感じるよね。だからこそ、まだ演劇を観たことがないなら、ぜひ来て! って強く言っていかないと、と思ってますね。成河そうだよね〜!岡本初めて観た舞台がこの『建築家とアッシリア皇帝』だ、っていうのはちょっと自慢になるんじゃないか?って(笑)。そういう人たちがこれを観て、何を思うのかもすごく興味があるよね。でもそれを聞けないところが面白さだったりもするしさ。成河分かるっ! 僕ね、話を変えるつもりはないんだけど、日本の演劇界の今後が心配なんです。このままチケット代がどんどん値上がっていったら、演劇は特権的な人たちだけのものになってしまう。今すでに、なろうとしているんですよ。そこは何とかジタバタして、今回も学生料金とかあるので(世田谷パブリックシアターでのみ受付)、若い人に向けてプッシュしたいですね。これは心療内科の人に聞いた話なんですけど、僕ら現代人が抱えている大きなストレスのひとつが“自分が自分でなきゃいけない”って思うこと。自分なんてものは、別になくてもよくて(笑)。私は私じゃなきゃいけない、って突き詰めて考えたところで、私なんてないわけですよ。それが若い人たちに与えるストレスってとんでもなく大きいんじゃないかと、僕は割と昔から思っていて、専門家がそう言っておるのを聞いてすごく納得したんです。で、演劇の話ですけど、たとえば今回の舞台だと、ふたりの俳優がある種“ごっこ遊び”のように、コロコロ役を変えながらやるわけですよ。それは何にでもなれるし、何者でもないってことの証明なんですよね。つまり演劇や劇場って、“あなたはあなたでなきゃいけない”っていう呪縛から解き放たれるための場所なんですよ。自分らしくなんていなくていい、誰よりも俳優自身が“私”なんて失くして、目の前でメチャクチャ遊んでいるじゃないかと。何をやっているのか分かっても、分からなくてもいいし、それ自体に価値があるから「エンタテインメント」と言って来たと思うんですよ。で、無理矢理つなげてナンですけど(一同笑)、こういう何か一見分からないものを、座って観ていられるようにするのが僕たちの仕事だから。座っていられなかったら、もう帰っていいよ!岡本ハハハハ!成河でもね、その自由をお客さんに与えなきゃいけないんですよ。「分からなかった自分が悪い、勉強不足だった」なんて言わせてはいけないんですよ。それはこっちが反省しなきゃいけない。絶対にその時間、座っていられるようにいろんなことをするから、そこはこのお兄さんたちを信じていただきたい!だから若い人のための割引チケットも活用して、ぜひトライしてください(笑)。岡本語ったね(笑)。いや、絶対にすごい劇になりますよ。メチャクチャになる僕らを、その空間を覗きに来てください。取材・文:上野紀子撮影:You Ishiiインタビュー前編は こちら()★9月19日(月・祝)まで、『建築家とアッシリア皇帝』ぴあ貸切公演のチケット先行発売中!<公演情報>『建築家とアッシリア皇帝』2022年11月21日(月)~2022年12月11日(日)会場:東京・シアタートラム作:フェルナンド・アラバール翻訳:田ノ口誠悟上演台本・演出:生田みゆき出演:岡本健一、成河公式サイト:
2022年09月17日岡本健一と成河、魅惑この上ない顔合わせの二人芝居がこの冬を熱くする。挑むはスペイン出身の劇作家フェルナンド・アラバールによる奇想天外な不条理劇だ。絶海の孤島に現れた皇帝(岡本)と先住民の建築家(成河)、ふたりの出会いから繰り出される駆け引き、愛憎、欲望のぶつけ合い……。文学座所属の新鋭・生田みゆきの演出のもと、強烈過ぎる劇世界に没入する覚悟を決めたふたり。作品に、演劇に対する思いは語り出したら止まらない!こんな台本、読んだことないというくらいすごい世界――岡本さんと成河さん、そして演出の生田みゆきさんの繋がりは、昨夏の舞台『森 フォレ』(ワジディ・ムワワド作、上村聡史演出)ですよね。おふたりが共演し、生田さんが演出助手を務めていらっしゃいました。その際にもう今回のお話は出ていたのでしょうか?岡本いや、その時は何も話していませんね。成河うん、話はしていないけど、でもさすがに今回の戯曲は、演出家を含めて完全に「初めまして」の3人でやれ、って言われてもキツいかもね(笑)。岡本そうだね〜。制作側から、候補として『建築家とアッシリア皇帝』という戯曲があるけどお読みになりませんか? と戯曲を送ってもらったんです。でも別の舞台の本番中だと、やっぱり「読んでる場合じゃないから〜」となるわけですよ(笑)。ただ、この戯曲を昔、山崎努さんがやっていらしたんですよね。僕は山崎さんのことをすごく崇拝していて、戯曲を読む前に山崎さんに連絡して「今度これをやる予定なんです」って言ったんです。そうしたら山崎さんが「あの舞台は自分にとって大冒険だった」っておっしゃって。山崎さんが大冒険って、どういうことだろう!? と。それで、今日この取材があるので昨日読み終えたんですけど(笑)、いや、コレ冒険どころじゃないなと。成河ハハハハ!岡本こんな台本、読んだことない……っていうくらい、すごい世界だった。――軽々しく受けてしまった……という一抹の後悔が!?(笑)岡本いや、僕、基本的に来た仕事は全部受けるスタンスだから。(一同笑)これを今、上演するのか……、いろんな世界があるなと。それで相手役が成河だと分かって、男ふたりで喜怒哀楽、いろんな感情をぶち撒けて、性別も超えて、立場も超えて……、どこに進んでいくのかまったく分からない、“演劇ならでは”みたいな戯曲だなと。そこには不穏な空気も、悲しみも混ざっていて、もちろん愛もあったり。とにかく、ひたすら喋り続けているんですよ。ここまで喋り続ける戯曲は……、以前サルトルを上村聡史さんの演出でやった時も(『アルトナの幽閉者』2014年上演)異常に喋っていて、ずっとそれが俺の中での長台詞ナンバーワンだったけれど、今回がダントツの台詞量だね。二人芝居で、って言っても……。成河そう、ほぼ一人芝居のパートがドーンとありますよね(笑)。岡本そこがある種、面白いところでもあったり、ちょっと想像を超えるところでもあるし。一体これをどうやったら……って全然分からない。だけどまあ、成河がいるしね。成河出た出た!(一同笑)岡本成河と俺が一緒にやったら、何かになるだろ〜みたいな感じですよね(笑)。健一さんの、結構面倒臭いところも知ってるから成河健一さんとは3回目の共演になりますね。最初は『スポケーンの左手』(マーティン・マクドナー作、小川絵梨子翻訳・演出、2015年上演)で、2回目が『森 フォレ』。ただ、ふたりでガッツリと稽古して作る、みたいなシーンは2作品ともそんなになかったんですよ。僕、二人芝居がすごく好きなので、今回はもうすごく嬉しくて。健一さんの、結構面倒臭いところも知ってるから〜。岡本え、俺、面倒臭い?成河いやいや、こだわり抜くところを知ってるから!簡単に答えを出さない、答えを急がないところが好きなんです。誰かが止めないと、ずっと答えを探り続けちゃうんだけど、僕もブレーキをかけないので(笑)。ふたりでブレーキをかけないでずっと悩んでいたら、どうなるんだろう……って楽しみで。で、生田さんともあらためてお会いして、さらに楽しみになりました。この作品に向けて本当にワクワクドキドキされていて、それが周りの人もワクワクさせるくらい真実味があるんだよね。演劇の勉強もしっかりとされて来て、ご自身の方法論も持っているにも関わらず、それを一回脇に置いて、皆をすごく楽しませようとしてくれる。健一さんとふたりで延々と悩んでいれば、生田さんがどこかで「ハイッ、おしま〜い!」って止めてくれるような気がしますね(笑)。楽しそうに演劇を作る人と一緒にやれるのは、すごく嬉しいです。岡本オペラを演出していた、っていう話とか聞くと、ちょっと面白いなと。成河とくに今回の戯曲は、ある方法論でとりあえず何か作れるようなものじゃないからね。演劇が好きで、人と話すのが好きじゃないと、とてもじゃないけど出来ない(笑)。この座組を作ってくれてありがとう〜って思いましたね。手強い戯曲でも楽しんでドツボにハマっていく――成河さんにも、戯曲の感想を伺いたいです。成河僕も昨日、ちゃんと取材のために読みましたよ(笑)!読んで、次の日にあんまり捏ねくり回さずに喋ることがすごく大事なプロセスだと思っていて。だから取材はありがたいんですよね。読みながら僕、3回くらい、声を出して爆笑したんですよ。やっぱり不条理な笑いってすごく威力があって。予想もしないところからドーン!と来るから大笑いしちゃうんですよね。そういうふうに仕掛けて、楽しんで書いているのが読んでいて分かるので。そこを取っ掛かりに楽しみたいなと思っています。作者のアラバールについては『戦場のピクニック』という戯曲くらいしか知らなくて。ただ壮絶な出自を持つ人で、その経験が作品に書き込まれていたりする。いわゆる不条理劇作家の中でも、とても社会性も政治性もあるからこそ、手強いなと感じます。たとえば『森 フォレ』のワジディを読んだ時も「難しいな〜」って言ってたけど、ちょっと次元が違うんですよ。ある種、理解させる気がないから、なかなか歯が立たない(笑)。でも、まだ時間があるので、いろんな方向からいろんなことを勉強して、挑んでいきたいですね。岡本完全に不条理という感じにも思えないんだよね。登場人物の、彼らの喋っている内容に引き込まれていくと、いろんな世界が見えて来て。成河も言ったように作家のことを調べると、母親と父親との関係とか、ちょっと考えられないな……みたいな壮絶なことを経験して来た人で。また戦争であったり、革命的なことであったり、それこそ、この戯曲に書かれている以上のことを自身が経験して来て、それを演劇として提示して観客に伝えていった……と考えると、これから俺たちに起こる大変さだとか、肉体的な辛さとか、大したことじゃないんじゃないかなと思うんですよ。成河ああ〜確かに!岡本この作家が経験して来たことに比べたら……、まあそれはワジディ・ムワワドの時もそうでしたけど。成河そうですね。ここに書かれていることをひとりで経験したのかと思うと、どれだけのストレスなのかと……。この作品、ものすごい力を背負って生まれて来たってことになるね。岡本そう、ここに出て来る登場人物の人生を考えたら、今この平和な日本で生きている俺らはどうなのよ、って話に行き着いちゃうんですよね。どんなに大変な作業だとしても、まず死は直接的には絡んでないし、家族は誰も殺されてない、そんなふうに考えたら、こうして作品に挑めるのは何て幸せな時間なんだろうと。絶対に乗り越えられるはずですよね。まあ、稽古場でどれくらい揉みくちゃになるかは想像つかないけれど(笑)。でもね、演劇、“プレイ”ですから、楽しんでドツボにハマっていこうと思います。成河そう、“プレイ”だよね。思いっきり遊ばないと、見えて来ないものがあると思う。岡本“遊ぶ”って文字にすると、本当に遊んでいるみたいだけど、そういうんじゃなく……なんでしょうね。成河真剣に遊ぶ、というか。岡本本気で怒り狂う、本気で泣きむせぶ、本気になって愛するといったような……。成河遊びだから出来る本気、というかな。岡本うん、そうね。役者とか演劇関係の人にしても、これを劇場で、実際に生で観たらびっくりすると思うんですよね。本当にこれまで見たことのない、そんな作品になりそう。成河遊びよりも、もっといい言葉があったらいいんだけど……。俳優が“プレイ”をしている姿に何かを感じさせるものがある、その受け皿として戯曲が用意されているといった感じかな。だからやっぱり、俳優冥利に尽きますよ。――お話を伺って、本当にとてつもないチャレンジに向かおうとしているのを感じます。やり遂げた暁にはどうなるのか……。成河どうなるんでしょうね!? やり遂げた暁には……何もない気もするけど(笑)。岡本やり遂げられるのか、やり遂げるということがどういうことなのか、それも分からなかったりするよね。成河やっぱり、過程が一番重要なんですよ。ゴールを目指しているわけじゃなくて、ず〜っと過程のまま。その一部を切り取ったのが稽古スタートと千穐楽なだけであって。ずっと考えたり、遊んだりしている途中だといいなと思いますけどね。(後編に続く)取材・文:上野紀子撮影:You Ishiiインタビュー後編は9月17日(土) 10時公開! 岡本さん、成河さんがさらに語りつくします!★9月19日(月・祝) まで、『建築家とアッシリア皇帝』ぴあ貸切公演のチケット先行発売中!<公演情報>『建築家とアッシリア皇帝』2022年11月21日(月)~2022年12月11日(日)会場:東京・シアタートラム作:フェルナンド・アラバール翻訳:田ノ口誠悟上演台本・演出:生田みゆき出演:岡本健一、成河公式サイト:
2022年09月16日≪TOKYO WIND SPECIAL 「東京佼成」&「シエナ」夢の競演!≫出演に際して~シエナ・ウインド・オーケストラのコンサートマスター・佐藤拓馬さんのコメント~10月1日(土)に東京文化会館大ホールで開催される、『TOKYO WIND SPECIAL 「東京佼成」&「シエナ」夢の競演!~リクエスト曲をド迫力の合同演奏で楽しむ特別な1日~』。今回が初開催となる同公演は、日本の吹奏楽団を代表する東京佼成ウインドオーケストラとシエナ・ウインド・オーケストラが同じステージで演奏するという、なんとも夢のような企画です。さらに演奏曲目は、公式サイトでの人気投票によって決まるところも魅力のひとつで、吹奏楽ファンにとっては必見の公演となること間違いなし! この度、シエナのコンサートマスターである佐藤拓馬さんに、出演にあたっての思い、そして選曲のポイントなどを伺いました。−−最近のシエナの活動のなかで力を入れていらっしゃることはありますか?コロナ禍で苦しい時期が続いていますが、以前から当団が進めている提携事業を積極的に継続しています。現在、文京区、文京シビックホール、尚美学園、上越教育大学、上越文化会館、名古屋音楽大学、富士市、富士ロゼシアターの8カ所と提携を結び、それぞれの地域に寄り添ったユニークな活動を展開しています。来年度には、さらにもう1カ所増える予定です。−−TWSの企画の話を聞いた時、どのようにお感じになりましたか?実は2020年にお互いの周年事業として合同のコンサートを企画していたのですが、残念ながらコロナの影響により実現しませんでした。今回は、そのリベンジとは言いませんが、ようやく一緒に演奏できるなという気持ちで、心が躍りましたね。−−今回、約20曲に及ぶリクエスト曲を選定するにあたっての、ポイントを教えてください。これまでリリースしてきたCDやDVDに収録した曲のほかに、コンサートで何度も取り上げてきた曲を中心に選びました。−−ズバリ、1位はどの曲だと思いますか?《アルメニアン・ダンス パートⅠ》ではないでしょうか。−−当日は大編成で演奏していただけるとのことですが、その魅力とは? また、合同ステージでお客様に特に注目していただきたいところはありますか?シエナサウンドによる吹奏楽オリジナル曲の響きを、たっぷりご堪能いただけると思います! また、合同ステージでは双方の団員たちが楽しんでいる様子をご覧になりながら、大迫力の演奏をお楽しみください。−−最後に、来場されるお客様へメッセージをお願いします!このような機会は滅多にないチャンスです! どうぞ、思う存分一緒に音楽を楽しみましょう! 会場でお待ちしています!(文・北山奏子)
2022年09月06日ミュージカル『COLOR』の稽古場歌唱シーン披露が21日に行われ、浦井健治、成河、濱田めぐみ、柚希礼音、小山ゆうな(演出)が取材に応じた。同作は草木染作家・坪倉優介が自身の体験を綴ったノンフィクション「記憶喪失になったぼくが見た世界」のミュージカル化作。交通事故で記憶喪失になった"ぼく"が、周囲を理解し「新しい自分」を生き始めていく姿を描く。出演者は3名のみで、成河(ぼく)×濱田めぐみ(母)×浦井(大切な人たち)、浦井(ぼく)×柚希(母)×成河(大切な人たち)という組み合わせで上演される。浦井は「成河くんがアイディアの宝庫で、いろんなことをやりたい、こうやったらどうだということをどんどんやっていく。作ることの喜びを学んで、自分の中では成河と作る時間がかけがえのないものだと改めて初心に戻ります」と心境を吐露。「お客さんに見ていただくのはもちろんですが、作ることが人生のありがたさと感じてきた自分がいます。そういうことができるのは友達としても嬉しかったし、2人で両方やりきるのは大変だけど、1つのセリフを言うのに受け手と発信者が何を思ってるのか理解しているだけで全然違うことになると学ばせていただいたので、今までやってなかった部分もあるかもしれないとすごく貴重な経験になっています」と現在の稽古から学んだことを明かした。成河は「いっしょいっしょ!」と周囲を笑わせつつ、「作りながら変えながら稽古をしているので、普通とは違いますね」とオリジナルならではの過程について述べる。さらに「作ることが好きで、最近特に、作る作業さえしたらやる人は別でもいいやくらいに思っちゃう。その時に健ちゃんを見ると、上演の喜びに溢れてる人。作ると言うある種頭でっかちになってくところだけど、彼を見てパーンと手放していく作業を学び直してます。作って満足してちゃダメだという」と感謝。「相乗効果になっていって、それを大きなところからゆうなさんが見守っていてくれて、心地いいです」と現場の様子を語った。2人がそれぞれ演じることによって、セリフが微妙に違っていたのでは? 」という指摘には、成河が「今日の稽古に関しては、言い間違いだね!」と苦笑し、周囲も爆笑。またそれぞれの息子の印象を聞かれると、柚希は浦井について「こんな大きいのに守らなきゃ感がある。記憶がなくなってる前半とか、ぽにょぽにょしてるから守らなきゃと思います。成長していくと感無量」と表現し、浦井は「ぽにょぽにょしてます」と照れ笑い。濱田は成河について「事故に遭う前の親子はさっぱりと言うか、べったりしてなかった分、事故に遭ってからギクシャク感があり、触りたいけど触り方がわからなくて、時間が過ぎていけばいくほど寄り添っていける。事故をきっかけに逆に近くなっていくような」と関係を表す。「たまに、そんちゃんの目の奥にものすごい孤独があって、役として見た時に震えるような思いになるんです。この子は強がって『大丈夫だよ』とか言うけど、どれだけ苦しんでるんだろうと、イマジネーションを掻き立てるような目をしてくるんですよ。涙が出そうになるけどいやいやいやとこらえて。その時その時起こる火花を生で大事にしていくのがテーマで、今のところそれがすごく効いてる気がします」と手応えを感じているようだった。東京公演は新国立劇場小劇場にて9月5日~9月25日。大阪公演はサンケイホールブリーゼにて9月28日~10月2日、愛知公演はウインクあいちにて10月9日~10月10日。
2022年08月22日11月21日から12月11日に東京・シアタートラムで上演される世田谷パブリックシアター主催の二人芝居『建築家とアッシリア皇帝』のビジュアルが公開された。『建築家とアッシリア皇帝』は、スペインの劇作家フェルナンド・アラバールの代表作で、1967年にパリで初演。自らの作品を「テアトル・パニック(恐慌の演劇)」と称し、1960年代の演劇に大きな影響を与え、55年を経た今でも色褪せない衝撃作として世界各地で上演されている。今回は8月20日から9月4日まで上演予定の『毛皮のヴィーナス』に続き「トラム、二人芝居」と称し、新進の演出家と魅力あふれる実力派のキャスト陣とのタッグで届けられる、二人芝居企画の第2弾となる。演出はシアタートラム初登場となる生田みゆきが担当。生田は不条理劇と評される本作を、残酷で倒錯的な世界を夢想とユーモアを織り交ぜて描き出した作品であると語っている。また絶海の孤島に現れる皇帝役は岡本健一、孤島に先住していた唯一の人物・建築家役は成河が演じる。■生田みゆき コメント『建築家とアッシリア皇帝』を初めて読んだのは数年前のことですが、たくさんの要素が詰め込まれた膨大な台詞に面喰らったり、母親に対する異常なまでの愛憎に一女性として戸惑ったりしつつも、演劇という表現に託して何かをしつこく描き出そうとする作家の途轍もないエネルギーにとにかく圧倒されたことを覚えています。このエネルギーが、作家が幼少期に経験したスペイン内戦に深く根差していることは多くの方が指摘されていますが、その悲しみや憤りが少し実感をもって私に迫ってきたのは、今年2月のロシアによるウクライナへの軍事侵攻以降でした。連日様々なメディアを通して伝わってくる戦地の惨状と各国の対応。ある日を境に突然日常が崩壊し死が迫る不条理に怒りを覚えつつも、正義と悪という風に極めて単純化された構図の報道や、西側諸国のウクライナに対する手厚い支援から垣間見える無意識の人種差別に対する疑問なども浮かんできました。そんな中で戯曲を改めて読みなおしたときに、演出の道筋がおぼろげながらも見えてきたように思えました。これまで実験精神や開拓心のある作品を数々送り出してきたシアタートラムで、客席と一体感のある空間や、この戯曲の中に散りばめられた遊びの要素を最大限に生かしながら、より良き未来を目指す人類の矛盾と葛藤を、赤裸々に描き出せたらと目論んでいます。そして岡本健一さんと成河さんは、そんなハードな挑戦にユーモアを忘れずに果敢に飛び込んでくださる素晴らしい舞台人だと感じています。「皇帝」を名乗る男は、尊大であると同時に卑屈でもあるという振幅の大きなキャラクターです。岡本さんの少年のような自由さと好奇心そして正直さが、どのような表現となって立ち上がるのかとても楽しみです。そしてその皇帝を受け止める「建築家」は、いつも作品の細部まできちんと把握したうえで相手役のすべてを受け入れて、自分もどんどん飛躍される成河さん。「二人芝居」という、人間同士の関係が最もシンプルな形で構成されている戯曲ですが、「ごっこ遊び」を利用してその関係はどんどん変化します。演出者としては、岡本さんと成河さんが持っていらっしゃる強靭な声と身体を駆使して遊び倒せる空間を準備し、今こそ上演する意義のある作品を創りたいと思います。劇場でしか体感できない生の身体を、是非お楽しみください。■岡本健一 コメント撮影:山崎伸康この作品を2022年11月・12月に上演するということに、私は心を躍らせています。躍らせているとともに、感傷的に陥ったり、攻撃的な感情が高鳴ってきたり、支離滅裂な思いをひとつひとつに細かく細分化したり、そして何よりも成河との二人芝居であることに、全く予想のつかない事件性のある過激で愛に溢れた物語になるのだと思います。登場人物が、どんな喋り方をするのか、どんな気持ちで時間が進んで行くのか、私自身がどのような姿になっていくのか、何も決められない、決めてはいけないような作品な気がします。演出の生田さんが、ごく普通のマトモな人間とは言えない私達二人を何処に導いてくれるのかも予想がつきません。演劇はLIVEなのだと思います。今までに自分が関わってきた演劇の中で、こんなにも凄まじい戯曲は初めてです。あらゆる枠を超えてしまっている、今の私達でしか成り得ない自由で演劇ならではの二人芝居。是非、シアタートラムという冒険心が豊かで濃密な劇場で体感して下さい。要必見です。■成河 コメント撮影:山崎伸康ありそうでなさそうな奇妙な設定、色鮮やかな演劇ごっこみたいな楽しさが散りばめられていたかと思ったら、明確な近代文明批判を繰り広げたり、突如としてドロドロの人間心理の闇に落ちていったり。とにかく読み解くのに相当なエネルギーのいる作品です。これを「不条理演劇」とひとことで言い表すのは現代としてはやはりそぐわない、今からおよそ60年前の先鋭の娯楽、思想というのはともすれば古びたものに感じてしまう、その難しさも感じています。この戯曲を現代に開いていくのはとても大きな挑戦であり、大冒険です。僕が強く惹かれるのは、アラバールが筆を打ち付けるようにして書いた、言外の雑多なエネルギーです。言葉で説明出来るものを優に超えたところにある、強い執念のようなもの。それを現代の感覚でどこまで具体的に掴めるか、そういう挑戦になると思います。掴んで、開く。その作業を岡本健一さん、生田みゆきさんと、こだわりにこだわりにこだわり抜いて、やってみようと思います。大冒険です。<公演情報>『建築家とアッシリア皇帝』11月21日(月)~12月11日(日) 東京・シアタートラム※11月24日(木)・28日(月)・12月5日(月) 休演作:フェルナンド・アラバール翻訳:田ノ口誠悟上演台本・演出:生田みゆき出演:岡本健一、成河■終演後ポストトーク11月25日(金) 19:00:生田みゆき、白井晃(世田谷パブリックシアター芸術監督)11月30日(水) 14:00:生田みゆき、岡本健一、成河12月8日(木) 14:00:岡本健一、成河、白井晃ほか※開催回のチケットをお持ちの方がご参加いただけます【チケット料金】全席指定:7,000円※ほか高校生以下、U24など各種割引あり※託児サービスあり※車椅子スペース取扱あり【お問い合わせ】世田谷パブリックシアターチケットセンター:03-5432-1515関連リンク公演ぺージ::
2022年08月17日お笑いトリオ・安田大サーカスのクロちゃんとお笑い芸人の河邑ミクが、最先端VR施設の人気アトラクション『VRガーデン大阪powered by TYFFONIUM』(7月2日~9月19日、大阪・カンテレ本社で開催)のオフィシャルサポーターに就任。関西上陸に先駆けて東京・台場の会場で体験した。ホラー&冒険という2つのアトラクションを体験した2人。河邑が「人生初の“疲れ楽しい”体験。VRってこんなに進んでるんだ!」と素直な感想を漏らすと、クロちゃんは「怖いと楽しいの二面性をSNSで広めていきたい! 文句くる可能性は高いけど、コメント数は多いと思う」と意気込みを語った。さらに、「最初、クロちゃんと行かないとあかんのか…と思ってた」と、思わぬテンションの低さを告白した河邑は「でも、クロちゃんと体験しても楽しかった」とVRの底力を強調。一方、クロちゃんは「マイナスからのスタートおかしくない?」と愚痴りながら、「僕だって、みちょぱと行きたかった!」と本音を明かす一幕も。そんな息ピッタリの2人だが、クロちゃんが「冗談じゃなく、ミクミクとの距離がこんなに近づくと思ってなかった」と後輩芸人との間に起きた変化を告白すると、河邑も「私も思ってなかった」とまんざらでもない様子。ところが、ホラーVRの「コリドール」を体験中に、クロちゃんが恐怖のあまり河邑を守るどころか、前に押し出していたことが発覚すると、「最低! 最悪!」と河邑が厳しいダメ出し。せっかく上がった好感度が急降下する結果になってしまった。そして、河邑は「VRガーデンが大阪に来るんだから、もう体験する以外に選択肢はない」とイベントをピーアールし、クロちゃんは「大阪でギャルと一緒に行こうと思う」と新たな恋に意欲を燃やした。2人がアトラクションを体験する様子は、22日(25:25~)に放送されるイベント情報番組『ピーチケパーチケ』(※関西ローカル)で放送され、随時イベント公式SNSなどにもアップされる。
2022年06月16日河瀨直美監督(53)が総監督を務めた東京五輪公式記録映画『東京2020オリンピック SIDE:A』。河瀨監督が代表を務める映像制作会社「組画」の公式サイトでは、《オリンピックという大きな舞台で、精一杯鍛錬してきたアスリートたちの姿を中心に5000時間750日間を越える記録とその記憶を凝縮しています》と紹介されている。先日開かれた「第75回カンヌ国際映画祭」では、クラシック部門に選出され高い評価を得た本作。各メディアによると、カンヌのレッドカーペットを歩いた河瀨監督は、「世界で1番の映画祭という最高のお披露目の場だと思うので、ここカンヌにて、日本で行われたオリンピックの姿をお披露目できるのは誇りに思います」と語ったという。そんな河瀨監督の渾身の作品は、ついに6月3日(金)から日本で公開された。ところが、週末にもかかわらずチケットの事前購入の売れ行きが芳しくないというのだ。「東京都内の新宿、渋谷、池袋周辺の主要な映画館でも、公開初日の段階で空席が目立っています。もちろん当日に座席が埋まる可能性もありますが、土・日でも上映1回あたりの事前購入状況は10席前後のところが多く、1枚もチケットが売れてない回も。全国でも同様の客入りの映画館が多数あるといいます。本作よりも前に上映された『トップガン マーヴェリック』『流浪の月』では、半数以上の席が埋まっている回や完売している回もあります。カンヌでも評価を得た作品ですので、公開初週の週末なら動員数も期待できると思ったのですが……」(映画関係者)昨年、開幕直前まで波乱に見舞われながらも、17日間にわたって行われた東京五輪。しかしながら、本作の上映に反対する人も少なからずいたようだ。「カンヌで上映される前に、日本で完成披露試写会が開かれました。そこには女性蔑視発言で東京五輪・パラリンピック組織委員会会長を辞任した森喜朗氏(84)も出席。さらには日本サッカー協会元会長で選手村村長の川淵三郎氏(85)や大会事務総長を務めた武藤敏郎氏(78)の姿もあったそうです。そんな会場の外では、本作の上映の中止を求める運動が行われていたといいます」(スポーツ紙記者)一方で、河瀨監督はスポーツ紙の取材に「100年後にも届くような映画でないといけない」と語っている。だが河瀨監督をめぐっては、2度にわたって“ハラスメント疑惑”が「週刊文春」に報じられたばかりだ。「1度目は’19年5月に映画『朝が来る』の撮影現場で、河瀨監督に触れた撮影助手を蹴り上げたと報じられました。報道直後、河瀨監督は公式サイト上で《既に当事者間で解決をしている》とコメントを発表し、幕引きを図りました。ですがその後も、河瀨監督が’15年10月に男性スタッフの顔面を殴ったと報じられたのです。どのような理由で殴ったかは不明ですが、男性スタッフは同誌の取材に『事実です』と語っています。今、映画界ではハラスメントの告発が相次いでいます。度重なる暴行報道に批判の声が上がるも、河瀨監督は沈黙を貫いたままです。一連の報道や河瀨監督の対応も、興行に影響を与えているかもしれません」(前出・映画関係者)カンヌで喝采を浴び、凱旋上映が始まった東京五輪公式記録映画。だが国内との“温度差”ゆえに、大コケにならなければよいが。
2022年06月04日