いびきがきっかけで耳鼻科を受診し、鼻の道に大きなアデノイドがあることがわかった2歳のはるくんは、手術をすることに。そして手術を終えたはるくんは、嘔吐や発熱がつらく大泣き。さらに、手術の翌日からは、パパやばあばに会いたいと毎日泣くようになりました。はるくんに寄り添い、回復を願うママの咲花さん。ところで、毎日病院に寝泊まりしている咲花さんは、売店のお弁当にも飽きてきてしまいました……。 他のママさんの食事にびっくり 手術後、嘔吐や発熱や口の痛みでつらい思いをしたはるくん。心細くなってしまったのか、「パパやばあばに会いたい」と、毎日泣くようになりました。 病院食は全然食べてくれなくて、心配ごとは尽きなかったけれど、意外とお昼寝をしてくれたのは安心でした。咲花さんは、はるくんの、パパやばあばに会いたい気持ちに寄り添い、励まします。 一方、咲花さんの食事。 病院食しか食べられないはるくんの前で何かを食べたら、きっと欲しがるにちがいない。 そう思った咲花さんは、「はるくんのゼリーを買ってくるね」と言って、病室の外でごはんを食べます。 毎日売店でお弁当を買うのは、飽きるしなかなか値が張るなぁ……。 そんなことを考えながら、面会人の共有場所で食べていたとき、ふと、他のママのごはんが目に入りました。 レトルトのライスに、チンしたと思われるレトルトカレー。 そんな方法があったのか!! これまでお弁当しか買っていなかった咲花さんにとって、目から鱗のアイデアなのでした。 ◇◇◇ いろいろなおかずが食べられるお弁当もよいけれど、毎日だと飽きてしまいますよね。レトルト食材を活用すれば、バラエティが広がりそうです。洗濯で自宅に帰る際に、ご飯を持ってくれば節約にもなりますね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター 咲花
2023年03月20日いびきがきっかけで耳鼻科を受診し、鼻の道に大きなアデノイドがあることがわかった2歳のはるくん。病院で手術を受けました。2時間後、手術が終わったとの連絡を受け、咲花さんははるくんのところへ駆けつけました。すると……。 はるくんの涙のワケは… 無事に手術が終わったはるくんですが、口の痛み、嘔吐、発熱に苦しみ、号泣でした。さらに、翌朝は「いない……っ」と泣き出すはるくん。はるくんのお人形がいないと言うのです。 と、そんなとき、看護師さんから、個室が空いたと教えてもらいました。咲花さんは、大部屋から個室へ移動することにしました。すると、今までできなかったような遊びが思い切り、のびのびとできるようになり、はるくんはご機嫌に。 しかし、日中は、ニコニコして喜んでいたはるくんですが、寝る前や深夜になると再び「いない……っ」と泣き出します。 咲花さんが声をかけると、今度はお人形ではなく、パパとばあばがいないことが寂しいと言うはるくん。そしてこの日から毎日「寂しい」と泣くように。 咲花さんはそんな姿を見て切ない気持ちになりつつ、ただただ受け止めて寄り添うことしかできませんでした。 ◇◇◇ 大人でも手術後の入院生活は体が思うように動かず、また家族に会えないのはつらいものですよね。2歳のはるくんにはなおのことだったはず。1日も早く回復して退院できるといいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター 咲花
2023年03月19日いびきがきっかけで耳鼻科を受診し、鼻の道に大きなアデノイドがあることがわかった2歳のはるくんは、手術をすることに。手術当日、ママの咲花さんといっしょに手術室へ向かいます。しかし、付き添いは、手術室の扉の前まで。咲花さんは中へ入ることはできませんでした。看護師さんに手を引かれ手術室へ向かうはるくんを見た咲花さんは思わず……。 付き添いは手術室の扉まで… ※パンやバナナは医師に確認の上、食べさせました。 手術のため、入院したはるくん。前日は、20時以降は絶食、手術当日は6時以降、絶飲食でした。 あまり状況をわかっていないはるくんは、手術着に着替えたあとも、元気な様子。 そして8時10分、手術室へと向かいます。咲花さんは、手術室の扉の前まで付き添うことができたのですが、そこから先、手術室へは入ることができません。 はるくんのそばにいたい気持ちをこらえつつ、咲花さんは、看護師さんの手に引かれるはるくんの後ろ姿を見送りました。 はるくんの後ろ姿は、やっぱり不安げ。咲花さんは、思わず泣きそうになって、手をギュッと固く握りしめたのでした。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター 咲花
2023年03月18日医療法人アメミヲヤ 江坂まつおか眼科(院長:松岡 俊行、所在地:大阪府吹田市)は、緑内障手術と白内障手術の併用手術であるiStent(アイステント)手術を行う患者様が前年比2倍に増えていることをお知らせします。40歳以上の日本人のうち20人に1人が緑内障になると言われています。緑内障は中途失明原因1位の進行性の眼疾患であり、現在の医療では完治する治療法がありません。しかし、早期に発見し適切な治療を続ければ失明を回避できる可能性が高いため、当院では早期発見・早期治療に力を入れています。【日本人の中途失明原因第1位の緑内障 年齢とともに有病率が増加傾向】日本人の中途失明原因第1位の緑内障※「日本緑内障学会多治見緑内障疫学調査」報告から引用平成12~13年実施の「日本緑内障学会多治見緑内障疫学調査」によると、緑内障患者が40歳台では約2%、70歳台になると10.5%になるという報告がなされています。緑内障の症状は主に見える範囲が狭くなる視野障害です。個人差はありますが、症状は10~15年という長い年月で少しずつ進行していきます。中心の見える範囲は最後まで残存する為、自覚症状が無いまま症状が進行していくケースが多くございます。【自覚症状の乏しい緑内障 白内障と同時に見つかるケースも】緑内障は自覚症状が乏しい為、定期的な検査を受けることが大切です。当院では眼底検査の検診で緑内障疑いの為来院し、精密検査をした結果早くから治療を始められた患者様が多くいらっしゃいます。また、白内障が気になると来院した結果、白内障と緑内障の2つの疾患が見つかるケースも多々見られます。白内障は症状が霧視や見えにくさ等自覚症状に出やすく、周りで白内障手術を受けたと耳にすることも多い為だと思われます。白内障の一番の原因は加齢の為、白内障と緑内障を併発している方は多くいらっしゃいます。当院でもiStent手術を受ける患者様の年代は60~70代が多いです。【初期緑内障患者に適用されるiStent手術治療の詳細】数ある治療法の中で、iStent手術は初期から中期の緑内障に有用です。iStent手術は、iStentという器具を用いて白内障手術(水晶体再建術)と同時に行う、眼圧を下げる緑内障の手術です。iStentは医療用チタンでできた、長さ360μmの非常に小さなインプラントです。これを眼の中の線維柱帯に埋め込むことで、眼内の液体の排出を促し、眼圧を下げます。手術時間が10~15分と短く、手術の傷口が小さく回復も早い為、患者様の負担が少ない手術です。緑内障治療用の点眼薬の種類を減らせることが期待できます。白内障手術(水晶体再建術)と同時に行うことで、健康保険が適用されます。【今後の展開】超高齢社会の日本ではこれからも緑内障患者は増え続ける事が予想されます。白内障手術を早期にされる患者様も増えている為、今後も白内障手術と同時に行えるiStent手術の需要は高まると予想されます。QOV(視覚の質)の向上の為には、緑内障と白内障を早期に発見し、適切な治療を行うことが必要不可欠です。iStent手術件数は増加傾向ですが、まだまだ認知度が低い為、今後も力を入れていく所存です。【会社概要】名称 : 医療法人アメミヲヤ 江坂まつおか眼科所在地: 〒564-0051 吹田市豊津町9-44 ハートランド江坂3FURL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月17日手術の約1カ月前、長男・はるくんの現状や手術の説明を聞き、入院時には個室を希望した咲花さん。検査後から手術や入院に関することを毎晩説明し、入院中はパパやばあばに会えないことを伝えると「いいよ」と返事をしたはるくん。そしてついに入院の日を迎えたのですが……。 いざ案内された病室は? コロナ禍ということもあり、親の付き添いはひとりで交代は不可。親は日中に帰宅はできるものの、夜はNGだったそう。 いろいろな準備をしていざ到着した病室は……なんと大部屋! なぜか個室希望が伝わっておらず、空きが出るのは2日後……。しかし、結論としては2日間大部屋でも問題なし! その理由は、カーテン越しに子どもの様子を聞くことで自分たちの術後のイメージができたこと。TVなどの音はイヤホンなしでOK、さらに病院のおもちゃを貸し出ししてくれたので、大部屋でも問題はありませんでした。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター 咲花
2023年03月17日「2歳児の手術入院」第8話。総合病院で長男・はるくんの手術をすることが決まり、手術前の検査の説明を受けた咲花さん。PCR検査で唾液を出すためにトイレで2時間頑張った子どももいる、と聞いて圧倒され……そして手術の約1カ月前、入院前の検査と入院&手術の説明を受けに病院へやってきました。検査では心配する咲花さんたちをよそに、はるくんはきれいなお姉さんに余裕の笑顔を見せたのですが……。 手術の説明を聞いたはるくんの反応は…? 執刀予定の医師からはるくんの現状や手術の説明を聞き、不安が少し解消された咲花さん。入院に関する説明で大部屋と個室のどちらにするかを聞かれ、個室を希望。 そして検査を受けたあとから、咲花さんは毎晩はるくんへ手術の説明、入院することでパパやばあばに会えないことを伝え続けました。はるくんはどちらも「いいよ」と軽い返事をしていたのですが……。 ついに入院当日を迎えます。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター 咲花
2023年03月16日さまざまな職業をクローズアップした、いわゆる『お仕事系』の漫画やドラマは人気があるジャンルの1つ。かっこいいシーンの数々に憧れを抱くこともあるでしょう。しかし、フィクションであるからには、現実より見映えがいいよう工夫された表現も多々あるものです。『オペ室でのあのポーズ』医学生の、かわ(kawa_medi)さんは病院で実習をしています。初めて手術を見学する日、漫画やドラマによく登場するかっこいいポーズを、現実でも見られるだろうと期待していました。ワクワクしていたのですが…。思っていたポーズと、なんか違う!医師が手術前、清潔にした手を高い位置に掲げるのは、不潔なものに誤って触れてしまうことを防ぐため。『手のひらを自分に向ける』という部分は必ずしも重要ではありません。そのため病院や医師によって、手術前のポーズがフィクションとは異なることがあるのです。かわさんが実習している病院では「両手を組み合わせたほうが、余計なものを触らない」と判断した人たちがいたのではないでしょうか。かっこよさよりも、患者の安全を考えてのポーズだと思うと、信頼感が高まりますね![文・構成/grape編集部]
2023年03月15日今回の内容は、辛い描写があります。不安を感じる方は閲覧をお控えください。■前回のあらすじ高度治療室へ面会に訪れると、娘のところに大きな人が! その人は今度手術をしてくれる先生で、「さくちゃんには苦しい思いをさせてしまって申し訳ない」と言うのだった。数日後、病院から明日手術すると連絡があり…。■手術の内容もリスクも怖い…■生きて帰ってきて…!手術直前の思いを描きました。術前説明は「最悪のケースを想定して」お医者さんは話してくれるのですが、それが怖くて怖くて。同じ病室のママからいろいろな話を聞いていたのでしっかり覚悟を決めて聞きに行きましたが、こやまは夫婦でビビりまくっていました。次回に続く「娘と心疾患のお話」(全18話)は12時更新!※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2023年03月13日タレントの中川翔子さんが、2023年1月24日に自身のTwitterを更新。手術を受け、無事終えたことを報告しています。中川さんは同月23日、しこりを除去するため、手術を受けることをYouTubeで明かしていました。手術にあたり、1週間入院するともつづっていたのです。ということで一週間も入院!今日は入院初日ですがいろいろ先生がお部屋にいらっしゃるのでバタバタと不思議なかんじ。明日朝から手術になります!絶対元気に戻ってくるよんメポに会えないのがつらいこわいけど寝て起きたら終わってるたぶん! pic.twitter.com/VKWzN3Rj01 — 20周年の中川翔子⬛ (@shoko55mmts) January 23, 2023 24日、中川さんは朝から手術を受けるとファンに説明。ファンに対し、「応援してほしい」というメッセージを送ったところ、続々と励ましの言葉が寄せられていました。手術を終え、「怖かった」と振り返る中川さん。しかしそれ以上に、ファンからの声援が何よりの励みになったそうです。手術大成功!ご心配おかけしました!!嬉しいよー怖かったよー本当に嬉しいよーみんなの元気玉とどいたよ!!ありがとう!!!! pic.twitter.com/WO7d2wDzAs — 20周年の中川翔子⬛ (@shoko55mmts) January 24, 2023 中川さんが手術を無事終えたことに、ファンも安堵しています。・よかったです!お大事になさってください!・心からホッとしました。・また元気に活動する姿を楽しみにしています!手術を受けることは、誰しもが不安を抱くもの。中川さんは手術前、不安でいっぱいだったはずです。励みをもらって手術に挑んだ中川さんは、ファンに支えられながら術後も過ごすことでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年01月24日今回の内容は、辛い描写があります。不安を感じる方は閲覧をお控えください。■前回のあらすじ息子なつくんの手術が早速、明日に決定! すぐにドクターカーに乗車して転院することに。大学病院に着くと、再度検査や執刀医からの説明を受け、一気に現実味が帯びてきて、私は不安でたまらなくなるのでした。■翌朝、沐浴してもらうはずが…■今すぐ手術室へ行ける準備を!?転院先が遠方のため頼れる人もおらず孤立無援状態になるけど、何とかなるだろう(変にポジティブ)とか思っていたんですが、蓋を開けてみればコロナでの行動規制も相まって、「買い物行けない&支援も頼めないけど、どうすりゃいいの?」状態だったので、夫が自己判断で休みを取って、即行で駆けつけてくれたことが本当に、ものっすごくありがたかったです…!新生児用オムツなんて、病院内売店に10枚入りとかしか売ってなくて(しかも在庫少ない)、「アホなの? こんなんで持つと思ってんの?」てなっていたので、本当に神様でした。まぁそのせいで夫は手術に間に合わなかったんですけども…。間に合わなくて落ち込む夫に申し訳なさがすごかったです…。急遽入った手術だと、手術室の空きってあんな直前までわからないものなんですね。次回に続く「生後3週間で手術しました」(全9話)は12時更新!※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2022年12月14日今回の内容は、辛い描写があります。不安を感じる方は閲覧をお控えください。■前回のあらすじ詳しく検査したところ、息子のなつくんは肥厚性幽門狭窄症であることが判明。今が一番育たないといけない時期ということを考えると、なるべく早く手術をした方がいいと言われ、大学病院での手術を決断するのでした。■手術日が決定!■手術の説明を受け不安に…転院の日はとにかくバタバタでした。朝からろくにご飯食べる余裕もなく、検査→退院手続き→転院→検査→入院手続き→手術説明~って感じで、いつの間にか夜!ネットでいろいろ調べまくって「再発はほぼない」という経験談をたくさん読んでいても、手術前の説明でいろんなリスクについての話をされるとやっぱり不安で堪らなくなりました。自分は目の前の先生を信じるしかない…という無力感と、でも手術が無事に終わればなつくんは必ず元気になるんだという期待と、複雑な心境でした。次回に続く「生後3週間で手術しました」(全9話)は12時更新!※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2022年12月13日3児の母でブロガーのマメ子さんによる、43歳で腎がんになった体験を描いたマンガを紹介します。今回は、手術中のこと。「手術は平気」と大口をたたいていたけれど、実際は……。★前の話手術前日に入院し、その日は病院食をたいらげて、ぐっすり眠り、朝が来ました。手術は午後なので、お昼まではシャワーを浴びたりのんびりします。よしよし、思ったほど緊張していないぞ。そろそろ支度を……というころ、若い看護師のお兄さんが訪問。手術室での担当看護師さんとしてついてくれるそう。余談ですが、主治医先生といい、この看護師さんといい、座ってる患者に目線を合わせて膝をついてくれる王子スタイル……、これ良くないですか?(控えめに言って最高)そしていよいよ、点滴が始まり……、病衣から手術着に着替えて歩いて手術室へ。手術着になると緊張感高まりますね。移動中、ベテラン看護師さんが「大丈夫ですよ〜、私も先日手術したんですけどね、寝て起きたら終わってますから。麻酔ってすごいな〜って(笑)」と、話しかけてくれる。そう……寝て起きたら終わり。なんですけど、今回、全身麻酔の前に硬膜外麻酔というのがあって、ちょっとそれが気がかりでした。背中から管を入れるやつです。もちろん麻酔の注射はするんですけど、麻酔ってかけても時々痛かったりするし(歯医者とか)……背骨の近くから管を入れるって、想像するとちょっと緊張……。入口でシャワーキャップみたいなものを頭に被せられ、手術室に入り……、皆さんにお出迎えいただきます。よくできました。手術台に乗り、いろいろ装着され、横向きになります。えびのように丸まって、背中をくりぬいた布みたいものをかけられ、硬膜外麻酔の準備。ちょっとドキドキするけど、よしよし、平静は装えてるぞ。と、思っていると……。なんだか、ピーピーうるさいな……。そのピーピーが、どんどんどんどん早くなってきて目覚まし時計のように鳴り響く!あっ……これって心電図のモニターの音!?心拍めっちゃ上がってるじゃん!!全員にバレてる!!と、ここで、例の担当の若い看護師さんが肩をポンポンしてくれる。は、恥ずかしい……。さっき病室では、「寝てるだけだし、全然平気」みたいに大口をたたいた分、より恥ずかしい!口々に「大丈夫ですからねー」「深呼吸してみましょうかー」となだめられ、看護師のお姉さんは、子どもにするようにやさしく足をさすってくれている……。40過ぎたおばさんが、申し訳ございません。肝心の痛みは、やっぱり全然大丈夫で、管を背中に入れていくときに、一度鈍い痛みを感じたぐらい。ビクッとしたら麻酔科先生が「痛かった!?」と少し驚いていたので、まったく痛みを感じないのが普通なのかも。管を入れ終わって、背中にチューブがテープで固定されていく。あー、終わった……。もうあとは大丈夫だ〜。とホッとしていると、「マメ子さーん、聞こえますかー」「はーい…」「マメ子さーん」「はーい……」「マメ子さーん」「はい……」3回繰り返したとこまでは記憶があるけど、そこで多分落ちたみたいです。----------------寝ているだけだから大丈夫と思っても、いざ手術が始まると思ったら緊張しますよね。リラックスできるように看護師さんがやさしく足をさすってくれるのはうれしいですね。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouYuberとしての情報発信もおこなっている。★1話から読む:「えっ? 血尿かも?」脇腹が痛く、頭痛に吐き気、悪寒もして… #43歳で腎がんになった話 1★人気マンガ作品が無料で読める!40代、50代向けのマンガ作品を毎日大量配信中♪ 無料でザクザク読めちゃいます!著者/マメ子(43歳)2021年3月血尿と疼痛から腎がんとの診断を受け、4月21日に右腎摘出、経過観察中。3児の母。ブログ「そらマメ絵日記(腎がん経過観察中)」を日々更新中。Instagram:@sora_mameko.628
2022年11月28日津夏なつな(@tunatu727)さんがTwitterに投稿した、4コマ漫画が話題になっています。その名も、『医療知識ゼロの人が描いた本格医療マンガ』。医療に関する知識をほぼ持っていない人が、想像だけで医療の世界を描くと、一体どうなるのでしょうか。公開された漫画には、現実とはかけ離れた世界が広がっていました…!441本目。医療知識ゼロの人が描いた本格医療マンガ⑤ #4コマ1000本ノック #4コマ漫画 #4コマ #タイムリミット #焦燥 pic.twitter.com/lVJzDF27qM — 津夏なつな (@tunatu727) November 4, 2022 患者の命を救うべく、時間に追われながら必死に手術を行う、執刀医たち。しかし、彼らが追われていた『時間』は、患者の命の火が消えるまでのタイムリミットではありませんでした。そう、仕事の定時だったのです…!定時を告げる音が鳴り響いた瞬間、執刀医たちはすぐさま業務を終了し、悔し涙を流しながら手術は終了に…。あまりにもホワイト企業な『あり得ない医療の世界』に、多くの人が現実社会のブラックさを感じたようです!・職場としては最高だけど、患者的には最悪で笑った。腹が痛い。・ごめん、爆笑した。わりと真面目に、医療業界の働き方改革は難しいって話を聞いたことがある。・極端な描き方とはいえ、これがオチになる時点で、現実の医療業界はブラックなんだよなあ…。ギャグマンガを通して、医療業界の現実的な問題について考えさせられた人も多い模様。日々、たくさんの人の命を救うべく全力を尽くしてくれている医療従事者に、改めて感謝の気持ちを抱いたようです…![文・構成/grape編集部]
2022年11月07日私は2021年の秋、かかりつけの乳腺クリニックで乳がん定期検診を受け、左乳房に腫瘍(しゅよう)が見つかり、がんの疑いでがん治療拠点病院に転院しました。「どうかがんじゃありませんように」と、祈るような気持ちで検査を重ねましたが、11月初めに乳がんの告知。その乳房を全摘出手術することになりました。この話は、私の入院手術のタイミングがまさかの年末年始に決まり、家族と離れて年末年始を過ごした体験談です。★関連記事:「すぐに受診してください」人間ドックの結果は衝撃的なもので… #乳がん絵日記 1決定!入院日はクリスマス世間のクリスマスムードが高まる11月末。乳腺科の先生から「手術の日、12月27日はどう? 」とお話がありました。さらに「入院期間は、手術日前後を合わせて10日から2週間は空けておいてください」とのことでした。私は家族と楽しく過ごすはずの冬休みを思い、すぐの返事をためらいました。年末年始をゆっくり過ごし、英気を養ってから手術を迎えたい気持ちもあり、手術日は仮押さえにしてもらいました。ただでさえ初めての全身麻酔や長時間の手術、同室になるのはどんな人たちだろうかと不安が多い入院生活。その上イベントが多く楽しい年末年始と重なるなんて……と、心の中に冷たい北風が吹いていました。2020年に本格的に始まったコロナ禍。「延期が可能と判断される予定手術及び予定入院の延期要請」があり、病院では2021年もその影響が続いていました。手術を待っていた方、受診を控えていた方の通院再開で、先生のスケジュールは年末まで埋まっているようでした。「たとえ初期のがんでも、見つかったのなら早く摘出したほうが良いと思います」と言う先生の助言と、夫の「早く手術を済ましたほうが安心。それに仕事が長期休みと重なるほうが、子どものフォローをしやすい」との意見。これらを踏まえ、「何より体を守ることが一番の優先だ」と考え直し、先生の提案通り「12月25日クリスマスに入院、年内オペ最終日の27日に手術」することが決定しました。いざ入院。病院食は味も色もうすい!病院では入院の前日に新型コロナウイルスのPCR検査を実施。24日の午前中、通院でPCR検査を済ませ、帰りにクリスマスケーキとチキンを買い、夜は家族でクリスマスパーティー。息子から「おこづかいだよ」と、紙で作ったお財布とお金、手編みのマフラーをもらい、うれしく思いつつ少し切なくもなりました。入院病棟に入れるのは、基本的に新型コロナウイルスワクチン接種済みが条件。ワクチン未接種の当時6歳の息子は、家族といえども同席、面会ができず、お留守番です。25日の朝、サンタさんからのクリスマスプレゼントを見届け、年明けのお年玉、年賀状の準備を済ませて入院へと向かいました。看護師さんに病室へ案内され、パジャマに着替えるとお昼ごはんの時間。名前を呼ばれ、カーテンが開いて配膳された食事を見てビックリ。想像していたよりずっと「薄味で全体的に白っぽい! 」。あとで張り出されている献立表を確認してみると、1食600キロカロリー前後。「なるほど、仕事も家事もせずベッドとトイレの往復だと、この量になるのか……」と納得。早速持参したふりかけで味付けと色味を足し、いつもよりよくかむことを意識して、ゆっくりといただきました。食後に「動けるうちに、おやつとご飯のお供をもう少し確保しよう」と、いそいそと病院内にあるコンビニへと向かいました。しみ入る!手術後のコーヒーのおいしさ私の部屋は4人部屋、そして全員が乳がん患者でした。手術前にお顔を合わせたとき「きっと大丈夫ですよ! 」と、笑顔で勇気づけてくださり、自分以外にも同じ立場の方がいるのは本当に心強いものでした。手術の翌日。離床を促されているものの、体にはまだまだ痛みがあり、点滴がつながり、思うように動けないとき、同じ病室の方が「コーヒーを飲む? 買ってきてあげるよ!」と声をかけてくれました。さらに「手術後、私も買ってきてもらったの。感覚が戻ってくるよ〜」とおすすめしてもらい、それならと「砂糖は2つの甘めで」とリクエストしました。普段から愛飲しているコンビニのドリップコーヒー。術後の処置で疲れた体にしみ入る、温かいコーヒー。カップから立ちのぼる香り、飲み慣れた濃さと砂糖の甘さに、パチッと目が覚めたような感覚に包まれました。買ってきていただいたやさしさと相まって「すごくおいしい! 」と感じ、感謝を伝えました。そして改めて「おかえり」と言ってもらい、お互いの手術の無事をねぎらい合いました。コーヒータイムを介して皆さんとすっかり仲良くなり、そのあとも時間が合うと、おしゃべりを楽しく続けていました。入院病棟でご来光を待つ病室での大みそか。窓から見える寒そうな外の風景には、雪が降っていました。病室はぬくぬくと温室のようで、看護師さんは半袖で業務。私も薄手のパジャマ1枚でも平気なほどでした。子どものころから欠かさず食べていた「年越しそば」。コンビニでカップそばを買って食べようかと思っていたところ、夕食メニューに「年越しそば」の文字。翌日からのお正月も、おせち料理やステーキなどイベントメニューが続き、カロリーもややアップ。テンションが上がります。お正月を自宅で過ごすために一時退院していく患者さん、外来が閉まり、新規の入院患者さんもなく、だんだんと静かになっていく病院。いつもは慌ただしく過ごしていたはずの年末の雰囲気を、不思議な気持ちで過ごしていました。夕方からは「年末らしく紅白歌合戦を見よう! 」と病室の皆さんとテレビ鑑賞。消灯時間が22時なので全部は見ずに「明日の元旦は、みんなで初日の出を見ようか」と話し、眠りにつきました。日の出時刻を確認すると7時過ぎ。病棟の東に最も近い窓にスタンバイしたものの雲が多く、空はなかなか明るくなりませんでした。7時30分ごろ、病院の外壁の向こうから初日の出がしっかりと顔を出し「すごくパワーがある! 」「今までで1番ありがたいご来光だわ」と、新年を喜び合いました。まとめ不安と寂しさでどうなるかと思っていた年末年始の入院。当直の看護師さんが「お正月の人が少なくてのんびりした感じが好きなんですよ〜」とおっしゃるように、入院病棟はとても静かで穏やかな気持ちでゆっくりと治療に専念できました。そして私のような入院患者がいるということは、先生、看護師さん、調理師さん、クリーニングスタッフさん、たくさんの方が働いていて、思っていたような寂しいものではありませんでした。12泊13日の入院生活。夫と息子には少し寂しい思いをさせてしまいましたが、おかげで元気になって退院することができました。帰り道に早速夫と退院祝いの焼き肉ランチに立ち寄り、おなかも満足して帰路につきました。しばらくは手術痕に痛みや違和感がありましたが「日にち薬」(月日の経過が薬代わりになること)で少しずつ回復。当たり前のように日常生活を送れることに感謝しながら、がん完治を目指し、日々を過ごしています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著者/ショコカ(47歳)夫と小学1年生の男子の3人家族。産後の体形が戻らず、コロナ禍でさらに体重増加したのが悩み。日課は朝のラジオ体操とプロテイン飲料、夜は糖質ゼロのビール 。アラフィフの体とうまく付き合うため、仕事と家事のバランスを模索中。
2022年10月24日今回は口腔外科の診察に行ったときのお話です。先生が「小学校に上がった後、手術が必要ですね」と言うと、くぴこちゃんの口からは「また手術するの?嫌だな……」と本音が飛び出してしまって……!?「また手術するの?」娘が本音を言い始めて…生まれてすぐから毎月のように通っていた口腔外科。 口唇手術、口蓋裂手術、修正手術と経て口腔外科に通う頻度も変わり、6歳になってからは診察も3カ月1回になりました。 矯正歯科で作られたフェイスマスクをつけるようになって1年。 上の顎も下の顎も同じくらいの位置になり、やや受け口気味だった歯並びが整ってきました。 この1年娘が慣れない矯正器具をしっかりつけて、改善に努めている姿勢を先生はとても褒めてくれました。 しかし……。 レントゲンでみると、娘の上顎左側の部分の骨の一部が欠損しているのが、ハッキリとわかり、小学校にあがったあとに骨移植の手術は避けられない。 レントゲンを元に説明する先生の言葉を聞いて、娘が思わず「手術はもう嫌だ」と落ち込みます。 すると先生は娘の目線に合わせてこう言いました。 先生は「半分は嫌で、半分が楽しみみたいな感じだから、それを聞くとワクワクしない?」と冗談めいて話すと、娘も「手術はワクワクしないよ!」と突っ込みを入れてさきほどの空気ががらりと和やかになり2人は談笑します。 娘の目線に合わせて説明する先生の様子からこれまで私たち保護者主体で動いてきたことが、当事者の娘も含めた治療へと進みだしたことを感じました。そして、先生は改めて私たち夫婦に目を向けてこう続けました。 口唇口蓋裂治療のために、今までも何度も乗り越えてきた手術。 次の手術は、より難しく、娘にとっても家族にとっても乗り越える課題が多く、そしてその後もまだまだ治療は続いていく……とのことでした。 今後自覚をもって治療に向かわなくてはならない娘に待ち構えている試練を親としてどう支え向き合うべきか、その不安と心配な気持ちはずっと拭えません。しかし「乗り越えることが多いかもしれないけど、前向きなこともある」という言葉には小さな希望を感じて、とても勇気づけられました。 2013年生まれの長女くぴこは「口唇口蓋裂」ちゃん! この記事が、口唇口蓋裂についての理解につながり、ひとりでも多くの親御さんの励みになりますように。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター じぇにこ1986年生まれ愛知県在住。 2013年生まれの長女と2017年生まれの次女、二児の母。デザイン学校卒業後、社会人経験を経てお絵かき主婦へ。 口唇口蓋裂や夫婦のこと、日々の育児で翻弄される様子を絵日記ブログで公開中!
2022年10月18日2015年に子宮頸がんが判明した、とりだまり まどさんの体験を描いたマンガを紹介します。子宮頸がんの手術をおこなったとりだまりさん。入院中、徐々に手術後の痛みは治まってきたのですが……。★関連記事:「使ってあげられなかった」子宮と卵巣を失って、初めて泣いた夜 #子宮頸がんゆる闘病記 24入院中は、積極的に起き上がって歩くことにしたのですが、歩くほどに痛みが和らいていきました。無理のない範囲で少し頑張って歩くと、回復が早くなるみたいです。とはいえ、ちょっと気になることが…。おなかの痛みは徐々に和らいでいくのに、痛み止めの薬が切れてくると、頭痛と腰痛がひどかったのです。そのときは、「ずっと横になっているからかな?」と思っていたのですが、数年後、同じような症状が出たことで、あることに思い当たりました。それはカフェイン断ち。カフェイン断ちをすると、頭痛や腰痛などの離脱症状が出ることがあるらしく、私もそうだったのかな、と。術後は検査の値に影響することもあるので、病気によっては「術後はカフェインが入っていないものを飲むように」と指示されることもあるそう。私の場合は、買いに行くのが面倒(というか痛くて行けなかった)で、事前に購入した水ばかり飲んでいました。そのため、術後は自然と「カフェイン断ち状態」になっていたのです。事前に知っていれば、入院前にカフェインを採る量を減らしたり、先生に「カフェイン入りのお茶を飲んでもいいですか?」と聞いたりして対策できたかもしれないな〜。(離脱症状は、コーヒーの1杯でも飲めばすぐに落ち着くので)なので、これから入院の予定がある方で、普段からカフェイン入りの飲み物を常飲している方は、気を付けたほうがいいかもしれません。ちなみに、カフェインの離脱症状は人それぞれで、頭痛に始まり、疲労感、倦怠感、イライラ、筋肉痛などが特徴的なようです。ー------------------------頭痛と腰痛は、痛み止めの薬が効いている間は気にならないけれど、切れてくるととてもしんどかったと、とりだまりさん。手術とは関係のない痛みに悩まされることもあるのですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/とりだまり まど(46歳)フリーライター。39歳で子宮頸がん(ⅠB2期)が見つかり、子宮・卵巣摘出、薬物療法(抗がん剤・シスプラチン)と放射線治療を経験。治療体験を描いたブログ『今日のもイキイキと弱音を吐きます』をゆるゆると更新中。
2022年09月18日2021年に乳がんが判明し闘病を続けている、こほこさんの体験を描いたマンガを紹介します。右胸の全摘手術と同時再建の手術を受けたこほこさん。手術を無事に終え、順調に回復している一方で傷口の壊死などの問題もあって……。★関連記事:「一部が壊死している」術後の傷を見た形成外科の先生から衝撃のひと言が… #乳がん絵日記 15浸潤性小葉がんというがんが右胸に見つかった私は、約9時間の大手術を受けました。術後すぐは観察室にいましたが、翌日には病室へ戻ることができました。毎日乳腺外科や形成外科の先生方に様子を見てもらっていましたが、右胸の傷の一部が壊死していたそうでした。病棟には洋式トイレが2つしかなかったので、いつも早起きしてトイレに行っていました。しかし、朝5時の時点で満室。みんな早起きしてトイレに行こうという考えは一緒なんだな……という気持ちになりました(笑)。術後6日目の午前10時ごろ、執刀してくれた乳腺外科の先生が右胸に傷を見に来てくれました。前日に形成外科の先生が傷を見てくれたのですが、そのときに傷の一部が壊死していると言われました。乳腺外科の先生は壊死してしまったら皮膚を貼るなどの処置もできることを教えてくれました。左脚のぷよぷよとした膨らみについても「治るから大丈夫!」と心配する私を励ましてくれました。そういったトラブルがありつつも、体調はどんどん回復していました! 左膝を曲げると、太ももの裏が引きつるような感覚があったのですが、それもマシになってあぐらをかいて座れるようになりました。それ以外にも歩くときは左脚を引きずりながら歩いていたのですが、持ち上げて前に踏み出して歩けるようにもなりました。手術のときに気管挿入したせいで生じた喉への違和感も落ち着き、裏返りやすかった声も普通の声で話せるようになってきていました。体液の排出も右胸から30ml、左太ももから80mlとかなり減っていました。入院期間は2週間だったので、時間はたっぷりありました。なので、長期の休みがあったらやってみたかったことを存分にやって過ごしていました(笑)。映画やドラマを見まくったり、電子書籍で本や雑誌を読みまくったり、ゲームしたり。個室に入院できたので、動画を見ていないときはBGMを流したりしていました。カフェミュージックを流しながら持参したコーヒーや紅茶を飲めば、もうそこはカフェでした!体もかなり回復していましたし、病室での生活にも慣れてまるでわが家のように過ごしていました。コロナ禍での入院だったので、家族ですら面会禁止。その分、趣味に没頭していました。ー--------------すっかり入院生活に慣れたこほこさん。期間に関わらず、入院生活はできるだけ快適に過ごしたいですよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、ア著者/こほこ2021年、乳がんになり右胸を全摘。「患者さんが残した記録が誰かのためになることもあるよ」と医師から聞き、絵日記を書き始める。夫と2人暮らしの40代。仕事も趣味も人生も楽しく継続中。Instagram:@co_4_co_kyoto
2022年09月10日40代ごろになると、老眼で近くの物が見にくくなってくることが多いようですが、50代の私はなんとかまだ老眼鏡をつけずに頑張っています。私と同じ50代の友人は老眼でしたが、ほんのちょっとの勇気で老眼の手術をおこない快適な生活を手に入れました。医療が進んでいるので、老眼鏡以外にも手術などにより老眼に対処できるものも出てきているようです。そこで私も今後、老眼がさらに進行したら手術を検討することに至った経緯を紹介します。★関連記事:「老眼は体質?」「老眼鏡はなくてもいい?」40代の老眼ありがち勘違い5つ【眼科医監修】老眼鏡をかけるのが面倒で購入せず老眼の場合、近くの物を見るときに老眼鏡をかけるという対策をすることが必要になると思います。ですが、老眼鏡をかけるのは面倒ですし、遠くを見るときは外すので、外したりかけたりしなくてはならず、また、運動をする際には邪魔になるので不便です。それで、私は老眼が進行中であるのに老眼鏡をかけずにいますが、おそらく目の負担があるのか、目がとても疲れやすく、涙目になっていることがよくあります。また、周りの同年代に人は、目に良いといわれる「ルテイン」を含んだサプリを服用したりしている人が多いのですが、ルテインを含んだサプリを飲用しても、眼精疲労が緩和されることで老眼の進行を抑えることが多少はできるのかもしれませんが、老眼が治るわけでもなくお金もかかります。よって、今51歳の私は、若干近くの物がぼやける症状が出てきてはいるものの、老眼鏡やサプリを買わずにしのいでいます。老眼を手術で治す方法があるとは最近、同年代の友人が老眼を手術で治したと聞きました。彼女はもともと視力が良く、近視や乱視で眼鏡やコンタクトを使うこともなく、見えないという悩みを抱えたことがない人でした。だから、老眼の症状が出て初めて見えにくいということを経験したため、不便で仕方なかったようです。そこで、彼女なりにいろいろと調べて、最近は老眼を手術で治す方法があるということを知り、すぐに手術を決意したのだそうです。調べたところ、老眼の手術には、白内障の手術のように眼内にレンズを入れる「多焦点眼内レンズ」、角膜の中に黒いリングを入れてピンホール効果で近くのものを見やすくする「リーディングアイ」、角膜の屈折を矯正する「レーシック手術」といった方法があるとのこと。私の友人は、このうち「多焦点眼内レンズ」の手術を受けることにしました。なお、医師からは、老眼対応の手術については日々医学が進歩しているので、本当に困っていないのであれば、もう少し様子を見るのも1つの手であるとも言われたそうです。老眼の手術は前後の準備も必要私の友人は、老眼による見えにくい症状にとても困っていたようで、さっさと手術方法を調べ、ちゅうちょなく病院に足を運び、手術することを決めてきました。友人の選択した「多焦点眼内レンズ」の手術自体は日帰りで、小一時間で終わるものということですが、事前の検査と事後の運動の制約があるそうです。友人によると、手術後は特に大変で、少なくとも数日は入浴禁止で、顔を濡らしてはいけないので洗髪もできず体をシャワーで流すのみになるのだとか。そのため、暑い時期やイベントがある時期は避けるようにしたということでした。また、手術後1カ月は運動禁止とのことです。ただ、その調整と本人の覚悟さえすれば、快適だそうです。手術後はまったく痛みもなく、老眼による症状はすっかり消え、視界がクリアになったとのことです。あまりにも快適そうなので、手術が怖いと思っていた私も、近い将来、老眼対策のために手術も検討してみようと思っています。他にも老眼に対応した目の手術はあるようなので、私としては、より短時間ででき、遠近両用もしくは老眼用とできるレーシックも選択肢の1つと考えています。時期とスケジュールを調整の上、前向きに検討しようと思います。まとめ私はもともと長年、近視と乱視で視界がクリアではない状況に慣れてしまっているので、多少の老眼の症状が出てもそんなに気になることはありません。ただ、今後さらに老眼の症状が進んできたときには、老眼鏡で対応をしたとしても煩わしく感じるだろうと思います。それであれば勇気を出して、友人のように老眼を治す手術を検討してみようかと思います。医学は日に日に進歩していますので、私が手術をおこなうころには、さらに進歩した技術ができていることを期待し、それまではなんとかこのままでいければ良いなと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/輝歩 (51歳)勤続約30年となる会社員を務める傍ら、ファイナンシャルプランナーとストレッチインストラクターの副業をこなすシングルマザー。
2022年08月10日2020年5月に大腸がんが判明した、おさしみ1番さんの体験を描いたマンガを紹介します。大腸がん手術をおこなったおさしみ1番さん。手術後、立つことすらままならなかったり、股関節の激痛が続いたりと想定外のことが起こりましたが、ようやく退院をして……。★関連記事:「持っていってよかった!」大腸がん手術入院時のおすすめアイテム5選 #大腸がんらしい 63大腸がん手術を終え、退院しました。手術前の私は、がんを切ったら終わって、すぐ治るのだからと思っていました。だから退院してからは、ハッピーエンドまでまっしぐらのストーリーしか考えていなかったのです。でも後腐れるのが、がんという存在。残念ながら、この物語は現在進行形で今も進んでいます。少しだけ遠回りになりますが、ハッピーエンドを目指していきたいな、と思っています。ー------------------------がんをみんなが嫌がる理由は、終わりがないことだとおさしみ1番さん。がんは、手術が終わったとしても、すぐに治るものではないのですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/里村仁志先生(里村クリニック院長)消化器疾患が専門。2003年 獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。著者/おさしみ1番(38歳)2020年5月、それまで自分の人生には無縁だと思っていたガンになる。病気の自分に向き合いつつ、楽しいこと・体に良いことを探し求める日々をブログにて更新中。4歳と7歳の姉妹に翻弄されて今を生き抜く38歳。Instagram:@osashimi111
2022年07月22日口唇口蓋裂で生まれてきた娘、くぴこちゃんを育てているじぇにこさんの育児マンガです。鼻の修正手術が決まったくぴこちゃんですが、いよいよ明日手術をおこなうことになりました。今回は手術する前日に、じぇにこさんとくぴこちゃんのやり取りしたときのお話です。不安と向き合う姿に娘の成長と健気さを感じた術前前夜いよいよ明日は手術。 手術開始は朝9時から、時間通りならば午前中には戻ってこれるとのこと。 手術内容としては、赤ちゃんのときに受けた口唇手術に近い処置なので、当時よりもくぴこが大きくなった分安全性も上がっていると、看護師さんから説明を受けました。 その後も小児科診察や術前の言語訓練を挟み、歯科衛生士さんからの入院中と術後の歯磨き指導、麻酔科の先生による説明などが続きました。 各担当からの説明を受けるたびに、当事者であるくぴこにもきちんと説明するように努めました。 本人がよくわかっていない状況だと、より不安になると思ったからです。それを「うんうん」と一生懸命聞くくぴこ。 私は説明を続けます。 今までは手術室の入り口で見送るまででしたが、麻酔をかける直前までそばにいられることを説明すると、それまでなんとなく聞いていた娘の表情が変わり、驚いていました。 あとは当日を迎えるだけ。そのまま就寝時間になり、眠る間際に娘がぽつりとこう呟きました。 最初の口唇裂の手術も3年前の口蓋裂手術のときも、手術室に入る不安いっぱいの娘の泣き顔は、私も今でも忘れられません。 まだ小さくて状況もよくわからないまま、手術室へとひとり入って行ったくぴこが当時のことを改めて振り返り、初めて言葉にしてくれました。 赤ちゃんのときは不安にさせないように、直前まで手術についてはぼかしていましたが、5歳になったことで、病院からの説明を伝えるたびに以前よりも物事の理解ができるようになったと、その成長に感心していました。 今回の手術は以前までのものに比べれば安全性も上がっているものではありますが、それでもやはり本人にとっては言いしれない不安と立ち向かうことに変わりありません。 「ママ明日一緒にいてね。手をつないでてね」とすがる姿はとても健気に感じました。 2013年生まれの長女くぴこは「口唇口蓋裂」ちゃん! この記事が、口唇口蓋裂についての理解につながり、ひとりでも多くの親御さんの励みになりますように。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター じぇにこ1986年生まれ愛知県在住。 2013年生まれの長女と2017年生まれの次女、二児の母。デザイン学校卒業後、社会人経験を経てお絵かき主婦へ。 口唇口蓋裂や夫婦のこと、日々の育児で翻弄される様子を絵日記ブログで公開中!
2022年06月28日2020年5月に大腸がんが判明した、おさしみ1番さんの体験を描いたマンガを紹介します。大腸がんを腹腔鏡手術でおこなったおさしみ1番さん。開腹手術と比べると回復が早いと聞いていたのですが……。★関連記事:「腹立つわぁ…」しんどさに耐えながら、前回の入院を振り返り思うことは… #大腸がんらしい 50腸閉塞のときは内視鏡手術だったのですが、今回の大腸がんは腹腔鏡手術でした。手術ではおへそを含めて5カ所。1cm程度の切り込みを入れてそこからカメラを入れ、腫瘍をおへそから取り出しました。1cmの切り込み、時代が時代ならかすり傷だろうし、こちとら最先端医療だし、「全然オッケー。かすり傷っすわ」と一瞬思いましたが、現実はめっちゃ痛い(涙)。1cmとはいえ、深く切ってますからね……。「開腹手術と違って腹腔鏡手術は回復が早い」と言われることが多いですが、腹腔鏡手術でこんな痛いなら、開腹手術はもっと痛いのだろうな。ー------------------------「かすり傷」と思おうとしても、実際は寝返りを打つだけでもつらかったそう。切るのは1cm程度でも、表面だけを切ったわけではないので、痛みがあり回復にも時間がかかるのですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/里村仁志先生(里村クリニック院長)消化器疾患が専門。2003年 獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。著者/おさしみ1番(38歳)2020年5月、それまで自分の人生には無縁だと思っていたガンになる。病気の自分に向き合いつつ、楽しいこと・体に良いことを探し求める日々をブログにて更新中。4歳と7歳の姉妹に翻弄されて今を生き抜く38歳。Instagram:@osashimi111
2022年06月21日口唇口蓋裂で生まれてきた娘、くぴこちゃんを育てているじぇにこさんの育児マンガです。今回は、くぴこちゃんの鼻の形成のための手術をおこなうことが決まったときのお話です。手術することが決まり、日程については先生から「年明けの春休みごろおこないましょう」と言われました。しかし、先生の言葉を聞いたくぴこちゃんは「やだなぁ。手術しなきゃだめなのかなぁ」と反応。そんな娘を見て、じぇにこさんが取った行動は……?修正手術の日が決定したけれど… 明確になった予定日を聞いて、初めて娘が「手術しなきゃダメなの?」と疑問を投げかけます。 私は、言葉で口唇口蓋裂に対して娘に説明しても伝えきることは難しいと思いました。 そして、どうしようかと悩んだ結果、娘が生まれたときの写真やアルバムを使いながら、今回の手術について5歳の娘にも理解できるよう、できるだけ簡単に説明をしてみることに。 初めての口唇裂手術、翌年の口蓋裂手術。 赤ちゃんのころからこれまでに、撮った5000枚以上の娘の写真には、たくさんの思い出とともに、今の娘に繋がっている治療の過程がしっかり残っています。 口唇裂手術前の自分の姿をまじまじと見ながら「痛そう」と言う娘。 「このときはホッツ床(※1)を使ってミルクを飲んでいたけど、お口にこすれてできもの(潰瘍)ができたりして、痛いこと事たくさんあったと思う。でも、この写真をみると、乗り越えてちゃんと大きくなってくれたから本当にすごいねってパパもママもずっと思うんだよ」と、これまでの手術や治療について説明していきました。 どの治療もいまだに鮮明に覚えているくらいに、その一つひとつをこれまで小さな体で乗り越えてきてくれたことも、一緒に思い出すと、自然と尊敬と感謝がこみ上げるほどです。 (※1)ホッツ床(しょう):口の中の型を取って作るプラスチック製のプレート。上あごの口蓋裂部分を覆うことで、哺乳を助けたり、舌の機能を正常化することができる。 本当は、やるかやらないかを決められる修正手術。 でも、今度の手術を終えることで、今よりもお鼻での呼吸がしやすくなり、なによりもこれから学校に通うときに、今よりも楽しく過ごせる時間が増えるのなら、受けてほしいとママは思っていると、今回の手術に対しての私の率直な考えを娘に伝えました。 プレッシャーにならないようにと言葉をできるだけシンプルに選んでも、手術を受ける本人からしたら、やはり怖いものは怖い。 その気持ちも存分に汲んで、どうしても嫌となれば、いざとなったら担当の先生とも相談して、様子を伺おうと覚悟もしていたのですが……。 どう伝わったのかははっきりわかりませんでしたが、娘の手術に対する考えが少し頭によぎったようで、たくさんの写真を見ながら「頑張ってみようかな」と小さな声が出ました。 手術までこの気持ちが浮き沈みすることを考慮し、あとは寄り添って見守ることにしました。2013年生まれの長女くぴこは「口唇口蓋裂」ちゃん! この記事が、口唇口蓋裂についての理解につながり、ひとりでも多くの親御さんの励みになりますように。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター じぇにこ1986年生まれ愛知県在住。 2013年生まれの長女と2017年生まれの次女、二児の母。デザイン学校卒業後、社会人経験を経てお絵かき主婦へ。 口唇口蓋裂や夫婦のこと、日々の育児で翻弄される様子を絵日記ブログで公開中!
2022年05月17日いびきがきっかけで耳鼻科を受診し、鼻の道に大きなアデノイドがあることがわかった2歳のはるくんは、手術をすることに。そして手術を終えたはるくんは、嘔吐や発熱がつらく大泣き。さらに、手術の翌日からは、パパやばあばに会いたいと毎日泣くようになりました。はるくんに寄り添い、回復を願うママの咲花さん。ところで、毎日病院に寝泊まりしている咲花さんは、売店のお弁当にも飽きてきてしまいました……。 他のママさんの食事にびっくり 手術後、嘔吐や発熱や口の痛みでつらい思いをしたはるくん。心細くなってしまったのか、「パパやばあばに会いたい」と、毎日泣くようになりました。 病院食は全然食べてくれなくて、心配ごとは尽きなかったけれど、意外とお昼寝をしてくれたのは安心でした。咲花さんは、はるくんの、パパやばあばに会いたい気持ちに寄り添い、励まします。 一方、咲花さんの食事。 病院食しか食べられないはるくんの前で何かを食べたら、きっと欲しがるにちがいない。 そう思った咲花さんは、「はるくんのゼリーを買ってくるね」と言って、病室の外でごはんを食べます。 毎日売店でお弁当を買うのは、飽きるしなかなか値が張るなぁ……。 そんなことを考えながら、面会人の共有場所で食べていたとき、ふと、他のママのごはんが目に入りました。 レトルトのライスに、チンしたと思われるレトルトカレー。 そんな方法があったのか!! これまでお弁当しか買っていなかった咲花さんにとって、目から鱗のアイデアなのでした。 ◇◇◇ いろいろなおかずが食べられるお弁当もよいけれど、毎日だと飽きてしまいますよね。レトルト食材を活用すれば、バラエティが広がりそうです。洗濯で自宅に帰る際に、ご飯を持ってくれば節約にもなりますね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター 咲花
2022年04月24日いびきがきっかけで耳鼻科を受診し、鼻の道に大きなアデノイドがあることがわかった2歳のはるくん。病院で手術を受けました。2時間後、手術が終わったとの連絡を受け、咲花さんははるくんのところへ駆けつけました。すると……。 はるくんの涙のワケは… 無事に手術が終わったはるくんですが、口の痛み、嘔吐、発熱に苦しみ、号泣でした。さらに、翌朝は「いない……っ」と泣き出すはるくん。はるくんのお人形がいないと言うのです。 と、そんなとき、看護師さんから、個室が空いたと教えてもらいました。咲花さんは、大部屋から個室へ移動することにしました。すると、今までできなかったような遊びが思い切り、のびのびとできるようになり、はるくんはご機嫌に。 しかし、日中は、ニコニコして喜んでいたはるくんですが、寝る前や深夜になると再び「いない……っ」と泣き出します。 咲花さんが声をかけると、今度はお人形ではなく、パパとばあばがいないことが寂しいと言うはるくん。そしてこの日から毎日「寂しい」と泣くように。 咲花さんはそんな姿を見て切ない気持ちになりつつ、ただただ受け止めて寄り添うことしかできませんでした。 ◇◇◇ 大人でも手術後の入院生活は体が思うように動かず、また家族に会えないのはつらいものですよね。2歳のはるくんにはなおのことだったはず。1日も早く回復して退院できるといいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター 咲花
2022年04月23日いびきがきっかけで耳鼻科を受診し、鼻の道に大きなアデノイドがあることがわかった2歳のはるくんは、手術をすることに。手術当日、ママの咲花さんといっしょに手術室へ向かいます。しかし、付き添いは、手術室の扉の前まで。咲花さんは中へ入ることはできませんでした。看護師さんに手を引かれ手術室へ向かうはるくんを見た咲花さんは思わず……。 付き添いは手術室の扉まで… ※パンやバナナは医師に確認の上、食べさせました。 手術のため、入院したはるくん。前日は、20時以降は絶食、手術当日は6時以降、絶飲食でした。 あまり状況をわかっていないはるくんは、手術着に着替えたあとも、元気な様子。 そして8時10分、手術室へと向かいます。咲花さんは、手術室の扉の前まで付き添うことができたのですが、そこから先、手術室へは入ることができません。 はるくんのそばにいたい気持ちをこらえつつ、咲花さんは、看護師さんの手に引かれるはるくんの後ろ姿を見送りました。 はるくんの後ろ姿は、やっぱり不安げ。咲花さんは、思わず泣きそうになって、手をギュッと固く握りしめたのでした。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター 咲花
2022年04月22日「口唇口蓋裂ちゃん、育ててます」179話。前回のお話でくぴこちゃんの修正手術について悩んでいたじぇにこさん。しかし、夫婦で話し合い手術を受けることを決意。そして、そのことをくぴこちゃんに伝えるのですが……?ヒントを求めて交流会への参加を決意!悩みに悩んで、修正手術を受けると決めたその日――。 娘に手術を受けることと、その理由を簡単に説明しました。 娘のために決めたとはいえ、実際受けるのは娘自身。 いくら必要な手術だとしても、娘にとっても怖いというのは当然です。 怖いというものの、嫌だとまで強く言わないところが、健気に状況を飲み込もうとしているようで、私自身その場では娘の言葉を受け止めることしかできませんでした。 翌日以降娘はいつもの調子に戻り、特別落ち込んだ様子などはなく、普段通りの日常を過ごしていましたが……。 私は「怖い」と思いを吐露した娘のことが気にかかり、本当にこれでいいのかという迷いが日に日に強くなりました。 夫とも相談し合っても彼も同じ思いなので、結局悩みが振り出しに戻ります。手術を受けることがどんなに重要だと頭でわかっていても、時間が経つごとに悩みが増していきました。 しかし、そんな解決の糸口が見えないままの状態が続いたある日、とある口唇口蓋裂の交流会があるという情報をネットで知りました。この交流会では、当事者やその家族の経験談、さらに悩みなど相談しあえることもできるとのこと。 今まで入院のときに、その場に居合わせたお母さんたちとの簡単な交流はありましたが、こういった集いの場に参加する機会は一度もありませんでした。 交流会で修正手術への迷いに対して何かヒントがもらえるかもしれない。 また、娘自身も自分以外にも同じ病気をもっている子がいることを知ることで、何か気付きがあったり、励みに繋がるかもしれない……。 そう思うと、いてもたってもいられなくなりました。 そして、交流会に参加してみることに。 今回の手術に関しての問題は、家族だけでの解決は難しいと判断し、当事者本人やその家族の方々の経験談から得るものがあるかもしれない……。 そんな希望をもって、親子で初めて口唇口蓋裂交流会への参加を決めました。 2013年生まれの長女くぴこは「口唇口蓋裂」ちゃん! この記事が、口唇口蓋裂についての理解につながり、ひとりでも多くの親御さんの励みになりますように。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター じぇにこ1986年生まれ愛知県在住。 2013年生まれの長女と2017年生まれの次女、二児の母。デザイン学校卒業後、社会人経験を経てお絵かき主婦へ。 口唇口蓋裂や夫婦のこと、日々の育児で翻弄される様子を絵日記ブログで公開中!
2022年04月12日私は無類のお酒好きです。普段の晩酌はもちろん、嫌なことがあったときのストレス解消の際にも飲んでしまいます。飲み過ぎることも多く、おなかを下すことも度々あります。そんなのんべえの私が25~40歳までほぼ休肝日ゼロの生活を送り、頻繁におなかを下した末に、ある日なんと痔に! 今回は長年の酒好きのせいで下痢を繰り返して肛門の皮膚を傷つけ続けた結果、ついに痔になった40代の私が痔の手術を受けた体験談についてお伝えします。バーで突然おしりに激痛が!40歳のある日、私は今まで経験したことがないレベルのおしりの痛みを経験しました。超が付くほどお酒が好きな私は、その日もボーイフレンドと豪華なイタリアンでワインの赤と白を1本ずつ開けたあと、高級ホテルのバーでいちごのカクテルを楽しんでいました。すると突然おしりがズキンと痛んだのです!実は毎日のようにお酒を飲むせいでおなかを下しやすく、肛門付近に傷ができて痛むことがありました。市販の軟膏を塗れば数日で治まっていたのであまり気にしていませんでしたが、このときの痛みはもん絶レベル。もう座っているのさえ耐えられなくて、おしりを軽く浮かさずにはいられない状態でした。向かいの席に座っているボーイフレンドは、私の苦しそうな表情と椅子から腰を浮かせている妙な姿勢を見て、「どうしたの?」と聞いてきました。私は「とにかく今日は帰るから」と不自然に席を立ってタクシーで帰宅。もちろんちゃんとシートに座ることはできず、左右のおしりを交互に浮かせながら……。診断結果はきれ痔といぼ痔まずは同性である母に「実はおしりから出血していて痛みもある」と報告すると、「あら、それは痔ね。ちょうどお父さんもよ。一緒に病院に行ったらどう?」と言われて大ショック。父とは26歳も年が離れているのに、この年で痔とは……。妹が「良いクリニック、知っているよ」と言うので、父と付き添いの母・私の3人でクリニックへ。診断を受けた結果、きれ痔といぼ痔と判明。また診断結果も父とまったく同じ。しかも軟膏だけでは治らないタイプで、手術が必要とのこと。痔になった原因は、下痢を繰り返して肛門の皮膚を頻繁に傷つけたからでした。最初は小さなひっかき傷程度だったのが段々大きくなって現在の状態になったとのこと。下痢を繰り返したのはお酒を飲み過ぎたときがほとんどで、医師から「お酒は控えるように」と言われました。よく効く軟膏をもらって帰りましたが、便を排出するときの痛みが耐え難いレベル。クリニックに「肛門の痛みイコール拷問」と書かれた貼り紙がありましたが、まさにそれ。拷問でも受けているかのような強烈な痛みなのです。今まで生理痛が一番痛いと思っていた私でしたが、あっさり痔の痛みに首位を譲ってしまいました。食べたらいずれは出さないといけないのかと思うと……自然と食欲はなくなります。今までノーマークでしたが、痔はダイエットに効果的なのかもしれません。手術で麻酔が効かない?私は痔の手術に向けて、クリニックの医師から大学病院を紹介されました。大学病院の医師はほがらかな癒やし系。私はやさしい先生に手術してもらえることになってほんっと~によかった……と安心しました。痔の手術の当日、大雑把な性格で物事を深く考えない私はまったく緊張していませんでした。それどころか、この手術が終わったらまたお酒をたっぷり飲める~と意気込んでさえいたのです。ただ、このときは知らなかったのですが、術後もしばらくお酒はNGでした。そして手術がスタート。まず手術着を着て、おしりを出して横向きに台に寝転がります。なかなかかっこ悪いのですが、仕方ありません。次に麻酔が背中やおしりに複数回打たれました。これで準備万端です。ところが、先生がメスを入れた瞬間、私は痛みにもん絶。「ええー! 麻酔したのになんで痛いの?」私は恐怖から大パニックになり台を降りようとしてしまい、看護師さんたちに止められました。手術再開はもはや無理だと思われた状況でしたが、そこに手術着を着た母がナイチンゲールのような雰囲気で入室。「Mちゃん、あと少し。頑張ろう」と、母はまるで小さい子に話しかけるように私を説得し、手術が再開。あれ、痛くない?母が声をかけてくれて安心したのか急に麻酔が効いてきて、手術は無事成功しました。40歳を過ぎて、母に助けてもらうとは情けない。母の偉大さを思い知らされた一件となりました。手術が成功してほっと安心手術が終わった私は、椅子に座ってボーイフレンドと電話でおしゃべり。会話の内容は早くまた一緒にお酒が飲みたいというもの。通りかかった先生は「おお、もう普通に座れるのか。すごいなあ」と感心して(あきれて?)去っていきました。たしかに私は先ほど手術してもらったばかりなのに、なんとか椅子に座れています。かといってまったく痛くなかったわけではなく、ジンジンと響くような痛みはありました。それでもテンションが上がっていたのは、手術が終わって心底ほっとしたからでした。まとめ痔の手術から8年経過しましたが、一度も再発せずにお酒もたっぷり飲めています。本当にあのとき母が来てくれなかったら、どうなっていたのかな? と今でも思います。40歳過ぎても母親がいないとダメなのか~と情けなさ半分・ありがたさ半分の気持ちです。もし今後母が手術することがあれば、私が力になりたいと思いました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。イラスト/おんたま著者/neko(49歳)夫と両親の4人暮らし。バツイチ。コロナ禍で趣味の外食ができなくてストレスをためている。増加する一方の白髪と体重に悩み中。アトピー性皮膚炎。健康体の80歳を目指している。
2022年04月10日子宮頸がん疑いで人生初手術をした話、第16話。現在第1子を出産したばかりの大福さん。実は、過去に子宮頸がんの疑いで、手術をした経験があります。「いつか子どもを授かることができたら描きたいと思っていた」と語る大福さんのマンガです。大福です。現在、私は第1子を出産したばかりなのですが、過去に子宮頸がんの疑いで、人生初の手術をしたことがあります。しかし当時は体験レポなどの情報が少なく、不安に思っていました。私のこの体験が、誰かの不安を少しでも取り除くことができたら……、そして同じ境遇で不安いっぱいの方の参考になれたら……と思い、マンガにまとめることにしました。 今回はいよいよ最終話!前回、約1時間の手術があっという間に終わり、翌日に退院となった大福さん。緊張が解けたためか、自宅に戻るとベッドで爆睡してしまいました。そして、手術から2週間が過ぎ……。 このお話を描き始めてから、私と同じように「高度異形成で手術をする予定です」という声をいただき、同じ病気の方がこんなにも多くいるのだと驚きました。 私の場合は、会社の健康診断で子宮頸がんの検査をたまたま受けて病気が判明。それまで高度異形成なんて言葉すら知らず、病気が判明したときも「がんではないの? 妊娠できなくなったらどうしよう」と、ただ不安でした。 今回実感したのは、病気はやはり早期発見が重要だということ。自分の体は自分自身で守るしかないので、これから先の長い人生を健康に生きていくためにも、定期検診は意識的に受けるべきだと感じました。 監修/助産師REIKO ※この漫画は実話に基づいた体験談です。ただし、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 大福さんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで読むことができます。ぜひチェックしてみてくださいね! ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 大福赤ちゃん旦那(おむつくん)との、ゆるい日常を気ままに描いています。2021年末に出産。
2022年03月30日手術の約1カ月前、長男・はるくんの現状や手術の説明を聞き、入院時には個室を希望した咲花さん。検査後から手術や入院に関することを毎晩説明し、入院中はパパやばあばに会えないことを伝えると「いいよ」と返事をしたはるくん。そしてついに入院の日を迎えたのですが……。 いざ案内された病室は? コロナ禍ということもあり、親の付き添いはひとりで交代は不可。親は日中に帰宅はできるものの、夜はNGだったそう。 いろいろな準備をしていざ到着した病室は……なんと大部屋! なぜか個室希望が伝わっておらず、空きが出るのは2日後……。しかし、結論としては2日間大部屋でも問題なし! その理由は、カーテン越しに子どもの様子を聞くことで自分たちの術後のイメージができたこと。TVなどの音はイヤホンなしでOK、さらに病院のおもちゃを貸し出ししてくれたので、大部屋でも問題はありませんでした。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター 咲花
2022年03月25日【手術中に目覚めたはなし 第3話】普段は、フォロワーさんの体験談をマンガ化しInstagramにて発信されている稲さん。今回ご紹介するお話は、稲さんご本人の衝撃体験をマンガ化したものです。生理痛に悩まされており、生理痛の緩和を目的にピルを処方してもらうため婦人科を受診した稲さん。検査をした結果「卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)」が見つかりました。医師の説明を受けて、手術するかどうか決断するときが……。 【第3話】手術中に目覚めたはなし稲(いな)です。術中覚醒という言葉をご存知ですか。 手術中の全身麻酔で眠っているはずが、目を覚ましてしまうことです。もし全身麻酔の手術中に、目が覚めたらどうしますか? そんな恐怖の体験をしてしまったので、体験談を語っていきたいと思います。 ※高額医療制度→高額療養費制度 先生の「自分の娘だったら」という言葉で私は腹をくくりました。それまでは、手術したほうがいいのはわかるけど、今痛いわけじゃないし~と自分に言い訳をしていました。 手術は腹腔鏡ということでしたが、場合によっては開腹に切り替える可能性があるとも言われました。たとえば、術中におなかにカメラを入れているんですが、そのカメラに血液が付着して続行が不可能になった場合や、卵巣と嚢腫の癒着が強く、これ以上できない……と判断されたとき、などだと説明されました。 ◇◇◇ 医師の言葉に、稲さんは手術を決意。それからは手術や入院の手続き、家族や会社との調整など慌ただしく日々が過ぎていき、あっというまに入院日を迎えます。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 稲さんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 稲インスタで漫画を描く一級建築士。・フォロワー様からいただいた、恐怖体験 | 失敗談 | ほっこりなどのエピソードや、自身の体験を漫画で配信・音声メディア voicyのパーソナリティとして、音声でもエピソードを配信中
2022年03月18日