英語力“ほぼゼロ”の娘と母、第2のふるさとオーストラリアを巡る旅(別名、英語コンプレックス克服の旅)では、ホームステイ・ファームステイ以外に、ちょっとしたチャレンジをさせてみることにした。はじめてのおつかい?自分で買い物に挑戦!今回の旅で子どもにぜひ挑戦させてみたかったこと、それは「自分で買い物をすること」。娘たちは過去の旅行で、機内食の注文やトイレの場所を聞くことには慣れていた。その次のステップに駒を進めておきたかった。旅の2日目、タイミングを見計らって「ちょっと、自分たちで買い物しておいでよ」と、長女と次女に話しをしてみた。…え?という表情の2人。しかしそこはわが家のチャレンジャー、「できない」とは言わないのである。“何でも挑戦してみよう!”というのが、長女のスタンスだから。はじめての買い物はメルボルン、サザンクロス駅構内のパイショップで、ビーフパイとカプチーノを買うミッション。私は少し離れたところで見守ることにした。カウンターにはアジア人女性(どうやら日本人らしい)。はじめてにちょうどいい。「恥ずかしがらずに英語で注文してごらん。きっと大丈夫だから」と背中を押した。「Can I have a beef pie?」(私には聞こえないが、そう言ったのだろう)やさしく笑顔で対応してくれたお姉さん、おかげで無事にミッションを完了(お姉さんありがとう!)。パイとコーヒーを手に、ニコニコ顔で私の元に戻ってきた。ここで自信を得た長女は、その後何度もひとりで買い物に行くようになる。露天でクレープを買ったり、売店で水を買ったりと、着実に小さな成功体験を重ねていった。「自分でできた!」「英語が通じた!」という喜びと自信は、この旅で一番の収穫だっただろう。彼女の後ろに続く妹たちにも、よい刺激になったに違いない。Busselton Jettyバッセルトン桟橋の売店にて。優しい対応と笑顔がうれしい「キャンディースタンド」で買ったブロックのグミ現地の小学校訪問「子どもたちがオーストラリアと日本の小学校の違いを知りたがっているんだけど、小学校の見学ができないかしら?」現役教員でもある、オーストラリア人のママ友Bさんに連絡を取ったのは出発の1カ月前。駐在中の先輩のお子さんが同じ小学校に通っているということもあり、地域で一番大きな公立小学校を見学する機会に恵まれた。校内唯一の日本人の女の子。引っ越してきてまだ1年経っていない彼女が先導、校内を案内してくれた。娘たちは英語オンリーの学校にすっかりなじんでいる彼女の姿に、まず驚かされていたようだ。クラスルームとは別に、外国人や発音が苦手な子たちが発音を学ぶ特別の教室がある。校内の壁にはカラフルな絵、広いグラウンドは芝生。空間も広いし、のびのびしている。日本の学校とは違う雰囲気に、娘たちも興味津々。グラウンドの隅に見える、立派なアスレチックコーナーは新設されたばかり。「木に登ったり、大きなタイヤを飛んだり、体全身を使って遊ばせることで、子どもたちは危険を知るし、自分の限界も分かってくるんですよ」と先生。こういう場所と機会を子どもに与えることも大切なのだと話してくれた。その他、校内専属の歯医者や、売店など、日本とは違う様子に「オーストラリアの学校、おもしろいね。いいな~」と娘たち。東京のマンモス校、地方の小さな学校の両方を知る娘たちに、これもまた新しい刺激となったようだった。長女の英語コンプレックス、その後…オーストラリア東部と西部の4都市、友人を巡る2週間の旅はあっと言う間に終盤を迎える。旅の最終日は三女のリクエスト、パース動物園。広くてゆったり、木陰が多くて歩き易くて快適。夏休みの自由研究で有袋類について調べた三女は、念願のコアラに会えただけでも大満足だった。カメラ目線のコアラの赤ちゃんその後、パースに住むママ友宅を訪問。大きくて新しいお宅に、オーストラリア流(イギリス流)の素敵なティータイムのセッティング、庭にはトランポリンも!「すごーい!素敵!」と、ワクワクを隠せない三姉妹。姉妹同士ということもあって、その後も違和感なくレゴフレンズで遊ぶ女子。どれどれ、と様子を見に行くと「お母さんはあっちへ行っといて~。ここは子どものゾーンだから!」あれほど私の通訳を必要としていた娘たちが、“あっちへ行って!”と言うのだ(驚)!「アイスクリーム?」、「イェス、プリーズ」、「サンキュー」、「ヤミー」など、知っている単語を発して遊んでいる。三女は思いっきり日本語だったが…しっかり遊びに混ざっていた(笑)。その姿に驚くやら、微笑ましいやら、うれしいやら。さようならのとき。レンタカーの中から手をふり、大きな声で「バイバ~イ!」と娘たち。それに応える「Bye!!Take care!」。たった数時間だったが、子どもたちの心が通じていたことが感じられ、うれしかった。空港までの車内で次女が「あー、楽しかった!」と満足そうな顔をして言った。「でも英語が話せたらもっともっと楽しいだろうな~」。「私、英語やろうかな…」ボソッと言ったのだ。この旅では長女の後ろにくっつき、手応えがあるのかないのか分からなかった次女が、自らやる気を表明したことに驚いた。英語コンプレックスを持っていた長女はというと、帰国後すぐに今回の旅で感じたことを紙に書き、私に見せてくれた。「これまで見てきたものと世界が違って見えた」、「自分で買い物をして、勇気がわいた」、「もっと英語を話せるようなって、お母さんたちの会話に入れるようになりたい」などと、ポジティブな言葉が並んでいた。そして最後に「この思い、この感覚を絶対に忘れたくない!!」と。彼女の英語コンプレックスは、いつの間にかどこかに消えてしまったようだ。ようやくやる気になってくれたか!と、心でガッツポーズをしたのは言うまでもない。今回の滞在でよかったのは、言葉に不安がありながらも“小さな成功体験を重ねることができた”ことと、友人・知人と多くの時間を過ごすことによって、“言葉の壁を越えられた”ことにあるだろう。友だちと楽しく遊びたい、大切な人に想いを伝えたいという気持ち、それこそがコミュニケーションの原点だから。9月から英語の勉強を本格的にスタートすることにした長女と次女。小6と小4でやや遅いスタートではあるけれど、やる気になったときが始めどき。親の私も気持ちを新たに、子どもたちの英語学習に付き合おうと決心したところである。おっと、もう1人を忘れてはいけない。小1の三女だが、彼女は特に変わらず、「あー、オーストラリア楽しかった!」といつも通りマイペース(笑)。ま、楽しんでもらえたなら何より。いつ彼女がやる気になるのか、今後を楽しみにしておくことにしよう。
2018年09月23日放送中のドラマ「義母と娘のブルース」(TBS系・火曜22時)が高視聴率で話題です。桜沢鈴さんによる同名漫画が原作の本作は、“血の繋がらない母と娘”という難しいテーマを描きつつも笑いあり涙ありの作品。そんな本作の、ママだからこそ注目したいポイントをご紹介します。“ぎぼむす”これまでのあらすじは仕事一筋のキャリアウーマン亜希子(綾瀬はるかさん)は、妻を病気で亡くした良一(竹野内豊さん)から「小学生の娘、みゆきの母親として育ててくれる女性が必要」とプロポーズされます。良一は胃がんを患い、余命が長くありませんでした。亜希子は人恋しさと「義母になる」という高いハードルに奮起し、良一のプロポーズを受けることに。最初は嫌がっていたみゆきでしたが、熱心な亜希子の姿を見て徐々に心を開いていき、3人は本当の家族のように。しかしその後、良一は死去。ついに義母と娘だけの生活が始まります。月日は経って9年後、みゆきは高校生に。すっかり本当の親子のようになった亜希子とみゆきですが、2人の目の前にはまだまだ問題が巻き起こり――。血が繋がらない義母だからこそできる子育て亜希子の姿からは、「義母だからできる子育て」が見えてきます。あれこれ指示や口を出すのではなく、ただ行動を持ってその背中を見せ、子どもに大切なことを教える姿勢を崩しません。みゆきが小学生の頃、新しい母を受け入れない彼女を決して責めたり否定したりせず、ビジネスで培った知恵を利用しながら次々と新たな提案を実践してみゆきと距離を縮めていきました。また第3話ではPTA問題にも斬り込みます。PTAに異議を唱えた亜希子によって、みゆきがPTA役員の子どもたちに避けられる事態に。この出来事に怒った亜希子はPTA廃止の署名運動を開始します。そして亜希子の行動に反対する担任の先生に向かってこう言い放ちます。「子どもは親が嫌われることをしたら自分も嫌われると思っている。親は子どもが嫌われることを恐れて言葉を飲み込み、陰口で憂さを晴らす。その背中を見て育った子どもは思うでしょう。『長いものには巻かれれば良い。強い者には逆らうな。本当のことは陰で言うのが正しいんだ。だって大好きなお父さんとお母さんがそうやっていたんだから』」教えたいことは行動で伝える亜希子の姿に注目PTA問題に限らず、子育ては常に「子どものためになるのか、ならないのか」という軸がつきまといます。大好きな子どものためについ無我夢中になり、本来の目的や本当に良い教育を見失いがちに。本作は、血が繋がっていない亜希子だからこそできる、子どもや教育に対して客観的な目線で捉える大切さを毎話伝えます。仕事のスキルを家庭や子育てに活かす亜希子の姿はユニークではありますが、確かに子育て世代にとって大事なことを教えてくれるのです。2018年8月21日(火)に放送の第7話は、小学生ぶりに再会した大樹との恋に揺れるみゆき、みゆきに働く大切さを教えるためにパン屋で働き始めた亜希子。義母と娘が今後どのような展開を見せるのか、皆さんも是非チェックしてみてくださいね。
2018年08月21日「実の母との関係に苦しむ女性の『出口』には、2つの側面があります」と言うのは原宿カウンセリングセンター所長の信田さよ子先生。一つ目は、母と物理的な距離をとる「外科的な処置」。最終回の今回は、「母からの本質的な脱却」について、お話しを伺いました。【母という存在がなぜ苦しいのか】 第1回 「私って、毒親?」と心配するママたちの原因は、“母”にある!? 第2回 母との関係が苦しい。娘の気持ちを母はわかってくれるのか? 第3回 「母に苦しむ娘」たちが生きるために必要なものとは ■「自分のこと」を語れない娘たち信田先生は、「現在の自分の生きづらさが、親との関係に帰因する」と自認している35歳以上の女性を対象にしたグループカウンセリングを、1995年からずっと続けています。「このグループに参加する女性たちは、『自分のこと』を、最初はほとんど語れないんです。自己紹介も含めて『自分』を抽出することが困難であることに、最初は、正直驚いてしまいました」(信田先生)そんなときは、こんなふうに伝えるそうです。「お母さんについて述べてください」「あなたのお母さんがどれほどヘンな人だったかを説明してください」。こう前置きすることで、参加者の方たちは、語り始めることができるそうです。■「被害者性」を自己承認するために必要な3つのステップところで。「私が被害を受けてきた」と、「お母さんが●●した」というのは、一見、同じような言い回しに感じますが、じつは、微妙に異なります。前者では「被害を受けた自分」が認識の出発点ですが、後者は母からの被害の状況を語っているにすぎないからです。「なかなか自分を出発点に話ができないこと。それが、長年母親との関係に悩んできた方々の、大きな課題でもあるのです」(信田先生) では、どうしたら良いのでしょうか?「自分を出発点」に話ができるようになるためには、3つのステップが必要です。最初は、母が自分に対して行った言動を表現すること。 次に、それが自分にとって一種の虐待(加害)行為であったと認め、結果的に自分が被害を受けたことを承認することです。<被害者性の承認までの3ステップ>(1)理不尽で腑に落ちない母の行為を描写する(2)母の行為を評価する(ひどい、無自覚、無神経、残酷)= 母の加害性を認める(3)自分の反応(つらくて苦しい、怖いなどの情緒的反応、緊張で呼吸が速くなるような身体的反応)が当然と思える = 被害者性の承認■「母親を研究する」ことが母からの呪縛を解く娘が、「被害者性の承認」ができるようになったら、いよいよ最終仕上げです。ここでも、DVと重ねるとわかりやすいそう(※)。信田先生は、言います。「DVをふるう夫の認知の仕組みや成り立ちについて知識をもつことが、最大の力になります」※母と娘の関係性とDVの構造はよく似ている。妻はDV夫に対して、さんざんコミュニケーションの必要を訴えても、彼らはそれを聞かずに、暴力を振るい続ける。しかし妻が夫の関係を無理だと気が付いたとたん、夫はコミュニケーションを取ろうと言い出す。母娘の関係も、娘が母から離れるという強い危機感を感じた段階で、やっとコミュニケーションをとろうと母は言ってくる。母親の場合もしかり。「母親という一人の女性をどのようにとらえるか? なぜあのような生き方しかできなかったのか? 何が母にとって大きな挫折・転機・トラウマだったのか? そういったことを研究することが、母の認知の仕組みや成り立ちについての知識を持つことになるのです」(信田先生)つまり、「母親研究」とは、「母の形成過程」を知ること。「母の形成過程の解析・文脈化こそが、母の強力な磁場に取り込まれないための力になり、母からの呪文を解くカギにもなるのです」(信田先生)。最後に、信田先生からのメッセージをお伝えして、この特集を終えましょう。母娘問題を考えるときに重要なのは、「母と娘の力の不均衡」を前提とすることです。母は、「世間の常識」と「親の力」という力をバックにしていますが、娘は「それに対する反逆者」という烙印を押され、罪悪感に満ちてしまっています。母への恐怖や忌避感がある程度減少するまでは、ご自身の味方になってくれる人を、とにかくいっぱいつくりましょう。建物の土台にあたるのが、その人たちとのつながりです。もちろん本連載のような記事や、書籍でもよいでしょう。娘たちは、この「積み上げた土台」の上に立つことで、やっと両者の力の不均衡が和らぎます。そして、「娘と母との共存」が、はじめて可能になるのです。■今回、取材を受けてくださった信田さよ子先生の最新作 『母・娘・祖母が共存するために』 (¥1,512(税込)/朝日新聞出版)子育て中にママにこそ、読んで欲しい!母娘問題の第一人者が書いたメルクマール(指標)信田 さよ子さん臨床心理士。原宿カウンセリングセンター所長。駒木野病院、嗜癖問題臨床研究所付属原宿相談室を経て1995年に原宿カウンセリングセンターを設立。アルコールなどさまざまな依存症、摂食障害、ドメスティック・バイオレンス(DV)、子どもの虐待などに悩む本人やその家族へのカウンセリングを行っている。著書に『母が重くてたまらない』(春秋社)、『アダルト・チルドレンという物語』(文春文庫)、『さよなら、お母さん』(春秋社)『タフラブという快刀』(梧桐書院)『母からの解放 娘たちの声は届くか』(ホーム社)など。
2018年06月28日前回、「実の母との関係が、苦しい」と思っている人が、その関係を抜け出す第1歩は、悲しいかな、「『母にわかって欲しい』という気持ちを捨てること」だと原宿カウンセリングセンター所長の信田さよ子先生に教えていただきました。その「行き止まり感」を受け入れることができたら、次に打つべき手は? 現実的な対応策を伺いました。【母という存在がなぜ苦しいのか】 第1回 「私って、毒親?」と心配するママたちの原因は、“母”にある!? 第2回 母との関係が苦しい。娘の気持ちを母はわかってくれるのか? 第3回 「母に苦しむ娘」たちが生きるために必要なものとは 第4回 「母からの呪縛」を解き、娘と母が共存するために必要なこと -->■「母から逃げることを願う娘」は、たくさんいる「実家のある駅名や母の住む県名を聞いただけで冷や汗が出たり、動悸が早くなったりする女性。じつはたくさんいるのですよ」と、信田先生。こんなふうに、「母から逃げる、離れることだけを考えている女性」というのは、普通にいるそうです。彼女たちは、そのことを誰にも話せません。なぜなら、聞いた人は娘であるその女性がヘンだと思うに決まっているからです。「母と正面から一対一で相対することは無謀な行為」と、信田先生は言います。自分のことを、「愛情深い母」だと信じて疑わない母は、無敵です。その磁場に取り込まれた瞬間、今までがずっとそうだったように、娘は母に対して「イエス」しか言えなくなってしまうのです。では、どう対処すれば良いのでしょうか?■ポイント1:「とりあえず」で物理的距離をおく「まずは、逃げることも含めて物理的距離をおくことを考えましょう」(信田先生)。具体的には同居を解消する、転居先の住所を知らせずに時を稼ぐ、海外で暮らす、といった方法があります。「その際のコツは、『いつまでこれを続けるか』といった先のことを考えないことです。これはDVの場合も同じなのですが、『とりあえず』が、とても重要です」(信田先生)。まずは3日くらいが1週間になり、気がつけば半年経っていたということもあります。先々まで計画を立てると、けっして家を出ることはできないそうです。■ポイント2:母に対して丁寧語を使う諸事情から、物理的な距離をとれない人も、たくさんいるでしょう。そんな方たちに対して信田先生がカウンセリングで提案しているのは、「母親に対して、丁寧語を使いましょう」ということです。何かを頼むときは、「やってよね」ではなく、「お願いします」。了解も「わかった」ではなく、「わかりました」。挨拶を欠かさないことも重要です。「ただいま」「お帰りなさい」「おやすみなさい」といった日常の挨拶を母に対して続けます。「どうしたの? なんでそんな口調なの?」と母から聞かれても、けっして言い方を変えないようにします。そして、「『何でそんな他人行儀な言い方をするのよ』と責められたら、心の中で快哉を叫びましょう」(信田先生)。距離をとるということは、他人行儀になることです。親しき仲にも礼儀あり。親子であっても他者性を維持するために、丁寧語を使い、日々の挨拶を続けます。■ポイント3:仲間をつくる母からの「愛情」を「支配」と読み替える、いわば「母に対する意味の転換」は、一人で抱え込めるほどなま易しいものではありません。信頼できる人に話して聞いてもらうことが必要になります。けれども、そんな知人をすぐに思い浮かべられる人の方が少ないかもしれませんよね。下手に話すと、「お母さんのことを、そんな風に言うなんて」と軽蔑のまなざしで見られるリスクもあります。最近では、ネット上のブログやTwitterなどによって、世の中とつながることができるようになり、同じ思いの人との交流も可能になりました。ネット上であっても、同じ苦しみを経験した「仲間」の存在を感じられることは、どれほど心強いことでしょう。信田先生は、「母との関係性が苦しい人たちに必要なのは、つながる人の数です」と、言います。「自分を強くする、信念をもつ、自分を好きになるといった自己完結的方法ではなく、『あなたの考えていること、語ることはよくわかる』と、否定せず言ってくれる仲間が何人いるかが何より重要なのです」(信田先生)もちろん、ネット上のつながりも良いのですが、できれば「仲間」は姿が見えて声が聴ける方が、より望ましいそうです。「具体的な、生身の存在である仲間を得てもらいたいと切に思います」(信田先生) そんな仲間は家族とは別の、「母に苦しむ娘」たちが生きるために必要なコミュニティなのでしょう。次回は、母に苦しむ娘の、「母からの本質的な脱却」について信田先生に教えていただきます。■今回、取材を受けてくださった信田さよ子先生の最新作 『母・娘・祖母が共存するために』 (¥1,512(税込)/朝日新聞出版)子育て中にママにこそ、読んで欲しい!母娘問題の第一人者が書いたメルクマール(指標)信田 さよ子さん臨床心理士。原宿カウンセリングセンター所長。駒木野病院、嗜癖問題臨床研究所付属原宿相談室を経て1995年に原宿カウンセリングセンターを設立。アルコールなどさまざまな依存症、摂食障害、ドメスティック・バイオレンス(DV)、子どもの虐待などに悩む本人やその家族へのカウンセリングを行っている。著書に『母が重くてたまらない』(春秋社)、『アダルト・チルドレンという物語』(文春文庫)、『さよなら、お母さん』(春秋社)『タフラブという快刀』(梧桐書院)『母からの解放 娘たちの声は届くか』(ホーム社)など。
2018年06月27日「母との関係が苦しい」「母が自分にしてきたことを、自分もわが子にしてしまうのではないか?」。そんな苦しさや漠然とした不安を持つママは、案外と多いそう。「その苦しさから抜け出す第1歩は、知識を持つこと」と、原宿カウンセリングセンター所長の信田さよこ先生は言います。【母という存在がなぜ苦しいのか】 第1回 「私って、毒親?」と心配するママたちの原因は、“母”にある!?? 母との関係に苦しむ女性たち。母は娘のことをわかってくれるのか? 「母に苦しむ娘」たちが生きるためには。「愛情深い」と信じる母との対処法 「母と娘の力の不均衡」が罪悪感を生み出す。娘と母が共存するには -->■母は娘のことをわかってくれるのか?信田先生は、長年、母との関係に悩む娘たちのカウンセリングをしてきました。そのなかで、「はたして、母は娘のことをわかってくれるのか?」という命題を、ずっと考え続けてきたそうです。結論から言えば、「シビアな現実感覚として、でもハッキリとお伝えしたいことは、母が娘のことをわかってくれるというのは幻想です」(信田先生)とのこと。もちろん、最初から「それは幻想です」と、悩んでいる方に伝えてもすぐに理解されることはないそうです。なぜなら、どれほど強く母のことを拒絶していようと、娘たちの母への幻想は、とても根強いものがあるからです。今回、「母との関係に苦しむ娘」であるウーマンエキサイト読者のA子さんも取材に同行し、先生とお話ししていただきました。お二人の会話の中に、「母への幻想」を諦めるヒントがあるのではないでしょうか?■母に、「わかって欲しい」は無理―「『母にわかって欲しい』という気持ちを捨てなさい」と、信田先生はおっしゃいます信田先生:母親にそれを言っても、通じません。どうしても訴えたいのであれば、「通じない」ということを前提に、「家の中にいるお地蔵さまなり、おひなさまに話しているような気持ちで、どうぞ」とは、お伝えしています。でも、そこで、母親に対して「わかって欲しい」と思った途端にダメですからね。それは、無理な話です。A子さん:長い間、母に対して「わかって欲しい」と、訴え続けてきました。何度も何度も訴えましたが、自分で壁に頭に打ち付けて、血を流している感じしかしなくて…。ボロボロになって、やっと、「この人に訴えても、ダメなんだ」と、思い至りました。だから、先生にキッパリ、「母親にわかって欲しいと思っても、通じません」と言っていただいて、すごくホッとしました。「私が感じていたことは、間違えていなかったんだ。あっていたんだ」と。■「コミュニケーション」を取るは欺瞞なのか?―でも、母親は、「コミュニケーションをとろうよ」と言ってきますよね…。信田先生:そこで娘側は、罪悪感を感じてしまうんです。「コミュニケーションをとりたいと母は言っているのに、それに向き合っていない私は、『悪い娘』なのではないか?」とね。でも、それは「コミュニケーション」という言葉の持つ欺瞞(ぎまん)性です。「コミュニケーション」という言葉は、すごく強制的です。「コミュニケーションをとろうよ」と言った母は、自分が思ったとおりに娘に動いて欲しいと思っています。でも、言われた娘は、「母が思っているコミュニケーションと、私が思っているコミュニケーションは違う」と感じている訳でしょう? それでも、「母がコミュニケーションだと思っていること」に自分が合わせられないと、娘は「自分が、悪い」と、感じてしまうんです。―そんなときは、どうすれば良いのでしょう?信田先生:母から「コミュニケーションをとろう」と言われたら、「あなたが考えるコミュニケーションと、私が考えるコミュニケーションは違うんです」と、言えばよいのです。「家族のなかには、いろいろなコミュニケーションがあり、お母さんが考えるコミュニケーションだけが、コミュニケーションではありません」と答えるのが、正論です。もっとも、娘がそう言ったところで、母は、「なんか、ごちゃごちゃ、言っちゃって。どうしたの? 親子じゃない。いつから、そんな冷たいこと言うようになったの?」などと言われるのが関の山ですけれどね(笑)A子さん:そのセリフ、そのまま母が言いそうです。信田先生:とにかく母の話にのってしまったら、ダメなんです。母は、「話せば、わかる」と思っていますからね。そんな母とのコミュニケーションは、新幹線のようなもの。途中では降りられないんです。だから、のってしまったら、絶対にダメなのです(笑)。A子さん:小さい頃から、「必ず母の話にはのらなければいけない」という思いで、やってきました。母の言うことを聞かないと、とにかく面倒くさいことになるんです。そうなると、「(母の言うことを)聞いちゃった方が、無難」という気持ちになるというか…。信田先生:「無難」という感覚は、わかりますね。そうしてしまう自分を少しずつでも変えていくことが、じつは、最初の関門です。少し丁寧にお話ししましょうか。まず、コミュニケーションというのは、「ひとつ」ではありません。「コミュニケーション」という言葉を使ってしまうと、あたかも糸電話みたいに、一本の線がそこにあるにように感じられるでしょう? 母が「コミュニケーションをとりましょう!」と糸電話をしてきたら、「イヤよ」と言うと娘が悪いことになってしまう…。でも、それは、間違いです。母は、「コミュニケーション」という言葉を使ってはいるけれど、単に「自分の言いたいことを、言いたい。それに、相手をのせたい」というだけですから。それが、母にとっての「コミュニケーション」なんです。■母と娘の話は、DVと構造が同じ信田先生:このような母と娘の関係性は、DVと重ねると構造がよくわかります。DV夫たちは、妻が「もう一緒に暮らせない」と伝えると、「話せば、わかる。コミュニケーションをとろうよ」と、100人が100人とも言うんです。妻が「そんなの無理」と言うと、「自分がコミュニケーションをとろうと言っているのに、あいつは話にのってこない」と、責めます。この構造と、母の「話し合いましょうよ。コミュニケーションとりましょうよ」は、同じなんです。でも、その時点に至るまでに、妻はDV夫に対して、さんざん「コミュニケーションをとりましょう!」と、言ってきました。それに彼らはまったくのらないで、暴力を振るってきたんです。それと同じで、娘はこれまで理を尽くして、さんざん話をしてきたのに、母は聞く耳をまったく持っていなかった。それでいて、「娘が自分から離れるかも!」という強い危機感を感じた段階で、やっと「コミュニケーションをとりましょうよ」と言ってくるのは、あまりにも勝手だと思います。―娘なりに、ずっと母とコミュニケーションをとろうとしていた訳ですもんね。信田先生:そりゃ、そうですよ! A子さん:私なりのコミュニケーションを、母に対してずっと、やってきて。「こう言ったら、母は、こう言ってくる」というのもわかります。「私がこう言ったら、母はこういうフレーズを言うだろう」というのまでわかると、何かを言う気が失せてしまうんです。信田先生:私も、長年カウンセラーをやっていますから、「これを言ったら、こう返ってくる」というのはわかりますよ。だからこそ、「わかってもらおう」とか、「伝えよう」と思ってはいけないんです。それをやると、必ずしっぺ返しが娘に返ってきて、娘たちの自滅につながります。■「私、典型的だ」と自覚できれば大丈夫!A子さん:先生の本を読んで、「こんな本がある。これ、私のことだ!」と、感じました。私は、先生の本の典型的な読者なのだと思います。信田先生:「私、典型的だ」とわかるだけでも、いいですよね。毒親をテーマにした本がまだなかった頃は、当事者の方たちは、「こんなヒドイことを考えるのは、世界で自分一人だけだろう」と思っていたのですから。ご本人としては、一人で抱えるしかなくて、もっと大変だったんです。けれども、最近は本屋さんに行けば、こういう本がたくさん出ています。「私だけじゃないんだわ!」とわかるのは、すごく大きいことだと思っています。私は「毒親」という言葉を自分では使いませんが、緊急対応的に使う分には良いと考えています。「うちの母は、毒親だったのか」と定義できれば、娘側の肩の荷がおりるというか。A子さん:先生のご本を読んで、「そうだよね。そうなんだ。やっぱり、そうだったんだ」と、本当にホッとしました。■母との関係に苦しむ女性の「出口」には、2つの側面がある信田先生:でもね、一時的に肩の荷がおりたとしても、母と娘の関係は、ずっと続きます。私がカルチャーセンターで母娘問題の講座をするとき、聴衆の中に、60代の方が必ずいらっしゃいます。当初、60代の方は「母親」という立場で話を聞きにいらしていると思っていたのですが、違いました。「娘」として、来ているのです。いまは90代でも、お元気な方はたくさんいらっしゃいます。60代になった方でも、「母が原因で、鬱になりました」という方は、普通にいらっしゃるのです。「毒親」という言葉を使うと、どうしても、「自分を守る」という発想になります。緊急対応的には、毒親から自分を守るために、母を「捨てる」「切る」といった外科的な処置も効果はあります。けれども、最終的にはこうした外科的な処置ではなく、もっと俯瞰(ふかん)した視点で考えてみないと母からの本質的な脱却はできないんです。前者は極めて具体的な方法論であり、後者は娘たちが自分の足元の土台をしっかりと固める作業です。母との関係に苦しむ女性の「出口」には、この2つの側面があることを知っておいて頂きたいですね。次回は、母と娘の関係に苦しむ女性の「外科的緊急処置」について信田先生に教えていただきます。■今回、取材を受けてくださった信田さよ子先生の最新作 『母・娘・祖母が共存するために』 (¥1,512(税込)/朝日新聞出版)子育て中にママにこそ、読んで欲しい!母娘問題の第一人者が書いたメルクマール(指標)信田 さよ子さん臨床心理士。原宿カウンセリングセンター所長。駒木野病院、嗜癖問題臨床研究所付属原宿相談室を経て1995年に原宿カウンセリングセンターを設立。アルコールなどさまざまな依存症、摂食障害、ドメスティック・バイオレンス(DV)、子どもの虐待などに悩む本人やその家族へのカウンセリングを行っている。著書に『母が重くてたまらない』(春秋社)、『アダルト・チルドレンという物語』(文春文庫)、『さよなら、お母さん』(春秋社)『タフラブという快刀』(梧桐書院)『母からの解放 娘たちの声は届くか』(ホーム社)など。
2018年06月26日母性などない。あるのは欲望だけー ©Lucía Films S. de R.L de C.V. 2017メキシコのリゾートエリア、バジャルタの海辺に立つ一軒家に、2人の姉妹が住んでいました。17歳の妹・バレリアは、定職に就いていない同じ年の頼りない恋人との子供を身籠っており、初めての妊娠と出産で不安がいっぱい。そこに長い間疎遠になっていた美しい母が戻ってきました。突然舞い戻った母親・アブリルは、17歳で娘を産んでいる経験から、初めこそは救いの手を差し伸べ、献身的に娘の面倒をみるのですが、娘の出産をキッカケとして、深い欲望が芽生えていきます。赤ん坊の夜泣きに苦しむ娘から育児の主導権を奪ったアブリルは、さらなる信じがたい“強奪”を重ねていき、様々な物理的かつ法的な段取りをこなしていく手際の良さは、まるで冷徹なる完全犯罪の遂行者のよう。おまけにこの美しき母親は熟した女の匂いを濃厚にまき散らし、ふたりの娘のみならず若い男をも手玉にとっていくのですがー。 母にいったい何が起きたのか、彼女はいったい何者なのかー? ©Lucía Films S. de R.L de C.V. 2017日本においても「毒親」という表現が市民権を得て、多くの著名人が自分と親との関係をカミングアウトしています。また、近年では「家族という病」(新潮社刊・下重暁子著)が50万部を超えるベストセラーになるなど、家族や親という者への受け止め方の変化も顕著です。本作においては、娘の出産と元夫からの拒絶をきっかけに、自我を欲望の世界に放り込み、思いのままに人を操っていく「母」という存在の危うさと怖さを見せつけています。それはかつて世間が欲する「母親像」からは離れて、むしろ人間の持つ性を辛辣に描いています。そもそも「母」とはなんであったのか、社会が押し付けたモデルでしかなかったのか、一人の女性として、そのモンスターのような存在に翻弄され、苦しむ人々を通して、その存在を明らかにしています。 ミシェル・フランコ監督の意想外な視点 ©Lucía Films S. de R.L de C.V. 2017ミシェル・フランコ監督は、これまでにもモラルの重圧に苦しみ、その結果としてモラルを逸脱してしまう、普通の人々を定点観察するように、冷徹な眼差しで描いていきました。そして本作『母という名の女』では、母性という神話を粉々に打ち砕き、崩壊した家族の無慈悲なまでのありようを剥き出しにさせています。しかし彼は、人間の不可解さそのものを、あからさまに否定も肯定もせずに、辛辣なアイロニーを込めて描き出しています。人間こそが最も恐ろしく、さらには人に姿を変えた怪物は、私たちの日常に潜んでいます。「母」という不条理な存在に楔を打ち込み、衝撃のミステリーを劇場でお楽しみください。 【情報】 『母という名の女』 6月16日(土)ユーロスペース他にて全国順次公開監督・脚本・製作・編集:ミシェル・フランコ出演:エマ・スアレス、アナ・バレリア、エンリケ・アリソン、ホアナ・ラレキ、配給:彩プロ
2018年06月15日子どもとの関係、夫婦の関係、ママ友との関係など、様々な“つながり”がありますが、自分の親との関係もあります。なかでも、同性である「母との関係」は、とても重要ですよね。しかし、自分の気持ちをわかってくれるよき理解者になってくれることがあれば、反対に“敵”になってしまうことも…。そんな母との関係を見つめなおすのにピッタリの記事をピックアップしました。その1●母との関係が夫婦関係の危機に!?娘と母親が異様な依存関係にある「実家べったり妻」。実家依存の度が過ぎると夫の信頼を失い、夫婦関係の危機を招くともいわれているけれど、どういう傾向があると、それに当てはまるの?気になる方は、「実家べったり度チェック」を試してみてください。▼続きはコチラ▼その2●実家に頼りすぎる自分を変えるには?家庭をおろそかにして実家に入り浸り、離婚の危機さえ招いてしまう「実家依存症妻」。実家と上手に距離を取るには、まず「自覚すること」が大切。そのほかにも方法はあるので、心当たりがある方は、見ておいたほうがいいかも…?▼続きはコチラ▼その3●「マザコン」と「母親思い」の境界線「夫がマザコンで困る」という妻は多いようです。しかし、見方を変えれば「お母さん想いのやさしい夫」でもあります。夫の「マザコン」と「母親思い」は、どう違うのでしょうか?夫がグレーゾーンだと感じたら、覗いてみてください。▼続きはコチラ▼その4●夫がマザコンかどうかを見抜く方法夫のマザコンが離婚の危機を招くこともあるといいます。では、夫がマザコンなのかを見抜く方法はある?夫のマザコン度チェックリストで試してみませんか?▼続きはコチラ▼その5●「実母が嫌い!」上手に付き合うコツ母と娘の絆は強いと言われているものの、なかには実母に対する嫌悪感が拭い去れないという人もいるでしょう。では、嫌いな実母とうまく付き合うには、どうしたらいいのでしょう?切っても切れない母との関係改善法は、意外と簡単なことでした。▼続きはコチラ▼その6●犬猿の仲!?義母との上手な付き合い方「母との関係」は実母だけではありません。盆と暮れ…1年のうちたった2回の辛抱だ!そう思いながらも、つい憂鬱になりがちなのが、夫の実家への帰省。姑の前で猫を被れば被るほど、後々自分を追いつめることになりかねない…。実体験や座談会など、リアルな「嫁トーク」を展開しています。▼続きはコチラ▼その7●実母への嫌悪感の正体は?虐待やネグレクトなどの被害にあったわけでもなく、ごく普通に育ててもらったはずなのに、なぜか母親に嫌悪感を抱いてしまう。他の人間関係にくらべて、濃い絆で結ばれている実母だからこそ、関係性に苦しむこともあります。実母との関係に悩んでいるなら、一度見てみてください。▼続きはコチラ▼その8●義母よりも実母…ストレスが大きいのはどっち?子どもが生まれた途端、義母ではなく実母との同居を望む妻が急増!しかし、血のつながりがあるからこそ、お互いがいいたいことをすべて吐き出してしまい、親子関係にヒビが入ることも…。座談会形式でリアルな声が聞けます。▼続きはコチラ▼
2018年04月13日母の日のプレゼントにミキモト コスメティックスは、東京・銀座にある“ミキモト コスメティックス ギンザ サロン・ド・ボーテ”で『母の日トリートメントスペシャル プラン』を4月16日(月)~5月31日(木)の期間に提供することを発表した。『ミキモト』といえば、「真珠」で有名な企業。真珠には、素肌の美しさを守る成分が含まれており、この発見がミキモト コスメティックスのはじまりである。ミキモト コスメティックスは、トータルビューティスペースとして“ミキモト コスメティックス ギンザ”を銀座2丁目に構えている。母娘でゆったりとした時間を共有“ミキモト コスメティックス ギンザ”には、化粧品を試してから選ぶことができるコスメティックス カウンターや、美しさに磨きをかけるエステティックサロン、美をテーマにしたイベントスペースなどがある。ミキモトのエステティックサロンでは、リンパドレナージュと筋肉組織に働きかけるオールハンドによるトリートメントを提供している。トリートメントには、真珠のエッセンスにこだわって開発された化粧品を使用する。今回、母の日プランでは、極上のフェイシャルエステを体験する。特典として、フェイシャルエステの後に、フルメイクのサービス、母娘の記念写真の撮影&プレゼント、人気レストラン「クッチーナ デル ナブッコ」コラボデザート付きランチチケットのプレゼントを用意している。同サロンは、完全予約制なので、ご予約はお早めに。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース御木本製薬株式会社※MIKIMOTO COSMETICS GINZA
2018年04月03日『今日も嫌がらせ弁当』が映画化し、2019年6月28日(金)に全国公開される。主演は篠原涼子。シングルマザーと反抗期の娘のお弁当バトル『今日も嫌がらせ弁当』は、八丈島に住むシングルマザーかおりが、高校生の娘・双葉に仕掛けるお弁当をめぐる、母娘バトルを描く、実話をもとにしたストーリー。描かれるのは、ついに始まった娘の反抗期。生意気な態度や無視を繰り返す娘に対して“仕返し”をするべく、母親が選んだ武器は…お弁当!!娘の高校入学から卒業までの3年間にわたる母娘バトルが始まる。ブログをもとにした人気エッセイを映画化原作は、Amebaブログデイリー総合ランキング1位となった「ttkkの嫌がらせのためだけのお弁当ブログ」。特に反響の大きかったお弁当と日記を抜粋して書籍化されたエッセイ『今日も嫌がらせ弁当』は発行部数シリーズ累計20万部を突破するほどのヒットを記録した。映画『今日も嫌がらせ弁当』では、エッセイをもとに映画オリジナルのストーリーを加え、ユーモラスと感動に溢れた物語を展開していく。篠原涼子×芳根京子が母娘を演じる主人公の八丈島に住むシングルマザー・持丸かおりを演じるのは篠原涼子。2018年は『北の桜守』『SUNNY 強い気持ち・強い愛』『人魚の眠る家』の3本の出演映画が公開になるなど、唯一無二の存在感を見せる。反抗期の高校生の娘・双葉には芳根京子。NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」のヒロインを務めたことで注目を集め、2018年には『累-かさね-』や吹き替えを務めた『ボス・ベイビー』が公開される。篠原涼子との共演は、2013年のテレビドラマ「ラスト・シンデレラ」以降2度目の再共演となる。その他、かおりのブログ愛読者で一児のパパ・信介は佐藤隆太、双葉の姉・若葉は松井玲奈、双葉が密かに想いを寄せる同級生・達雄は佐藤寛太が演じる。クオリティの高すぎる“嫌がらせ弁当”⁈公開された予告編では、反抗的な態度をとり続ける双葉に、母・かおりが仕掛けた“嫌がらせ弁当”の数々が。ボンド木工用、さけ茶漬け、貞子、ダンディ坂野…といった、あまりにクオリティが高すぎるキャラ弁が映し出されている。娘の心の成長を想うかおりの愛は、お弁当を通して双葉へと届くのか?ハートフルな物語の結末に注目だ。監督・脚本は塚本連平監督・脚本は、『僕たちと駐在さんの700日戦争』『レオン』などを手がける、塚本連平が務める。フレンズがバンド初となる映画主題歌を手掛ける本映画の主題歌を務めるのは、男女5人組バンド・フレンズ。グループにとって初の映画主題歌となる新曲「楽しもう」は、映画のストーリーに寄り添って書き下ろされた作品だ。監督の塚本連平は、「映画を2回りも3回りも広げてくれる曲」と大絶賛。明るく爽やかな余韻を与えるフレンズらしいサウンドで映画を盛り上げる。ストーリー舞台は東京都の島、八丈島。自然と人情が豊かなこの島で、シングルマザーの持丸かおりは、次女の双葉と暮らしている。「大人になったらお母さんと一緒にレストランをやる」と言っていた可愛い娘はどこへ行ったのか、今では反抗期に突入し、生意気な態度で何を聞いても返事すらしない。かおりは娘の嫌がる“キャラ弁”を作り続けて逆襲するのだが、やがてそのお弁当は、会話のない娘への大切なメッセージへと変わっていく。果たして、かおりが想いのすべてをこめた、娘の高校生活3年間のフィナーレを飾る〈卒業弁当〉とは──?詳細『今日も嫌がらせ弁当』公開時期:2019年6月28日(金)出演:篠原涼子、芳根京子、松井玲奈、佐藤寛太、佐藤隆太監督・脚本:塚本連平原作:「今日も嫌がらせ弁当」(三才ブックス刊)
2018年03月22日ミニスキンケアセットなどのお土産付き5月12日、千葉県浦安市舞浜の東京ベイ舞浜ホテルクラブリゾートにおいて、母娘のメイク講座『母の日ビューティメイクセミナー』が開催される。この催しは株式会社ハーバー研究所と東京ベイ舞浜ホテルクラブリゾートが協同して行うもので、当日はハーバービューティプロデューサーの廣森知恵子氏のアドバイスにより、写真映えするメイクアップ術がレクチャーされる。また、メイクアイテムやミニスキンケアセットのお土産も用意される。参加できるのは中学生以上の女性。ディナーバイキング付きで、受け付け開始は3月26日から。参加費は教材費、撮影料、サービス料、消費税込みで12,800円となっている。セミナー・写真撮影・ディナーバイキングこの『母の日ビューティメイクセミナー』では、3つの会場を使用。まず2階宴会場にてメイクセミナーが行われ、続いてホテル写真室のプロカメラマンが2人を記念撮影。この写真はプレゼントされ、その後、3階ダイニングスクエア「ジ・アトリウム」でのディナーバイキングとなる。日時: 5月12日(土)セミナー&撮影会 15:00~17:00食事 17:30~自由解散場所: 東京ベイ舞浜ホテル クラブリゾート千葉県浦安市舞浜1-7費用: 12,800円(税込)定員: 10組20名申込受付: 3月26日(月) 12:00から(プレスリリースより引用)なお、この企画とセットになった宿泊プランも用意。申し込み方法など、詳しい情報は以下URLの東京ベイ舞浜ホテルクラブリゾートのサイトで確認を。(画像はプレスリリースより)【参考】※クラブリゾートキッズスクール&セミナー※5月12日(土)『母の日ビューティメイクセミナー』開催
2018年03月22日母と反抗期の娘の“お弁当”バトルを綴ったブログから生まれたベストセラーエッセイ「今日も嫌がらせ弁当」を、主演・篠原涼子、その娘に芳根京子を迎えて映画化することが決定した。本作は、八丈島に住むシングルマザー・かおりが、高校生の娘・双葉に仕掛けたお弁当をめぐる母娘バトルの実話エッセイの映画化。反抗期、生意気な態度や無視を繰り返す娘に対して“仕返し”をするべく、母親が選んだ武器は…お弁当!しかもキャラ弁!こうして娘の高校入学から卒業までの3年間にわたる母娘バトルが始まった!原作は、Amebaブログ「デイリー総合ランキング」1位に輝いた「ttkkの嫌がらせのためだけのお弁当ブログ」。特に反響の大きかったお弁当と日記を抜粋して書籍化されたエッセイ「今日も嫌がらせ弁当」(三才ブックス刊)は発行部数シリーズ累計20万部を突破。映画は、そのエッセイを基にオリジナルの物語で脚色されたストーリーとなる。篠原涼子の新たな母親像!芳根京子は憧れの存在と再競演主人公の八丈島に住むシングルマザー、持丸かおりを演じるのは篠原涼子。2018年は『北の桜守』に加え、『SUNNY 強い気持ち・強い愛』『人魚の眠る家』の3本の出演映画が公開になるなど、唯一無二の存在感で日本のエンターテインメントを牽引。本作では、これまでのスタイリッシュなイメージを一新し、娘の反抗期にまさかのお弁当で立ち向かうという、新たな母親像に挑戦する。そして、反抗期の高校生の娘・双葉には、NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」のヒロインを務めあげ、「海月姫」ではオタク女子を演じるなど、いまやその透明感溢れる美しさと伸び盛りの演技に主演作のオファーが殺到する芳根京子。篠原さんとの共演は、2013年、16歳の女優デビューを飾ったドラマ「ラスト・シンデレラ」以降2度目、“憧れの人”として公言している篠原さんとの念願の再共演に期待が高まる。監督・脚本は、知英×竹中直人の『レオン』や福田雄一監督が脚本を担当した『僕たちと駐在さんの700日戦争』などの映画、ドラマ「重要参考人探偵」「時効警察」「ドラゴン桜」などを手がけ、登場人物をユーモラスに生き生きと描くことに定評のある塚本連平。篠原涼子、反抗期の娘とお弁当でコミュニケーション「面白いけど素敵」「原作だけでなく以前ブログも読んでいて、『嫌がらせ弁当』というキャラ弁を通して反抗期の娘とコミュニケーションを取るお母さんなんて面白いけど素敵だな、と感じていました。が、まさか自分がそのお母さんを演じることになるとは!さらに久々の共演となるカワイイ芳根京子ちゃんが反抗期の娘になるとは!」と語り、「いまからワクワク」しているという篠原さん。「この作品が年頃のお子さんを持つお母さん、お父さんへの応援映画になってくれたら良いなと思います。そして自分も実生活では子どもたちにお弁当を作るので色々役に立ちそうです!(笑)」と語っている。芳根京子、“母”篠原涼子に「いまの全力をぶつけたい」一方、芳根さんは「ラスト・シンデレラ」以来の篠原さんとの共演に、「あのときはまだ右も左もわからない状況で、付いていくのに必死でしたが、あれから5年の間にいろんな経験をさせてもらいました。いまの全力をぶつけたいです。しかも篠原さんの娘役。しかも“母娘バトル”がテーマの映画なんて、ぶつけ甲斐があるにもほどがあります!」と笑顔で意気揚々。「『あのとき、お母さんと喧嘩したなぁ~』と懐かしく思う人にも、いままさにバトル中の人にもどこか共感してもらえる映画になる」と期待を寄せている。塚本監督、篠原vs芳根のバトルを「私自身が早く見たくてたまりません」「八丈島の大自然をバックに、日本中を沸き立たせる母と反抗期娘の仁義なきお弁当バトル!!!というのはちょっとオーバーですが」としながらも、「数年前に書店でこの原作と出合い、立ち読みしながら声を出して笑ってしまいました。すぐに映画化したいと思いプロットを書き始め、そしていま、思い描いていた最高のキャストと共に撮影が始まります」と報告。「お弁当で反抗期娘にバトルを仕掛けるユニークなお母さんに篠原涼子さん。受けて立つのは芳根京子さん。2人が繰り広げる母娘バトルを、監督脚本の私自身が早く見たくてたまりません」と明かし、「皆様、是非この母娘のバトルの行方にご注目ください!!」とコメントを寄せている。映画は3月下旬から、舞台となる八丈島を中心にクランクインする。(text:cinemacafe.net)
2018年03月19日おしゃれ大好きの娘、将来の夢は?広汎性発達障害のある6歳の娘は、おしゃれが大好き。おしゃれな洋服、可愛い髪型、テレビで紹介されるファッション、お化粧…ゲームも着せ替えゲームを好んで、よくやります。とにかく、着飾るものに興味津々です。Upload By SAKURAそんな娘が、1年前に言い出した将来の夢は…Upload By SAKURA「大きくなったら、ファッションになりたい!」と言い始めました。ファッション…?ファッションが好きすぎて、ファッションになりたい宣言(笑)ファッションのなかで何をやりたいのか、説明してみると…そこで、ファッション自体は仕事ではないことを教え、どんな洋服を作るか絵を描いて考える人(デザイナー)、洋服を作る人(パタンナー)、どの洋服を着るか決める人(スタイリスト)、洋服を売る人(ショップの店員)、など、ファッションに携わるたくさんの人がいることを、簡単に説明しました。すると、絵を描くのが大好きな娘は、「描く人!」と即答。Upload By SAKURA夢に向けて、娘のファッショニスタ修行はじまる!それから、娘のデザインが始まりました。描く!描く!とにかく描く!(笑)Upload By SAKURAUpload By SAKURAUpload By SAKURA高まる娘の女子力。ファッションチェックはじめました!さらに、娘はファッションのスタイルの種類を覚えるようになりました。ガーリー、ポップ、スポーティー、ロリータ、モード、エスニック…もうはっきり言って、同じ女であるはずの私にも、ついていけない!!!毎朝、学校に来ていく服のスタイルを、私に説明しないと気が済まないようになりました。Upload By SAKURA外出先でも、大きな声で、ファッションチェック。やめて…今日のママのファッションは…ただのラクさを重視した普段着(ダサめ)なの…恥ずかしいから…まじやめて…!!!!我が家で、最も女子力の高い娘。完全に負けている私にダメ出しする日も、きっと近い…(笑)
2018年02月21日俳優の村上虹郎(20)が19日、都内で行われたSpotify新CM発表会に出席し、母で歌手・UA(45)との関係性について語った。音楽ストリーミングサービス・Spotifyは、村上を主演に起用し、22日から新ブランドCM「今のサントラ・年末年始の実家」編を全国放送。これに合わせ発表会を実施し、村上のほか、ニホンモニターの「2017年ブレイクタレント」で1位になったお笑いコンビ・カミナリがゲストとして呼ばれた。司会者から「人生の節目になった曲は?」と問われ、村上は人気デュオ・ゆずの「夏色」を挙げた。中学校1年生の頃、同曲をギターで弾いていた友人の影響で村上も初めてギターに触り、文化祭で村上含めた3人の弾き語りを披露することになった。緊張のあまり、「ゆっくり下ってく」を速いテンポで歌ってしまったそうで、「母親にツッコまれた」と懐かしそうに振り返った。また、UAとは音楽の話で盛り上がることもあるといい、「僕が中学生ぐらいですかね? カッコイイ音楽を意識して聴くようになって。その影響は母親が強い。好きな曲は母親とかぶります」とも。「もちろん母親の曲もそうですけど母親がカバーしている曲、母親がカバーしていなくても好きな曲は(かぶることが)多い」と明かした。今年はUAのライブにも参加したという村上。発表会終了後の囲み取材ではUAの一番好きな曲を聞かれ「難しいですね……」と選べない様子だったが、「今年母親のライブに出たんですよ。『雲がちぎれる時』という曲なんですけど、ギターをアンコールで弾いて。結構好きです」と答えた。一方で、「母親はデビューと最近でだいぶテイストが違うんですよ」「日本語じゃないものも多い。日本語よりも古いホツマとか」と客観視する場面も。「母親は勉強熱心です」とアーティストとしての母を称賛していた。
2017年12月19日「娘にイライラしてしまう」。「花まる学習会」代表の高濱正伸さんに寄せられる相談でもっとも多いのは、母と娘の関係性の悩みだそうです。そこには、もしかしたら同性同士だからこそ気がつかない落とし穴があるのかもしれません。そんな「イライラしてしまうママたちに聞いて欲しい話がある」と高濱さんはおっしゃいます。女の子とは一体どんな生き物なのでしょう? ママたちも知っているようで知らなかった女の子の特徴と、小学校3年生までの「女の子」の育て方についてお話を伺いました。高濱正伸さん花まる学習会代表・NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長・算数オリンピック委員会理事。1993年、「この国は自立できない大人を量産している」という問題意識から、「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、「作文」「読書」「思考力」「野外体験」を主軸にすえた学習塾「花まる学習会」を設立。■娘とうまくいっていない母の特徴とは?「自分とうまくいっていない娘のことを話すママは、一様に顔の相が悪いんです。ため息まじりに、はき捨てるように娘のことを話す様子は、息子のことを語るママにはまったくない特徴です」(高濱さん)。娘の方もわざわざ母親がイライラするようなことを言うのです。たとえば、「お母さんだって、口だけじゃん」「その服、似合わないね」「買い物、失敗したんじゃない」いったいなぜ、こんな関係になってしまうのでしょうか?●ママも知らない!? 「女の子という生き物」自分と同性である娘は、ママにとって「自分と同じ」だから「わかる」と思いがち。でも、その思い込み、距離感こそが、問題なのかもしれません。まずは、高濱さんに「女の子とは、こんな生き物だ!」ということを教えてもらいます。娘を少し客観的に見ることで、母子の関係性の「風通し」が良くなることでしょう。また、ママの中の「女の子」を客観視することで、ママ自身を知ることにも繋がるのではないでしょうか? ■女の子にとって母は「お手本」「男の子にとって、母は『女神』であり、その愛が自信の源であるのに比べて、女の子にとっての母は『モデル(お手本)だなぁ』とつくづく思います」(高濱さん)ある朝のこと。高濱さんは家の近くで小学校へ向かう、登校班を見かけました。班長は女の子だったのですが、ふざけて歩いている男の子に向かって口をすっぱくして言っていたのが、このセリフ。「何回言えばわかるの?」「白線をはみださないでって、言っているでしょ!」まるで、その子のお母さんのような口ぶり。「きっとこの子のママも、まったく同じ言い方をするのだろうなぁと思いました」(高濱さん) 娘の口調が、「怒っているときの自分」にそっくりでヒヤっとしたこと、ありませんか? それこそが、女の子にとってママが「モデル=お手本」という証明なのだと思います。■母の時代とは異なる「いい男」観「いくらとり繕おうとしても、わが子の前では隠せません。子育ての場面では、ママのいままでの人生観がすべて出てしまうのです」(高濱さん)娘にとって、ママが「モデル=お手本」だと言われてしまうと、相当プレッシャーですよね。さらに、時代が激変しているいま、ママ世代の価値観だけで娘を育てていて本当に大丈夫なのかな? という不安もあるでしょう。たとえば大きな流れとして、今後は当然のように、女性も一生仕事を続ける時代がやってきます。産休後の仕事復帰タイミングも、どんどん早まっていくかもしれません。また、「いい男」観もどんどん変化しています。ママたちの時代は、「いい男=経済力のある男」でしたが、これからの女性が男性に求めているのは、経済力だけでない+αの「思いやり」「共感力」「会話力」…。「この連載を通じて、どんな潮流にもわが子が対応できるように『一生メシが食える』かつ『いいパートナーを見つけられる』女性に育てる方法を考えてみましょう」(高濱さん)次回は、「女の子特有の『いじわる』。娘がされたら、ママはどうすればいい?」です。■今回のお話を伺った高濱正伸さんのご著書 『お母さんのための『女の子』の育て方』 (高濱正伸著/実務教育出版 ¥1,300(税別)●こちらもあわせてどうぞ! 『お母さんのための『男の子』の育て方』 (高濱正伸著/実務教育出版 ¥1,300(税別)高濱正伸さん花まる学習会代表・NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長・算数オリンピック委員会理事。1959年熊本県生まれ。東京大学農学部卒、同大学院農学系研究科修士課程修了。1993年、「この国は自立できない大人を量産している」という問題意識から、「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、「作文」「読書」「思考力」「野外体験」を主軸にすえた学習塾「花まる学習会」を設立。ロングセラー『伸び続ける子が育つお母さんの習慣』ほか、『小3までに育てたい算数脳』『わが子を「メシが食える大人」に育てる』『算数脳パズルなぞぺー』など、著書多数。花まる学習会公式サイト: <Google Play Awards 2017>のKids部門ファイナリストに選出された思考センス育成教材アプリ「Think!Think!」(iOS/Android対応/無料)「Think!Think!」は、空間認識・平面図形などの問題をとおして、思考センスを育む教材アプリです。子どものヤル気スイッチ! をONにする「わかった!」という成功体験を引き出すゲームが満載。開発したのは、世界算数・算数オリンピックの問題作成を行う東大卒問題作成チーム、「花まる学習会」のグループ会社「花まるラボ」です。Think!Think!とは:
2017年11月27日かけっこ万年ビリ!でも動じない娘…やっぱり母は心配だ!運動会でいつもビリの、広汎性発達障害の娘。そんな娘の姿に父が熱血コーチで走り方を教えましたが、結果は惨敗…それでも一生懸命走ってくれたらいいのですが…娘は安定のニコニコゆったり走法で、ビリでも一向に気にしていない様子…「このままでは、連帯責任の時、責められる日が来るかもしれない…。どうしたものか…」と思いながらも、ただ見守ることしかできませんでした。もしかして、足が遅いだけじゃないのかも…!?そんな娘を日々観察し…そして悟った…!!!娘は足が遅いだけではなく…かけっこで一番大事なアレがないようなのです。そう…Upload By SAKURA走ることへの『競争心』がない!!!娘よ、かけっこは走って競争するスポーツなんだよ…?娘がまったく勝ち負けにこだわらないかと言うと…Upload By SAKURAUpload By SAKURA玉入れは、勝てば喜ぶし…ダンスは、家でも真面目に練習するほど楽しそうでした。他のことであれば、『勝ちたかったのに~!』と悔しがることもあります。Upload By SAKURAしかし、走ることに関しては、一番になりたい!負けたくない!という気持ちがないようで、明らかに全力疾走ではない余裕っぷり。負けても笑顔な娘…なぜかけっこだけ競争心がわかないの…?娘に聞いてみた問題は『走ることに関しての競争心』だとわかった!娘に「なぜ、走ることに関しては…そうなのか」問いかけてみました。Upload By SAKURAリアクションは謎…「と…とにかく、競争心を育てよう」母が立ち上がった!父が必死になって教えてくれた、走りのフォームなど、技術的な教えは、ほとんど効果を見せませんでした。そこで今度は、私が立ち上がることに。競争心と言うものを感じてほしいと、とにかくテンションをあげてもらうため、一緒にかけっこをしたり、走ることの勝ち負けを教えてみました。しかし、親とのやり取りでは、勝ちたがっても、学校の体育となると、結局スイッチオフ(笑)親として、見ていて何とももどかしい結果しか出ていません。Upload By SAKURA「競争心」を手に入れるまで、見守るしかないけれど技術的なことよりも、気持ちのありかたや考え方というのは教えることが難しいです。どんなに説明しても、本人が変わらなければ意味がない。今はその時期ではないのかもしれません…結局、いまだ解決策は見つからず。しかし、どこかのタイミングで…競争心を見つけるかも!しばらくは引き続き、見守ることが続きそうです。Upload By SAKURAいつかは運動会で一生懸命走る娘を見られる日が来ますように!
2017年11月08日100円ショップはスーパーのテナントに入っていることも多く、とても身近な存在になりました。しかし、最近増えてきている300円ショップはどうでしょうか? 価格も品質ももうワンランク上で、ショッピングモールなどにしか店舗がないこともあり、100円ショップほどなじみがないかもしれません。そんな300円ショップを、チェーンストアごとにわかりやすく徹底比較してみました。■そもそも、300円ショップはどんなお店?一部の商品に例外はあるものの、300円ショップでは基本的に商品価格が税別300円に統一されています。取り扱うアイテムは雑貨が中心で、100円ショップよりも流行に敏感なものが多い印象です。たとえば、小物入れひとつをとっても、プラスチックなどの味気ない無機質なものは少なく、木やブリキを使ったインテリアのポイントになるようなものが多く、パッと見は300円とは思えないほど。写真映えするので、おしゃれなインテリアの主役として活用し、SNSに投稿しているママも多いようです。大型スーパーに入っている場合が多い100円ショップに比べて、駅ビルやショッピングモールでよく見かける300円ショップ。店舗数は多くないものの、100円ショップにも個性があるように、300円ショップもチェーンストアごとに特色が見られます。続いては、代表的なチェーンストアの特徴をくわしくご紹介しましょう。■大人女子に愛される、甘口テイストの「CouCou」大人女子に愛される、甘口テイストのアイテムがそろう「CouCou(クゥクゥ)」。「不思議の国のアリス」モチーフやネコ、フレンチ・ブルドッグなどのアニマルモチーフをあしらいつつ、シンプルに仕上げたさりげないデザインが魅力です。かわいいけど子どもっぽくならないので、ポーチなどはママバッグだけでなく、オフィスで使っても違和感がありません。一方、ブリキのキャニスターやロゴ入りプレートなど、カフェで見かけるような食器類も豊富。コーヒー豆や紅茶などを保存できるキャニスターはテーブルに置くだけで絵になり、存在感のあるプレートはパンを置くだけでおしゃれなひと皿に! プチプラなので、家族分をそろえても家計にやさしいのがうれしいところです。キッズアイテムも充実していて、ディズニーや「トムとジェリー」のアニメDVDもすべて300円。これなら、レンタルするより安いかも?関東14軒、関西9軒、そのほかの地域も各2~5軒と店舗数はあまり多くありませんが、インターネット通販も行っています。 ■シーズングッズも定番グッズも! かわいさと使い勝手なら「3COINS」デザイン性の高い雑貨が豊富で、例えば魚や野菜をモチーフにしたメラミンスポンジなど、実用的かつ生活を楽しくさせてくれる『かわいい』がたくさん店頭に並ぶ「3COINS(スリーコインズ)」。シーズンごとに便利なアイテムの提案をしてくれる点も見逃せません。夏ならビーチで役立つハンドル付きの浮き輪や、浴衣に合わせやすいアクセサリーなど、子どもとのお出かけに最適なグッズがそろいます。「季節ものは流行があるし、しかも一度しか使わないかも…」と、購入するのをためらってしまいがちですが、どれも300円なので気軽に利用できるはず。旬を取り入れたおしゃれなものに目を奪われる一方で、実は、定番のシンプルな白い食器類も人気。実際に購入して使ってみたところ、「100円ショップのものより丈夫で使いやすい」というのが個人的な感想です。都内ならルミネやアトレ、エキナカなど、JRの駅ビルに多く見かける「3COINS」。郊外では、イオンモールやららぽーとなどに多く出店しています。 ■ファッションアイテム充実の「三日月百子」「三日月百子(みかづきももこ)」のコンセプトは「月曜日から日曜日まで毎日300円で女の子が楽しめるお店」。ほかのショップと比べると、バッグや帽子などのファッション小物が豊富な印象です。ほかにも、キャラクターグッズやアクセサリー類が充実しているのがポイント。小学生のお小遣いでも買える金額なので、おしゃれに目覚めた女の子を連れて行ってあげると喜ぶこと間違いなしです。もちろん、ママも使えるかわいさ&クオリティなので、娘とおそろいや色違いで購入するのもいいですね。300円のプチプラならではの楽しみ方です。友人の娘(小3)は「三日月百子(みかづきももこ)」が大好きで、出かける前日には財布の中のお金でいくつ買えるか計算しているそう。消費税も加わり、100円ショップよりも複雑な計算になるので、算数の勉強にも役立つかもしれませんね。 なんでもそろう100円ショップに対し、商品ラインアップは限定しているものの、女子心をくすぐるおしゃれなアイテムが必ず見つかる300円ショップ。限定品や季節商品が多いので、ほしいと思ったら購入しておくことをおすすめします。 ▼「CouCou」 ▼「3COINS」 ▼「三日月百子」
2017年08月14日“母ロス”という言葉を耳にしたことがありますか?これは、母親を亡くしたときに襲ってくる、深い苦悩や悲しみのことです。母と娘の密着度が高いわが国では、特に女性が深刻な母ロスに陥りやすい傾向があります。母の死を受け入れることができず、悲嘆にくれてしまう。 時には悲しみのあまり無気力に陥り、日常生活に支障が出てしまうこともあるようです。今回は、母親を亡くした女性たちから心境を伺い、悲しみの乗り越え方について考えてみました。●(1)アドレス帳が削除できないAさんの話Aさんは30代、独身の女性です。2年前、最愛の母親を病で失いました。何年もの長きにわたり、闘病してきた母。Aさんは可能な限りそんな母親によりそい、励ましつづけていたそうです。『病室で過ごすのは寂しかったのでしょうね。母は些細なことでも私に電話やメールをよこしてきたんです。でも、母が亡くなってから、私の携帯電話はぱったり鳴らなくなってしまいました。私はいつまでも、母の電話番号をアドレス帳から消すことができません 。その番号はもう他の人が使っているかもしれないし、母から電話がかかってくることはもうないのに……きっとまだ、母の死を受け入れられてないということなんでしょうね』(30代女性/派遣社員)携帯電話を握りしめながらつぶやくAさん。母のアドレスを消すことで、母との接点まで失ってしまいそうに思えるのでしょうね。お話を伺っている私も、胸がつぶれるような思いがしました。●(2)出産後に母ロスをぶりかえしたBさんの話Bさんは1児の母。結婚前に母を心不全で亡くしています。自分なりに悲しみは克服してきたつもりでしたが、出産後に思いもよらぬ感情の波に襲われたそうです。『自分が親になってみると、母へ聞きたかったこと、今だからこそ伝えたいことばかり。夫と子どもが寝静まった夜中、一人ぼっちで部屋にいると、母のことを思い出してしまいます。どうしようもない喪失感、そして親孝行のひとつもできなかった後悔で、涙がとめどなく溢れちゃうんです。何もできなくなり、呆然としたまま朝を迎える こともしばしばです』(30代女性/主婦)出産して改めて、母親の偉大さに気づくというのはよくあること。それは母ロスをぶりかえす引き金ともなるんですね。ママ友たちが実母の協力を得て、楽しそうに子育てしている姿を見るのもつらいのではないでしょうか。母に育児の悩みをうちあけ、「何言ってるの、あなただって小さいころは手がかかる子だったのよ〜」と笑い飛ばしてくれればどんなにいいか……出産後の母ロス、なかなか根深い問題となりそうです。●(3)20年経っても悲しみを抱えるCさんの話Cさんは20年前に母と死別しました。今でもふと、深い悲しみに襲われることがあるといいます。『ふとした瞬間に、強烈に母のことを思い出します。「おかえり」って言ってもらいたい、思い切り甘えたい、たくさんほめて欲しい……おかしいですよね。でも、一度その状態になるとしばらくは立ち直れません。長いと何か月間も、やり場のない怒りや強い喪失感で一杯になってしまいます 』(50代女性/パート)母とはまるで姉妹のように仲良しだったというCさん。その分だけ、なくなったときの喪失感は強かったそうです。20年という長い月日がたっても、母ロスを完全に克服することは難しいのでしょう。●母ロスから回復するために〜キューブラー・ロスの5段階プロセス〜深い母ロスに陥らないようにするためには、死を受け入れる心の働き(プロセス)を知っておくことが役に立ちます。ここで、死生学やホスピス運動の第一人者キューブラー・ロス博士が提唱している『受容の5段階プロセス』をご紹介しましょう。このプロセスは、もともと「自らの死を受け入れていく過程」として構想されたもの。しかし、愛する人の死を受け入れるときにも、同じ心の働きを経ると考えられているんですよ。●第1段階:「否定と孤独」死別への衝撃から、強い否定の感情が生まれる。焦り、無力感、不安感で一杯になってしまう時期。●第2段階:「怒り」「どうして私を残して死んでしまったのか」というような、亡くなった本人への怒りや、死別の苦しみを経験していない友人などへの妬み、憤りなどを感じる時期。怒りが自分自身に向かい、自責の念にとらわれることもある。●第3段階:「取り引き」「もしもあの人が生き返るなら、何だってする」といったような思いが押し寄せてくる時期。少しずつ過去を振り返ることができるようになってくる。●第4段階:「抑うつ」痛烈な孤独感や不安感、喪失感がやってくる。「誰とも関わりたくない」「1人になりたい」という気持ちになる時期でもある。●第5段階:「受容」穏やかに死別の現実を受け入れることができるようになる時期。もちろんすべての人がこのプロセスを順番通りに踏んでいくわけではありません。ときには何年も停滞したり、後戻りしたり、いくつものプロセスが同時に押し寄せたりもするでしょう。大切なのは、否定や孤独感、喪失感は全て、現実を受け入れていくために必要な過程であると知っておくことです。そして、これらの感情を持っている自分を過度に責めることなく、認めてあげることだとロス博士は説いています。----------母親を亡くすことは、とてもつらいものです。でも、いつか現実を受け入れ、穏やかに過ごすことができる日がやってきます。それまでは怒っても、悲しんでも、無力感にさいなまれてもいい。どうか、そんな自分の心持ちを認めてあげてくださいね。●文/パピマミ編集部●モデル/貴子(優くん、綾ちゃん)
2017年07月14日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「出産後、母との関係がうまくいかずイライラしています」という、ぴょんぴょん(32歳・主婦)に、心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこさんからアドバイスをいただきました。■ぴょんぴょんさんのお悩み出産後、母への嫌悪感が募っており、イライラや自己嫌悪などの感情に振り回されています。母は育児のことでまったく頼りにならず、「普通ならもっとアドバイスをくれるのに」「他のお母さんはこんなふうにしてくれるのに」などと負の感情を抱いてしまいます。母の父に対する態度(会話が少なく、そっけない、無視していることもある)にもイライラしますし、私たち夫婦が喧嘩しているときに、私に対して「そういう言い方は、子どもに影響を与えるからやめなさい」と指摘してきたことも。そのときに怒りが頂点に達し、今はほんの些細なことでも嫌悪感を抱いてしまい、どうしようもなくなっています。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこさんより慣れない育児に、しょっちゅう泣く赤ちゃん。お産の後は、ご自身の体調も安定しないですよね。ただでさえ不安になりやすいこの時期に、お母さんはちっとも頼りにならないどころか、文句を言う……。それはイライラするでしょうし、お母さんに対して負の感情を抱いてしまうのは無理もないことだと思います。ぴょんぴょんさんは「お産がきっかけで、そのような負の感情やイライラを感じるようになった」と書いていますが、本当にそうでしょうか。もともとご両親の関係があまりよくなかった、という記述もあります。お母さんはお父さんにそっけなくしたり、無視したりする。そんな様子を小さな頃から見ていたら、あまり”いい感じ”はしていなかったことでしょう。ひょっとしたらぴょんぴょんさんは、お母さんに対しての「ちょっと嫌だなあ」という小さな負の感情を、ずっと心に押し込めてきたのかもしれません。お母さんに対して、「それは嫌だ」と言うことやワガママを諦めたり、我慢したりしてきたのではないでしょうか。今、お母さんに対してイライラすることは、私にはとてもいい傾向に思えます。ずっと我慢して抑えてきた負の感情が、いよいよ我慢できなくなった。負の感情を、やっと外に出せる。「お母さん、うるさい!」「自分のこと棚にあげて、私に文句言わないで!」「育児を手伝ってくれないくせに、口ばっかり出してきてイヤ!」そんなことを言ってみたら、どうなるでしょう。お母さんは平気でお父さんを無視できるし、自分を棚に上げて他人に説教ができる人なのですよね? それなら、お母さんを見習い、ぴょんぴょんさんが自分を棚に上げて文句を言っても大丈夫そうですよね。そして言ったことはケロっと忘れて、必要なときだけ助けてもらう――。自分と価値観がまったく違う、お母さん。ひょっとしたら、よかれと思って色々と言ってくるのかもしれません。よかれと思って、育児にも手を出さないのかもしれません。「昔と今は違うから」という配慮をしているのかもしれません。ぴょんぴょんさんが「私はこうしてもらったらうれしい」ということを、お母さんは知らないと思います。「お母さんはどんな形で愛情を表現するのか」を聞いてみたら、想像もしない答えが返ってきて、びっくりするかもしれません。ひと口に「思いやり」と言っても、その形は人によって本当に違います。聞いてみないとわからないものです。お母さんに「こんなふうに育児を手伝ってほしい」ということを伝えてみましょう。伝えても、そのとおりにしてくれないかもしれませんが、そうであれば、別の人に頼むこともできます。超ジコチューで、言い換えるならば、自分の衝動に素直なお母さん。育児を手伝ってもらったら、実際大変かもしれません。別の人に頼ったほうが、平和な気もします。「産後」という気持ちが不安定な時期だからこそ、自分を棚に上げて、文句やわがままを言ってみる。「私、赤ちゃんがいて寝不足だし。イライラしやすい時期なのよねぇ」。そんなことを、ぜひ試してみてほしいなと思います。 ・このカウンセラーのブログを読む
2017年06月27日神田沙也加さんがブログで幸せオーラ満開のウエディングドレス姿を公開し、話題になっていますね。そんな中、気になるのは母親である松田聖子さんとの不仲説。ある女性誌は沙也加さんが結婚の報告もしなかったため、聖子さんが怒っていると報じ、他の雑誌は二人がレストランで仲良く会食していたと伝え…もう何がなんだか、という感じです。■女性の恋愛傾向は母親によって決まる?本人たちの問題なのだから、正直、仲良しだろうが不仲だろうが構わないのですが、それとは別にどうしても、一般論としての、恋愛や結婚における“母親の影響”が頭をよぎったりはします。幼少期の人間関係が恋愛に大きな影響を及ぼしている、という説もあるし、事実、恋愛に奔放な母親のもとに育った娘は、自分自身も恋多き女(だめんず好き?)になるケースが多いような。たいていの女性にとって、母親は最初に出会って生き方や考え方を学ぶ同性の先輩だし、両親の関係はそのまま男女関係の雛形となるもの。どんな男性を選び、どのように付き合えばいいのか、娘は母親の背中を見て学習します。つまり女性の恋愛傾向は、先天的なものを除けば、母親によって決まると言ってもいいかもしれません。■母親の影響で恋が上手くいかない?現在放送中のドラマ『あなたのことはそれほど』(TBS系)で波瑠さん演じるヒロインも、多分に母親の影響を受けています。シングルマザーとして自分を育てつつ、常連客のおじさまと深い仲になっていた母親の背中を見て育った彼女は「お母さんみたいにはならない」と言い放ったにも関わらず、不倫街道まっしぐら。一方、同じく波瑠さん主演の『お母さん、娘をやめていいですか?』(NHK)は、一番の親友であり、まるで恋人同士のようだった母と娘の関係が、ある男性の出現によって一変していくというストーリー。進学も就職も、何もかも母親の言う通りにしてきた娘は、恋愛を通して初めて、自分が無意識のうちに母親の顔色ばかり見て生きてきたことを自覚していきます。前者は母親を反面教師にしようとしたものの、結局は、本能に従って自分も周りも傷つけるような恋に振り回され、後者は全てをコントロールしたがる母親の影響で、恋人との関係が一進一退…。どちらも極端な母子関係を描いていますが、みなさん、少なからず共感できる部分はあるのではないでしょうか。他の例で言えば、両親が不仲だったり、夫婦間で束縛が激しかったり、もしくは母親が父親の愚痴ばかり言っていたり…ということがあれば、それらは全て娘の恋愛観・男性観に大きく影響してくるはず。たとえ、両親がとても理想的な夫婦関係だったとしても「私には、あそこまで自分にぴったりのパートナーを見つけるのは無理かも」と思って、恋愛や結婚をするのが怖くなる人もいるでしょう。■母親への罪悪感がだめんず好きを作る?そういえば、心理カウンセラーの心屋仁之助さんは「だめんずから離れられない人、男をだめんずにする人は根本的に、自分を〈罪人〉だと思っている」と言っていました。何の罪かと言うと、それは“お母さんを幸せにしてあげられなかった罪”。その罪を償うために「人の役に立つことをしたい」と思った結果、だめんずに執着したり、男性に尽くしすぎて、だめんずにしてしまったりするのだそうです。ということは、その罪悪感がなくなれば、今までよりも良い恋愛ができる可能性大。もしつらそうに見えたとしても、母親は不幸せだなんて決めつけず、「あれで実は案外幸せなのかも。私も幸せになろうっと」と前向きに考えられるようになれたらいいですよね。そもそも幸せか不幸せかは自分で決めることなので、「お母さんは幸せじゃない」と思い込むのは、母親に対して失礼なこと。罪悪感を持つよりも、一緒においしいものを食べたり、旅行したりして、今やこれからの幸せをシェアしたほうがお互いのために良いように感じます。■困ったときは“母”に頼って…といろいろ書いてきましたが、「そんなきれいごとを言われてもね」という人もいるかもしれませんね。母親との関係で悩みに悩んでいる人もいれば、「お母さんは十分に幸せだ」と思えているにも関わらず、恋愛でつまづいてしまう女性もいるでしょう。そんなときは、母親ではなく“母”の占いに頼ってみるといいかも。「〇〇の母」と呼ばれる占い師さんはたくさんいますが、その中でも、ご自身も波乱の人生を送ってきたという「新橋の母」こと小田原せいさんは頼りになりそうです。どん底に落ちて先が見えず、悩んでいる人の気持ちをしっかり受け止め、力強く励ましてくれるので、鑑定を受けるだけで元気が湧いてきそう。ちょっと辛口だけど愛のある“母”のアドバイスをもらいに行ってみてはいかがでしょうか。監修者紹介小田原せい1946年、九州博多生まれ。18才で芸能界デビューしたものの、声帯を痛めて引退。六本木のスナックママとして活躍するが、その後、訳あって無一文に。波乱万丈の人生を歩む中、持って生まれた霊力を使って占いの真似事を始めたところ、瞬く間に「的中する」という口コミが広がり、連日連夜行列に。本格的に占いの勉強をはじめ、絶え間ない研究の末、ついに彼女独自の「占霊術」を編み出す。90年代ではマスコミにこぞって取り上げられ、一躍人気占い師になったが、その後自ら身を潜める。現在は新橋に居酒屋をかまえ、訪れる一人一人と親身に接する占いママとして活躍中。
2017年05月15日放課後デイ・教科支援の先生からのメールに母はドキッ。現在高校3年生の発達障害のある娘は、中1の時から学習支援と余暇活動の場として放課後等デイサービスを利用しています。娘を通わせている放課後デイには送迎サービスはないので、公共交通機関を使える娘は1人で通っています。事業者と保護者との連絡は、連絡ノートかメール、電話でやり取りをしています。中1の終わり頃、娘の学習支援の担当者から母にこんなメールが届きました。Upload By 荒木まち子思わずアドバイザーの先生に相談する、心配性なワタシ遅刻もあるようだったので、娘のモチベーションが下がってしまったのかと心配になった私は、放課後デイのアドバイザーの先生に相談をしました。Upload By 荒木まち子放課後デイでは温かな「お母さんみたいな人たち」に囲まれて…Upload By 荒木まち子勘の鋭い娘に母は痛い所を突かれました…Upload By 荒木まち子主人にもグサッとやられました…Upload By 荒木まち子理想のお母さんには程遠い私。でもまぁ、いっか(笑)届けたい「お互いさま」の気持ち娘は主人の転勤で見知らぬ土地(関西)に引っ越後に直後に生まれました。その後、主人が単身赴任となり私と娘は二人きりで生活していた時期もありましたが、おおらかな土地柄のせいか、困った時は近所の方が「お互いさま」といつも助けてくれました。その経験から、今住んでいる地域(関東)に引っ越した後も私は“困りごとは一人で悩まずに周りに相談”し、“自分にできない事や苦手な事は得意な人やプロに助けを求める”ようにしてきました。娘が「放課後デイの先生がお母さん!」と言ったのも、文字通りの意味では母として少しさみしいですが、よーく考えてみると凄く嬉しい言葉でもあります。肉親のように支援者の先生に気心を許し、心底頼れるなんてなんて素敵なこと。頼り頼られる「お互いさま」の精神が娘にも通じていると感じる瞬間でした。
2017年05月11日こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。5月14日は母の日です。実母には母の日のプレゼントを渡しやすいのですが、姑となると「どうも渡しにくい」という気持ちが働くのではないでしょうか。“嫁姑問題”が少しでもある場合は、特にそういった気持ちを持ちやすいと思います。 でも、母の日は日頃から私たちのために苦労してくれている母親に感謝をする日です。姑も“母の1人”なわけですから、プレゼントを贈り、この日だけでも感謝の気持ちを示しませんか。●母の日=カーネーションの理由母の日にはカーネーションを贈るような習慣になっていますよね。母の日は、元々アメリカの祝日で、戦後になって入ってきたものです。アメリカでは、子どもたちに尽くして一生を終えた母をしのぶ記念の会で白いカーネーションを捧げたことが始まりとされています。樋口清之さん監修の学研まんが『年中行事記念日365日のひみつ』によると、母親が存命な人は赤いカーネーション、母親が亡くなっている人は白いカーネーションを胸につける習慣が、日本では母の日にカーネーションを贈る習慣になったようです。●姑に有効な心理テクニックを抑える女性は、“意図がつかめない”“理由がはっきりしない”プレゼントに不快感を持つ傾向にあります。記念日でもないのにいきなりプレゼントをもらうと、「何かあるのでは?」と勘ぐってしまうことがありますよね。その心理と同じで、嬉しい気持ちよりも不快感の方が強くなります。また、贈る側は「お金をかけて良い物を贈ろう」と無意識に気持ちが働きます。しかし、相手にとっては負担に感じてしまうことが往々にしてあるのです。一番好意的に受け取ってもらえるのは、相手の心の負担にならない物 です。なぜかというと、“高価な物をもらう=貸しを作ってしまったのでは?”となるためです。以上のことから、・母の日の贈り物であることをしっかり示すこと・負担に感じられない金額の物を選ぶことが大切なポイントになります。●姑専用! 母の日のプレゼントの選び方金額的には、5,000円未満がいい のではないでしょうか(遠方の場合は送料込み)。今年は、カーネーションが割高になってくるというニュースが先日流れましたので、もしかしたら手に入りにくいかもしれません。そこで提案したいのが、お花のアレンジメントです。そのまま飾ることができますので、不便がありません。ただ、そこに手書きのメッセージカードを添えましょう。これがひと手間加える作業です。それ以外に、小さめのお花と姑が好きな物を贈るというプレゼントの仕方もオススメです。・花+おかし……甘い物が好きな姑向き(1人で食べられる小箱がいいでしょう)・花+ストール……冷え性や冷気を感じやすい年齢の姑向き(おしゃれできれいな色がおすすめ)・花+写真立て……孫と夫の写真を入れて飾れるようにして渡しましょう・花+タオルハンカチ……消耗品ですし、日常よく使いますからきれいな色の物を選びましょう・花+お茶……ちょっといい茶葉と和風な茶筒のセットは、お茶好きの姑に喜ばれますこのように、姑が身につけられたり、1人で楽しめたりする物をチョイスする のがポイントになります。●おわりに姑は、嫁にとって“もう1人の母”です。夫を産んで育ててくれたことに対する感謝の気持ちを持ちましょう。普段はなかなか感謝を示すことができないのですから、母の日くらい気持ちを言葉と態度と贈り物で示しませんか。家族になったのですから、感謝を示すことはとても大切なことだと思います。参考にしていただけたらうれしいです。【参考文献】・『年中行事記念日365日のひみつ』樋口清之・監修・『仕事・恋愛・人間関係心理分析ができる本コレで99%うまくいく』齊藤勇・著●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)●モデル/倉本麻貴(和くん)
2017年05月03日えっ?あなたは宇宙人、ってこと?Upload By SAKURAいきなり何の話?突然繰り出されるマイワールド。広汎性発達障害のある娘との会話では日常茶飯事の光景です。ママにとっては、会話できるまで長い道のりも経験した娘と、こうしてお話しできること自体はとってもとっても嬉しいのですが。最近の悩みは、いきなり始まる話にいつもおいてきぼりをくらってポカーン……となってしまうこと。正直スルーしてしまうことも多々あるのですが、本人は全く気にしていないようです。ごめん、ママの思考回路は追いつかないっUpload By SAKURA油断していると、たまに巻き込まれて、別の世界に行ってしまいます(笑)
2017年04月19日巨匠ペドロ・アルモドバルが、数奇な運命に翻弄された“母”と“娘”の愛の物語を紡いだヒューマン・ドラマの『ジュリエッタ』。そのBlu-rayとDVDが、メイキング映像や主演女優インタビューなど、情報満載の特典映像を収録して、6月2日(金)に発売が決まった。同作は、1999年『オール・アバウト・マイ・マザー』でアカデミー賞外国語映画賞を、2002年『トーク・トゥ・ハー』でアカデミー脚本賞を獲得した現代映画界屈指の名監督、ペドロ・アルモドバルの最新作だ。スペインのマドリードを舞台に、12年前に出て行った一人娘を見かけたという知らせを受けた55歳のジュリエッタが、愛する娘に向けていままで言えなかった“真実”を語るストーリー。色鮮やかな映像美も話題を集めた人間ドラマだ。BD&DVDの共通特典として、主演女優インタビューをはじめ、メイキング映像や予告編集などの充実の特典映像を収録予定。また、初回限定特典として特製スリーブケースが付く。2013年にノーベル文学賞を受賞したカナダ人作家アリス・モンローの小説「ジュリエット」を原作に、当代随一のストーリーテラーによる老練な語り口と普遍的なテーマは巨匠アルモドバルが辿り着いた新境地。円熟の極みまで到達した傑作を特典とともに堪能して。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジュリエッタ 2016年11月5日より全国にて公開(C) El Deseo
2017年03月06日中2の息子の甘え方=母にハグを求める!?出典 : アスペルガー症候群の息子は現在中学2年生。知的な遅れもなく、言語も達者。コミニケーションに問題を抱えながらも通常学級で学んでいます。身長は両親を追い越し、170センチを超えています。そんな年頃の息子ですが、思春期によくある反抗的な態度は一切なく、それどころか母親の私にべったり。さすがに「抱っこして」とは言いにくいのでしょうか、ときどき「ハグして」と言ってきます。こんな中学生をみなさんはどう思いますか?大きすぎてもはや抱き上げる事はできないので、やや引き気味な気持ちを抑え、膝枕をしたりマッサージをしたり、私はなるべく息子の要求に応えています。そこまでして私が息子の「ハグ」に応える理由、そこには母親としてちょっと切実な気持ちがあるのです。実はとってもドライだった息子。愛情を求めるようになったのは小4の頃でした出典 : 今でこそ、素直に母親に甘えてくる息子ですが、幼い頃の息子は今と全く違いました。むしろ私に対してドライな子どもに見えました。抱っこを求めることも後追いもなく、迷子になっても泣くことすらしない息子を前に、母親としての自信を失いかけたことも。弟が生まれた時期に、入院するほど大きく体調を崩したこともありましたが、それでも抱っこを求めることは、ほとんどありませんでした。その後、パニックを頻発するようになり、自分の感情を泣いて暴れるという形で出す変化はありましたが、甘えてくることはありませんでした。息子の方から私に抱っこを求めてくるようになったのは、息子が4年生になった頃です。6歳年下の弟にやきもちを焼き、私の膝の上に割り込んできたり、もっと自分を見て欲しいというアピールをしたり、それはまるで遅れてやってきた赤ちゃん返りの様でした。年齢にそぐわない、しかもあまりの変貌ぶりに戸惑いもありました。しかし、やっと出てきた息子の要求に、戸惑いつつも私は受け入れることにしたのです。赤ちゃん返りした息子を見て実感した、母としての喜び出典 : 息子はなぜ急に、赤ちゃん返りしたのでしょうか?私はこれまでの子育てを振り返り、あることに気付きました。発達障害と診断された当時、会話はできても自分の気持ちを言葉にできなかった息子。その頃、パニックを起こしては体調を崩していました。今思えば、抱えきれない心の重荷が言葉にできず、ストレスが体に出ていたのかもしれません。当時を思い出すたび、感情を上手く表現できない子どもの苦痛は計り知れず、辛かっただろうなと思います。たとえ赤ちゃん返りという、親にとって厄介なものでも、表現できるって素晴らしいことなのですね。大きくなった息子が抱っこを求めてきたとき、赤ちゃんのようにわがままを言い出したとき、戸惑いつつもようやくお母さんとして認められたような気がしました。そしてゆっくりではあるけれど、息子が発達していることを実感できたのです。発達障害児が愛着を求める過程がゆっくりなのは、自分の気持ちを表現できるまでに、時間がかかるからなのかもしれません。そして、愛着形成は子どもだけでなく、子どもに必要とされる安心感を得るため、お母さんにとっても必要不可欠なものだと痛感したのです。そもそも愛着って何?出典 : そもそも愛着とは一体何なのでしょうか?以前、講演で児童精神科医の佐々木正美先生は、愛着についてこう仰いました。「信頼できる特別なひとりの人(愛着を持つ相手)に対して、子ども自身が『自分はこの人に、無条件で永遠に愛される』という確信を持てること」私はこの「無条件で永遠に」という説明に、ストンと腑に落ちるものがありました。そして、「先生が言われるこの確信こそが愛着の正体なのではないか?」と、思ったのです。良い子だから、勉強ができるから、容姿が優れているから、女の子(もしくは男の子)だから…という、条件がつけられた時点で、本当の意味の「愛着」からは遠ざかってしまう。愛着とは、命そのものを育むような、原始的でありながら崇高な愛情が形成するものと言えるのかもしれません。中2の息子がハグを求める理由、それは発達障害児の愛着形成プロセスにありました出典 : では、「大きな息子とのハグ」と愛着はどう関係しているのでしょうか?答えは発達障害にあるのだと思います。この点に関して、児童精神科医の杉登志郎先生は著書に、「発達障害の子どもは愛着の形成がゆっくりな傾向にあり、8~9歳くらいから愛着を求め始めるケースが多く、ここで愛着の形成を確立できるか出来ないかで、予後が大きく違う。」と書かれています。また「しっかりと甘えさせて母親はじめ家族との対人関係が安定すると、孤立型から受動型、または積極奇異から受動型へ対人関係の変化が認められる」とも。実際息子は、典型的な積極奇異型のアスペルガー症候群でしたが、中学生になった頃から家族以外の人との対人関係にも改善の兆しが見えていることから、年齢に関わらず充分に甘えさせてあげることの重要性を実感しています。参考書籍:発達障害の子どもたち (講談社現代新書) (杉登志郎著)参考書籍:発達障害の豊かな世界(日本評論社)(杉山 登志郎著)ちょっと変わってても気にしない!これが私たち親子の愛着形成スタイル出典 : 息子は今も愛着表現を求めますが、彼との間に「愛着形成」が確立されつつあることを実感しています。過去にあったような、母親としてのいたたまれない気持ちは姿を消し、お互いを理解し合えていること、少しくらいの行き違いでは揺るがない親子関係を感じています。それは、優れた面をお互いに認め合うと言うよりは、お互いの短所に対して譲り合うような感じです。発達障害児の精神発達はゆっくりで、精神年齢の目安は実年齢の2/3歳と聞きます。そう考えてみると、息子は体は大きくても精神年齢は10歳未満です。とすれば、まだまだ抱っこを求めてもおかしくはない…そう自分に言い聞かせながら、今日も大きな体を「ハグ」しています。「無条件で永遠に続く愛情」を、息子が実感できるまで。かかりつけの児童精神科医に、「発達障害のある子は、実年齢より3割幼いと思って向き合ってください」とのアドバイスをもらったことがあります。(LITALICO発達ナビ「「年齢より3割幼いと思ってね」医師の言葉通り息子を見守るも…」より)
2017年01月16日「娘は自閉症かも」と母に打ち明けた日Upload By こころ娘が発達障害かもしれないということは、1番身近な存在である義両親にはすぐに話していました。実の母は住んでいる場所も遠くて、ほとんど会うことはありません。それでも話さなくちゃと思い、私はSNSを使って報告することに決めました。「発達相談にも行ってきたんだけど、娘は自閉症かもしれない……」そう送るとすぐに返事が返ってきました。「大丈夫」と言われるのがつらかったあの頃Upload By こころ「1人目だからそんな風に思うんじゃないの?ずっと2人で一緒にいるからそんな風に考えてしまうのよ」「そんなこと言ったら皆がストレスを感じてしまうじゃないの」「3歳まで話さない子なんて沢山いるし、考えすぎ」母から来たのはそんな返信内容でした。その時の私は娘に障害があるかもしれないことを否定されることにうんざりしていました。保健師や心理士、誰に話しても「大丈夫、大丈夫」と言われていたからです。私は娘がただ話せないだけならきっとこんな風に疑ったりしなかったと思います。話せないだけじゃなくて、言葉自体が通じないことや指差しだってしないのに……大丈夫って、一体何が大丈夫なの?自閉症の特性などを話しても母は聞く耳を持ちませんでした。でも母は、自分の知らないことや分からないことはすぐに調べる性格です。今思えば、あの時もきっとすぐにパソコンを使って検索していたのだと思います。診断結果を母に連絡。返ってきたのは意外な反応だったUpload By こころ「診断がおりたよ。やっぱり自閉症だって」母に連絡するとまたすぐに返信が届きました。「そうなんだ。普通に生まれてきても虐待を受けたりして殺されてしまう子だっているでしょう。障害があっても娘は娘だよ。生まれてきたことには何か意味があるんだから」最初は娘の発達の遅れを認めようとしなかった母でしたが、診断を機に娘に障害があることを受け入れてくれました。そういえば、私が娘の自閉症を疑う前に母と電話したとき、母はこんなことを言ってきました。「その歳になってもまだ一言も喋らないって、義両親は何も言ってこないの?」信じたくなかっただけで、本当は母が1番最初に娘に違和感を感じていたのかもしれません。滅多に会うことはないけど、娘のことを少しでも分かってくれる、それだけで充分だと思いました。
2016年08月18日映画『ジュリエッタ』が、2016年11月5日(土)より新宿ピカデリーほか全国でロードショーされる。本作は、運命により引き裂かれた母と娘を描いたヒューマンドラマ。主人公は、マドリードに住む、美しく洗練された中年女性ジュリエッタ。現代を出発点に過去を遡る形で、彼女に隠された過去と、消えてしまった娘への想いが解き明かされていく。監督を務めるのは、ペドロ・アルモドバル。『神経衰弱ぎりぎりの女たち』や『アタメ』などの代表作では、運命に翻弄される主人公を通して人生の豊かさや、人間の愛おしさを巧みに表現してきた。そんな彼の手による本作は、主人公たちの複雑な感情が、より繊細に美しく、エモーショナルに描かれている。さらに、本作の見どころは、老練な深みを湛えた語り口と映像美だ。アルモドバルならではの鮮烈で艶めかしい色彩感覚と古典的なサスぺンス映画の趣を感じさせる映像世界は、我々をストーリーの中に引き込み、ジュリエッタの思いを、より立体的でリアルなものに感じさせる。ジュリエッタの"現在"を演じるのは、スペインのベテラン女優、エマ・スアレス。そして、NHKで放送されたTVシリーズ『情熱のシーラ』で脚光を浴びた新進女優、アドリアーナ・ウガルテが“過去”を演じている。■ストーリースペインのマドリードでひとりで暮らしているジュリエッタは、美しく洗練された容姿の中年女性だが、自分を心から愛してくれている恋人ロレンソにも打ち明けられない苦悩を内に秘めていた。そんなある日、ジュリエッタは偶然再会した知人から「あなたの娘を見かけたわ」と告げられ、目眩を覚えるほど衝撃を受ける。ひとり娘アンティアは、12年前に理由さえ語らぬままジュリエッタの前から突然消えてしまったのだ。最愛の娘をもう一度、この手で抱きしめたい。母親としての激情に駆られたジュリエッタは、心の奥底に封印していた過去に向き合い、今どこにいるのかもわからない娘に宛てた日記を書き始めるのだった......。【作品情報】ジュリエッタ (原題:Julieta)公開日:2016年11月5日(土)公開場所:新宿ピカデリーほか全国でロードショー監督・脚本:ペドロ・アルモドバル出演:エマ・スアレス、アドリアーナ・ウガルテ、ダニエル・グラオ、インマ・クエスタ原作:アリス・マンロー『ジュリエット(Runaway)』(新潮クレスト・ブックス)(C)El Deseo
2016年08月08日モデルデビューを飾ったマドンナの娘ローデス・レオン(19)は、母のファッションセンスに影響を受けているそうだ。ステラマッカートニーの最新の香水の新しいキャンペーンにも登場し、ローラという名称で活躍しているローデスは、長年、母の人目を引くようなファッションのセンスに影響を受けていると明かし「母にたくさん助けてもらってきているの。母はセンスがよくてとってもおしゃれだわ」と話した。ローデスからそんな称賛を受けているマドンナだが、元夫ガイ・リッチーとの息子ロッコ(15)については親権争いが決着したばかりだ。以前、ロッコがロンドンにいるガイの元で過ごすためにツアー中だったマドンナの元を去ったことをきっかけにマドンナとロッコの関係は悪化していた。その後、ロンドンでロッコと再会を果たしたマドンナは4人の子供全員を連れてチャリティ活動のためにアフリカを訪れ、現地の人々と子供4人と撮った写真を公開している。今回のアフリカ行きの前にはマドンナと親しい関係者が、マドンナがこの旅をきっかけに家族の修復をしようとしていたことを認めており「彼らにとって大事な夏になります。家族の関係を元に戻すためにみんなが求めていたチャンスなんですよ」「歩み寄りの一部で、ロッコが兄弟や姉妹に会う機会でもあります。子供たちはお互いにとても会いたがっていますからね」と話していた。(C)BANG Media International
2016年07月14日子どもの頃から理解できなかった「母親」のこと出典 : 私にとって、母との関係ほど厄介なものはありませんでした。母のやることなすこと、いつも理解ができませんでした。「自分が変わる事でしか、状況を変えられない」これは、綺麗事なんかではなく一番の近道だと思っていました。発達障害のある家族と生まれたときから44年もの長い間、格闘してきた私の実感です。現在、家庭を持った私は自分自身の子どもにも発達障害があり、子育てに奮闘しています。ですが、私とわが家の場合、発達障害のある子を育てるよりも、発達障害のある親と過ごす方がずっと大変だったように感じます。ずーっと感じていた違和感は「大人の発達障害」にヒントが出典 : 私は物心ついたときから、周囲の感覚と何かがズレているように感じていました。息子が診断された時、この違和感は「私自身も発達障害かも」という疑いに変わりました。ですが、私は確かに忘れっぽいけれど、支援が必要なほど困った記憶はありません。集団に適応できなかったこともないし、コミュニケーションも得意ではないけど苦手な訳ではありません。一方発達障害がある息子は、集団への適応が難しく、相手の気持ちを理解することが苦手なため、コミュニケーションにも困難さを抱えていました。人それぞれ特性は違うとはいえ、息子の様子を見ていると、私と彼とでは「困り感」に大きな差があるように感じました。私が発達障害じゃないとしたら「この違和感は一体何だろう?」そうずっとモヤモヤしていました。Upload By kaoruそんなある日、大人の発達障害の再現ドラマが放映されていました。それを見て思ったのです。「もしかして、わたしのお母さんが発達障害?」再現ドラマは、遠足の日にお弁当を作り忘れる、という話でした。私の母は、再現ドラマと全く同じで、前日までお弁当を作る予定でいたのに当日の朝はすっかり忘れてしまうのです。お弁当の代わりに現金を持たされたこともありました。熱湯をプラスチックの水筒に入れてしまい、ボトルが溶けて変形していたり、間違えて空の汚れたお弁当箱を持たせられたり…そんな事は我が家で日常茶飯事でした。思い返すと、母は体調の悪い人の気持ちや辛さを全く理解できないところがありました。家族が体調を崩すと、病院へ連れて行くどころか「気合が足りない」「私への嫌がらせなの?」と相手を責めてしまうのです。母に「嫌がらせで体調が悪いフリをしている」と言われていた祖母を見かねて私が病院へ連れて行くと、心不全を起こしていたこともあったのです。そして、母は病院を選ぶことができませんでした。発疹が出ているのに整形外科に行ったり、骨折しているのに外科に連れて行かれたり、こうした間違いはしょっちゅうありました。診察科目ごとに診察内容が違うことを理解できなかったようです。母のことを「発達障害かもしれない」という視点で考えてみると、私が感じていた「違和感」の謎はスーッと解けていったのでした。母との厄介な関係は、まるでカサンドラ症候群!出典 : そう考えてみると、凸凹の激しい母の元で、私は子どもではいられなかったのだと思います。母と父が離婚したとき、私自身が結婚したとき、母との距離が遠くなるたびにどこかでホッとしている自分がいました。いつ感情が爆発して八つ当たりされるかもわからずに怯え、当たりちらされるたびに「今度こそ親子の関係を断ち切りたい」と思っては踏み留まり、親子なのに安らぎなど微塵も感じられない、というのが正直な気持ちです。こうした母との疲れる関係は、ずーっと私を苦しめ続けました。私と母は夫婦ではなく親子ですが、母の言動に疲れきっている私はまるでカサンドラ症候群のようでした。今でも母に対する複雑な感情は消えません。気持ちの浮き沈みが激しい母からの八つ当たりや、訳のわからないマイルールに辟易しています。なぜ理解しなくてはいけないのだろう。葛藤する気持ち出典 : 「母は息子と同じアスペルガー症候群である」と認めることは、本当に苦しいものでした。これまでの事をおもうと「どうして私から歩み寄らなければいけないのだろう」と、受け入れられない自分がいました。なにより、将来自分の息子が「母のようになってしまうのだろうか…」そう思うと不安になり、否定せずにはいられませんでした。それでも1歩を踏み出せたのは息子のおかげです。自分の親の発達障害を理解して受け入れたり、サポートできないなんて、本当に息子の事や息子の障害を受け入れたとは言えないのではないか…そう思ったのです。息子のことをより深く理解するために、「将来、こんな事で躓くことだってあるんだ」と母を1つの例として、息子と同じアスペルガーなんだという事を受け入れることが出来ました。出典 : 私はまず母に親であることを求めるのはやめました。そして彼女の行動を「アスペルガー症候群という凸凹があるんだ」という視点から判断しようと努めました。とても不思議なのですが、私が母の言動を肯定して受け止めると、あれほど悩まされていた八つ当たりはピタリと治まり、私の話を聞いてくれるようになりました。「理解者のもとでは、安心していられる」というのは本当だとあらためて実感しています。もちろん、全ての行動を何も言わずに受け止めるわけではありせん。お葬式で知り合いに再会した際に「楽しい」と口走ってしまったり、温泉に行けば泳いでしまったり、並んでいる列に割り込もうとしたり、見知らぬ人にマシンガントークで喋りかけたり…そんな事は今でもよくあります。すでに70歳を前にしていて、注意をしてもなかなか治らないのです。そんな母と一緒にいるときは、「私自身が気をつけて周囲とのトラブルを回避する」方が上手く行くという考えに至りました。「受け入れなきゃ」と無理をしない、ゆるやかな努力なら続けられる出典 : 私は現在、母とは車で30分ほど離れた場所に住んでいます。この程よい距離感が手伝って、ここまで譲歩できたのだと思います。カサンドラ症候群の方に、私は頑張れとは言えません。理解に苦しむ言動を「身内として受け止める辛さ」がどんなに耐え難いか知っていますし、きっと立場も様々でしょう。でも、もし発達障害のある方との関係を改善したい、と望まれるなら、こちらから歩み寄り理解することをおススメします。相手に変わってもらうのはとても難しいことだと思います。発達障害の有無に関係なく、そもそも人間が変わるのは大変ですから。私も歩み寄って理解しようと努めてはいますが、「吹っ切れたらどんな行動もOK!」というわけではありません。頭の中が真っ白になったり、母の言動にドン引きしてしまうこともあります。でも、家族としてもう少し頑張ってみようとゆるーい努力を続けています。受け入れ難いことは、どう頑張っても受け入れ難いのです、無理に「受け止めなきゃ」と自分を苦しめずに、それくらいのゆるさで実践することが、長く続く秘訣かもしれません。
2016年07月13日お母さんの気持ちが分かる調査「THINKINGS of MAMA」ロッテは5月8日(日)の母の日を前に、「ガーナ」ホームページにて、女子高生200人とそのお母さん200人に対して調査を行った結果をまとめたコンテンツ「THINKINGS of MAMA」を公開。調査結果からは、お母さんたちの娘を想うキモチや、娘たちのお母さんへの感謝のキモチ、普段なかなかそれを伝えることができていない実態などが明らかに。「娘がいるから、私は幸せだ」と感じているお母さんは実に96.0%にのぼった。また、「お母さんに対して、感謝のキモチがある」と答えた娘は93.0%と、母娘のお互いに対する強い想いが表われた結果だと言える 。一方で、実際に「お母さんに、感謝のキモチを伝えている」という娘は51.5%にとどまった。さらに、「私のお母さんは世界一の母親だ、と思う」と答えた娘は66.0%だったのに対して、同じ質問で「私は世界一の母親だ、と思う」と回答したお母さんはわずか14.5%と、互いのキモチに一部すれ違いも見られた。「母の日ガーナ」で日本中のお母さんを笑顔に!2001年から実施されている「母の日ガーナ」は、「ガーナ」で日本中のお母さんに笑顔になってほしいという想いを込めて始まった企画だ。「ガーナ」ホームページでは、「THINKINGS of MAMA」だけでなく、「母の日ガーナ」にまつわるエピソードや「母の日ガーナ」の渡し方を紹介したコンテンツも公開中。お母さんへの感謝の気持ちは、普段はなかなか素直には伝えにくいもの。母の日に赤いカーネーションと一緒に真っ赤な「ガーナミルクチョコレート」をプレゼントして、素直な気持ちを伝えるきっかけにしてみては?【参考】・ロッテ ガーナ母の日意識調査 THINKINGS of MAMA・ロッテ ガーナチョコレート ホームページ
2016年05月06日女優のメイミー・ガマーが、実の母メリル・ストリープと共演した映画『幸せをつかむ歌』が公開になる。母が誰もが知る大女優であることを「まさに乗り越えようとしているところ」と語るガマーは、本作にどのように取り組んだのだろうか?その他の写真ガマーは大学を卒業後、舞台の世界で活躍し、映画やドラマの世界に進出。ラッセ・ハルストレム監督の『ザ・ホークス』や、スティーヴン・ソダーバーグ監督の『サイド・サイドエフェクト』などに出演。本作で彼女は、ストリープが演じるロック・ミュージシャンの母リッキーに幼い頃に出て行かれ、数十年ぶりに戻ってきた母に反発する娘のジュリーを演じている。ガマーはかつて『いつか眠りにつく前に』で、母が演じた役の若い頃を演じたことがあるが、母と娘を“演じる”のは初めての経験だ。「この脚本が来たときには、突然のことで母も私も驚いたけど、私たちが語ることのできるストーリー、語りたいと思うストーリーであることは、はっきりしていたわ」。監督を務めたのは名匠ジョナサン・デミで、ふたりには撮影中は可能な限り、別々にいるようにリクエストしたという。「最初の頃は、それぞれのキャラクターや、彼女たちの関係性を確立する上で役に立ったわ。ストーリーを理解するにつれて、それほど厳密に守る必要はなくなったけれどね」。「母の仕事ぶりや、彼女が演じることにどれほどの喜びを感じているか、どれほどこの仕事を愛しているのかをずっと見ていたから、影響や刺激を受けた」というガマーは、本作で、久々に再会した母に対して反発し、悪態をつくも、いつしか母の歌とギターに救われる娘ジュリーの心情を見事に演じており、「ずっと演じ続けていたいわ。使ってもらえる限りね。後は、電話を待っている立場ではなく、自分からいろいろな人に声をかけていく仕事もできたら嬉しいわ」と今後の展望を語った。『幸せをつかむ歌』3月5日(土)よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開
2016年03月01日