問題にぶつかりながらも日常をひたむきに生きる、ちょっと可笑しな大人たちの姿が胸を打つ、ほろ苦くて、あたたかい、家族の絆をめぐるフランス流ラブ&コメディ『ローラとふたりの兄』より、ポスタービジュアルと予告映像が解禁された。フランスで100万人を動員した大ヒット作『愛しき人生のつくりかた』から4年、ジャン=ポール・ルーヴ監督の長編4作目となる本作は、作家であり脚本家のダヴィド・フェンキノスと再タッグを組み、人々の日常を精妙かつユーモラスに描いて観る者の共感を誘うと同時に、地方のプチ・ブルたちの生活を捉え皮肉なフランス社会の明暗を浮き上がらせている。今回解禁された予告映像は、デート中に「君の弱点を教えて?」と尋ねられ「兄が2人いるわ」と答えるローラ(リュディヴィーヌ・サニエ)の言葉から始まる。そして長男ブノワ(ジャン=ポール・ルーヴ)の結婚式で、花嫁(ポーリーヌ・クレマン)の名前を言い間違えて会場の空気を白けさせる次男ピエール(ジョゼ・ガルシア)の姿。月に一度の両親のお墓参りでも言い争いをやめず、「静かにしてくれ」と言う老人に「どうせみんな死んでるよ」と不謹慎なセリフを言い放つ姿。恋人ができたことを報告するローラに、兄たちが「早まるな、よく考えろ」と過保護ぶりを発揮して、ローラの幸せムードを台無しにする姿が切り取られている。そんな兄たちの厄介ぶりが切り取られる一方で、映像には彼らがローラと同様にそれぞれ人生の問題を抱えていることが分かる場面も。しかし、辛いときには誰かが不意に心を軽くするような言葉を投げかけてくれ、ときどき嫌気が差すようなことがあっても家族も人生も愛にあふれていることが伝わる、そんなあたたかな予告編となっている。また同じく解禁されたポスタービジュアルは「家族も、人生も、ままならなくていとおしい」というコピーに、ローラ、ピエール、ブノワの三兄妹が並んだカットが使われており、作品のあたたかく愛おしい空気が伝わってくる1枚になっている。『ローラとふたりの兄』は12月10日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ローラとふたりの兄 2021年12月10日よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2018 NOLITA CINEMA - LES FILMS DU MONSIEUR - TF1 DROITS AUDIOVISUELS - FRANCE 2 CINEMA
2021年09月21日10月30日(土)~11月8日(月)開催の第34回東京国際映画祭にて、オープニング作品に『クライ・マッチョ』、クロージング作品に『ディア・エヴァン・ハンセン』が上映されることが決定した。東京国際映画祭は昨年からのコロナ禍の中で、「映画館で映画を観る喜び」を伝えるべく映画館でのフィジカルな上映を基本姿勢としており、今回はその喜びを体験できる2作品が選ばれた。オープニング作品はハリウッドの伝説、クリント・イーストウッド監督が主演も兼ねた最新作『クライ・マッチョ』。イーストウッド監督の50周年記念作品でもある本作は、人生に失敗した男と親の愛を知らない少年がメキシコを横断していく中で人生に必要な「本当の強さ」とは何なのかを見出してく感動作。危険で壮大な道中で予想外の困難と思いがけない出会いから2人が見つける“新たな生きざま”が、映画祭の開幕を熱く盛り上げる。またクロージング作品は、『ラ・ラ・ランド』『グレイテスト・ショーマン』の音楽チームが贈る大ヒットミュージカルの映画化作品で先のトロント国際映画祭でもオープニングを飾った『ディア・エヴァン・ハンセン』。本作は1通の手紙と“思いやりの嘘”をきっかけに、誰にも心を開けずにいた主人公エヴァンが<本当の自分>に気づくまでの過程を描く希望に満ちた物語で、心震わす感涙ミュージカルが映画祭の終幕を飾る。第34回東京国際映画祭は10月30日(土)~11月8日(月)まで開催。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ディア・エヴァン・ハンセン 2021年11月26日より全国にて公開© 2021 Universal Studios. All Rights Reserved.クライ・マッチョ 2022年1月14日より全国にて公開© 2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2021年09月21日1992年に公開された、凶悪な殺人鬼による忌まわしき都市伝説を描いたカルトホラーを、『ゲット・アウト』『アス』で高い評価を得た鬼才ジョーダン・ピールが現代へと語り継ぐ『キャンディマン』が10月15日(金)より日本公開。本作には、『ザ・マーベルズ/The Marvels』(原題)の監督や、新ヒーローと噂のキャラクターやヴィランが勢揃い!超豪華スタッフ&キャスト陣を紹介する。『ゲット・アウト』(17)で2018年アカデミー賞脚本賞を受賞し、『アス』(19)でも高い評価を得たジョーダン・ピールが製作・脚本を務めるということから大きな注目を集めている本作。ピールのもとに集ったスタッフ・キャスト陣にも、錚々たる面々が勢揃いしている。まず、ピールが監督に適任として声をかけたのは、マーベル・シネマティック・ユニバースの大ヒット作『キャプテン・マーベル』(19)の続編『ザ・マーベルズ』の監督に大抜擢されたことで話題のニア・ダコスタ。ピールを始めとする製作陣は、ダコスタ初の長編作『ヘヴィ・ドライヴ』(18)でテッサ・トンプソンとリリー・ジェームズ演じる主人公姉妹の人間ドラマとアメリカの社会問題をシームレスに描かれていたことに感銘を受け、監督をオファーすることを決意。ホラー作品でありつつ差別問題がテーマとなっている『キャンディマン』とダコスタの相性が抜群だったようで、ピールは「ニアはこの映画で、不快なものから、まさに壊滅的なものまで、さまざまなレベルで人種を探求した」とその姿勢を絶賛。海外評でも高い評価を得ており、『ザ・マーベルズ』にも期待がかかる。主演のアンソニー役を務めたのは、DCエクステンデッド・ユニバースの大ヒット作『アクアマン』でヴィランのブラックマンタ/デイビッド・ケイン役を演じ、HBOの海外ドラマ「ウォッチメン」ではエミー賞を受賞したヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世。12月公開予定の「マトリックス」シリーズ最新作『マトリックス レザレクションズ』でも主要キャラとして出演。大迫力のアクションを披露する一方、本作ではキャンディマンへの好奇心から少しずつ狂気に苛まれていく主人公を熱演。繊細な演技力も見せつけている。そしてアンソニーの恋人ブリアンナ役には、ディズニープラスにおけるマーベルTVシリーズ「ワンダヴィジョン」でモニカ・ランボー役で注目を集め、知名度を上げたテヨナ・パリス。ダコスタが監督を務める『ザ・マーベルズ』(原題)にも同役として出演することが決定している。モニカ・ランボーは、原作コミックでスーパーヒーローとして登場する重要な役として描かれることから、今後新ヒーローとして活躍することも予想され、多いに盛り上がっている。誰もが知るアメコミ大作のスタッフ&キャスト陣が、ピールとともに生み出す渾身のホラーとなる『キャンディマン』。キャンディマンは人種問題もテーマにしていることから、その存在感はダーク・ヒーローとの呼び声も高く、92年に公開したクラシック作品から、スタッフ&キャストはもちろんのこと、ストーリー、映像クオリティなど見事に現代版へアップデートを果たしている。『キャンディマン』は10月15日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:キャンディマン 2021年10月15日より全国にて公開© 2021 Universal Pictures
2021年09月20日ジョニー・デップが世界に伝える主演・製作最新作『MINAMATA―ミナマター』から、真田広之、國村隼、加瀬亮がジョニー・デップや本作への思いを語るフューチャレット映像とメイキング写真4点が一挙に解禁された。一般試写会やプレミア上映会でいち早く映画を観た方から、「メディアの価値を考えさせられる作品」「水俣病だけでなく世界中の公害問題にも目を向けさせてくれる、絶対観て伝えるべき映画」「言葉を超えて心に残る、忘れられない作品」など絶賛が相次いでいる本作。この度解禁されたフューチャレット映像では、真田広之、國村隼、加瀬亮ら日本人キャストのコメントとともに貴重なメイキングシーンを収めたもの。國村さんは「ジャーナリズムというものの本当の意味と重要性を感じて欲しいし、知って欲しい」と本作に込めた思いをコメント。加瀬さんは「監督自身がペインターなので、絵が綺麗な時にものすごく喜んでいる(様子だった)」と画家・彫刻家として活躍するアンドリュー・レヴィタス監督だからこそ持った審美眼について話す。真田さんは「(アンドリュー・レヴィタス監督から)この作品を撮って世界に届けるぞ、という使命感を感じた」と語る。メイキング風景では、キャストとスタッフが一丸となって映画づくりへ熱心に取り組んでいる姿、ときに笑顔で談笑している様子も収められている。この日本人キャスト3人は、本作のスタッフ・キャスト陣からも高い評価を得ている。レヴィタス監督は「國村隼さんは傑出した俳優であり、心温かい寛大な人。一面的である単なる悪役ではなく、一人の人間として多彩な面を表現した」と、原因企業チッソの社長を見事演じきった國村さんを称賛する。対するチッソに補償を求める若きカメラマン役、加瀬さんについては、プロデューサーが「衝撃的なシーンも、ものの見事に繊細に演じてくれた」とその演技力を絶賛。そして、ジョニーが「見事な演技と集中力を兼ね備え、謙虚で賢く、人のために行動する人」と絶対的信頼を寄せた、チッソに補償を求める活動のリーダーを演じた真田さん。日本が世界へ誇る3人の豪華俳優の演技合戦も見どころ。メイキング写真では、レヴィタス監督とジョニーが真剣な表情で話し合っている姿や、真田さんや國村さんへ熱心に説明している様子が切り取られたものとなっている。『MINAMATA―ミナマタ―』は9月23日(木・祝)TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:MINAMATA‐ミナマタ‐ 2021年9月23日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2020 MINAMATA FILM, LLC
2021年09月20日カンボジアからアメリカに渡り、ドーナツ店経営で無一文から全米の“ドーナツ王”になったテッド・ノイ氏の人生に迫った驚きのドキュメンタリー『ドーナツキング』より場面写真が到着した。本作は、新人ながら昨年のSXSWでその才能を絶賛された注目の女性監督、アリス・グーによるドキュメンタリー映画。資産2千万ドル(日本円で約22億円)をも所有し全米の“ドーナツ王”となったカンボジア人男性のテッド・ノイ。誰もがうらやむアメリカンドリームを掴んだ彼はなぜアメリカに渡り、いかにして現在も脈々と継がれるドーナツ店経営に至ったのかが描かれる。この度解禁された場面写真では、親から子へ受け継がれ工夫を凝らしながら経営を続ける現在のカンボジア系移民のドーナツ店を訪れるテッドさんの姿を捉えている。また、美しいドーナツや、ビジネス戦略として使用したピンクの箱を差し出すカットも。33歳でカンボジアからアメリカへ渡ることを決意し、新天地で甘い香りに誘われるがまま入った店で初めてドーナツと出会い、そのあまりの美味しさに恋をしたテッドさん。笑顔だけでは終わらない、とびきりのドーナツタイムを予感させる写真となっており、本作への期待がさらに高まる。『ドーナツキング』は11月12日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドーナツキング 2021年11月12日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2020- TDK Documentary, LLC. All Rights Reserved.
2021年09月20日全世界興収737億円、大人気アクション映画シリーズの最新作『G.I.ジョー:漆黒のスネーク・アイズ』。本作で、嵐影の“くのいち”に大抜擢された安部春香に注目。英国デビューの経歴を持ち、ハリウッドで注目を浴びた次世代ブレイク女優に迫った。「G.I.ジョー」最強の戦闘能力を持つシリーズ人気No.1の漆黒の忍者ヒーロー、“スネークアイズ”を主人公にした本作。漆黒のマスクで正体を隠し、これまで謎に包まれてきた、スネークアイズ誕生の秘密が遂に明らかになる。今回、未曾有の忍者テロに立ち向かう嵐影一門の保安責任者である“くのいち”曉子を演じたのが、安部春香。安部さんは、日本での芸能活動を経ずに単身イギリスで女優活動を開始し、『クルエラ』(21)やドラマ「エメラルド・シティ」(17)などに出演、バーチャルバンドである「ゴリラズ」においてヌードルの声優も担当するなど、多彩な活動を経て、実力主義のハリウッドで大役を射止めた経歴の持ち主。本作では、ストームシャドーの腹心となる“くのいち”暁子を演じている。「クールな忍者を演じることは、あらゆる子供たちの夢でしょ?」という安部さんは、オリジナルキャラクターとなる暁子について「タフで有能な“くのいち”です。彼女の奥深くには脆さも秘めています。彼女は嵐影で生まれたわけではないから。子供の時に嵐影に引き取られ、スネークアイズのように悲しい過去を背負っています」とその生い立ちを説明する。初解禁された場面写真では、夜の街や嵐影本部で鋭い眼光で刀を手にした暁子の勇姿に圧倒される。命を救われたストームシャドーが連れてきたスネークアイズを警戒し、決して心を許さない。「彼に対してとても用心深いのです。嵐影一門の護衛は彼女にとっての全てだから」と、組織に対する絶対的な忠誠を貫く暁子が2人と肩を並べる姿が印象的だ。「スネークアイズにとても興味をそそられる。なぜなら2人は非常によく似ていると暁子は感じるから」と2人の共通点を指摘する。さらに“漆黒のコスチューム”を挟んでスネークアイズと暁子が見つめ合う2ショットも初公開となった。「映画に静かな威厳をもたらし、キャラクターに気品をもたらした」と安部さんを絶賛するプロデューサーのロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラは、「彼女には穏やかな存在感があり、視覚的にも感情的にも興味深い。暁子はいずれ彼女だけで嵐影を率いることができるだろう」と全幅の信頼を寄せる。また、日本が生んだアクション監督の谷垣健治とのハードなトレーニングに挑んだ。「練習用の武器を持って家に戻ってからジムに直行、その日に学んだことを繰り返して練習していました。大変でしたが、(私にとっては)最高なハードさでした」という安部さんは、撮影開始前の2か月半前から毎日、1日4時間のトレーニングを続け、タフで有能な“くのいち”暁子を作り上げている。『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』は10月22日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ 2021年、全国にて公開© 2021 Paramount Pictures. All Rights Reserved. Hasbro, G.I. Joe and all related characters are trademarks of Hasbro. © 2021 Hasbro. All Rights Reserved.
2021年09月20日クリント・イーストウッド監督がデビュー50周年にあたる2021年に監督・主演・製作を務めた、40本目の監督作品『CRY MACHO』が邦題『クライ・マッチョ』として、2022年1月14日(金)より全国公開されることが決定。併せて、予告編が解禁された。かつて数々の賞を獲得し一世を風靡したロデオ界の元スター、マイク・ミロ(クリント・イーストウッド)。しかし落馬事故をきっかけに家族は離散。現在は、競走馬の種付けで細々と暮らしていた。そんなある日、マイクは元雇用人からメキシコにいる彼の息子ラフォを誘拐するよう依頼される。メキシコからテキサスへ。その危険で壮大な道のりに、予想外の困難と思いがけない出会いが待ち受けていた――。クリント・イーストウッド本作の企画が最初に持ち上がったのは、40年前。映画製作者のアルバート・S・ルディが、原作であるN・リチャード・ナッシュの「CRY MACHO」(1975年発刊)を読んだことから始まる。しかし映画化の話を持ちかけられたイーストウッドは、マイク役は時期尚早だとして企画は頓挫。しかし2019年、ついに「期は熟した」と考えたイーストウッドがルディに連絡をとり、映画化が実現した。今回脚本を練り直し執筆を担当したのは、『グラン・トリノ』や『運び屋』の脚本も手掛けたニック・シェンク。マイクを、イーストウッドの個性を生かしたキャラクターに仕上げ、苦労と挫折を味わいながらも約束を守る、不言実行の男を作り上げた。また、編集には『グラン・トリノ』『アメリカン・スナイパー』のジョエル・コックスが参加するなど、イーストウッド組が集結している。今回解禁された予告編は、マイクが元雇用人から息子ラフォを誘拐するように頼まれ、メキシコへ向かうところから始まる。そしてマイクと生意気な不良少年ラフォが、困難な道中のなかで少しずつ交流を深めていく様子が切り取られている。また「昔の俺はすごかった。だが今は違う」「男は皆マッチョに憧れる。強さを見せつけたくて」とラフォに話すマイクの言葉からは、常に第一線で活躍し時代を生き抜いたイーストウッドがたどり着いた「本当の強さ」とは何かという答えを、いまを生きる全世代に温かく届ける物語であることがうかがえる。『クライ・マッチョ』は2022年1月14日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2021年09月20日ベルリン国際映画祭、モントリオール国際ドキュメンタリー映画祭などを席巻、2020年の東京国際映画祭でも上映されたフランスのドキュメンタリー映画『リトル・ガール』からポスターと予告映像が解禁された。予告映像は、女の子の衣装を身につけたくても、許可がおりないために男の子の衣装のままでバレエのレッスンに参加するサシャの姿を捉えたシーンから始まる。まだ物心がついていない頃、“女の子になりたい“と言ったサシャ。母は「私が“無理よ“と答えると、サシャは泣き出した」「夢も人生も砕かれた絶望の涙」と、そのやるせない想いを語る。姉もサシャが学校では女の子としての登録が認められない上に“男子”からも“女子”からも疎外、通学にも男子用の服装の着用を学校から強要されていることに「性別を選べず生まれただけなのに、学校はサシャを否定してる」「納得できない」と憤り、父は「サシャはサシャだ」と断言する。お気に入りのワンピースを着て通学したり、友達と遊んだり、好きな衣装で踊ったりしたいだけ。社会や学校からの様々な理不尽に直面しながら、ただ“女の子になりたい“というサシャの願いを叶えるために奔走し、ともに闘っていく家族の姿を捉える予告映像は「あなたは1人じゃない」という言葉に微笑むサシャの姿で結ばれている。また、合わせて解禁となったポスターは、お気に入りの“羽”のついた洋服を着用し、大好きなダンスを1人で踊るサシャの様子を切り取った。“女の子でありたい”と、静かに、しかし強く願う彼女の心を象徴するようなものとなっている。本作の監督を務めたのは、これまでも社会の周縁で生きる人々に光をあてた作品を撮り続け、カンヌやベルリンを始め、世界中の映画祭で高く評価されているセバスチャン・リフシッツ。トランスジェンダーのアイデンティは肉体が成長する思春期に芽生えるのではなく、幼少期で自覚されることについて取材を始めていた過程で、サシャの母親カリーヌに出会い、この作品が誕生した。『リトル・ガール』は11月19日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リトル・ガール 2021年11月19日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開
2021年09月19日ジョン・カサヴェテス、ジム・ジャームッシュらに連なる米インディーズ界の雄として一世を風靡したアレクサンダー・ロックウェルの25年ぶりの日本劇場公開作『スウィート・シング』より、予告編と新たな場面写真が解禁となった。本作が描くのは、親に頼ることができず自分たちで成長していかなくてはならない、15歳の姉ビリーと11歳の弟ニコ、そしてその家族の物語。タイトルの由来でもあるヴァン・モリソン「Sweet Thing」や、主人公ビリーの夢の中のゴットマザー、ビリー・ホリデイの「I’ve Got My Love to Keep Me Warm」など、音楽ファンにはたまらない数々のサウンドトラックが詰まった本作。この度解禁された予告編では、本編で強い印象を残す楽曲の一つ、数奇な運命を辿った60年代アメリカのシンガー カレン・ダルトンの「Something On Your Mind」が使用されている。酒に溺れる父アダム。家出して、子どもたちはそっちのけの母イヴ。そんな両親との暮らしの中で、ビリーとニコは少年マリクに出会う。逃走の旅を始める3人の子どもたちの姿は活き活きとした表情に溢れ、どのカットも宝石のような輝きを放っている。幻想的なパートカラーの映像やユニークな英字テロップなど、ロックウェル監督のチームが手掛けたオリジナル予告編が最大限に活かされているのも魅力的だ。映画監督クエンティン・タランティーノは「この数年に観た新作で、最もパワフルな作品の一つだ」と絶賛のコメントを寄せている。さらに新たな場面写真も解禁。『スタンド・バイ・ミー』へのオマージュのような線路上を歩く3人のモノクロ写真や粒子の粗いカラー写真など、作品世界を彩る印象的なショットが、全ての大人に子ども時代のきらめきを思い起こさせる。『スウィート・シング』は10月29日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スウィート・シング 2021年10月29日よりヒューマントラスト澁谷、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開
2021年09月18日現在まで補償や救済をめぐる問題が続く水俣病を世界に知らしめた写真家ユージン・スミス氏とアイリーン・美緒子・スミス氏の写真集を基にジョニー・デップが製作、主演を務めた最新作『MINAMATA―ミナマタ―』より、本編映像が解禁された。本作では、水俣病を患い目が見えず、話せない娘を持つマツムラ夫婦の夫タツオを浅野忠信が演じている。これまで『地雷を踏んだらサヨウナラ』、『岸辺の旅』、『淵に立つ』など数多くの映画に出演してきた浅野さんは、マーティン・スコセッシ監督作『沈黙―サイレンス―』、ローランド・エメリッヒ監督作『ミッドウェイ』を始め、『マイティ・ソー』シリーズのホーガン役などハリウッドでも活躍。さらに現在放送中のNHK連続ドラマ「おかえりモネ」では、震災により心に傷を負いながらも立ち向かおうとする新次役を演じている。この度解禁された本編映像では、浅野さん演じるタツオが辛い現状に苦悩しながらも、溢れ出る娘への愛情を表現している。水俣に到着したユージン・スミス(ジョニー・デップ)とアイリーン(美波)を家へ迎えいれたタツオと妻マサコ(岩瀬晶子)は、生まれながらに水俣病を患っていた長女アキコが脳性マヒだと言われていたこと、しかしそれは違うと分かっていたことなど、これまでの苦悩について話す。そして、生まれながらに大きな苦難を背負った娘を「宝子」と呼ぶ我が子へのかけがえのない愛を示しながらも、生活のため憎むべき原因企業のチッソで働き続けなければならない父の苦悩を観るものに突きつけている。『MINAMATA―ミナマタ―』は9月23日(木・祝)TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:MINAMATA‐ミナマタ‐ 2021年9月23日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2020 MINAMATA FILM, LLC
2021年09月18日あらゆる武術を習得した主人公シャン・チーの魅せる迫力満点のバトルシーンが話題となっている、現在公開中の映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』。この度、そんな本作から、シャン・チーのファイトシーンに期待が高まる本編映像が到着した。犯罪組織<テン・リングス>のリーダーである父シュー・ウェンウーの元で、幼い頃から厳しい鍛錬を積み重ねてきたシャン・チーは、あらゆる殺人技術を教え込まれていたが、その運命から逃げ出し、平凡な青年ショーンとして暮らしていた。しかし、因縁の父が彼のもとに刺客たちを送り、連れ戻そうとする。到着した映像では、そんなシャン・チーが暗殺術を極めた刺客、デス・ディーラーと死闘を繰り広げる場面が収録されている。クリップ/暗殺術を極めた刺客デス・ディーラー武器を両手に構え、襲い掛かってくるデス・ディーラーは、実はシュー・ウェンウーの古くからの部下であり、幼少期のシャン・チーに最強の武術を教え込んだ師匠的存在。かつて一度も勝つことができなかった師を相手に、シャン・チーは驚異的な武術を駆使しながら交戦していく。シャン・チー役のシム・リウは、アクションについて「人類に知られているほぼすべてのファイティング・スタイルを考え得る限りおさらいした。結果的にこの映画では使われていないものも含めてね」「太極拳や、もちろん中国武術とかホン・チェンといった中国の伝統的なカンフーもやったし、東南アジアの武術の動き、ムエタイ、シラット、クラヴマガ、柔術、それにボクシングやストリートファイトもやった」と語っており、多種多様な武術を取り入れたアクションがシャン・チーの最大の武器。それらを自在に組み合わせ、型にとらわれない柔軟な戦い方ができるシャン・チーだが、彼を鍛え上げたデス・ディーラーもまた、様々な武術を自在に操る人物であり、一進一退の攻防戦の結末は見逃せない。『シャン・チー/テン・リングスの伝説』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:シャン・チー/テン・リングスの伝説 2021年9月3日より全国にて公開©Marvel Studios 2021
2021年09月18日マーティン・スコセッシが製作総指揮を務め、新進気鋭の映画製作スタジオ「A24」とタッグ組んだ『ザ・スーベニア~魅せられて~』がBS10 スターチャンネルにてテレビ初放送が決定。それを記念してA24製作7作品も特集放送される。80年代のイギリス。映画作りを目指す若き女学生ジュリーは、外務省に勤めるという年上の男性アンソニーに出会う。彼女はアンソニーから画家フラゴナールの作品「ザ・スーベニア」を紹介され、絵の美しさに魅了されると同時に、アンソニーの怪しげだが抗いきれない魅力に惹かれる。ジュリーの母や友人は彼女を心配するが、ジュリーは映画に対する自身の表現法を見出すにつれ、この厄介な恋愛にからめ取られていく…。『ザ・スーベニア~魅せられて~』は、『家族の波紋』などの監督ジョアンナ・ホッグの自伝的作品で、ティルダ・スウィントンとその実娘オナー・スウィントン・バーンが親子共演を果たしたほか、2019年のサンダンス映画祭では ワールドシネマ・ドラマ・コンペティション部門でグランプリを獲得するなど注目を集めた作品。日本では劇場未公開となっていた幻の一作だ。時代性を感じさせるこだわりの美術やA24らしいアート性に富んだ美しい映像も必見。すでに続編も製作されている。さらに、ジョナ・ヒルが初監督を務めた自伝的ドラマ『mid90s ミッドナインティーズ』、ゴールデングローブ賞主演女優賞ほかに輝いた『フェアウェル』、ある事件から男たちの秘密が暴かれていくブラックコメディ『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』など、同じくA24製作映画が新作を中心に7作品放送される。「A24」はいま、映画ファンが熱く注目する新進気鋭の映画スタジオ。作家性溢れる珠玉の名作の数々に触れられる、またとない機会となりそうだ。『ザ・スーベニア~魅せられて~』は10月20日(水)20:30~ほか、BS10 スターチャンネルにて放送。(text:cinemacafe.net)
2021年09月17日世界中で高い評価を得たデンマーク映画をリメイクした、ジェイク・ギレンホール主演のNetflix映画『THE GUILTY/ギルティ』が10月1日(金)の全世界独占配信に先駆けて、9月24日(金)より一部劇場にて公開することが決定した。本作は、 サンダンス映画祭で観客賞を受賞し、映画批評サイトRotten Tomatoesで初登場100%を獲得したデンマーク映画『THE GUILTY/ギルティ』のリメイク版。主演は『ブロークバック・マウンテン』『ナイトクローラー』などジェイク・ギレンホールがつとめ、自身も製作に加わる。監督は、『トレー二ング デイ』『イコライザー』シリーズや『マグニフィセント・セブン』などのアントワーン・フークア。ほかに『ビフォア』シリーズなどのイーサン・ホーク、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』などのライリー・キーオ、『ワイルドライフ』などのポール・ダノら実力派俳優陣が多数参加し、圧巻の演技と緊迫のストーリー展開に息をのむサスペンスとなっている。ギレンホール演じるジョーにかかって来た一本の緊急電話。その口ぶりから電話主の女性が何者かに拉致された可能性を疑うものの、発生した山火事により出動を断られてしまう。ジョーは電話から聞こえてくる「声と音」だけで、彼女を助けようとするが…。予告編では、鳴り響く電話のコールが緊張感を煽り、その後の予想だにしない展開を期待させる。併せて到着したポスタービジュアルは、ギレンホールの顔にぎっしりと文字が浮かび上がり、真っすぐにこちらを向いている1枚。重くダークな印象となっており、「LISTEN」「CAREFULLY」の目立つ文字が、危険と謎に包まれた本編を予想させる。『THE GUILTY/ギルティ』は9月24日(金)より一部劇場にて公開。10月1日(金)よりNetflixにて全世界独占配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2021年09月17日壮大な宇宙世界に息を飲む『インターステラー』、知的好奇心を刺激する『TENET テネット』、近未来のリアリティに圧倒される海外ドラマ「ウエストワールド」…。そんな心躍る体験を与えてくれる、新時代のSFエンターテインメントの数々。2021年日本に上陸するのは、ジョナサン・ノーランとともに「ウエストワールド」のクリエイターとして一躍脚光を浴びた女性監督リサ・ジョイの劇場長編映画デビュー作『レミニセンス』だ。観る者は、人の記憶に潜入(レミニセンス)し、記憶を360度の空間で再現する斬新な設定と、<膨大な記憶>×<再現される空間>がもたらす圧巻の映像トリックに翻弄される。リサ・ジョイ監督が本作で尽力した“記憶”や近未来の世界の視覚化について語ってくれた。記憶とは「一番原始的なタイムトラベル」「私はかなり前からこの“記憶”というものをテーマにすることにとりつかれていて、たくさんのSF作品を書いてはきたけど、記憶というものは一番原始的なタイムトラベルの手法だし、いつの時代でもどこでも記憶の中であれば自分で好きにタイムトラベルができます。それが私をとても惹きつけたのです」と語る。さらに、「私が長女を妊娠中に私の祖父が亡くなったんだけど、祖父が住んでいた家にはゴールドのプレートに『スキ・リン』と書いたプレートを飾っていて、以前からその意味を聞いていたんだけど祖父はただ『この名前が好きなんだ』とだけ言っていて。でも祖父が亡くなったあとに祖母と遺品整理をしていたら、50年位前の1枚の古びた写真をみつけて、そこにはとても素敵な女性が写っていて裏に『スキ・リン』って書いてあったんです。それで思ったのです。記憶は何年たっても色あせずに輝いてて、その人にとっては手放したくないものなんだって。そこから『レミニセンス』のアイデアへと繋がっていったんです」。脚本は、主人公となる記憶潜入エージェント、ニック・バニスター役にヒュー・ジャックマンを想定して書いていたという。「彼は完璧な人間だし、素敵でカリスマ性もあって、彼の作品をスクリーンで見るといつも彼に魅了されました。もちろんハンサムだし、アクションシーンも得意で私が必要としている要素を全て持っていました。ただ、私が一番惹きつけられたのは、彼の持つスター性とかではなく、彼はとても役に入り込めるタイプ。今まで彼は演じてきたどの役でもそのキャラクターがまるで彼に乗り移っているようで、私がニックというキャラクターに求めていたのはそういうヒーローの人間性の奥深くを明らかにすることで、そんなことをできるのはヒュー以外に思い浮かばなかったのです」。独自の映像マジックを開発「温かみのある、アナログ映像が欲しかった」過去と記憶を軸にストーリーが展開する本作。ヒュー演じる記憶潜入エージェントのニックはある装置を使って依頼人の記憶にアクセスし、その結果を3D映像にして再生する。それだけに、蘇る記憶をどう視覚化するかがジョイ監督たちの最大の課題となった。そこでジョイ監督たちは記憶の内容を再現するべく、通称“ホロメッシュ”と呼ばれる独自の映像マジックを開発した。「我々の仕事はホログラムのような映像効果を用意することでした」と語るのは、視覚効果監修のブルース・ジョーンズ。「そうすれば、キャストはリアルタイムで立体映像と“共演”できるし、正確に視線を合わせることができます」。ジョイ監督は「温かみのある、アナログ映像が欲しかった」と、極力CGIを避けた理由を語る。「そうでないと、キャストは音声だけを頼りに装置の前で演技をしなくてはいけません。撮影現場に実物の映像があれば、キャストは演技がしやすくなるし、シーンに迫力が出ると思ったんです。ただ、撮影監督のポール(・キャメロン)には大変な手間をかけてしまいました」と明かす。「私のプランを実現するには記憶の映像だけを先に撮っておく必要があったんです。その際はヒュー・ジャックマンの動きを想定しながら別撮りする範囲を決め、ひとつのシーンを二度に分けて撮影しました。ヒューがシーンに加わったときに違和感がないように、カメラワークを二度とも同じにしたんです。監督や撮影クルーが長い定規を持って走り回る撮影現場は前代未聞ですが、プロジェクターの投影距離をつねにチェックしなければいけませんでした」。さらにスタッフは、美術デザインから調度品の位置にまで注意を払い、記憶の再現映像を所定のスペースに収めるよう工夫したという。そのかいあって、完成したホログラム映像は半円筒形の薄手のメッシュシートに無事に投影された。だからこそ、レベッカ・ファーガソンが演じるクラブ歌手のメイに対するヒューの演技はよりリアルに溢れたものになったのだ。ニューオリンズの廃遊園地を海に沈める…では、『天気の子』をも彷彿とさせる、都市が海に沈んだ水に支配された無法地帯を舞台にした『レミニセンス』の具体的な世界観をどのようにして思いついたのか。「最初の発想は単純に今地球で起こっていることから得ました。7年前からこの脚本を書き始めたけれど、その頃からもう気温上昇や地球温暖化については言われ始めていて、実際に撮影が始まる頃には上昇する海面の防波堤がマイアミでは作られ、私が『レミニセンス』で考えていた防波堤とそっくりだったのです」とジョイ監督。「私たちは廃園になった遊園地を使って、素晴らしい撮影クルーたちのおかげで、劇中でマイアミを水の中に沈める様子を作ることができました。その様子は本当に幻想的で、本当に現実みたいでした。セットに歩いて行く必要はなくて、ボートや波に乗って行けたし、マイアミのライトに照らされた通りが全て水に沈んでいる様子が本当に幻想的でした」とふり返る。本作を象徴する“水浸しのマイアミ”の風景は、ニューオーリンズの廃業した遊園地を使用した。ジョイ監督は信頼のおける「ウエストワールド」のスタッフに声をかけ、撮影のポール・キャメロン、美術のハワード・カミングスらを招集する。このロケーション撮影は美術のカミングスにとっても腕の見せどころになったようだ。「ニューオーリンズは最高のロケーションでした」とカミングスはふり返る。「秩序なき世界を作り上げるときは自由にルールを設定できる。自分の美意識をものさしにできるんです。崩れ、壊れ、腐敗したものの多くには極限の美がある。今回はそれを学びました。こわれもので映画の舞台を構築するのは楽しかったし、現地の建設スタッフは本当によく頑張ってくれました」と語り、「とくに今回のセットは規格外でしたから」と明かす。「リサは自分のビジョンを忠実に実現した」ワッツ役のタンディ・ニュートンは、「自分の意見や価値観や好みを変える必要はないけれど、視野が広がれば、人間としての器も大きくなると思います。この作品もあらゆる角度から物事を見るように訴えています。この世には100パーセントの悪人も、100パーセントの善人もいない。両方をもちあわせているのが生身の人間だと思います。作中の世界は水浸しなのに異常に暑い――そこにも両面性があります。冠水した街は野性と近代性が混在していて、自然の威力がコンクリートジャングルを凌駕しています」と意味深に語る。そして、映画界で長年キャリアを積んできた製作のジョナサン・ノーランは、そんな世界を作りあげたジョイ監督の構想力と実行力に目を見張った。「リサが自分のビジョンを忠実に実現したのには驚きました。この作品を完成させることができるのはリサ以外にいないでしょう。リサは人物造形や世界観の構築に情熱と美学を注ぎ込きました。『ウエストワールド』でも斬新な映像にトライしたことがありますが、今回は次元が違う」と絶賛を贈っている。『レミニセンス』は9月17日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:レミニセンス© 2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
2021年09月17日若手スターのKJ・アパとブリット・ロバートソンが共演、運命的な恋に落ちたふたりが過酷な運命を乗り越えていく奇跡の物語を描いた映画『I Still Believe』が邦題『君といた108日』として、12月31日(金)より全国公開することが決定。併せて、キービジュアルが解禁された。家族のもとを離れ大学生活をスタートさせたジェレミーは、大学で開催されたライブイベントで運命的な出会いをする。その相手はライブ会場にいたメリッサ。大勢の観客のなかで互いに目が合い、心を奪われ、2人の関係は自然と恋愛に発展する。しかしメリッサには、ジェレミーに伝えていないある秘密があった――。原題『I Still Believe』が意味するのは、クリスチャンシンガーソングライターとして活躍するジェレミー・キャンプの楽曲名。本作は、その曲を含むアルバム「Stay」をはじめ、これまでに4度のゴールドディスクを獲得し、二十代前半で輝かしい名声と実績を手にしたジェレミーと妻メリッサの実話を基に作られた真実のラブストーリーになっている。二十歳で運命的な恋に落ちるジェレミーを演じるのは、大人気ドラマシリーズ『リバーデイル』の主人公アーチーを演じて若手スターの仲間入りを果たしたKJ・アパ。本作では音楽シーンの全てに吹き替えなしで挑んだ。メリッサ役には、ジョージ・クルーニーと共演した『トゥモローランド』で注目を浴びた実力派ブリット・ロバートソン。ジェレミーとの恋愛だけでなく、病と闘う姿を繊細かつ力強く演じた。2人は『僕のワンダフル・ライフ』に続いて2度目の共演となる。この度解禁されたキービジュアルでは、ジェレミーがギターを弾きながら、メリッサと向かい合い、笑顔でふたりの時間を楽しむ姿が切り取られており、「二十歳、これが最後の恋。」というコピーが、運命的な恋に落ち、困難に立ち向かいながらも強く生きる、若いふたりの真っ直ぐで力強い物語を想像させるものとなっている。『君といた108日』は12月31日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2021年09月17日2019年のフォーブス誌にて“世界で最も影響力のある女性”に選出、同年のタイム誌でも“今年の人”として紹介された、世界でもっとも有名な若き環境活動家グレタ・トゥーンベリの素顔に迫るドキュメンタリー映画『グレタひとりぼっちの挑戦』より、本編映像が解禁された。本作は、気候問題に関する専門的知識と揺るぎない覚悟を持ち、国連総長アントニオ・グテーレスやフランスのマクロン大統領、ローマ教皇など世界のリーダーらと議論を重ねるグレタさんの姿を捉える。と同時に、世界から注目を集める1年以上前の彼女が、犬や馬と戯れる日常の姿や、アスペルガーの症状について冷静に自身で分析する姿、重圧と向き合い葛藤する姿などに加え、彼女の様々な行動を支える家族の姿も映し出している。この度解禁となった本編映像は、「アスペルガーの人は1つのことに固執しがち」、「ママの書いた原稿と泣き落としで訴えてもグレタの茶番なんて誰も気にしない」などSNS上で向けられた誹謗中傷をグレタさん自身が読み上げる場面から始まる。世界中で広がった学校ストライキの火付け役として注目を浴び、環境活動家の象徴になった彼女は、反感をもたれることも少なくない。当の本人は取り乱すこともなく冷静だが、彼女の意思を尊重し活動を支えている家族は心中穏やかではない。時には殺害予告の手紙まで届くようになり、応急手当講習を受けるほど危機を感じている。しかしグレタさんは、両親が活動の継続を心配していることを理解した上で、批判の声に対して「私は気にしません。活動をやめて生じる結果の方が怖いからです」と語っている。映像はニュースで取り上げられる強気な姿の裏にある、彼女の葛藤と覚悟を浮かび上がらせ、胸が締め付けられるものになっている。彼女が活動を始めるに至った経緯や素顔、周囲の反応や広がりなどを捉えた本映像。彼女が伝えたいことは何なのか。彼女は世界から注目される状況をどう感じたのか。私たちはこれからその思いにどのように向き合い、生きるべきか。SDGsへの関心が高まるいまだからこそ、観ておきたい1本だ。『グレタひとりぼっちの挑戦』は10月22日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:グレタひとりぼっちの挑戦 2021年10月22日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2020 B-Reel Films AB, All rights reserved.
2021年09月17日恋人に会うため、自分自身がアート作品となった男の数奇な運命を描く映画『皮膚を売った男』より、アートな世界を切り取った煌びやかな場面写真が公開された。本作の主人公サムは、“悪魔”と契約を結び、自身の背中一面にタトゥーを入れ、念願の“自由”を手に入れる。到着した場面写真では、不幸に転落する前、幸せそうな表情の主人公サムと恋人アビールの姿が切り取られているほか、契約してアート作品となったサムの撮影シーンでは、エージェント・ソラヤ(モニカ・ベルッチ)やジェフリー(ケーン・デ・ボーウ)と写る姿も。そして、美術館に展示されることとなったサムが、豪華絢爛な美術品に囲まれ、嗜む様子。予告編でも話題となった、生きている人がオークションにかけられる様子を、傍観者側から見たビジュアルも公開された。『皮膚を売った男』は11月12日(金)よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:皮膚を売った男 2021年11月12日よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2020 – TANIT FILMS – CINETELEFILMS – TWENTY TWENTY VISION – KWASSA FILMS – LAIKA FILM & TELEVISION – METAFORA PRODUCTIONS - FILM I VAST - ISTIQLAL FILMS - A.R.T - VOO & BE TV
2021年09月17日2つの世界的ファンタジー映画シリーズ『ハリー・ポッター』と『ロード・オブ・ザ・リング』が、本年製作20周年を迎えたことを記念して、それぞれに超豪華プレミア満載のメモリアルコレクターズBOXをリリースすることが決定した。12月1日(水)にリリースされるのは、ホグワーツ・エクスプレス仕様のBOXに、初収録となる“マジカル・ムービー・モード”はじめプレミアムアイテムが詰まった、の『ハリー・ポッター 8-Film ホグワーツ・エクスプレス コレクターズ BOX <4K ULTRA HD&ブルーレイセット>』。本編ディスク19枚、映像特典ディスク14枚がセットとなった本商品には、『賢者の石』をはじめ、『秘密の部屋』、『アズカバンの囚人』、『炎のゴブレット』、『不死鳥の騎士団』、『謎のプリンス』、『死の秘宝 PART1/2』を収録。全作4KUHD&初収録ブルーレイ&映像特典が全て詰まった超豪華BOXとなっている。そして12月8日(水)には、『ロード・オブ・ザ・リング』と、これより60年前を舞台に描く『ホビット』シリーズ、それぞれ3部作にわたり製作された全6作品がセットになった『中つ国 [ロード・オブ・ザ・リング/ホビット]アルティメット・コレクターズ・エディション<4K ULTRA HD&HD デジタル・リマスター ブルーレイセット>』がリリース。初リリースとなる4K ULTRA HD本編に加え、HDデジタル・リマスターされたブルーレイ本編、新たな映像特典を収録したブルーレイ ボーナス・ディスクを含む31枚組の豪華版。こちらも1000セット限定生産で発売され、特典としてパズルBOX収納のほか、ブックレット、ブルーレイ ボーナス・ディスク(デジパック仕様)などの特典もついてくる。(cinemacafe.net)■関連作品:ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 2007年7月20日よりサロンパス ルーブル丸の内ほか全国にて公開TM and ©2007 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.HARRY POTTER and all related characters and elements are trademarks of and ©Warner Bros. Entertainment Inc.Harry Potter Publishing Rights ©J.K.R.ハリー・ポッターと謎のプリンス 2009年7月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 Warner Bros. Ent. Harry Potter Publishing Rights © J.K.R. Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and © Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 2010年11月19日より丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開© 2010 Warner Bros. Ent. Harry Potter Publishing Rights © J.K.R. Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and © Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 2011年7月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 Warner Bros. Ent.Harry Potter Publishing Rights © J.K.R.Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and © Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.ホビット 思いがけない冒険 2012年12月14日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURESホビット 決戦のゆくえ 2014年12月13日より全国にて公開© 2014 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.ホビット 竜に奪われた王国 2014年2月28日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2013 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND METRO-GOLDWYN-MAYERPICTURES INC.ロード・オブ・ザ・リング 2002年3月2日より公開ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔 2003年2月22日より公開ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 2004年2月14日より公開©MMIII New Line Productions, Inc. "The Lord of the Rings", and the names of the characters, events, items, and places therein. are trademarks of The Saul Zaentz Company v d/b/a Tolkien Enterprises under license to New Line Productions, Inc. All Right
2021年09月17日レデリック・ワイズマン監督が“市民のために働く市役所”を映し出すドキュメンタリー『ボストン市庁舎』より、日本版ポスタービジュアルと場面写真が解禁された。この度解禁されたのは、ボストン市庁舎が中央に大きく写し出された日本版ポスタービジュアル。竣工された1960年代当時のモダニズムの代表建築として知られるボストン市庁舎は、カルマン・マキンネル&ノウルズ設計により“市民がアクセスしやすいオープンな場所になるように”と広場を中心にデザインされた。それを象徴するように、ポスター下部には、映画の最も象徴的な人物であるウォルシュ市長と職員らが、市民と向き合うように配されている。併せて、様々な人種がひしめき合う現代アメリカの政治・行政の在り方が垣間見える場面写真も公開。市民の生活を向上させるためあらゆるサービスを提供し、多種多様な声をまとめ上げて困難を克服しようとする市長らの姿が切り取られている。『ボストン市庁舎』は11月12日(金)よりBunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ボストン市庁舎 2021年11月12日よりBunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国にて公開© 2020 Puritan Films, LLC – All Rights Reserved
2021年09月17日全世界待望の「007」シリーズ25作目、シリーズ最新作となる『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』がいよいよ公開となる。それに併せて、過去作をふり返る特別映像が解禁となった。ダニエル・クレイグが最後のジェームズ・ボンドを演じることでも話題となっている本作。今回解禁された特別映像は、ダニエルがジェームズ・ボンドとして『007/カジノ・ロワイヤル』(06)から辿った軌跡をふり返るとともに、孤独とともに生きてきたボンドが愛した女性ヴェスパーの死、ヴェスパーの死の背後にいた男ミスター・ホワイト、ミスター・ホワイトが所属する国際的犯罪組織「スペクター」、ボンドファンお馴染みのボンドに秘密兵器を授けてくれるQ、旧敵の娘マドレーヌ・スワンとの関係などなど見逃せないポイントが沢山詰まった、最新作の予習にもぴったりの映像となっている。最愛の女性の死――。ダニエルのボンド物語はここから始まる!:『007/カジノ・ロワイヤル』『007』シリーズ通算21作目であり、ダニエルボンドの初登場作品。英国諜報部MI6のスパイとして“殺しのライセンス”を持つ「00(ダブルオー)エージェント」の一員になる前のストーリーから始まる。本作ではジェームズ・ボンドが、国際テロ組織のネットワークを断つ任務を課され、資金運用をするル・シッフル(マッツ・ミケルセン)に接触し、モンテネグロのカジノで高額の掛け金のポーカーに挑む。資金源となる財務省からの監査役としてヴェスパー(エヴァ・グリーン)がボンドと共に行動し、次第に惹かれあっていくが悲劇的な結末を迎える。孤独とともに生きてきたボンドがひとりの女性を愛し、MI6を辞めようと決意した矢先に起きた悲劇で再び心を閉ざしてしまうが…。最新作でも登場する恋人マドレーヌ(レア・セドゥ/『007 スペクター』から登場)とボンドとの関係もヴェスパーのことを知っていればより一層ストーリーに深みを感じることができるはず。ボンドに立ちはだかる悪の組織が明らかに!:『007/慰めの報酬』愛するヴェスパーを失ったボンドは彼女の死の真相を探るためにハイチに。奇しくも知り合った美女カミーユ(オルガ・キュリレンコ)を通じて、ヴェスパーを死に追いやった謎の組織と繋がるドミニク・グリーン(マチュー・アマルリック)に接近する。「我々の仲間はあらゆる場所にいる」と語るグリーンの巨大な陰謀を知ったMI6はボンドに任務を課すが、復讐心と任務の狭間でボンドが苦悩する姿が描かれる。ヴェスパーの背後にいた男ミスター・ホワイトを追うボンドの姿が描かれているが、国際的犯罪組織「スペクター」の幹部であることが明かされる。映像内でM(ジュディ・デンチ)が「どんな組織なの?」と問う「スペクター」はこの後もボンドに大きく立ちはだかるのだった…。『007』シリーズお馴染みのQも復活!:『007 スカイフォール』ある任務を最後に、姿を消していたボンドはMI6を狙った陰惨なテロ事件をきっかけに再び前線への復帰を試みる。心身ともに万全な状態でない中、ボンドが追いつめた首謀者は元MI6エージェントのラウル・シルヴァ(ハビエル・バルデム)だった。その頃、MI6のボスであるMはテロの責任を問われ、ボンドはMへの信頼を揺らがせていたが、ほかならぬシルヴァもまたMとの間に深い因縁を持ち、Mの命を狙う。同作ではボンドの生い立ちや知られざる過去と宿敵の関係、Mの死などボンドの身近で衝撃的な悲劇、さらに事実が明らかになる。本映像にも収められているボンドに秘密兵器を授けてくれる『007』シリーズお馴染みのQ(ベン・ウィショー)も同作から“ダニエルボンド”シリーズに登場。シリーズファンをワクワクさせてやまない秘密兵器の数々と、劇中で描かれるボンドとQとの息の合ったやり取りにも注目。ボンドの過去、旧敵ミスター・ホワイトの娘マドレーヌ・スワンとボンドに注目!:『007 スペクター』ボンドの生家スカイフォールで焼け残った写真を受け取ったボンドは、そこに隠された謎を追って単身メキシコ、ローマへと渡る。その過程で悪名高い犯罪者の美しい未亡人ルキア・スキアラ(モニカ・ベルッチ)と出会ったボンドは、悪の組織スペクターの存在を突き止める!同作では、旧敵ミスター・ホワイトの娘であるマドレーヌ・スワン(レア・セドゥ)が登場し、最愛の人を奪った憎い人物の娘であると知りつつも次第に惹かれあっていく。ダニエルのボンドシリーズ1作目で登場の愛するヴェスパーの死でボンドは心を閉ざしてしまったが、マドレーヌとの出会いで再び心を開く。ボンドは同作で00エージェントを引退。しかし、最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』では引退したボンドが再び任務に復帰することになるが――。旧敵ミスター・ホワイトの娘、恋人マドレーヌとの関係は今作ではどうなっていくのか?そしてダニエルボンドシリーズを通して描かれる宿敵、悪の組織「スペクター」はボンドにどのように関わっていくのか?ブロフェルドがボンドに「共通の敵だ」と語る最凶の敵サフィン(ラミ・マレック)の目的とは?ダニエル・クレイグの演じる最後のボンドの結末は?シリーズ最新作への期待が高まる特別映像となっている。『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は10月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:007/慰めの報酬 2009年1月17日、18日先行公開、1月24日より丸の内ルーブルほか全国にて公開Quantum of Solace © 2008 Danjaq, LLC, United Artists Corporation, Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.007/カジノ・ロワイヤル (2006) 2006年12月1日より全国にて公開007 スカイフォール 2012年12月1日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 Danjaq, LLC, United Artists Corporation,Columbia Pictures Industries, Inc. All rights reserved.007 スペクター 2015年12月4日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2015 Danjaq, MGM, CPII. SPECTRE, 007 Gun Logo and related James Bond Trademarks, TM Danjaq. All Rights Reserved.Bond 25(仮題) 2020年2月14日世界公開007/ノー・タイム・トゥ・ダイ 2021年10年1月より全国にて公開© Danjaq, LLC and Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc.All Rights Reserved.
2021年09月17日園子温×ニコラス・ケイジの痛快エンターテインメント『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』より、本予告が解禁された。この度解禁された予告編では、ニコラス・ケイジ演じるヒーローと、ソフィア・ブテラ演じるバーニスが「ここはゴーストランド。逃げ出すことはできない」と何者かに宣告されるシーンから始まる。狐や般若の面を被った人が立ち並ぶサムライタウンが映ると、銀行強盗で罪人として投獄されていたヒーローが、強制的に牢獄から連れ出される場面に。悪徳支配者ガバナー(ビル・モーズリー)から、「凶悪犯の君にしかできない仕事だ」と保釈と引き換えに、ガバナーの孫娘バーニスを連れ戻す仕事を引き受けるヒーローだったが…。不気味に立ち上がるきのこ雲や「助けて!」と泣き叫ぶバーニスの姿が映し出される。そんな混沌とした状況のなか、悪こそ正義、ヒーローが時間の止まったゴーストランドの時計台の上で、「不可能だと!? 必ずお前たちを自由にする!」と囚われた住民たちに向けて吠える。果たしてヒーローはゴーストランドの住民を自由にすることができるのか?そして時間内にバーニスを連れ戻すことができるのか?ニコラスやソフィア、TAK∴らの見事な殺陣アクションも確認でき、ニコラスがフンドシ1枚で連れ出されるシーンも。映像の最後はヒーローの「サイコー!」というセリフで締めくくられ、本編の見どころが詰まった、期待が高まる予告編となっている。『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』は10月8日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:プリズナーズ・オブ・ゴーストランド 2021年10月8日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2021 POGL SALES AND COLLECTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2021年09月17日スティーブン・スピルバーグ監督自身キャリア初のミュージカル作品『ウエスト・サイド・ストーリー』より、名曲「Tonight」(トゥナイト)から幕を開ける本予告映像が公開された。今回の映像は、マリアが名曲「Tonight」を歌唱するシーンからスタート。楽曲は、“異なる立場を超えて、私たちは手を取り合うことができるのか?”というメッセージが込められており、禁断のラブストーリーの始まりを予感させる。一方で映像は、トニーとマリアがダンスホールで運命的な出会いを果たす。しかし、対立グループ同士の恋は許されず、マリアは兄から「奴には会うな」と釘をさされ、トニーは仲間からシャークスとの戦争への協力を頼まれてしまう。恋に落ちる2人を引き裂くように、激しく対立する様子や決闘シーンが映し出されると共に、華やかでエネルギッシュなダンスシーンも確認することができる。『ウエスト・サイド・ストーリー』予告映像また映像と併せて、トニーとマリアが手を取り合う影が印象的なUS版ポスタービジュアルも到着した。『ウエスト・サイド・ストーリー』は12月10日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ウエスト・サイド・ストーリー 2021年12月10日より全国にて公開© 2021 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2021年09月17日過去8作製作されたスリラー映画『ソウ』シリーズをアップデート&リセットした完全なる新章『スパイラル:ソウ オールリセット』が現在公開中。この度、本作の重要人物が集結したインタビュー映像が公開された。およそ1年の公開延期を経て、5月に公開された全米では、初登場2週連続No.1を獲得、全米映画興行復活を象徴する1作となった。今回到着した映像では、まず、『ソウ』シリーズ“育ての親”ダーレン・リン・バウズマン監督が、本作の醍醐味であるトラップシーンを紐解いていく。撮影する場所を探すことをまず最初にしたというバウズマン監督は、「候補地を検討しながら“この場所は猟奇犯が手を加える余白があるか”という事を中心に考えた。ジグソウとは違って、今回の犯人はゼロから始めるわけではない。あらゆるものを改造してトラップを作るんだ。そこで、ぼくたちは使えそうな機械をいくつか見つけてきて、それに手を加えていった」と明かす。本編シーンでは、瓶を使った仕掛けや水攻めのトラップが映し出され、オマージュ的トラップが散りばめられていることが判明した。続いて『ジグソウ:ソウ・レガシー』『ピラニア 3D』でも脚本を担当したジョシュ・ストールバーグは、制作者として必要な技術を明かし、主演&製作総指揮を務めるクリス・ロックは「絶対にトラップの制作には関わらないようにしていた。少しでも情報が入りそうになったら徹底的に拒否していたよ。視界にも入れないようにしていた。自分の撮影のときになって初めてトラップと対峙したかったんだ」と語っており、クリスが本当に驚く表情も、注目ポイントだ。『スパイラル:ソウ オールリセット』インタビュー映像『スパイラル:ソウ オールリセット』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:スパイラル:ソウ オールリセット 2021年9月10日より全国にて公開©2020 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved.
2021年09月16日ヴィクトル・コサコフスキー監督最新作『GUNDA』(原題)が、『GUNDA/グンダ』の邦題で12月10日(金)より全国公開することが決定した。ある農場で暮らす母豚GUNDA。生まれたばかりの子豚たちが、必死に立ち上がり乳を求める。一本脚で力強く地面を踏み締める鶏。大地を駆け抜ける牛の群れ――。本作は驚異的なカメラワークで躍動感あふれる生命の鼓動を捉え、研ぎ澄まされたモノクロームの映像は本質に宿る美に迫っていく。ナレーションや人工の音楽は一切なく、母豚“GUNDA”と農場に暮らす動物たちの深遠なる世界を映し出し、観る者のイマジネーションを刺激する新たなるドキュメンタリー。ホアキン・フェニックス監督は、“最も革新的なドキュメンタリー作家”と称されたヴィクトル・コサコフスキー。また『ジョーカー』で第92回アカデミー賞主演男優賞に輝いたホアキン・フェニックスが、この斬新な手法と叙情豊かな語り口で描かれる全く新しいネイチャー・ドキュメンタリーに惚れこみ、エグゼクティブ・プロデューサーに名乗りをあげた。海外メディアからも大絶賛された本作は、第93回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞ショートリスト選出、第70回ベルリン国際映画祭エンカウンターズ部門正式出品など、世界中の映画祭を席捲。誰も見たことのない新たなる傑作がついに日本に上陸する。『GUNDA/グンダ』は12月10日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:GUNDA/グンダ 2021年12月10日よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほか全国にて公開© 2020 Sant & Usant Productions. All rights reserved.
2021年09月16日19世紀を代表する哲学者、経済学者カール・マルクスの“伝説の娘”として知られるエリノア・マルクスの激動の半生を描いた『ミス・マルクス』。この度、アメリカ旅行へと向かうエリノアと恋人エイヴリングの本編映像が解禁となった。コロナ禍をきっかけに、社会の仕組みを見直す必要があるのではないかと考える人たちが増えたのか、白井聡氏の「武器としての「資本論」」(東洋経済新報社)、斎藤幸平氏の「人新世の「資本論」」(集英社)が相次いでベストセラーになるなど、カール・マルクスの「資本論」に注目が集まっている。斎藤氏は本作に「女性の権利改善のために闘い続けながらも、失望のなかで生涯を閉じたカール・マルクスの娘。社会運動の大義のもとで生まれる搾取や抑圧は今も繰り返されている。21世紀のエリノアを生まないために、私たちは歴史から学ばなければならない」とコメントを寄稿している。カール・マルクスは有名だが、その業績を支え、後世に伝えるべく尽力したマルクス家伝説の三姉妹の末娘エリノア・マルクスの名を知る人は少ない。彼女は、社会主義とフェミニズムを結びつけた草分けのひとりであり、時代を先駆けた女性活動家であった。エリノア・マルクス6人兄弟の末っ子として生まれたエリノアは、勝ち気で聡明、早くから政治と文学に関心を示した。父親譲りの政治活動家で、16歳で父の秘書となってからは、カールとともに社会主義者の会合に参加するようになり、劣悪な条件のもとで働く労働者たちの環境改善に励むとともに、男女平等を唱え、「女性はもはや男性の奴隷ではない」と訴えたが、彼女の功績はつねに父親の偉業の陰に隠れがちだった。また、父カールの遺作、そして「資本論」の英語版の刊行を手掛け、幼い頃からシェイクスピアを始めとする文学や演劇への関心が深く、フローベールの「ボヴァリー夫人」やイプセンの戯曲「海の夫人」や「民衆の敵」などを最初に英訳し、「人形の家」のノラ役を始め、その戯曲を俳優として演じるなど、多才な才能の持ち主であった。そんな彼女が、社会主義者で戯曲家としても知られたエドワード・エイヴリングに出会ったことで、運命は大きく変わる。知的で社交に長けたエイヴリングに魅せられたエリノアは、彼が既婚者と知った上で、「結婚は時代遅れの制度」と公言し、結婚をしないままエイヴリングとの同棲生活を始める。だが、エイヴリングは大の浪費家で、名うてのプレイボーイでもあった。エリノアの財産を使い尽くし、マルクス家の親族や友人を頼って借金をする一方、女遊びが絶えず、晩年までエリノアを深く苦しめることになる。今回解禁された本編映像は、エリノアがドイツ社会主義労働党に任命された党を代表するアメリカ旅行へ、恋人のエイヴリングを誘うと、エイヴリングが熱いキスで応えるシーンから始まる。場面は変わり、アメリカのパンクロックバンド「ダウンタウン・ボーイズ」の楽曲とともにエリノアたちのアメリカ旅行の様子が映し出され、当時の労働者たちの劣悪な労働環境の様子を伝えるアーカイブ写真や映像が随所に挟み込まれる。エリノアは「労働者の疑問はアメリカでも同じでした。その本質は変わりません。なぜ実際の生産者が得られる富が最も少なく、生産者ではない者が最も富を得るのか」と市民に演説をするが、その一方で、エイヴリングは豪勢なレストランにエリノアを誘い、ホテルの部屋を花をいっぱいにして彼女を驚かせるシーンとなっている。『ミス・マルクス』はシアター・イメージフォーラム、新宿シネマカリテほか全国にて順次公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミス・マルクス 2021年9月4日よりシアター・イメージフォーラム、新宿シネマカリテほか全国にて公開©2020 Vivo film/Tarantula
2021年09月16日ヴェネチア国際映画祭、トロント国際映画祭でお披露目され、絶賛の声が贈られている『DUNE/デューン 砂の惑星』。本作に出演を懇願したというティモシー・シャラメや、ゼンデイヤ、ジェイソン・モモア、オスカー・アイザック、ジョシュ・ブローリンらが余すところなく語る、初公開となる本編映像やメイキング映像も満載の特別映像が解禁となった。世界中での公開を前にひと足先に上映されたヴェネチア国際映画祭、トロント国際映画祭では、「映画館でしか味わうことの出来ない“映画の力“を再提示した作品だ」など大絶賛の声があがり、海外の権威あるメディアも「大迫力のスペクタクルーー息をのむほど美しく鮮やかで、恐ろしいほど緻密な未来を目の当たりにした」(Los Angeles Times)、「ドゥニ・ヴィルヌーヴのDUNEは体験そのものも、映像も、音も、プロダクトデザインもすべてが最高だった」(USA Today)、「想像しうる最大限のスケールで贈るスペクタクル・アドベンチャー」「映画館に戻る理由があるとしたらこの映画だ」(Vogue)と好評、その興奮は観客、メディアともに高く、新たなる映画体験が衝撃を与えている。そんな中、初公開となる本編映像、メイキング映像、監督・キャストのインタビューを交えた特別映像が解禁。インタビュー映像では主人公ポール・アトレイデスを演じたティモシーを筆頭に、ゼンデイヤ、ジェイソン、オスカー、レベッカ・ファーガソン、ジョシュ・ブローリン、ハビエル・バルデム、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督といったハリウッドを代表する面々が、出演の経緯、ストーリーや設定、自身が演じたキャラクターやその背景について余すところなく語っている。中でもティモシーは出演の経緯について「どうしても出演させて欲しいと懇願した」と、並々ならぬ決意でこの作品に挑んだことを告白。初公開された数々のシーンの本編映像、メイキング映像からも、本作の壮大なスケール感、リアルにこだわるヴィルヌーヴ監督の砂漠での環境での撮影の様子などが伺える内容となっている。『DUNE/デューン 砂の惑星』は10月15日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:DUNE/デューン 砂の惑星 2021年10月15日より全国にて公開©2020 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
2021年09月16日「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2021」にて公開されるホラーコメディ『キラー・ジーンズ』より、予告編と場面写真が解禁となった。シッチェス映画祭で上映された作品の中から厳選した作品を日本で上映する「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション」。日本のホラーファンからの熱狂的な支持を集めてきたシッチェス映画祭公認の映画祭で、今年で8回目を迎える。『キラー・ジーンズ』のほか、少女とネオナチの攻防を描く『BECKY ベッキー』、眠ってはいけない実験に強制参加させられる女性の恐怖『スリープレス・ビューティー 戦慄の美女監禁実験』、『屋敷女』監督コンビによる『呪術召喚/カンディシャ』などが上映される。このたび予告編が解禁された『キラー・ジーンズ』は、文明崩壊後の世界を、BMXにまたがり生きのびる青年の活躍を血みどろゴア描写満載に描いた『ターボ キッド』の製作陣が手掛けた、モノによる人間襲撃系ホラー最新作。これまで、トマトや、タイヤ、ソファなど思いもよらぬモノが人間に襲いかかってきたファンタ系ホラー映画の系譜を継いでおり、タイトルの通り、「ジーンズが人間に襲いかかる!」というワンアイディアで押し切ってしまう作品だ。とあるアパレルメーカーが開発した誰にでもフィットする魔法のようなジーンズ「スーパーシェイパーズ」。新アイテムの発売に向けて、店舗で従業員たちが忙しなく準備をしている中、ジーンズはひとりでに動き出し、次から次へと人々を血祭りにあげていく…。予告編では、履いた人間の足をあらぬ方向にバキッと曲げてしまったかと思えば、首に巻きついてそのまま締め殺したり、ファスナーを巧みに使って指を切断したりと、ジーンズの特徴を存分に活かした豊富な殺戮パターンを見せつけてくれる。また、なぜかボリウッドの音楽に合わせて踊ったり、血を美味しそう(?)にすすったりと生き生きとした姿も披露。人間のありとあらゆるパーツを木っ端微塵にしていく人喰いジーンズは、果たしてどれだけの犠牲者を出してしまうのか!?ファストファッションや消費文化の弊害をテーマに据えるなど、思いの外社会派な怪作。ホラーファンならずとも必見だ。『キラー・ジーンズ』は10月29日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル梅田ほかにて開催の「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2021」にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:キラー・ジーンズ 2021年10月29日よりヒューマントラストシネマ渋谷「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2021」ほか全国にて公開© 10619248 CANADA INC. / EMAFILMS 2019
2021年09月15日ティモシー・シャラメを主演に迎え、先日開催されたヴェネチア国際映画祭では上映後に7分間にも及ぶスタンディングオベーションで観客より称賛された『DUNE/デューン 砂の惑星』。本作のティモシーは、宿敵により父親を殺され、葛藤の中で“選ばれし子”として宇宙の未来を救う決断をするポールは「彼しかいない」と大抜擢された。大きな宿命を持つポールだが、同時にひとりの青年として、自分のアイデンティティーについて考えを巡らせる等身大な姿も見せる。本作ではそんなポールを導き支える、『スターウォーズ』『アクアマン』『アベンジャーズ』でお馴染みのキャストが演じる“3人”との熱い“絆”も1つの見どころとなっていく。【アトレイデス家のリーダーであり、父親】レト・アトレイデス公爵(オスカー・アイザック)勇ましく、威厳のある姿で一族を牽引するアトレイデス家の当主であり、ポールにとっても尊敬すべき父親であるレト・アトレイデス公爵を演じるのは『スター・ウォーズ』続三部作ポー・ダメロン役でもお馴染みのオスカー・アイザック。多くの公家が敵対し合う過酷な時代の中で、善良な心と道徳心を持ち、信頼を集めるレトについて、オスカー・アイザックは「彼は良くも悪くも『人間』で、直にこの世を去る可能性も意識している。だから暗黒時代に生きながらも、自身を向上させる大切さや、繊細さと思いやり、そして愛情と規則を、息子のポールに教えようとするんです」と語っている。いずれ自分の後を継ぐことになるポールに、リーダーとして身につけるべき素養を自らの振る舞いで示しつつ、「本当に自分は一族の希望になれるのか?」という息子の苦悩には同じ目線で向き合い、励ます父親像に注目。レトの高い意識や道徳心、善良な心は間違いなくポールに刻まれ、彼がいなくなってもなお、ポールの進むべき道を照らしている。【自由な精神を持つ、ポールが兄のように尊敬する武術指南役】ダンカン・アイダホ(演:ジェイソン・モモア)アトレイデス家に忠誠を誓い、貫禄ある武力でレトやポールのサポートを行うダンカン・アイダホを演じるのは、『アクアマン』でもお馴染みのジェイソン・モモア。剣の名手で、その腕前はジェイソン・モモアが「宇宙一の戦士だ」と誇らしげに語るほど。ポールの武術指南役も務めており、予告編ではポールが久しぶりの再会を喜びダンカンに無邪気に飛びつく様子や、軽口をたたく姿も見られ、まるで兄のようにダンカンのことを慕っている様子がうかがえる。外交官としての役割も持つダンカンは、砂の惑星“デューン”へ移住する際には先んじて潜入し、フレメンの族長であるスティルガーと接触するという重要な任務についている。豪胆でありながらカリスマ性を持ち、自由で柔軟な精神を持つダンカンは、ポールにとって父親同様、その生き様に称賛と尊敬の眼差しを向けていた人物。父を殺され、全宇宙から命を狙われる身となったポールを守り、共に生き延びることができるのか?この関係性にもぜひ注目してほしい。【厳しさと優しさを兼ね備えるポールのもう一人の父】ガーニイ・ハレック(ジョシュ・ブローリン)ダンカンと同じくアトレイデス家の腹心として、忠誠を誓う勇敢な戦士ガーニイ・ハレックを演じるのは、『アベンジャーズ』シリーズで宿敵サノスを演じたジョシュ・ブローリン。ダンカンのいない間にポールの武術指南役を務める彼は、厳しく指導するだけではなく、宿敵ハルコンネン家の残虐さも同時に叩き込む。その厳しさは、避けては通れないハルコンネン家との戦いはすぐそこまで来ていると感じていること、そして来たる宇宙戦争に立ち向かう強さをポールにも持ってほしい、必ず生きて欲しいと願っているガーニイの優しさの裏返しでもある。撮影の数か月前から準備していたというポールとガーニイの激しい戦闘訓練のシーンは見応え抜群。ポールが砂の惑星“デューン”で身を守れるよう、限界まで追い詰めるギリギリの戦いに目が離せない。いずれも、厳しい宿命を持つキャラクターでありながら、ひとりの青年として苦悩し、覚醒していくポールを支える重要人物。この“家族”との絆が物語をさらに熱くすることになるだろう。『DUNE/デューン 砂の惑星』は10月15日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:DUNE/デューン 砂の惑星 2021年10月15日より全国にて公開©2020 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
2021年09月15日シリーズ25作目、前作から実に6年の時を経ての最新作となり、またダニエル・クレイグが最後のジェームズ・ボンドを演じることも話題となっている『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』。この度、ボンドとしてダニエルが『カジノ・ロワイヤル』(’06)から辿った軌跡をふり返りつつ、ボンドと彼を取り巻くキャラクターの魅力も詰まった特別映像が公開された。ダニエルが演じたジェームズ・ボンドシリーズは、2006年公開の『カジノ・ロワイヤル』をはじめ、『慰めの報酬』(’09)、『スカイフォール』(’12)、『スペクター』(’15)、そして最新作『ノー・タイム・トゥ・ダイ』の5作品。映像では、『スカイフォール』で見事な銃撃戦を披露したボンドに対して、眉をひそめる同僚マネーペニー(ナオミ・ハリス)が登場し、信頼に溢れた2人の関係性が見て取れる。また、悲劇の死を遂げたかつての上司M(ジュディ・デンチ)、秘密兵器開発の天才Q(ベン・ウィショー)など、ボンドを取り巻くキャラクターの紹介が続く。さらには重要アイテム、ボンドの愛車のアストンマーティンも登場し、追跡を逃れるために派手に火を吹き追撃するド派手なシーンも。また、『カジノ・ロワイヤル』のル・シッフル(マッツ・ミケルセン)、『慰めの報酬』のグリーン(マチュー・アマルリック)、『スカイフォール』のシルヴァ(ハビエル・バルデム)と、ボンドとかつて死闘を繰り広げた宿敵スペクターの面々も姿を現す。そしていよいよシリーズ最新作へ。牢獄から不敵な笑みを浮かべ語りかけるブロフェルドや、仮面の男サフィン(ラミ・マレック)。ボンドを乗せてグライダーを操縦するノーミ(ラシャーナ・リンチ)。サフィンを見つめるマドレーヌ(レア・セドゥ)はなぜか涙する…。過去の名カットと共に彼が辿った奇跡をふり返る本映像。より最新作が楽しみになる映像となっている。『007』特別映像『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は10月1日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:Bond 25(仮題) 2020年2月14日世界公開007/ノー・タイム・トゥ・ダイ 2021年10年1月より全国にて公開© Danjaq, LLC and Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc.All Rights Reserved.
2021年09月15日時間を可視化し、社会現象を巻き起こした『TENET テネット』のクリストファー・ノーランの弟ジョナサン・ノーランが製作、海外ドラマ「ウエストワールド」のリサ・ジョイ監督によるSFサスペンス超大作『レミニセンス』から、壮大なスケールで描かれた世界の舞台裏を収めたメイキング映像が解禁された。先に作品を鑑賞した映画監督、映画評論家など多くの有識者たちから、「劇中世界に誘われる圧巻のファーストカット」「水没都市に『入って』いく鳥肌もののOPで、完全に世界に『入った』」と、本作の“水没した近未来の都市”というSF的な世界観に絶賛の声が集まっている本作。今回解禁となったメイキング映像には、ニューオリンズの廃業した遊園地“ジャズランド”跡にマイアミを模したセットを建設、実際に水没させた上で撮影に臨んでいるキャスト、スタッフ陣が映し出されている。リサ監督は作品の世界を映像と音楽で伝えるために、信頼のおける「ウエストワールド」のスタッフに声をかけ、撮影のポール・キャメロン、美術のハワード・カミングス、編集のマーク・ヨシカワ、音楽のラミン・ジャヴァディを本作でも招集したという。「美術のハワードは無理な注文に慣れていますし、いつも不可能を可能にしてくれる。まさに超人力の持ち主なんです。今回は『マイアミ一帯を冠水させてほしい。それもニューオリンズで』とお願いしたんですが、ハワードは笑いながら『了解。マイアミを水浸しにしてみせましょう』と約束してくれました」と旧知の仲であるからこそのやり取りを明かした。映像では、ボートを漕いでいるヒューを水に浸かりながら撮影するカメラマンや、笑顔でセット内を歩くリサ監督の姿が印象的。水没したマイアミを作りあげることが叶ったリサ監督は「全員が長靴と防水ズボン姿でボートを追いかけるはめになりました。でも、楽しい現場になったし、イメージ通りの画を撮ることができたんです。キャストをはじめ、セットを用意してくれ、水中撮影を敢行したスタッフに心から感謝しています。実写にはCGでは出せない良さがあります。実物のセットの中で撮影した映像は迫力が違います」とこだわり抜いた撮影現場に自信を覗かせた。また、別のシーンの撮影時には、ヒュー演じる主人公のニックが働く“バニスター&アソシエイツ”の事務所をつくるために、製作チームはニューオリンズのフレンチクオーターの1区画を、撮影のために1フィート(約30センチ)の高さまで実際に浸水させて撮影に臨んでいたものの、市の条例に従い、撮影期間中ずっと2時間おきに排水しなくてはならなかったというエピソードも。製作チームが、“実際に水の中で撮影する”、ということに徹底的にこだわっていたことが伺える。主演ヒュー・ジャックマンもリサ・ジョイ監督の熱意と作品の完成度を絶賛リサ監督の熱意には主演を務めたヒューも「リサは監督として伝えたいことが山ほどあると思います。私が芝居を学んでいた時は『映画には何か伝えたいことがなければいけない』と教えられたが、リサは間違いなくそれをやっています。この映画は意図的にそう遠くはない未来を想定している。マイアミに影響を与えている気候変動に、所得格差を取り巻くあらゆる問題等、起きている多くのことは今まさに表面化してきていること。私はそんな映画が好きです。一方ではエンターテイメント性と素晴らしいストーリーで魅了します」と称賛。「もう一方で、観る者の記憶に残り、映画館を出たときに外の世界を違った視点で見るようにさせてくれる。そんな映画です。そしてリサはその能力をしっかり持っています」とリサ監督を中心に作り上げた、圧倒的なSFの世界のスケール感とその世界を舞台に描かれるストーリーによる本作の完成度に太鼓判を押している。『レミニセンス』は9月17日(金)より全国にて公開、IMAX(R)同時公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:レミニセンス© 2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
2021年09月15日